JP2022017075A - 通話制御装置及び通話制御方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022017075000001
【課題】オペレータとの待ち時間を利用者に意識させず待機させることができ、コールセンタのコスト負担を軽減させる。
【解決手段】本発明は、情報処理端末と応対端末との間の通話を制御する通話制御装置において、ネットワークを介して、前記情報処理端末から用件情報を取得する用件情報取得手段と、用件情報に対して応対可能な応対者の応対端末の通話状態を確認する通話状態確認手段と、応対端末が他の情報処理端末と通話接続された状態であるときに、ネットワークを介して、情報処理端末に対して応対端末との通話接続は保留状態であることを表示させる保留画面情報を提供する保留画面提供手段とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通話制御装置及び通話制御方法に関し、例えば、コールセンタにおいて、情報処理端末と応対端末との通話を制御する通話制御装置及び通話制御方法に適用し得るものである。
例えば、コールセンタシステムでは、コールセンタ側が、電話回線事業者との間で、発信者の通話料金を契約者が負担する着課金用番号サービスの契約を締結していることが多く、また問い合わせをする利用者を適切なオペレータと通話させるために、自動音声応答(IVR:Interactive Voice Response)サーバが用いられることがある(特許文献1参照)。
例えば図2に示すように、コールセンタ2に問い合わせをする利用者Uは、電話回線契約を締結している電話端末1aから着課金用番号に発信する。コールセンタ2を収容している電話回線事業者3の呼処理システム31は、電話端末1aからの着課金番号を裏番号(電話回線事業者から割り当てられた0AB-J番号)に変換し、その裏番号に発信することでコールセンタ2に着信させている。
コールセンタ2では、利用者Uを適切なオペレータと通話させるため、IVRサーバ29が予め用意された音声ガイダンスを電話端末1aに流し、音声ガイダンスに従って利用者Uがダイヤルボタンを押し、電話回線Lを介して、PB信号(Push Button Dial Signal)がIVRサーバ29に与えられる。
IVRサーバ29は、受信したPB信号に基づいて適切な専門のオペレータを決定し、そのオペレータが通話中であれば、通話状態が開放されるまで保留音を電話端末1aに流し続けて待機させる。そして、オペレータの通話可能な状態になると、PBX21がオペレータ端末22と電話端末1aとを呼接続させて、オペレータと利用者Uとの通話を開始させている。
特開2014-120880号公報
しかしながら、オペレータが通話中であり、オペレータが通話可能な状態となるまで、利用者は延々と保留音を聞き続けなければならない。機器構成を変更させて待ち時間が解消されたとしても、電話端末の電話発信を使って専門のオペレータとの通話においては、利用者は保留音を聞き続け、オペレータと会話可能な状態であることを聴覚から確認しなければならない。
さらに、コールセンタが着課金電話番号サービスを契約している場合、着課金電話番号サービス契約では番号毎にコストが発生する。保留状態で通話が継続している間、通話料金が発生するので、保留時間が長くなるほど、通話料金も増加することになり、コールセンタの負担も増えてしまうという課題もある。
そのため、本発明は、オペレータとの待ち時間を利用者に意識させず待機させることができ、コールセンタのコスト負担を軽減させることができる通話制御装置及び通話制御方法を提供しようとするものである。
かかる課題を解決するために、第1の本発明は、情報処理端末と応対端末との間の通話を制御する通話制御装置において、(1)ネットワークを介して、前記情報処理端末から用件情報を取得する用件情報取得手段と、(2)用件情報に対して応対可能な応対者の応対端末の通話状態を確認する通話状態確認手段と、(3)応対端末が他の情報処理端末と通話接続された状態であるときに、ネットワークを介して、情報処理端末に対して応対端末との通話接続は保留状態であることを表示させる保留画面情報を提供する保留画面提供手段とを備えることを特徴とする。
第2の本発明は、情報処理端末と応対端末との間の通話を制御する通話制御方法において、(1)用件情報取得手段が、ネットワークを介して、前記情報処理端末から用件情報を取得し、(2)通話状態確認手段が、用件情報に対して応対可能な応対者の前記応対端末の通話状態を確認し、(3)保留画面提供手段が、応対端末が他の情報処理端末と通話接続された状態であるときに、ネットワークを介して、情報処理端末に対して応対端末との通話接続は保留状態であることを表示させる保留画面情報を提供することを特徴とする。
