JP2022014546A - 真贋判定システム、真贋判定方法、情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】IDカードの真贋判定を好適に行うことのできる真贋判定システム等を提供する。【解決手段】真贋判定システム1は、情報処理装置10、測定装置12等を有する。測定装置12は、IDカード100の物理量としてIDカード100の横寸法、縦寸法、厚み、IDカード100の隅部の曲率半径、IDカード100の反り量、IDカード100の重量を測定する。情報処理装置10は、測定装置12による物理量の測定値に基づいて、IDカード100の真贋判定を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、IDカードの真贋判定を行う真贋判定装置等に関する。
金融機関や携帯電話キャリア等において実施されている本人確認では、本人確認書類として提示される運転免許証等のIDカードについて、偽造品ではなく本当に正しいものであるか判定している。
従来のIDカードの真贋判定は、複数人でIDカードを目視確認したり、手触りを確認したりする等、経験に基づいて行うものであった。一方、特許文献1には、券面の画像を用いてコンピュータにより真贋判定を行う真贋判定装置も開示されている。
特開2020-035033号公報
しかしながら、人の経験による真贋判定は、その判断にばらつきが生じることも考えられ、正確な判断を誰でも簡単にできるというわけではない。
さらに、現在本人確認に用いられるIDカードは運転免許証が多いが、近い将来、マイナンバーカード、在留カード、特別永住者カード等のその他のIDカードも本人確認に多く使用されることが見込まれる。運転免許証は流通数が多く一般的であるため、偽造に関する情報もある程度蓄積されているが、その他のIDカードはそうではない。そのため、人による判断では偽造カードを見抜けず、本人確認を適正に実施できない恐れもある。
一方、特許文献1の真贋判定装置は券面の画像を用いて真贋判定を自動化するものであり、人の判断に頼らない判定が可能であるが、券面の精巧な偽造により真贋判定をパスする恐れもあった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、IDカードの真贋判定を好適に行うことのできる真贋判定システム等を提供することである。
前述した課題を解決するため第1の発明は、IDカードの物理量を測定する測定装置と、前記測定装置による前記物理量の測定値に基づいて前記IDカードの真贋判定を行う情報処理装置と、を備えることを特徴とする真贋判定システムである。
第1の発明によれば、IDカードの物理量に基づいてIDカードの真贋判定を自動で行うことができる。これにより、不慣れな人でも正確にIDカードの真贋判定を行うことが可能となる。また第1の発明では券面画像によらずに真贋判定を行うことができるので、券面が精巧に偽造されていても偽造カードを検出できる。
前記物理量は、前記IDカードの寸法についての値を含むことが望ましい。例えば、前記IDカードは略矩形状であり、前記寸法は前記IDカードの長辺方向の長さと短辺方向の長さの少なくともいずれかを含む。また例えば、前記IDカードの隅部は丸みを有し、前記寸法は前記隅部の曲率半径を含む。さらに、前記寸法は、前記IDカードの厚みを含むことも望ましい。
偽造カードには、正しい寸法でないカードを用いたり、正規のIDカードの券面に加工を施す際に隅部を破損することも想定されるので、IDカードの寸法についての値を判定基準とすることで、これらの偽造を検出できる。
前記寸法は、前記IDカードの反りについての値を含むことも望ましい。
カードの偽造方法によっては、偽造カードの反りが正規のIDカードより大きくなるケースも想定される。そこで、IDカードの反りについての値を判定基準とすることで、IDカードの偽造を検出できる。
前記物理量は、前記IDカードの重量を含むことも望ましい。
偽造カードには、重さの異なるカードを用いたものや、内蔵部品を有しないことにより軽くなったものも多いので、IDカードの重量を判定基準とすることで、これらの偽造を検出できる。
第1の発明の真贋判定システムは、前記IDカードに内蔵されたICチップに記憶されているチップ内情報を読取るカード読取装置を更に備え、前記測定装置は、前記チップ内情報を読取る読取部を有し、前記情報処理装置は、前記カード読取装置から読取ったチップ内情報と前記測定装置の読取部で読取ったチップ内情報のそれぞれから同じ方法で識別情報を生成し、両識別情報が一致するか否かを判定することも望ましい。
これにより、検査対象のIDカードを途中ですり替えて真贋判定をパスするのを防止することができる。
第2の発明は、測定装置がIDカードの物理量を測定するステップと、情報処理装置が、前記測定装置による前記物理量の測定値に基づいて前記IDカードの真贋判定を行うステップと、を有することを特徴とする真贋判定方法である。
