JP2022007340A - プリンター - Google Patents
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Abstract
【課題】プリンターに搭載する回路基板に形成された高速伝送路に関して、伝送する高速信号の信号品質を維持させると共に不要輻射を低減させる。【解決手段】プリンターの回路基板における差動線路をなす信号ライン対のVia接続について、該Viaは信号ラインに配置されるDCカット用のコンデンサーの電極パッドのパターンの領域に配置させる。【選択図】図1A
Description
本発明は回路基板を搭載したプリンターに関する。特に、プリンターに搭載される回路基板上に形成する高速データ伝送路の構成において、前記高速データ伝送路における回路基板を貫通するViaの構造に関する。
プリンターのユーザーにとって、印刷の速度(スループット:単位時間に処理できる量)、即ち早く且つキレイに印刷が仕上がることが重要であって、特に産業用途の大型プリンターにおいてはその重要性が高まる。そして更にそれを如何に安価で実現できるかも重要となる。
そのためには、いかに早く印刷するデータ(画像等)を、プリンターを動作させるための制御データにする処理を行い、且つ実際の印刷対象物にインクを吐出する印刷ヘッドを搭載するユニットにその制御データを転送するか、が重要な要素となる。特に、産業用途向けのプリンターでは目的の印刷スループットを得るために複数の印刷ヘッドのユニットに向けて、各ユニット当たり1~5Gbps(Giga-Bite/秒)の印刷データを送る必要がある。またこの時、前述の制御データを生成する制御回路部は、各印刷ヘッドのユニットとは異なるユニットに構成されており、制御回路部のユニットと印刷ヘッドのユニット間は上記データを通信するためのケーブルで接続されている。
上記のようなデータを転送するために、USB3.0やPCI-Express(PCIe)といった規格のデバイスも使用されており、その信号の伝送路として差動線路が使用されている。差動線路の構成としては、GND電極と2本の信号ライン(信号ライン対と呼ぶ)を使い、データ転送時に信号ライン対はそれぞれGNDに対して電圧で、2本の各信号ラインは互いに一方の信号ラインの電位がHighに対して他方の信号ラインがLowとなる関係で、高速の信号を転送している。
このような差動線路の回路基板での構成方法に関しては、特開2007-142307公報で図示されている。
しかしながら、上記の方法には次のような課題があった。回路基板に差動線路を形成する場合、回路基板の機能から実装効率を上げるために回路基板にViaを形成して、信号ラインを形成する層を変化させる必要がある。しかし、このViaが高速の信号の高周波成分の伝送を阻害するため、伝送する高速信号の波形を訛らし、即ち信号品質を劣化し、高速信号の伝送を困難にする、という課題があった。
また、USB3.0やPCI-Express等の規格では、信号を送受信するデバイス(IC)間では、送信・受信する信号ライン間においてDC(直流)成分をカットするためのDCカットコンデンサー(コンデンサー)が必ず挿入される。また、上述したように、それぞれのユニット内に置かれる回路基板間を通信するケーブルを接続するためのコネクターをそれぞれの回路基板上に配置することになり、またこういった差動線路であり、差動信号を伝送する信号ライン対も複数、回路基板上に構成される。そのため、Viaを使って差動線路を構成する信号ライン対を回路基板内の層を移動させることは回路基板の実装効率を高める上で極めて重要なことになる。
本発明は、このような課題を鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、回路基板に形成する差動線路を伝送する高速信号の品質を悪化させることなく、且つ回路基板の効率を高めることが可能な、該差動線路を構成する信号ライン対のViaを適用した回路基板を搭載した、プリンターを提供することである。
[適用例1]
回路基板上に形成される信号ライン対よりなる差動線路であって、前記信号ライン対は前記回路基板の一方の面に形成された第1の信号ライン対と前記回路基板の他方の面に形成された第2の信号ライン対とからなり、前記第1の信号ライン対と前記第2の信号ライン対は、前記回路基板の前記一方の面から前記他方の面へ貫通する1対のViaにより前記第1の信号ライン対及び前記第2の信号ライン対を電気的に接続する構成であって、前記第1の信号ライン対は部品搭載するための電極パターンを有し、前記Viaは前記部品搭載するための電極パターンの領域内に形成し電気的に接続させた、回路基板を搭載した、ことを特徴とするプリンターである。
回路基板上に形成される信号ライン対よりなる差動線路であって、前記信号ライン対は前記回路基板の一方の面に形成された第1の信号ライン対と前記回路基板の他方の面に形成された第2の信号ライン対とからなり、前記第1の信号ライン対と前記第2の信号ライン対は、前記回路基板の前記一方の面から前記他方の面へ貫通する1対のViaにより前記第1の信号ライン対及び前記第2の信号ライン対を電気的に接続する構成であって、前記第1の信号ライン対は部品搭載するための電極パターンを有し、前記Viaは前記部品搭載するための電極パターンの領域内に形成し電気的に接続させた、回路基板を搭載した、ことを特徴とするプリンターである。
