JP2022010508A - 電子機器 - Google Patents

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Takashi Yoshida
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Hideki Dobashi
晋作 渡辺
Shinsaku Watanabe
真吾 岩谷
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Abstract

【課題】一つの制御装置で複数の回転操作部材を制御することによって、操作性の良好な回転操作部材を有する、低コストかつ小型化された電子機器を提供する。【解決手段】電子機器は、本体部(110、111)と、前記本体部に回転可能に支持された回転部材(113)と、前記本体部と前記回転部材の間に配置された磁気粘性流体(116)と、前記磁気粘性流体に磁場を印加するための磁場発生部(120)とを備えた制御装置(100)を有する電子機器であって、複数の回転操作部材(21、22)と、前記複数の回転操作部材(21、22)に対して、前記制御装置の操作感を伝達するための操作感伝達部(51、52、53)とを有し、切り替え部材により前記操作感伝達部の伝達状態を変更することで、前記複数の回転操作部材のうち使用する回転操作部材を選択する。【選択図】図3

Description

本発明は、電子機器に関する。
近年、デジタルカメラなどの電子機器は小型化および品質の向上の両方が求められている。電子機器には、モードを変更したり、設定パラメータを変更したりするためのダイヤル、スライドレバーなどの操作部材が設けられている。ダイヤルなどの回転操作部材は摺動部にゴムなどの弾性部材や高粘度のグリスを使用することで、操作部材の回転トルクを適度に上げて感触良く回転できるようにしたものがある。また、バネなどを使用するクリック構造を取り入れることで設定パラメータを一つ変える度に一つのクリック感が得られるようにしたものもある。さらに、複数のダイヤルにおいて、各ダイヤルの用途に応じて、回転トルクを大きくしたり小さくしたり、クリック感を強くしたり弱くしたり、クリックのピッチを大きくしたり小さくしたり、操作感を最適化し、良好な操作性を提供している電子機器もある。どれも操作部材の操作感を向上させるために工夫されたもので、品質の向上を実現したものである。
このような操作部材の操作感を制御する装置として、MR流体(Magneto Rheological fluid、磁気粘性流体)を用いた操作感制御装置が提案されている。MR流体とは、油などの溶媒に鉄などの強磁性体粒子(直径1~10μm程度)を分散させた流体である。この流体に磁場を印加すると強磁性体粒子同士が鎖状に繋がることで、MR流体の粘度を上げることができるという性質を持つ。また、磁場が強くなると粘度も高くなるという性質もあるため、磁場の強弱をコントロールすることにより、MR流体の粘度をコントロールすることが可能となる。
MR流体を用いた操作感制御装置としてよく知られる構成としては、回転部材(ロータ)の周りの空間をMR流体で充填しておき、近傍に磁場を発生させるためのコイルを配置する。コイルに流す電流を変えることによって、MR流体に印加される磁場を変化させて、MR流体の粘度を変化させる。これによって、回転部材の回転トルクを変化させるというもので、この回転部材にダイヤルなどの回転操作部材を接続することで、回転操作の感触を自由に変えることができるというものである。
このような操作感制御装置を各操作部材の操作に合わせてそれぞれ配置することで、複数の操作部材の操作感を制御するものが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2017-167603号公報
しかしながら、電子機器に設けられている複数の回転操作部材に対して、回転操作部材ごとにMR流体を用いた操作感制御装置を配置すると、電子機器が大型化してしまい、コストも高くなってしまう。
そこで、本発明は、一つの制御装置で複数の回転操作部材を制御することによって、操作性の良好な回転操作部材を有する、低コストかつ小型化された電子機器を提供する。
