(実施形態1)
実施形態1のシステム10は、図1に示すように、情報処理装置1と、サーバ装置2と、外部サーバ3と、情報端末4と、を有している。情報処理装置1とサーバ装置2とは、情報処理システム20を構成している。
情報処理装置1、サーバ装置2、外部サーバ3及び情報端末4は、例えば、ネットワーク7に接続することができるように構成されている。ネットワーク7は、例えば、インターネット又は公衆通信回線網が挙げられる。情報処理装置1及び情報端末4は、例えば、無線基地局及び中継装置を介して、ネットワーク7に接続する。情報処理装置1は、例えば、ネットワーク7を介して、サーバ装置2と相互に通信を行う。サーバ装置2は、例えば、ネットワーク7を介して、情報処理装置1及び外部サーバ3と相互に通信を行う。外部サーバ3は、例えば、ネットワーク7を介して、サーバ装置2及び情報端末4と相互に通信を行う。
情報処理装置1は、画像取得部111と、タッチパネル12と、表示制御部112と、を備えている。画像取得部111は、複数の画像80を取得する。タッチパネル12は、表示部121及び入力部122を有する。表示部121は、画像取得部111で取得された複数の画像80を表示させる。入力部122は、操作入力が入力される。表示制御部112は、入力部122への操作入力に基づいて、複数の画像80の表示を制御する。表示制御部112は、図2から図5に示すように、表示部121に表示されたスライダーバー6へのスライド操作に応じて、第1画像81を含む複数の画像80と、第2画像82を第1画像81よりも多く含む複数の画像80との間で、複数の画像80の表示を変更させる。第1画像81は、現在から所定期間までの流行を示す。第2画像82は、流行に左右されない基本的な定番を示す。
実施形態1の情報処理装置1は、スライダーバー6のスライド操作に応じて、流行を示す第1画像81と、定番を示す第2画像82とに複数の画像80を変更することができる。情報処理装置1は、スライド操作に応じて、複数の画像の時間変位をユーザに直感的に把握させることができる。
サーバ装置2は、SNSに投稿された投稿画像に対応する画像80の画像情報が記憶されている。画像情報は、投稿された投稿画像そのものの情報でもよいし、投稿画像が加工された情報でもよい。画像情報の加工は、情報の一部の削除、圧縮、又は追加が含まれてもよい。サーバ装置2は、情報処理装置1から画像80の提供を要求する提供要求に従って、所定の複数の画像80を情報処理装置1に提供できるように構成されている。
外部サーバ3は、例えば、SNSを提供するサーバである。SNSとしては、例えば、TWITTER(登録商標)、FACEBOOK(登録商標)、INSTAGRAM(登録商標)、YouTube(登録商標)、LINE(登録商標)が挙げられる。SNSは、広義に解釈し、ブログ又は電子掲示板を含んでもよい。SNSでは、例えば、ユーザが投稿した投稿情報が掲載される。投稿情報には、例えば、投稿画像が含まれる。ここでは、投稿画像を広義に解し、静止画及び動画も含む。投稿情報には、投稿画像に加え、メッセージが含まれてもよい。メッセージには、例えば、投稿画像が示すスポットに対する投稿者の感想又は感情が含まれる場合がある。スポットは、様々な地点、場所を示す。スポットは、例えば、レストラン、観光名所又はイベント場所が挙げられる。
情報端末4は、例えば、ユーザの操作により、外部サーバ3にアクセスする。情報端末4は、外部サーバ3にアクセスして、SNSに投稿情報を投稿することができる。言い換えれば、情報端末4は、投稿画像を含む投稿情報を、ネットワーク7を介して、外部サーバ3へ提供する。情報端末4は、例えば、投稿画像を撮影する撮影装置を備えている。撮影装置は、例えば、カメラである。情報端末4は、例えば、位置を測位する測位センサを含んでもよい。測位センサは、例えば、GPS(Global Positioning System)センサが挙げられる。また、情報端末4は、複数の携帯電話の基地局を利用して、情報端末4の位置を示す位置情報を取得してもよい。位置情報は、例えば、緯度及び経度で表される。
情報端末4は、測位センサを利用して、投稿画像に、位置情報をメタデータとして付加することができる。メタデータは、撮影位置情報の一例である。撮影位置情報は、投稿画像が撮影された位置を示す。投稿画像は、例えば、投稿情報に含まれるメタデータを用いて、特定されてもよい。また、メタデータは、撮影装置で撮影された撮影時刻の情報が含まれていてもよい。情報端末4は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、又はモバイルコンピュータである。
以下、実施形態1に係るシステム10の各構成について、より詳細に説明する。
実施形態1の情報処理装置1は、制御部11とタッチパネル12とに加え、位置情報取得装置13と、記憶装置14と、通信装置15と、を備えている。制御部11は、画像取得部111と、表示制御部112と、を含んでいる。制御部11は、例えば、タッチパネル12、位置情報取得装置13、記憶装置14、及び通信装置15を制御できるように構成されている。
情報処理装置1は、例えば、情報処理端末である。情報処理端末としては、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、又はモバイルコンピュータが挙げられる。言い換えれば、情報処理装置1は、情報端末4と同じ構成でもよい。情報処理装置1は、例えば、移動体に保持される。移動体は、例えば、人である。移動体は人だけに限られず、ドローン、車両であってもよい。車両は、例えば、自動車、オートバイ、自転車及びスノーモービルが挙げられる。
制御部11は、例えば、通信装置15を制御して、ネットワーク7に接続する。制御部11は、例えば、サーバ装置2から画像80の画像情報を受信できるように、通信装置15を制御する。制御部11の表示制御部112は、例えば、サーバ装置2の通信部21から提供された画像情報の画像80を、タッチパネル12の表示部121に表示させる。
制御部11は、例えば、位置情報取得装置13を制御して、位置情報を取得する。情報処理装置1は、位置情報取得装置13が位置情報を、取得する例だけに限定されるものではない。情報処理装置1は、例えば、近距離無線通信を用いて、外部の装置から位置情報を取得してもよい。外部の装置は、例えば、スマートフォンよりも精度の高い位置情報を取得可能なナビゲーション装置が挙げられる。
制御部11は、位置情報取得装置13で取得された位置情報と、スライダーバー6のスライド操作に基づいたスライド位置情報と、を取得する。位置情報取得装置13は、例えば、情報処理装置1の現在地の位置情報を取得する。入力部122は、スライド操作に基づいたスライド位置情報を取得する。スライド位置情報は、期間を示す期間情報に対応している。制御部11は、位置情報及びスライド位置情報を、通信装置15によりサーバ装置2へ送信する。制御部11は、例えば、位置情報及びスライド位置情報に対応する画像80の画像情報をサーバ装置2から取得させる。
タッチパネル12の表示部121は、複数の画像80を表示する。表示部121は、通信装置15が受信した画像情報の画像80を、画像80に対応付けられたスコアの優先度に基づいて表示する。スコアは、ユーザにお勧めするスポットの評価が高い評価値ともいえる。また、表示部121は、経路を案内するナビゲーション表示を行ってもよい。表示部121は、例えば、ナビゲーション表示を行うために、地図を表示させることができる。表示部121は、例えば、現在地を出発地とし、画像80が示すスポットを目的地又は経由地として、経路又は各種メニューを表示してもよい。表示部121は、例えば、出発地から目的地までの経路を地図に重畳して表示させることもできる。表示部121は、入力部122と別体に構成されることもできる。
入力部122は、例えば、ユーザによる情報処理装置1への入力操作を受けつける。入力部122は、スライダーバー6に対するユーザのスライド操作を受け付けてもよい。言い換えれば、スライダーバー6は、入力部122の一部を構成していると言える。入力部122は、例えば、表示部121に表示された複数の画像80のうち、ユーザが特定の画像80を選択した場合、選択した画像80の選択入力を受け付けてもよい。入力部122は、物理キーで構成されることもできる。入力部122が物理キーで、且つ表示部121が別体に構成される場合、タッチパネル12とは別の構成になる。
