JP2022016336A - 無線装置、アンテナ選定方法及びプログラム - Google Patents

無線装置、アンテナ選定方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2022016336A
JP2022016336A JP2021111089A JP2021111089A JP2022016336A JP 2022016336 A JP2022016336 A JP 2022016336A JP 2021111089 A JP2021111089 A JP 2021111089A JP 2021111089 A JP2021111089 A JP 2021111089A JP 2022016336 A JP2022016336 A JP 2022016336A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
antennas
radio wave
cpu
wireless device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021111089A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7038878B2 (ja
Inventor
知宏 冨田
Tomohiro Tomita
聡 江頭
Satoshi Egashira
正樹 西田
Masaki Nishida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ad Sol Nissin Corp
Original Assignee
Ad Sol Nissin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ad Sol Nissin Corp filed Critical Ad Sol Nissin Corp
Priority to JP2021111089A priority Critical patent/JP7038878B2/ja
Publication of JP2022016336A publication Critical patent/JP2022016336A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7038878B2 publication Critical patent/JP7038878B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

【課題】データユニットのプリアンブル長が短い場合でも、良好に無線通信を行う。【解決手段】無線装置は、複数の外部機器とともにIEEE802.15.4の通信規格に則ったネットワークを構成する無線装置であって、複数のアンテナと、電波信号を処理する信号処理手段と、複数のアンテナのいずれかのアンテナを信号処理手段に接続するアンテナ切換手段と、複数のアンテナの各々で受信した電波信号の信号強度に関するデータ群を記憶する記憶手段と、複数の外部機器の各々とプリアンブルを含むデータユニットを介した通信を開始する前に、複数のアンテナの各々で受信した電波信号の信号強度に関するデータ群を予め記憶手段に記憶させ、記憶手段に予め記憶させたデータ群に基づいて複数のアンテナのなかから1つのアンテナを選定し、アンテナ切換手段を制御することにより、選定されたアンテナを信号処理手段に接続する制御手段と、を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、無線装置、アンテナ選定方法及びプログラムに関する。
無線通信でやり取りされるデータユニット(パケット)の先頭には、一般に、特定のビット列からなるプリアンブルが付加されている。近年、無線通信の高速化及び省電力化の要請から、データユニットのプリアンブルの長さ(プリアンブル長)が短くなってきている。例えば、プリアンブル長は、以前は16オクテット程度であったが、近年では4オクテット以下になってきている。
一方、複数のアンテナを利用して、無線通信の信頼性,安定性等の向上を図るダイバーシティ技術が知られている。ダイバーシティ技術の1つの方式に、いわゆる切換式ダイバーシティがある(例えば特許文献1,2)。
切換式ダイバーシティにおいては、一般に、データユニットのプリアンブルに対応する電波信号を受信している間に、複数のアンテナを切り換えて、アンテナ各々の受信信号強度(RSSI:Recieved Signal Strength Indicator)を評価する。そして、その評価に基づいて、プリアンブル以降の電波信号を受信するのに最適なアンテナを選定する。
特開2003-309501号公報 特開2005-341079号公報
切換式ダイバーシティにおいて、データユニットの短プリアンブル化が進むと、プリアンブルに対応する電波信号を受信している間に、アンテナ各々のRSSIを評価するのが難しくなる。アンテナ各々のRSSIを評価できないと、無線通信に用いる最適なアンテナを選択できず、良好な無線通信が行えない可能性がある。
本開示は上記課題を鑑みてなされたものであり、その主な目的は、複数のアンテナを備え、切換式ダイバーシティを採用する無線装置において、データユニットのプリアンブル長が短い場合でも、良好に無線通信を行うことにある。
上記目的を達成するための、本開示の一実施態様に係る無線装置は、
複数の外部機器とともにIEEE802.15.4の通信規格に則ったネットワークを構成する無線装置であって、
複数のアンテナと、
電波信号を処理する信号処理手段と、
前記複数のアンテナのいずれかのアンテナを、前記信号処理手段に接続するアンテナ切換手段と、
前記複数のアンテナの各々で受信した電波信号の信号強度に関するデータ群を記憶する記憶手段と、
前記複数の外部機器の各々とプリアンブルを含むデータユニットを介した通信を開始する前に、前記複数のアンテナの各々で受信した電波信号の信号強度に関するデータ群を予め前記記憶手段に記憶させ、前記記憶手段に予め記憶させた前記データ群に基づいて前記複数のアンテナのなかから1つのアンテナを選定し、前記アンテナ切換手段を制御することにより、該選定されたアンテナを前記信号処理手段に接続する制御手段と、
を備える。
上記構成の無線装置によれば、データユニットのプリアンブル長が短い場合でも、良好に無線通信を行うことができる。
通信ネットワークシステムを概略的に示す模式図である。 無線装置の構成を示すブロック図である。 テーブルデータを説明する表である。(A)は送信用テーブルデータであり、(B)は受信用テーブルデータである。 送信処理を示すフローチャートである。 送信処理の変形例の一部を示すフローチャートである。 送信処理の変形例の一部を示すフローチャートである。 テーブルデータ作成モードにおける受信処理を示すフローチャートである。 テーブルデータ作成モードにおける受信処理の変形例を示すフローチャートである。 テーブルデータ更新モードにおける受信処理を示すフローチャートである。 テーブルデータ更新モードにおける受信処理の第1変形例を示すフローチャートである。 テーブルデータ更新モードにおける受信処理の第2変形例を示すフローチャートである。 アンテナ切換処理を示すフローチャートである。 受信処理の変形例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、実施形態に係る無線装置について説明する。実施形態に係る無線装置は、通信ネットワークシステムの一部を構成する。
[システムの構成]
図1に示すように、実施形態に係る通信ネットワークシステム1は、複数の無線装置2~4を含む。本実施形態において、通信ネットワークシステム1は、例えば、3台の無線装置2~4を含むものとする。
無線装置2~4は、相互に電波信号を送受信するメッシュ型、スター型又はツリー型のネットワークシステムを構成する。無線装置2~4は、例えばIEEE802.15.4と呼ばれる無線通信規格に則って、相互に無線通信を行う。電波信号は、例えば、920MHz帯の高周波信号である。電波信号に含まれるデータユニットのプリアンブルは、例えば4オクテットである。