第3の発明は、測定装置によって測定したIDカードの物理量の測定値を取得し、前記測定値に基づいて前記IDカードの真贋判定を行うことを特徴とする情報処理装置である。
第4の発明は、コンピュータを、測定装置によって測定したIDカードの物理量の測定値を取得し、前記測定値に基づいて前記IDカードの真贋判定を行う情報処理装置として機能させるためのプログラムである。
本発明により、IDカードの真贋判定を好適に行うことのできる真贋判定システム等を提供できる。
真贋判定システム1の構成を示す図。 情報処理装置10のハードウェア構成を示す図。 横寸法・反り測定部122と縦寸法・R測定部123の一例。 真贋判定方法を示すフローチャート。 測定値の記録処理について示すフローチャート。 測定値による真贋判定について説明する図。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
(1.真贋判定システム1)
図1は、本発明の実施形態に係る真贋判定システム1を示す図である。真贋判定システム1はIDカード100の真贋を判定するものであり、情報処理装置10、カード読取装置11、測定装置12等を筐体に組み込んだものである。
IDカード100は、本実施形態において真贋判定の対象となるカードであり、カード所持者を特定可能なカードである。IDカード100は金融機関や携帯電話キャリアなどで本人確認書類として用いられる。IDカード100は、例えば、運転免許証、在留カード、特別永住者カード、マイナンバーカード等である。
IDカード100は略矩形状の平面を有し、隅部は丸みを帯びている。IDカード100の長辺および短辺方向の長さ、厚み、隅部の曲率半径、反りなどの寸法は、JIS規格(JIS X6301「識別カード-物理的特性」)に定められている。
また、IDカード100には、ICチップ110などの部品や配線等が内蔵される。ICチップ110には、個人情報などの各種のチップ内情報が記憶される。
情報処理装置10は、IDカード100の真贋判定に係る処理を実行する。この処理については後述する。
図2は情報処理装置10のハードウェア構成を示す図である。図2に示すように、情報処理装置10は、制御部101、記憶部102、通信制御部103、表示部104、入力部105等をバスにより接続して構成されたコンピュータにより実現できる。ただしこれに限ることは無く、適宜様々な構成をとることができる。
制御部101はCPU、ROM、RAMなどから構成される。CPUは、記憶部102、ROMなどの記憶媒体に格納された情報処理装置10の処理に係るプログラムをRAM上のワークエリアに呼び出して実行する。ROMは不揮発性メモリであり、ブートプログラムやBIOSなどのプログラム、データなどを恒久的に保持している。RAMは揮発性メモリであり、記憶部102、ROMなどからロードしたプログラムやデータを一時的に保持するとともに、制御部101が各種処理を行うために使用するワークエリアを備える。
記憶部102はハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリ等であり、後述する処理に際し情報処理装置10が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OSなどが格納される。これらのプログラムやデータは、制御部101により必要に応じて読み出され実行される。
通信制御部103は通信を媒介する通信インターフェースであり、カード読取装置11や測定装置12との間で通信を行う。
表示部104は液晶ディスプレイ等を備える。
入力部105は情報処理装置10に各種の設定入力を行うものである。
カード読取装置11は、IDカード100のチップ内情報を読取り、情報処理装置10に送信する。カード読取装置11としては、既知のカードリーダを用いることができる。本実施形態では、カード読取装置11で読取るチップ内情報を、暗証番号の入力無しに読取可能な情報とする。
測定装置12は、IDカード100の物理量を測定するものである。物理量とは、IDカード100の寸法、重量など、IDカード100の物体としての特徴を示す値である。
測定装置12は、重量測定部121、横寸法・反り測定部122、縦寸法・R測定部123、厚み測定部124等を有し、これらの測定部によりIDカード100の物理量を測定する。
重量測定部121は、重量センサや感圧センサ等により構成され、IDカード100の重量Wを測定するものである。
横寸法・反り測定部122は、IDカード100の寸法についての値として、IDカード100の長辺方向の長さ(横寸法La)と反り量Cを測定するものである。
本実施形態では、例えば図3(a)に示すように、載置台1221に載置されたIDカード100の長辺方向を側方からカメラにより撮影し、横寸法・反り測定部122は、撮影された画像から、IDカード100の厚み中心を通る線Aの長さを横寸法Laとして算出する。また、IDカード100の下面(あるいは上面)の高さの最大値Y1と最小値Y2との差をIDカード100の反りについての値(反り量C)として算出する。