本発明によれば、オペレータとの待ち時間を利用者に意識させず、コールセンタのコスト負担を軽減させることができる。
実施形態に係るコールセンタシステムを含む通信システムの全体構成を示す全体構成図である。 従来のコールセンタシステムの全体構成を示す全体構成図である。 実施形態に係る情報処理端末の内部構成を示す内部構成図である。 実施形態に係るコールセンタシステムにおける各構成要素の構成を示す構成図である。 実施形態に係る応対支援処理を示すシーケンス図である。 実施形態に係る情報項目選択画面情報を説明する説明図である。 実施形態の情報処理端末に表示される情報項目選択画面の動的な遷移方法を説明する説明図である。 実施形態の情報処理端末に表示される保留画面の一例を示す画面図である。
(A)主たる実施形態
以下では、本発明に係る通話制御装置及び通話制御方法の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
この実施形態では、コールセンタに配備されるコールセンタシステム(以下では、「応対支援システム」とも呼ぶ。)に、本発明の通話制御装置及び通話制御方法を適用する場合を例示する。
(A-1)実施形態の構成
図1は、実施形態に係るコールセンタシステム(通話制御装置)を含む通信システムの全体構成を示す全体構成図である。
図1において、実施形態の通信システム10は、利用者Uの情報処理端末1、コールセンタ2に配備されるコールセンタシステム20、電話回線事業者3の呼処理システム31を有する。
コールセンタシステム20は、PBX21、複数のオペレータ端末22、認証システム23を有し、さらに認証システム23は、WEBサーバ231、SIP(Session Initiation Protocol)サーバ232、DB(データベース)サーバ233を有する。
[情報処理端末1]
情報処理端末1は、ネットワークNTを介した通信機能と、電話回線Lを介した電話機能とを有する情報処理端末であり、例えば、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等を適用できる。
図3は、実施形態に係る情報処理端末1の内部構成を示す内部構成図である。
図3において、情報処理端末1は、制御部11、記憶部12、入力部13、表示部14、通信部15を有する。
記憶部12は、情報処理端末1上で実行される処理プログラムや、処理プログラムの実行に必要な情報等を記憶するものである。
入力部13は、利用者の操作により入力された情報を受け付けるものであり、表示部14は、ディスプレイ等である。入力部13及び表示部14は、例えば、タッチパネル方式のディスプレイ等を適用できる。
制御部11は、情報処理端末1の各種処理を司る処理部又は装置であり、例えば、CPU、ROM、RAM、EEPROM、入出力インタフェース等を有する。CPUがROMに格納されている処理プログラム(例えば、情報処理プログラム等)を実行することで、情報処理端末1上で各種処理が行なわれる。
この実施形態では、情報処理端末1には、コールセンタ2のWEBサーバ231との間で通信を行なうためのアプリケーションソフトウェア(以下、「情報処理プログラム」とも呼ぶ。)111がインストールされていることを前提として説明する。
なお、情報処理端末1は、インターネットに代表されるネットワークNTと通信可能であり、情報処理端末1に搭載のWEBブラウザにより、コールセンタ2のWEBサーバ231にアクセスできるようにしてもよい。
図3では、情報処理プログラム111が起動することで、制御部11が、通信処理部101、情報項目選択画面表示部102、保留画面表示部103として機能することを示している。換言すると、情報処理プログラム111は、通信処理部101、情報項目選択画面表示部102、保留画面表示部103を有する。
通信処理部101は、ネットワークNTを介して、WEBサーバ231との間で通信処理を行なうものである。ネットワークNTは、インターネットに代表される通信網であり、通信処理部101は、WEBサーバ231に対してWEBクライアントとして機能し、HTTP/HTTPSで通信する。例えば、通信処理部101は、事前にWEBサーバ231のホスト名、URI等のパスに関する情報などが設定されており、情報処理プログラム(アプリケーションソフトウェア)111が起動すると、通信処理部101が、WEBサーバ231にアクセス可能となる。
