JP2022024735A - 液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノズル面の撥水膜を除去することなくノズルカバーを接合することができ、ノズル面に直接ノズルカバーを接合する場合に比べて接合強度が高い液体吐出ヘッドを提供する。【解決手段】ノズル20を有するノズル面に撥水膜が形成されたノズル板2と、前記ノズル面の少なくとも一部を保護するノズルカバー101と、液体吐出方向において前記撥水膜と前記ノズルカバーとの間に配置され、前記撥水膜と前記ノズルカバーのそれぞれに対して接合する中間部材102と、を有することを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する液体吐出ヘッド(インクジェットヘッド)からなる記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置が知られている。このような画像形成装置としては、例えばインクジェット記録装置が知られている。
液体吐出ヘッドとしては、流路を形成する流路板と流路に連通するノズルを形成したノズル板とを積層した構造が知られている。このような液体吐出ヘッドでは、ノズル板の外周面を含むヘッド外周面やノズル面の周縁部を保護するためのノズルカバーを備える技術が知られている。また、ノズル板のノズル面にはインクをはじくために撥水処理を行うことが多い。しかし、撥水処理を行うと、ノズルカバーをノズル面に接合させにくくなり、ノズルカバーの接合が問題となる。
特許文献1では、撥水処理されたノズルプレートにカバーヘッド(ノズルカバー)を接合する目的で、テープマスクにより部分的に撥水膜を除去し、さらにプライマー処理を施すことが開示されている。特許文献1によれば、ノズルプレートの吐出面チップ外周部にプライマー処理を施すことにより、カバーヘッドを装着する際の接着強度が高くなり、ヘッドの信頼性が向上するとしている。
しかしながら、従来技術では、ノズル面の撥水膜を除去してノズルカバーを接合しているため、撥水膜を除去する際に異物が発生し、ヘッド内部やノズルカバーとの接合箇所等に異物が混入する問題があった。また、ノズル面の撥水膜を除去するため、ノズル面の撥水性が低下するという問題があった。一方、撥水膜を有するノズル面に直接ノズルカバーを接合させる場合、十分な接合強度が得られない。
そこで、本発明は、ノズル面の撥水膜を除去することなくノズルカバーを接合することができ、ノズル面に直接ノズルカバーを接合する場合に比べて接合強度が高い液体吐出ヘッドを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の液体吐出ヘッドは、ノズルを有するノズル面に撥水膜が形成されたノズル板と、前記ノズル面の少なくとも一部を保護するノズルカバーと、液体吐出方向において前記撥水膜と前記ノズルカバーとの間に配置され、前記撥水膜と前記ノズルカバーのそれぞれに対して接合する中間部材と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ノズル面の撥水膜を除去することなくノズルカバーを接合することができ、ノズル面に直接ノズルカバーを接合する場合に比べて接合強度が高い液体吐出ヘッドを提供することができる。
本発明に係る液体吐出ヘッドの一例を示す斜視概略図である。 本発明に係る液体吐出ヘッドの一例を示す断面概略図である。 本発明に係る液体吐出ヘッドの一例を示す分解斜視図である。 図2のA-A断面図である。 ノズルプレートの一例を示す平面図(A)及び断面図(B)である。 中間プレートの一例を示す平面図(A)及び断面図(B)である。 ノズルカバーの一例を示す平面図(A)並びに側面図(B)及び(C)である。 ノズルカバーの一例を示す斜視図である。 本発明に係る液体吐出ヘッドの他の例を示す断面概略図である。 本発明に係る液体吐出ヘッドの他の例を示す断面概略図である。 本発明に係る液体吐出ヘッドの他の例における断面概略図である。 本発明に係る液体吐出ヘッドの他の例における他の断面概略図である。 本発明に係る液体吐出ヘッドの他の例における斜視概略図である。 本発明に係る液体吐出ヘッドの他の例における断面概略図である。 本発明に係る液体を吐出する装置の一例における概略図である。 ヘッドユニットの一例における概略図である。 液体循環装置の一例におけるブロック説明図である。 本発明に係る液体を吐出する装置の他の例における概略図である。 本発明に係る液体を吐出する装置の他の例における概略図である。 本発明に係る液体吐出ユニットの一例における概略図である。 本発明に係る液体吐出ユニットの他の例における概略図である。 本発明に係る液体を吐出する装置の他の例を示す斜視図である。 本発明に係る液体を吐出する装置の他の例を示す側面図である。
以下、本発明に係る液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置について図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
本発明の液体吐出ヘッドは、ノズルを有するノズル面に撥水膜が形成されたノズル板と、前記ノズル面の少なくとも一部を保護するノズルカバーと、液体吐出方向において前記撥水膜と前記ノズルカバーとの間に配置され、前記撥水膜と前記ノズルカバーのそれぞれに対して接合する中間部材と、を有することを特徴とする。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態の液体吐出ヘッドの要部斜視図である。図1に示す三次元直交座標系の座標軸に基づくと、本実施形態の液体吐出ヘッド1におけるノズル面20aは、XY平面と平行する面である。ただし、図1においては、ノズル面20aが有するノズルの図示を省略しており、中間部材及びノズルカバーの図示を省略している。
図2は、液体吐出ヘッド1の内部構造について説明するYZ断面図である。図3は、フレーム7より下の部分の分解斜視図である。
液体吐出ヘッド1は、後述するように、複数のノズル20が二列で配列されて形成されるノズル列を備える。複数のノズル20には、それぞれに対してインク(液体の一例)を供給するインク供給路を備える。
インクの流路であるインク供給路は、共通液室と個別液室によって形成されている。ノズル20のそれぞれに対してインクを供給する個別液室は、ノズルプレート2(ノズル板)と、チャンバープレート3と、ダイアフラムプレート4と、によって形成される。
共通液室から個別液室に供給されるインクは、ダイアフラムプレート4を介して、チャンバープレート3の圧力室21に至る。圧電素子9が圧力室21の体積を変化させて圧力変動を発生させると、この圧力変動によって、ノズルプレート2に形成されているノズル20からインクが吐出される。
液体吐出ヘッド1の構成を大きく区別すると、流路部と駆動部8に区別される。流路部は、インクがノズル20に至るように共通液室と個別液室によって形成されるインク供給路を構成する。駆動部8は、ノズル20からインクを吐出させる吐出エネルギーを発生させて圧力室21に加圧する。