無線装置2には、計測装置2aが接続されている。計測装置2aは、例えば、給湯器,暖房機等のガス機器が消費するガス量(体積)を計測する。なお、計測装置2aは、電気機器が消費する電気量(消費電力量)を計測する装置であっても構わないし、利用される上水,下水等の量を計測する装置であっても構わない。なお、無線装置2と計測装置2aとは、一体的に構成されていても構わない。
無線装置2は、定期的に、計測装置2aが計測した情報(計測装置2aの計測情報)を、無線通信により、無線装置4に送信する。なお、当該計測情報は、無線装置3を介して無線装置4に送信されてもよいし、直接、無線装置4に送信されても構わない。
無線装置3にも、同様に、計測装置3aが接続されている。計測装置3aは、例えば、ガス機器が消費するガス量を計測する。無線装置3は、定期的に、計測装置3aが計測した情報(計測装置3aの計測情報)を、無線通信により、無線装置2を介して無線装置4に、あるいは、直接無線装置4に、送信する。なお、無線装置3と計測装置3aとは、一体的に構成されていても構わない。
無線装置4は、無線装置4が受信した計測情報を、ネットワークを通して集計装置5に転送する。集計装置5は、ネットワークを介して取得した計測情報を集計する。集計装置5は、例えば一般的なコンピュータである。
以上、通信ネットワークシステム1を説明した。以下、通信ネットワークシステム1を構成する無線装置2~4の詳細について説明する。なお、理解を容易にするため、無線装置2~4は、全て同じハードウェア構成及び機能構成を有するものとする。ただし、無線装置2~4は、それぞれ異なるハードウェア構成及び機能構成を有していても構わない。以下、一例として無線装置2のハードウェア構成及び機能構成について説明する。
[無線装置の構成]
図2に示すように、無線装置2は、主に、複数のアンテナ21a,21b,21cと、複数のアンテナ21a,21b,21cの接続を切り換えるアンテナ(AN)スイッチ素子(アンテナ切換手段)22と、電波信号を処理する通信コントローラ(信号処理手段)23と、各種演算処理を行い、無線装置2の全体動作を総括制御するCPU(Central Processing Unit)24と、各種情報を記憶するメモリ(記憶手段)25と、計測装置2aとの接続を制御するI/F(インターフェース)コントローラ(接続手段)26と、を備える。なお、CPU24及びメモリ25、CPU24及びI/F(インターフェース)コントローラ26、又はこれらすべては、1つのマイコン(マイクロコンピュータ)チップを構成していても構わない。
本実施形態では、無線装置2が3本のアンテナ21a,21b,21cを備える例を説明するが、アンテナは2本であっても構わないし、4本以上あっても構わない。ANスイッチ22は、CPU24からの制御信号に基づいて、3本のアンテナ21a,21b,21cのいずれかを、通信コントローラ23に接続する。
なお、3本のアンテナ21a,21b,21cを総称してアンテナ21と呼ぶことがある。また、アンテナ21aを1番目のアンテナ(第1アンテナ)、アンテナ21bを2番目のアンテナ(第2アンテナ)、アンテナ21cを3番目のアンテナ(第3アンテナ)、と呼ぶことがある。
通信コントローラ23は、主に、電波信号の送信及び受信を切り換える送受切換部231と、CPU24から送られるベースバンド信号を変調する変調部232と、入力された電波信号を復調する復調部233と、入力される電波信号の信号強度を計測する計測部234と、を含む。通信コントローラ23は、その他にも、演算処理部(プロセッサ),記憶部(メモリ)等を含んでいてもよい。
送受切換部231は、例えば高周波スイッチ回路を含む。送受切換部231は、CPU24からの制御信号に基づいて、変調部232から送られる電波信号をANスイッチ22に通すか、又は、ANスイッチ22から送られる電波信号を復調部233に通す。
変調部232は、変調回路を含み、CPU24から送られるベースバンド信号を搬送波に重畳する。復調部233は、復調回路を含み、入力された電波信号から搬送波成分を取り除いて、ベースバンド信号を抽出する。計測部234は、例えば電圧整流回路を含み、入力される電波信号の振幅の大きさを計量し、定量化(数値化)する。定量化された電波信号の振幅の大きさは、RSSI(受信信号強度)として、CPU24(演算手段24c)に読み出される。
CPU24は、メモリ25に記憶される各種プログラムを読み出して、各種機能を実現する演算処理、各種ハードウェアユニットの制御処理等を行う。CPU24は、例えば、メモリ25に記憶されるプログラム252に従って、計測装置2aから取得した計測情報を、無線通信により、外部機器(無線装置3,4)に送信するための各種の演算及び制御を行う。なお、CPU24は、マルチスレッド処理に対応しており、複数の処理を並行して実行することができる。
メモリ25は、揮発性メモリ、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)、又は、不揮発性メモリ、例えばフラッシュメモリを含む。メモリ25には、例えば、アンテナ21各々で受信する電波信号の信号強度に係る情報であるデータ群251、外部機器との無線通信を可能とする各種の演算及び制御に係るプログラム252等が記憶される。
I/Fコントローラ26は、例えばRS-232CなどのシアルコントローラやUSB(Universal Serial Bus)コントローラであり、標準化されている通信規格に則って、計測装置2aと通信する。なお、I/Fコントローラ26は、無線通信コントローラであってもよく、例えばBluetooth(登録商標)と呼ばれる近距離無線通信規格に則って、計測装置2aと無線で通信しても構わない。
続いて、無線装置2のCPU24の機能構成について説明する。CPU24は、主に、外部機器に送信する情報をユニット化(パケット化)する送信手段24a、外部機器から受信した情報(データユニット)を読み込んで解析する受信手段24b、アンテナ21各々で受信する電波信号の信号強度に係る情報を生成する演算手段24c、データ群251に基づいて通信コントローラ23に接続するアンテナ21を選定する制御手段24d、及び、時刻及び時間を計時する計時手段24e、として機能する。
送信手段24aとして機能するCPU24は、例えば、I/Fコントローラ26を介して取得した計測装置2aの計測情報を含んだデータユニット(DU)を生成する。データユニットには、例えば、送信元が無線装置2であることを表すID情報が含まれる。送信手段24aとしてのCPU24は、生成したデータユニットを、ベースバンド信号として出力する。
受信手段24bとして機能するCPU24は、入力されるベースバンド信号を、無線装置3,4のステータス、無線装置2へのリクエスト等を表すデータユニットとして読み込む。受信手段24bとしてのCPU24は、それらのステータス,リクエスト等に基づいて、各種の演算及び制御を行う。また、受信したデータユニットを解析して、当該データユニットの送信元が、無線装置3,4のいずれなのかを判別する。
演算手段24cとして機能するCPU24は、計測部234から、アンテナ21各々で受信した電波信号のRSSIを取得し、受信手段24bから、受信した電波信号の送信元を示す情報を取得する。そして、演算手段24cとしてのCPU24は、アンテナ21各々で受信した無線装置3,4各々からの電波信号の平均的な信号強度値を算定する。
図3(A)に示すように、演算手段24cとしてのCPU24は、アンテナ21aで受信した無線装置3からの電波信号の平均的なRSSIを平均信号強度値TD11として算定する。同様に、アンテナ21aで受信した無線装置4からの電波信号の平均的なRSSIを平均信号強度値TD21として、アンテナ21bで受信した無線装置3からの電波信号の平均的なRSSIを平均信号強度値TD12として、アンテナ21bで受信した無線装置4からの電波信号の平均的なRSSIを平均信号強度値TD22として、アンテナ21cで受信した無線装置3からの電波信号の平均的なRSSIを平均信号強度値TD13として、アンテナ21cで受信した無線装置4からの電波信号の平均的なRSSIを平均信号強度値TD23として、算定する。また、演算手段24cは、算定した平均信号強度値TD11~TD23を、第1テーブルデータ(送信用TD)251aとしてメモリ25に保存する。なお、第1テーブルデータ251aは、メモリ25に記憶されるデータ群251の一部を構成する。
理解を容易にするため、以下の説明では、平均信号強度値TD11~TD13は、TD11がTD12よりも小さく、TD12がTD13よりも小さい(TD11<TD12<TD13)という大小関係を有するものとする。また、平均信号強度値TD21~TD23は、TD21がTD22よりも大きく、TD22がTD23よりも大きい(TD21>TD22>TD23)という大小関係を有するものとする。
