JP3169384U - 検査着 - Google Patents
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Abstract
Description
またケープ型の場合、検査着は身体の前で止めているボタン等を外し、検査する側の半部を肩から外して背中側に回すことにより、受診する片側の胸部(乳房)を露出させる。しかしこれでは、腹部や背中の半部以上が露出されるうえ、検査着の残部は他方の側の肩に掛けられているだけであるので、きわめて不安定な状態となっており、ずり落ちる虞もある。
このため、例えばマンモグラフィの受診者は、撮影対象の乳房以外に、腹部や背中が大きく露出するだけでなく、撮影しない乳房も露出してしまい、受診者にとって大きな負担となる問題があった。
即ち本考案は検査着に関し、左右の前身頃(2a・2b)と後ろ身頃(3)と1または2つの腹帯部(4)とを備えており、上記の左右の前身頃(2a・2b)の上端が上記の後ろ身頃(3)の上端にそれぞれ連設されており、上記の各前身頃(2a・2b)は、分離自在に互いを連結する胸元連結手段(8)をそれぞれの胸元部に備えており、上記の腹帯部(4)は、一方の側端部が上記の後ろ身頃(3)の一方の側縁の下部に連設され、他方の側端部が自由端(6)となっており、上記の腹帯部(4)の自由端(6)と上記の後ろ身頃(3)の他方の側縁の下部との間に連結解除自在な腹帯部連結手段(7)を備えており、上記の左右の前身頃(2a・2b)の下部と上記の腹帯部(4)との間に着脱自在な裾部連結手段(9)を備えていることを特徴とする。
これにより受診者は、身体を検査着に通すことなく、着用手順によっては腕をも検査着に通すことなく、その検査着を簡単に着用できる。しかも後ろ身頃の下部と腹帯部は受診者のおなか回りに固定され、前身頃は後ろ身頃の上端と腹帯部との間に安定良く固定されるので、しっかりした着用感が得られる。
上記の検査着を着用した受診者が左右の乳房を順に検査される際は、その検査する側の前身頃の裾部連結手段を外して、この前身頃を肩部から背中側へ跳ね上げる。これにより検査対象の乳房が確実に露出される。このとき、上記の胸元連結手段は外しておいてもよいが、首回りが苦しくならないように胸元連結手段の長さ等に適切な余裕が形成してあれば、この胸元連結手段で左右の前身頃の胸元部を互いに連結しておいてもよい。
検査が終了すると、受診者は上記の跳ね上げた前身頃を身体の前側に戻し、この前身頃の下部を上記の腹帯部に裾部連結手段で固定することにより、上記の露出していた乳房が確りと覆うことができる。引き続き他方の乳房を検査する場合は、他方の前身頃に対し上記と同様の手順が繰り返される。
また上記のボタンは、布で覆われた、いわゆるくるみボタンであると、受診者が冷たく感じることを抑制でき、より好ましい。
また、通常の紐のように収縮力のない紐や、極端に収縮力の弱いゴム紐等を胸元連結手段に用いた場合は、これを連結した状態でいずれかの前身頃を跳ね上げると、必要な検査部位を露出させるためには充分な長さの紐が必要となる。この場合には、着用時に左右の前身頃が十分に合わせられずに、胸部が検査時以外にも露出する虞があり、受診者の快適感を損なう虞がある。
より具体的には、この腹帯部連結手段が面ファスナーや紐部材を備えると、簡単な操作で連結・解除できるうえ、自由端の左右方向の連結固定位置を段階的もしくは連続的に変更して、検査着のおなか回りの寸法を容易に調節できるので、同じサイズの検査着で受診者の体形に合わせて腹部に良好にフィットでき、受診者が窮屈感を感じること無く、且つ検査時の諸操作において脱落しないようにしっかりと覆うことができてより好ましい。
上記のスカート部は、上記の後ろ身頃と腹帯部とから下方に延設したものであってもよいが、上記の後ろ身頃と腹帯部とに着脱自在であると、受診者の私服によってこのスカート部が不要の場合にはこれを取り外すことができ、好ましい。
図1と図2に示すように、この検査着(1)は例えばマンモグラフィの検査を受ける受診者が着用するもので、前身頃(2)と、後ろ身頃(3)と、腹帯部(4)とを備えており、前身頃(2)は左右の左前身頃(2a・2b)からなり、腹帯部(4)は左右の腹帯部分(4a・4b)からなる。
