JP2022006417A - 輪木 - Google Patents

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敏之 森島
Toshiyuki Morishima
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Abstract

【課題】パレットに積載する多形状の載置物に対応でき、不使用時の取り扱いがよい、パレット用の輪木を提供する。【解決手段】輪木10は、パレット2の外形よりも小さく、複数の板部21~24がコーパレットに載置され、交差する複数の長方形の板状の板部21~24を備え、交差し合う板部である第1板部及び第2板部は、長辺部に設けられ、開口幅が板部の板厚にほぼ等しい切り欠き21a~21c,22a~22c,23a~23c,24a~24cを有し、切り欠き同士が向かい合うようにして配置され、第1板部が第2板部の切り欠きに挿入され、第2板部が第1板部の切り欠きに挿入されることより、第1板部及び第2板部が係合をし、係合を解除することにより、分離可能である【選択図】図4

Description

本発明は、パレットの間に積まれる輪木に関する。
従来のパレット輸送等は、同一サイズの荷物を大量にパレットに積み込み、荷崩れ防止のためにストレッチフィルムを巻き、そのパレットを2段、3段と積むことにより、物流の効率化を図ってきた。また、物流の効率化を図るためにパレット使用等のユニットロードの標準化等の促進が図られてきた。
ところで、現代の物流は、トラックドライバー等の労働力不足が深刻化する一方で、宅配便取扱量が急増するなど消費者のライフスタイルの変化に応じで、輸送の多頻度化、個口化、多品種化が進展してきている。このため、輸送等の現場では、パレット上の四隅に置く荷物を一番大きな荷物を置く等して、このように多様化した荷物に対応している。
しかし、そのためには、1枚のパレットごとに荷物の配置を決める必要があり、労力と時間がかかっていた。
また、このように多様化した荷物に対応するために、パレットに輪木を載置することもできる。
しかし、従来の輪木は、木製やALC(Autoclave Lightweight Concrete)製であったが、いずれも軽量とは言い難く、移動の際、容易に動かすことが難しく取扱性に問題があった。
このような問題を解決するために、例えば、特許文献1及び2には、帯状部材を波型に形成した樹脂成形品等であって、軽量であり取扱に優れた輪木が開示されている。
実開平7-19504号公報 特開2004-107914号公報
上記の輪木は、その使用時には、地面等の上にその平面を垂直にして立てた状態で置いて使用する。その際、被載置面に不均一な荷重が負荷されると、輪木が倒れやすいことがあった。
また、不使用時には、輪木を横倒した状態にして置き、複数の輪木を重ね合わせた状態で載置される。しかしながら、上記輪木は帯状部材の長手方向に波状を有することから、横倒し状態とした際に凸面部分と地面等の間に隙間ができるため、積層方向に嵩張るという問題があった。
本発明の輪木は、パレットに載置され、交差する複数の長方形の板状の板部を備え、交差し合う板部である第1板部及び第2板部は、長辺部に設けられ、開口幅が板部の板厚にほぼ等しい切り欠きを有し、切り欠き同士が向かい合うようにして配置され、前記第1板部が前記第2板部の切り欠きに挿入され、前記第2板部が前記第1板部の切り欠きに挿入されることより、前記第1板部及び前記第2板部が係合をし、前記係合を解除することにより、分離可能であることを特徴とする構成にした。
第1実施形態の輪木10の使用態様を説明する斜視図である。 第1実施形態の三層気泡ボード31、二層気泡ボード32、プラスチック段ボール33を説明する斜視図である。 第1実施形態の輪木10が組み立てられる態様を説明する斜視図である。 第1実施形態の組み立てられた輪木10を説明する図である。 第1実施形態のその他の形態である輪木10A~10Cを示す図である。 第2実施形態の輪木210が組み立てられる態様を説明する斜視図である。
(実施形態)
図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の輪木10の使用態様を説明する斜視図である。
図1(A)は、パレット2a上に輪木10が載置され、さらにその上に他のパレット2bが積まれる態様を説明する図である。
図1(B)は、輪木10がパレット2a,2bの間に挟まれるようにして積まれた状態を説明する図である。
図2は、第1実施形態の三層気泡ボード31、二層気泡ボード32、プラスチック段ボール33を説明する斜視図である。
図3は、第1実施形態の輪木10が組み立てられる態様を説明する斜視図である。
