実施形態のシステム10は、図1に示すように、サーバ1と、情報表示装置2と、外部サーバ3と、および端末4と、を含む。サーバ1、情報表示装置2、外部サーバ3、および端末4は、例えば、ネットワーク7に接続されている。ネットワーク7は、例えば、インターネット、若しくは公衆通信回線網が挙げられる。例えば、端末4は、無線基地局および中継装置を介してネットワーク7に接続する。端末4はネットワーク7を介して、外部サーバ3と相互に通信を行うことができる。サーバ1は、例えば、ネットワーク7を介して、情報表示装置2、および外部サーバ3と相互に通信を行うことができる。
外部サーバ3は、例えば、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS:Social Networking Service)を提供するサーバである。SNSとしては、例えば、Twitter(登録商標)、FACEBOOK(登録商標)、INSTAGRAM(登録商標)、YouTube(登録商標)、LINE(登録商標)が挙げられる。SNSは、広義に解釈し、ブログ、若しくは電子掲示板を含んでもよい。SNSでは、例えば、ユーザが投稿した投稿情報が掲載される。
端末4は、例えば、SNSに投稿情報の投稿を行うユーザが利用する情報処理端末である。端末4は、例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、若しくはモバイルコンピュータである。例えば、端末4は、ユーザの操作により、外部サーバ3にアクセスして、SNSに投稿情報を投稿することができる。投稿情報には、少なくともメッセージが含まれる。メッセージには、例えば、スポットに対する投稿者の感情、若しくは感想が含まれる場合がある。スポットは、様々な地点、場所を示す。スポットとしては、例えば、レストラン、観光名所、事件または事故の発生地点、若しくは渋滞場所が挙げられる。端末4は、例えば撮影対象を撮影する撮影装置を備えていてもよい。撮影装置は、例えば、カメラである。投稿情報には撮影データを含んでよい。撮影装置で撮影された撮影データは、例えば、静止画、または動画を含んでよい。
端末4は、例えば位置を測位する測位センサを含んでもよい。端末4は、測位センサを利用して、SNSへ投稿する静止画、若しくは動画に、メタデータを付加することができる。測位センサは、例えば、GPS(Global Positioning System)センサが挙げられる。また、端末4は、複数の携帯電話の基地局を利用して、端末4の位置を示す位置情報を取得してもよい。位置情報は、例えば、緯度および経度で表される。メタデータは、撮影位置情報の一例である。撮影位置情報は、静止画、または動画が撮影された位置を示す情報である。SNSの投稿対象であるスポットの位置は、例えば、撮影された静止画または動画に含まれるメタデータを用いて、特定されてもよい。また、メタデータには、撮影装置で撮影された撮影時刻の情報を含んでもよい。端末4は、メッセージ、またはメッセージおよび撮影データを含む投稿情報を、ネットワーク7を介して、外部サーバ3へ提供する。
情報表示装置2は、例えば、表示装置24を備えている。表示装置24は、例えば、地図を表示させることができるように構成されている。情報表示装置2は、例えば、移動体に保持される。移動体は、例えば、車両である。車両は、例えば、自動車、オートバイ、自転車、およびスノーモービルが挙げられる。情報表示装置2は、例えば、車両に搭載されるナビゲーション装置である。また、情報表示装置2が保持される移動体は、人であってもよい。言い換えれば、情報表示装置2は、人が保持する情報処理端末であってもよい。情報表示装置2は、ナビゲーション装置だけに限られない。情報表示装置2は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、およびモバイルコンピュータであってもよい。
情報表示装置2は、例えば、端末4の測位センサとは異なる測位センサを含んでもよい。情報表示装置2の測位センサは、例えば、GPSセンサが挙げられる。端末4は、情報表示装置2の測位センサを利用して、情報表示装置2の現在地の位置情報を取得する。位置情報は、例えば、所定のテキストタグにより関連づけられている。情報表示装置2は、サーバ1へ提供要求を行う場合、例えば、現在地の位置情報を送信する。
サーバ1は、例えば、外部サーバ3からSNSに投稿された投稿情報を収集する。サーバ1は、投稿情報を解析し解析情報を生成する。解析情報は、例えば、SNSに投稿された投稿情報を解析してベクトル化したベクトル情報である。サーバ1は、SNSに投稿された投稿情報に基づいてスポット位置情報を特定する。スポット位置情報は、スポットの位置を示す情報である。スポット位置情報は、例えば、スポットが存在する座標である。
サーバ1は、生成した解析情報と、特定したスポット位置情報と、を対応付けてスポット情報を生成する。
スポット情報は、特定の場所についての情報である。スポット情報は、例えば、POI(Point Of Interest)である。POIは、例えば、誰かが便利であると思った場所または興味がある場所についての情報である。SNSに投稿された投稿情報からスポット情報を生成することで、サーバ1は、世の中で盛り上がっているホットスポットの情報を、リアルタイムにスポット情報に反映させることができる。
言い換えれば、サーバ1は、地域、若しくは時節に応じた新鮮なスポット情報を動的にユーザに提供することができる。SNSに投稿された投稿情報から生成されるスポット情報は、動的に情報を提供することができるため、一例ではダイナミックPOIと呼ばれてもよい。ダイナミックPOIは、例えば、月単位、週単位、日単位、時間単位、若しくは分単位の比較的短時間で動的に変化する情報を意味している。サーバ1は、例えば、収集した投稿情報を所定の時間帯ごとに管理することで、ダイナミックPOIを時間ごとに管理することもできる。
サーバ1は、例えば、情報表示装置2からの提供要求に応じて、スポット情報に含まれる解析情報を情報表示装置2へ提供する。サーバ1は、例えば、情報表示装置2から送信された現在地の位置情報に基づいて、情報表示装置2の現在地周辺のスポット情報を探索してもよい。サーバ1は、探索により見つかった情報表示装置2の現在地周辺のスポット情報に含まれる解析情報を情報表示装置2へ提供する。現在地周辺のスポット情報は、位置情報が示す位置に対して所定条件を満たすスポット情報の一例を示す情報である。提供要求は、例えば、情報表示装置2の位置情報が示す位置に対して所定条件を満たすスポット情報に含まれる解析情報の提供を要求する情報である。
また、サーバ1は、例えば、情報表示装置2からの提供要求に応じて、現在地から目的地までの経路の周辺のスポット位置情報を探索してもよい。サーバ1は、例えば、探索により見つかった情報表示装置2の現在地から目的地までの経路の周辺のスポット情報に対応する解析情報を情報表示装置2に提供してもよい。サーバ1は、例えば、探索により見つかった情報表示装置2の現在地から目的地までの経路から所定の距離以下に存在するスポット情報に対応する解析情報を情報表示装置2へ提供してもよい。サーバ1は、例えば、経路に見つかった情報表示装置2の現在地から目的地までの経路から所定の距離以下に存在するスポット情報に対応する解析情報を情報表示装置2へ送信してもよい。現在地から目的地までの経路から所定の距離以下に存在するスポット情報は、位置情報が示す位置に対して所定条件を満たすスポット情報の一例を示す情報である。