受信した電波信号のRSSIが平均的に高い、つまり平均信号強度値が高いアンテナ21は、無線通信環境が良好であることを意味している。外部機器と通信する際、通常は、平均信号強度値がより高いアンテナを用いることが好ましい。ここでは、無線装置3と通信を行う場合には、平均信号強度値TD11~TD13のなかで最大の平均信号強度値TD13を有するアンテナ21cを用いることが好ましい。また、無線装置4と通信を行う場合には、平均信号強度値TD21~TD23のなかで最大の平均信号強度値TD21を有するアンテナ21aを用いることが好ましい。
図3(B)に示すように、演算手段24cとしてのCPU24は、第1テーブルデータ251aとは異なる第2テーブルデータ(受信用TD)251bを作成し、メモリ25に保存しても構わない。第2テーブルデータ251bを構成する平均信号強度値TD31は、アンテナ21aで受信した電波信号の、総合的な信号強度の平均値であり、例えば(TD11+TD21)/2として算定される。同様に、平均信号強度値TD32は、例えば(TD12+TD22)/2として算定され、平均信号強度値TD33は、例えば(TD13+TD23)/2として算定される。なお、第2テーブルデータ251bは、メモリ25に記憶されるデータ群251の一部を構成する。
このような第2テーブルデータ251bを作成して、アンテナ21を選定する際に利用してもよい。なお、理解を容易にするため、以下の説明では、平均信号強度値TD31~TD33は、TD31がTD32よりも小さく、TD32がTD33よりも小さい(TD31<TD32<TD33)という大小関係を有するものとする。
図2に戻って説明を続ける。
制御手段24dとして機能するCPU24は、メモリ25に記憶されるデータ群251に基づいて、通信に用いるアンテナ21を選定し、ANスイッチ22を制御して、アンテナ21のいずれかを通信コントローラ23に接続する。例えば、無線装置3に電波信号を送信する場合、平均信号強度値TD11~TD13のなかで最大の平均信号強度値TD13を有するアンテナ21cが、通信コントローラ23に接続される。また、無線装置4に電波信号を送信する場合、平均信号強度値TD21~TD23のなかで最大の平均信号強度値TD21を有するアンテナ21aが、通信コントローラ23に接続される。
計時手段24eとして機能するCPU24は、時刻及び時間を計時する。計時手段24eは、演算手段24cがデータ群251を算定してから経過する時間を計時し、例えば2時間経過したとき(後述するリセットタイミング時)に演算手段24cに通知する。演算手段24cは、当該通知を受けると、データ群251を再生成して、メモリ25に記憶されるデータ群251を新しいデータ群251に書き換える。
CPU24は、以上のような機能を有している。なお、これらの機能は、例えば通信コントローラ23に含まれるプロセッサによって実現されても構わない。
次に、無線装置2の無線通信に係る処理について説明する。無線装置2は、主に、送信処理、及び、受信処理を実行する。また、受信処理には、テーブルデータ作成モード、及び、テーブルデータ更新モードがあるものとする。以下、無線装置2の、送信処理、テーブルデータ作成モードにおける受信処理、及び、テーブルデータ更新モードにおける受信処理について順番に説明する。
なお、テーブルデータ作成モードとは、アンテナ21各々で受信した無線装置3,4各々からの電波信号のRSSIを積極的に収集して、第1テーブルデータ251a及び第2テーブルデータ251bを作成するモードであり、このモードを実行するにより、より効率的に無線通信環境が良好なアンテナ21を把握することができる。また、テーブルデータ更新モードとは、通常の無線通信のなかで取得したRSSIに基づいて、第1テーブルデータ251a及び第2テーブルデータ251bを更新するモードであり、このモードにより、第1テーブルデータ251a及び第2テーブルデータ251bを作成した後に無線通信環境が変化した場合でも、無線通信環境の評価を修正していくことができる。
[無線装置の送信処理]
図4には、無線装置2のCPU24が実行する送信処理のフローチャートが示される。以下、フローチャートを参照しながら、CPU24が実行する送信処理について説明する。なお、CPU24は、例えば、計測装置2aの計測情報を無線装置3,4に送信するとき、受信した電波信号を無線装置3,4に転送するとき、等に本処理を開始する。
アンテナ選定・接続ステップS101において、CPU24は、データ群251の第1テーブルデータ251aを参照して、通信に用いるアンテナ21を選定する。そして、CPU24は、ANスイッチ22を制御することにより、選定されたアンテナ21を通信コントローラ23に接続する。
具体的には、CPU24は、無線装置3に電波信号を送信する場合、平均信号強度値TD11~TD13のなかで最大の平均信号強度値TD13を有するアンテナ21cを選定し、アンテナ21cを通信コントローラ23に接続する。また、CPU24は、無線装置4に電波信号を送信する場合、平均信号強度値TD21~TD23のなかで最大の平均信号強度値TD21を有するアンテナ21aを選定し、アンテナ21aを通信コントローラ23に接続する。
なお、第1テーブルデータ251aは、後述するテーブルデータ作成モードにおける受信処理によって、予め作成されているものとする。ただし、ステップS101において、まだ第1テーブルデータ251aが作成されていない場合には、予め定められたアンテナ21又はランダムに定めたアンテナ21を、通信コントローラ23に接続しても構わない。
信号送信ステップS102において、CPU24は、送受切換部231を制御することにより、ANスイッチ22と変調部232とを電気的に接続する。そして、CPU24は、データユニットに対応するベースバンド信号を変調部232に出力する。ベースバンド信号は、変調部232において、変調波(電波信号)に変換される。当該変調波は、無線装置3に送信される場合にはアンテナ21cを介して、無線装置4に送信される場合にはアンテナ21aを介して、発信される。
以上により、CPU24は、本処理を終了する。CPU24は、予め記憶されるデータ群251に基づいて、通信に用いるアンテナ21を選定する。このため、無線通信でやり取りされるデータユニットのプリアンブル長が短い場合でも、最適なアンテナ21を選定できないという事態は生じず、無線装置2は良好に無線通信を行うことができる。
[送信処理の変形例]
無線通信環境は、外部要因により、常に変化しうる。このため、最大の平均信号強度値を有するアンテナを用いて電波信号を送受信しても、良好に無線通信が行えない場合もある。以下、送信処理の変形例として、電波信号の送信に失敗したときの処理について説明する。
図5及び図6には、送信処理の変形例によるフローチャートが示される。以下、フローチャートを参照しながら、CPU24が実行する送信処理の変形例について説明する。
ステップS111において、CPU24は、変数n,m,Lを定義し、変数n,m,Lにそれぞれ‘0’を代入する。ステップS112において、CPU24は、第1テーブルデータ251aを参照して、通信に用いるアンテナ21を選定し、ANスイッチ22を制御することにより、選定されたアンテナ21を通信コントローラ23に接続する。
ステップS113において、CPU24は、通信コントローラ23に接続したアンテナ21を介して電波信号を送信する。なお、本変形例によるフローチャートのステップS112及びS113は、実施形態によるフローチャート(図4)のステップS101及びS102と同様のステップである。
送信成功確認ステップS114において、CPU24は、電波信号の送信先である外部機器から送信された、当該電波信号を受信したことを通知するACK(ACKnowledgement)信号を受信したか否かを判定する。具体的には、CPU24は、ACK信号を受信したと判定した場合(S114;Yes)、送信が成功したと判断して本処理を終了する。また、CPU24は、ACK信号を受信していないと判定した場合(S114;No)、電波信号を再送すべきと判断してステップS115に進んで、信号送信の総回数mをカウントする。