流路部は、ノズルプレート2と、チャンバープレート3、ダイアフラムプレート4と、ダンパー部品であるダンパープレート5と、フィルタープレート6と、から構成される。
ノズルプレート2は、ノズル20を有する。
圧力室形成部材の一例であるチャンバープレート3は、ノズルプレート2に積層されて、圧力室21と、流体抵抗22と、導入路23と、を有する。チャンバープレート3に形成される導入路23は、フィルター下共通液室31から圧力室21にインクを導入するインク導入空間に相当する。圧力室21はノズル20に液体を供給する。
ダイアフラム形成部材の一例であるダイアフラムプレート4は、チャンバープレート3に積層され、圧力室21の体積を変化させる振動板24と、アイランド25と、連通孔26を有する。なお、ここではダイアフラムの図示を省略している。
ダンパー形成部材(ダンパー部材とも称する)の一例であるダンパープレート5は、ダイアフラムプレート4に積層され、ダンパー27と、大気開放室28と、大気連通路と、第2導入路30とを形成する。
フィルター形成部材の一例であるフィルタープレート6は、ダンパープレート5に積層される。フィルタープレート6は、フィルター33を備える。
フィルタープレート6に、フレーム部材の一例であるフレーム7が接合されて共通液室が形成される。フィルタープレート6が備えるフィルター33よりも上流側(フレーム7側)をフィルター上共通液室32とする。また、フィルタープレート6が備えるフィルター33より下流側(ダンパープレート5側)をフィルター下共通液室31とする。共通液室は、フィルタープレート6が備えるフィルター33によって上下に分割されている。
図2には液室形成部材14が図示されており、本実施形態における液室形成部材14は、チャンバープレート3、ダイアフラムプレート4、ダンパープレート5、フィルタープレート6及びフレーム7を含んで構成される。液室形成部材14としては、これらの部材を有していることが好ましいが、全てを有する構成に限られるものではなく、一部が抜けていても構わない。例えばフィルタープレート6等が抜けている場合であってもよい。
次に、各部品の素材等について説明する。
ノズルプレート2は、例えばステンレス鋼材(SUS316)を素材とし、プレス加工でノズル20が形成される板状の部品である。また、液体が吐出される側の面をノズル面とし、後述するように、このノズル面には撥水膜が形成されている。
チャンバープレート3も、例えばステンレス鋼材(SUS316)を素材とし、プレス加工によって、インクの流れる圧力室21と流体抵抗22と導入路23が形成される板状の部品である。
ダイアフラムプレート4は、例えばニッケル(Ni)またはニッケル合金(Ni合金)を素材とし、電気鋳造により形成される板状の部品である。ダイアフラムプレート4に形成される振動板24は、圧力室21の壁になる。振動板24は圧力室21の体積を変化させる。また、ダイアフラムプレート4に形成されるアイランド25は、振動板24の略中心に位置し、振動板24の変位を効率的に伝播させる。
ダンパープレート5は、例えばニッケル(Ni)またはニッケル合金(Ni合金)を素材とし、例えば電気鋳造(電鋳)により形成される。ダンパープレート5における電鋳の成長方向は、ノズル20に向かって行われる。なお、ダンパー27として作用する部分のダンパープレート5の薄板部の厚さは、例えば2~4μm程度である。また、ダンパー27として作用する部分の周囲のダンパープレート5の厚さ(ダンパー27を囲む部分の厚さ)は、例えば7~20μm程度である。
フィルタープレート6は、例えばニッケル(Ni)またはニッケル合金(Ni合金)を素材とし、電気鋳造(電鋳)により形成される。フィルタープレート6の厚さは、例えば2~4μm程度であって、その一部には無数の孔が形成されている。この孔の径はノズル20のノズル径の60%~90%程度の寸法である。この孔は、俵積みで配置されている。
フレーム7は、例えばステンレス鋼材(SUS303)を用いる。フィルタープレート6との間に形成される共通液室は、フレーム7の該当箇所を機械加工することで形成される。
次に、駆動部8の構成について説明する。図2に示すように、駆動部8は、振動板24を変形させる圧力を発生させる圧電素子9と、圧電素子9を保持するベース10と、圧電素子9に電気信号を印加する回路を備えるFPC(Flexible Printed Circuits)11と、を含んで構成される。
圧電素子9は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を素材とし、ダイシング加工によって振動板24を加圧する振動子がノズル20の数の倍以上の数設けられる。
ベース10は、ステンレス鋼材(SU430)であって、機械加工により形成される。
FPC11は、ポリイミドと銅箔により形成される基板に、駆動チャネル選択するドライバIC12が備え付けられている。
図4は、図2のA-A断面図である。図4に示すように、駆動部8が備えるドライバIC12はダイアフラムプレート4の振動板24に接続されていて、ドライバIC12からの動作制御により各振動板24が圧力室21に圧力を加えるように動作する。すなわち、駆動部8が振動板24を介して圧力室21に圧力を加えることでノズル20からインクが吐出される。
本実施形態の液体吐出ヘッドは、ノズルを有するノズル面に撥水膜が形成されたノズルプレート(ノズル板)と、ノズル面の少なくとも一部を保護するノズルカバーと、液体吐出方向においてノズルプレートの撥水膜とノズルカバーとの間に配置され、ノズルプレートの撥水膜とノズルカバーのそれぞれに対して接合する中間プレート(中間部材)と、を有している。
図2では、ノズルプレート2の撥水膜の図示を省略しているが、ノズルプレート2と中間プレート102の接合が図示されており、中間プレート102とノズルカバー101の接合が図示されている。
中間プレート102は、ノズルプレート2の撥水面に粘着剤104で接合される。中間プレート102とノズルプレート2を接合する部材を第1の接合部材とも称する。
また、中間プレート102は、ノズルカバー101の少なくとも一部と接着剤103で接合される。中間プレート102とノズルカバー101を接合する部材を第2の接合部材とも称する。
従来技術では、ノズル面の撥水膜を除去してノズルカバーを接合していたため、撥水膜を除去する際に異物が発生し、ヘッド内部やノズルカバーとの接合箇所等に混入する問題があった。また、ノズル面の撥水膜を除去するため、ノズル面の撥水性が低下するという問題があった。一方、撥水膜に直接ノズルカバーを接合させると、十分な接合強度が得られず、ノズルカバーが外れてしまう不具合が生じる。
これに対して本実施形態によれば、中間プレート102を用いることにより、ノズルプレート2の撥水膜を除去せずにノズルプレート2にノズルカバー101を接合することができる。これにより、撥水膜を除去する際に発生する異物がヘッド内部やノズルカバーとの接合箇所等に混入することを抑制できる。また、ノズル面の撥水膜を除去する必要がなく、ノズル面の撥水性が低下することを抑制できる。また、ワイピングなどにより、ノズル面に他の部材が接触することを抑える。
