JP2022002917A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】キーレスエントリーシステムを備える鞍乗型車両において、燃料タンク周りの構造を小型化すると共に、キャップを開くための操作性を向上させる。【解決手段】スライダは、キャップに取り付けられる。スライダは、操作部材によって押圧されることで、支持体への係止位置から非係止位置に移動する。ロック部材は、ロック位置で、スライダの移動をロックする。センサは、係止位置から非係止位置へ向かうスライダの動作を検出する。コントローラは、スライダの動作が検出され、且つ、発信機の識別コードを認証するときには、ロック部材を解除位置に移動させる。コントローラは、スライダの動作が検出されても発信機の識別コードを認証しないときには、ロック部材をロック位置に保持する。【選択図】図20

Description

本発明は、キーレスエントリーシステムを備える鞍乗型車両に関する。
鞍乗型車両は、燃料タンクを備えている。例えば、特許文献1の鞍乗型車両では、シートの前方に燃料タンクが配置されている。燃料タンクの上面には給油口が設けられており、給油口はキャップによって開閉される。燃料タンクの上方には車体カバーが配置されている。キャップは、車体カバーの上面に配置されている。キャップにはキーシリンダが取り付けられており、キーシリンダによってキャップがロックされる。運転者は、キーシリンダの鍵穴に鍵を差し込んで鍵を捻ることで、キャップのロックを解除する。
近年、キーレスエントリーシステムが鞍乗型車両に搭載されている。キーレスエントリーシステムは、運転者が携帯している発信機からの電波によって発信機の認証を行い、鍵による操作無しで、給油口のキャップのロックを解除する。例えば、特許文献2の燃料タンクキャップのロック装置は、キャップと、支持体と、ソレノイドと、ロック手段と、受信手段と、判定手段とを備えている。キャップは、ヒンジを介して、支持体に対して回転可能に取り付けられている。ソレノイドとロック手段とは、支持体に取り付けられている。ロック手段は、支持体からキャップ側に突出することで、キャップに係止してキャップをロックする。受信手段は、運転者が携帯している発信手段から識別コードを受信する。判定手段は識別コードが車両に適正なものと判定すると、ソレノイドによってロック手段を移動させる。それにより、キャップのロックが解除される。
特開2015−89713号公報 特開2010−125864号公報
上記のようなキーレスエントリーシステムでは、ソレノイドやロック手段などの装置が燃料タンクの近傍に配置される。そのため、燃料タンクと車体カバーとの間に大きな隙間が必要となり、燃料タンクの近傍において車両が大型化してしまう。或いは、車両の大型化を防止しながら、上述した装置のためのスペースを確保するためには、燃料タンクの容量が小さくなってしまう。或いは、シートや、シート下の収納ボックスなどの燃料タンクの周囲の構成部品が小さくなってしまう。
また、上記のシステムでは、運転者が、ロックを解除するために操作手段を操作することで、ロックが解除される。そのため、運転者は、キャップを開く前に操作手段を操作する必要があり、キャップを開くための手順が増えてしまう。本発明の目的は、キーレスエントリーシステムを備える鞍乗型車両において、燃料タンク周りの構造を小型化すると共に、キャップを開くための操作性を向上させることにある。
本発明の一態様に係る鞍乗型車両は、燃料タンクと、ヘッドパイプと、シートと、収納ボックスと、センターカバーと、パワーユニットと、支持体と、ヒンジと、キャップと、操作部材と、スライダと、ソレノイドと、センサと、受信機と、コントローラとを備える。燃料タンクは、給油口を含む。ヘッドパイプは、燃料タンクの前方に配置される。シートの少なくとも一部は、燃料タンクの後方に配置される。収納ボックスは、シートの下方且つ燃料タンクの後方に配置される。センターカバーは、ヘッドパイプとシートとの間に配置される。センターカバーは、燃料タンクとヘッドパイプとの間で下方に向かって凹んだ形状を有する。センターカバーは、燃料タンクの下方に配置される。支持体は、燃料タンクに取り付けられ、給油口の周囲に配置される。ヒンジは、支持体に接続される。キャップは、ヒンジを介して開位置と閉位置とに移動可能に支持体に取り付けられる。キャップは、開位置で給油口を開き、閉位置で給油口を閉じる。操作部材は、キャップに取り付けられ、運転者によって操作可能である。スライダは、キャップに取り付けられる。スライダは、操作部材によって押圧されることで、支持体への係止位置から非係止位置に移動する。ソレノイドは、ロック部材を含む。ロック部材は、ロック位置と解除位置とに移動可能である。ロック部材は、ロック位置で、スライダの移動をロックする。ロック部材は、解除位置でスライダのロックを解除する。センサは、係止位置から非係止位置へ向かうスライダの動作を検出する。受信機は、運転者が携帯する発信機に固有の識別コードを示す信号を、発信機から受信する。コントローラは、スライダの動作が検出され、且つ、発信機の識別コードを認証するときには、ロック部材を解除位置に移動させる。コントローラは、スライダの動作が検出されても発信機の識別コードを認証しないときには、ロック部材をロック位置に保持する。
本態様に係る鞍乗型車両では、スライダは、運転者が操作する操作部材によって押圧されることで、移動する。そのため、ソレノイドによってスライダを移動させる場合と比べて、ソレノイドを小型化することができる。また、操作部材とスライダとは、キャップに取り付けられている。そのため、操作部材とスライダとがキャップの周りに配置される場合と比べて、燃料タンク周りの構造が小型化される。燃料タンク周りの構造が小型化されることで、シートの面積が拡大する。或いは、収納ボックスの容量が増大する。或いは、センターカバーの高さが低くなることで、乗降性が向上する。或いは、パワーユニットと燃料タンクとの間の距離が拡大することで、燃料タンクへの熱影響が軽減される。