スライダーバー6は、図2ないし図5に示すように、直線状に配置された3つの円形部と、3つの円形部をそれぞれ繋ぐように配置される2つの直線部と、3つの円形部より若干小さい同心円状のスライダ64と、を備えている。スライダーバー6は、直線部に沿って、スライダ64が3つの円形部まで移動できるように構成されている。
スライダーバー6は、3つの円形部のうち、右側の円形部が、図3(A)、図4(A)に示すように、定番の画像80として第2画像82を表示させる定番部63を構成している。スライダーバー6は、定番部63とスライダ64とが重なった場合、定番部63を選択するスイッチの接点がオンとなる機能を発揮するように構成されている。情報処理装置1は、スライダーバー6において定番部63が選択されると、図5(B)に示すように、流行に左右されない基本的な定番を示す複数の第2画像82が選択スポットリスト84に表示される。
スライダーバー6は、3つの円形部のうち、左側の円形部が、図4(A)、図5(A)に示すように、話題の画像80として第1画像81を表示させる話題部61を構成している。スライダーバー6は、話題部61とスライダ64とが重なった場合、話題部61を選択するスイッチの接点がオンとなる機能を発揮するように構成されている。情報処理装置1は、スライダーバー6において話題部61が選択されると、図3(B)に示すように、現在から所定期間までの流行を示す複数の第1画像81が選択スポットリスト84に表示される。
スライダーバー6は、3つの円形部のうち、中央の円形部が、図3(A)、図5(A)に示すように、第1画像81と第2画像82とをミックスして表示させるミックス部62を構成している。スライダーバー6は、ミックス部62とスライダ64とが重なった場合、ミックス部62を選択するスイッチの接点がオンとなる機能を発揮するように構成されている。情報処理装置1は、スライダーバー6においてミックス部62が選択されると、図4(B)に示すように、第1画像81と第2画像82とが選択スポットリスト84に表示される。
位置情報取得装置13は、例えば、測位センサを利用して、情報処理装置1の位置情報を取得する。測位センサは、例えば、GPSセンサが挙げられる。情報処理装置1は、例えば、情報端末4の測位センサと同じ測位センサを含んでもよいし、異なる測位センサを含んでもよい。位置情報取得装置13は、例えば、GPSセンサからのセンサ信号に基づいて、位置情報を取得することができる。位置情報取得装置13は、例えば、複数の携帯電話の基地局を利用して、情報処理装置1の位置情報を取得してもよい。位置情報は、例えば、スポットの地理的位置を示すスポット位置情報でもある。位置情報は、例えば、緯度及び経度で表される。位置情報には、緯度、経度に加えて、高度の情報が含まれてもよい。位置情報には、緯度及び経度が特定された時刻を示す情報が付加されてもよい。位置情報取得装置13は、情報処理装置1の現在地以外の地点の位置を示す位置情報を取得してもよい。位置情報取得装置13は、例えば、ユーザが入力部122で選択した画像80に対応する位置情報を取得してもよい。位置情報取得装置13は、例えば、ユーザが入力部122に入力した位置を示す位置情報を取得してもよい。位置情報取得装置13は、例えば、表示部121で表示された地図上において、ユーザが指定した地点に対応する位置情報を取得してもよい。位置情報取得装置13は、地図上の位置として、地図の中心の位置を取得してもよいし、地図の特定の地点の位置を取得してもよい。情報処理装置1は、サーバ装置2へ画像情報の提供要求を行う場合、例えば、ユーザが指定した位置情報を送信する。
記憶装置14は、例えば、情報処理装置1の処理に関する各種情報を記憶する。記憶装置14は、例えば、複数の画像80それぞれに対応するスポット情報が記憶されていてもよい。記憶装置14は、例えば、複数の画像80の画像情報を記憶していてもよい。複数の画像80は、視認性を高めるために縮小されたサムネイル画像でもよい。記憶装置14は、例えば、地図情報を記憶していてもよい。
通信装置15は、公衆無線通信ができるように構成されている。通信装置15は、近距離無線通信ができるように構成されていてもよい。通信装置15は、例えば、サーバ装置2に画像80の画像情報の提供を要求する提供要求を送信する。通信装置15は、提供要求に応じて、サーバ装置2から送信された画像80の画像情報を受信する。通信装置15は、例えば、経路探索を行うために、出発地、経由地及び目的地を示す情報をサーバ装置2に送信するように構成されてもよい。通信装置15は、例えば、図2に示すタッチパネル12の第1コース作成ボタン87がタップされた場合、選択スポットリスト84でチェックされたチェックボックス86の画像80に対応するスポットを出発地、経由地、若しくは目的地として情報をサーバ装置2に送信してもよい。
情報処理装置1は、サーバ装置2で抽出された画像80の画像情報を受信する。情報処理装置1は、取得した画像80の画像情報を表示することにより、ユーザにお勧めのスポットとして、複数の画像80それぞれに対応するスポットの候補を提供することができる。
次に、情報処理装置1のハードウェア構成の一例を、図6を用いて説明する。
情報処理装置1は、図6の例に示すように、構成要素として、プロセッサ511と、メモリ512と、補助記憶装置513と、通信インタフェース514と、媒体接続装置515と、入力装置516と、出力装置517と、を含む。情報処理装置1の各構成要素は、バス500により互いに接続されている。情報処理装置1は、コンピュータと呼ばれることもある。
プロセッサ511は、メモリ512に展開されたプログラムを実行する。実行されるプログラムは、実施形態1における処理を行う情報処理プログラムが適用されてもよい。
メモリ512は、例えば、RAM(Random Access Memory)である。補助記憶装置513は、各種情報を記憶する。補助記憶装置513は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、又はテープ装置である。補助記憶装置513は、例えば、ハードディスクドライブ、又はフラッシュメモリであってもよい。
情報処理装置1は、補助記憶装置513に格納されているプログラム及びデータを、メモリ512にロードして使用することができる。補助記憶装置513は、実施形態1の処理を行う情報処理プログラムを記憶していてもよい。補助記憶装置513は、情報処理装置1の記憶装置14として用いることができる。
通信インタフェース514は、例えば、LAN又はWAN(Wide Area Network)の通信ネットワークに接続されることができる。通信インタフェース514は、例えば、ネットワーク7に接続され、通信に伴うデータ変換を行う。情報処理装置1は、外部装置から通信インタフェース514を介して受信したプログラム及びデータを、メモリ512にロードして使用することができる。通信インタフェース514は、情報処理装置1の通信装置15として用いることができる。
媒体接続装置515は、可搬型記録媒体518と接続可能なインタフェースである。媒体接続装置515は、可搬型記録媒体518と接続又は分離できるように構成されている。媒体接続装置515は、可搬型記録媒体518の記録内容にアクセスする。可搬型記録媒体518は、例えば、半導体メモリ、フレキシブルディスク、光ディスク、又は光磁気ディスクである。可搬型記録媒体518は、例えば、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、又はUSB(Universal Serial Bus)メモリであってもよい。情報処理装置1は、可搬型記録媒体518に格納されているプログラム及びデータを、メモリ512にロードして使用することができる。可搬型記録媒体518が、実施形態1の処理を行う情報処理プログラムを記憶していてもよい。
メモリ512、補助記憶装置513及び可搬型記録媒体518は、コンピュータが読み取り可能な有形の記憶媒体である。メモリ512、補助記憶装置513及び可搬型記録媒体518は、信号搬送波のような一時的な媒体ではなく、非一時的な記憶媒体である。
