JP2022015636A - 遠赤温水マットレス装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者の健康増進を図ることが可能な遠赤温水マットレス装置を提供する。【解決手段】一実施形態に係る遠赤温水マットレス装置は、マットレス本体と、マットレス本体を温める温水を流す流路と、マットレス本体の外側に配置されており流路に温水を供給する温水供給部と、を備え、マットレス本体は、熱伝導性を有する第1マットレス芯材と、第1マットレス芯材上に配置されており、複数の遠赤外線放射体を含む第2マットレス芯材と、を有し、流路の一部は、マットレス本体内において、第1マットレス芯材に接した状態で配置されている。【選択図】図3

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 配布日 令和1年12月2日 配布場所 大阪府大阪市西区新町1-3-16
本発明は、遠赤温水マットレス装置に関する。
本技術分野の従来技術として、特許文献1に記載の技術がある。この特許文献1では、耐久性および寝心地を効果的にするマットレスが提案されている。
特開2020-32073号公報
マットレスとして、単に就寝時に使用者を支持する機能だけではなく、たとえば、使用者の健康を増進させるような機能を付与することが検討されている。
本発明の一つの目的は、使用者の健康増進を図ることが可能な遠赤温水マットレス装置を提供することである。
本発明に係る遠赤温水マットレス装置は、マットレス本体と、上記マットレス本体を温める温水を流す流路と、上記マットレス本体の外側に配置されており上記流路に温水を供給する温水供給部と、を備え、上記マットレス本体は、熱伝導性を有する第1マットレス芯材と、上記第1マットレス芯材上に配置されており、複数の遠赤外線放射体を含む第2マットレス芯材と、を有し、上記流路の一部は、上記マットレス本体内において、上記第1マットレス芯材に接した状態で配置されている。
上記構成では、温水供給部によって流路に温水が流れる。流路の一部は、マットレス本体内において、熱伝導性を有する第1マットレス芯材に接した状態で配置されている。この構成では、温水によって第1マットレス芯材が温められるので、マットレス本体を使用する使用者も温められる。第1マットレス芯材上には、複数の遠赤外線放射体を含む第2マットレス芯材が配置されている。そのため、第1マットレス芯材が温められると、第2マットレス芯材が有する複数の遠赤外線放射体から遠赤外線が放射される。この遠赤外線によっても使用者が温められる。このように、遠赤温水マットレス装置では、温水および遠赤外線によって使用者を温めるので、たとえば、使用者の血行が改善され、使用者の健康増進が図れる。
上記流路の一部は、上記マットレス本体を厚さ方向からみた場合、蛇行していてもよい。これにより、使用者の人体におけるより広い領域を温めることが可能である。
上記遠赤外線放射体は、セリサイトによって形成されたタイルであってもよい。セリサイトは遠赤外線の放射能力が高いことが知られている。そのため、使用者を一層温めることが可能である。
上記第2マットレス芯材上に配置されるクッション部材を更に備え、上記第2マットレス芯材は、上記第1マットレス芯材上に設けられるとともに、上記複数の遠赤外線放射体を支持する支持シートを有し、上記複数の遠赤外線放射体は、上記支持シートに対して上記クッション部材側に設けられてもよい。
上記構成では、支持シート上に複数の遠赤外線放射体を配置されている。この場合、第2マットレス芯材は、たとえば、第1マットレス芯材と反対側に凹凸を有する。このように、第2マットレス芯材に凹凸が形成されていても、マットレス本体が、上記クッション部材を有することから、上記凹凸の影響をクッション部材で緩和可能である。
上記マットレス本体は、テラヘルツ波放射物を含む表生地を有してよい。テラヘルツ波放射物から放射されるテラヘルツ波によって人体の熱エネルギーが増強される。その結果、使用者が一層温められる。
上記マットレス本体は、上記第2マットレス芯材からみて上記第1マットレス芯材と反対側に、上記第1マットレス芯材より高い熱伝導性を有する熱伝導シートを更に有してもよい。この場合、マットレス本体の厚さ方向から見た場合において、マットレス本体の全体に熱が伝達されやすい。
上記マットレス本体は、上記第1マットレス芯材からみて上記第2マットレス芯材と反対側に断熱性および遠赤外線反射性の少なくとも一方を有してもよい。これにより、たとえば、使用者をより温め易い。