この形態により、回路基板に形成される高速信号を伝送する差動線路を回路基板の表面から裏面へ移動させる際、上記Viaの構成により信号品質の劣化を低減できる回路基板を搭載したプリンターを提供できる。
[適用例2]
前記回路基板の前記一方の面及び前記他方の面の面内の方向において、前記第1の信号ライン対にスペースをおいて両側方から挟む第1のGND電極を有し、前記第2の信号ライン対にスペースをおいて両側方から挟む第2のGND電極を有し、前記第1のGND電極と前記第2のGND電極は、前記回路基板の前記一方の面から前記他方の面へ貫通する1対のViaにより電気的に接続され、前記GND電極を接続する1対のViaと前記信号ライン対を接続する1対のViaは前記回路基板の面内方向で直線状に配置した、前記回路基板を搭載したプリンターである。
前記回路基板の前記一方の面及び前記他方の面の面内の方向において、前記第1の信号ライン対にスペースをおいて両側方から挟む第1のGND電極を有し、前記第2の信号ライン対にスペースをおいて両側方から挟む第2のGND電極を有し、前記第1のGND電極と前記第2のGND電極は、前記回路基板の前記一方の面から前記他方の面へ貫通する1対のViaにより電気的に接続され、前記GND電極を接続する1対のViaと前記信号ライン対を接続する1対のViaは前記回路基板の面内方向で直線状に配置した、前記回路基板を搭載したプリンターである。
この構成により、Viaにより発生する信号品質の劣化を更に低減できる回路基板を搭載したプリンターを提供できる。
[適用例3]
回路基板上に形成される信号ライン対よりなる差動線路であって、前記信号ライン対は前記回路基板の一方の面に形成された第1の信号ライン対と前記回路基板の他方の面に形成された第2の信号ライン対とからなり、前記第1の信号ライン対と前記第2の信号ライン対は、前記回路基板の前記一方の面から前記他方の面へ貫通する1対のViaにより前記第1の信号ライン対及び前記第2の信号ライン対を電気的に接続する構成であって、前記第1の信号ライン対は部品搭載するための電極パターンを有し、前記1対のViaはそれぞれ前記回路基板の前記一方の面から前記他方の面への方向に対して導体が筒状であって、前記回路基板の前記一方の面において前記1対のViaのそれぞれのViaの一部であって前記導体からなるランドパターン領域を有し、前記それぞれのViaの前記ランドパターン領域が前記部品搭載するための電極パターンに接する形態で電気的に接続させた、前記回路基板を搭載した、ことを特徴とするプリンターである。
回路基板上に形成される信号ライン対よりなる差動線路であって、前記信号ライン対は前記回路基板の一方の面に形成された第1の信号ライン対と前記回路基板の他方の面に形成された第2の信号ライン対とからなり、前記第1の信号ライン対と前記第2の信号ライン対は、前記回路基板の前記一方の面から前記他方の面へ貫通する1対のViaにより前記第1の信号ライン対及び前記第2の信号ライン対を電気的に接続する構成であって、前記第1の信号ライン対は部品搭載するための電極パターンを有し、前記1対のViaはそれぞれ前記回路基板の前記一方の面から前記他方の面への方向に対して導体が筒状であって、前記回路基板の前記一方の面において前記1対のViaのそれぞれのViaの一部であって前記導体からなるランドパターン領域を有し、前記それぞれのViaの前記ランドパターン領域が前記部品搭載するための電極パターンに接する形態で電気的に接続させた、前記回路基板を搭載した、ことを特徴とするプリンターである。
この構成により、ドリル加工で形成される貫通Via構造を使用する廉価な回路基板であっても、信号品質の劣化を低減できる回路基板を搭載したプリンターを提供できる。
[適用例4]
前記回路基板の前記一方の面及び前記他方の面の面内の方向において、前記第1の信号ライン対をスペースをおいて両側方から挟む第1のGND電極を有し、前記第2の信号ライン対をスペースをおいて両側方から挟む第2のGND電極を有し、前記第1のGND電極と前記第2のGND電極は、前記回路基板の前記一方の面から前記他方の面へ貫通する1対のViaにより電気的に接続され、前記一対のViaはそれぞれ前記回路基板の前記一方の面から前記他方の面への方向に対して導体が筒状であって、前記GND電極を接続する一対のViaと、前記信号ライン対を接続する一対のViaは前記回路基板の面内方向で直線状に配置した、前記回路基板を搭載したプリンターである。
前記回路基板の前記一方の面及び前記他方の面の面内の方向において、前記第1の信号ライン対をスペースをおいて両側方から挟む第1のGND電極を有し、前記第2の信号ライン対をスペースをおいて両側方から挟む第2のGND電極を有し、前記第1のGND電極と前記第2のGND電極は、前記回路基板の前記一方の面から前記他方の面へ貫通する1対のViaにより電気的に接続され、前記一対のViaはそれぞれ前記回路基板の前記一方の面から前記他方の面への方向に対して導体が筒状であって、前記GND電極を接続する一対のViaと、前記信号ライン対を接続する一対のViaは前記回路基板の面内方向で直線状に配置した、前記回路基板を搭載したプリンターである。
この構成より、ドリル加工で形成される貫通Via構造を使用するによる廉価な回路基板であっても、Viaの構造により発生する信号品質の劣化を更に低減できる回路基板を搭載したプリンターを提供できる。
