JP2022007577A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1電源と第2電源が並列に接続された電源システムにおいて、設定電流値をより迅速に設定する。【解決手段】電力変換装置101は、第1導電路11と第2導電路12との間で電力変換を行う。電源内制御部32(駆動部)は、設定電流値を基準として定電流を出力するように第2電力変換部22(電力変換部)を動作させる定電流制御を少なくとも行う。電源内制御部32は、第2電流値検出部52(第1検出部)が検出した第2電源106の出力電流値Isと第2電圧値検出部42(第2検出部)が検出した第2電源106の出力電圧値Vsとに基づいて設定電流値を定める。【選択図】図2

Description

本開示は、電力変換装置に関する。
電気自動車等においては、高電圧バッテリ(例えば、直流300V)の電圧をDC-DCコンバータにより低電圧(例えば、直流14V)に変換して負荷に供給する技術が採用されている。この種の電力変換装置では、電力供給先の負荷の必要電流が大きい場合、1つのDC-DCコンバータでは電流容量が不足してしまうことがある。その対策として、例えば、複数のDC-DCコンバータを並列接続して使用することが考えられる。特許文献1には、その一例が開示されている。
特開2015-144534号公報
本願の発明者は、複数の電源を並列に接続した電源システムとして、定電圧を出力する第1電源と定電流を出力する第2電源とを並列に接続した電源システムを想定した。このような電源システムでは、第2電源が負荷電流に応じた動作を行う場合、例えば、第2電源が電源システム全体の出力電流値を通信によって取得し、取得した出力電流値に基づいて第2電源単体の出力電流値を設定するような方法を採用することが考えられる。しかし、この方法では、第2電源が出力電流値を迅速に設定する上で懸念がある。
本開示は、第1電源と第2電源が並列に接続された電源システムにおいて、設定電流値をより迅速に設定し得る技術を提供することを目的の一つとする。
本開示の一つである電力変換装置は、
第1導電路と第2導電路との間に設けられるとともに定電圧を出力する第1電源を備えた電源システムに用いられ、前記第1導電路と前記第2導電路との間で電力変換を行う電力変換装置であって、
前記第1電源に対して並列に接続される第2電源を備え、
前記第2電源は、前記第1導電路と前記第2導電路との間で電力変換を行う電力変換部と、前記電力変換部を駆動する駆動部と、前記第2電源の出力電流値を検出する第1検出部と、前記第2電源の出力電圧値を検出する第2検出部と、を有し、
前記駆動部は、設定電流値を基準として定電流を出力するように前記電力変換部を動作させる定電流制御を少なくとも行い、前記第1検出部が検出した前記第2電源の出力電流値と前記第2検出部が検出した前記第2電源の出力電圧値とに基づいて前記設定電流値を定める。
本開示に係る技術は、第1電源と第2電源が並列に接続された電源システムにおいて、設定電流値をより迅速に設定し得る。
図1は、本開示の第1実施形態の電力変換装置を含む車載用の電源システムを概略的に例示するブロック図である。 図2は、第1実施形態の電力変換装置の電気的構成を模式的に例示するブロック図である。 図3は、第1実施形態の電力変換装置における第1電力変換部の具体的構成を例示する回路図である。 図4は、第1実施形態の電力変換装置における第2電力変換部の具体的構成を例示する回路図である。 図5は、主に第2電源の電源内制御部が実行する機能をブロックによって例示する機能ブロック図である。 図6は、第1実施形態の電力変換装置における制御部の構成を模式的に例示するブロック図である。
以下では、本開示の実施形態が列記されて例示される。なお、以下で例示される〔1〕~〔9〕の特徴は、矛盾しない範囲でどのように組み合わされてもよい。
〔1〕 第1導電路と第2導電路との間に設けられるとともに定電圧を出力する第1電源を備えた電源システムに用いられ、前記第1導電路と前記第2導電路との間で電力変換を行う電力変換装置であって、
前記第1電源に対して並列に接続される第2電源を備え、
前記第2電源は、前記第1導電路と前記第2導電路との間で電力変換を行う電力変換部と、前記電力変換部を駆動する駆動部と、前記第2電源の出力電流値を検出する第1検出部と、前記第2電源の出力電圧値を検出する第2検出部と、を有し、
前記駆動部は、設定電流値を基準として定電流を出力するように前記電力変換部を動作させる定電流制御を少なくとも行い、前記第1検出部が検出した前記第2電源の出力電流値と前記第2検出部が検出した前記第2電源の出力電圧値とに基づいて前記設定電流値を定める電力変換装置。
上記〔1〕の電力変換装置は、定電圧を出力する第1電源に対して第2電源が並列に接続された電源システムにおいて、第2電源が設定電流値を基準とする定電流動作を行い得る。更に、上記の電力変換装置では、第2電源が設定電流値を設定する際に、第2電源自身で得られた出力電流値及び出力電圧値に基づいて設定電流値をより迅速に設定し得る。
〔2〕 上記〔1〕の電力変換装置において、以下の特徴を有する。上記第2電源は、上記第1電源と通信を行う通信部を有する。上記通信部は、上記第1電源との通信により上記第1電源から上記第1電源の出力電圧値を取得する。上記駆動部は、上記第2電源の出力電流値と上記第2電源の出力電圧値と上記第1電源の出力電圧値とに基づいて上記設定電流値を定める。