入力装置516は、ユーザからの指示及び情報の入力を受け付けることができるように構成されている。入力装置516としては、例えば、タッチパネル12の入力部122である。入力部122は、例えば、画面における静電容量の変化をセンサで検知する静電容量方式のデバイスが挙げられる。静電容量方式のデバイスは、例えば、ガラス基板上の透明導電層の表面に保護カバーを重ねた上で、ガラス基板の4隅に設けた電極に電圧を印加できるように構成されている。静電容量方式のデバイスは、ユーザの指が画面に近づくことで生じる静電容量の変化を入力信号として、ガラス基板の4隅の電極で検知することができる。入力部122は、静電容量方式のデバイスだけに限られない。入力部122は、例えば、透明導電膜を配置したガラス面とフィルム面との間に隙間を設けた抵抗膜式のデバイスでもよい。抵抗膜式のデバイスは、ユーザによって押し圧された画面の位置を電圧の変化を入力信号として検知することができる。入力装置516としては、入力部122に加え、物理キー、キーボード、ポインティングディバイス、マウス又は音声入力装置が含まれていてもよい。入力装置516は、GPSセンサからのセンサ信号が入力される構成でもよい。
出力装置517は、ユーザへの問い合わせ又は指示及び処理結果を出力することができるように構成されている。出力装置517としては、例えば、表示部121に加え、スピーカ、若しくはプリンタが挙げられる。表示部121は、例えば、液晶表示装置、有機EL(Electro Luminescence)表示装置が挙げられる。
情報処理装置1は、例えば、図6に示す、メモリ512、補助記憶装置513又は可搬型記録媒体518により、図1に示す記憶装置14が実現される。情報処理装置1は、例えば、メモリ512に展開された情報処理プログラムをプロセッサ511が実行することにより、制御部11が実現される。
なお、情報処理装置1は、図6に示す全てのハードウェア構成を含んでいなくてもよい。情報処理装置1は、用途又は条件に応じて、一部のハードウェア構成が省略されていてもよい。情報処理装置1は、例えば、可搬型記録媒体518を使用しない場合、媒体接続装置515を省略してもよい。また、情報処理装置1は、一部のハードウェア構成が情報処理装置1の外部装置に存在している場合、情報処理装置1が外部装置と接続して、外部装置の構成要素を利用してもよい。言い換えれば、情報処理装置1は、各処理又は各機能を、単一の装置又は単一のシステムによって集中処理されることにより実現させてもよいし、複数の装置又は複数のシステムによって分散処理されることで実現されてもよい。また、図6に示すハードウェア構成は、情報処理装置1と同様に、サーバ装置2、外部サーバ3、情報端末4に用いることができる。また、情報処理装置1、サーバ装置2、外部サーバ3及び情報端末4は、図6に示す構成と類似する構成を含んでもよい。
次に、サーバ装置2は、図1に示すように、通信部21と、サーバ制御部22と、記憶部23と、を有している。通信部21は、例えば、受信機能と、送信機能と、を有している。サーバ制御部22は、解析部221と、生成部222と、抽出部223と、経路探索部224と、を有している。
通信部21は、位置情報又はスライド操作情報を情報処理装置1から受信する。通信部21は、提供要求を情報処理装置1から受信するように構成されてもよい。通信部21は、記憶部23に格納された複数の画像80を、情報処理装置1へ送信する。通信部21は、画像情報の提供要求を受け付けた場合、位置情報が示す位置に対して所定条件を満たす画像80を情報処理装置1に送信してもよい。通信部21は、抽出部223が抽出したお勧めのスポットに対応する画像80を、情報処理装置1に送信する。
サーバ制御部22は、例えば、通信部21を制御して、ネットワーク7に接続する。サーバ制御部22は、例えば、情報処理装置1、又は外部サーバ3とデータを送受信できるように通信部21を制御してもよい。
解析部221は、例えば、通信部21を介して、外部サーバ3からSNSに投稿された投稿情報を収集する。SNSでは、例えば、API(Application Programming Interface)を介して、投稿された投稿情報を提供するサービスが提供されている。解析部221は、投稿情報を解析して、解析情報を生成する。解析部221は、SNSに投稿された投稿情報のメッセージを解析してベクトル化したベクトル情報を解析情報としてもよい。ベクトル情報は、例えば、メッセージに応じて、分類分けできる。分類分けは、例えば、「楽しい」、「美味しい」、「感動した」、「吃驚した」及び「癒される」の感情と対応していてもよい。
解析部221は、SNSに投稿された投稿情報からスポットのお勧め度をスコアリングしたスコアを特定してもよい。スコアは、SNSに投稿された投稿画像が示すスポットのお勧め度をスコアリングした情報ともいえる。解析部221は、例えば、SNSに投稿された投稿情報のメッセージを形態素解析し、形態素を得る。解析部221は、得られた形態素に基づいて特定した特徴語に応じて、スポット情報をスコアリングした結果をスコアとしてもよい。サーバ装置2は、解析部221によりスコアリングされたスポット情報のスコアに基づいて、複数の画像80に優先順位をつけることができる。形態素解析には、例えば、MeCabを利用することができる。
解析部221は、例えば、SNSに投稿された投稿情報のメッセージからキーフレーズを抽出する処理を実行する。解析部221は、例えば、投稿情報のメッセージから特徴語を抽出する特徴語抽出処理を実行する。特徴語は、例えば、メッセージを特徴づける用語である。キーフレーズは、例えば、投稿の主題をよく表現している特徴的な句である。解析部221は、キーフレーズの抽出処理について、単語を意味する「ワード」ではなく、連続する複数単語を含み、句を意味する「フレーズ」を抽出する。
解析部221は、例えば、予め作成したキーフレーズの辞書を用いて、キーフレーズの抽出を行うことができる。解析部221は、例えば、機械学習を用いて、キーフレーズの抽出を行うこともできる。解析部221は、例えば、統計ベース、グラフベースで、キーフレーズの抽出を行うこともできる。解析部221は、例えば、予め作成した特徴語の辞書を用いて特徴語の抽出を行うことができる。解析部221は、例えば、機械学習を用いて、特徴語の抽出を行うこともできる。解析部221は、例えば、統計ベース、グラフベースで、特徴語の抽出を行うこともできる。解析部221は、SNSに投稿された投稿情報のメッセージから、キーフレーズ及び特徴語を抽出する処理を実行してもよい。
解析部221は、例えば、メッセージを解析して生成した解析情報を所定のカテゴリに分類する。解析部221は、所定のカテゴリとして、例えば、観る、遊ぶ、味わうに分類する。解析部221は、所定のカテゴリとして、例えば、ニュース、温泉、公園、美術館、神社、ライブ、ショッピング、アミューズメント、アウトドア、イベント、グルメ、ラーメン、山に分類してもよい。カテゴリは、適宜の種類に分類されてもよい。
解析情報は、例えば、メタデータを利用して生成されてもよい。メタデータは、例えば、テキストデータを含むテキストタグである。テキストタグは、例えば、解析情報を所定のカテゴリごとに分類するために用いられる。言い換えれば、解析情報は、テキストタグにより、投稿画像をカテゴリ毎に分類分けして管理できるように構成されている。
解析部221は、事前に、生成した各データベースを記憶部23に記憶してもよい。解析部221は、例えば、以下の手順で、各データベースを生成する。
解析部221は、例えば、インターネット百科事典及び投稿情報のメッセージを、解析対象情報として取得する。インターネット百科事典には、例えば、WIKIPEDIA(登録商標)が含まれる。メッセージには、例えば、FACEBOOK(登録商標)、TWITTER(登録商標)及び口コミ記事が含まれる。
解析部221は、例えば、投稿情報のメッセージを有限個の蓄積期間のカテゴリ毎に分類する。蓄積期間は、例えば、メッセージが蓄積された期間を表す。蓄積期間のカテゴリとしては、例えば、話題及び定番を用いることができる。蓄積期間のカテゴリは、話題と定番だけには限られない。
より具体的には、解析部221は、固有表現抽出(Named Entity Recognition,NER)により、解析対象情報から語句を抽出する。解析部221は、例えば、機械学習によって生成された学習済みモデルを用いて、固有表現抽出を行うことができる。
