JP2022020983A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】防漏カフの漏れ防止効果とフィット性とを両立させることができる吸収性物品を提供すること。【解決手段】本発明の吸収性物品1は、一対の防漏カフ6,6及びサイドフラップ部SFを備え、該サイドフラップ部SFにレッグ弾性部材31が縦方向Xに沿って伸長状態で配されている。防漏カフ6は、肌当接面を有する帯状の肌面接部63、及び該肌面接部63と吸収性本体10との間に位置する起立シート部65とを有している。肌面接部63は、起立シート部65との接続部から横方向Yの外方に向かう外向き部60を有しており、該外向き部60に、カフ弾性部材61が縦方向Xに沿って伸長状態で配されている。仮想装着条件下に形成されるギャザーを比較したときに、サイドフラップ部SFに形成されるレッグギャザーG1の凹凸よりも、外向き部60に形成されるカフギャザーG2の凹凸の方が細かい。【選択図】図4

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
着用者の身体へのフィット性を良好にする観点から、使い捨ておむつ等の吸収性物品として、着用状態に着用者の脚周りや腰回りに配される部位にギャザーが形成されるようになされているものが知られている。例えば特許文献1には、ウエストバンド及び脚部ガスケットシステムを備え、該脚部ガスケットシステムのギャザー数が、該ウエストバンドのギャザー数に対して所定の範囲内であり、アウター脚部カフギャザー数が所定数超である、使い捨て吸収性物品が記載されている。
また、尿等の排泄物が外に漏れ出ることを抑制する観点から、吸収性物品の側部に一対の防漏カフを設けられたものが知られている。例えば特許文献2には、防漏カフとして、所定の位置に接合部及び非接合部を有する防漏壁を備えた吸収性物品が開示されている。斯かる防漏壁は、長手方向における吸収性コアの凹み部に対応する領域の少なくとも一部に、厚さ方向の一方側の面同士が接合された接合部を有し、同長手方向において前記接合部よりも一端側の領域及び他方側の領域のうち少なくとも一方に、厚さ方向の一方側の面同士が接合されていない非接合部を有している。
特表2014-516758号公報 特開2017-131568号公報
防漏カフは、着用者の肌側に向かって起立して該肌に当接することで、尿等の排泄物が吸収性物品の外へ漏れ出ることを防止する部材である。防漏カフの肌へのフィット性を向上させる観点から、該防漏カフにおける肌との当接部位の幅を大きくすることが考えられる。しかしながら、前記当接部位の幅を大きくすると、排泄物が吸収性物品の外へ漏れ出ることがあった。特許文献1及び2に記載の吸収性物品は、このような防漏カフの漏れ防止効果とフィット性とを両立させる点が不充分であった。
したがって、本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る吸収性物品を提供することにある。
本発明は、着用者の前後方向に対応する縦方向及び該縦方向に直交する横方向を有するとともに、着用者の股間部に配される股下部並びに該股下部の前後に延在する腹側部及び背側部を有し、液保持性の吸収体を含む吸収性本体と、該吸収性本体の前記縦方向に沿う両側部に沿って配された一対の防漏カフとを備える吸収性物品に関する。
前記吸収性物品は、吸収体の両側縁それぞれから前記横方向外方に延出したサイドフラップ部を有し、該サイドフラップ部に、レッグギャザー形成用のレッグ弾性部材が前記縦方向に沿って伸長状態で配されていることが好ましい。
前記防漏カフは、着用者の肌に面で当接する肌当接面を有する帯状の肌面接部、及び該肌面接部と前記吸収性本体との間に位置する起立シート部とを有し、
前記肌面接部は、前記起立シート部との接続部から前記横方向の外方に向かう外向き部を有しており、該外向き部に、カフギャザー形成用のカフ弾性部材が前記縦方向に沿って伸長状態で配されていることが好ましい。
仮想装着条件下に形成されるギャザーを比較したときに、前記サイドフラップ部に形成されるレッグギャザーの凹凸よりも、前記外向き部に形成されるカフギャザーの凹凸の方が細かいことが好ましい。
本発明の吸収性物品によれば、防漏カフの漏れ防止効果とフィット性とを両立させることができる。
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態を示す斜視図である。 図2は、図1に示すおむつを展開且つ伸長状態にした股下部の横方向に沿う断面図である。 図3は、着用状態における図1に示すカフギャザー及びレッグギャザーの配置関係を示す図であって、両ギャザーの横方向に沿う端面図である。 図4は、防漏カフ及びサイドフラップ部の配置関係を模式的に示す図であって、おむつの横方向に沿う断面図である。 図5は、カフギャザーの凹凸よりも、レッグギャザーの凹凸の方が細かいおむつの図4相当図である。 図6は、おむつの展開且つ伸長状態における肌対向面側を模式的に示す展開平面図であって、ギャザーのサンプルを採取する位置を示す図である。 図7は、ギャザーのサンプルにおける表面形状の解析方法を説明するための模式図である。 図8は、ギャザーのサンプルにおける高領域と低領域とを判別する識別方法を説明するための模式図である。 図9は、図7に示す識別方法によって高領域及び低領域が識別されたサンプルの平面図の一例を示す図である。
以下、本発明の吸収性物品を、その好ましい実施形態に基づき説明する。図1及び図2には、本発明の吸収性物品の一実施形態である展開型の使い捨ておむつ(以下、これを単に「おむつ」ともいう。)が示されている。図1には、おむつ1の肌対向面側から視たときの斜視図が示されている。
本実施形態のおむつ1は、図6に示すように、その展開且つ伸長状態において、着用者の前後方向に対応し、着用者の腹側から股間部を介して背側に延びる縦方向Xと、該縦方向Xに直交する横方向Yとを有している。おむつ1は、その着用時に着用者の腹側に配される腹側部A及び背側に配される背側部Bと、腹側部A及び背側部Bの間に位置する股下部Cと有している。各領域A,B,Cは、おむつ1の縦方向Xの全長を三等分した領域であり、着用者の前後方向に連続して延びている。股下部Cは、おむつ1の着用時に着用者の排泄部に対向配置される排泄部対向部(図示せず)を有している。
図2に示すように、おむつ1は、肌対向面を形成する液透過性の表面シート2と、液難透過性(撥水性も含む)の防漏シート3と、これら表面シート2及び防漏シート3間に配された液保持性の吸収体4とを備えており、これらの部材が吸収性本体10を構成している。
表面シート2及び防漏シート3は、それぞれ、吸収体4よりも大きな寸法を有し、吸収体4の外周縁から外方に延出している。表面シート2及び防漏シート3は、吸収体4の縦方向Xに沿う両側縁から横方向Yの外方に延出している。本実施形態における表面シート2及び防漏シート3の各長手方向両端縁は、おむつ1の長手方向両端縁と略一致している。