本実施形態では、撥水膜を有するノズルプレートに直接ノズルカバーを接合させるのではなく、ノズルプレートとノズルカバーの間に中間プレートを設けてそれぞれに接合させている。このため、中間プレートの素材や形状を変更することで、ノズルプレートにノズルカバーを直接接合する構成に比べてノズルカバーの接合強度を向上させることができる。これにより、上記のようにノズルプレートのノズル面の撥水膜を除去せずにノズルカバーを接合させることができる。上記により、本実施形態の液体吐出ヘッドによれば、接合信頼性と吐出信頼性を高めることができる。
図5に、本実施形態におけるノズルプレート2を説明するための図を示す。図5(A)は、液体吐出方向から見た場合のノズルプレート2の平面図であり、図5(B)は、そのB-B断面図である。
図示されるように、ノズルプレート2における液体が吐出される側、すなわちノズル面に撥水膜60が形成されている。撥水膜60が形成されていることにより、インクの付着を防ぎ、ノズル面の清掃が容易になる。
撥水膜60の成膜方法としては、適宜選択することができ、例えば、撥水処理液に浸漬する方法、スパッタ処理を行う方法等が挙げられる。
ノズルプレート2におけるノズル面側とその反対側(チャンバープレート3の接合面)の両方に撥水膜60を形成した場合、ノズル面の反対側に形成された撥水膜60は除去する。これにより、チャンバープレート3との接合強度を向上させる。撥水膜の除去方法としては、例えば、ブラスト処理、プラズマ処理等が挙げられる。
ノズル面に形成される撥水膜60としては、適宜選択できるが、本実施形態ではノズル面の全面に形成されている。
ノズルプレート2等には、基準穴41と基準長穴42を設けることができる。これにより、接合の際に位置ずれを防止することができる。
図6に、本実施形態における中間プレート102を説明するための図を示す。図6(A)は、液体吐出方向から見た場合の中間プレート102の平面図であり、図6(B)は、そのC-C断面図である。
図6(A)に示すように、中間プレート102は、液体吐出方向からみて、ノズルプレート2が有するノズル20と重なる位置に開口部120(窓などとも称する)を有している。これにより、ノズル20からの吐出を阻害することなく、ノズルプレート2とノズルカバー101を接合することができる。
中間プレート102における開口部120の形状は、適宜選択することができる。ノズル20と対応するように複数の穴を設けるようにしてもよいし、また、図示されるような閉じた穴に限られず、例えば切り欠きように開いた穴であってもよい。ノズル20からの吐出を阻害することのない形状であればよい。
中間プレート102の大きさ、すなわち液体吐出方向から見た場合の面積の大きさは、特に制限されるものではなく、適宜選択することができる。通常、ノズルプレート2の面積よりも小さく、ノズルプレート2よりも一回り小さくすることが好ましい。
中間プレート102の材質としては、ノズルプレート2やノズルカバー101の構成等を考慮し、適宜選択することができる。中間プレート102の材質としては、例えば、ステンレス、樹脂等が挙げられる。ノズルカバー101をノズルプレート2に接合させることを考慮すると、中間プレート102の材質とノズルカバー101の材質は異なることが好ましい。また、中間プレート102の材質としては、樹脂であることが好ましい。これらの場合、ノズルカバー101の接合強度を向上させることができる。
中間プレート102の厚みとしては、適宜選択できるが、できるだけ薄いことが好ましく、例えばフィルム状であることが好ましい。制限されるものではないが、中間プレート102の厚みとしては、例えば30~50μmであることが好ましい。
ノズルプレート2やノズルカバー101との接合を考慮し、接合がしやすくなるようにするため、中間プレート102の表面粗さを適宜選択することが好ましい。制限されるものではないが、中間プレート102の表面粗さとしては、例えばRa0.4~Ra12.5であることが好ましい。
図7に、本実施形態におけるノズルカバー101を説明するための図を示す。図7(A)は、液体吐出方向から見た場合のノズルカバー101の平面図である。図7(B)は、図7(A)のD方向から見た場合のノズルカバー101の側面図であり、図7(C)は、図7(A)のE方向から見た場合のノズルカバー101の側面図である。
また、図8に、本実施形態におけるノズルカバー101の斜視図を示す。
図7(A)に示すように、ノズルカバー101は、液体吐出方向からみて、ノズルプレート2が有するノズル20と重なる位置に開口部121(窓などとも称する)を有している。これにより、ノズル20からの吐出を阻害することなく、ノズルプレート2を保護することができる。
上記と同様に、ノズルカバー101における開口部121の形状は、適宜選択することができる。ノズル20と対応するように複数の穴を設けるようにしてもよいし、また、図示されるような閉じた穴に限られず、例えば切り欠きように開いた穴であってもよい。ノズル20からの吐出を阻害することのない形状であればよい。
液体吐出方向から見たときに、ノズルカバー101の開口部121の面積は、中間プレート102の開口部120の面積よりも小さいことが好ましい。この場合、ノズルカバー101の保護効果を向上させることができ、中間プレート102にインクが付着することを防ぎやすくなる。
ノズルカバー101の材質としては、例えばステンレスが挙げられる。ノズルカバー101の加工方法としては、例えばプレス加工が挙げられる。例えば、フレーム7の形状にあわせた形で形成される。
ノズルカバー101は、ノズル面の少なくとも一部を保護し、その形状は適宜選択することができる。本実施形態では、図7(B)、図7(C)及び図8に示すように、ノズルプレート2のノズル面と対向する面からノズルプレート2の側面側に延伸する形状となっている。この場合、中間プレート102やノズル面の周縁部を覆う形状となり、インクが側面に付着することを防止できる。
ノズルカバー101の厚みとしては、適宜選択できるが、できるだけ薄いことが好ましい。制限されるものではないが、ノズルカバー101の厚みとしては、例えば50~200μmであることが好ましい。
中間プレート102との接合を考慮し、接合がしやすくなるようにするため、ノズルカバー101における中間プレート102と接合する面の表面粗さを適宜選択することが好ましい。制限されるものではないが、ノズルカバー101における中間プレート102と接合する面の表面粗さとしては、例えばRa0.4~Ra12.5であることが好ましい。