解析部221は、例えば、LDA(Latent Dirichlet Allocation)、TF-IDF(Term Frequency-Inverse Document Frequency)、又はPosition Rankを用いて、抽出された語句の中から、特徴語句を抽出する。解析部221は、例えば、機械学習によって生成された学習済みモデルを用いて、特徴語句を抽出することができる。
解析部221は、例えば、単語の分散表現を用いて、2つの特徴語句の間の関係及び強度を計算する。2つの特徴語句の間の強度としては、例えば、分散表現によるコサイン類似度を用いることができる。解析部221は、2つの特徴語句の間の関係及び強度を計算することで、投稿情報のメッセージから対応する投稿画像が、どの分類の画像であるか、スコア、投稿画像が撮影されたスポットの場所、投稿画像が話題に該当するか定番に該当するかを判別することができる。
生成部222は、解析情報に基づいて、スポット情報を生成する。スポット情報は、例えば、図7に示すように、スポットIDと、スポット名と、スポット位置と、カテゴリと、日時と、画像と、スコアと、が対応付けられている。生成部222は、生成したスポット情報を記憶部23に記憶させる。
抽出部223は、位置情報取得装置13で取得された位置情報に基づいて、情報処理装置1へ送信する画像80のスポットを、地図上の対象エリアから決定する。対象エリアは、所定エリアの一例である。抽出部223は、例えば、抽出条件に応じたスポット情報の画像情報を記憶部23から抽出する。抽出部223は、緯度経度が抽出範囲内に存在する画像80を抽出できればよい。
抽出部223は、例えば、カテゴリごとに、画像情報を抽出する。抽出部223は、例えば、遊ぶカテゴリとして、画像情報とともにスポット情報に含まれる情報を抽出してもよい。スポット情報には、例えば、遊ぶカテゴリとして、イベントが含まれる。イベントは、例えば、祭り、展示会、若しくはスポーツイベントである。この場合、抽出部223は、イベント種類を含む抽出条件に基づいて、イベントに関する情報を記憶部23から抽出する。イベントに関する情報は、例えば、イベントの説明、イベントが開催されるスポット名、スポットの位置座標、住所、若しくはスポットの説明を含む。
抽出部223は、提供要求が情報処理装置1から送信された場合、抽出されたスポットに対応する所定数の画像80を、記憶部23から抽出する。抽出部223は、例えば、通信部21を介して、スポット情報に対応する画像80を情報処理装置1へ提供する。
また、抽出部223は、予め記憶部23に記憶されたユーザ毎のお気に入りスポット及びユーザが行ったことがあるスポットに基づいて、お勧めスポットを示す画像80を抽出してもよい。抽出部223は、例えば、受信したユーザIDにより対象のユーザを特定し、特定したユーザのお気に入りスポット又はユーザが行ったことがあるスポットと同一又は類似するスポットの画像80を抽出してもよい。抽出部223は、例えば、ユーザのお気に入りスポットをベクトル化し、記憶部23に記憶されているスポットに対応するベクトルとの類似度を判定する。抽出部223は、ベクトル間のコサイン類似度で1に近ければ類似していると判定することができる。
抽出部223は、例えば、複数ユーザのお気に入りスポット、ユーザが選択したスポット、又はユーザが行ったことがあるスポットを、機械学習を用いて解析する。抽出部223は、例えば、類似した履歴を持つユーザが好むスポットを、お勧めスポットの画像80として抽出することができるように構成されてもよい。
抽出部223は、スコアが高い順に、スポット情報のうち、お勧めスポットを示す所定数の画像80を抽出する。抽出部223は、類似度が高い順に、返却要求数分の画像80を抽出してもよい。
経路探索部224は、情報処理装置1から経路を探索する経路探索要求に応じて、経路を取得する。経路探索部224は、例えば、通信部21を介して、出発地、目的地に加えて経由地を指定する経路の経路探索要求が入力された場合、経由地を経由する経路を探索する。サーバ制御部22は、通信部21を介して、出発地から目的地まで探索された経路を情報処理装置1に送信する。
経路探索部224は、例えば、ダイクストラ法を用いて出発地から経由地を経由して目的地までの経路を探索する。経路探索部224は、地図情報から所定の経路を算出することができる。地図情報には、道路ネットワークが表示できるように、複数のノードと、ノードとノードとを結ぶリンクの情報が含まれている。ノードは、例えば、交差点その他道路網表現上の結節点を示している。リンクは、ノードとノードの間の道路区間を示している。地図データには、例えば、ノードとノードの間に道路形状を特定するため、複数の補間点が含まれている。経路探索部224は、出発地から目的地までの経路を探索した結果を、情報処理装置1から取得できる構成でもよい。
経路探索部224は、表示部121に表示された画像80に対応するスポットが、目的地又は経由地としてユーザから選択された場合、スポットを目的地又は経由地として設定する。そして、経路探索部224は、例えば、表示部121に表示された画像80に対応するスポットが目的地として設定された場合、出発地からスポットまでの経路を探索する。また、経路探索部224は、表示部121に表示された画像80に対応するスポットが経由地として設定された場合、出発地からスポットを経由して目的地に到達するまでの経路を探索する。
言い換えれば、サーバ制御部22は、例えば、外部サーバ3から受信した投稿情報を解析して、スポット情報を生成する。スポット情報は、例えば、外部サーバ3が提供するSNSに投稿された投稿情報に基づいて生成される。サーバ装置2は、例えば、外部サーバ3が提供するSNSにおいてスポットを表す特徴に関する投稿情報の投稿が行われた場合、投稿情報を解析して、解析情報を特定する。特定された解析情報には、スポットを表す特徴の解析結果が示される。サーバ装置2は、解析情報と、投稿情報に基づいて特定されたスポット位置情報と、投稿画像とを対応づけたスポット情報を生成する。
サーバ制御部22は、情報処理装置1から画像80の提供要求を受け付けた場合、通信部21を制御して、スポット情報に含まれる画像情報を情報処理装置1に提供する。提供要求には、例えば、情報処理装置1の位置を示す位置情報が含まれていてもよい。通信部21は、例えば、提供要求を受け付けた場合、所定のカテゴリに属するスポットに対応する画像情報を情報処理装置1に提供してもよい。この場合、提供要求は、例えば、所定のカテゴリのスポットと対応する画像80が要求される。解析部221は、所定のカテゴリに属する画像80が複数ある場合、カテゴリごとにスコアの高い順から所定の数の画像80を情報処理装置1へ提供してもよい。
記憶部23は、スポット情報において、複数の画像80が記憶されている。画像80は、例えば、話題(秒から季)、定番(季から年)の2個のカテゴリのいずれかに対応させて記憶される。画像80は、例えば、ニュース(秒から日)、話題(日から週)、トレンド(週から季)、定番(季から年)の4個のカテゴリそれぞれに対応して、記憶部23に記憶されていてもよい。ニュースは、例えば、秒から日の期間を表す。話題は、例えば、秒から日の期間を表す。トレンドは、例えば、週から季の期間を表す。定番は、例えば、季から年の期間を表す。
記憶部23は、例えば、サーバ装置2の処理に関する各種情報を記憶する。記憶部23は、例えば、図7に示すスポット情報を記憶している。スポット情報は、解析部221により解析された解析情報を含んでいてもよい。スポット情報のスポット名は、例えば、SNSに投稿された投稿情報に対応するスポットの名称である。言い換えれば、スポット名は、投稿対象のスポットの名称である。日時情報は、例えば、SNSに投稿情報が投稿された日時を示す。サーバ装置2は、スポット情報に日時情報が含まれている場合、例えば、現在時刻から所定の期間内の日時情報を有するスポット情報のみを分離して記憶部23に記憶させておくことで、最新の情報のみをスポット情報として情報処理装置1に提供することもできる。記憶部23は、例えば、カテゴリ情報を記憶している。解析情報は、例えば、投稿情報を分類するためのカテゴリと、カテゴリに属する単語とが対応づけられている。サーバ制御部22は、例えば、投稿情報として投稿されたメッセージに含まれる単語と、カテゴリ情報において対応づけられているカテゴリを判別することで、投稿情報のカテゴリを特定することができる。