おむつ1は、液保持性の吸収体4を備えている。図1に示す吸収体4は、その長手方向とおむつの縦方向Xとが一致するように配され、腹側部Aから股下部Cを介して背側部Bに延びて配されている。吸収体4の長手方向両側縁は、おむつ1の縦方向Xの両側縁よりも内方に位置している。
吸収体4は、吸収性能を有する吸収性コアが液透過性のコアラップシートに被覆されて形成されている(図示せず)。吸収性コアは、縦方向Xに延在している。吸収性コアの縦方向Xの両端は、おむつ1の縦方向の両端よりも内方に位置している。
図2は、展開且つ伸長状態としたおむつ1の股下部Cにおける横方向Yに沿う断面図である。
本明細書において、おむつ1の「展開且つ伸長状態」とは、おむつ1を展開状態とし、その展開状態のおむつ1を各部の弾性部材を伸長させて設計寸法(弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に広げたときの寸法と同じ)となるまで拡げた状態をいう(図6参照)。展開且つ伸長状態では、おむつ1の各部の弾性部材を伸長させているので、通常、起立シート部65は起立せずに倒伏しているが、図2では、説明容易の観点から、起立シート部65を起立させた状態で図示している。
また、「肌対向面」は、おむつ又はその構成部材(例えば吸収体)に着目したときに、おむつの着用時に着用者の肌に向けられる面であり、「非肌対向面」は、おむつの着用時に着用者の肌とは反対側に向けられる面である。つまり、肌対向面は、着用者の肌に相対的に近い側の面であり、非肌対向面は、着用者の肌から相対的に遠い側の面である。「着用時」及び「着用状態」は、おむつの適正な着用位置が維持されて着用された状態を指す。
本実施形態のおむつ1は、図1に示すように、一対のファスニングテープ7,7が、後述する背側部Bの縦方向Xに沿う両側縁それぞれに設けられている。各ファスニングテープ7は、背側部Bの縦方向Xに沿う両側縁から延出するように配されている。各ファスニングテープ7の横方向Y内方側の一端は、おむつ1を構成するシート部材どうしの間、例えば防漏シート3と外装シート5との間に固定されている(図示せず)。
おむつ1の腹側部Aにおける非肌対向面には、ファスニングテープ7が具備する止着部71が着脱自在に止着可能な止着領域72が設けられている(図1参照)。止着領域72は、ファスニングテープ7が具備する止着部71の素材に応じ、適切な素材のものが選択される。例えば止着部71がメカニカルファスナーのオス材である場合、止着領域72としては、メカニカルファスナーのメス材として、該オス材と係合可能な繊維シート、例えば、編物地、不織布を用いることができる。また、止着部71が粘着剤である場合、止着領域72としては、例えば、合成樹脂製の平滑なフィルムを用いることができ、おむつ1の腹側部Aにおける非肌対向面を形成する外装シート5等のシート部材が、止着領域72となっていてもよい。
おむつ1は、吸収性本体10の縦方向Xに沿う両側部に沿って配された一対の防漏カフ6,6を備えている。本実施形態の防漏カフ6は、少なくとも股下部Cにおいて、着用者の肌側に向かって起立する部材である(図1及び図2参照)。防漏カフ6は、吸収性本体10を構成するシート上に固定されており、該吸収性本体10と固定される固定部(図示せず)を基端として着用者の肌側に自由端をなすように起立する。
防漏カフ6は、撥水性且つ通気性のカフ形成用シート16から構成されている。防漏カフ6は、横方向内方側の端部に糸状のカフ弾性部材61が縦方向Xに伸長状態で複数本配されている。このカフ弾性部材61が縦方向Xに収縮することによって、防漏カフ6は少なくとも股下部Cで起立し、それによって尿等の排泄物が、横方向Yの外方へ流出することを抑制する。
本実施形態のおむつ1は、防漏シート3よりも非肌対向面側に配された外装シート5を備えている。
本実施形態のおむつ1は、吸収性本体10の非肌対向面側に外装シート5が配されている。外装シート5は、おむつ1の着用状態において、外部から視認可能なおむつ1の外面を形成する部材である。外装シート5は、吸収性本体10の非肌対向面に、腹側部Aから股下部Cを介して背側部Bに延在して配されている。また、外装シート5は、展開且つ伸長状態のおむつ1の外形を形作っており、外装シート5の周縁は、腹側部A、股下部C及び背側部Bのそれぞれの輪郭線を形成している。
本実施形態のおむつ1は、吸収体4の縦方向Xに沿う両側縁から横方向Yの外方に延出したサイドフラップ部SFを有している。本実施形態においてサイドフラップ部SFは、吸収体4の前記両側縁から横方向Yの外方に延出したカフ形成用シート16、防漏シート3、及び外装シート5からなる。これらシートは、腹側部Aから股下部Cを介して背側部Bに延在しており、吸収体4の両側縁それぞれから横方向Y外方に延出している。これらシートは、吸収体4の前記両側縁からの延出部において、接着剤、ヒートシール、超音波シール等の公知の接合手段によって互いに接合されている。
本実施形態のおむつ1では、図2に示すように、該おむつ1の縦方向Xに沿う両側部に、具体的には一対のサイドフラップ部SF,SFそれぞれに、レッグギャザー形成用のレッグ弾性部材31が、股下部Cを通って縦方向Xに沿って伸長状態で配されている。このレッグ弾性部材31の収縮により、着用者の脚周りに配される左右の部分、即ちおむつ1の縦方向Xの両側部にレッグギャザーG1が形成されるようになされている。本実施形態においてレッグ弾性部材31は、サイドフラップ部SFにおけるカフ形成用シート16と防漏シート3との間に、縦方向Xに沿って伸長状態で固定されている。
本実施形態の防漏カフ6の構成について詳述する。本実施形態の防漏カフ6は、自由端側に帯状の肌面接部63を有している。本実施形態の肌面接部63は、折り畳まれて互いに対向するカフ形成用シート16間にカフ弾性部材61が伸長状態で配されることによって形成されている。この肌面接部63は、着用状態において着用者の肌に面で当接する肌当接面を形成するシートと、該シートが相対向するシートとが接着剤等の公知の接合手段により接合されており(図示せず)、これら両シート間にカフ弾性部材61が伸長状態で配されている。カフ弾性部材61は、その収縮によってカフ形成用シート16にカフギャザーG2を形成している(図1参照)。
本実施形態の肌面接部63は、一枚のカフ形成用シート16が、縦方向Xに沿って折り畳まれて形成されている。
本実施形態の防漏カフ6は、おむつ1の厚み方向Zにおいて肌面接部63よりも非肌対向面側に位置する起立シート部65を有している。起立シート部65は、防漏カフの起立部分をなしており、肌面接部63に配されたカフ弾性部材61の収縮により起立する。起立シート部65は、図2に示すように、おむつ1の厚み方向Zにおいて肌面接部63と防漏シート3との間に位置している。