上述したように、中間プレート102は、ノズルプレート2の撥水面に粘着剤104(第1の接合部材)により接合されされている。また、中間プレート102は、ノズルカバー101と接着剤103(第2の接合部材)により接合されている。本実施形態では、第1の接合部材と第2の接合部材が異なる材質であることが好ましい。例えば第1の接合部材として粘着剤を用いることで、撥水処理がされた面に対してある程度の強度で接合させることができる。粘着剤としては、例えばシリコーン接着剤等を用いることができ、接着剤としては、例えばエポキシ接着剤等を用いることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の液体吐出ヘッドの他の実施形態について説明する。上記と同様の事項については説明を省略する。本実施形態の液体吐出ヘッドの断面図を図9に示す。図9は、図2と同様の断面図である。
本実施形態では、上記実施形態と同様に、ノズルプレート2と中間プレート102を粘着剤104(第1の接合部材)で接合しており、中間プレート102とノズルカバー101を接着剤103(第2の接合部材)で接合している。上記実施形態と異なり、接着剤103は、粘着剤104が表面に露出する部分を覆っている。
図示されるように、接着剤103は中間プレート102を覆う程度に設けられ、粘着剤104が露出しないように設けられる。これにより、粘着剤の接液耐性が弱い場合でも接着剤によりインク侵入を防ぐことができる。また、液体吐出ヘッドの接液耐性が向上し、さまざまなインクを吐出することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の液体吐出ヘッドの他の実施形態について説明する。上記と同様の事項については説明を省略する。本実施形態の液体吐出ヘッドの断面図を図10に示す。図10は、図2と同様の断面図である。
本実施形態では、上記実施形態と同様に、ノズルプレート2における中間プレート102が接合される側とは反対側にフレーム7が設けられている。また、ノズルカバー101は、ノズルプレート2のノズル面と対向する面からノズルプレート2の側面側に延伸する形状である。上記実施形態と異なり、ノズルカバー101は、液室形成部材14の一部に接合されている。
図示されるように、ノズルカバー101は、液室形成部材14の側面の一部に接着剤105で接合されている。ノズルカバー101が中間プレート102と液室形成部材14の両方に接合することで、ノズルカバー101を強固に固定することができる。これにより、紙ジャムなどの強い衝撃がヘッドに与えられてもノズルカバーの保護効果によりヘッドが守られることに加え、ノズルカバーがヘッドから外れにくくなる。
図示される例において、ノズルカバー101はチャンバープレート3、ダイアフラムプレート4、ダンパープレート5、フィルタープレート6及びフレーム7と接合されているが、本実施形態はこれに限られるものではない。ノズルカバー101が液室形成部材14の一部に接合されていればよく、例えばチャンバープレート3、ダイアフラムプレート4、ダンパープレート5、フィルタープレート6及びフレーム7から選ばれる一つと接合されていればよい。液室形成部材14の中でも、ノズルカバー101とフレーム7とが接合されていることが好ましく、この場合、上記効果が向上する。
(ヘッドの基本構成並びに液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置)
次に、本実施形態の液体吐出ヘッドの基本構成について説明する。図11は本実施形態に係る液体吐出ヘッドのノズル配列方向と直交する方向(圧力室長手方向)に沿う断面説明図であり、図12は同じくノズル配列方向に沿う断面説明図である。
なお、本例においては、上記の実施形態で説明した部材と同じ部材であっても異なる符号を付している。
本実施形態の液体吐出ヘッド100は、ノズル板1と、個別流路部材である流路板2と、壁面部材としての振動板部材3とを積層接合している。そして、振動板部材3の振動領域(振動板)30を変位させる圧電アクチュエータ11と、ヘッドのフレーム部材を兼ねている共通流路部材20とを備えている。
ノズル板1は、液体を吐出する複数のノズル4を有している。
流路板2は、複数のノズル4に通じる複数の圧力室6と、各圧力室6にそれぞれ通じる個別流路である個別供給流路7と、1又は複数(本実施形態では1つ)の個別供給流路7に通じる液導入部となる中間供給流路8を形成している。
振動板部材3は、流路板2の圧力室6の壁面を形成する変位可能な複数の振動板(振動領域)30を有する。ここでは、振動板部材3は2層構造(限定されない)とし、流路板2側から薄肉部を形成する第1層3Aと、厚肉部を形成する第2層3Bで構成されている。
そして、薄肉部である第1層3Aで圧力室6に対応する部分に変形可能な振動領域30を形成している。振動領域30内には、第2層3Bで圧電アクチュエータ11と接合する厚肉部である凸部30aを形成している。
そして、振動板部材3の圧力室6とは反対側に、振動板部材3の振動領域30を変形させる駆動手段(アクチュエータ手段、圧力発生手段)としての電気機械変換素子を含む圧電アクチュエータ11を配置している。
この圧電アクチュエータ11は、ベース部材13上に接合した圧電部材にハーフカットダイシングによって溝加工をして、ノズル配列方向において、所要数の柱状の圧電素子12を所定の間隔で櫛歯状に形成している。そして、圧電素子12は、振動板部材3の振動
領域30に形成した厚肉部である凸部30aに接合している。
この圧電素子12は、圧電層と内部電極とを交互に積層したものであり、内部電極がそれぞれ端面に引き出されて外部電極(端面電極)に接続され、外部電極にフレキシブル配線部材15が接続されている。
共通流路部材20は複数の圧力室6に通じる共通供給流路10を形成している。共通供給流路10は、振動板部材3に設けた開口部9を介して液導入部となる中間供給流路8に連通し、中間供給流路8を介して個別供給流路7に通じている。
この液体吐出ヘッド100においては、例えば圧電素子12に与える電圧を基準電位(中間電位)から下げることによって圧電素子12が収縮し、振動板部材3の振動領域30が引かれて圧力室6の容積が膨張することで、圧力室6内に液体が流入する。
その後、圧電素子12に印加する電圧を上げて圧電素子12を積層方向に伸長させ、振動板部材3の振動領域30をノズル4に向かう方向に変形させて圧力室6の容積を収縮させることにより、圧力室6内の液体が加圧され、ノズル4から液体が吐出される。
図13は、更に他の実施形態における液体吐出ヘッドの斜視図であり、図14は、本実施形態における液体吐出ヘッドのノズル配列方向と直交する方向(圧力室長手方向)に沿う断面説明図である。本実施形態の液体吐出ヘッド100は、循環型液体吐出ヘッドであり、ノズル板1と、流路板2と、壁面部材としての振動板部材3とを積層接合している。そして、振動板部材3の振動領域(振動板)30を変位させる圧電アクチュエータ11と、ヘッドのフレーム部材を兼ねている共通流路部材20とを備えている。
そして、流路板2は、複数のノズル4に各々ノズル連通路5を介して通じる複数の圧力室6と、複数の圧力室6に各々通じる複数の流体抵抗部を兼ねる個別供給流路7と、2以上の個別供給流路7に通じる1又は複数の液導入部となる中間供給流路8などを形成している。
