以下、図面を参照して、実施形態に係るサーバ装置及びプログラムについて詳細に説明する。以下に説明する実施形態は、サーバ装置及びプログラムの一実施形態であって、その構成や仕様等を限定するものではない。
図1は、実施形態に係る配信システム1の一例を示す説明図である。配信システム1は、配信サーバ10と、ユーザ端末20と、店舗システム30とを備える。配信サーバ10と、ユーザ端末20と、店舗システム30とは、インターネットやVPN(Virtual Private Network)等の配信ネットワーク40を介して接続されている。
配信サーバ10は、本実施形態のサーバ装置に対応する。配信サーバ10は、レシートに付加する広告等の付加情報を、店舗システム30(後述する店舗サーバ50)の各々に配信する。なお、配信サーバ10は、一台のサーバ装置に限らず、複数台のサーバ装置群であってもよい。配信サーバ10がサーバ装置群である場合には、配信サーバ10が備えている機能を各サーバ装置で分散していてもよい。さらに、配信サーバ10がサーバ装置群である場合には、配信サーバ10が記憶している各種情報を各サーバ装置で分散して記憶していてもよい。
ユーザ端末20は、店舗システム30の管理者等が使用するパーソナルコンピュータやスマートフォン等の情報処理装置である。
店舗システム30は、スーパーマーケット等の小売店の店舗に構築されたシステムである。店舗システム30は、店舗サーバ50と、発行装置60とを備える。店舗サーバ50と、発行装置60とは、VPN等の店舗ネットワーク70を介して接続されている。
店舗サーバ50は、店舗システム30に属する発行装置60を管理するパーソナルコンピュータ等である。
発行装置60は、一取引に係る取引内容が印刷された印刷物(レシート)を発行する装置である。発行装置60は、例えば、POS(Point Of Sales)端末、店舗において顧客等に各種情報を提供するキオスク端末、レシートを印刷するレシートプリンタ、顧客自身が商品読取を実施するセルフPOS端末、商品の重量の計量と計量値に応じた価格のレシートを発行する計量装置等である。
発行装置60は、一取引に係る販売対象の商品やサービス等を登録する。そして、発行装置60は、登録した商品やサービス等の合計価格等の一取引に係る取引内容が印刷されたレシートを発行する。その際、発行装置60は、広告等の付加情報をレシートに付加することが設定されていることを条件に、その付加情報を付加したレシートを発行する。
次に、配信システム1が有する各種装置のハードウェア構成について説明する。
図2は、配信サーバ10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。配信サーバ10は、制御部101と、記憶部102と、通信インタフェース103と、表示部104と、操作部105とを備える。制御部101と、記憶部102と、通信インタフェース103と、表示部104と、操作部105とは、システムバス106を介して相互に接続している。
制御部101は、配信サーバ10の全体の動作を制御し、配信サーバ10が有する各種の機能を実現する。制御部101は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)とを備える。CPUは、配信サーバ10の動作を統括的に制御する。ROMは、各種プログラムやデータを記憶する記憶媒体である。RAMは、各種プログラムを一時的に記憶したり、各種データを書き換えたりする記憶媒体である。そして、CPUは、RAMをワークエリア(作業領域)としてROM又は記憶部102等に格納されたプログラムを実行する。
記憶部102は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの記憶装置である。記憶部102は、制御プログラム107と、店舗テーブル108と、発行装置テーブル109と、付加情報テーブル110と、付加予定テーブル111と、発行実績テーブル112とを記憶する。なお、店舗テーブル108と、発行装置テーブル109と、付加情報テーブル110と、付加予定テーブル111と、発行実績テーブル112とは、配信サーバ10に限らず、他のサーバ装置等が記憶していてもよい。
制御プログラム107は、オペレーティングシステムや、配信サーバ10が備えている機能を実現させるためのプログラムである。そして、制御プログラム107には、本実施形態に係る特徴的な機能を実現させるためのプログラムが含まれる。
店舗テーブル108は、各店舗に関する情報を記憶する。図3は、店舗テーブル108のデータ構成の一例を示す説明図である。図3に示すように、店舗テーブル108は、店舗コードと、企業コードと、店舗属性と、店舗サーバコードと、一又は複数の発行装置コードとを関連付けて記憶する。店舗コードは、店舗を識別可能な識別情報である。企業コードは、店舗を経営する企業を識別可能な識別情報である。店舗属性は、店舗の属性を示す情報である。例えば、店舗属性は、所在地や、業種業態等である。所在地は、店舗が存在する場所を示す情報である。例えば、所在地は、店舗の住所である。業種業態は、店舗の業種や業態を示す情報である。例えば、業種業態は、スーパーマーケットや、コンビニエンスストアや、食料品小売や、飲食業等である。なお、店舗テーブル108は、店舗属性として、所在地や、業種業態等に限らず、店舗の他の属性について記憶していてもよい。店舗サーバコードは、店舗に設置されている店舗サーバ50を識別可能な識別情報である。発行装置コードは、各店舗に設置された発行装置60の各々を識別可能な識別情報である。