縦寸法・R測定部123は、IDカード100の寸法についての値として、IDカード100の短辺方向の長さ(縦寸法Lb)とIDカード100の隅部の曲率半径Rを測定する。
本実施形態では、例えば図3(b)に示すように、載置台1231に載置されたIDカード100の上面(または下面)をカメラにより撮影する。縦寸法・R測定部123は、撮影された画像から、IDカード100の短辺方向の長さを縦寸法Lbとして算出する。また、IDカード100の隅部を検出し、検出した隅部について曲率半径Rを算出する。曲率半径Rの算出は特定の隅部について行ってもよいし、すべての隅部について曲率半径Rを算出しその平均値をとってもよい。
厚み測定部124は、IDカード100の寸法についての値として、IDカード100の厚みTを測定する。厚み測定部124は例えば厚みセンサ等を用いてIDカード100の厚みTを測定する。
これらの測定部121~124は、以上の物理量を測定するとともに、付属のカードリーダ等の読取部によりIDカード100のチップ内情報を取得し、測定値とともに情報処理装置10に送信する。図3(a)の符号1222は、横寸法・反り測定部122における読取部の例である。上記チップ内情報は、カード読取装置11で読取るチップ内情報と同じものである。
なお、以上の測定方法や測定機器は一例であり、各測定部121~124における測定方法や測定機器は任意である。例えば厚み測定部124は、図3(a)に示すようにIDカード100の長辺方向を側方から撮影した画像から、IDカード100の厚みTを算出することもできる。
(2.真贋判定方法)
次に、真贋判定システム1が実行する処理(真贋判定方法)について図4等を参照して説明する。図4は、本実施形態の真贋判定方法の流れを示すフローチャートである。図4のS1~S2はカード読取装置11が実行する処理であり、S3~S4、S7~S8、S11~S12、S15~S16、S19~S22は情報処理装置10の制御部101が実行する処理である。またS5~S6、S9~S10、S13~S14、S17~S18は測定装置12の各測定部121~124が実行する。
本実施形態では、まず、IDカード100の所持者がIDカード100を真贋判定システム1の筐体の挿入口(不図示)から筐体に挿入する。真贋判定システム1では、挿入されたIDカード100のチップ内情報をカード読取装置11により読取る(S1)。
カード読取装置11は、読取ったチップ内情報を情報処理装置10に送信する(S2)。情報処理装置10は、チップ内情報を受信し取得する(S3)と、所定の変換方法によりチップ内情報を変換することで、IDカード100固有の識別情報(以下、固有データという)を独自に生成し、RAM等に格納する(S4)。
チップ内情報を変換する変換方法は特に限定されないが、一例として、特開2018-046330号公報に記載の変換方法を利用することができる。特開2018-046330号公報には、ICチップからリクエスト応答信号等(チップ内情報)を読取り、リクエスト応答信号等から抽出された情報をハッシュ関数に入力してハッシュ値を算出し、このハッシュ値を識別情報とする方法が開示されている。
真贋判定システム1では、不図示の搬送手段によりIDカード100が測定装置12の位置まで搬送され、重量測定部121によりIDカード100の重量Wを測定し(S5)、この測定値を、重量測定部121に付属の読取部で読取ったチップ内情報とともに情報処理装置10に送信する(S6)。
情報処理装置10は、測定値とチップ内情報を受信し取得する(S7)と、測定値をRAM等に記録する(S8)。
図5は、測定値の記録処理について示すフローチャートである。本実施形態では、まず、S7で受信したチップ内情報から、S4と同じ方法で固有データを生成する(S81)、そして、生成した固有データをS4でRAM等に格納した固有データと比較し(S82)、これらが一致すれば(S82;YES)、S7で受信した測定値(ここでは重量W)をIDカード100の測定値としてRAM等に記録する(S83)。固有データが一致しなければ(S82;NO)、情報処理装置10は表示部104に不一致の旨を表示して警告を行い、処理を終了する(S84)。
図4の説明に戻る。真贋判定システム1では、さらに、IDカード100が搬送手段(不図示)により横寸法・反り測定部122の位置まで搬送され、横寸法・反り測定部122によりIDカード100の横寸法Laと反り量Cを測定し(S9)、これらの測定値を、付属の読取部1222で読取ったチップ内情報とともに情報処理装置10に送信する(S10)。
情報処理装置10は、測定値とチップ内情報を受信し取得する(S11)と、図5と同様の手順で測定値をRAM等に記録する(S12)。