即ち、上記の検査着(1)を着用した際の、上記の腹帯部(4)の外側表面には、左・右それぞれの前身頃の下部と対面する位置に、裾部連結手段(9)として面ファスナーの、例えば雄材(9a)が設けてある。一方、上記の各前身頃(2a・2b)の下部には、それぞれの内側表面に、裾部連結手段(9)として面ファスナーの、例えば雌材(9b)が設けてある。
最初に、検査着(1)の腹帯部連結手段(7)と胸元連結手段(8)とをそれぞれ外し、裾部連結手段(9)は左右とも連結した状態で、各前身頃(2a・2b)の側縁と後ろ身頃(3)の側縁との間に腕を通して、あたかも上着を羽織るように着用する。次いで、上記の腹帯部連結手段(7)により、上記の両腹帯部分(4a・4b)の自由端(6)を腹部の前で互いに連結固定する。これにより、後ろ身頃(3)の下部と腹帯部(4)とが、受診者のおなか回りに固定される。その後、上記の胸元連結手段(8)の連結紐(8c)を掛けて、左右の前身頃(2a・2b)の胸元を互いに連結する。
最初に、検査着(1)の各連結手段(7・8・9)をそれぞれ外し、上記の衿ぐり(5)が首の後方に位置するように、両前身頃(2a・2b)と後ろ身頃(3)との連接部を両肩に掛ける。次いで上記の腹帯部連結手段(7)により、上記の両腹帯部分(4a・4b)の自由端(6)を腹部の前で互いに連結固定する。これにより、後ろ身頃(3)の下部と腹帯部(4)とが受診者のおなか回りに固定される。次いで各前身頃(2a・2b)の下部を上記の腹帯部(4)に裾部連結手段(9)でそれぞれ連結固定し、さらに上記の胸元連結手段(8)の連結紐(8c)を掛けて、左右の前身頃(2a・2b)の胸元を互いに連結する。
なお、本考案の検査着(1)は、上記の何れか以外の手順で装着されてもよいことは、いうまでもない。
このとき、上記の後ろ身頃(3)は、腹帯部(4)を連設した位置の上側で幅狭となるように円弧状に刳ってあるので、受診者(10)は腕を円滑に動かすことができる。
なお上記の紐部材(7b)からなる腹帯部連結手段(7)は、左右の腹帯部分(4a・4b)で互いに異なる色彩に設定すると、組み合わせる紐部材(7b)が明確となって好ましい。
しかし本考案では、例えば図7に示す第2実施形態のように、1つの部材で腹帯部を構成してもよい。
即ちこの第2実施形態では、1つの帯状部材からなる腹帯部(4)を備えており、後ろ身頃(3)の、例えば右側縁の下部にその腹帯部(4)の一方の側端部が連設してあり、この腹帯部(4)の他方の端部が自由端(6)となっている。この自由端(6)と後ろ身頃(3)の他方の側縁、即ち左側縁の下部との間に、例えば紐状の腹帯部連結手段(7)が設けてある。
また上記の各実施形態や変形例では、例えばマンモグラフィの検査を受ける受診者用の検査着として説明した。しかし本考案の検査着は、その名称にかかわらず、放射線療法など様々な治療を受ける患者用の衣料に適用してもよいことは、いうまでもない。
2…前身頃
2a…左側前身頃
2b…右側前身頃
3…後ろ身頃
4…腹帯部
4a…左腹帯部分
4b…右腹帯部分
5…衿ぐり
6…腹帯部(4)の自由端
7…腹帯部連結手段
7a…面ファスナー
7b…紐部材
7c…伸縮自在の係止手段
8…胸元連結手段
8a…くるみボタン
8b…くるみボタン
8c…連結紐
9…裾部連結手段
9a…裾部連結手段の雄材
9b…裾部連結手段の雌材
10…受診者
11…受診者(10)の肩部
12…スカート部
13…開閉部材
14…スカート部連結手段
Claims (14)
- 左右の前身頃(2a・2b)と後ろ身頃(3)と1または2つの腹帯部(4)とを備えており、
上記の左右の前身頃(2a・2b)の上端が上記の後ろ身頃(3)の上端にそれぞれ連設されており、
上記の各前身頃(2a・2b)は、分離自在に互いを連結する胸元連結手段(8)をそれぞれの胸元部に備えており、
上記の腹帯部(4)は、一方の側端部が上記の後ろ身頃(3)の一方の側縁の下部に連設され、他方の側端部が自由端(6)となっており、
上記の腹帯部(4)の自由端(6)と上記の後ろ身頃(3)の他方の側縁の下部との間に連結解除自在な腹帯部連結手段(7)を備えており、