情報表示装置2は、サーバ1から提供されたスポット情報に含まれる解析情報を表示装置24に表示させることができる。情報表示装置2は、例えば、現在地周辺のスポット情報に含まれる解析情報を地図上に重畳して表示させることができる。また、情報表示装置2は、例えば、情報表示装置2の現在地から目的地までの経路から所定の距離以下に存在するスポット情報に含まれる解析情報を地図上に重畳して表示させることができる。
ところで、ユーザが端末4を操作して、例えば、スポットの特徴に関するメッセージを外部サーバ3が提供するSNSに投稿することがある。メッセージはSNSに投稿される投稿情報の一例である。スポットの特徴に関するメッセージとは、例えば、スポットに対する投稿者の感情が含まれたメッセージである。投稿者の感情を表すメッセージが投稿されている場合、サーバ1は、外部サーバ3から感情を表す投稿情報を収集し、収集した投稿情報を解析して解析情報を生成する。サーバ1は、生成した解析情報から感情に関する解析情報を含むスポット情報を生成して、情報表示装置2に提供することができる。
しかしながら、スポットの特徴に関する投稿情報は、スポットの位置とは関係なく時系列で投稿される。メッセージがスポットの位置とは関係なくSNSに投稿された場合でも、ユーザは、実際のスポットの位置における投稿情報を確認したいと望むことがある。スポットの位置における投稿情報を確認したい場合には、情報表示装置2のユーザは、例えばスポットの名称をキーワードとして再度検索する必要となる場合がある。
実施形態のサーバ1は、情報表示装置2から解析情報の提供要求を受け付けると、例えば、情報表示装置2の現在地付近にあるスポットのスポット情報を情報表示装置2へ提供する。情報表示装置2は、サーバ1から提供されたスポット情報に含まれる解析情報を地図上に重畳して表示する。解析情報には、例えば、スポットにおける投稿者の感情が含まれている。このため、情報表示装置2は、スポットに対する他のユーザの感情を知らせることができる。サーバ1は、例えば、スポットに対応するスポット情報が他にもある場合には、一致するスポットの静止画若しくは動画の撮影情報を含むスポット情報を抽出する。そして、サーバ1は、抽出したスポット情報を情報表示装置2に提供してもよい。
以下、実施形態に係る情報処理システム20を更に詳細に説明する。
情報処理システム20は、例えば、図2に示すように、サーバ1および情報表示装置2を含む。
サーバ1は、例えば、制御部11、通信装置12、および記憶装置13を含む。
制御部11は、例えば、通信装置12を制御する。制御部11は、例えば、通信装置12を制御してネットワーク7に接続する。制御部11は、例えば、情報表示装置2、若しくは外部サーバ3とデータを送受信できるように通信装置12を制御してもよい。
制御部11は、例えば、情報表示装置2からの所定のスポットの探索を要求するスポット探索要求を通信装置12に受信させるように制御する。スポット探索要求には、例えば、情報表示装置2を備える移動体の現在地、目的地、現在地から目的地までの経路の情報が含まれている。制御部11は、例えば、スポット探索要求に応じて、現在地から目的地までの経路沿いの周辺のスポットを探索する。制御部11は、通信装置12を制御することで、例えば、探索により見つかったスポット情報を情報表示装置2に送信させる。
また、制御部11は、例えば、解析部111、生成部112、および提供部113を含む。解析部111は、例えば、通信装置12を介して、外部サーバ3からSNSに投稿された投稿情報を取得する。SNSでは、例えば、API(Application Programming Interface)を介して、投稿された投稿情報を提供するサービスが提供されている。解析部111は、例えば、APIを用いて、外部サーバ3から投稿情報を取得することができる。
解析部111は、SNSに投稿されたスポットに関するメッセージを、投稿情報として収集する。解析部111は、投稿情報を解析して、解析情報を生成する。解析部111は、ユーザがSNSに投稿した投稿情報を圧縮した圧縮情報を解析情報としてもよい。圧縮情報とは、例えば、圧縮アルゴリズムを用いることにより、元の投稿情報の情報量を保ったままサイズを縮小した情報をいう。解析部111は、SNSに投稿された投稿情報を解析してベクトル化したベクトル情報を解析情報としてもよい。ベクトル情報は、例えば、投稿情報に応じて、分類分けできる。分類分けは、例えば、「楽しい」、「美味しい」、「感動した」、「吃驚した」、および「癒される」の感情と対応している。ベクトル情報は、SNSに投稿された投稿情報を解析した解析情報ともいえる。
解析部111は、SNSに投稿された投稿情報のスポットのお勧め度をスコアリングしたスコアを特定してもよい。スコアは、SNSに投稿された投稿情報のスポットのお勧め度をスコアリングした情報である。解析部111は、例えば、SNSに投稿された投稿情報を形態素解析し、形態素を得る。解析部111は、得られた形態素に基づいて特定した特徴語に応じて、スポット情報をスコアリングした結果をスコアとしてもよい。サーバ1は、解析部111によりスコアリングされたスポット情報のスコアに基づいて、複数のスポット情報に優先順位をつけることができる。形態素解析には、例えば、MeCabを利用することができる。
解析部111は、例えば、SNSに投稿された投稿情報からキーフレーズを抽出する処理を実行する。解析部111は、例えば、SNSに投稿された投稿情報から特徴語を抽出する処理を実行する。特徴語は、例えば、投稿された投稿情報に含まれるメッセージを特徴づける用語である。特徴語には感情語が含まれる。感情語は、特徴語のうち、特に、投稿を行った投稿者の感情や感想を表す用語である。感情語は、例えば、うれしい、悲しい、やばい、といった用語が含まれる。また、感情語は、例えば、「43号線が渋滞か...」といった投稿情報のメッセージにおいて投稿者の感情を表す「...」のような記号であってもよい。キーフレーズは、例えば、投稿の主題をよく表現している特徴的な句である。キーフレーズの抽出処理では、解析部111は、単語を意味する「ワード」ではなく、連続する複数単語を含み、句を意味する「フレーズ」を抽出する。
解析部111は、例えば、予め作成したキーフレーズの辞書を用いて、キーフレーズの抽出を行うことができる。解析部111は、例えば、機械学習を用いて、キーフレーズの抽出を行うこともできる。解析部111は、例えば、統計ベース、グラフベースで、キーフレーズの抽出を行うこともできる。解析部111は、例えば、予め作成した特徴語の辞書を用いて特徴語の抽出を行うことができる。解析部111は、例えば、機械学習を用いて、特徴語の抽出を行うことができる。解析部111は、例えば、統計ベース、グラフベースで、特徴語の抽出を行うこともできる。解析部111は、SNSに投稿された投稿情報から、キーフレーズおよび特徴語を抽出する処理を実行してもよい。
解析部111は、例えば、SNSに投稿された投稿情報を解析して生成した解析情報を所定のカテゴリに分類してもよい。解析部111は、所定のカテゴリとして、例えば、ニュース、温泉、公園、美術館、神社、ライブ、ショッピング、アミューズメント、アウトドア、イベント、グルメ、ラーメン、山に分類する。カテゴリは、任意の分類を含んでよい。カテゴリは、適宜の種類に分類されてもよい。カテゴリは、感情の種別に応じて、分類されていてもよい。言い換えれば、解析部111は、SNSに投稿された投稿情報の種別に応じて、解析情報をカテゴリ別に分類する。