本発明の一側面としての電子機器は、本体部と、前記本体部に回転可能に支持された回転部材と、前記本体部と前記回転部材の間に配置された磁気粘性流体と、前記磁気粘性流体に磁場を印加するための磁場発生部とを備えた制御装置を有する電子機器であって、複数の回転操作部材と、前記複数の回転操作部材に対して、前記制御装置の操作感を伝達するための操作感伝達部とを有し、切り替え部材により前記操作感伝達部の伝達状態を変更することで、前記複数の回転操作部材のうち使用する回転操作部材を選択することを特徴とする。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、一つの制御装置で複数の回転操作部材を制御することによって、操作性の良好な回転操作部材を有する、低コストかつ小型化された電子機器を提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態である電子機器の操作部の斜視図および上面図である。 本発明の第1の実施形態である電子機器の操作部の分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態である電子機器の操作部の詳細図である。 MR流体にかかる磁力とMR流体のせん断応力の関係を示す模式図である。 従来例を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態である電子機器の操作部の斜視図である。 本発明の第2の実施形態である電子機器の操作部の分解斜視図である。 本発明の第3の実施形態である電子機器の操作部の斜視図および上面図である。 本発明の第3の実施形態である電子機器の操作部の分解斜視図である。 本発明の第3の実施形態である電子機器の操作部の詳細図である。
以下、本発明に関する実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の実施形態である電子機器の回転操作部材21、22を含む操作部1を示し、図1(a)は斜視図で、図1(b)は上面図である。本実施形態においては操作部1が電子機器の上面に配置された場合を説明するが、実際の電子機器においては、それ以外の側面や背面など、どの面に操作部1が配置されても良い。外装カバー10には回転操作部材21、22が横に並んで配置されている。回転操作部材21、22の回転軸は、どちらも外装カバー10に対して垂直である。すなわち、回転操作部材21、22は、同方向の回転軸をもつ。また、回転操作部材21、22は、並んで配置されていることから、回転操作部材21、22の回転軸は同軸ではなく異軸である。つまり、回転操作部材21、22の回転軸は同方向異軸である。外装カバー10に関して、説明しやすくするために、側壁などは省略して図示する。
図2は、操作部1の分解斜視図である。これを用いて操作部1の構成について説明する。まず、回転操作部材21、22の周辺構成について説明する。外装カバー10には円形状の開口10a、10bが設けられている。この開口10a、10bに対して、外装カバー10の外側から回転操作部材21、22の軸部を挿通する。外装カバー10の内側より回転操作部材21、22の軸部に対して、副伝達部材としての伝達部材51、52を嵌め合わせ、ビス59a、59bで締結する。伝達部材51、52は回転操作部材21、22と一体的に可動し、外装カバー10に対して回転操作部材21、22は回転可能に保持される。
次に、MR流体を用いた制御装置としての操作感制御装置100の周辺構成について説明する。主伝達部材としての伝達部材53は操作感制御装置100の回転軸部に対して、一体的に可動し回転可能にビス59cで締結される。操作感制御装置100および操作感制御装置100の回転軸部については図3を用いて詳細を後述する。伝達部材53には、不図示の両面テープや接着剤などによりスケール73が固定されており、一体的に可動する。スケール73に対向する位置に光センサ72を実装した電子回路基板71が操作感制御装置100の本体部に固定されている。
検知部(検知手段)70は、電子回路基板71、光センサ72、スケール73にて構成されている。光センサ72の発光部より発光された光がスケール73のパターン面に反射され、光センサ72の受光部で受光される。回転移動しているスケール73のパターンの違いを読み取ることによって、スケール73の回転方向および回転角度(回転位置)を検知することができる。なお、本実施形態においては、スケール73が固定されている伝達部材53の回転方向および回転角度を検知し、伝達部材51、52を介して、最終的に回転操作部材21、22の回転方向および回転角度を算出する構成としている。伝達部材51、52、もしくは、回転操作部材21、22の回転方向および回転角度を直接検知する構成としても良い。
切り替え部材31は操作感制御装置100に対してビス39a、39bで固定され、切り替え部材31の切り替え操作部31aが外装カバー10の開口10cより突出している。切り替え操作部31aを外装カバー10に対して左右にスライドさせると、操作感制御装置100も外装カバー100に対して左右に移動させることが可能に構成されている。この時、切り替え操作部31aの操作に応じて、伝達部材53は、伝達部材51または伝達部材52のどちらかと連結される。