情報項目選択画面表示部102は、オペレータに対して利用者Uが問い合わせる用件に関する情報項目を選択させる情報項目選択画面情報をWEBサーバ231から受信し、その情報項目選択画面を表示部14に表示する。また、情報項目選択画面表示部102は、表示部14に表示される情報項目選択画面を通じて、利用者Uの操作により情報項目が選択され、選択された情報項目に基づく用件情報をWEBサーバ231に送信する。
このように、利用者Uが、情報項目選択画面を通じて用件を入力し、WEBサーバ231に用件情報を送信することにより、従来のように、利用者Uが電話端末でコールセンタ2に発信することは不要となる。つまり、利用者Uはコールセンタ2に発信することなく、用件情報をコールセンタ2側に送信でき、問い合わせの申し出を行なうことができる。
なお、情報項目選択画面での用件の選択に関する詳細な説明は動作の項で行なうが、この実施形態では、具体的な用件を導くために、予め設定されている複数の情報項目群に属する情報項目を利用者Uが選択していく形式を採用するが、利用者Uの用件を導くことができるのであれば、このような選択形式に限定されない。
保留画面表示部103は、WEBサーバ231から保留画面情報を受信し、保留画面情報に基づいて、応対可能なオペレータが既に他の利用者と通話中であり、利用者Uと通話できない状態であるときに、利用者Uとオペレータとの通話は接続待ちの状態、つまり保留状態であることを表示する保留画面を表示部14に表示するものである。例えば、コールセンタ2側で決定されたオペレータが通話中であるときに、保留画面表示部103は、WEBサーバ231から保留画面情報を受信して保留画面を表示部14に表示する。
従来は、オペレータが通話中で通話できない状態のときには、通話が開放されるまでの間、利用者Uは電話端末を通じて保留音を聞き続けなければならないが、この実施形態によれば、利用者Uは、情報処理端末1の画面上で保留状態を確認できる。つまり、従来は、利用者が保留音を聴覚で確認しているが、この実施形態では、利用者Uが、情報処理端末1の表示部14に表示される保留画面で視覚的に確認することができる。
また、コールセンタ2が着課金電話番号サービスを契約している場合、保留状態が継続している間、通話料金がかかってしまうが、この実施形態では、ネットワークNTを通じてWEBサーバ231から受信した保留画面を、情報処理端末1は表示することになるので、コールセンタ2側の通話領域の費用を抑えることができる。
保留画面表示部103は、コールセンタ2から電話機能部112に対して着信があったときに、表示していた保留画面を、着信画面に切り替えるようにしてもよい。これにより、コールセンタ2からの着信時に、利用者Uは着信応答が可能となる。
電話機能部112は、情報処理端末1に搭載されている電話機能を行なうアプリケーションソフトウェアである。この実施形態では、情報処理端末1の電話機能部112に割り当てられている電話番号は、情報処理端末1の記憶部12に記憶されていてもよい。
[コールセンタシステム]
コールセンタ2は、何らかのサービスを利用している利用者Uからの問い合わせを受け付けるための機関であり、コールセンタシステム20が配備されている。
上述したように、コールセンタシステム20は、PBX21、複数台のオペレータ端末22、認証システム23を有し、さらに認証システム23は、WEBサーバ231、SIPサーバ232、DBサーバ233を有する。
図4は、実施形態に係るコールセンタシステム20における各構成要素の構成を示す構成図である。
WEBサーバ231は、ネットワークNTを介して、利用者Uの情報処理端末1と通信し、情報処理端末1との間で、コールセンタ2への問い合わせに関する情報の通信処理を行なう。WEBサーバ231のハードウェアは、汎用的なサーバと同様の構成とすることができ、CPUがROMに格納された処理プログラムを実行することにより、WEBサーバ231の各種機能が実現される。
図4に示すように、WEBサーバ231は、情報項目選択画面提供部2311、用件情報取得部2314、オペレータ決定部2312、保留画面提供部2313を有する。
情報項目選択画面提供部2311は、ネットワークNTを介して、接続している情報処理端末1に対して、情報項目選択画面情報を提供する。なお、情報項目選択画面情報に関する詳細な説明は動作の項で行なう。
用件情報取得部2314は、ネットワークNTを介して、情報処理端末1から用件情報を取得するものである。ここで、用件情報取得部2314は、情報処理端末1から電話機能部112の電話番号を取得するようにしてもよい。例えば、情報処理端末1が、情報項目選択画面を通じて利用者Uにより選択された情報項目を含む用件情報と電話番号とを含む情報を送信し、用件情報取得部2314が取得するようにしてもよい。