[適用例5]
前記第1の信号ライン対に搭載される部品は信号ラインに重畳する直流成分をカットするための一対のコンデンサーである、前記回路基板を搭載したプリンターである。
前記第1の信号ライン対に搭載される部品は信号ラインに重畳する直流成分をカットするための一対のコンデンサーである、前記回路基板を搭載したプリンターである。
この構成によりPCIe、USB3.0といった高速伝送路の規格にも適用できる回路基板を搭載したプリンターを提供できる。
[適用例6]
前記第1の信号ライン対又は第2の信号ライン対は、前記回路基板上で前記回路基板の外部と通信するためのケーブルと接続するためのコネクターに電気的に接続している。
前記第1の信号ライン対又は第2の信号ライン対は、前記回路基板上で前記回路基板の外部と通信するためのケーブルと接続するためのコネクターに電気的に接続している。
この構成により、ケーブルを接続した際に発生する伝送した信号に起因する周波数成分の不要輻射(EMC)のリスクを低減できる回路基板を搭載したプリンターを提供できる。
以下、本発明に係わるプリンターに適用した回路基板100における差動線路の構成について、図面を参照して説明する。
1.実施形態
1-1.本発明に係わるプリンターに適用した回路基板100における差動線路の構成
本発明に係わるプリンターに適用した回路基板100における差動線路の実施の形態は、USB3.0、及びPCIe等で規格化された高速信号システムで適用されるものであって、データの転送レートが1Gbpsを超える差動伝送路である。そのため、信号を送受信するデバイス(IC)間に形成する差動線路には信号に重畳される直流成分(DC)をカットするためのコンデンサー(DCカットコンデンサー)171、172が挿入される構成をとる。
図1Aは、本発明に係わるプリンターの回路基板100に形成される差動線路の実施形態を示した図であり、該回路基板における板面方向(基板を表面より裏面を透かして見た方向)の構造を説明した図である。また、図1Bは図1AのA-A’部における断面方向の構造を説明した図である。
1-1.本発明に係わるプリンターに適用した回路基板100における差動線路の構成
本発明に係わるプリンターに適用した回路基板100における差動線路の実施の形態は、USB3.0、及びPCIe等で規格化された高速信号システムで適用されるものであって、データの転送レートが1Gbpsを超える差動伝送路である。そのため、信号を送受信するデバイス(IC)間に形成する差動線路には信号に重畳される直流成分(DC)をカットするためのコンデンサー(DCカットコンデンサー)171、172が挿入される構成をとる。
図1Aは、本発明に係わるプリンターの回路基板100に形成される差動線路の実施形態を示した図であり、該回路基板における板面方向(基板を表面より裏面を透かして見た方向)の構造を説明した図である。また、図1Bは図1AのA-A’部における断面方向の構造を説明した図である。
図1Aと図1Bで示す差動線路は回路基板100の表面100A(一方の面)に差動線路の信号ライン対111、112(第1の信号ライン対)を形成し、回路基板100の裏面100B(他方の面)に差動線路の信号ライン対121、122(第2の信号ライン対)を形成している。各信号ライン111、112はそれぞれ伝送する信号のDC成分をカットするコンデンサー171、172のそれぞれの一方の端子電極と接続する電極パッド111A、112Aと接続している。コンデンサー171、172のそれぞれの他方の端子電極は回路基板100の表面100A面上の電極パッド111B、112Bと接続している。
電極パッド111B、112Bは、回路基板100の裏面100Bに形成した差動線路の信号ライン対121、122と電極パッド111B、112Bのそれぞれのパターン内に形成したVia103、104により接続されている。Via103、104は回路基板100の表面100Aから裏面100Bへ貫通している。この構成が本実施の形態の第1の特徴である。図1Bは図1Aの構成を断面方向から説明した図であり、信号ライン121は電極パッド111B及び電極パッド111Bのパターン内に形成したVia103により接続した構成となっている。図示していないが、信号ライン122も同様に電極パッド112B及び電極パッド112Bのパターン内に形成したVia104により接続した構成となっている。
尚、信号ライン対111、112及び信号ライン対121、122はそれぞれ回路基板100内部の層に形成されるGND電極(ベタパターン)110、120と積層方向で対向する構造となっており、それぞれの信号ライン対は信号伝送方向(A⇔A’方向)でマイクロストリップ線路構造となっている。
更に、信号ライン対111、112及び信号ライン対121、122はそれぞれの両サイド方向にGND電極101、102、及びGND電極107、108が配置されており、GND電極101はVia103のサイド方向に形成したVia105を介してGND電極107に接続している。Via105は回路基板100内層のGND電極110、120にも接続している。同様に、GND電極102は電極パッド112Bのパターン内に形成したVia104のサイド方向に形成したVia106を介してGND電極108に接続している。Via106は回路基板100内層のGND電極110、120にも接続している。