真贋判定システム1では、さらに、IDカード100が搬送手段(不図示)により縦寸法・R測定部123の位置まで搬送され、縦寸法・R測定部123によりIDカード100の縦寸法Lbと曲率半径Rを測定し(S13)、これらの測定値を付属の読取部で読取ったチップ内情報とともに情報処理装置10に送信する(S14)。
情報処理装置10は、測定値とチップ内情報を受信し取得する(S15)と、図5と同様の手順で測定値をRAM等に記録する(S16)。
真贋判定システム1では、さらに、IDカード100が搬送手段(不図示)により厚み測定部124の位置まで搬送され、厚み測定部124によりIDカード100の厚みTを測定し(S17)、測定値を付属の読取部で読取ったチップ内情報とともに情報処理装置10に送信する(S18)。
情報処理装置10は、測定値とチップ内情報を受信し取得する(S19)と、図5と同様の手順で測定値をRAM等に記録する(S20)。
情報処理装置10は、こうして測定装置12の各測定部121~124で測定した測定値を取得すると、これらの測定値に基づいてIDカード100の真贋判定を実行する(S21)。
S21において、情報処理装置10は、RAM等に記録されている各測定値が予め定める規定範囲内であるか否かを判定する。
図6はこの判定について示す図であり、例えばカードAのように、全ての測定値(記号○で示す)が規定範囲(図6の「真」の範囲)内であるとき、IDカード100が真と判定される。
規定範囲については、例えば重量W、横寸法La、縦寸法Lb、厚みT、隅部の曲率半径R、反り量Cについては前記したIDカードのJIS規格等に基づいて定めることができ、必要に応じて正規のIDカードの実績値を考慮する。また重量については正規のIDカードの実績値等から定めることができる。規定範囲は、検査対象とするIDカードの種類(運転免許証、在留カード、特別永住者カード、マイナンバーカード等)に応じて予め定めておく。
一方、カードBのように、その測定値(記号▲で示す)に規定範囲外のものが1以上ある場合、IDカード100が偽と判定される。この例では、重量W、反り量C、厚みTが規定範囲外となっている。
S21における判定基準は上記に限定されず、例えば特定の測定値あるいは所定数の測定値が規定範囲外であれば偽としてもよい。また、図6の例では規定範囲外の数値範囲についても、「偽の疑いあり」、「偽」と2段階に区分されており、測定値がどの区分に位置するかを判定に利用してもよい。
情報処理装置10は、S21における判定結果を表示部104に表示し(S22)、処理を終了する。担当者は、表示部104に表示された判定結果を見て、そのIDカード100が真か偽であるかを判断できる。S22では、判定結果が偽である場合に、真贋判定システム1の警報装置(不図示)からアラート音などの警報を発生させることなども可能である。
また、IDカード100が偽と判定される場合、どの測定値が規定範囲外であったのかに応じて、推測される偽造方法やIDカード100の詳細な確認方法等についてのメッセージを表示部104に表示してもよい。
例えば、一般的なPVC(polyvinyl chloride)カードに券面印刷を施した後にオーバーコートを行う手法でIDカードが偽造されるケースがあり、PVCカードにオーバーコートを施すと、オーバーコートを施した側にカードが反りやすくなる傾向がある。正規のIDカード100ではICチップ110や配線等の内蔵部品が反りに対する補強材として機能するので、これらの内蔵部品の無い偽造カードは反りが大きくなる。
そのため、カードの反り量Cが規定範囲外の場合には、PVCカードで作成されたICチップ110等の無い偽造カードであることが推測され、判定結果とともに、「PVCで作成された偽造カードの疑いあり」、「透かしてICチップがあるか確認してください」など、推測される偽造方法やIDカード100の詳細な確認方法等についてのメッセージを表示させることが可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、IDカード100の物理量に基づいてIDカード100の真贋判定を自動で行うことができる。これにより、不慣れな人でも正確にIDカード100の真贋判定を行うことが可能となる。また本実施形態では券面画像によらずに真贋判定を行うことができるので、券面が精巧に偽造されていても偽造カードを検出できる。
また本実施形態では、IDカード100の物理量として、横寸法La、縦寸法Lb、厚みT、反り量Cなどの寸法についての値を真贋判定の際の判断基準とする。偽造カードには、正しい寸法でないカードを用いたり、正規のIDカードの券面に加工を施す際に隅部を破損したり、前記のように反りが生じやすいケースも想定されるので、上記したIDカード100の寸法についての値を判定基準とすることで、これらの偽造カードを検出できる。
