JP2022025507A - 車載用アンテナ装置 - Google Patents

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Takeshi Komori
勇介 横田
Yusuke Yokota
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Shota KONDO
俊彦 藤井
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Abstract

【課題】モジュール部とともに搭載されたアンテナの利得を向上させる。【解決手段】車載用アンテナ装置10は、金属部を含むアンテナベース100と、アンテナベース100を上方から覆い、収容空間を形成するアウターケース600と、収容空間内に収容される第1アンテナ200及び撮像部50(モジュール部)と、を備えている。撮像部50は、カメラ500と、カメラ500に接続されるカメラケーブル510と、を有している。収容空間において、カメラケーブル510の少なくとも一部がアンテナベース100に接地されている。【選択図】図2

Description

本発明は、車載用アンテナ装置に関する。
近年、様々な車載用アンテナ装置が開発されている。例えば特許文献1~3に記載されているように、車載用アンテナ装置は、アンテナとともに設けられたカメラモジュールを備えていることがある。カメラモジュールは、カメラ本体部と、カメラ本体部に接続されるケーブルと、を有している。
特開2018-74371号公報 特開2004-299511号公報 米国特許出願公開第2017/0033449号明細書
カメラモジュール等のモジュール部がアンテナとともに設けられている場合、モジュール本体部に接続されるケーブルに流れる漏洩電流によってアンテナの利得が低下するおそれがある。モジュール部は、例えば、カメラ等の撮像部、難防止用の人感センサ、LED、スピーカー、赤外線センサやチューナーユニットなどがある。
本発明の目的の一例は、モジュール部とともに搭載されたアンテナの利得を向上させることにある。本発明の他の目的は、本明細書の記載から明らかになるであろう。
本発明の一態様は、
金属部を含むベースと、
前記ベースを上方から覆い、収容空間を形成するケースと、
前記収容空間に収容される第1アンテナ及びモジュール部と、を備え、
前記モジュール部は、本体部と、前記本体部に接続されるケーブルと、を有し、
前記収容空間において、前記ケーブルの少なくとも一部が前記ベースに接地されている、車載用アンテナ装置である。
本発明の上記態様によれば、モジュール部とともに搭載されたアンテナの利得を向上させることができる。
実施形態に係る車載用アンテナ装置の分解斜視図である。 実施形態に係る車載用アンテナ装置の一部の拡大図である。 実施形態に係るカメラケーブル、コネクタ及びアースプレートの斜視図である。 実施形態に係るインナーケース、カメラケーブル、コネクタ及びアースプレートを下方から見た斜視図である。 比較例に係る車載用アンテナ装置の断面図である。 実施形態に係る車載用アンテナ装置の第1アンテナの利得及び比較例に係る車載用アンテナ装置の第1アンテナの利得の周波数特性を示すグラフである。 実施形態に係る車載用アンテナ装置において第3アンテナ部で測定されたノイズレベル及び比較例に係る車載用アンテナ装置において第3アンテナ部で測定されたノイズレベルの周波数特性を示すグラフである。 変形例に係る車載用アンテナ装置の断面図である。 実施形態に係る車載用アンテナ装置の第1アンテナの利得及び変形例に係る車載用アンテナ装置の第1アンテナの利得の周波数特性を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。また、モジュール部の一例として、本発明の実施の形態において、カメラモジュール部(撮像部)を備える車載用アンテナ装置について説明するが、モジュール部はカメラモジュール部に限定されない。
本明細書において、「第1」、「第2」、「第3」等の序数詞は、特に断りのない限り、同様の名称が付された構成を単に区別するために付されたものであり、構成の特定の特徴(例えば、順番又は重要度)を意味するものではない。
図1は、実施形態に係る車載用アンテナ装置10の分解斜視図である。
図1において、第1方向X、第2方向Y及び第3方向Zは、それぞれ、車載用アンテナ装置10の前後方向、左右方向及び上下方向を示している。第1方向Xを示す矢印の方向である第1方向Xの正方向は、車載用アンテナ装置10の前方向を示している。第1方向Xを示す矢印の反対方向である第1方向Xの負方向は、車載用アンテナ装置10の後方向を示している。第2方向Yを示す矢印の方向である第2方向Yの正方向は、車載用アンテナ装置10の左方向を示している。第2方向Yを示す矢印の反対方向の第2方向Yの負方向は、車載用アンテナ装置10の右方向を示している。第3方向Zを示す矢印の方向である第3方向Zの正方向は、車載用アンテナ装置10の上方向を示している。第3方向Zを示す矢印の反対方向の第3方向Zの負方向は、車載用アンテナ装置10の下方向を示している。後述する図2~図5においても同様である。なお、図5において、第2方向Yを示す黒点付き白丸は、紙面の奥から手前に向かう方向が第2方向Yの正方向であり、紙面の手前から奥に向かう方向が第2方向Yの負方向であることを示す。