本実施形態の防漏カフ6は、一枚のカフ形成用シート16を複数箇所、縦方向Xに沿う折り目に沿って折り畳むことで形成されている。本実施形態においては、一枚のカフ形成用シート16が複数箇所の折り目で折り畳まれている。これら折り目によって、肌面接部63と起立シート部65とが形成されている。具体的には、一枚のカフ形成用シート16が2枚重ねになるように、縦方向Xに沿う折り目に沿って折り返された第1折り返し部aと、該第1折り返し部aよりも横方向Y内方側に位置し、2枚重ねのカフ形成用シート16をさらに折り返す第2折り返し部bとを有している。第1折り返し部aは防漏カフ6の自由端を形成しており、第2折り返し部bは防漏カフ6の横方向Y内方端を形成するとともに、肌面接部63と起立シート部65との接続部を形成している。起立シート部65は、肌面接部63との接続部、即ち第2折り返し部bから横方向Y外方に連続した一枚のカフ形成用シート16からなる。斯かるカフ形成用シート16は防漏カフ6の基端からさらに横方向Y外方に延出して、サイドフラップ部SFの肌対向面を形成している。このように、本実施形態の肌面接部63及び起立シート部65は、一枚のカフ形成用シート16によって形成されている。
本実施形態のカフ形成用シート16は、サイドフラップ部SFにおいて、吸収体4の両側縁から横方向Y外方に延出した防漏シート3と公知の接合手段により接合されている。
肌面接部63は、起立シート部65との接続部(第2折り返し部b)から横方向Yの外方に向かう外向き部60を有している。この外向き部60には、カフギャザー形成用のカフ弾性部材61が縦方向Xに沿って伸長状態で配されている。
本実施形態の防漏カフ6は、腹側部A及び背側部Bに位置する縦方向Xの両端近傍部に、防漏カフ6を形成するカフ形成用シート16を折り畳んだ状態で固定する端部固定部(図示せず)を有している。端部固定部は、カフ形成用シート16を、横方向Yの内方に向かう部分と、該横方向Yの外方に向かう部分とを有するように折り返した状態で固定する。外向き部60の縦方向Xの両端部は、この端部固定部において、横方向Yの外方に向かう部分を構成している。即ち、本実施形態の防漏カフ6は、肌面接部63と起立シート部65との接続部が該肌面接部63の横方向Y内方端に位置している。
本実施形態の肌面接部63は、その全体が外向き部60となっている。即ち、外向き部60の肌対向面は、肌面接部63の肌当接面を形成している。
これに代えて、肌面接部63は、その一部が外向き部60となっていてもよい。外向き部60を部分的に有する肌面接部63としては、横方向Yにおける肌面接部63の中央近傍で起立シート部65と接続しているものが挙げられる。斯かる肌面接部63を有する防漏カフ6は、横方向Yにおける断面が、例えばT字型構造となっている。
本実施形態のおむつ1は、サイドフラップ部SFにおいてレッグギャザーG1が形成され、防漏カフ6の外向き部60においてカフギャザーG2が形成されている(図1参照)。レッグギャザーG1及びカフギャザーG2は、弾性部材31,61の収縮によってシート部材に形成された襞であり、当該襞はサイドフラップ部SF及び外向き部60において散点状の凹凸構造となっている。
レッグギャザーG1及びカフギャザーG2が形成される各部位は、複数枚のシート部材で形成されているが、説明の便宜上、図3に示す各ギャザーG1,G2の端面を、1枚のシートからなる端面で示す。図3では、おむつ1の股下部Cにおける各ギャザーG1,G2の端面が示されている。
後述する仮想装着条件下において、カフギャザーG2の凹凸は、レッグギャザーG1の凹凸よりも細かい。斯かる構成を、以下、構成(c1)ともいう。構成(c1)についてより詳細には、カフギャザーG2の非肌当接面の凹凸が、レッグギャザーG1の肌当接面の凹凸よりも細かい。ここで「細かい」とは、カフギャザーG2における個々の凹凸が、レッグギャザーG2における個々の凹凸よりも、双方のギャザーG1,G2の延びる方向(縦方向X)に交差する方向の長さ、好ましくは直交する方向(横方向Y)の長さ(幅)が短いことである。これに加え、カフギャザーG2の非肌当接面の凹凸が、レッグギャザーG1の肌当接面の凹凸よりも高さが低いこと、及び凸部の面積が小さいことの何れか一方又は双方を満たすことが好ましい。
おむつ1の縦方向XにおいてカフギャザーG2が形成される領域全域が前記構成(c1)を具備していてもよく、該領域の一部が前記構成(c1)を具備していてもよい。後述する、防漏カフ6の自由端がサイドフラップ部SFを超えて横方向Y外方側にはみ出すことをより抑制する観点から、前記構成(c1)は、少なくとも股下部Cが具備していることが好ましい。
前記構成(c1)を具備することで、着用状態で形成されるカフギャザーG2の凹凸は、着用状態で形成されるレッグギャザーG1の凹凸よりも細かくなり易くなる。より具体的には、レッグギャザーG1及びカフギャザーG2の横方向Yに沿う端面において、これらギャザーG1,G2それぞれは、凸部と凹部とが交互に現れる波形となって観察される。各ギャザーG1,G2の前記波形を比較すると、レッグギャザーG1よりもカフギャザーG2の方が、横方向Yに沿って現れる波の数が多いものとなる(図3参照)。このレッグギャザーG1の凸部を形成する波E1は、カフギャザーG2の凸部を形成する波E2よりも横方向Yの長さが長い。
おむつ1の着用状態において防漏カフ6は、通常、着用者の肌Sによってサイドフラップ部SF側に押し出される(図3参照)。この場合、本実施形態の防漏カフ6は、外向き部60に形成されるカフギャザーG2の凹凸が、レッグギャザーG1よりも細かいと、カフギャザーG2の凹凸が、レッグギャザーG1の凹凸に収まり易い。例えば、カフギャザーG2の凸部を形成する波E2は、レッグギャザーG1の凸部を形成する波E1の内側に入る。
図4に、着用状態におけるおむつ1の股下部Cの断面図を示す。斯かる断面図では、外装シート5の図示を省略している。本実施形態の防漏カフ6は、上述したように肌面接部63を有しているので、着用状態において着用者の肌と肌当接面で接触する。これにより、本実施形態の防漏カフ6はフィット性に優れるが、横方向Yに幅のある防漏カフ6は、通常、着用状態においてその自由端がサイドフラップ部SFよりも横方向Y外方側にはみ出る傾向にある。しかしながら、本実施形態のおむつ1では防漏カフ6の自由端部、即ち外向き部60がサイドフラップ部SFよりも横方向Y内側に配され易くなる(図4参照)。この理由は、カフギャザーG2の凹凸がレッグギャザーG1の凹凸に収まり易いので、外向き部60の横方向Y外方側への延出がサイドフラップ部SFにより干渉されることによる。斯かる干渉により、防漏カフ6の自由端がサイドフラップ部SFを超えて横方向Y外方側にはみ出すことを効果的に抑制することができ、尿等の排泄物が、防漏カフ6を伝っておむつ1の外部へ漏れ出ることを抑制することができる。しかも、着用状態のおむつ1では、横方向Yにおいてサイドフラップ部SFが湾曲するので、横方向Yにおける防漏カフ6とサイドフラップ部SFとの間にポケットPが形成される(図4参照)。斯かるおむつ1では、排泄物が外向き部60を伝って横方向Yの外方側に移動したとしても、防漏カフ6の先端部(自由端)とサイドフラップ部SFとの間に生じうる隙間等から当該ポケットPに排泄物を収容できるので、着用者の排泄部側に排泄物が逆戻りすることを抑制し、着用者の肌と排泄物との接触を効果的に抑制することができる。これにより、排泄物との接触によるかぶれ等の肌トラブルを抑制することができる。