この構成が本実施の形態の第2の特徴である。Via103、104、105、106は信号伝送方向に対して略垂直の方向(回路基板100の面内方向)に各Viaの中心が略一直線になるように配置されることが好ましく、Via103とVia105の間隔、及びVia104とVia106の間隔はそれぞれ基板製造プロセスで許される最小の距離で配置されることが好ましい。
この構成が本実施の形態の第2の特徴である。Via103、104、105、106は信号伝送方向に対して略垂直の方向(回路基板100の面内方向)に各Viaの中心が略一直線になるように配置されることが好ましく、Via103とVia105の間隔、及びVia104とVia106の間隔はそれぞれ基板製造プロセスで許される最小の距離で配置されることが好ましい。
尚、GND電極101、102、及びGND電極107、108はそれぞれ形成された面で電気的に接続するのは任意であり、図1Aでは図示していないが、GND電極101、102は電極パッド111B及び、112Bとの間にスペースをとって、電極パッド111B、112Bの付近でGND電極101、102の間を表面100A上で電極パターンを追加・延長して短絡することが好ましい。
本発明に係わるプリンターに適用した回路基板100における差動線路の構成の効果について、電磁界シミュレーションにより検討した。図2Aは本発明に係わるプリンターの回路基板100に形成される差動線路の実施形態をシミュレーション検討した際の状況を説明した図であり、該回路基板100における板面方向のモデルの構造を説明した図である。また、図2Bは図2AのC-C’部における断面方向のモデルの構造を説明した図である。図1A及び図1Bと同一の番号は同一の部位及び機能である。
回路基板100の形状は差動信号の伝送方向に300mm、幅方向に200mmとし、基板厚みとして1mmとした。回路基板100の材質としてガラスエポキシ基板を想定し、比誘電率を4.3とした。回路基板100の表面100Aの信号ライン対111、112(電極パッド111A、112Aは省略している。)はそれぞれ信号伝送方向の長さを99.5mmとし、各線幅を185μmとして、信号ライン間隔を180μmとし、導体厚みは35μmに設定した。
尚、本検討における回路基板100に設定する導体パターンは銅箔よりなり導体厚みとして35μmの設定としている。また、信号ライン対111、112と回路基板100の内層のGND電極(ベタパターン)110との距離を100μmとして、信号ライン対111、112の差動インピーダンスが約100Ωとなるように設定している。
尚、本検討における回路基板100に設定する導体パターンは銅箔よりなり導体厚みとして35μmの設定としている。また、信号ライン対111、112と回路基板100の内層のGND電極(ベタパターン)110との距離を100μmとして、信号ライン対111、112の差動インピーダンスが約100Ωとなるように設定している。
回路基板100の裏面100Bの信号ライン対121、122はそれぞれ信号伝送方向の長さを99.5mmとし、各線幅を185μmとして、信号ライン間隔を180μmとし、導体厚みは35μmに設定した。また、信号ライン対121、122と回路基板100の内層のGND電極(ベタパターン)120との距離を100μmとして、信号ライン対121、122の差動インピーダンスが約100Ωとなるように設定している。信号ライン対121、122はそれぞれVia103、104を介して回路基板100の表面100A側に電極として35μmの厚みでそれぞれ露出させ、電極パッド111B、112Bを省略している。
尚、Viaの直径は300μmとしている。Via103、104と信号ライン対111、112より信号伝送方向でのそれぞれ1mm間隙が形成される。この間隙に1005形状(1.0×0.5×0.5mm)のDCカットコンデンサー171、172を挿入している。該DCカットコンデンサーについては、0.1μFの定数とするが、本検討ではコンデンサーメーカーが提供するSPICEモデルで置き換え、電磁界シミュレーションに組み入れている。
尚、Viaの直径は300μmとしている。Via103、104と信号ライン対111、112より信号伝送方向でのそれぞれ1mm間隙が形成される。この間隙に1005形状(1.0×0.5×0.5mm)のDCカットコンデンサー171、172を挿入している。該DCカットコンデンサーについては、0.1μFの定数とするが、本検討ではコンデンサーメーカーが提供するSPICEモデルで置き換え、電磁界シミュレーションに組み入れている。
信号ライン対111、112及び信号ライン対121、122はそれぞれの両サイドの方向に300μmのスペースをおいてGND電極101、102、及びGND電極107、108をそれぞれ配置している。更に、GND電極101はVia103のサイド方向に形成したVia105(直径30μm)を介してGND電極107に接続している。Via105は回路基板100内層のGND電極110、120にも接続している。同様に、GND電極102はVia106(直径30μm)を介してGND電極108に接続している。Via106は回路基板100内層のGND電極110、120にも接続している。この構成によりVia103、104、105、106は信号伝送方向に対して垂直の方向に各Viaの中心が一直線に配置される。