ステップS115において、CPU24は、変数mをインクリメントして、変数mが予め設定された定数c1(信号送信回数の上限値であり、例えば‘20’)に等しいか否かを判定する。具体的には、CPU24は、変数mが定数c1に等しいと判定した場合(S115;Yes)、信号送信に失敗したと判断し、本処理を終了する。また、CPU24は、変数mが定数c1よりも小さいと判定した場合(S115;No)、ステップS116に進んで、通信コントローラ23に接続しているアンテナ21での信号送信回数nをカウントする。
ステップS116において、CPU24は、変数nをインクリメントして、変数nが予め設定された定数c2(同一のアンテナ21での再送回数の上限値であり、例えば‘3’)に等しいか否かを判定する。具体的には、CPU24は、変数nが定数c2よりも小さいと判定した場合(S116;No)、ステップS113に戻って、電波信号を再送する。また、CPU24は、変数nが定数c2に等しいと判定した場合(S116;Yes)、ステップS117に進む。
ステップS117において、CPU24は、変数Lがアンテナ21の本数に等しい定数Na(本実施形態においては‘3’)-1に等しいか否かを判定する。具体的には、CPU24は、変数Lが定数(Na-1)に等しい場合(S117;Yes)、ステップS120に進む。また、CPU24は、変数Lが定数(Na-1)よりも小さい場合(S117;No)、ステップS118に進む。
ステップS118において、CPU24は、その時点で通信コントローラ23に接続しているアンテナ21にマスク処理を施す。マスク処理とは、次にステップS112で通信コントローラ23に接続するアンテナ21を選定する際に、当該マスク処理が施されたアンテナ21は選定されないようにする操作をいう。マスク処理を施すことにより、ステップS112でアンテナ21を選定する際、同じアンテナ21が通信コントローラ23に連続で接続されるのを防ぐ。
ステップS119において、CPU24は、変数Lをインクリメントする。また、CPU24は、変数nに‘0’を代入する。CPU24は、ステップS119の後は、ステップS112に戻る。
ステップS120において、CPU24は、全てのアンテナ21のマスク処理を解消する。また、変数Lに‘0’を代入する。
以上が、CPU24が実行する送信処理の変形例によるフローである。上記のフローにより、通信コントローラ23に接続するアンテナ21は、マスク処理が施されていないアンテナ21のなかで最良の平均信号強度値を有するアンテナ21に順次切り換えられていく。例えば、無線装置4に電波信号を送信する場合、通信コントローラ23に接続するアンテナ21は、第1アンテナ21a、第2アンテナ21b、第3アンテナ21c、第1アンテナ21a、第2アンテナ21b、第1アンテナ21a、第3アンテナ21cの順番で切り換えられていく。
なお、通信コントローラ23に接続するアンテナ21を切り換える順番を決定する方法は任意の方法を採用することができる。また、例えば、上述の処理において、ステップS120の次にステップS119に進み、ステップS119では変数Lをインクリメントせずに変数nに‘0’を代入する処理だけ行ってもよい。このようにすると、全てのアンテナが、平均信号強度値がより高い順に、均等に切り換えられ、例えば、無線装置4に電波信号を送信する場合、通信コントローラ23に接続するアンテナ21は、第1アンテナ21a、第2アンテナ21b、第3アンテナ21c、第1アンテナ21a、第2アンテナ21b、第3アンテナ21cの順番で切り換えられることになる。
無線装置2は、このような送信処理を行ってもよい。このような送信処理を実行すれば、外部要因により無線通信環境が変化して、あるアンテナで無線通信が行えなくなったとしても、他のアンテナで無線通信が行えるか否かを確かめることができる。
[無線装置の、テーブルデータ作成モードにおける受信処理]
図7には、無線装置2のCPU24が実行する、テーブルデータ(TD)作成モードにおける受信処理のフローチャートが示される。以下、フローチャートを参照しながら、TD作成モードにおける受信処理について説明する。なお、CPU24は、無線装置2に最初に電源が投入されたときに本処理を開始する。また、CPU24は、定期的(例えば毎日、毎週、2時間毎等)に本処理を開始する。以降では、定期的に本処理(TD作成モードにおける受信処理)を開始するタイミングを、リセットタイミングと呼ぶこととする。
ステップS201において、CPU24は、変数xを定義し、変数xに‘1’を代入する。ステップS202において、CPU24は、変数nを定義し、変数yに‘0’を代入する。
ステップS203において、CPU24は、x番目のアンテナ21を通信コントローラ23に接続する。例えば、1番目のアンテナ21はアンテナ21aに、2番目のアンテナ21はアンテナ21bに、3番目のアンテナ21はアンテナ21cに、それぞれ対応する。なお、通信コントローラ23に接続するアンテナ21の順番は、どのような順番であっても構わない。
ステップS204において、CPU24は、電波信号を受信したか否かを判定する。具体的には、CPU24は、電波信号を受信していないと判定した場合(S204;No)、ステップS204に戻って、電波信号の受信を待機する。また、CPU24は、電波信号を受信したと判定した場合(S204;Yes)、ステップS205に進む。なお、CPU24は、計測部234により計測される信号強度が一定以上である場合、又は、受信手段24bが有意義なデータユニットを読み込んだ場合に、電波信号を受信したと判定する。
ステップS205において、CPU24は、受信した電波信号に含まれるデータユニット(DU)を解析して、当該電波信号の送信元を表す情報を取得する。また、CPU24は、計測部234から当該電波信号のRSSIを取得する。
ステップS206において、CPU24は、変数yをインクリメントし、変数yが予め設定される定数c3(RSSI取得数の上限値であり、例えば100)に等しいか否かを判定する。具体的には、CPU24は、変数yが定数c3よりも小さいと判定した場合(S206;No)、ステップS204に戻る。また、CPU24は、変数yが定数c3に等しいと判定した場合(S206;Yes)、ステップS207に進む。
ステップS207において、CPU24は、定数c3に等しい数のRSSIに基づいて、x番目のアンテナで受信した無線装置3,4各々からの電波信号の平均的な信号強度値を算定する。例えば、CPU24は、x=1の場合には平均信号強度値TD11,TD21及びTD31を、x=2の場合には平均信号強度値TD12,TD22及びTD32を、x=3の場合には平均信号強度値TD13,TD23及びTD33を、算定する。そして、CPU24は、算定した平均信号強度値を、第1テーブルデータ251a及び第2テーブルデータ251bとして、メモリ25に保存する。
ステップS208において、CPU24は、変数xをインクリメントして、全てのアンテナ21の平均信号強度値を算定したか否かを判定する。具体的には、CPU24は、変数xがアンテナ21の本数に等しい定数Na(本実施形態においては‘3’)以下であると判定した場合(S208;No)、ステップS202に戻る。また、CPU24は、変数xが定数Naよりも大きいと判定した場合(S208;Yes)、ステップS209に進む。
ステップS209に進むとき、平均信号強度値TD11~TD23が算定され、第1テーブルデータ251aが完成している。また、第2テーブルデータ251bも同時に作成されている。
ステップS209において、CPU24は、第2テーブルデータ251bに基づいて、通信コントローラ23に接続するアンテナ21を選定する。そして、CPU24は、ANスイッチ22を制御することにより、選定されたアンテナ21を通信コントローラ23に接続する。本実施形態においては、平均信号強度値TD31~TD33のなかで最大の平均信号強度値TD33を有するアンテナ21cが、通信コントローラ23に接続される。
以上により、CPU24は、本処理を終了する。本処理が終了した後、CPU24は、後述するTD更新モードにおける受信処理を開始する。このため、次に電波信号を受信する際には、ステップS209において選定された、比較的無線通信環境が良好であると推察されるアンテナ21が用いられる。電波信号を受信する前に好適なアンテナ21が選定されているため、電波信号に含まれるデータユニットのプリアンブル長が短い場合でも、アンテナ21を選定できないという事態は生じず、無線装置2は良好に無線通信を行うことができる。すなわち、無線装置2は、短プリアンブル化によりプリアンブル受信中に最適なアンテナを選択できない場合でも、RSSI取得状況(テーブルデータ作成状況)を判断しつつ、CPU制御によりアンテナ切換え周期を制御することで、効率よくテーブルデータを作成し、最適なアンテナを選択できるようにしている。
