JP2022002372A - 色変換方法及び色変換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷媒体をラミネート加工した後に入力画像の色を高精度に再現する。【解決手段】色変換方法は、複数パッチのカラーチャートを印刷媒体に印刷し、紫外線のカットありとなしの状態で測色したラミネート加工前の分光反射率を取得し、次いで、紫外線のカットありとなしの状態で測色したラミネート加工後の分光反射率を取得し、ラミネート加工前後の分光反射率を変換する分光反射率変換式を算出し、ラミネート加工による紫外線カット率を算出し、分光反射率変換式と紫外線カット率とを用いてラミネート加工後の分光反射率を算出し、算出されたラミネート加工後の分光反射率と光源の分光分布データとを用いてラミネート加工後に入力画像の色を再現させるラミネート加工後のプロファイルを作成し、ラミネート加工後のプロファイルを用いて入力画像の色を変換する。【選択図】図5
Description
本開示は、色変換方法及び色変換装置に関する。
インクジェット方式で印刷された印刷物には、画像の耐候性を向上させるためにラミネートフィルムなどの保護膜で被覆する、ラミネート加工が施されることがある。ラミネート加工後に印刷物の入力画像の色を再現させる色再現性を向上させるために、例えば、特許文献1には、印刷物の分光反射率を取得し、保護膜の光学物性値を推測し、取得された印刷物の分光反射率と推定された保護膜の光学物性値とを用いて保護膜付印刷物の光学反射率を予測する方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1に示すような、ラミネート加工後の印刷物の分光反射率を予測するだけでは、ラミネート加工後に入力画像の色を精度良く再現させるプロファイルを生成することが困難であった。特に、印刷物のメディアが蛍光増白剤を含む場合には、より困難性があった。
本開示の一形態によれば、入力画像をラミネート加工される印刷媒体に印刷する場合の色に変換する色変換方法が提供される。この色変換方法は、複数パッチのカラーチャートを特定の印刷装置を用いて前記印刷媒体に印刷し、前記カラーチャートを、ラミネート加工前の紫外線のカットありとなしの状態で測色してラミネート加工前の分光反射率を取得し、ラミネート加工された前記カラーチャートに対し、紫外線のカットありとなしの状態で測色してラミネート加工後の分光反射率を取得し、ラミネート加工前の分光反射率からラミネート加工後の分光反射率を求める分光反射率変換式を算出し、ラミネート加工前の分光反射率とラミネート加工後の分光反射率とを用いてラミネート加工による紫外線カット率を算出し、前記分光反射率変換式と紫外線カット率とを用いて、前記入力画像が前記特定の印刷装置を用いて印刷された場合の前記印刷媒体のラミネート加工後の分光反射率を算出し、算出されたラミネート加工後の分光反射率と光源の分光分布データとを用いてラミネート加工後に前記入力画像の色を再現させるラミネート加工後のプロファイルを作成し、ラミネート加工後のプロファイルを用いて前記入力画像の色を変換する。
本開示の一形態によれば、入力画像をラミネート加工される印刷媒体に印刷するための色変換を行う色変換装置が提供される。この色変換装置は、特定の印刷装置を用いて印刷された複数パッチのカラーチャートの分光反射率を取得する分光反射率取得部と、ラミネート加工前の紫外線のカットありとなしの状態で測色されたラミネート加工前の分光反射率と、ラミネート加工後の紫外線のカットありとなしの状態で測色されたラミネート加工後の分光反射率とを用い、ラミネート加工前の分光反射率からラミネート加工後の分光反射率を求める分光反射率変換式を算出する変換式算出部と、ラミネート加工による紫外線カット率を算出する紫外線カット率算出部と、前記分光反射率変換式と紫外線カット率とを用いて、特定の印刷装置を用いて前記入力画像が印刷された場合の前記印刷媒体のラミネート加工後の分光反射率を算出するラミネート加工後分光反射率算出部と、算出されたラミネート加工後の分光反射率と光源の分光分布データとを用いてラミネート加工後に前記入力画像の色を再現させるラミネート加工後のプロファイルを作成するプロファイル作成部と、ラミネート加工後のプロファイルを用いて前記入力画像の色を変換する色変換部と、を備えることを特徴とする。
A. 第1実施形態:
A−1)色変換処理の概要:
本開示の色変換装置についての説明に先立って、画像の記録(印刷)を行なって印刷画像が形成された被記録媒体(印刷用紙)をラミネート加工する場合が想定された画像処理の概要について、図1を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係る画像処理の概要を模式的に例示する図である。
A−1)色変換処理の概要:
本開示の色変換装置についての説明に先立って、画像の記録(印刷)を行なって印刷画像が形成された被記録媒体(印刷用紙)をラミネート加工する場合が想定された画像処理の概要について、図1を参照しながら説明する。図1は、実施形態に係る画像処理の概要を模式的に例示する図である。
色変換装置100は、入力画像IM0のデバイスカラーRGBinを印刷装置200が使用するインク使用量INK1、INK2に変換する。ここで、インク使用量INK1は、印刷装置200により印刷された印刷画像IM1がラミネート加工されない場合に、入力画像IM0の色を再現させるインク使用量であり、インク使用量INK2は、印刷装置200により印刷された印刷画像IM2がラミネート装置300によってラミネート加工されることで生成される印刷画像IM3が、ラミネート加工されていない印刷画像IM1の色を再現させるインク使用量である。
色変換装置100は、RIP(Raster Image Processor)400と、第1色分版テーブル750aと、第2色分版テーブル750bと、を備える。RIP400は、ハードウエアもしくはソフトウエアで構成されている。RIP400は、入力画像IM0のデバイスカラーRGBinをCMYK(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、及び、K:ブラック)の印刷色を表すデバイスカラーcmyk1に変換する。なお、RIP400に入力される入力画像IM0のデバイスカラーは、RGB色空間のデバイスカラーの他、CMYK色空間のデバイスカラーや他の色空間のデバイスカラーであってもよい。また、RIP400からの出力されるデバイスカラーは、CMYK色空間のデバイスカラーの他、RGB色空間のデバイスカラーであってもよい。本実施形態では、入力されるデバイスカラーは、RGB色空間のデバイスカラーであり、出力されるデバイスカラーは、CMYK色空間のデバイスカラーであるものとして説明する。第1色分版テーブル750aは、RIP400から出力されたCMYK色空間のデバイスカラーcmyk1とC,M,Y,Kそれぞれのインク使用量INK1を表す階調値とを対応付けるテーブルであり、印刷物が印刷後にラミネート加工されない場合に用いられる。第2色分版テーブル750bは、CMYK色空間のデバイスカラーcmyk1とC,M,Y,Kそれぞれのインク使用量INK2を表す階調値とを対応付けるテーブルであり、印刷物が印刷後にラミネート加工される場合に用いられる。