また、スライダの動作が検出されることで、ロック部材が解除位置に移動する。スライダは、キャップに取り付けられた操作部材の操作に連動して動作する。従って、運転者は、キャップのロックの解除と、ロックの解除後にキャップを開く操作との両方を、操作部材の操作によって行うことができる。それにより、キャップを開くための操作性が向上する。
キャップが閉位置で、給油口の軸線方向から見て、スライダの全体は、支持体の外形内に位置してもよい。この場合、スライダと支持体とがコンパクトに配置される。それにより、燃料タンク周りの構造が、さらに小型化される。
支持体は、給油口と向かい合う円形の開口を有してもよい。キャップが閉位置、且つ、スライダが非係止位置で、給油口の軸線方向から見て、スライダの全体は、開口内に位置してもよい。この場合、スライダと支持体とがコンパクトに配置される。それにより、燃料タンク周りの構造が小型化される。
鞍乗型車両は、スライダを係止位置に向けて付勢する弾性部材をさらに備えてもよい。弾性部材は、キャップに取り付けられてもよい。この場合、弾性部材とキャップとがコンパクトに配置される。それにより、燃料タンク周りの構造が、さらに小型化される。
センサは、可動体とスイッチとを含んでもよい。可動体は、スライダの動作に応じて移動してもよい。スイッチは、可動体の下方に配置され、可動体によって操作されてもよい。この場合、スイッチと可動体とがコンパクトに配置されることで、センサを小型化することができる。
給油口の軸線方向から見て、可動体はスイッチと重なってもよい。この場合、可動体とスイッチとがコンパクトに配置される。それにより、センサが、さらに小型化される。
可動体は、軸部とアーム部とを含んでもよい。軸部は、スライダの動作方向に延びていてもよい。アーム部は、軸部から下方に延び、スイッチを押圧してもよい。この場合、可動体とスイッチとがコンパクトに配置される。それにより、センサが、さらに小型化される。
給油口の軸線方向から見て、スイッチの全体は、支持体の外形内に位置してもよい。この場合、スイッチと支持体とがコンパクトに配置される。それにより、燃料タンク周りの構造が、さらに小型化される。
ソレノイドは、本体部を含んでもよい。ロック部材は、本体部から突出してもよい。給油口の軸線方向から見て、本体部は、支持体の外形内に位置してもよい。この場合、ソレノイドと支持体とがコンパクトに配置される。それにより、燃料タンク周りの構造が、さらに小型化される。
キャップが閉位置で、給油口の軸線方向から見て、ソレノイドは、キャップと重なっていてもよい。この場合、ソレノイドとキャップとがコンパクトに配置される。それにより、燃料タンク周りの構造が、さらに小型化される。
スライダは、第1スライダと、第2スライダと、クラッチ部材とを含んでもよい。第1スライダは、操作部材に押圧されてもよい。第2スライダは、第1スライダと別体であってもよい。第2スライダは、スライダが係止位置で支持体に係止してもよい。第2スライダは、ロック位置でのロック部材によってロックされてもよい。クラッチ部材は、第1スライダに取り付けられてもよい。クラッチ部材は、第2スライダがロックされているときには、第2スライダに対して摺動してもよい。クラッチ部材は、第2スライダのロックが解除されているときには、第2スライダに係止して第2スライダを第1スライダと共に移動させてもよい。この場合、第2スライダがロックされたまま操作部材が操作されると、クラッチ部材が摺動することで、第1スライダが第2スライダに対して相対的に移動する。それにより、第1スライダ、第2スライダ、或いはロック部材の破損が防止される。
センサは、第1スライダの動作を検出してもよい。この場合、センサが第1スライダの移動を検出することで、運転者による操作部材への操作を検出することができる。
スライダが非係止位置に向かって移動する場合、第2スライダは、第1スライダから遅れて移動を開始してもよい。この場合、操作部材の操作に応じてスライダが移動するときに、操作部材の押圧に応じて第1スライダが、第2スライダよりも先に移動を開始し、第2スライダは、第1スライダから遅れて移動を開始する。従って、第2スライダがロック部材に接触する前に、センサによって操作部材の操作を検出することができる。それにより、第2スライダがロック部材に接触する前に、ロック部材によるロックを解除することができる。
鞍乗型車両は、電源スイッチと警報装置とをさらに備えてもよい。電源スイッチは、鞍乗型車両の電源のオンとオフとを切り換えてもよい。警報装置は、警報を発報してもよい。コントローラは、センサからの信号によってキャップが閉位置と開位置とのいずれに位置しているかを判定してもよい。コントローラは、キャップが開位置に位置している状態で電源スイッチがオンに切り換えられたときには、警報装置から警報を発報させてもよい。この場合、運転者が、キャプを閉じ忘れたまま電源スイッチをオンに切り換えたときに、警報装置から警報が発報される。それにより、運転者によるキャプの閉じ忘れを防止することができる。
本発明によれば、キーレスエントリーシステムを備える鞍乗型車両において、燃料タンク周りの構造が小型化されると共に、キャップを開くための操作性が向上する。
鞍乗型車両の側面図である。 鞍乗型車両の上面図である。 燃料キャップユニットの斜視図である。 燃料キャップユニットの斜視図である。 燃料タンク及びその周辺の断面図である。 燃料キャップユニットの斜視図である。 燃料キャップユニットの斜視図である。 燃料キャップユニットの斜視図である。 燃料キャップユニットの分解図である。 キャップと操作部材との分解図である。 上カバーが省略された燃料キャップユニットの斜視図である。 上カバーとインナーカバーとが省略された燃料キャップユニットの斜視図である。 上カバーとインナーカバーとが省略された燃料キャップユニットの上面図である。 上カバーとインナーカバーとが省略された燃料キャップユニットの上面図である。 燃料キャップユニットの一部を示す上面図である。 燃料キャップユニットの一部を示す上面図である。 燃料キャップユニットの一部を示す拡大上面図である。 燃料キャップユニットの一部を示す斜視図である。 燃料キャップユニットの一部を示す上面図である。 燃料キャップユニットの一部を示す側面図である。 燃料キャップユニットの一部を示す側面図である。 鞍乗型車両の制御システムを示すブロック図である。 燃料キャップユニットの一部を示す拡大上面図である。 燃料キャップユニットの一部を示す拡大上面図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両について説明する。図1は、実施形態に係る鞍乗型車両1の側面図である。図2は、鞍乗型車両1の上面図である。本実施形態に係る鞍乗型車両1は、スクータである。図1に示すように、鞍乗型車両1は、車体フレーム2と、ステアリング装置3と、前輪4と、シート5と、パワーユニット6と、後輪7とを含む。なお、以下の説明において、前後左右の方向は、シート5に着座した運転者から視たときの方向をいうものとする。
