JP2022008072A - 防護衣の服本体及び防護衣 - Google Patents
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Abstract
Description
このような防護衣は、一般に、化学物質や、細菌・ウィルス等の防護対象物を通過させない防護材料からなるシート状部材を用いて、着用者の身体を覆うように形成されている(例えば、特許文献1参照)。
そこで、従来より防護衣のさらなる防護機能の向上が求められていたが、このような要求は、近時のcovid-19の世界的な流行に伴い、さらに高まっていた。
少なくとも着用者の鼻孔を含む顔面の一部を覆うように形成され、
ファンを取り付けるためのファン取付部と、
前記服本体内と前記服本体の外部とを繋ぐ空気流通部と、
を備えることを特徴とする。
着用者の目の前方に、前記服本体の服地よりも透明度の高いシートで形成された透明部を備えることを特徴とする。
前記ファン取付部は、前記服本体の服地の着用者の口よりも下方に位置する部分に形成され、
前記空気流通部は、前記服本体の服地の着用者の口よりも上方に位置する部分に形成されていることを特徴とする。
前記服本体の服地は、プラスチックフィルムを用いて形成されていることを特徴とする。
前記プラスチックフィルムの厚さは、30μm以下であることを特徴とする。
前記服本体の服地に縫い目がないことを特徴とする。
前記ファン取付部の縁に補強シートが備えられていることを特徴とする。
開口面積を調整可能な第2空気流通部を備えることを特徴とする。
前記服本体の開口部に、当該開口部からの空気の漏れを防止する空気漏れ防止手段を備えることを特徴とする。
前記服本体は着用者の腕を覆う袖部を有し、
前記袖部の先端近傍に、着用者の腕を周回するようにして形成された紐通し部と、前記紐通し部に通された紐状部材と、を有する袖部空気漏れ防止手段を備えることを特徴とする。
前記服本体は、少なくとも着用者の胴部を覆う上衣の形状に形成され、
前記服本体の下端部近傍に、着用者の胴体を周回するようにして形成された紐通し部と、前記紐通し部に通された紐状部材と、を有する裾部空気漏れ防止手段を備えることを特徴とする。
前記服本体は、少なくとも着用者の胴部を覆う上衣の形状に形成され、
下端部に、下衣の中にいれることができる長さを有する裾を備え、
前記裾が、前記服本体の下端部の開口部からの空気の漏れを防止する裾部空気漏れ防止手段として機能することを特徴とする。
前記服本体は、少なくとも着用者の胴部を覆う上衣の形状に形成され、
前記服本体の裾の下端部に、前記裾の左右の部分を延長するようにして形成された延長部を備えることを特徴とする。
少なくとも着用者の身体の手足を除く全体を覆い、着脱のための開閉手段を備えることを特徴とする。
着用者の頭部及び首のみを覆う形状に形成されていることを特徴とする。
前記服本体の下端部近傍に、着用者の首を周回するようにして形成された首部空気漏れ防止手段を備えることを特徴とする。
着用者の頭部前方を覆い、着用者の頭部後方を覆わない形状に形成されていることを特徴とする。
着用者の顔面部の周囲からの空気の漏れを防止する顔面部空気漏れ防止手段を備えることを特徴とする。
前記顔面部空気漏れ防止手段は、着用者が顔を出すための孔部が形成されたフィルムにより形成されていることを特徴とする。
前記フィルムに、スポンジシートが備えられていることを特徴とする。
前記顔面部空気漏れ防止手段は、着用者が顔を出すための孔部が形成され、着用者の顔面に沿う形状となるように成型された成型部材により形成されていることを特徴とする。
前記成型部材の前記孔部の縁の着用者の顔面に向く側に、スポンジ部材を備えることを特徴とする。
前記成型部材の前記孔部の周囲には、放射状に複数の切込みが形成されていることを特徴とする。
前記スポンジ部材は、前記切込みの間の位置において前記成型部材に接続されていることを特徴とする。
前記成型部材は、眼鏡のテンプルを挿通させることができる眼鏡挿通部を備えることを特徴とする。
前記眼鏡挿通部は、差込孔を有する台座部と、前記差込孔を覆うようにして取り付けられる孔埋めスポンジと、前記孔埋めスポンジを固定するための留めベルトと、を備えることを特徴とする。
前記眼鏡挿通部は、後方へと突出するように形成され、後端部に眼鏡のテンプルを挿通させることができる開口部を有することを特徴とする。
前記眼鏡挿通部は、
前記孔部から連続して形成された切り欠き部と、
当該切り欠き部を覆い、前記着用者の顔面に接するように形成されたテンプル対応部材と、
を備えることを特徴とする。
前記テンプル対応部材は、前記着用者の顔面に接する面に、略水平方向に延在するように形成された複数のスリットを備えることを特徴とする。
前記成型部材の前記着用者の額に対向する部分に、前記着用者の額に当接するように配置された額パッドを備えることを特徴とする。
前面の着用者の口の前方に位置する部分が、前面の他の部分と比較して薄いフィルム状の部材によって形成されていることを特徴とする。
前記空気流通部は、前記服本体の下面から側面に至る位置に形成されていることを特徴とする。
前記空気流通部は、前記服本体の左右2か所に形成されていることを特徴とする。
前記服本体内の下端部近傍から、前記空気流通部へと空気を誘導するための空気誘導部を備えることを特徴とする。
前記空気流通部は、前記ファン取付部よりも下方に形成されていることを特徴とする。
請求項1から35のいずれか一項に記載の防護衣の服本体と、
前記服本体内に空気を導入するファンと、
前記ファンによって前記服本体内に導入される空気を濾過するフィルターと、
前記ファンに電力を供給する電源手段と、
を備えることを特徴とする。
前記ファンが、前記服本体内に取り込む空気は、毎分20L以上であることを特徴とする。
前記ファンを作動させた際、前記服本体内の圧力が、前記服本体の外部に比べ、1パスカル以上高くなることを特徴とする。
着用者の顔面前方に空間を形成する顔面部空間確保手段を備えることを特徴とする。
前記顔面部空間確保手段は、着用者が被る帽子の前方に備えられた鍔であることを特徴とする。
前記フィルターは前記ファンに取り付けられていることを特徴とする。
前記ファンは、
フィルター部を収納する容器部を備える本体部と、
前記フィルターを備えるフィルター部と、
前記本体部に前記フィルター部を固定する押し具と、
を備えることを特徴とする。
前記本体部には、前記フィルター部の縁部と接触する本体部側接触面が形成され、
前記フィルター部の縁部には、前記本体部側接触面と接所するフィルター部側接触面が形成され、
前記フィルター部を前記容器部に収納した際に、前記本体部側接触面と、前記フィルター部側接触面とが接触することを特徴とする。
前記押し具は、前記フィルター部を覆うように配置されたカバー部を備えることを特徴とする。
前記押し具に前記フィルター部が取り付けられていることを特徴とする。
前記本体部及び前記押し具には、前記押し具を前記容器部に押し付けるためのロック機構が備えられていることを特徴とする。
前記フィルター部にはプリーツ加工が施され、
前記容器部は、プリーツ加工が施された前記フィルター部を、前記フィルター部に備えられたフィルターを介さずに前記服本体内に空気が進入しないように取り付け可能であることを特徴とする。
前記フィルターは、前記ファンとは別個に前記服本体に取り付けられていることを特徴とする。
前記フィルターは、前記服本体の内面側に、前記服本体内部の前記ファン取付部に接続された空間を、前記服本体内部の他の空間から遮断するようにして備えられていることを特徴とする。
前記服本体は筒状に突出する筒状部を備え、
前記ファン取付部は前記筒状部の先端部に備えられ、
前記フィルターは前記筒状部の基端部に備えられていることを特徴とする。
前記電源手段の電源の残量が一定値以下となったときに警報音を鳴らす警報手段を備えることを特徴とする。
通信機能を備えることを特徴とする。
バイタルセンサーを備えることを特徴とする。
前記ファン取付部からの液体の進入を防止する液体侵入防止手段を備えることを特徴とする。
前記服本体の着用者の頭部に対応する部分と、腕部と、には空気の排出量を調整可能な空気排出部が備えられ、
前記ファンは毎分600L以上の空気を、前記服本体内に送風可能であることを特徴とする。
前記服本体を形成する服地のうち少なくとも200cm2以上が柔軟性のあるフィルムからなり、
着用者が着用して、前記ファンを用いて前記服本体内へと毎秒1Lの空気を送風したときに、前記服本体内の前記着用者の口の周囲における圧力が、前記服本体の外部より1パスカル以上高くなることを特徴とする。
着用者の首に巻くことができる帯状部材を備え、
前記服本体は、着用者の頭部及び首を覆う形状に形成され、着用者の首を周回するようにして形成された首部空気漏れ防止手段を備え、
前記帯状部材が前記服本体の内側に位置し、前記帯状部材と前記首部空気漏れ防止手段とが重なるようにして着用されることを特徴とする。
前記帯状部材は、
着用者の首に巻かれた状態において着用者に接するのと反対側の面の上下両端部の近傍に、当該面から突出する突出部を備えることを特徴とする。
前記服本体を外側から覆う防風フードを備えることを特徴とする。
前記服本体内部の前記空気流通部に接続された空間を、空気取込部を除いて前記服本体内部の他の空間から遮断して形成された排気室を備えることを特徴とする。
前記排気室は、前記服本体内部の空間の一部を、フィルムによって仕切るようにして形成されていることを特徴とする。
前記排気室内に収納される空間確保手段を備えることを特徴とする。
前記排気室は、前記空気流通部を挿通するようにして備えらえた排気パイプ内に形成されていることを特徴とする。
前記排気パイプ内に、所定の防護対象物を除去可能なフィルターを備えることを特徴とする。
前記排気パイプ内に、排気用のファンを備えることを特徴とする。
前記排気パイプ内を流れる風量が所定の値を下回った場合に警告する警告手段を備えることを特徴とする。
前記空気流通部を覆うように前記服本体に取り付けられた排出部フィルターを備えることを特徴とする。
前記服本体を形成するフィルムを挿通するようにして備えられ、着用者の耳に挿入される耳具を備えることを特徴とする。
前記服本体は、着用者の顔面の前方に位置する部分に配置されたフェイスガード部と、前記フェイスガード部に接続されたフィルム部と、を備え、
前記フェイスガード部は、前記フィルム部と比較して硬質な材料により形成されていることを特徴とする。
請求項17から35のいずれか一項に記載の防護衣の服本体と、
前記服本体内に空気を導入するファンと、
前記ファンによって前記服本体内に導入される空気を濾過するフィルターと、
前記ファンに電力を供給する電源手段と、
前記服本体を着用者の顔面前方に保持する保持具と、
を備えることを特徴とする。
前記保持具を着用者に装着するための装着具を備え、
前記保持具は、前記装着具と前記服本体とを着脱自在に接続するように形成されていることを特徴とする。
前記装着具は、着用者の頭部に装着するベルト又は帽子であることを特徴とする。
前記保持具は、前記服本体の前記装着具に対する取付角度を変更する可動部を備えることを特徴とする。
前記保持具と、前記服本体と、は、磁石によって着脱自在に接続されることを特徴とする。
前記保持具は、前記服本体の左右の端部を繋ぎ、前記着用者の頭部後方に配される紐状又は帯状の部材であるベルト部材を備えることを特徴とする。
前記ベルト部材は、後方から見た際に上方へと略垂直に伸び、前記服本体の上部に接続される紐状又は帯状の部材である垂直ベルトを備えることを特徴とする。
前記ファンは、前記服本体内から空気を排出することで、前記空気流通部から前記服本体内に新たな空気を導入するように構成され、
前記フィルターは前記空気流通部から前記服本体内に導入される空気を濾過することを特徴とする。
前記ファンと、前記電源手段を含む前記ファンの稼働に要する電気部品と、を一体化した電気ブロックを備えることを特徴とする。
前記フィルターは、断面が波型となる立体フィルターであることを特徴とする。
前記立体フィルターは、
矩形状又は一辺が欠けた矩形状に形成された複数の枠部材を含む補強枠を備え、
前記枠部材の間の位置で折り曲げることで、断面が波型となるように形成されていることを特徴とする。
前記服本体に接続され、前記着用者の頭部に載るように形成された頭上積載部を備えることを特徴とする。
前記服本体は、前記ファン取付部としての開口部を備え、
前記ファンを備える前記頭上積載部が、当該開口部を覆うようにして前記服本体に取り付けられていることを特徴とする。
前記開口部は、前記服本体の上面に形成されていることを特徴とする。
前記服本体は、着用者が顔を出すための孔部が形成され、着用者の顔面に沿う形状となるように成型された成型部材を備え、
前記開口部は、前記成型部材の前記孔部の上方に形成されていることを特徴とする。
前記頭上積載部は、前記電源手段と、前記電源手段が前記ファンに供給する電力を制御するための制御回路部と、を備えることを特徴とする。
前記頭上積載部の内部には、一端部に開口部を有する空洞が形成され、
前記頭上積載部は、当該開口部が前記服本体の開口部を覆うようにして前記服本体に取り付けられ、
前記ファンは前記空洞に接続され、
前記フィルターは、前記空洞内に備えられていることを特徴とする。
前記頭上積載部の前記空洞の上方に位置する部分が、前記空洞の下方に位置する部分と比較して薄いフィルム状の部材によって形成されていることを特徴とする。
前記頭上積載部は、下方へと折り曲げ可能に形成された折り曲げ部を備えることを特徴とする。
前記頭上積載部から下方へと垂れ下がるように形成された板状部材を備え、
前記保持具は、前記服本体の左右の端部を繋ぎ、前記着用者の頭部後方に配される紐状又は帯状の部材であるベルト部材を備え、
前記板状部材は、前記ベルト部材を通すことができるベルト通しを備えることを特徴とする。
前記板状部材は、下方が二股に枝分かれするように形成され、
前記ベルト通しは、前記板状部材が枝分かれする部分の近傍に配置された第1ベルト通しと、前記板状部材の枝分かれした下端部のそれぞれの近傍の2か所に備えられた第2ベルト通しと、を含むことを特徴とする。
少なくとも着用者の鼻孔を含む顔面の一部を覆うように形成された防護衣本体と、
外気を濾過するための第1フィルターと、
前記第1フィルターが取り付けられるフィルター容器と、
前記第1フィルターを介して、前記フィルター容器内に外気を取り込むためのファンと、
前記ファンに電力を供給するための電源部と、
前記フィルター容器と前記防護衣本体との間の空気の流通を行うための風路管と、
を備え、
前記防護衣本体は、前記防護衣本体と着用者の身体との間の空間からの空気の漏れを防止する空気漏れ防止手段と、前記風路管を接続するための風路管接続部と、前記防護衣本体内と前記防護衣本体の外部とを繋ぐ空気流通部と、
を備えることを特徴とする。
前記防護衣本体に接続され、前記着用者の頭部に載るように形成された頭上積載部と、
前記防護衣を着用者の頭部に装着するための装着手段と、
を備え、
前記フィルター容器及び前記ファンは、前記頭上積載部に備えられていることを特徴とする。
前記頭上積載部が、前記装着手段の一部として機能することを特徴とする。
前記風路管の表面積の少なくとも7割が、フィルム又はシートによって覆われていることを特徴とする。
前記風路管の外壁の一部に、他の部分の外壁と比較して音波を透過させ易い音透過部を備えることを特徴とする。
前記フィルター容器は、前記着用者の頭頂部よりも後方に位置することを特徴とする。
前記風路管は、前記フィルター容器と一体的に形成された筒状の部材であることを特徴とする。
前記ファンは、前記フィルター容器内に備えられていることを特徴とする。
前記フィルター容器の上面に前記第1フィルターが備えられ、
前記フィルター容器の側面及び底面は、前記第1フィルターと比較して音波を透過させ難い部材から構成され、
前記第1フィルターを介して、前記ファンから生じるノイズを上方へと透過させることを特徴とする。
前記フィルター容器内に、前記電源部と、前記電源部が前記ファンに供給する電力を制御するための制御回路部と、を備えることを特徴とする。
前記フィルター容器内に、水又はその他の有用物質を供給するための有用物質供給手段を備えることを特徴とする。
前記第1フィルターは、前記フィルター容器を上方から覆うようにして前記フィルター容器に取り付けられていることを特徴とする。
前記フィルター容器は、紐状又は帯状の部材を掛けることができる紐掛け部を備え、
前記第1フィルターは前記紐掛け部に掛けることができる紐状又は帯状の部材から構成された紐部を備えることを特徴とする。
前記フィルター容器は、平面視において四辺に側壁を備える矩形状となるように形成され、前記側壁の少なくとも2つが、上辺が中央において上方へと盛り上がる形状に形成されていることを特徴とする。
前記フィルター容器は、平面視において、四辺に側壁を備え4つの角が丸みを帯びた略矩形状となるように形成され、
前記第1フィルターには、端部近傍の全周に亘って伸縮性を有する輪状の部材が配されており、
前記第1フィルターを前記フィルター容器に取り付けた際に、
前記輪状の部材が前記フィルター容器に密着して、前記第1フィルターを介さずに前記フィルター容器内に外気が流入することを防止するための第1シール部を構成し、
前記フィルター容器の内部を外部に対して陰圧とした際に、前記第1フィルターと前記側壁の上辺とが密着することによって、前記第1フィルターを介さずに前記フィルター容器内に外気が流入することを防止するための第2シール部を構成することを特徴とする。
前記防護衣本体は、
前記風路管を接続するために前記防護衣本体の上部に形成された風路管接続部と、
前記防護衣本体を前記着用者の顔面に装着するための装着手段と、
を備え、
前記空気流通部は、前記防護衣本体の下部に備えられていることを特徴とする。
前記防護衣本体は、内部に空気の流れを整えるための整流板又は仕切り板を備えることを特徴とする。
前記防護衣本体は、周囲の全部又は一部に、前記防護衣本体の外壁と、前記着用者の顔面との間に位置する中間部材を備え、
前記中間部材に、前記空気漏れ防止手段の全部又は一部を備えることを特徴とする。
前記空気漏れ防止手段は、弾性を有し、前記着用者の身体と密着することで空気の漏れを防止する弾性体を備えることを特徴とする。
前記弾性体は、柔軟性のあるプラスチックフィルムと、当該プラスチックフィルムに内包されたスポンジ、羽毛及び/又は綿を備えることを特徴とする。
前記弾性体は、幅が5mm以上20mm以下、厚さが5mm以上20mm以下の断面が矩形状となる帯状に形成されていることを特徴とする。
前記弾性体は、前記着用者の右目の右側に位置する部分及び前記着用者の左目の左側に位置する部分における、前記着用者に向く面の前後方向に対する角度が、20度以下となるように形成されていることを特徴とする。
前記空気流通部は、第2フィルターによって覆われていることを特徴とする。
前記第2フィルターは、前記着用者が前記防護衣を装着した状態において、前記防護衣本体の外面側に着脱自在であり、
前記空気流通部は、前記着用者の口に対応する位置に設けられ、面積が1cm2以上2cm2以下、10cm2以上20cm2以下、又は25cm2以上100cm2以下の開口部であることを特徴とする。
前記防護衣本体は、前記第2フィルターを着脱自在に掛けるためのフィルター掛け部を備えることを特徴とする。
前記フィルター掛け部は、前記空気流通部の上方の左右2か所と、前記空気流通部の下方の左右2カ所と、に備えられ、上下方向の位置を移動させることができることを特徴とする。
前記空気流通部は、正面視において下方に位置する下底が上方に位置する上底よりも短い略台形状となる開口部であり、少なくとも一つの辺が、中央部において前記防護衣本体の外面側へと膨らむように形成されていることを特徴とする。
前記第2フィルターは、
フィルター本体と、
前記フィルター本体を前記防護衣本体に着脱自在に取り付けるための紐状又は帯状の部材である紐部と、
を備えることを特徴とする。
前記防護衣本体の前記着用者の口に対応する部分に、前記防護衣本体の他の部分に対して着脱自在に形成された口対応部を備え、
前記口対応部に前記空気流通部が形成され、
前記第2フィルターは、前記空気流通部を覆うようにして前記口対応部に取り付けられることを特徴とする。
前記防護衣本体の前記着用者の口に対応する部分に、開閉自在に形成された口対応開閉部を備え、
前記口対応開閉部に前記空気流通部が形成され、
前記第2フィルターは、前記空気流通部を覆うようにして前記口対応開閉部に取り付けられることを特徴とする。
前記口対応開閉部は、下端部を回転軸として回転させるようにして開状態と閉状態とを切り替え可能に構成されていることを特徴とする。
前記風路管接続部は、
略楕円形状の開口部が設けられた弾性を有するフィルムを備えることを特徴とする。
前記防護衣は、暴露表面積が0.2m2以下であることを特徴とする。
前記フィルター容器は、外面にスペーサーを備え、
前記第1フィルターは、前記フィルター容器に被せることができる袋状又は筒状に形成され、開口部が形成された端部である解放端部の近傍に、前記フィルター容器に密着させるための密閉手段を備えることを特徴とする。
少なくとも着用者の鼻孔を含む顔面の一部を覆うように形成された防護衣本体と、
外気を濾過するための第1フィルターと、
前記防護衣本体内に前記第1フィルターによって濾過された外気を導入するためのファンと、
前記ファンが収納されるファン容器と、
前記ファンに電力を供給するための電源部と、
を備え、
前記防護衣本体は、前記ファン容器を接続するためのファン容器接続部と、前記防護衣本体内と前記防護衣本体の外部とを繋ぐ空気流通部と、
を備えることを特徴とする。
前記ファン容器は、前記ファン容器と別体の筒状の部材である風路管を介して前記ファン容器接続部に接続されることを特徴とする。
前記風路管は、
フィルムによって筒状に形成された筒状部材と、
前記筒状部材内部に備えられ、前記筒状部材を支える支え部材と
を備えることを特徴とする。
前記風路管は、前記防護衣本体内に差し込まれる差込管を備えることを特徴とする。
前記ファン容器は、前記防護衣本体に接続するための接続管を備え、
前記ファンは、プロペラとモータとを備え、
前記プロペラは、前記接続管内に配置されていることを特徴とする。
前記プロペラの軸が、フレキシブルジョイントを介して前記モータに接続されていることを特徴とする。
前記接続管は断面が略真円の筒状に形成され、
前記プロペラのうち空気の流れを生じさせる羽根を形成していない部分の半径は、前記接続管の半径の10%以上50%以下であることを特徴とする。
前記防護衣本体は、前記防護衣本体と着用者の身体との間の空間からの空気の漏れを防止するためのスポンジ部材を備えることを特徴とする。
前記スポンジ部材は、前記防護衣本体に貼付されている面の幅が広い略台形の断面形状に形成されていることを特徴とする。
前記スポンジ部材は、硬度が15度以下であることを特徴とする。
前記スポンジ部材はプラスチックフィルムによって包まれており、
前記プラスチックフィルムの厚さは20μm以下であり、水蒸気透過度が24時間あたり5000g/m2以上であることを特徴とする。
前記スポンジ部材はプラスチックフィルムによって包まれており、
前記プラスチックフィルムは、前記スポンジ部材に、二重を超えて重なる部分が生じないように斜めに巻かれていることを特徴とする。
前記スポンジ部材は、少なくとも一部が前記防護衣本体の縁部に沿うように備えられていることを特徴とする。
前記防護衣本体内に、前記防護衣の制御状態について前記着用者に警告するための警告手段を備えることを特徴とする。
前記警告手段は、前記電源部の残量に応じて発光する発光ダイオードであることを特徴とする。
前記警告手段は、前記ファン容器接続部近傍に取り付けられたフィルムであることを特徴とする。
前記ファン容器は、上面に前記第1フィルターが配置され、
底面が前記着用者の頭部に沿って凹む形状となるように形成されていることを特徴とする。
前記第1フィルターを前記ファン容器との間に挟むようにして固定するフィルター押え枠を備え、
前記ファン容器は、上端部が、前後方向中央部が上方に盛り上がる形状に形成され、
前記フィルター押え枠は、下端部が、前後方向中央部が上方に凹む形状に形成されていることを特徴とする。
前記ファン容器内に、前記第1フィルターを下方から支える棒状の部材である支え棒を備えることを特徴とする。
前記ファン容器内に、前記第1フィルターを殺菌するための紫外線発光ダイオードを備えることを特徴とする。
前記ファン容器の外面には、前記電源部に接続された端子部を備えることを特徴とする。
前記空気流通部を覆う第2フィルターを備え、
前記第2フィルターは、フィルター本体と、前記フィルター本体を前記防護衣本体に掛けるための紐部と、を備えることを特徴とする。
前記紐部を前記防護衣本体に掛けた際の張力は、100g以上700g以下であることを特徴とする。
前記防護衣本体は、前記紐部を前記防護衣本体に掛けた際に、前記紐部の位置を定めるための溝又は突起を備えることを特徴とする。
前記防護衣本体は、前記空気流通部の周囲の前記第2フィルターのフィルター本体が接する部分に、ゴム又はスポンジで形成された空気漏れ防止手段を備えることを特徴とする。
前記フィルター本体は、上底よりも下底が短い略台形状に形成され、
上底及び下底の近傍にワイヤーを備えることを特徴とする。
前記フィルター本体は、中央部にたるみが生じるように形成されていることを特徴とする。
前記空気流通部に備えられるフィルターの圧力損失は、前記ファン容器に備えられるフィルターの圧力損失よりも小さいことを特徴とする。
透明な材料によって形成され、前記空気流通部を覆うように前記防護衣本体に取り付けられる透明部材を備え、
前記透明部材は、空気流通孔を備えることを特徴とする。
前記防護衣本体を前記着用者の頭部に取り付けるための取付ベルトを有し、
前記取付ベルトは、
前記防護衣本体の上部に接続される上部ベルトと、
前記防護衣本体の下部に接続される下部ベルトと、
前記上部ベルトと前記下部ベルトとを連結する連結具と、
左右の前記連結具を接続するように着用者の後頭部を回る後頭部ベルトと、
を備え、
前記後頭部ベルトの前期連結具への取り付け位置を調整可能であることを特徴とする。
前記後頭部ベルトをフィルムの筒で覆うようにして形成された土台部と、文字を記載できる表示版と、を備える情報表示部を備えることを特徴とする。
前記取付ベルトは、
前記着用者の後頭部にまとめた髪がある場合に当該まとめた髪を避けることができる形状に形成されていることを特徴とする。
前記ファン容器は、
後端部に外気を取り入れるための外気吸入口を有し、
前記外気吸入口から延出するようにして取り付けられた管状の部材である吸入口延長管を備えることを特徴とする。
前記吸入口延長管の先端に、所定の防護対象物を濾過することができる濾過材が内包された濾過ユニットを備えることを特徴とする。
前記ファン容器の前記第1フィルターが備えられた部分を上方から覆うことができる形状に形成され、紐状部材によって前記ファン容器に掛けることができるフィルターであるマスク状フィルターをさらに備え、
前記マスク状フィルターは、撥水素材を用いて、中央部が上方に盛り上がるように形成されていることを特徴とする。
前記防護衣本体は、縁部に、前記着用者の顔面に対して略垂直な面となるように形成された貼付面を備え、
前記貼付面から前記着用者側に突出するようにして、スポンジ又はゴムによって形成されたシート状の部材が突出していることを特徴とする。
前記ファン容器は、前記着用者の額前方に位置するように備えられていることを特徴とする。
前記第1フィルターは、前記ファン容器の前記着用者の額に対向する位置に備えられていることを特徴とする。
前記ファン容器は、左右方向から見た際に、上端部が下端部よりも後方に位置するように傾いて備えられていることを特徴とする。
前記ファン容器は、前記着用者に対向する面が、前記着用者の額に沿って湾曲するように形成されていることを特徴とする。
前記ファンは、前記ファン容器の前記着用者に対向する位置に備えられ、
前記第1フィルターは、前記ファンと前記防護衣本体の内部の空間との間に位置するように備えられていることを特徴とする。
前記防護衣本体を前記着用者の頭部に取り付けるための取付ベルトを有し、
前記取付ベルトの一部が、前記着用者の額と前記ファンとの間に位置することを特徴とする。
前記第1フィルターは、
濾紙と、
前記濾紙に取り付けられた複数の補強枠と、
平面視矩形状に形成されたフィルター枠と、
を備え、
前記補強枠が取り付けられた前記濾紙が、前記補強枠の間の位置で折れ曲がるようにして、前記フィルター枠に取り付けられていることを特徴とする。
前記補強枠は、隣り合う前記補強枠との間に間隔を空けて前記濾紙に取り付けられていることを特徴とする。
前記防護衣本体は、前記着用者の額から鼻孔までを覆い、前記着用者の口は覆わないように形成されていることを特徴とする。
前記防護衣本体は、前記着用者の額から鼻孔までを覆い、前記着用者の口の前方に開口部を有することを特徴とする。
前記着用者の口部前方を開閉自在に覆うシャッター部を備えることを特徴とする。
前記着用者の発声及び/又は前記防護衣から発生する音を感知する音感知部を備え、
前記シャッター部は、前記シャッター部を開閉させるモータを備え、
前記シャッター部は、前記音感知部による音の感知に応じて、自動的に開閉することを特徴とする。
前記空気流通部は前記防護衣本体の下端部に備えられ、前記空気流通部から下方に延出する排気管を備えることを特徴とする。
また、以下においては、着用者が防護衣を着用した状態を基準として、着用者の前方向を前、着用者の後方向を後、着用者の上方向を上、着用者の下方向を下、着用者の右手方向を右、着用者の左手方向を左と定めて説明する。なお、防護衣本体の製造工程の説明においても、完成後の防護衣本体を着用者が着用した状態を基準として、同様に方向を定めて説明する。
第1実施形態に係る防護衣100について、図1から図8に基づいて説明する。
第1実施形態に係る防護衣100は、図1に示すように、着用者Wの上半身を覆う防護衣本体1と、着用者Wの下半身を覆うスカート2と、着用者Wの頭部を覆う帽子3と、防護衣本体1内部にフィルターによって浄化された空気を導入するファン4と、ファン4に電力を供給する電源部5と、を備え、ファン4によって防護衣本体1内に取り込まれた浄化された空気を、着用者の顔面に沿って流通させた後に、防護衣本体1の着用者の頭部付近に形成された空気排出孔12から排出するものである。
防護衣本体1は、図1に示すように、通気性のない又は極僅かな通気性しか有しないシート状部材、例えば、ポリ袋等に使用されているような厚さ20μm程度のプラスチックフィルムF1からなる服地によって、着用者の胴部、腕部及び頭部の全体を覆う形状に形成されている。また裾が長く、下端部をスカート2の中に入れることができるように形成されている。
なお、プラスチックフィルムF1(防護衣本体1の服地)の防護衣本体1の着用時において着用者Wに向く面をプラスチックフィルムF1の内面側、その反対側の防護衣本体1の着用時において外部空間に向く面をプラスチックフィルムF1の外面側とする。また、プラスチックフィルムF1の内面側及び防護衣本体1の着用時においてプラスチックフィルムF1の内面側よりも着用者W側に位置する部分を防護衣本体1の内面側、プラスチックフィルムF1の外面側及び防護衣本体1の着用時においてプラスチックフィルムF1の外面側よりも外部空間側に位置する部分を防護衣本体1の外面側とする。
またプラスチックフィルムF1の厚さは、厚くとも30μm以下であることが好ましい。
ファン取付孔11は、図1に示すように、防護衣本体1を形成するプラスチックフィルムF1の着用者の胸部前方の位置に形成された、防護衣本体1の着用時において、防護衣本体1と着用者の身体との間の空間と、防護衣本体1の外部の空間と、を繋ぐこととなる矩形状の孔部である。
図3に示すように、ファン4を外れ難くするため、ファン取付孔11の周囲は、防護衣本体1の服地を形成するプラスチックフィルムF1よりも厚手の補強シート111を貼付することにより、補強されている。
空気排出孔12は、防護衣本体1を形成するプラスチックフィルムF1の着用者の頭部上方の位置に形成された、ファン4によって防護衣本体1と着用者の身体との間の空間内に導入された空気を、着用者の顔面に沿って流通させた後に排出するための開口部である。