上記マットレス本体を収容するマットレスカバーを更に有し、上記マットレスカバーは、遠赤外線放射物を含んでもよい。マットレスカバーからも遠赤外線を放射可能であるため遠赤外線による温め効果を増強可能である。
本発明の一側面によれば、使用者の健康増進を図ることが可能な遠赤温水マットレス装置を提供できる。
図1は、一実施形態に係る遠赤温水マットレス装置の構成を説明するための模式図である。 図2は、図1に示した遠赤温水マットレス装置が有する操作装置の構成を説明するための模式図である。 図3は、図1に示した遠赤温水マットレス装置が有するマットの構成例を説明するための分解図である。 図4は、マットレス本体のカバーを備えた場合の遠赤温水マットレス装置の一例の斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
図1は、一実施形態に係る遠赤温水マットレス装置10の構成を説明するための模式図である。図1に示したように、遠赤温水マットレス装置10は、マットレス本体12と、ホース14(流路)と、温水供給部16とを有する。遠赤温水マットレス装置10では、ホース14に温水20(図2参照)を流してマットレス本体12を温める。これによって、マットレス本体12の使用者が温められる。
本実施形態におけるマットレス本体12は、断らない限り、使用者がたとえば就寝時に使用するマットレスである。よって、マットレス本体12の平面視形状は矩形である。マットレス本体12のサイズは、マットレスの分野において公知のサイズでよい。マットレス本体12の長手方向の長さは、たとえば、100cm~300cmであり、幅方向(長手方向に直交する方向)の長さは、たとえば、50cm~300cmである。一例では、マットレス本体12の長手方向の長さは200cmであり、幅方向の長さは100cmである。
ホース14は温水20を流す流路である。温水20の温度は、たとえば、30℃~70℃である。ホース14は、温水20を流せる耐熱性を有する。ホース14の一部はマットレス本体12内に配置されている。以下、説明の便宜のため、ホース14のうちマットレス本体12内に配置された部分をインナーホース部22と称し、マットレス本体12の外に配置された部分をアウターホース部24と称す。
インナーホース部22は、マットレス本体12を平面視した場合(厚さ方向からみた場合)における所定領域A(一点鎖線で示した領域)を全体的に温めるように配置されている。たとえば、インナーホース部22は、所定領域A内で蛇行している(或いは、複数回曲がっている)。たとえば、インナーホース部22は、複数の直線領域22aと、複数のU字領域22bを有する。複数の直線領域22aは、平行に配置されている。各U字領域22bは、隣接する直線領域22aの端部を連結している領域である。インナーホース部22は、上記所定領域Aにおいて、蛇腹状に配置されていてもよい。所定領域Aは、たとえば、マットレス本体12に使用者が寝た場合において、使用者の胴部および脚部が位置すると想定され得る領域である。所定領域Aは、たとえば、マットレス本体12を平面視した場合のマットレス本体12の面積のうち20%以上の領域であり得る。所定領域Aは、たとえば、マットレス本体12を平面視した場合のマットレス本体12の面積の50%または60%以上でもよい。所定領域Aは、100%以下でもよいが、90%以下、または80%以下でもよい。マットレス本体12が100cm×200cmのサイズを有する場合、所定領域Aは、たとえば、80cm×150cmのサイズである。アウターホース部24は、温水供給部16に接続されている。
温水供給部16は、一定の温度の温水20をホース14に流す。温水供給部16は、遠赤温水マットレス装置10を操作するための装置であり得る。本実施形態では、温水供給部16は、小型のボイラー機(或いは、給湯器)である。すなわち、温水供給部16に供給された水を沸かし、温水20を生成する。温水供給部16は、生成された温水20をホース14に流す。温水供給部16は、一定の温度の温水20をホース14に流せるように構成されていればよい。
図1および図2を利用して温水供給部16の一例を説明する。図2は、温水供給部16の一例の構成を説明するための模式図である。図2では、温水供給部16が有する筐体の図示は省略している。