操作感伝達部50は伝達部材51、52、53にて構成されている。伝達部材51、52、53の外周には連結部51a、52a、53aが設けられている。伝達部材53は操作感制御装置100の回転軸部に対して一体的に可動するため、操作感制御装置100から伝達部材53へ直接操作感が伝わる。切り替え操作部31aの操作に応じて伝達部材53が伝達部材51、52のどちらかと連結している時、伝達部材51もしくは52を介して回転操作部材21もしくは22へ操作感制御装置100の操作感を伝達することが可能となる。
図3を用いて、操作部1および操作感制御装置100の詳細について説明する。図3(a)は図1(b)に示す操作部1の断面図であり、切り替え操作部31aを回転操作部材21の方向へスライドさせた状態を示す。図3(b)は図1(b)に示す操作部1の断面図であり、切り替え操作部31aを回転操作部材22の方向へスライドさせた状態を示す。図3(a)と図3(b)は基本的に同様な構成であるため、図3(b)では違いのみを説明し、詳細は省略する。MR流体116を用いた操作感制御装置100について詳細の説明をする。操作感制御装置100の本体部は上ケース110と下ケース111から構成され、回転可能に支持されたロータ(回転部材)113を備えている。ロータ113はディスク部113aと軸部113bで構成されている。軸部113bには伝達部材53がビス59cで締結される。上ケース110と軸部113bの間にはO-リング114が配置される。上ケース110と下ケース111の間にはO-リング115が配置される。上ケース110と下ケース111で囲まれた内側で、ロータ113のディスク部113aの周辺部には隙間が設けられている。この隙間にMR流体116が充填されている。MR流体116を操作感制御装置100内に封止するために、O-リング114、115は配置されている。蓋部材112で下ケース111の孔を塞ぐことによって、MR流体116は操作感制御装置100内に完全に封止される。ディスク部113aおよび上ケース110の外側にはコイル(磁場発生部)120が配置されている。コイル120の両端部121が不図示の回路基板に電気的に接続される。コイル120に電流を流すと磁場Mが発生する。ディスク部113aの周辺部に充填されているMR流体116は磁場Mによる影響を受けてMR流体116の粘度が上がり、ロータ113が回転する際に、ディスク部113aとMR流体116の間で粘性抵抗を生じさせる。さらに、コイル120に流す電流値を上げてより強い磁場Mを発生させるとMR流体116の粘度も上がる。つまり、コイル120に流す電流値を変えることで、ロータ113の回転トルクを変化させることができる。
図4は、MR流体116にかかる磁力とMR流体116のせん断応力の関係を示す模式図である。コイル120にある電流を流した際の磁力をT1とすると、MR流体116のせん断応力がσ1となる。さらに、コイル120に流す電流を上げると磁力T1よりも高い磁力T2が生じ、MR流体116のせん断応力がσ1よりも高いσ2となることを示している。
また、操作感制御装置100による操作感の変化についてであるが、コイル120に一定の電流を流し続けるとMR流体116は一定の粘度となるため、ロータ113は一定の回転トルクとなる。一方で、コイル120に矩形波やパルス波など電流値が変化する電流を流すと、ロータ113を回転する際にトルク変化が得られるようになる。変化する電流は、時間変化によるものであっても良い。もしくは、検知部70よりフィードバックされる伝達部材53の回転角度、つまり、回転操作部材21、22の回転角度によるものであっても良い。このように、MR流体116を用いた操作感制御装置100を用いることによって、回転操作部材21、22の操作性を良好にすることが可能である。
図3(a)のように、伝達部材53が伝達部材51と連結している場合は、ロータ113の操作感を伝達部材51へ伝えることができる。すなわち、ロータ113の操作感を回転操作部材21へ伝達することが可能である。図3(b)のように、伝達部材53が伝達部材52と連結している場合は、ロータ113の操作感を伝達部材52へ伝えることができる。すなわち、ロータ113の操作感を回転操作部材22へ伝達することが可能である。伝達部材51、52、53の構成は、例えば、平歯車のような構成であっても良い。もしくは、摩擦車のような構成であっても良い。操作感を伝達することが可能であれば、このような限りでない。
図5は従来の構成の模式図である。外装カバー210に対して、回転操作部材221、222が配置されている。操作感制御装置201、202が各回転操作部材221、222に対して、直接取り付けられている。この場合、複数の操作感制御装置201、202を必要とするため、電子機器が大型化してしまう。また、コストも高くなってしまう。本実施形態においては、操作感制御装置100を一つだけ使用し、切り替え機構を設け、操作感伝達部50の伝達状態を変更することにより、使用する回転操作部材を選択し、最小限のスペース、最小限のコストで、操作性の良好な複数の回転操作部材21、22の構成が可能となる。