記憶部23は、例えば、地図情報を記憶していてもよい。地図情報は、例えば、日本の国土地理院が作成した数値地図である。数値地図では、例えば、道路ネットワークがノードとリンクとを用いて表現されている。ノードは、例えば、道路のカーブ、交差点、その他道路網表現上の結節点に配置される点である。リンクは、例えば、ノードとノードとを結ぶ道路を表す線分である。
記憶部23は、例えば、地点名情報を記憶していてもよい。地点名情報は、地図情報に含まれていてもよい。スポット位置情報は、例えば、スポットと対応する地点の位置を示す。地点名は、例えば、住所、市区町村の名称、店舗名、建物名、若しくは施設名である。位置情報は、例えば、緯度及び経度で表される。
記憶部23に記憶されるスポット情報は、スポットID、スポット名、スポット位置情報、カテゴリ、日時及びスコアを含むものだけに限定されず、別の情報を含んでもよい。スポット情報には、例えば、スポットに対応する名前や住所の情報が含まれてもよい。スポット情報には、スポットに対応する名前や住所に加え、スポットの電話番号が含まれていてもよい。スポット情報には、画像80が静止画又は動画を示すメディア情報が含まれていてもよい。スポット情報には、スポットに対応するURL(Uniform Resource Locator)が含まれていてもよい。スポット情報には、投稿情報と同じ情報が含まれていてもよい。スポット情報には、例えば、SNSに投稿されたメッセージに付されたハッシュタグが含まれていてもよい。スポット情報は、例えば、予め地図情報に含まれているPOI(Point Of Interest)を示すPOI情報が、マージされてもよい。スポット情報には、例えば、ユーザが予め登録したお気に入りスポット、又はユーザが行ったことがあるスポットについての情報が、ユーザと対応づけて含まれていてもよい。
言い換えれば、サーバ装置2は、例えば、通信部21を介して、外部サーバ3からSNSに投稿された投稿情報を収集する。解析部221は、投稿情報のメッセージを解析し解析情報を生成する。解析情報は、例えば、投稿情報のメッセージを解析してベクトル化したベクトル情報が含まれる。サーバ装置2は、投稿情報のメッセージに基づいてスポット位置情報を特定する。スポット位置情報は、スポットの位置を示す情報である。スポット位置情報は、例えば、スポットが存在する座標である。スポット情報は、特定の場所についての情報である。スポット情報は、例えば、POIである。POIは、例えば、誰かが便利であると思った場所又は興味がある場所についての情報である。SNSに投稿された投稿情報からスポット情報を生成することで、サーバ装置2は、スポット情報のデータファイルに、世の中で盛り上がっているホットスポットの画像80を紐付けることができる。
すなわち、サーバ装置2は、地域又は時節に応じた新鮮なスポット情報に対応する画像80を動的にユーザに提供することができる。SNSに投稿された投稿情報から生成されるスポット情報は、動的に情報を提供することができるため、一例ではダイナミックPOIと呼ばれてもよい。ダイナミックPOIは、例えば、月単位、週単位、日単位、時間単位、若しくは分単位の比較的短時間で動的に変化する情報を意味している。サーバ装置2は、例えば、収集した投稿情報を所定の時間帯ごとに管理することで、ダイナミックPOIを時間ごとに管理することもできる。また、サーバ装置2は、収集した投稿情報を、季から年単位の所定の時間帯ごとに管理することで、定番のPOIとして管理することもできる。
サーバ装置2のサーバ制御部22は、情報処理装置1からの提供要求に応じて、情報処理装置1から送信された位置の周辺のスポットを探索する。サーバ制御部22の抽出部223は、画像80を抽出する際に、記憶部23に記憶されているスポット情報を用いる。
サーバ装置2は、例えば、情報処理装置1から送信された出発地の位置情報に基づいて、出発地の周辺のスポット情報に対応する画像80を抽出してもよい。サーバ装置2は、抽出された出発地の周辺のスポット情報に対応する画像80を情報処理装置1へ提供する。出発地周辺のスポット情報は、位置情報が示す位置に対して所定条件を満たすスポット情報の一例を示す。提供要求は、例えば、情報処理装置1の位置情報が示す位置に対して所定条件を満たすスポット情報に含まれる画像80の提供を要求する。
以下、サーバ装置2が生成するスポット情報の生成処理について、図9を用いて説明する。
サーバ装置2は、例えば、スポット情報の生成処理の実行指示が入力されると、サーバ制御部22が図9の動作フローを開始する。
S901において、サーバ制御部22の解析部221は、通信部21を介して外部サーバ3から、SNSに投稿された投稿情報を収集する。解析部221は、外部サーバ3から全ての投稿情報を収集してもよいし、一部の投稿情報を収集してもよい。一部の投稿情報としては、例えば、直近の所定期間に投稿された最新の投稿又は地区町村の名称の位置に関する投稿が挙げられる。解析部221は、例えば、特定の地点名を地点名情報から取得して、取得した地点名に関する投稿情報のみを、外部サーバ3から収集してもよい。
S902において、解析部221は、収集した投稿情報のメッセージに対して、前処理を実行する。前処理は、例えば、メッセージに含まれる改行又はURLを削除する処理を含む。前処理は、例えば、全角の英数字を半角に変換する処理、データの正規化又はクレンジングの処理を含んでもよい。更に、前処理は、例えば、投稿に形態素解析を行い形態素に分割する処理を含んでもよい。
S903において、解析部221は、メッセージから特徴語、キーフレーズを抽出する処理を実行する。
S904において、解析部221は、不要なメッセージ中の文言を除去する処理を行う。解析部221は、例えば、ツイートに、ホテルにチェックインした際に投稿される「I'm at ~」といった内容が含まれる場合、他者にとって利用価値が低い情報の可能性が高いため除去されてもよい。
S905において、解析部221は、固有表現抽出(NER:Named Entity Recognition)処理を実行する。解析部221は、例えば、形態素解析済みのメッセージに対して、固有表現抽出を実行することで文に対してラベルづけを行うことができる。ラベルの種類は、例えば、組織・団体、イベント、日付、場所、金額、人物、商品、時間を含んでもよい。
解析部221は、固有表現抽出により、例えば、メッセージに出現する地点名を示す固有名詞や日時を示す日時情報を抽出することができる。固有表現抽出処理には、例えば、「GiNZA」が用いられる。
解析部221は、例えば、図8示すように、投稿情報のメッセージに含まれる用語に対して、「組織・団体」、「イベント」といったラベル付けを実行する。S905の処理では、固有表現抽出で付与されたラベルづけを更にユーザが修正してもよい。解析部221は、例えば、機械学習によりラベルづけを実行してもよい。解析部221は、固有表現抽出により投稿情報に付加されたラベルを用いることで、「どこのお店で扱っているメニュー」とか、「製品」とか、「いつ始まるか」という投稿情報の意味に基づいた解析を実行することができる。例えば、「やばい」という用語は、「ご飯を食べて美味しかった」のか、「何かに嵌って身動き取れない状態」なのか、同じ用語でも異なる意味で利用されることがある。
解析部221は、例えば、固有表現抽出で場所のラベルが付加された用語が飲食店を表していれば、「やばい」という用語の意味を「美味しい」の意味に分類することができる。機械学習を用いた固有表現抽出では、投稿情報のメッセージを適当な解析単位に分割した後、固有表現を構成する1つ、若しくは複数の解析単位としてまとめあげると同時に、まとめあげられた解析単位列がどの種類の固有表現かを判別することができる。また、解析部221は、固有表現抽出を行うことにより、意味を加えて、「どこかのお店で扱っているメニュー」とか「製品」とか、「いつ始まるか」という時期など意味をもった抽出を行うこともできる。解析部221は、複数のSNS情報の投稿情報を関連づけて固有表現抽出を行うこともできる。
S906において、解析部221は、投稿情報のカテゴリを分類するカテゴリ分類を行う。解析部221は、例えば、記憶部23に記憶されているカテゴリ情報を参照し、投稿情報に含まれている単語と対応づけられたカテゴリを特定する。解析部221は、機械学習を用いて、メッセージのカテゴリを特定してもよい。投稿情報のカテゴリは、例えば、観る、遊ぶ、味わうのカテゴリ分類を含んでもよい。投稿情報のカテゴリは、例えば、ニュース、アクティビティ、イベント、カフェ・喫茶、ショッピング、ミュージアム、レジャー、レストラン、体験、公園・庭園、動物園・水族館、宿泊、対象外、居酒屋・バー、景観・名所、温泉・スパ・エステ、神社・仏閣の分類を含んでもよい。