RIP400は、第1プロファイル610と第2プロファイル620を有している。第1プロファイル610は、入力画像IM0を取り扱う特定の機器に依存するRGB色空間などの機器依存色空間と機器に依存しないCIE(国際照明委員会)L*a*b*色空間などの機器非依存色空間との相関関係を記述したICC(International Color Consortium)プロファイルである。以下の説明では、CIE L*a*b*色空間をLAB色空間と記す。第2プロファイル620は、印刷装置200に依存するCMYK色空間などの機器依存色空間とLAB色空間などの機器非依存色空間との相関関係を記述したICCプロファイルである。
第1プロファイル610は、機器依存色空間のデバイスカラーから機器非依存色空間の色彩値に変換するA2Bテーブルを備えており、第2プロファイル620は、機器非依存色空間の色彩値から印刷装置200及び印刷媒体に依存する機器依存色空間のデバイスカラーcmyk1に変換するB2Aテーブルを備えている。入力画像IM0のデバイスカラーRGBinは、第1プロファイル610のA2Bテーブルに従ってLAB色空間の色彩値Labに変換され、第2プロファイル620のB2Aテーブルに従ってCMYK色空間のデバイスカラーcmyk1に変換される。
印刷された画像がラミネート加工されない場合には、デバイスカラーcmyk1は、第1色分版テーブル750aによりインク使用量INK1を表すデータに変換されて印刷装置200に送信される。このインク使用量INK1により、印刷画像IM1が印刷媒体に記録される。又、印刷された画像がラミネート加工される場合には、デバイスカラーcmyk1は、第2色分版テーブル750bによりインク使用量INK2を表すデータに変換されて印刷装置200に送信される。このインク使用量INK2により、印刷画像IM2が印刷媒体に記録される。
印刷された画像がラミネート加工されない場合には、印刷装置200は、インク使用量INK1に従って、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)のインクを使用し、ラミネート加工されていない印刷画像IM1にデバイスカラーRGBinを再現させる。
印刷された画像がラミネート加工される場合には、印刷装置200は、インク使用量INK2に従って、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)のインクを使用し、ラミネート加工後の印刷画像IM3にデバイスカラーRGBinを再現させる。このように、色変換装置100が第1分版テーブル750aと第2分版テーブル750bとを用意しているのは、印刷された印刷媒体がラミネート加工されない場合とラミネート加工される場合とでは、印刷媒体上の印刷画像の見え方が異なるからである。本実施形態では、後述する変換を行なうことで、ラミネート加工されない場合とラミネート加工された場合とで、利用者から見た印刷画像が、入力画像と同じように見えるようにしている。
印刷装置200は、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)のインクを使用し、印刷を実行するが、さらに、C(シアン)よりも低濃度のLc(ライトシアン)、M(マゼンタ)よりも低濃度のLm(ライトマゼンタ)、K(ブラック)よりも低濃度のLk(ライトブラック)のインクを有し、C,M,Y,K,Lc,Lmの計6色のインクを使用してもよい。この場合、第1色分版テーブル750aは、CMYK色空間のデバイスカラーcmyk1とC,M,Y,K,Lc,Lmそれぞれのインク使用量INK1を表す階調値とが対応付けられたテーブルとなり、第2色分版テーブル750bは、CMYK色空間のデバイスカラーcmyk1とC,M,Y,K,Lc,Lmそれぞれのインク使用量INK2を表す階調値とが対応付けられたテーブルとなる。さらに、C,M,Y,K,Lc,Lmの6色に加え、Y(イエロー)よりも高濃度のDy(ダークイエロー)を含む7色のインクを用いるようにしてもよい。
図2は、第2色分版テーブル750bの概略構成を示す説明図である。第2色分版テーブル750bは、デバイスリンクプロファイル640と、第1色分版テーブル750aと、を備える。デバイスリンクプロファイル640は、第2プロファイル620と第3プロファイル630とを有しており、デバイスカラーcmyk1をデバイスカラーcmyk2に変換する。第2プロファイル620は、上述したように、B2Aテーブルを含んでいる。第2色分版テーブル750b中の第2プロファイル620は、B2Aテーブルを逆向き、すなわち、A2Bテーブルとして使用し、機器依存のCMYK色空間のデバイスカラーcmyk1を機器非依存のLAB色空間の色彩値Labに変換する。
第3プロファイル630は、印刷装置200及びラミネートフィルムに依存するCMYK色空間などの機器依存色空間と機器非依存色空間との相関関係を記述したICCプロファイルである。第3プロファイル630は、B2Aテーブルを含んでおり、B2Aテーブルに従って機器非依存のLAB色空間の色彩値Labを機器依存のCMYK色空間のデバイスカラーcmyk2に変換する。デバイスカラーcmyk2は、第1色分版テーブル750aに従ってインク使用量INK2に変換され、印刷装置200に印刷を実行させる印刷データが生成される。第3プロファイル630の作成等については、後述する。なお、第2色分版テーブル750bが第1色分版テーブル750aを備えずに、デバイスリンクプロファイル640の出力を、図1に示す第1色分版テーブル750aに入力するようにしてもよい。また、第1プロファイル610の出力Labを第3プロファイル630に入力し、第3プロファイル630の出力cmyk2を第1色分版テーブル750aに入力する構成としてもよい。
A−2)色変換装置のハードウエア構成:
図3は、色変換装置100の概略構成を示すブロック図である。色変換装置100は、処理部としてのCPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113、記憶装置114、入力装置115、表示装置116、通信I/F(インターフェイス)117、測色装置用のI/F118、を備える。色変換装置100は、ICC(International Color Consortium)プロファイルを用いたカラーマネジメントや印刷装置200に印刷を行わせる印刷ジョブなどの制御を行う。色変換装置100の各部は、バス119を介して接続され、互いに情報を入出力可能とされている。ROM112とRAM113と記憶装置114はメモリーであり、少なくともROM112とRAM113は半導体メモリーである。表示装置116には、液晶表示パネルなどを用いることができる。色変換装置100は、例えば、パーソナルコンピューターを用いて構成できる。色変換装置100の一部又は全部が印刷装置200に組み込まれた構成であってもよい。
