JP2022013775A - オンラインフィッティングシステム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】計測値を用いつつユーザの好みや感覚を重視した着用物を提案するオンラインフィッティングシステム及びプログラムを提供する。【解決手段】オンラインフィッティングシステム100は、ユーザの足の計測値を、ユーザIDに対応付けて記憶するユーザ記憶部32と、靴を識別する商品IDと、商品IDにより特定される靴の仕様及びサイズとを記憶した靴データ記憶部33と、ユーザの好みに係る嗜好データとユーザIDとを受け付ける提案要求受付部16と、提案要求受付部16が受け付けたユーザIDから得られるユーザの足の計測値と、嗜好データとに基づいて、靴データ記憶部33から靴を選定する靴選定部20と、靴選定部20が選定した靴に関するデータを出力する情報出力部22と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、オンラインフィッティングシステム及びプログラムに関する。
従来、靴を購入したいときに、購入希望者は、店舗で好みのデザインの靴を探した上で、店員に声掛けをする。そして、店員に、購入希望者が伝えたサイズの靴をバックヤードから運び出してもらい、購入希望者は、運び出した靴を試し履きする。その際、サイズが合わない場合や、履いてみてデザインが気に入らない場合には、サイズやデザインの異なる靴を再度バックヤードから出してもらって試し履きをする。このような購入までの一連の動きを行って、購入希望者は好みの靴を購入している。
近年では、靴を販売するオンラインショップも登場し、靴の購入希望者が購入するための選択肢になっている。
しかし、靴は、サイズや種類が豊富にあり、また、履いてみないと、自身の足とのフィット感が分かりにくい。そのため、一般消費者がオンラインショップを利用することに躊躇し、敷居の高いものになっていた。また、オンラインショップ側でも、返品率が問題になっていた。
そのような中で、足の診断装置を用いて足のサイズを測定し、左右の足の重心バランスの偏りに基づいて靴またはインソールを選定する選定手段を備えた靴またはインソールのフィッティング・ナビゲーション・システムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5421437号公報
靴の履き心地は、ユーザの感覚が優先される。そのため、実際の測定に基づく最適な靴であっても、ユーザが実際に履いた際に、履き心地がよいと感じない場合がある。また、ユーザは、オンラインショップにおいても、店舗での購入と同様に好みのデザインの靴を所望する。このようなユーザの所望は、靴に限らず、衣服や装飾品(アクセサリー等)等の着用物全般においても同様である。
本発明は、このような状況を鑑みてなされたものであり、計測値を用いつつユーザの好みや感覚を重視した着用物を提案するオンラインフィッティングシステム及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、ユーザの身体の少なくとも一部に関する計測値である身体計測データを、前記ユーザを識別するユーザ識別データに対応付けて記憶するユーザ記憶部と、着用物を識別する着用物識別データと、前記着用物識別データにより特定される前記着用物の仕様及びサイズとを記憶した着用物記憶部と、前記ユーザ識別データから得られる前記身体計測データと、前記ユーザの好みに係る嗜好データとに基づいて、前記着用物記憶部から前記着用物を選定する着用物選定手段と、前記着用物選定手段が選定した前記着用物に関するデータを出力する情報出力手段と、を備える、オンラインフィッティングシステムに関する。
また、オンラインフィッティングシステムにおいて、前記着用物選定手段が選定した前記着用物の仕様及びサイズと、前記身体計測データとに基づいて前記着用物のフィット率を算出する比率算出手段を備え、前記情報出力手段は、前記比率算出手段が算出した前記フィット率をさらに出力してもよい。
また、オンラインフィッティングシステムにおいて、前記情報出力手段による出力に対する、前記ユーザが購入した前記着用物の評価データを取得する評価取得手段と、前記評価取得手段が取得した前記評価データを、前記着用物識別データ及び前記ユーザ識別データに対応付けて購入者評価記憶部に登録する評価登録手段と、を備えてもよい。
また、オンラインフィッティングシステムにおいて、前記ユーザ識別データに基づいて前記購入者評価記憶部から前記ユーザ識別データに対応する前記評価データを抽出する評価抽出手段を備え、前記着用物選定手段は、前記評価抽出手段が抽出した前記評価データにさらに基づいて、前記着用物記憶部から前記着用物を選定してもよい。
また、オンラインフィッティングシステムにおいて、前記評価抽出手段が抽出した前記評価データと、前記身体計測データと、前記着用物識別データから得られる前記着用物の仕様及びサイズとに基づいて、前記ユーザごとのサイズ感覚を推定する感覚推定手段を備え、前記着用物選定手段は、前記感覚推定手段が推定した前記ユーザの前記サイズ感覚にさらに基づいて前記着用物を選定してもよい。
また、オンラインフィッティングシステムにおいて、前記評価抽出手段は、前記ユーザ識別データから得られる前記身体計測データが近似する他のユーザに係る前記評価データを、前記購入者評価記憶部から抽出してもよい。
また、オンラインフィッティングシステムにおいて、前記着用物記憶部は、前記着用物の素材に応じたパラメータをさらに記憶し、前記着用物選定手段は、前記着用物の素材に応じた前記パラメータにさらに基づいて、前記着用物記憶部から前記着用物を選定してもよい。
また、オンラインフィッティングシステムにおいて、前記着用物は、靴であり、前記身体計測データは、少なくとも足長、足幅及び足囲を含んでもよい。