図3(A)は、板部21~24単体を説明する図である。
図3(B)は、輪木10に組み立てられた状態の図である。
図4は、第1実施形態の組み立てられた輪木10を説明する図である。
図4(A)は、組み立てられた輪木10を上側Z2から見た図である。
図4(B)は、図4(A)の矢印B部の拡大図である。
図4(C)は、図4(B)のC-C断面図である。
図4(D)は、図4(B)のD-D断面図である。
実施形態、図面では、適宜、XYZ直交座標系を図示して説明する。この座標系は、図1等に示すように、輪木10の使用状態における左右方向X(左側X1、右側X2)、奥行方向Y(手前側Y1、奥側Y2)、鉛直方向Z(下側Z1、上側Z2)を表す。また、各構成の厚さは、適宜、誇張して図示した。
また、図3以外の図面では、板部(三層気泡ボード31)の層構成の図示を省略した。さらに、切り欠きの構成を明確に説明等するために、図3以降の輪木は、図1の輪木よりも、鉛直方向Zの高さを低く図示した。
輪木10は、載置物1の輸送、保管時において、パレット2(2a,2b)間に挟まれるようにして使用される部材である。載置物1は、例えば、輸送される荷物、各種資材等である。パレット2は、例えば、フォークリフトで荷物を移動するために用いる輸送用パレット等であり、各種資材を保管する場合等にも用いられる。
実施形態では、輪木10の外形が、パレット2に載置できる程度にパレット2の外形よりも小さく、また、1つの輪木10が、パレット2上に載置される例を示すが、これに限定されない。例えば、輪木10の外形がパレット2の外形よりも十分に小さく、複数の輪木10がパレット2に載置されるようにしてもよい。この場合には、例えば、4つの輪木10をパレット2の四隅に配置するようにしてもよい。
(輪木10の構造)
輪木10の基本的な構造等について説明する。
輪木10は、鉛直方向Zから見た形状が井桁状(♯字型)である。
このため、パレット2aに輪木10を載置した状態で、載置物1は、井桁中央の枠部の内部の空間である内部空間11と、枠部の外部の8つの空間である外部空間12とに、それぞれ載置することができる。なお、これらの載置物1は、輪木10の高さよりも低い。
図1(A)、図1(B)に示すように、このため、輪木10は、多形状の載置物1に利用することができる。これにより、多品種の複数の載置物1が、1つのパレット2a上に、載置可能となる。
また、内部空間11に配置された載置物1aは、枠部よりも外側に出るためには、輪木10よりも上側Z2に積まれたパレット2bを降ろす必要がある。このため、内部空間11に配置された載置物1aは、紛失防止、盗難防止等の効果が高い。一方で、外部空間12には、載置物1bを、パレット2bを降ろすことなく、出し入れできるため、便利である。
このように、輪木10は、扱いの異なる複数の載置物1a,1bに対応することができる。
図3等に示すように、輪木10は、4つの板部21~24を備える。
なお、4つの板部21~24は、すべて同じ形状である。実施形態では、配置毎に異なる符号を付して、適宜、板部21~24と表記する。
板部21~24の素材について説明する。
図2に示すように、実施形態の板部21~24の素材は、軽量かつ耐圧縮性に優れた中空樹脂板を用いる。
中空樹脂板としては、例えば、三層気泡ボード31、二層気泡ボード32、プラスチック段ボール33等を使用できる。また、中空樹脂板の素材は、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン等のポリスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ナイロン等のポリアミド系樹脂等である。
図2(A)に示すように、三層気泡ボード31は、3つの樹脂シート31a~31cが積層されたものである。つまり、三層気泡ボード31は、キャップシート31bと、キャップシート31bの上面(キャップ31dの膨出側)に積層されたライナーシート31cと、キャップシート31bの下面に積層されたバックシート31aとを備える。各層間は、例えば熱融着等によって接合されている。キャップシート31bは、中空状に膨出する多数のキャップ31dが形成されたコア材である。
図2(B)に示すように、同様に、二層気泡ボード32は、キャップシート32bと、キャップシート32bの下面に積層され、多数のキャップ32dが形成されたバックシート32aとを備える。
バックシート31a,32a、キャップシート31b,32b、ライナーシート31cのそれぞれの厚みは、輪木10に要求される強度、剛性等に対応したものになっている。通常は、これらの厚みは、例えば0.1m~1.5mm程度とすることができる。