図3は、色変換装置100の概略構成を示すブロック図である。色変換装置100は、処理部としてのCPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112、RAM(Random Access Memory)113、記憶装置114、入力装置115、表示装置116、通信I/F(インターフェイス)117、測色装置用のI/F118、を備える。色変換装置100は、ICC(International Color Consortium)プロファイルを用いたカラーマネジメントや印刷装置200に印刷を行わせる印刷ジョブなどの制御を行う。色変換装置100の各部は、バス119を介して接続され、互いに情報を入出力可能とされている。ROM112とRAM113と記憶装置114はメモリーであり、少なくともROM112とRAM113は半導体メモリーである。表示装置116には、液晶表示パネルなどを用いることができる。色変換装置100は、例えば、パーソナルコンピューターを用いて構成できる。色変換装置100の一部又は全部が印刷装置200に組み込まれた構成であってもよい。
記憶装置114は、図示しないOS(オペレーティングシステム)、ICCプロファイル、第1色分版テーブル750a、第2色分版テーブル生成プログラムなどを記憶している。記憶装置114には、フラッシュメモリーなどの不揮発性半導体メモリー、ハードディスクなどの磁気記憶装置を用いることができる。RAM113は、CPU111が動作するプログラムを格納する領域や動作する作業領域などを確保する記憶媒体である。CPU111は、記憶装置114に記憶されている情報を適宜、RAM113に読み出し、読み出したプログラムを実行することにより各種処理を行い、印刷装置200に印刷を実行させる印刷データを生成する。
入力装置115には、ポインティングデバイス、キーボードを含むハードキー、表示パネルの表面に貼り付けられたタッチパネルなどを用いることができる。通信I/F117は、印刷装置200の通信I/F210に接続され、印刷装置200に対して印刷データなどの情報を入出力する。測色装置用のI/F118は、測色装置120に接続され、測色装置120から測色値を含む測色データを入手する。I/F117,118,210の規格には、USB(Universal Serial Bus)、近距離無線通信規格などを用いることができる。I/F117,118,210の通信は、有線でもよいし、無線でもよく、LAN(Local Area Network)やインターネットなどのネットワーク通信でもよい。
測色装置120は、印刷媒体ME1に形成されたカラーチャートの各パッチを測色して分光反射率や測色値を出力可能である。パッチは、色票とも呼ばれる。測色値は、例えば、LAB色空間における明度L及び色度座標a,bを表す値とされる。色変換装置100は、測色装置120から測色データを取得して各種処理を行う。なお、測色装置120は、印刷装置200に組み込まれた構成であってもよい。
印刷装置200は、色変換装置100で生成された印刷データに従って、各種インクを記録ヘッド220から吐出して印刷画像IM1,IM2を形成するインクジェットプリンターである。例えば、Cインク、Mインク、Yインク、及び、Kインクを吐出する記録ヘッド220の場合、記録ヘッド220は、インクカートリッジCc,Cm,Cy,CkからそれぞれCMYKのインクが供給され、ノズルNc,Nm,Ny,NkからそれぞれCMYKのインク滴230を吐出する。インク滴230が印刷媒体ME1に着弾すると、インクドットが印刷媒体ME1に形成される。その結果、印刷媒体ME1上に印刷画像IM1,IM2を有する印刷物が得られる。
A−3)分光反射率の取得および第3プロファイルの作成:
以上説明した色変換装置100および印刷装置200を用いて、各種印刷媒体への印刷を行ない、また印刷媒体をラミネート加工する場合もあり得る。こうした場合に、印刷され、ラミネート加工された印刷画像IM3が、ラミネート加工されない印刷画像IM1と同じように見えるようにするために行なわれる画像処理の実際について、以下、詳しく説明する。図4は、ラミネート加工されることを前提とし、また印刷画像が形成される印刷媒体として、蛍光増白剤が表面に塗布された印刷媒体と、蛍光増白剤が塗布されていない印刷媒体との2種類が存在する、という前提で行なわれる色変換処理のうち、分光反射率を取得する工程を示す説明図である。カラーチャートCT0として、例えば、「TC9.18チャート」などを使用できる。カラーチャート画像CT0のデバイスカラーRGBinは、第1プロファイル610に含まれるA2Bテーブルに従って機器依存のRGB色空間から機器非依存のLAB色空間の色彩値Labに変換され、さらにラミネート加工前のプロファイルとしての第2プロファイル620に含まれるB2Aテーブルに従って印刷装置200に依存する機器依存のCMYK色空間のデバイスカラーcmyk1に変換される。カラーチャートのデバイスカラーcmyk1は、第1色分版テーブル750aに従ってインク使用量INK1に変換される。
以上説明した色変換装置100および印刷装置200を用いて、各種印刷媒体への印刷を行ない、また印刷媒体をラミネート加工する場合もあり得る。こうした場合に、印刷され、ラミネート加工された印刷画像IM3が、ラミネート加工されない印刷画像IM1と同じように見えるようにするために行なわれる画像処理の実際について、以下、詳しく説明する。図4は、ラミネート加工されることを前提とし、また印刷画像が形成される印刷媒体として、蛍光増白剤が表面に塗布された印刷媒体と、蛍光増白剤が塗布されていない印刷媒体との2種類が存在する、という前提で行なわれる色変換処理のうち、分光反射率を取得する工程を示す説明図である。カラーチャートCT0として、例えば、「TC9.18チャート」などを使用できる。カラーチャート画像CT0のデバイスカラーRGBinは、第1プロファイル610に含まれるA2Bテーブルに従って機器依存のRGB色空間から機器非依存のLAB色空間の色彩値Labに変換され、さらにラミネート加工前のプロファイルとしての第2プロファイル620に含まれるB2Aテーブルに従って印刷装置200に依存する機器依存のCMYK色空間のデバイスカラーcmyk1に変換される。カラーチャートのデバイスカラーcmyk1は、第1色分版テーブル750aに従ってインク使用量INK1に変換される。
印刷装置200は、インク使用量INK1に従って各種のインクを吐出することで印刷媒体ME1上に印刷された印刷物であるカラーチャートCT1を印刷する。
