本願の実施形態は、端末の電力消費の無駄に関する先行技術の課題を解決するための通信方法及び装置を提供する。
上記の技術的課題を解決するために、本願の実施形態は、以下の技術的解決法を提供する。
第1の態様に従って、本願の実施形態は、端末によって、第1時間領域オフセットを示すために使用される情報及び/又は低電力消費を示すために使用される情報をネットワークデバイスへ送信することと、端末によって、ネットワークデバイスによって送信された第1情報を受信することとを含み、第1情報が、第1時間領域リソース割り当てを決定するために端末によって使用される、通信方法を提供する。
本願のこの実施形態で提供される通信方法に従って、時間領域リソース割り当ては、通常は、ダウンリンクデータチャネルの時間領域リソースの開始位置を示すために使用される。そのため、端末は、第1時間領域オフセットを示すために使用される情報及び/又は低電力消費を示すために使用される情報をネットワークデバイスへ送信して、DCIの時間領域位置と、ネットワークデバイスによって端末に割り当てられた第1時間領域リソース割り当て又はネットワークデバイスが端末に決定するよう指示する第1時間領域リソース割り当てにおいて含まれている/指示されている時間領域リソースの開始位置との間に比較的に長いインターバルがあるようにする。端末の実際の実施では、端末は、DCIの時間領域位置とダウンリンクデータチャネルの時間領域リソースの開始位置との間のインターバルの値に基づいて、DCIの時間領域位置の後かつダウンリンクデータチャネルの時間領域リソースの開始位置の前の期間に種々のモジュールを無効化し得る。通常、ダウンリンクデータチャネルの時間領域リソースの開始位置とDCIの時間領域位置との間のより長い時間領域インターバルは、ダウンリンクデータチャネルの時間領域リソースの開始位置とDCIの時間領域位置との間との間の期間における端末のより低い電力消費を示す。
第1の態様を参照して、第1の態様の第1の可能な実施において、第1時間領域オフセットは、端末によって期待される最小時間領域オフセットであってよく、あるいは、第1時間領域オフセットは、端末によって期待される時間領域オフセットインクリメントであってよく、あるいは、第1時間領域オフセットは、端末によって期待される最大時間領域オフセットであってよい。
第1の態様又は第1の態様の第1の可能な実施を参照して、第1の態様の第2の可能な実施において、第1情報は、第1時間領域リソース割り当てを含むか、あるいは、第1情報は、第1時間領域リソース割り当てを示すために特に使用され、本願のこの実施形態で提供される方法は、端末によって第1情報から第1時間領域リソース割り当てを決定することを更に含む。
第1の態様又は第1の態様の第1の可能な実施を参照して、第1の態様の第3の可能な実施において、第1情報は、第1周波数領域リソースへハンドオーバーするよう端末に示すために特に使用され、第1時間領域リソース割り当ては、第1周波数領域リソースに対応する時間領域リソース割り当てである。すなわち、端末が第1情報を受信した後、端末は、第1情報に基づいて、第1周波数領域リソースに対応する時間領域リソース割り当てを第1時間領域リソース割り当てとして決定する。このようにして、端末は、周波数領域リソースへハンドオーバーするよう指示され得、端末は、第1時間領域リソース割り当てを決定することができる。
第1の態様又は第1の態様の第1の可能な実施を参照して、第1の態様の第4の可能な実施において、端末が第2時間領域リソース割り当てを有する場合に、記第1時間領域リソース割り当ては、第2時間領域リソース割り当て及び第2時間領域オフセットに基づいて決定される。このようにして、端末は、既存の第2時間領域リソース割り当てに基づいて第1時間領域リソース割り当てを決定して、第1時間領域リソース割り当てによって示される時間領域リソースの開始位置とDCIの時間領域位置との間に比較的に長いインターバルがあるようにする。
第1の態様の第4の可能な実施を参照して、第1の態様の第5の可能な実施において、第1時間領域リソース割り当てによって示される第3時間領域オフセットは、第4時間領域オフセット及び第2時間領域オフセットに基づいて取得され、第4時間領域オフセットは、第2時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットである。このようにして、端末は、第2時間領域オフセットを第4時間領域オフセットに加えること、又は第2時間領域オフセットを第4時間領域オフセットから減じることによって、第3時間領域オフセットを取得する。
第1の態様の第5の可能な実施を参照して、第1の態様の第6の可能な実施において、第3時間領域オフセットは、第4時間領域オフセットに第2時間領域オフセットをプラスしたものであるか、あるいは、第3時間領域オフセットの最小値は、第2時間領域オフセットであるか、あるいは、第3時間領域オフセットは、第4時間領域オフセットに第2時間領域オフセットをプラスしたものから、第2時間領域リソース割り当てによって示される最小時間領域オフセットをマイナスしたものである。
第1の態様乃至第1の態様の第5の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第1の態様の第7の可能な実施において、第3時間領域オフセットの最小値は、端末によって期待される最小時間領域オフセットである。
第1の態様乃至第1の態様の第5の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第1の態様の第8の可能な実施において、第3時間領域オフセットは、第4時間領域オフセットから第2時間領域オフセットをマイナスしたものであるか、あるいは、第3時間領域オフセットの最大値は、第2時間領域オフセットである。
第1の態様乃至第1の態様の第5の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第1の態様の第9の可能な実施において、第3時間領域オフセットの最大値は、端末によって期待される最大時間領域オフセットである。
第1の態様又は第1の態様の第1の可能な実施を参照して、第1の態様の第10の可能な実施において、第1時間領域リソース割り当ては、第2時間領域リソース割り当てにおける目標時間領域リソース割り当てを含む。
例において、目標時間領域リソース割り当てによって示される第5時間領域オフセットは、第2時間領域オフセット以上である。これは、端末が電力消費を低減することを期待する場合に当てはまる。この場合に、第2時間領域オフセットは、端末によって期待される最小時間領域オフセットであってよい。
例において、目標時間領域リソース割り当てによって示される第5時間領域オフセットは、第2時間領域オフセット以下である。これは、端末がスケジューリング遅延を低減することを期待する場合に当てはまる。この場合に、第2時間領域オフセットは、端末によって期待される最大時間領域オフセットであってよい。
例において、目標時間領域リソース割り当てによって示される第5時間領域オフセットは、端末によって期待される最大時間領域オフセット以下であり、かつ、端末によって期待される最小時間領域オフセット以上である。このようにして、電力消費は低減可能であり、スケジューリング遅延は適切な範囲内にあることができる。
第1の態様乃至第1の態様の第10の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第1の態様の第11の可能な実施において、第1時間領域リソース割り当てによって示される第3時間領域オフセットは、第1時間領域オフセット以上であるか、あるいは、端末が第2時間領域リソース割り当てを有する場合には、第3時間領域オフセットは、第1時間領域オフセットと第4時間領域オフセットとの和以上である。
第1の態様乃至第1の態様の第10の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第1の態様の第12の可能な実施において、第1時間領域リソース割り当てによって示される第3時間領域オフセットは、第1時間領域オフセット以下であるか、あるいは、端末が第2時間領域リソース割り当てを有する場合には、第3時間領域オフセットは、第1時間領域オフセットと第4時間領域オフセットとの和以下である。
第1の態様乃至第1の態様の第12の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第1の態様の第13の可能な実施において、第2時間領域オフセットは、予め定義された時間領域オフセットであるか、あるいは、第2時間領域オフセットは、第1情報によって示される時間領域オフセットであるか、あるいは、第2時間領域オフセットは、第1時間領域オフセットである。
第1の態様乃至第1の態様の第13の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第1の態様の第14の可能な実施において、本願のこの実施形態で提供される方法は、端末によって、第1時間領域リソース割り当てに基づいて、ネットワークデバイスによって送信されたダウンリンクデータチャネルを受信することを更に含む。第1時間領域リソース割り当ては、端末によって送信され低電力消費及び/又は第1時間領域オフセットを示すために使用される情報に基づいて、決定される。従って、第1時間領域リソース割り当てによって示される第3時間領域オフセットが、端末によって期待される最小時間領域オフセット以上である場合に、端末の電力消費は低減され得る。第1時間領域リソース割り当ては、端末によって送信され低スケジューリング遅延及び/又は第1時間領域オフセットを示すために使用される情報に基づいて、決定される。従って、第1時間領域リソース割り当てによって示される第3時間領域オフセットが、端末によって期待される最大時間領域オフセット以下である場合に、スケジューリング遅延は低減され得る。
端末が2つ以上の時間領域リソース割り当て(第1時間領域リソース割り当て及び第2時間領域リソース割り当て)を有する場合に、端末は、例えば、以下の第3の態様で端末によって実行されるいずれかのステップを更に実施してよい。詳細はここでは記載されない。
第2の態様に従って、本願の実施形態は、ネットワークデバイスによって、端末によって送信される、第1時間領域オフセットを示すために使用される情報及び/又は低電力消費を示すために使用される情報を受信することと、記ネットワークデバイスによって、第1情報を端末へ送信することとを含み、第1情報が、第1時間領域リソース割り当てを決定するために端末によって使用される、通信方法を提供する。
第2の態様を参照して、第2の態様の第1の可能な実施において、第1情報は、第1時間領域リソース割り当てを含むか、あるいは、第1情報は、第1時間領域リソース割り当てを示すために特に使用される。
第2の態様又は第2の態様の第1の可能な実施を参照して、第2の態様の第2の可能な実施において、ネットワークデバイスが第2時間領域リソース割り当てを有する場合に、本願のこの実施形態で提供される方法は、ネットワークデバイスによって、第2時間領域リソース割り当て及び第2時間領域オフセットに基づいて第1時間領域リソース割り当てを決定することを更に含む。
第2の態様乃至第2の態様の第2の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第2の態様の第3の可能な実施において、第2時間領域オフセットは、第1時間領域オフセットであるか、あるいは、第2時間領域オフセットは、予め定義された時間領域オフセットである。
第2の態様の第2の可能な実施又は第3の可能な実施を参照して、第2の態様の第4の可能な実施において、第3時間領域オフセットは、第4時間領域オフセット及び第2時間領域オフセットに基づいて取得され、第4時間領域オフセットは、第2時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットであり、第3時間領域オフセットは、第2時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットである。
第2の態様の第4の可能な実施を参照して、第2の態様の第5の可能な実施において、第3時間領域オフセットは、第4時間領域オフセットに第2時間領域オフセットをプラスしたものであるか、あるいは、第3時間領域オフセットの最小値は、第2時間領域オフセットであるか、あるいは、第3時間領域オフセットは、第4時間領域オフセットに第2時間領域オフセットをプラスしたものから、第2時間領域リソース割り当てによって示される最小時間領域オフセットをマイナスしたものである。
第2の態様又は第2の態様の第1の可能な実施を参照して、第2の態様の第6の可能な実施において、第1時間領域リソース割り当ては、第2時間領域リソース割り当てにおける目標時間領域リソース割り当てを含む。
例において、目標時間領域リソース割り当てによって示される第5時間領域オフセットは、第2時間領域オフセット以上である。これは、端末によって期待される時間領域オフセットが、電力消費を低減するよう、端末によって期待される最小時間領域オフセット以上である場合に当てはまる。
例において、目標時間領域リソース割り当てによって示される第5時間領域オフセットは、第2時間領域オフセット以下である。これは、端末によって期待される時間領域オフセットが、スケジューリング遅延を低減するよう、端末によって期待される最大時間領域オフセット以下である場合に当てはまる。
例において、目標時間領域リソース割り当てによって示される第5時間は、端末によって期待される最大時間領域オフセット以下であり、かつ、端末によって期待される最小時間領域オフセット以上である。このようにして、電力消費は低減可能であり、スケジューリング遅延は適切な範囲内にあることができる。
第2の態様又は第2の態様の第1の可能な実施を参照して、第2の態様の第7の可能な実施において、第1情報は、第1周波数領域リソースへハンドオーバーするよう端末に示すために特に使用され、第1周波数領域リソース割り当ては、第1時間領域リソースに対応する。
第2の態様又は第2の態様の第1の可能な実施を参照して、第2の態様の第8の可能な実施において、第1情報は、第1時間領域リソース割り当てを決定するよう端末に示すために特に使用される。
第2の態様乃至第2の態様の第8の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第2の態様の第9の可能な実施において、第1時間領域リソース割り当てによって示される第3時間領域オフセットは、第1時間領域オフセット以上である。これは、第1時間領域オフセットが、端末によって期待される最小時間領域オフセットである場合に当てはまる。
第2の態様乃至第2の態様の第8の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第2の態様の第10の可能な実施において、端末が第2時間領域リソース割り当てを有する場合に、第3時間領域オフセットは、第1時間領域オフセットと第4時間領域オフセットとの和以上である。これは、第1時間領域オフセットが、端末によって期待される時間領域オフセットインクリメントである場合に当てはまり、最終的に得られる第3時間領域オフセットは、端末の電力消費を低減するよう、端末によって期待される最小時間領域オフセット以上である。
第2の態様乃至第2の態様の第8の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第2の態様の第11の可能な実施において、第1時間領域リソース割り当てによって示される第3時間領域オフセットは、第1時間領域オフセット以下である。これは、第1時間領域オフセットが、端末によって期待される最大時間領域オフセットである場合に当てはまる。