上記〔2〕の電力変換装置は、第2電源が設定電流値を定めるにあたって、第2電源自身で得られた出力電流値及び出力電圧値に加え、第1電源の出力電圧値を反映して設定電流値を定めることができる。
〔3〕 上記〔1〕又は上記〔2〕に記載の電力変換装置において、上記駆動部は、上記第1電源及び上記第2電源から出力される出力電流の総電流値のうち、一定割合の値を上記設定電流値とする。
上記〔3〕の電力変換装置では、第2電源は、第1電源及び第2電源から出力される出力電流の総電流値を直接取得しなくても、上記総電流値に基づいて設定電流値を定めることができる。しかも、第2電源は、推測した総電流値の一定割合の値を設定電流値とすることができるため、上記総電流値を直接取得しなくても、第1電源からの出力電流の値と第2電源からの出力電流の値の比率を一定の比率に保ちやすくなる。
〔4〕 上記〔1〕から上記〔3〕のいずれか一つに記載の電力変換装置において、以下の特徴を有する。上記電源システムは、上記第1電源から出力電流が流れる経路である第1出力導電路と上記第2電源から出力電流が流れる経路である第2出力導電路とが接続点にて上記第2導電路に接続される。上記駆動部は、上記第2電源の出力電流値及び出力電圧値と、上記第1電源から上記接続点までの上記第1出力導電路の抵抗値と、上記第2電源から上記接続点までの上記第2出力導電路の抵抗値と、に基づいて上記設定電流値を定める。
〔4〕の電力変換装置では、第2電源は、自身が得た出力電流値及び出力電圧値に加え、第1電源から接続点までの第1出力導電路の抵抗値と、第2電源から接続点までの第2出力導電路の抵抗値とを反映して設定電流値を定め得る。
〔5〕 上記〔1〕から上記〔4〕のいずれか一つに記載の電力変換装置において、以下の特徴を有する。上記駆動部は、上記第2電源の出力電流値と、上記第2電源の出力電圧値と、上記第1電源の出力電圧値とに基づいて、上記第1電源及び上記第2電源から出力される総電流値を算出し、上記総電流値に基づいて上記設定電流値を定める。
上記〔5〕の電力変換装置では、第2電源が、上記第2電源の出力電流値及び出力電圧値と上記第1電源の出力電圧値とに基づいて総電流値を推測することができる。そして、第2電源は、この総電流値を反映して上記設定電流値を迅速に定めることができる。
〔6〕 上記〔4〕に記載の電力変換装置において、以下の特徴を有する。上記駆動部は、上記第2電源の出力電流値Isと、上記第2電源の出力電圧値Vsと、上記第1電源の出力電圧値Vmと、上記第1電源から上記接続点までの上記第1出力導電路の抵抗値Rmと、上記第2電源から上記接続点までの上記第2出力導電路の抵抗値Rsと、に基づいて、以下の数1の式によって上記第1電源及び上記第2電源から出力される総電流値Itを算出する。そして、上記総電流値Itに基づいて上記設定電流値を定める。
Figure 2022007577000002
上記〔6〕の電力変換装置は、第2電源が上記総電流値Itをより正確に推測することができる。
〔7〕 〔1〕から〔6〕のいずれか一つに記載の電力変換装置において、前記第1電源の定格電流値よりも前記第2電源の定格電流値のほうが小さい。
上記〔7〕の電力変換装置は、第2電源の定格電流値を相対的に抑えることができ、定格電流値の抑えられた第2電源によって特徴的な動作を行うことができる。
〔8〕 〔1〕から〔7〕のいずれか一つに記載の電力変換装置において、上記第1電源を更に有する。
〔9〕 〔1〕から〔8〕のいずれか一つに記載の電力変換装置において、上記第1電源及び上記第2電源を制御する制御部を更に有する。
<第1実施形態>
1.全体構成
図1で示される第1実施形態に係る車載用の電源システム100は、例えば電気自動車等の車両に搭載される車載用の直流電圧供給システムとして機能し得る。電源システム100は、負荷110に直流電圧を供給し得る。電源システム100は、電力変換装置101とバッテリ102とを備える。
負荷110は、車両に搭載される電気機器であればよく、例えば、エンジンやモータを稼動するのに必要な付属機器(セルモータ、オルタネータ及びラジエータクーリングファン等)であってもよい。負荷110の種類は限定されず、電動パワーステアリングシステム、電動パーキングブレーキ、照明、ワイパー駆動部、ナビゲーション装置等を含んでいてもよい。
バッテリ102は、例えば高電圧(例えば300V)を供給するバッテリ(例えば2次電池)である。バッテリ102における高電位側の正極端子は、第1導電路11に電気的に接続されている。バッテリ102における低電位側の負極端子は、図示されていないグラウンドに電気的に接続されている。
電力変換装置101は、第1導電路11と第2導電路12との間で電力変換を行う装置である。電力変換装置101は、主に、第1電源104と第2電源106と制御部108とを備える。第1電源104及び第2電源106は、第1導電路11と第2導電路12との間に並列に接続されている。図2のように、第1電力変換部21及び第2電力変換部22が第1導電路11と第2導電路12との間に並列に接続されている。電力変換装置101は、バッテリ102から第1導電路11を介して入力される入力電圧を降圧し、第2導電路12に対して第1導電路11の電圧よりも低い出力電圧を印加する動作を行い得る。