車体フレーム2は、ヘッドパイプ11と、メインフレーム12とを含む。ヘッドパイプ11は、車両の左右方向における中央に配置されている。ヘッドパイプ11は、前方且つ下方に延びている。メインフレーム12は、ヘッドパイプ11から後方に延びている。
ステアリング装置3は、ヘッドパイプ11に回転可能に支持されている。ステアリング装置3は、前輪4を回転可能に支持している。ステアリング装置3は、フロントフォーク16とハンドル部材17とを含む。フロントフォーク16は、ヘッドパイプ11に回転可能に支持されている。前輪4は、フロントフォーク16に回転可能に支持されている。
ハンドル部材17は、前輪4を回動させるために運転者によって操作可能である。ハンドル部材17は、フロントフォーク16に接続されている。ハンドル部材17は、左右方向に延びている。ハンドル部材17の前方には、メータパネル18が配置されている。メータパネル18は、例えば速度計を含む。メータパネル18の前方には、ウィンドシールド19が配置されている。
シート5は、ヘッドパイプ11の後方に配置されている。シート5は、メインフレーム12の上方に配置されている。シート5の下方には、収納ボックス21が配置されている。パワーユニット6は、シート5の下方に配置されている。パワーユニット6は、収納ボックス21の下方に配置されている。パワーユニット6は、内燃エンジンを含む。パワーユニット6は、メインフレーム12に支持されている。後輪7は、スイングアーム22に回転可能に支持されている。スイングアーム22は、メインフレーム12、或いはパワーユニット6に回転可能に支持されている。
鞍乗型車両1は、燃料タンク23を備えている。燃料タンク23は、ヘッドパイプ11とシート5との間に配置されている。燃料タンク23は、メインフレーム12の上方に配置されている。燃料タンク23は、メインフレーム12に支持されている。ヘッドパイプ11は、燃料タンク23の前方に配置されている。シート5の少なくとも一部は、燃料タンク23の後方に配置されている。車両上面視で、シート5の一部は、燃料タンク23と重なってもよい。収納ボックス21は、燃料タンク23の後方に配置されている。パワーユニット6は、燃料タンク23の下方に配置されている。
鞍乗型車両1は、フロントカバー24と、レッグシールド25と、タンクカバー26と、センターカバー27と、サイドカバー28とを含む。フロントカバー24は、ヘッドパイプ11の前方と左右の側方とに配置されている。フロントカバー24には、ヘッドライト30が配置されている。レッグシールド25は、フロントカバー24の後方に配置される。レッグシールド25の後方には、フットレスト29が配置されている。フットレスト29は、平坦な形状を有しており、レッグシールド25の下部から後方に延びている。
タンクカバー26は、燃料タンク23を上方から覆う。車両上面視で、タンクカバー26は、燃料タンク23と重なる。タンクカバー26は、シート5の前方に配置されている。タンクカバー26は、センターカバー27とシート5との間に配置されている。センターカバー27は、メインフレーム12の上方に配置されている。センターカバー27は、ヘッドパイプ11とシート5との間に配置される。センターカバー27は、ヘッドパイプ11とタンクカバー26との間に配置される。センターカバー27は、燃料タンク23とヘッドパイプ11との間で下方に向かって凹んだ形状を有する。
サイドカバー28は、シート5の下方に配置される。サイドカバー28は、パワーユニットの少なくとも一部を側方から覆う。フットレスト29は、サイドカバー28の下端に接続されている。フットレスト29は、サイドカバー28から側方に突出している。
鞍乗型車両1は、燃料キャップユニット31を備えている。図3および図4は、燃料キャップユニット31の斜視図である。図5は、燃料タンク23及びその周辺の断面図である。図4および図5に示すように、燃料タンク23は、タンク本体32と給油口33とを含む。タンク本体32は、燃料を貯留する空間を内部に有する。給油口33は、タンク本体32の上面に配置されている。給油口33は、上方に向けて開口している。燃料キャップユニット31は、給油口33の上方に配置される。燃料キャップユニット31は、給油口33を開閉する。
図6から図8は、燃料キャップユニット31の斜視図である。図9は、燃料キャップユニット31の分解図である。図6から図8に示すように、燃料キャップユニット31は、支持体34と、ヒンジ35と、キャップ36と、操作部材37と、パッキン38とを含む。支持体34は、燃料タンク23に取り付けられる。支持体34は、環状の形状を有する。支持体34は、円形の外形を有する。支持体34は、燃料タンク23の上方に配置される。支持体34は、給油口33と向かい合う円形の開口340を有する。支持体34は、給油口33の周囲に配置される。
支持体34は、複数の孔341を有する。複数の孔341は、支持体34の周方向に、互いに間隔をおいて配置されている。なお、図面においては、複数の孔341のうちの1つのみに符号が付されており、他の符号は省略されている。図3および図4に示すように、支持体34は、孔341に通されたボルトなどの固定部材342によって、燃料タンク23に固定される。図2に示すように、タンクカバー26は開口260を含む。支持体34とキャップ36と操作部材37とは、タンクカバー26の開口260に配置されており、タンクカバー26の外部に露出している。