個別供給流路7は、前記実施形態と同様に、個別供給流路7は、圧力室6よりも流体抵抗が高い2つの第1流路部7A及び第2流路部7Bと、第1流路部7Aと第2流路部7Bとの間に配置され、第1流路部7A及び第2流路部7Bよりも流体抵抗が低い第3流路部7Cとを含む。
なお、流路板2は、複数枚の板状部材2A~2Eを積層して構成しているが、これに限るものではない。
また、流路板2は、複数の圧力室6にノズル連通路5を介して各々通じる流路板2の面方向に沿う複数の個別回収流路57と、2以上の個別回収流路57に通じる1又は複数の液導出部となる中間回収流路58を形成している。
個別回収流路57は、圧力室6よりも流体抵抗が高い2つの第1流路部57A及び第2流路部57Bと、第1流路部57Aと第2流路部57Bとの間に配置され、第1流路部57A及び第2流路部57Bよりも流体抵抗が低い第3流路部57Cとを含む。個別回収流路57は、第2流路部57Bよりも循環方向において下流側となる流路部57Dは第3流路部57Cと同じ流路幅にしている。
共通流路部材20は、共通供給流路10と共通回収流路50とを形成している。なお、本実施形態においては、共通供給流路10は、ノズル配列方向において共通回収流路50と並ぶ流路部分10Aと、共通回収流路50と並ばない流路部分10Bとで構成している。
共通供給流路10は、振動板部材3に設けた開口部9を介して液導入部となる中間供給流路8に連通し、中間供給流路8を介して個別供給流路7に通じている。共通回収流路50は、振動板部材3に設けた開口部59を介して液導出部となる中間回収流路58に連通し、中間回収流路58を介して個別回収流路57に通じている。
また、共通供給流路10は供給ポート71に通じ、共通回収流路50は回収ポート72に通じている。
なお、その他の振動板部材3の層構成、圧電アクチュエータ11の構成などは、上記実施形態と同様である。
この液体吐出ヘッド100においても、上記実施形態と同様にして、圧電素子12を積層方向に伸長させ、振動板部材3の振動領域30をノズル4に向かう方向に変形させて圧力室6の容積を収縮させることにより、圧力室6内の液体が加圧され、ノズル4から液体が吐出される。
また、ノズル4から吐出されない液体はノズル4を通過して個別回収流路57から共通回収流路50に回収され、共通回収流路50から外部の循環経路を通じて共通供給流路10に再度供給される。また、ノズル4から液体吐出を行っていないときも、共通供給流路10から圧力室6を経て共通回収流路50に液体が循環し、外部の循環経路を通じて共通供給流路10に再度供給される。
本実施形態においても、簡単な構成で、液体吐出に伴う圧力変動を減衰して、共通供給流路10、共通回収流路50に対する伝搬を抑制することができる。
次に、本発明に係る液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置について説明する。
本発明の液体吐出ユニットは、本発明に係る液体吐出ヘッドを備えている。また、本発明の液体吐出ユニットは、前記液体吐出ヘッドに供給する液体を貯留するヘッドタンク、前記液体吐出ヘッドを搭載するキャリッジ、前記液体吐出ヘッドに液体を供給する供給機構、前記液体吐出ヘッドの維持回復を行う維持回復機構、前記液体吐出ヘッドを主走査方向に移動させる主走査移動機構の少なくともいずれか一つと前記液体吐出ヘッドとを一体化した構成が好ましい。
本発明に係る液体を吐出する装置は、本発明に係る液体吐出ヘッド、又は、本発明に係る液体吐出ユニットを備えている。
本発明に係る液体を吐出する装置の一例について図15及び図16を参照して説明する。図15は同装置の概略説明図、図16は同装置のヘッドユニットの一例の平面説明図である。
この液体を吐出する装置である印刷装置500は、連続体510を搬入する搬入手段501と、搬入手段501から搬入された連帳紙、シート材などの連続体510を印刷手段505に案内搬送する案内搬送手段503と、連続体510に対して液体を吐出して画像を形成する印刷を行う印刷手段505と、連続体510を乾燥する乾燥手段507と、連続体510を搬出する搬出手段509などを備えている。
連続体510は搬入手段501の元巻きローラ511から送り出され、搬入手段501、案内搬送手段503、乾燥手段507、搬出手段509の各ローラによって案内、搬送されて、搬出手段509の巻取りローラ591にて巻き取られる。
この連続体510は、印刷手段505において、搬送ガイド部材559上をヘッドユニット550及びヘッドユニット555に対向して搬送され、ヘッドユニット550から吐出される液体によって画像が形成され、ヘッドユニット555から吐出される処理液で後処理が行われる。
ここで、ヘッドユニット550には、例えば、搬送方向上流側から、4色分のフルライン型ヘッドアレイ551A、551B、551C、551D(以下、色の区別しないときは「ヘッドアレイ551」という。)が配置されている。
各ヘッドアレイ551は、液体吐出手段であり、それぞれ、搬送される連続体510に対してブラックK,シアンC、マゼンタM、イエローYの液体を吐出する。なお、色の種類及び数はこれに限るものではない。
ヘッドアレイ551は、例えば、本発明に係る液体吐出ヘッド(これを、単に「ヘッド」ともいう。)100をベース部材552上に千鳥状に並べて配置したものであるが、これに限らない。
次に、液体循環装置の一例について図17を参照して説明する。図17は同循環装置のブロック説明図である。なお、ここでは1つのヘッドのみ図示しているが、複数のヘッドを配列する場合には、マニホールドなどを介して複数のヘッドの供給側、回収側にそれぞれ供給側液体経路、回収側液体経路を接続することになる。
液体循環装置600は、供給タンク601、回収タンク602、メインタンク603、第1送液ポンプ604、第2送液ポンプ605、コンプレッサ611、レギュレータ612、真空ポンプ621、レギュレータ622、供給側圧力センサ631、回収側圧力センサ632などで構成されている。
ここで、コンプレッサ611及び真空ポンプ621は、供給タンク601内の圧力と回収タンク602内の圧力とに差圧を生じさせる手段を構成している。
供給側圧力センサ631は、供給タンク601とヘッド100との間であって、ヘッド100の供給ポート71に繋がった供給側液体経路に接続されている。回収側圧力センサ632は、ヘッド100と回収タンク602との間であって、ヘッド100の回収ポート72に繋がった回収側液体経路に接続されている。
回収タンク602の一方は、第1送液ポンプ604を介して供給タンク601と接続されており、回収タンク602の他方は第2送液ポンプ605を介してメインタンク603と接続されている。
これにより、供給タンク601から供給ポート71を通ってヘッド100内に液体が流入し、回収ポート72から回収タンク602へ回収され、第1送液ポンプ604によって回収タンク602から供給タンク601へ液体が送られることによって、液体が循環する循環経路が構成される。
ここで、供給タンク601にはコンプレッサ611がつなげられており、供給側圧力センサ631で所定の正圧が検知されるように制御される。一方、回収タンク602には真空ポンプ621がつなげられており、回収側圧力センサ632で所定の負圧が検知されるよう制御される。