一実施形態において、温水供給部16は、筐体26と、貯留部28と、一対の配管30a,30bと、ポンプ32と、温度センサ34と、ヒータ(温度調整部)36と、操作部38と、制御部40とを有する。
筐体26は、貯留部28を収容する。筐体26は、ホース14を貯留部28に接続できるとともに、温水20または水を貯留部28に供給可能に構成されている。
貯留部28は、温水20を貯留する部分である。貯留部28内の温水20は、貯留部28に水が供給された後に、その水が加熱されることによって得られた温水20である。ただし、貯留部28に温水20が直接供給されてもよい。貯留部28は、水(または温水20)が温水供給部16の外部から供給される供給口28aを有し、供給口28aは、蓋42(図1参照)によって開閉され得る。貯留部28の容量は、たとえば、1.2L(リットル)~3Lである。一実施形態において、貯留部28の容量は1.5リットルである。
貯留部28には、ホース14を接続するための一対の配管30a,30bが接続されている。配管30aには、ホース14の一端が接続され、配管30bには、ホース14の他端が接続される。配管30a,30bには、ホース14が脱着可能に接続され得る。配管30a,30bとホース14との接続方法は、温水20が漏れないように接続可能であれば限定されない。貯留部28とホース14とが配管30a,30bを介して接続されることよって、温水20の循環路が形成されている。
ポンプ32は、配管30aに取り付けられている。ポンプ32は、温水20をホース14に流すための機械である。ポンプ32は電気的に駆動され得る。ポンプ32は、配管30bに取り付けられてもよい。
ヒータ36は、貯留部28内に供給された水を加熱し、温水20を生成する。ヒータ36は、温水20の温度を所定の温度(後述する入力部で受け付けた温度)に維持する機能も有する。
温度センサ34は、温水20の温度を測定する。温水20の温度を測定可能であれば、温度センサ34の設置位置は限定されない。温度センサ34としては、たとえば家庭用の給湯器またはボイラー機等で使用されているセンサでよい。
操作部38は、入力部38aと表示部38bを有する。入力部38aは、遠赤温水マットレス装置10に対する使用者からの操作情報の入力を受け付ける部分である。操作情報は、遠赤温水マットレス装置10のON/OFF情報を含む。操作情報は、遠赤温水マットレス装置10の使用時間を指定するタイマー情報を含んでもよい。操作情報は、遠赤温水マットレス装置10における温水20の温度情報(指定温度)を含んでもよい。入力部38aは、筐体26の外面に設けられ得る。入力部38aは、たとば、ボタン、スイッチ等を含み得る。
表示部38bは、遠赤温水マットレス装置10の操作状態を表示する部分である。表示部38bは、たとえば、遠赤温水マットレス装置10がON状態であるかOFF状態であるかを表示する。タイマーで遠赤温水マットレス装置10の予約時間(稼働開始時間)、使用時間等がセットされる場合には、表示部38bは、遠赤温水マットレス装置10の稼働開示時間、残りの使用時間等を表示してもよい。使用者が、温水20の温度を指定する場合は、表示部38bは、使用者が入力した温度、温水20の実際の温度などを表示してもよい。
操作部38は、たとえばタッチパネル式の操作部でもよい。
制御部40は、温水供給部16を制御する。たとえば、制御部40は、予め設定されている温度または入力部38aで受け付けた温度になるように、ヒータ36を制御して、温水20の温度を調整する。この際、制御部40は、たとえば、温度センサ34の測定結果に基づいて、ヒータ36をフィードバック制御する。制御部40は、温度センサ34の測定結果を表示部38bに表示させてもよい。制御部40は、温水20の温度が指定温度である場合、ポンプ32を駆動して、ホース14内に温水20を供給する。
図3は、マットレス本体12の一例を示す分解図である。マットレス本体12は、第1マットレス芯材48および第2マットレス芯材50を有する。マットレス本体12は、底生地44、断熱シート46、クッション部材52、熱伝導シート54および表生地56の少なくとも一つを更に有してもよい。以下では、断らないかぎり、底生地44、断熱シート46、クッション部材52、熱伝導シート54および表生地56を有するマットレス本体12を説明する。