このように、本実施形態のおむつ1は、防漏カフの漏れ防止効果とフィット性とを効果的に両立させることができる。
一方、外向き部60に形成されるカフギャザーG2の凹凸が、レッグギャザーG1の凹凸よりも大きい場合、防漏カフ6´の自由端がサイドフラップ部SFを超えて横方向Y外方側にはみ出し易くなる(図5参照)。斯かる防漏カフ6´を具備するおむつ1´では、該防漏カフ6´を伝って尿等の排泄物がおむつ1の外部に漏れ出や易くなる。
本実施形態のおむつ1は、前述したように、仮想装着条件下に形成されるギャザーを比較したときに、サイドフラップ部SFに形成されるレッグギャザーG1の凹凸よりも、外向き部60に形成されるカフギャザーG2の凹凸の方が細かい。斯かる仮想装着条件下のギャザーの比較方法について図6~9を参照しながら説明する。
先ず、展開且つ伸長状態のおむつ1から各ギャザーG1,G2が形成される部位をサンプルとして切り出す。図6に、展開且つ伸長状態のおむつ1における前記サンプルの位置を示す。おむつ1においてレッグギャザーG1はサイドフラップ部SFのレッグ弾性部材31が配されている部位に、カフギャザーG2は防漏カフ6のカフ弾性部材61が配されている部位に形成されるので、これらギャザーG1,G2のサンプルは、各ギャザーを形成する全ての弾性部材と該弾性部材を挟む2枚のシート部材とを含むように切り出す。ギャザーを形成する弾性部材及びこれを挟む2枚のシート部材の他に、該2枚のシート部材の何れかに接合されている他のシート部材が存在する場合は、該他のシート部材も含まれるようにサンプルを切り出す。
例えば、本実施形態のサイドフラップ部SFは、レッグ弾性部材31と、これを挟むカフ形成用シート16及び防漏シート3とが存在しているが、この他に外装シート5が存在する。この場合、サイドフラップ部SFから切り出されるサンプル(レッグギャザー領域F1)は、カフ形成用シート16、レッグ弾性部材31、防漏シート3及び外装シート5を含む。また、本実施形態の防漏カフ6から切り出されるサンプル(カフギャザー領域F2)は、肌面接部63を形成する部材、即ちカフ弾性部材61及びこれを挟む2枚重ねのカフ形成用シート16を含む。
図6に、各ギャザーG1,G2が形成される部位であって、前記サンプルとして切り出されるレッグギャザー領域F1及びカフギャザー領域F2を示す。これらギャザー領域F1,F2は、ギャザーを形成する弾性部材の縦方向Xの端縁から縦方向X外方に20mm、及び各ギャザー領域F1,F2の横方向Y両端に最も近い2本の弾性部材それぞれから横方向Y外方に7mm離間した領域を切り出したものである。ギャザーを形成する弾性部材のうち、横方向Yの最も外方に位置する弾性部材と、ギャザーが形成される部位(防漏カフ6又はサイドフラップ部SF)の横方向Yの端縁との同方向Yに沿う距離が7mm未満である場合は、ギャザーが形成される部位の横方向Yの端縁ごと切り出し、これをギャザー領域F1,F2とする。
次いで切り出されたサンプルを、その長手方向が鉛直方向に沿うように吊るす。具体的には、サンプルの長手方向における両端のうち一方の端を鉛直方向の上方に固定し、下方に垂れ下がった他方の端に30gの錘を取り付けた状態で吊るす。この吊るしたサンプルに対し、油性ペンを用いて、該サンプルの長手方向に沿って80mm間隔で2箇所に印を付ける。
次いで、高さに基づくサンプルの表面形状を解析する(図7参照)。先ず、サンプルS1を、その肌対向面を上にし、且つ前記印間の距離が80mmとなるように伸長状態にして、該サンプルS1を高精度形状計測システム(KEYENCE株式会社製、品番KS-1100)の測定ステージ25上に固定する。この際、サンプルS1の長手方向の両端を測定ステージ25に粘着テープ21,21を用いて固定することで、該サンプルS1を伸長状態にする。このようにして、サンプルS1を30gの錘を取り付けて吊るした状態と同じように伸長させることができる。この伸長状態を「30g伸長状態」ともいう。次いで、100mm×80mmのアクリル板24をサンプルS1の上に載せて、測定ステージ25とアクリル板24との間にサンプルS1を挟む。
次いで、上のアクリル板の長手方向両端それぞれに錘23,23を載せ、アクリル板24及び錘23の重さによりサンプルS1に加わる荷重が1.2kPaとなるように調整する。サンプルS1を斯かる状態(図7参照)にする条件を、「仮想装着条件」ともいう。仮想装着条件において、サンプルS1を30g伸長状態とし、且つサンプルS1に加えられる荷重を1.2kPaとすることで、サンプルS1を疑似的な着用状態とすることができる。この仮想装着条件は、実測値に基づく幼児の着用状態及び大人の着用状態を模した条件として適用することができる。
次いで、仮想装着条件下のサンプルS1の肌対向面に関し、非接触レーザー厚み計(KEYENCE株式会社製、品番KS-1100)を用いて、レーザー光27をサンプルS1の肌対向面に照射して、サンプルS1の位置ごとの高さを測定する。この際、レーザー光27の照射部を、サンプルS1の横方向(Y方向)に沿って往復するように移動させながら、該レーザー光27を該サンプルS1の肌対向面全体に照射する。
この測定結果から、表面形状解析アプリケーション(KEYENCE株式会社製、KS-Analyzer)を用いて、以下の方法によりサンプルの表面形状を解析する。
前記仮想装着条件下のサンプルS1には、弾性部材の収縮によってその肌対向面に散点状の凹凸が形成される。この凹凸における凸部の最大高さを100%とし、サンプルS1の肌対向面を、高さが該最大高さの50%超である領域H1(以下、「高領域」H1という)と、高さが該最大高さの50%以下である領域H2(以下、「低領域」H2という)とに区分する処理を行う(図8参照)。次いで、これら2領域H1,H2を二値化処理したサンプルS1の肌対向面の画像を得る。得られた画像について、弾性部材i2の延在方向における低領域H2の長さに基づく、襞長さを測定する(図9参照)。襞長さは以下の方法により測定する。