さらに本実施形態では、IDカード100の物理量として、IDカード100の重量も真贋判定の際の判断基準とする。偽造カードには、重さの異なるカードを用いたものや、ICチップ110や配線等の内蔵部品を有しないことにより正規のIDカードより軽くなったものも多いので、IDカード100の重量を判定基準とすることで、これらの偽造を検出できる。
また本実施形態では、カード読取装置11から読取ったチップ内情報と各測定部121~124の読取部で読取ったチップ内情報のそれぞれから同じ方法で固有データを生成し、両固有データが一致するか否かを判定するので、検査対象のIDカード100を途中ですり替えて真贋判定をパスするのを防止することができる。
しかしながら、本発明が以上の実施形態に限られることはない。例えば、測定装置12は、必ずしも前記した測定部121~124の全てを備える必要はなく、前記した測定値のうちいずれか1つ以上を測定するものであればよい。また、判定に用いる物理量も前記したものに限らず、IDカード100の物体としての特徴を示す値であればよい。情報処理装置10は、測定した1以上の物理量の測定値に基づいてIDカード100の真贋判定を行うことができる。
また本実施形態の真贋判定システム1は、カード読取装置11や測定装置12の各測定部121~124等を筐体に組み込んだものとして説明したが、情報処理装置10がそれぞれ別体のカード読取装置11と各測定部121~124に通信可能に接続された構成としてもよい。本実施形態では前記したように固有データのチェックを行っているので、各測定部121~124に対応する(各測定部121~124で規定範囲内の測定値が得られる)複数の偽造カードを用意し、これらの偽造カードを各測定部121~124での測定に用いることで真贋判定をパスするのを防止することができる。
以上、添付図面を参照して、本発明に係る真贋判定装置等の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1:真贋判定システム
10:情報処理装置
11:カード読取装置
12:測定装置
100:IDカード
110:ICチップ
121:重量測定部
122:横寸法・反り測定部
123:縦寸法・R測定部
124:厚み測定部

Claims (11)

  1. IDカードの物理量を測定する測定装置と、
    前記測定装置による前記物理量の測定値に基づいて前記IDカードの真贋判定を行う情報処理装置と、
    を備えることを特徴とする真贋判定システム。
  2. 前記物理量は、前記IDカードの寸法についての値を含むことを特徴とする請求項1記載の真贋判定システム。
  3. 前記IDカードは略矩形状であり、
    前記寸法は前記IDカードの長辺方向の長さと短辺方向の長さの少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項2記載の真贋判定システム。
  4. 前記IDカードの隅部は丸みを有し、
    前記寸法は前記隅部の曲率半径を含むことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の真贋判定システム。
  5. 前記寸法は、前記IDカードの厚みを含むことを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の真贋判定システム。
  6. 前記寸法は、前記IDカードの反りについての値を含むことを特徴とする請求項2から請求項5のいずれかに記載の真贋判定システム。
  7. 前記物理量は、前記IDカードの重量を含むことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の真贋判定システム。
  8. 前記IDカードに内蔵されたICチップに記憶されているチップ内情報を読取るカード読取装置を更に備え、
    前記測定装置は、前記チップ内情報を読取る読取部を有し、
    前記情報処理装置は、前記カード読取装置から読取ったチップ内情報と前記測定装置の読取部で読取ったチップ内情報のそれぞれから同じ方法で識別情報を生成し、両識別情報が一致するか否かを判定することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の真贋判定システム。
  9. 測定装置がIDカードの物理量を測定するステップと、
    情報処理装置が、前記測定装置による前記物理量の測定値に基づいて前記IDカードの真贋判定を行うステップと、
    を有することを特徴とする真贋判定方法。
  10. 測定装置によって測定したIDカードの物理量の測定値を取得し、前記測定値に基づいて前記IDカードの真贋判定を行うことを特徴とする情報処理装置。
  11. コンピュータを、
    測定装置によって測定したIDカードの物理量の測定値を取得し、前記測定値に基づいて前記IDカードの真贋判定を行う情報処理装置として機能させるためのプログラム。
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