なお、本明細書において、特別な説明が無い限り、電圧とはグラウンドとの電位差を意味する。例えば、第1導電路11の電圧は、第1導電路11とグラウンドとの電位差を意味し、第2導電路12の電圧は、第2導電路12とグラウンドとの電位差を意味する。
第1電源104及び第2電源106は、いずれもDC-DCコンバータとして機能する。第1電源104及び第2電源106はそれぞれ、バッテリ102から入力される直流電圧VHを所定の出力電圧Vm及びVsにそれぞれ変換して、各々の出力端子から出力する。
第1電源104は、第1導電路11と第2導電路12との間に設けられ、第2導電路に定電圧を出力するように電力変換を行い得る装置である。図2に示されるように、第1電源104は、電力変換を行う第1電力変換部21と、第1電力変換部21を駆動する電源内制御部31と、インタフェース部61と、第1電圧値検出部41と、第1電流値検出部51と、を有する。以下の説明では、インタフェース部61は、IF部61とも称される。
第1電力変換部21は、第1導電路11と第2導電路12との間で電力変換を行う装置であり、具体的には、第1導電路11から第1入力路71を介して入力される電力を変換し、第1出力路81を介して第2導電路12に電力を出力する動作を行う。第1入力路71は、第1導電路11から分岐した導電路であり、一端が第1導電路11に電気的に接続され、他端が第1電力変換部21に電気的に接続される。第1出力路81は、一端が第1電力変換部21に電気的に接続され、他端が第2導電路12に電気的に接続される。
第1電力変換部21は、例えば、図3のようなフルブリッジ方式の絶縁型のDCDCコンバータとして構成されている。図3では、第1電圧値検出部41や第1電流値検出部51などは省略されている。第1電力変換部21は、入力回路部21X、トランス部21Y、出力回路部21Zを有する。入力回路部21Xは、複数の半導体スイッチ素子21A,21B,21C,21Dと、コンデンサ21Eとを備え、トランス部21Yの一次側コイル21Fに電気的に接続される。入力回路部21Xは、複数の半導体スイッチ素子21A,21B,21C,21Dのスイッチング動作に応じて一次側コイル21Fに交流電圧を生じさせる。複数の半導体スイッチ素子21A,21B,21C,21Dのスイッチング動作の制御は電源内制御部31によって行われ、具体的にはCV(ConstantVoltage)制御が行われる。出力回路部21Zは、ダイオード21J,21K、インダクタ21L、コンデンサ21Mを備え、トランス部21Yの二次側コイル21G,21Hに電気的に接続され、二次側コイル21G,21Hに印加される交流電圧を整流して直流電圧を出力する。第1電力変換部21は、半導体スイッチ素子21A,21B,21C,21Dのスイッチング動作によって電圧変換を行う。第1電力変換部21は、第1導電路11に印加された入力電圧VH(第1導電路11とグラウンド側の導電路13Aとの間の電位差)を降圧し、第1出力路81に出力電圧(第1出力路81とグラウンド側の導電路13Bとの間の電位差)を生じさせる。導電路13A,13Bは、例えば0V程度に維持される基準導電路である。
図2のように、第1電流値検出部51は、第1出力路81の途中に介在する。第1電流値検出部51は、第1出力路81を流れる電流の値(第1電流値Im)を検出し、第1電流値Imを示す信号を電源内制御部31に入力する。第1電力変換部21が電力変換動作(具体的には降圧動作)を行う場合、第1電流値検出部51は、第1電力変換部21が第1出力路81を介して出力する出力電流の値を第1電流値Imとして検出する。
第1電圧値検出部41は、第1出力路81の電圧値(第1電圧値Vm)を検出し、電源内制御部31に第1電圧値Vmを示す信号を入力する。第1電力変換部21が電力変換動作を行う場合、第1電圧値検出部41は、第1電力変換部21が第1出力路81に印加する出力電圧の値を第1電圧値Vmとして検出し、この出力電圧の値(第1電圧値Vm)を示す信号を電源内制御部31に入力する。
IF部61は、制御部108から伝送されるデータを受信し、電源内制御部31に入力する。更に、IF部61は、電源内制御部31と協働し、電源内制御部31が取得した第1電流値Im、第1電圧値Vmを制御部108に送信し得る。
電源内制御部31は、情報処理機能を有する制御装置として構成され、例えば、内部メモリを含むマイクロコンピュータによって構成されている。内部メモリには、電源内制御部31が実行すべきプログラム及び必要なパラメータ等が記憶されている。電源内制御部31は、IF部61から受信したデータに基づき、第1電力変換部21を制御し得る。例えば、電源内制御部31は、第1電力変換部21の動作に必要な設定値を算出し、第1電力変換部21に設定する。
第2電源106は、第1導電路11と第2導電路12との間で電力変換を行い得る装置である。図2に示されるように、第2電源106は、第1導電路11と第2導電路12との間で電力変換を行う第2電力変換部22と、第2電力変換部22を駆動する電源内制御部32と、インタフェース部62と、第2電圧値検出部42と、第2電流値検出部52と、を有する。第2電力変換部22は、電力変換部の一例に相当する。電源内制御部32は、駆動部の一例に相当する。電源内制御部32は、第2電力変換部22(電力変換部)を駆動する機能を有する。以下の説明では、インタフェース部62は、IF部62とも称される。