透明部13は、防護衣本体1の着用者の頭部を覆う部分の、着用者の両目の前方に位置する部分に形成された、防護衣本体1の他の部分を形成するプラスチックフィルムF1よりも透明度の高い部分であり、着用者Wの視界を遮らない程度の透明度を有するクリアシートにより形成されている。
袖部空気漏れ防止手段14は、防護衣本体1の袖部の先端付近に備えられた、防護衣本体1と着用者の身体との間の空間内の空気が、防護衣本体1の袖部から外部に漏れることを防止するための手段であり、例えば、図1に示すように、防護衣本体1の裾部を周回するようにゴム紐を通し、防護衣本体1の袖部が、着用者Wの腕部に密着するようにすることによって形成されている。
裾部空気漏れ防止手段15は、防護衣本体1と着用者の身体との間の空間内の空気が、防護衣本体1の裾部から外部に漏れることを防止するための手段であり、本実施形態においては、図1に示すように、防護衣本体1の裾部が下方に長く形成されることにより形成されている。
具体的には、後述のようにスカート2が上端部にゴム紐により形成されたウェストベルト21を有することで、長く形成された裾部をスカート2の中に入れることによって、防護衣本体1の裾部からの空気の漏れを防止する。すなわち、この場合、防護衣本体1のスカート2に入れられるように下方に長く形成された裾自体が、裾部空気漏れ防止手段15として機能することとなる。
スカート2は、図1に示すように、防護衣本体1と同様に、通気性のない又は極僅かな通気性しか有しないシート状部材、例えば、ポリ袋等に使用されているような厚さ20μm程度のプラスチックフィルムF1からなる服地によって、着用者Wの腰部から足部に掛けてを覆い、下方が開放されるように形成されている。また、上端部にウェストベルト21を有する。
なお、ウェストベルト21に使用するゴム紐は、スピンドル等を使用して、予め長さを着用者Wのウエストの周囲の長さに合わせておけば、空気漏れを有効に防止できると同時に、締め付け過ぎによる不快感を解消できる。
帽子3は、図1及び図2に示すように、着用者Wの頭頂部を覆うように構成され、前方に鍔部31を有する。
ファン4は、図1及び図3に示すように、防護衣本体1のファン取付孔11に取り付けられ、フィルター部43を通してろ過された清浄な空気を、防護衣本体1と着用者Wの身体との間の空間に導入するためのものである。ファン4には、下方に接続された電源部5により必要な電力が供給される。
本体部41は、図3及び図4に示すように、プロペラ及びプロペラを回転させるモーターを備える軸流ファンであるファン本体4111が収納されるファン本体収納部411と、フィルター部43が収納されるフィルター収納部412と、を有し、ファン本体収納部411に収納されたファン本体4111の回転により、フィルター部43のフィルター432を通過した清浄な空気を、防護衣本体1内へと導入できるように構成されている。
ファン本体収納部411は、図3及び図4に示すように、空気送出部4112としての開口部を有し、内部のファン本体4111の回転により、空気送出部4112から空気を送出する。また、図3(b)に示すように、空気送出部4112が設けられているのと反対側の端部において、フィルター収納部412と接続されている。
フィルター収納部412は、図3及び図4に示すように、矩形状に形成されたフィルター部43が収納される容器部4121と、容器部4121の内側へと突出する内側フランジ4122と、容器部4121の外側へと突出する外側フランジ4123と、を備える。
また、容器部4121の内側の対向する二つの面(防護衣本体1に取り付けられた際に内側の上下に位置する面)には、図4及び図5に示すように、後述のフィルター部43の波型と合致するように波型の凸部が形成され、フィルター部43を取り付け易くするためのフィルター取付部4124が形成されている。
押し具42は、図6に示すように、矩形状の枠型として形成されると共に、内側に位置する内壁421と、外側に位置する外壁422と、を備える共に、これらの間に溝部423が形成されている。また、外壁422は、本体部41の容器部4121の外周より僅かに大きい内径を持ち、内壁421は、本体部41の容器部4121の内周よりもわずかに小さい外形を持ち、図3(b)に示すように、容器部4121を溝部423に挿入できるように構成されている。
また、内壁421の対向する2辺は、後述のフィルター部43の波型と合致する凹部と凸部が連続する波型の形状となっている。
フィルター部43は、図7に示すように、補強枠431にフィルター432が取り付けられると共にプリーツ加工が施され、平面視において矩形状、側面視において凹部と凸部とが連続する波型となるように形成されている。
補強枠431は、図8に示すように、不織布と熱溶着可能なプラスチックシートによって、梯子型に形成され、梯子の左右の支柱にあたる2枚の横帯4312と、梯子の踏ざんにあたる多数の縦帯4311と、から成り、両端部の縦帯は幅が広く形成されている。
フィルター432は、ファン4を介して防護衣本体1内へと導入される空気をろ過し、ウィルスを含む飛沫や、有害な化学物質等を除去するための手段であり、図7に示すように補強枠431と共にプリーツ加工が施され、波型となっている。これによって、フィルターの有効面積を増大させ、その効果を向上させることができる。
フィルター432としては、ウィルス、化学物質、粉塵等、着用者Wを防護したい防護対象物に合わせて、適宜最適な種類のフィルターを選択すればよい。
首紐44は、ファン4を着用者Wに装着する手段であり、図1に示すように、紐状又は帯状の部材を本体部41の左右に接続することで、ファン4を着用者の首に掛けることができるように構成されている。
電源部5は、ファン4に電力を供給するための部材であり、例えば、安全保護回路が付加されたリチウムイオン組電池が内蔵され、図1に示すようにファン4の下方に接続されている。また、電源部5は、ファン4に供給する電力のオン/オフを切り替えるスイッチを備える。
電源部5は、ファン4に電力を供給することができるものであれば、その具体的な構成は任意である。
次に、本実施形態に係る防護衣100を使用前に着衣する際、及び使用後に脱衣する際の手順を説明する。
1 首紐44によりファン4及び電源部5を着用者Wの胸部に装着し、電源スイッチを入れる。
2 帽子3を被り、防護衣本体1を被る。
3 ファン4の本体部41の容器部4121を、防護衣本体1の内面側からファン取付孔11に挿入する。
4 防護衣本体1の外面側に突出した容器部4121に、フィルター部43を収納した上で、押し具42を取り付ける。
5 スカート2をはき、防護衣本体1の裾をスカート2の中に入れる。
1 スカート2を脱ぎ、廃棄する。
2 押し具42を取り去り、消毒液の入ったバケツに入れる。
3 ピンセットでフィルター部43を取り去り、廃棄する。
4 防護衣本体1を脱ぎ、廃棄する。
5 帽子3を脱ぎ、ファン4の本体部41及び電源部5を取り外す。
次に、本実施形態に係る防護衣100の効果につき説明する。
また着用者Wの呼気は、上方に移動する空気の気流に乗り、頭部に開口した空気排出孔12から排出され、滞留することはない。また、着用者Wが体を大きく動かすことにより、空気排出孔12から大量の空気が排出された場合でも、防護衣本体1を薄く柔軟なプラスチックフィルムF1で形成しているため、防護衣本体1が縮み、大きな陰圧とはならない。また、仮に陰圧となり空気排出孔12から外部の空気が入ったとしても、ファン4による送風量が大きいことから、空気排出孔12から入った空気が着用者の鼻孔の位置まで達することはない。
また、防護衣本体1のファン取付孔11周囲の補強シート111や、透明部13を形成するクリアシートにも、プラスチックフィルムF1と同じ材料を使用すれば、まとめて溶融して再利用することが可能である。
続いて、本実施形態の変形例について説明する。
スカート2は、図1に示すように着用者Wの下半身全体を覆う者に限られず、例えばウィルス感染した患者等と対面する前方だけを覆うものでもよい。
防護衣本体1の袖口付近や裾付近等にも小さな空気排出孔を設け、さらにファン4による送風量を大きくすることで、体の冷却機能を兼ねるようにしてもよい。上記の防護衣100でも、従来の防護衣と比較すれば、ファン4によって常に空気が導入されることで、蒸れを防止できるが、この変形例のように構成することで、暑い時期の使用にさらに適した防護衣を実現できる。
第2実施形態に係る防護衣100Aにつき、図9から図13に基づいて説明する。なお、第1実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
本実施形態に係る防護衣100Aが第1実施形態に係る防護衣100と異なるのは次の点である。
防護衣本体1Aは、まず、強度の点から、厚さ40μmのプラスチックフィルムF2からなる服地によって形成されている。
また、図9及び図10に示すように、防護衣本体1Aの着用者の額に対応する位置に、左右方向に延在する帯状部材16を備える。帯状部材16は、左右両端部において防護衣本体1Aの服地を形成するプラスチックフィルムF2に接続されている。また、帯状部材16の長さは、図10に示すように、対向するプラスチックフィルムF2の長さよりも短い。
したがって、本実施形態においては、着用者Wは、第1実施形態のように帽子3をかぶることを要しない。
なお、ループ171は、一般的なベルト通しのように、帯状の部材の両端部を防護衣本体1Aの服地の外面側に取り付けることで、このような帯状の部材と服地との間に延長部17を通して留めることを可能としたものである。
スカート2Aも、防護衣本体1Aと同様、強度の点から、厚さ40μmのプラスチックフィルムF2からなる服地によって形成されている。
ファン4Aは、まず、平面視略円形のフィルター部43A-1を収納するため、図11及び図12に示すように、フィルター収納部412Aの容器部4121Aが、フィルター部43A-1に対応する円筒状に形成され、さらに、内側フランジ4122A及び外側フランジ4123Aも、内周及び外周が略円形となるように形成されている。
また、押し具42Aも、容器部4121Aの形状に対応し、内壁421A、外壁422A及び溝部423Aが平面視略円形となる円筒状に形成されている。
また、このようなフィルター部43A-1の形状に対応し、フィルター収納部412Aの容器部4121A及び押し具42Aの内壁421Aには、第1実施形態のような波型形状となる部分は設けられていない。
電源部5Aは、図9に示すように、第1実施形態と異なりファン4Aの下方に直接接続されることはなく、ファン4Aとは分離され、電源ケーブル6によってファン4Aに接続されている。
電源部5Aは、例えば、図9に示すように、着用者Wが防護衣本体1Aの中に着用した下着のポケットに収納する。これによって、電源部5Aの重さが着用者Wの首にかからないので、着用者Wの首への負担を減らすことができる。
電源ケーブル6は、図9に示すように、電源部5とファン4Aとを接続するケーブルであり、電源ケーブル6を通じて、電源部5からファン4Aに対して、ファン4Aの稼働に必要な電力が供給される。
電源ケーブル6は、電源部5からファン4Aに対して、ファン4Aの稼働に必要な電力を供給できるものであればよく、その具体的な構成は任意である。
続いて、本実施形態の変形例について説明する。
フィルター部は、上記のような平面視略円形かつドーム状のフィルター部43A-1に代えて、図13に示すフィルター部43A-2のような平面視略円形かつ折込加工により、同心円状に凹凸が形成されたものを用いてもよい。これによって、フィルターの表面積を大きくすることができる。
防護衣本体及びスカートに用いるプラスチックフィルムは、表面に、滅菌効果の高い銅などの物質により、防護対象物となる病原菌やウィルス等が早期に死に絶えるような加工を施してもよい。この場合、洗濯や消毒なしに繰り返し使用することが可能となる。
防護衣本体及びスカートには、プラスチックフィルムに代えて、強度や耐火性の向上のため、不織布のシートを使用してもよい。不織布のシートは、一般にプラスチックフィルムに比べ空気の透過性が高いが、ごく薄いプラスチックフィルムを、ラミネート加工等により不織布のシート上に積層させることにより、空気の漏れがなくなり、本実施形態に係る防護衣の防護衣本体及びスカートの素材として使用できる。
ファン4Aの装着場所は、着用者の胸部の前方に限られず、着用者の背中側に備えるようにしてもよい。この場合、押し具の取り付け等を着用者自身が行うことができないことから、着脱に他者の手伝いが必要となるが、胸部の前方にファン4Aがないことから、例えば、人を抱きかかる必要のある介護等にも使用することが可能となる。
本実施形態においては、着用者の顔面前方に空間を確保する顔面部空間確保手段として、着用者Wの額にかかる帯状部材16を使用する場合につき説明したが、これに代えて、例えば、作業用ヘルメットに使用するハンモックのような形状で帯を複数使用して、着用者Wの頭部と防護衣本体の着用者Wの頭を覆うフード部分の位置関係を定めることで、着用者Wの顔面の前に空間を確保するようにしてもよい。
また、透明部13を形成するためのクリアシートを熱成型により立体形状とすることで、クリアシートによって着用者の顔面前方に空間を確保するようにしてもよい。
第3実施形態に係る防護衣100Bにつき、図14から図15に基づいて説明する。なお、第1実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
本実施形態に係る防護衣100Bが第1実施形態に係る防護衣100と異なるのは次の点である。
防護衣本体1Bは、第1実施形態のような上衣型ではなく、図14に示すように、着用者Wの全身を覆うつなぎ服型に形成され、前身頃に、ファン4Bを避けるようにして、開閉手段18が備えられている。
したがって、防護衣100Bは、第1実施形態のようなスカート2を要しない。
また、裾部空気漏れ防止手段15Bは、例えばゴム紐を着用者Wの足首を周回するように備えることにより、防護衣本体1Bが着用者の足首に密着するように形成されている。
また、透明部13Bは、開閉手段18の左右に分割され、それぞれ着用者の右目及び左目に対応する位置に形成されている。
また、防護衣本体1Bの服地の素材は、通気性のない又は極僅かな通気性しか有しない素材であれば任意である。
ファン4Bは、図15(b)に示すように、まず、本体部41Bのフィルター収納部412Bの外側フランジ4123Bの形成位置が、容器部4121Bの外面の中間付近となると共に、外側フランジ4123Bの防護衣本体1Bに取り付けた際に防護衣本体1Bと接する側には、パッキン4125が備えられている。
また、図15(a)及び(b)に示すように、押し具42Bには、フィルター部43との間に間隔を空けて、ファン4Bの防護衣本体1Bに取り付けられた状態において防護衣本体1Bの外面側に位置する部分全体を前方から覆うようにして、カバー部424が備えられている。
続いて、本実施形態の変形例について説明する。
これによって、防護衣本体1Bの足首周りや袖口周りに空気排出部を設けるとともに、ファン4Bによって防護衣本体1B内に導入される風量を大きくして、着用者Wの身体の冷却機能を強化することが可能となる。
第4実施形態に係る防護衣100Cにつき、図16から図18に基づいて説明する。なお、第1実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
本実施形態に係る防護衣100Cが第1実施形態に係る防護衣100と異なるのは次の点である。
図16に示すように、防護衣本体1Cの着用者の頭部上方の空気排出孔12の後方の位置には、第2空気排出孔19が備えられている。
また、第2空気排出孔19の周囲には、図16に示すように、第2空気排出孔19の開口面積を調整する開口度調整機構191が備えられている。
なお開口度調整機構191の紐状部材は、帯状に形成された帯状のものや、ゴム紐等を含み、紐通し部に通すことができる細長い部材を広く含むものとする。
これによって、開口面積の調整により、防護衣本体1Cの袖部と着用者Wの腕との間に開口部を形成することで、空気排出部として機能させることも可能となる。
これによって、開口面積の調整により、防護衣本体1Cの裾部と着用者の腰部との間に開口部を形成することで、空気排出部として機能させることも可能となる。
ファンの構造は、基本的に第1実施形態に係るファン4と同様であるが、フィルター部43を押し具42に取り付けると共に、フィルター432としてN95タイプのフィルターが用いられたものと、空気透過性の高いフィルターが用いられたものと、の2種類を用意し、それぞれ別個の押し具42に取り付ける。
フィルター部43を押し具42に取り付ける方法としては、接着、溶着等の着脱不能に取り付ける方法や、凹凸を嵌め込むようにして着脱自在に取り付ける方法等、任意の方法を用いることができる。
次に、本実施形態に係る防護衣100Cの効果につき説明する。
また、高性能に製造された、ウィルス等に対する十分な防護機能を有しつつ、通気性の高いフィルターを使用する場合、必ずしもフィルターを交換する必要はなく、ファンのモーターに供給する電圧を調整して風量を変えることにより、防護衣としての使用と空調衣服としての使用を切り替えるようにしてもよい。
第5実施形態に係る防護衣100Dにつき、図19から図23に基づいて説明する。なお、第1実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
本実施形態に係る防護衣100Dが第1実施形態に係る防護衣100と異なるのは次の点である。
防護衣本体1Dは、図19に示すように、着用者Wの背中側に、ファン4Dを取り付けるためのファン取付孔11Dを備える。
防護衣100Dは、スカート2に代えて、着用者Wの下半身を覆うように形成されたズボン8を備える。ズボン8は、スカート2と同様にプラスチックフィルムF1からなる服地によって形成されると共に、上端部に、スカート2のウェストベルト21と同様のウェストベルト81を備え、ズボン8に防護衣本体1Dの裾部を入れることによって、防護衣本体1Dの裾部からの空気の漏れを防止することができるように構成されている。
ファン4Dは、まず、図19に示すように、着用者Wの背中側において、着用者Wが、ベルト45によって、リュックサックやランドセルのようにして背負うことができるように構成されている。
フィルター部43Dは、図22に示すように横帯4311D及び縦帯4312Dからなる補強枠431Dに、図21に示すように、プリーツが形成されていない平面状のフィルター432Dを貼付するようにして形成されている。
また、押し具42Dのフィルター部43を覆う部分は、全体が網目状に形成され、着用者Wが誤って指をファン4D内に入れてしまうことを防止するためのフィンガーガード425となっている。
次に、本実施形態に係る防護衣100Dの効果につき説明する。
さらに、フィンガーガード425が備えられているため、着用者Wがファン4D内に手を挿し入れて負傷することを防止できると共に、異物によりフィルター部43Dが損傷するリスクも小さくなる。
第6実施形態に係る防護衣100Eにつき、図24から図30に基づいて説明する。なお、第1実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
本実施形態に係る防護衣100Eが第1実施形態に係る防護衣100と異なるのは次の点である。
まず、防護衣本体1Eは、図24に示すように、裾部及び袖部が第1実施形態に係る防護衣本体1と比較して短い。なお、防護衣100Eは、スカート2やズボン8を有せず、このような防護衣本体1Eによって着用者の上半身上部のみを覆うように形成されている。
また、防護衣本体1Eの裾部に形成された裾部空気漏れ防止手段15Eは、第4実施形態と同様の、着用者の腰部を周回するようにして形成された紐通し部と、紐通し部に通された紐状部材と、紐状部材の紐通し部から出ている部分に備えられたコードストッパー又はスピンドルと、を備えるものである。
帽子3Eは、第1実施形態と同様の鍔部を有する帽子であるが、図24に示すように、鍔部31E上に、防護衣本体1Eの位置決め手段101をかけて、透明部13のクリアシートの位置を着用者Wの目の前方に合わせるための、上方へと突出する棒状の部材であるフック311を備える。
孔塞ぎ9は、不使用時にストロー孔102を塞ぐための部材であり、図25(a)に示すように、孔塞ぎ本体91と、ループ92と、を備えて構成されている。
孔塞ぎ本体91は、図25(a)に示すように、矩形状の板状に形成された、ストロー孔102を覆うための覆い部911と、覆い部911から突出するように形成された、ループ92に通すための挿入部912とを備え、ストロー孔102を覆う状態における下端部において、防護衣本体1Eの服地の外面側に固定されている。
ループ92は、図25(a)に示すように、一般的なベルト通しのように帯状の部材の両端部を防護衣本体1Eの服地の外面側のストロー孔102上方の部分に取り付けることで、孔塞ぎ本体91の挿入部912を通して、孔塞ぎ91を、ストロー孔102を覆う状態で固定することを可能としたものである。
図25(b)に示すように、ストロー孔102の不使用時には、孔塞ぎ本体91の挿入部912をループ92に通すことで、ストロー孔102を塞いだ状態で孔塞ぎ本体91を固定する。
これに対し、ストロー孔102の不使用時には、図25(c)に示すように、孔塞ぎ本体91の挿入部912をループ92から外し、孔塞ぎ本体91が下方へと垂れ下がるようにすることで、ストロー孔102を開放状態とする。
さらにリスクを軽減させるためには、防護衣本体1Eの服地であるプラスチックフィルムF1を介して補強部材1021の左右又は上下の対向する端面をつかみ、ストロー孔102近傍をアルコールなどで消毒することが必要となる。この場合、補強部材1021がストロー孔102より十分に大きく、補強部材1021の左右又は上下の対向する端面が、ストロー孔102から大きく離れていることが好ましい。
続いて、本実施形態で用いられるファン4Eにつき説明する。
ファン4Eは、図26に示すように、本体部41Eのファン本体収納部411E内に収納されるファン本体4111Eとして、直径4cm程度の小型のターボブレードを持つ遠心ファンを用いて、前面から取り入れた空気を側面の空気送出部4112Eから排出するように構成されている。空気送出部4112Eは、側面全体に設けられていてもよいし、着用者Wの鼻に向かう上面側だけに設けられていてもよい。側面全体に設けられた場合、空気抵抗が少なくなることから、若干防護衣本体1E内への空気の流入効率が良くなり、さらに、ファン4Eより下方にも空気の流れができることから、ファン4Eより下方の蒸れを防止する効果が高まる。
なお、ブレードや回転方向はこれに限らずシロッコファンと同様なものでも構わない。
また、本実施形態においては、防護衣本体1Eが体を覆う領域が少ないので、風量が少なくても着用者Wの身体が蒸れることはない。
また、内側フランジ4122Eのフィルター部43Eと接する側に位置するフィルター部との接触面である本体部側接触面C1には、間隔を開けて、第1箔電極4127が備えられると共に、容器部4121Eの外側には、第1制御電極4128が備えられている。
フィルター部43Eは、図27に示すように、プラスチックシートで作られたリング状の補強枠431Eに、円形のフィルター432Eが接着されて形成されている。また、補強枠431Eのフィルター432Eと接着されていない面に位置する本体部との接触面であるフィルター部側接触面C2には、第2箔電極4313が備えられている。
押し具42Eは、図28に示すように、内壁421E及び外壁422Eを備え、その間に溝部423Eが形成されている。なお、外壁422Eの方が内壁421Eよりも突出する高さが高くなっている。
また、外壁422Eの内側には、本体部41Eの第1制御電極4128に対応する第2制御電極426が備えられている
また、第1制御電極4128と第2制御電極426との位置を合わせるための所定のキー(不図示)が設けられていることが好ましい。
さらに、この際に、第1制御電極4128と第2制御電極426とが接続し、本体部41Eと押し具42Eとの間に導電回路が繋がることから、押し具42Eのカバー部424Eに、例えば、所定の操作を行うための操作部や、所定の表示を行うための表示部を取り付けることが可能になる。
電源部5Aは、第2実施形態等と同様、図24に示すように、第1実施形態と異なりファン4Eの下方に直接接続されることはなく、ファン4Eとは分離され、電源ケーブル6によってファン4Eに接続されている。
電源ケーブル6は、第2実施形態等と同様の電源部5Aとファン4Eとを繋ぐケーブルである。
次に本実施形態に係る防護衣100Eを使用前に着衣する際の手順を説明する。
2 帽子3Eを被り、防護衣本体1Eを被って着衣する。防護衣本体1Eは、裾も袖も短いので簡単に着衣できる。
3 帽子3Eのフック311と防護衣本体1Eの位置決め手段101とを連結することにより、着用者Wの顔と防護衣本体1Eのフード部分との位置関係を適正化する。
4 防護衣本体1Eの裾部の裾部空気漏れ防止手段15Eを締める。
5 ファン4Eの本体部41Eの容器部4121Eを、防護衣本体1Eの内面側からファン取付孔11Eに挿入し、防護衣本体1Eの外面側に突出した容器部4121Eに押し具42Eを取り付け、フィルター部43Eと本体部41Eとの間、ファン取付孔11Eと本体部41Eとの間の隙間をなくす。
次に、本実施形態に係る防護衣100Eの効果につき説明する。
さらに、フィルター部43Eは、押し具42Eのカバー部424Eに覆われているので損傷することはなく、また、ウィルス等に罹患した患者から大量の飛沫を受けても、フィルター部43Eに患者から受けた飛沫が直撃することはない。
さらに、ファン4Eに備えられた各電極により、フィルター部43Eの入れ忘れを防止できると共に、押し具42Eのカバー部424Eに取り付けた操作部や表示部等により、着用者Wが、ファン4Eにつき、様々な電気的操作を行うことが可能となる。
続いて、本実施形態の変形例について説明する。
図29に示す防護衣100Fのように、防護衣本体1Fを着用者の首から上のみを覆うようにしてもよい。この場合、空気漏れ防止手段は、着用者の首の周囲を周回し、密閉するように構成された首部空気漏れ防止手段103のみ備えればよい。
図30に示す防護衣100Gのように、防護衣本体1Gを着用者の顔面のみを覆うようにしてもよい。この場合、空気漏れ防止手段は、着用者の顎付近から顔の側面、帽子へと着用者の頭部の周囲を周回し、密閉するように構成された頭部空気漏れ防止手段104のみ備えればよい。
第7実施形態に係る防護衣100Hにつき、図31から図33に基づいて説明する。なお、第1実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
本実施形態に係る防護衣100Hが第1実施形態に係る防護衣100と異なるのは次の点である。
まず、防護衣本体1Hは、図31に示すように、着用者Wの首から上の頭部のみを覆うように形成されている。なお、防護衣100Hは、スカート2やズボン8を有せず、このような防護衣本体1Eによって着用者の頭部のみを覆うように形成されている。
なお、首部空気漏れ防止手段は、これに限られず、上述のゴム紐や、紐通し、コードストッパー等を用いる方法等、その他の一般的な方法を使用可能である。
頭部用ベルト7は、図31に示すように頭部を周回するようにして着用者Wに装着されるベルト状の部材である。なお、本実施形態は、第1実施形態等における帽子3に替えて、頭部用ベルト7を備えたものである。
また、同時に、ベルト側位置決め手段72は、着用者Wの頭部から前方に突出することから、着用者の顔面と、防護衣本体1Hの服地としてのポリエチレンフィルムPとの間に間隔を空け、空気が流通する空間を確保する機能も有する。すなわち、本実施形態においては、頭部用ベルト7のベルト側位置決め手段72が、本発明における顔面部空間確保手段として機能する。
本実施形態で使用されるファンは、第6実施形態と同様の、遠心ファンが内蔵されたファン4Eである。
電源部5Aは、第2実施形態等と同様、図31に示すように、第1実施形態と異なりファン4Eの下方に直接接続されることはなく、ファン4Eとは分離され、電源ケーブル6によってファン4Eに接続されている。
電源ケーブル6は、第2実施形態等と同様の電源部5Aとファン4Eとを繋ぐケーブルである。
次に本実施形態に係る防護衣100Hを使用前に着衣する際の手順を説明する。
2 頭部用ベルト7を頭に巻き、防護衣本体1Hを被る。
3 電源ケーブル6のファン4Eと接続されたのと反対側の端部に電源部5Aを接続し、ファン4Eを起動する。
4 頭部用ベルト7のベルト側位置決め手段72と、防護衣本体1Hの位置決め手段101と、を接続する。
5 両端に面ファスナーが取り付けられた伸縮性の良い包帯を首に巻き、首部空気漏れ防止手段103Hを形成する。電源ケーブル6は包帯が巻かれた被り口から下側に出る。
次に本実施形態に係る防護衣100Hの防護衣本体1Hを製造する手順を、図33に従って説明する。なお、防護衣本体1Hは、簡便に作成するため、ポリエチレンフィルムPを使用して、接着や接続は溶着で行う。
図33(a)に示すように、長方形の透明性の高いポリエチレンフィルムPを用意し、図に示す様に下半分の部分に空気排出孔12を開口し、透明部13としてのクリアシートを取り付け、ストロー孔102用の補強部材1021を接着し、補強部材1021及びポリエチレンフィルムPにまとめて孔を空け、ストロー孔102を開口する。さらに、ファン取付孔11Eを開口すると共に、その周囲を補強するための円形のリング状の補強シート111Hを接着する。
図33(b)に示すように、ポリエチレンフィルムPを上下方向中央部で折り畳み、左右両側の第1接合ラインJ1において接合した後、その外側を切断する。なお、下端は開放されたままである。
図33(c)に示すように、工程2で接合及び切断したポリエチレンフィルムPの下方を、各面の左右方向中央部に位置していた部分に折り目が来るようにして、前後方向に長く、左右方向に平面となるように畳み直す。下端が開放されているため、下方の部分は容易にこのように畳むことができる。その後、第2接合ラインJ2において接合し、その下方を図33(c)に示す形状となるように切断する。
図33(d)に示すように、工程3で接合及び切断したポリエチレンフィルムPを、再び図33(b)と同様の、左右方向に長く、前後方向に平面となるように戻した後、上端部付近に小加工を施し、形を整える。
第8実施形態に係る防護衣100Iにつき、図34から図35に基づいて説明する。なお、第1実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
本実施形態に係る防護衣100Iが第1実施形態に係る防護衣100と異なるのは次の点である。
防護衣本体1Iは、図34に示すように、着用者Wの首から上の頭部のみを覆うように形成されると共に、着用者Wの頭部に対応する部分の内面側に、スペーサー105を備える。また、防護衣本体1Iの下端部は、クリップKによって、例えば着用者が防護衣本体1Iの下に着用した衣服等に固定されている。
防護衣本体1Iがスペーサー105を備え、スペーサー105が防護衣本体1Iの服地と着用者Wの顔面との間に空間を確保する顔面部空間確保手段として機能することから、本実施形態においては、着用者Wは帽子3を被ることを要しない。
なお、図34においては、スペーサー105を前後左右2列ずつ、計4個備えた場合につき図示したが、スペーサー105を備える個数はこれに限られない。
また、着用者Wの耳に対応する位置には、着用者Wが防護衣100Iを着用したまま聴診器を使用するための聴診器孔106が備えられている。聴診器孔106も、ストロー孔102と同様の補強部材1061を備える構造とした上で、不使用時には、孔塞ぎ9によって塞ぐようにすればよい。
本実施形態で使用されるファンは、第6、第7実施形態と同様の、遠心ファンが内蔵されたファン4Eである。
電源部5Iは、第2実施形態等と同様、図34に示すように、第1実施形態と異なりファン4Eの下方に直接接続されることはなく、ファン4Eとは分離され、電源ケーブル6によってファン4Eに接続されている。ただし、本実施形態においては、充放電のための端子が1つだけ備えられ、電源スイッチ等は設けられていない。
電源ケーブル6は、第2実施形態等と同様の、電源部5Iとファン4Eとを繋ぐケーブルである。また、本実施形態において電源ケーブル6は、防護衣本体1Iの下端部を固定するのと同様のクリップKによって、例えば着用者が防護衣本体1Iの下に着用した衣服等に固定されている。