第2の態様乃至第2の態様の第8の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第2の態様の第12の可能な実施において、端末が第2時間領域リソース割り当てを有する場合に、第3時間領域オフセットは、第1時間領域オフセットと第4時間領域オフセットとの和以下である。これは、第1時間領域オフセットが、端末によって期待される時間領域オフセットインクリメントである場合に当てはまり、最終的に得られる第3時間領域オフセットは、端末によって期待される最大時間領域オフセット以下である。
第2の態様乃至第2の態様の第12の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第2の態様の第13の可能な実施において、本願のこの実施形態で提供される方法は、ネットワークデバイスによって、第1時間領域リソース割り当てに基づいてダウンリンクデータチャネルを端末へ送信することを更に含む。
留意されるべきは、端末が2つ以上の第2時間領域リソース割り当て(例えば、第1時間領域リソース割り当て及び第2時間領域ソース割り当て)を有する場合に、本願のこの実施形態で提供されるネットワークデバイスは、第4の態様又は第4の態様のいずれかの可能な実施でネットワークデバイスによって実行されるステップを更に実行してもよい点である。詳細については、以下の第4の態様における説明を参照されたい。詳細はここでは記載されない。
第3の態様に従って、本願の実施形態は、端末によって、第1リソース割り当て及び第2時間領域リソース割り当てを取得することであり、第1時間領域リソース割り当ては、第2時間領域リソース割り当てとは異なる、ことと、第1条件が満足される場合に、端末がネットワークデバイスによって送信された第1ダウンリンク制御情報DCIを受信するならば、端末によって、第1時間領域リソース割り当てに基づいて、第1DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを受信することであり、第1条件は、第1タイマが実行中でないことを含む、ことと、第2条件が満足される場合に、端末がネットワークデバイスによって送信された第2DCIを受信するならば、端末によって、第2時間領域リソース割り当てに基づいて、第2DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを受信することであり、第2条件は、第1タイマが実行中であることを含む、こととを含むデータチャネル受信方法を提供する。
第3の態様を参照して、第3の態様の第1の可能な実施において、第1タイマは、端末が、ダウンリンク制御チャネルを受信した後にそのダウンリンク制御チャネルをモニタする時間長さを決定するために使用される。
第3の態様又は第3の態様の第1の可能な実施を参照して、第3の態様の第2の可能な実施において、端末は、次の条件、端末が、ダウンリンク制御チャネルを受信することと、端末が、データ伝送を示すダウンリンク制御チャネルを受信することと、端末が、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルを受信するか、あるいは、第2タイマが開始又は再開始されることと、のうちの1つが満足される場合に、第1タイマを開始又は再開始し、第2タイマは、端末が、ダウンリンク制御チャネルを受信した後に、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルをモニタする時間長さを決定するために使用される。
第3の態様乃至第3の態様の第2の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第3の態様の第3の可能な実施において、第1条件は、第3タイマが実行中であることを更に含み、第3タイマは、端末が、間欠受信DRXサイクルにおいてダウンリンク制御チャネルをモニタする時間長さを決定するために使用される。
第3の態様乃至第3の態様の第3の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第3の態様の第4の可能な実施において、第1条件は、次の、ダウンリンク再送タイマが実行中でない場合と、アップリンク再送タイマが実行中でない場合と、競合解除タイマが実行中でない場合と、端末によって送信されたスケジューリング要求がペンディング中でない場合と、端末が、ランダムアクセス応答RARの受信に成功した後に、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルを受信する場合とのうちの1つ以上を更に含み、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルは、第1識別子を使用することによってスクランブルされ、RARは、目標ランダムアクセスプリアンブルに対する応答であり、目標ランダムアクセスプリアンブルは、競合に基づくランダムアクセスプリアンブルではなく、第1識別子は、ランダムアクセスプロシージャにおいて端末によってアクセスされるセル内で端末を識別するために使用される。
第3の態様乃至第3の態様の第4の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第3の態様の第5の可能な実施において、本願のこの実施形態で提供される方法は、端末が、第3条件が満足されると決定する場合に、端末によって、第2時間領域リソース割り当てに基づいて、第2DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを受信することを更に含み、第3条件は、次の、ダウンリンク再送タイマが実行中であることと、アップリンク再送タイマが実行中であることと、競合解除タイマが実行中であることと、端末によって送信されたスケジューリング要求がペンディング中であることと、端末が、ランダムアクセス応答RARの受信に成功した後に、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルを受信しないこととのうちの1つ以上を含み、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルは、第1識別子を使用することによってスクランブルされ、RARは、目標ランダムアクセスプリアンブルに対する応答であり、目標ランダムアクセスプリアンブルは、競合に基づくランダムアクセスプリアンブルではなく、第1識別子は、ランダムアクセスプロシージャにおいて端末によってアクセスされるセル内で端末を識別するために使用される。
留意されるべきは、第3の態様で記載される端末は、第1時間領域リソース割り当て及び第2時間領域リソース割り当てを取得するよう、第1の態様又は第1の態様のいずれかの可能な実施で端末によって実行されるステップを更に実行してもよい点である。
第4の態様に従って、本願の実施形態は、第1条件が満足される場合に、ネットワークデバイスによって、第1ダウンリンク制御情報DCIを端末へ送信し、ネットワークデバイスによって、第1時間領域リソース割り当てに基づいて、第1DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを端末へ送信することであり、第1条件は、第1タイマが実行中でないことを含む、ことと、第2条件が満足される場合に、ネットワークデバイスによって、第2DCIを端末へ送信し、ネットワークデバイスによって、第2時間領域リソース割り当てに基づいて、第2DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを端末へ送信することであり、第2条件は、第1タイマが実行中であることを含む、こととを含むデータチャネル送信方法を提供する。
第4の態様を参照して、第4の態様の第1の可能な実施において、第1タイマは、端末が、ダウンリンク制御チャネルを受信した後にダウンリンク制御チャネルをモニタする時間長さを決定するために使用される。
第4の態様又は第4の態様の第1の可能な実施を参照して、第4の態様の第2の可能な実施において、第1条件は、第3タイマが実行中であることを更に含み、第3タイマは、端末が、間欠受信DRXサイクルにおいてダウンリンク制御チャネルをモニタする時間長さを決定するために使用される。
第4の態様乃至第4の態様の第2の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第4の態様の第3の可能な実施において、第1条件は、次の、ダウンリンク再送タイマが実行中でない場合と、アップリンク再送タイマが実行中でない場合と、競合解除タイマが実行中でない場合と、端末によって送信されたスケジューリング要求がペンディング中でない場合と、端末が、ランダムアクセス応答RARの受信に成功した後に、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルを受信する場合とのうちの1つ以上を更に含み、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルは、第1識別子を使用することによってスクランブルされ、RARは、目標ランダムアクセスプリアンブルに対する応答であり、目標ランダムアクセスプリアンブルは、競合に基づくランダムアクセスプリアンブルではなく、第1識別子は、ランダムアクセスプロシージャにおいて端末によってアクセスされるセル内で端末を識別するために使用される。
第4の態様乃至第4の態様の第3の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第4の態様の第4の可能な実施において、本願のこの実施形態で提供される方法は、第3条件が満足される場合に、ネットワークデバイスによって、第2時間領域リソース割り当てに基づいて、第2DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを送信することを更に含み、第3条件は、次の、ダウンリンク再送タイマが実行中であることと、アップリンク再送タイマが実行中であることと、競合解除タイマが実行中であることと、端末によって送信されたスケジューリング要求がペンディング中であることと、端末が、ランダムアクセス応答RARの受信に成功した後に、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルを受信しないこととのうちの1つ以上を含み、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルは、第1識別子を使用することによってスクランブルされ、RARは、目標ランダムアクセスプリアンブルに対する応答であり、目標ランダムアクセスプリアンブルは、競合に基づくランダムアクセスプリアンブルではなく、第1識別子は、ランダムアクセスプロシージャにおいて端末によってアクセスされるセル内で端末を識別するために使用される。
第5の態様に従って、本願の実施形態は、通信装置を提供する。通信装置は、第1の態様又は第1の態様のいずれかの可能な実施で記載されている方法を実装してよく、従って、第1の態様又は第1の態様のいずれかの可能な実施における有利な効果も達成し得る。通信装置は、端末であってよく、あるいは、第1の態様又は第1の態様のいずれかの可能な実施における方法を端末が実装することを支援し得る装置、例えば、端末に適用されるチップであってよい。通信装置は、ソフトウェア又はハードウェアを使用することによって、あるいは、対応するソフトウェアをハードウェアによって実行することによって、上記の方法を実装してよい。
例において、通信装置は、端末又は端末に適用されるチップである。通信装置は、第1時間領域オフセットを示すために使用される情報及び/又は低電力消費を示すために使用される情報をネットワークデバイスへ送信するよう構成される送信ユニットと、ネットワークデバイスによって送信されて、第1時間領域リソース割り当てを決定するために端末によって使用される第1情報を受信するよう構成される受信ユニットとを含む。
第5の態様を参照して、第5の態様の第1の可能な実施において、第1情報は、第1時間領域リソース割り当てを含むか、あるいは、第1情報は、第1時間領域リソース割り当てを示すために特に使用される。
第5の態様を参照して、第5の態様の第2の可能な実施において、第1情報は、第1周波数領域リソースへハンドオーバーするよう端末に示すために特に使用され、第1時間領域リソース割り当ては、第1周波数領域リソースに対応する時間領域リソース割り当てである。
第5の態様を参照して、第5の態様の第3の可能な実施において、第1情報が、第1時間領域リソース割り当てを決定するよう端末に示すために特に使用される場合に、第1時間領域リソース割り当ては、端末によって、端末における第2時間領域オフセット及び第2時間領域リソース割り当てに基づいて決定される。
第5の態様又は第5の態様の第2の可能な実施を参照して、第5の態様の第4の可能な実施において、第1時間領域リソース割り当てによって示される第3時間領域オフセットは、第4時間領域オフセット及び第2時間領域オフセットに基づいて取得され、第4時間領域オフセットは、第2時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットである。
第5の態様の第4の可能な実施を参照して、第5の態様の第5の可能な実施において、第3時間領域オフセットは、第4時間領域オフセットに第2時間領域オフセットをプラスしたものであるか、あるいは、第3時間領域オフセットの最小値は、第2時間領域オフセットであるか、あるいは、第3時間領域オフセットは、第4時間領域オフセットに第2時間領域オフセットをプラスしたものから、第2時間領域リソース割り当てによって示される最小時間領域オフセットをマイナスしたものである。
第5の態様を参照して、第5の態様の第6の可能な実施において、第1時間領域リソース割り当ては、第2時間領域リソース割り当てにおける目標時間領域リソース割り当てを含む。
例において、目標時間領域リソース割り当てによって示される第5時間領域オフセットは、第2時間領域オフセット以上である。
例において、目標時間領域リソース割り当てによって示される第5時間領域オフセットは、第2時間領域オフセット以下である。
例において、目標時間領域リソース割り当てによって示される第5時間領域オフセットは、端末によって期待される最大時間領域オフセット以下であり、かつ、端末によって期待される最小時間領域オフセット以上である。
第5の態様乃至第5の態様の第6の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第5の態様の第7の可能な実施において、第2時間領域オフセットは、予め定義された時間領域オフセットであるか、あるいは、第2時間領域オフセットは、第1情報によって示される時間領域オフセットであるか、あるいは、第2時間領域オフセットは、第1時間領域オフセットである。
第5の態様乃至第5の態様の第7の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第5の態様の第8の可能な実施において、第1時間領域リソース割り当てによって示される第3時間領域オフセットは、第1時間領域オフセット以上であるか、あるいは、記端末が第2時間領域リソース割り当てを有する場合に、第3時間領域オフセットは、第1時間領域オフセットと第4時間領域オフセットとの和以上である。
第5の態様乃至第5の態様の第8の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第5の態様の第9の可能な実施において、第1時間領域リソース割り当てによって示される第3時間領域オフセットは、第1時間領域オフセット以下であるか、あるいは、端末が第2時間領域ソース割り当てを有する場合に、第3時間領域オフセットは、第1時間領域オフセットと第4時間領域オフセットとの和以下である。
第6の態様に従って、本願の実施形態は、通信装置を提供する。通信装置は、端末又は端末に適用されるチップであってよい。通信装置は、プロセッサ及びインターフェース回路を含む。インターフェース回路は、第1の態様又は第1の態様のいずれかの可能な実施で記載されている通信装置側でのメッセージ/データ受信及び送信ステップを通信装置が実行することを支援するよう構成される。プロセッサは、第1の態様又は第1の態様のいずれかの可能な実施で記載されている通信装置側でのメッセージ/データ処理ステップを通信装置が実行することを支援するよう構成される。具体的な態様するステップについては、第1の態様又は第1の態様のいずれかの可能な実施における説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