また、オンラインフィッティングシステムにおいて、前記靴の木型を計測した木型計測値を取得する木型計測値取得手段と、前記木型計測値取得手段が取得した前記木型計測値を、前記着用物記憶部の前記サイズとして登録する計測値登録手段と、を備え、前記着用物選定手段は、前記着用物記憶部の前記木型計測値をさらに用いて、前記着用物記憶部から前記着用物を選定してもよい。
また、オンラインフィッティングシステムにおいて、前記靴を計測した靴計測値を取得する靴計測値取得手段と、前記靴計測値取得手段が取得した前記靴計測値から前記靴の内寸を算出する内寸算出手段と、前記内寸算出手段が算出した前記内寸を、前記着用物記憶部の前記サイズとして登録する内寸登録手段と、を備え、前記着用物選定手段は、前記着用物記憶部の前記内寸をさらに用いて、前記着用物記憶部から前記着用物を選定してもよい。
また、本発明は、上記のオンラインフィッティングシステムとしてコンピュータを機能させるためのプログラムに関する。
本発明によれば、計測値を用いつつユーザの好みや感覚を重視した着用物を提案するオンラインフィッティングシステム及びプログラムを提供することができる。
第1実施形態に係るオンラインフィッティングシステムの全体構成図及びサーバの機能ブロック図である。 第1実施形態に係るオンラインフィッティングシステムにおける3D計測機を用いた靴の計測例を示す図である。 第1実施形態に係るサーバのユーザ要求処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るユーザ端末での表示例を示す図である。 第1実施形態に係るサーバの靴提案処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るユーザ端末での表示例を示す図である。 第2実施形態に係るオンラインフィッティングシステムの全体構成図及びサーバの機能ブロック図である。 第2実施形態に係るサーバの提案処理部に係る機能ブロック図である。 第2実施形態に係るオンラインフィッティングシステムにおける3D計測機を用いた木型の計測例を示す図である。 第2実施形態に係るオンラインフィッティングシステムにおける3D計測機を用いた足の計測例を示す図である。 第2実施形態に係るサーバのユーザ要求処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るサーバの靴提案処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るユーザ端末での表示例を示す図である。 変形形態に係るオンラインフィッティングサービスの利用例を説明するための図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図を参照しながら説明する。なお、これは、あくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。
(第1実施形態)
〔オンラインフィッティングシステム100の全体構成〕
図1は、第1実施形態に係るオンラインフィッティングシステム100の全体構成図及びサーバ1の機能ブロック図である。
図2は、第1実施形態に係るオンラインフィッティングシステム100における3D計測機7を用いた靴75の計測例を示す図である。
オンラインフィッティングシステム100は、ユーザが店舗に行かず、自宅等で自身の端末等を用いて自身の足のサイズを計測し、端末等から足のサイズにあった靴(着用物)を購入するためのシステムである。
図1に示すオンラインフィッティングシステム100は、サーバ1と、ユーザ端末5と、店舗端末6と、3D計測機7とを備える。店舗端末6と、3D計測機7とは、例えば、靴を販売する店舗(実店舗でもオンライン上の店舗でもよい)に設けられる。
サーバ1と、ユーザ端末5と、店舗端末6とは、データ通信網Nによってデータ通信が可能になっている。データ通信網Nは、例えば、インターネット回線等である。なお、データ通信網Nは、これに限定するものではなく、その他の通信回線を用いてもよいし、有線通信であるか無線通信であるかを問わない。
また、店舗端末6と、3D計測機7との間は、例えば、wi-fiやBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信によって、データ通信が可能になっている。店舗端末6と、3D計測機7との間の通信も一例であって、例えば、有線によって店舗端末6と、3D計測機7とが接続されていてもよい。
〔サーバ1〕
サーバ1は、例えば、オンラインフィッティングに係るサービスを提供する企業が有し、当該サービスを運営する。サーバ1は、店舗端末6から靴データを受信して登録し、ユーザ端末5から足の計測データを受信して登録する。そして、サーバ1は、ユーザ端末5から靴の提案に係る要求を受信したことに応じて、ユーザの足の計測データに基づく提案を行う。
サーバ1は、制御部10と、記憶部30と、データ通信IF(インタフェース)39とを備える。
制御部10は、サーバ1の全体を制御するCPU(中央処理装置)である。制御部10は、記憶部30に記憶されているプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部10は、ユーザ処理部11と、店舗処理部14(靴計測値取得手段、内寸算出手段、内寸登録手段)と、提案処理部15とを備える。
ユーザ処理部11は、ユーザが自身の足を計測し、計測値(身体計測データ)を登録するための処理を行う。
ユーザ処理部11は、画面出力部12と、データ受付処理部13とを備える。
画面出力部12は、足の計測のための案内画面を、ユーザ端末5に出力する。