車載用アンテナ装置10は、アンテナベース100、第1アンテナ部12、第2アンテナ部14、第3アンテナ部16、撮像部50、アウターケース600及び取付部材700を備えている。
アンテナベース100は、樹脂ベース110及び金属ベース120を有している。樹脂ベース110は、取付シール部材130を介して車両のルーフ上に設けられている。取付シール部材130は、例えば、エラストマー、ゴム等の弾性材料からなる囲繞部材である。取付シール部材130が樹脂ベース110と車両のルーフとの間に配置されることで、樹脂ベース110と車両のルーフとの間の隙間に水分が入り込むことを抑制することができる。金属ベース120は、樹脂ベース110上に設けられている。金属ベース120とルーフとの間には、導電バネ124が設けられている。導電バネ124は、金属ベース120に電気的に接続しており、ルーフに接触している。また、導電バネ124は、金属ベース120とルーフとによって圧縮されている。導電バネ124が設けられることにより、金属ベース120とルーフとのギャップによって発生する不要共振を所望の周波数帯域外へずらすことで、所望の周波数帯域内の不要共振を抑制することができる。アンテナベース100には、後述するカメラケーブル510を車室内へ引き込むための孔102が設けられている。孔102は、樹脂ベース110に設けられた第1孔112と、金属ベース120に設けられていて第1孔112と繋がる第2孔122と、によって構成されている。
なお、アンテナベース100は、樹脂ベース110と、金属ベース120と、金属プレートとを有していてもよい。さらに、アンテナベース100は、樹脂ベース110及び金属プレートを有していてもよいし、金属ベース120又は金属プレートのみを有していてもよい。
第1アンテナ部12は、第1アンテナ200、アンテナホルダ202、第1基板210及び第1アンテナケーブル212を有している。
第1アンテナ200は、電話アンテナ、具体的には、LTE(Long Term Evolution)アンテナである。第1アンテナ200は、アンテナホルダ202によって保持されている。アンテナホルダ202は、金属ベース120上に配置された第1基板210上に設けられている。第1基板210は、例えば、PCB(Printed Circuit Board)である。第1基板210には、第1アンテナケーブル212が接続されている。第1アンテナケーブル212は、第1アンテナ200より後方に位置する孔102を介して車室内に引き込まれている。なお、第1アンテナ200は、孔102より後方に配置されていてもよい。
第2アンテナ部14は、第2アンテナ300、第2基板310、第2アンテナケーブル312、グランドプレート320、無給電素子330及び素子ホルダ332を有している。
第2アンテナ300は、衛星アンテナ、具体的には、SXM(Sirius XM)アンテナである。また、第2アンテナ300は、パッチアンテナとなっている。また、第2アンテナ300は、第1アンテナ200の前方に配置されている。第2アンテナ300は、第2基板310上に設けられている。第2基板310は、グランドプレート320を介して樹脂ベース110上に配置されている。第2基板310は、例えば、PCBである。グランドプレート320は、ねじ止めによって金属ベース120に接続されている。なお、グランドプレート320を金属ベース120に接続する方法は、ねじ止めに限定されない。例えば、グランドプレート320は、金属ベース120に半田付けされていてもよいし、又はグランドプレート320は、バネを介して金属ベース120に接続されていてもよい。第2基板310には、第2アンテナケーブル312が接続されている。また、第2アンテナ300上には、素子ホルダ332を介して無給電素子330が配置されている。第2アンテナケーブル312は、第2アンテナ300より後方に位置する孔102を介して車室内に引き込まれている。なお、第2基板310は、グランドプレート320を介さずに、第2基板310の下方まで延長された金属ベース120上に配置されていてもよい。
第3アンテナ部16は、インナーケース400、ヘリカル素子410、第3基板420、第3アンテナケーブル422及び容量装荷素子430を有している。第3アンテナ部16は、AM/FM(Amplitude Modulation/Frequency Modulation)ラジオアンテナとして機能している。
インナーケース400は、金属ベース120の周囲に配置されたインナーパッド402を介して樹脂ベース110上に設けられている。インナーパッド402は、例えば、エラストマー、ゴム等の弾性材料からなる囲繞部材である。インナーパッド402がインナーケース400と樹脂ベース110との間に配置されることで、インナーケース400と樹脂ベース110との間の隙間に水分が入り込むことを抑制することができる。第1アンテナ部12、第2アンテナ部14、ヘリカル素子410、第3基板420、第3アンテナケーブル422は、アンテナベース100及びインナーケース400によって画定される収容空間内に設けられている。
なお、インナーケース400を設けることにより、インナーケース400が設けられずにアウターケース600のみが設けられている場合と比較して、アンテナ収容空間の水密性をより確実にすることができる。また、アウターケース600は車両のボディの色によって変える必要があるため、品番名が多く、管理が煩雑になり得る。インナーケース400を設けない場合、車両のボディの色によって車載用アンテナ装置10を製造し、管理しなければならない。これに対して、インナーケース400を設けることで、アウターケース600のみ車両のボディの色に合わせて管理し、インナーケース400及びアンテナの構成は変更せずに一元管理することができる。