インターフェース回路は、第1時間領域オフセットを示すために使用される情報及び/又は低電力消費を示すために使用される情報をネットワークデバイスへ送信するよう構成される。インターフェース回路は、ネットワークデバイスによって送信されて、第1時間領域リソース割り当てを決定するために端末によって使用される第1情報を受信するよう構成される。
第6の態様を参照して、第6の態様の第1の可能な実施において、第1情報は、第1時間領域リソース割り当てを含むか、あるいは、第1情報は、第1時間領域リソース割り当てを示すために特に使用される。
第6の態様を参照して、第6の態様の第2の可能な実施において、第1情報は、第1周波数領域リソースへハンドオーバーするよう端末に示すために特に使用され、第1時間領域リソース割り当ては、第1周波数領域リソースに対応する時間領域リソース割り当てである。
第6の態様を参照して、第6の態様の第3の可能な実施において、第1情報は、第1時間領域リソース割り当てを決定するよう端末に指示するために特に使用され、端末が第2時間領域リソース割り当てを有する場合に、第1時間領域リソース割り当ては、第2時間領域リソース割り当て及び第2時間領域オフセットに基づいて決定される。
第6の態様又は第6の態様の第3の可能な実施を参照して、第6の態様の第4の可能な実施において、第1時間領域リソース割り当てによって示される第3時間領域オフセットは、第4時間領域オフセット及び第2時間領域オフセットに基づいて取得され、第4時間領域オフセットは、第2時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットである。
第6の態様の第4の可能な実施を参照して、第6の態様の第5の可能な実施において、第3時間領域オフセットは、第4時間領域オフセットに第2時間領域オフセットをプラスしたものであるか、あるいは、第3時間領域オフセットの最小値は、第2時間領域オフセットであるか、あるいは、第3時間領域オフセットは、第4時間領域オフセットに第2時間領域オフセットをプラスしたものから第2時間領域リソース割り当てによって示される最小時間領域オフセットをマイナスしたものである。
第6の態様又は第6の態様の第3の可能な実施を参照して、第6の態様の第6の可能な実施において、第1時間領域リソース割り当ては、第2時間領域リソース割り当てにおける目標時間領域リソース割り当てを含み、目標時間領域リソース割り当てによって示される第5時間領域オフセットは、第2時間領域オフセット以上である。
第6の態様又は第6の態様の第3の可能な実施を参照して、第6の態様の第7の可能な実施において、第1時間領域リソース割り当ては、第2時間領域リソース割り当てにおける目標時間領域リソース割り当てを含み、目標時間領域リソース割り当てによって示される第5時間領域オフセットは、第2時間領域オフセット以下である。
第6の態様又は第6の態様の第3の可能な実施を参照して、第6の態様の第8の可能な実施において、第1時間領域リソース割り当ては、第2時間領域リソース割り当てにおける目標時間領域リソース割り当てを含み、目標時間領域リソース割り当てによって示される第5時間領域オフセットは、端末によって期待される最大時間領域オフセット以下であり、かつ、端末によって期待される最小時間領域オフセット以上である。
第6の態様乃至第6の多様の第8の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第6の態様の第9の可能な実施において、第2時間領域オフセットは、予め定義された時間領域オフセットであるか、あるいは、第2時間領域オフセットは、第1情報によって示される時間領域オフセットであるか、あるいは、第2時間領域オフセットは、第1時間領域オフセットである。
第6の態様乃至第6の態様の第9の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第6の態様の第10の可能な実施において、第1時間領域リソース割り当てによって示される第3時間領域オフセットは、第1時間領域オフセット以上であるか、あるいは、端末が第2時間領域リソース割り当てを有する場合に、第3時間領域オフセットは、第1時間領域オフセットと第4時間領域オフセットとの和以上である。
第6の態様乃至第6の態様の第9の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第6の態様の第11の可能な実施において、第1時間領域リソース割り当てによって示される第3時間領域オフセットは、第1時間領域オフセット以下であるか、あるいは、端末が第2時間領域リソース割り当てを有する場合に、第3時間領域オフセットは、第1時間領域オフセットと第4時間領域オフセットとの和以下である。
第6の態様乃至第6の態様の第11の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第6の態様の第12の可能な実施において、インターフェース回路は、第1時間領域リソース割り当てに基づいて、ネットワークデバイスによって送信されたダウンリンクデータチャネルを受信するよう更に構成される。
留意されるべきは、通信装置/ネットワークデバイスが2つ以上の時間領域リソース割り当て(例えば、第1時間領域リソース割り当て及び第2時間領域ソース割り当て)を有する場合に、通信装置が、異なる場合において時間領域リソース割り当てを使用することによってダウンリンクデータチャネルを受信する様態については、第4の態様のいずれかの可能な実施で通信装置によって実行されるステップを参照されたい点である。詳細はここで再び記載されない。
第7の態様に従って、本願の実施形態は、通信装置を提供する。通信装置は、第2の態様又は第2の態様のいずれかの可能な実施で記載されている方法を実装してよく、従って、第2の態様又は第2の態様のいずれかの可能な実施における有利な効果も達成し得る。通信装置は、ネットワークデバイスであってよく、あるいは、第2の態様又は第2の態様のいずれかの可能な実施における方法をネットワークデバイスが実装することを支援し得る装置、例えば、通信装置に適用されるチップであってよい。通信装置は、ソフトウェア又はハードウェアを使用することによって、あるいは、対応するソフトウェアをハードウェアによって実行することによって、上記の方法を実装してよい。
例において、通信装置は、ネットワークデバイス又はネットワークデバイスに適用されるチップである。通信装置は、端末によって送信される、第1時間領域オフセットを示すために使用される情報及び/又は低電力消費を示すために使用される情報を受信するよう構成される受信ユニットと、第1情報を端末へ送信するよう構成される送信ユニットとを含み、第1情報は、第1時間領域リソース割り当てを決定するために端末によって使用される。
第7の態様を参照して、第7の態様の第1の可能な実施において、第1情報は、第1時間領域リソース割り当てを含む、あるいは、第1情報は、第1時間領域リソース割り当てを示すために特に使用される。
第7の態様又は第7の態様の第1の可能な実施を参照して、第7の態様の第2の可能な実施において、通信装置が第2時間領域リソース割り当てを有する場合に、第1時間領域リソース割り当ては、ネットワークデバイスによって、第2時間領域リソース割り当て及び第2時間領域オフセットに基づいて決定される。
第7の態様の第2の可能な実施を参照して、第7の態様の第3の可能な実施において、第3時間領域オフセットは、第4時間領域オフセット及び第2時間領域オフセットに基づいて取得され、第4時間領域オフセットは、第2時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットである。
第7の態様の第3の可能な実施を参照して、第7の態様の第4の可能な実施において、第3時間領域オフセットは、第4時間領域オフセットに第2時間領域オフセットをプラスしたものであるか、あるいは、第3時間領域オフセットの最小値は、第2時間領域オフセットであるか、あるいは、第3時間領域オフセットは、第4時間領域オフセットに第2時間領域オフセットをプラスしたものから、第2時間領域リソース割り当てによって示される最小時間領域オフセットをマイナスしたものである。
第7の態様の第3の可能な実施を参照して、第7の態様の第5の可能な実施において、第3時間領域オフセットは、第4時間領域オフセットから第2時間領域オフセットをマイナスしたものであるか、あるいは、第3時間領域オフセットの最大値は、第2時間領域オフセットである。
第7の態様又は第7の態様の第2の可能な実施を参照して、第7の態様の第6の可能な実施において、第1時間領域リソース割り当ては、第2時間領域リソース割り当てにおける目標時間領域リソース割り当てを含み、目標時間領域リソース割り当てによって示される第5時間領域オフセットは、第2時間領域オフセット以上である。
第7の態様又は第7の態様の第2の可能な実施を参照して、第7の態様の第7の可能な実施において、第1時間領域リソース割り当ては、第2時間領域リソース割り当てにおける目標時間領域リソース割り当てを含み、目標時間領域リソース割り当てによって示される第5時間領域オフセットは、第2時間領域オフセット以下である。
第7の態様又は第7の態様の第2の可能な実施を参照して、第7の態様の第8の可能な実施において、第1時間領域リソース割り当ては、第2時間領域リソース割り当てにおける目標時間領域リソース割り当てを含み、目標時間領域リソース割り当てによって示される第5時間領域オフセットは、端末によって期待される最小時間領域オフセット以上であり、かつ、端末によって期待される最大時間領域オフセット以下である。
第7の態様乃至第7の態様の第8の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第7の態様の第9の可能な実施において、第2時間領域オフセットは、第1時間領域オフセットであるか、あるいは、第2時間領域オフセットは、予め定義された時間領域オフセットである。
第7の態様を参照して、第7の態様の第10の可能な実施において、第1情報は、第1周波数領域リソースへハンドオーバーするよう端末に示すために特に使用され、第1時間領域リソース割り当ては、第1周波数領域リソースに対応する時間領域リソース割り当てである。
第7の態様を参照して、第7の態様の第11の可能な実施において、第1情報は、第1時間領域リソース割り当てを決定するよう端末に示すために特に使用される。
第7の態様乃至第7の態様の第11の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第7の態様の第12の可能な実施において、第1時間領域リソース割り当てによって示される第3時間領域オフセットは、第1時間領域オフセット以上であるか、あるいは、端末が第2時間領域リソース割り当てを有する場合に、第3時間領域オフセットは、第1時間領域オフセットと第4時間領域オフセットとの和以上である。
第7の態様乃至第7の態様の第11の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第7の態様の第13の可能な実施において、第1時間領域リソース割り当てによって示される第3時間領域オフセットは、第1時間領域オフセット以下であるか、あるいは、端末が第2時間領域リソース割り当てを有する場合に、第3時間領域オフセットは、第1時間領域オフセットと第4時間領域オフセットとの和以下である。
第7の態様乃至第7の態様の第12の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第7の態様の第14の可能な実施において、送信ユニットは、第1時間領域リソース割り当てに基づいてダウンリンクデータチャネルを端末へ送信するよう更に構成される。
第7の態様乃至第7の態様の第14の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第7の態様の第15の可能な実施において、端末が第2時間領域リソース割り当てを有する場合に、第1条件が満足されるとき、送信ユニットは、第1ダウンリンク制御情報DCIを端末へ送信し、第1時間領域リソース割り当てに基づいて、第1DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを端末へ送信するよう更に構成され、第1条件は、第1タイマが実行中でないことを含み、第2条件が満足されるとき、送信ユニットは、第2DCIを端末へ送信し、第2時間領域リソース割り当てに基づいて、第2DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを端末へ送信するよう更に構成され、第2条件は、第1タイマが実行中であることを含む。
第1の条件の具体的な内容と、送信ユニットが、第3条件下で第2時間領域リソース割り当てに基づいて端末へ、第2DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを送信するプロセスとについては、第4の態様における説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
第8の態様に従って、本願の実施形態は、通信装置を更に提供する。通信装置は、ネットワークデバイス又はネットワークデバイスに適用されるチップであってよい。通信装置は、プロセッサ及びインターフェース回路を含む。インターフェース回路は、第2の態様又は第2の態様のいずれかの可能な実施で記載されている通信装置側でのメッセージ/データ受信及び送信ステップを通信装置が実行することを支援するよう構成される。プロセッサは、第2の態様又は第2の態様のいずれかの可能な実施で記載されている通信装置側でのメッセージ/データ処理ステップを通信装置が実行することを支援するよう構成される。具体的な対応するステップについては、第2の態様又は第2の態様のいずれかの可能な実施における説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
インターフェース回路は、端末によって送信される、第1時間領域オフセットを示すために使用される情報及び/又は低電力消費を示すために使用される情報を受信するよう構成される。インターフェース回路は、第1情報を端末へ送信するよう構成され、第1情報は、第1時間領域リソース割り当てを決定するために端末によって使用される。
第8の態様を参照して、第8の態様の第1の可能な実施において、第1情報は、第1時間領域リソース割り当てを含むか、あるいは、第1情報は、第1時間領域リソース割り当てを示すために特に使用される。
第8の態様又は第8の態様の第1の可能な実施を参照して、第8の態様の第2の可能な実施において、通信装置が第2時間領域リソース割り当てを有する場合に、第1時間領域リソース割り当ては、ネットワークデバイスによって、第2時間領域リソース割り当て及び第2時間領域オフセットに基づいて決定される。
第8の態様又は第8の態様の第2の可能な実施を参照して、第8の態様の第3の可能な実施において、第3時間領域オフセットは、第4時間領域オフセット及び第2時間領域オフセットに基づいて取得され、第4時間領域オフセットは、第2時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットである。
第8の態様の第3の可能な実施を参照して、第8の態様の第4の可能な実施において、第3時間領域オフセットは、第4時間領域オフセットに第2時間領域オフセットをプラスしたものであるか、あるいは、第3時間領域オフセットの最小値は、第2時間領域オフセットであるか、あるいは、第3時間領域オフセットは、第4時間領域オフセットに第2時間領域オフセットをプラスしたものから、第2時間領域リソース割り当てによって示される最小時間領域オフセットをマイナスしたものである。