尚、Via103、104、105、106の隣り合うViaの間隔は各Viaの中心からそれぞれ1mmに設定している。
尚、Via103、104、105、106の隣り合うViaの間隔は各Viaの中心からそれぞれ1mmに設定している。
本発明に係わる実施の形態の検討における電磁界シミュレーションでは信号ライン対121、122の回路基板100の基板端部側にそれぞれポート1(P1)、ポート3(P3)、信号ライン対111、112の回路基板100の基板端部側にそれぞれポート2(P2)、ポート4(P4)を配置して4ポートのSパラメーターの抽出をおこなった。
尚、比較のために従来の構成として、差動線路をUSB3.0、PCIe等の高速な差動伝送路に適用したモデルを検討した。図3Aは、従来の差動線路のシミュレーション検討に関して示した図であり、該回路基板100における板面方向のモデルの構造を説明した図である。図3Bは図3AのD-D’部における断面方向のモデルの構造を説明した図である。図1A、図1B、図2A、図2Bと同一の番号は同一の部位及び機能である。
従来の構成においては、DCカットコンデンサー171,172に接続する一方の側の信号ライン対において、回路基板100の表面100Aから裏面100Bへと信号ライン対の形成する層を変化させた場合であって、信号ライン811、812は表面100Aに形成されており、信号ライン821、822は裏面100Bに形成されており、それぞれの信号ラインはVia801、802によって接続されている。信号ライン811、812のVia801、802に接続した端部とは反対側の端部はDCカットコンデンサー171、172と接続するための電極パッドが本来は形成されるが、本検討では電極パッド部分を信号ラインが延長した形状とした。
図3Aにおいて、板面方向から見た信号ライン811と信号ライン821及び信号ライン812と信号ライン822のDCカットコンデンサー171、172に接続する端部からその反対側の端部までの信号の伝送方向の長さはそれぞれの99.5mmとなっており、図2Aにおける信号ライン121とVia103を合わせた信号の伝送方向の長さと、及び信号ライン122と、Via104を合わせた信号の伝送方向の長さを等しくしている。
尚、Via801は信号ライン811と信号ライン821のそれぞれの信号の伝送方向の長さが等しくなる箇所に配置している。またVia802も信号ライン812と信号ライン822のそれぞれの信号の伝送方向の長さが等しくなる箇所に配置している。信号ライン811、812及び、信号ライン821、822はそれぞれ幅を185μm、各信号ライン間隔を180μm、導体厚みは35μmとして、信号ライン対の差動インピーダンスが約100Ωとなるように設定している。
尚、Via801は信号ライン811と信号ライン821のそれぞれの信号の伝送方向の長さが等しくなる箇所に配置している。またVia802も信号ライン812と信号ライン822のそれぞれの信号の伝送方向の長さが等しくなる箇所に配置している。信号ライン811、812及び、信号ライン821、822はそれぞれ幅を185μm、各信号ライン間隔を180μm、導体厚みは35μmとして、信号ライン対の差動インピーダンスが約100Ωとなるように設定している。
この従来の形態の検討における電磁界シミュレーションでは信号ライン対821、822の回路基板100の基板端部側にそれぞれポート1(P1)、ポート3(P3)、信号ライン対111、112の回路基板100の基板端部側にそれぞれポート2(P2)、ポート4(P4)を配置して4ポートのSパラメーターの抽出をおこなった。
本発明に係わる実施の形態のモデル及び従来の形態のモデルに関して電磁界シミュレーションにより得られたそれぞれのSパラメーターに関して、差動信号の伝達状況を評価するために、P1とP3の組(1)、P2とP4の組(2)を入出力部とするミックスモードSパラメーターに変換し、その中の(1)と(2)の間の差動信号の順伝達係数(Sdd21)に関して比較を行う。
図4は(X)本発明に係わる実施の形態のモデルと(Y)従来の形態のモデルの差動信号の伝達における挿入損失(Sdd21)の結果を比較した図である。図示したグラフは横軸が周波数であり、縦軸はGainであり、グラフが下側になるほど損失が大きいことを示す。
図4は(X)本発明に係わる実施の形態のモデルと(Y)従来の形態のモデルの差動信号の伝達における挿入損失(Sdd21)の結果を比較した図である。図示したグラフは横軸が周波数であり、縦軸はGainであり、グラフが下側になるほど損失が大きいことを示す。
図4のグラフより特に4GHz以上の帯域において、(X)は滑らかに損失が増えていく傾向であるが、(Y)は(X)に対して0.5~1dBの落ち込みを伴って損失が増えていく傾向が出ている。これは、(Y)においてはVia801、802によるインピーダンス不整合を生じ、通過する周波数成分に対して定在波が起きているためである。
DCカットコンデンサー171、172は主たる容量成分(C0:0.1μF)と共に部品形状による等価直列インダクタンス(L:0.4nH程度)を有するが、