発行装置テーブル109は、発行装置60に関する情報を記憶する。図4は、発行装置テーブル109のデータ構成の一例を示す説明図である。図4に示すように、発行装置テーブル109は、発行装置コードと、装置種別と、メーカーコードと、機種コードと、バージョンと、印刷仕様とを関連付けて記憶する。
発行装置コードは、発行装置60を識別可能な識別情報である。装置種別は、発行装置60の種別である。例えば、装置種別は、POS端末、キオスク端末、レシートプリンタ、セルフPOS端末、レシートを発行する計量装置等である。メーカーコードは、発行装置60を製造した企業を示す情報である。機種コードは、発行装置60の機種を識別可能な識別情報である。バージョンは、発行装置60の変更の段階を示す情報である。印刷仕様は、サイズや解像度等である。サイズは、レシートにおける付加情報を印刷可能な領域の大きさを示す情報である。すなわち、サイズは、印刷可能な領域の縦方向と、横方向との大きさを示す情報である。解像度は、付加情報を印刷する場合に求められるドットの密度である。なお、発行装置テーブル109は、印刷仕様として、サイズや解像度に限らず、他の印刷仕様について記憶していてもよい。また、本実施形態は、発行装置テーブル109が印刷仕様を記憶している。また、印刷仕様は、発行装置テーブル109に限らず、他のデータテーブルに記憶されていてもよい。
付加情報テーブル110は、配信の対象となる付加情報を記憶・管理する。図5は、付加情報テーブル110のデータ構成の一例を示す説明図である。図5に示すように、付加情報テーブル110は、付加情報コードと、仕様別コードと、付加情報と、印刷仕様とを関連付けて記憶する。付加情報コードは、付加情報の各々を識別可能な識別情報である。
ここで、発行装置60は、各々が備える印刷仕様により印刷可能な付加情報も異なっている。そこで、付加情報テーブル110は、一つの付加情報コードに対して印刷仕様の異なる複数の付加情報を記憶している。さらに詳しくは、付加情報テーブル110は、例えば、レシートに印刷される内容は同一ではあるが印刷仕様の異なる複数の付加情報を記憶していてもよいし、同一商品の広告ではあるが広告の文言や画像がことなる異なる複数の付加情報を記憶していてもよい。そして、仕様別コードは、印刷仕様ごとの付加情報の各々を識別可能な識別情報である。
付加情報は、付加情報の実体である。付加情報は、画像データであってもよいし、文字データであってもよい。付加情報の内容は、限定されず如何なる内容であってもよい。例えば、付加情報の内容は、広告であってもよいし、クーポンであってもよいし、4コマ漫画等であってもよい。印刷仕様は、付加情報を付加して印刷するために求められる発行装置60の印刷仕様である。更に詳しくは、印刷仕様は、サイズや解像度等である。サイズは、レシートに印刷した付加情報の領域の大きさを示す情報である。すなわち、サイズは、レシートに印刷した付加情報の縦方向と、横方向との大きさを示す情報である。解像度は、付加情報を印刷する場合に求められるドットの密度である。なお、付加情報テーブル110は、印刷仕様として、サイズや解像度に限らず、付加情報の他の印刷仕様について記憶していてもよい。
付加予定テーブル111は、各店舗においてレシートに付加情報を付加するスケジュール等を記憶する。図6は、付加予定テーブル111のデータ構成の一例を示す説明図である。図6に示すように、付加予定テーブル111は、年月日と、時間帯と、装置種別と、付加条件と、付加情報コードとを関連付けて記憶する。年月日は、付加情報を付加する年月日を示す情報である。時間帯は、付加情報を付加する時間帯を示す情報である。装置種別は、発行装置60の種別である。例えば、装置種別は、POS端末や、キオスク端末や、レシートプリンタや、セルフPOS端末や、レシートを発行する計量装置等である。また、装置種別には、特定の種別の装置を指定しないことを設定してもよい。付加条件は、付加情報を付加する条件である。付加条件には、任意の条件を設定することができる。例えば、付加条件は、性別や年代等の顧客の属性等である。また、付加条件は、一取引において購入された商品や、購入個数や、合計金額等であってもよい。付加条件に商品を設定した場合には、特定の商品を購入したことを条件に、付加情報が付加される。付加条件に購入個数や合計金額を設定した場合には、購入した商品個数や合計金額が閾値以上であることを条件に、付加情報が付加される。また、付加条件は、特定の団体等の会員であることであってもよい。付加条件に会員であることを設定した場合には、会員証の会員コード等を提示したことを条件に、付加情報が付加される。また、付加条件は、一種類に限らず、複数種類であってもよい。付加情報コードは、付加情報を付加する年月日の時間帯に発行されるレシートについて付加条件が満たされたことを条件にレシートに付加する付加情報を示す情報である。