作業者は、分光反射率を取得する。作業者は、色変換装置100に接続された測色装置120を用いて、紫外線カットありの状態でカラーチャートCT1の各パッチの分光反射率を波長λごとに測定し、ラミネート加工前における紫外線カットありの第1の分光反射率R1(N,λ)を取得する。ここで、Nは、カラーパッチを識別する番号であり、λは、波長である。波長λの範囲は、可視光線の範囲である380nmから730nmであり、波長λの刻み幅は、例えば、10nmである。なお、波長λの範囲を、380nmから730nmより広げても良い。例えば、波長λの下限を360nmとし、上限を800nmとしてもよい。また、波長λの刻み幅は、10nmに限られず任意の幅であってもよい。次いで、測色装置120を用いて、紫外線カットなしの状態でカラーチャートCT1の各パッチの分光反射率を波長380nmから730nmまで10nm刻みで測定し、ラミネート加工前における紫外線カットなしの第2の分光反射率R2(N,λ)を取得する。なお、作業者は、第1の分光反射率R1(N,λ)と第2の分光反射率R2(N,λ)のいずれを先に取得してもよい。第1の分光反射率R1(N,λ)と第2の分光反射率R2(N,λ)は、記憶装置114に格納される。
作業者は、ラミネート装置300を用いて、カラーチャートCT1に対してラミネート加工を行い、ラミネート加工されたカラーチャートCT2を得る。作業者は、同様に、測色装置120を用いて、カラーチャートCT2の各パッチの分光反射率を波長λごとに測定し、紫外線カットありの第3の分光反射率R3(N,λ)と紫外線カットなしの第4の分光反射率R4(N,λ)を取得する。第3の分光反射率R3(N,λ)と第4の分光反射率R4(N,λ)は、記憶装置114に格納される。
図5は、色変換装置100における第3プロファイル630を作成する構成を示す説明図である。色変換装置100は、分光反射率取得部130と、変換式算出部132と、紫外線カット率算出部134と、ラミネート加工後分光反射率算出部136と、プロファイル作成部138と、を備える。分光反射率取得部130と、変換式算出部132と、紫外線カット率算出部134と、ラミネート加工後分光反射率算出部136と、プロファイル作成部138は、色変換装置100のCPU111が、プログラムを実行することで実現するように、ソフトウエアで構成されていてもよく、ハードウエアで構成されていてもよい。
分光反射率取得部130は、測色装置120から、分光反射率R1(N,λ)、R2(N,λ)、R3(N,λ)、R4(N,λ)を取得する。ここで、分光反射率R1(N,λ)、R2(N,λ)、R3(N,λ)、R4(N,λ)は、上述したように、それぞれ、ラミネート加工前における紫外線カットありの第1の分光反射率R1(N,λ)、ラミネート加工前における紫外線カットなしの第2の分光反射率R2(N,λ)、ラミネート加工後における紫外線カットありの第3の分光反射率R3(N,λ)、ラミネート加工御における紫外線カットなしの第4の分光反射率R4(N,λ)であり、上述したように、記憶装置114に記憶されている。
変換式算出部132は、分光反射率取得部130が取得した複数種類の分光反射率を用いて、ラミネート加工前の分光反射率をラミネート加工後の分光反射率に変換する変換式を算出する。
紫外線カット率算出部134は、ラミネート加工前の分光反射率とラミネート加工後の分光反射率とを用いて、ラミネート加工による紫外線カット率UPF(λ)を算出する。
ラミネート加工後分光反射率算出部136は、分光反射率変換式と紫外線カット率UPF(λ)とを用いて、入力画像が印刷される印刷物のラミネート加工後の分光反射率を算出する。
プロファイル作成部138は、ラミネート加工後の分光反射率と、光源125の分光分布データとを用いて、B2Aテーブルを含む第3プロファイル630を作成する。
図6は、各パッチについて、紫外線カットありの状態で測定された430nmにおける第1の反射率R1と第3の反射率R3の関係を示したグラフである。印刷媒体ME1は、蛍光増白剤を含んでおり、印刷媒体ME2は、蛍光増白剤を含んでいない。蛍光増白剤は、印刷媒体の白をより白く見せる作用を有する。蛍光増白剤は、紫外領域(波長10nm〜400nm)の光を吸収し、それより低いエネルギー、すなわち、紫外線よりも波長の長い波長、例えば430nm付近の波長の光を放出する。その結果、反射率が高く測定される。しかし、紫外線カットありの状態では、紫外領域(波長10nm〜400nm)の光がカットされているため、印刷媒体ME1の蛍光増白剤は、紫外領域(波長10nm〜400nm)の光を吸収できない。そのため、紫外領域より低いエネルギー、すなわち、紫外線よりも波長の長い波長を放出しない。その結果、反射率が高く測定されることはない。印刷媒体ME1の第1の反射率R1(430nm)と第3の反射率R3(430nm)の関係、及び、印刷媒体ME2の第1の反射率R1(430nm)と第3の反射率R3(430nm)の関係は、いずれも線形関係にある。また、紫外線の影響を受けないため、ほぼ重なっている。
図7は、各パッチについて、紫外線カットなしの状態で測定された430nmにおける第2の反射率R2と第4の反射率R4の関係を示すグラフである。紫外線カットなしの状態では、蛍光増白剤を含んでいる印刷媒体ME1は、紫外領域の光を吸収し、紫外線に近い波長430nm付近の光を放出するため、ラミネート加工前の波長430nm付近の第2の分光反射率R2が大きくなる。印刷媒体ME1の第2の反射率R2(430nm)と第4の反射率R4(430nm)の関係、及び、印刷媒体ME2の第2の反射率R2(430nm)と第4の反射率R4(430nm)の関係は、いずれも線形関係にあるが、紫外線の影響を受け、重なっていない。
A−4)色変換テーブルの作成:
図8、図9は、印刷媒体の蛍光増白剤の効果を考慮した色変換テーブルの作成工程を示す説明図である。ステップS100では、作業者は、色変換装置100を用いて複数パッチを有するカラーチャート画像CT0を色変換し、印刷装置200を用いてカラーチャートCT1の印刷を行う。
図8、図9は、印刷媒体の蛍光増白剤の効果を考慮した色変換テーブルの作成工程を示す説明図である。ステップS100では、作業者は、色変換装置100を用いて複数パッチを有するカラーチャート画像CT0を色変換し、印刷装置200を用いてカラーチャートCT1の印刷を行う。
ステップS110では、作業者は、色変換装置100に接続された測色装置120を用いて、紫外線カットありの状態と紫外線カットなしの状態でカラーチャートCT1の各パッチの分光反射率を、波長λごとに測定してラミネート加工前の紫外線カットありの第1の分光反射率R1(N,λ)と、ラミネート加工前の紫外線カットなしの第2の分光反射率R2(N,λ)を取得する。分光反射率R1(N,λ)、R2(N,λ)のデータは、記憶装置114に格納される。
ステップS120では、作業者は、ラミネート装置300を用いてカラーチャートCT1の印刷された印刷媒体ME1をラミネート加工し、ラミネート加工された印刷物であるカラーチャートCT2を得る。
ステップS130では、作業者は、同様に、色変換装置100に接続された測色装置120を用いて、カラーチャートCT2の各パッチの分光反射率を波長λごとに測色してラミネート加工後の紫外線カットありの第3の分光反射率R3(λ)と、ラミネート加工後の紫外線カットなしの第4の分光反射率R4(λ)を取得する。分光反射率R3(N,λ)、R4(N,λ)のデータは、記憶装置114に格納される。