第2電力変換部22は、第1電力変換部21に対して並列に接続される。第2電力変換部22は、第1導電路11から第2入力路72を介して入力される電力を変換し、第2出力路82を介して第2導電路12に電力を出力する動作を行う。第2入力路72は、第1導電路11から分岐した導電路であり、一端が第1導電路11に電気的に接続され、他端が第2電力変換部22に電気的に接続される。第2出力路82は、一端が第2電力変換部22に電気的に接続され、他端が第2導電路12に電気的に接続される。
図4で示されるように、第2電力変換部22は、図3で示される第1電力変換部21と同様のフルブリッジ方式の絶縁型のDCDCコンバータとして構成されている。図4では、第2電圧値検出部42や第2電流値検出部52などは図示が省略されている。第2電力変換部22は、入力回路部22X、トランス部22Y、出力回路部22Zを有する。入力回路部22Xは、複数の半導体スイッチ素子22A,22B,22C,22Dと、コンデンサ22Eとを備え、トランス部22Yの一次側コイル22Fに電気的に接続される。入力回路部22Xは、複数の半導体スイッチ素子22A,22B,22C,22Dのスイッチング動作に応じて一次側コイル22Fに交流電圧を生じさせる。複数の半導体スイッチ素子22A,22B,22C,22Dのスイッチング動作の制御は電源内制御部32によって行われ、具体的にはCVCC(ConstantVoltageConstantCurrent)制御が行われる。出力回路部22Zは、ダイオード22J,22K、インダクタ22L、コンデンサ22Mを備え、トランス部22Yの二次側コイル22G,22Hに電気的に接続され、二次側コイル22G,22Hに印加される交流電圧を整流して直流電圧を出力する。第2電力変換部22は、半導体スイッチ素子22A,22B,22C,22Dのスイッチング動作によって電圧変換を行う。第2電力変換部22は、第1導電路11に印加された入力電圧VH(第1導電路11とグラウンド側の導電路13Cとの間の電位差)を降圧し、第2出力路82に出力電圧(第2出力路82とグラウンド側の導電路13Dとの間の電位差)を生じさせる。導電路13C,13Dは、例えば0V程度に維持される基準導電路である。
図2のように、第2電流値検出部52は、第2出力路82の途中に介在する。第2電流値検出部52は、第2出力路82を流れる電流の値(第2電流値Is)を検出し、第2電流値Isを示す信号を電源内制御部32に入力する。第2電力変換部22が電力変換動作(具体的には降圧動作)を行う場合、第2電流値検出部52は、第2電力変換部22が第2出力路82を介して出力する出力電流の値を第2電流値Isとして検出する。第2電流値Isは、第2電源106の出力電流値の一例に相当する。第2電流値検出部52は、第1検出部の一例に相当し、第2電源106の出力電流値(第2電流値Is)を検出する。
第2電圧値検出部42は、第2出力路82の電圧値(第2電圧値Vs)を検出し、電源内制御部32に第2電圧値Vsを示す信号を入力する。第2電力変換部22が電力変換動作を行う場合、第2電圧値検出部42は、第2電力変換部22が第2出力路82に印加する出力電圧の値を第2電圧値Vsとして検出し、この出力電圧を示す信号を電源内制御部32に入力する。第2電圧値Vsは、第2電源106の出力電圧値の一例に相当する。第2電圧値検出部42は、第2検出部の一例に相当する。第2電圧値検出部42は、第2電源106の出力電圧値(第2電圧値Vs)を検出する
IF部62は、制御部108から伝送される情報を受信し、電源内制御部32に入力する。更に、IF部62は、電源内制御部32と協働し、電源内制御部32が取得した情報を制御部108に送信し得る。IF部62及び電源内制御部32は、通信部の一例に相当し、第1電源104と通信を行う機能を有する。例えば、IF部62及び電源内制御部32(通信部)は、第1電源104との通信により、第1電源104から第1電源104の出力電圧値(第1電圧値Vm)を取得する。
電源内制御部32は、情報処理機能を有する制御装置として構成され、例えば、内部メモリを含むマイクロコンピュータによって構成されている。内部メモリには、電源内制御部32が実行すべきプログラム及び必要なパラメータ等が記憶されている。電源内制御部32は、第2電力変換部22を制御し得る。例えば、電源内制御部32は、第2電力変換部22の動作に必要な設定値を算出し、第2電力変換部22に設定する。
図6に示されるように、制御部108は、CPU(CentralProcessingUnit)120、メモリ122、インタフェース部(以下、IF部という)124及びバス126を含む。制御部108における各部の間のデータ伝送は、バス126を介して行われる。メモリ122は、1以上の記憶媒体を有し、例えば、書換可能な半導体不揮発性メモリ等を含む。メモリ122には、CPU120が実行するプログラム及び所定のパラメータ等が記憶されている。メモリ122の一部の領域は、CPU120がプログラムを実行するときにワークエリアとして使用される。制御部108は、例えば、電気自動車等のECU(ElectronicControlUnit)である。