先ず、弾性部材i2が存在しない領域、又は弾性部材i2が複数存在する場合は横方向Yにおける弾性部材i2,i2間の中央近傍に、該弾性部材i2の延在方向に沿う直線i1を引く。斯かる延在方向は、おむつ1の縦方向Xと一致する。次いで前記直線i1に沿う低領域H2の差し渡し長さ(以下、単に「低領域H2の差し渡し長さ」という)を測定する。画像中に前記直線i1と重なる低領域H2が複数箇所存在する場合は、その複数箇所それぞれの低領域H2の差し渡し長さL1~L6を測定する(図9参照)。斯かる測定を、少なくとも5枚のサンプルについて行い、低領域H2の差し渡し長さを10箇所以上測定する。次いで、測定した低領域H2の差し渡し長さの平均値を求め、これを「襞長さ」とする。
襞長さは、弾性部材i2の収縮により生じる凹凸のうちの凹部の平均長さである。この襞長さは、仮想装着条件下に形成されるレッグギャザーG1及びカフギャザーG2における各凹凸の大きさの指標とすることができる。襞長さが長いほどギャザーの凹凸が大きく、襞長さが短いほどギャザーの凹凸が細かいと判断することができる。
カフギャザーG2の凹凸が、レッグギャザーG1の凹凸により収まり易くする観点から、仮想装着条件下の各ギャザーの襞長さは以下の範囲内であることが好ましい。
仮想装着条件下において、レッグギャザーG1の襞長さをLaとし、カフギャザーG2の襞長さをLbとしたとき、Laに対するLbは好ましくは60%以上、より好ましくは75%以上であり、また好ましくは95%以下、より好ましくは90%以下であり、また好ましくは60%以上95%以下、より好ましくは75%以上90%以下である。
仮想装着条件下におけるレッグギャザーG1の襞長さLaは、好ましくは0.8mm以上、より好ましくは1.5mm以上であり、また好ましくは5.0mm以下、より好ましくは3.0mm以下であり、また好ましくは0.8mm以上5.0mm以下、より好ましくは1.5mm以上3.0mm以下である。
仮想装着条件下におけるカフギャザーG2の襞長さLbは、好ましくは0.5mm以上、より好ましくは1.0mm以上であり、また好ましくは3.0mm以下、より好ましくは2.5mm以下であり、また好ましくは0.5mm以上3.0mm以下、より好ましくは1.0mm以上2.5mm以下である。
カフギャザーG2の凹凸が、レッグギャザーG1の凹凸により収まり易くなる観点から、自然湾曲状態における肌対向面側からの平面視において、カフギャザーG2とレッグギャザーG1とが重なっていることが好ましい。例えば自然湾曲状態における肌対向面側からの目視で、図3に示すように、カフギャザーG2と、レッグギャザーG1とが重なっていればよい。この場合、カフギャザーG2とレッグギャザーG1とは、レッグ開口部の周方向に沿って重なっている。自然湾曲状態は、おむつ1のウエスト開口部を形成する背側部B及び腹側部Aの縦方向X外方の端部を把持して、該おむつ1の股下部Cを下垂させた状態である。
前述したように、おむつ1では、仮想装着条件下におけるレッグギャザーG1の凹凸よりも、外向き部60に形成されるカフギャザーG2の凹凸の方を細かくすることで、排泄物の漏れを抑制することができる。レッグギャザーG1の凹凸よりも、カフギャザーG2の凹凸の方を細かくして、前記漏れ抑制効果をより確実に奏させる観点から、各ギャザーG1,G2を形成する部材は以下の構成(1)~(5)の少なくとも1つを具備していることが好ましく、これら構成(1)~(5)の2つ以上を具備していることがより好ましい。
構成(1):横方向Yにおけるカフ弾性部材61どうしの間隔D2は、横方向Yにおけるレッグ弾性部材31どうしの間隔D1よりも短い。
構成(2):カフ弾性部材61が配された領域の横方向Yの長さW2は、レッグ弾性部材31が配された領域の横方向Yの長さW1よりも長い。
構成(3):外向き部60のカフギャザーG2を形成するシートは、サイドフラップ部SFのレッグギャザーG1を形成するシートよりも剛性が低い。
構成(4):カフギャザーG2全体の収縮応力は、レッグギャザーG1全体の収縮応力よりも高い。
構成(5):カフ弾性部材61の本数は、レッグ弾性部材31の本数よりも多い。
前記構成(1)は、以下の関係式(a1)で表すことができる。
D1>D2 ・・・(a1)
D1:横方向Yにおけるレッグ弾性部材31どうしの間隔
D2:横方向Yにおけるカフ弾性部材61どうしの間隔
一対のサイドフラップ部SF,SFそれぞれにレッグ弾性部材31が複数配されており、一対の防漏カフ6,6それぞれにカフ弾性部材61が複数配されている場合に、おむつ1は、前記構成(1)を具備していることが好ましい。横方向Yにおける弾性部材どうしの間隔を狭くすることで、ギャザーの凹凸を細かく調整することがより容易となる。
レッグギャザーG1の凹凸よりも、カフギャザーG2の凹凸の方をより容易に細かくする観点から、横方向Yにおける弾性部材どうしの間隔D1,D2(図2参照)は以下の範囲内であることが好ましい。
横方向Yにおけるカフ弾性部材61どうしの間隔D2(図2参照)は、横方向Yにおけるレッグ弾性部材31どうしの間隔D1(図2参照)に対して好ましくは50%以上、より好ましくは65%以上であり、また好ましくは90%以下、より好ましくは80%以下であり、また好ましくは50%以上90%以下、より好ましくは65%以上80%以下である。
横方向Yにおけるレッグ弾性部材31どうしの間隔D1(図2参照)は、好ましくは2.0mm以上、より好ましくは5.0mm以上であり、また好ましくは15.0mm以下、より好ましくは10.0mm以下であり、また好ましくは2.0mm以上15.0mm以下、より好ましくは5.0mm以上10.0mm以下である。
横方向Yにおけるカフ弾性部材61どうしの間隔D2(図2参照)は、好ましくは1.5mm以上、より好ましくは4.5mm以上であり、また好ましくは10.0mm以下、より好ましくは7.0mm以下であり、また好ましくは1.5mm以上10.0mm以下、より好ましくは4.5mm以上7.0mm以下である。
これら弾性部材どうしの間隔D1,D2(図2参照)は、展開且つ伸長状態のおむつ1において測定される。レッグギャザーG1又はカフギャザーG2が形成される領域において弾性部材が3本以上存在し、且つ該弾性部材どうしの間隔が異なっている場合は、弾性部材どうしの間隔の平均値を、横方向Yにおけるカフ弾性部材61どうしの間隔D2、又は横方向Yにおけるレッグ弾性部材31どうしの間隔D1とする。
前記構成(2)は、以下の関係式(a2)で表すことができる。
W1<W2 ・・・(a2)
W1:レッグ弾性部材31が配された領域の横方向Yの長さ
W2:カフ弾性部材61が配された領域の横方向Yの長さ
各ギャザーを形成する弾性部材が配された領域の横方向Yの長さを長くすることで、ギャザーの凹凸を細かく調整することがより容易となる。これら領域の横方向Yの長さW1,W2は、サイドフラップ部SF又は外向き部60において横方向Yに最も離間する2本の弾性部材間と、これら2本の弾性部材の横方向Yの長さとの合計距離であり(図2参照)、展開且つ伸長状態のおむつ1において測定される。
カフ弾性部材61が配された領域の横方向Yの長さW2は、外向き部60におけるカフ弾性部材61が配された領域の横方向Yの長さである。