データ受付処理部13は、ユーザが手入力した足の計測値を、ユーザ端末5から受信する。そして、データ受付処理部13は、未登録のユーザであれば、ユーザID(IDentification)(ユーザ識別データ)を付与し、ユーザ記憶部32に計測値を登録する。また、データ受付処理部13は、登録済のユーザであれば、ユーザ記憶部32の当該ユーザのユーザIDに対応付けて、例えば、受信日と共に計測値を追加する。
店舗処理部14は、靴に関するデータを登録するための処理を行う。店舗処理部14は、店舗端末6から靴に関するデータを受信する。そして、店舗処理部14は、商品ID(着用物識別データ)に対応付けて、靴データを、靴データ記憶部33(着用物記憶部)に登録する。商品IDは、靴に固有で割り当てられたIDであってもよいが、当該サーバ1で割り当てたものであってもよい。商品IDをサーバ1で割り当てた場合、予め靴に固有で割り当てられた、例えば、バーコード等で認識可能なIDは、商品IDに対応付けて登録することができる。
靴データは、色、素材等の靴の仕様と、サイズとを含む。サイズは、靴に表記されたものの他、3D計測機7で計測した靴の計測値と、厚み計測機(図示せず)で計測した靴側面の厚みと足幅にあたる箇所の靴底の厚みとから得られた内寸を含む。店舗処理部14は、店舗端末6から受信した靴の計測値と厚みの値とから、靴の内寸を算出する。
提案処理部15は、ユーザ端末5からの要求に応じて、靴の提案処理を行う。
提案処理部15は、提案要求受付部16と、靴選定部20(着用物選定手段)と、適合率算出部21(比率算出手段)と、情報出力部22(情報出力手段)とを備える。
提案要求受付部16は、ユーザ端末5から靴に関する提案要求を受け付ける。提案要求は、ユーザIDを含む。また、提案要求には、ユーザの好みを示す嗜好データを有してもよい。
靴選定部20は、ユーザIDから得られる当該ユーザの足の計測値と、嗜好データとに基づいて、靴データ記憶部33から靴データを選定する。
適合率算出部21は、靴選定部20が選定した靴の仕様及びサイズと、ユーザの足の計測値とを、所定の計算式に当てはめて、靴のフィット率(適合率)を算出する。所定の計算式は、例えば、サイズのうち、足長、足囲、足幅から優先する順番及びその割合や、靴の素材に基づくパラメータ値等である。また、靴のフィット率は、例えば、0~100%の範囲で示される。なお、制御部10は、フィット率を、さらに絵や記号等の視覚情報によって示してもよい。
情報出力部22は、靴選定部20が選定した靴に関するデータを、ユーザ端末5に出力する。また、情報出力部22は、適合率算出部21が算出したフィット率を、靴に関するデータと共にユーザ端末5に出力する。
記憶部30は、制御部10が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。
記憶部30は、プログラム記憶部31と、ユーザ記憶部32と、靴データ記憶部33とを備える。
プログラム記憶部31は、各種のプログラムを記憶する記憶領域である。プログラム記憶部31は、上述した制御部10が行う各種機能を実行するためのアプリケーションプログラムを記憶している。
ユーザ記憶部32は、少なくともユーザの足の計測値を記憶する記憶領域である。ユーザ記憶部32は、ユーザIDに対応付けて、当該ユーザの足の計測値を記憶する。ユーザの足の計測値には、左右両方の足の少なくとも足長、足幅及び足囲を含む。ユーザ記憶部32は、その他、ユーザの好みを示す嗜好データ等を記憶してもよい。
靴データ記憶部33は、靴データを記憶する記憶領域である。靴データ記憶部33は、商品IDに対応付けて、靴の素材や色等の仕様と、サイズとの他、商品名、価格、靴の画像、タグ情報等を記憶する。タグ情報は、靴データ記憶部33に登録時に、例えば、靴の画像を画像分析することで自動的に付与されたものであってもよい。
なお、記憶部30に記憶されたものとして上記したものは、一例である。記憶部30は、例えば、各国(US、EUR、UK等)の靴のサイズと、日本での靴のサイズとの対比テーブルを記憶していてもよい。また、記憶部30は、ユーザに提示した靴のリコメンド履歴や、靴の購買履歴等のログ情報を、記憶していてもよい。さらに、靴データ記憶部33は、例えば、データ通信網Nを介して接続された靴製造会社が有する靴データを記憶した、靴のマスタデータベース(図示せず)を併用してもよい。
データ通信IF39は、データ通信網Nを介して、ユーザ端末5及び店舗端末6との間で通信を行うためのインタフェースである。
サーバ1は、1台のコンピュータで構成されていてもよいし、複数台のコンピュータで構成されていてもよい。複数台のコンピュータを用いる場合には、これらのコンピュータは、例えば、データ通信網Nを介して接続される。また、サーバ1は、例えばクラウド上に設けられる仮想サーバ(仮想マシン)として構成してもよい。
なお、コンピュータとは、制御部、記憶装置等を備えた情報処理装置をいい、サーバ1は、制御部10、記憶部30等を備えた情報処理装置であり、コンピュータの概念に含まれる。
〔ユーザ端末5〕
ユーザ端末5は、例えば、ユーザが使用する端末である。ユーザ端末5は、例えば、電話機能と一般的なコンピュータの機能とを有した端末であり、一般的なスマートフォン、タブレット等であってよい。また、ユーザ端末5は、パーソナルコンピュータ(PC)等であってもよい。
ユーザ端末5は、図示しないが、制御部、記憶部、タッチパネル(又は、入力部及び出力部)、データ通信IF等を備える。
〔店舗端末6〕
店舗端末6は、店舗に有する端末であり、例えば、PCである。店舗端末6は、その他、タブレット等であってもよい。店舗端末6は、図示しないが、制御部、記憶部、入力部、表示部、データ通信IF等を備える。
〔3D計測機7〕
3D計測機7は、店舗に設置され、靴を計測して3D(three dimensions)のデータを生成するための装置である。
図2に示すように、3D計測機7は、挿入口7aを備える。