ヘリカル素子410は、金属ベース120上に配置された第3基板420上に設けられている。第3基板420は、例えばPCBである。第3基板420には、第3アンテナケーブル422が接続されている。第3アンテナケーブル422は、ヘリカル素子410より前方に位置する孔102を介して車室内に引き込まれている。
容量装荷素子430は、インナーケース400によって支持されている。容量装荷素子430は、車載用アンテナ装置10の左右方向に沿って離間した2つの素子部分432を含んでいる。各素子部分432は、インナーケース400の側面上に配置された側部432aと、側部432aの上部に接続された頂部432bと、を含んでいる。各素子部分432は、ミアンダ形状となっている。具体的には、側部432aの後部の車載用アンテナ装置10の上下方向の長さは、撮像部50の配置等の条件を考慮して、側部432aの前部の車載用アンテナ装置10の上下方向の長さより短くなっている。また、頂部432bの後部は、側部432aの後端より後方に突出している。容量装荷素子430とヘリカル素子410とが電気的に接続され、ヘリカル素子410がAM帯域では導通素子、FM帯域では同調コイルの役割となり、AM/FM放送の受信が可能な第3アンテナとなっている。
撮像部50は、カメラ500、カメラケーブル510及びコネクタ520を有している。
カメラ500は、撮像部本体となっている。カメラ500は、インナーケース400の外側に配置されている。具体的には、カメラ500は、ねじ止めによってインナーケース400の後部に取り付けられている。また、カメラ500と、インナーケース400の後部と、の間のうち、カメラ500をインナーケース400に取り付けるためのネジが設けられている部分と異なる部分には、シール部材502が設けられている。本実施形態において、シール部材502は、四角形形状となっている。しかしながら、シール部材502は、四角形形状と異なる形状、例えば円形状や楕円形状となっていてもよい。シール部材502がカメラ500とインナーケース400との間に配置されることで、カメラ500とインナーケース400との間の隙間に水分が入り込むことを抑制することができる。カメラ500は、車両の後方及び側方の少なくとも一方の動画及び静止画の少なくとも一方を撮影する。また、カメラ500は、第1アンテナ200の後方に配置されている。カメラ500には、コネクタ520を介してカメラケーブル510が接続されている。詳細を後述するように、カメラケーブル510は、アースプレート530に取り付けられている。カメラケーブル510は、孔102を介してアンテナベース100の外部に引き出されている。
アウターケース600は、アンテナベース100を上方から覆い、収容空間を形成している。アウターケース600は、金属ベース120及びインナーパッド402の周囲に配置されたアウターパッド602を介して樹脂ベース110上に設けられている。アウターパッド602は、例えば、エラストマー、ゴム等の弾性材料からなる囲繞部材である。アウターパッド602がアウターケース600と樹脂ベース110との間に配置されることで、アウターケース600と樹脂ベース110との間の隙間に水分が入り込むことを抑制することができる。第1アンテナ部12、第2アンテナ部14、第3アンテナ部16及び撮像部50は、アンテナベース100及びアウターケース600によって画定される収容空間内に配置されている。
取付部材700は、取付ネジ710及びワッシャ720を有している。取付ネジ710は、ワッシャ720に設けられた取付孔722を貫通して車両のルーフの下方から金属ベース120に向けてねじ込まれている。取付ネジ710を金属ベース120にねじ込むことで、ワッシャ720に設けられた爪の先端を車両のルーフの下面に接触させている。このようにして、アンテナベース100が車両のルーフに固定され、金属ベース120が取付ネジ710及びワッシャ720を介してルーフに接地されている。
図2は、実施形態に係る車載用アンテナ装置10の一部の拡大図である。図3は、実施形態に係るカメラケーブル510、コネクタ520及びアースプレート530の斜視図である。図4は、実施形態に係るインナーケース400、カメラケーブル510、コネクタ520及びアースプレート530を下方から見た斜視図である。図2に示すインナーケース400では、第1方向Xに沿ってインナーケース400の中心を通過する断面が示されている。
図2~図4を参照して、カメラケーブル510、コネクタ520及びアースプレート530の詳細を説明する。
カメラケーブル510は、同軸ケーブルである。カメラケーブル510は、導電部512及び絶縁部514を有している。導電部512は、外部導体であり、例えば、金属線等の編組線である。絶縁部514は、導電部512の後述する一部が露出されるように導電部512を覆っている。絶縁部514は、例えばゴムである。