第8の態様の第4の可能な実施を参照して、第8の態様の第5の可能な実施において、第3時間領域オフセットは、第4時間領域オフセットから第2時間領域オフセットをマイナスしたものであるか、あるいは、第3時間領域オフセットの最大値は、第2時間領域オフセットである。
第8の態様又は第8の態様の第2の可能な実施を参照して、第8の態様の第6の可能な実施において、第1時間領域リソース割り当ては、第2時間領域リソース割り当てにおける目標時間領域リソース割り当てを含み、目標時間領域リソース割り当てによって示される第5時間領域オフセットは、第2時間領域オフセット以上である。
第8の態様又は第8の態様の第2の可能な実施を参照して、第8の態様の第7の可能な実施において、第1時間領域リソース割り当ては、第2時間領域リソース割り当てにおける目標時間領域リソース割り当てを含み、目標時間領域リソース割り当てによって示される第5時間領域オフセットは、第2時間領域オフセット以下である。
第8の態様又は第8の態様の第2の可能な実施を参照して、第8の態様の第8の可能な実施において、第1時間領域リソース割り当ては、第2時間領域リソース割り当てにおける目標時間領域リソース割り当てを含み、目標時間領域リソース割り当てによって示される第5時間領域オフセットは、端末によって期待される最小時間領域オフセット以上であり、かつ、端末によって期待される最大時間領域オフセット以下である。
第8の態様乃至第8の態様の第8の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第8の態様の第9の可能な実施において、第2時間領域オフセットは、第1時間領域オフセットであるか、あるいは、第2時間領域オフセットは、予め定義された時間領域オフセットである。
第8の態様又は第8の態様の第1の可能な実施を参照して、第8の態様の第10の可能な実施において、第1情報は、第1周波数領域リソースへハンドオーバーするよう端末に示すために特に使用され、第1時間領域リソース割り当ては、第1周波数領域リソースに対応する時間領域リソース割り当てである。
第8の態様又は第8の態様の第1の可能な実施を参照して、第8の態様の第11の可能な実施において、第1情報は、第1時間領域リソース割り当てを決定するよう端末に示すために特に使用される。
第8の態様乃至第8の態様の第11の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第8の態様の第12の可能な実施において、第1時間領域リソース割り当てによって示される第3時間領域オフセットは、第1時間領域オフセット以上であるか、あるいは、端末が第2時間領域リソース割り当てを有する場合に、第3時間領域オフセットは、第1時間領域オフセットと第4時間領域オフセットとの和以上である。
第8の態様乃至第8の態様の第11の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第8の態様の第13の可能な実施において、第1時間領域リソース割り当てによって示される第3時間領域オフセットは、第1時間領域オフセット以下であるか、あるいは、端末が第2時間領域リソース割り当てを有する場合に、第3時間領域オフセットは、第1時間領域オフセットと第4時間領域オフセットとの和以下である。
第8の態様乃至第8の態様の第13の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第8の態様の第14の可能な実施において、送信ユニットは、第1時間領域リソース割り当てに基づいてダウンリンクデータチャネルを端末へ送信するよう構成される。
留意されるべきは、通信装置/ネットワークデバイスが2つ以上の時間領域リソース割り当て(例えば、第1時間領域リソース割り当て及び第2時間領域ソース割り当て)を有する場合に、ネットワークデバイスが、異なる場合において時間領域リソース割り当てを使用することによってダウンリンクデータチャネルを送信する様態については、第4の態様における説明を参照されたい点である。詳細はここで再び記載されない。
第9の態様に従って、本願の実施形態は、通信装置を提供する。通信装置は、第3の態様又は第3の態様のいずれかの可能な実施で記載されている方法を実装してよく、従って、第3の態様又は第3の態様のいずれかの可能な実施における有利な効果も達成し得る。通信装置は、端末であってよく、あるいは、第3の態様又は第3の態様のいずれかの可能な実施における方法を端末が実装することを支援し得る装置、例えば、端末に適用されるチップであってよい。通信装置は、ソフトウェア又はハードウェアを使用することによって、あるいは、対応するソフトウェアをハードウェアによって実行することによって、上記の方法を実装してよい。
通信装置は、第1リソース割り当て及び第2時間領域リソース割り当てを取得するよう構成される処理ユニットであり、第1時間領域リソース割り当ては、第2時間領域リソース割り当てとは異なる、処理ユニットと、第1条件が満足される場合に、受信ユニットがネットワークデバイスによって送信された第1ダウンリンク制御情報DCIを受信するならば、第1時間領域リソース割り当てに基づいて、第1DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを受信し、第1条件は、第1タイマが実行中でないことを含み、第2条件が満足される場合に、受信ユニットがネットワークデバイスによって送信された第2DCIを受信するならば、第2時間領域リソース割り当てに基づいて、第2DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを受信し、第2条件は、第1タイマが実行中であることを含む、よう構成されるユニットとを含む。
第9の態様を参照して、第9の態様の第1の可能な実施において、第1タイマは、通信装置が、ダウンリンク制御チャネルを受信した後にダウンリンク制御チャネルをモニタする時間長さを決定するために使用される。
第9の態様又は第9の態様の第1の可能な実施を参照して、第9の態様の第2の可能な実施において、処理ユニットは、次の条件、受信ユニットが、ダウンリンク制御チャネルを受信することと、受信ユニットが、データ伝送を示すダウンリンク制御チャネルを受信することと、受信ユニットが、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルを受信するか、あるいは、第2タイマが開始又は再開始されることとのうちの1つが満足される場合に、第1タイマを開始又は再開始し、第2タイマは、処理ユニットが、ダウンリンク制御チャネルを受信した後に、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルをモニタする時間長さを決定するために使用される。
第9の態様乃至第9の態様の第2の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第9の態様の第3の可能な実施において、第1条件は、第3タイマが実行中であることを更に含み、第3タイマは、通信装置が、間欠受信DRXサイクルにおいてダウンリンク制御チャネルをモニタする時間長さを決定するために使用される。
第9の態様乃至第9の態様の第3の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第9の態様の第4の可能な実施において、第1条件は、次の、ダウンリンク再送タイマが実行中でない場合と、アップリンク再送タイマが実行中でない場合と、競合解除タイマが実行中でない場合と、通信装置によって送信されたスケジューリング要求がペンディング中でない場合と、通信装置が、ランダムアクセス応答RARの受信に成功した後に、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルを受信する場合とのうちの1つ以上を更に含み、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルは、第1識別子を使用することによってスクランブルされ、RARは、目標ランダムアクセスプリアンブルに対する応答であり、目標ランダムアクセスプリアンブルは、競合に基づくランダムアクセスプリアンブルではなく、第1識別子は、ランダムアクセスプロシージャにおいて通信装置によってアクセスされるセル内で通信装置を識別するために使用される。
第9の態様乃至第9の態様の第4の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第9の態様の第5の可能な実施において、本願のこの実施形態で提供される通信装置は、処理ユニットが、第3条件が満足されると決定する場合に、受信ユニットが、第2時間領域リソース割り当てに基づいて、第2DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを受信することを更に含み、第3条件は、次の、ダウンリンク再送タイマが実行中であることと、アップリンク再送タイマが実行中であることと、競合解除タイマが実行中であることと、通信装置によって送信されたスケジューリング要求がペンディング中であることと、通信装置が、ランダムアクセス応答RARの受信に成功した後に、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルを受信しないこととのうちの1つ以上を含み、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルは、第1識別子を使用することによってスクランブルされ、RARは、目標ランダムアクセスプリアンブルに対する応答であり、目標ランダムアクセスプリアンブルは、競合に基づくランダムアクセスプリアンブルではなく、第1識別子は、ランダムアクセスプロシージャにおいて通信装置によってアクセスされるセル内で通信装置を識別するために使用される。
第9の態様乃至第9の態様の第4の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第9の態様の第5の可能な実施において、取得ユニットが第1時間領域リソース割り当て及び第2時間領域ソース割り当てを取得するプロセスについては、第1の態様における説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
第10の態様に従って、本願の実施形態は、通信装置を更に提供する。通信装置は、端末又は端末に適用されるチップであってよい。通信装置は、プロセッサ及びインターフェース回路を含む。インターフェース回路は、第3の態様又は第3の態様のいずれかの可能な実施で記載されている通信装置側でのメッセージ/データ受信及び送信ステップを通信装置が実行することを支援するよう構成される。プロセッサは、第3の態様又は第3の態様のいずれかの可能な実施で記載されている通信装置側でのメッセージ/データ処理ステップを通信装置が実行することを支援するよう構成される。具体的な対応するステップについては、第3の態様又は第3の態様のいずれかの可能な実施における説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
プロセッサは、第1時間領域リソース割り当て及び第2時間領域リソース割り当てを取得するよう構成され、第1時間領域リソース割り当ては、第2時間領域リソース割り当てとは異なる。インターフェース回路は、第1条件が満足される場合に、インターフェース回路がネットワークデバイスによって送信された第1ダウンリンク制御情報DCIを受信するならば、第1時間領域リソース割り当てに基づいて、第1DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを受信し、第1条件は、第1タイマが実行中でないことを含み、第2条件が満足される場合に、インターフェース回路がネットワークデバイスによって送信された第2DCIを受信するならば、第2時間領域リソース割り当てに基づいて、第2DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを受信し、第2条件は、第1タイマが実行中であることを含む、よう構成される。
第10の態様を参照して、第10の態様の第1の可能な実施において、第1タイマは、通信装置が、ダウンリンク制御チャネルを受信した後にダウンリンク制御チャネルをモニタする時間長さを決定するために使用される。
第10の態様又は第10の態様の第1の可能な実施を参照して、だい10のたいようnお第2の可能な実施において、プロセッサは、次の条件、インターフェース回路が、ダウンリンク制御チャネルを受信することと、インターフェース回路が、データ伝送を示すダウンリンク制御チャネルを受信することと、インターフェース回路が、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルを受信するか、あるいは、第2タイマが開始又は再開始されることとのうちの1つが満足される場合に、第1タイマを開始又は再開始し、第2タイマは、インターフェース回路がダウンリンク制御チャネルを受信した後に、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルをモニタする時間長さを決定するために使用される。
第10の態様乃至第10の態様の第2の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第10の態様の第3の可能な実施において、第1条件は、第3タイマが実行中であることを更に含み、第3タイマは、プロセッサによって、間欠受信DRXサイクルにおいてダウンリンク制御チャネルをモニタする時間長さを決定するために使用される。
第10の態様乃至第10の態様の第3の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第10の態様の第4の可能な実施において、第1条件は、次の、ダウンリンク再送タイマが実行中でない場合と、アップリンク再送タイマが実行中でない場合と、競合解除タイマが実行中でない場合と、通信装置によって送信されたスケジューリング要求がペンディング中でない場合と、通信装置が、ランダムアクセス応答RARの受信に成功した後に、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルを受信する場合とのうちの1つ以上を更に含み、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルは、第1識別子を使用することによってスクランブルされ、RARは、目標ランダムアクセスプリアンブルに対する応答であり、目標ランダムアクセスプリアンブルは、競合に基づくランダムアクセスプリアンブルではなく、第1識別子は、ランダムアクセスプロシージャにおいて通信装置によってアクセスされるセル内で通信装置を識別するために使用される。
第10の態様乃至第10の態様の第4の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第10の態様の第5の可能な実施において、プロセッサが、第3条件が満足されると決定する場合に、インターフェース回路は、第2時間領域リソース割り当てに基づいて、第2DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを受信し、第3条件は、次の、ダウンリンク再送タイマが実行中であることと、アップリンク再送タイマが実行中であることと、競合解除タイマが実行中であることと、通信装置によって送信されたスケジューリング要求がペンディング中であることと、通信装置が、ランダムアクセス応答RARの受信に成功した後に、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルを受信しないこととのうちの1つ以上を含み、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルは、第1識別子を使用することによってスクランブルされ、RARは、目標ランダムアクセスプリアンブルに対する応答であり、目標ランダムアクセスプリアンブルは、競合に基づくランダムアクセスプリアンブルではなく、第1識別子は、ランダムアクセスプロシージャにおいて通信装置によってアクセスされるセル内で通信装置を識別するために使用される。