ヒンジ35は、支持体34とキャップ36とに接続されている。ヒンジ35は、ピン状の形状を有しており、車幅方向に延びている。ヒンジ35は、操作部材37の前方に配置されている。ヒンジ35は、キャップ36を回転可能に支持する。キャップ36は、ヒンジ35を介して開位置と閉位置とに移動可能に支持体34に取り付けられる。図3に示すように、キャップ36は、閉位置で給油口33を閉じる。図4に示すように、キャップ36は、開位置で給油口33を開く。
操作部材37は、キャップ36に取り付けられる。操作部材37は、運転者によって操作可能である。操作部材37は、回転可能にキャップ36に支持されている。キャップ36の上面には、凹部361が設けられている。操作部材37は、凹部361内に配置されている。操作部材37は、図6に示す収納位置と、図7に示す展開位置とに移動可能である。キャップ36の底面には、パッキン38が取り付けられている。パッキン38は、例えばゴムなどの弾性材製である。
図10は、キャップ36と操作部材37との分解図である。図10に示すように、操作部材37は、操作部370と、回転軸371と、第1押圧部372と、第2押圧部373とを含む。操作部370は、タブ状の形状を有している。操作部370は、回転軸371から後方に延びている。操作部370は、運転者によって操作可能である。操作部370は、凹部361内に配置される。回転軸371は、操作部370から側方に突出している。操作部材37は、回転軸371回りに回転可能にキャップ36に支持される。第1押圧部372は、回転軸371の一方の端部から、下方に突出している。第2押圧部373は、回転軸371の他方の端部から、下方に突出している。第1押圧部372と第2押圧部373とは、回転軸371と共に回転する。
キャップ36は、上カバー41と、インナーカバー42と、キャップベース43とを含む。上カバー41とインナーカバー42とは、キャップベース43に取り付けられている。上カバー41は、上述した凹部361を含む。上カバー41は、カバー本体410と接続部411とを含む。カバー本体410は、支持体34の開口340に合った円形の形状を有している。カバー本体410は、スリット412を含む。操作部材37の回転軸371と第1押圧部372と第2押圧部373とは、スリット412を通ってキャップ36内に配置されている。接続部411は、カバー本体410から突出している。接続部411は、カバー本体410から後方に延びている。接続部411にはヒンジ35が接続される。
インナーカバー42は、上カバー41とキャップベース43との間に配置される。操作部材37の回転軸371は、インナーカバー42と上カバー41との挟まれることで、キャップ36に支持される。インナーカバー42は、第1孔421と第2孔422とを含む。図11は、上カバー41が省略された燃料キャップユニット31の斜視図である。図11に示すように、第1押圧部372は、第1孔421を通って、キャップベース43内へ延びている。第2押圧部373は、第2孔422を通って、キャップベース43内へ延びている。
図12は、上カバー41とインナーカバー42とが省略された燃料キャップユニット31の斜視図である。図13は、上カバー41とインナーカバー42とが省略された燃料キャップユニット31の上面図である。図12および図13に示すように、燃料キャップユニット31は、スライダ44と、弾性部材45,46とを含む。スライダ44は、キャップベース43に取り付けられている。スライダ44は、キャップベース43に対してスライド可能である。スライダ44は、図13に示す係止位置と、図14に示す非係止位置とに移動可能である。以下、スライダ44の移動方向をスライド方向と呼ぶ。
給油口33の軸線方向から見て、スライダ44は、係止位置において、支持体34と重なる。スライダ44は、係止位置において、支持体34に係止する。給油口33の軸線方向から見て、スライダ44は、非係止位置において、支持体34と重ならない。スライダ44は、非係止位置において、支持体34に係止しない。なお、以下の説明において、上面視とは、給油口33の軸線方向から見ることを意味するものとする。
弾性部材45,46は、キャップベース43に取り付けられている。弾性部材45,46は、キャップベース43とインナーカバー42とによって支持されている。弾性部材45,46は、スライダ44を係止位置に向けて付勢している。弾性部材45,46は、第1弾性部材45と第2弾性部材46とを含む。第1弾性部材45と第2弾性部材46とは、左右方向に互い離れて配置されている。第1弾性部材45と第2弾性部材46とは、例えばスプリングである。第1弾性部材45と第2弾性部材46とは、スライダ44を係止位置に向けて付勢している。
操作部材37が収納位置では、スライダ44は、弾性部材45,46の付勢力によって、被係止位置に保持される。スライダ44は、操作部材37によって押圧されることで、係止位置から非係止位置に移動する。スライダ44は、第1受け部441と第2受け部442とを含む。第1受け部441と第2受け部442とは、左右方向に互いに離れて配置されている。図12に示すように、第1受け部441は、第1押圧部372と向かい合っている。第2受け部442は、第2押圧部373と向かい合っている。第1押圧部372が回転軸371回りに回転することで、第1押圧部372が第1受け部441を押圧する。第2押圧部373が回転軸371回りに回転することで、第2押圧部373が第1受け部441を押圧する。従って、第1受け部441は、操作部材37が収納位置から展開位置に移動することで、第1押圧部372によって押圧される。第2受け部442は、操作部材37が収納位置から展開位置に移動することで、第2押圧部373によって押圧される。それにより、スライダ44が、係止位置から非係止位置に移動する。
キャップ36が閉位置、且つ、スライダ44が係止位置では、図13に示すように、燃料キャップユニット31の上面視で、スライダ44の全体は、支持体34の外形内に位置する。キャップ36が閉位置、且つ、スライダ44が非係止位置では、図14に示すように、上面視で、スライダ44の全体は、支持体34の開口340内に位置する。