以上説明してきたように、本実施形態の構成によれば、一つの操作感制御装置100で複数の回転操作部材21、22を制御することによって、操作性の良好な回転操作部材21、22を有する、低コストかつ小型化された電子機器を提供することが可能となる。
<第2の実施形態>
図6(a)は、本発明の実施形態である電子機器の回転操作部材21、25を含む操作部2の斜視図である。第1の実施形態と同じ構成部分については説明を省略し、異なる構成部分について詳細に説明する。また、同一符号のものは、同一の作用を果たすものとする。
外装カバー11には回転操作部材21、25が配置されている。回転操作部材21の回転軸は、外装カバー11に対して垂直である。回転操作部材25の回転軸は、外装カバー11に対して平行である。すなわち、回転操作部材21、25の回転軸は、異方向異軸である。また、切り替え操作部31aは外装カバー11の開口10cから突出しており、回転操作部材21方向もしくは回転操作部材25方向へスライド操作可能である。外装カバー11に関して説明しやすくするために、側壁などは省略して図示する。
図7は外装カバー11の内側から見た操作部2の分解斜視図である。これを用いて操作部2の構成について説明する。まず、回転操作部材21の周辺構成は第1の実施形態と同じ構成なので、回転操作部材25の周辺の構成について説明する。外装カバー11には開口11d、および、外装カバー11の内側には溝11eが設けられている。外装カバー11の内側から、溝11eに回転操作部材25の軸部25bを嵌め合わせ、回転操作部材25の外周面25aを開口11dより突出させる。外装カバー11の内側から回転操作部材25の軸部25bを保持部材28で覆い、ビス29a、29bで保持部材28を外装カバー11の内側に形成されているボス11a、11bに締結する。回転操作部材25は外装カバー11に対して回転可能に保持される。さらに、回転操作部材25の軸部25bには伝達部材55が一体的に形成されている。伝達部材55には連結部55aが設けられている。第2の実施形態においては、回転操作部材25と伝達部材55は一体的に形成されているが、別体の構成でも良い。また、回転操作部材25の周辺の構成について説明したが、1つの例を示しており、回転操作部材25が回転可能に保持されていれば、この限りではない。操作感制御装置100には、第1の実施形態と同様に、切り替え部材31、伝達部材53、検知部70、などが構成されている。
図6(b)は、図6(a)における副伝達部材としての伝達部材51、55、主伝達部材としての伝達部材53により構成される操作感伝達部50を示す斜視図である。切り替え操作部31aを回転操作部材25の方向へスライドさせた状態を示している。伝達部材51、53、55の外周には、連結部51a、53a、55aが設けられている。また、伝達部材53の外周上面には、連結部53bが設けられている。回転軸が同方向である伝達部材51と53が連結する場合は、連結部51aと53aが連結する。回転軸が直交する伝達部材53と55が連結する場合は、連結部53bと55aが連結する。連結部53bと連結部55aの構成は、例えば、傘歯車のような構成であっても良い。もしくは、摩擦車のような構成であっても良い。操作感を伝達することが可能であれば、このような限りではない。
切り替え部材31と共に、操作感制御装置100および伝達部材53もスライド移動し、伝達部材53と伝達部材55が連結状態となり、つまり、伝達部材53の連結部53bと伝達部材55の連結部55aが連結状態となる。この時、回転軸の方向を別の方向へ変えることが可能である。つまり、一つの操作感制御装置100を用いて、複数で異なる回転軸をもつ回転操作部材21、25の操作感を制御することが可能である。
本実施形態においては、回転操作部材21と25が、異方向の回転軸をもっていても、操作感制御装置100を一つだけ使用し、切り替え機構を設け、操作感伝達部50の伝達状態を変更することにより、使用する回転操作部材を選択し、最小限のスペース、最小限のコストで、操作性の良好な複数の回転操作部材21、25の構成が可能となる。
以上説明してきたように、本実施形態の構成によれば、一つの操作感制御装置100で複数の回転操作部材21、25を制御することによって、操作性の良好な回転操作部材21、25を有する、低コストかつ小型化された電子機器を提供することが可能となる。
<第3の実施形態>
図8は、本発明の実施形態である電子機器の回転操作部材26、27を含む操作部3を示し、図8(a)は斜視図で、図8(b)は上面図である。本実施形態においては操作部3を電子機器の上面に配置した場合を説明するが、実際の電子機器においては、それ以外の側面や背面など、どの面において操作部3を配置しても良い。第1の実施形態と同じ構成部分については説明を省略し、異なる構成部分について詳細に説明する。また、同一符号のものは、同一の作用を果たすものとする。