3D計測機7の挿入口7aに靴75を挿入することで、3D計測機7は、靴75を全方向からスキャニングしてスキャニングデータを生成できる。
〔処理の説明〕
次に、ユーザによるユーザ端末5の操作に応じたサーバ1の処理について説明する。
図3は、第1実施形態に係るサーバ1のユーザ要求処理を示すフローチャートである。
図4は、第1実施形態に係るユーザ端末5での表示例を示す図である。
オンラインフィッティングサービスを利用したいユーザは、ユーザ端末5を用いてオンラインフィッティングサービスのWebサイト(図示せず)に接続する。ここで、Webサイトの接続は、オンラインショッピングのためのページに貼られたリンク情報によって行われてもよい。そして、ユーザが、Webサイトのメニュー画面(図示せず)からユーザの要求に対応した操作をすることで、図3のステップS(以下、単に「S」という。)11において、サーバ1の制御部10(ユーザ処理部11、提案要求受付部16)は、ユーザ端末5から要求データを受信する。
S12において、制御部10(ユーザ処理部11)は、ユーザからの要求が足サイズの計測に関するものであるか否かを判断する。足サイズの計測に関するものである場合(S12:YES)には、制御部10は、処理をS13に移す。他方、足サイズの計測に関するものではない場合(S12:NO)には、制御部10は、処理をS14に移す。
S13において、制御部10(画面出力部12、データ受付処理部13)は、足サイズ計測処理を行う。その後、制御部10は、処理をS11に移す。
ここで、足サイズの計測処理について、図4を用いて具体例と共に説明する。
制御部10は、先ず図4(A)に示す案内画面51を、ユーザ端末5に出力する。案内画面51は、足サイズの計測を行うに際してユーザ端末5に出力する画面である。案内画面51には、ユーザが自身で足サイズを計測するための注意事項や方法について書かれている。
ユーザが、案内画面51のボタン51aを選択することで、制御部10は、次に、図4(B)に示すデータ登録画面52を、ユーザ端末5に出力する。データ登録画面52は、計測対象を出力し、計測値の入力をさせる画面である。ユーザは、自身で計測したサイズに関する情報を入力する。図4(B)のデータ登録画面52は、左足の足長を登録するための画面である。ユーザがボックス52aに測定値を入力し、ボタン52cを操作することで、制御部10は、例えば、左足の足幅、足囲を入力するボックスを順番に出力し、次に、右足に関して同様に出力する。また、ユーザがボタン52bを操作すれば、現在表示されている画面の前の画面に戻る。なお、データ登録画面52には、計測方法が分からないユーザ向けにボタン52dが用意されている。ユーザがボタン52dを選択操作することで、制御部10は、計測方法の動画を出力する。
計測値を全て入力し終えると、制御部10は、図4(C)に示す個別結果出力画面53を、ユーザ端末5に出力する。そして、制御部10(データ受付処理部13)は、図4(C)に示す個別結果出力画面53に出力された足の計測値を、ユーザIDに対応付けてユーザ記憶部32に記憶させる。ここで、ユーザが新規登録のユーザである場合には、ユーザに、好みのユーザIDを入力させてもよい。また、既にユーザIDを登録済のユーザである場合には、要求データに含まれるユーザIDを用いる。
その後、制御部10は、ユーザによるボタン53aの選択操作を受け付けたことに応じて、メニュー画面をユーザ端末5に出力する。そのため、ユーザは、メニュー画面から靴の提案を続けて要求することができる。
図3のS14において、制御部10(提案要求受付部16)は、ユーザからの要求が靴の提案に関するものであるか否かを判断する。靴の提案に関するものである場合(S14:YES)には、制御部10は、処理をS15に移す。他方、靴の提案に関するものではない場合(S14:NO)には、制御部10は、ユーザの要求に対応する処理を行い、本処理を終了する。ここで、ユーザの要求が靴の提案に関するものではない場合とは、例えば、嗜好データの登録や更新に関するもの等をいう。なお、嗜好データは、靴の提案に関する要求時に、ユーザ端末5から受信してもよい。
S15において、制御部10(提案処理部15)は、靴提案処理を行い、本処理を終了する。
次に、サーバ1による靴提案処理について説明する。
図5は、第1実施形態に係るサーバ1の靴提案処理を示すフローチャートである。
図6は、第1実施形態に係るユーザ端末5での表示例を示す図である。
図5のS21において、制御部10は、ユーザIDに基づいてユーザ記憶部32から当該ユーザの足の計測値を抽出する。
S22において、制御部10は、ユーザの嗜好データを取得する。ここで、ユーザ端末5から受信した要求に嗜好データを含む場合には、制御部10は、それを取得すればよい。また、ユーザ端末5から受信した要求に嗜好データを含まない場合には、制御部10は、ユーザ記憶部32にユーザの嗜好データが記憶されていれば、それを取得すればよい。
S23において、制御部10(靴選定部20)は、計測値と嗜好データとに基づいて、靴データ記憶部33から靴データを抽出する。ここで、制御部10は、嗜好データに適合する靴データを、靴データ記憶部33から抽出する。制御部10は、例えば、嗜好データと、靴データ記憶部33の靴データのタグ情報とを照合することで、嗜好データに適合する靴データを抽出できる。そして、制御部10は、抽出した靴データのサイズに基づいて、計測値に適合する靴データを順位付けする。
S24において、制御部10(適合率算出部21)は、抽出した靴データと計測値とから所定の計算式を用いて靴のフィット率を算出する。
S25において、制御部10は、ユーザ端末5に送信する靴提案画面を生成する。
図6は、靴提案画面61の例を示す。
靴提案画面61は、名称部61aと、仕様部61bと、画像部61cと、価格部61dと、サイズ部61eと、評価部61fと、他情報部61gとを含む。