第11の態様に従って、本願の実施形態は、通信装置を提供する。通信装置は、第4の態様又は第4の態様のいずれかの可能な実施で記載されている方法を実装してよく、従って、第4の態様又は第4の態様のいずれかの可能な実施における有利な効果も達成し得る。通信装置は、ネットワークデバイスであってよく、あるいは、第4の態様又は第4の態様のいずれかの可能な実施における方法をネットワークデバイスが実装することを支援し得る装置、例えば、通信装置に適用されるチップであってよい。通信装置は、ソフトウェア又はハードウェアを使用することによって、あるいは、対応するソフトウェアをハードウェアによって実行することによって、上記の方法を実装してよい。
通信装置は、第1条件が満足される場合に、第1ダウンリンク制御情報DCIを端末へ送信し、第1時間領域リソース割り当てに基づいて、第1DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを端末へ送信するよう構成され、第1条件は、第1タイマが実行中でないことを含み、第2条件が満足される場合に、第2DCIを端末へ送信し、第2時間領域リソース割り当てに基づいて、第2DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを端末へ送信するよう構成され、第2条件は、第1タイマが実行中であることを含む、送信ユニットを含む。
第11の態様を参照して、第11の態様の第1の可能な実施において、第1タイマは、端末が、ダウンリンク制御チャネルを受信した後にダウンリンク制御チャネルをモニタする時間長さを決定するために使用される。
第11の態様又は第11の態様の第1の可能な実施を参照して、第11の態様の第2の可能な実施において、第1条件は、第3タイマが実行中であることを更に含み、第3タイマは、端末が、間欠受信DRXサイクルにおいてダウンリンク制御チャネルをモニタする時間長さを決定するために使用される。
第11の態様乃至第11の態様の第2の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第11の態様の第3の可能な実施において、第1の条件は、次の、ダウンリンク再送タイマが実行中でない場合と、アップリンク再送タイマが実行中でない場合と、競合解除タイマが実行中でない場合と、端末によって送信されたスケジューリング要求がペンディング中でない場合と、端末が、ランダムアクセス応答RARの受信に成功した後に、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルを受信する場合とのうちの1つ以上を更に含み、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルは、第1識別子を使用することによってスクランブルされ、RARは、目標ランダムアクセスプリアンブルに対する応答であり、目標ランダムアクセスプリアンブルは、競合に基づくランダムアクセスプリアンブルではなく、第1識別子は、ランダムアクセスプロシージャにおいて端末によってアクセスされるセル内で端末を識別するために使用される。
第11の態様乃至第11の態様の第2の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第11の態様の第4の可能な実施において、第3条件が満足される場合に、送信ユニットは、第2時間領域リソース割り当てに基づいて、第2DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを端末へ送信するよう構成され、第3条件は、次の、ダウンリンク再送タイマが実行中であることと、アップリンク再送タイマが実行中であることと、競合解除タイマが実行中であることと、端末によって送信されたスケジューリング要求がペンディング中であることと、端末が、ランダムアクセス応答RARの受信に成功した後に、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルを受信することとのうちの1つ以上を含み、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルは、第1識別子を使用することによってスクランブルされ、RARは、目標ランダムアクセスプリアンブルに対する応答であり、目標ランダムアクセスプリアンブルは、競合に基づくランダムアクセスプリアンブルではなく、第1識別子は、ランダムアクセスプロシージャにおいて端末によってアクセスされるセル内で端末を識別するために使用される。
第12の態様に従って、本願の実施形態は、通信装置を更に提供する。通信装置は、ネットワークデバイス又はネットワークデバイスに適用されるチップであってよい。通信装置は、プロセッサ及びインターフェース回路を含む。インターフェース回路は、第4の態様又は第4の態様のいずれかの可能な実施で記載されている通信装置側でのメッセージ/データ受信及び送信ステップを通信装置が実行することを支援するよう構成される。プロセッサは、第4の態様又は第4の態様のいずれかの可能な実施で説明されている通信装置側でのメッセージ/データ処理ステップを通信装置が実行することを支援するよう構成される。具体的な対応するステップについては、第4の態様又は第4の態様のいずれかの可能な実施における説明を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
インターフェース回路は、プロセッサが、第1条件が満足されると決定する場合に、第1ダウンリンク制御情報DCIを端末へ送信し、第1時間領域リソース割り当てに基づいて、第1DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを端末へ送信するよう構成され、第1条件は、第1タイマが実行中でないことを含み、インターフェース回路は、プロセッサが、第2条件が満足されると決定する場合に、第2DCIを端末へ送信し、第2時間領域リソース割り当てに基づいて、第2DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを端末へ送信するよう構成され、第2条件は、第1タイマが実行中であることを含む。
第12の態様を参照して、第12の態様の第1の可能な実施において、第1タイマは、端末が、ダウンリンク制御チャネルを受信した後にダウンリンク制御チャネルをモニタする時間長さを決定するために使用される。
第12の態様又は第12の態様の第1の可能な実施を参照して、第12の態様の第2の可能な実施において、第1条件は、第3タイマが実行中であることを更に含み、第3タイマは、端末が、間欠受信DRXサイクルにおいてダウンリンク制御チャネルをモニタする時間長さを決定するために使用される。
第12の態様乃至第12の態様の第2の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第12の態様の第3の可能な実施において、第1条件は、次の、ダウンリンク再送タイマが実行中でない場合と、アップリンク再送タイマが実行中でない場合と、競合解除タイマが実行中でない場合と、端末によって送信されたスケジューリング要求がペンディング中でない場合と、端末が、ランダムアクセス応答RARの受信に成功した後に、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルを受信する場合とのうちの1つ以上を更に含み、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルは、第1識別子を使用することによってスクランブルされ、RARは、目標ランダムアクセスプリアンブルに対する応答であり、目標ランダムアクセスプリアンブルは、競合に基づくランダムアクセスプリアンブルではなく、第1識別子は、ランダムアクセスプロシージャにおいて端末によってアクセスされるセル内で端末を識別するために使用される。
第12の態様乃至第12の態様の第3の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第12の態様の第4の可能な実施において、プロセッサが、第3条件が満足されると決定する場合に、インターフェース回路は、第2時間領域リソース割り当てに基づいて、第2DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを端末へ送信するよう構成され、第3条件は、次の、ダウンリンク再送タイマが実行中であることと、アップリンク再送タイマが実行中であることと、競合解除タイマが実行中であることと、端末によって送信されたスケジューリング要求がペンディング中であることと、端末が、ランダムアクセス応答RARの受信に成功した後に、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルを受信しないこととのうちの1つ以上を含み、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルは、第1識別子を使用することによってスクランブルされ、RARは、目標ランダムアクセスプリアンブルに対する応答であり、目標ランダムアクセスプリアンブルは、競合に基づくランダムアクセスプリアンブルではなく、第1識別子は、ランダムアクセスプロシージャにおいて端末によってアクセスされるセル内で端末を識別するために使用される。
留意されるべきは、本願の実施形態の第6の態様、第8の態様、第10の態様、及び第12の態様で提供される通信装置に含まれるプロセッサ及びインターフェース回路は、互いに結合される点である。インターフェース回路は、トランシーバとも呼ばれ得る。
任意に、第6の態様、第8の態様、第10の態様、及び第12の態様で提供される通信装置は、コード及びデータを記憶するよう構成されたメモリを更に含んでよい。プロセッサ、インターフェース回路、及びメモリは互いに結合される。
第13の態様に従って、本願は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、命令を記憶している。命令がコンピュータで実行される場合に、コンピュータは、第1の態様又は第1の態様の可能な実施で記載されている通信方法を実行することを可能にされる。
第14の態様に従って、本願は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、命令を記憶している。命令がコンピュータで実行される場合に、コンピュータは、第2の態様又は第2の態様の可能な実施で記載されている通信方法を実行することを可能にされる。
第15の態様に従って、本願は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、命令を記憶している。命令がコンピュータで実行される場合に、コンピュータは、第3の態様又は第3の態様の可能な実施で記載されている通信方法を実行することを可能にされる。
第16の態様に従って、本願は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、命令を記憶している。命令がコンピュータで実行される場合に、コンピュータは、第4の態様又は第4の態様の可能な実施で記載されている通信方法を実行することを可能にされる。
第17の態様に従って、本願は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。命令がコンピュータで実行される場合に、コンピュータは、第1の態様又は第1の態様の可能な実施で記載されている通信方法を実行することを可能にされる。
第18の態様に従って、本願は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。命令がコンピュータで実行される場合に、コンピュータは、第2の態様又は第2の態様の可能な実施で記載されている通信方法を実行することを可能にされる。
第19の態様に従って、本願は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。命令がコンピュータで実行される場合に、コンピュータは、第3の態様又は第3の態様の可能な実施で記載されている通信方法を実行することを可能にされる。
第20の態様に従って、本願は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。命令がコンピュータで実行される場合に、コンピュータは、第4の態様又は第4の態様の可能な実施で記載されている通信方法を実行することを可能にされる。
第21の態様に従って、本願の実施形態はチップを提供する。チップは、プロセッサ及びインターフェース回路を含む。インターフェース回路はプロセッサへ結合される。プロセッサは、コンピュータプログラム又は命令を実行して、第1の態様又は第1の態様の可能な実施で記載されている通信方法を実装する。インターフェース回路は、チップ以外のモジュールと通信するよう構成される。
第22の態様に従って、本願の実施形態はチップを提供する。チップは、プロセッサ及びインターフェース回路を含む。インターフェース回路はプロセッサへ結合される。プロセッサは、コンピュータプログラム又は命令を実行して、第2の態様又は第2の態様の可能な実施で記載されている通信方法を実装する。インターフェース回路は、チップ以外のモジュールと通信するよう構成される。
第23の態様に従って、本願の実施形態はチップを提供する。チップは、プロセッサ及びインターフェース回路を含む。インターフェース回路はプロセッサへ結合される。プロセッサは、コンピュータプログラム又は命令を実行して、第3の態様又は第3の態様の可能な実施で記載されている通信方法を実装する。インターフェース回路は、チップ以外のモジュールと通信するよう構成される。
第24の態様に従って、本願の実施形態はチップを提供する。チップは、プロセッサ及びインターフェース回路を含む。インターフェース回路はプロセッサへ結合される。プロセッサは、コンピュータプログラム又は命令を実行して、第4の態様又は第4の態様の可能な実施で記載されている通信方法を実装する。インターフェース回路は、チップ以外のモジュールと通信するよう構成される。
具体的に、本願のこの実施形態で提供されるチップは、コンピュータプログラム又は命令を記憶するよう構成されたメモリを更に含む。
第25の態様に従って、本願の実施形態は通信装置を提供する。通信装置は、第1の態様、第2の態様、第3の態様、又は第4の態様における方法を実装するよう構成された1つ以上のモジュールを含み、1つ以上のモジュールは、第1の態様、第2の態様、第3の態様、又は第4の態様における方法のステップに対応してよい。
第26の態様に従って、本願の実施形態は通信システムを提供する。通信システムは、第5の態様の可能な実施で記載されている通信装置と、第7の態様の可能な実施で記載されている通信装置とを含む。
第27の態様に従って、本願の実施形態は通信システムを提供する。通信システムは、第9の態様の可能な実施で記載されている通信装置と、第11の態様の可能な実施で記載されている通信装置とを含む。
第28の態様に従って、本願の実施形態は通信システムを提供する。通信システムは、第6の態様の可能な実施で記載されている通信装置と、第8の態様の可能な実施で記載されている通信装置とを含む。
第29の態様に従って、本願の実施形態は通信システムを提供する。通信システムは、第10の態様の可能な実施で記載されている通信装置と、第12の態様の可能な実施で記載されている通信装置とを含む。