ステップS140では、作業者は、変換式算出部132に、ラミネート加工前の分光反射率をラミネート加工後の分光反射率に変換する分光反射率変換式を作成させる。変換式算出部132は、ラミネート加工前の分光反射率R2(N,λ)とラミネート加工後の分光反射率R4(N,λ)との間に線形関係があるとして、ラミネート加工後の分光反射率R4(N,λ)を以下の式(1)により求めるものとする。
R4(N,λ)=a(λ)R2(N,λ)+b(λ) …(1)
ここで、係数a(λ),b(λ)は、以下の式(2)、(3)で示される。
a(λ)=[{R3(w,λ)−R3(k,λ)}/{R1(w,λ)−R1(k,λ) } …(2)
b(λ)=− R1(w,λ)・[{R3(w,λ)−R3(k,λ) }/{R1(w,λ)−R1(k,λ) }]+ R3(w,λ) …(3)
式(2)、(3)において、R1(w,λ)、R1(k,λ)、R3(w,λ)、R3(k,λ)は、それぞれ、以下のように定義される。
R1(w,λ):紫外線カットありのラミネート加工前の紙白の反射率。
R1(k,λ):紫外線カットありのラミネート加工前の黒点の反射率。
R3(w,λ):紫外線カットありのラミネート加工後の紙白の反射率。
R3(k,λ):紫外線カットありのラミネート加工後の黒点の反射率。
ここで、紙白とは、インクを打っていない部分を意味し、黒点とは、黒色のインクを打っている部分を意味する。黒色のインクは、ブラック(k)のインクを意味するが、シアン(c)、マゼンタ(m)、イエロー(y)を用いて形成した黒色であってもよく、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックを用いて形成した黒色(RichK)であってもよい。
R4(N,λ)=a(λ)R2(N,λ)+b(λ) …(1)
ここで、係数a(λ),b(λ)は、以下の式(2)、(3)で示される。
a(λ)=[{R3(w,λ)−R3(k,λ)}/{R1(w,λ)−R1(k,λ) } …(2)
b(λ)=− R1(w,λ)・[{R3(w,λ)−R3(k,λ) }/{R1(w,λ)−R1(k,λ) }]+ R3(w,λ) …(3)
式(2)、(3)において、R1(w,λ)、R1(k,λ)、R3(w,λ)、R3(k,λ)は、それぞれ、以下のように定義される。
R1(w,λ):紫外線カットありのラミネート加工前の紙白の反射率。
R1(k,λ):紫外線カットありのラミネート加工前の黒点の反射率。
R3(w,λ):紫外線カットありのラミネート加工後の紙白の反射率。
R3(k,λ):紫外線カットありのラミネート加工後の黒点の反射率。
ここで、紙白とは、インクを打っていない部分を意味し、黒点とは、黒色のインクを打っている部分を意味する。黒色のインクは、ブラック(k)のインクを意味するが、シアン(c)、マゼンタ(m)、イエロー(y)を用いて形成した黒色であってもよく、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックを用いて形成した黒色(RichK)であってもよい。
作業者は、分光反射率変換式を作成した複数種類の結果を記憶装置114内のデータベースに蓄積し、蓄積したデータベースを基に、変換式算出部132に、機械学習を用いて、ラミネート加工前の分光反射率とラミネート加工後の分光反射率とから分光反射率変換式を作成させてもよい。機械学習としては、決定木、ランダムフォレスト、クラスタリング、サポートベクタマシン、ニューラルネットワークなどの公知の方法を採用できる。なお、分光反射率変換式は、1次関数で表すものと説明したが、2次以上の関数で表されたものであってもよい。
図6のステップS150では、作業者は、紫外線カット率算出部134に、ラミネート加工による紫外線カット率UPF(λ)を算出させる。紫外線カット率算出部134は、ラミネート加工前の分光反射率とラミネート加工後の分光反射率とを用いて、紫外線カット率UPF(λ)を、以下の式で算出する。
UPF(λ)={R4(w,λ)− R3(w,λ)}/{R2(w,λ)− R1(w,λ)} …(4)
ここで、R2(w,λ)、R4(w,λ)は、以下のように定義される。
R2(w,λ):紫外線カットなしのラミネート加工前の紙白の第2の分光反射率。
R4(w,λ):紫外線カットなしのラミネート加工後の紙白の第4の分光反射率。
なお、R1(w,λ)、R3(w,λ)については、式(1)〜(3)の説明で定義している。作業者は、紫外線カット率算出部134に、機械学習を用いて、紫外線カット率UPF(λ)を算出させてもよい。
UPF(λ)={R4(w,λ)− R3(w,λ)}/{R2(w,λ)− R1(w,λ)} …(4)
ここで、R2(w,λ)、R4(w,λ)は、以下のように定義される。
R2(w,λ):紫外線カットなしのラミネート加工前の紙白の第2の分光反射率。
R4(w,λ):紫外線カットなしのラミネート加工後の紙白の第4の分光反射率。
なお、R1(w,λ)、R3(w,λ)については、式(1)〜(3)の説明で定義している。作業者は、紫外線カット率算出部134に、機械学習を用いて、紫外線カット率UPF(λ)を算出させてもよい。
ステップS160では、作業者は、印刷装置200に、プロファイル作成用チャートを、分光反射率を予測したい印刷媒体に印刷させ、測色装置120を用いて、紫外線カットありと紫外線カットなしの分光反射率R1(N,λ)とR2(N,λ)を取得する。プロファイル作成用チャートとしては、例えば、ECI2002やTC918が用いられる。なお、プロファイル作成用チャートがステップS100で用いたカラーチャートと同じ場合には、ステップS110の測定結果を用いてもよい。
ステップS170では、作業者は、ラミネート加工後分光反射率算出部136に、蛍光増白剤の影響を考慮しないラミネート加工後の分光反射率R5(N,λ)を算出させる。この分光反射率R5(λ)は、以下の式により表される。
R5(N,λ)=a(λ)R1(N,λ)+b(λ) …(5)
ここで、a(λ)、b(λ)は、式(2)、(3)で算出された値である。
R5(N,λ)=a(λ)R1(N,λ)+b(λ) …(5)
ここで、a(λ)、b(λ)は、式(2)、(3)で算出された値である。
ステップS180では、作業者は、ラミネート加工後分光反射率算出部136に、蛍光増白剤の影響を考慮したラミネート加工後の分光反射率R6(λ)を算出させる。分光反射率R6(λ)は、以下の式により表される。
R6(N,λ)=R5(N,λ)+{R2(N,λ)−R1(N,λ)}・UPF(λ) …(6)
R6(N,λ)=R5(N,λ)+{R2(N,λ)−R1(N,λ)}・UPF(λ) …(6)
ステップS190では、作業者は、プロファイル作成部138に、算出されたラミネート加工後の分光反射率(式(5)または式(6))と光源125の分光分布データとを用いてラミネート加工後に印刷物の入力画像IM0の色を再現させるラミネート加工後のプロファイルとしての第3プロファイル630を作成させる。
光源125は、上述したように、印刷画像IM3が掲示される場所の照明光源であり、その分光分布データは、記憶装置114に格納されている。