なお、キャップ31d,32dの形状は、図2(A)、図2(B)に示すような円柱状に限定されず、例えば、角錐台状、円錐台状等としてもよい。また、コア材は、ハニカム構造により形成された中空樹脂板等も使用することもできる。
図2(C)に示すように、プラスチック段ボール33は、上下の板材33a,33cの間にコア部分となる壁材33bを多数列設した断面矩形状の中空部を有する構成となっている。
このように、中空樹脂板は、中空構造をなすための立体加工が施されたコア部分(31b~33b)と、コア部分の表面及び裏面の少なくとも一面に板材状の外装部分(31a~33a,31c,33c)を積層したような構造を有することが好適である。
中空樹脂板の総厚みは、1mm~100mmであることが好ましく、さらには2mm~50mmであることが好ましい。これよりも厚さが薄いと積載時において座屈してしまう可能性があり、一方、これよりも厚いと載置物1の積載量が減少してしまうからである。
なお、三層気泡ボード31、二層気泡ボード32等の気泡ボードは、連続した一枚の中空樹脂板から、板部を容易に製造できる。さらに、このような気泡ボードは、一連の連続した工程で製造できるので、製造しやすい。
また、中空樹脂板は、輪木10の内部空間11に載置された載置物1aを、輪木10の外部から視認可能な程度の透過性を有していてもよい。この場合には、輪木10よりも上側Z2に積まれたパレット2bを降ろすことなく、内部空間11に載置された載置物1aを検品等することができる。
以下の説明では、中空樹脂板として、三層気泡ボード31を利用した例を説明する。
図3(A)に示すように、板部21~24、長方形の板状の部材である。輪木10がパレット2に載置でき、かつ、十分な積載量を確保できるように、長手方向において、板部21~24の長さは、パレット2の各辺部よりも若干小さい程度になっている。
板部21は、3つの切り欠き21a~21cを備える。
3つの切り欠き21a~21cは、板部21の一方の長辺部に配置されている。切り欠き21a~21cは、同じ形状であり、板部21の一方の長辺部から他方の長辺部に向けて、短辺部に平行に、U字状に切り欠いたような形状である。
切り欠き21cは、一方の長辺部の中央に配置され、2つの切り欠き21a,21bは、長手方向において切り欠き21cを挟んで対称の範囲に配置されている。
切り欠きの開口幅と、板部21の厚さとは、等しい。また、切り欠き21aの深さL21a(短手方向の長さ)と、板部21の幅L20(短手方向の長さ)の半分の長さとは、等しい。
板部22~24も、同様に、それぞれ切り欠き22a~22c,23a~23c,24a~24cを備える。
図3(A)示すように、板部21~24から輪木10の状態に組み立てる場合には、板部21,22を左右方向Xに平行に配置し、かつ、これらの切り欠き21a~21c,22a~22cが下側Z1に向くように配置する。また、板部23,24を奥行方向Yに平行に配置し、かつ、これらの切り欠き23a~23c,24a~24cが上側Z2を向くように配置する。
そして、板部21の切り欠き21a,21bと板部23,24の切り欠き23a,24aとが向かい合うようにしながら、板部21と板部23,24とを組み合わせるように近付ける。さらに、切り欠き21aを板部23に挿入し、一方、切り欠き23aを板部21に挿入する。同様に、切り欠き21bを板部24に挿入し、一方、切り欠き24aを板部21に挿入する。
これにより、板部21と、板部23,24とが係合する。
板部22と、板部23,24との間も同様に、切り欠き22a,23b、切り欠き22b,24bを利用して、係合させる。
図3(B)に示すように、これにより、板部21~24の単体の状態から、輪木10の状態に組み立てられる。
輪木10の状態では、切り欠きの深さが板部21~24の短辺部の長さの半分であるので、鉛直方向Zにおいて、全ての板部21~24が同じ位置に配置され、また、各板部21~24の上辺部が同じ高さに配置される。これにより、輪木10の高さは、短辺部の長さと同じになる。また、輪木10をパレット2a上にがたつきなく載置でき、かつ、パレット2bを輪木10上にがたつきなく載置できる。
なお、内部空間11は、板部21~24のうち、両端部の切り欠き21a,21bの内側の部分(内板部)、切り欠き22a,22bの内側の部分(内板部)、切り欠き23a,23bの内側の部分(内板部)、切り欠き24a,24bの内側の部分(内板部)によって囲まれた空間である。また、8つの外部空間12は、これらの部分(内板部)と、切り欠き21a,21bよりも外側の部分(外板部)、切り欠き22a,22bよりも外側の部分(外板部)、切り欠き23a,23bよりも外側の部分(外板部)、切り欠き24a,24bよりも外側の部分(外板部)とによって形成され、外側に開口する空間である。