断熱シート46、第1マットレス芯材48、第2マットレス芯材50、クッション部材52、熱伝導シート54および表生地56は、この順に底生地44上に積層されている。底生地44、断熱シート46、第1マットレス芯材48、第2マットレス芯材50、クッション部材52および熱伝導シート54の平面視形状はマットレス本体12の平面視形状と同様であり、本実施形態では矩形である。表生地56は、たとえば、断熱シート46、第1マットレス芯材48、第2マットレス芯材50、クッション部材52および熱伝導シート54によって形成される積層体をカバーした状態で、底生地44に接合され得る。たとえば、表生地56および底生地44が縫い付けられることによって、それらが接合されてもよい。或いは、マットレス本体12は、底生地44および表生地56の周縁部をカバーする周縁生地を更に備え、周縁生地を底生地44および表生地56に接合してもよい。この場合も、周縁生地を、底生地44および表生地56に縫い付けてもよい。
底生地44は、マットレス本体12における底側(たとえば床側)に配置される。底生地44は、滑り止めの機能を有してもよい。底生地44の材料の例は、ポリ塩化ビニル(PVC: polyvinyl chloride)、ポリエステル、ナイロンなどである。底生地44の厚さは、たとえば、0.5mm~2mmである。一実施形態において、底生地44の厚さは、1mmである。
断熱シート46は、底生地44上に配置される。断熱シート46は、たとえば、マットレス本体12が配置される床などによってマットレス本体12の温度が低下することを防止するためのシートである。断熱シート46は、フレキシブル性を有してもよい。断熱シート46の材料としては、たとえば、ポリウレタン、PVC、アルミ箔が挙げられる。断熱シート46の厚さは、たとえば、0.5mm~2mmである。一実施形態において、断熱シート46の厚さは、2mmである。
第1マットレス芯材48は、断熱シート46上に配置されている。第1マットレス芯材48は、ホース14を支持する。ホース14は、使用者がマットレス本体12を使用した際でもホース14に温水20を流すことが可能であり且つ温水20の熱で第1マットレス芯材48を温め可能に、第1マットレス芯材48で支持されている。たとえば、ホース14を支持するために、第1マットレス芯材は、第1マットレス芯材48の下側部分(底生地44側の部分)および上側部分となるべき下側芯材および上側芯材を備えてもよい。下側芯材にはホース14を配置する溝(または凹部)を形成しておき、上記溝にホース14を配置する。その後、ホース14が配置された下側芯材上に上側芯材を配置する。これにより、ホース14が通された第1マットレス芯材48が得られる。たとえば、第1マットレス芯材48の表面(底生地44と反対側の面)に形成された溝(または凹部)内にホース14を収容してもよい。上述した溝といったホース14が配置される部分は、ホース14の配置状態(たとえば蛇行状態)に応じて延在していればよい。
第1マットレス芯材48はホース14に流れる温水20によって温められる。よって、第1マットレス芯材48は、温水20による熱を伝熱可能な熱伝導性を有する。第1マットレス芯材48が有する熱伝導性は、たとえば、0.01W/mK~0.5W/mKであり、好ましくは、0.04W/mK~0.1W/mKである。温水20の熱を第1マットレス芯材48は、弾力性を有してもよい。上記弾力性は、マットレス本体12をマットレスとして使用可能な程度であるとともに、たとえば使用者がマットレス本体12を使用した際にホース14内の温水20の流れが阻害されないようにホース14の形状を保持可能な程度の弾力性である。第1マットレス芯材48の厚さは、ホース14の直径より大きい。第1マットレス芯材48の厚さは、たとえば5mm~15mmである。一実施形態において、第1マットレス芯材48の厚さは10mmである。第1マットレス芯材48は、たとえば、不織布で形成される。第1マットレス芯材に使用される不織布の材料の例は、ポリエステル、ポリプロピレン等である。
第2マットレス芯材50は、第1マットレス芯材48上に配置される。第2マットレス芯材50は、複数のタイル502を有する。第2マットレス芯材50は、複数のタイル502を支持する支持シート501を有してもよい。断らない限り、支持シート501を有する第2マットレス芯材50を説明する。