次に本実施形態に係る防護衣100Iを、使用前に着衣する際、ストロー孔102を使用する際、使用後に脱衣する際、及び脱衣後に次の使用に備える際の手順を説明する。
まず、防護衣100Iを着用し、使用を開始する際の手順につき説明する。
1 ファン取付孔11Eにファン4Eを取り付け、ファン4Eに電源ケーブル6を取り付ける。
2 必要に応じ着用者Wの首に包帯を巻く(防護衣本体1Iを生成するポリエチレンフィルムPが直接首に接触する不快感を解消するため)。
3 防護衣本体1Iを頭部に装着する。
4 電源ケーブル6の端子を電源部5Iの端子に差し込み、送風を開始する。
5 防護衣本体1IのポリエチレンフィルムPの上から包帯を巻き、首部空気漏れ防止手段103Hを形成する。
6 必要に応じ、防護衣本体1Iのファン4Eの近傍の部分や電源ケーブル6をクリップKで適所に留める。
次に、ストロー孔102を使用して、飲料を飲む際の手順について説明する。
ストロー孔102は不使用時には孔塞ぎ9で塞がれ、かつ、防護衣100Iの使用中、防護衣本体1Iの内部は陽圧となるため、ストロー孔102がウィルス等によって汚染される可能性は低いが、さらにウィルス等に感染するリスクを軽減する手順について、図35に基づいて説明する。
1 (a)に示す様にストロー孔102を孔塞ぎ9によって塞がれていない状態とする。2 (b)に示す様にロート状に形成されたロート状具Rを、ストロー孔102に差し込む。
3 ロート状具RにストローSを差し込む。
このようにロート状具Rを使用することにより、ストローSの先端が防護衣本体1Iの服地となるポリエチレンフィルムPの表面を突く危険性を大幅に低減できる。
次に、防護衣100Iの使用後、これを脱衣する際の手順につき説明する。
1 首部空気漏れ防止手段103Hの包帯を外す。
2 電源部5Iを外す。
3 防護衣本体1Iを脱ぐ。
4 防護衣本体1Iからファン4Eと電源ケーブル6を外し、防護衣本体1Iとファン4Eのフィルター部43Eを捨てる。
次に、防護衣100Iの脱衣後、次の使用に備える準備の手順につき説明する。
1 電源部5Iに消毒液が浸入しないように端子をふさぐ栓を取り付ける。
2 栓を取り付けた電源部5I、電源ケーブル6及びファン4Eの押し具42Eを、消毒液につける。
3 消毒が完了した電源部5Iから、端子を塞ぐ栓を外し、充電する。
1 電源のON、OFFが電源ケーブル6の抜き差しだけでよくなる。
2 ファン4Eの風速を上げ過ぎると、フィルターによる飛沫等の捕捉率が低下する。また、反対にファン4Eの風速を下げ過ぎると、着用者Wの呼吸に問題を生じる。したがって、最適に調整した送風量に固定する必要があり、着用者Wが風速を変えられるようにすべきではない。
3 構造が簡素化され、消毒の際の消毒液の浸入を防ぐことができる。
空気排出孔12Iには、着用者Wが、急激かつ大きな深呼吸を行い、防護衣本体1Iを形成するポリエチレンフィルムPの変形が間に合わず、多くの外気が流入してしまう極僅かな可能性も排除するため、空気排出孔12Iを防護衣本体1Iの外面側から覆い、空気排出孔12に防護衣本体1Iの外面側から空気が流入することを防止する弁を備えてもよい。
第9実施形態に係る防護衣100Jにつき、図36から図38に基づいて説明する。なお、第1実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
本実施形態に係る防護衣100Jが第1実施形態に係る防護衣100と異なるのは次の点である。
防護衣本体1Jは、図36に示すように、着用者Wの首から上の頭部のみを覆うように形成されると共に、ファン4Eが取り付けられるファン取付孔11Eの下方に、バッファー部107を備える。また、着用者Wの鼻を覆う位置に、呼吸整流器108を備える。
着用者Wの鼻からの排気時には、呼吸整流器108内部が陽圧となることから、上方の排気弁1083が開き、下方の吸気弁1082は閉じることとなり、呼吸整流器108内の空気を、上方へと排出することができる。
本実施形態で使用されるファンは、第6、第7、第8実施形態と同様の、遠心ファンが内蔵されたファン4Eである。ただし、送風能力が、毎秒150cc(毎分9000ml)程度のものを用いる。
電源部としては、第2実施形態等と同様、第1実施形態と異なりファン4Eの下方に直接接続されることはなく、ファン4Eとは分離され、電源ケーブル6によってファン4Eに接続される電源部5Aを使用する。
電源ケーブル6は、第2実施形態等と同様の電源部5Aとファン4Eとを繋ぐケーブルである。
次に本実施形態に係る防護衣100Jの効果につき説明する。
したがって、ファン4Eの送風能力が、毎秒150cc程度あれば、ファン4Eの送風量が、着用者Wの毎分の吸気量より多いことから、平均的な送風量としては、上記の程度で十分である。しかしながら、着用者Wの約2秒間に亘る吸気時を見ると、この間に着用者Wは500mlを吸気することとなるから、この間のファン4Eの送風量300mlよりも、着用者Wの吸気量の方が200ml多くなる。
すなわち、バッファー部107は300ml程度の容量を持ち、着用者Wの吸気の直前には、バッファー部107に300ml程度の新鮮な空気がたまっていることとなるので、ファン4Eによる送風量と合わせると、着用者の吸気時の吸気量である500mlが十分に確保されることとなる。
図38に示す防護衣100Kのように、無変形部Mを、防護衣本体1Kの着用者の口より下に位置する部分にのみ設け、その上方全体を、小さな圧力で変形する柔軟なフィルムで形成され、無変形部Mに対して着脱自在とされた袋状体Bにより形成するようにしてもよい。また、呼吸整流器108は備えない。
なお、無変形部Mを首に取り付ける場合には、無変形部Mを2つに分割し、首を挟み込むように取り付ければよい。
第10実施形態に係る防護衣100Mにつき、図39から図46に基づいて説明する。なお、第1実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
本実施形態に係る防護衣100Mが第1実施形態に係る防護衣100と異なるのは次の点である。
防護衣本体1Mは、図39に示すように、着用者Wの首から上の頭部のみを覆うように形成されている。また、防護衣本体1Mは、ディピング製法(浸漬製法)を用いて、ポリ塩化ビニルフィルムV等により、透明度が高く、かつ、つなぎ目の無い外観の整った形状となるように形成されている。
また防護衣100Mを、例えば、PM2.5や花粉などの対策として使用する場合には、空気排出孔12から外気が多少侵入しても大きな問題とはならないことから、防護衣本体1Mの内部の空間(着用者Wの身体を除く空間)をあまり大きくとる必要はないが、それでも最低0.5Lは必要である。これ以下だと、外部の風圧により防護衣本体1Mが変形した場合や、着用者Wが深呼吸をしたことにより防護衣本体1Mの体積が縮小した場合などに、防護衣本体1Mを形成するフィルムが着用者Wの顔に張り付いてしまい、不快感を生じさせるおそれがある。また、そもそも外部が無風状態の場合や、着用者Wが呼吸を止めた状態でも、着用者Wの顔のどこにもフィルムが張り付かないようにするためにも、防護衣本体1Mの内部の空間の容量は最低でも1Lは必要であり、使用者個々の顔の形状の違いなどを考慮すると、4L程度であることが望ましい。なお、防護衣本体1Mの内部の空間の容量が10L以上となると、防護衣本体1Mが大きくなり過ぎてしまい、邪魔になる場合が多い。
また、ループ1031に代えて、例えば防護衣本体1Mの下部を上方に折り返すようにして筒状の空間を形成し、当該空間に紐状部材1032を通すようにしてもよい。
凸状部は、例えば、図40に示す凸状部109のように、エンボス加工により、高さの高い凸部を多数形成することによって形成される。また、図41に示す凸状部109Aのように、複数の線状に形成されるようにしてもよい。いずれにしても、防護衣本体1Mをディピング製法で形成する場合、予め型に掘り込みを形成することにより、容易にこのような凸状部を形成することが可能である。
なお、防護衣本体1Mの内部が陽圧となれば、このような空気排出手段としての空隙から、汚染された外気が流入するおそれはない。
本実施形態で使用されるファンは、第6、第7、第8、第9実施形態と同様の、遠心ファンが内蔵されたファン4Eである。
電源部としては、第2実施形態等と同様、第1実施形態と異なりファン4Eの下方に直接接続されることはなく、ファン4Eとは分離され、電源ケーブル6によってファン4Eに接続される電源部5Aを使用する。
電源ケーブル6は、第2実施形態等と同様の電源部5Aとファン4Eとを繋ぐケーブルである。
本実施形態に係る防護衣100Mの屋内及び屋外での使用について、ウィルスに対する防護を目的として使用する場合を例として説明する。
防護衣本体1Mが風によって受ける圧力は、風速の二乗で高くなり、おおよそ次の値となる。
風速1m/S:0.6Pa
風速2m/S:2.5Pa
風速3m/S:5.5Pa
風速4m/S:9.8Pa
風速5m/S:15.3Pa
風速6m/S:22.1Pa
風速8m/S:39.2Pa
風速10m/S:61.3Pa
風速12m/S:88.2Pa
これに対し、屋内では、通常、風はほとんどないが、屋外に比較してウィルスの濃度が高い。
この場合、空気排出孔12を通過する空気の速度は、屋内での使用時の約1.67倍となることから、防護衣本体1M内の圧力は、屋内での使用時の2.78倍の13.9Paとなる。
さらに風が強くなった場合には、ファン4Eに加える電圧を上げ、ファン4Eによって防護衣本体1M内に導入される風量を70L/minにすると、防護衣本体1M内の圧力は27.2Paとなり、この場合、風速が6m/Sの風を受けても、防護衣本体1Mはほとんど変形しない。
なお、屋外で外部の風に対抗することと、屋内でフィルターの捕集能力を十分なものとすることと、を両立するためには、ファン4Eに加える電圧等の調整により、防護衣本体1M内の圧力を、5Paから80Paの範囲で変更できるようにすることが望ましい。
続いて、本実施形態の変形例について説明する。
図42に示す防護衣100Nのように、防護衣本体1Mの変形を防ぐための防風フード10を備えてもよい。防風フード10は、風の圧力による変形の小さい硬質な材料によって、図42に示すように、防護衣本体1Mの全体を覆うように形成されている。
上記実施形態においては、屋外での使用時に風に対抗するため、防護衣本体1M内の圧力を高くして変形を防止する場合につき説明したが、圧力を高くするためには、ファン4Eによって防護衣本体1M内に導入される風量を増やす必要があり、ファン4Eの負担の増加や、消費電力の増加を伴うこととなる。また、上記のように、ファン4Eによって防護衣本体1M内に導入される風量を50L/min以上にすれば問題は生じないものの、防護衣本体1Mの変形を防止することは、防護衣本体1Mの変形により防護衣本体1M内が陰圧となることを回避することができないことを意味する。
第2変形例は、第1変形例と同様に、防護衣本体1Mの変形を防ぐための防風フードを備えたものであるが、第1変形例のように硬質な材料によって防風フードを形成することなく、柔軟なシート状の材料を用いて第1変形例に係る防風フード10と同様な形状となるように形成した上で、金属、樹脂等の硬質なリング状の構造体を上下方向に並ぶように多数備えることで、提灯のような構造として、風による防風フードの変形を防ぐようにしたものである。
このような構造とすることで、不使用時に防風フードを持ち運ぶ際には上下方向に畳み、防風フードを使用するときには、これを広げて頭上から被り、フードを形成することが可能となる。
第3変形例も、第2変形例と同様に、柔軟なシート状の材料を用いて第1変形例に係る防風フード10と同様な形状となるように形成した上で、補強部材としての構造体を備えることによって、風による防風フードの変形を防ぐようにしたものであるが、本変形例は、構造体として、図43に示すような、折り畳み傘の骨のような構造体1010を用いるものである。
構造体1010は、図43(a)に示す折り畳まれた状態と、図43(b)に示す広げられた状態と、を切り替え可能に構成され、これを、折り畳み傘のように頂点1010aで交差するように複数組み合わせ、そこに柔軟なシート状の材料を張るようにして防風フードを形成することで、折り畳み傘のように防風フードを折り畳むことが可能となる。
第4変形例は、第1変形例と同様に、防護衣本体1Mの変形を防ぐための防風フードを備えたものであるが、防風フードを第1変形例のように硬質な材料によって一続きに作製することなく、図44(a)に示すように、第1変形例における防風フード10を細かく切り分けるようにして、多数の矩形状の板状部材1020を形成し、これに平面視において対向する2辺の中央部を結ぶようにして、2方向に貫通孔を空けた上で、このような貫通孔に、図44(a)に示す様に2方向に紐1030を通して接続することで、防風フードを形成したものである。板状部材1020は、紐を通す孔を空けられる程度の厚みを有する必要がある。
なお、(b)に示す板状部材1020Aのように、貫通孔を設けることなく、各辺の中央部付近に、紐1030を通すための孔部が形成された突出部である耳1020aを設けることにより、紐1030を通すことを可能としてもよい。この場合、板状部材1020Aを薄くできることから、軽量化を図ることが可能となる。
第5変形例に係る防護衣100Pは、図45に示すように、防護衣本体1Pを、着用者の首前方に位置する部分に切れ目を設けると共に、当該切れ目に上下方向に延在する線ファスナー110を備え、開閉自在としたものである。
これによって、防護衣本体1Pの着脱が容易となる。また、着脱時には、線ファスナー110の開放が可能であることから、防護衣本体1Pを形成するフィルムにある程度の伸縮性があれば、フィルムの着用者の首に対応する部分自体をきつく形成し、着用者Wの首に密着させることで、首部空気漏れ防止手段とすることができることから、防護衣100Mのような、ループ1031、紐状部材1032及びコードストッパー1033から構成される首部空気漏れ防止手段103Mを備えることを要しない。
第6変形例に係る防護衣100Qは、図46に示すように、防護衣本体1Qを、屋外で使用することを想定し、風による変形を抑えるため、厚膜部1aと、薄膜部1bと、極薄膜部1cと、により構成したものである。
これによって、着用者Wが、防護衣本体1Qの上に帽子Hを被ることが可能となると共に、上記実施形態と同様に、首部空気漏れ防止手段103Mによって、首部からの過度の空気漏れを防止すると共に、凸状部109又は109Aによって形成される空隙から僅かに空気を漏らし、着用者Wの首の蒸れを防止することも可能となる。
1 呼気時:ファン4Eの送風と着用者Wの呼気により膨らむ。
2 呼気と吸気との間の停止時:ファン4Eの送風により膨らむ。
3 通常の吸気時:着用者Wの吸気によりしぼむ。
4 大きな吸気時:着用者Wの吸気により内側にへこむ。
また、バッファー部107Qを設けることにより、空気排出孔12Qからの空気の流入のリスクを軽減できることから、ファン4Eによる送風量を少なく抑えることが可能となり、送風量の抑制によってフィルターの捕捉率の向上を図ることが可能となる。
第11実施形態に係る防護衣100Rにつき、図47から図56に基づいて説明する。なお、第1実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
本実施形態に係る防護衣100Rが第1実施形態に係る防護衣100と異なるのは次の点である。
防護衣本体1Rは、特に医療現場での使用を想定したものであり、フィルターによるウィルス等の捕捉率向上、空気排出孔からの外気の逆流問題の回避、脱衣時の汚染の回避等に重点を置いたものである。
防護衣本体1Rは、図47に示すように、ポリエチレンフィルムPによって、着用者Wの首から上の頭部のみを覆うように形成されると共に、着用者Wの頭部の上方の部分が、排気室130を備える二重構造に形成され、空気排出孔12Rは排気室130の奥に位置する防護衣本体1Rの後部に形成されている。
脱衣帯150は、図47に示すように、一端が防護衣本体1Rを構成するフィルムの内面側の首部空気漏れ防止手段103Mの上方の位置に接続されると共に、他端部が、防護衣本体1Rを形成するフィルムの下端部から下方に突出するように備えられている。
ファン4Rは、図48に示すように、第6実施形態等に係るファン4Eと同様に、本体部41Rのファン本体収納部411E内に収納されるファン本体4111Eとして、直径4cm程度の小型のターボブレードを持つ遠心ファンを用いて、前面から取り入れた空気を側面の空気送出部4112Eから排出するように構成され、図47に示すように防護衣本体1Rのファン取付孔11Rに取り付けて使用される。
また、押し具42Rは、第6実施形態等に係るファン4E等と同様に、ファン4Rが防護衣本体1Rに取り付けられた状態において防護衣本体1Rの外面側に位置する部分を前方から覆うようにして形成されたカバー部424Rを備えると共に、外壁422の左右の対向する位置に、外面側へと突出する突出部428を備える。
帯状部材20は、図47に示すように、着用者の首に、防護衣本体1Rの内側に位置するように巻くための部材であり。着用者Wは、予め帯状部材20を巻いた上で、帯状部材20の上に首部空気漏れ防止手段103Mが位置するようにして、防護衣本体1Rを被ることとなる。
また、図49に示すように、第1延長部202は第2延長部203と比較して長さが長く形成され、第1面ファスナー204は第2面ファスナー205と比較して長さが長く形成されている。
電源部としては、第2実施形態等と同様、第1実施形態と異なりファン4Rの下方に直接接続されることはなく、ファン4Rとは分離され、電源ケーブル6によってファン4Rに接続される電源部5Aを使用する。
電源ケーブル6は、第2実施形態等と同様の電源部5Aとファン4Rとを繋ぐケーブルである。
次に本実施形態に係る防護衣100Rを、使用前に着衣する際及び使用後に脱衣する際の手順を説明する。なお、電源部5A及び電源ケーブル6の取り付け等、他の実施形態と同様の手順については説明を省略する。
まず、防護衣100Rを着用し、使用を開始する際の手順につき説明する。
1 着用者Wの首に帯状部材20を巻く。
2 防護衣本体1Rを被る。
3 首に巻いた帯状部材20の上に首部空気漏れ防止手段103Mの紐状部材1032が位置するようにした上で、紐状部材1032を絞め、コードストッパー1033で固定する。
なお、この際には、着用者Wは、防護衣本体1Rの首部空気漏れ防止手段103Mの下方に、帯状に印刷された位置決め印140が適正な位置あることを目視することにより、首部空気漏れ防止手段103Mの紐状部材1032と、着用者Wの首に巻かれた帯状部材20との位置関係が適正であることを容易に確認できる。
また、防護衣本体1Rを形成するフィルムの、紐状部材1032が配された部分の内面側が、帯状部材20の表面に密着することとなるが、上記のように帯状部材20の本体部201は、例えばダブルラッセル生地等の、通気性に優れ、上下方向に空気を通すことができる材料で形成されていることから、首部空気漏れ防止手段103Mによって過度な空気漏れを防止しつつ、このような帯状部材20を、適正な量の空気を排出する首部の空気排出部としても機能させ、着用者Wの首部の蒸れを防止することができる。また、クッション性の高いダブルラッセル生地等の生地を用いることにより、締め過ぎによる圧迫感や肌触りの問題を回避することができる。
次に、防護衣100Rの使用後、これを脱衣する際の手順につき説明する。
1 首部空気漏れ防止手段103Mの紐状部材1032を緩める。
2 防護衣本体1Rの前方の左右の下端部に露出した2本の脱衣帯150の先端を掴んで引っ張り上げる。これによって、防護衣本体1Rが裏返しになり、汚染されていない内面側が表側になる。脱衣帯150を用いることで、この作業は容易に行うことができ、通常5秒もかからない。
3 ファン4Rを取り外す。この際には、表側となった防護衣本体1Rの内面側に汚染されていないファン4Rの本体部41Rがあり、フィルムの裏側となった防護衣本体1Rの外面側には汚染された可能性の高い押し具42Rがあることから、着用者Wは、一方の手で、防護衣本体1Rを構成する透明なポリエチレンフィルムPを介して押し具42Rの左右に突出する突出部428を掴み、他方の手で本体部41Rの側壁を掴み、引っ張ることにより、本体部41Rと、押し具42Rと、の接続を容易に解除することができる。これによって、汚染されていない本体部41Rは、フィルムの表側(内面側)に取り出すことができ、汚染されている可能性のある押し具42R及びフィルター部43は、汚染されている可能性のあるひっくり返されたフィルムの裏側(外面側)に落ちることとなる。
次に本実施形態に係る防護衣100Rの防護衣本体1Rを製造する手順を、図50に従って説明する。
図50(a)に示すように、ポリエチレンフィルムPによって形成された横幅38cm長さ53cmほどの透明な一般的なゴミ袋と同様な矩形状の袋状体を用意する。図50(a)においては、開口部が下方に位置する、
図50(b)に示すように、着用者Wの頭部の形状に対応する上方に凸となる円弧状の第3接合ラインJ3において、袋状体の両面の2枚のポリエチレンフィルムPを溶着させる。この際には、第3接合ラインJ3の一端部が、袋状体の端部に達するようにする。
図50(c)に示すように、第3接合ラインJ3の上方に位置する上方に凸となる円弧状の第4接合ラインJ4において、袋状体の両面の2枚のポリエチレンフィルムPを溶着させる。この際には、第4接合ラインJ4の両端部が、袋状体の端部に達するようにし、かつ、一端部において第3接合ラインJ3と交わるようにする。
図50(d)に示すように、第4接合ラインJ4に沿って袋状体の上部を切断する。この際には、例えば第4接合ラインJ4の僅かに上方において切断することで、第4接合ラインJ4における接合に孔を空けないようにする。
図50(e)に示すように、ファン取付孔11R及び空気排出孔12Rを開孔した上で、袋状体の下端部近傍を上方に折り返した上で、折り返された部分の上端部を一周溶着させ、さらに、折り返された部分に、1又は2か所の孔部を形成し、紐状部材1032を通せるようにする。
この部分に紐状部材1032を通した上で、コードストッパー1033を取り付ける。
次に本実施形態に係る防護衣100Rの効果につき説明する。
ここで、ファン4Rによって着用者Wの口の近くに送気された空気のうち、着用者Wによって吸気されないでそのまま排出される割合が少ないほど、すなわち、ファン4Rによる送気量が少ないほど、フィルター部43のフィルター432を透過する空気の速度が小さくなり、ウィルス等の防護対象物に対する捕捉率が向上する。
なお、このような効果は、排気室130の体積が大きい程、逆流した外気が着用者Wの鼻孔に達する可能性を低減でき、高めることができる。
続いて、本実施形態の変形例について説明する。
排気室130内には、排気室130が潰れてしまうことを防ぎ、空間を確保するための空間確保手段を備えるようにしてもよい。例えば、着用者Wが大きな深呼吸を行った場合等には、排気室130が潰れてその体積が小さくなることが考えられるが、本変形例は排気室130の体積の減少を防止すると共に、空気の流れを制御することを目的とするものである。
一端部に形成された第1開口部301を排気室130の空気取込部1302に向け、他端部に形成された第2開口部302を空気排出孔12Rに向けるようにして排気室130内に空間確保手段30を備えることで、空気取込部1302から空気排出孔12Rへの流路を確保しつつ、排気室130の体積の減少を防止できる。
この場合も、一端部に形成された第1開口部301Aを排気室130の空気取込部1302に向け、他端部に形成された第2開口部302Aを空気排出孔12Rに向けるようにして排気室130内に空間確保手段30Aを備えることで、空気取込部1302から空気排出孔12Rへの流路を確保しつつ、排気室130の体積の減少を防止できる。
また、左右方向の幅が狭くなる他端部には、略全体に亘って第2開口部302Bが形成されている。
図53(a)に示すように、仕切り板303は、第1開口部301Bが形成された一端部から所定の間隔を空けた位置から、第2開口部302Bが形成された他端部に至るまで形成されている。
また、第2開口部302Bの付近においては、仕切り板303の間隔が、空間確保手段30Bの中央部ほど狭く、端部に近づくほど広くなるように、仕切り板303が配置されている。
すなわち、仮に仕切り板303の間隔が均等だと、空気排出孔12Rから排気室130内に侵入した空気が、空間確保手段30B内の仕切り板303で区切られた区画のうち、第1開口部301Bに近い、左右方向中央部付近の区画に集中することとなるが、中央部付近の区画ほど第2開口部302Bにおける開口部を狭くすることで、これを防止することが可能となる。
図54に示す防護衣100Sのように、排気室130を備えない防護衣本体1Sを使用した上で、着用者Wが、防護衣本体1S内に、排気パイプ32を備える帽子3Sを被るようにしてもよい。
なお、孔部160の周囲には、ゴム等で形成された弾性を有するリングが備えられており、孔部160の周囲が補強されると共に、排気パイプ32との間に隙間が空くことを防止している。
すなわち、本変形例においては、上記のように、排気パイプ32内の空間が、上記実施形態に係る防護衣100Rにおける排気室130としての機能を果たし、排気パイプ32の第1開口部321が、上記実施形態に係る防護衣100Rにおける空気取込部1302としての機能を果たし、防護衣本体1Sに形成された排気パイプ32が挿通する孔部160が、上記実施形態に係る防護衣100Rにおける空気排出孔12Rとしての機能を果たすことで、上記実施形態と同様の機能を得ることができる。
1 排気パイプ32が備えられた帽子3Sを被る。この際には、排気パイプ32の第1開口部321が着用者Wの額の前方に位置するようにする。
2 防護衣本体1Sを被る。
3 前方に突き出した排気パイプ32の第2開口部322が形成された端部を、防護衣本体1Sの孔部160に通す。この際、排気パイプ32は着用者Wが目視し易い着用者Wの前方に備えられ、かつ、孔部160の周囲には、弾性を有するリングが備えられていることから、当該リングを伸ばして容易に排気パイプ32を孔部160に通すことができる。また、孔部160の周囲に弾性を有するリングが備えられていることにより、排気パイプ32を通した後には、孔部160と排気パイプ32との間に隙間が生じることを防止できる。
第3変形例は、第2変形例と同様に、排気室130を備えない防護衣本体1Sを使用した上で、着用者Wが、防護衣本体1S内に、排気パイプを備える帽子を被るようにしたものであるが、本変形例では、帽子3Tは、図55に示すように、排気パイプ32Tに加え、送風量に異常が生じた場合に警告するための警告システムを備える。
そこで、受光素子3234は、リアルタイムに受光量のデータを回路部324に送り、回路部324においては、受光素子3234における数秒間の所定の時間の受光量から、当該時間の平均風量を算出し、算出した平均風量が、予め設定された最低風量を下回った場合に、ブザー3241により大音量を発し、着用者Wや周囲の人に警告を発することとなる。
第4変形例は、第3変形例と同様に、排気室130を備えない防護衣本体を使用し、着用者が、防護衣本体内に排気パイプを備える帽子を被るようにした上で、風量の異常につき警告する警告システムを備えたものである。
ただし、第3変形例に係る警告システムは、排気パイプ内の送風量を測定して警告を行うのであるのに対し、本変形例に係る警告システムは、防護衣本体内の圧力を測定して警告を行う点において相違している。
第5変形例は、第2変形例と同様に、排気室130を備えない防護衣本体を使用した上で、着用者が、防護衣本体内に、排気パイプを備える帽子を被るようにしたものであるが、本変形例では、例えば、ウィルスの感染者や感染した可能性がある者が使用することを想定し、排気パイプ内に、排出する空気からウィルス等の所定の対象物を除去し、浄化するためのフィルターを備える。
これによって、例えば、着用者がウィルス等に感染していない場合に感染を防止することに加え、着用者がウィルス等に感染している場合には、他者にこれを感染させることを防止することが可能となる。
第12実施形態に係る防護衣100Uにつき、図57から図58に基づいて説明する。なお、第1実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
本実施形態に係る防護衣100Uが第1実施形態に係る防護衣100と異なるのは次の点である。
防護衣本体1Uは、図57に示すように、ポリエチレンフィルムPによって、着用者Wの首から上の頭部のみを覆うように形成される。
ただし、本実施形態では、防護衣本体1Uが空気漏れ防止手段103Uの下方の部分を有せず、下方に短く形成されていることから、これに応じて、脱衣帯150Uも第11実施形態に係る脱衣帯150より短く形成されている。
本実施形態で使用されるファンは、第11実施形態と同様の、遠心ファンが内蔵されたファン4Rである。
帯状部材20Uは、図57に示すように、着用者の首に、防護衣本体1Uの内側に位置するように巻くための部材であり。着用者Wは、予め帯状部材20Uを巻いた上で、帯状部材20Uの上に首部空気漏れ防止手段103Uが位置するようにして、防護衣本体1Uを被ることとなる。
図58に示すように、ガイド部材2013は、このような箇所において、第2生地2012側に突出部2013aが突出するようにして第1生地2011と第2生地2012との間に通すことによって、本体部201Uに取り付けられている。
なお、第1生地2011及び第2生地2012として、同一の生地を用いてもよいが、異なる生地を用いてもよい。異なる生地を用いる場合、着用者Wの首に接することとなる第1生地2011としては、肌触りの良い生地を選択し、着用者Wの首に接することのない第2生地2012としては、通気性の良い生地を選択することが好ましい。
また、ガイド部材2013は、例えば、樹脂、金属等の硬質な材料によって形成される。
電源部としては、第2実施形態等と同様、第1実施形態と異なりファン4Rの下方に直接接続されることはなく、ファン4Rとは分離され、電源ケーブル6によってファン4Rに接続される電源部5Aを使用する。
電源ケーブル6は、第2実施形態等と同様の電源部5Aとファン4Rとを繋ぐケーブルである。
本実施形態に係る防護衣100Uによれば、図57に示すように、帯状部材20U上に首部空気漏れ防止手段103Uの紐状部材1032が位置するようにして着用した場合に、紐状部材1032の上下に、帯状部材20Uに備えらえたガイド部材2013の突出部2013aが位置することとなる。
これによって、首部空気漏れ防止手段103Uの紐状部材1032の位置が、ガイド部材2013の突出部2013aの間に規制されることから、例えば着用者Wが激しく動いた場合等においても、首部空気漏れ防止手段103Uの紐状部材1032の位置が、帯状部材20U上からずれてしまうことを防止できる。
これによって、帯状部材20Uの効果、すなわち、第11実施形態において説明したように、空気漏れ防止手段103Uによって防護衣本体1Uを形成するフィルムが直接着用者Wの首に密着したり、着用者Wの首が圧迫されたりすることにより、着用者Wに不快感を生じさせることを防止するという効果や、適正な量の空気を首部から排出させ、着用者Wの首部の蒸れを防止するといった効果等を維持し易くなる。
第13実施形態に係る防護衣100Vにつき、図59から図65に基づいて説明する。なお、第1実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
本実施形態に係る防護衣100Vが第1実施形態に係る防護衣100と異なるのは次の点である。
防護衣本体1Vは、図59に示すように、ポリエチレンフィルムPによって、着用者Wの首から上の頭部を覆うように形成される。また、第10実施形態及び第11実施形態等と同様に、防護衣本体1Vの着用者Wの首に対応する部分は下方に長く形成されているが、当該部分に、例えばループ1031、紐状部材1032及びコードストッパー1033からなる首部空気漏れ防止手段103Mは備えられておらず、下端部には、着用者Wの首の周囲を周回するようにして、後述のように着用者Wの首の周囲に輪ゴム50を巻く際の位置決めに用いられる帯状の印である位置決め印140Vが、防護衣本体1Vを形成するフィルムに、例えば赤等の目立つ色によって印刷することによって形成されている。