上述されたいずれの装置、コンピュータ記憶媒体、コンピュータプログラム製品、チップ、又は通信システムも、上述された対応する方法を実行するよう構成される。従って、上述された装置、コンピュータ記憶媒体、コンピュータプログラム製品、チップ、又は通信システムによって達成され得る有利な効果については、上述された対応する方法における対応する解決法の有利な効果を参照されたい。詳細はここで再び記載されない。
本願の実施形態が説明される前に、本願の実施形態で使用される用語が最初に説明される。
(1)時間領域オフセット:時間領域オフセットは、ダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするDCIの時間領域位置に対するダウンリンクデータチャネルの時間領域位置のオフセットを含んでよい。代替的に、時間領域オフセットは、ダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするDCIの時間領域リソースの開始位置に対するダウンリンクデータチャネルの時間領域リソースの開始位置のオフセットを含んでよい。代替的に、時間領域オフセットは、ダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするDCIが位置するスロットに対する、ダウンリンクデータチャネルが位置するスロットのオフセットを含んでよい。代替的に、時間領域オフセットは、ダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするDCIが位置するスロットの開始に対する、ダウンリンクデータチャネルが位置するスロット内のダウンリンクデータチャネルの開始シンボルのオフセットを含んでよい。代替的に、時間領域オフセットは、ダウンリンクデータチャネルが位置するスロットの開始に対する、ダウンリンクデータチャネルが位置するスロット内のダウンリンクデータチャネルの開始シンボルのオフセットを含んでよい。スロットの開始は、スロットの最初のシンボル(例えば、シンボル0)であってよい。
例えば、本願の実施形態におけるダウンリンクデータチャネルは、物理ダウンリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel,PDSCH)であってよい。
(2)時間領域リソース割り当て
本願の実施形態における時間領域リソース割り当ては、リストの形で存在してよく、あるいは、テーブルの形で存在してもよい。これは、本願の実施形態で限定されない。リストの形で存在する時間領域リソース割り当ては、時間領域リソース割り当てリストと呼ばれてよく、テーブルの形で存在する時間領域リソース割り当ては、時間領域リソース割り当てテーブルと呼ばれてよい。時間領域リソース割り当てリスト及び時間領域リソース割り当てテーブルは、夫々、インデックスと、インデックスに対応する時間領域リソース割り当てとを含む。
例えば、ネットワークデバイスは、無線リソース制御(Radio Resource Control,RRC)シグナリング(例えば、PDSCH共通設定(PDSCH−ConfigCommon)又はPDSCH設定(PDSCH−Config))を使用することによって、端末に対して時間領域リソース割り当てリスト(例えば、PDSCH割り当てリスト(PDSCH−Allocation List)又はPDSCH時間領域リソース割り当てリスト(PDSCH−TimeDomainResourceAllocationList))を設定してよい。例えば、端末は、予め定義された時間領域リソース割り当てテーブル/リストから時間領域リソース割り当てを更に取得してよい。例えば、表1は、予め定義された時間領域リソース割り当てテーブルである。
現在、予め定義されたPDSCH割り当てリスト又は予め定義されたPDSCH時間領域リソース割り当てリストは、1つ以上のPDSCH時間領域リソース割り当てを含んでよく、各PDSCH時間領域リソース割り当ては、1つの時間領域リソース割り当てを示す。
表1中のDRMSは、復調基準信号(Demodulation Reference Signal)を表す。
表1中、各行インデックスは、1つの時間領域リソース割り当てに対応する。時間領域リソース割り当ては、K0、開始シンボル(start Symbol)、及び長さ(Length)を含んでよい。K0は、スロットオフセットを表し、長さは、シンボルの数であってよい。具体的に言えば、各時間領域リソース割り当ては、スロットオフセット、開始シンボル、及び長さ(シンボルの数)を含む。端末は、スロットオフセット及び開始シンボルに基づいてダウンリンクデータチャネルの時間領域リソースの開始位置を決定してよい。
具体的に、端末は、ダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするDCIが位置するスロットと、スロットオフセットとに基づいて、ダウンリンクデータチャネルが位置するスロットを決定し、ダウンリンクデータチャネルが位置するスロットの内の開始の開始シンボルがダウンリンクデータチャネルの時間領域リソースの開始位置であることを決定する。
例えば、ダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするDCIが位置するスロットがスロット0であり、スロットオフセットK0が0である場合に、ダウンリンクデータチャネルが位置するスロットも、スロット0である。開始シンボルがシンボル2(すなわち、3番目のシンボル)である場合に、ダウンリンクデータチャネルの時間領域リソースの開始位置は、スロット0におけるシンボル2である。
端末は、DCIをスクランブリングするために使用されるRRDシグナリング設定ステータス及び無線ネットワーク一時識別子(RNTI)に基づいて、使用されるべき時間領域リソース割り当てテーブル/リストを決定してよい。例えば、C−RNTIを使用することによってスクランブリングされるDCIについては、基地局がPDSCH−ConfigにおいてPDSCH割り当てリストを設定する場合には、PDSCH−Config内のPDSCH割り当てリストによって示される時間領域リソース割り当てが使用されるべきである。あるいは、基地局がPDSCH−ConfigCommonにおいてPDSCH割り当てリストを設定する場合には、PDSCH−ConfigCommon内のPDSCH割り当てリストによって示される時間領域リソース割り当てが使用されるべきである。そうでない場合には、標準のプロトコルで定義された時間領域リソース割り当てテーブルが使用されるべきである。
端末は、DCI内の時間領域リソース割り当てフィールドと、決定された時間領域リソース割り当てテーブル/リストとに基づいて、DCIを使用することによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルの時間領域リソース割り当てを決定する。例えば、DCI内の時間領域リソース割り当てフィールドの値はmである。使用される時間領域リソース割り当てテーブル/リストが、RRCシグナリングにおいて設定されたPDSCH割り当てリスト又はPDSCH時間領域リソース割り当てリストである場合に、DCIを使用することによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルの時間領域リソース割り当ては、PDSCH割り当てリスト又はPDSCH時間領域リソース割り当てリスト内の(m+1)番目の時間領域リソース割り当て、つまり、(m+1)番目のPDSCH時間領域リソース割り当てである。使用される時間領域リソース割り当てテーブル/リストが標準プロトコルで定義された時間領域リソース割り当てテーブルである場合に、DCIを使用することによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルの時間領域リソース割り当ては、表中の行インデックス(m+1)を有する時間領域リソース割り当てである。
留意されるべきは、本願の実施形態は、DCI内の時間領域リソース割り当てフィールドの値が0から始まる例を使用しており、時間領域リソース割り当てテーブル/リスト内の行インデックスは通常は1から始まる点である。そのため、時間領域リソース割り当てフィールドの値がmである場合に、DCIを使用することによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルの時間領域リソース割り当ては、時間領域リソース割り当てテーブル/リスト内で行インデックス(m+1)を有する時間領域リソース割り当てである。DCI内の時間領域リソース割り当てフィールドの値は、時間領域リソース割り当てテーブル/リスト内の行インデックスの開始値と同じである、と仮定される。この場合に、時間領域リソース割り当てテーブル/リストの値がmである場合に、DCIを使用することによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルの時間領域リソース割り当ては、時間領域リソース割り当てテーブル/リスト内で行インデックスmを有する時間領域リソース割り当てである。
本願において、「〜の(英語:of)」、「対応する(英語:corresponding、related)」及び「対応する(英語:corresponding)」は、時々同義的に使用されることがある。留意されるべきは、相違が強調されない場合に、一貫した意味が表現される点である。
留意されるべきは、本願の実施形態において、「例」又は「例えば」という用語は、例、実例、又は説明を与えることを表すために使用される点である。本願の実施形態において「例」又は「例えば」として説明される如何なる実施形態又は設計スキームも、他の実施形態又は設計スキームと比べてより好ましいもの又はより多くの利点を有するものとして説明されるべきではない。まさに、「例」又は「例えば」などの語の使用は、関連する概念を具体的な様態で示すことを意図される。
本願の実施形態において、「少なくとも1つ」は1つ以上を意味し、「複数の〜」は2つ以上を意味する。「及び/又は」という用語は、関連するオブジェクトの間の関連付け関係について記載し、3つの関係が存在する可能性があることを表す。例えば、A及び/又はBは、次の3つの場合、Aのみが存在、A及びBの両方が存在、及びBのみが存在、を表し得る。A及びBは、単数又は複数形であってよい。「/」という文字は、一般に、関連するオブジェクトの間の“論理和”関係を示す。「次の〜のうちの少なくとも1つ」又は類似の表現は、アイテムの任意の組み合わせを示し、単数アイテム又は複数アイテムの任意の組み合わせを含む。例えば、a、b又はcのうちの少なくとも1つは、a、b、c、aとb、aとc、bとc、又はaとbとcを表し得る。ここで、a、b及びcは、単数又は複数形であってよい。その上、本願の実施形態における技術的解決法を明りょうに説明するために、「第1」及び「第2」などの用語は、基本的に同じ機能及び目的を有する同じアイテム又は類似のアイテムの間を区別するために本願の実施形態において使用される。当業者であれば、「第1」及び「第2」などの用語が、数量又は実行順序を限定せず、「第1」及び「第2」などの用語が、明確な相違を示さないことを理解し得る。
図2は、本願の実施形態に従う通信システムの概略図である。通信システムは、少なくとも1つのネットワークデバイス100及び少なくとも1つの端末200を含む(図2は、3つの端末しか示しておらず、実際のシナリオでは、少なくとも3つの又はそれよりも少ない端末が存在してよい)。少なくとも1つの端末200は、少なくとも1つのネットワークデバイス100との無線通信を実行する。
任意に、図2に示される通信システムは、コアネットワークを更に含んでよく、少なくとも1つのネットワークデバイス100は、コアネットワークへ接続されてよい。コアネットワークは、4Gコアネットワーク(例えば、エボルブド・パケット・コア(Evolved Packet Core,EPC))又は5Gコアネットワーク(5G Core,5GC)であってよい。
本願の実施形態において、端末(terminal)200は、ユーザのためにボイス及び/又はデータ接続性を提供するデバイス、例えば、無線接続機能を備えた手持ち式デバイス又は車載型デバイスである。端末は、ユーザ設備(User Equipment,UE)、アクセス端末(Access Terminal)、ユーザユニット(User Unit)、ユーザ局(User Station)、モバイル局(Mobile Station)、モバイルコンソール(Mobile)、リモート局(Remote Station)、リモート端末(Remote Terminal)、モバイル機器(Mobile Equipment)、ユーザ端末(User Terminal)、無線テレコム設備(Wireless Telecom Equipment)、ユーザエージェント(User Agent)、ユーザ設備(User Equipment)、又はユーザ装置とも呼ばれ得る。端末は、無線ローカル・エリア・ネットワーク(Wireless Local Area Networks,WLAN)における局(Station,STA)であってよく、あるいは、携帯電話機、コードレス電話機、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol,SIP)電話機、無線ローカルループ(Wireless Local Loop,WLL)局、パーソナル・デジタル・アシスタント(Personal Digital Assistant,PDA)デバイス、無線通信機能を備えた手持ち式デバイス、無線モデムへ接続されたコンピューティングデバイス若しくは他の処理デバイス、車載型デバイス、ウェアラブルデバイス、次世代通信システム(例えば、第5世代(Fifth-Generation,5G)通信ネットワーク)における端末、将来の進化した公衆陸上移動体ネットワーク(Public Land Mobile Network,PLMN)ネットワークにおける端末、などであってよい。5Gは、ニュー・ラジオ(New Radio,NR)とも呼ばれ得る。
例えば、本願の実施形態において、端末200は、代替的に、ウェアラブルデバイスであってよい。ウェアラブルデバイスは、ウェアラブルインテリジェントデバイスとも呼ばれることがあり、日常着のインテリジェント設計においてウェアラブル技術を適用することによって開発されている、メガネ、手袋、時計、衣服、及び靴などのウェアラブルデバイスの総称である。ウェアラブルデバイスは、身体に直接身につけられるか又はユーザの衣服若しくはアクセサリに組み込まれるポータブルデバイスである。ウェアラブルデバイスは、単にハードウェアデバイスであるが、ソフトウェア支援、データ交換、及びクラウドインタラクションを通じて強力な機能を実装するために使用される。一般化されたウェアラブルインテリジェントデバイスは、スマートウォッチ又はスマートグラスなどの、スマートフォンに依存せずに完全な又は部分的な機能を実装することができる完全装備かつ大型のデバイスと、身体的徴候をモニタする様々なスマートバンド又はスマートジュエリーなどの、ただ1つのタイプのアプリケーション機能に焦点を当て、スマートフォンなどの他のデバイスとともに作動する必要があるデバイスとを含む。