レッグギャザーG1の凹凸よりも、カフギャザーG2の凹凸の方を細かくし易くする観点から、弾性部材が配された領域の横方向Yの長さW1,W2(図2参照)は以下の範囲内であることが好ましい。
カフ弾性部材61が配された領域の横方向Yの長さW2(図2参照)は、レッグ弾性部材31が配された領域の横方向Yの長さW1(図2参照)に対して好ましくは120%以上、より好ましくは150%以上であり、また好ましくは300%以下、より好ましくは250%以下であり、また好ましくは120%以上300%以下、より好ましくは150%以上250%以下である。
レッグ弾性部材31が配された領域の横方向Yの長さW1(図2参照)は、好ましくは2mm以上、より好ましくは5mm以上であり、また好ましくは15mm以下、より好ましくは10mm以下であり、また好ましくは2mm以上15mm以下、より好ましくは5mm以上10mm以下である。
カフ弾性部材61が配された領域の横方向Yの長さW2(図2参照)は、好ましくは6mm以上、より好ましくは12mm以上であり、また好ましくは25mm以下、より好ましくは18mm以下であり、また好ましくは6mm以上25mm以下、より好ましくは12mm以上18mm以下である。
前記構成(3)は、以下の関係式(a3)で表すことができる。
J1>J2 ・・・(a3)
J1:サイドフラップ部SFのレッグギャザーG1を形成するシートの剛性
J2:外向き部60のカフギャザーG2を形成するシートの剛性
カフギャザーG2を形成するシートの剛性を小さくすることで、即ち当該シートの柔軟性を高めることで、弾性部材の収縮力が肌対向面に伝わり易くなり、ギャザーの凹凸を細かく調整することがより容易となる。「サイドフラップ部SFのレッグギャザーG1を形成するシート」は、サイドフラップ部SFを構成するシートのうち、レッグギャザーG1を形成する全てのシート部材である。「外向き部60のカフギャザーG2を形成するシート」は、外向き部60を構成するシートのうち、カフギャザーG2を形成する全てのシート部材である。例えば、各ギャザーを形成する部位において、ギャザーを形成する弾性部材を挟む2枚のシート部材の他に、該2枚のシート部材の何れかに接合されている他のシート部材が存在する場合は、該他のシート部材も含んだ積層体の剛性が、ギャザーを形成するシートの剛性となる。
前記剛性は、以下の方法により測定する。
〔シートの剛性の測定方法〕
先ず、おむつから、各ギャザーG1,G2が形成された部位の厚み方向全体を含むようにして、縦方向X150mm×横方向Y30mmの大きさ(平面視矩形状の領域)を切り出し、これをエタノールに浸した後、シート間から弾性部材を取り除き、これをサンプル片とする。このサンプル片を平らに伸ばした状態で、エタノールが揮発するまで2時間以上放置する。サンプル片は、2枚以上のシート部材が重なった積層体である。
次いで、サンプル片について、ハンドロメーター(株式会社大栄科学精器製作所製、型式HOM-3)を用いて剛性を測定する。具体的には、スリット間隔を5mmに設定した試験台に、該スリットの延在方向とサンプル片の短手方向(横方向Y)とが一致するように、且つ該サンプル片を該スリット上に架け渡すようにして、該サンプル片を載置する。そして、ブレードを用いて、肌対向面側から非肌対向面側に向かってサンプル片を該スリットに押し込み、その際に発生する抵抗力(g)を測定する。この際、ブレードが、スリットに挿入されるように且つサンプル片の短手方向(幅方向Y)に沿って該サンプル片に当接されるように、該サンプル片を押し込む。斯かる測定を10回行い(n=10)、10点の平均値を測定値とする。尚、測定は23±2℃、湿度50±5%で行う。この測定値が小さいほど、シートの柔軟性が高いと評価できる。
レッグギャザーG1の凹凸よりも、カフギャザーG2の凹凸の方をより容易に細かくする観点から、各ギャザーG1,G2を形成するシートの剛性J1,J2は以下の範囲内であることが好ましい。
サイドフラップ部SFのレッグギャザーG1を形成するシートの剛性J1は、外向き部60のカフギャザーG2を形成するシートの剛性J2に対して好ましくは120%以上、より好ましくは150%以上であり、また好ましくは400%以下、より好ましくは250%以下であり、また好ましくは120%以上400%以下、より好ましくは150%以上250%以下である。
サイドフラップ部SFのレッグギャザーG1を形成するシートの剛性J1は、好ましくは5g以上、より好ましくは7g以上であり、また好ましくは20g以下、より好ましくは15g以下であり、また好ましくは5g以上20g以下、より好ましくは7g以上15g以下である。
外向き部60のカフギャザーG2を形成するシートの剛性J2は、好ましくは3g以上、より好ましくは4g以上であり、また好ましくは15g以下、より好ましくは10g以下であり、また好ましくは3g以上15g以下、より好ましくは4g以上10g以下である。
前記構成(4)は、以下の関係式(a4)で表すことができる。
K1<K2 ・・・(a4)
K1:レッグギャザーG1全体の収縮応力
K2:カフギャザーG2全体の収縮応力
弾性部材の延在方向におけるギャザーの収縮応力を高くすることで、ギャザーの凹凸を細かく調整することがより容易となる。
前記収縮応力は、以下の方法により測定する。
〔収縮応力の測定方法〕
測定サンプルとして、前述したレッグギャザー領域F1及びカフギャザー領域F2をおむつ1から切り出す。この測定サンプルの長手方向両端を(株)島津製作所製のオートグラフ(AG-X)のチャック間に挟み、チャック間距離を300mm/minの速度で広げ、且つ測定サンプルの長手方向の長さが最大伸長状態の長さに対して90%の長さとなるまで伸長させた後、チャック間距離を300mm/minの速度で狭めることで、測定サンプルを収縮させ、その際の応力(収縮応力)(単位:N)を測定する。斯かる測定を5個の測定サンプルについて行う。そして、測定サンプルの長さが最大伸長状態の長さに対して70%の長さとなるまで収縮させたときの収縮応力の平均値を求め、これをレッグギャザーG1の収縮応力又はカフギャザーG2の収縮応力とする。
レッグギャザーG1の凹凸よりも、カフギャザーG2の凹凸の方をより容易に細かくする観点から、各ギャザー全体の収縮応力K1,K2は以下の範囲内であることが好ましい。
レッグギャザーG1全体の収縮応力K1は、カフギャザーG2全体の収縮応力K2に対して好ましくは30%以上、より好ましくは40%以上であり、また好ましくは80%以下、より好ましくは60%以下であり、また好ましくは30%以上80%以下、より好ましくは40%以上60%以下である。
レッグギャザーG1全体の収縮応力K1は、好ましくは0.02N以上、より好ましくは0.05N以上であり、また好ましくは0.25N以下、より好ましくは0.15N以下であり、また好ましくは0.02N以上0.25N以下、より好ましくは0.05N以上0.15N以下である。