S907において、解析部221は、SNSに投稿された投稿情報の画像80に対応する位置情報を特定する。解析部221は、例えば、投稿情報のメッセージから、スポット名と、位置情報を特定する。解析部221は、例えば、形態素解析の結果得られた形態素を用いて、記憶部23に記憶されている地点名情報を検索する。解析部221は、形態素と一致する地点名が見つかった場合、見つかった地点名の位置をスポット位置情報として特定する。地点名の位置は、地点名と緯度経度とが対応付いたデータが含まれる地図情報から取得することができる。また、解析部221は、例えば、見つかった地点名をスポット名として特定する。解析部221は、例えば、投稿情報の内容に基づいて、スポット名を特定してもよい。解析部221は、投稿のカテゴリなどの投稿の内容に応じて、スポット名として用いる情報を決定してもよい。解析部221は、例えば、投稿情報に静止画、又は動画が含まれる場合、静止画、又は動画に含まれるメタデータの撮影位置情報から情報端末4の位置情報を特定してもよい。
解析部221は、地点名情報の検索に用いるため、1つの形態素を用いてもよいし、2つ以上の形態素を用いてもよい。解析部221は、2つ以上の単語から共起する共起語を抽出し、共起語を、予めスポットごとにクラスリングされた単語と高い類似度を有する検索語に置き換えて検索を行ってもよい。ここで、共起とは、投稿情報に含まれている所定の単語が、投稿情報中に別の単語と同時に出現することをいう。共起語とは、所定の単語と同時に出現する別の単語をいう。解析部221は、機械学習を用いてメッセージと対応するスポット名及びスポット位置情報を特定してもよい。別の実施形態では、解析部221は、固有表現抽出で場所のラベルが付加された用語をスポット名として用いて地点名情報の検索を実行してもよい。
S908において、解析部221は、投稿情報にスコアリングを実行する。解析部221は、例えば、投稿の日時について、より時間的に新しい投稿ほどスコアがより高くなるようにスコアを付与する。解析部221は、例えば、投稿情報のメッセージについて、内容がポジティブな投稿に、内容がネガティブな投稿よりも高いスコアを付与する。解析部221は、例えば、投稿情報にホットワードを含む場合、ホットワードを含まない場合よりも高いスコアを付与する。解析部221は、例えば、画像80について、より審美感の高い投稿ほどスコアがより高くなるようにスコアを付与する。審美感は、例えば、投稿画像の解像度を用いて評価することができる。言い換えれば、解析部221は、より解像度の高いほどスコアがより高くなるようにスコアを付与する。解析部221は、例えば、投稿の日時、投稿情報の内容、審美観を総合して、画像情報に対するスコアを決定する。解析部221は、例えば、複数のスコアの平均値、中央値、最頻値、最大値、又は最小値の統計値を算出し、算出結果をスコアとして用いてもよい。スコアは、例えば、投稿の利用価値を表しているといえる。スコアは、カテゴリごとに重み付けを行ってもよい。解析部221は、例えば、話題に対応する画像80と、定番に対応する画像80とをミックスさせる場合、話題の画像数と定番の画像数とが均一になるように、スコアに重み付けを行ってもよい。
S909において、生成部222は、特徴語及びキーフレーズの抽出、固有表現抽出、カテゴリ分類、位置情報の特定、スコアリングの各種処理で得られた処理情報を用いて、投稿情報に対応するスポット情報を生成する。生成部222は、生成したスポット情報を記憶部23に記憶させ、本動作フローは終了する。生成部222は、スポット情報を記憶させる際に、S710で決定したスコアに基づいて、スポット情報を並べ替えて記憶させてもよい。情報処理システム20は、スコアに基づいてスポット情報を並べ替えることで、利用価値の高いスポット情報をユーザに効率的に提供することができる。
また、外部サーバ3に1つのスポットに対して複数の投稿情報が投稿されることがあるため、生成部222は、例えば、同じスポットに対する複数の投稿情報をまとめて1つのスポット情報として記憶部23に記憶させてもよい。生成部222は、例えば、スポット名、位置情報、カテゴリ、日時情報を用いて、同じスポットに対する投稿情報であるか否かを判定することができる。
ニュースにカテゴライズされる投稿情報は、即時性が求められることがある。投稿情報は、できるだけ早くユーザに提供することが望ましいことがある。一形態において、サーバ装置2は、ニュースにカテゴライズされる投稿情報と対応するスポット情報の生成において、図9の一部の処理が省略されてもよい。ニュースにカテゴライズされる投稿と対応するスポット情報の生成では、例えば、S905の固有表現抽出の処理が省略されてもよい。
上述の動作フローは例示であり、実施形態1は限定されるものではない。可能な場合には、動作フローは、処理の順番を変更して実行されてもよく、別に更なる処理を含んでもよく、又は、一部の処理が省略されてもよい。
続いて、スポット情報に登録されている画像80の提供について例示する。サーバ装置2は、例えば、情報処理装置1からの提供要求に応じて、要求された条件に合致する画像80を提供する。スポット情報の中には、例えば、即時性が求められる情報又はユーザに提示する好ましいタイミングに期限のある情報がある。そのため、サーバ装置2のサーバ制御部22は、情報処理装置1に画像80を提供する際、情報の種類に応じて提供する期間に制限を設けてもよい。例えば、イベントの情報であれば、サーバ制御部22は、提供要求を受け付けた時刻から所定時間以内にSNSに投稿された投稿情報に基づいて、画像80の画像情報を情報処理装置1に提供してもよい。所定時間は、例えば、イベント終了時刻として設定されてもよい。また、所定時間は、例えば、1時間、2時間、若しくは3時間として、適宜に設定されていればよい。
次に、実施形態1の情報処理装置1の動作について、さらに説明する。以下では、情報処理装置1の情報処理の一例を、図10のシーケンス図を用いて説明する。
情報処理装置1は、位置情報取得装置13から、位置情報を取得する(S1001)。位置情報取得装置13は、例えば、情報処理装置1の現在地を位置情報として取得している。
情報処理装置1は、ユーザの操作に応じて、スライダーバー6におけるスライダ64のスライド位置情報を取得する(S1002)。
情報処理装置1は、画像80の提供要求を、通信装置15からサーバ装置2に送信する(S1003)。提供要求には、ユーザの操作に応じて、取得した位置情報、スライド位置情報が含まれていてよい。提供要求は、お勧めのスポットの送信要求ともいえる。
サーバ装置2では、提供要求を受信すると、サーバ制御部22の抽出部223が記憶部23から位置情報に対応するスポット地域で、且つスライド位置情報に対応する時間に応じた画像80を抽出する。サーバ装置2は、抽出部223が抽出した画像80の画像情報を、通信部21から情報処理装置1に送信する。サーバ装置2は、外部の情報装置に画像80に対応する位置情報を送付する。サーバ装置2は、外部の情報装置から画像80の位置に対応する天気情報を取得する。
情報処理装置1は、サーバ装置2から複数の画像80の画像情報と、画像80に対応するスコアと、画像80に対応する天気情報を取得する(S1004)。情報処理装置1は、画像80を受信した場合、タッチパネル12に表示される画像80を、スライダーバー6のスライド位置に応じた画像80に変更する。情報処理装置1は、天気情報を受信した場合、タッチパネル12に表示される気象表示部83を、天気情報に基づいて表示する(S1005)。情報処理装置1は、複数の画像80のうち、各カテゴリごとにスコアの高い画像80から順にタッチパネル12に表示させる。表示制御部112は、図2に示すように、メイン画面においてスコアが高い順に画像80を表示し、対応する天気情報を表示する。
上述の動作フローは例示であり、実施形態1は限定されるものではない。可能な場合には、動作フローは、処理の順番を変更して実行されてもよく、別に更なる処理を含んでもよく、又は、一部の処理が省略されてもよい。