名称部61a、仕様部61b、画像部61c、価格部61d、サイズ部61eは、靴データから取得して編集したものである。
評価部61fは、算出した靴のフィット率を編集したものである。
他情報部61gは、順位付けがされた靴データの画像を、順番に配置したものである。
図5のS26において、制御部10(情報出力部22)は、生成した靴提案画面61をユーザ端末5に出力する。その後、制御部10は、本処理を終了する。
このように、第1実施形態のオンラインフィッティングシステム100によれば、以下のような効果がある。
(1)サーバ1は、ユーザ端末5から靴の提案要求を受け付けると、ユーザIDに対応するユーザの足の計測値と、ユーザの好みに係る嗜好データとに基づいて、靴データ記憶部33から靴データを選定する。そして、サーバ1は、選定した靴に関する靴提案画面61を生成してユーザ端末5に出力する。
よって、ユーザの足の計測値を用いつつ、ユーザの好みを重視した靴を、ユーザに提案できる。よって、提案された靴は、ユーザの要望に適合したものにでき、提案された靴をユーザが購入する可能性を向上できる。しかも、ユーザの足の計測値を用い、かつ、靴の内寸を用いて靴を選定するので、ユーザの足にフィットする可能性を向上できる。
(2)サーバ1は、ユーザの足の計測値と、靴の素材及びサイズとに基づいて靴のフィット率を算出して靴提案画面61に反映させる。
よって、ユーザが靴のフィット率を参考にして、自身に適合する靴を選択させることができる。
(3)サーバ1は、ユーザの足の計測値を取得するために、案内画面51を出力し、また、動画による計測方法等を提供する。よって、ユーザが足の計測を容易に行うことができる仕組みを提供できる。
(4)サーバ1では、3D計測機7で計測した靴データを、靴データ記憶部33に登録する。3D計測機7で計測した靴計測値と、厚み計測機(図示せず)で計測した靴側面の厚みと足幅にあたる箇所の靴底の厚みとから内寸を算出して、靴選定の際には、算出した内寸を用いるので、よりユーザの足に適合する照合を行うことができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、ユーザの足の計測を、靴を計測した3D計測機を用いてより正確に行うものを例に説明する。また、第2実施形態では、靴を購入後にユーザが登録した評価データを、靴の選定で活用するものを説明する。なお、以降の説明において、上述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図7は、第2実施形態に係るオンラインフィッティングシステム200の全体構成図及びサーバ201の機能ブロック図である。
図8は、第2実施形態に係るサーバ201の提案処理部215に係る機能ブロック図である。
図9は、第2実施形態に係るオンラインフィッティングシステム200における3D計測機7を用いた木型277の計測例を示す図である。
図10は、第2実施形態に係るオンラインフィッティングシステム200における3D計測機7を用いた足の計測例を示す図である。
〔オンラインフィッティングシステム200〕
オンラインフィッティングシステム200は、ユーザが足の計測のために店舗に行き、足の計測後には、自宅等でオンラインを用いて足のサイズにあった靴を購入するためのシステムである。
図7に示すオンラインフィッティングシステム200は、サーバ201と、ユーザ端末5と、店舗端末6と、3D計測機7とを備える。店舗端末6と、3D計測機7とは、主にユーザと対面で接客し、靴を販売する実店舗に設けられる。また、店舗端末6と、3D計測機7とは、靴を製造及び/又は販売する店舗(実店舗でもオンライン上の店舗でもよい)に設けられてもよい。
〔サーバ201〕
サーバ201は、制御部210と、記憶部230と、データ通信IF39とを備える。
制御部210は、ユーザ処理部211と、店舗処理部214(木型計測値取得手段、計測値登録手段)と、提案処理部215と、評価処理部225とを備える。
ユーザ処理部211は、データ受付処理部213を備える。
データ受付処理部213は、3D計測機7から取得したユーザの足の計測値を、例えば、店舗端末6から受信する。そして、データ受付処理部213は、未登録のユーザであれば、ユーザIDを付与し、ユーザ記憶部232に計測値を登録する。また、データ受付処理部213は、登録済のユーザであれば、ユーザ記憶部232の当該ユーザのユーザIDに対応付けて、例えば、受信日と共に計測値を追加する。
店舗処理部214は、店舗端末6から靴の木型に関するデータを受信する。そして、店舗処理部14は、木型データを、木型を識別する木型IDに対応付けて木型データ記憶部234に登録する。なお、木型データ記憶部234は、当該木型で作製した靴の商品IDを対応付けて記憶してもよい。
提案処理部215は、図8に示すように、提案要求受付部16と、評価抽出部217(評価抽出手段)と、感覚推定部218(感覚推定手段)と、靴選定部220(着用物選定手段)と、適合率算出部21と、情報出力部222(情報出力手段)とを備える。
評価抽出部217は、ユーザ端末5から受け付けた靴に関する提案要求に含まれるユーザIDに基づいて、評価データ記憶部235(購入者評価記憶部)から当該ユーザIDに対応付けられた評価データを抽出する。
感覚推定部218は、評価抽出部217が抽出した評価データと、ユーザIDに対応する計測値と、評価データの評価対象の靴に関する靴データ記憶部33の靴データから得られる靴の仕様及びサイズとに基づいて、ユーザごとのサイズ感覚を推定する。
靴選定部220は、ユーザIDから得られる当該ユーザの足の計測値と、嗜好データとの他、感覚推定部218が推定したサイズ感覚に基づいて、靴データ記憶部33から靴データを選定する。また、靴選定部220は、ユーザIDから得られる当該ユーザの足の計測値と、嗜好データとの他、評価抽出部217が抽出した評価データにさらに基づいて、靴データ記憶部33から靴データを選定してもよい。