コネクタ520は、カメラ500の端子に接続されている。カメラケーブル510の導電部512は、コネクタ520の外部導体を介してカメラ500のアース部に接続されている。カメラ500のアース部とは、例えば、カメラ500を覆う金属筐体又はカメラ500の内部にある基板上のグランドパターンである。実施形態のカメラ500のアース部は外側が樹脂材で覆われており露出していない。また本実施形態では、コネクタ520はL字コネクタである。これによって、カメラケーブル510は、コネクタ520を介してカメラ500の光軸線から離れる方向に引き出されている。具体的には、車載用アンテナ装置10の前方から見て、カメラケーブル510は、カメラ500の左下側に向けてコネクタ520から引き出されている。この場合、図1に示したヘリカル素子410を、第1方向Xに沿ってカメラ500の中心を通過する仮想線から、カメラケーブル510とは反対側にずらして配置させることができる。ヘリカル素子410とカメラケーブル510とが当該仮想線から互いに反対側にずれて配置されている場合、カメラケーブル510が第1方向Xにおいてカメラ500と揃っている場合と比較して、ヘリカル素子410とカメラケーブル510との間の距離を大きくして、ヘリカル素子410とカメラケーブル510とが結合することによる悪影響を低減することができる。また、本実施形態においては、カメラケーブル510を、第1アンテナ200を第1方向Xに沿って通過する仮想線から第2方向Yにずらして配置することができる。したがって、カメラケーブル510が、第1アンテナ200を第1方向Xに沿って通過する仮想線上に位置する場合と比較して、カメラケーブル510による第1アンテナ200への影響を低減することができる。なお、カメラケーブル510は、コネクタ520を介さずカメラ500に直接接続されていてもよい。
カメラケーブル510の少なくとも一部は、アウターケース600の収容空間内におけるアンテナベース100に接し、かつ、接地されている。また、カメラケーブル510の少なくとも一部は、インナーケース400に固定されている。本実施形態において、カメラケーブル510の少なくとも一部は、カメラ500と孔102との間と、カメラ500と第1アンテナ200との間と、の少なくとも一方で固定され、かつ接地されている。詳細には、アースプレート530がカメラケーブル510の少なくとも一部を接地する接地部材として機能している。図3に示すように、アースプレート530は、絶縁部514を固定し、導電部512のうち絶縁部514から露出された外部導体に電気的に接続されている。具体的には、導電部512のうち絶縁部514から露出された外部導体は、アースプレート530に半田付けされている。また、絶縁部514のうち導電部512の露出部分の両側部分は、アースプレート530によって、かしめられている。この場合、既存のカメラケーブルの絶縁部の一部を剥がして導電部の一部を露出させることで、カメラケーブル510を作製することができる。このため、既存のカメラケーブルを用いてカメラケーブル510を作製することができ、カメラケーブル510のコストを低減することができる。
図2に示すように、アースプレート530は、弾性部材540を介して金属ベース120に向けて押し付けられている。本実施形態において、弾性部材540は、導電性ガスケットである。導電性ガスケットとは例えば弾性を持ったウレタンフォームの外側を導電性の繊維で覆った部品である。なお、弾性部材540は、例えば、M字バネや板バネであってもよい。弾性部材540は、導電性を有している。したがって、アースプレート530は、弾性部材540を介して金属ベース120に電気的に接続することができる。仮に、弾性部材540を介さずにアースプレート530を金属ベース120に直接接続させようとした場合、公差等の様々な要因によってアースプレート530が金属ベース120に接触しない、又は十分な接触面積が得られずアースできない場合がある。これに対して、本実施形態では、アースプレート530が弾性部材540を介して金属ベース120上に設けられる際に弾性部材540が押しつぶされることにより、弾性部材540が用いられない場合と比較して、アースプレート530をより確実に金属ベース120に電気的に接続することができる。なお、アースプレート530は、弾性部材540を介さずに金属ベース120に直接接続していてもよい。
次に、図2~図4を用いて、アースプレート530(接地部材)の機能について説明する。
本実施形態では、カメラケーブル510がアースプレート530を介して接地されている。この場合、カメラケーブル510がアースプレート530を介して接地されていない場合と比較して、アースプレート530を介してカメラケーブル510が接地されていることで、カメラケーブル510がアンテナとして動作することによる第1アンテナ200の利得の低下を抑制することができる。また、カメラケーブル510に流れる漏洩電流が低減し、第1アンテナ200の利得及びVSWR(定在波比)を向上させることができる。
ノイズや漏洩電流がカメラケーブル510に流れることを抑制する観点からすると、カメラケーブル510の少なくとも一部は、カメラ500と孔102との間のうち、孔102よりもカメラ500の近く、又はカメラ500と第1アンテナ200との間のうち、第1アンテナ200よりもカメラ500の近くで接地されていることが好ましい。カメラ500から発生するノイズはカメラケーブル510の外部導体を伝って伝搬されるため、カメラケーブル510の接地場所がカメラ500から遠ざかると、カメラ500から接地場所までの区間で近接する第1アンテナ200にノイズが伝搬する場合がある。したがって、本実施形態のようにカメラ500の近くでカメラケーブル510が接地されることにより、ノイズが第1アンテナ200に伝搬することを抑制できる。