解析情報は、例えば、メタデータを含んでもよい。メタデータは、例えば、テキストデータを含むテキストタグである。テキストタグは、例えば、解析情報を所定のカテゴリごとに分類するために用いられる。言い換えれば、解析情報は、テキストタグにより、投稿情報をカテゴリ毎に分類分けして管理できるように構成されている。解析部111は、ユーザが外部サーバ3へ書込んだメッセージを、外部サーバ3から収集することができるように構成されている。解析部111は、外部サーバ3からSNS情報を取得する情報取得部ともいえる。
生成部112は、スポット情報を生成する。スポット情報は、解析情報と、スポット位置情報と、が対応づけられている。生成部112は、生成したスポット情報を記憶装置13に記憶させる。
提供部113は、情報表示装置2から解析情報の提供要求を受け付けた場合、通信装置12を制御して、情報表示装置2にスポット情報に含まれる解析情報を提供する。提供部113は、例えば、情報表示装置2からスポット情報の提供要求を受け付けた場合、通信装置12を制御して、情報表示装置2にスポット情報に含まれる解析情報を提供してもよい。提供部113は、例えば、所定のカテゴリに属するスポットの解析情報の提供要求を受け付けた場合、要求された所定のカテゴリに属するスポットの解析情報を情報表示装置2に提供してもよい。この場合、提供要求される解析情報は、例えば、スポットと対応する所定のカテゴリの投稿情報である。所定のカテゴリに属するスポットの解析情報が複数ある場合には、解析部111は、複数の解析情報を情報表示装置2へ提供してもよい。
記憶装置13は、例えば、サーバ1の処理に関する各種情報を記憶する。記憶装置13は、例えば、図4に示す地点名情報40と、図5に示すスポット管理情報50と、を記憶している。記憶装置13は、例えば、地図情報と、カテゴリ情報と、を記憶していてもよい。
次に、情報表示装置2は、機器制御部21と、位置情報取得装置22と、機器通信装置23と、表示装置24と、機器記憶装置25と、機器入力装置26と、を備えている。機器制御部21は、例えば、情報表示装置2の位置情報取得装置22、機器通信装置23、表示装置24、機器記憶装置25、および機器入力装置26を制御する。機器制御部21は、例えば、出力部211と、送信部212と、経路探索部213と、を含む。出力部211は、例えば、サーバ1の提供部113から提供されたスポット情報を表示装置24に出力する。例えば、機器制御部21は、機器通信装置23を制御して、ネットワーク7に接続する。機器制御部21は、例えば、サーバ1とデータを送受信できるように機器通信装置23を制御する。機器制御部21は、サーバ1の他、外部サーバ3、若しくは端末4とデータの送受信ができるように、機器通信装置23を制御してもよい。
機器記憶装置25は、例えば、情報表示装置2の処理に関する各種情報を記憶する。機器記憶装置25は、例えば、地図情報を記憶していてもよい。機器制御部21は、例えば、機器記憶装置25に記憶された地図情報が示す地図を表示装置24に表示させる。
位置情報取得装置22は、例えば、測位センサを利用して、若しくは複数の携帯電話の基地局を利用して、情報表示装置2の位置を示す位置情報を取得する。位置情報取得装置22は、例えば、GPSセンサからの情報に基づいて、位置情報を取得することができる。位置情報は、例えば、スポットの地理的位置を示す情報である。位置情報は、例えば、緯度および経度で表される。位置情報には、緯度、経度に加えて、高度の情報が含まれてもよい。位置情報には、緯度および経度が特定される時刻情報が付加されてもよい。位置情報取得装置22は、情報表示装置2以外の地点の位置を示す位置情報を取得してもよい。位置情報取得装置22は、例えば、表示装置24が表示している地図上の位置を示す位置情報を取得してもよい。地図上の位置は、地図の中心でもよいし、地図の特定の地点であってもよい。
機器制御部21は、例えば、位置情報取得装置22を制御して、機器制御部21の現在地を示す位置情報を取得する。機器制御部21は、例えば、位置情報取得装置22から取得した位置情報に基づいて、表示装置24に表示させた地図上に現在地を示すアイコン情報を表示させる。本実施形態は、情報表示装置2が搭載された移動体の現在地を示す位置情報を、位置情報取得装置22が取得する例を述べている。実施形態は、移動体の位置情報を、位置情報取得装置22が取得する例だけに限定されるものではない。
機器入力装置26は、例えば、ユーザによる情報表示装置2への入力を受けつける装置である。機器入力装置26は、例えば、入力キー、ボタン、キーボード、ポインティングデバイス、マイク若しくはタッチパネルである。情報表示装置2は、機器入力装置26を介して、目的地までの経路の探索指示がユーザによって入力される。情報表示装置2は、機器制御部21の経路探索部213が、例えば、ダイクストラ法を用いて現在地から目的地までの経路を探索する。機器制御部21は、例えば、探索された現在地から目的地までの経路を地図に重畳して表示させるように、表示装置24を制御する。機器制御部21は、例えば、機器入力装置26を介して目的地に加えて経由地を指定する経路の探索指示が入力された場合、経路探索部213が経由地を経由する経路を探索する。機器制御部21は、現在地から目的地までの経路の探索をサーバ1に要求し、サーバ1から探索された経路を取得してもよい。サーバ1は、機器制御部21からの経路の探索の要求に応じて経路を取得する場合、経路探索部213と同様の機能を備えていてもよい。
機器通信装置23は、例えば、サーバ1にスポット探索要求を送信してもよい。機器通信装置23は、スポット探索要求に応じてサーバ1から送信された、経路沿いの周辺のスポットを示すスポット情報を受信してもよい。スポット探索要求は、例えば、位置情報取得装置22で取得された現在地を含む。スポット探索要求は、現在地に加え、例えば、目的地、若しくは現在地から目的地までの経路を含んでもよい。機器制御部21は、例えば、受信したスポット情報が示すスポットの投稿情報を解析した解析情報を地図上に表示させるように、表示装置24を制御する。
上述のように、実施形態ではスポット情報は、例えば、外部サーバ3が提供するSNSに投稿されたメッセージに基づいて生成される。例えば、外部サーバ3が提供するSNSにおいてスポットを表す特徴に関する投稿情報の投稿が行われた場合、サーバ1は、投稿された投稿情報を解析してスポットを表す特徴に関する解析情報を特定する。そして、サーバ1は、スポットを表す特徴に関する解析情報に基づいてスポット情報を生成する。スポットを表す特徴は、例えば、投稿者の感想である。
機器制御部21は、例えば、スポット情報をサーバ1から受信した場合、スポット情報を地図に重畳して表示装置24に表示させる。機器入力装置26は、例えば、表示装置24に表示された複数のスポット情報のうち、ユーザが特定のスポット情報を選択した場合、ユーザの選択を受け付ける。表示装置24は、ユーザにより機器入力装置26で選択されたスポット情報の解析情報を表示させることができる。表示装置24は、投稿情報の対象となるスポットの画像若しくは映像を、解析情報とともに表示させることができる。スポット情報が1つである場合、または任意に設定された数以下である場合には、表示装置24は、サーバ1から提供されたスポット情報に含まれる解析情報をユーザの選択を受け付けずに表示してもよい。任意の数は、例えば、1から10のうちいずれかの数を設定することができる。
スポットの解析情報は、位置情報が示す位置に対して所定条件を満たすスポット位置情報に対応して地図上に表示される。スポットの解析情報は、例えば、情報表示装置2の現在地周辺のスポット情報の位置に対応して地図上に表示される。スポットの解析情報は、例えば、情報表示装置2の現在地から目的地までの経路から所定の距離以下に存在する地図上に表示される。