発行実績テーブル112は、付加情報が付加されたレシートの発行実績を店舗ごとに記憶する。図7は、発行実績テーブル112のデータ構成の一例を示す説明図である。図7に示すように、発行実績テーブル112は、取引コードと、発行日時と、店舗コードと、詳細付加情報とを関連付けて記憶する。取引コードは、取引の各々を識別可能な識別情報である。すなわち、取引コードは、レシートの各々を識別可能な識別情報である。発行日時は、レシートが発行された日時を示す情報である。店舗コードは、レシートを発行した発行装置60を備える店舗を示す店舗コードである。詳細付加情報は、レシートに付加して発行された付加情報についての詳細を示した情報である。詳細付加情報は、付加情報コードと、付加位置と、長さとを関連付けて記憶する。付加情報コードは、レシートに付加された付加情報を示す付加情報コードである。付加位置は、レシートに付加された付加情報の位置を示す情報である。長さは、レシートにおける付加情報が印刷された部分の長さである。
通信インタフェース103は、配信ネットワーク40等に接続された装置と通信するためのインタフェースである。
表示部104は、例えば、液晶表示装置(LCD)である。なお、表示部104は、液晶表示装置に限らず、有機EL表示装置等であってもよい。
操作部105は、キーボードや、マウス等の入力装置である。操作部105は、配信サーバ10に対する操作を受け付ける。
図8は、ユーザ端末20のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。ユーザ端末20は、制御部201と、記憶部202と、通信インタフェース203と、表示部204と、操作部205とを備える。制御部201と、記憶部202と、通信インタフェース203と、表示部204と、操作部205とは、システムバス206を介して相互に接続している。
制御部201は、ユーザ端末20の全体の動作を制御し、ユーザ端末20が有する各種の機能を実現する。制御部201は、CPUと、ROMと、RAMとを備える。CPUは、ユーザ端末20の動作を統括的に制御する。ROMは、各種プログラムやデータを記憶する記憶媒体である。RAMは、各種プログラムを一時的に記憶したり、各種データを書き換えたりする記憶媒体である。そして、CPUは、RAMをワークエリア(作業領域)としてROM又は記憶部202等に格納されたプログラムを実行する。
記憶部202は、HDDやSSDなどの記憶装置である。記憶部202は、制御プログラム207を記憶する。制御プログラム207は、オペレーティングシステムや、ユーザ端末20が備えている機能を実現させるためのプログラムである。そして、制御プログラム207には、本実施形態に係る特徴的な機能を実現させるためのプログラムが含まれる。
通信インタフェース203は、配信ネットワーク40等に接続された装置と通信するためのインタフェースである。
表示部204は、例えば、液晶表示装置(LCD)である。なお、表示部204は、液晶表示装置に限らず、有機EL表示装置等であってもよい。
操作部205は、キーボードや、マウス等の入力装置である。操作部205は、ユーザ端末20に対する操作を受け付ける。
図9は、店舗サーバ50のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。店舗サーバ50は、制御部501と、記憶部502と、通信インタフェース503と、表示部504と、操作部505とを備える。制御部501と、記憶部502と、通信インタフェース503と、表示部504と、操作部505とは、システムバス506を介して相互に接続している。
制御部501は、店舗サーバ50の全体の動作を制御し、店舗サーバ50が有する各種の機能を実現する。制御部501は、CPUと、ROMと、RAMとを備える。CPUは、店舗サーバ50の動作を統括的に制御する。ROMは、各種プログラムやデータを記憶する記憶媒体である。RAMは、各種プログラムを一時的に記憶したり、各種データを書き換えたりする記憶媒体である。そして、CPUは、RAMをワークエリア(作業領域)としてROM又は記憶部502等に格納されたプログラムを実行する。
記憶部502は、HDDやSSDなどの記憶装置である。記憶部502は、制御プログラム507を記憶する。制御プログラム507は、オペレーティングシステムや、店舗サーバ50が備えている機能を実現させるためのプログラムである。そして、制御プログラム507には、本実施形態に係る特徴的な機能を実現させるためのプログラムが含まれる。
通信インタフェース503は、配信ネットワーク40又は店舗ネットワーク70に接続された装置と通信するためのインタフェースである。
表示部504は、例えば、液晶表示装置(LCD)である。なお、表示部504は、液晶表示装置に限らず、有機EL表示装置等であってもよい。
操作部505は、キーボードや、マウス等の入力装置である。操作部505は、店舗サーバ50に対する操作を受け付ける。
図10は、発行装置60のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。なお、本実施形態では、発行装置60がPOS端末である場合を例に説明する。発行装置60は、制御部601と、記憶部602と、通信インタフェース603と、第1表示部604と、第2表示部605と、操作部606と、プリンタ607と、カードリーダライタ608と、スキャナ609とを備える。制御部601と、記憶部602と、通信インタフェース603と、第1表示部604と、第2表示部605と、操作部606と、プリンタ607と、カードリーダライタ608と、スキャナ609とは、システムバス610を介して相互に接続している。