オペレータ決定部2312は、DBサーバ233を参照して、情報処理端末1から受信した用件情報に基づいて、利用者Uが入力した用件(情報項目)に応対可能な適切なオペレータを決定する。
例えば、DBサーバ233には、問い合わせに係る情報項目(用件)に対して、応対可能なオペレータを示すオペレータ識別情報が関連付けられた情報が記憶されており、オペレータ決定部2312は、利用者Uが入力した情報項目に基づいて、応対可能な適切なオペレータを決定するようにしてもよい。応対可能なオペレータの決定方法は、上述した方法に限定されず、過去に利用者Uの問い合わせに応対したオペレータが存在する場合には、そのオペレータを優先して決定するようにしてもよいし、また例えば、利用者Uが入力した情報項目に対して、複数のオペレータを検索した場合には、複数のオペレータの中から所定のルールに従ってオペレータを決定するようにしてもよい。
また、オペレータ決定部2312は、情報処理端末1の電話番号と、オペレータとの通話に必要な情報(以下、「接続情報」とも呼ぶ。)とを関連付けた情報をDBサーバ233に記憶する。
ここで、接続情報は、オペレータとの通話に必要な情報を含む情報であり、例えば、オペレータ端末22を識別する識別情報(例えば、IPアドレス等)、オペレータ端末22の電話番号、情報処理端末1を識別する識別情報(例えば、IPアドレス等)などを含むようにしてもよい。
保留画面提供部2313は、応対可能なオペレータが既に他の利用者と通話中であり、利用者Uと通話できない状態であるときに、利用者Uとオペレータとの通話は接続待ちの状態、つまり保留状態であることを、情報処理端末1の表示部14に表示させる保留画面情報を情報処理端末1に送信する。
SIPサーバ232は、SIPを呼制御プロトコルとする呼制御手段である。SIPサーバ232は、SIPに従ってPBX21との間で呼を確立し、情報処理端末1の電話番号と、オペレータとの通話に必要な情報(接続情報)とをPBX21に通知する。
例えば、SIPサーバ232は、DBサーバ233に対するDBクライアントとして動作し、PBX21を発信先とする発信先情報(例えば、PBX21の識別情報(例えばIPアドレス、電話番号等)を取得して、SIPに従って、PBX21との間で呼を確立する。また、SIPサーバ232は、DBサーバ233に記憶されている情報処理端末1の電話番号と接続情報とを取得してPBX21に対して通知する。
PBX21は、電話回線事業者の電話回線(いわゆる外線)と企業内の電話回線(いわゆる内線)との接続や、内線同士の接続を行なう構内交換機である。図4に例示するように、PBX21は、通話管理部211、呼処理部212、回線接続制御部213を有する。
通話管理部211は、複数のオペレータの通話状態を管理するものである。例えば、通話管理部211は、応対する複数のオペレータのオペレータ識別情報と、各オペレータが使用するオペレータ端末22とを関連付けて管理している。通話管理部211は、SIPサーバ232からの接続情報に含まれているオペレータ端末22の識別情報等に基づいて、当該オペレータ端末22の回線接続状態を監視して、各オペレータが通話可能であるか否かや、他回線からの通話待ち状態であるか等の通話状態を確認する。
例えば、オペレータが通話中である場合、通話管理部211はSIPサーバ232に対して保留を通知し、通話管理部211は、オペレータ端末22が回線開放するまで監視する。オペレータ端末22が回線開放すると、SIPサーバ232との間の回線を開放し、情報処理端末1の電話番号に発信して、情報処理端末1において着信されると、情報処理端末1とオペレータ端末22との通話を開始する。
呼処理部212は、SIPサーバ232との間で、呼制御プロトコル(例えばSIP)に従って呼処理を行なうものである。
回線接続制御部213は、オペレータ端末22と情報処理端末1との回線接続や、オペレータ端末22同士の回線接続を制御するものである。回線接続制御部213は、他の利用者の情報処理端末と通話接続された状態であったオペレータ端末22が通話接続可能状態となると、情報処理端末1の電話機能部112の電話番号に発信して、情報処理端末1の電話機能部112が着信すると、情報処理端末1の電話機能部112とオペレータ端末22との回線を接続させるものである。
オペレータ端末22は、オペレータが操作する応対端末であり、例えば、通話機能を有するパーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末等を適用できる。
[呼処理システム]