本願の実施形態におけるネットワークデバイス100は、信号を送信又は受信するよう端末200と協働し得るエンティティである。ネットワークデバイス100は、基地局(base station,BS)を含む。基地局は、複数の形をとり得、例えば、マクロ基地局、ミクロ基地局、中継局、及びアクセスポイントである。例えば、本願の実施形態における基地局は、NRにおける基地局であってよい。NRにおける基地局は、送受信ポイント(transmission reception point,TRP)又はgNBとも呼ばれることがあり、あるいは、GSM又はCDMAにおけるベーストランシーバ局(Base Transceiver Station,BTS)であってよく、あるいは、WCDMAにおけるノードB(NodeB,NB)であってよく、あるいは、LTEシステムにおけるエボルブド・ノードB(Evolutional NodeB,eNB又はeNodeB)であってよく、あるいは、将来の5Gネットワークにおける次世代ノードB(Next generation NodeB,gNB)であってよい。本願の実施形態におけるネットワークデバイスは、代替的に、無線アクセスネットワークにおいてデプロイされ、端末と無線通信を行うことができるデバイスを含んでもよく、例えば、クラウド無線アクセスネットワーク(Cloud Radio Access Network,CRAN)シナリオにおける無線コントローラであってよい。あるいは、ネットワークデバイスは、中継局、アクセスポイント、将来の5Gネットワークにおけるネットワークデバイス、将来の進化した公衆陸上移動体ネットワーク(Public Land Mobile Network,PLMN)におけるネットワークデバイス、などであってもよい。本願の実施形態において、ネットワークデバイスの機能を実装する装置は、ネットワークデバイスであってよく、あるいは、その機能を実装することにおいてネットワークデバイスを支援する装置、例えば、チップ、回路、又は他の装置であってよい。本願の実施形態では、ネットワークデバイスの機能を実装する装置がネットワークデバイスである例が、本願の実施形態で提供される技術的解決法について説明するために使用される。
更に、本願の実施形態において、ネットワークデバイス100は、セルのためのサービスを提供し、端末200は、セルによって使用される伝送リソース(例えば、時間領域リソース、周波数領域リソース、又は時間周波数リソース)を使用することによってネットワークデバイス100と無線通信を行う。セルは、ネットワークデバイス100に対応するセルであってよい。セルは、マクロネットワークデバイスに属してよく、あるいは、スモールセル(small cell)に対応するネットワークデバイスに属してもよい。ここで、スモールセルは、メトロセル(metro cell)、ミクロセル(micro cell)、ピコセル(Pico cell)、フェムトセル(femto cell)、などを含んでよい。これらのスモールセルは、小さいカバレッジ及び低い伝送電力の特徴を有しており、高速なデータ伝送サービスを提供することに適用可能である。
将来的に、基地局は、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network,C−RAN)アーキテクチャを使用することによって実装される可能性がある。とり得る様態では、従来の基地局のプロトコルスタックアーキテクチャ及び機能は、2つの部分に分けられる。1つの部分は、中央ユニット(central unit,CU)と呼ばれ、もう1つの部分は、分散ユニット(distributed unit,DU)と呼ばれる。図3に示されるように、複数の基地局のいくつかのCUは、大規模機能エンティティを形成するよう一体化される。複数のDUは、1つのCUによって全て制御されてよい。図3に示されるように、CU及びDUは、無線ネットワークのプロトコルレイヤに基づいて分割されてよい。例えば、パケットデータ収束プロトコル(packet data convergence protocol,PDCP)レイヤ及びPDCPレイヤの上のプロトコルレイヤ(例えば、無線リソース制御(radio resource control,RRC)レイヤ)の機能は、CU上にセットされる。無線リンク制御(radio link control,RLC)レイヤ、媒体アクセス制御(medium access control,MAC)レイヤ、及び物理レイヤ(Physical layer,PHY)などの、PDCPの下のプロトコルレイヤの機能は、DC上にセットされる。
図3に示されるプロトコルレイヤの分割は一例にすぎず、分割は他のプロトコルレイヤで行われてもよい、ことが理解され得る。例えば、分割はRLCレイヤで行われ、RLCレイヤ及びRLCレイヤの上のプロトコルレイヤの機能は、CU上にセットされ、RCLレイヤの下のプロトコルレイヤの機能は、DU上にセットされる。あるいは、分割はプロトコルレイヤで行われる。例えば、RLCレイヤのいくつかの機能及びRLCレイヤの上のプロトコルレイヤの機能は、CU上にセットされ、RLCレイヤの残りの機能及びRLCレイヤの下のプロトコルレイヤの機能は、DC上にセットされる。その上、分割は、代替的に、他の様態で行われてもよく、例えば、分割は、遅延に基づいて行われる。処理時間が遅延要件を満足する必要がある機能は、DU上にセットされ、処理時間が遅延要件を満足する必要がない機能は、CU上にセットされる。これは本願のこの実施形態で限定されない。
更に、図4を参照すると、図3に示されるアーキテクチャとは異なって、CUの制御プレーン(control plane,CP)及びユーザプレーン(user plane,UP)が、CUを、制御プレーンCUエンティティ(CU−CPエンティティ)及びユーザプレーンCUエンティティ(CU−UPエンティティ)である異なるエンティティに分けることによって、更に分離及び実装されてよい。
上記のネットワークアーキテクチャでは、CUによって生成されたデータは、DUを通じて端末へ送られてよい。あるいは、端末によって生成されたデータは、DUを通じてCUへ送られてよい。DUは、データをパースすることなしに、プロトコルレイヤでデータを直接カプセル化し、それから、カプセル化されたデータを端末又はCUへ送ってよい。例えば、RRCレイヤ又はPDCPレイヤでのデータは、最終的に物理レイヤ(Physical Layer,PHY)でのデータとして処理されるか、あるいは、PHYレイヤで受信されたデータから変換される。このアーキテクチャでは、RRCレイヤ又はPDCPレイヤでのデータはDUによって送られることも考えられ得る。
上記の実施形態では、CUは、RANにおける基地局である。その上、CUは、代替的に、コアネットワークCNにおける基地局であってよい。これはここで限定されない。
本願の以下の実施形態における装置は、装置によって実装される機能に基づいて端末又は基地局に位置し得る。上記のCU−DU構造が使用される場合に、基地局はCUノード、DCノード、又はCDノード及びDUノードの機能を含むRANデバイスであってよい。
図5に示されるように、本願の実施形態におけるネットワークデバイス100は、基地局であってよい。基地局は、実施形態について詳細に説明するために以下で例として使用される。図5に示される基地局は、ネットワークデバイス100の例にすぎず、基地局は、図5に示されるものよりも多い又は少ないコンポーネントを有してよく、あるいは、2つ以上のコンポーネントは結合されてよく、あるいは、異なるコンポーネント構成が使用されてもよい、ことが理解されるべきである。
図5に示されるように、基地局は、少なくとも1つのプロセッサ1111、少なくとも1つのメモリ1112、少なくとも1つのトランシーバ1113、少なくとも1つのネットワークインターフェース1114、及び1つ以上のアンテナ1115を含む。プロセッサ1111、メモリ1112、トランシーバ1113、及びネットワークインターフェース1114は、例えば、バスを使用することによって、互いに接続される。アンテナ1115は、トランシーバ1113へ接続される。ネットワークインターフェース1114は、基地局が通信リンクを通じて他の通信デバイスへ接続されることを可能にするよう構成される。例えば、基地局は、S1インターフェース/NGインターフェースを通じてコアネットワーク要素へ接続される。本願の実施形態において、接続は、様々なタイプのインターフェース、伝送線路、バス、などを使用することによって実装されてよい。これは実施形態において限定されない。
本願の実施形態におけるプロセッサ、例えば、プロセッサ1111は、次のタイプ、中央演算処理装置(Central Processing Unit,CPU)、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor,DSP)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit,ASIC)、マイクロコントローラユニット(Microcontroller Unit,MCU)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array,FPGA)、論理演算を実装するよう構成された集積回路、のうちの少なくとも1つを含んでよい。例えば、プロセッサ1111は、シングルコア(シングルCPU)プロセッサ又はマルチコア(マルチCPU)プロセッサであってよい。少なくとも1つのプロセッサ1111は、1つのチップに組み込まれても、又は複数の異なるチップに置かれてもよい。
本願の実施形態におけるメモリ、例えば、メモリ1112は、次のタイプ、リード・オンリー・メモリ(read-only memory,ROM)若しくは静的な情報及び命令を記憶することができる他のタイプの静的記憶デバイス、ランダム・アクセス・メモリ(random access memory,RAM)若しくは情報及び命令を記憶することができる他のタイプの動的記憶デバイス、又は電気的消去可能なプログラム可能リード・オンリー・メモリ(Electrically erasable programmable read-only memory,EEPROM)、のうちの少なくとも1つを含んでよい。いくつかのシナリオでは、メモリは更に、コンパクトディスク型リード・オンリー・メモリ(compact disc read-only memory,CD−ROM)又は他のディスクストレージ若しくは光ディスクストレージ(コンパクトディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル・バーサタイル・ディスク、ブルーレイ光ディスク、など)、磁気ディスク記憶媒体、他の磁気記憶デバイス、あるいは、命令又はデータ構造の形で期待されたプロトコルコードを搬送又は記憶するよう構成され得かつコンピュータによってアクセス可能であるあらゆる他の媒体であってもよいが、これらに限られない。
メモリ1112は、独立して存在してよく、プロセッサ1111へ接続される。任意に、メモリ1112は、代替的に、プロセッサ1111と一体化されてよく、例えば、チップに組み込まれてよい。メモリ1112は、本願の実施形態における技術的解決法を実行するためのプログラムコードを記憶することができ、プロセッサ1111は、その実行を制御する。様々なタイプの実行されるコンピュータプログラムコードはまた、プロセッサ1111のドライバと見なされてもよい。例えば、プロセッサ1111は、本願の実施形態における技術的解決法を実装するために、メモリ1112に記憶されているコンピュータプログラムコードを実行するよう構成される。
トランシーバ1113は、基地局と端末との間の無線周波数信号の受信又は送信を支援するよう構成されてよく、トランシーバ1113は、アンテナ1115へ接続されてよい。トランシーバ1113は、送信器Tx及び受信器Rxを含む。具体的に、1つ以上のアンテナ1115は、無線周波数信号を受信してよい。トランシーバ1113の受信器Rxは、アンテナから無線周波数信号を受信し、無線周波数信号をデジタルベースバンド信号又はデジタル中間周波数信号に変換し、デジタルベースバンド信号又はデジタル中間周波数信号をプロセッサ1111のために供給するよう構成され、それにより、プロセッサ1111は、デジタルベースバンド信号又はデジタル中間周波数信号を更に処理する(例えば、復調又は復号する)。その上、トランシーバ1113の送信器Txは、変調されたデジタルベースバンド信号又はデジタル中間周波数信号をプロセッサ1111から受信し、変調されたデジタルベースバンド信号又はデジタル中間周波数信号を無線周波数信号に変換し、無線周波数信号を1つ以上のアンテナ1115により送信するよう更に構成される。具体的に、受信器Rxは、デジタルベースバンド信号又はデジタル中間周波数信号を取得するよう無線周波数信号に対して1つ以上のレベルの周波数ダウンミキシング処理及びアナログ−デジタル変換処理を選択的に実行してよい。周波数ダウンミキシング処理及びアナログ−デジタル変換処理のシーケンスは調整可能である。送信器Txは、無線周波数信号を取得するよう、変調されたデジタルベースバンド信号又はデジタル中間周波数信号に対して1つ以上のレベルの周波数アップミキシング処理及びデジタル−アナログ変換処理を選択的に実行してよい。周波数アップミキシング処理及びデジタル−アナログ変換処理のシーケンスは調整可能である。デジタルベースバンド信号又はデジタル中間周波数信号は、デジタル信号と総称され得る。
図6は、本願の実施形態に従う端末の略構造図である。端末200の構造については、図6に示される構造を参照されたい。図6に示される端末は例にすぎず、端末は、図6に示されるものよりも多い又は少ないコンポーネントを有してよく、あるいは、2つ以上のコンポーネントは結合されてよく、あるいは、異なるコンポーネント構成が使用されてもよい、ことが理解されるべきである。
端末は、少なくとも1つのプロセッサ1211、少なくとも1つのトランシーバ1212、及び少なくとも1つのメモリ1213を含む。プロセッサ1211、メモリ1213、及びトランシーバ1212は、互いに接続される。任意に、端末121は、出力デバイス1214、入力デバイス1215、及び1つ以上のアンテナ1216を更に含んでよい。アンテナ1216はトランシーバ1212へ接続され、出力デバイス1214及び入力デバイス1215はプロセッサ1211へ接続される。
トランシーバ1212、メモリ1213、及びアンテナ1216について、図5における関連記載を参照されたい。同様の機能が実装される。
プロセッサ1211は、ベースバンドプロセッサであってよく、あるいは、CPUであってよい。ベースバンドプロセッサ及びCPUは、一体化又は分離されてよい。
プロセッサ1211は、端末のための様々な機能を実装するよう構成されてよく、例えば、通信プロトコル及び通信データを処理するよう構成されるか、あるいは、端末デバイス全体を制御してソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理するよう構成されるか、あるいは、コンピューティング処理タスク、例えば、グラフィクス及び画像処理又はオーディオ処理を完了することを支援するよう構成される。あるいは、プロセッサ1211は、上記の機能のうちの1つ以上を実装するよう構成される。
出力デバイス1214は、プロセッサ1211と通信し、複数の様態で情報を表示してよい。例えば、出力デバイス1214は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display,LCD)、発光ダイオード(Light Emitting Diode,LED)表示デバイス、陰極線管(Cathode Ray Tube,CRT)表示デバイス、又はプロジェクタ(projector)であってよい。入力デバイス1215は、プロセッサ1211と通信し、複数の様態でユーザ入力を受け取ってよい。例えば、入力デバイス1215は、マウス、キーボード、タッチスクリーンデバイス、又は検知デバイスであってよい。
本願の実施形態における技術的解決法の理解を容易にするために、以下は、最初に、本願の関連技術について簡潔に説明する。
(1)キャリア・アグリゲーション(Carrier Aggregation,CA)
本願の実施形態におけるキャリアは、非キャリア・アグリゲーション(carrier aggregation,CA)シナリオにおけるキャリア及びCAシナリオにおける成分キャリア(component carrier,CC)を含む。CAシナリオにおけるCCは、一次成分キャリア(Primary component carrier,PCC)又は二次成分キャリア(Secondary component carrier,SCC)であってよく、CAシナリオにおけるサービングセルは、一次サービングセル(primary serving cell,PCell)又は二次サービングセル(secondary serving cell,SCell)であってよい。
