JP2022023747A - 患者衣 - Google Patents

Abstract

【課題】患者のプライバシーを保護を確実にし、着脱を極めて容易に行うことができる患者衣を提供する。【解決手段】浴衣状患者衣の内側に、患者の上半身および下半身を覆う紐で結ばれたエプロン部の前見頃を設けたことにより、不用意に肌が露出することを防止した。患者衣１０は、患者の上下身を覆うエプロン部４０と、この浴衣部１０内側に取り付けられたエプロン部４０都から構成される。エプロン部は 右前見頃１と左前見頃２後見頃３とから成り、これらに取り付け紐から構成される。エプロン部４０と左右前見頃１，２、後見頃３で閉じられた状態で各見頃１，２，３、が展開された状態で露出される。【選択図】図４

Description

浴衣状患者衣を着た女性患者が検査用ベットに横になるとき等検査時以外に不用意に前が開き肌が露出するという患者のプライバシーの侵害が起きていた。また無味乾燥な患者衣自体が精神的な苦痛でもあった。これを防止するための患者衣に関するものである。

入院時検査しやすいよう素肌に浴衣状患者衣を着ることがあるが、左右の前見頃を合わせているため、体を捻るなどの動作時に前が開き、肌が露出することが多々あった。

医療関係者以外の人がいる場所での不用意な肌の露出は、特に女性患者にとっては不快なものであるが、一方検査時は、容易に肌が露出できる患者衣であることが求められる。

下腹部の不用意な露出を防ぐ患者衣は、公開されているが、腹部の不用意な露出防止に関する患者衣は見当たらない。

特許第５５２６０８８号「患者衣」

本発明は係る従来の課題を解決するために成されたものであり、患者のプライバシーの保護を確実にし、着脱を極め容易に行うことができる、患者衣を提供することを目的とする。

上記課題を解決するために本発明の患者衣は、患者の身体をエプロン部と浴衣部を取り付けた紐とを結ぶことによって、浴衣を開いた時でも身体を覆われると共に身体が展開された状態においても、パンツ状態のまま露出できることを特徴とする。

エプロン部は、浴衣部に取り付けられたエプロン部見頃とから成り、エプロン部見頃には相互に結ばれて当該エプロン部見頃の幅を狭める紐が、取り付けられていることを特徴とする。

エプロン部上端は、ギャザーとしギャザー部両側に布紐またはゴム紐を取り付けたことにより、当該エプロン部身頃の幅を体形に合わせて挟められ、かつ容易に身体を展開することを特徴とする。

本発明によれば患者衣は、患者の上下半身を覆う浴衣部と、浴衣部の内側に取り付けられたエプロン部とから成るので、例えば従来では患者衣を着用して患者の上下半身を覆っていたが、浴衣部にエプロン部を取り付けることで、患者の羞恥心を、和らげることがでる。また、浴衣部を捲ればエプロン部が露出させることできるので、検査等がやりやすく従って患者衣の利便性を、大幅に向上させることが出来るようになるものである。

エプロン部は取り付け自由な布で構成されおり、汚れなど以外にその時々の気分にあった色柄および柄模様の布に取り換えることが可能である。清潔を保ち、かつ無味乾燥な病院内で精神的な苦痛を緩和することが可能となる。

患者衣の正面図 エプロン部の接合片を、相互に離間させてエプロン部の取り付け状態を示す正面図 エプロン部の接合片を離間させて、エプロン部を取り付け状態を示す正面図 エプロン部取り付け前の正面図 患者衣を取り付け着た状態の正面図

本発明は、患者のプライバシー保護を確実に守ることができる。容易に検査等が行えるという目的を、脇から下半身くらいまで覆えるエプロン部と浴衣部を覆い上下半身部を露出することができる浴衣部を一体に設けるだけの簡単な構造で実現した。

図面に基づいた本発明の実施の形態を詳述する。図１は本発明の実施例を示す患者衣１０の正面図であり、図２は本発明の患者衣１０を構成するエプロン部４０の接合方を相互に離間させた状態を示す図である。図３は本発明の患者衣１０を構成するエプロン部４０の正面図、図４は本発明の患者衣１０を構成するエプロン部１２の接合方を相互に離間させて４０の取り付け状態を示す正面図であり、図５は本発明の患者衣１０を構成し着用した正面図である。

胸回りの異なる患者用の患者衣は、エプロン部に付けた紐で、調整することによって対応できる。調整を容易にするため、エプロン部上部のギャザーはス多めにする。紐はエプロン部に通して一体になる様にし、それによって、ギャザーが寄り添うようになることでエプロン幅が自由に変わり、使用することが出来るようなった。エプロンは幅が自由に変えられるため、脇から膝下までの長さが許す限り、性別・年齢を問わず使用可能であり、この１枚のエプロン部で体の前を隠すが出来るようになった。
従来の浴衣状患者衣にもエプロンを結ぶ紐を設けることで簡単にエプロンを取り付けることも出来る。

１右前身頃
２左前見頃
３後見頃
４右前身頃紐上
５右前身頃紐下
６左前身頃紐上
７左前身頃紐下
８左脇取り付け紐
９右脇取り付け紐
１０患者衣
１１後見頃エプロン部取り付け紐右上
１２後見頃エプロン部取り付け紐左上
１３後見頃エプロン部取り付け紐右下
１４後見頃エプロン部取り付け紐左上
１５エプロン部脇取り付け紐右上
１６エプロン部脇取り付け紐左上
１７エプロン部脇取り付け紐右下
１８エプロン部脇取り付け紐左下
４０エプロン部

Claims (4)

1. 浴衣状患者衣にあって、浴衣状患者衣の内側に、患者の上半身および下半身を覆う紐で結ばれたエプロン部の前見頃を設けたことにより、不用意に肌が露出することを防止した患者衣
2. 浴衣状患者衣の両脇部上下部に各１箇所計４箇所に、エプロン部取り付け用紐を設け、エプロンの両側上下部の紐と結ぶようにした請求項１記載の患者衣
3. 前記エプロン部上端は、ギャザーとしギャザー部両側に取り付け紐を設けた請求項２記載の患者衣
4. 前記エプロン部は取り付け自由な布で構成されていることを特徴とする請求項３記載の患者衣

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