支持シート501は第1マットレス芯材48上に配置される。支持シート501は、複数のタイル502を支持する。支持シート501の厚さは、たとえば、1mm~15mmである。支持シート501は、熱伝導性を有する。支持シート501の熱伝導性は、たとえば、第1マットレス芯材48の熱伝導性と同じである。支持シート501はフレキシブル性を有してもよい。支持シート501は、たとえば、不織布、ウレタン等によって形成され得る。支持シート501に使用される不織布の材料の例は、ポリプロピレン、ポリエステルである。支持シート501は、たとえば、導電性不織布で形成されることが好ましい。導電性不織布は、たとえばカーボンファイバーを含む不織布である。
タイル502は、温められることによって遠赤外線を放出する遠赤外線放射体である。タイル502の材料は、たとえば、セリサイト(絹雲母)、テラヘルツ鉱石、ケイ素である。遠赤外線放射の効率性の観点から、タイル502の材料はセリサイトが好ましい。この場合、タイル502はセリサイトタイルである。タイル502の平面視形状は、たとえば、四角形(正方形、矩形など)である。タイル502の平面視形状が正方形である場合、タイル502の一辺の長さの例は、10mm~50mmである。一実施形態において、正方形のタイル502の一辺の長さは、38mmである。タイル502が正方形以外の形状である場合、タイル502は、たとえばタイル502が正方形の場合と同様の面積を有するような大きさであり得る。タイル502の厚さは、たとえば、1mm~5mmである。一実施形態において、タイル502の厚さは、4mmである。タイル502は、たとえば、接着剤によって支持シート501に固定され得る。
複数のタイル502は、たとえば、所定領域A(図1参照)に2次元的に配置される。タイル502の数は、たとえば、タイル502の大きさと、所定領域Aの大きさなどに応じて、決定され得る。複数のタイル502の数は、たとえば、80個~1000個である。複数のタイル502は、均等に且つ離散的に配置されてもよい。複数のタイル502は、それらを複数のグループに分け、各グループ内の複数のタイル502が均等に且つ離散的に配置されてもよい。複数のグループそれぞれに含まれる複数のタイル502の数は、グループ間で異なってもよい。図3では、120枚のタイル502が3つのグループに分けられ、各グループに含まれる複数のタイル502が2次元的に配置された例が示されている。
クッション部材52は、第2マットレス芯材50上に配置されている。クッション部材52は、反発性を有する三次元構造体である。クッション部材52は、支持シート501上に複数のタイル502が配置されていることに伴う凹凸を緩和する機能を有する。クッション部材52は、たとえば、ポリエステル、ポリエチレン等によって形成され得る。クッション部材52は、ウレタン、不織布等によって形成されてもよい。クッション部材52に使用する不織布としては、たとえば、V-Lap(登録商標)不織布、ウレタン不織布等である。クッション部材52は、たとえば、高反発性を有することからV-Lap(登録商標)不織布、またはそれに準じた通気性の良いクッション材によって形成されていることが好ましい。クッション部材52の厚さは、たとえば、5mm~15mmである。一実施形態において、クッション部材52の厚さは、5mmである。
熱伝導シート54は、温水20の熱を伝導させるためのシートである。熱伝導シート54は、第1マットレス芯材48より高い熱伝導性を有する。そのため、マットレス本体12全体に熱を伝達し易い。熱伝導シート54は、温水20の熱等によって温められることによって遠赤外線を放出する機能を有してもよい。熱伝導シート54は、たとえば粉状の炭(たとえば木炭)が練り込まれた繊維、カーボンファイバー等によって形成され得る。このように、熱伝導シート54が炭(カーボン)を含む場合、高い熱伝導性を有するとともに、遠赤外線を放出可能である。更に熱伝導シート54が炭(カーボン)を含む場合、消臭効果も有する。熱伝導シート54は、第1マットレス芯材より高い熱伝導性を有する構成を有すればよく、遠赤外線放射物(たとえばテラヘルツ鉱石)がプリントされていてもよい。熱伝導シート54の厚さの例は、0.3mm~1mmである。一実施形態において、熱伝導シート54の厚さは、0.3mmである。
表生地56は、熱伝導シート54上に配置される。前述したように、表生地56は、底生地44上に配置された断熱シート46、第1マットレス芯材48、第2マットレス芯材50、クッション部材52および熱伝導シート54によって形成される積層体をカバーし、且つ、底生地44に接合され得る大きさを有してもよい。表生地56は、たとえばジャガード織りによって形成される。