なお、アンテナ21を切り替えるタイミングは、どのようなタイミングであっても構わない。本実施形態では、1番目のアンテナ21aで定数c3に等しい数のRSSIを取得し、その後、2番目のアンテナ21bで定数c3に等しい数のRSSIを取得し、その後、3番目のアンテナ21cで定数c3に等しい数のRSSIを取得する処理を行ったが、例えば、1番目のアンテナ21aでRSSIを取得し、その後、2番目のアンテナ21bでRSSIを取得し、その後、3番目のアンテナ21aでRSSIを取得する処理を、定数c3に等しい回数繰り返しても構わない。
[テーブルデータ作成モードにおける受信処理の変形例]
図8には、TD作成モードにおける受信処理の変形例によるフローチャートが示される。以下、フローチャートを参照しながら、TD作成モードにおける受信処理の変形例について説明する。
なお、本変形例によるフローチャートは、実施形態によるフローチャート(図7)のステップS202,S204及びS206を、それぞれステップS212,S214及びS216に代替したフローチャートと同等である。そのため、本変形例では、実施形態によるフローチャートと同じステップについては説明を省略する。前述したように、CPU24は、無線装置2に最初に電源が投入されたとき及び定期的(リセットタイミング時)に本処理を開始する。
ステップS212において、CPU24は、計時手段24eによる計時を開始させる。また、ステップS214において、CPU24は、電波信号を受信したと判定した場合(S214;Yes)、ステップS205に進み、電波信号を受信していないと判定した場合(S214;No)、ステップS216に進む。
ステップS216において、CPU24は、計時を開始してから一定時間(例えば10s)経過したか否かを判定する。具体的には、CPU24は、計時を開始してから一定時間経過していないと判定した場合(S216;No)、ステップS214に戻る。また、CPU24は、計時を開始してから一定時間経過したと判定した場合(S216;Yes)、ステップS207に進む。
無線装置2は、このようなTD作成モードにおける受信処理を行ってもよい。なお、[無線装置の、テーブルデータ作成モードにおける受信処理]及び[テーブルデータ作成モードにおける受信処理の変形例]記載のTD作成モードにおける受信処理が2回目以降に実行される場合には、メモリ25に記憶されている第1テーブルデータ251a及び第2テーブルデータ251bを削除して、新しいデータ群251を作成し直しても構わないし、メモリ25に記憶されている第1テーブルデータ251a及び第2テーブルデータ251bの全部又は一部を引き継いで、データ群251を作成しても構わない。
[無線装置の、テーブルデータ更新モードにおける受信処理]
図9には、無線装置2のCPU24が実行する、テーブルデータ(TD)更新モードにおける受信処理のフローチャートが示される。以下、フローチャートを参照しながら、TD更新モードにおける受信処理について説明する。なお、CPU24は、TD作成モードにおける受信処理を終了した後に、本処理を開始する。
ステップS301において、CPU24は、電波信号を受信したか否かを判定する。具体的には、CPU24は、電波信号を受信していないと判定した場合(S301;No)、ステップS301に戻って、電波信号の受信を待機する。また、CPU24は、電波信号を受信したと判定した場合(S301;Yes)、ステップS302に進む。
ステップS302において、CPU24は、受信した電波信号に含まれるデータユニット(DU)を解析して、当該電波信号の送信元を表す情報を取得する。また、CPU24は、計測部234から当該電波信号のRSSIを取得する。
ステップS303において、CPU24は、電波信号の送信元を表す情報及び取得したRSSIに基づいて、第1テーブルデータ251aを更新する。例えば、電波信号が無線装置3から送信されたものであり、当該電波信号をアンテナ21cで受信した場合、平均信号強度値TD13を、(TD13+取得RSSI)/2によって算定された数値に更新する。また、電波信号が無線装置4から送信されたものであり、当該電波信号をアンテナ21aで受信した場合、平均信号強度値TD21を、(TD21+取得RSSI)/2によって算定された数値に更新する。
同時に、CPU24は、電波信号の送信元を表す情報及び取得したRSSIに基づいて、第2テーブルデータ251bを更新する。例えば、電波信号をアンテナ21cで受信した場合、平均信号強度値TD33を、(TD33+取得RSSI)/2によって算定された数値に更新する。
なお、アンテナ21で受信した電波信号の平均的な信号強度値は、どのような方法で算定・更新されても構わない。例えば、電波信号が無線装置3から送信されたものであり、当該電波信号をアンテナ21cで受信した場合、平均信号強度値TD13を、(アンテナ21cで受信した無線装置3からの電波信号の、これまでに取得したRSSIの合計+取得RSSI)/(アンテナ21cで受信した無線装置3からの電波信号の、これまでに取得したRSSIの数+1)によって算定された数値に更新してもよい。また、例えば、平均信号強度値TD13を、アンテナ21cで受信した無線装置3からの電波信号の、直近に取得した所定の数(例えば100個)のRSSIに基づいて算定した移動平均値に更新してもよい。
ステップS304において、CPU24は、取得したRSSIと、第2テーブルデータ251bと、を比較に基づいて、通信コントローラ23に接続するアンテナ21を選定する。例えば、取得したRSSIが、アンテナ21cで受信した電波信号の信号強度値だった場合、CPU24は、取得RSSIが、アンテナ21cを除くアンテナ21a,21bの平均信号強度値TD31,TD32の両方よりも等しいかもしくは大きいとき(ステップS304;No)、アンテナ21を切り換えずに、ステップS306に進む。また、CPU24は、取得RSSIが平均信号強度値TD31,TD32のどちらかよりも小さいとき(ステップS304;Yes)、ステップS305に進む。
ステップS305において、CPU24は、通信コントローラ23に接続するアンテナ21をさらに選定する。例えば、アンテナ21cが通信コントローラ23に接続されている場合、CPU24は、通信コントローラ23に接続するアンテナ21cを、アンテナ21a又はアンテナ21bのどちらかであって、平均信号強度値がより大きいアンテナ、本実施形態においてはアンテナ21bに変更する。なお、ステップS304はなくてもよく、ステップS303の後は常にステップS305を実行するようにしてもよい。ステップS304では最新RSSIとTDとの比較になるが、ステップS305では、TD参照のため、最新RSSIのみによる影響は小さくなり、RSSIの平均値が最大のアンテナが選択されることになる。
ステップS306において、CPU24は、リセットタイミングか否かを判定する。つまり、CPU24は、TD作成モードが終了してから一定の時間(例えば1日、1週間、2時間等)が経過したか否かを判定する。具体的には、CPU24は、リセットタイミングではないと判定した場合(S306;No)、ステップS301に戻って、電波信号の受信を待機する。また、CPU24は、リセットタイミングであると判定した場合(S306;Yes)、本処理を終了する。本処理が終了した後、CPU24は、前述したTD作成モードにおける受信処理を開始する。
以上により、CPU24は、本処理を終了する。ステップS301において電波信号を受信する際、ステップS304あるいはステップS305において選定された、比較的無線通信環境が良好であると推察されるアンテナ21が用いられる。電波信号を受信する前に好適なアンテナ21が選定されているため、電波信号に含まれるデータユニットのプリアンブル長が短い場合でも、アンテナ21を選定できないという事態は生じず、無線装置2は良好に無線通信を行うことができる。
[テーブルデータ更新モードにおける受信処理の第1変形例]
図10には、TD更新モードにおける受信処理の第1変形例によるフローチャートが示される。CPU24は、以下の処理によって、電波信号を受信しテーブルデータを更新しても構わない。