輪木10から板部21~24の単体の状態に分離するには、板部21,22が上側Z2に移動し、板部23,24が下側Z1に移動するように、相対的に移動すればよい。これにより、切り欠き21a,21b,22a,22b、23a,23b、24a,24bによって接続された4か所の係合部の係合が解除する。
このように、板部21~24から輪木10の状態への組み立ての作業、及び輪木10の状態から板部21~24への分解の作業は、非常に容易である。また、輪木10は、板部21~24の単体の状態に分解できるので、不使用時には、かさばらず収納等がしやすい。
(耐荷重性、形態の安定性)
輪木10の耐荷重性、形態の安定性等について説明する。
図3(A)等に示すように、切り欠き21a,23aの切り欠き方向が鉛直方向Zである。
図4(C)に示すように、このため、切り欠き21a,23aによって係合している接続部(図4(A)の矢印Bで示す接続部)では、切り欠き21aの開口幅と、板部23の厚さが等しいので、板部21は、倒れないように規制され、つまり回転方向θ21bに回転しないように規制される。これにより、板部21は、鉛直面上に配置された状態が安定する。
図4(D)に示すように、同様に、板部23は、回転方向θ23bに回転しないように規制されるので、鉛直面上に配置された状態が安定する。
他の3か所の接続部の作用によっても、同様に、板部21~24は、鉛直面上に配置された状態が安定する。
このため、輪木10の状態では、各板部21~24は、鉛直面上に安定して配置される。これにより、各板部21~24は、鉛直方向Zの耐荷重が向上する。
このように、輪木10は、鉛直方向Zの耐荷重性に優れている。
また、図4(B)に示すように、切り欠き23aが板部21を挟み込んでいるので、上側Z2から見た状態で、板部21は、回転方向θ21aに回転しないように規制される。同様に、板部23は、回転方向θ23aに回転しないように規制される。このため、板部21,23は、直交した状態が安定する。
他の3か所の接続部においても、交差する2つの板部は、直交した状態が安定する。
このため、輪木10は、水平面内における変形が抑制されるので、正方形の枠部の形態が安定する。つまり、輪木10を鉛直方向Zから見た状態において、枠部が安定して正方形の状態を維持される。
図5は、第1実施形態のその他の形態である輪木10A~10Cを示す図である。
図5(A)に示すように、輪木10Aは、2つの板部21,22を、切り欠き21c,23cを利用して、十字状に組み合わせたものである。
図5(B)に示すように、輪木10Bは、3つの板部21,23,24を、切り欠き21a,23c、切り欠き21b,24cを利用して、H字状に組み合わせたものである。
輪木10A,10Bも、各接続部が、前述したような作用、効果を奏するので、輪木10によりも劣るものの、十分な耐荷重性、形態の安定性等を有する。また、輪木10A,10Bは、輪木10に比べると、XY平面においてより大きな載置物1を載置することができる。
図5(C)に示すように、輪木10Cは、板部21,22,24の組み合わせ方を、輪木10から変更したものである。つまり、板部21,24は、切り欠き21c,24aを利用して組み合わせられ、板部22,24は、切り欠き22c,24bを利用して組み合わせられている。
このように、実施形態の板部21~24は、載置物1の大きさ等に応じて、3つの切り欠きを選択して、他の板部に組み合わせることにより、輪木10,10A~10Cに組み立てることができる。
以上説明したように、実施形態の輪木10は、組み立て及び展開が容易であり、また、不使用時にはかさばることなく収容できる。また、輪木10は、多形状の複数の載置物1をパレット2に載置に際に利用できるので、便利である。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を適宜付して、重複する説明を適宜省略する。
図6は、第2実施形態の輪木210が組み立てられる態様を説明する斜視図である。
図6(A)は、板部221~223単体を説明する図である。
図6(B)は、輪木210に組み立てられた状態の図である。
本実施形態の輪木210は、3つの板部221~223を、三角形状の枠部を有するように、組み立てたものである。
図6(A)に示すように、板部221~223は、それぞれ2つの切り欠き221a,221b、222a,222b,223a,223bを備える。
そして、板部221,222を、切り欠き221a,222aを利用して、係合させる。板部222,223を、切り欠き222b,223bを利用して、係合させる。板部221,223を、切り欠き221b,223aを利用して、係合させる。