CPU120は、少なくとも第1電源104の動作を制御する機能を有し、第1電源104に指示を与えることで第1電力変換部21を制御する。具体的には、CPU120は、IF部124を介して第1電源104に対して第1目標電圧を伝送する。第1電源104は、上記第1目標電圧に基づいて定電圧モードで動作しうるようになっており、第1目標電圧に等しい電圧を出力するように動作する。CPU120は、第2電源106の動作を制御する機能を有していてもよく、第2電源106に指示を与えることで第2電力変換部22を制御してもよい。例えば、CPU120は、IF部124を介して第2電源106に対して第1目標電圧又は第2目標電圧を伝送してもよい。
電源システム100において、第1出力路81は、第1出力導電路の一例に相当する。第1出力路81は、第1電源104から出力電流が流れる経路である。第1出力路81は、具体的には、第1電源104の出力端子T1(図3)から接続点P1までの導電路である。第2出力路82は、第2出力導電路の一例に相当する。第2出力路82は、第2電源106から出力電流が流れる経路である。第2出力路82は、具体的には、第2電源106の出力端子T2(図4)から接続点P1までの導電路である。図1、図2の例では、第1出力路81と第2出力路82とが接続される部位が接続点である。第2導電路12は、接続点P1よりも負荷110側の導電路である。
2.第1電源の動作
次の説明は、電力変換装置101が行う電力変換動作に関する。
第1電源104及び第2電源106は、所定の開始条件が成立した場合に各々が電力変換制御を行う。所定の開始条件は、例えば、車両が始動状態となった場合、電力変換装置101に対して電力供給が開始された場合、電力変換装置101に対して開始信号が与えられた場合、その他の開始条件が成立した場合などである。
本構成では、制御部108は、上記開始条件が成立した場合に、第1電源104に対して一定の出力電圧目標値を与えるように動作する。以下の説明では、制御部108が第1電源104に与える出力電圧目標値は「第1目標電圧」とも称される。また、以下の説明では、上記のCV制御によって一定の目標電圧を出力するモードは、定電圧モードとも称される。
第1電源104は、制御部108から上記第1目標電圧が与えられた場合、第1出力路81の電圧を上記第1目標電圧とするように電圧変換動作(降圧動作)を行い得る。具体的には、電源内制御部31は、第1出力路81に上記第1目標電圧を出力させるように第1電力変換部21を駆動する。第1電力変換部21は、電源内制御部31による駆動(上記CV制御)によって定電圧モードで動作し、バッテリ102から入力される直流電圧VHを降圧し、第1出力路81の電圧を上記第1目標電圧とするように電圧変換動作を行う。
具体的には、電源内制御部31が周期的にフィードバック演算を行い、半導体スイッチ素子21A,21B,21C,21Dに与えるPWM信号のデューティを更新する。電源内制御部31は、各周期のフィードバック演算において、上記第1目標電圧と第1電圧値検出部41によって検出される第1電圧値Vm(第1出力路81の電圧)との偏差を算出する。そして、電源内制御部31は、各周期のフィードバック演算において、その偏差と予め定められたゲインとに基づいてPI演算式又はPID演算式によって第1出力路81の電圧を第1目標電圧に近づけるための操作量(デューティの増減量)を決定する。そして、電源内制御部31は、このように決定された操作量(デューティの増減量)を現在の制御量(変更前のデューティ)に加えて新たなデューティを算出する。このように、電源内制御部31は、各周期のフィードバック演算により各周期においてPWM信号のデューティを更新し得る。
3.第2電源の動作
制御部108又は第1電源104は、上記開始条件が成立した場合に、第2電源106に対して出力電圧目標値又は出力電圧目標値を決定するための値を与えるように動作する。以下の説明では、第2電源106の出力電圧目標値は「第2目標電圧」とも称される。第2目標電圧は、例えば、第1目標電圧よりも少し高い値とされる。第2目標電圧は、制御部108又は第1電源104から第2電源106に直接与えられてもよく、制御部108又は第1電源104から第2電源106に第1目標電圧が与えられ、第2電源106が第1目標電圧よりも一定レベル高い電圧を第2目標電圧が設定してもよい。
第2電源106は、上述の開始条件が成立した場合に、設定電流値Ibの設定を短い時間間隔で周期的に繰り返すように動作する。一方で、第2電源106は、外部装置(第1電源104又は制御部108)から情報を周期的に取得するように動作する。第2電源106が設定電流値Ibの設定を更新する周期は、外部装置(例えば第1電源104)から第2電源106に対して情報が送信される周期よりも小さい。
電源内制御部32(駆動部)は、設定電流値Ibを更新する各周期の更新時に、第2電流値検出部52が検出した第2電源106の出力電流値Isと第2電圧値検出部42が検出した第2電源106の出力電圧値Vsと第1電源104の出力電圧値Vmとに基づいて設定電流値Ibを定める。電源内制御部32は、各周期の更新時において、最新の出力電流値Is及び最新の出力電圧値Vsと、更新時の直近に取得した第1電源104の出力電圧値Vmと、を用いて以下の数1の式にて総電流値Itを算出することができる。
Figure 2022007577000003