スライダ44は、第1スライダ47と、第2スライダ48と、クラッチ部材49と、弾性部材51,52を含む。第1スライダ47は、操作部材37に押圧される。第1スライダ47は、上述した第1受け部441と第2受け部442とを含む。第1スライダ47は、第1受け部441と第2受け部442とにおいて、操作部材37に押圧される。第1スライダ47は、第3受け部471と第4受け部472とを含む。第3受け部471は、第1弾性部材45と接触している。第4受け部472は、第2弾性部材46と接触している。第1スライダ47は、第3受け部471と第4受け部472とにおいて、弾性部材45,46に押圧される。
第2スライダ48は、第1スライダ47と別体である。第2スライダ48は、第1スライダ47に対してスライド可能である。第2スライダ48は、スライダ44が係止位置で支持体34に係止する。第2スライダ48は、スライダ44が非係止位置で支持体34に係止しない。図14に示すように、第1スライダ47は、凹部473を含む。第2スライダ48の一部は、第1スライダ47の凹部473内に配置されている。第1スライダ47は、接触面474を含む。図13に示すように、スライダ44が係止位置で、第2スライダ48は、第1スライダ47の接触面474と接触している。スライダ44が係止位置で、第2スライダ48は、第1スライダ47の接触面474に押圧される。
クラッチ部材49は、第1スライダ47と第2スライダ48とを連結している。クラッチ部材49は、第1スライダ47に対して、スライド方向に固定されている。すなわち、クラッチ部材49は、第1スライダ47に対して、スライド方向に移動不可能である。クラッチ部材49は、第1スライダ47に対して、スライド方向と交差する方向に移動可能である。弾性部材51,52は、例えばスプリングである。クラッチ部材49は、弾性部材51,52によって、スライド方向と交差する方向に、第2スライダ48に向かって押圧されている。
図15及び図16は、燃料キャップユニット31の一部を示す上面図である。図17は、図15の拡大図である。図15及び図17では、スライダ44は、係止位置に位置している。図16では、スライダ44は、非係止位置に位置している。図17に示すように、クラッチ部材49は、第1スライド面491と第1テーパ面492とを含む。第1スライド面491は、スライド方向に延びている。第1スライド面491は、第2スライダ48に接触している。第1テーパ面492は、第1スライド面491に対して、非係止位置へ向かう方向に配置されている。
第2スライダ48の側面は、第2スライド面481と第2テーパ面482とを含む。第2スライド面481は、スライド方向に延びている。第2スライド面481は、第1スライド面491に接触している。第2テーパ面482は、第2スライド面481に対して、非係止位置へ向かう方向に配置されている。第2テーパ面482は、スライド方向において、第1テーパ面492と向かい合っている。
スライダ44が係止位置で、第1テーパ面492は、第2テーパ面482から間隔G1をおいて配置されている。第1スライダ47が係止位置から非係止位置に向かって移動することで、第1テーパ面492は、第2テーパ面482に近づく。第1テーパ面492が第2テーパ面482と接触して第2テーパ面482を押圧することで、第1スライダ47と第2スライダ48とが、一体的に移動する。
図18は、燃料キャップユニット31の一部を示す斜視図である。図15から図18に示すように、燃料キャップユニット31は、ソレノイド53とセンサ54とを含む。ソレノイド53は、第2スライダ48の側方に配置されている。ソレノイド53は、支持体34に固定されている。ソレノイド53は、ロック部材55と、ソレノイド本体56と、電気ワイヤ57とを含む。電気ワイヤ57は、ソレノイド本体56に接続されている。ロック部材55は、ソレノイド本体56から突出している。ロック部材55は、ロック位置と解除位置とに移動可能である。
図15及び図17では、ロック部材55は、ロック位置に位置している。図16では、ロック部材55は、解除位置に位置している。ロック部材55は、ソレノイド本体56から第2スライダ48に向かって移動することで、解除位置からロック位置へ移動する。ソレノイド本体56は、ソレノイドケース58とコイル59とを含む。図18では、ソレノイドケース58が省略されている。コイル59は、ソレノイドケース58内に配置されている。ソレノイド53は、コイル59への通電によって生じる磁力によって、ロック部材55を移動させる。
図17及び図18に示すように、第2スライダ48は、切り欠き483を含む。切り欠き483は、ソレノイド53と向かい合う第2スライダ48の側面に設けられている。切り欠き483は、スライド方向に延びている。図17に示すように、上面視で、ロック部材55は、ロック位置で第2スライダ48と重なる。ロック部材55は、ロック位置で、切り欠き483内に位置している。ロック部材55は、ロック位置で、第2スライダ48に係止することで、非係止位置に向かうスライダ44の移動をロックする。ロック部材55は、第2スライダ48側からソレノイド本体56側へ引っ込むことで、ロック位置から解除位置へ移動する。図16に示すように、上面視で、ロック部材55は、解除位置で第2スライダ48と重ならない。ロック部材55は、解除位置で、切り欠き483の外に位置している。ロック部材55は、解除位置では、第2スライダ48に係止しないことで、スライダ44のロックを解除する。
図13に示すように、上面視で、ソレノイド本体56の全体は、支持体34の外形内に位置する。上面視で、ソレノイド本体56は、支持体34と重なる。上面視で、ソレノイド本体56の一部は、支持体34の開口340内に位置している。従って、キャップ36が閉位置で、上面視で、ソレノイド53は、キャップ36と重なる。
センサ54は、係止位置から非係止位置へ向かうスライダ44の動作を検出する。センサ54は、支持体34に固定されている。図19は、燃料キャップユニット31の一部を示す上面図である。図20及び図21は、燃料キャップユニット31の一部を示す側面図である。図19から図21に示すように、センサ54は、可動体61と、付勢部材62と、スイッチ63と、電気ケーブル64と、図15に示すセンサケース65とを含む。なお、図19から図21では、センサケース65が省略されている。可動体61と、付勢部材62と、スイッチ63とは、センサケース65内に配置されている。センサケース65は、ソレノイドケース58と一体化されている。