図10は、各プロファイル620,630,640に含まれるA2Bテーブル,B2Aテーブル、A2Aテーブルを示す説明図である。第2プロファイル620のA2Bテーブルは、デバイスカラーcmyk1の座標値c1i,m1i,y1i,k1iと色彩値Labの座標値Li,ai,biとの対応関係を規定したテーブルである。この場合のA2Bテーブルの格子点GD1は、通常、CMYK色空間にC軸、M軸、Y軸、及び、K軸へ略等間隔となるように並べられる。ここでの変数iは、CMYK色空間に設定された格子点GD1を識別する変数である。同様に、第3プロファイル630のB2Aテーブルは、色彩値Labの座標値Lj,aj,bjと、印刷装置200のデバイスカラーcmyk2の座標値c2j,m2j,y2j,k2jとの対応関係を規定したテーブルである。この場合のB2Aテーブルの格子点GD2は、通常、Lab色空間にL軸、a軸、及び、b軸へ略等間隔となるように並べられる。このとき、CPU111は、B2Aテーブルの格子点GD2の間隔が格子点GD1の間隔と同じになるように、補間してLab色空間にL軸、a軸、及び、b軸へ略等間隔となるように並べてもよい。変数jは、Lab色空間に設定された格子点GD2を識別する変数である。
プロファイル作成部138は、ステップS180で算出されたラミネート加工後の分光反射率と、D50の分光分布データとからラミネート加工後にラミネート加工前の印刷画像IM1の色を再現させるCMYK色空間のデバイスカラーcmyk2を算出する。プロファイル作成部138は、図10に示す、機器非依存のLAB色空間の色彩値Labから印刷装置200に依存する機器依存のCMYK色空間のデバイスカラーcmyk2に変換するB2Aテーブルを含む第3プロファイル630を作成する。
ステップS200では、作業者は、プロファイル作成部138に、ラミネート加工前に入力画像IM0の色を再現させるラミネート加工前のプロファイルとしての第2プロファイル620と第3プロファイル630とからデバイスリンクプロファイル640を作成させる。図1に示すRIP400から出力された機器依存のCMYK色空間のデバイスカラーcmyk1は、図2に示すように、第2プロファイル620に含まれるA2Bテーブルに従って、機器非依存のLAB色空間の色彩値Labに変換される。
図10に示すA2Aテーブルは、プロファイル作成部138が第2プロファイル620のA2Bテーブルと第3プロファイル630のB2Aテーブルとを合成して作成したDLP640の一例である。DLP640は、RIP400から出力されたデバイスカラーcmyk1の座標値c1i,m1i,y1i,k1iとラミネート加工後に、ラミネート加工前の印刷画像IM1の色を再現させるデバイスカラーcmyk2の座標値c2i,m2i,y2i,k2iとの対応関係を規定したデータである。この場合のA2Aテーブルの格子点GD1は、第2プロファイル620のA2Bテーブルの格子点である。
図9のステップS210では、作業者は、プロファイル作成部138に、第2色分版テーブル750bを作成させる。CPU111は、ステップS200で作成したDLP640と既存の第1色分版テーブル750aとを合成して、新たに第2色分版テーブル750bを作成する。第2色分版テーブル750bは、図10に示すように、CMYK色空間のデバイスカラーcmyk1と、ラミネート加工後に入力画像IM0の色を再現させるC,M,Y,K,Lc,Lmなどのそれぞれのインク使用量INK2を表す階調値と、が対応付けられたA2Aテーブルとなる。
A−5)色変換処理の実際:
図11は、色変換装置100のCPU111が実行する色変換処理フローチャートである。ステップS300では、CPU111は、入力画像IM0を取得する。入力画像は、色変換装置100と異なる装置で作成された画像であってもよい。
図11は、色変換装置100のCPU111が実行する色変換処理フローチャートである。ステップS300では、CPU111は、入力画像IM0を取得する。入力画像は、色変換装置100と異なる装置で作成された画像であってもよい。
ステップS310では、CPU111は、入力画像IM0を印刷装置200で印刷する画像をラミネート加工するか否かを判断する。画像をラミネート加工するか否か、については、作業者により、色変換装置100に予め入力されている。CPU111は、印刷画像をラミネート加工する場合には、処理をステップS320に移行して第2分版テーブル750bを選択し、印刷画像をラミネート加工しない場合には、処理をステップS330に移行して第1分版テーブル750aを選択する。ステップS340では、CPU111は、RIP400を用いて入力画像IM0のデバイスカラーRGBinをCMYK色空間のデバイスカラーcmyk1に変換する。その後、CPU111は、印刷画像をラミネート加工する場合には選択された第2分版テーブル750bを用いて、インク量INK2を生成し、印刷画像をラミネート加工しない場合には選択された第1分版テーブル750aを用いて、インク量INK1を生成する。
このように、印刷画像をラミネート加工しない場合は、入力画像IM0のデバイスカラーRGBinが第2プロファイル620によりCMYK色空間のデバイスカラーcmyk1に変換され、第1分版テーブル750aによりインク量INK1が生成され、入力画像IM0の色を再現した印刷画像IM1が印刷装置200で形成される。印刷物をラミネート加工する場合は、CMYK色空間のデバイスカラーcmyk1が第2色分版テーブル750bに含まれる第3プロファイル630によってCMYK色空間のデバイスカラーcmyk2に変換され、第2分版テーブル750bによりインク量INK2が生成され、ラミネート加工後に入力画像IM0の色を再現する印刷画像IM2が印刷装置200で形成される。印刷画像IM2をラミネート装置300でラミネート加工することにより、印刷画像IM3が得られる。印刷画像IM3は、ラミネート加工前の印刷画像IM1の色を再現している。印刷画像IM1を測色装置120で測色した分光反射率の結果と、印刷画像IM3を測色装置120で測色した分光反射率の結果との色差ΔEは、印刷画像IM3のガマット内にある色において、2以下であった。
以上述べたように、本実施形態に係る印刷方法及び色変換装置100によれば、以下の効果を得ることができる。
入力画像IM0をラミネート加工する印刷媒体ME1に印刷する場合、作業者は、印刷媒体ME1に印刷したカラーチャートCT1と、更にラミネート加工したカラーチャートCT2とを、紫外線カットありの状態と紫外線カットなしの状態で測色する。作業者は、CPU111に、取得したラミネート加工前における紫外線カットありの第1の分光反射率R1と紫外線カットなしの第2の分光反射率R2と、ラミネート加工後における紫外線カットありの第3の分光反射率R2と紫外線カットなしの第4の分光反射率R4とを用いて、分光反射率変換式を作成させる。作業者は、プロファイル作成部138に、ラミネート加工後に入力画像IM0の色を再現する第3プロファイル630を、分光反射率変換式及び光源125の分光分布データに従って作成させる。第3プロファイル630は、正確な実測値に従っているので、印刷物をラミネート加工した後に入力画像IM0の色を高精度に再現させるプロファイルとなる。