上記の数1の式において、Rmは、第1電源104から接続点P1までの第1出力路81(第1出力導電路)の抵抗値である。具体的には、抵抗値Rmは、第1電源104の出力端子T1(図3)から接続点P1までの導電路の抵抗値である。Rsは、第2電源106から接続点P1までの第2出力路82(第2出力導電路)の抵抗値である。具体的には、抵抗値Rsは、第2電源106の出力端子T2(図4)から接続点P1までの導電路の抵抗値である。電源内制御部32は、抵抗値Rm及び抵抗値Rsを固定値として備えている。即ち、抵抗値Rm及び抵抗値Rsの各々は、電源内制御部32において既知の値である。
電源内制御部32は、上記の数1の式によって得られる総電流値Itに基づいて設定電流値Ibを定める。具体的には、例えば、Ib=It×αの式によって、設定電流値Ibを定める。なお、上記のαは、0よりも大きく1よりも小さい値であり、より具体的には、例えば0.5よりも小さい値である。このように、電源内制御部32は、第1電源104及び第2電源106から出力される出力電流の総電流値Itのうち、一定割合の値を設定電流値Ibとする。なお、図5の例では、電源内制御部32において設定電流値Ibを算出及び設定する機能を有する部分が目標値設定部32Aとされている。
電源内制御部32は、上記開始条件が成立した場合に、周期的に上記の設定電流値Ibを更新し、上記第2目標電圧及び上記設定電流値Ibに基づき、CVCC制御を行い得る。電源内制御部32は、第2電力変換部22に対してCC(ConstantCurrent)制御を行う場合、指定された一定電流値(設定電流値Ib)を出力するように第2電力変換部22を動作させうる。即ち、電源内制御部32は、設定電流値Ibを目標電流値又は制限電流値として定電流を出力するように第2電力変換部22を動作させる定電流制御(CC制御)を少なくとも行いうる。また、電源内制御部32は、上述のCV制御を行うこともでき、CV制御を行う場合、指定された一定電圧(第2目標電圧)を出力するように第2電力変換部22を動作させうる。このように、第2電源106は、定電圧モードでの動作と定電流モードでの動作とを切り替え得る。
図5は、電源内制御部32が実行する機能をブロックによって概念的に示す機能ブロック図である。図5における目標値設定部32A、定電流モード演算部32B、定電圧モード演算部32C、調停部32D、PWM信号生成部32Eの各機能は、マイクロコンピュータ等によってソフトウエア的に実現されてもよく、ハードウェア回路によって実現されてもよい。目標値設定部32Aは、インタフェース部62、第2電圧値検出部42、第2電流値検出部52からの情報に基づき、設定電流値Ib(電流制限値)を定電流モード演算部32Bに与え、第2目標電圧Vbを定電圧モード演算部32Cに与える。
第2電力変換部22は、定電流モードで動作する場合、バッテリ102から入力される直流電圧VHを降圧し、第2出力路82の電流を上記設定電流値Ibとする電圧変換動作を行う。電源内制御部32は、第2電力変換部22を定電流モードで動作させるためのフィードバック演算を所定の演算周期で周期的に行い得る。具体的には、定電流モード演算部32Bが上記演算周期で周期的にフィードバック演算を行い、操作量(第2出力路82の電流値を設定電流値Ibに近づけるための新たなデューティ)を算出する。定電流モード演算部32Bは、各周期のフィードバック演算において、演算を行う周期における上記設定電流値Ibと第2電流値検出部52によって検出される第2電流値Is(第2電源106の出力電流値)との偏差を算出する。そして、定電流モード演算部32Bは、演算を行う周期において、当該周期の上記偏差と予め定められたゲインとに予め定められた演算式とによって第2出力路82の電流値を上記設定電流値Ibに近づけるための操作量(新たなデューティ)を決定する。上記演算式は、PI(Proportional-Integral)演算式であってもよく、PID(Proportional-Integral-Differential)演算式であってもよい。例えば、定電流モード演算部32Bは、PI演算式によって操作量(新たなデューティ)を算出する場合、上記偏差と予め定められた比例ゲイン及び積分ゲインとに基づいてPI演算式によって操作量(新たなデューティ)を算出する。この操作量は、演算を行った周期のフィードバック演算結果であり、定電流モードの場合に現在のデューティから変化させるべき新たなデューティである。
第2電力変換部22は、定電圧モードで動作する場合、バッテリ102から入力される直流電圧VHを降圧し、第2出力路82の電圧を上記第2目標電圧とする電圧変換動作を行う。電源内制御部32は、第2電力変換部22を定電圧モードで動作させるためのフィードバック演算を上記演算周期で周期的に行う。具体的には、定電圧モード演算部32Cが上記演算周期で周期的にフィードバック演算を行い、操作量(第2出力路の電圧値を第2目標電圧に近づけるための新たなデューティ)を算出する。定電圧モード演算部32Cは、各周期のフィードバック演算において、演算を行う周期における上記第2目標電圧Vbと第2電圧値検出部42によって検出される第2電圧値Vs(第2出力路82の電圧)との偏差を算出する。そして、定電圧モード演算部32Cは、演算を行う周期において、当該周期の上記偏差と予め定められたゲインとに基づいてPI演算式又はPID演算式によって第2出力路82の電圧を第2目標電圧Vbに近づけるための操作量を決定する。例えば、定電圧モード演算部32Cは、PI演算式によって操作量(新たなデューティ)を算出する場合、上記偏差と予め定められた比例ゲイン及び積分ゲインとに基づいてPI演算式によって操作量(新たなデューティ)を算出する。この操作量は、演算を行った周期のフィードバック演算結果であり、定電圧モードの場合に現在のデューティから変化させるべき新たなデューティである。