可動体61は、スライド方向において、スライダ44と向かい合っている。付勢部材62は、可動体61をスライダ44に向かって付勢している。付勢部材62は、例えばスプリングである。可動体61は、スライド方向に移動可能である。可動体61は、第1スライダ47の動作に応じて移動する。図15及び図20に示すように、スライダ44が係止位置で、可動体61は、第1スライダ47と接触している。図16及び図21に示すように、スライダ44が係止位置で、可動体61は、第1スライダ47から離れている。
図20及び図21に示すように、可動体61は、軸部66と、アーム部67とを含む。軸部66は、スライド方向に延びている。軸部66の先端は、第1スライダ47と向かい合っている。アーム部67は、軸部66から下方に延びている。アーム部67は、スライド方向において、スイッチ63と向かい合っている。
電気ケーブル64は、スイッチ63に接続されている。スイッチ63は、可動体61によって操作される。スイッチ63は、可動体61の下方に配置されている。図19に示すように、上面視で、可動体61はスイッチ63と重なる。詳細には、スイッチ63は、軸部66の下方に配置されている。上面視で、スイッチ63は、軸部66と重なる。スイッチ63は、係止位置での第1スライダ47の下方に配置されている。上面視で、スイッチ63は、係止位置での第1スライダ47と重なる。
図13に示すように、上面視で、センサ54は、支持体34と重なる。上面視で、センサ54の一部は、支持体34の開口340内に位置している。従って、上面視で、センサ54の一部は、キャップ36と重なる。上面視で、スイッチ63の全体は、支持体34の外形内に位置している。上面視で、スイッチ63の一部は、支持体34の開口340内に位置している。スイッチ63は、接触片68を含む。接触片68は、アーム部67と向かい合っている。
図20に示すように、スライダ44が係止位置では、可動体61は、第1スライダ47によって押圧されている。そのため、可動体61のアーム部67は、スイッチ63の接触片68から離れている。図20に示すスライダ44が係止位置でのアーム部67とスイッチ63との間の隙間G2は、スライド方向において、図17に示す第1テーパ面492と第2テーパ面482との間の隙間G1よりも小さい。
図21に示すように、スライダ44が非係止位置では、可動体61は、第1スライダ47から離れている。そのため、図21に示すように、可動体61のアーム部67は、付勢部材62の付勢力によって、スイッチ63の接触片68を押圧する。センサ54は、スイッチ63の接触片68が押圧されているか否かに応じて、スライダ44の位置を検出する。
図17に示すように、第2スライダ48は、受け部484を含む。受け部484は、スライド方向において、ロック位置に位置するロック部材55と向かい合う。第2スライダ48が非係止位置に向かって移動すると、受け部484がロック部材55に近づく。そして、受け部484がロック部材55と接触することで、非係止位置へ向かう第2スライダ48の移動が規制される。
図22は、鞍乗型車両1の制御システム10を示すブロック図である。制御システム10は、鞍乗型車両1に搭載されている。図22に示すように、鞍乗型車両1は、受信機71と、電源スイッチ72と、警報装置73と、コントローラ74とを含む。受信機71と、電源スイッチ72と、警報装置73と、コントローラ74とのそれぞれは、鞍乗型車両1のいずれかの場所に配置されればよく、それらの場所は特に限定されない。受信機71は、運転者が携帯する発信機75と無線通信を行う。受信機71は、発信機75に固有の識別コードを示す信号を、発信機75から受信する。
電源スイッチ72は、鞍乗型車両1の電源のオンとオフとを切り換える。電源スイッチ72は、運転者によって操作される。例えば、電源スイッチ72がオンされることで、メータパネルが起動されてもよい。警報装置73は、警報を発報する。警報装置73は、例えばブザーであって、警告音を発してもよい。或いは、警報装置73は、ランプであって、警告灯を点灯させてもよい。或いは、警報装置73は、液晶パネルであって、警告表示を表示してもよい。
コントローラ74は、例えばマイクロコンピュータを含み、鞍乗型車両1を電気的に制御する。コントローラ74は、複数のコントローラによって構成されてもよい。或いは、コントローラ74は、単独のコントローラによって構成されてもよい。コントローラ74は、受信機71が受信した信号により、発信機75の識別コードの認証を行う。コントローラ74は、発信機75の識別コードが適正なものであるときには、発信機75の識別コードを認証する。コントローラ74は、センサ54からの信号により、スライダ44の動作を検出する。コントローラ74は、ソレノイド53を制御させることで、スライダ44のロックと解除とを切り換える。
図6に示すように、キャップ36部材が閉位置にあり、操作部材37が収納位置にあるときには、操作部材37はスライダ44を押圧していない。それにより、スライダ44は、図13に示すように、係止位置に位置している。図20に示すように、スライダ44が係止位置では、センサ54の可動体61はスイッチ63から離れている。コントローラ74は、可動体61がスイッチ63から離れているときには、ロック部材55をロック位置に保持する。
図7に示すように、キャップ36部材が閉位置にあり、運転者が操作部材37を収納位置から展開位置へ向かって移動させたときには、スライダ44は、操作部材37によって押圧されることで、係止位置から非係止位置へ移動する。このとき、受け部484がロック部材55に接触する前に、可動体61がスイッチ63に接触する。コントローラ74は、センサ54の信号から、可動体61がスイッチ63に接触したことを検出し、且つ、発信機75の識別コードを認証するときには、ロック部材55をロック位置から解除位置に移動させる。