これにより、ヘッド100内を通って液体を循環させつつ、メニスカスの負圧を一定に保つことができる。
また、ヘッド100のノズル4から液体を吐出すると、供給タンク601及び回収タンク602内の液体量が減少していく。そのため、適宜、第2送液ポンプ605を用いて、メインタンク603から回収タンク602に液体を補充する。
なお、メインタンク603から回収タンク602への液体補充のタイミングは、回収タンク602内の液体の液面高さが所定高さよりも下がったときに液体補充を行うなど、回収タンク602内に設けた液面センサなどの検知結果によって制御することができる。
次に、本発明に係る液体を吐出する装置としての印刷装置の他の例について図18及び図19を参照して説明する。図18は同装置の要部平面説明図、図19は同装置の要部側面説明図である。
この印刷装置500は、シリアル型装置であり、主走査移動機構493によって、キャリッジ403は主走査方向に往復移動する。主走査移動機構493は、ガイド部材401、主走査モータ405、タイミングベルト408等を含む。ガイド部材401は、左右の側板491A、491Bに架け渡されてキャリッジ403を移動可能に保持している。そして、主走査モータ405によって、駆動プーリ406と従動プーリ407間に架け渡したタイミングベルト408を介して、キャリッジ403は主走査方向に往復移動される。
このキャリッジ403には、本発明に係る液体吐出ヘッド100及びヘッドタンク441を一体にした液体吐出ユニット440を搭載している。液体吐出ユニット440の液体吐出ヘッド100は、例えば、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色の液体を吐出する。また、液体吐出ヘッド100は、複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配置し、吐出方向を下方に向けて装着している。
液体吐出ヘッド100は、前述した液体循環装置600と接続されて、所要の色の液体が循環供給される。
この印刷装置500は、用紙410を搬送するための搬送機構495を備えている。搬送機構495は、搬送手段である搬送ベルト412、搬送ベルト412を駆動するための副走査モータ416を含む。
搬送ベルト412は用紙410を吸着して液体吐出ヘッド100に対向する位置で搬送する。この搬送ベルト412は、無端状ベルトであり、搬送ローラ413と、テンションローラ414との間に掛け渡されている。吸着は静電吸着、あるいは、エアー吸引などで行うことができる。
そして、搬送ベルト412は、副走査モータ416によってタイミングベルト417及びタイミングプーリ418を介して搬送ローラ413が回転駆動されることによって、副走査方向に周回移動する。
さらに、キャリッジ403の主走査方向の一方側には搬送ベルト412の側方に液体吐出ヘッド100の維持回復を行う維持回復機構420が配置されている。
維持回復機構420は、例えば液体吐出ヘッド100のノズル面(ノズルが形成された面)をキャッピングするキャップ部材421、ノズル面を払拭するワイパ部材422などで構成されている。
主走査移動機構493、維持回復機構420、搬送機構495は、側板491A,491B、背板491Cを含む筐体に取り付けられている。
このように構成したこの印刷装置500においては、用紙410が搬送ベルト412上に給紙されて吸着され、搬送ベルト412の周回移動によって用紙410が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ403を主走査方向に移動させながら画像信号に応じて液体吐出ヘッド100を駆動することにより、停止している用紙410に液体を吐出して画像を形成する。
次に、本発明に係る液体吐出ユニットの他の例について図20を参照して説明する。図20は同ユニットの要部平面説明図である。
この液体吐出ユニット440、前記液体を吐出する装置を構成している部材のうち、側板491A、491B及び背板491Cで構成される筐体部分と、主走査移動機構493と、キャリッジ403と、液体吐出ヘッド100で構成されている。
なお、この液体吐出ユニット440の例えば側板491Bに、前述した維持回復機構420を更に取り付けた液体吐出ユニットを構成することもできる。
次に、本発明に係る液体吐出ユニットの更に他の例について図21を参照して説明する。図21は同ユニットの正面説明図である。
この液体吐出ユニット440は、流路部品444が取付けられた液体吐出ヘッド100と、流路部品444に接続されたチューブ456で構成されている。
なお、流路部品444はカバー442の内部に配置されている。流路部品444に代えてヘッドタンク441を含むこともできる。また、流路部品444の上部には液体吐出ヘッド100と電気的接続を行うコネクタ443が設けられている。
本願において、吐出される液体は、ヘッドから吐出可能な粘度や表面張力を有するものであればよく、特に限定されないが、常温、常圧下において、または加熱、冷却により粘度が30mPa・s以下となるものであることが好ましい。より具体的には、水や有機溶媒等の溶媒、染料や顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料、などを含む溶液、懸濁液、エマルジョンなどであり、これらは例えば、インクジェット用インク、表面処理液、電子素子や発光素子の構成要素や電子回路レジストパターンの形成用液、3次元造形用材料液等の用途で用いることができる。
液体を吐出するエネルギー発生源として、圧電アクチュエータ(積層型圧電素子及び薄膜型圧電素子)、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータなどを使用するものが含まれる。
「液体吐出ユニット」は、液体吐出ヘッドに機能部品、機構が一体化したものであり、液体の吐出に関連する部品の集合体が含まれる。例えば、「液体吐出ユニット」は、ヘッドタンク、キャリッジ、供給機構、維持回復機構、主走査移動機構、液体循環装置の構成の少なくとも一つを液体吐出ヘッドと組み合わせたものなどが含まれる。
ここで、一体化とは、例えば、液体吐出ヘッドと機能部品、機構が、締結、接着、係合などで互いに固定されているもの、一方が他方に対して移動可能に保持されているものを含む。また、液体吐出ヘッドと、機能部品、機構が互いに着脱可能に構成されていても良い。
例えば、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドとヘッドタンクが一体化されているものがある。また、チューブなどで互いに接続されて、液体吐出ヘッドとヘッドタンクが一体化されているものがある。ここで、これらの液体吐出ユニットのヘッドタンクと液体吐出ヘッドとの間にフィルタを含むユニットを追加することもできる。
また、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドとキャリッジが一体化されているものがある。