なお、本変形例によるフローチャートは、実施形態によるフローチャート(図9)のステップS304及びステップS305を、ステップS314に代替したフローチャートと同等である。そのため、本変形例では、実施形態によるフローチャートと同じステップについては説明を省略する。
ステップS314において、CPU24は、データ群251に基づかないで、通信コントローラ23に接続するアンテナ21(例えばアンテナ21a)を他のアンテナ21(例えばアンテナ21b又はアンテナ21c)に変更する。アンテナ21を変更する順番は、どのような順番であっても構わない。ただし、アンテナ21各々が、均等に、通信コントローラ23に接続されることが好ましい。
以上、TD更新モードにおける受信処理の第1変形例によるフローチャートを説明した。このような処理により、受信時のアンテナの最適選択には寄与しないが、送信時のアンテナを選択するためのテーブルデータを随時更新することができる。このため、受信する電波信号に含まれるプリアンブルの長さが短いために、送信時にアンテナ21を選定できないという事態は生じず、無線装置2は良好に無線通信を行うことができる。
[テーブルデータ更新モードにおける受信処理の第2変形例]
図11には、TD更新モードにおける受信処理の第2変形例によるフローチャートが示される。CPU24は、以下の処理によって、電波信号を受信しても構わない。
なお、本変形例によるフローチャートは、実施形態によるフローチャート(図9)のステップS304及びステップS305をなくして、ステップS301の前にステップS321を追加し、ステップS301とステップS302との間にステップS322を追加したフローチャートと同等である。そのため、本変形例では、実施形態によるフローチャートと同じステップについては説明を省略する。
ステップS321において、CPU24は、後述するアンテナ切換処理を開始させる。ステップS322において、CPU24は、後述するアンテナ切換処理を停止させる。
図12には、TD更新モードにおける受信処理と並列に処理されるアンテナ切換処理のフローチャートが示される。CPU24は、受信処理におけるステップS321が実行される際に、本処理を開始する。
ステップS401において、CPU24は、アンテナ21のいずれかを通信コントローラ23に接続する。なお、通信コントローラ23に接続するアンテナ21の順番は、どのような順番であっても構わない。
ステップS402において、CPU24は、計時手段24eによる計時を開始させる。ステップS403において、CPU24は、計時を開始してから一定時間(例えば500μs)経過したか否かを判定する。具体的には、CPU24は、計時を開始してから一定時間経過していないと判定した場合(S403;No)、ステップS403に戻って、一定時間の経過を待機する。また、CPU24は、計時を開始してから一定時間経過したと判定した場合(S403;Yes)、ステップS404に進む。
ステップS404において、CPU24は、アンテナ切換えを停止するか否かを判定する。具体的には、CPU24は、受信処理におけるステップS322が実行される前である場合(S404;No)、ステップS401に戻って、通信コントローラ23に接続するアンテナ21を変更する。また、CPU24は、受信処理におけるステップS322が実行された場合(S404;Yes)、本処理を終了する。
本変形例では、アンテナ21と通信コントローラ23との接続が、定期的に切り換えられる。このため、[テーブルデータ更新モードにおける受信処理の第1変形例]と同様、受信する電波信号に含まれるプリアンブルの長さが短いために、送信時にアンテナ21を選定できないという事態は生じず、無線装置2は良好に無線通信を行うことができる。
なお、上述したように、CPU24で実現される機能は、通信コントローラ23によっても実現することができる。そのため、例えば、図11に示す受信処理(TD更新モード)をCPU24が行い、図12に示すアンテナ切換処理を通信コントローラ23が行ってもよい。その際、図11に示す受信処理(TD更新モード)において、ステップS321、S302、S303及びS306をCPU24が行い、ステップS301及びS322を通信コントローラ23が行っても(電波信号を受信した通信コントローラ23が、図12に示す処理を自分自身で停止させても)よい。各種処理のいずれのステップについても、通信コントローラ23又はCPU24のどちらによって処理されても構わない。
以上、無線装置2の無線通信に係る送信処理及び受信処理について説明した。また、受信処理に関しては、TD作成モード及びTD更新モードについて説明した。なお、各処理・モードの実施形態及び変形例の組合せは、適宜選択することが可能である。
また、受信処理において、TD作成モード及びTD更新モードの切り分けはなくても構わない。以下、受信処理の変形例として、モードの切り分けがない受信処理について説明する。
[受信処理の変形例]
図13には、受信処理の変形例によるフローチャートが示される。以下、フローチャートを参照しながら、CPU24が実行する受信処理の変形例について説明する。なお、CPU24は、無線装置2に電源が投入されたときに本処理を開始する。
なお、本変形例によるフローチャートは、TD更新モードにおける受信処理の第1変形例によるフローチャート(図10)のステップS303を、ステップS333に代替し、ステップS306をなくしたフローチャートと同等である。そのため、本変形例では、TD更新モードにおける受信処理の第1変形例によるフローチャートと同じステップについては説明を省略する。
ステップS333において、CPU24は、電波信号の送信元を表す情報及び取得したRSSIに基づいて、第1テーブルデータ251aを作成又は更新する。例えば、CPU24は、最初にアンテナ21aで受信した無線装置3からの電波信号のRSSIを、テーブルデータTD11としてメモリ25に保存する。そして、2回目にアンテナ21aで受信した無線装置3からの電波信号のRSSIと、メモリ25に保存したテーブルデータTD11(最初のRSSI)と、に基づいて算定された数値を、平均信号強度値TD11として、メモリ25に保存する。以降、CPU24は、アンテナ21aで受信した無線装置3からの電波信号のRSSIに基づいて平均信号強度値TD11を更新していく。CPU24は、アンテナ21各々で受信した無線装置3,4各々からの電波信号についても同様の処理を行い、平均信号強度値TD11~23からなる第1テーブルデータ251aを作成又は更新していく。
なお、CPU24は、本変形例においては、ステップS314を実行した後、ステップS301に戻る。CPU24は、以降、電波信号の受信及び第1テーブルデータ251aの作成・更新を繰り返す。
CPU24は、このような受信処理を実行しても構わない。さらに、CPU24は、TD更新モードにおける受信処理の第2変形例によるフローチャート(図11)において、ステップS303をステップS333に代替し、ステップS306をなくして、ステップS333の次にステップS321に戻るように変更することにより、上述の受信処理の変形例(図13)と同様に、TD作成モード及びTD更新モードを切り換えない受信処理を実行することができる。CPU24は、このように変更したフローチャートに従って、電波信号の受信及び第1テーブルデータ251aの作成・更新を繰り返す受信処理を実行しても構わない。
[その他の変形例]
以上説明した実施形態及びその変形例では、無線装置2に備えるアンテナ21が3本である例を説明した。しかし、アンテナ21は、2本であってもよいし、4本以上あってもよい。
また、以上説明した実施形態及びその変形例では、無線装置2と通信を行う外部機器が2台である例を説明した。しかし、外部機器は、3台以上あっても構わない。
それらにあわせて、第1テーブルデータ251aを構成する情報(平均信号強度値TD11~TD23)も、6つに限られない。同様に、第2テーブルデータ251bを構成する情報(平均信号強度値TD31~TD33)も、3つに限られない。さらに、データ群251を構成する情報は、平均信号強度値に限られず、無線通信環境の状況を表すその他のパラメータ、例えば外部機器との間の通信成功率であっても構わない。
また、受信処理において、テーブルデータ作成モードは実装されていなくても構わない。テーブルデータ更新モードのみ実装されている場合であっても、データ群251の作成・更新は可能である。ただし、テーブルデータ作成モードが実装されていない場合、電波信号の信号強度に関する情報が一定以上蓄積されないと、アンテナ21各々の無線通信環境を正確に評価できない可能性がある。そのため、テーブルデータ作成モードは実装されていることが好ましい。