詳細には、運転者が操作部材37を展開位置へ向けて移動させると、第1スライダ47は操作部材37によって押圧されて非係止位置へ向かって移動を開始する。クラッチ部材49は、第1スライダ47と共に移動し、クラッチ部材49の第1スライド面491が、第2スライダ48の第2スライド面481に沿って摺動する。そして、図23に示すように、クラッチ部材49の第1テーパ面492が、第2スライダ48の第2テーパ面482に係止する。それにより、第1スライダ47と第2スライダ48とがクラッチ部材49を介して互いに接続され、第2スライダ48が、第1スライダ47と共に、非係止位置に向かって移動する。
なお、上述したように、スライダ44が係止位置に位置している場合、アーム部67とスイッチ63との間の隙間G2は、スライド方向において、第1テーパ面492と第2テーパ面482との間の隙間G1よりも小さい。そのため、第1テーパ面492が第2テーパ面482に係止する前に、アーム部67がスイッチ63に接触する。そのため、第2スライダ48が、第1スライダ47と共に、非係止位置に向かって移動する前に、コントローラ74は、ソレノイド53を制御して、ロック部材55をロック位置から解除位置に移動させる。
その後、図7に示すように、運転者が、展開位置まで操作部材37を移動させると、図14に示すように、スライダ44は非係止位置に移動する。それにより、運転者は、図8に示すように、キャップ36を閉位置から開位置へ移動させることが可能となる。
コントローラ74は、センサ54の信号から、可動体61がスイッチ63に接触したことを検出したが、発信機75の識別コードを認証しないときには、ロック部材55をロック位置に保持する。従って、適正な発信機75を有していない他者が、操作部材37を展開位置へ向かって移動させても、ロック部材55はロック位置に保持される。そのため、スライダ44は、非係止位置まで移動することはできず、キャップ36を閉位置から開位置へ移動させることは不可能である。
ただし、ロック部材55がロック位置に保持されたままであっても、操作部材37は、展開位置に移動可能である。その場合、クラッチ部材49は、第1スライダ47と共に非係止位置へ向かって移動するが、第2スライダ48はロック部材55に係止されることで、係止位置に保持される。そのため、クラッチ部材49は、第2スライダ48の第2テーパ面482によって第2スライダ48から離れる方向に押圧される。それにより、図24に示すように、クラッチ部材49は、第2テーパ面482に係止せずに、第2テーパ面482を乗り越えて、さらに移動する。このように、操作部材37を展開位置に移動させても、第1スライダ47とクラッチ部材49とは、操作部材37の操作に応じて移動するが、第2スライダ48の移動は、ロック部材55によってロックされる。そのため、発信機75の識別コードを認証しないとき操作部材37が操作されても、ロック部材55によるロックを維持しながら、操作部材37の破損が防止される。
なお、コントローラ74は、センサ54からの信号によってキャップ36が閉位置と開位置とのいずれに位置しているかを判定する。コントローラ74は、キャップ36が開位置に位置している状態で電源スイッチ72がオンに切り換えられたときには、警報装置73から警報を発報させる、
以上説明した本実施形態に係る鞍乗型車両1では、スライダ44は、運転者が操作する操作部材37によって押圧されることで、移動する。そのため、ソレノイド53によってスライダ44を移動させる場合と比べて、ソレノイド53を小型化することができる。また、スイッチ63は、可動体61の下方に配置されている。そのため、スイッチ63と可動体61とがコンパクトに配置されることで、センサ54を小型化することができる。さらに、操作部材37とスライダ44とは、キャップ36に取り付けられている。そのため、操作部材37とスライダ44とがキャップ36の周りに配置される場合と比べて、燃料タンク23周りの構造を小型化することができる。
また、スライダ44の動作が検出されることで、ロック部材55が解除位置に移動する。スライダ44は、キャップ36に取り付けられた操作部材37の操作に連動して動作する。従って、運転者は、キャップ36のロックの解除と、ロックの解除後にキャップ36を開く操作との両方を、操作部材37を操作することで行うことができる。それにより、キャップ36を開くための操作性を向上させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
鞍乗型車両1は、スクータに限らず、モペッドなどの他の種類の車両であってもよい。鞍乗型車両1の構造は、上記の実施形態のものに限らず、変更されてもよい。前輪の数は、1つに限らず、1つより多くてもよい。後輪の数は、1つに限らず、1つより多くてもよい。車体フレーム2の構造は、上記の実施形態のものに限らず、変更されてもよい。例えば、メインフレーム12の形状が変更されてもよい。
燃料キャップユニット31の構造は、上記の実施形態のものに限らず、変更されてもよい。例えば、支持体34の形状が変更されてもよい。キャップ36の形状が変更されてもよい。操作部材37の形状が変更されてもよい。スライダ44の形状が変更されてもよい。クラッチ部材49の形状が変更されてもよい。クラッチ部材49は省略されてもよい。第1スライダ47と第2スライダ48との形状が変更されてもよい。第1スライダ47と第2スライダ48とは互いに一体であってもよい。
ソレノイド53の構造は、変更されてもよい。例えば、ロック部材55の形状が変更されてもよい。センサ54の構造は、変更されてもよい。例えば、可動体61の形状が変更されてもよい。スイッチ63の形状が変更されてもよい。
本発明によれば、キーレスエントリーシステムを備える鞍乗型車両において、燃料タンク周りの構造を小型化すると共に、キャップを開くための操作性を向上させることができる。
5・・・シート, 6・・・パワーユニット, 11・・・ヘッドパイプ, 21・・・収納ボックス, 23・・・燃料タンク, 27・・・センターカバー, 33・・・給油口, 34・・・支持体, 35・・・ヒンジ, 36・・・キャップ, 37・・・操作部材, 44・・・スライダ, 47・・・第1スライダ, 48・・・第2スライダ, 49・・・クラッチ部材, 45・・・第1弾性部材, 53・・・ソレノイド, 54・・・センサ, 56・・・ソレノイド本体, 61・・・可動体, 62・・・付勢部材, 63・・・スイッチ, 66・・・軸部, 67・・・アーム部, 71・・・受信機, 72・・・電源スイッチ, 73・・・警報装置, 74・・・コントローラ, 340・・・開口