高周波帯において自己共振周波数を生じても、2.5Gbps、5Gbpsといった高速信号の伝送下では広帯域に渡って低インピーダンスの状態であり、所謂AC短絡の状態となる。従来の形態におけるVia801、802は信号ライン対821、822と信号ライン対811、812の接続部におけるインピーダンス変化(原因は主としてインダクタンス成分。1nH程度以下)を生じさせ、通過する周波数成分に対して定在波発生の原因となる。これに対して、本発明に係わる実施の形態である、DCカットコンデンサー171、172の直近に配置したVia103、104の場合はVia103、104の有するインダクタンス成分を、DCカットコンデンサーが有するL成分に含められた関係となり、DCカットコンデンサーの高周波帯におけるインピーダンス特性にあまり変化を生じさせず、CカットコンデンサーのAC短絡の状態もあまり変化が生じない。即ち、DCカットコンデンサーのC0の影響が、L及びViaのインダクタンス成分の影響よりも圧倒的に大きいのでVia103、104のインダクタンス成分の寄与が無視できる状況になる、と考えられる。
高周波帯において自己共振周波数を生じても、2.5Gbps、5Gbpsといった高速信号の伝送下では広帯域に渡って低インピーダンスの状態であり、所謂AC短絡の状態となる。従来の形態におけるVia801、802は信号ライン対821、822と信号ライン対811、812の接続部におけるインピーダンス変化(原因は主としてインダクタンス成分。1nH程度以下)を生じさせ、通過する周波数成分に対して定在波発生の原因となる。これに対して、本発明に係わる実施の形態である、DCカットコンデンサー171、172の直近に配置したVia103、104の場合はVia103、104の有するインダクタンス成分を、DCカットコンデンサーが有するL成分に含められた関係となり、DCカットコンデンサーの高周波帯におけるインピーダンス特性にあまり変化を生じさせず、CカットコンデンサーのAC短絡の状態もあまり変化が生じない。即ち、DCカットコンデンサーのC0の影響が、L及びViaのインダクタンス成分の影響よりも圧倒的に大きいのでVia103、104のインダクタンス成分の寄与が無視できる状況になる、と考えられる。
高速なデータレートを伝送するパルス波形においてはパルス波の立ち上がり及び立ち下がり時間を短くする必要があり、例えば2.5Gbpsでは、50ps程度で立ち上がり、立ち下がりさせる必要がある。そのためには基本波となる1.25GHzの第3高調波(3.75GHz)及び第5高調波(6.25GHz)の成分がある程度必要となる。5Gbpsでは第3高調波(7.5GHz)及び第5高調波は12.5GHzの成分が必要となる。従って、高調波成分が(Y)のSdd21のグラフのように落ち込み部が高速信号の高調波帯に当たるとパルス波形の立ち上がり時間を遅くさせ、それにより波形品質が劣化し、受信側で信号の認識を誤る所謂エラーレートを悪化させる。それに対し、(X)は高周波帯(高調波帯)における差動伝送の損失は滑らかに増えていく傾向であるので、伝送する信号の品質維持ができるため、優れているといえる。
更に、(Y)の伝送損失について前述したように、Via801、802により定在波を起こす周波数特性となるので、伝送線路の場所により伝送する信号の電圧及び電流が増減する状態となる。(Y)の伝送線路で回路基板100から差動信号を外部に取り出すケーブルが接続される場合は、この定在波が該ケーブルに伝達され、定在波となった周波数成分は回路基板とケーブルの組み合わせた形態による意図しないアンテナを介して、外界に向かって放射を起こす、所謂不要輻射を起こすリスクが高まる。
2.他の実施の形態
図5Aは本発明に係わるプリンターの回路基板100に形成される差動線路の他の実施形態を示した図であり、該回路基板における板面方向の構造を説明した図である。また図5Bは図5AのB-B’部における断面方向の構造を説明した図である。図1A、図1Bと同一の番号は同一の部位及び機能である。
他の実施の形態では、差動線路を形成する回路基板100に関して両面貫通Via構造で、Viaの電極形状が中央部で空洞の円筒形となる回路基板に対する差動線路の構造である。Via203、204の中央部が空洞となる場合、部品搭載のための電極パッド領域内にViaを形成すると搭載部品の電極端子を接続・固定する半田の該空洞部への流れ込みが生じ、該接続・固定が不安定となるため、部品搭載の電極パッド領域内にViaを形成することはできない。そのため、Via203、204の配置をViaに形成されるViaランドと部品搭載のための電極パッドを直接接続させた構造である。尚、該Viaランド及びその内部の表面には半田レジストが塗布されるため、搭載部品の電極端子を接続・固定する半田の流れ込みは生じない。
図5Aは本発明に係わるプリンターの回路基板100に形成される差動線路の他の実施形態を示した図であり、該回路基板における板面方向の構造を説明した図である。また図5Bは図5AのB-B’部における断面方向の構造を説明した図である。図1A、図1Bと同一の番号は同一の部位及び機能である。
他の実施の形態では、差動線路を形成する回路基板100に関して両面貫通Via構造で、Viaの電極形状が中央部で空洞の円筒形となる回路基板に対する差動線路の構造である。Via203、204の中央部が空洞となる場合、部品搭載のための電極パッド領域内にViaを形成すると搭載部品の電極端子を接続・固定する半田の該空洞部への流れ込みが生じ、該接続・固定が不安定となるため、部品搭載の電極パッド領域内にViaを形成することはできない。そのため、Via203、204の配置をViaに形成されるViaランドと部品搭載のための電極パッドを直接接続させた構造である。尚、該Viaランド及びその内部の表面には半田レジストが塗布されるため、搭載部品の電極端子を接続・固定する半田の流れ込みは生じない。