制御部601は、発行装置60の全体の動作を制御し、発行装置60が有する各種の機能を実現する。制御部601は、CPUと、ROMと、RAMとを備える。CPUは、発行装置60の動作を統括的に制御する。ROMは、各種プログラムやデータを記憶する記憶媒体である。RAMは、各種プログラムを一時的に記憶したり、各種データを書き換えたりする記憶媒体である。そして、CPUは、RAMをワークエリア(作業領域)としてROM又は記憶部602等に格納されたプログラムを実行する。
記憶部602は、HDDやSSDなどの記憶装置である。記憶部602は、制御プログラム611を記憶する。制御プログラム611は、オペレーティングシステムや、発行装置60が備えている機能を実現させるためのプログラムである。そして、制御プログラム611には、本実施形態に係る特徴的な機能を実現させるためのプログラムが含まれる。
通信インタフェース603は、店舗ネットワーク70等に接続された装置と通信するためのインタフェースである。
第1表示部604は、表示面上にタッチパネルが積層された液晶表示装置(LCD)である。第1表示部604は、例えば、店舗の店員に向けて各種画面を表示する。第2表示部605は、表示面上にタッチパネルが積層された液晶表示装置(LCD)である。第2表示部605は、例えば、顧客に向けて各種画面を表示する。
操作部606は、キーボード等の入力装置である。また、操作部606は、第1表示部604に積層されたタッチパネルや、第2表示部605に積層されたタッチパネルであってもよい。
プリンタ607は、一取引に係る取引内容を所定の用紙に印刷したレシートを発行する。カードリーダライタ608は、カードからカード情報の読み取り等をするためにスキャンする。スキャナ609は、顧客が持参した商品に付されたバーコード等のコードシンボルからコード情報を光学的に読み取る。
次に、配信システム1の各装置が有する特徴的な機能について説明する。ここで、図11は、配信システム1の各装置が有する特徴的な機能構成を示すブロック図である。
配信サーバ10の制御部101は、記憶部102に記憶された制御プログラム107をRAMに展開し、制御プログラム107に従って動作することで、図11に示す各機能部をRAMに生成する。具体的には、配信サーバ10の制御部101は、機能部として、通信制御部1001と、店舗管理部1002と、付加情報登録部1003と、予定登録部1004と、対象抽出部1005と、配信情報生成部1006と、配信制御部1007と、発行実績収集部1008と、料金算出部1009とを備える。
通信制御部1001は、通信インタフェース103を制御して、配信ネットワーク40に接続されたユーザ端末20や店舗サーバ50等の装置と通信する。さらに、通信制御部1001は、通信インタフェース103を制御して、店舗サーバ50を介して、店舗ネットワーク70に接続された発行装置60等の装置と通信する。
店舗管理部1002は、本実施形態の管理手段として機能する。店舗管理部1002は、店舗に関する情報を管理する。すなわち、店舗管理部1002は、店舗テーブル108及び発行装置テーブル109を管理する。例えば、店舗管理部1002は、新たに店舗を追加する場合に、追加対象の店舗を店舗テーブル108に追加する。また、店舗管理部1002は、新たに発行装置60を追加する場合に、追加対象の発行装置60の発行装置コードを店舗テーブル108に追加する。
付加情報登録部1003は、配信の対象となる付加情報を付加情報テーブル110に登録する。付加情報登録部1003は、配信サーバ10において生成された付加情報を付加情報テーブル110に登録してもよい。また、付加情報登録部1003は、通信制御部1001が外部装置から受信した付加情報を付加情報テーブル110に登録してもよい。また、付加情報登録部1003は、USB(Universal Serial Bus)インタフェース等の接続インタフェースを介して外部装置から入力された付加情報を付加情報テーブル110に登録してもよい。
予定登録部1004は、レシートに対して付加情報を付加する予定や条件を付加予定テーブル111に設定する。すなわち、予定登録部1004は、年月日ごとに、付加情報を付加する時間帯と、付加情報を付加させる装置種別と、付加情報を付加する付加条件と、付加条件ごとの付加情報とを設定する。予定登録部1004は、操作部105が受け付けた操作に基づいて予定を付加予定テーブル111に登録してもよい。また、予定登録部1004は、通信制御部1001が外部装置から受信した情報に基づいて予定や条件を付加予定テーブル111に登録してもよい。また、予定登録部1004は、USBインタフェース等の接続インタフェースを介して外部装置から入力された情報に基づいて予定や条件を付加予定テーブル111に登録してもよい。なお、予定登録部1004は、年月日、時間帯、装置種別及び付加条件の全てを登録してもよいし、一部を登録してもよい。
対象抽出部1005は、指定された抽出条件を満たす店舗システム30の店舗サーバ50を、付加情報を送信する店舗サーバ50として店舗テーブル108から抽出する。また、抽出条件には、任意の条件を設定することができる。例えば、抽出条件とは、企業コード、店舗属性、又はこれらの組み合わせ等である。対象抽出部1005は、抽出条件が適合することを条件に、企業コードの異なる複数の店舗の店舗サーバ50を抽出することができる。そして、対象抽出部1005は、抽出条件として特定の地域が指定されたことを条件に、店舗の所在地が指定された地域に含まれる店舗の店舗サーバ50を企業コードに関わらず抽出する。また、対象抽出部1005は、抽出条件として飲食店が指定されたことを条件に、店舗の業種業態が飲食店である店舗の店舗サーバ50を企業コードに関わらず抽出する。