外装カバー12には回転操作部材26、27が縦に並んで配置されている。回転操作部材26、27の回転軸は、どちらも外装カバー12に対して垂直である。すなわち、回転操作部材26、27の回転軸は、同方向同軸である。また、外装カバー12には、開口12cが設けられている。開口12cから切り替え操作部33aが突出している。外装カバー12に関して、説明しやすくするために、側壁などは省略して図示する。
図9は、操作部3の分解斜視図である。これを用いて操作部3の構成について説明する。まず、回転操作部材26、27の周辺構成について説明する。外装カバー12の外側には、円形状の凹部12aが設けられ、凹部12aの底面には円形状の開口12dが設けられている。回転操作部材27の軸部27bは、外装カバー12の外側から凹部12aに挿入される。回転操作部材27には、開口27aが設けられており、回転操作部材26の軸部26bは、外装カバー12の外側から回転操作部材27の開口27aおよび外装カバー12の開口12dに対して挿通される。外装カバー12の内側より回転操作部材26の軸部26bに対して伝達部材56を嵌め合わせ、ビス59dで締結する。伝達部材56は、回転操作部材26と一体的に可動し、外装カバー12に対して回転操作部材26は回転可能に保持される。また、回転操作部材27は、外装カバー12と回転操作部材26の間に保持され、外装カバー12に対して回転可能である。
次に、操作感伝達部50の切り替え機構に関して説明する。本実施例において、操作感伝達部50は、副伝達部材としての伝達部材56、57と主伝達部材としての伝達部材53及び中間部材61、62にて構成されている。切り替え部材33はコの字形状をしており、上面には切り替え操作部33aが設けられており、また、上面および下面には、開口33bが設けられている。切り替え操作部33aは、外装カバー12の開口12cより突出している。中間部材61、62には、外周に連結部61a、62aが設けられ、中心部に円形状の開口61b、62bが設けられている。中間部材61、62は、切り替え部材33のコの字の内側へ配置され、中間部材61、62の回転軸となるシャフト63が、切り替え部材33の開口33b、中間部材61、62の開口61b、62bに挿通される。シャフト63と中間部材61、62は、圧入などにより一体的に可動するよう構成されている。切り替え部材33に対しては、回転可能に保持されている。保持方法に関しては不図示であるが、シャフト63端部に対するカシメ構成や、シャフトの両端をEリングで固定するなど、様々な方法がある。シャフト63および中間部材61、62が回転可能に保持されればその限りでない。操作感制御装置100周辺の構造に関しては、第1の実施形態と同様のため、説明を省略する。
図10を用いて操作部3の操作感伝達部50の切り替え機構について詳細に説明する。図10(a)は図8(b)に示す操作部3の断面図であり、切り替え操作部33aを外装カバー12に対して、押し込んだ状態を示す。図10(b)は図8(b)に示す操作部3の断面図であり、切り替え操作部33aを外装カバー12に対して、引き上げた状態を示す。図10(a)と図10(b)は基本的に同様な構成であるため、図10(b)では違いのみを説明し、詳細は省略する。
図10(a)のように、切り替え操作部33aが外装カバー12に対して押し込まれている時には、操作感制御装置100の操作感を伝える伝達部材53の連結部53aと中間部材62の連結部62aが連結しており、中間部材62と一体的に回転する中間部材61の連結部61aは伝達部材56の連結部56aと連結している。伝達部材56は回転操作部材26と一体的に回転するので、回転操作部材26の操作感が制御されている状態である。図10(b)の切り替え操作部33aが外装カバー12に対して引き上げられている時には、操作感制御装置100の操作感を伝える伝達部材53と中間部材62が連結しており、中間部材62と一体的に回転する中間部材61は伝達部材57と連結している。外装カバー12の凹部12aには、切り欠き部12eが設けられているため、中間部材61と伝達部材57は連結することが可能である。伝達部材57は回転操作部材27の軸部27bと一体的に構成されているため、回転操作部材27の操作感が制御されている状態である。つまり、第1の実施形態と異なり、操作感制御装置100は固定されており、切り替え部材33とともに中間部材61、62を動かすことによって、中間部材61が伝達部材56、57のどちらかと連結している時、伝達部材56もしくは57を介して回転操作部材26もしくは27へ操作感制御装置100の操作感を伝達することが可能となる。 伝達部材53、56、57、中間部材61、62の構成は、例えば、平歯車のような構成であっても良い。もしくは、摩擦車のような構成であっても良い。操作感を伝達することが可能であれば、このような限りでない。