呼処理システム31は、電話サービスを提供する電話回線事業者3が運営するシステムである。呼処理システム31は、電話回線Lを介して、電話回線事業者3が契約者に割り当てた電話番号を用いた通話を処理する。
(A-2)実施形態の動作
次に、実施形態に係るコールセンタシステム20における応対支援処理を、図5を用いて詳細に説明する。
図5は、実施形態に係る応対支援処理を示すシーケンス図である。
以下では、情報処理端末1には、WEBサーバ231と通信するための専用の情報処理プログラム(アプリケーションソフトウェア)111が事前にインストールされていることを前提する。また、情報処理プログラム111には、利用者Uがアプリケーション起動時に電話発信の権限を与えていることを前提とする。
情報処理端末1において、利用者Uの操作により情報処理プログラム111が起動すると(S101)、情報処理プログラム111は、ネットワークNTを介してWEBサーバ231のURLにアクセスして通信を開始する(S102)。つまり、情報処理プログラム111とWEBサーバ231とは、HTTP/HTTPSで通信が開始する。
WEBサーバ231では、情報項目選択画面提供部2311が、ネットワークNTを介して、情報処理プログラム111に対して利用者Uにより入力可能な情報項目選択画面情報を送信する(S103)。
情報処理プログラム111では、情報項目選択画面表示部102が情報項目選択画面情報に基づいて、情報項目選択画面を表示部14に表示する(S104)。このとき、利用者Uにより選択された項目に応じて表示画面を動的に遷移させて、利用者Uの用件を獲得し、情報処理プログラム111は、得られた用件情報をWEBサーバ231に送信する(S105)。また、情報処理プログラム111は、情報処理端末1の電話機能部112の電話番号もWEBサーバ231に送信するようにしてもよい。
ここで、情報処理端末1の表示部14に表示される情報項目選択画面の動的な遷移方法について、図6及び図7を参照して説明する。
図6は、実施形態に係る情報項目選択画面情報を説明する説明図であり、図7は、実施形態の情報処理端末1に表示される情報項目選択画面の動的な遷移方法を説明する説明図である。
例えば、図6に例示する情報項目選択画面情報は、用件を導くための情報項目を階層構造として構成したファイルデータとすることができ、情報処理プログラム111は、情報項目選択画面情報に基づき、利用者Uによる選択に応じて動的に表示画面を遷移させる。例えば、情報項目選択画面情報は、第1層の情報項目群51、第2層の情報項目群52、第3層の情報項目群53、・・・のように階層化されている。
まず、図7(A)に例示するように、情報処理端末1の表示部14には、第1層の情報項目群51に属する複数の情報項目を有する情報項目選択画面50が表示される。
情報項目選択画面50は、例えばラジオボタンで情報項目を選択できる場合を例示しており、例えば、利用者Uにより「1:製品購入のご相談」が選択されると、情報項目選択画面提供部2311は、「1:製品購入のご相談」に対応する下位層(すなわち、この場合「第2層」)の情報項目群52に属する情報項目を有する画面を表示し(図7(B)参照)、利用者Uは、第2層の情報項目群52の中から情報項目を選択することができる。
このように、情報処理端末1では、利用者Uにより、上位に位置する情報項目群の情報項目が選択されると、その選択された情報項目の下位に位置する情報項目群が順次表示されていき、その情報項目群の中から、利用者Uが問い合わせを希望する情報項目を選択する。これにより、利用者Uは、誤りの少ない情報項目(用件)を入力することができる。また、問い合わせをしようとする利用者Uの用件を深化させることができ、具体的な用件を導くことができる。
階層構造における最下層の情報項目群の中から情報項目が利用者Uにより選択されると、例えば図7(B)に例示するように、「送信」ボタンと「戻る」ボタンとが表示される。
「送信」ボタンが利用者Uにより選択されると、利用者Uにより選択された情報項目を含む選択情報がWEBサーバ231に送信される。他方、入力情報に誤りがある場合、「戻る」ボタンの選択により、入力情報の修正が可能となる。入力情報を修正する場合、例えば、複数の情報項目群のうち、いずれかの情報項目群で情報項目を選び直すと、選び直した情報項目の下位の情報項目群の画面が遷移表示されて選択できるようにしてもよい。これにより、選び直した情報項目と、それ以降の下位の情報項目も含めて修正できる。
S106では、WEBサーバ231が、DBサーバ233に対するDBクライアントとして動作し、オペレータ決定部2312が、DBサーバ233を参照して、利用者Uにより選択された情報項目(用件)に対して、応対可能なオペレータを決定し(S106)、情報処理端末1の電話番号と、オペレータと通話するために必要な情報(接続情報)とを関連付けてDBサーバ233に記憶する(S107)。