配信情報生成部1006は、配信制御部1007と協働することで、対象抽出部1005が抽出した各店舗サーバ50に配信する配信情報を生成する。配信情報とは、付加予定テーブル111において設定された時間帯と装置種別と付加条件とに応じた付加情報が発行装置60ごとに設定された情報である。ここで、図12は、配信情報のデータ構成の一例を示す説明図である。配信情報は、発行装置コードと、時間帯と、付加条件と、付加情報とを関連付けて記憶する。発行装置コードは、付加情報を付加する発行装置60を示す情報である。時間帯は、付加情報をレシートに付加する時間帯を示す情報である。付加条件は、付加情報をレシートに付加する条件を示す情報である。
ところで、発行装置60は、付加予定テーブル111に設定された年月日と、時間帯と、装置種別と、付加条件とに応じた付加情報をレシートに付加して印刷することが求められる。しかしながら、装置種別の異なる発行装置60は、用途が異なるためレシートに付加すべき付加情報も異なっている。また、装置種別の異なる発行装置60は、印刷可能なレシートのサイズや印刷の解像度等の印刷仕様が異なるため印刷可能な付加情報も異なっている。
そこで、配信情報生成部1006は、対象抽出部1005が抽出した各店舗システム30の発行装置60ごとに、その装置種別に応じて、発行装置60が発行可能な印刷仕様の付加情報を有する配信情報を生成する。さらに詳しくは、配信情報生成部1006は、店舗テーブル108において配信先の店舗システム30の店舗コードに関連付けられている発行装置コードを抽出する。配信情報生成部1006は、抽出した発行装置コードと、発行装置テーブル109の発行装置コードとを比較することにより、抽出した発行装置コードの装置種別を抽出する。また、配信情報生成部1006は、抽出した配信先の発行装置60の発行装置コードの印刷仕様を発行装置テーブル109から抽出する。そして、配信情報生成部1006は、抽出した装置種別及び印刷仕様に適合する付加情報を付加情報テーブル110から選択する。これにより、配信情報生成部1006は、装置種別、及び印刷仕様に適合した状態の付加情報を有する配信情報を生成する。
なお、配信情報生成部1006は、種々の方法により印刷仕様に適合する付加情報を有する配信情報を生成することができる。例えば、配信情報生成部1006は、付加予定テーブル111において設定された付加情報コードの付加情報を、発行装置60の印刷仕様に適合する付加情報に変換することにより発行装置60の印刷仕様に適合させてもよい。さらに詳しくは、配信情報生成部1006は、付加予定テーブル111において設定された付加情報コードを抽出する。また、配信情報生成部1006は、配信先の発行装置60の印刷仕様を発行装置テーブル109から抽出する。そして、配信情報生成部1006は、抽出した付加情報コードの付加情報を、発行装置60の印刷仕様に適合する付加情報に変換する。例えば、付加情報の変換とは、付加情報の印刷仕様のサイズを、拡大や縮小すること等である。これにより、配信情報生成部1006は、装置種別、及び印刷仕様に適合した状態の付加情報を有する配信情報を生成する。なお、付加情報を抽出した印刷仕様に適合する付加情報に変換する処理については、配信サーバ10に限らず、店舗サーバ50や発行装置60が実行してもよい。
配信制御部1007は、通信制御部1001とともに本実施形態の配信手段として機能する。配信制御部1007は、通信制御部1001を制御することで、配信情報生成部1006が生成した配信情報を、対象抽出部1005が抽出した店舗サーバ50に送信(配信)させる。配信情報を受信した各店舗サーバ50は、配信情報において指定された発行装置コードの発行装置60に付加情報を配信する。すなわち、配信制御部1007は、各発行装置60に向けて配信情報を送信(配信)させる。
具体的には、配信制御部1007は、予め定められた配信条件を満たすことを条件に、対象抽出部1005に店舗サーバ50を抽出させる。また、配信制御部1007は、配信情報生成部1006に配信情報を生成させる。そして、配信制御部1007は、抽出した店舗サーバ50に向けて生成した配信情報を通信制御部1001に送信させる。配信条件には、任意の条件を設定することができる。例えば、配信条件は、予め定められた時刻であってもよいし、配信情報の配信を指示する操作を受け付けたことであってもよい。なお、配信情報の配信先は、店舗サーバ50に限らず、発行装置60等であってもよい。また、配信制御部1007は、特定の店舗コードや企業コードを指定して配信情報を送信してもよい。店舗コードを指定した場合には、指定した店舗コードの店舗に設置された一又は複数の発行装置60が対象となる。企業コードを指定した場合には、指定した企業コードの企業が経営する一又は複数の店舗に設置された一又は複数の発行装置60が対象となる。