以下、サーバ1のハードウェア構成の一例を説明する。サーバ1は、図3の例に示すように、バス39に接続された、プロセッサ31、メモリ32、補助記憶装置33、通信インタフェース34、媒体接続部35、入力装置36、および出力装置37を備えている。
プロセッサ31は、メモリ32に展開されたプログラムを実行する。実行されるプログラムは、実施形態における処理を行うための情報処理プログラムが含まれている。
メモリ32は、例えば、RAM(Random Access Memory)である。補助記憶装置33は、各種情報を記憶する記憶装置である。補助記憶装置33は、例えば、ハードディスクドライブ、若しくは、半導体メモリが挙げられる。補助記憶装置33は、本実施形態の処理を行うための情報処理プログラムを記憶していてもよい。
通信インタフェース34は、プロセッサ31の指示に従って、通信に伴うデータ変換を行う。通信インタフェース34は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、若しくはネットワーク7に接続して、他の装置と通信を行う。
媒体接続部35は、可搬型記録媒体38が接続可能なインタフェースである。可搬型記録媒体38には、例えば、光学式ディスク、半導体メモリが適用される。可搬型記録媒体38は、本実施形態の処理を行うための情報処理プログラムを記憶していてもよい。
入力装置36は、ユーザによるサーバ1への入力を受け付けることができるように構成されている。入力装置36は、例えば、入力キー、ボタン、キーボード、ポインティングデバイス、マイク若しくはタッチパネルである。
出力装置37は、例えば、ユーザへの問い合わせ、指示、若しくは処理結果を出力する。出力装置37は、例えば、ディスプレイ装置、プリンタ、またはスピーカである。
例えば、メモリ32、補助記憶装置33または可搬型記録媒体38は、図2に示すサーバ1の記憶装置13を実現するように構成される。例えば、メモリ32に展開された情報処理プログラムをプロセッサ31が実行することにより、図2に示すサーバ1の制御部11、解析部111、生成部112、および提供部113が実現される。例えば、通信インタフェース34は、図2に示すサーバ1の通信装置12である。
メモリ32、補助記憶装置33および可搬型記録媒体38は、コンピュータが読み取り可能であって有形の記憶媒体である。メモリ32、補助記憶装置33および可搬型記録媒体38は、信号搬送波のような一時的な媒体ではなく、非一時的な記憶媒体である。
サーバ1は、図3に示す全ての構成要素を含んでいなくてもよい。サーバ1は、図3に示す、一部の構成要素が省略されていてもよい。サーバ1は、サーバ1の構成要素の代わりに、外部の装置に接続して、外部の装置内の構成要素を利用してもよい。言い換えれば、サーバ1は、各処理または各機能を、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることにより実現させてもよいし、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることで実現されてもよい。
また、情報表示装置2、外部サーバ3、および端末4は、図3に示す構成と類似する構成を含んでもよい。情報表示装置2、外部サーバ3、および端末4は、図3に示す一部の構成を含まなくてもよく、別に更なる構成を含んでいてもよい。情報表示装置2は、例えば、位置を計測するためのGPSセンサを含んでいてもよい。情報表示装置2、外部サーバ3、若しくは端末4は、いずれも各処理または各機能を、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることにより実現させてもよいし、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることで実現されてもよい。
情報表示装置2の機器記憶装置25は、例えば、図3に示す、メモリ32、補助記憶装置33または可搬型記録媒体38により実現される。機器制御部21と出力部211と送信部212と経路探索部213とは、例えば、図3に示す、メモリ32に展開された情報処理プログラムをプロセッサ31が実行することにより実現される。機器通信装置23は、例えば、図3に示す、通信インタフェース34である。
続いて、サーバ1の記憶装置13に記憶されている情報について例示する。記憶装置13は、例えば、地図情報を記憶していてよい。地図情報は、例えば、日本の国土地理院が作成した数値地図である。数値地図では、例えば、道路ネットワークがノードとリンクとを用いて表現されている。ノードは、例えば、道路のカーブ、交差点、その他道路網表現上の結節点に配置される点である。リンクは、例えば、ノードとノードとを結ぶ道路を表す線分である。
記憶装置13は、例えば、カテゴリ情報を記憶している。カテゴリ情報は、例えば、投稿を分類するためのカテゴリと、カテゴリに属する単語とを対応づけた情報である。制御部11は、例えば、投稿情報として投稿されたメッセージに含まれる単語と、カテゴリ情報において対応づけられているカテゴリを判別することで、投稿情報のカテゴリを特定することができる。
記憶装置13は、例えば、図4に示す、地点名情報40を記憶している。地点名情報40には、例えば、地点名と、スポット位置情報とが対応づけられて登録されている。地点名は、例えば、スポットの名称を示す情報である。スポット位置情報は、例えば、スポットと対応する地点の位置を示す情報である。地点名は、例えば、住所、市区町村の名称、店舗名、建物名、若しくは施設名である。スポット位置情報は、例えば、緯度および経度で表される。地点名情報40は、地図情報に含まれていてもよい。
記憶装置13は、例えば、図5に示すスポット管理情報50を記憶している。スポット管理情報50には、例えば、生成部112が生成したスポット情報が記憶される。スポット管理情報50に記憶されるスポット情報は、解析部111により解析された解析情報を含んでよい。図5ではスポット管理情報50には、例えば、スポット名、スポット位置情報、解析情報、カテゴリ、メディア情報、日時情報、およびスコアが対応づけられたスポット情報が登録されている。
スポット管理情報50のスポット名は、例えば、SNSに投稿された投稿情報に対応するスポットの名称である。言い換えれば、スポット名は、投稿対象の名称である。
メディア情報は、例えば、SNSの投稿に含まれるメディアの情報である。メディア情報は、例えば、静止画、動画、および音声の情報を含む。日時情報は、SNSに投稿情報が投稿された日時を示す情報である。スポット管理情報50に日時情報が含まれている場合、例えば、現在時刻から所定の期間内の日時情報を有するスポット情報のみを記憶装置13に記憶させておくことで、最新の情報のみをスポット情報として情報表示装置2に提供することができる。図5に示すスポット管理情報50の例では、スポット「Nラーメン」のスポット名が登録されている。スポット「Nラーメン」の投稿情報を解析して生成された解析情報として「Nラーメン」「美味しい」が登録されている。
スポット管理情報50に複数のスポット情報が記憶されている場合、サーバ1は、スコアに基づいて、スポット管理情報50に登録されている複数のスポット情報に優先順位をつけてユーザに提示することができる。