入力画像IM0をラミネート加工する印刷媒体ME1に印刷する場合、作業者は、印刷媒体ME1に印刷したカラーチャートCT1と、更にラミネート加工したカラーチャートCT2とを、紫外線カットありの状態と紫外線カットなしの状態で測色する。作業者は、CPU111に、取得したラミネート加工前における紫外線カットありの第1の分光反射率R1と紫外線カットなしの第2の分光反射率R2と、ラミネート加工後における紫外線カットありの第3の分光反射率R2と紫外線カットなしの第4の分光反射率R4とを用いて、分光反射率変換式を作成させる。作業者は、プロファイル作成部138に、ラミネート加工後に入力画像IM0の色を再現する第3プロファイル630を、分光反射率変換式及び光源125の分光分布データに従って作成させる。第3プロファイル630は、正確な実測値に従っているので、印刷物をラミネート加工した後に入力画像IM0の色を高精度に再現させるプロファイルとなる。
本色変換方法においては、可視光線の波長範囲380nm〜730nmを10nm間隔の波長毎に分光反射率変換式が生成される。これにより、波長ごとに第3プロファイル630を作成できるので、印刷媒体の蛍光増白剤の有無による影響を受けることなく、色再現性を向上できる。
分光反射率変換式の作成に機械学習を用いることで、第3プロファイル630による入力画像IM0の色再現性が向上される。ラミネート加工後の分光反射率の予想に機械学習を用いることで、第3プロファイル630による入力画像IM0の色再現性が向上される。
ラミネート加工しない場合に印刷される印刷画像IM1の分光反射率と、ラミネート加工する場合に印刷される印刷画像IM2をラミネート加工して得られる印刷画像IM3の分光反射率とから得られる色差ΔEは、印刷画像IM3のガマット内にある色において、2以下であった。これにより、色差ΔEが、印刷画像IM3のガマット内にある色において、2以下となる印刷方法を提供できる。
上記形態において、色変換装置100のCPU111は、印刷媒体の違い、ラミネートフィルムの違い、印刷装置200の違い、光源125の違いなど、様々な要因に応じた第3プロファイル630を作成しても良い。
B. 他の実施形態:
入力画像IM0をラミネート加工する印刷媒体ME1に印刷するための印刷データを生成する色変換装置100は、実測されたラミネート加工前における紫外線カットありの第1の分光反射率R1、ラミネート加工前における紫外線カットなしの第2の分光反射率R2と、ラミネート加工後における紫外線カットありの第3の分光反射率R3、ラミネート加工後における紫外線カットなしの第4の分光反射率R4とから作成した分光反射率変換式に従って、ラミネート加工後に入力画像IM0の色を再現する第3プロファイル630を作成する。第3プロファイル630は、正確な実測値に従っているので、印刷物をラミネート加工した後に入力画像IM0の色を高精度に再現させる第3プロファイル630を生成できる。
入力画像IM0をラミネート加工する印刷媒体ME1に印刷するための印刷データを生成する色変換装置100は、実測されたラミネート加工前における紫外線カットありの第1の分光反射率R1、ラミネート加工前における紫外線カットなしの第2の分光反射率R2と、ラミネート加工後における紫外線カットありの第3の分光反射率R3、ラミネート加工後における紫外線カットなしの第4の分光反射率R4とから作成した分光反射率変換式に従って、ラミネート加工後に入力画像IM0の色を再現する第3プロファイル630を作成する。第3プロファイル630は、正確な実測値に従っているので、印刷物をラミネート加工した後に入力画像IM0の色を高精度に再現させる第3プロファイル630を生成できる。
図12は、他の実施形態に係る画像処理の概要を模式的に例示する図である。図1との相違は、第2分版テーブル750bを備えておらず、第3プロファイル630を備えている。第3プロファイル630には、第1プロファイル610の出力である色彩値Labが入力され、第3プロファイル630からは、デバイスカラーcmyk2が出力され、デバイスカラーcmyk2は、第1分版テーブル750aに入力される。この構成であっても、ラミネート加工された印刷画像IM3の色は、入力画像IM0の色を再現した色となる。
C. 他の態様:
本開示は、上述した実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実現できる。例えば、本開示は、以下の形態によっても実現可能である。以下に記載した各形態中の技術的特徴に対応する上記実施形態中の技術的特徴は、本開示の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、本開示の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
本開示は、上述した実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実現できる。例えば、本開示は、以下の形態によっても実現可能である。以下に記載した各形態中の技術的特徴に対応する上記実施形態中の技術的特徴は、本開示の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、本開示の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
(1)本開示の一形態によれば、入力画像をラミネート加工される印刷媒体に印刷する場合の色に変換する色変換方法が提供される。この色変換方法は、複数パッチのカラーチャートを特定の印刷装置を用いて前記印刷媒体に印刷し、前記カラーチャートを、ラミネート加工前の紫外線のカットありとなしの状態で測色してラミネート加工前の分光反射率を取得し、ラミネート加工された前記カラーチャートに対し、紫外線のカットありとなしの状態で測色してラミネート加工後の分光反射率を取得し、ラミネート加工前の分光反射率からラミネート加工後の分光反射率を求める分光反射率変換式を算出し、ラミネート加工前の分光反射率とラミネート加工後の分光反射率とを用いてラミネート加工による紫外線カット率を算出し、前記分光反射率変換式と紫外線カット率とを用いて、前記入力画像が前記特定の印刷装置を用いて印刷された場合の前記印刷媒体のラミネート加工後の分光反射率を算出し、算出されたラミネート加工後の分光反射率と光源の分光分布データとを用いてラミネート加工後に前記入力画像の色を再現させるラミネート加工後のプロファイルを作成し、ラミネート加工後のプロファイルを用いて前記入力画像の色を変換する。この形態によれば、印刷物をラミネート加工した後の画像において、入力画像の色を高精度に再現させることができる。
(2)上記形態の色変換方法において、前記分光反射率変換式を作成する工程は、可視光線における任意の間隔の波長毎に前記分光反射率変換式を作成することを特徴としてもよい。この形態によれば、波長ごとに分光反射率変換式を作成できるので、色再現性を向上できる。