また、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドを走査移動機構の一部を構成するガイド部材に移動可能に保持させて、液体吐出ヘッドと走査移動機構が一体化されているものがある。また、液体吐出ヘッドとキャリッジと主走査移動機構が一体化されているものがある。
また、液体吐出ユニットとして、液体吐出ヘッドが取り付けられたキャリッジに、維持回復機構の一部であるキャップ部材を固定させて、液体吐出ヘッドとキャリッジと維持回復機構が一体化されているものがある。
また、液体吐出ユニットとして、ヘッドタンク若しくは流路部品が取付けられた液体吐出ヘッドにチューブが接続されて、液体吐出ヘッドと供給機構が一体化されているものがある。このチューブを介して、液体貯留源の液体が液体吐出ヘッドに供給される。
主走査移動機構は、ガイド部材単体も含むものとする。また、供給機構は、チューブ単体、装填部単体も含むものする。
「液体を吐出する装置」には、液体吐出ヘッド又は液体吐出ユニットを備え、液体吐出ヘッドを駆動させて液体を吐出させる装置が含まれる。液体を吐出する装置には、液体が付着可能なものに対して液体を吐出することが可能な装置だけでなく、液体を 気中や液中に向けて吐出する装置も含まれる。
この「液体を吐出する装置」は、液体が付着可能なものの給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置なども含むことができる。
例えば、「液体を吐出する装置」として、インクを吐出させて用紙に画像を形成する装置である画像形成装置、立体造形物(三次元造形物)を造形するために、粉体を層状に形成した粉体層に造形液を吐出させる立体造形装置(三次元造形装置)がある。
また、「液体を吐出する装置」は、吐出された液体によって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、それ自体意味を持たないパターン等を形成するもの、三次元像を造形するものも含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」とは、液体が少なくとも一時的に付着可能なものであって、付着して固着するもの、付着して浸透するものなどを意味する。具体例としては、用紙、記録紙、記録用紙、フィルム、布などの被記録媒体、電子基板、圧電素子などの電子部品、粉体層(粉末層)、臓器モデル、検査用セルなどの媒体であり、特に限定しない限り、液体が付着するすべてのものが含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど液体が一時的でも付着可能であればよい。
また、「液体を吐出する装置」は、液体吐出ヘッドと液体が付着可能なものとが相対的に移動する装置があるが、これに限定するものではない。具体例としては、液体吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、液体吐出ヘッドを移動させないライン型装置などが含まれる。
また、「液体を吐出する装置」としては、他にも、用紙の表面を改質するなどの目的で用紙の表面に処理液を塗布するために処理液を用紙に吐出する処理液塗布装置、原材料を溶液中に分散した組成液を、ノズルを介して噴射させて原材料の微粒子を造粒する噴射造粒装置などがある。
なお、本願の用語における、画像形成、記録、印字、印写、印刷、造形等はいずれも同義語とする。
次に、液体を吐出する装置の他の例として、インクジェット記録装置を例に挙げてさらに説明する。本実施形態のインクジェット記録装置を図22、図23に示す。なお、本例においては、上記の実施形態で説明した部材と同じ部材であっても異なる符号を付している。
図22は本実施形態のインクジェット記録装置を示す概略斜視図である。図23は図22のインクジェット記録装置の機構部を示す側面図である。このインクジェット記録装置54は、その本体の内部に主走査方向に移動可能なキャリッジ55、このキャリッジ55に搭載した本発明を実施したインクジェットヘッドからなる記録ヘッド58、この記録ヘッドへインクを供給するインクカートリッジ50等で構成される印字機構部59等を収納している。
インクジェット記録装置本体54の下方部には前方側から多数枚の用紙60を積載可能な給紙カセット(或いは給紙トレイでもよい)61を抜き差し自在に装着することができる。また、用紙60を手差しで給紙するための手差しトレイ61を開倒することができ、給紙カセット61或いは手差しトレイ62から給送される用紙60を取り込み、印字機構部59によって所要の画像を記録した後、後面側に装着された排紙トレイ63に排紙する。
印字機構部59は、図示しない左右の側板に横架したガイド部材である主ガイドロッド56と従ガイドロッド57とでキャリッジ55を主走査方向に摺動自在に保持する。
このキャリッジ55にはイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する本発明に係るインクジェットヘッドからなる液体吐出ヘッド58を複数のインク吐出口(ノズル)を主走査方向と交差する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。また、キャリッジ55には液体吐出ヘッド58に各色のインクを供給するための各インクカートリッジ50を交換可能に装着している。
インクカートリッジ50は上方に大気と連通する大気口、下方にはインクジェットヘッドへインクを供給する供給口を、内部にはインクが充填された多孔質体を有しており、多孔質体の毛管力によりインクジェットヘッドへ供給されるインクを僅かな負圧に維持している。また、記録ヘッドとしてここでは各色の液体吐出ヘッド58を用いているが、各色のインク滴(液滴)を吐出するノズルを有する1個のヘッドでもよい。
ここで、キャリッジ55は後方側(用紙搬送方向下流側)を主ガイドロッド56に摺動自在に嵌装し、前方側(用紙搬送方向上流側)を従ガイドロッド57に摺動自在に載置している。そして、このキャリッジ55を主走査方向に移動走査するため、主走査モータ64で回転駆動される駆動プーリ65と従動プーリ66との間にタイミングベルト67を張装し、このタイミングベルト67をキャリッジ55に固定しており、主走査モータ64の正・逆回転によりキャリッジ55が往復駆動される。
一方、給紙カセット61にセットした用紙60をヘッド58の下方側に搬送するために、給紙カセット61から用紙60を分離給装する給紙ローラ68及びフリクションパッド69と、用紙603を案内するガイド部材70と、給紙された用紙60を反転させて搬送する搬送ローラ71からの用紙60の送り出し角度を規定する先端コロ72とを設けている。搬送ローラ71は副走査モータ73によってギヤ列を介して回転駆動される。
そして、キャリッジ55の主走査方向の移動範囲に対応して搬送ローラ71から送り出された用紙60を液体吐出ヘッド58の下方側で案内する用紙ガイド部材である印写受け部材74を設けている。