スポット管理情報50に登録されるスポット情報は、スポット名、スポット位置情報、解析情報、カテゴリ、メディア情報、日時情報、およびスコアの情報を含むものだけに限定されず、別の情報を含んでもよい。例えば、スポット管理情報50には、スポットに対応する名前や住所の情報が含まれてもよい。スポット管理情報50には、スポットに対応する名前や住所に加え、スポットの電話番号が含まれていてもよい。スポット管理情報50には、スポットに対応するURL(Uniform Resource Locator)が含まれていてもよい。スポット管理情報50には、投稿情報と同じ情報が含まれていてもよい。解析情報には、例えば、SNSに投稿されたメッセージに付されたハッシュタグが含まれていてもよい。
スポット管理情報50には、例えば、ユーザが予め登録したお気に入りスポット、またはユーザが行ったことがあるスポットについての情報が、ユーザと対応づけて含まれていてもよい。
以下、サーバ1が生成するスポット情報の生成処理について、図6を用いて説明する。
サーバ1は、例えば、スポット情報の生成処理の実行指示が入力されると、制御部11が図6の動作フローを開始する。
S701において、制御部11は、通信装置12を介して外部サーバ3から、SNSに投稿された投稿情報を収集する。制御部11は、外部サーバ3から全ての投稿情報を収集してもよいし、一部の投稿情報を収集してもよい。一部の投稿情報としては、例えば、直近の所定期間に投稿された最新の投稿、若しくは地区町村の名称の位置に関する投稿情報が挙げられる。制御部11は、例えば、特定の地点名を地点名情報40から取得して、取得した地点名に関する投稿情報のみを、外部サーバ3から収集してもよい。
S702において、制御部11は、収集した投稿情報に前処理を実行する。前処理は、例えば、投稿に含まれる改行、若しくはURLを削除する処理を含む。前処理は、例えば、全角の英数字を半角に変換する処理、データの正規化、若しくはクレンジングの処理を含んでもよい。更に、前処理は、例えば、投稿に形態素解析を行い形態素に分割する処理を含んでもよい。
S703において、制御部11は、投稿から特徴語、キーフレーズを抽出する処理を実行する。S703の処理において、制御部11は、例えば、解析部111として動作する。
S704において、制御部11は、不要な投稿を除去する処理を行う。例えば、ホテルにチェックインした際に投稿される「I'm at ~」といったツイートは、他者にとって利用価値が低い可能性が高いため除去されてよい。
S705において、制御部11は、固有表現抽出(NER:Named Entity Recognition)処理を実行する。固有表現抽出処理には、例えば、GiNZAが用いられる。例えば、制御部11は、形態素解析済みの投稿情報に対して、固有表現抽出を実行することで文に対してラベルづけを行うことができる。ラベルの種類は、以下を含む。
日付:2019年10月17日
イベント:〇〇花火大会
場所:〇〇県〇〇市
金額:780円
数字:約100人
組織・団体:大会実行委員会
その他:台風19号
人物:人名など
商品:春野菜のパスタ
時間:18:00~19:00
制御部11は、固有表現抽出により、例えば、投稿情報に出現する地点名を示す固有名詞や日時を示す日時情報を抽出することができる。制御部11は、図7に示すように、投稿情報に含まれる用語に対して、「組織・団体」、「イベント」といったラベル付けを実行する。S705の処理では、固有表現抽出で付与されたラベルづけを更にユーザが修正してもよい。別の実施形態では制御部11は、機械学習によりラベルづけを実行してもよい。制御部11は、固有表現抽出により投稿情報に付加されたラベルを用いることで、「どこのお店で扱っているメニュー」とか、「製品」とか、「いつ始まるか」という投稿情報の意味に基づいた解析を実行することができる。例えば、「やばい」という用語は、「ご飯を食べて美味しかった」のか、「何かに嵌って身動き取れない状態」なのか、同じ用語でも異なる意味で利用されることがある。制御部11は、例えば、固有表現抽出で場所のラベルが付加された用語が飲食店を表していれば、「やばい」という用語の意味を「美味しい」の意味に分類することができる。機械学習を用いた固有表現抽出では、投稿情報を適当な解析単位に分割した後、固有表現を構成する1つ若しくは複数の解析単位としてまとめあげると同時に、まとめあげられた解析単位列がどの種類の固有表現かを判別することができる。また、制御部11は、固有表現抽出を行うことにより、意味を加えて、「どこかのお店で扱っているメニュー」とか「製品」とか、「いつ始まるか」という時期など意味をもった抽出を行うことができる。制御部11は、複数のSNS情報の投稿情報を関連づけて固有表現抽出を行うこともできる。
S706において、制御部11は、投稿情報のカテゴリを分類する。制御部11は、記憶装置13に記憶されているカテゴリ情報を参照し、投稿情報に含まれている単語と対応づけられたカテゴリを特定する。制御部11は、機械学習を用いて投稿のカテゴリを特定してもよい。投稿情報のカテゴリは、上述したスポットのカテゴリと同じ分類を含んでもよいし、以下の分類を含んでもよい。
ニュース
アクティビティ
イベント
カフェ・喫茶
ショッピング
ミュージアム
レジャー
レストラン
体験
公園・庭園
動物園・水族館
宿泊
対象外
居酒屋・バー
景観・名所
温泉・スパ・エステ
神社・仏閣
S707において、制御部11は、SNSが投稿された端末4の位置を示す位置情報を特定する。例えば、制御部11は、投稿された投稿情報から、スポット名と、位置情報を特定する。制御部11は、例えば、形態素解析の結果得られた形態素を用いて、記憶装置13に記憶されている地点名情報40を検索する。形態素と一致する地点名が見つかった場合、制御部11は、見つかった地点名をスポット位置情報として特定する。また、制御部11は、例えば、見つかった地点名をスポット名として特定する。制御部11は、例えば、投稿情報の内容に基づいて、スポット名を特定してもよい。例えば、投稿情報が、事件や渋滞に関する内容である場合、スポット名として、地点名を用いるよりも、事件の内容や、渋滞の発生を示す情報をスポット名として用いた方が好ましいことがある。制御部11は、投稿のカテゴリなどの投稿の内容に応じて、スポット名として用いる情報を決定してもよい。制御部11は、例えば、投稿情報に静止画、または動画が含まれる場合には、静止画、または動画に含まれるメタデータの撮影位置情報から端末4の位置を示す位置情報を特定してもよい。
地点名情報40の検索に用いる形態素は1つでもよいし、2つ以上でもよい。制御部11は、2つ以上の単語から共起する共起語を抽出し、共起語を、予めスポットごとにクラスリングされた単語と高い類似度を有する検索語に置き換えて検索を行ってもよい。ここで、共起とは、投稿情報に含まれている所定の単語が、投稿情報中に別の単語と同時に出現することをいう。共起語とは、所定の単語と同時に出現する別の単語をいう。制御部11は、機械学習を用いて投稿と対応するスポット名およびスポット位置情報を特定してもよい。別の実施形態では、制御部11は、固有表現抽出で場所のラベルが付加された用語をスポット名として用いて地点名情報40の検索を実行してもよい。
S708において、制御部11は、投稿情報がハッシュタグを含む場合、投稿からハッシュタグを抽出する。S709において制御部11は、投稿情報がメディア情報を含む場合、投稿からメディア情報を抽出する。