実施形態1の情報処理装置1は、タッチパネル12に表示する画面例について、図2を参照して詳述する。図2に示す画面例は、表示部121に表示されたメイン画面を図示している。メイン画面は、ユーザに対して魅力的なスポットを視覚的に見せ、どのようなスポットがあるのかを、比較的簡単に見せることができる。メイン画面は、画面上部にイメージスライド88を配置している。表示部121は、スライドショーのように、イメージ写真が自動的に切り替わるスライドショーが表示できるようにイメージスライド88を表示する。表示部121は、例えば、各カテゴリのスコアが高い画像80を、イメージスライド88に表示させる。情報処理装置1は、イメージスライド88に表示されている画像80が何番目の画像情報であるかを、アイコン90で示すことができる。
メイン画面の画面上部の右下には、気象情報を表示する気象表示部83が設けられている。気象情報は、例えば、イメージスライド88に表示されている画像情報が示された位置の天気を簡便に表示する。情報処理装置1は、例えば、画像80に対応する位置の気象情報をサーバ装置2から入手する。サーバ装置2は、例えば、画像80に対応する位置情報を外部の情報装置に送信することで、位置情報に対応する気象情報を外部の情報装置から入手することができる。
メイン画面の中部から下部にかけては、カテゴリ分けされた状態の選択スポットリスト84が表示されている。図2に示すメイン画面では、3つのカテゴリに分けられた3種類の選択スポットリスト84が表示されている。選択スポットリスト84は、カテゴリアイコン89でカテゴリが判別できるように表示されている。選択スポットリスト84は、3つの画像80が表示されている。表示制御部112は、選択スポットリスト84において、画像80を横方向にスクロールして、他の画像80を流し見ができるように制御できる。選択スポットリスト84には、チェックボックス85が設けられている。制御部11は、ユーザがチェックボックス85をタップすることで画像80に対応するスポットを選択している状態にすることができる。選択スポットリスト84は、スライダーバー6のスライド操作に応じて、表示する画像80の表示順が変化する。スライダーバー6は、例えば、話題部61と、定番部63と、ミックス部62との間で、スライダ64を相互にスライド操作させることができるように構成されている。表示制御部112は、スライダ64が話題部61の位置にある場合、現在、話題となっている第1画像81を表示させる。表示制御部112は、スライダ64が定番部63の位置にある場合、流行に左右されない基本的な定番の第2画像82を表示させる。表示制御部112は、スライダ64がミックス部62の位置にある場合、話題部61と定番部63とを混ぜ合わせたおススメスポットの画像80を表示させる。
メイン画面の画面下部には、第1コース作成ボタン87が設けられている。制御部11は、第1コース作成ボタン87がタップされた場合、チェックボックス85で選択された画像80に対応するスポットを目的地又は経由地とするコースを作成することができるように構成されている。
選択スポットリスト84には、図2に示すように、画像のカテゴリごとに分類分けされている。画像のカテゴリは、カテゴリに対応づけられている。
次に、情報処理装置1は、例えば、図11に示すように、ユーザのタッチ操作により画像80が選択された場合、上部画像部91と、説明画面92とを、タッチパネル12に表示させてもよい。上部画像部91は、選択された画像80が表示される。説明画面92は、画像80に対応するスポットの住所、説明、イベント開催時間等が表示される。情報処理装置1は、説明画面92の選択ボタン93が選択され、第2コース作成ボタン94がタップされると、画像80に対応するスポットを目的地又は経由地とする経路を表示するように構成されている。
情報処理装置1は、スポットの住所、説明、イベント開催時間等を音声で出力してもよい。また、情報処理装置1は、音声認識を用いて、ユーザの音声による指示に従って表示を行ってもよい。制御部11は、例えば、「2を説明して」という音声を認識した場合、指定されたスポット番号に対応するスポットである「洋菓子 ○○△店」の説明を表示する。また、情報処理装置1は、例えば、スポット名がタッチ操作又は音声により選択された場合、スポットを目的地又は経由地に設定してもよい。
次に、情報処理装置1は、図12に示すように、音声又はタッチ操作により、表示されたリスト内のスポットを経由地及び目的地として経路が選択された場合、制御部11が、道路表示108に沿って経路表示109を地図画面107に重畳して表示させる。
制御部11は、タッチパネル12に表示されたコースに基づいてナビゲーションさせる場合、コースをスタートさせるスタートボタン103が押印されれば、ナビゲーション機能が働くように構成されている。情報処理装置1は、コースを編集する編集ボタン101が押印されると、チェックアイコン104にチェックボタン105が表示されているスポットを削除や追加を行うことができる。
実施形態1のシステム10では、請求項と対比する構成として、画像がコンテンツであり、画像を取得する画像取得部111がコンテンツ取得部として機能する。また、実施形態1のシステム10では、現在から所定期間までの流行は、第1時間領域を示し、流行に左右されない基本的な定番は、第2時間領域を示す。
(実施形態2)
実施形態2のシステム10は、図13に示すように、実施形態1のシステム10と同様に構成されている。実施形態2のシステム10における情報処理装置1では、図14に示すように、SNSに投稿された複数の投稿情報が投稿表示画像70として、タッチパネル12に表示されている。投稿表示画像70のそれぞれには、例えば、タイトル71と、表示写真72と、ツイートの内容を示す投稿記事73とが含まれている。実施形態2の情報処理装置1では、ユーザの上下のスワイプ操作に応じて、複数の投稿表示画像70が表示されるように構成されてもよい。また、情報処理装置1は、タッチパネル12の右下に投稿表示画像70に重畳して、設定アイコン74が表示されている。実施形態2の情報処理装置1では、タッチパネル12に表示された設定アイコン74がユーザに選択されると、図15に示すように、投稿表示画像70に重畳して設定画面75が表示される。
実施形態2の情報処理装置1では、図16に示すように、一点鎖線で示す垂直方向のスライダーバー6が二点鎖線で示す水平方向のスライダーバー6におけるスライダ64の水平方向の移動に沿って、垂直方向のスライダーバー6自体が移動するように構成されている。以下では、垂直方向のスライダーバー6を第1スライダーバー66ともいう。同様に、実施形態2の情報処理装置1では、二点鎖線で示す水平方向のスライダーバー6が一点鎖線で示す垂直方向のスライダーバー6におけるスライダ64の垂直方向の移動に沿って、水平方向のスライダーバー6自体が移動するように構成されている。以下では、水平方向のスライダーバー6を第2スライダーバー67ともいう。実施形態2の情報処理装置1は、図2に示す実施形態1の情報処理装置1において、水平行にスライダーバー6が設けられた構成に対し、水平方向に加え、垂直方向にもスライダーバー6が備えられた点が相違するといえる。
そのため、実施形態2の情報処理装置1では、図15に示す2次元平面において、スライダ64が水平方向と垂直方向とに縦横自由に移動するように見える。言い換えれば、情報処理装置1は、スライダ64をポインタとして、2軸マトリックスで表示される4象限を移動可能に表示される。実施形態2の情報処理装置1では、図15及び図16に示すように、第1象限51にスライダ64が配置されれば、スライダ64の位置に応じて、現在地から近隣で且つ話題性の高い画像を表示させることができる。図16では、スライダ64の移動方向を破線の片矢印で示し、移動させた先のスライダ64の位置を破線の円で仮想的に例示している。また、実施形態2の情報処理装置1では、図15に示す2軸マトリックスにおいて、第2象限52にスライダ64が配置されれば、スライダ64の位置に応じて、近隣よりも広い広域で且つ話題性の高い画像を表示させることができる。実施形態2の情報処理装置1では、図15に示す2軸マトリックスにおいて、第3象限53にスライダ64が配置されれば、スライダ64の位置に応じて、現在地の近隣で且つ定番の画像を表示させることができる。実施形態2の情報処理装置1では、図15に示す2軸マトリックスにおいて、第4象限54にスライダ64が配置されれば、スライダ64の位置に応じて、近隣より広い広域で且つ定番の画像を表示させることができる。