また、上述のTD作成モードにおける受信処理では、処理の最初にIEEE802.15.4のパッシブスキャン機能を開始し、処理終了時にパッシブスキャン機能を終了するようにしてもよい。パッシブスキャンとは、外部機器から送信信号のみを受信(待機)し続けることによって、周囲に存在するネットワーク参入済みの無線装置を確認するための機能であり、パッシブスキャンを開始してから終了するまでの間は、自無線機からはなにも信号を送信せず、外部機器からの送信信号の受信のみを行いそれをモニタする。このため、TD作成モードにおける受信処理でパッシブスキャン機能を用いることによって、周囲に存在する無線装置からの電波信号のRSSIを効率的に取得し、運用開始から直ちに最適なアンテナを選択して動作することができる。
また、以上説明した実施形態及びその変形例では、CPU24が、各種機能に関する演算,各種ハードウェアユニットの制御等をソフトウェア的に行う例を説明した。しかし、それらの演算及び制御が、例えば専用の論理回路によってハードウェア的に行われてもよい。
以上、実施形態及びその変形例に沿って、本開示を説明したが、本開示はこれらに制限されるものではない。種々の変更、改良、組合せ等が可能であることは、当業者には自明である。
1 通信ネットワークシステム
2 無線装置
21 アンテナ
22 アンテナ(AN)スイッチ素子(アンテナ切換手段)
23 通信コントローラ(信号処理手段)
231 送受切換部
232 変調部
233 復調部
234 計測部
24 CPU
24a 送信手段
24b 受信手段
24c 演算手段
24d 制御手段
24e 計時手段
25 メモリ(記憶手段)
251 データ群
252 プログラム
26 I/Fコントローラ(接続手段)
3 無線装置
4 無線装置
5 集計装置
上記目的を達成するための、本開示の一実施態様に係る無線装置は、
複数の外部機器とともにIEEE802.15.4の通信規格に則ったネットワークを構成する無線装置であって、
複数のアンテナと、
電波信号を処理する信号処理手段と、
前記複数のアンテナのいずれかのアンテナを、前記信号処理手段に接続するアンテナ切換手段と、
前記複数のアンテナの各々で受信した電波信号の信号強度に関するデータ群を記憶する記憶手段と、
前記複数の外部機器の各々とプリアンブルを含むデータユニットを介した通信を開始する前に、前記複数のアンテナの各々で受信した電波信号の信号強度に関するデータ群を予め前記記憶手段に記憶させ、前記記憶手段に予め記憶させた前記データ群に基づいて前記複数のアンテナのなかから1つのアンテナを選定し、前記アンテナ切換手段を制御することにより、該選定されたアンテナを前記信号処理手段に接続する制御手段と、
を備え
前記データ群は、前記複数のアンテナの各々で受信した前記複数の外部機器の各々からの電波信号の、信号強度に関する情報である第1テーブルデータを含み、
前記制御手段は、前記外部機器に電波信号を送信する際、前記第1テーブルデータに基づいて前記複数のアンテナのなかの1つのアンテナである第1のアンテナを選定する。

Claims (11)

  1. 複数の外部機器とともにIEEE802.15.4の通信規格に則ったネットワークを構成する無線装置であって、
    複数のアンテナと、
    電波信号を処理する信号処理手段と、
    前記複数のアンテナのいずれかのアンテナを、前記信号処理手段に接続するアンテナ切換手段と、
    前記複数のアンテナの各々で受信した電波信号の信号強度に関するデータ群を記憶する記憶手段と、
    前記複数の外部機器の各々とプリアンブルを含むデータユニットを介した通信を開始する前に、前記複数のアンテナの各々で受信した電波信号の信号強度に関するデータ群を予め前記記憶手段に記憶させ、前記記憶手段に予め記憶させた前記データ群に基づいて前記複数のアンテナのなかから1つのアンテナを選定し、前記アンテナ切換手段を制御することにより、該選定されたアンテナを前記信号処理手段に接続する制御手段と、
    を備える無線装置。
  2. 前記制御手段は、前記複数の外部機器の各々と前記データユニットを介した通信を開始する前に、IEEE802.15.4のパッシブスキャン機能を開始させ、前記複数のアンテナの各々で受信した電波信号の信号強度に関するデータ群を予め前記記憶手段に記憶させた後に、前記パッシブスキャン機能を終了させる、
    請求項1に記載の無線装置。
  3. 前記データ群は、前記複数のアンテナの各々で受信した前記複数の外部機器の各々からの電波信号の、信号強度に関する情報である第1テーブルデータを含み、
    前記制御手段は、前記外部機器に電波信号を送信する際、前記第1テーブルデータに基づいて前記複数のアンテナのなかの1つのアンテナである第1のアンテナを選定する、
    請求項1又は2に記載の無線装置。
  4. 前記制御手段は、前記外部機器に電波信号を送信した後、該外部機器が該電波信号を受信したことを通知する信号を受信しない場合には、前記第1テーブルデータに基づいて前記複数のアンテナのなかから前記第1のアンテナとは異なる第2のアンテナを選定し、前記アンテナ切換手段を制御することにより、該第2のアンテナを前記信号処理手段に接続する、
    請求項3に記載の無線装置。
  5. 前記データ群は、前記複数のアンテナの各々で受信した前記複数の外部機器からの電波信号の信号強度に関する情報である第2テーブルデータを含み、
    前記制御手段は、電波信号を受信する際、前記第2テーブルデータに基づいて前記複数のアンテナのなかの1つのアンテナを選定する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の無線装置。
  6. 前記信号処理手段は、入力される電波信号の信号強度を計測する計測部を含み、
    前記複数のアンテナの各々で受信した電波信号の、前記計測部によって計測された信号強度に関する情報に基づいて、前記データ群を生成する演算手段をさらに備える、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の無線装置。
  7. 前記演算手段は、前記計測部によって計測される信号強度に関する情報に基づいて、前記データ群を更新する、
    請求項6に記載の無線装置。
  8. 前記制御手段は、前記計測部によって計測される信号強度に関する情報と、前記更新されたデータ群と、の比較に基づいて、前記複数のアンテナのなかから前記信号処理手段に接続するアンテナを選定する、
    請求項7に記載の無線装置。
  9. 前記制御手段は、電波信号を受信する際、前記データ群に基づかないで、前記複数のアンテナの各々を順番に前記信号処理手段に接続する、
    請求項1又は2に記載の無線装置。
  10. 複数の外部機器とともにIEEE802.15.4の通信規格に則ったネットワークを構成し、複数のアンテナと電波信号を処理する信号処理手段とを備える無線装置のアンテナ選定方法であって、
    前記複数の外部機器の各々とプリアンブルを含むデータユニットを介した通信を開始する前に、前記複数のアンテナの各々で受信した電波信号の信号強度に関するデータ群を予め記憶手段に記憶させ、予め記憶させた前記データ群に基づいて、前記複数のアンテナのなかから1つのアンテナを無線通信に用いるアンテナとして選定する、
    アンテナ選定方法。
  11. 複数の外部機器とともにIEEE802.15.4の通信規格に則ったネットワークを構成し、複数のアンテナと電波信号を処理する信号処理手段とを備える無線装置のコンピュータに、
    前記複数の外部機器の各々とプリアンブルを含むデータユニットを介した通信を開始する前に、前記複数のアンテナの各々で受信した電波信号の信号強度に関するデータ群を予め記憶手段に記憶させ、予め記憶させた前記データ群に基づいて、前記複数のアンテナのなかから1つのアンテナを無線通信に用いるアンテナとして選定させる、
    プログラム。
JP2021111089A 2020-07-10 2021-07-02 無線装置、アンテナ選定方法及びプログラム Active JP7038878B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021111089A JP7038878B2 (ja) 2020-07-10 2021-07-02 無線装置、アンテナ選定方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020119046 2020-07-10