図6(B)に示すように、これにより、板部221~223の単体の状態から輪木210に状態に組み立てられる。
このように、3つの板部221~223によって構成される輪木210も、内部空間、外部空間に、載置物を載置することができる。
なお、輪木は、3つ、4つの板部によって構成されるものに限定されず、3以上の板材によって多角形状の枠部を有するように組み立てたものであれば、載置物を内部空間、外部空間に載置することができる。
また、第2実施形態のように2つの板部が直交しない態様では、切り欠きの開口幅は、2つの板部が交差する角度に応じて、板部の厚さよりも若干大きくしてもよい。
また、輪木10の色彩を、載置物1の種類ごとに変える等すれば、配送後の仕分けに便利である。さらに、輪木10の少なくとも1つの板部に、送り量等を記したラベル等を貼ることもできる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、後述する変形形態等のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態の構成は、それらの一部のみ用いること、又は適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)実施形態において、板部の上下縁部は、中空樹脂板の端面がそのまま露出している例を示したが、これに限定されない。板部の上下縁部は、ゴム等の部材を接着等によって設けてもよい。この場合には、ゴム等の部材は、輪木及びパレット間の滑り止めとしての作用、効果を奏する。
(2)実施形態の輪木の板部は、複数の色彩を用意してもよい。この場合には、荷物の送り先に応じた色彩(例えば、青色は東北方面、黄色は関西方面等)の板部を使って輪木を組み立てることにより、板部の色彩に基づいて荷物を積み分けたり、パレットを仕分けることができるので、便利である。
1,1a,1b:載置物
2,2a,2b:パレット
10,10A~10C,210,210:輪木
11:内部空間
12:外部空間
21~24,221~223:板部
21a~21c,22a~22c,23a~23c,24a~24c,221a,221b,222a,222b,223a,223b:切り欠き
31:三層気泡ボード
32:二層気泡ボード
33:プラスチック段ボール

Claims (5)

  1. パレットに載置される輪木であって、
    交差する複数の長方形の板状の板部を備え、
    交差し合う板部である第1板部及び第2板部は、
    長辺部に設けられ、開口幅が板部の板厚にほぼ等しい切り欠きを有し、
    切り欠き同士が向かい合うようにして配置され、
    前記第1板部が前記第2板部の切り欠きに挿入され、前記第2板部が前記第1板部の切り欠きに挿入されることより、前記第1板部及び前記第2板部が係合をし、
    前記係合を解除することにより、分離可能である
    ことを特徴とする輪木。
  2. 各第1板部は、
    2つの前記第2板部に交差し、
    2つの前記第2板部とそれぞれ係合する2つの切り欠きである第1切り欠き、第2切り欠きと、
    第1切り欠き及び第2切り欠きの内側の部分である内板部と、
    第1切り欠き及び第2切り欠きよりも外側の部分である外板部とを備え、
    複数の板部は、
    内板部が内部空間を有するように前記第2板部に交差することにより、多角形状の枠部を形成し、
    内板部と、交差する2つの前記第2板部の外板部とによって、外側に開口する外部空間を形成し、
    この輪木をパレットに載置した状態において、載置物は、前記内部空間と、前記外部空間とに載置可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の輪木。
  3. 複数の板材の少なくとも1つは、
    3以上の切り欠きを備え、
    3以上のうち1つの切り欠きを選択して、交差する一の板部の切り欠きを利用して係合可能である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の輪木。
  4. 前記板部は、中空樹脂板である
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の輪木。
  5. 前記板部は、パレットに載置された載置物を、前記板部を通して視認可能な程度の透過性を有する
    ことを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の輪木。
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