また、防護衣本体1Vは、左右両側の着用者Wの耳に対応する位置に、後述の耳具40をとりつけるための耳具用孔180を備える。
空気ガイド190は、図59に示すように、プラスチック等の材料によって、ファン4Vの下方から、斜め上方に向けて、板状の部材が備えられるようにして形成されている。また、空気ガイド190は、取り付けられる確度を調整可能であることが好ましい。
また、上記各実施形態においてファンを防護衣本体のファン取付孔に取り付ける際に用いたように、所定の押し具等を用いて、空気排出孔12Vの周囲を挟み込むようにして、排出部フィルター170を着脱自在に取り付けるようにしてもよい。
耳具40は、図59及び図61に示すように、防護衣本体1Vに耳具用孔180を挿通するようにして取り付けられる、着用者Wが外部の音を聞き易くするための部材である。
また、耳具40の内部には、図61に示すようにして振動板401が備えられている。
すなわち、ファン4Vの振動が大きい場合、特に着用者Wの呼気時には防護衣本体1V内の内圧が高くなり、防護衣本体1Vを形成するポリエチレンフィルムPが伸びた状態となることから、ファン4Vの振動がフィルムに伝わり、着用者Wにとってファン4Vの振動が耳障りとなる場合がある。
なお、耳具40が内部に振動板401を備えるのは、着用者Wの耳の粘膜と外気との接触を断つためである。
帯状部材20Vは、図59に示すように、着用者の首に、防護衣本体1Vの内側に位置するように巻くための部材であり。着用者Wは、予め帯状部材20Vを巻いた上で、防護衣本体1Vを被ることとなる。
後述のようにA型ガイド2017の取付部2017aの上記の部分は、帯状部材20Vを着用者Wの首に巻いた際に着用者Wの首に接触する部分であるところ、上記のように形成されていることで、A型ガイド2017を形成するプラスチックが着用者Wに接する面積を減じ、着用者Wが感じる違和感を低減することができる。
このうち、下部ガイド部2018cは、A型ガイド2017の下部ガイド部2017cと変わるところはないが、上部ガイド部2018bは、図62及び図64に示すように、後述ように輪ゴム50を導くために大型に形成されている。
輪ゴム50は、例えば熱可塑性ポリウレタン等からなる大きな伸縮性を持つ紐状のゴムを、適正な長さに切断した上で、両端を結び付けて作製したリング状のゴムである。輪ゴム50を形成する紐状のゴムの長さは、後述のように着用者Wの首に巻いた際に、着用者Wが、過度の圧迫感を感じることがなく、かつ大きな空気漏れが生じない程度に締め付けることができるように適宜設定される。
また、輪ゴム50は、図59に示すように、結び目から紐状のゴムの両端部が延出するようにして形成された取手部501を備える。
本実施形態で使用されるファン4Vは、第6実施形態等と同様に遠心ファンが内蔵されたファンであるが、防護衣本体1Vに取り付けられた状態において、空気ガイド190が備えられた下方にのみ空気送出部が形成され、下方にのみ空気を送出するように形成されている。これによって、ファン4Vによって防護衣本体1V内に導入された空気を、空気ガイド190によって、効率よく着用者Wの鼻孔へと導くことができる。
電源部としては、第2実施形態等と同様、第1実施形態と異なりファン4Vの下方に直接接続されることはなく、ファン4Vとは分離され、電源ケーブル6によってファン4Vに接続される電源部5Aを使用する。
電源ケーブル6は、第2実施形態等と同様の電源部5Aとファン4Vとを繋ぐケーブルである。
次に本実施形態に係る防護衣100Vを、使用前に着衣する際及び使用後に脱衣する際の手順を説明する。なお、電源部5A及び電源ケーブル6の取り付け等、他の実施形態と同様の手順については説明を省略する。
まず、防護衣100Vを着用し、使用を開始する際の手順につき説明する。
1 帯状部材20Vを着用者Wの首に緩く巻き付ける。この際には、第1面ファスナー204と第2面ファスナー205とを着用者Wの前側で連結するようにする。これによって、着用者Wの後方にB型ガイド2018が位置することとなる。
2 予めファン4Vが取り付けられた状態の防護衣本体1Vを、ファン4Vを起動した上で、首裾に赤線で印刷された位置決め印140Vが帯状部材20Vの下側に位置するように被る。
3 輪ゴム50を、リング状にする際の結び目に形成された取手部501が前方に位置するようにして、着用者の頭頂部から着用者Wの頭部に通した後、下方に移動させる。
この際には、輪ゴム50を、着用者Wの後方に位置する部分において、着用者の後頭部に位置する防護衣本体1VのポリエチレンフィルムPに沿って下側に移動させ、さらに、図65に示すように、B型ガイド2018の上部に大型に形成された上部ガイド部2018b上をスライドさせるようにして移動させることで、帯状部材20Vの上部ガイド部2018bと下部ガイド部2018cとの間に位置する生地部2016の上へと移動させる。また、A型ガイド2017の位置においても、輪ゴム50を、帯状部材20Vの上部ガイド部2017bと下部ガイド部2017cとの間に位置する生地部2016の上へと移動させる。
これによって、輪ゴム50により、防護衣本体1Vを形成するポリエチレンフィルムPを、帯状部材20Vに押し付けることで、首部空気漏れ防止手段を形成できると共に、上下に備えられたたガイド部(A型ガイド2017の上部ガイド部2017b及び下部ガイド部2017c並びにB型ガイド2018の上部ガイド部2018b及び下部ガイド部2018c)によって、輪ゴム50の位置がずれることを防止できる。
次に、防護衣100Vの使用後、これを脱衣する際の手順につき説明する。
1 輪ゴム50をリング状にする際の結び目に形成された取手部501を引っ張り、輪ゴム50を広げた上で、上方へと取り去る。
2 ファン4Vの付いた防護衣本体1Vを脱衣する。
次に本実施形態に係る防護衣100Vの効果につき説明する。
続いて、本実施形態の変形例について説明する。
この場合、排出部フィルター170の有効面積、すなわち空気排出孔12Vの面積は、圧力損失で一義的に決まることとなる。
第14実施形態に係る防護衣100Wにつき、図66から図68に基づいて説明する。なお、第1実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
本実施形態に係る防護衣100Wが第1実施形態に係る防護衣100と異なるのは次の点である。
防護衣本体1Wは、図66に示すように、ポリエチレンフィルムPによって、着用者Wの首から上の頭部を覆うように形成される。また、着用者Wの首に対応する部分は下方に長く形成され、当該部分に首部空気漏れ防止手段が形成されている。図66においては、空気漏れ防止手段が、第10実施形態等と同様のループ1031と、紐状部材1032と、コードストッパー1033と、を有する首部空気漏れ防止手段103Mである場合につき図示しているが、これに限られない。
また、吸気部フィルター210に用いるフィルターの種類としては、他の実施形態におけるファンに取り付けられるフィルター部のフィルターと同様、ウィルス等の着用者Wを防護したい防護対象物に合わせて、適宜最適な種類のフィルターを選択すればよい。
また、ファン取付部230の構成は、ファン4Wを着脱自在に取り付けることができればよく、例えば、送気用筒220の開口部200の周囲に溶着されたのと反対側の端部の開口部の周囲を、厚手のシート等によって補強し、当該補強部分を挟み込むようにしてファン4Wを取り付けるようにすればよい。
本実施形態で使用されるファン4Wは、他の実施形態と異なり、フィルター部を備えることを要しない。
具体的な構成としては、内部にプロペラファンが内蔵されたものであっても、遠心ファンが内蔵されたものであっても、その中間的なものであっても任意であるが、送気用筒220先端のファン取付部230に取り付け可能である必要がある。どのようなファンを用いるとしても、ファン4Wは、数十グラム程度の軽いものであることから、送気用筒220の端部のファン取付部230への取り付け方は、各種の一般的な簡単な方法を採ることができる。
なお、この場合、ファン4Wは、図66に示すように、電源ケーブル6を、ファン4Wの防護衣本体1Wの外面側に露出している部分に接続可能である必要がある。
電源部としては、第2実施形態等と同様、第1実施形態と異なりファン4Wの下方に直接接続されることはなく、ファン4Wとは分離され、電源ケーブル6によってファン4Wに接続される電源部5Aを使用する。
電源ケーブル6は、第2実施形態等と同様の電源部5Aとファン4Wとを繋ぐケーブルである。上記のように、本実施形態においては、ファン4Wの防護衣本体1Wの外面側に露出している部分に接続される。
次に本実施形態に係る防護衣100Wの効果につき説明する。
これに対し、本実施形態によれば、送気用筒220の両端に、ファン4Wと、吸気部フィルター210と、が別々に備えられ、ファン4Wにより送気用筒220内に外気が送風されると、送気用筒220内部の圧力が均一に高くなり、面状に形成された吸気部フィルター210の前面に均一の圧力がかかり、吸気部フィルター210により濾過された清浄な空気が、防護衣本体1W内へと送気される。これによって、ファン4Wの大きさに制限されることなく、フィルターの投影面積を大きくできるので、容易に捕集能力の向上を図ることが可能になる。
続いて、本実施形態の変形例について説明する。
図67に示す防護衣100Xのように、送気用筒220を使用しない構成としてもよい。
すなわち、本変形例では、図67に示すように、他の実施形態と同様、防護衣本体1Xに、柔軟性のある厚手のシートである補強シート111Xによって補強されたファン取付孔11Xを形成した上で、補強シート111Xの内周に嵌合するように形成され、カバー部424Xを有するファン4Xを、ファン取付孔11Xに押し込むようにして、防護衣本体1Xに取り付けるように構成されている。
なお、この場合も、ファン4Xは、フィルター部を備えることを要しない。また、ファン4Xには遠心ファンが内蔵され、周囲の全方向に空気が送出されることが好ましい。
ファン4Xを取り付けるためには、カバー部424Xを持ち、ファン4Xを防護衣本体1Xの外面側からファン取付孔11Xに押し込まなければならないが、この際、着用者Wがカバー部424Xを持ったのと反対の手で、吸気部フィルター210Xを触るおそれがある。
第2変形例は、第1変形例に係る防護衣100Xの防護衣本体1Xにつき、ファン取付孔の構成を変更したものである。
取付孔補強具112は、正面視において、左右方向に長い矩形状となるように形成され、左右の端部に、前方(防護衣本体の外面側)へと突出する取手部1121が形成されている。
第15実施形態に係る防護衣100Zにつき、図69から図70に基づいて説明する。なお、第1実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
本実施形態に係る防護衣100Zが第1実施形態に係る防護衣100と異なるのは次の点である。
防護衣本体1Zは、図69に示すように、ポリエチレンフィルムPによって、着用者Wの首から上の頭部を覆うように形成される。
帯状部材20Zは、図69に示すように、着用者の首に、防護衣本体1Zの内側に位置するように巻くための部材であり。着用者Wは、予め帯状部材20Zを巻いた上で、防護衣本体1Zを被ることとなる。
第1帯状部材206は、第11実施形態に係る帯状部材20と同様のものであり、本体部がダブルラッセル生地等によって形成され、ガイド部材を有しない。
第2帯状部材207は、第13実施形態に係る帯状部材20Vと同様のものであり、本体部にA型ガイド2017及びB型ガイド2018を備える。
本実施形態で使用されるファンは、第14実施形態の第1変形例と同様の、遠心ファンが内蔵され、カバー部424Xを有するファン4Xであり、補強シート111Xの内周に嵌合するように形成され、ファン取付孔11Xに押し込むようにして防護衣本体1Zに取り付けるように構成されている。
電源部としては、第2実施形態等と同様、第1実施形態と異なりファン4Xの下方に直接接続されることはなく、ファン4Xとは分離され、電源ケーブル6によってファン4Xに接続される電源部5Aを使用する。
電源ケーブル6は、第2実施形態等と同様の電源部5Aとファン4Xとを繋ぐケーブルである。なお、この場合も、図69に示すように、電源ケーブル6は、ファン4Xの防護衣本体1Xの外面側に露出している部分に接続され、防護衣本体1Xの外面側に配線されることとなる。
そこで、このような電源ケーブル6が邪魔になることを防止するため、図示しない固定具を備え、電源ケーブル6を、例えば首部空気漏れ防止手段103Zのリング状ゴム1036に固定可能とすることが好ましい。
次に本実施形態に係る防護衣100Zの防護衣本体1Zを製造する手順を、図70に従って説明する。
溶着ラインG1が印刷された型紙GにシリコンシートSIを重ねた上で、シリコンシートSIの上に、ポリエチレンフィルムPによって形成された横幅38cm長さ53cmほどの透明な一般的なゴミ袋と同様な矩形状の袋状体を図70(a)に示すように配置する。なお、図70(a)においては、袋状体の開放端(開口部)が下方に位置する。
袋状体の上には、さらにテフロン(登録商標)シートTを重ねる。
シリコンシートSIを敷くのは、後述の溶着時にヒートシーラーが冷えにくくするためであり、テフロン(登録商標)シートTを重ねるのは、後述の溶着時にポリエチレンフィルムPが過度に溶けてしまうことを防止するためである。
ヒートシーラーを用いて、溶着ラインG1に沿って、袋状体の両面の2枚のポリエチレンフィルムPを溶着させる。溶着されたラインを、第5接合ラインJ5とする。
袋状体の図70(a)に示す角部Dを広げる。具体的には、袋状体の開口部から手を入れ、角部D近傍の部分において、重なった2枚のポリエチレンフィルムPを離隔させるようにして広げたのち、図70(a)における前後方向に潰すことで、図70(b)に示すように、上方に角部Dを頂点とする三角形が形成されるようにする。
図70(b)に示す状態で、角部Dの下方において、ヒートシーラーを用いて、二重に重なった袋状体のポリエチレンフィルムPを直線状に溶着させる。溶着されたラインを第6接合ラインJ6とする。
図70(c)に示すように、第6接合ラインJ6は、角部Dを頂点とする二等辺三角形の底辺となるようにして形成されることとなる。また、第6接合ラインJ6は、長さが20cm程度となる位置に形成されることが好ましい。
図70(d)に示すように、第6接合ラインJ6に沿って袋状体の上部を切断する。この際には、第6接合ラインJ6の僅かに上方において切断することで、第6接合ラインJ6における接合に孔を空けないようにする。
図70(d)に示す状態の袋状体Bの開口部から手を入れ、重なった2枚のポリエチレンフィルムPを離隔させるようにして広げたのち、図70(d)における左右方向に潰すことで、再び図70(a)と同様に2枚のポリエチレンフィルムPが重なった状態とした上で、図70(e)に示すように、第5接合ラインJ5に沿って袋状体の上部を切断する。この際には、第5接合ラインJ5の僅かに上方において切断することで、第5接合ラインJ5における接合に孔を空けないようにする。
工程6まで完了した状態の袋状体を、内面側に位置した面が外面側に位置するように裏返す。
図70(f)に示すように、ファン取付孔11X及び空気排出孔12Vを開孔した上で、下端部近傍に、例えば細長いフィルムの上下2か所を溶着させるようにして、ループ1031を取り付ける。
ファン取付孔11Xを内面側から覆うようにして吸気部フィルター210Xを取り付け、空気排出孔12Vを外面側から覆うようにして排出部フィルター170Xを取り付け、ファン取付孔11Xの周囲の外面側に補強シート111Xを取り付けた上で、ループ1031にリング状ゴム1036を通す。
第16実施形態に係る防護衣100AAにつき、図71から図74に基づいて説明する。なお、第1実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
本実施形態に係る防護衣100AAが第1実施形態に係る防護衣100と異なるのは次の点である。
防護衣本体1AAは、図71に示すように、着用者Wの首から上の頭部を覆うように形成され、フェイスガード部240と、フィルム部250と、を備える。
また、フィルム部250は、軟質なポリエチレンフィルムP等によって形成され、フェイスガード部240の縁に接続されている。
これによって、棒ロック部280に抑え棒2601を固定することにより、吸気部フィルター210AA及び押え枠260を、フェイスガード部240に固定可能となっている。
帯状部材20AAは、図71に示すように、着用者Wの首に、防護衣本体1AAの内側に位置するように巻くための部材であり。着用者Wは、予め帯状部材20AAを巻いた上で、防護衣本体1AAを被ることとなる。
本実施形態で使用されるファン4AAとしては、例えば、40mm角、厚さ10mm程度の軸流ファンが使用され、また、飛沫等の直撃を防止するためのカバー部424AAを備える。
防護衣本体1AAが吸気部フィルター210AAを備えることから、ファン4AAはフィルターを備えることを要せず、外気を、防護衣本体1AAの内面側に備えられた吸気部フィルター210AAにより濾過した上で、毎分60L程度防護衣本体1AA内に送風する。
また、この場合も、ファン4AAは、図71及び図73(b)に示すように、電源ケーブル6を、ファン4AAの防護衣本体1AAの外面側に露出している部分に接続可能である必要がある。
電源部としては、第2実施形態等と同様、第1実施形態と異なりファン4AAの下方に直接接続されることはなく、ファン4AAとは分離され、電源ケーブル6によってファン4AAに接続される電源部5Aを使用する。
電源ケーブル6は、第2実施形態等と同様の電源部5Aとファン4AAとを繋ぐケーブルである。上記のように、本実施形態においては、ファン4AAの防護衣本体1AAの外面側に露出している部分に接続される。
次に本実施形態に係る防護衣100AAの防護衣本体1AAのフィルム部250を製造する手順を、図74に従って説明する。
ポリエチレンフィルムPを図74(a)に示す形状となるように切断する。
工程1において切断したポリエチレンフィルムPを、上下方向中央部において折り畳む。
図74(b)に示すように、第7接合ラインJ7及び第8接合ラインJ8において重なったポリエチレンフィルムPを溶着させた後、第8接合ラインJ8の外側を切除する。
圧力や風量について、25パスカル時の風量が毎分60Lのファン4AAを使用した場合について考察する。
したがって、ファン4AAにより、防護衣本体1AAの内部の圧力を17.5パスカル程度とすることができる。
次に本実施形態に係る防護衣100AAの効果につき説明する。
第17実施形態に係る防護衣100BBにつき、図75から図82に基づいて説明する。なお、第1実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
本実施形態に係る防護衣100BBが第1実施形態に係る防護衣100と異なるのは次の点である。
防護衣本体1BBは、図75に示すように、着用者Wの頭部の前方(顔面部)のみを覆い、頭部の後方は覆わないように形成されている。具体的には、防護衣本体1BBは、透明な硬い材料で着用者Wの頭部の前方を覆う形状に成形された本体部300と、本体部300の着用者の顔面側に位置する面に張られたフィルム部材310と、を備える。
本体部300は、例えば、透明な硬い厚さ1mm程度のプラスチック板を真空成型して形成することで、深さのあるお面状の形状に形成されている。
後述のようにファン4BBは、第1フィルター収納部3001に、吸気部フィルター210BBを挟み込み、ファン取付孔11BBを覆うようにして取り付けられる。すなわち、第1フィルター収納部3001が、本発明におけるファン取付部に該当することとなる。
フィルム部材310は、伸縮性を有する厚さ20から100μm程度の薄いフィルムであり、図75から図77に示すように、お面状に形成された本体部300の着用者Wが顔を入れるための開口部を覆うようにして、当該開口部の周囲の全周に設けられた接続部3004において、本体部300に隙間なく接着されている。
図75に示すように顔出し孔3101に着用者Wが顔を入れ、本体部300を着用者Wの顔面前方の適切な位置に配置すると、フィルム部材310の顔出し孔3101の周囲の端部が、全周にわたって着用者Wの顔面の周辺に接触し、着用者Wの顔面部の周囲からの空気漏れが防止される。すなわち、このフィルム部材310が本発明における顔面部空気漏れ防止手段として機能することとなる。
また、着用者Wが感じる不快感をさらに改善するために、例えば、図78に示すように、肌触りの良い不織布やメッシュ素材で作製した顔当てシート320を、輪ゴム330等を使ってフィルム部材310の外側(着用者Wに向く側)に配し、フィルム部材310が直接着用者Wの顔面の周辺に接触しないようにしてもよい。このような顔当てシート320の使用は、フィルム部材310に用いられる材料にアレルギーのある人に対する対策としても有効である。
なお、図78においては、顔当てシート320を、フィルム部材310の顔出し孔3101に重ならないように形成した場合につき図示しているが、顔当てシート320は、顔出し孔3101の縁より内側まで設けてもよい。その場合には、顔当てシート320に設けられる孔には、着用者Wの顔の形と顔出し孔3101の状態に応じて実質的に拡大することを可能とする加工、例えば顔当てシート320の孔の周囲に放射状の多数の折り込や切込みを施す加工等を行うことが好ましい。
吸気部フィルター210BBは、図75から図77に示すように、第1フィルター収納部3001に収納されるようにして、防護衣本体1BBの本体部300に取り付けられるフィルターであり、図79に示すように、平面視において周囲に補強枠2101を有する矩形状に形成され、ファン取付孔11BBを覆うようにして第1フィルター収納部3001に嵌めることができるように形成されている。
排出部フィルター170BBは、図75から図77に示すように、第2フィルター収納部3002に収納されるようにして、本体部300に取り付けられるフィルターであり、吸気部フィルター210BBと同様、平面視において周囲に補強枠を有する矩形状に形成され、空気排出孔12BBを覆うようにして第2フィルター収納部3002に嵌めることができるように形成されている。
頭部用ベルト7BBは、図75及び図76に示すように着用者Wの頭部に装着される部材であり、防護衣本体1BBを適切な位置で着用者Wに固定するために用いられる。
頭部用ベルト7BBは、着用者Wの頭部に巻かれ、着用者Wに装着される装着具としてのヘッドバンド73と、ヘッドバンド73に防護衣本体1BBを取り付けるための保持具74と、を備える。
上記のように、防護衣本体1BBの本体部300の内面側の着用者Wの額の正面の位置には、鉄板3003が備えられていることから、保持具74がこのように構成されていることによって、着用者Wが頭部に頭部用ベルト7BBを取り付けた状態で、前方から防護衣本体1BBを接近させると、磁石741により鉄板3003が吸引され、防護衣本体1BBの本体部300を所定の適切な位置に固定することができる。
これによって、例えば、図80に示すように保持具74を上方へと曲げることで、防護衣本体1BBを、頭部用ベルト7BBに接続された状態のままで上に持ち上げ、着用者Wの顔面を覆わないようにすることも可能となる。
本実施形態で使用されるファン4BBは、図75から77に示すように、軸流ファンとしてのプロペラが収納され、飛沫等の直撃を防止するためのカバー部424BBを備えるファン本体46と、ファン本体46の空気が排出される側へと、内部が空洞となる筒状に延びるように形成された延長部47と、を備える。
すなわち、ファン4BBの延長部47は、ファン4BBの防護衣本体1BBへの取り付けに資するのみならず、吸気部フィルター210BBを防護衣本体1BBに押し付け、ファン取付孔11BBを覆うようにしてこれを取り付けるための押し具としての機能を兼ねている。
また、ファン4BBは、図75及び図76に示すように、電源ケーブル6を、ファン4BBの外部に露出している部分に接続可能となるように構成されている。
排出部フィルター用押し具60は、排出部フィルター170BBを、防護衣本体1BBの本体部300の第2フィルター収納部3002に取り付けるための部材であり、一端部の形状が、第2フィルター収納部3002の形状と一致するように形成され、図75から図77に示すように、第2フィルター収納部3002に嵌め込むようにして、防護衣本体1BBの本体部300に着脱自在に取り付けることができる。
排出部フィルター用押し具60には、複数の孔部601が形成され、防護衣本体1BBの本体部300の第2フィルター収納部3002に形成された空気排出孔12BBから排出された空気を、孔部601から外部に排出することができるように構成されている。
電源部としては、第2実施形態等と同様、第1実施形態と異なりファン4BBの下方に直接接続されることはなく、ファン4BBとは分離され、電源ケーブル6によってファン4BBに接続される電源部5Aを使用する。
電源ケーブル6は、第2実施形態等と同様の電源部5Aとファン4BBとを繋ぐケーブルである。上記のように、本実施形態においては、ファン4BBの防護衣本体1BBの外部に露出している部分に接続される。
また、電源ケーブル6は、例えば図示しない一般的な方法によって、本体部300の接続部3004等に沿うように配線してもよい。
次に本実施形態に係る防護衣100BBを、使用前に着衣する際、使用後に脱衣する際及び使用中に一時的に脱衣する際の手順を説明する。
まず、防護衣100BBを着用し、使用を開始する際の手順につき説明する。
1 頭部用ベルト7BBを着用者Wの頭部に取り付ける。
2 電源部5Aを電源ケーブル6を介して、防護衣本体1BBに取り付けられたファン4BBに接続し、ファン4BBを駆動させる。
3 防護衣本体1BBを顔に被り、頭部用ベルト7BBの保持具74の磁石741と、防護衣本体1BBの本体部300の鉄板3003と、を接続する。
次に、防護衣100BBの使用後、これを脱衣する際の手順につき説明する。
1 図80に示すように、頭部用ベルト7BBの保持具74を可動部742において上に曲げ、防護衣本体1BBを上に上げる。
次に本実施形態に係る防護衣100BBの効果につき説明する。
続いて、本実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態においては、防護衣本体1BBを着用者Wの顔面に対して適切な位置で保持するために、頭部用ベルト7BBを用いていたが、これに代えて、図81及び図82に示す防護衣100CCのように、防護衣本体1CCが、本体部300CCに備えられたゴムによって形成された紐状の部材であるゴムベルト3005と、フィルム部材310の内側に配された薄いスポンジであるスポンジシート340と、を備えるようにしてもよい。
上記実施形態及び第1変形例で説明したのは、防護衣本体1BB、1CCを繰り返し使用できるようにすることを考慮した一例であり、例えば、次のようにするのは任意である。
ただし、防護衣本体1BB、1CC内への空気の導入部が上にあり、空気の排出部が下にあることは、防護衣本体1BB、1CCによって覆う範囲が狭く防護衣本体1BB、1CC内の空気の容量が少ない本実施形態においては、防護衣本体1BB、1CC内の二酸化炭素濃度が濃くなることを防ぐため、極めて重要である。
すなわち、着用者Wの鼻からの呼気は下に向かうため、空気の排出部が上にあると、着用者の呼気を防護衣本体外に排出する効率が下がり、防護衣本体内の二酸化炭素濃度が濃くなる可能性があるが、空気の導入部が上にあり、空気の排出部が下にあることによりこれを防止できる。
この場合、例えば、本体部300、300CCは、厚さ0.5~0.7mm程度の薄い材料により成形し、接続部3004に備えられる枠体を、例えば、射出成型等により厚さ1.5mm程度となるように成形することにより、全体の重量の増加を抑制しつつ強度を向上することができ、かつ、設計の自由度が上がることから、高機能の製品を実現しやすくなる。
そこで、防護衣本体内部が強い陰圧となることを回避するために、本体部の適所を開口し、そこに薄いフィルムを用いて、第9実施形態や第10実施形態の第6変形例のようなバッファー部を形成してもよい。
空気を濾過することはできないものの、着用者Wの顔面を完全に保護する高機能なフェイスシールドとして機能する。
着用者Wは、吸気部フィルター210BBによって浄化された空気を吸うことができることから、着用者Wがウィルス等に感染するリスクを低減することができる。
着用者Wがウィルス等に感染している場合に、防護衣から排気される空気を濾過することにより、他者に感染させるリスクを低減することができる。
着用者Wがウィルス等に感染するリスク、着用者Wがウィルス等に感染している場合に他者に感染させるリスクの両者を低減することができる。
第18実施形態に係る防護衣100DDにつき、図83から図94に基づいて説明する。なお、本実施形態は、第17実施形態の第1変形例と類似することから、第17実施形態の第1変形例と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、第17実施形態の第1変形例と異なる部分のみを説明する。
本実施形態に係る防護衣100DDが第17実施形態の第1変形例に係る防護衣100CCと異なるのは次の点である。
防護衣本体1DDは、図83に示すように、第17実施形態の第1変形例に係る防護衣本体1CCと同様、着用者Wの頭部の前方(顔面部)のみを覆い、頭部の後方は覆わないように形成され、透明な硬い材料で着用者Wの頭部の前方を覆う形状に成形された本体部300DDと、本体部300DDの着用者の顔面側に位置する面に備えられた顔沿い成型部材350及びスポンジ部材360と、を備える。
本体部300DDは、図83から図86に示すように、第17実施形態の第1変形例に係る本体部300CCと同様、例えば、透明な硬い厚さ1mm程度のプラスチック板を真空成型して形成することで、深さのあるお面状の形状に形成され、図86から図88に示すように、上面に矩形状のファン取付孔11DDを有し、下面に矩形状の空気排出孔12DDを有するが、第1フィルター収納部3001及び第2フィルター収納部3002を有せず、後述のようにファン4DD及び排出部フィルター取付部70は、接着紙を用いて、本体部300DDに接続される。
顔沿い成型部材350は、図83、図85及び図86に示すように、例えば、厚さ0.5mm程度の弾力性のあるプラスチック材料により、予め着用者の顔面に沿う形状となるように成型された部材であり、中央部に、顔出し孔3501が形成されている。
また、顔出し孔3501の縁には、後述のスポンジ部材360が備えられている。
スポンジ部材360は、図83、図85及び図86に示すように、顔沿い成型部材350の顔出し孔3501の周囲の着用者Wの顔面に向く側に配された、空気を通さない独立気泡構造を持つ厚いスポンジにより形成された部材である。
すなわち、顔沿い成型部材350及びスポンジ部材360の両者が、本発明における顔面部空気漏れ防止手段として機能することとなる。
また、同様の構成により、顔沿い成型部材350及びスポンジ部材360の役割を、単に着用者Wの顔面に顔当てシートを密着させる役割だけに特化させてもよい。この場合も、顔沿い成型部材350及びスポンジ部材360により、着用者Wの顔面に顔当シートを密着させることにより、顔面部空気漏れ防止手段が形成されることとなる。
本実施形態で使用されるファン4DDは、図86及び図87に示すように、天蓋410と、ファン本体420と、延長部430と、吸気部フィルター440と、フィルター保持部450と、接着紙460と、から構成され、防護衣本体1DDの本体部300DDに、ファン取付孔11DDを覆うようにして取り付けられる。
天蓋410は、ファン本体420への埃や飛沫等の侵入を防ぐための部材であり、4本の支柱4101によって、ファン本体420の上方に、図84及び図85に示すように間隔を空けて備えられる。
ファン本体420は、例えば軸流ファンとしてのプロペラやモーター等を備える空気の流れを生じさせる機能を有するファンの本体をなす部分であり、図86及び図87に示すように、延長部430のファン本体収納部4301に収納されるようにして、延長部430に取り付けられる。