S710において、制御部11は、投稿情報にスコアリングを実行する。例えば、制御部11は、投稿の日時について、より時間的に新しい投稿ほどスコアがより高くなるようにスコアを付与する。制御部11は、例えば、投稿情報の内容について、内容がポジティブな投稿に、内容がネガティブな投稿よりも高いスコアを付与する。制御部11は、例えば、投稿のハッシュタグについて、ホットワードを含む場合に、ホットワードを含まない場合よりも高いスコアを付与する。制御部11は、例えば、投稿のメディア情報について、より審美感の高い投稿ほどスコアがより高くなるようにスコアを付与する。審美感は、例えば、解像度を用いて評価することができる。言い換えれば、制御部11は、より解像度の高いほどスコアがより高くなるようにスコアを付与する。制御部11は、例えば、投稿の日時、投稿情報の内容、ハッシュタグ、メディア情報のスコアを総合して、投稿に対するスコアを決定する。制御部11は、例えば、複数のスコアの平均値、中央値、最頻値、最大値、または最小値の統計値を算出し、算出結果をスコアとして用いてもよい。スコアは、例えば、投稿の利用価値を表しているといえる。制御部11は、特徴語およびキーフレーズの抽出、固有表現抽出、カテゴリ分類、位置に関する情報の特定、ハッシュタグの抽出、スコアリングの各種処理で得られた処理情報を用いて投稿と対応するスポット情報を生成する。
S711において、制御部11は、生成したスポット情報をスポット管理情報50に登録し、本動作フローは終了する。制御部11は、例えば、図5に例示するスポット管理情報50の情報を含むスポット情報を登録する。制御部11は、スポット管理情報50にスポット情報を登録する際に、S710で決定したスコアに基づいて、スポット情報を並べ替えてスポット管理情報50に登録してもよい。情報処理システム20は、スコアに基づいてスポット情報を並べ替えることで、利用価値の高いスポット情報をユーザに効率的に提供することができる。S711の処理において、制御部11は、例えば、生成部112として動作する。
スポット情報に含まれる情報は、図5に示す例に限定されるものではなく、一部の情報が含まれていなくてもよく、別に更なる情報が含まれていてもよい。例えば、制御部11は、スポット管理情報50に、スポット情報の生成に用いられたSNSの投稿の日時やハッシュタグの情報を含めてもよい。
また、例えば、1つのスポットに対して複数の投稿情報が投稿されることがあるため、例えば、制御部11は、同じスポットに対する複数の投稿情報をまとめて1つのスポット情報としてスポット管理情報50に登録してもよい。制御部11は、例えば、スポット名、位置情報、カテゴリ、日時情報の情報を用いて、同じスポットに対する投稿情報であるか否かを判定することができる。
図6の動作フローによれば、サーバ1は、外部サーバ3から収集した投稿情報にスポットの特徴に関する投稿情報が含まれる場合、このスポットの特徴を含む解析情報を生成する。サーバ1は、投稿情報に基づいて特定されたスポット位置情報と、生成した解析情報と、を対応付けたスポット情報を生成してスポット管理情報50に登録することができる。
渋滞に関する投稿や、事件などに関する投稿のように、ニュースにカテゴライズされる投稿は、即時性が求められることがある。投稿は、できるだけ早くユーザに提供することが望ましいことがある。一実施形態においては、ニュースにカテゴライズされる投稿と対応するスポット情報の生成では、図6の一部の処理が省略されてもよい。ニュースにカテゴライズされる投稿と対応するスポット情報の生成では、例えば、S705の固有表現抽出の処理が省略されてよい。
続いて、スポット管理情報50に登録されているスポットの情報の提供について例示する。例えば、サーバ1は、情報表示装置2からの提供要求に応じて、要求された条件に合致するスポット情報に含まれる解析情報を提供する。スポット情報の中には、例えば、渋滞の情報、事件に関するニュースの情報のように、即時性が求められる情報、若しくはユーザに提示する好ましいタイミングに期限のある情報がある。例えば、渋滞の情報は、時間がたって渋滞が解消したあとでユーザに提供してしまうと、誤った情報をユーザに提供することになる。そのため、サーバ1の制御部11は、情報表示装置2からのスポットの情報提供の要求に応じて、要求された条件に合致するスポット情報に含まれる解析情報を提供する際に、情報の種類に応じて提供する期間に制限を設けてもよい。例えば、渋滞の情報であれば、制御部11は、解析情報の提供要求を受け付けた時刻から所定時間以内にSNSに投稿された投稿情報に基づいて、解析情報を情報表示装置2に提供してもよい。所定時間は、例えば、1時間、2時間、若しくは3時間として、適宜に設定されていればよい。
情報表示装置2は、サーバ1から提供された解析情報を受信すると、例えば、表示装置24に表示された地図上に、解析情報と対応するスポットのアイコンを表示させる。
機器制御部21は、図8から図13に示すように、機器記憶装置25に記憶された地図情報が示す地図を、表示装置24に表示することができるように構成されている。機器制御部21は、図8に示すように、現在地周辺地図61、道路62、クラスタマーカCMを表示装置24に表示する。表示装置24は、図8において、現在地近辺を示す広域地図を表示している。機器制御部21は、図9から図13に示すように、現在地周辺地図61、道路62、バルーンアイコン63、スポットにおけるアイコン64、メッセージ65、コンテンツ66を表示装置24に表示する。バルーンアイコン63は、スポットを示す一例である。表示装置24は、図9から図13において、図8の広域地図から選択された一地域を示す狭域地図を表示している。アイコン64、メッセージ65、コンテンツ66は、投稿情報の一部ともいえる。スポットを示すバルーンアイコン63は、地図上に複数含まれる。機器制御部21は、図9から図13に示すように、機器記憶装置25に記憶された地図情報が示す地図上に、投稿情報と対応するスポットのアイコン64を、表示装置24に表示することができるように構成されている。図9から図13に示すように、機器制御部21は、地図上の各スポットに、アイコン64を所定の時間間隔をおいて順番に強調してアニメーションで表示するように表示装置24を制御する。
本実施の形態では、機器制御部21は、図9から図13に示すように、地図上にアイコン64が強調して表示装置24に表示されるよう制御している。機器制御部21は、例えば、アイコン64をポップアップして表示することによりアイコン64を強調して表示している。各スポットを示すバルーンアイコン63は、スポット情報に含まれるスポット位置情報に基づいて地図上に表示される。アイコン64には、感情アイコン641、知識アイコン642、カメラアイコン643、ビデオアイコン644などが含まれる。機器制御部21は、アイコン64とメッセージ65とコンテンツ66とをセットにしてスポット情報として表示装置24に表示する。
アイコン64とメッセージ65とコンテンツ66は、スポットに対する解析情報ともいえる。機器制御部21は、スポットを示すバルーンアイコン63における吹き出しとして解析情報を表示するように表示装置24を制御する。機器制御部21は、所定の時間間隔ごとに吹き出しを消して、別の強調されたアイコンを示す吹き出しを表示するように、表示装置24を制御する。
感情アイコン641には、例えば、「楽しい」、「美味しい」、「感動した」、「吃驚した」、「癒される」の5種類の感情に応じたアイコンが予め準備されている。言い換えれば、感情アイコンは、感情を表すアニメーションのアイコンである。感情アイコンは、感情に応じて異なる表情のアイコンが使用される。例えば、機器制御部21は、「楽しい」の感情が含まれるスポット情報に対応して、楽しい表情を示す感情アイコンをバルーンアイコン63に表示する。同様に、機器制御部21は、「美味しい」の感情が含まれるスポット情報に対応して、美味しい表情を示す感情アイコンをバルーンアイコン63に表示する。図9に示すように、本実施形態においては、感情アイコン641は、人の顔を模したピクトグラムにより構成されている。