カメラケーブル510がアンテナとして動作することを抑制する観点からすると、カメラケーブル510の少なくとも一部は、カメラ500のできる限り近くの位置で接地されていることが好ましい。例えば、カメラケーブル510の少なくとも一部は、カメラケーブル510の延伸方向に沿ってカメラ500から第1アンテナ200の動作周波数の波長の1/4倍未満だけ離れた位置で接地させることで、第1アンテナ200の動作周波数帯においてカメラケーブル510に流れる漏洩電流を抑制することができる。
また、本実施形態では、カメラ500は直接金属ベース120へ接地されていないが、カメラ500から発せられるノイズを、アースプレート530を介してグランドへ逃がすことができる。したがって、ラジオアンテナが設けられている場合においては、カメラケーブル510がアースプレート530を介して接地されていないときと比較して、AM帯域又はFM帯域に発生するカメラノイズを抑制できる。つまり、ラジオアンテナのS/N(signal-to-noise ratio)を向上させることができる。
また、本実施形態では、カメラケーブル510がアースプレート530を介して、インナーケース400に固定されている。この場合、カメラケーブル510のうちカメラ500と孔102との間の部分が固定されずに物理的に浮遊した状態にある場合と比較して、各種振動、特に車両走行中の振動によるカメラケーブル510のふらつきを抑制することができ、車載用アンテナ装置10内の各素子の電気的特性の変動を抑制することができる。
また、本実施形態では、カメラケーブル510のうち孔102から引き出された部分が接地される場合よりも、第1アンテナ200の近傍でカメラケーブル510を接地させることができる。カメラケーブル510のうち電気的に浮遊している部分は、アンテナとして動作し得る。したがって、カメラケーブル510のうち孔102から引き出された部分が接地される場合と比較して、カメラケーブル510がアンテナとして動作することによる不要共振の発生を抑制することができる。
また、本実施形態では、カメラケーブル510を車載用アンテナ装置10内で接地させている。仮に、カメラケーブル510を車載用アンテナ装置10の外で接地させる場合、様々な条件、例えば、車両の形状や他のケーブルとの物理的干渉等によって、カメラケーブル510の接地場所の制約を受ける可能性がある。これに対して、本実施形態によれば、このような制約を受けることなく、カメラケーブル510を接地させることができる。
また、本実施形態では、撮像部50の少なくとも一部は、第3アンテナ部16、特に容量装荷素子430と上面視において重複させて、撮像部50と第3アンテナ部16とを互いに近くに配置しても、カメラケーブル510がアースプレート530を介して接地されているため、第3アンテナ部16のノイズの低減及び漏洩電流による第3アンテナ部16の利得の低減を抑制することができる。したがって、第3アンテナ部16のノイズの低減及び第3アンテナ部16の利得の低減を抑制しつつ、車載用アンテナ装置10を小型化することができる。
次に、図2~図4を用いて、カメラケーブル510、コネクタ520及びアースプレート530をアンテナベース100に取り付ける方法の一例を説明する。
まず、インナーケース400の後部にカメラ500をねじ止めによって取り付ける。また、カメラケーブル510にアースプレート530を取り付ける。次いで、カメラケーブル510にアースプレート530が取り付けられた状態でアースプレート530をねじ止めによってインナーケース400に取り付ける。また、カメラケーブル510をカメラ500に接続する。次いで、インナーケース400にカメラ500、カメラケーブル510、コネクタ520及びアースプレート530が取り付けられた状態で、インナーケース400をねじ止めによって樹脂ベース110に取り付ける。この場合、アースプレート530が、弾性部材540を介して金属ベース120に接続される。
この方法においては、カメラ500及びカメラケーブル510がインナーケース400に対して固定された状態でインナーケース400をアンテナベース100に取り付けることで、カメラ500及びカメラケーブル510をアンテナベース100に対して位置合わせすることができる。したがって、本実施形態では、カメラ500、カメラケーブル510及びインナーケース400を別々にアンテナベース100に取り付ける場合と比較して、車載用アンテナ装置10の組み立てが容易となっている。
図5は、比較例に係る車載用アンテナ装置10Kの断面図である。比較例に係る車載用アンテナ装置10Kは、以下の点を除いて、実施形態に係る車載用アンテナ装置10と同様である。
比較例に係る車載用アンテナ装置10Kでは、カメラケーブル510Kのうちカメラ500Kとアンテナベース100Kの孔102Kとの間の部分が固定されておらず、接地もされていない。なお、比較例に係る車載用アンテナ装置10Kは、実施形態に係る車載用アンテナ装置10と同様にして、第3アンテナ部16が設けられた場所と同じ場所に、図5では図示されていない第3アンテナ部16Kを備えている。
図6は、実施形態に係る車載用アンテナ装置10の第1アンテナ200の利得及び比較例に係る車載用アンテナ装置10Kの第1アンテナ200Kの利得の周波数特性を示すグラフである。図6において、グラフの横軸は周波数を示している。グラフの縦軸はアンテナの利得を示している。
周波数700MHz~800MHzの帯域において、実施形態の利得は、比較例の利得と比較して、約1.5dBi高くなっている。この結果は、カメラケーブル510を接地させてカメラケーブル510に流れる漏洩電流を低減することで、カメラケーブル510による第1アンテナ200への干渉を抑制し、利得が向上していることを示唆している。