図5A及び図5Bにおいて、Via203は回路基板100の表面100A及び裏面100BにおいてViaランド(電極)203A及びViaランド(電極)203Bを有している。該Viaランドは、積層されたガラスエポキシ基板にドリルで基板に貫通孔を開けた後、メッキにより該貫通孔壁面をメタライズし、その後、基板の両表面の回路パターンをエッチングにより成型した際に基板表面の貫通孔周囲に残される電極の領域である。このViaランド203Aのパターンと部品搭載電極パッド111Bのパターンとが接する関係で電気的に接続させ、Viaランド203Bは信号ライン221に接続させている。これにより部品搭載電極パッド111Bと信号ライン221とが接続されている。Via204もVia203と同様のVia構造であって、Viaランド204Aのパターンと部品搭載電極パッド112Bのパターンとが接する関係で電気的に接続させ、Via204の回路基板100の裏面100Bに形成されたViaランドは信号ライン222に接続させている。これにより部品搭載電極パッド112Bと信号ライン222とが接続されている。
尚、信号ライン対111、112及び信号ライン対221、222はそれぞれ回路基板100内部の層に形成されるGND電極(ベタパターン)110、120と積層方向で対向する構造となっており、それぞれの信号ライン対は信号伝送方向(B⇔B’方向)でマイクロストリップ線路構造となっている。
更に、信号ライン対111、112及び信号ライン対221、222はそれぞれの両サイド方向にGND電極101、102、及びGND電極107、108が配置されており、GND電極101はVia203のサイド方向に形成したVia205を介してGND電極107に接続している。Via205は回路基板100内層のGND電極110、120にも接続している。同様に、Via204のサイド方向に形成したVia206を介してGND電極108に接続している。Via206は回路基板100内層のGND電極110、120にも接続している。
尚、Via205、206もVia203と同様の構造のViaである。この構成が本実施の形態の第2の特徴である。Via203、204、205、206は信号伝送方向に対して略垂直の方向に各Viaの中心が略一直線になるように配置されることが好ましく、Via203とVia205、及びVia204とVia206はそれぞれ基板製造プロセスで許される最小の間隔で配置されることが好ましい。
更に、信号ライン対111、112及び信号ライン対221、222はそれぞれの両サイド方向にGND電極101、102、及びGND電極107、108が配置されており、GND電極101はVia203のサイド方向に形成したVia205を介してGND電極107に接続している。Via205は回路基板100内層のGND電極110、120にも接続している。同様に、Via204のサイド方向に形成したVia206を介してGND電極108に接続している。Via206は回路基板100内層のGND電極110、120にも接続している。
尚、Via205、206もVia203と同様の構造のViaである。この構成が本実施の形態の第2の特徴である。Via203、204、205、206は信号伝送方向に対して略垂直の方向に各Viaの中心が略一直線になるように配置されることが好ましく、Via203とVia205、及びVia204とVia206はそれぞれ基板製造プロセスで許される最小の間隔で配置されることが好ましい。
尚、GND電極101、102、及びGND電極107、108はそれぞれ形成された面で電気的に接続するのは任意であり、図5Aでは図示していないが、GND電極101、102は電極パッド111B及び、112Bとの間にスペースをとって、電極パッド111B、112Bの付近でGND電極101、102の間を表面100A上で電極パターンを追加・延長して短絡することが好ましい。
(他の変形例)
本発明に係わる実施の形態では搭載部品に関してDCカットコンデンサー171,172として説明してきたが、差動線路に挿入されるコモンモードチョークコイルであってもよい。特に、差動線路が回路基板100に搭載されたコネクターによりケーブルで外部に差動信号が取り出される場合、ケーブル接続により、差動信号の周波数成分が起因となる不要輻射が発生する場合があり、コモンモードチョークコイルは該不要輻射を低減することができる。また、コモンモードチョークコイルはインダクタンスを主たる定数としており、本発明に係わる回路基板のViaの構成であれば、Viaが有するインダクタンス成分はコモンモードチョークのインダクタンス値に比べ極小であるので、Viaの影響は無視できる。
本発明に係わる実施の形態では搭載部品に関してDCカットコンデンサー171,172として説明してきたが、差動線路に挿入されるコモンモードチョークコイルであってもよい。特に、差動線路が回路基板100に搭載されたコネクターによりケーブルで外部に差動信号が取り出される場合、ケーブル接続により、差動信号の周波数成分が起因となる不要輻射が発生する場合があり、コモンモードチョークコイルは該不要輻射を低減することができる。また、コモンモードチョークコイルはインダクタンスを主たる定数としており、本発明に係わる回路基板のViaの構成であれば、Viaが有するインダクタンス成分はコモンモードチョークのインダクタンス値に比べ極小であるので、Viaの影響は無視できる。