知識アイコン642は、スポットの知識情報を表すアニメーションのアイコンである。スポットの知識情報は、スポットを説明する客観的な情報、例えば、店舗のオープン時間、食事メニューの名前などが挙げられる。図9に示すように、本実施形態においては、知識アイコン642は、帽子の形を模したピクトグラムにより構成されている。カメラアイコン643は、スポットに対するコンテンツ66として静止画が含まれることを示す。図10、図11に示すように、本実施形態においては、カメラアイコン643は、カメラの形を模したピクトグラムにより構成されている。ビデオアイコン644は、スポットに対するコンテンツ66として動画の映像が含まれることを示す。図12に示すように、本実施形態においては、ビデオアイコン644は、動画の再生画面の形を模した絵により構成されている。
機器制御部21は、感情語が含まれているスポットであっても、スポット情報に静止画のコンテンツ66が含まれている場合、カメラアイコン643を優先して表示するように表示装置24を制御することできる。カメラアイコン643を表示する場合には、機器制御部21は、静止画をカメラアイコン643とともに表示装置24に表示することが好ましい。同様に、機器制御部21は、感情語が含まれているスポットであっても、スポット情報に動画のコンテンツ66が含まれている場合、ビデオアイコン644を優先して表示するように表示装置24を制御することができる。ビデオアイコン644を表示する場合には、機器制御部21は、動画のサムネイル67をビデオアイコン644とともに表示装置24に表示することが好ましい。静止画は、例えば、スポット情報に対応してサーバ1の記憶装置13に記憶されている。同様に、動画の映像は、例えば、スポット情報に対応してサーバ1の記憶装置13に記憶されている。
機器制御部21は、スポット位置情報に基づいて、スポット情報を地図上の所定の位置に表示するように、表示装置24を制御する。より具体的には、機器制御部21は、スポット情報に感情語が含まれている場合、スポット情報が示す地図上の位置に感情語に対応した感情アイコン641を表示させるように表示装置24を制御する。言い換えれば、機器制御部21は、感情情報を示すアイコン64をスポット位置情報に基づいて、表示装置24で表示させることができる。機器制御部21は、SNSの投稿に基づいて、ハッシュタグ若しくはメッセージの文節を、表示装置24に表示させてもよい。
機器記憶装置25は、表示装置24に表示させる複数種のアイコン64が記憶されている。機器記憶装置25は、サーバ1から送信された地図情報が記憶されていてもよい。情報表示装置2は、スポット情報に対し関連性がより強い特徴語を表示装置24に表示させている。すなわち、情報表示装置2は、SNSの本文やハッシュタグから解析した感情が含まれる言葉を明示的かつ簡易的に、アイコン64として地図上に表示することができる。言い換えれば、情報表示装置2は、メッセージを解析した感情を表現する感情アイコン641を、スポット情報が示すスポット位置情報に基づいて、地図上に表示させる。これにより、スポットに対するSNSの投稿内容に関する情報をユーザに知らせることができる。
情報表示装置2は、メッセージを投稿したユーザが、どのような体験をしたかを知ることができるように、写真や映像などのコンテンツを地図上のスポットの近くに表示させることができる。
ユーザが広域地図から目的地を選択する場合、機器制御部21は、図8に示すように、目的地の地域の代表的な位置に円環状のクラスタマーカCMを表示するように、表示装置24を制御する。クラスタマーカCMの内部には、代表写真がはめ込まれている。クラスタマーカCMは、市区町村毎に広域地図上に表示されている。代表写真は、例えば、市区町村内のスポットのうちSNS情報の反応が一番多い順位のスポットの写真とすることができる。言い換えれば、情報表示装置2は、市区長村のクラスタで順位が一番上の写真を代表写真としてクラスタマーカCMに表示させている。
クラスタマーカCMの代表写真には、市区町村を表す地名と市区町村内に含まれるアイコン64の数を示す表示欄71が示されている。言い換えると、クラスタマーカCMで表される市区町村内には、表示欄71に表示されているアイコン64の数に対応するスポット情報が含まれる。例えば、図8に示すように、「京都市」のクラスタマーカCMの表示欄71には、「京都市」のクラスタに含まれるアイコンの数として「54」が表示されている。情報表示装置2は、ユーザのクラスタマーカCMに対するタッチ操作を受け付けると、図9から図12に示す狭域地図の画面を表示させるように表示装置24を制御する。情報表示装置2は、狭域地図に含まれるスポット位置情報に、複数のスポット情報が含まれる場合には、スポット情報に対応するアイコン64をおすすめ順に表示させるように表示装置24を制御する。情報表示装置2は、例えば、市区町村内に含まれるスポット情報が100個あれば、アイコン64を表示装置24におすすめ順に表示させる。例えば、情報表示装置2は、2秒毎におすすめ順の次のアイコン64を表示するようにし、一度表示されたアイコン64は4秒間表示され続けるように表示装置24を制御する。
情報表示装置2は、図8から図13で示すように、各スポットを表すスポット写真72を、画面の下方において、地図に重畳させて左右方向に並べて表示するように表示装置24を制御する。図9から図13に示す表示画面は、例えば、ナビゲーション装置において、ユーザが目的地を設定するための広域地図画像を示している。情報表示装置2は、表示装置24がタッチパネル式ディスプレイで構成されている場合、ユーザが複数の写真を左右にフリック入力することで、フリック入力に応じて写真画像を遷移させることができる。
機器制御部21は、例えば、図11に示すように、カメラアイコン643をユーザがクリック入力することで、図13に示すように、カメラアイコン643の写真画像に対応するスポット情報の詳細画面73を表示させるように表示装置24を制御する。言い換えれば、機器制御部21は、アイコン64をユーザがクリック入力することで、クリック入力に応じてアイコン64に対応するスポット情報の詳細画面73を表示させることができる。機器制御部21は、クリック入力されたカメラアイコンの写真画像が他のカメラアイコンの写真画像よりも大きく表示させるように表示装置24を制御してもよい。機器制御部21は、バルーンアイコン63が示すスポットのカメラアイコン643の静止画のみを表示するように表示装置24を制御することができる。これにより、バルーンアイコン63が示すスポットがどのようなものであるかをユーザに興味をもたせることができる。
情報表示装置2が車両に搭載される場合、機器制御部21は、GPSセンサを利用して、自車位置の情報を取得し、自車位置を含む地図情報を機器記憶装置25から取得する。機器制御部21は、SNSの投稿から抽出した感情情報を示すアイコン64を、地図情報の地図へ重畳して表示するように表示装置24を制御する。これにより、機器制御部21は、投稿情報から解析した解析情報をスポット位置情報が示す地図上のスポットの位置に表示させることができる。機器制御部21は、サーバ1が、SNSのメッセージの文章を要約し、感情語その他に分類したスポット情報を、更に適切な感情アイコン641とマッチングさせる。これにより、機器制御部21は、サーバ1が分類して得られたスポット情報の結果を、スポット情報に含まれる感情語に関連づけられた感情アイコン641で簡易的に表示するように表示装置24を制御することができる。情報処理システム20は、サーバ1により取得されたSNSの投稿情報を地図上のスポットに表示するように情報表示装置2の表示装置24を制御することができる。これにより、SNSへ投稿された投稿情報を活用して、スポット情報をダイナミックに変化させて表示装置24に表示することができる。ダイナミックに変化するスポット情報とは、例えば、月単位、週単位、日単位、時間単位、分単位などの比較的短時間で動的に変化する情報を意味している。スポット情報は、SNS情報のメッセージを要約した内容を示すようにして表示される。