図7は、実施形態に係る車載用アンテナ装置10において第3アンテナ部16で測定されたノイズレベル及び比較例に係る車載用アンテナ装置10Kにおいて第3アンテナ部16Kで測定されたノイズレベルの周波数特性を示すグラフである。図7において、グラフの横軸は周波数を示している。グラフの縦軸はカメラのノイズレベルを示している。
比較例では、周波数800kHz、1200kHz及び1600kHzにおいて、ノイズレベルのピークが出現している。これはカメラ500Kから発生しているノイズを第3アンテナ部16Kが受信したものである。これに対して、実施形態では、500kHz~1700kHzのほぼ全帯域に亘って、ノイズレベルのピークは発生しておらず、比較例と比べてノイズレベルが低減されている。この結果は、カメラケーブル510を接地させることで、カメラ500のノイズレベルが抑制されることを示唆している。
図8は、変形例に係る車載用アンテナ装置10Aの断面図である。変形例に係る車載用アンテナ装置10Aは、以下の点を除いて、実施形態に係る車載用アンテナ装置10と同様である。なお、図8において、カメラ500を通過する一点鎖線は、カメラ500の光軸線を示している。
変形例に係る車載用アンテナ装置10Aでは、カメラケーブル510Aが、コネクタ520Aを介して、カメラ500の光軸線に沿ってカメラ500の第1方向Xの正方向側に引き出されている。これによって、変形例に係る車載用アンテナ装置10Aでは、カメラケーブル510Aが第1方向Xにおいて第1アンテナ200と揃っている。このため、変形例に係る車載用アンテナ装置10Aにおける第1アンテナ200とカメラケーブル510Aとの間の距離は、実施形態に係る車載用アンテナ装置10における第1アンテナ200とカメラケーブル510との間の距離より大きくなっている。
なお、変形例に係る車載用アンテナ装置10Aにおいても、カメラケーブル510Aの少なくとも一部分がアウターケース600の収容空間内におけるアンテナベース100に接地されている。具体的には、カメラケーブル510Aのうちカメラ500と孔102との間の部分がアンテナベース100に接地されている。これによって、第1アンテナ200の特定の周波数帯域における利得を比較的高くすることができる。
図9は、実施形態に係る車載用アンテナ装置10の第1アンテナ200の利得及び変形例に係る車載用アンテナ装置10Aの第1アンテナ200の利得の周波数特性を示すグラフである。図9において、グラフの横軸は周波数を示している。グラフの縦軸はアンテナの利得を示している。
図9に示すように、周波数700MHz~900MHzのいずれの帯域においても、実施形態の利得は、変形例の利得より高くなっている。具体的には、図9の800MHzにおいて、変形例に係る車載用アンテナ装置10の第1アンテナ200の利得が-6.0dBiであるのに対し、実施形態に係る車載用アンテナ装置10の第1アンテナ200の利得は-4.6dBiである。この結果は、第1アンテナ200とカメラケーブル510との間の距離を大きくすることで、カメラケーブル510による第1アンテナ200への干渉を抑制し、利得が向上していることを示唆している。
以上、図面を参照して本発明の実施形態及び変形例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
例えば、本実施形態では、アースプレート530が、カメラケーブル510のうちカメラ500とアンテナベース100の第1孔112及び第2孔122との間の部分を接地する接地部材として機能している。しかしながら、接地部材は、例えば、金属ベース120に設けられたリブであってもよい。この場合、リブとリブとの間にカメラケーブル510を圧入することができる。カメラケーブル510をリブとリブとの間に圧入することで、導電部512の全体が絶縁部514に覆われていても、導電部512を容量結合により金属ベース120に接地させることができる。カメラケーブル510をリブとリブとの間に圧入する場合、アースプレート530を用いる場合よりも、部品数を少なくすることができ、かつ作業を簡易にすることができる。
また、本実施形態では、カメラケーブル510は、1箇所で固定され、かつ、接地されている。しかしながら、カメラケーブル510は、複数箇所で固定され、かつ接地されていてもよい。この場合、カメラケーブル510が1箇所で固定され、かつ接地されている場合と比較して、カメラケーブル510のうち電気的及び物理的に浮遊した部分を少なくすることができ、カメラケーブル510のうち電気的及び物理的に浮遊した部分がアンテナとして動作することによる悪影響を抑制することができる。
本実施形態において、カメラケーブル510の一部を直接金属ベース120へ接地する直接接地の例を説明したが、別の部品等を介して金属ベース120へ接地する間接接地でもよい。例えば、カメラケーブル510の一部を基板のグランドパターンへ接続し、その後基板とアンテナベース100の固定部より金属ベース120へ接地する方法でも同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、カメラ500は、インナーケース400に取り付けられている。しかしながら、カメラ500は、インナーケース400に代えて、カメラ500を保持するホルダによって支持されていてもよい。