ここで、情報処理装置1の表示部121に表示された垂直方向のスライダーバー6は、垂直方向のスライダーバー6に沿ったスライダ64の垂直方向の移動により、現在から所定期間までの流行を示す第1画像81を含む複数の画像と、流行に左右されない基本的な定番を示す第2画像82を第1画像81よりも多く含む複数の画像との間で、複数の画像の表示を変化させることができる。
また、情報処理装置1の表示部121に表示された水平方向のスライダーバー6は、水平方向のスライダーバー6に沿ったスライダ64の水平方向の移動により、現在の地図の縮尺から所定範囲までの縮尺を大きくした縮小範囲に含まれるPOIを示す第3画像を含む複数の画像と、現在の地図の縮尺から所定範囲までの縮尺を小さくした拡大範囲に含まれるPOIを示す第4画像を第3画像よりも多く含む複数の画像との間で、複数の画像の表示を変化させることができる。
言い換えれば、実施形態2のシステム10は、垂直方向のスライダ64の移動で時間軸に応じた画像を表示させ、さらに、水平方向のスライダ64の移動で空間軸に応じた画像を表示させることができる。
ここで、スライダーバー6は、スライダ64がポインタとして移動する移動領域ともいえる。移動領域は、例えば、水平方向のスライダーバー6だけを示してもよいし、水平方向のスライダーバー6を第1軸とし、垂直方向のスライダーバー6を第2軸として、第1軸と第2軸とが交差した領域で構成される。第1軸と第2軸との交差は、例えば、直交して配置されればよい。移動領域は、第1軸と第2軸だけに限られず、例えば、第3軸を交差させる構成でもよい。言い換えれば、移動領域は、複数のスライダーバー6を複数の軸として交差させた領域で構成させてもよい。これにより、情報処理装置1は、複数の軸に対応する複数の次元に応じたコンテンツを表示させることができる。実施形態2の情報処理装置1において、第3軸としては、例えば、過去の履歴、ユーザ属性、若しくは所属したコミュニティから推測したおすすめ度に応じたコンテンツを表示することに用いることができる。
実施形態2の情報処理装置1は、実施形態1の情報処理装置1のように、分類されたカテゴリごとに表示するものに代えて、ユーザがスライダ64を押印することによるスライダ64へのタッチ操作でコンテンツのカテゴリを切替えて表示することができるように構成されている。カテゴリは、例えば、観る、遊ぶ、味わう、の個々のカテゴリ、個々のカテゴリを含む全てのカテゴリを選択することができるように構成されている。実施形態2のサーバ装置2は、例えば、情報処理装置1からのスライダ64のタッチ操作の有無を受信し、解析部221で予め分類されたカテゴリごとに、切り替えたコンテンツを情報処理装置1へ送信すればよい。実施形態2の情報処理装置1は、例えば、スライダ64へのタッチ操作を繰り返すごとに、カテゴリが観るに相当するコンテンツと、カテゴリが遊ぶに相当するコンテンツと、カテゴリが味わうに相当するコンテンツと、カテゴリが全てのカテゴリを含むコンテンツとに切り替えて表示する。
実施形態2の情報処理装置1は、スライダ64のタッチ操作に応じたカテゴリに属し、且つスライダ64のスライダーバー6における位置に応じたコンテンツを表示させればよい。サーバ装置2は、情報処理装置1のスライダ64のスライド位置に応じて、目的とするコンテンツを抽出部223で抽出し、切り替えたコンテンツを情報処理装置1へ送信すればよい。
実施形態2のサーバ装置2では、情報処理装置1のスライダ64のタッチ操作とスライド位置に応じて、基準位置から所定の範囲を設定し、抽出部223が抽出したコンテンツを、提供要求が送信された情報処理装置1に返信する。サーバ装置2は、所定の範囲として、例えば、現在位置を基準位置とし、現在位置からの距離を半径とした円形の領域を対象エリアとして設定すればよい。所定の範囲は、円形の領域だけでなく、矩形や予め設定された形状の範囲としてもよい。所定の範囲は、例えば、広域を日本全国や各県とし、狭域を各市や特定の施設とすることもできる。
言い換えれば、実施形態2の情報処理装置1は、表示部121に表示された水平方向のスライダーバー6へのスライド操作に応じて、現在地から所定範囲までの広域を示す画像を含む複数の画像と、広域よりも狭い狭域を示す画像を広域の画像よりも多く含む複数の画像との間で、複数の画像の表示を変更させている。
コンテンツは、画像だけに限られず、音情報でもよいし、単語だけでもよい。実施形態2の情報処理装置1は、コンテンツが音情報の場合、サーバ装置2に機械学習を用いた音声認識処理部を追加し、音声認識処理部の音声認識処理により、テキストデータと同様に解析部221で処理してもよい。実施形態2の情報処理装置1は、コンテンツが音楽情報の場合、音楽ファイルのメタデータを解析部221で解析して処理してもよい。実施形態2の情報処理装置1は、コンテンツが単語の場合、特定の地域や施設で話題となっている単語をワードクラウドのように表示させてもよい。サーバ装置2は、コンテンツが単語の場合、SNSに投稿された投稿情報を形態素解析して抽出した単語の頻出度からコンテンツの優先順位をつけておけばよい。
実施形態2の情報処理装置1では、コンテンツ取得部と、表示部121と、入力部122と、表示制御部112と、を備えている。コンテンツ取得部は、複数のコンテンツを取得する。表示部121は、コンテンツ取得部で取得された複数のコンテンツを表示させる。入力部122は、操作入力が入力される。表示制御部112は、入力部122への操作入力に基づいて、複数のコンテンツの表示を制御する。表示制御部112は、表示部121に表示されたスライダーバー6へのスライド操作に応じて、現在から所定期間までの第1時間領域における第1コンテンツを含む複数のコンテンツと、第1時間領域よりも時間間隔が長い第2時間領域における第2コンテンツを第1コンテンツよりも多く含む複数のコンテンツとの間で、複数のコンテンツの表示を変更させる。
実施形態2の情報処理装置1では、さらに、スライダーバー6は、第1方向に沿って配置された第1スライダーバー66と、第1方向と交差する第2方向に沿って配置された第2スライダーバー67と、で構成されている。表示制御部112は、表示部121に表示された第1スライダーバー66へのスライド操作に応じて、第1時間領域と第2時間領域におけるコンテンツの表示を変更させる。
表示部121に表示された第2スライダーバー67へのスライド操作に応じて、現在地から所定範囲までの第1空間領域を示す第3コンテンツを含む複数のコンテンツと、第1空間領域よりも領域が狭い第2空間領域を示す第4コンテンツを第3コンテンツよりも多く含む複数のコンテンツとの間で、複数のコンテンツの表示を変更させている。
実施形態の各処理、又は各機能の各々は、単一の装置又は単一のシステムにより集中処理されることで実現されてもよいし、複数の装置又は複数のシステムによって分散処理されることで実現されてもよい。また、実施形態の各構成要素は、専用のハードウェアにより構成されてもよい。実施形態の各構成要素は、ソフトウェアにより実現可能な構成要素について、プログラムを実行することによって実現されてもよい。
言い換えれば、実施形態の各構成要素は、例えば、記録媒体に記録されたソフトウェアのプログラムをCPUが実行することによって実現されてもよい。プログラムは、サーバからダウンロードされることによって実行されてもよいし、所定の記録媒体に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。また、プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよいし、複数であってもよい。
実施形態1の構成と実施形態2の構成とは、互いの機能を発揮できるように相互に追加してもよいし、実施形態1の構成と実施形態2の構成とをそれぞれ部分的に削除してもよい。実施形態2のシステム10では、例えば、第2スライダーバー67だけとし、第1スライダーバー66を設けなくともよい。実施形態は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、実施形態の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変更、追加、省略が適用可能である。