延長部430は、図86及び図87に示すように、平面視矩形状となり、下方へと前後及び左右方向の幅が広くなるように形成された部材であり、上下に開口部を有する筒状に形成されている。
また、フィルター押さえ部4302は、外周が後述のフィルター保持部450の内周と略一致する略矩形状に形成され、フィルター保持部450に嵌め込んで固定することができるように形成されている。
吸気部フィルター440は、ファン取付孔11DDを介して防護衣本体1DD内へと導入される空気を濾過するための手段であり、他の実施形態と同様、ウィルス、化学物質、粉塵等、着用者Wを防護したい防護対象物に合わせて、適宜最適な種類のフィルターを選択すればよい。
吸気部フィルター440は、図87に示すように、平面視において外周がフィルター保持部450の内周と略一致する略矩形状に形成され、フィルター保持部450に隙間が生じないように収納される。
フィルター保持部450は、図87に示すように、平面視において略矩形状となるリング状に形成された部材であり、内周が延長部430のフィルター押さえ部4302の外周と略一致し、フィルター押さえ部4302を嵌め込んで固定することができるように形成されている。
接着紙460は、両面に粘着面が形成されたシート状の部材であり、図87に示すようにフィルター保持部450のフランジ4501が形成された下面と略同一の形状及び大きさとなるように形成され、フィルター保持部450の下面と、防護衣本体1DDの本体部300DDのファン取付孔11DDの周囲の部分と、を接着することで、ファン4DDと防護衣本体1DDとを接続する。
排出部フィルター取付部70は、防護衣本体1DDの本体部300DDに、空気排出孔12DDを覆うようにしてフィルターを取り付けるための部材であり、図86及び図88に示すように、フィルター押さえ部701と、排出部フィルター702と、フィルター保持部703と、接着紙704と、から構成されている。
フィルター押さえ部701は、図88に示すように、平面視において略矩形状となるリング状に形成された部材であり、外周が後述のフィルター保持部703の内周と略一致する略矩形状に形成され、フィルター保持部703に嵌め込んで固定することができるように形成されている。
また、フィルター押さえ部701は、平面視において対向する二辺に、着用者Wが排出部フィルター取付部70の防護衣本体1DDからの着脱時に掴むための把持部7011が形成されている。
排出部フィルター702は、空気排出孔12DDを介して防護衣本体1DD内へと空気が流入してしまった場合に当該空気を濾過し、また、空気排出孔12DDを介して防護衣本体1DD外へと排出される空気を濾過するための手段であり、他の実施形態と同様、ウィルス、化学物質、粉塵等の防護対象物に合わせて、適宜最適な種類のフィルターを選択すればよい。
排出部フィルター702は、図88に示すように、平面視において外周がフィルター保持部703の内周と略一致する略矩形状に形成され、フィルター保持部703に隙間が生じないように収納される。
フィルター保持部703は、図88に示すように、平面視において略矩形状となるリング状に形成された部材であり、内周がフィルター押さえ部701の外周と略一致する略矩形状に形成され、フィルター押さえ部701を嵌め込んで固定することができるように形成されている。
接着紙704は、両面に粘着面が形成されたシート状の部材であり、図88に示すようにフィルター保持部703のフランジ7031が形成された上面と略同一の形状及び大きさとなるように形成され、フィルター保持部703の上面と、防護衣本体1DDの本体部300DDの空気排出孔12DDの周囲の部分と、を接着することで、排出部フィルター取付部70と防護衣本体1DDとを接続する。
続いて、本実施形態の変形例について説明する。
図89及び図90に示すように、顔沿い成型部材の顔出し孔周辺の構造及びスポンジ部材の顔沿い成型部材への取り付け方法を変更してもよい。
また、着用者Wの顔の大きさや形状に対応して多種類の防護衣本体を作る必要がなくなり、製造コストも大幅に低減することができる。
図91から図94に示す防護衣100FFのように、ファン及び排出部フィルター取付部の構造を変更すると共に、独立した電源部及び電源ケーブルを廃し、ファンと一体化された電気ブロックを設けるようにしてもよい。
1 電源ケーブルを必要としないことから、ケーブルによる煩わしさがない。
2 電源の容量を小さくすることで、安全性を向上することができる。
3 電源の容量を小さくすることで、充電時間を短縮することができる。
4 製造コストを大幅に低減することができる。
ただし、防護衣本体1FF内に呼吸による二酸化炭素が溜まることを防止する観点からは、防護衣本体1FFの上側に電気ブロック80が備えられ、防護衣本体1FFの下側に排出部フィルター取付部70FFが備えられ、上から下に空気が流れる方が好ましい。
第3変形例が上記実施形態に係る防護衣100DDと異なるのは、防護衣本体の本体部の前面側の大部分を薄いフィルムで構成した点である。
これによって防護衣本体につきさらに軽量化を図ることが可能になり、また、着用者Wの口の前方に薄いフィルムしか存在しないことから、着用者Wが話した際に声が遮られ難くなり、着用者Wの声が通り難くなることを防止できる。
上記においては、ファン4DDによってファン取付孔11DDから外気が防護衣本体1DD内に導入される場合につき説明したが、これとは反対に、ファンによってファン取付孔11DDから防護衣本体内の空気が外部へと排出され、これに伴って、ファン取付孔とは別個に設けられた防護衣本体内と防護衣本体の外部とを繋ぐ開口部(上記実施形態においては空気排出孔12DDとして設けられた開口部がこれに該当する。)から防護衣本体内に空気が導入されるように構成してもよい。
また、ファンが取り付けられた開口部が、防護衣本体内から空気を排出する排出部として機能し、ファンに取り付けられて当該開口部に備えられたフィルターが、防護衣本体内から排出される空気を濾過する排出部フィルターとして機能することとなる。
第19実施形態に係る防護衣100GGにつき、図95から図106に基づいて説明する。なお、本実施形態は、第18実施形態と類似することから、第18実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、第18実施形態と異なる部分のみを説明する。
本実施形態に係る防護衣100GGが第18実施形態に係る防護衣100DDと異なるのは次の点である。
防護衣本体1GGは、図95及び図96に示すように、第18実施形態に係る防護衣本体1DDと同様、着用者Wの頭部の前方(顔面部)のみを覆い、頭部の後方は覆わないように形成され、透明な硬い材料で着用者Wの頭部の前方を覆う形状に成形された本体部300GGと、本体部300GGの着用者の顔面側に位置する面に備えられた顔沿い成型部材350GG及びスポンジ部材360と、を備える。
本体部300GGは、図95及び図96に示すように、第18実施形態に係る本体部300DDと同様、例えば、透明な硬い厚さ0.5mm~1mm程度のプラスチック板を真空成型して形成することで、深さのあるお面状の形状に形成されている。また、上面に矩形状のファン取付孔11DDを有し、ファン4DDが、本体部300GGに、ファン取付孔11DDを覆うようにして取り付けられる。
これによって、フランジ状に突出する接続部が、防護衣100GGの外観を損ねたり、着用者Wの邪魔になったりすることを防止できる。
第2フィルター3009は、図95及び図96に示すように、本体部300GGに、空気排出孔としての開口部である第2開口部3008を覆うように隙間なく取り付けられたフィルターである。
これによって、第2フィルター3009が本体部300GGに沿って取り付けられることから、外観上の違和感を低減させることができる。
したがって、第2フィルター3009については、本体部300GGに直接取り付けられ、交換が不可能であっても大きな問題はなく、必ずしも第2フィルター3009を交換可能とする必要はない。
本体部300GGは、図95及び図96に示すように、着用者Wの口部に対応する部分(口部の正面に位置する部分)が、フィルム状の部材である音声用フィルム3010によって、本体部300GGの前面の他の部分よりも薄くなるように形成されている。
音声用フィルム3010としては、外気を通さないフィルムであれば任意の材料のフィルムを用いることが可能であり、例えば、ポリエチレンやポリ塩化ビニル等で形成されたフィルムを用いればよい。
顔沿い成型部材350GGは、図95から97に示すように、第18実施形態に係る顔沿い成型部材350と同様、例えば、厚さ0.5mm程度の弾力性のあるプラスチック材料により、予め着用者の顔面に沿う形状となるように成型された部材であり、中央部に顔出し孔3501が形成され、顔出し孔3501の縁には、スポンジ部材360が備えられている。
これによって、フランジ状に突出する接続部が、防護衣100GGの外観を損ねたり、着用者Wの邪魔になったりすることを防止できる。
顔沿い成型部材350GGは、図95及び図96に示すように、着用者Wの額に対応する部分(額の前方上方に位置する部分の着用者Wに向く側)に、スポンジによって形成された額パッド3504を備える。
顔沿い成型部材350GGは、図95から図97に示すように、着用者Wの顔面の左右両側に位置する部分に、着用者Wが眼鏡Eを装着した際に、眼鏡Eのテンプルを挿通させるための眼鏡挿通部3505を備える。
なお、顔出し孔3501から差込孔35051aへと切込みを入れ、当該切込みを利用して眼鏡のテンプルを顔出し孔3501から差込孔35051aへと移動できるようにしてもよい。
また、孔埋めスポンジ35052は、図99に示すように、台座部35051の差込孔35051aを覆うことができる大きさに形成されている。
次に、本実施形態に係る防護衣100GGを、着用者Wが使用前に着衣する際の手順を説明する。
2 本体部300GGと顔沿い成型部材350GGとの間に眼鏡Eを斜めに入れ、先に一方のテンプルを眼鏡挿通部3505の台座部35051の差込孔35051aに通し、その後、他方のテンプルを眼鏡挿通部3505の台座部35051の差込孔35051aに通す。
3 孔埋めスポンジ35052のスリット35052aを、差込孔35051aから出たテンプルに差し込む。
4 留めベルト35053のスリット35053aをテンプルに差し込み、留めベルト35053の両端部の近傍に備えられた第2面ファスナー35053bを、台座部35051の差込孔35051aの上下に備えられた第1面ファスナー35051bに取り付ける。
これによって、留めベルト35053により孔埋めスポンジ35052が圧縮され、眼鏡Eのテンプルと孔埋めスポンジ35052との間の隙間がなくなる。また、留めベルト35053の上下位置を調整することにより、眼鏡Eの上下位置を修正することができる。
5 眼鏡Eが眼鏡挿通部3505を挿通するように取り付けられた防護衣本体1GGを被り、眼鏡挿通部3505から突き出たテンプルを調整し、眼鏡Eの位置を、テンプルが着用者Wの両耳に掛かり、レンズが着用者Wの目の前方に位置する適正な状態にする。また、額パッド3504が着用者Wの額に当たり、額パッド3504によって防護衣本体1GGが支えられるようにする。
続いて、本実施形態の変形例について説明する。
図100に示す顔沿い成型部材350HHのように、眼鏡挿通部3505HHを、後方へと突出する形状に形成してもよい。
なお、テンプル通し部35054の形状は、後方へと突出するように形成され、眼鏡のテンプルを挿通させることができるものであればよく、種々の形状に変更することが可能である。例えば、前端から後端へと太さが変わらない円筒状の形状としてもよい。
また、テンプル通し部35054は柔軟な材料で形成されていることから、着用者Wごとに眼鏡Eを掛ける位置に多少のばらつきが生じても、問題なく眼鏡Eを使用することができ、さらに、眼鏡Eのテンプルを、スポンジ35055に形成された小さい孔又はスリットであるテンプル通し孔35055aに通すようにすることで、防護衣本体内からの空気の漏れを抑制することができる。
図103に示す顔沿い成型部材350IIのように、眼鏡挿通部3505IIを、顔出し孔3501から連続するように形成されたテンプル避け部35056を、単泡スポンジ等によって形成されたテンプル対応部材35057によって埋めるようにして形成してもよい。また、この場合顔出し孔3501の周囲に配されるスポンジ部材360IIは、テンプル避け部35056を避けるようにして取り付けられている。
テンプル対応部材35057は、図103(b)に示す着用者Wの顔に沿う面の前後方向との角度θが30度以下となり、着用者Wの顔に向く面の長さLは10ミリ以上となることが好ましい。
顔沿い成型部材350GGの顔出し孔3501の周囲の着用者Wの顔面に向く側に配されたスポンジ部材360に代えて、ゴムシート状の部材又はフィルム状の部材によって、顔沿い成型部材350GGと着用者Wの顔面との間の隙間を埋めるようにすることも可能である。
第20実施形態に係る防護衣100JJにつき、図107から図113に基づいて説明する。なお、本実施形態は、第18実施形態と類似することから、第18実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、第18実施形態と異なる部分のみを説明する。
本実施形態に係る防護衣100JJが第18実施形態に係る防護衣100DDと異なるのは次の点である。
防護衣本体1JJは、図107に示すように、第18実施形態に係る防護衣本体1DDと同様、着用者Wの頭部の前方(顔面部)のみを覆い、頭部の後方は覆わないように形成され、透明な硬い材料で着用者Wの頭部の前方を覆う形状に成形された本体部300JJと、本体部300JJの着用者の顔面側に位置する面に備えられた顔沿い成型部材350JJ及びスポンジ部材360と、を備える。
本体部300JJは、図107に示すように、第18実施形態に係る本体部300DDと同様、例えば、透明な硬い厚さ0.5mm~1mm程度のプラスチック板を真空成型して形成することで、深さのあるお面状の形状に形成されている。
この場合、後述のように、風路管接続部3011に、ファン9011を備える頭上積載部90が取り付けられることから、風路管接続部3011が、本発明におけるファン取付部として機能することとなる。
また、図107及び図108に示すように、本体部300JJは、第19実施形態に係る本体部300GGと同様、顔沿い成型部材350JJを取り付けるためのフランジ状の接続部を有せず、本体部300JJの縁部の内面側の部分自体が、顔沿い成型部材350JJと接続するための接続部3004GGとして機能するように構成されている。
第2フィルター3009JJは、第19実施形態に係る第2フィルター3009と同様に、本体部300JJに、空気排出孔としての開口部である第2開口部3008JJを覆うように隙間なく取り付けられたフィルターであり、他の実施形態における排出部フィルターと同様、ウィルス、化学物質、粉塵等の防護対象物に合わせて、適宜最適な種類のフィルターを選択すればよい。
空気誘導部3012は、防護衣本体1JJ内の空間の下端部近傍から、第2開口部3008JJへと空気を誘導するための部材であり、図112に示すような断面U字状の部材を、図111に示すように一端部の近傍が第2開口部3008JJを覆い、他端部が本体部300JJの下端部付近に位置するようにして、本体部300JJの外殻を形成するプラスチック板に融着させることによって形成されている。
顔沿い成型部材350JJは、図107に示すように、第18実施形態に係る顔沿い成型部材350と同様、例えば、厚さ0.5mm程度の弾力性のあるプラスチック材料により、予め着用者の顔面に沿う形状となるように成型された部材であり、中央部に、顔出し孔3501が形成され、顔出し孔3501の縁には、スポンジ部材360が備えられている。
頭上積載部90は、図107及び図108に示すように、防護衣本体1JJの本体部300JJに着脱自在に取り付けられると共に、着用者Wの頭上に載せられる部材であり、図110に示すように、内部が空洞となるように形成され、ファン収納部901と、第1フィルター収納部902と、風路管903と、を備える。なお、頭上積載部90と防護衣本体1JJの本体部300JJとを着脱自在とする方法は特に限定されず、各種一般的な方法を使用すればよい。
ファン収納部901は、図110に示すように、頭上積載部90の防護衣本体1JJに接続されるのと反対側(後方側)の端部付近の部分であり、ファン9011と、電源部9012と、制御回路部9013と、を備える。
電源部9012は、ファン9011に電力を供給するための部材であり、例えば、安全保護回路が付加されたリチウムイオン組電池等が用いられるが、ファン9011に電力を供給することができるものであれば、その具体的な構成は特に限定されない。
制御回路部9013は、ファン9011の稼働に必要な回路類がひとまとめにされたものであり、電源部9012がファン9011に供給する電力を制御する。
第1フィルター収納部902は、図110に示すように、頭上積載部90のファン収納部901の前端部に接続された部分であり、ファン収納部901と風路管903とを繋ぐ筒状に形成され、内部に第1フィルター9021を備える。
風路管903は、図110に示すように、頭上積載部90の第1フィルター収納部902の前端部に接続された部分であり、第1フィルター収納部902と、防護衣本体1JJの本体部300JJに形成された風路管接続部3011と、を繋ぐ筒状に形成されている。
次に本実施形態に係る防護衣100JJを、着用者Wが使用前に着衣する際の手順を説明する。
2 頭上積載部90のファン収納部901に備えられた制御回路部9013を操作し、ファン9011を起動する。
3 頭上積載部90を頭上に乗せるようにして、防護衣本体1JJを被る。
4 着用者Wの顔と、顔沿い成型部材350JJに取り付けられたスポンジ部材360との間に隙間ができないようにゴムベルト3005を調整する。
次に、本実施液体に係る防護衣100JJの使用時の空気の流れについて説明する。
なお、第18実施形態のその他の変形例において述べたのと同様、本実施形態に係る防護衣100JJも、頭上積載部90に備えられたファン9011によって風路管接続部3011から防護衣本体1JJ内の空気が外部へと排出され、これによって防護衣本体1JJ内が陰圧となることに伴って、ファン取付孔とは別個に設けられた防護衣本体内と防護衣本体の外部とを繋ぐ開口部である第2開口部3008JJから、防護衣本体1JJ内に空気が導入される陰圧式として構成することも可能であるが、以下においては、ファン9011によって風路管接続部3011から防護衣本体1JJ内へと空気が導入される陽圧式の場合について説明する。
この場合、これによって防護衣本体1JJ内は陽圧となることから、スポンジ部材360と着用者Wの顔面との間に小さな隙間が生じたとしても、外部の汚染された外気が流入することはない。
次に、本実施形態に係る防護衣100JJの効果につき説明する。
続いて、本実施形態の変形例について説明する。
上記のように、本実施形態は、ファン9011によって防護衣本体1JJ内に空気を導入する陽圧式、ファン9011によって防護衣本体1JJ内の空気を排出する陰圧式の両者で利用できるものであるが、陽圧式の場合、使用目的によっては必ずしも第2フィルター3009JJを備えることを要しない。
この場合、第2開口部3008JJ、第2フィルター3009JJ、空気誘導部3012を廃し、本体部300JJの着用者の顎に対応する部位に、適切な大きさの空気排出孔を設ければよい。また、着用者Wが深呼吸等の大きな吸気を行った場合に当該空気排出孔から逆流を防ぐための逆流防止弁を備えることが好ましい。
例えば、ファンと第1フィルターとの位置関係を変更して、第1フィルターを頭上積載部後端部付近の上面側の外気と直接接する位置に設けた上で、小型の遠心ファンを頭上積載部内部に設置することで、遠心ファンによって、第1フィルターを通過した清浄な外気が、頭上積載部内へと導入されるようにすることも可能である。
この場合、単一の収納部内にファン、電源部及び制御回路部を設けた上で、さらにその上面を第1フィルターとすることができることから、頭上積載部の小型化を図る場合に好適な構成となる。
第21実施形態に係る防護衣100KKにつき、図114から図125に基づいて説明する。なお、本実施形態は、第20実施形態と類似することから、第20実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、第20実施形態と異なる部分のみを説明する。
本実施形態に係る防護衣100KKが第20実施形態に係る防護衣100JJと異なるのは次の点である。
防護衣本体1KKは、図114及び図115に示すように、第20実施形態に係る防護衣本体1JJと同様、着用者Wの頭部の前方(顔面部)のみを覆い、頭部の後方は覆わないように形成され、透明な硬い材料で着用者Wの頭部の前方を覆う形状に成形された本体部300KKと、本体部300KKの着用者の顔面側に位置する面に備えられた顔沿い成型部材350KK及びスポンジ部材360と、を備える。
本体部300KKは、図114及び図115に示すように、第20実施形態に係る本体部300JJと同様、例えば、透明な硬い厚さ0.5mm~1mm程度のプラスチック板を真空成型して形成することで、深さのあるお面状の形状に形成されている。
また、着用者Wが深呼吸をした場合には、僅かに第2フィルター3009KKが備えられた第2開口部3008KKからの外気の流入が生じる可能性があるが、流入量は僅かであることから、第2フィルター3009KKの濾過能力が低くても、大きな問題はない。また、着用者Wがウィルス等に感染することを防止する目的であれば、着用者Wはウィルス等に感染していないことが想定されることから、着用者Wの呼気を浄化する必要はない。
したがって、この場合、第2フィルター3009KKについて、それほど高い濾過能力は必要ではない。
また、着用者Wの呼気は、防護衣本体1KKから排出される際に第1フィルター9021で濾過される。着用者Wが深呼吸をした場合には、第2フィルター3009KKが備えられた第2開口部3008KKからも僅かに防護衣本体1KK内の空気が排出される可能性があるが、排出量は僅かであることから、第2フィルター3009KKの濾過能力が低くても、大きな問題はない。
したがって、この場合も、第2フィルター3009KKについて、それほど高い濾過能力は必要ではない。
頭上積載部90KKは、図114及び図115に示すように、第20実施形態に係る頭上積載部90と同様、防護衣本体1KKの本体部300KKに着脱自在に取り付けられると共に、着用者Wの頭上に載せられる部材であり、図116に示すように本体部300KKの上面に形成された風路管接続部3011に接続される。
また、ファン9011は、前方へと送風するようにファン収納部901KKの後端部に備えられている。
ベルト留め板400は、図115、図118及び図119に示すように、頭上積載部90KKから下方に垂れ下がるようにして備えられた可撓性を有する矩形状の板状の部材であり、下端部付近の後面側に、防護衣本体1KKに備えられたゴムベルト3005KKを通すためのベルト通し4001を備える。
ベルト通し4001としては、ゴムベルト3005KKを通すことができるものであれば、その具体的な構成は任意である。
ベルト留め板400に備えられたベルト通し4001にゴムベルト3005KKが通されていることで、防護衣100KKの使用中にゴムベルト3005KKが下にずれ、防護衣本体1KKの着用者Wの頭部への固定が緩んでしまうのを防止することができる。
次に、本実施形態に係る防護衣100KKを、着用者Wが使用前に準備する際、着衣する際、及び使用後に脱衣する際の手順を説明する。
1 風路管903KKの端部を本体部300KKの風路管接続部3011に接続することにより、防護衣本体1KKと頭上積載部90KKとを一体化させる。また、風路管903KKに設けられた折り曲げ部9032を0度(直線状となった状態)とする。
2 ゴムベルト3005KKの長さを、アジャスター3005aを用いて調整する。
1 制御回路部905を操作し、ファン9011を起動する。
2 防護衣本体1KK及びベルト留め板400の端部を持ち、防護衣本体1KKとベルト留め板400との間に頭部を差し込むように入れ、頭上積載部90KKを頭上に乗せるようにして防護衣100KKを被る。
3 着用者Wの顔と、顔沿い成型部材350KKに取り付けられたスポンジ部材360との間に隙間ができないように防護衣本体1KKの位置を微調整する。
1 防護衣本体1KK及びベルト留め板400の端部を持ち、防護衣本体1KKとベルト留め板400との間から頭部を抜く。
2 制御回路部905を操作し、ファン9011の電源を切る。
3 必要に応じて、風路管903KKに設けられた折り曲げ部9032を90度曲げる。
続いて、本実施形態の変形例について説明する。
ベルト留め板の形状は、上記のような矩形状のものに限られず、図120に示すベルト留め板400LLのような、下部が二股に分かれた形状のものを用いてもよい。
この点、本実施形態は頭上積載部90KKを有することから、ゴムベルト3005KKにおいて、下部のベルトは必須であるが、上部のベルトは必須ではなく、これを備えない構成とすることも可能である。しかしながら、下部のベルトのみを備える場合も、上下二本のベルトを備える場合も、ベルト留め板400LLに設けられたベルト通しの機能に大きな違いはない。
図122から図124に示す防護衣100MMのように、顔沿い成型部材350MMに風路管接続部3506を設け、頭上積載部90MMが、防護衣本体1MMの上端部から上方へと突出しないように構成してもよい。
これによって、図122に示すように、前方から見た場合に、頭上積載部90MMが視認されなくなることから、防護衣の外観を向上することができる。
図125に示す防護衣100NNのように、ベルト留め板400を備えず、代わりに、防護衣本体1KKを着用者Wの顔面に対して適切な位置で保持するためのゴムベルトとして、図125(b)に示すように後方から見た際に上方へと略垂直に伸びるベルトである垂直ベルト30051を備えるゴムベルト3005NNを使用するようにしてもよい。
また、残りの一つの端部(垂直ベルト30051の上端部)は、図125(a)に示すように、防護衣本体1KKの上部、例えば、本体部300KKの上面や、顔沿い成型部材350KKの後面側の上部等に固定されている。
第2開口部3008KK、第2フィルター3009KKを廃し、本体部300KKの着用者Wの顎に対応する部位に、適切な大きさの空気排出孔を設けるようにしてもよい。この場合、着用者Wが深呼吸等の大きな吸気を行った場合に当該空気排出孔からの逆流を防ぐための逆流防止弁を備えることが好ましい。
また、第2開口部を、防護衣本体の本体部ではなく顔沿い成型部材に設けてもよい。
本実施形態に係る防護衣100KKを、使用者たる着用者Wに販売する場合には、概ね以下のセットで提供することが好ましい。
a 頭上積載部
b 防護衣本体として大中小3サイズ、眼鏡対応型・非対応型の計6種類
3 ベルト留め板として大小2サイズ、シニオン対応型・非対応型の計4種類
4 交換用の第1フィルター
第22実施形態に係る防護衣100PPにつき、図126から図130に基づいて説明する。なお、本実施形態は、第21実施形態の第2変形例と類似することから、第21実施形態の第2変形例と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、第21実施形態の第2変形例と異なる部分のみを説明する。
本実施形態に係る防護衣100PPは、アウターシールドとして機能する本体部300PP及びインナーシールドとして機能する顔沿い成型部材350PPを有する防護衣本体1PPと、防護衣本体1PP内に濾過された空気を送るための第1フィルター907、ファン908等を有する頭上積載部90PPと、を備え、防護衣本体1PP内に導入された空気及び着用者Wの呼気を、本体部300PPに設けられた開口面積の大きい開口部である第2開口部3008PPを覆うように備えられたマスク状フィルター370を介して排出するものである。
防護衣本体1PPは、図126に示すように、少なくとも目、鼻及び口を含む着用者Wの頭部の前方(顔面部)のみを覆い、頭部の後方は覆わないように形成され、透明な硬い材料で着用者Wの頭部の前方を覆う形状に成形された本体部300PPと、本体部300PPの着用者の顔面側に位置する面に備えられた顔沿い成型部材350PP及びスポンジ部材360PPと、本体部300PPに対して着脱自在なマスク状に構成されたマスク状フィルター370と、を備える。
本体部300PPは、図126に示すように、第21実施形態の第2変形例に係る本体部300MMと同様、例えば、透明な硬い厚さ0.5mm~1mm程度のプラスチック板を真空成型して形成することで、深さのあるお面状の形状に形成されている。
また、ゴムベルト3005PPは、本体部300PPを形成するプラスチック板に空けられた孔であるゴムベルト取付部3007PPに通されて、本体部300PPを形成するプラスチック板に取り付けられている。
顔沿い成型部材350PPは、図126に示すように、第21実施形態の第2変形例に係る顔沿い成型部材350MMと同様、例えば、厚さ0.5mm程度の弾力性のあるプラスチック材料により、予め着用者の顔面に沿う形状となるように成型され、左右方向中央上部に、風路管接続部3506PPを有する。この場合も、風路管接続部3506PPに、ファン908を備える頭上積載部90PPが取り付けられることから、風路管接続部3506PPが、本発明におけるファン取付部として機能することとなる。
顔沿い成型部材350PPの顔出し孔3501の周囲の部分には、着用者Wの顔面に密着して密閉度を確保するためのスポンジ部材360PPが備えられている。スポンジ部材360PPは、スポンジの弾性により着用者Wの顔面に密着することで、着用者Wの顔面と、防護衣本体1PPとの間の空間からの空気の漏れを防止するための空気漏れ防止手段として機能する。
スポンジ部材360PPは、スポンジが柔軟性を有するプラスチックフィルムで覆われた上で、両面テープ等の貼付手段を用いて顔沿い成型部材350PPの顔出し孔3501の縁の着用者Wの顔面に向く側に取り付けられている。
マスク状フィルター370は、図126に示すように、フィルター本体3701の左右両端部に紐部3702を備えることで、一般的なマスクに類似した形状となるように形成されている。
頭上積載部90PPは、着用者Wの頭上に載せられる部材であり、図126(b)及び図130に示すように、第21実施形態の第2変形例に係る頭上積載部90MMと同様、防護衣本体1PPの顔沿い成型部材350PPに設けられた風路管接続部3506PPを挿通するようにして顔沿い成型部材350PPに着脱自在に取り付けられる。
また、フィルター容器906の内部に、ファン908と、電源部909と、制御回路部910と、が収納されている。また、ファン908の空気送出口9081から、風路管903PPへと繋がるようにして、音透過管914が備えられている。
また、ファン908は、図128(b)に示すように、第1フィルター907との間に間隔を空けて配置されている。
頭上積載部90PPが防護衣本体1PPに接続される風路管接続部3506PPにおいては、頭上積載部90PPから防護衣本体1PPに対して、防護衣本体1PPの重量を打ち消す上向きの力が加えられることとなるが、頭上積載部90PPのフィルター容器906の下面に支点9061が設けられていることで、このような力を適切に加えることができる。
また、風路管903PPは、フィルター容器906と、着脱不能に一体的に形成されている。
また、抜け防止紐915は、これを防護衣本体1PPの本体部300PPに接続した状態では、頭上積載部90PPの風路管903PPを、風路管接続部3506PPから抜くことができない長さとなるようにその長さが定められる。
次に、本実施形態に係る防護衣100PPの効果につき説明する。
そこで、本実施形態は、孔部35062aの形状及び風路管903PPの断面形状を左右方向に長い略楕円形状とすることで、隙間が生じることの防止、上下方向の長さの抑制、及び構造の複雑化の抑制のバランスを取ることを図ったものである。
また、空気送出口9081以外から発生したファン908のノイズのうち、下方や側方に向かったノイズは、フィルター容器906内で反射を繰り返し、最終的には上方に向かい、第1フィルター907を透過し、外部に放出される。