なお、カメラケーブル510は、磁性体を含んでいてもよい。磁性体としては、例えば、フェライトコアや磁性体シートが挙げられる。例えば、磁性体シートは、絶縁部514の内側及び外側の少なくとも一方に巻き付けられている。カメラケーブル510が磁性体を含む場合、カメラケーブル510が磁性体を含まない場合と比較して、カメラケーブル510に流れる漏洩電流を低減することができる。したがって、本実施形態では、カメラケーブル510が磁性体を含まない場合と比較して、カメラ500のノイズを低減することができ、かつ第1アンテナ200のVSWRを向上させることができる。なお、カメラケーブル510は、磁性体を含んでいなくてもよい。
本実施形態において、モジュール部の一例として撮像部50を備える構成を説明してきたが、モジュール部は撮像部50に限定されず、盗難防止用のセンサ、LED、スピーカー、赤外線センサやチューナーユニット等であっても同様の効果を得ることができる。
本明細書によれば、以下の態様が提供される。
(態様1)
態様1は、
金属部を含むベースと、
前記ベースを上方から覆い、収容空間を形成するケースと、
前記収容空間に収容される第1アンテナ及びモジュール部と、を備え、
前記モジュール部は、本体部と、前記本体部に接続されるケーブルと、を有し、
前記収容空間内において、前記ケーブルの少なくとも一部が前記ベースに接地されている、車載用アンテナ装置である。
態様1によれば、ケーブルが接地されていない場合と比較して、ケーブルに流れる漏洩電流が低減し、第1アンテナの利得を向上させることができる。
(態様2)
態様2は、
前記モジュール部が撮像部である、態様1に記載の車載用アンテナ装置である。
態様2によれば、ケーブルに流れる漏洩電流が低減し、第1アンテナの利得を向上させることができる。
(態様3)
態様3は、
前記ベースは、前記ケーブルを車室内へ引き込む孔を有し、
前記ケーブルの少なくとも一部は、前記本体部と前記孔との間と、前記本体部と前記第1アンテナとの間と、の少なくとも一方で固定され、かつ、接地されている、態様1又は2に記載の車載用アンテナ装置である。
態様3によれば、ケーブルが本体部と孔との間又は本体部と第1アンテナとの間で接地されていない場合と比較して、ケーブルに流れる漏洩電流が低減し、第1アンテナの利得を向上させることができる。
(態様4)
態様4は、
前記ケーブルの少なくとも一部は、前記本体部と前記孔との間のうち、前記孔よりも前記本体部の近く、又は前記本体部と前記第1アンテナとの間のうち、前記第1アンテナよりも前記本体部の近くで接地されている、態様3に記載の車載用アンテナ装置である。
態様4によれば、ケーブルの少なくとも一部が本体部よりも孔の近く、又は本体部よりも第1アンテナの近くで接地されている場合と比較して、ケーブルに流れる漏洩電流が低減し、第1アンテナの利得を向上させることができる。
(態様5)
態様5は、
前記ケーブルの少なくとも一部は、前記ケーブルの延伸方向に沿って前記本体部から前記第1アンテナの動作周波数の波長の1/4倍未満だけ離れた位置で接地されている、態様1から4までのいずれか一に記載の車載用アンテナ装置である。
態様5によれば、ケーブルが当該ケーブルの延伸方向に沿って本体部から第1アンテナの動作周波数の波長の1/4倍以上だけ離れた位置で接地されている場合と比較して、ケーブルに流れる漏洩電流が低減し、第1アンテナの利得を向上させることができる。
(態様6)
態様6は、
前記ケーブルの少なくとも一部を接地する接地部材をさらに備える、態様1から5のいずれか一に記載の車載用アンテナ装置である。
態様6によれば、接地部材を介してケーブルを接地することができる。
(態様7)
態様7は、
前記第1アンテナをその内部に収容するインナーケースをさらに備え、
前記本体部は前記インナーケースの外側に配置され、
前記接地部材は前記インナーケースに取り付けられている、態様6に記載の車載用アンテナ装置である。
態様7によれば、ケーブルがインナーケースに対して固定された状態でインナーケースをアンテナベースに取り付けることで、ケーブルをアンテナベースに対して位置合わせすることができる。したがって、ケーブル及びインナーケースを別々にアンテナベースに取り付ける場合と比較して、車載用アンテナ装置の組み立てが容易となっている。
(態様8)
態様8は、
前記接地部材と、前記ベースと、の間に位置する弾性部材をさらに備える、態様6又は7に記載の車載用アンテナ装置である。
態様8によれば、接地部材が弾性部材を介してベース上に設けられる際に弾性部材が押しつぶされることにより、弾性部材が用いられない場合と比較して、接地部材をより確実にベースに電気的に接続することができる。
(態様9
態様9は、
前記モジュール部は、コネクタを有し、
前記ケーブルは、前記コネクタを介して前記本体部に接続され、前記本体部の光軸線から離れる方向に引き出されている、態様1から8のいずれか一に記載の車載用アンテナ装置である。
態様9によれば、例えばAM/FM放送用アンテナの一部として機能するヘリカル素子を車載用アンテナ装置の前後方向に沿ってモジュール部の中心を通過する仮想線から、ケーブルとは反対側にずらして配置させることができる。ヘリカル素子とケーブルとが当該仮想線から互いに反対側にずれて配置されている場合、ケーブルが車載用アンテナ装置の前後方向においてモジュール部と揃っている場合と比較して、ヘリカル素子とケーブルとの間の距離を大きくして、ヘリカル素子とケーブルとが結合することによる悪影響を低減することができる。また、ケーブルを、第1アンテナを車載用アンテナ装置の前後方向に沿って通過する仮想線から車載用アンテナ装置の左右方向にずらして配置することができる。したがって、ケーブルが、第1アンテナを車載用アンテナ装置の前後方向に沿って通過する仮想線上に位置する場合と比較して、ケーブルによる第1アンテナへの影響を低減することができる。