SIPサーバ232は、DBサーバ233から、PBX21に対する発信に必要な発信先情報(例えば、IPアドレス、電話番号等)を取得する(S108)。そして、SIPサーバ232は、PBX21を発信先とするINVITE(セッション開始要求)メッセージを送信し(S109)、PBX21がACK(セッション確立確認)メッセージを返信して(S110)、SIPサーバ232とPBX21との間で呼が確立する。呼確立後、SIPサーバ232は、情報処理端末1の電話番号と、オペレータとの通話に必要な情報(接続情報)とをPBX21に通知する(S111)。
PBX21では、通話管理部211が、接続情報に含まれているオペレータ端末22の識別情報に基づいて、オペレータ端末22の通話状態を確認する(S112)。このとき、オペレータ端末22が通話中であるとき、通話管理部211は、保留であることを示す情報をSIPサーバ232に送信し(S113)、SIPサーバ232は、WEBサーバ231に対して、情報処理端末1の識別情報を含む保留通知情報を送信する(S114)。
WEBサーバ231では、保留画面提供部2313が、ネットワークNTを介して、情報処理端末1に対して、保留状態であることを情報処理端末1の表示部14に表示させる保留画面情報を送信する(S115)。
情報処理端末1では、保留画面表示部103が、保留画面情報に基づいて、保留画面を表示部14に表示し(S116)、利用者Uに対して待機させることを知らせる。
図8は、実施形態の情報処理端末に表示される保留画面の一例を示す画面図である。
保留画面提供部2313が情報処理端末1に提供する保留画面は動的に遷移させるものとしてもよく、例えば、情報処理端末1に保留画面を表示させている時間に基づいて、所定時間毎に保留画面を変えるようにしてもよい。また例えば、オペレータの応対時間の平均時間と、通話中のオペレータの応対時間とを比較して、その差分時間に基づいてオペレータの応対終了までの時間を判断(予測)し、その予測値と閾値とに基づいて保留画面を切り替えるようにしてもよい。また例えば、オペレータと通話中の利用者との間で交わされる音声を認識して、音声認識結果から応対が終了に近づいているか、終了までにまだ時間がかかるか等を判断して保留画面を切り替えるようにしてもよい。いずれにしても、保留画面提供部2313は、情報処理端末1に表示させる保留画面は動的に遷移させるようにしてもよく、例えば、図8(A)に例示する保留画面56Aから、図8(B)に例示する保留画面56Bに切り替えるようにしてもよい。
PBX21では、通話管理部211がオペレータ端末22の通話状態を監視しており、当該オペレータ端末22の回線が開放されると(S117)、呼処理部212がSIPサーバ232に対してBYE(セッション終了)メッセージを送信して(S118)、SIPサーバ232との呼を終了させる。
そして、例えばオペレータが情報処理端末1の電話番号に電話をかけて、回線接続制御部213が情報処理端末1の電話番号に発信する(S119)。情報処理端末1の電話機能部112が着信すると、回線接続制御部213が、情報処理端末1とオペレータ端末22との回線を接続して、利用者Uとオペレータとの間の通話が開始する(S120)。その後、利用者Uとオペレータとの通話が終了すると、利用者Uが電話を切ることで、情報処理端末1とオペレータ端末22との回線が開放される。
(A-3)実施形態の効果
以上のように、この実施形態によれば、以下の効果を奏する。
この実施形態によれば、情報処理端末が、ネットワークを介して用件情報をWEBサーバに送信し、オペレータとの通話接続が保留状態のときには、保留状態であることを表示する表示画面が表示される。したがって、聴覚により継続して通話可能状態になることを確認する必要がなくなるので、利用者は待ち時間を意識する負担を軽減できるという効果が得られる。
また、この実施形態によれば、情報処理端末に表示する保留画面はネットワークを介して送信されるので、保留状態の間に継続させておく分の通話料金が発生しないので、コールセンタ側の通話コストを抑えることができるという効果が得られる。
さらに、この実施形態によれば、コールセンタのオペレータから利用者の情報処理端末に対して発信するため、従来のように利用者がコールセンタに割り当てられた着課金用番号に発信することがなくなる。そのため、コールセンタは着課金用番号サービスを契約する必要がなくなり、コストを抑えることができるという効果が得られる。
(B)他の実施形態