これに対し、本実施形態においては、ファン908を後方に位置させ、空気送出口9081と風路管903PPとの間に、上壁がプラスチックフィルム等の薄く軟質な材料で形成された音透過管914を設けることにより、多くのノイズが音透過管914の上壁から上方に透過した後、さらに第1フィルター907を透過し、外部に放出される。
このような比率を実現するためには、フィルターガードとして、例えば金属メッシュを利用するようにすればよい。
なお、フィルター容器906内に、ファン908、電源部909及び制御回路部910を収納する場合には、第1フィルター907の効果を損なうことがないように、各部品の寸法や配置を工夫することが好ましい。また、第1フィルター907の効果を最大化することを重視する場合には、必要に応じて電源部909及び/又は制御回路部910を、フィルター容器906の外部に配置することも可能である。
続いて、本実施形態の変形例について説明する。
この場合、フィルター自体は、上記の第2開口部3008PPの周囲の部分に着脱不能に取り付ければよい。
この場合、本体部300PPの第2開口部3008PPの周囲の部分の下端部が、例えは蝶番等を利用して本体部300PPの他の部分と接続され、本体部300PPの第2開口部3008PPの周囲の部分を、その下端部を回転軸として回転させるようにして開状態と閉状態とを切り替えことができるようにすることが好ましい。
また、上記のように回転させるのではなく、上下方向等にスライドさせるようにして、開状態と閉状態とを切り替えことができるようにしてもよい。
この場合、第2開口部3008PPを開状態とした際にも、フィルターが蝶番を介して下に垂れた状態となっていることから、フィルターによって第2開口部3008PPが覆われた状態と、覆われていない状態との切り替えも容易となる。
第23実施形態に係る防護衣100QQにつき、図131から図133に基づいて説明する。なお、第22実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、第22実施形態と異なる部分のみを説明する。
本実施形態に係る防護衣100QQは、例えば、インフルエンザ等の感染症の医療現場で使用するのに適したものであり、第22実施形態と異なるのは、以下の点である。
防護衣本体1QQは、図131に示すように、着用者Wの目、鼻及び口を単一の面体380で覆うようにして構成されている。また、面体380の周囲には、空気漏れを防ぐためのスポンジ部材360QQが備えられ、面体380は、取付ベルト410によって着用者Wの顔面に取り付けられる。
また、面体380の着用者Wの口に対応する位置に形成された第2開口部3802を覆うようにして、第2マスク状フィルター390が取り付けられる。
面体380は、例えば、透明な硬い厚さ0.5mm~1mm程度のプラスチック板を真空成型して形成することで、着用者Wの目、鼻及び口を覆い、かつ端部近傍の部分が、着用者Wの顔面に沿い、隙間が生じ難い形状となるように形成されている。
また、面体380は、上部に風路管接続部3801を有する。風路管接続部3801は、図131に示すように、面体380に設けられた開口部から僅かに筒状の部材が突出するように形成され、このような筒状の部材を、後述の頭上積載部90QQの風路管903QQと接続できるように構成されている。
この場合も、風路管接続部3801に、ファン908を備える頭上積載部90QQが取り付けられることから、風路管接続部3801が、本発明におけるファン取付部として機能することとなる。
マスク掛け部3803は、面体380のいずれの端部においても、図131に示すように、上側のものは第2開口部3802の上端部よりも上方に位置し、下側のものは第2開口部3802の下端部よりも下側に位置するように備えられている。
面体380の端部近傍の着用者Wの顔面に接する部分には、面体380を周回するようにして、着用者Wの顔面に密着して面体380と着用者Wの顔面との間の気密性を保つためのスポンジ部材360QQが取り付けられている。
スポンジ部材360QQは、第22実施形態に係るスポンジ部材360PPと同様に、スポンジが柔軟なプラスチックフィルムで覆われた上で、両面テープ等の貼付手段を用いて、面体380の着用者Wの顔面に向く側に取り付けられている。
また、着用者Wの顔面の凹凸を吸収するためには、厚さ(面体380への接着面から着用者Wの顔面に接する面までの不使用状態における距離)は5mm以上あることが好ましいが、20mmを超える厚さだと、面体380から外れ易くなる。
したがって、スポンジ部材360QQは、幅5mm以上20mm以下、厚さ5mm以上20mm以下の断面が矩形状となる帯状に形成されていることが好ましい。
また、このように構成しても眼鏡のテンプルにより着用者Wの顔面とスポンジ部材360QQとの間に隙間が生じる場合には、眼鏡のテンプルを両側から挟むように構成された隙間防止片を、あらかじめ眼鏡のテンプルの着用者Wの顔面とスポンジ部材360QQとの間に位置する部分に取り付けることが好ましい。
第2マスク状フィルター390は、図131に示すように、フィルター本体3901の左右両端部に紐部3902を備えて構成されている。
紐部3902は、図131に示すように、紐状又は帯状の部材の両端部を一点でフィルター本体3901に固定することによって環状に形成されている。紐部3902は、フィルター本体3901の左右両端部に、上下2か所ずつ備えられている。また、紐部3902を構成する紐状又は帯状の部材は、伸縮性を有することが好ましい。
取付ベルト410は、防護衣100QQを、着用者Wに装着するための部材であり、図131に示すように、第1ベルト4101と、第2ベルト4102と、を備える。
第1ベルト4101は、着用者Wの耳を避けつつ、安定して面体380を着用者Wの顔面に取り付けるために、このような形状に形成されている。
また図131(b)においては、一本の幅の広い帯状のベルトを、上下連結具の上下方向中央部に取り付けた場合について図示しているが、取り付け位置を上方又は下方にずらすことより、上下2本のベルトに掛かる力のバランスを変えることができる。
また、着用者Wの頭部の後方に位置する幅の広いベルトとしては、織物や編み物を使用せずに表面が平坦な素材を使用することが好ましい。
頭上積載部90QQは、着用者Wの頭上に載せられる部材であり、図131に示すように、風路管903QQと、防護衣本体1QQの面体380に形成された風路管接続部3801とを接続することで、面体380と接続される。
図132(a)に示すように、ベルト接続部9063は、例えば第2ベルト4102を通して固定できる環状に形成すればよい。
また、風路管903QQは、面体380とは着脱自在に形成され、フィルター容器906QQとは、着脱不能に一体的に形成されている。
なお、風路管903QQは、フィルター容器906QQに一体化された部分と、当該部分と面体380に形成された風路管接続部3801とを結ぶ着脱自在な部分と、に分離して構成してもよい
次に本実施形態に係る防護衣100QQを、使用前に着衣する際、使用後に脱衣する際及び使用中に飲食する際の手順を説明する。
頭上積載部90QQに第1マスク状フィルター913を取り付け、面体380に第2マスク状フィルター390を取り付けた上で、面体380と頭上積載部90QQとを接続し、面体380が着用者Wの顔面の目、鼻及び口を覆い、頭上積載部90QQが着用者Wの頭上に載るようにして防護衣100QQを被り、取付ベルト410を用いて固定する。
防護衣100QQを着用者の顔面から取り外した後、消毒を行う。
具体的には、第1マスク状フィルター913及び第2マスク状フィルター390を外し、廃棄した後、面体380の外側、頭上積載部90QQの風路管903QQ、取付ベルト410の第1ベルト4101及び第2ベルト4102を、アルコール消毒する。
第2マスク状フィルター390を外すことにより、着用者Wは、面体380に設けられた第2開口部3802を利用して飲食することが可能となる。
なお、第2開口部3802から第2マスク状フィルター390が取り外された状態でも、頭上積載部90QQに備えられたファン908によって、面体380内に多量の空気が供給されており、着用者Wの鼻孔の位置は面体380で覆われており、さらにエアカーテン効果も得られることから、着用者Wが外部の汚染された空気を吸い込む可能性は低い。
次に本実施形態に係る防護衣100QQの効果につき説明する。
また、消毒を容易とする観点からは、防護衣100QQの暴露表面積は、0.2m2以下であることが好ましい。なお、防護衣100QQの暴露表面積とは、着用者Wによる装着時に外気と触れる可能性のない空気漏れ防止手段の内側(スポンジ部材360QQによって密閉された面体380と着用者Wの顔面との間の空間)に位置する部分を除く防護衣100QQの全ての面積を指し、取付ベルト410の裏側(着用者Wの頭部に向く側)等も含む。
なお、スポンジ部材360QQに代えて、着用者Wの顔面に沿った形状のゴムシート等を用いることで、顔に接する距離を長くして気密性を保つ方法を採用すれば、同様に消毒液が浸み込むおそれはないが、着用者Wの顔面のゴムシート等と接する面は蒸れることとなるので、着用者Wの顔面の周囲からの空気の漏れを防止する手段としては、顔との接触面積が少なくて済むスポンジ部材の使用が好ましい。スポンジ部材を用いる場合にも、スポンジ部材が着用者Wの顔面に接する部位は蒸れることから、上記のようにスポンジ部材の幅は、20mm以下が好ましい。
続いて、本実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態に係る防護衣100QQにおいては、空気漏れ防止手段として、スポンジがフィルムに包まれたスポンジ部材360QQを使用する場合について説明したが、フィルムに包まれる構成とするのであれば、フィルムに内包される材料は、着用者Wの顔面に密着する弾性を有するものであればよく、スポンジには限られない。例えば羽毛、綿等を用いてもよいし、これらのうち複数種類を併用してもよい。
面体380の内側には、面体380内部での空気の流れを整えるため、整流板や仕切り板等を設けてもよい。このような整流板や仕切り版等を容易に形成するためには、面体380を、射出成型によって成形することが好ましい。
なお、面体380の内側に整流板や仕切り版などを設け、第2開口部3802におけるエアカーテン効果を強化した場合には、面体380は、必ずしも着用者Wの鼻孔の位置まで覆う必要はなく、第2開口部3802を、着用者の鼻孔に前方の位置に至る大きさとしてもよい。
頭上積載部90QQのフィルター容器906QQ内に備えられる機器は、上記のファン908、電源部909及び制御回路部910のみに限られない。例えば、フィルター容器906QQ内部に加湿手段を備え、面体380内に送風する空気を加湿することが好ましい。
加湿手段は特に限定されず、フィルター容器906QQ内にスポンジ等の吸水性のある物体を備えた上で、当該スポンジ等に水を含ませてもよいし、小型の超音波加湿装置を設けるようにしてもよい。
また、水以外の所定の有用物質を発生させる装置を設けた上で、このような有用物質を、面体380内に供給するようにしてもよい。
頭上積載部90QQの風路管903QQには、第22実施形態に係る音透過管914等と同様に、上面等の外壁の一部について、他の部分の外壁と比較して薄く軟質なプラスチックフィルム等で形成し、他の部分の外壁と比較して音波を透過させ易くすることで、ファンのノイズを透過させ、面体380内に侵入するノイズを低減するための音透過部分を設けてもよい。
防護衣100QQを会食時に使用する場合、第2マスク状フィルター390を完全に外さなくても、食事の際にはフィルター本体3901の適部をつまんで位置をずらす(例えば顎に掛けた状態とする)ことによって、第2開口部3802を開放状態として食事を可能とした上で、会話の際には、第2マスク状フィルター390をフィルター本体3901が第2開口部3802を覆う位置に戻して会話することが可能である。
このようにすることで、摘み部を引っ張れば、フィルター本体3901が着用者Wの顎に掛かる状態とすることができ、また、顎から外せば、第2開口部3802を塞ぐこととなる会食用のマスク状フィルターを提供することができる。
面体380のマスク掛け部3803は、これが備えられている上下方向の位置を動かすことができるように形成されていてもよい。具体的には、上側の左右2カ所のマスク掛け部3803を、図131に示す状態から下方向に動かすことができるようにし、及び/又は下側の左右2カ所のマスク掛け部3803を、図131に示す状態から上方向に動かすことができるようにする。
これによって、第2マスク状フィルター390をマスク掛け部3803に掛けたままの状態で、その位置をずらし、第2開口部3802を開放状態として食事を取ることが可能となる。
着用者Wが食事を取り易くする等の目的で、面体380に設けられる第2開口部3802を大きくし、着用者Wの口の周りをできる限り広く開口する場合、面体380やスポンジ部材360QQを、必ずしも着用者Wの顎を覆う部分にまで設ける必要はない。着用者Wの顎を覆う部分が開口していても、第2マスク状フィルター390のフィルター本体3901を大きくし、顎までフィルター本体3901で覆うようにすればよいからである。
この場合、ゴムの密着性を高めるため、フィルター容器906QQの側壁の外周は、平面視において、角が丸められた略矩形状となるように形成されていることが好ましい。
この場合、このようなフィルター本体9131がフィルター容器906QQの側壁の上辺に密着する部分が、本発明における第2シール部として機能することとなる。
なお、フィルター容器906QQの内部は、ファン908によって、風路管903QQを介して面体380内に空気を導入する構成とした場合、ファン908を駆動させると必然的に陰圧となる。
第24実施形態に係る防護衣100RRにつき、図134から図146に基づいて説明する。なお、第23実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、第23実施形態と異なる部分のみを説明する。
本実施形態に係る防護衣100RRが第23実施形態に係る防護衣100QQと異なるのは、以下の点である。
防護衣本体1RRは、図134に示すように、着用者Wの目、鼻及び口を単一の面体380RRで覆うようにして構成されている。また、面体380RRの周囲には、空気漏れを防ぐためのスポンジ部材360RRが備えられ、面体380RRは、取付ベルト410RRによって着用者Wの顔面に取り付けられる。
面体380RRは、第23実施形態に係る面体380と同様、例えば、透明な硬い厚さ0.5mm~1mm程度のプラスチック板を真空成型して形成することで、着用者Wの目、鼻及び口を覆い、かつ端部近傍の部分が、着用者Wの顔面に沿い、隙間が生じ難い形状となるように形成されている。
面体380RRの端部近傍の着用者Wの顔面に接する部分には、面体380RRを周回するようにして、着用者Wの顔面に密着して面体380RRと着用者Wの顔面との間の気密性を保つためのスポンジ部材360RRが取り付けられている。
また、プラスチックフィルム3603によるスポンジ3602の覆い方は図135に示すように、細いプラスチックフィルム3603を斜めに巻くようにしつつ、二重以上の重なりが生じないようにすることが、製造の容易性及び性能(スポンジ部材360RRの表面が固くなることの防止)の観点から好ましい。
第2マスク状フィルター390RRは、図134に示すように、フィルター本体3901RRの左右両端部の上下に紐部3902RRを備えて構成されている。
また、上辺及び下辺の近傍に配されたワイヤを伸縮性を有しないものとした上で、面体380RRの対応する位置に溝を形成することが、第2マスク状フィルター390RRを面体380RRに対してずれ難くするために好ましい。さらに、第2開口部3802の縁に、軟質なゴム又はスポンジを配することによって、さらに確実にフィルター本体3901RRを面体380RRに密着することができる。
フィルター本体3901RRと面体380RRの第2開口部3802の縁との密着性を向上させるため、紐部3902RRを面体380RRのマスク掛け部3803に掛けた際の張力は、100g以上700g以下であることが好ましい。
着用者Wの口元が見えないと不都合である場合に、第2マスク状フィルター390RRをこれに換えることにより、外部から着用者Wの口元を視認できるようにすることが可能となる。
取付ベルト410RRは、防護衣100RRを、着用者Wに装着するための部材であり、図134(b)に示すように、第1ベルト4101RRと、第2ベルト4102RRと、を備える。
ベルト通し孔3804に通された上部ベルト41012及び下部ベルト41013をベルト留め部410141に留めることで、上部ベルト41012及び下部ベルト41013は、図134(b)に示すように、着用者Wの耳を避けるように配置される。
これによって、上部ベルト41012及び下部ベルト41013に長さ調整手段を設けずとも、面体380RRを着用者Wの顔面に押し付ける力の上下のバランスは、上下に長いフック掛け部410142のどの位置にベルトフック410111を掛けるかによって調整可能となっている。
ベルトフック410111は、上記のように、突起410111aを有し、突起410111aを、フック掛け部410142に設けられた複数の溝部410142aのうちいずれに掛けるかを変更することで、第1ベルト4101RRによる張力の上下のバランスを調整することができるように構成されている。
情報表示部410114は、ゴムベルト41011の伸縮性を阻害することがないように、ゴムベルト41011の一部を短いフィルムの筒で覆って土台部410114aを形成した上で、これに文字を記載できる板状の部材である表示板410114bを取り付けることで形成されている。
これによって、ベルトフック410111の突起410111aを、頭上積載部90RRの後端部に設けられたベルト接続部9063に掛けることで、頭上積載部90RRと第1ベルト4101RRとの間を着脱自在に接続することができる。
頭上積載部90RRは、着用者Wの頭上に載せられる部材であり、図134に示すように、風路管903RRを、防護衣本体1RRの面体380RRに形成された風路管接続部3801RRに差し込むようにして、面体380RRと接続される。
フィルター容器906RRは、上面に第1フィルター907RRが備えられる開口部が形成された容器であり、図134(b)及び図138から図140に示すように、風路管903RRと接続し、風路管903RRを介して面体380RRの風路管接続部3801RRに接続するための接続管9064が前方へと突出している。
接続管9064は、図138(b)に示すように、前方から見た際に真円形の開口部が形成される円筒状に形成され、内部にファン908RRのプロペラ9082が配置されている。
ファン908RRを作動させると、フィルター容器906RR内の圧力が負圧となり、第1フィルター907RRの中央部が下方に引かれることとなるが、この際に、図139に示すように支え棒9065によって第1フィルター907RRの中央部を支えることによって、第1フィルター907の中央部が下方に下がり濾過風量が減少することを防止できる。
ファン908RRは、図138(a)及び図139に示すように、風の流れを生じさせるプロペラ9082と、プロペラ9082を回転させるモータ9083と、プロペラ9082とモータ9083とを接続するフレキシブルジョイント9084と、を備える。
10%未満だと、プロペラ9082の強度上の問題が生じる。また、50%でも空気の流れの発生に寄与しない部分の面積である無効面積は25%に留まるが、無効面積がこれを超えることは好ましくないからである。
第1フィルター907RRは、図134(a)、図139及び図140に示すように、フィルター容器906RR上方の開口部を隙間なく覆うように備えられたフィルターであり、フィルター容器906RR上方の開口部よりも僅かに大きい矩形状に形成され、図139及び図140に示すように、フィルター容器906RRの上端部と、フィルター押え枠916との間に挟まれるようにして、フィルター容器906RRに取り付けられている。
第1マスク状フィルター913は、第23実施形態と同様、フィルター本体9131の裏面の4か所に、紐部9132を備えて構成されている。
フィルター本体9131の中央部が盛り上がる構造とする方法としては、各種一般的な方法を使用でき、例えば、支え棒9065を長くしてもよいし、フィルター本体9131を、予め中央部が盛り上がる形状となるように形成しておいてもよい。
フィルター押え枠916は、図139及び図140に示すように、第1フィルター907RRの上に配置されることによって、第1フィルター907RRの端部付近を、フィルター容器906RRとの間に挟み込み、押さえるための部材である。
フィルター押え枠916は、上方から見た際にフィルター容器906RRの四辺の上端部と略同一の形状となるように形成された略矩形状の枠であり、フィルター容器906RRの上端部に取り付けることができるように構成されている。
これによって、フィルター押え枠916をフィルター容器906RRの上端部に取り付けることで、第1フィルター907RRの端部付近を上から押え、フィルター容器906RRと第1フィルター907RRとの間に隙間が生じることを防止できる。
風路管903RRは、図134に示すように、頭上積載部90RRのフィルター容器906RRの前端部に接続された部材であり、フィルター容器906RRの接続管9064と、面体380RRの風路管接続部3801RRと、を繋ぐ筒状に形成されている。
また、他端部に備えられた差込管9035を、面体380RRの風路管接続部3801RRに差し込むことで、面体380RRに着脱自在に接続される。
支え連結体9034は、図141(a)に示すように、着用者Wの頭部に沿って曲がることとなる筒状部材9033の下側に連結部90342が位置するようにして、筒状部材9033内に配置される。
また、差込管9035は、先端に発光ダイオード90351を備え、発光ダイオード90351は、筒状部材9033内を通るケーブル9036によって、フィルター容器906RR内に備えられた制御回路部910に接続されている。また、ケーブル9036は、支え連結体9034のケーブル通し90343に通されている。
発光ダイオード90351は、制御回路部910の制御によって、電源部909の残量が所定量を下回った場合に、例えば、点滅する等の所定の動作によって、着用者Wに警告する。
このような効果は、フィルター容器906RRが、取付ベルト410RRの第2ベルト4102RRによって後方に引かれ、前方にずれ難くなっていることによって、さらに高められている。
また、上記のような風路管903RRによって面体380RRを上方に引き上げる効果を高めるため、風路管903RR内の支え連結体9034の連結部90342に弾性を持たせ、このような弾性を利用することが好ましい。
続いて、本実施形態の変形例について説明する。
第2マスク状フィルター390RRに代えて、小さな空気排出孔が形成された透明なシートによって形成されたマウスシールドを、マスク掛け部3803に掛けることで、第2開口部3802を覆うように面体380RRに取り付けるようにしてもよい。
これによって、防護衣100RRの着用状態においても、外部から着用者Wの口元を視認することが可能となる。
頭上積載部に備えられるフィルター容器として、図142に示すフィルター容器906SSを用いてもよい。
フィルター容器906SSは、上面に開口部を有せず、代わりに後端部に外気吸入口9068を備え、外気吸入口9068に、形状変更可能となるように例えば蛇腹状に形成された筒状の部材である吸入口延長管9069が備えられている。
なお、フィルターの配置は、外気吸入口9068からフィルター容器906SS内に導入された空気を、接続管9064に至る前に濾過できるものであればよく、図示した斜めの配置には限られない。
また、吸入口延長管9069を下に垂らした場合、外気が吸入される吸入口延長管9069の先端が下を向くことから、雨天の際に雨がフィルター容器906SS内に侵入し難くなり、雨天時にも使用し易くなる。
また、吸入口延長管9069を外気吸入口9068に接続しない場合でも、外気吸入口9068が後方を向いていることから、上面に開口部が形成される上記実施形態に係るフィルター容器906RRと比較して、雨が侵入し難くなる。
頭上積載部に備えられるフィルター容器として、図143に示すフィルター容器906TTを用いてもよい。
フィルター容器906TTは、第2変形例に係るフィルター容器906SSについて、吸入口延長管9069TTを短くした上で、その先端に濾過ユニット9070を接続したものである。
頭上積載部に備えられるフィルター容器として、図144に示すフィルター容器906UUを用いてもよい。
フィルター容器906UUは、内部にファン908RRが収納されず、ファン908RRは、フィルター容器906UUとは別に設けられたファン908RRを収納するための容器であるファン容器917に収納されている。
なお、上記実施形態に係るフィルター容器906RRにおいては、第1フィルター907RRが取り付けられた容器であるフィルター容器906RR内にファン908RRが収納されていることから、フィルター容器906RRが同時に、ファン908RRを収納するための容器であるファン容器にも該当することとなる。
これによって、第1フィルター907UUによって濾過されてフィルター容器906UU内に導入された空気が、接続管918及びファン容器917を介して、風路管903RRへと送られることとなる。
上記実施形態においては、面体380RRと着用者Wの顔面との間からの空気の漏れを防止する手段として、面体380RRの縁部近傍の内面側の面を、着用者Wの顔面と略平行となるように形成した上で、当該面に、断面が略台形状となるように形成されたスポンジ部材360RRを貼付し、スポンジ部材360RRが着用者Wの顔面に対し略垂直に押し付けられて圧縮されることによって、隙間が封じられる場合について説明したが、これに代えて、図145に示す面体380VV及びスポンジ部材360VVのように、面体380VVの周囲に、着用者Wの顔面に対して略垂直な面となるように貼付面3805を形成した上で、貼付面3805に、着用者Wの顔面側に突出するようにして、断面が薄い矩形状となるテープ状のスポンジ部材360VVを貼付し、面体380VVを着用者Wの顔に当てた際に、スポンジ部材360VVが着用者Wの顔面に沿って折れ曲がるようにすることで、隙間を封じるようにしてもよい。
図146に示す防護衣100WWのように、着用者Wの鼻に沿う形状に形成された面体380WWを用いてもよい。面体380WWは、第2開口部3802の周囲の部分が、着用者Wの顔面に接近すると共に、着用者Wの鼻に対応する位置に着用者Wの鼻に沿う突出部が形成され、着用者Wの鼻が覆われている。このような形状とすることで、第2開口部3802から外気が流入した場合に、着用者Wがこれを鼻から吸ってしまうおそれをさらに低減できる。
第25実施形態に係る防護衣100XXにつき、図147から図149に基づいて説明する。なお、第24実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、第24実施形態と異なる部分のみを説明する。
第25実施形態に係る防護衣100XXは、頭上積載部90XXとして、風路管903RRを有しないものを使用し、フィルター容器906RRが着用者Wの額の前方に位置するように構成されたものである。
また、取付ベルト410RRの第2ベルト4102RRを備えることなく、着用者の頭部後方を水平方向に周回する第1ベルト4101RRのみによって面体380XXを着用者Wの頭部に固定するようにしてもよい。
また、フィルター容器接続部3806の形状は、フィルター容器906RRの接続管9064を隙間なく取り付けることができるものであれば任意である。
続いて、本実施形態の変形例について説明する。
図148に示す防護衣100YYのように、頭上積載部90YYのフィルター容器906YYを、第1フィルター907RRが備えられる側が、着用者Wの額に対向して後方を向くように形成してもよい。
また、フィルター容器906YYは、接続管9064YYが、面体380YYの上部に形成された開口部であるフィルター容器接続部3806YYを覆うようにして、面体380YYに取り付けられる。
これによって、図148に示すように、着用者Wの頭部上方に位置する第2ベルト4102RRを備えない取付ベルト410YYを用いても、面体380YYが着用者Wの顔面に対してずれ易くなることを防止できる。
図149に示す防護衣100ZZのように、頭上積載部90ZZのフィルター容器906ZZを、第1フィルター907RRが備えられる側が着用者Wの額に対向して後方を向くように形成した上で、さらに、第1フィルター907RRが備えられた着用者Wの額に対向する側が、左右方向から見た際に孤を描き、着用者Wの額に沿うように形成してもよい。
また、フィルター容器906ZZは、左右方向の長さと比較して、上下方向の長さが長くなるように形成されている。
このように、電源部909及び制御回路部910を、ファン908YYに対し、上下方向にずれた位置に配置することによって、フィルター容器906ZZを、第1変形例に係るフィルター容器906YYと比較して、左右方向に短く形成することができる。
図163に示す頭上積載部90ζのように、フィルター容器906ζを、袋状に形成されたフィルターである袋状フィルター922によって覆うように形成してもよい。
フィルター容器906ζは、図163(a)に示すように、直方体状に形成されると共に、後面側に空気を取り込むための開口部90703を有し、開口部90703が袋状フィルター922によって覆われるように形成されている。
なお、フィルター容器906ζは、袋状フィルター922を被せ易くするためには、直方体状に形成することが好ましいが、第1変形例に係るフィルター容器906YYのように、着用者Wの額に沿って上下方向から見た際に中央部が凹むように形成してもよいし、第2変形例に係るフィルター容器906ZZのように、着用者Wの額に沿って、左右方向から見た際に中央部が凹むように形成してもよい。
また、フィルター容器906ζの外面のうち、上面及び左右の側面の溝部90705よりも上部に位置する部分には、図163(a)及び(c)に示すように、空気を流通させる空間を確保するためのスペーサー90704が備えられている。スペーサー90704の具体的な構造は、フィルター容器906ζの外面のうち、上面及び左右の側面と、袋状フィルター922との間に空気を流通させるための空間を確保することができるものであれば任意である。
なお、スペーサー90704は、さらに、前面の溝部90705よりも上部に位置する部分及び後面の溝部90705よりも上部に位置する部分のうち開口部90703以外の部分にも備えるようにしてもよい。
袋状フィルター922は、図163(a)及び(c)に示すように、下端部が開口部9221となる袋状に形成されたフィルターであり、下端部の開口部9221近傍を周回するようにして、ゴム紐9222を備える。この場合、開口部9221が形成された下端部が、解放端部に該当することとなる。
本変形例によれば、袋状フィルターによってフィルター容器906ζの溝部90705よりも上方の部分の全体が覆われていることで、フィルターの面積を増加させることができると共に、フィルターとフィルター容器との間の密閉性を向上させることができる。
図164に示す頭上積載部90ηのように、フィルター容器906ηを、筒状に形成されたフィルターである筒状フィルター923によって覆うように形成してもよい。
また、フィルター容器906ηの外面のうち、左右の側面の第1溝部90706よりも上部かつ第2溝部90707よりも下部に位置する部分には、図164に示すように、空気を流通させる空間を確保するためのスペーサー90704ηが備えられている。スペーサー90704ηの具体的な構造は、フィルター容器906ηの外面のうち、左右の側面と、筒状フィルター923との間に空気を流通させるための空間を確保することができるものであれば任意である。
なお、スペーサー90704ηは、さらに、前面の第1溝部90706よりも上部かつ第2溝部90707よりも下部に位置する部分及び後面の第1溝部90706よりも上部かつ第2溝部90707よりも下部に位置する部分のうち開口部90703以外の部分にも備えるようにしてもよい。