Claims (14)

  1. 給油口を含む燃料タンクと、
    前記燃料タンクの前方に配置されるヘッドパイプと、
    少なくとも一部が前記燃料タンクの後方に配置されるシートと、
    前記シートの下方且つ前記燃料タンクの後方に配置される収納ボックスと、
    前記ヘッドパイプと前記シートとの間に配置され、前記燃料タンクと前記ヘッドパイプとの間で下方に向かって凹んだ形状を有するセンターカバーと、
    前記燃料タンクの下方に配置されるパワーユニットと、
    前記燃料タンクに取り付けられ、前記給油口の周囲に配置される支持体と、
    前記支持体に接続されるヒンジと、
    前記ヒンジを介して開位置と閉位置とに移動可能に前記支持体に取り付けられ、前記開位置で前記給油口を開き、前記閉位置で前記給油口を閉じるキャップと、
    前記キャップに取り付けられ、運転者によって操作可能な操作部材と、
    前記キャップに取り付けられ、前記操作部材によって押圧されることで、前記支持体への係止位置から非係止位置に移動するスライダと、
    前記スライダの移動をロックするロック位置と、前記スライダのロックを解除する解除位置とに移動可能なロック部材を含むソレノイドと、
    前記係止位置から前記非係止位置へ向かう前記スライダの動作を検出するセンサと、
    運転者が携帯する発信機に固有の識別コードを示す信号を、前記発信機から受信する受信機と、
    前記スライダの動作が検出され、且つ、前記発信機の識別コードを認証するときには、前記ロック部材を前記解除位置に移動させ、前記スライダの動作が検出されても前記発信機の識別コードを認証しないときには、前記ロック部材を前記ロック位置に保持するコントローラと、
    を備え、
    鞍乗型車両。
  2. 前記キャップが前記閉位置で、前記給油口の軸線方向から見て、前記スライダの全体は、前記支持体の外形内に位置する、
    請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記支持体は、前記給油口と向かい合う円形の開口を有し、
    前記キャップが前記閉位置、且つ、前記スライダが前記非係止位置で、前記給油口の軸線方向から見て、前記スライダの全体は、前記開口内に位置する、
    請求項1又は2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記スライダを前記係止位置に向けて付勢する弾性部材をさらに備え、
    前記弾性部材は、前記キャップに取り付けられる、
    請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  5. 前記センサは、
    前記スライダの動作に応じて移動する可動体と、
    前記可動体の下方に配置され、前記可動体によって操作されるスイッチと、
    を含む、
    請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  6. 前記給油口の軸線方向から見て、前記可動体は前記スイッチと重なる、
    請求項5に記載の鞍乗型車両。
  7. 前記可動体は、
    前記スライダの動作方向に延びる軸部と、
    前記軸部から下方に延び、前記スイッチを押圧するアーム部と、
    を含む、
    請求項5又は6に記載の鞍乗型車両。
  8. 前記給油口の軸線方向から見て、前記スイッチの全体は、前記支持体の外形内に位置する、
    請求項5から7のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  9. 前記ソレノイドは、本体部を含み、
    前記ロック部材は、前記本体部から突出しており、
    前記給油口の軸線方向から見て、前記本体部は、前記支持体の外形内に位置する、
    請求項1から8のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  10. 前記キャップが前記閉位置で、前記給油口の軸線方向から見て、前記ソレノイドは、前記キャップと重なる、
    請求項1から9のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  11. 前記スライダは、
    前記操作部材に押圧される第1スライダと、
    前記第1スライダと別体であり、前記スライダが前記係止位置で前記支持体に係止し、前記ロック位置での前記ロック部材によってロックされる第2スライダと、
    前記第1スライダに取り付けられ、前記第2スライダがロックされているときには前記第2スライダに対して摺動し、前記第2スライダのロックが解除されているときには前記第2スライダに係止して前記第2スライダを前記第1スライダと共に移動させるクラッチ部材と、
    を含む、
    請求項1から10のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  12. 前記センサは、前記第1スライダの動作を検出する、
    請求項11に記載の鞍乗型車両。
  13. 前記スライダが前記非係止位置に向かって移動する場合、前記第2スライダは、前記第1スライダから遅れて移動を開始する、
    請求項11又は12に記載の鞍乗型車両。
  14. 前記鞍乗型車両の電源のオンとオフとを切り換える電源スイッチと、
    警報を発報する警報装置と、
    をさらに備え、
    前記コントローラは、
    前記センサからの信号によって前記キャップが前記閉位置と前記開位置とのいずれに位置しているかを判定し、
    前記キャップが前記開位置に位置している状態で前記電源スイッチがオンに切り換えられたときには、前記警報装置から前記警報を発報させる、
    請求項1から13のいずれかに記載の鞍乗型車両。
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