(態様10)
態様10は、
前記ケーブルは、磁性体を含む、態様1から9のいずれか一に記載の車載用アンテナ装置である。
態様10によれば、ケーブルが磁性体を含まない場合と比較して、ケーブルに流れる電流を低減することができる。したがって、ケーブルが磁性体を含まない場合と比較して、モジュール部のノイズを低減することができ、かつアンテナのVSWRを向上させることができる。
(態様11)
態様11は、
第2アンテナをさらに備え、
前記モジュール部の少なくとも一部は、前記第2アンテナと上面視において重複している、請求項1から10のいずれか一に記載の車載用アンテナ装置である。
態様11によれば、モジュール部の少なくとも一部と第2アンテナとを上面視において重複させて、車載用アンテナ装置を小型化しても、ケーブルが接地されているため、第2アンテナのノイズを低減することができ、かつ、第2アンテナの利得の低減を抑制することができる。
10 車載用アンテナ装置
10A 車載用アンテナ装置
10K 車載用アンテナ装置
12 第1アンテナ部
14 第2アンテナ部
16 第3アンテナ部
50 モジュール部(撮像部)
100 アンテナベース
100K アンテナベース
102 孔
102K 孔
110 樹脂ベース
110K 樹脂ベース
112 第1孔
120 金属ベース
120K 金属ベース
122 第2孔
124 導電バネ
130 取付シール部材
200 第1アンテナ
200K 第1アンテナ
202 アンテナホルダ
210 第1基板
212 第1アンテナケーブル
300 第2アンテナ
310 第2基板
312 第2アンテナケーブル
320 グランドプレート
330 無給電素子
332 素子ホルダ
400 インナーケース
402 インナーパッド
410 ヘリカル素子
420 第3基板
422 第3アンテナケーブル
430 容量装荷素子
432 素子部分
432a 側部
432b 頂部
500 カメラ
500K カメラ
502 シール部材
510 カメラケーブル
510A カメラケーブル
510K カメラケーブル
512 導電部
514 絶縁部
520 コネクタ
520A コネクタ
520K コネクタ
530 アースプレート
540 弾性部材
600 アウターケース
602 アウターパッド
700 取付部材
710 取付ネジ
720 ワッシャ
722 取付孔
X 第1方向
Y 第2方向
Z 第3方向

Claims (11)

  1. 金属部を含むベースと、
    前記ベースを上方から覆い、収容空間を形成するケースと、
    前記収容空間に収容される第1アンテナ及びモジュール部と、を備え、
    前記モジュール部は、本体部と、前記本体部に接続されるケーブルと、を有し、
    前記収容空間において、前記ケーブルの少なくとも一部が前記ベースに接地されている、車載用アンテナ装置。
  2. 前記モジュール部が撮像部である、請求項1に記載の車載用アンテナ装置。
  3. 前記ベースは、前記ケーブルを車室内へ引き込む孔を有し、
    前記ケーブルの少なくとも一部は、前記本体部と前記孔との間と、前記本体部と前記第1アンテナとの間と、の少なくとも一方で固定され、かつ、接地されている、請求項1又は2に記載の車載用アンテナ装置。
  4. 前記ケーブルの少なくとも一部は、前記本体部と前記孔との間のうち、前記孔よりも前記本体部の近く、又は前記本体部と前記第1アンテナとの間のうち、前記第1アンテナよりも前記本体部の近くで接地されている、請求項3に記載の車載用アンテナ装置。
  5. 前記ケーブルの少なくとも一部は、前記ケーブルの延伸方向に沿って前記本体部から前記第1アンテナの動作周波数の波長の1/4倍未満だけ離れた位置で接地されている、請求項1から4までのいずれか一項に記載の車載用アンテナ装置。
  6. 前記ケーブルの少なくとも一部を接地する接地部材をさらに備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の車載用アンテナ装置。
  7. 前記第1アンテナをその内部に収容するインナーケースをさらに備え、
    前記本体部は前記インナーケースの外側に配置され、
    前記接地部材は前記インナーケースに取り付けられている、請求項6に記載の車載用アンテナ装置。
  8. 前記接地部材と、前記ベースと、の間に位置する弾性部材をさらに備える、請求項6又は7に記載の車載用アンテナ装置。
  9. 前記モジュール部は、コネクタを有し、
    前記ケーブルは、前記コネクタを介して前記本体部に接続され、前記本体部の光軸線から離れる方向に引き出されている、請求項1から8のいずれか一項に記載の車載用アンテナ装置。
  10. 前記ケーブルは、磁性体を含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の車載用アンテナ装置。
  11. 第2アンテナをさらに備え、
    前記モジュール部の少なくとも一部は、前記第2アンテナと上面視において重複している、請求項1から10のいずれか一項に記載の車載用アンテナ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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