第26実施形態に係る防護衣100αにつき、図150から図152に基づいて説明する。なお、第25実施形態の第1変形例と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、第25実施形態の第1変形例と異なる部分のみを説明する。
第26実施形態に係る防護衣100αは、第25実施形態の第1変形例と同様、頭上積載部90αとして、風路管を有しないものを使用し、頭上積載部90αのフィルター容器906αが着用者Wの額の前方に位置するように構成されたものである。
すなわち、ファン908αは、着用者Wの額に対向する位置に形成された開口部90702からフィルター容器906α内に導入した外気を、下方へと送出し、接続管9064αから、フィルター容器接続部3806YYを介して、面体380YY内へと導入することとなる。
また、第1フィルター907αとしては、図150(c)に示すように、プリーツ加工が施され、断面が波型となるように形成された立体フィルターを用いる。
これに対し、本実施形態では、ファン908αの駆動によって外気がフィルター容器906α内に導入され、フィルター容器906α内が陽圧となることにより、ファン908αによって導入された外気は、ファン908αの下方に配置された第1フィルター907αに送風され、第1フィルター907αよって濾過された上で、フィルター容器接続部3806YYの開口部から、面体380YY内に流入する。
また、上記のように電源部909の取り付けを可能としたり、髪の毛がファンに巻き込まれることを防止する観点からは、第2ベルト4102RRを備える取付ベルトを使用することが好ましいが、この点も任意であり、図150(a)及び図150(b)に示すように、第2ベルト4102RRを有しない取付ベルト410YYを使用してもよい。
なお、スポンジ部材360RRの全体を面体380YYの最周辺部に配置することができない場合においても、スポンジ部材360RRの8割以上の部分が、面体380YYの最周辺部に配置されていることが好ましい。
テンプル通し具500は、図151に示すように、二枚のスポンジシート5001を、上下両端部付近においてのみ接合することによって形成されており、上下両端部の接続部の間に形成される開口部に、図151(c)及び(d)に示すように眼鏡のテンプルE1を挿通させることができるように構成されている。
第26実施形態に係る防護衣100αの好ましい保存方法について説明する。
これによって、左右の爪部6002によって面体380YYを挟み込むようにして、面体380YYに蓋600を取り付けることで、面体380YYと蓋600とを、保存中に外れてしまうことがなく、かつ使用時には容易に外すことができる適切な強度で一体化することが可能となる。
この場合、面体380YYの側面に予め突起を設けた上で、このような突起に保存シートの孔を掛けるようにして、このような保存シートと面体380YYとを一体化することとなる。
第27実施形態に係る防護衣100βにつき、図153に基づいて説明する。なお、第25実施形態の第1変形例と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、第25実施形態の第1変形例と異なる部分のみを説明する。
また、接続管3807の後面側に形成されたフィルター容器接続部38071は、第22実施形態で説明した風路管接続部3506PPと同様に、接続管3807を構成するプラスチック材料の後面側に開口部を設けた上で、当該開口部を覆うようにして、略楕円形状の孔部が開口したゴムフィルムを貼付することによって形成されている。
また、フィルター容器906βは、上面に開口部が形成され、当該開口部を覆うようにして、第1フィルター907RRが、フィルター押え枠916βとフィルター容器906βとの間に挟み込まれるようにして取り付けられている。なお、さらに第1マスク状フィルター913によって第1フィルター907RRの上面を覆うようにしてもよい。
第28実施形態に係る防護衣100γにつき、図154に基づいて説明する。なお、第26実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、第26実施形態と異なる部分のみを説明する。
第28実施形態に係る防護衣100γは、着用者Wの顔面を覆う部材として、着用者Wの鼻孔までは覆うが、それよりも下の部分を有しない面体380γを用いる。
ただし、電源部909は、外部に設けられ、ケーブル919を介して、ファン908α及び制御回路部910に接続されている。
したがって、ウィルス等完全な防護が求められる場合には不向きであるが、例えば花粉や、PM2.5等の対策として十分な程度には、防護衣の防護機能を向上させることができる。
続いて、本実施形態の変形例について説明する。
なお、弁が閉まるまでには、若干のタイムラグがあることから、面体に直接形成された開口部に弁を設けたとしても外気の逆流を完全に防止することはできない。
これに対して、排気管3809の下端部に弁を備えることにより、弁が閉まるまでのタイムラグによって外気が流入したとしても、排気管3809内への流入にとどまる場合が多いことから、面体に直接形成された開口部に弁を設ける場合と比べ、外気が面体内に逆流するおそれを遥かに低減することができる。
また、排気管3809の外面の、弁3810の開放時にカウンターウエイト部38103が当たる位置には、これを止めるための突出部であるストッパー38104が備えられている。
したがって、面体380δ内が陽圧でなくなり、排気管3809からの排気がなくなった時点で即座に弁3810が閉じることとなり、外気が逆流する前に素早く弁3810を閉じることができる。
第29実施形態に係る防護衣100εにつき、図157及び図158に基づいて説明する。なお、第28実施形態と同様の部分については、同一の符号を付して説明を省略し、第28実施形態と異なる部分のみを説明する。
第29実施形態に係る防護衣100εは、着用者Wの顔面を覆う部材として、第28実施形態と同様、着用者Wの額から鼻孔の僅かに下方までの部分を前方から覆い、着用者Wの口は覆わないように形成された面体380γを用いた上で、面体380γの下方に、シャッター部700を備えるものである。
次に、本実施形態に係る防護衣100εの動作につき説明する。
ピエゾ素子が拾った音は、頭上積載部90εに備えられた制御回路部910εに送られる。制御回路部910εには、音信号判別回路及び音声認識回路が含まれ、当該回路がピエゾ素子によって音声が拾われたと判別すると、制御回路部910εは動作指示信号を発し、当該信号に応じて、電源部909からシャッター部700のモータ7002へと、シャッター部本体7001の開閉に対応した電力が供給されるように構成されている。
具体的には、モータ7002は、着用者Wの発声による発声音及びシャッター部本体7001がストッパー7003に衝突したときの衝撃音に応じて、以下のように動作することとなる。
(2) 所定の時間に亘って音信号判別回路が着用者Wの発声による発声音もシャッター部本体7001がストッパー7003に衝突したときの衝撃音も検知しないと、制御回路部910εから開信号が発せられて、モータ7002に正電圧が印加され、シャッター部本体7001が開く方向に回転する。
(3) シャッター部本体7001が開き切ってストッパー7003に当たると、衝撃音が発生し、これを音信号判別回路が検知すると、制御回路部910εから停止信号が発せられ、モータ7002への電力の供給が断たれ、モータ7002は停止し、シャッター部本体7001は開状態で停止する。
(4) 着用者Wの食事中に咀嚼音が生じたとしても、音信号判別回路は、咀嚼音は無視するように構成されており、シャッター部本体7001の開状態を維持する。なお、音声認識回路の認識レベルが低く、咀嚼音を発声音と誤認識したとしても、咀嚼中にシャッター部本体7001が閉じるだけであり、問題は生じない。
(5) 食事中(食物を口に運んでいる状態)では、着用者Wによる発声音はないので、シャッター部本体7001の開状態を維持する。
(6) 着用者Wが発声を開始すると、音信号判別回路が発声音を検知し、制御回路部910εから閉信号が発せられ、モータ7002に負電圧が印加され、シャッター部本体7001が閉じる方向に回転する。
(7) シャッター部本体7001が閉まり切ってストッパー7003に当たると、衝撃音が発生し、これを音信号判別回路が検知すると、制御回路部910εから停止信号が発せられ、モータ7002への電力の供給が断たれ、モータ7002は停止し、シャッター部本体7001は閉状態で停止する。
(8) 着用者Wが発声を中止し、所定の時間が経過すると、制御回路部910εから開信号が発せられて、モータ7002に正電圧が印加され、シャッター部本体7001が開く方向に回転する。
続いて、本実施形態の変形例について説明する。
第26実施形態以下の実施形態で使用する、断面が波型となるように形成された立体フィルターである第1フィルター907αの構造及び製造方法を、プリーツ状に折り畳み面が10個あるフィルターを製造する場合を一例として説明する。
また、以下においては、第1フィルター907αの各折り畳み面のことをピースと言い、前方から順に第1ピース、第2ピース・・・第10ピースという。
第1フィルター907αは、不織布製の前後方向に長い矩形状の濾紙9071と、薄いプラスチックシートを切り抜いて形成された左右方向に長い矩形又は矩形から長辺が一辺欠けた形状の補強枠9072と、を備え、濾紙9071に複数の補強枠9072が接着されている。
なお、以下このような補強枠9072が接着された濾紙9071を、補強枠付き濾紙9074という。
フィルター枠9073は、プラスチックを射出成型して作製され、図160に示すように、左右の端部に、各補強枠9072の短辺を乗せる鋸歯状の第1枠部90731を備え、前後方向の端部に、濾紙9071の長辺方向の端部に位置する補強枠9072の長辺を載せる第2枠部90732を備える。
以下、第1フィルター907αの製造工程について順に説明する。
まず、第1フィルター907αを一つ一つ個別に製造する個別製造法について説明する。
(1) プラスチックシートを切断加工して、図161に示すように、複数の補強枠9072が連結部9076で連結された補強枠シート9077を作製する。具体的には、例えば、濾紙9071としての不織布と同じ材質であるポリプロピレン製の0.5mm厚のシートを切り抜くことで、図161に示すように、複数の補強枠9072が、これらを繋ぐ連結部9076によって接続されたものを作製する。なお、図161(a)においては、3つの第1フィルター907αの分をまとめて作製するため、前後方向10個、左右方向3個の補強枠9072が並ぶ場合について図示している。
連結部9076は、最終的に第1フィルター907αに使用される部分から外れた部分に形成され、図161(b)に示すように、補強枠9072の向かい合う短辺同士を左右方向に連結する第1連結部90761と、第1連結部90761同士を前後方向に繋ぐ第2連結部90762と、からなる。
(2) 補強枠シート9077上に濾紙9071を載せ、補強枠シート9077と濾紙9071とを溶着させる。
(3) 連結部9076を切断し、除去する。
これによって、第1フィルター907α3個分の補強枠付き濾紙9074を、容易に作製することができる。
スライド成型器800を使用して、補強枠付き濾紙9074を、プリーツ状に折り畳んだ上で、フィルター枠9073に取り付ける。
スライド成型器800の出口8002に接して、フィルター枠9073を配置しておくことで、プリーツ状に成型した補強枠付き濾紙9074を、そのままフィルター枠9073上に移行させることができる。
補強枠付き濾紙9074がフィルター枠9073上に配置されると、上方から、フィルター枠9073の第1枠部90731と一致する鋸歯状の溶着面を持つ超音波ホーンが下り、フィルター枠9073に補強枠付き濾紙9074が接着され、第1フィルター907αが完成する。
次に、複数の第1フィルター907αを連続して製造する連続製造法について説明する。
具体的には、新たに繰り出されたプラスチックシート及び濾紙9071に1の手順が行われるのと同時に、その一つ前に1の手順を経て作製された補強枠付き濾紙9074に対して2の手順が行われる。また2の手順が行われるのと同時に、その一つ前に2の手順を経て補強枠付き濾紙9074がフィルター枠9073に載せられたものに、3の手順が行われることとなる。
(1) ロールに巻いたプラスチックシート及びロールに巻いた濾紙9071から、プラスチックシート及び濾紙9071を繰り出す。
(2) 繰り出されたプラスチックシートに切断形成加工を行い、1列分(第1フィルター907α一つ分)の補強枠9072及びこれら補強枠9072を次の1列分の補強枠9072に繋ぐ連結部9076を形成する。
(3) (2)で形成した1列分の補強枠9072に濾紙9071を重ねて溶着し、1列分の補強枠付き濾紙9074を形成する。
(4) (2)で形成した連結部9076の第2連結部90762を切断除去する(第1連結部90761は繋がったままであることから、各補強枠9072は、第1連結部90761によって次の1列分の補強枠9072に繋がったままとなる)。
(1) 1(4)の手順を経た補強枠付き濾紙9074をスライド成型器800の入口8001に送る。
(2) 補強枠付き濾紙9074をスライド成型器800の出口8002方向へと移動させる。これによって、移動に伴ってスライド成型器800に沿って補強枠付き濾紙9074が折り畳まれていくこととなる。
なお、第2連結部90762が切断されていることから、補強枠付き濾紙9074を容易に折り畳むことができる。また、第1連結部90761は切断されておらず、補強枠9072は、第1連結部90761によって次の1列分の補強枠9072に繋がったままであることから、スライド成型器800の出口8002から引っ張ることにより、容易に移動させることができる。この際には、スライド成型器800の補強枠付き濾紙9074と接する面に振動を加えると、移動の際の抵抗が軽減され、さらに容易に移動させることが可能となる。
(3) スライド成型器800の出口8002から、折り畳まれた補強枠付き濾紙9074をフィルター枠9073上に移す。
(1) フィルター枠9073に補強枠付き濾紙9074を接着する。
(2) 第1連結部90761を切断除去し、第1フィルター907αを1つ切り離し完成する。
(3) 完成した立体フィルターを907αを除去する。
(4) 新たなフィルター枠9073をスライド成型器800の出口8002にセットする。
図159においては、隣り合う補強枠9072が前後方向に僅かに間隔を空けて濾紙9071に取り付けられている場合について図示している。
以下、上記各実施形態に共通する変形例につき説明する。
また、火を扱う場所で使用する場合の服地は難燃性の素材を使用すればよい。
なお流量や陽圧度そのものを測定するのではなく、それらに関連するものを測定、或いは検出する方法でもよい。
1、1A、1B、1C、1D、1E、1F、1G、1H、1I、1J、1K、1M、1P、1Q、1R、1S、1U、1V、1W、1X、1Z、1AA、1BB、1CC、1DD、1EE、1FF、1GG、1JJ、1KK、1MM、1PP、1QQ、1RR、1WW、1XX、1YY、1β、1γ、1δ、1ε 防護衣本体(服本体)
11、11A、11D、11E、11R、11X、11Y、11AA、11BB、11DD ファン取付孔(ファン取付部)
111、111A、111H、111R、111X 補強シート
12、12I、12Q、12R、12V、12AA、12BB、12DD 空気排出孔(空気流通部)
13、13B 透明部
14、14C 袖部空気漏れ防止手段(空気漏れ防止手段)
15、15B、15C、15E 裾部空気漏れ防止手段(空気漏れ防止手段)
16 帯状部材(顔面部空間確保手段)
17 延長部
19 第2空気排出孔(第2空気流通部)
191 開口度調整機構
103、103H、103M、103U、103Z 首部空気漏れ防止手段(空気漏れ防止手段)
104 頭部空気漏れ防止手段(空気漏れ防止手段)
105 スペーサー(顔面部空間確保手段)
130 排気室
1301 仕切りフィルム(フィルム)
1302 空気取込部
160 孔部(空気排出孔)
170、170X、170AA、170BB 排出部フィルター
210、210X、210AA、210BB 吸気部フィルター(フィルター)
220 送気用筒(筒状部)
230 ファン取付部
240 フェイスガード部
250 フィルム部
300、300CC、300DD、300GG、300JJ、300KK、300PP 本体部(外壁)
3005、3005KK、3005NN、3005PP ゴムベルト(保持具、ベルト部材)
30051 垂直ベルト
3008、3008JJ、3008KK、3008PP 第2開口部(空気流通部)
3009、3009JJ、3009KK 第2フィルター(排出部フィルター)
3010 音声用フィルム
3011 風路管接続部(ファン取付部、開口部)
3012 空気誘導部
3013 マスク掛け部(フィルター掛け部)
310 フィルム部材(フィルム)
3101 顔出し孔(孔部)
340 スポンジシート
350、350EE、350GG、350HH、350II、350JJ、350KK、350MM、350PP 顔沿い成型部材(成型部材、中間部材)
3501、3501E 顔出し孔(孔部)
3503 切込み
3504 額パッド
3505、3505HH、3505II 眼鏡挿通部
35051、35051HH 台座部
35051a 差込孔
35052 孔埋めスポンジ
35053 留めベルト
35054 テンプル通し部
35055a テンプル通し孔(開口部)
35056 テンプル避け部(切り欠き部)
35057 テンプル対応部材
35057a スリット
3506、3506PP 風路管接続部(ファン取付部、開口部)
35062 ゴムフィルム(フィルム)
35062a 孔部(開口部)
360、360II、360PP、360QQ、360RR、360VV スポンジ部材(空気漏れ防止手段、弾性体)
3601 接着部
3602 スポンジ
3603 プラスチックフィルム
370 マスク状フィルター(排出部フィルター、第2フィルター)
3701 フィルター本体
3702 紐部
380、380RR、380VV、380WW、380XX、380YY、380β、380γ、380δ 面体
3801、3801RR 風路管接続部(ファン容器接続部)
3802 第2開口部(空気流通部)
3803 マスク掛け部(フィルター掛け部)
3805 貼付面
3806、3806YY フィルター容器接続部(ファン容器接続部)
3807 接続管
38071 フィルター容器接続部(ファン容器接続部)
3808 空気排出孔(空気流通部)
3809 排気管
390、390RR 第2マスク状フィルター(排出部フィルター、第2フィルター)
3901、3091RR フィルター本体
3902、3902RR 紐部
410、410RR、410YY 取付ベルト(装着手段)
4101、4101RR 第1ベルト
41011 ゴムベルト(後頭部ベルト)
410114 情報表示部
410114a 土台部
410114b 表示板
41012 上部ベルト
41013 下部ベルト
41014 耳掛け連結具(連結具)
4102、4102RR 第2ベルト
3、3E、3S、3T 帽子
31、31E 鍔部(顔面部空間確保手段)
32、32T 排気パイプ(排気室)
321 第1開口部(空気取込部)
323 風量検出部(警告手段)
324 回路部(警告手段)
325 電源部(警告手段)
4、4A、4B、4D、4E、4R、4V、4W、4AA、4BB、4DD ファン
41、41A、41B、41D、41E、41R 本体部
412、412A、412B、412D、412E フィルター収納部
4121、4121A、4121B、4121D、4121E 容器部
4125 パッキン(液体侵入防止手段)
42、42A、42B、42D、42E、42R 押し具
424、424E、424R、424X、424AA、424BB カバー部
43、43A-1、43A-2、43D、43E フィルター部
432、432A、432D、432E フィルター
440 吸気部フィルター(フィルター)
46 ファン本体
47 延長部
5、5A、5I 電源部(電源手段)
6 電源ケーブル(電源手段)
7,7BB 頭部用ベルト
72 ベルト側位置決め手段(顔面部空間確保手段)
73 ヘッドバンド(装着具)
74 保持具
741 磁石
742 可動部
10 防風フード
20、20U、20V、20Z、20AA 帯状部材
2013 ガイド部材
2013a 突出部
2017 A型ガイド
2017b 上部ガイド部(突出部)
2017c 下部ガイド部(突出部)
2018 B型ガイド
2018b 上部ガイド部(突出部)
2018c 下部ガイド部(突出部)
30、30A、30B 空間確保手段
40 耳具
70、70FF 排出部フィルター取付部
702 排出部フィルター
705 立体フィルター(排出部フィルター)
80 電気ブロック
801 ファン
802 立体フィルター(フィルター)
8021、8021A 補強枠
8021a、c 枠部材
8021b 接続部
803 バッテリー(電気部品)
804 回路ブロック(電気部品)
90、90KK、90MM、90PP、90QQ、90RR、90XX、90YY、90ZZ、90α、90β、90γ、90ε、90ζ、90η 頭上積載部(装着手段)
9011 ファン
9012 電源部(電源手段)
9013 制御回路部
9021 第1フィルター(フィルター)
903、903KK、903MM、903PP、903QQ、903RR 風路管
9033 筒状部材
9034 支え連結体(支え部材)
9035 差込管
90351 発光ダイオード(警告手段)
9031、9031PP 風路管開口部(開口部)
9032 折り曲げ部
904 電源部(電源手段)
905 制御回路部
906、906QQ、906RR、906SS、906TT、906UU、906YY、906ZZ、906α、906β、906ζ、906η フィルター容器(ファン容器)
9062 マスク掛け部(紐掛け部)
9064、9064YY、9064ZZ、9064α、9064β、9064ζ 接続管
9065 支え棒
9067 端子部
9068 外気吸入口
9069、9069TT 吸入口延長管
9070 濾過ユニット
907、907RR、907SS、907UU、907α 第1フィルター(フィルター)
9071 濾紙
9072 補強枠
9073 フィルター枠
90731 第1枠部(濾紙取付部)
90732 第2枠部
908、908RR、908YY、908α ファン
9082 プロペラ
9083 モータ
9084 フレキシブルジョイント
909 電源部(電源手段)
910、910ε 制御回路部
913 第1マスク状フィルター(第1フィルター、フィルター、マスク状フィルター)
9131 フィルター本体
9132 紐部
916、916YY、916ZZ、916β フィルター押え枠
917 ファン容器
922 袋状フィルター(第1フィルター)
9221 開口部
9222 ゴム紐(密閉手段)
923 筒状フィルター(第1フィルター)
9231 第1開口部(開口部)
9232 第2開口部(開口部)
9233 第1ゴム紐(密閉手段)
9234 第2ゴム紐(密閉手段)
400、400LL ベルト留め板(板状部材)
4001 ベルト通し
4002 第1ベルト通し(ベルト通し)
4003 第2ベルト通し(ベルト通し)
700 シャッター部
7001 シャッター部本体
7002 モータ
7003 ストッパー
F1、F2 プラスチックフィルム
W 着用者
C1 本体部側接触面
C2 フィルター部側接触面
Claims (173)
- 少なくとも着用者の鼻孔を含む顔面の一部を覆うように形成され、
ファンを取り付けるためのファン取付部と、
前記服本体内と前記服本体の外部とを繋ぐ空気流通部と、
を備えることを特徴とする防護衣の服本体。 - 着用者の目の前方に、前記服本体の服地よりも透明度の高いシートで形成された透明部を備えることを特徴とする請求項1に記載の防護衣の服本体。
- 前記ファン取付部は、前記服本体の服地の着用者の口よりも下方に位置する部分に形成され、
前記空気流通部は、前記服本体の服地の着用者の口よりも上方に位置する部分に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の防護衣の服本体。 - 前記服本体の服地は、プラスチックフィルムを用いて形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の防護衣の服本体。
- 前記プラスチックフィルムの厚さは、30μm以下であることを特徴とする請求項4に記載の防護衣の服本体。
- 前記服本体の服地に縫い目がないことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の防護衣の服本体。
- 前記ファン取付部の縁に補強シートが備えられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の防護衣の服本体。
- 開口面積を調整可能な第2空気流通部を備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の防護衣の服本体。
- 前記服本体の開口部に、当該開口部からの空気の漏れを防止する空気漏れ防止手段を備えることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の防護衣の服本体。
- 前記服本体は着用者の腕を覆う袖部を有し、
前記袖部の先端近傍に、着用者の腕を周回するようにして形成された紐通し部と、前記紐通し部に通された紐状部材と、を有する袖部空気漏れ防止手段を備えることを特徴とする請求項9に記載の防護衣の服本体。 - 前記服本体は、少なくとも着用者の胴部を覆う上衣の形状に形成され、
前記服本体の下端部近傍に、着用者の胴体を周回するようにして形成された紐通し部と、前記紐通し部に通された紐状部材と、を有する裾部空気漏れ防止手段を備えることを特徴とする請求項9又は10に記載の防護衣の服本体。 - 前記服本体は、少なくとも着用者の胴部を覆う上衣の形状に形成され、
下端部に、下衣の中にいれることができる長さを有する裾を備え、
前記裾が、前記服本体の下端部の開口部からの空気の漏れを防止する裾部空気漏れ防止手段として機能することを特徴とする請求項9又は10に記載の防護衣の服本体。 - 前記服本体は、少なくとも着用者の胴部を覆う上衣の形状に形成され、
前記服本体の裾の下端部に、前記裾の左右の部分を延長するようにして形成された延長部を備えることを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の防護衣の服本体。 - 少なくとも着用者の身体の手足を除く全体を覆い、着脱のための開閉手段を備えることを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の防護衣の服本体。
- 着用者の頭部及び首のみを覆う形状に形成されていることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の防護衣の服本体。
- 前記服本体の下端部近傍に、着用者の首を周回するようにして形成された首部空気漏れ防止手段を備えることを特徴とする請求項15に記載の防護衣の服本体。
- 着用者の頭部前方を覆い、着用者の頭部後方を覆わない形状に形成されていることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の防護衣の服本体。
- 着用者の顔面部の周囲からの空気の漏れを防止する顔面部空気漏れ防止手段を備えることを特徴とする請求項17に記載の防護衣の服本体。
- 前記顔面部空気漏れ防止手段は、着用者が顔を出すための孔部が形成されたフィルムにより形成されていることを特徴とする請求項18に記載の防護衣の服本体。
- 前記フィルムに、スポンジシートが備えられていることを特徴とする請求項19に記載の防護衣の服本体。
- 前記顔面部空気漏れ防止手段は、着用者が顔を出すための孔部が形成され、着用者の顔面に沿う形状となるように成型された成型部材により形成されていることを特徴とする請求項18に記載の防護衣の服本体。
- 前記成型部材の前記孔部の縁の着用者の顔面に向く側に、スポンジ部材を備えることを特徴とする請求項21に記載の防護衣の服本体。
- 前記成型部材の前記孔部の周囲には、放射状に複数の切込みが形成されていることを特徴とする請求項22に記載の防護衣の服本体。
- 前記スポンジ部材は、前記切込みの間の位置において前記成型部材に接続されていることを特徴とする請求項23に記載の防護衣の服本体。
- 前記成型部材は、眼鏡のテンプルを挿通させることができる眼鏡挿通部を備えることを特徴とする請求項21から24のいずれか一項に記載の防護衣の服本体。
- 前記眼鏡挿通部は、差込孔を有する台座部と、前記差込孔を覆うようにして取り付けられる孔埋めスポンジと、前記孔埋めスポンジを固定するための留めベルトと、を備えることを特徴とする請求項25に記載の防護衣の服本体。
- 前記眼鏡挿通部は、後方へと突出するように形成され、後端部に眼鏡のテンプルを挿通させることができる開口部を有することを特徴とする請求項25に記載の防護衣の服本体。
- 前記眼鏡挿通部は、
前記孔部から連続して形成された切り欠き部と、
当該切り欠き部を覆い、前記着用者の顔面に接するように形成されたテンプル対応部材と、
を備えることを特徴とする請求項25に記載の防護衣の服本体。 - 前記テンプル対応部材は、前記着用者の顔面に接する面に、略水平方向に延在するように形成された複数のスリットを備えることを特徴とする請求項28に記載の防護衣の服本体。
- 前記成型部材の前記着用者の額に対向する部分に、前記着用者の額に当接するように配置された額パッドを備えることを特徴とする請求項21から29のいずれか一項に記載の防護衣の服本体。
- 前面の着用者の口の前方に位置する部分が、前面の他の部分と比較して薄いフィルム状の部材によって形成されていることを特徴とする請求項17から30のいずれか一項に記載の防護衣の服本体。
- 前記空気流通部は、前記服本体の下面から側面に至る位置に形成されていることを特徴とする請求項17から31のいずれか一項に記載の防護衣の服本体。
- 前記空気流通部は、前記服本体の左右2か所に形成されていることを特徴とする請求項17から31のいずれか一項に記載の防護衣の服本体。
- 前記服本体内の下端部近傍から、前記空気流通部へと空気を誘導するための空気誘導部を備えることを特徴とする請求項33に記載の防護衣の服本体。
- 前記空気流通部は、前記ファン取付部よりも下方に形成されていることを特徴とする請求項17から34のいずれか一項に記載の防護衣の服本体。
- 請求項1から35のいずれか一項に記載の防護衣の服本体と、
前記服本体内に空気を導入するファンと、
前記ファンによって前記服本体内に導入される空気を濾過するフィルターと、
前記ファンに電力を供給する電源手段と、
を備えることを特徴とする防護衣。 - 前記ファンが、前記服本体内に取り込む空気は、毎分20L以上であることを特徴とする請求項36に記載の防護衣。
- 前記ファンを作動させた際、前記服本体内の圧力が、前記服本体の外部に比べ、1パスカル以上高くなることを特徴とする請求項36又は37に記載の防護衣。
- 着用者の顔面前方に空間を形成する顔面部空間確保手段を備えることを特徴とする請求項36から38のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記顔面部空間確保手段は、着用者が被る帽子の前方に備えられた鍔であることを特徴とする請求項39に記載の防護衣。
- 前記フィルターは前記ファンに取り付けられていることを特徴とする請求項36から40のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記ファンは、
フィルター部を収納する容器部を備える本体部と、
前記フィルターを備えるフィルター部と、
前記本体部に前記フィルター部を固定する押し具と、
を備えることを特徴とする請求項41に記載の防護衣。 - 前記本体部には、前記フィルター部の縁部と接触する本体部側接触面が形成され、
前記フィルター部の縁部には、前記本体部側接触面と接所するフィルター部側接触面が形成され、