上記の左右の前身頃(2a・2b)の下部と上記の腹帯部(4)との間に着脱自在な裾部連結手段(9)を備えていることを特徴とする、検査着。 - 上記の腹帯部(4)は、左右の腹帯部分(4a・4b)からなり、各腹帯部分(4a・4b)の自由端(6)と、後ろ身頃(3)の反対側の側縁の下部との間に上記の腹帯部連結手段(7)がそれぞれ設けてある、請求項1に記載の検査着。
- 上記の腹帯部(4)は左右方向に伸縮自在である、請求項1または請求項2に記載の検査着。
- 上記の裾部連結手段(9)は面ファスナーである、請求項1〜3のいずれかに記載の検査着。
- 上記の胸元連結手段(8)は、ボタン(8a・8b)とこれに係止される連結紐(8c)とを備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の検査着。
- 上記の胸元連結手段(8)は連結紐(8c)を備えており、この連結紐(8c)は、10cmの長さを2倍の長さに伸長させるに必要な伸長荷重が15〜200gである、請求項1〜5のいずれかに記載の検査着。
- 上記の胸元連結手段(8)は連結紐(8c)を備えており、この連結紐(8c)は、10cmの長さを2倍の長さに伸長させるに必要な伸長荷重が30〜100gである、請求項1〜5のいずれかに記載の検査着。
- 上記の後ろ身頃(3)は、上部での幅に比べて上記の腹帯部(4)を連設した部位が幅狭に形成してある、請求項1〜7のいずれかに記載の検査着。
- 上記の腹帯部連結手段(7)は、連続的または段階的に連結位置を変更可能である、請求項1〜8のいずれかに記載の検査着。
- 上記の腹帯部連結手段(7)は、面ファスナー(7a)と紐部材(7b)との何れかを備える、請求項1〜9の何れかに記載の検査着。
- 上記の腹帯部連結手段(7)は面ファスナー(7a)を備えており、この面ファスナー(7a)は雄材と雌材の少なくともいずれか一方が、腹帯部(4)の長さ方向に沿って、連続的に長く形成され、若しくは断続的に複数形成されている、請求項9に記載の検査着。
- 上記の腹帯部連結手段(7)は、係止位置が可変である係止手段(7c)を備える、請求項9に記載の検査着。
- 上記の後ろ身頃(3)と腹帯部(4)は、下部にスカート部(12)を備える、請求項1〜12のいずれかに記載の検査着。
- 上記のスカート部(12)は、上記の後ろ身頃(3)と腹帯部(4)とに着脱自在である、請求項13に記載の検査着。
Priority Applications (1)
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JP2011002713U JP3169384U (ja) | 2011-05-17 | 2011-05-17 | 検査着 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011002713U JP3169384U (ja) | 2011-05-17 | 2011-05-17 | 検査着 |
Publications (1)
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JP3169384U true JP3169384U (ja) | 2011-07-28 |
Family
ID=54880255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011002713U Expired - Lifetime JP3169384U (ja) | 2011-05-17 | 2011-05-17 | 検査着 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3169384U (ja) |
-
2011
- 2011-05-17 JP JP2011002713U patent/JP3169384U/ja not_active Expired - Lifetime
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