発行実績収集部1008は、本実施形態の収集手段として機能する。発行実績収集部1008は、店舗システム30から送信される付加情報が付加されたレシートの発行実績を示す発行実績情報を通信制御部1001が受信したことを条件に、当該発行実績を発行実績テーブル112に記憶させる。さらに詳しくは、発行実績収集部1008は、後述する付加情報集計部5003が生成した発行実績情報を収集して発行実績テーブル112に記憶させる。すなわち、発行実績収集部1008は、店舗サーバ50を介して、付加情報が付加されたレシートの発行実績を各発行装置60から収集する。
料金算出部1009は、本実施形態の算出手段として機能する。料金算出部1009は、付加情報が付加されたレシートを発行したことによる付加情報の掲載料を店舗ごとに算出する。さらに詳しくは、料金算出部1009は、発行実績収集部1008が発行実績テーブル112に記憶させた発行実績に基づいて、レシートに付加された付加情報の掲載料金を、店舗ごとに算出する。
料金算出部1009は、種々の方法により料金を算出する。例えば、料金算出部1009は、レシートに付加された付加情報の発行実績に応じた料金を算出する。さらに詳しくは、料金算出部1009は、付加情報が付加されたレシートの発行枚数に応じた料金を算出する。そして、料金算出部1009は、付加情報の発行実績と、単位数量あたりの単価とに応じた料金を算出する。また、料金算出部1009は、レシートにおける付加情報が印刷された部分の長さに応じた料金を算出する。
また、料金算出部1009は、付加情報が付加されたレシートの発行枚数に応じて付加情報の掲載料金を各店舗に分配してもよい。この場合には、料金算出部1009は、配信システム1の各店舗で発行された発行枚数の合計に対する店舗ごとの発行枚数の割合に応じて店舗ごとの料金を算出する。
また、料金算出部1009は、レシートにおける付加情報が印刷された部分の長さの合計に応じて料金を算出してもよい。この場合には、料金算出部1009は、予め定められた単位長さあたりの単価と、店舗において発行されたレシートに印刷された付加情報の長さの合計とに応じて料金を算出する。
また、料金算出部1009は、レシートにおける付加情報の印刷形態に応じた異なる単価で料金を算出してもよい。例えば、料金算出部1009は、印刷した付加情報の長さに応じて異なる単価で料金を算出する。また、料金算出部1009は、印刷した付加情報の印刷位置に応じて異なる単価で料金を算出する。
ユーザ端末20の制御部201は、記憶部202に記憶された制御プログラム207をRAMに展開し、制御プログラム207に従って動作することで、図11に示す各機能部をRAMに生成する。具体的には、ユーザ端末20の制御部201は、機能部として、通信制御部2001と、表示制御部2002と、操作制御部2003とを備える。
通信制御部2001は、通信インタフェース203を制御して、配信ネットワーク40に接続された配信サーバ10や店舗サーバ50等の装置と通信する。さらに、通信制御部2001は、通信インタフェース203を制御して、店舗サーバ50を介して、店舗ネットワーク70に接続された発行装置60等の装置と通信する。
表示制御部2002は、表示部204を制御して、各種情報を表示させる。操作制御部2003は、操作部205を制御して、各種操作を受け付ける。
発行装置60の制御部601は、記憶部602に記憶された制御プログラム611をRAMに展開し、制御プログラム611に従って動作することで、図11に示す各機能部をRAMに生成する。具体的には、発行装置60の制御部601は、機能部として、通信制御部6001と、操作制御部6002と、付加設定部6003と、発行制御部6004と、売上登録部6005とを備える。なお、本実施形態では、発行装置60がPOS端末である場合を例に説明する。
通信制御部6001は、通信インタフェース603を制御して、店舗ネットワーク70に接続された店舗サーバ50等の装置と通信する。さらに、通信制御部6001は、通信インタフェース603を制御して、店舗サーバ50等を介して、配信ネットワーク40に接続された配信サーバ10やユーザ端末20等の装置と通信する。
操作制御部6002は、操作部606を制御して、各種操作を受け付ける。
付加設定部6003は、通信制御部6001が配信情報の設定要求を受信したことを条件に、受信した設定要求に含まれる配信情報を記憶部602に記憶させる。そして、付加設定部6003は、配信情報に含まれる付加情報をレシートに付加することを設定する。
発行制御部6004は、レシートの発行を制御する。さらに詳しくは、発行制御部6004は、所定の用紙に印刷するレシート情報を生成する。レシート情報は、取引コードと、店舗コードと、発行日時と、取引内容と、付加情報と、詳細付加情報とを有する。取引コードは、掲載対象の取引を識別可能な識別情報である。なお、発行制御部6004は、付加情報を付加しないレシートを発行する場合には、取引コードと、店舗コードと、発行日時と、取引内容とを有するレシート情報を生成する。店舗コードは、レシートを発行した店舗を示す情報である。発行日時は、レシートの発行日時である。取引内容は、掲載対象の取引内容を示す情報である。付加情報は、発行制御部6004が配信情報から抽出した付加情報である。発行制御部6004は、レシートを発行する時刻に適合する時間帯を配信情報から抽出する。さらに、発行制御部6004は、操作制御部6002が受け付けた付加条件に関連付けられている付加情報を抽出する。詳細付加情報は、発行制御部6004が配信情報から抽出した付加情報の詳細を示す情報である。詳細付加情報は、付加情報コードと、付加位置と、長さとを有する。付加情報コードは、発行制御部6004が配信情報から抽出した付加情報の付加情報コードである。付加位置は、発行制御部6004が配信情報から抽出した付加情報が掲載される位置を示す情報である。長さは、発行制御部6004が配信情報から抽出した付加情報の長さを示す情報である。すなわち、長さは、レシートにおける付加情報が印刷された部分の長さを示す情報である。そして、発行制御部6004は、プリンタ607に生成したレシート情報を所定の用紙に印刷させてレシートを発行する。また、発行制御部6004は、レシートを発行したことを条件に、レシート情報を店舗サーバ50に向けて通信制御部6001に送信させる。