上述した実施形態においても種々の変形実施形態を言及したが、本発明は、以下の変形実施形態にも適用できる。
(B-1)上述した実施形態では、情報処理端末の電話機能部の電話番号が、用件情報と共にWEBサーバに通知される場合を例示したが、これに限定されない。例えば、コールセンタが運用するサービスによっては、利用者の名前、電話番号、ログイン情報、購入製品等の利用者情報を事前登録可能な場合もあり、そのような場合には、DBサーバに事前登録されている利用者の電話番号を用いるようにしてもよい。
(B-2)上述した実施形態では、WEBサーバと通信するためのアプリケーションソフトウェア(情報処理プログラム)が情報処理端末にインストールされている場合を例示したが、情報処理端末のブラウザ機能により、ネットワークを介してWEBサーバにアクセス可能としてもよい。その場合も、実施形態と同様に、動的に遷移する情報項目画面を通じて、利用者の用件を具体的に導くようにしてもよい。
(B-3)上述した実施形態で説明したコールセンタシステムの構成及び処理は、図4~図6に限定されず、又情報処理端末の表示部に表示される画面も図7及び図8に限定されない。
10…通信システム、1…情報処理端末、2…コールセンタ、20…コールセンタシステム、3…電話回線事業者、31…呼処理システム、
21…PBX、22…オペレータ端末、23…認証システム、231…WEBサーバ、232…SIPサーバ、233…DBサーバ、
11…制御部、111…情報処理プログラム、101…通信処理部、102…情報項目選択画面表示部、103…保留画面表示部、112…電話機能部、12…記憶部、13…入力部、14…表示部、15…通信部、
2311…情報項目選択画面提供部、2312…オペレータ決定部、2313…保留画面提供部、2314…用件情報取得部、
211…通話管理部、212…呼処理部、213…回線接続制御部。

Claims (6)

  1. 情報処理端末と応対端末との間の通話を制御する通話制御装置において、
    ネットワークを介して、前記情報処理端末から用件情報を取得する用件情報取得手段と、
    前記用件情報に対して応対可能な応対者の前記応対端末の通話状態を確認する通話状態確認手段と、
    前記応対端末が他の情報処理端末と通話接続された状態であるときに、ネットワークを介して、前記情報処理端末に対して前記応対端末との通話接続は保留状態であることを表示させる保留画面情報を提供する保留画面提供手段と
    を備えることを特徴とする通話制御装置。
  2. 前記他の情報処理端末と通話接続された状態であった前記応対端末が通話接続可能状態となると、前記情報処理端末の電話機能の電話番号を発信先として発信して、前記情報処理端末と前記応対者の前記応対端末とを回線接続する回線接続制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の通話制御装置。
  3. 前記保留画面提供手段が、前記応対者の前記応対端末の通話状態に応じて、表示画面を動的に遷移させる前記保留画面情報を前記情報処理端末に提供することを特徴とする請求項1又は2に記載の通話制御装置。
  4. 前記保留画面提供手段が、通話中の前記応対者の通話時間及び又は通話中の前記応対者の応対状況に基づいて、保留状態を表示する表示画面を動的に遷移させることを特徴とする請求項3に記載の通話制御装置。
  5. ネットワークを介して接続された前記情報処理端末に対して、用件を導くための階層化された項目群に基づいて、選択された項目に応じて項目選択画面を動的に遷移させる項目選択画面情報を提供する項目選択画面提供手段と、
    前記情報処理端末において前記項目選択画面を動的に遷移させて得られた前記用件情報に基づいて、当該用件情報に応対可能な前記応対者を決定する応対者決定手段と
    を備えることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の通話制御装置。
  6. 情報処理端末と応対端末との間の通話を制御する通話制御方法において、
    用件情報取得手段が、ネットワークを介して、前記情報処理端末から用件情報を取得し、
    通話状態確認手段が、前記用件情報に対して応対可能な応対者の前記応対端末の通話状態を確認し、
    保留画面提供手段が、前記応対端末が他の情報処理端末と通話接続された状態であるときに、ネットワークを介して、前記情報処理端末に対して前記応対端末との通話接続は保留状態であることを表示させる保留画面情報を提供する
    ことを特徴とする通話制御方法。
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