調停部32Dは、定電流モード演算部32Bによって算出された操作量(デューティ)と定電圧モード演算部32Cによって算出された操作量(デューティ)のうちのいずれを選択するかを、予め定められた選択方式によって決定する。以下で説明される代表例では、定電流モード演算部32B及び定電圧モード演算部32Cによって算出された両操作量のうち小さい操作量(デューティが小さくなる演算結果)を選択する方法が採用される。なお、調停方法はこの決定方法に限定されず、他の決定方法が採用されてもよい。
調停部32Dは、定電流モード演算部32Bによって算出された操作量(デューティ)と定電圧モード演算部32Cによって算出された操作量(デューティ)のうちの小さい操作量を選択する。そして、PWM信号生成部32Eは、調停部32Dで選択された操作量(デューティ)のPWM信号を、例えば、この操作量が決定された演算周期の次の周期のPWM信号として出力する。
このような動作がなされるため、電源内制御部32では、定電流モード演算部32Bが算出した操作量が調停部32Dによって採用される期間は、第2電力変換部22を定電流モードで動作させる定電流制御が継続する。また、電源内制御部32では、定電圧モード演算部32Cが算出する操作量が調停部32Dによって採用される期間は、第2電力変換部22を定電圧モードで動作させる定電圧制御が継続する。
本開示の効果の例は、以下の通りである。
電力変換装置101は、定電圧を出力する第1電源104に対して第2電源106が並列に接続された電源システム100において、第2電源106が設定電流値Ibを基準とする定電流動作を行い得る。更に、第2電源106は、設定電流値Ibを設定する際に、自身で得られた出力電流値Is及び出力電圧値Vsに基づいて設定電流値Ibをより迅速に設定し得る。
第2電源106は、設定電流値Ibを定めるにあたって、自身で得られた出力電流値Is及び出力電圧値Vsに加え、第1電源104の出力電圧値Vmを反映して設定電流値Ibを定めることができる。また、第2電源106は、設定電流値Ibを算出する際に、出力電圧値Vmの受信を長く待たずに算出時点で最新の出力電圧値Vmを用いれば、出力電圧値Vmを通信によって取得する際の通信の遅延の影響を抑えて迅速に設定電流値Ibを定めることができる。
第2電源106は、第1電源104及び第2電源106から出力される出力電流の総電流値Itを直接取得しなくても、第2電源106自身が推測した総電流値Itに基づいて設定電流値Ibを定めることができる。具体的には、第2電源106は、第2電源106の出力電流値Is及び出力電圧値Vsと第1電源104の出力電圧値Vmとに基づいて総電流値Isを迅速に推測することができる。そして、第2電源106は、この総電流値Isを反映して設定電流値Ibを迅速に定めることができる。しかも、第2電源106は、このように推測した総電流値Itの一定割合の値を設定電流値Ibとすることができるため、総電流値Itを直接取得しなくても、第1電源104の出力電流値と第2電源106の出力電流値の比率を一定の比率に保ちやすくなる。
第2電源106は、第2電源106の出力電流値Is及び出力電圧値Vs、抵抗値Rm、抵抗値Rs、第1電源104の出力電圧値Vmとに基づいて、総電流値Itをより正確に推測し得る。そして、第2電源106は、正確に推測された総電流値Itに基づいて設定電流値Ibを定めることができる。
電源システム100では、第1電源104の定格電流値よりも第2電源106の定格電流値のほうが小さい。電力変換装置101は、第2電源106の定格電流値を相対的に抑えることができ、定格電流値の抑えられた第2電源106によって特徴的な動作を行うことができる。
<他の実施形態>
本開示は、上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述又は後述の実施形態の特徴は、矛盾しない範囲であらゆる組み合わせが可能である。また、上述又は後述の実施形態のいずれの特徴も、必須のものとして明示されていなければ省略することもできる。更に、上述した実施形態は、次のように変更されてもよい。
上記実施形態では、第2電源106が第1電源104から第1電源104の出力電圧値Vmを取得する構成であったが、取得しない構成であってもよい。例えば、第2電源106が、出力電圧値Vmを既知の固定値として有していてもよい。
上記実施形態では、電力変換装置101が制御部108を含む装置であったが、上記制御部108を含まない装置が電力変換装置とされてもよい。例えば、図1に示される電力変換装置101から上記制御部108を除いた部分が電力変換装置とされてもよい。
上記実施形態では、電力変換装置101が第1電源104を含む装置であったが、第1電源を含まない装置が電力変換装置とされてもよい。例えば、図1に示される電力変換装置101から第1電源104を除いた部分が電力変換装置とされてもよく、電力変換装置101から第1電源104及び制御部108を除いた部分が電力変換装置とされてもよい。