この印写受け部材74の用紙搬送方向下流側には、用紙60を排紙方向へ送り出すために回転駆動される搬送コロ75、拍車76を設け、さらに用紙60を排紙トレイ63に送り出す排紙ローラ77及び拍車78と、排紙経路を形成するガイド部材79、80とを配設している。
記録時には、キャリッジ55を移動させながら画像信号に応じて液体吐出ヘッド58を駆動することにより、停止している用紙60にインクを吐出して1行分を記録し、用紙60を所定量搬送後次の行の記録を行う。記録終了信号または、用紙60の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了させ用紙60を排紙する。
また、キャリッジ55の移動方向右端側の記録領域を外れた位置には、液体吐出ヘッド58の吐出不良を回復するための回復装置81を配置している。回復装置81はキャップ手段と吸引手段とクリーニング手段を有している。
キャリッジ55は印字待機中にはこの回復装置81側に移動されてキャッピング手段で液体吐出ヘッド58がキャッピングされ、吐出口部を湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出することにより、全ての吐出口のインク粘度を一定にし、安定した吐出性能を維持する。
吐出不良が発生した場合等には、キャッピング手段で液体吐出ヘッド58の吐出口(ノズル)を密封し、チューブを通して吸引手段で吐出口からインクとともに気泡等を吸い出し、吐出口面に付着したインクやゴミ等はクリーニング手段により除去され吐出不良が回復される。また、吸引されたインクは、本体下部に設置された廃インク溜に排出され、廃インク溜内部のインク吸収体に吸収保持される。
なお、上記実施形態においては、本発明をインクジェット記録ヘッドに適用したが、インク以外の液体、例えば、パターニング用の液体レジストを吐出する液体吐出ヘッドにも適用することができる。
(図1~図10の符号)
1 液体吐出ヘッド
2 ノズルプレート
3 チャンバープレート
4 ダイアフラムプレート
5 ダンパープレート
6 フィルタープレート
7 フレーム
8 駆動部
9 圧電素子
10 ベース
11 FPC
12 ドライバIC
14 液室形成部材
20 ノズル
21 圧力室
22 流体抵抗
23 導入路
24 振動板
25 アイランド
26 連通孔
27 ダンパー
28 大気開放室
30 第2導入路
31 フィルター下共通液室
32 フィルター上共通液室
33 フィルター
39 ACT開口
41 基準穴
42 基準長穴
101 ノズルカバー
102 中間プレート
103、105 接着剤
104 粘着剤
120、121 開口部
特開2011-121218号公報

Claims (16)

  1. ノズルを有するノズル面に撥水膜が形成されたノズル板と、
    前記ノズル面の少なくとも一部を保護するノズルカバーと、
    液体吐出方向において前記撥水膜と前記ノズルカバーとの間に配置され、前記撥水膜と前記ノズルカバーのそれぞれに対して接合する中間部材と、を有することを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記中間部材は、液体吐出方向からみて、前記ノズルと重なる位置に開口部を有することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記ノズルカバーは、液体吐出方向からみて、前記ノズルと重なる位置に開口部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記中間部材及び前記ノズルカバーは、液体吐出方向からみて、前記ノズルと重なる位置に開口部を有し、
    前記ノズルカバーの開口部の面積は、前記中間部材の開口部の面積よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記中間部材は、前記ノズルカバーと異なる部材で構成されていることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  6. 前記中間部材は、樹脂からなることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  7. 前記ノズル板と前記中間部材を接合する第1の接合部材と、
    前記中間部材と前記ノズルカバーを接合する第2の接合部材と、を有し、
    前記第2の接合部材は、前記第1の接合部材が表面に露出する部分を覆っていることを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  8. 前記ノズル板における前記中間部材が接合される側とは反対側に液室形成部材が設けられ、
    前記ノズルカバーは、前記ノズル板のノズル面と対向する面から前記ノズル板の側面側に延伸する形状であり、前記液室形成部材の一部に接合されていることを特徴とする請求項1~7のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  9. 前記液室形成部材は、前記ノズルに液体を供給する圧力室を形成する圧力室形成部材を含むことを特徴とする請求項8に記載の液体吐出ヘッド。
  10. 前記液室形成部材は、ダイアフラムを形成するダイアフラム形成部材を含むことを特徴とする請求項8又は9に記載の液体吐出ヘッド。
  11. 前記液室形成部材は、ダンパーを形成するダンパー形成部材を含むことを特徴とする請求項8~10のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  12. 前記液室形成部材は、フィルターを形成するフィルター形成部材を含むことを特徴とする請求項8~11のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  13. 前記液室形成部材は、前記ノズルに液体を供給する個別液室に液体を供給する共通液室の一部を形成するフレーム部材を含むことを特徴とする請求項8~12のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  14. 請求項1~13のいずれかに記載の液体吐出ヘッドを備えていることを特徴とする液体吐出ユニット。
  15. 前記液体吐出ヘッドに供給する液体を貯留するヘッドタンク、前記液体吐出ヘッドを搭載するキャリッジ、前記液体吐出ヘッドに液体を供給する供給機構、前記液体吐出ヘッドの維持回復を行う維持回復機構、前記液体吐出ヘッドを主走査方向に移動させる主走査移動機構の少なくともいずれか一つと前記液体吐出ヘッドとを一体化したことを特徴とする請求項14に記載の液体吐出ユニット。
  16. 請求項1~13のいずれかに記載の液体吐出ヘッド、又は、請求項14若しくは15に記載の液体吐出ユニットを備えていることを特徴とする液体を吐出する装置。
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