第3の実施形態では、中間部材61、62は別体の構成としたが、一体の構成であっても良い。中間部材61、62が一体構成の場合は、シャフト63と一体に回転する必要はないので、圧入構成とする必要もない。
本実施形態においては、操作感制御装置100を一つだけ使用し、切り替え機構を設け、操作感伝達部53,56,57,61,62の伝達状態を変更することにより、使用する回転操作部材を選択し、最小限のスペース、最小限のコストで、操作性の良好な複数の回転操作部材26,27の構成が可能となる。
以上説明してきたように、本実施形態の構成によれば、一つの操作感制御装置100で複数の回転操作部材26,27を制御することによって、操作性の良好な回転操作部材26,27を有する、低コストかつ小型化された電子機器を提供することが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 制御装置
21,22,25,26,27 回転操作部材
50 操作感伝達部

Claims (13)

  1. 本体部と、前記本体部に回転可能に支持された回転部材と、前記本体部と前記回転部材の間に配置された磁気粘性流体と、前記磁気粘性流体に磁場を印加するための磁場発生部とを備えた制御装置を有する電子機器であって、
    複数の回転操作部材と、
    前記複数の回転操作部材に対して、前記制御装置の操作感を伝達するための操作感伝達部とを有し、
    切り替え部材により前記操作感伝達部の伝達状態を変更することで、前記複数の回転操作部材のうち使用する回転操作部材を選択することを特徴とする電子機器。
  2. 前記操作感伝達部の前記伝達状態を変更するための前記切り替え部材を更に有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記切り替え部材を移動させることで前記操作感伝達部の前記伝達状態を変更することを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記複数の回転操作部材または前記操作感伝達部の回転位置および回転方向を検知する検知手段を更に有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 前記複数の回転操作部材の回転軸は、同方向異軸であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電子機器。
  6. 前記複数の回転操作部材の回転軸は、異方向異軸であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電子機器。
  7. 前記複数の回転操作部材の回転軸は、同方向同軸であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の電子機器。
  8. 前記操作感伝達部は、前記回転部材と一体的に回転可能な主伝達部材と、前記複数の回転操作部材のそれぞれに対して設けられ、前記複数の回転操作部材のそれぞれと一体的に回転可能な複数の副伝達部材とからなることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の電子機器。
  9. 前記主伝達部材が前記複数の副伝達部材のいずれかと連結するように移動することで、前記操作感伝達部の前記伝達状態を変更することを特徴とする請求項8に記載の電子機器。
  10. 前記切り替え部材の移動により前記主伝達部材が前記複数の副伝達部材のいずれかと連結するように移動することで、前記操作感伝達部の前記伝達状態を変更することを特徴とする請求項9に記載の電子機器。
  11. 前記操作感伝達部は、前記回転部材と一体的に回転可能な主伝達部材と、前記複数の回転操作部材のそれぞれに対して設けられ、前記複数の回転操作部材のそれぞれと一体的に回転可能な複数の副伝達部材と、前記主伝達部材と連結している中間部材とからなることを特徴とする請求項1から4、7のいずれか一項に記載の電子機器。
  12. 前記中間部材が前記複数の副伝達部材のいずれかと連結するように移動することで、前記操作感伝達部の前記伝達状態を変更することを特徴とする請求項11に記載の電子機器。
  13. 前記中間部材は前記切り替え部材に固定して配置されており、
    前記切り替え部材の移動により前記中間部材が前記複数の副伝達部材のいずれかと連結するように移動することで、前記操作感伝達部の前記伝達状態を変更することを特徴とする請求項12に記載の電子機器。
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