上記実施形態では、第1電力変換部21及び第2電力変換部22の具体的構成として、図3、図4のような絶縁型DCDCコンバータが例示されたが、図3、図4の構成以外のDCDCコンバータが用いられてもよい。
上記実施形態では、電源システム100が電気自動車などの車両に搭載されるが、これに限定されない。電源システム100は、これら以外の種類の車両、例えば、PHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、HEV(Hybrid Electric Vehicle)に搭載されてもよく、車両以外の装置に搭載されてもよい。
なお、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、今回開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示された範囲内又は特許請求の範囲と均等の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
11 :第1導電路
12 :第2導電路
13A :導電路
13B :導電路
13C :導電路
13D :導電路
21 :第1電力変換部
21A :半導体スイッチ素子
21B :半導体スイッチ素子
21C :半導体スイッチ素子
21D :半導体スイッチ素子
21E :コンデンサ
21F :一次側コイル
21G :二次側コイル
21H :二次側コイル
21J :ダイオード
21K :ダイオード
21L :インダクタ
21M :コンデンサ
21X :入力回路部
21Y :トランス部
21Z :出力回路部
22 :第2電力変換部(電力変換部)
22A :半導体スイッチ素子
22B :半導体スイッチ素子
22C :半導体スイッチ素子
22D :半導体スイッチ素子
22E :コンデンサ
22F :一次側コイル
22G :二次側コイル
22H :二次側コイル
22J :ダイオード
22K :ダイオード
22L :インダクタ
22M :コンデンサ
22X :入力回路部
22Y :トランス部
22Z :出力回路部
31 :電源内制御部
32 :電源内制御部(駆動部、通信部)
32A :目標値設定部
32B :定電流モード演算部
32C :定電圧モード演算部
32D :調停部
32E :PWM信号生成部
41 :第1電圧値検出部
42 :第2電圧値検出部(第2検出部)
51 :第1電流値検出部
52 :第2電流値検出部(第1検出部)
61 :インタフェース部
62 :インタフェース部(通信部)
71 :第1入力路
72 :第2入力路
81 :第1出力路
82 :第2出力路
100 :電源システム
101 :電力変換装置
102 :バッテリ
104 :第1電源
106 :第2電源
108 :制御部
110 :負荷
120 :CPU
122 :メモリ
124 :IF部
126 :バス
P1 :接続点
T1 :出力端子
T2 :出力端子

Claims (4)

  1. 第1導電路と第2導電路との間に設けられるとともに定電圧を出力する第1電源を備えた電源システムに用いられ、前記第1導電路と前記第2導電路との間で電力変換を行う電力変換装置であって、
    前記第1電源に対して並列に接続される第2電源を備え、
    前記第2電源は、前記第1導電路と前記第2導電路との間で電力変換を行う電力変換部と、前記電力変換部を駆動する駆動部と、前記第2電源の出力電流値を検出する第1検出部と、前記第2電源の出力電圧値を検出する第2検出部と、を有し、
    前記駆動部は、設定電流値を基準として定電流を出力するように前記電力変換部を動作させる定電流制御を少なくとも行い、前記第1検出部が検出した前記第2電源の出力電流値と前記第2検出部が検出した前記第2電源の出力電圧値とに基づいて前記設定電流値を定める電力変換装置。
  2. 前記第2電源は、前記第1電源と通信を行う通信部を有し、
    前記通信部は、前記第1電源との通信により前記第1電源から前記第1電源の出力電圧値を取得し、
    前記駆動部は、前記第2電源の出力電流値と前記第2電源の出力電圧値と前記第1電源の出力電圧値とに基づいて前記設定電流値を定める
    請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記駆動部は、前記第1電源及び前記第2電源から出力される出力電流の総電流値のうち、一定割合の値を前記設定電流値とする請求項1又は請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記電源システムは、前記第1電源から出力電流が流れる経路である第1出力導電路と前記第2電源から出力電流が流れる経路である第2出力導電路とが接続点にて前記第2導電路に接続され、
    前記駆動部は、前記第2電源の出力電流値と、前記第2電源の出力電圧値と、前記第1電源から前記接続点までの前記第1出力導電路の抵抗値と、前記第2電源から前記接続点までの前記第2出力導電路の抵抗値と、に基づいて前記設定電流値を定める請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電力変換装置。
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