ここで、図13は、付加情報が付加されたレシートの一例を示す説明図である。レシートは、取引内容印刷領域7001と、付加情報印刷領域7002とを備える。取引内容印刷領域7001は、レシートにおける取引内容を印刷する領域である。付加情報印刷領域7002は、付加情報を印刷する領域である。図13に示す付加情報印刷領域7002は、商品Xの広告が印刷付加されている。なお、図13に示す付加情報印刷領域7002は、取引内容印刷領域7001の下方に位置しているが付加情報印刷領域7002はレシートの何れに配置されていてもよい。また、取引内容印刷領域7001と、付加情報印刷領域7002とは切り離されていてもよい。
売上登録部6005は、販売データ処理を制御する。すなわち、売上登録部6005は、スキャナ609が受け付けた商品コードの商品を販売対象の商品として登録する。また、売上登録部6005は、販売対象として登録した商品等の代金の合計金額を算出する。
店舗サーバ50の制御部501は、記憶部502に記憶された制御プログラム507をRAMに展開し、制御プログラム507に従って動作することで、図11に示す各機能部をRAMに生成する。具体的には、店舗サーバ50の制御部501は、機能部として、通信制御部5001と、付加制御部5002と、付加情報集計部5003とを備える。
通信制御部5001は、通信インタフェース503を制御して、配信ネットワーク40に接続された配信サーバ10やユーザ端末20等の装置と通信する。さらに、通信制御部5001は、通信インタフェース503を制御して、店舗ネットワーク70に接続された発行装置60等の装置と通信する。
付加制御部5002は、通信制御部5001が配信情報を受信したことを条件に、配信情報において指定された付加情報を付加することを配信情報の各発行装置コードの発行装置60に要求する。すなわち、付加制御部5002は、配信情報を含む設定要求を各発行装置60に向けて通信制御部5001に送信させる。ここで、設定要求は、レシートを発行する際には、配信情報に含まれる付加情報を付加してレシートを発行する設定にすることを要求するものである。
付加情報集計部5003は、店舗システム30に属する各発行装置60の付加情報の発行実績を集計する。さらに詳しくは、付加情報集計部5003は、レシート情報を通信制御部5001が受信したことを条件に、受信したレシート情報から付加情報の発行実績を示す発行実績情報を生成する。付加情報集計部5003は、取引コードと、発行日時と、店舗コードと、詳細付加情報とをレシート情報から抽出することにより発行実績情報を生成する。付加情報集計部5003は、発行実績情報を記憶部502に記憶させる。付加情報集計部5003は、この処理を店舗システム30に属する各発行装置60に対して実行する。また、付加情報集計部5003は、この処理を予め定められた日時になるまで実行する。
そして、付加情報集計部5003は、予め定められた日時になったことを条件に、記憶部502に記憶させた発行実績情報を配信サーバ10に向けて通信制御部5001に送信させる。なお、配信サーバ10に送信する条件は、予め定められた日時になったことに限らず、配信サーバ10からの送信要求等であってもよい。
次に、配信システム1の各装置の動作について説明する。ここで、図14は、実施形態の配信システム1の配信サーバ10及び店舗サーバ50が実行する配信処理の一例を示すフローチャート図である。
配信サーバ10の付加情報登録部1003は、付加情報を付加情報テーブル110に登録する(ステップS11)。配信サーバ10の予定登録部1004は、付加予定テーブル111に付加条件を登録する(ステップS12)。
配信サーバ10の配信制御部1007は、配信情報を配信する配信条件を満たすか否かを判定する(ステップS13)。配信条件を満たさない場合に(ステップS13;No)、配信サーバ10は、配信条件を満たすまで待機する。
一方、配信条件を満たす場合に(ステップS13;Yes)、配信サーバ10の対象抽出部1005は、配信情報を配信する店舗サーバ50を店舗テーブル108から抽出する(ステップS14)。
配信サーバ10の配信情報生成部1006は、抽出した店舗サーバ50に配信する配信情報を生成する(ステップS15)。配信サーバ10の通信制御部1001は、生成した配信情報を抽出した店舗サーバ50に送信する(ステップS16)。
店舗サーバ50の通信制御部5001は、配信情報を受信する(ステップS21)。
店舗サーバ50は、後述する設定処理を他の装置と協働で実行する(ステップS22)。
以上により、配信システム1の各装置は、配信処理を終了する。