(3)上記形態の色変換方法において、前記分光反射率変換式を作成する工程は、前記分光反射率変換式作成工程は、前記分光反射率変換式を作成した結果の複数種類をデータベースに格納し、前記データベースを基に、機械学習を用いて、前記分光反射率変換式を作成することを特徴としてもよい。この形態によれば、分光反射率変換式の作成に機械学習を用いるので、入力画像の色再現性を向上できる。
(4)上記形態の色変換方法において、ラミネート加工後の分光反射率を算出する工程は、機械学習を用いて、ラミネート加工後の分光反射率を算出することを特徴としてもよい。この形態によれば、蛍光増白剤の影響を考慮し、入力画像の色再現性を向上できる。
(5)上記形態の色変換方法において、ラミネート加工後のプロファイルにより変換された前記入力画像を印刷した印刷物をラミネート加工後に測色した分光反射率の結果と、ラミネート加工前のプロファイルにより変換された前記入力画像を印刷した印刷物を測色した分光反射率の結果と、の色差ΔEは、ラミネート加工後の印刷物のガマット内にある色において、2以下であることを特徴としてもよい。
(6)本開示の一形態によれば、入力画像をラミネート加工される印刷媒体に印刷するための色変換を行う色変換装置が提供される。この色変換装置は、特定の印刷装置を用いて印刷された複数パッチのカラーチャートの分光反射率を取得する分光反射率取得部と、ラミネート加工前の紫外線のカットありとなしの状態で測色されたラミネート加工前の分光反射率と、ラミネート加工後の紫外線のカットありとなしの状態で測色されたラミネート加工後の分光反射率とを用い、ラミネート加工前の分光反射率からラミネート加工後の分光反射率を求める分光反射率変換式を算出する変換式算出部と、ラミネート加工による紫外線カット率を算出する紫外線カット率算出部と、前記分光反射率変換式と紫外線カット率とを用いて、特定の印刷装置を用いて前記入力画像が印刷された場合の前記印刷媒体のラミネート加工後の分光反射率を算出するラミネート加工後分光反射率算出部と、算出されたラミネート加工後の分光反射率と光源の分光分布データとを用いてラミネート加工後に前記入力画像の色を再現させるラミネート加工後のプロファイルを作成するプロファイル作成部と、ラミネート加工後のプロファイルを用いて前記入力画像の色を変換する色変換部と、を備えることを特徴とする。この形態によれば、印刷物をラミネート加工した後の画像において、入力画像の色を高精度に再現させることができる。
本開示は、色変換方法以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、色変換装置や、色変換装置を備える印刷装置、色変換プロファイルの作成方法等の形態で実現できる。
100…色変換装置、111…CPU、112…ROM、113…RAM、114…記憶装置、115…入力装置、116…表示装置、119…バス、120…測色装置、125…光源、130…分光反射率取得部、132…変換式算出部、134…紫外線カット率算出部、136…ラミネート加工後分光反射率算出部、138…プロファイル作成部表示装置、200…印刷装置、220…記録ヘッド、230…インク滴、300…ラミネート装置、610…第1プロファイル、620…第2プロファイル、630…第3プロファイル、640…デバイスリンクプロファイル、750b…第2色分版テーブル、750a…第1色分版テーブル
Claims (6)
- 入力画像をラミネート加工される印刷媒体に印刷する場合の色に変換する色変換方法であって、
複数パッチのカラーチャートを特定の印刷装置を用いて前記印刷媒体に印刷し、
前記カラーチャートを、ラミネート加工前の紫外線のカットありとなしの状態で測色してラミネート加工前の分光反射率を取得し、
ラミネート加工された前記カラーチャートに対し、紫外線のカットありとなしの状態で測色してラミネート加工後の分光反射率を取得し、
ラミネート加工前の分光反射率からラミネート加工後の分光反射率を求める分光反射率変換式を算出し、
ラミネート加工前の分光反射率とラミネート加工後の分光反射率とを用いてラミネート加工による紫外線カット率を算出し、
前記分光反射率変換式と紫外線カット率とを用いて、前記入力画像が前記特定の印刷装置を用いて印刷された場合の前記印刷媒体のラミネート加工後の分光反射率を算出し、
算出されたラミネート加工後の分光反射率と光源の分光分布データとを用いてラミネート加工後に前記入力画像の色を再現させるラミネート加工後のプロファイルを作成し、
ラミネート加工後のプロファイルを用いて前記入力画像の色を変換する、
色変換方法。 - 前記分光反射率変換式を作成する工程は、
可視光線における任意の間隔の波長毎に前記分光反射率変換式を作成することを特徴とする請求項1に記載の色変換方法。 - 前記分光反射率変換式を作成する工程は、
前記分光反射率変換式を作成した結果の複数種類をデータベースに格納し、前記データベースを基に、機械学習を用いて、前記分光反射率変換式を作成することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の色変換方法。 - ラミネート加工後の分光反射率を算出する工程は、
機械学習を用いて、ラミネート加工後の分光反射率を算出することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の色変換方法。 - ラミネート加工後のプロファイルにより変換された前記入力画像を印刷した印刷物をラミネート加工後に測色した分光反射率の結果と、
ラミネート加工前のプロファイルにより変換された前記入力画像を印刷した印刷物を測色した分光反射率の結果と、
の色差ΔEは、ラミネート加工後の印刷物のガマット内にある色において、2以下であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の色変換方法。 - 入力画像をラミネート加工される印刷媒体に印刷するための色変換を行う色変換装置であって、
特定の印刷装置を用いて印刷された複数パッチのカラーチャートの分光反射率を取得する分光反射率取得部と、
ラミネート加工前の紫外線のカットありとなしの状態で測色されたラミネート加工前の分光反射率と、ラミネート加工後の紫外線のカットありとなしの状態で測色されたラミネート加工後の分光反射率とを用い、ラミネート加工前の分光反射率からラミネート加工後の分光反射率を求める分光反射率変換式を算出する変換式算出部と、
ラミネート加工による紫外線カット率を算出する紫外線カット率算出部と、
前記分光反射率変換式と紫外線カット率とを用いて、特定の印刷装置を用いて前記入力画像が印刷された場合の前記印刷媒体のラミネート加工後の分光反射率を算出するラミネート加工後分光反射率算出部と、
算出されたラミネート加工後の分光反射率と光源の分光分布データとを用いてラミネート加工後に前記入力画像の色を再現させるラミネート加工後のプロファイルを作成するプロファイル作成部と、
ラミネート加工後のプロファイルを用いて前記入力画像の色を変換する色変換部と、
を備えることを特徴とする色変換装置。
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