情報表示装置2は、例えば、車両に搭載されるナビゲーション装置として利用される場合において、車両が信号で停車中の場合、地図上に表示されたスポットに対するスポット情報を、吹き出しとして突出して表示することができる。情報表示装置2は、車両が信号で停車中か否かを、車両に搭載された速度センサから取得された車速情報により判断してもよい。または、情報表示装置2は、車両に搭載されたGPSセンサから取得されたGPS情報により車両の移動がないことを推定して、車両が信号で停車中か否かを判断してもよい。情報表示装置2のユーザは、表示装置24に表示されたスポット情報の吹き出しを見ることにより、スポット情報が示すスポットの位置で「こんなことをしているよ」とか、「楽しい...」などダイナミック感を示す情報を把握することができる。
情報表示装置2は、高速道路を車両が走行する場合、進行方向に存在するスポット情報を、進行方向の逆方向に存在するスポット情報よりも表示させやすくするように、表示装置24の表示の制御を変更させてもよい。情報表示装置2は、スポット情報を表示装置24に表示させるタイミングと、複数のスポット情報を表示装置24に表示させる順序を制御して表示させることができる。機器制御部21は、スポット情報を表示装置24へ表示する順序と、スポット情報を表示装置24へ表示するタイミング、スポット情報を表示装置24から消去するタイミングを制御している。スポット情報を表示装置24へ表示する順序とは、どの種類のスポット情報を優先して表示装置24へ表示させるかを表す順番である。
情報表示装置2は、表示装置24に表示させる感情アイコン641、知識アイコン642、カメラアイコン643、ビデオアイコン644を含む各アイコンの種類を表示させるタイミングを制御することができる。これにより、ユーザにダイナミック感を感じさせることができる。各アイコンを表示するタイミングとしては、例えば、情報表示装置2に対するユーザの操作に基づき文字が入力されたタイミング、検索が行われたタイミング、地図上に表示されるスポットを通過するタイミングなどが挙げられる。
情報表示装置2は、例えば、サーバ1の通信装置12と通信することで、ダイナミックなスポット情報を表示装置24に表示することができるセンターナビゲーションシステムとして機能させることができる。情報表示装置2は、例えば、経路探索を行っている場合、現在地からスポット情報で示された地点を経由地として、目的地まで案内することができる。情報表示装置2は、現在地からスポット情報の経由地を経由して目的地まで到達する時間を換算し、目的地までに到達する到達予想時間の長い順、若しくは到達予想時間の短い順にスポット情報を表示するように表示を制御することができる。到達予想時間には、経由地を経由する時間だけでなく、経由地の滞在時間を到達予想時間に含めてもよい。
以下では、実施形態に係るサーバ1の制御部11が実行する解析情報の提供処理の動作フローを図14に例示する。制御部11は、例えば、通信装置12が、情報表示装置2から解析情報の提供要求を受け付けると、図14の動作フローを開始する。
S1101において、制御部11は、受け付けた提供要求が経路情報を含むか否かを判定する。受信した提供要求が経路情報を含む場合(S1101がYES)、フローはS1102に進む。
S1102において、制御部11は、情報表示装置2の現在地から目的地までの経路に沿った解析情報をスポット管理情報50から取得する。制御部11は、例えば、探索により見つかった情報表示装置2の現在地から目的地までの経路から所定の距離以下に存在するスポット情報に対応する解析情報をスポット管理情報50から取得する。スポット管理情報50の解析情報は、例えば、予め所定のタイミングで解析部111によりベクトル化されたベクトル情報であってもよい。
制御部11は、S1101において、提供要求が経路情報を含まない場合(S1101がNO)、フローをS1103に進める。
S1103において、制御部11は、情報表示装置2の現在地周辺のスポット情報に含まれる解析情報をスポット管理情報50から取得する。制御部11は、例えば、情報表示装置2の位置情報が示す位置に対して所定条件を満たすスポット情報に含まれる解析情報をスポット管理情報50から取得する。
S1104において、制御部11は、取得した解析情報を、通信装置12を介して情報表示装置2に提供し、本動作フローは終了する。
以上の実施形態で述べたように、情報処理システム20は、例えば、生成部112と、位置情報取得装置22と、提供部113と、を備える。生成部112は、スポット情報を生成する。スポット情報は、解析情報と、スポット位置情報と、を対応づけられている。解析情報は、SNSに投稿された投稿情報の解析結果を示す。スポット位置情報は、投稿情報に基づいて特定されたスポットの位置を示す。位置情報取得装置22は、位置情報を取得する。位置情報取得装置22は、位置情報取得部の一例である。提供部113は、解析情報の提供要求を受け付けた場合、位置情報が示す位置に対して所定条件を満たすスポット情報に含まれる解析情報を提供する。
また、情報処理システム20は、例えば、投稿情報を解析する解析部111を更に備えてよい。解析部111は、投稿情報を解析して、解析情報と対応する感情アイコンを解析情報として特定してもよい。提供部113は、解析情報の提供要求を受け付けた場合、位置情報が示す位置に対して所定条件を満たすスポット位置情報に対応する感情アイコンを提供してもよい。
また、情報処理システム20は、経路探索部213を更に備えてよい。経路探索部213は、現在地から目的地までの経路を探索する。提供要求には、経路を示す経路情報が含まれている。提供部113は、スポット情報に対する投稿情報の提供要求を受け付けた場合、経路に沿った解析情報を提供する。
また、情報処理システム20は、記憶装置13と、表示装置24を更に備えてよい。記憶装置13は、地図情報を記憶する。表示装置24は、スポット位置情報が示す位置に解析情報を地図に重畳して表示させる。
従って、実施形態によれば、SNSに投稿情報が投稿された場合に、投稿を解析したスポットの投稿情報を地図上に表示してユーザに把握させることができる。これにより、スポットに対するSNSの投稿内容に関する情報をユーザに知らせることができる。
また、上述の動作フローは例示であり、実施形態は限定されるものではない。可能な場合には、動作フローは、処理の順番を変更して実行されてもよく、別に更なる処理を含んでもよく、または、一部の処理が省略されてもよい。
また、実施形態において機械学習は、教師データを用いてモデルの学習が行われてよい。
実施形態の各処理、または各機能の各々は、単一の装置または単一のシステムにより集中処理されることで実現されてもよいし、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることで実現されてもよい。また、実施形態の各構成要素は、専用のハードウェアにより構成されてもよい。実施形態の各構成要素は、ソフトウェアにより実現可能な構成要素について、プログラムを実行することによって実現されてもよい。