情報出力部222は、靴選定部220が選定した靴に関するデータを、ユーザ端末5に出力する。また、情報出力部222は、選定した靴データの評価データが評価データ記憶部235にある場合に、評価データを、靴に関するデータと共にユーザ端末5に出力してもよい。
図7の評価処理部225は、購入した靴に対する評価データに係る処理を行う。
評価処理部225は、評価受付部226(評価取得手段)と、評価登録部227(評価登録手段)とを備える。
評価受付部226は、情報出力部222による出力に対する、ユーザが購入した靴についての評価データを、ユーザ端末5から取得する。
評価登録部227は、評価受付部226が受け付けた評価データを、商品ID及びユーザIDに対応付けて評価データ記憶部235に登録する。
記憶部230は、プログラム記憶部231と、ユーザ記憶部232と、靴データ記憶部33と、木型データ記憶部234と、評価データ記憶部235とを備える。
プログラム記憶部231は、上述した制御部210が行う各種機能を実行するためのアプリケーションプログラムを記憶している。
ユーザ記憶部232は、ユーザIDに対応付けて、3D計測機7が計測した当該ユーザの足の計測値を記憶する。
木型データ記憶部234は、靴の木型データを記憶する記憶領域である。木型データ記憶部234は、木型IDに対応付けて、木型データを記憶する。木型データは、3D計測機7を用いて計測した木型の計測値である。
評価データ記憶部235は、靴を購入したユーザによる靴の評価データを記憶する記憶領域である。評価データ記憶部235は、商品IDと、ユーザIDと、評価データとを記憶する。評価データは、例えば、複数の項目に対する満足度や、ユーザのコメント等を含む。
〔3D計測機7〕
3D計測機7は、店舗に設置され、靴の計測以外に木型を計測して3Dのデータを生成することができる。また、3D計測機7は、ユーザと対面による接客をする店舗に設置され、ユーザの足を計測して3Dのデータを生成することができる。
図9に、木型277を計測する3D計測機7を示す。3D計測機7の挿入口7aに木型277を挿入することで、3D計測機7は、木型277を全方向からスキャニングしてスキャニングデータを生成できる。
また、3D計測機7の挿入口7aに足を片足ずつ挿入することで、3D計測機7は、ユーザの足を全方向からスキャニングしてスキャニングデータを生成し、計測値を得る。3D計測機7が取得したユーザの足の計測値は、店舗端末6に送信される。
図10は、3D計測機7で計測した結果を含むユーザの足の計測レポート281を示す。3D計測機7は、足のつま先の形や、圧力といった、様々な足の計測値を取得できる。
〔処理の説明〕
次に、ユーザによるユーザ端末5の操作に応じたサーバ201の処理について説明する。
図11は、第2実施形態に係るサーバ201のユーザ要求処理を示すフローチャートである。
図12は、第2実施形態に係るサーバ201の靴提案処理を示すフローチャートである。
図13は、第2実施形態に係るユーザ端末5での表示例を示す図である。
オンラインフィッティングサービスを利用したいユーザが、ユーザ端末5を用いてオンラインフィッティングサービスのWebサイト(図示せず)に接続し、Webサイトのメニュー画面(図示せず)からユーザの要求に対応した操作をする。そうすることで、図11のS211において、サーバ201の制御部210(提案要求受付部16、評価受付部226)は、ユーザ端末5からユーザIDを含むデータを受信する。
S212において、制御部210(提案要求受付部16)は、ユーザからの要求が靴の提案に関するものであるか否かを判断する。靴の提案に関する要求である場合(S212:YES)には、制御部210は、処理をS213に移す。他方、靴の提案に関する要求ではない場合(S212:NO)には、制御部210は、処理をS214に移す。
S213において、制御部210(提案処理部215)は、靴提案処理を行う。
ここで、靴提案処理について、図12に基づき説明する。
図12のS221及びS222の処理は、第1実施形態(図5)のS21及びS22の処理と同様である。
S223において、制御部210(評価抽出部217)は、評価データ記憶部235から自身の評価データを抽出する。
S224において、制御部210(感覚推定部218)は、抽出した評価データと、ユーザの足の計測値と、評価データに対応する靴データとを用いて、ユーザのサイズ感覚を推定する。
S225において、制御部210(靴選定部220)は、推定したサイズ感覚と、嗜好データとに基づいて、靴データ記憶部33から靴データを抽出する。
S226の処理は、第1実施形態(図5)のS24の処理と同様である。
S227において、制御部210は、抽出した靴データに対応する評価データを、評価データ記憶部235から抽出する。
S228において、制御部210は、ユーザ端末5に送信する靴提案画面を生成する。
図13は、靴提案画面262の例を示す。
靴提案画面262は、名称部262aと、評価部262bと、画像部262cと、価格部262dと、比較表示部262eとを含む。
名称部262a、画像部262c、価格部262dは、靴データから取得して編集したものである。
評価部262bは、推定したサイズ感覚に基づいて抽出した靴のサイズと、靴のフィット率とを編集したものである。また、評価部262bは、当該靴を評価した他のユーザの評価データを出力したものである。
比較表示部262eは、ユーザ自身の足の計測値と、靴データの計測値との比較をしたものである。
図12のS229において、制御部210(情報出力部222)は、生成した靴提案画面262をユーザ端末5に出力する。その後、制御部210は、本処理を終了する。