表生地56は、テラヘルツ波放射物を含んでもよい。テラヘルツ波放射物の例は、人工鉱石であるテラヘルツ鉱石である。たとえば、表生地56を構成する繊維にテラヘルツ波放射物が練り込まれた繊維を使用してもよいし、或いは、テラヘルツ波放射物を含むプリントが表生地56に施されていてもよい。たとえば、テラヘルツ鉱石(テラヘルツ波放射物)の粉末を含むプリント素材を用いて生地にプリントが施され得る。たとえば、テラヘルツ鉱石の粉末を含む上記プリントは、遠赤外線放射の効果をより有効に得るために、たとえば、表面積の40%以上に施され得る。
図4に示したように、遠赤温水マットレス装置10は、カバー58およびカバー60を備えもよい。
カバー58は、マットレス本体12を収容するマットレスカバーである。カバー58は、マットレス本体12を収容可能に袋状またはボックス状に構成されている。カバー58は、たとえば、マットレス本体12を収容した後に面をファスナーなどで閉じられるように構成され得る。カバー58は、ホース14のうちアウターホース部24がカバー58の外側に配置可能に構成され得る。カバー58の生地の例は、中綿入りのキルティング生地である。カバー58は、セリサイトといった遠赤外線放射物を含んでもよい。たとえば、カバー58が、セリサイトといった遠赤外線放射物が練り込まれた繊維によって形成されていてもよいし、または、セリサイトといった遠赤外線放射物(たとえば粉末状の遠赤外線放射物)を含むプリント素材でプリントがカバー58に施されていてもよい。カバー58がセリサイトといった遠赤外線放射物が練り込まれた繊維によって形成されるとともに、遠赤外線放射物を含むプリント素材でプリントがカバーに施されていてもよい。
カバー60は、ホース14のうちアウターホース部24をカバーする筒状のホースカバーである。カバー60は、形状が異なる点以外は、カバー58と同様であり得る。
上記遠赤温水マットレス装置10では、温水供給部16が駆動されることによって、ホース14内に温水20が流れる。ホース14のうちインナーホース部22は、第1マットレス芯材48に配置されている。そのため、ホース14に温水20が流れることによって第1マットレス芯材48が温められる。これによって、第1マットレス芯材48上に設けられた他の部材(たとえば、第2マットレス芯材50)が温められるので、マットレス本体12の使用者も温められる。
第1マットレス芯材48上には、複数のタイル502を有する第2マットレス芯材50が設けられている。各タイル502は、遠赤外線放射体である。したがって、第1マットレス芯材48の温度上昇に伴って各タイル502が温められると、タイル502から遠赤外線が放射される。これにより、マットレス本体12の使用者は、温水20による温め効果に加えて、遠赤外線による温め効果を得ることが可能である。そのため、遠赤温水マットレス装置10を使用者が使用することで、使用者の血行が促進し易く、結果として、使用者の健康増進を図ることが可能である。温水20および遠赤外線の温め効果によって代謝も促進され易い。また、温水20で人体を温めるので、使用者を穏やかに或いはゆったりと温めることが可能である。更に、遠赤外線効果により、人体の内部から温められる。そのため、使用者がリラックスし易い。
遠赤温水マットレス装置10では、電気的にマットレスを温める代わりに、温水20および遠赤外線を利用して使用者を温める。そのため、使用者が電波の影響を受けにくい。よって、たとえば、ペースメーカー等の植込み型医療機の使用者も、安心して遠赤温水マットレス装置10を使用できる。
タイル502の材料がセリサイトである場合、タイル502は、遠赤外線をより多く放出可能である。そのため、遠赤外線に基づいて、使用者を一層温めることが可能である。セリサイトは、人の体温より少し高い約38℃で遠赤外線の放射が増加する傾向を有する。使用者がマットレス本体12を使用することで、使用者の体温でタイル502も温められ、更に、上記のように温水20でタイル502も温められる。したがって、タイル502の材料がセリサイトである場合、セリサイトは約38℃程度になりやすい。その結果、タイル502から一層遠赤外線が放出され易い。セリサイトは、マイナスイオンも放出することが知られているので、マイナスイオンに基づくリラックス効果も奏し得る。