カフギャザーG2全体の収縮応力K2は、好ましくは0.05N以上、より好ましくは0.10N以上であり、また好ましくは0.35N以下、より好ましくは0.25N以下であり、また好ましくは0.05N以上0.35N以下、より好ましくは0.10N以上0.25N以下である。
前記構成(5)は、以下の関係式(a5)で表すことができる。
M1<M2 ・・・(a5)
M1:レッグ弾性部材31の本数
M2:外向き部60におけるカフ弾性部材61の本数
ギャザーを形成する弾性部材の数を多くすることで、着用状態でギャザーに加えられる体圧が分散し易くなる。これにより、細かく調整されたギャザーの凹凸を維持し易くなり、前記漏れ抑制効果を向上させることができる。
レッグギャザーG1の凹凸よりも、カフギャザーG2の凹凸の方をより容易に細かくする観点から、各ギャザーを形成する弾性部材の本数は以下の範囲内であることが好ましい。
外向き部60におけるカフ弾性部材61の本数M2は、レッグ弾性部材31の本数M1に対して好ましくは120%以上、より好ましくは150%以上であり、また好ましくは400%以下、より好ましくは250%以下であり、また好ましくは120%以上400%以下、より好ましくは150%以上250%以下である。
レッグ弾性部材31の本数M1は、好ましくは1本以上、より好ましくは2本以上であり、また好ましくは5本以下、より好ましくは4本以下であり、また好ましくは1本以上5本以下、より好ましくは2本以上4本以下である。
外向き部60におけるカフ弾性部材61の本数M2は、好ましくは2本以上、より好ましくは3本以上であり、また好ましくは6本以下、より好ましくは5本以下であり、また好ましくは2本以上6本以下、より好ましくは3本以上5本以下である。
上述した実施形態におけるおむつの各部の形成材料について詳述する。表面シート2、防漏シート3及び吸収体4としてはそれぞれ、吸収性物品に従来用いられているものを特に制限なく用いることができる。
表面シート2としては例えば、液透過性の不織布及び開孔フィルム等を用いることができる。
防漏シート3としては、液難透過性の樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート等を用いることができる。
吸収体4における吸収性コアとしては、木材パルプ、親水化処理された合成繊維等の親水性繊維の集合体や、該集合体に吸水性ポリマーを保持させたものを用いることができる。また、コアラップシート42としては、表面シート2と同様のものを用いることができる。
また、外装シート及びカフ形成用シート16は、例えば各種製法による不織布を用いることができ、例えば、スパンボンド不織布、エアスルー不織布、スパンレース不織布、ヒートロール不織布、メルトブローン不織布、又はこれらの積層不織布等を用いることができる。外装シートは、一枚のシートで構成されていてもよく、これに代えて、複数枚のシートの積層体で構成されていてもよい。
防漏カフ6におけるカフ弾性部材61やレッグ弾性部材31等の弾性部材は、この種の吸収性物品に通常用いられる各種公知の弾性材料を特に制限なく用いることができる。弾性材料としては、例えば、スチレン-ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等が挙げられる。弾性部材の形態としては、断面が矩形、正方形、円形、多角形状等の糸状(糸ゴム等)若しくは紐状(平ゴム等)のもの、又はマルチフィラメントタイプの糸状のもの等を好ましく用いることができる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されない。
例えば、上述した実施形態において、防漏カフ6は一枚のカフ形成用シート16を折り畳んで形成されていたが、複数枚のカフ形成用シート16を組み合わせて形成されていてもよい。斯かる形態としては、肌面接部63及び起立シート部65とがそれぞれ別体のシートで形成されており、肌面接部63と起立シート部65とが接着剤等で固定されたものが挙げられる。
また、本実施形態のサイドフラップ部SFの肌対向面は、防漏カフ6から横方向Y外方に連続するカフ形成用シート16によって形成されていたが、これとは別体のシートで形成されていてもよい。例えば、サイドフラップ部SFの肌対向面は、防漏カフ6の基端から横方向Y外方に連続するサイドシートによって形成されていてもよい。この場合、サイドシートは、その横方向Y内方側の端部においてカフ形成用シート16と接着剤等の公知の接合手段で接合されている。
また、上述した吸収性物品は、止着テープを有するいわゆる展開型の使い捨ておむつであったが、本発明の吸収性物品には、人体から排出される体液(尿、軟便、経血、汗等)の吸収に用いられる物品が広く包含される。例えば、パンツ型の使い捨ておむつ、失禁パッド、生理用ナプキン、生理用ショーツ等が包含される。
上述した本発明の実施形態に関し、さらに以下の吸収性物品を開示する。
<1>
着用者の前後方向に対応する縦方向及び該縦方向に直交する横方向を有するとともに、着用者の股間部に配される股下部並びに該股下部の前後に延在する腹側部及び背側部を有し、液保持性の吸収体を含む吸収性本体と、該吸収性本体の前記縦方向に沿う両側部に沿って配された一対の防漏カフとを備える吸収性物品であって、
前記吸収体の両側縁それぞれから前記横方向外方に延出したサイドフラップ部を有し、該サイドフラップ部に、レッグギャザー形成用のレッグ弾性部材が前記縦方向に沿って伸長状態で配されており、
前記防漏カフは、着用者の肌に面で当接する肌当接面を有する帯状の肌面接部、及び該肌面接部と前記吸収性本体との間に位置する起立シート部とを有し、
前記肌面接部は、前記起立シート部との接続部から前記横方向の外方に向かう外向き部を有しており、該外向き部に、カフギャザー形成用のカフ弾性部材が前記縦方向に沿って伸長状態で配されており、
仮想装着条件下に形成されるギャザーを比較したときに、前記サイドフラップ部に形成されるレッグギャザーの凹凸よりも、前記外向き部に形成されるカフギャザーの凹凸の方が細かい、吸収性物品。
<2>
自然湾曲状態における肌対向面側からの平面視において、前記カフギャザーと前記レッグギャザーとが重なっている、前記<1>に記載の吸収性物品。
<3>
前記一対のサイドフラップ部それぞれには、前記レッグ弾性部材が複数配されており、
前記一対の防漏カフそれぞれには、前記カフ弾性部材が複数配されており、
前記横方向における前記カフ弾性部材どうしの間隔は、前記横方向における前記レッグ弾性部材どうしの間隔よりも短い、前記<1>又は<2>に記載の吸収性物品。
<4>
前記カフ弾性部材が配された領域の前記横方向の長さは、前記レッグ弾性部材が配された領域の前記横方向の長さよりも長い、前記<1>~<3>の何れか1に記載の吸収性物品。
<5>
前記外向き部の前記カフギャザーを形成するシートは、前記サイドフラップ部の前記レッグギャザーを形成するシートよりも剛性が低い、前記<1>~<4>の何れか1に記載の吸収性物品。