このように、第2実施形態のオンラインフィッティングシステム200によれば、以下のような効果がある。
(1)ユーザは、3D計測機7を用いて足を計測することで、3D計測機7による計測値をサーバ201が受信して登録する。よって、ユーザの足の計測値について、より精度の高い値を取得するので、靴の選定に正確な計測値を使用できる。
(2)サーバ201は、ユーザ自身の評価データを用いて、サイズ感覚を推定し、推定したサイズ感覚を用いて靴を選定するので、より履き心地のよいサイズの靴をユーザに提案できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
例えば、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。
また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他、汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザ等にプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図示しないリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザ等に提供される記録媒体等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
(変形形態)
(1)各実施形態では、ユーザは、オンラインフィッティングサービスを利用して自宅等から靴を選定するものを例に説明したが、これに限定されない。例えば、オンラインフィッティングサービスを実店舗で用いてもよい。店舗での利用方法の1つとして、店舗に気に入った靴がある場合に、その靴のサイズを、ユーザの足の計測値を用いて調べることができる。
図14は、変形形態に係るオンラインフィッティングサービスの利用例を説明するための図である。
図14は、店舗に設置された棚90を示し、棚90には、商品である靴91と、案内板92と、商品説明板93とが載置されている。
ユーザは、ユーザ端末5を用いて、気に入った靴91の商品説明板93にある二次元コードを読み取る。そうすることで、オンラインフィッティングシステムのサーバは、読み取った二次元コードから靴の商品IDを得る。そして、サーバの制御部は、靴データ記憶部を参照して商品IDから得られる靴データと、ユーザ端末5のユーザの足の計測値とからユーザの足に適するサイズを出力する。また、サーバの制御部は、履き心地に関する情報(フィット率等)を出力する。
そのようにすれば、ユーザは、例えば、店員にユーザの足のサイズに合った靴を持ってきてもらうことができる。また、無人店舗の場合であっても、ユーザの足のサイズに合った靴を購入できる。
(2)第1実施形態では、3D計測機で靴を計測し、第2実施形態では、3D計測機で木型を計測した。しかし、3D計測機で靴と、当該靴の木型との両方を計測してもよい。そのようにすれば、木型から得られる木型データのサイズと、靴から得られる靴データの内寸との差異の有無をデータとして得ることができる。そして、靴や木型から得られる計測値は、例えば、図示しない購買履歴と共に用いれば、例えば、売れている靴のサイズや木型を把握できる。そのため、在庫管理に用いれば、不要な在庫を減らせると共に、販売に力を入れるとよい靴を見出すことができる。
(3)各実施形態で取得したデータについては、様々な活用に使用できる。例えば、ユーザの足の計測値(サイズ)や嗜好データに基づいて、例えば、メニュー画面や提案画面等に広告を出力することができる。
また、ユーザの足の計測値を蓄積することで、同一ユーザの場合には、継続的な足の形の変化を捉えることができ、例えば、外反母趾といった疾病のヘルスケアに活かすことが可能になり、また、疾病を生じさせないような靴の提案を行うことができる。
(4)第2実施形態では、足の計測値を店舗端末から受信するものを例に説明したが、これに限定されない。例えば、店舗端末や、計測結果を示す計測レポートに、ユーザ端末が読取可能であり、足の計測値がデータ化された二次元コードを出力する。そして、ユーザ端末が二次元コードを読み取って、サーバに送信することで、サーバでは、ユーザの足の計測値を登録できる。
(5)第2実施形態では、自分の評価データを用いるものを例に説明したが、これに限定されない。他者の評価データを使用してもよい。例えば、初めて登録した場合等、自己の評価データの蓄積がなかったり、少なかったりした場合には、足の計測値が近似する他者の評価データを用いることで、自身の履き心地の向上を図ることができる。
(6)各実施形態では、嗜好データを用いてユーザの嗜好にあった靴を選定するものを例に説明したが、これに限定されない。嗜好データに加えて、例えば、ライフスタイルデータ等を用いてもよい。その場合には、ライフスタイルが近い他のユーザの購入情報を確認して提示することで、ライフスタイルも加味して靴の選定を行うことができる。
(7)各実施形態では、靴の購入のための提案を、ユーザが使用するユーザ端末を用いて行うものを例に説明したが、これに限定されない。ユーザ端末に代えて、例えば、無人店舗に備える端末を使用して、ユーザが提案を得てもよい。その場合、ユーザが無人店舗に備える端末を用いてWebサイトにログインすれば、ユーザ自身の端末以外であっても、同様に行うことができる。
(8)各実施形態では、靴に関するフィッティングサービスを例に説明したが、これに限定されない。例えば、服や装飾品等、ユーザが身に着ける着用物であっても同様に利用できる。例えば、服の場合には、身体計測データとして、ユーザの身体のうち、例えば、身長、胸囲、腹囲等の所定の箇所のサイズを計測して登録すればよい。
1,201 サーバ