前記フィルター部を前記容器部に収納した際に、前記本体部側接触面と、前記フィルター部側接触面とが接触することを特徴とする請求項42に記載の防護衣。 - 前記押し具は、前記フィルター部を覆うように配置されたカバー部を備えることを特徴とする請求項42又は43に記載の防護衣。
- 前記押し具に前記フィルター部が取り付けられていることを特徴とする請求項42から44のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記本体部及び前記押し具には、前記押し具を前記容器部に押し付けるためのロック機構が備えられていることを特徴とする請求項42から45のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記フィルター部にはプリーツ加工が施され、
前記容器部は、プリーツ加工が施された前記フィルター部を、前記フィルター部に備えられたフィルターを介さずに前記服本体内に空気が進入しないように取り付け可能であることを特徴とする請求項42から46のいずれか一項に記載の防護衣。 - 前記フィルターは、前記ファンとは別個に前記服本体に取り付けられていることを特徴とする請求項36から40のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記フィルターは、前記服本体の内面側に、前記服本体内部の前記ファン取付部に接続された空間を、前記服本体内部の他の空間から遮断するようにして備えられていることを特徴とする請求項48に記載の防護衣。
- 前記服本体は筒状に突出する筒状部を備え、
前記ファン取付部は前記筒状部の先端部に備えられ、
前記フィルターは前記筒状部の基端部に備えられていることを特徴とする請求項48に記載の防護衣。 - 前記電源手段の電源の残量が一定値以下となったときに警報音を鳴らす警報手段を備えることを特徴とする請求項36から50のいずれか一項に記載の防護衣。
- 通信機能を備えることを特徴とする請求項36から51のいずれか一項に記載の防護衣。
- バイタルセンサーを備えることを特徴とする請求項36から52のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記ファン取付部からの液体の進入を防止する液体侵入防止手段を備えることを特徴とする請求項36から53のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記服本体の着用者の頭部に対応する部分と、腕部と、には空気の排出量を調整可能な空気排出部が備えられ、
前記ファンは毎分600L以上の空気を、前記服本体内に送風可能であることを特徴とする請求項36から54のいずれか一項に記載の防護衣。 - 前記服本体を形成する服地のうち少なくとも200cm2以上が柔軟性のあるフィルムからなり、
着用者が着用して、前記ファンを用いて前記服本体内へと毎秒1Lの空気を送風したときに、前記服本体内の前記着用者の口の周囲における圧力が、前記服本体の外部より1パスカル以上高くなることを特徴とする請求項36から55のいずれか一項に記載の防護衣。 - 着用者の首に巻くことができる帯状部材を備え、
前記服本体は、着用者の頭部及び首を覆う形状に形成され、着用者の首を周回するようにして形成された首部空気漏れ防止手段を備え、
前記帯状部材が前記服本体の内側に位置し、前記帯状部材と前記首部空気漏れ防止手段とが重なるようにして着用されることを特徴とする請求項36から56のいずれか一項に記載の防護衣。 - 前記帯状部材は、
着用者の首に巻かれた状態において着用者に接するのと反対側の面の上下両端部の近傍に、当該面から突出する突出部を備えることを特徴とする請求項57に記載の防護衣。 - 前記服本体を外側から覆う防風フードを備えることを特徴とする請求項36から58のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記服本体内部の前記空気流通部に接続された空間を、空気取込部を除いて前記服本体内部の他の空間から遮断して形成された排気室を備えることを特徴とする請求項36から59のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記排気室は、前記服本体内部の空間の一部を、フィルムによって仕切るようにして形成されていることを特徴とする請求項60に記載の防護衣。
- 前記排気室内に収納される空間確保手段を備えることを特徴とする請求項61に記載の防護衣。
- 前記排気室は、前記空気流通部を挿通するようにして備えらえた排気パイプ内に形成されていることを特徴とする請求項60に記載の防護衣。
- 前記排気パイプ内に、所定の防護対象物を除去可能なフィルターを備えることを特徴とする請求項63に記載の防護衣。
- 前記排気パイプ内に、排気用のファンを備えることを特徴とする請求項63又は64に記載の防護衣。
- 前記排気パイプ内を流れる風量が所定の値を下回った場合に警告する警告手段を備えることを特徴とする請求項63から65のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記空気流通部を覆うように前記服本体に取り付けられた排出部フィルターを備えることを特徴とする請求項36から66のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記服本体を形成するフィルムを挿通するようにして備えられ、着用者の耳に挿入される耳具を備えることを特徴とする請求項36から67のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記服本体は、着用者の顔面の前方に位置する部分に配置されたフェイスガード部と、前記フェイスガード部に接続されたフィルム部と、を備え、
前記フェイスガード部は、前記フィルム部と比較して硬質な材料により形成されていることを特徴とする請求項36から68のいずれか一項に記載の防護衣。 - 請求項17から35のいずれか一項に記載の防護衣の服本体と、
前記服本体内に空気を導入するファンと、
前記ファンによって前記服本体内に導入される空気を濾過するフィルターと、
前記ファンに電力を供給する電源手段と、
前記服本体を着用者の顔面前方に保持する保持具と、
を備えることを特徴とする防護衣。 - 前記保持具を着用者に装着するための装着具を備え、
前記保持具は、前記装着具と前記服本体とを着脱自在に接続するように形成されていることを特徴とする請求項70に記載の防護衣。 - 前記装着具は、着用者の頭部に装着するベルト又は帽子であることを特徴とする請求項71に記載の防護衣。
- 前記保持具は、前記服本体の前記装着具に対する取付角度を変更する可動部を備えることを特徴とする請求項71又は72に記載の防護衣。
- 前記保持具と、前記服本体と、は、磁石によって着脱自在に接続されることを特徴とする請求項70から73のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記保持具は、前記服本体の左右の端部を繋ぎ、前記着用者の頭部後方に配される紐状又は帯状の部材であるベルト部材を備えることを特徴とする請求項70に記載の防護衣。
- 前記ベルト部材は、後方から見た際に上方へと略垂直に伸び、前記服本体の上部に接続される紐状又は帯状の部材である垂直ベルトを備えることを特徴とする請求項75に記載の防護衣。
- 前記ファンは、前記服本体内から空気を排出することで、前記空気流通部から前記服本体内に新たな空気を導入するように構成され、
前記フィルターは前記空気流通部から前記服本体内に導入される空気を濾過することを特徴とする請求項36に記載の防護衣。 - 前記ファンと、前記電源手段を含む前記ファンの稼働に要する電気部品と、を一体化した電気ブロックを備えることを特徴とする請求項36から77のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記フィルターは、断面が波型となる立体フィルターであることを特徴とする請求項78に記載の防護衣。
- 前記立体フィルターは、
矩形状又は一辺が欠けた矩形状に形成された複数の枠部材を含む補強枠を備え、
前記枠部材の間の位置で折り曲げることで、断面が波型となるように形成されていることを特徴とする請求項79に記載の防護衣。 - 前記服本体に接続され、前記着用者の頭部に載るように形成された頭上積載部を備えることを特徴とする請求項70から76のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記服本体は、前記ファン取付部としての開口部を備え、
前記ファンを備える前記頭上積載部が、当該開口部を覆うようにして前記服本体に取り付けられていることを特徴とする請求項81に記載の防護衣。 - 前記開口部は、前記服本体の上面に形成されていることを特徴とする請求項82に記載の防護衣。
- 前記服本体は、着用者が顔を出すための孔部が形成され、着用者の顔面に沿う形状となるように成型された成型部材を備え、
前記開口部は、前記成型部材の前記孔部の上方に形成されていることを特徴とする請求項82に記載の防護衣。 - 前記頭上積載部は、前記電源手段と、前記電源手段が前記ファンに供給する電力を制御するための制御回路部と、を備えることを特徴とする請求項82から84のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記頭上積載部の内部には、一端部に開口部を有する空洞が形成され、
前記頭上積載部は、当該開口部が前記服本体の開口部を覆うようにして前記服本体に取り付けられ、
前記ファンは前記空洞に接続され、
前記フィルターは、前記空洞内に備えられていることを特徴とする請求項82から85のいずれか一項に記載の防護衣。 - 前記頭上積載部の前記空洞の上方に位置する部分が、前記空洞の下方に位置する部分と比較して薄いフィルム状の部材によって形成されていることを特徴とする請求項86に記載の防護衣。
- 前記頭上積載部は、下方へと折り曲げ可能に形成された折り曲げ部を備えることを特徴とする請求項81から87のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記頭上積載部から下方へと垂れ下がるように形成された板状部材を備え、
前記保持具は、前記服本体の左右の端部を繋ぎ、前記着用者の頭部後方に配される紐状又は帯状の部材であるベルト部材を備え、
前記板状部材は、前記ベルト部材を通すことができるベルト通しを備えることを特徴とする請求項81から88のいずれか一項に記載の防護衣。 - 前記板状部材は、下方が二股に枝分かれするように形成され、
前記ベルト通しは、前記板状部材が枝分かれする部分の近傍に配置された第1ベルト通しと、前記板状部材の枝分かれした下端部のそれぞれの近傍の2か所に備えられた第2ベルト通しと、を含むことを特徴とする請求項89に記載の防護衣。 - 少なくとも着用者の鼻孔を含む顔面の一部を覆うように形成された防護衣本体と、
外気を濾過するための第1フィルターと、
前記第1フィルターが取り付けられるフィルター容器と、
前記第1フィルターを介して、前記フィルター容器内に外気を取り込むためのファンと、
前記ファンに電力を供給するための電源部と、
前記フィルター容器と前記防護衣本体との間の空気の流通を行うための風路管と、
を備え、
前記防護衣本体は、前記防護衣本体と着用者の身体との間の空間からの空気の漏れを防止する空気漏れ防止手段と、前記風路管を接続するための風路管接続部と、前記防護衣本体内と前記防護衣本体の外部とを繋ぐ空気流通部と、
を備えることを特徴とする防護衣。 - 前記防護衣本体に接続され、前記着用者の頭部に載るように形成された頭上積載部と、
前記防護衣を着用者の頭部に装着するための装着手段と、
を備え、
前記フィルター容器及び前記ファンは、前記頭上積載部に備えられていることを特徴とする請求項91に記載の防護衣。 - 前記頭上積載部が、前記装着手段の一部として機能することを特徴とする請求項92に記載の防護衣。
- 前記風路管の表面積の少なくとも7割が、フィルム又はシートによって覆われていることを特徴とする請求項92又は93に記載の防護衣。
- 前記風路管の外壁の一部に、他の部分の外壁と比較して音波を透過させ易い音透過部を備えることを特徴とする請求項92から94のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記フィルター容器は、前記着用者の頭頂部よりも後方に位置することを特徴とする請求項92から95のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記風路管は、前記フィルター容器と一体的に形成された筒状の部材であることを特徴とする請求項92から96のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記ファンは、前記フィルター容器内に備えられていることを特徴とする請求項91から97のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記フィルター容器の上面に前記第1フィルターが備えられ、
前記フィルター容器の側面及び底面は、前記第1フィルターと比較して音波を透過させ難い部材から構成され、
前記第1フィルターを介して、前記ファンから生じるノイズを上方へと透過させることを特徴とする請求項98に記載の防護衣。 - 前記フィルター容器内に、前記電源部と、前記電源部が前記ファンに供給する電力を制御するための制御回路部と、を備えることを特徴とする請求項98又は99に記載の防護衣。
- 前記フィルター容器内に、水又はその他の有用物質を供給するための有用物質供給手段を備えることを特徴とする請求項98から100のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記第1フィルターは、前記フィルター容器を上方から覆うようにして前記フィルター容器に取り付けられていることを特徴とする請求項91から101のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記フィルター容器は、紐状又は帯状の部材を掛けることができる紐掛け部を備え、
前記第1フィルターは前記紐掛け部に掛けることができる紐状又は帯状の部材から構成された紐部を備えることを特徴とする請求項102に記載の防護衣。 - 前記フィルター容器は、平面視において四辺に側壁を備える矩形状となるように形成され、前記側壁の少なくとも2つが、上辺が中央において上方へと盛り上がる形状に形成されていることを特徴とする請求項102又は103に記載の防護衣。
- 前記フィルター容器は、平面視において、四辺に側壁を備え4つの角が丸みを帯びた略矩形状となるように形成され、
前記第1フィルターには、端部近傍の全周に亘って伸縮性を有する輪状の部材が配されており、
前記第1フィルターを前記フィルター容器に取り付けた際に、
前記輪状の部材が前記フィルター容器に密着して、前記第1フィルターを介さずに前記フィルター容器内に外気が流入することを防止するための第1シール部を構成し、
前記フィルター容器の内部を外部に対して陰圧とした際に、前記第1フィルターと前記側壁の上辺とが密着することによって、前記第1フィルターを介さずに前記フィルター容器内に外気が流入することを防止するための第2シール部を構成することを特徴とする請求項102から104のいずれか一項に記載の防護衣。 - 前記防護衣本体は、
前記風路管を接続するために前記防護衣本体の上部に形成された風路管接続部と、
前記防護衣本体を前記着用者の顔面に装着するための装着手段と、
を備え、
前記空気流通部は、前記防護衣本体の下部に備えられていることを特徴とする請求項91から105のいずれか一項に記載の防護衣。 - 前記防護衣本体は、内部に空気の流れを整えるための整流板又は仕切り板を備えることを特徴とする請求項106に記載の防護衣。
- 前記防護衣本体は、周囲の全部又は一部に、前記防護衣本体の外壁と、前記着用者の顔面との間に位置する中間部材を備え、
前記中間部材に、前記空気漏れ防止手段の全部又は一部を備えることを特徴とする請求項106又は107に記載の防護衣。 - 前記空気漏れ防止手段は、弾性を有し、前記着用者の身体と密着することで空気の漏れを防止する弾性体を備えることを特徴とする請求項91から108のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記弾性体は、柔軟性のあるプラスチックフィルムと、当該プラスチックフィルムに内包されたスポンジ、羽毛及び/又は綿を備えることを特徴とする請求項109に記載の防護衣。
- 前記弾性体は、幅が5mm以上20mm以下、厚さが5mm以上20mm以下の断面が矩形状となる帯状に形成されていることを特徴とする請求項109又は110に記載の防護衣。
- 前記弾性体は、前記着用者の右目の右側に位置する部分及び前記着用者の左目の左側に位置する部分における、前記着用者に向く面の前後方向に対する角度が、20度以下となるように形成されていることを特徴とする請求項109から111のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記空気流通部は、第2フィルターによって覆われていることを特徴とする請求項91から112のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記第2フィルターは、前記着用者が前記防護衣を装着した状態において、前記防護衣本体の外面側に着脱自在であり、
前記空気流通部は、前記着用者の口に対応する位置に設けられ、面積が1cm2以上2cm2以下、10cm2以上20cm2以下、又は25cm2以上100cm2以下の開口部であることを特徴とする請求項113に記載の防護衣。 - 前記防護衣本体は、前記第2フィルターを着脱自在に掛けるためのフィルター掛け部を備えることを特徴とする請求項113又は114に記載の防護衣。
- 前記フィルター掛け部は、前記空気流通部の上方の左右2か所と、前記空気流通部の下方の左右2カ所と、に備えられ、上下方向の位置を移動させることができることを特徴とする請求項115に記載の防護衣。
- 前記空気流通部は、正面視において下方に位置する下底が上方に位置する上底よりも短い略台形状となる開口部であり、少なくとも一つの辺が、中央部において前記防護衣本体の外面側へと膨らむように形成されていることを特徴とする請求項113から116のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記第2フィルターは、
フィルター本体と、
前記フィルター本体を前記防護衣本体に着脱自在に取り付けるための紐状又は帯状の部材である紐部と、
を備えることを特徴とする請求項113から117のいずれか一項に記載の防護衣。 - 前記防護衣本体の前記着用者の口に対応する部分に、前記防護衣本体の他の部分に対して着脱自在に形成された口対応部を備え、
前記口対応部に前記空気流通部が形成され、
前記第2フィルターは、前記空気流通部を覆うようにして前記口対応部に取り付けられることを特徴とする請求項113から118のいずれか一項に記載の防護衣。 - 前記防護衣本体の前記着用者の口に対応する部分に、開閉自在に形成された口対応開閉部を備え、
前記口対応開閉部に前記空気流通部が形成され、
前記第2フィルターは、前記空気流通部を覆うようにして前記口対応開閉部に取り付けられることを特徴とする請求項113から118のいずれか一項に記載の防護衣。 - 前記口対応開閉部は、下端部を回転軸として回転させるようにして開状態と閉状態とを切り替え可能に構成されていることを特徴とする請求項120に記載の防護衣。
- 前記風路管接続部は、
略楕円形状の開口部が設けられた弾性を有するフィルムを備えることを特徴とする請求項91から121のいずれか一項に記載の防護衣。 - 前記防護衣は、暴露表面積が0.2m2以下であることを特徴とする請求項91から122のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記フィルター容器は、外面にスペーサーを備え、
前記第1フィルターは、前記フィルター容器に被せることができる袋状又は筒状に形成され、開口部が形成された端部である解放端部の近傍に、前記フィルター容器に密着させるための密閉手段を備えることを特徴とする請求項91に記載の防護衣。 - 少なくとも着用者の鼻孔を含む顔面の一部を覆うように形成された防護衣本体と、
外気を濾過するための第1フィルターと、
前記防護衣本体内に前記第1フィルターによって濾過された外気を導入するためのファンと、
前記ファンが収納されるファン容器と、
前記ファンに電力を供給するための電源部と、
を備え、
前記防護衣本体は、前記ファン容器を接続するためのファン容器接続部と、前記防護衣本体内と前記防護衣本体の外部とを繋ぐ空気流通部と、
を備えることを特徴とする防護衣。 - 前記ファン容器は、前記ファン容器と別体の筒状の部材である風路管を介して前記ファン容器接続部に接続されることを特徴とする請求項125に記載の防護衣。
- 前記風路管は、
フィルムによって筒状に形成された筒状部材と、
前記筒状部材内部に備えられ、前記筒状部材を支える支え部材と
を備えることを特徴とする請求項126に記載の防護衣。 - 前記風路管は、前記防護衣本体内に差し込まれる差込管を備えることを特徴とする請求項126又は127に記載の防護衣。
- 前記ファン容器は、前記防護衣本体に接続するための接続管を備え、
前記ファンは、プロペラとモータとを備え、
前記プロペラは、前記接続管内に配置されていることを特徴とする請求項125から128のいずれか一項に記載の防護衣。 - 前記プロペラの軸が、フレキシブルジョイントを介して前記モータに接続されていることを特徴とする請求項129に記載の防護衣。
- 前記接続管は断面が略真円の筒状に形成され、
前記プロペラのうち空気の流れを生じさせる羽根を形成していない部分の半径は、前記接続管の半径の10%以上50%以下であることを特徴とする請求項129又は130に記載の防護衣。 - 前記防護衣本体は、前記防護衣本体と着用者の身体との間の空間からの空気の漏れを防止するためのスポンジ部材を備えることを特徴とする請求項125から131のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記スポンジ部材は、前記防護衣本体に貼付されている面の幅が広い略台形の断面形状に形成されていることを特徴とする請求項132に記載の防護衣。
- 前記スポンジ部材は、硬度が15度以下であることを特徴とする請求項132又は133に記載の防護衣。
- 前記スポンジ部材はプラスチックフィルムによって包まれており、
前記プラスチックフィルムの厚さは20μm以下であり、水蒸気透過度が24時間あたり5000g/m2以上であることを特徴とする請求項132から134のいずれか一項に記載の防護衣。 - 前記スポンジ部材はプラスチックフィルムによって包まれており、
前記プラスチックフィルムは、前記スポンジ部材に、二重を超えて重なる部分が生じないように斜めに巻かれていることを特徴とする請求項132から135のいずれか一項に記載の防護衣。 - 前記スポンジ部材は、少なくとも一部が前記防護衣本体の縁部に沿うように備えられていることを特徴とする請求項132から136のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記防護衣本体内に、前記防護衣の制御状態について前記着用者に警告するための警告手段を備えることを特徴とする請求項125から137のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記警告手段は、前記電源部の残量に応じて発光する発光ダイオードであることを特徴とする請求項138に記載の防護衣。
- 前記警告手段は、前記ファン容器接続部近傍に取り付けられたフィルムであることを特徴とする請求項138に記載の防護衣。
- 前記ファン容器は、上面に前記第1フィルターが配置され、
底面が前記着用者の頭部に沿って凹む形状となるように形成されていることを特徴とする請求項125から140のいずれか一項に記載の防護衣。 - 前記第1フィルターを前記ファン容器との間に挟むようにして固定するフィルター押え枠を備え、
前記ファン容器は、上端部が、前後方向中央部が上方に盛り上がる形状に形成され、
前記フィルター押え枠は、下端部が、前後方向中央部が上方に凹む形状に形成されていることを特徴とする請求項125から141のいずれか一項に記載の防護衣。 - 前記ファン容器内に、前記第1フィルターを下方から支える棒状の部材である支え棒を備えることを特徴とする請求項125から142のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記ファン容器内に、前記第1フィルターを殺菌するための紫外線発光ダイオードを備えることを特徴とする請求項125から143のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記ファン容器の外面には、前記電源部に接続された端子部を備えることを特徴とする請求項125から144のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記空気流通部を覆う第2フィルターを備え、
前記第2フィルターは、フィルター本体と、前記フィルター本体を前記防護衣本体に掛けるための紐部と、を備えることを特徴とする請求項125から145のいずれか一項に記載の防護衣。 - 前記紐部を前記防護衣本体に掛けた際の張力は、100g以上700g以下であることを特徴とする請求項146に記載の防護衣。
- 前記防護衣本体は、前記紐部を前記防護衣本体に掛けた際に、前記紐部の位置を定めるための溝又は突起を備えることを特徴とする請求項146又は147に記載の防護衣。
- 前記防護衣本体は、前記空気流通部の周囲の前記第2フィルターのフィルター本体が接する部分に、ゴム又はスポンジで形成された空気漏れ防止手段を備えることを特徴とする請求項146から148のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記フィルター本体は、上底よりも下底が短い略台形状に形成され、
上底及び下底の近傍にワイヤーを備えることを特徴とする請求項146から149のいずれか一項に記載の防護衣。 - 前記フィルター本体は、中央部にたるみが生じるように形成されていることを特徴とする請求項146から150のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記空気流通部に備えられるフィルターの圧力損失は、前記ファン容器に備えられるフィルターの圧力損失よりも小さいことを特徴とする請求項125から151のいずれか一項に記載の防護衣。
- 透明な材料によって形成され、前記空気流通部を覆うように前記防護衣本体に取り付けられる透明部材を備え、
前記透明部材は、空気流通孔を備えることを特徴とする請求項125から145のいずれか一項に記載の防護衣。 - 前記防護衣本体を前記着用者の頭部に取り付けるための取付ベルトを有し、
前記取付ベルトは、
前記防護衣本体の上部に接続される上部ベルトと、
前記防護衣本体の下部に接続される下部ベルトと、
前記上部ベルトと前記下部ベルトとを連結する連結具と、
左右の前記連結具を接続するように着用者の後頭部を回る後頭部ベルトと、
を備え、
前記後頭部ベルトの前期連結具への取り付け位置を調整可能であることを特徴とする請求項125から153のいずれか一項に記載の防護衣。 - 前記後頭部ベルトをフィルムの筒で覆うようにして形成された土台部と、文字を記載できる表示版と、を備える情報表示部を備えることを特徴とする請求項154に記載の防護衣。
- 前記取付ベルトは、
前記着用者の後頭部にまとめた髪がある場合に当該まとめた髪を避けることができる形状に形成されていることを特徴とする請求項154又は155に記載の防護衣。 - 前記ファン容器は、
後端部に外気を取り入れるための外気吸入口を有し、
前記外気吸入口から延出するようにして取り付けられた管状の部材である吸入口延長管を備えることを特徴とする請求項125から156のいずれか一項に記載の防護衣。 - 前記吸入口延長管の先端に、所定の防護対象物を濾過することができる濾過材が内包された濾過ユニットを備えることを特徴とする請求項157に記載の防護衣。
- 前記ファン容器の前記第1フィルターが備えられた部分を上方から覆うことができる形状に形成され、紐状部材によって前記ファン容器に掛けることができるフィルターであるマスク状フィルターをさらに備え、
前記マスク状フィルターは、撥水素材を用いて、中央部が上方に盛り上がるように形成されていることを特徴とする請求項125から158のいずれか一項に記載の防護衣。 - 前記防護衣本体は、縁部に、前記着用者の顔面に対して略垂直な面となるように形成された貼付面を備え、
前記貼付面から前記着用者側に突出するようにして、スポンジ又はゴムによって形成されたシート状の部材が突出していることを特徴とする請求項125から159のいずれか一項に記載の防護衣。 - 前記ファン容器は、前記着用者の額前方に位置するように備えられていることを特徴とする請求項125から160のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記第1フィルターは、前記ファン容器の前記着用者の額に対向する位置に備えられていることを特徴とする請求項161に記載の防護衣。
- 前記ファン容器は、左右方向から見た際に、上端部が下端部よりも後方に位置するように傾いて備えられていることを特徴とする請求項161又は162に記載の防護衣。
- 前記ファン容器は、前記着用者に対向する面が、前記着用者の額に沿って湾曲するように形成されていることを特徴とする請求項161から163のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記ファンは、前記ファン容器の前記着用者に対向する位置に備えられ、
前記第1フィルターは、前記ファンと前記防護衣本体の内部の空間との間に位置するように備えられていることを特徴とする請求項125から164のいずれか一項に記載の防護衣。 - 前記防護衣本体を前記着用者の頭部に取り付けるための取付ベルトを有し、
前記取付ベルトの一部が、前記着用者の額と前記ファンとの間に位置することを特徴とする請求項165に記載の防護衣。 - 前記第1フィルターは、
濾紙と、
前記濾紙に取り付けられた複数の補強枠と、
平面視矩形状に形成されたフィルター枠と、
を備え、
前記補強枠が取り付けられた前記濾紙が、前記補強枠の間の位置で折れ曲がるようにして、前記フィルター枠に取り付けられていることを特徴とする請求項125から166のいずれか一項に記載の防護衣。 - 前記補強枠は、隣り合う前記補強枠との間に間隔を空けて前記濾紙に取り付けられていることを特徴とする請求項167に記載の防護衣。
- 前記防護衣本体は、前記着用者の額から鼻孔までを覆い、前記着用者の口は覆わないように形成されていることを特徴とする請求項125から168のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記防護衣本体は、前記着用者の額から鼻孔までを覆い、前記着用者の口の前方に開口部を有することを特徴とする請求項125から168のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記着用者の口部前方を開閉自在に覆うシャッター部を備えることを特徴とする請求項125から170のいずれか一項に記載の防護衣。
- 前記着用者の発声及び/又は前記防護衣から発生する音を感知する音感知部を備え、
前記シャッター部は、前記シャッター部を開閉させるモータを備え、
前記シャッター部は、前記音感知部による音の感知に応じて、自動的に開閉することを特徴とする請求項171に記載の防護衣。 - 前記空気流通部は前記防護衣本体の下端部に備えられ、前記空気流通部から下方に延出する排気管を備えることを特徴とする請求項125から172のいずれか一項に記載の防護衣。
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