JP2021111089A JP7038878B2 (ja) 2020-07-10 2021-07-02 無線装置、アンテナ選定方法及びプログラム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020119046 Division 2020-07-10 2020-07-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022016336A true JP2022016336A (ja) 2022-01-21
JP7038878B2 JP7038878B2 (ja) 2022-03-18

Family

ID=80121155

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021111089A Active JP7038878B2 (ja) 2020-07-10 2021-07-02 無線装置、アンテナ選定方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7038878B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09307533A (ja) * 1996-05-14 1997-11-28 Matsushita Commun Ind Co Ltd データ受信装置
JP2000278243A (ja) * 1999-03-29 2000-10-06 Nec Corp ダイバーシティ受信装置
JP2004015089A (ja) * 2002-06-03 2004-01-15 Toa Corp アンテナダイバシティ方式のデジタル無線受信機
JP3575803B2 (ja) * 1993-09-28 2004-10-13 株式会社東芝 選択ダイバーシチ方式
JP2006507751A (ja) * 2002-11-26 2006-03-02 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 低if方式のプレプリアンブル(pre−preamble)・アンテナ・ダイバーシティ受信機
JP2009510928A (ja) * 2005-09-27 2009-03-12 クゥアルコム・インコーポレイテッド 複合受信アンテナに基づく放送ofdmシステムにおける切り替えダイバーシチ
JP2012175662A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Fujitsu Ltd 無線装置、通信制御方法及び無線通信システム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3575803B2 (ja) * 1993-09-28 2004-10-13 株式会社東芝 選択ダイバーシチ方式
JPH09307533A (ja) * 1996-05-14 1997-11-28 Matsushita Commun Ind Co Ltd データ受信装置
JP2000278243A (ja) * 1999-03-29 2000-10-06 Nec Corp ダイバーシティ受信装置
JP2004015089A (ja) * 2002-06-03 2004-01-15 Toa Corp アンテナダイバシティ方式のデジタル無線受信機
JP2006507751A (ja) * 2002-11-26 2006-03-02 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 低if方式のプレプリアンブル(pre−preamble)・アンテナ・ダイバーシティ受信機
JP2009510928A (ja) * 2005-09-27 2009-03-12 クゥアルコム・インコーポレイテッド 複合受信アンテナに基づく放送ofdmシステムにおける切り替えダイバーシチ
JP2012175662A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Fujitsu Ltd 無線装置、通信制御方法及び無線通信システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP7038878B2 (ja) 2022-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8363561B2 (en) Control device, terminal device, and communication system
KR101394357B1 (ko) 무선 센서 네트워크 시스템 및 그의 클러스터 관리 방법
US7982585B2 (en) Method and apparatus for active RFID network
US20100232415A1 (en) Control device, terminal device, and communication system and communication method, using the same
CN107005443B (zh) 用于中继消息的方法、住宅网关、存储装置
TWI414163B (zh) 異質無線感測網路橋接裝置以及異質無線感測網路橋接裝置之控制方法以及流量平衡方法
JP6637198B2 (ja) ショートアドレスをネットワーク装置に割り当てる技術
JP6567371B2 (ja) 無線通信装置
KR20090077569A (ko) 무선 센서 네트워크의 통신 단말기 및 그의 통신 방법
JP2018117376A (ja) 電子装置および無線通信方法
CN108353464A (zh) 网状网络连接性
CN104247450B (zh) 通信设备、具有通信设备的电力管理系统和通信设备的控制方法
CN110351827A (zh) 一种基于Sub-GHz的无线自组网方法及系统
JP5923937B2 (ja) 送信制御方法および通信装置
US20130145030A1 (en) Control device, terminal apparatus, and communication system
CN111314185A (zh) 自组网的方法、自组网的响应方法、受控设备及网关
US9106320B1 (en) Node synchronization in a frequency hopping wireless network
CN103826246B (zh) 一种多频段无线传感器节点
JP2008034957A (ja) センサデータ収集方法、センサデータ収集システムおよび端末局、並びに、無線通信方法、無線通信システムおよび子局
JP7038878B2 (ja) 無線装置、アンテナ選定方法及びプログラム
CN108064089B (zh) 一种基于ZigBee的无中心节点自组网方法
JP7305901B1 (ja) 無線通信システム、無線機及び無線機の取替方法
JP5923715B2 (ja) 計測情報収集システム、無線ノード、無線ノードの通信方法及びプログラム
CN105337637B (zh) 节点和通信系统
CN103491509A (zh) 一种微功率无线通信节点和一种微功率无线通信网络

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210702

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20210702

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210824

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220308

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7038878

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150