次に、配信システム1の各装置が実行する設定処理について説明する。ここで、図15は、実施形態の配信システム1の店舗サーバ50及び発行装置60が実行する設定処理の一例を示すフローチャート図である。
店舗サーバ50の通信制御部5001は、配信サーバ10から受信した配信情報を各発行装置60に送信する(ステップS31)。
発行装置60の通信制御部6001は、配信情報を受信する(ステップS41)。発行装置60の付加設定部6003は、受信した配信情報に含まれる付加情報をレシートに付加することを設定する(ステップS42)。
以上により、配信システム1の各装置は、設定処理を終了する。
次に、発行装置60が実行する発行処理について説明する。ここで、図16は、実施形態の発行装置60が実行する発行処理の一例を示すフローチャート図である。
発行装置60の操作制御部6002は、付加条件の入力を受け付ける(ステップS51)。すなわち、操作制御部6002は、例えば顧客の属性等の入力を受け付ける。
発行装置60の発行制御部6004は、レシートを発行する時刻に適合する時間帯を配信情報から抽出する(ステップS52)。
発行装置60の発行制御部6004は、顧客の属性に適合する付加条件に関連付けられている付加情報を抽出する(ステップS53)。
発行装置60の発行制御部6004は、付加情報が付加されたレシートを発行する(ステップS54)。発行装置60の通信制御部6001は、発行したレシートに関する各種情報を有するレシート情報を店舗サーバ50に送信する(ステップS55)。なお、ステップS54においてレシートに付加情報が付加されていない場合には、通信制御部6001は、付加情報と、詳細付加情報とを有しないレシート情報を店舗サーバ50に送信する。
店舗サーバ50の通信制御部5001は、レシート情報を受信する(ステップS61)。なお、ステップS54においてレシートに付加情報が付加されていない場合には、通信制御部5001は、付加情報と、詳細付加情報とを有しないレシート情報を受信する。また、店舗サーバ50は、ステップS54においてレシートに付加情報が付加されていない場合には、以降の処理は実行しない。
店舗サーバ50の付加情報集計部5003は、受信したレシート情報から付加情報の発行実績を示す発行実績情報を生成する(ステップS62)。店舗サーバ50の付加情報集計部5003は、生成した発行実績情報を記憶部502に記憶させる(ステップS63)。
以上により、配信システム1の各装置は、発行処理を終了する。
次に、配信システム1の各装置が実行する算出処理について説明する。ここで、図17は、実施形態の配信システム1の配信サーバ10及び店舗サーバ50が実行する算出処理の一例を示すフローチャート図である。
店舗サーバ50の付加情報集計部5003は、予め定められた日時になったか否かを判定する(ステップS71)。予め定められた日時になっていないことを条件に(ステップS71;No)、付加情報集計部5003は、予め定められた日時になるまで待機する。
予め定められた日時になったことを条件に(ステップS71;Yes)、店舗サーバ50の通信制御部5001は、記憶部502に記憶させた発行実績情報を配信サーバ10に送信する(ステップS72)。
配信サーバ10の通信制御部1001は、発行実績情報を受信する(ステップS81)。配信サーバ10の発行実績収集部1008は、受信した発行実績情報を発行実績テーブル112に記憶させる(ステップS82)。
配信サーバ10の料金算出部1009は、配信システム1の全店舗から発行実績情報を受信したか否かを判定する(ステップS83)。全店舗から発行実績情報を受信していないことを条件に(ステップS83;No)、配信サーバ10は、ステップS81に移行する。
全店舗から発行実績情報を受信していることを条件に(ステップS83;Yes)、配信サーバ10の料金算出部1009は、店舗ごとの料金を算出する(ステップS84)。
以上により、配信システム1の各装置は、算出処理を終了する。
以上のように、本実施形態に係る配信システム1によれば、配信サーバ10は、店舗テーブル108、発行装置テーブル109、付加情報テーブル110、及び付加予定テーブル111を管理する。そして、配信サーバ10は、店舗テーブル108の各企業コードの店舗に付加情報を配信する。また、配信サーバ10は、配信した付加情報の掲載料金を店舗ごとに算出する。従って、配信サーバ10は、複数の企業がそれぞれ経営する各店舗で、実際に発行された付加情報の発行実績や発行枚数に応じた料金を効率的に算出することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
上記実施形態や変形例の各装置で実行されるプログラムは、各装置が備える記憶媒体(ROM又は記憶部)に予め組み込んで提供するものとするが、これに限らないものとする。例えば、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。さらに、記憶媒体は、コンピュータ或いは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶又は一時記憶した記憶媒体も含まれる。
また、上記実施形態や変形例の各装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよいし、インターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。