100…回路基板、101,102,107,108,110,120…GND電極、111,112,121,122,221,222…信号ライン、171,172…コンデンサー、103,104,105,106,203,204,205,206…Via。
Claims (6)
- 回路基板上に形成される信号ライン対よりなる差動線路であって、
前記信号ライン対は前記回路基板の一方の面に形成された第1の信号ライン対と、
前記回路基板の他方の面に形成された第2の信号ライン対とからなり、
前記第1の信号ライン対と前記第2の信号ライン対は、
前記回路基板の前記一方の面から前記他方の面へ貫通する1対のViaにより前記第1の信号ライン対及び前記第2の信号ライン対を電気的に接続する構成であって、
前記第1の信号ライン対は部品搭載するための電極パターンを有し、
前記Viaは前記部品搭載するための電極パターンの領域内に形成し電気的に接続させた、前記回路基板を搭載したことを特徴とするプリンター。 - 前記回路基板の前記一方の面及び前記他方の面の面内の方向において、
前記第1の信号ライン対をスペースをおいて両側方から挟む第1のGND電極を有し、
前記第2の信号ライン対をスペースをおいて両側方から挟む第2のGND電極を有し、
前記第1のGND電極と前記第2のGND電極は、
前記回路基板の前記一方の面から前記他方の面へ貫通する1対のViaにより電気的に接続され、
前記GND電極を接続する1対のViaと、
前記信号ライン対を接続する1対のViaは前記回路基板の面内方向で直線状に配置した、前記回路基板を搭載した請求項1記載のプリンター。 - 回路基板上に形成される信号ライン対よりなる差動線路であって、
前記信号ライン対は前記回路基板の一方の面に形成された第1の信号ライン対と、
前記回路基板の他方の面に形成された第2の信号ライン対とからなり、
前記第1の信号ライン対と前記第2の信号ライン対は、
前記回路基板の前記一方の面から前記他方の面へ貫通する1対のViaにより前記第1の信号ライン対及び前記第2の信号ライン対を電気的に接続する構成であって、
前記第1の信号ライン対は部品搭載するための電極パターンを有し、
前記1対のViaはそれぞれ前記回路基板の前記一方の面から前記他方の面への方向に対して導体が筒状であって、
前記回路基板の前記一方の面において前記1対のViaのそれぞれのViaの一部で前記導体からなるランドパターン領域を有し、
前記それぞれのViaの前記ランドパターン領域が前記部品搭載するための電極パターンに接する形態で電気的に接続させた、前記回路基板を搭載したことを特徴とするプリンター。 - 前記回路基板の前記一方の面及び前記他方の面の面内の方向において、
前記第1の信号ライン対をスペースをおいて両側方から挟む第1のGND電極を有し、 前記第2の信号ライン対をスペースをおいて両側方から挟む第2のGND電極を有し、 前記第1のGND電極と前記第2のGND電極は、
前記回路基板の前記一方の面から前記他方の面へ貫通する1対のViaにより電気的に接続され、
前記一対のViaはそれぞれ前記回路基板の前記一方の面から前記他方の面への方向に対して導体が筒状であって、
前記GND電極を接続する一対のViaと、前記信号ライン対を接続する一対のViaは、
前記回路基板の面内方向で直線状に配置した、前記回路基板を搭載した請求項1記載のプリンター。 - 前記第1の信号ライン対に搭載される部品は信号ラインに重畳する直流成分をカットするための一対のコンデンサーである、前記回路基板を搭載した請求項1乃至4のいずれかに記載のプリンター。
- 前記第1の信号ライン対又は第2の信号ライン対は、前記回路基板上で前記回路基板の外部と通信するためのケーブルと接続するためのコネクターに電気的に接続している、請求項1乃至5のいずれかに記載のプリンター。
Priority Applications (1)
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JP2020110256A JP2022007340A (ja) | 2020-06-26 | 2020-06-26 | プリンター |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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JP2020110256A Pending JP2022007340A (ja) | 2020-06-26 | 2020-06-26 | プリンター |
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2020
- 2020-06-26 JP JP2020110256A patent/JP2022007340A/ja active Pending
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