5 ユーザ端末
6 店舗端末
7 3D計測機
10,210 制御部
11,211 ユーザ処理部
13,213 データ受付処理部
14,214 店舗処理部
15,215 提案処理部
16 提案要求受付部
20,220 靴選定部
21 適合率算出部
22,222 情報出力部
30,230 記憶部
31,231 プログラム記憶部
32,232 ユーザ記憶部
33 靴データ記憶部
61,262 靴提案画面
100,200 オンラインフィッティングシステム
217 評価抽出部
218 感覚推定部
225 評価処理部
226 評価受付部
227 評価登録部
234 木型データ記憶部
235 評価データ記憶部
281 計測レポート

Claims (11)

  1. ユーザの身体の少なくとも一部に関する計測値である身体計測データを、前記ユーザを識別するユーザ識別データに対応付けて記憶するユーザ記憶部と、
    着用物を識別する着用物識別データと、前記着用物識別データにより特定される前記着用物の仕様及びサイズとを記憶した着用物記憶部と、
    前記ユーザ識別データから得られる前記身体計測データと、前記ユーザの好みに係る嗜好データとに基づいて、前記着用物記憶部から前記着用物を選定する着用物選定手段と、
    前記着用物選定手段が選定した前記着用物に関するデータを出力する情報出力手段と、
    を備える、オンラインフィッティングシステム。
  2. 請求項1に記載のオンラインフィッティングシステムにおいて、
    前記着用物選定手段が選定した前記着用物の仕様及びサイズと、前記身体計測データとに基づいて前記着用物のフィット率を算出する比率算出手段を備え、
    前記情報出力手段は、前記比率算出手段が算出した前記フィット率をさらに出力する、オンラインフィッティングシステム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のオンラインフィッティングシステムにおいて、
    前記情報出力手段による出力に対する、前記ユーザが購入した前記着用物の評価データを取得する評価取得手段と、
    前記評価取得手段が取得した前記評価データを、前記着用物識別データ及び前記ユーザ識別データに対応付けて購入者評価記憶部に登録する評価登録手段と、
    を備える、オンラインフィッティングシステム。
  4. 請求項3に記載のオンラインフィッティングシステムにおいて、
    前記ユーザ識別データに基づいて前記購入者評価記憶部から前記ユーザ識別データに対応する前記評価データを抽出する評価抽出手段を備え、
    前記着用物選定手段は、前記評価抽出手段が抽出した前記評価データにさらに基づいて、前記着用物記憶部から前記着用物を選定する、オンラインフィッティングシステム。
  5. 請求項4に記載のオンラインフィッティングシステムにおいて、
    前記評価抽出手段が抽出した前記評価データと、前記身体計測データと、前記着用物識別データから得られる前記着用物の仕様及びサイズとに基づいて、前記ユーザごとのサイズ感覚を推定する感覚推定手段を備え、
    前記着用物選定手段は、前記感覚推定手段が推定した前記ユーザの前記サイズ感覚にさらに基づいて前記着用物を選定する、オンラインフィッティングシステム。
  6. 請求項4又は請求項5に記載のオンラインフィッティングシステムにおいて、
    前記評価抽出手段は、前記ユーザ識別データから得られる前記身体計測データが近似する他のユーザに係る前記評価データを、前記購入者評価記憶部から抽出する、オンラインフィッティングシステム。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載のオンラインフィッティングシステムにおいて、
    前記着用物記憶部は、前記着用物の素材に応じたパラメータをさらに記憶し、
    前記着用物選定手段は、前記着用物の素材に応じた前記パラメータにさらに基づいて、前記着用物記憶部から前記着用物を選定する、オンラインフィッティングシステム。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれかに記載のオンラインフィッティングシステムにおいて、
    前記着用物は、靴であり、
    前記身体計測データは、少なくとも足長、足幅及び足囲を含む、オンラインフィッティングシステム。
  9. 請求項8に記載のオンラインフィッティングシステムにおいて、
    前記靴の木型を計測した木型計測値を取得する木型計測値取得手段と、
    前記木型計測値取得手段が取得した前記木型計測値を、前記着用物記憶部の前記サイズとして登録する計測値登録手段と、
    を備え、
    前記着用物選定手段は、前記着用物記憶部の前記木型計測値をさらに用いて、前記着用物記憶部から前記着用物を選定する、オンラインフィッティングシステム。
  10. 請求項8又は請求項9に記載のオンラインフィッティングシステムにおいて、
    前記靴を計測した靴計測値を取得する靴計測値取得手段と、
    前記靴計測値取得手段が取得した前記靴計測値から前記靴の内寸を算出する内寸算出手段と、
    前記内寸算出手段が算出した前記内寸を、前記着用物記憶部の前記サイズとして登録する内寸登録手段と、
    を備え、
    前記着用物選定手段は、前記着用物記憶部の前記内寸をさらに用いて、前記着用物記憶部から前記着用物を選定する、オンラインフィッティングシステム。
  11. 請求項1から請求項10までのいずれかに記載のオンラインフィッティングシステムとしてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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