<6>
前記サイドフラップ部の前記レッグギャザーを形成するシートの剛性J1が、前記外向き部の前記カフギャザーを形成するシートの剛性J2に対して120%以上、好ましくは150%以上であり、また400%以下、好ましくは250%以下であり、また120%以上400%以下、好ましくは150%以上250%以下である、前記<5>に記載の吸収性物品。
<7>
前記サイドフラップ部の前記レッグギャザーを形成するシートの剛性J1は、5g以上、好ましくは7g以上であり、また20g以下、好ましくは15g以下であり、また5g以上20g以下、好ましくは7g以上15g以下である、前記<5>又は<6>に記載の吸収性物品。
<8>
前記カフギャザー全体の収縮応力は、前記レッグギャザー全体の収縮応力よりも高い、前記<1>~<7>の何れか1に記載の吸収性物品。
<9>
前記レッグギャザー全体の収縮応力K1は、前記カフギャザー全体の収縮応力K2に対して30%以上、好ましくは40%以上であり、また60%以下、好ましくは80%以下であり、また30%以上80%以下、好ましくは40%以上60%以下である、前記<8>に記載の吸収性物品。
<10>
前記レッグギャザー全体の収縮応力K1は、0.02N以上、好ましくは0.05N以上であり、また0.25N以下、好ましくは0.15N以下であり、また0.02N以上0.25N以下、好ましくは0.05N以上0.15N以下である、前記<8>又は<9>に記載の吸収性物品。
<11>
前記外向き部におけるカフ弾性部材の本数は、前記レッグ弾性部材の本数よりも多い、前記<1>~<10>の何れか1に記載の吸収性物品。
<12>
前記レッグギャザー及び前記カフギャザーを形成する部材は以下の構成(1)~(5)の少なくとも1つを具備している、前記<1>又は<2>に記載の吸収性物品。
構成(1):前記一対のサイドフラップ部それぞれには、前記レッグ弾性部材が複数配されており、
前記一対の防漏カフそれぞれには、前記カフ弾性部材が複数配されており、
前記横方向における前記カフ弾性部材どうしの間隔D2は、前記横方向における前記レッグ弾性部材どうしの間隔D1よりも短い。
構成(2):前記カフ弾性部材が配された領域の前記横方向の長さW2は、前記レッグ弾性部材が配された領域の前記横方向の長さW1よりも長い。
構成(3):前記外向き部の前記カフギャザーを形成するシートは、前記サイドフラップ部の前記レッグギャザーを形成するシートよりも剛性が低い。
構成(4):前記カフギャザー全体の収縮応力は、前記レッグギャザー全体の収縮応力よりも高い。
構成(5):前記カフ弾性部材の本数は、前記レッグ弾性部材の本数よりも多い。
<13>
前記接続部が、前記肌面接部の前記横方向内方端に位置している、前記<1>~<12>の何れか1に記載の吸収性物品。
<14>
仮想装着条件下において、前記レッグギャザーの襞長さをLaとし、カフギャザーG2の襞長さをLbとしたとき、Laに対するLbは60%以上、好ましくは75%以上であり、また95%以下、好ましくは90%以下であり、また60%以上95%以下、好ましくは75%以上90%以下である、前記<1>~<13>の何れか1に記載の吸収性物品。
<15>
仮想装着条件下における前記レッグギャザーの襞長さLaは、0.8mm以上、好ましくは1.5mm以上であり、また5.0mm以下、好ましくは3.0mm以下であり、また0.8mm以上5.0mm以下、好ましくは1.5mm以上3.0mm以下である、前記<1>~<14>の何れか1に記載の吸収性物品。
1 吸収性物品(使い捨ておむつ)
2 表面シート
3 防漏シート
4 吸収体
6 防漏カフ
7 ファスニングテープ
10 吸収性本体
16 カフ形成用シート
60 外向き部
61 カフ弾性部材
63 肌面接部
65 起立シート部
A 腹側部
B 背側部
C 股下部
F1 レッグギャザー領域
F2 カフギャザー領域
G1 レッグギャザー
G2 カフギャザー
SF サイドフラップ部
S1 サンプル
X 縦方向
Y 横方向
Z 厚み方向

Claims (8)

  1. 着用者の前後方向に対応する縦方向及び該縦方向に直交する横方向を有するとともに、着用者の股間部に配される股下部並びに該股下部の前後に延在する腹側部及び背側部を有し、液保持性の吸収体を含む吸収性本体と、該吸収性本体の前記縦方向に沿う両側部に沿って配された一対の防漏カフとを備える吸収性物品であって、
    前記吸収体の両側縁それぞれから前記横方向外方に延出したサイドフラップ部を有し、該サイドフラップ部に、レッグギャザー形成用のレッグ弾性部材が前記縦方向に沿って伸長状態で配されており、
    前記防漏カフは、着用者の肌に面で当接する肌当接面を有する帯状の肌面接部、及び該肌面接部と前記吸収性本体との間に位置する起立シート部とを有し、
    前記肌面接部は、前記起立シート部との接続部から前記横方向の外方に向かう外向き部を有しており、該外向き部に、カフギャザー形成用のカフ弾性部材が前記縦方向に沿って伸長状態で配されており、
    仮想装着条件下に形成されるギャザーを比較したときに、前記サイドフラップ部に形成されるレッグギャザーの凹凸よりも、前記外向き部に形成されるカフギャザーの凹凸の方が細かい、吸収性物品。
  2. 自然湾曲状態における肌対向面側からの平面視において、前記カフギャザーと前記レッグギャザーとが重なっている、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記一対のサイドフラップ部それぞれには、前記レッグ弾性部材が複数配されており、
    前記一対の防漏カフそれぞれには、前記カフ弾性部材が複数配されており、
    前記横方向における前記カフ弾性部材どうしの間隔は、前記横方向における前記レッグ弾性部材どうしの間隔よりも短い、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記カフ弾性部材が配された領域の前記横方向の長さは、前記レッグ弾性部材が配された領域の前記横方向の長さよりも長い、請求項1~3の何れか1項に記載の吸収性物品。
  5. 前記外向き部の前記カフギャザーを形成するシートは、前記サイドフラップ部の前記レッグギャザーを形成するシートよりも剛性が低い、請求項1~4の何れか1項に記載の吸収性物品。
  6. 前記カフギャザー全体の収縮応力は、前記レッグギャザー全体の収縮応力よりも高い、請求項1~5の何れか1項に記載の吸収性物品。
  7. 前記外向き部におけるカフ弾性部材の本数は、前記レッグ弾性部材の本数よりも多い、請求項1~6の何れか1項に記載の吸収性物品。
  8. 前記接続部が、前記肌面接部の前記横方向内方端に位置している、請求項1~7の何れか1項に記載の吸収性物品。
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