マットレス本体12が、熱伝導シート54を更に有する形態では、高い熱伝導性を有する熱伝導シート54によって、温水20の熱が熱伝導シート54全体に伝達され易い。その結果、平面視において、マットレス本体12全体が温められやすい。熱伝導シート54が、たとえば炭或いは遠赤外線放射物を含む場合、熱伝導シート54からも遠赤外線が放射され得る。そのため、マットレス本体12が、熱伝導シート54を更に有する形態では、使用者を一層温めることが可能である。熱伝導シート54が炭を含む形態では、消臭効果も得られる。
表生地56がテラヘルツ波放射物を含む形態(テラヘルツ波放射物を含むプリントが施されている場合を含む)では、表生地56からテラヘルツ波が放射される。これにより、人体の熱エネルギーが増幅され、使用者を一層温めることが可能である。
遠赤温水マットレス装置10が、遠赤外線放射物(たとえば、セリサイト)を含むカバー58を有する形態(テラヘルツ波放射物を含むプリントが施されている場合を含む)では、タイル502の場合と同様に、上記遠赤外線放射物から遠赤外線が放射され得る。その結果、使用者が一層効率的に温められる。
以上、本発明の種々の実施形態を説明した。しかしながら。本発明は、例示した種々の実施形態に限定されものではなく、特許請求の範囲によって示される範囲、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
流路は、ホースに限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で温水を流し得る管であればよい。
マットレス本体は、断熱シートの代わりに、たとえば、遠赤外線を反射する反射シートを有してもよい。反射シートは、たとえば、ウレタンシートの表面にアルミ箔のような反射部材が設けられたシートである。
10…遠赤温水マットレス装置、12…マットレス本体、14…ホース(流路)、16…温水供給部、20…温水、48…第1マットレス芯材、50…第2マットレス芯材、46…断熱シート、52…クッション部材、54…熱伝導シート、56…表生地、501…支持シート、502…タイル(遠赤外線放射体)、58…カバー(マットレスカバー)。

Claims (8)

  1. マットレス本体と、
    前記マットレス本体を温める温水を流す流路と、
    前記マットレス本体の外側に配置されており前記流路に温水を供給する温水供給部と、
    を備え、
    前記マットレス本体は、
    熱伝導性を有する第1マットレス芯材と、
    前記第1マットレス芯材上に配置されており、複数の遠赤外線放射体を含む第2マットレス芯材と、
    を有し、
    前記流路の一部は、前記マットレス本体内において、前記第1マットレス芯材に接した状態で配置されている、
    遠赤温水マットレス装置。
  2. 前記流路の一部は、前記マットレス本体を厚さ方向からみた場合、蛇行している、
    請求項1に記載の遠赤温水マットレス装置。
  3. 前記遠赤外線放射体は、セリサイトによって形成されたタイルである、
    請求項1または2に記載の遠赤温水マットレス装置。
  4. 前記第2マットレス芯材上に配置されるクッション部材を更に備え、
    前記第2マットレス芯材は、前記第1マットレス芯材上に設けられるとともに、前記複数の遠赤外線放射体を支持する支持シートを有し、
    前記複数の遠赤外線放射体は、前記支持シートに対して前記クッション部材側に設けられている、
    請求項1~3の何れか一項に記載の遠赤温水マットレス装置。
  5. 前記マットレス本体は、テラヘルツ波放射物を含む表生地を有する、
    請求項1~4の何れか一項に記載の遠赤温水マットレス装置。
  6. 前記マットレス本体は、前記第2マットレス芯材からみて前記第1マットレス芯材と反対側に、前記第1マットレス芯材より高い熱伝導性を有する熱伝導シートを更に有する、
    請求項1~5の何れか一項に記載の遠赤温水マットレス装置。
  7. 前記マットレス本体は、前記第1マットレス芯材からみて前記第2マットレス芯材と反対側に、断熱性および遠赤外線反射性の少なくとも一方を有するシートを有する、
    請求項1~6の何れか一項に記載の遠赤温水マットレス装置。
  8. 前記マットレス本体を収容するマットレスカバーを更に有し、
    前記マットレスカバーは、遠赤外線放射物を含む、
    請求項1~7の何れか一項に記載の遠赤温水マットレス装置。
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