端末は、端末の能力(例えば、端末によってサポートされるCCの量)に基づいて1つ以上のCCでデータを同時に受信又は送信し得る。CAが端末で有効にされる場合に、端末とネットワークデバイスとの間にはただ1つのRRC接続しか存在しない。RRC接続確立/再確立/ハンドオーバーの間、一次サービングセルは、非アクセス階層(Non-access stratum,NAS)モビリティ情報を供給する。RRC接続再確立/ハンドオーバーの間、一次サービングセルは、セキュリティ入力を供給する。ネットワーク側は、端末の能力に基づいて端末のためのSCellを構成してよい。PCell及びSCellはサービングセルセットを形成する。SCellは、RRC接続中に再構成、追加、又は除去されてよい。PCellに対応するキャリアはPCCであり、SCellに対応するキャリアはSCCである。ネットワーク側は、構成されたSCellをアクティブ又は非アクティブにすることができる。
更に、キャリア上で又はサービングセルにおいてアップリンク伝送のために使用される部分は、アップリンクリソース又はアップリンクキャリアと理解されてよく、キャリア上で又はサービングセルにおいてダウンリンク伝送のために使用される部分は、ダウンリンクリソース又はダウンリンクキャリアと理解されてよい。例えば、周波数分割復信(frequency division duplex,FDD)システムでは、キャリア上でアップリンク伝送のために使用される周波数領域リソースは、アップリンクリソース又はアップリンクキャリアと理解されてよく、キャリア上でダウンリンク伝送のために使用される周波数領域リソースは、ダウンリンクリソース又はダウンリンクキャリアと理解されてよい。あるいは、例えば、時分割復信(time division duplex,TDD)システムでは、キャリア上でアップリンク伝送のために使用される時間領域リソースは、アップリンクリソース又はアップリンクキャリアと理解されてよく、キャリア上でダウンリンク伝送のために使用される時間領域リソースは、ダウンリンクリソース又はダウンリンクキャリアと理解されてよい。
(2)帯域幅部分(Bandwidth part,BWP)
帯域幅部分は、ネットワークデバイスによって端末に割り当てられたキャリア、キャリア帯域幅、又はシステム帯域幅でのいくらかの周波数領域リソースである。BWPのサイズは、端末の帯域幅容量、つまり、端末によってサポートされる最大帯域幅以下である。その上、BWPは、連続的な周波数領域リソースである。例えば、BWPは、複数の連続したサブキャリアを含んでよい。他の例として、BWPは、複数の連続した物理リソースブロック(Physical Resource Block,PRB)を含んでよい。端末は、複数のBWPをサポートすることができる。すなわち、基地局は、端末のために複数のBWPを設定することができる。複数のBWPが設定される場合に、BWPは、重なり合ってよく、あるいは、重なり合っていなくてもよい。その上、異なるBWPに含まれる周波数領域リソースは、同じサブキャリア間隔を有してよく、あるいは、異なるサブキャリア間隔を有してもよい。
サブキャリア間隔は、リソース要素(resource element,RE)の周波数領域長さであり、サブキャリア間隔の値は、15kHz、30kHz、60kHz、などを含んでよい。
端末は、ネットワークデバイスによって設定されたBWPでネットワークデバイスと通信し得る。BWPは、アップリンクBWP及びダウンリンクBWPに分類されてよい。端末は、アップリンクBWPでアップリンクデータをネットワークデバイスへ送信し、ダウンリンクBWPで、ネットワークデバイスによって送信されたダウンリンクデータ、例えば、PDSCHを受信する。ネットワークデバイスは、端末のためのデフォルトBWPを設定してよい。端末の初期BWP(最初にアクティブにされたBWPとも呼ばれる)の周波数領域位置は、残存システム情報(Remaining system information,RMSI)DCIの制御リソースセット(control resource set,CORESET)の周波数領域位置である。
(3)間欠受信(Discontinuous Reception,DRX)
ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution)では、端末が無線リソース制御(Radio Resource Control,RRC)接続(connected)モードにある場合に、端末の不必要な電力消費を低減するよう、DRX機能が定義される。DRX中に、端末は、いくつかの期間ではダウンリンク制御チャネルをモニタし、いくつかの他の期間ではダウンリンク制御チャネルをモニタしないよう制御され得る。従って、DRX中に、端末の電力消費は、いくつかの期間においてダウンリンク制御チャネルをモニタしないよう端末を制御することによって、低減される。LTEで定義されているDRXメカニズムは、5Gシステムにおいて依然として使用され得る。
例えば、本願の実施形態におけるダウンリンク制御チャネルは、物理ダウンリンク制御チャネル(Physical downlink control channel,PDCCH)であってよい。
RRC接続モードでは、端末は、間欠受信を実行するよう構成される。DRX中に、端末によってダウンリンク制御チャネルをモニタする挙動は制御可能である。
具体的に、DRX中に、端末は、識別情報を使用することによってスクランブルされたダウンリンク制御チャネルをモニタするよう構成されてよい。
例えば、識別情報は、次の、セル無線ネットワーク一時識別子(Cell Radio Network Temporary Identity,C−RNTI)、スケジューリング設定された無線ネットワーク一時識別子(configured scheduling RNTI,CS−RNTI)、割り込み無線ネットワーク一時識別子(interruption RNTI,INT−RNTI)、スロットフォーマット指示無線ネットワーク一時識別子(slot format indication RNTI,SFI−RNTI)、半持続的チャネル状態情報無線ネットワーク一時識別子(semi-persistent CSI RNTI,SP−CSI−RNTI)、伝送電力制御無線ネットワーク一時識別子(transmit power control RNTI,TPC−PUCCH−RNTI)、伝送電力制御物理アップリンク共有チャネル無線ネットワーク一時識別子(transmit power control physical uplink shared channel RNTI,TPC−PUSCH−RNTI)、及び伝送電力制御サウンディング参照信号無線ネットワーク一時識別子(transmit power control sounding reference signal RNTI,TPC−SRS−RNTI)、のうちのいずれか1つであってよい。
RNTIを使用することによってダウンリンク制御チャネルをスクランブルことはまた、RNTIを使用することによってDCIをスクランブルすることとしても理解されてよい。ダウンリンク制御チャネルは、DCIを運んでよい。相応して、DCIをスクランブルすることは、巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check,CRC)の付加がDCIに対して実行された後に、無線ネットワーク一時識別子を使用することによってCRCパリティビットをスクランブルすることであってよく、あるいは、CRCの付加がDCIに対して行われた後に取得されたシーケンスを、RNTIを使用することによってスクランブルすることであってよい。
NRでは、DRX動作は、次のパラメータのうちの1つ以上を使用することによって、RRC接続中に制御される:
drx−onDurationTimer:DRXサイクル(cycle)から始まる存続期間(タイマの名称は、LTEではonDurationTimeである);
drx−SlotOffset:drx−onDurationTimerが開始される前の遅延;
drx−StartOffset:DRXサイクルの介しサブフレーム(名称は、LTEではdrxStartOffsetである);
drx−InactivityTimer:ダウンリンク制御チャネルオケージョン後の存続期間であり、ダウンリンク制御チャネルオケージョンでのダウンリンク制御チャネルは、端末への初期アップリンク(Uplink,UL)伝送又はダウンリンク(Downlink,DL)伝送を示す;
drx−RetransmissionTimerDL(DL HARQプロセスごと):ダウンリンク再送が受信されるまでの最大存続期間(タイマの名称は、LTEではdrx−RetransmissionTimerである);
drx−RetransmissionTimerUL(UL HARQプロセスごと):アップリンク再送に対する許可(grant)が受信されるまでの最大存続期間UL再送に対する許可が受信されるまでの最大存続期間(タイマの名称は、LTEではdrx−ULRetransmissionTimerである);
drx−LongCycle:長いDRXサイクル(名称は、LTEではlongDRX−Cycleである);
drx−ShortCycle(任意に):短いDRXサイクル(名称は、LTEではshortDRX−Cycleである);及び
drx−ShortCycleTimer(任意):端末が短いDRXサイクルを使用する存続期間(名称は、LTEではdrxShortCycleTimerである)。
DRXサイクルが設定される場合に、アクティブ時間(Active time)は次を含む:
(1)drx−onDurationTimer又はdrx−InactivityTimer又はdrx−RetransmissionTimer又はdrx−ULRetransmissionTimer又はra−ContentionResolutionTimerは実行中である。
(2)スケジューリング要求(Scheduling Request,SR)が送信され、ペンディング中(pending)である。
(3)ランダムアクセス応答(Random Access Response,RAR)の受信に成功した後、C−RNTIを使用することによってスクランブルされている、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルは、受信されない。RARは、競合ベースのランダムアクセスプリアンブルから端末によって選択されないランダムアクセスプリアンブルに対する応答である。
端末がアクティブ時間にある場合に、端末は、ダウンリンク制御チャネルをモニタする必要がある。
図7には、DRXサイクルが示されている。受信期間(On Duration)は周期的に繰り返され、DRXサイクルは、受信期間の繰り返しのサイクルである。drx−onDurationTimerは、受信期間の開始時に開始する。drx−onDurationTimerの存続期間は、受信期間に等しい。非受信期間(Opportunity for DRX)は非アクティブ時間である。
初期伝送が端末のためにスケジューリングされるたびに、drx−InactivityTimerは開始(又は再開)される。次いで、端末は、タイマが切れるまでダウンリンク制御チャネルをモニタする。drx−InactivityTimerは、端末がダウンリンク制御チャネルの複合に成功した後に、初期伝送をスケジューリングするためのダウンリンク制御チャネルが連続してモニタされる時間長さを指定する。
端末がデータのハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic repeat request,HARQ)のダウンリンク制御チャネルをモニタする場合に、前の伝送と再送との間には固定の時間シーケンス関係が存在しないので、アップリンクHARQプロセス及びダウンリンクHARQプロセス(process)の夫々について時間窓が定義され、それにより、端末は、前のアップリンク又はダウンリンク伝送から始まる時間窓の後で、アップリンク伝送のためのダウンリンク制御チャネル又はダウンリンク伝送のためのダウンリンク制御チャネルをモニタすることを可能にされる。時間窓は、タイマを使用することによって実装されてよい。各アップリンクHARQプロセス及び各ダウンリンクHARQプロセスは、夫々1つのタイマに対応してよい。
例えば、ダウンリンクHARQプロセスに対応するタイマは、HARQ RTT(Round Trip Time,RTT)タイマ又はdrx−HARQ−RTT−TimerDLであり、アップリンクHARQプロセスに対応するタイマは、UL HARQ RTTタイマ又はdrx−HARQ−RTT−TimerULである。アップリンクHARQプロセスについては、対応するタイマが切れる場合に、対応するアップリンク再送タイマ(drx−RetransmissionTimerUL、又はdrx−ULRetransmissionTimerと呼ばれる)が開始される。ダウンリンクHARQプロセスについては、対応するタイマが切れる場合に、対応するダウンリンク再送タイマ(drx−RetransmissionTimerDL、又はdrx−RetransmissionTimerと呼ばれる)が開始される。
UEは、drx−RetransmissionTimerUL又はdrx−RetransmissionTimerDLが実行中であるときに、PDCCHでリッスンしてよい。drx−RetransmissionTimerULは、アップリンク再送に対する許可が受信されるまでの最大存続期間(UL再送に対する許可が受信されるまでの最大存続期間)として定義されてよい。drx−RetransmissionTimerDLは、ダウンリンク再送に対する許可が受信されるまでの最大存続期間(DL再送のための許可が受信されるまでの最大存続期間)として定義されてよい。
図1(b)に示されるように、ダウンリンクデータチャネルの時間領域リソースの最も早い可能な開始位置と、ダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするDCIの時間領域位置との間のインターバルが0である場合に、端末はデータをバッファリングし、DCIの時間領域位置から始まって、DCIが復号化を通じて取得されるまで、DCIを復号する。
図1(c)に示されるように、ダウンリンクデータチャネルの時間領域リソースの最も早い可能な開始位置と、ダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするDCIの時間領域位置との間のインターバルが、端末が復号化を通じてDCIを取得する期間よりも長い場合に、端末は、DCIの時間領域位置の後にデータをバッファリングする必要がなく、DCIの指示に基づいて、DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを直接受信し得る。図1(c)のプロセスでは、端末は、DCIの時間領域位置とダウンリンクデータチャネルの時間領域リソースの開始位置との間のインターバルの値に基づいて、DCIの時間領域位置の後かつダウンリンクデータチャネルの時間領域リソースの開始位置の前の期間に種々のモジュールを無効化し得る。より多くの、無効化されたモジュールは、端末のより低い電力消費を示す。一般に、ダウンリンクデータチャネルの時間領域リソースの開始位置とDCIの時間領域位置との間のより大きい時間領域インターバルは、ダウンリンクデータチャネルの時間領域リソースの開始位置とDCIの時間領域位置との間の期間における端末のより低い電力消費を示す。従って、図1(c)に示される端末の電力消費は、図1(b)に示される端末の電力消費よりも少ない。
本願の実施形態において、通信方法は、端末によって実行されてよく、あるいは、端末に適用されるチップによって実行されてよい。端末によって実行される全てのプロセスは、端末に適用されるチップによって実行されてもよく、ネットワークデバイスによって実行される全てのプロセスは、ネットワークデバイスに適用されるチップによって実行されてもよい、ことが理解され得る。このことはここで説明され、詳細はその後に説明されない。同様に、同じ説明は、他の方法での実行主体に対しても使用され得る。以下の実施形態は、1つの通信方法が端末によって実行され、もう1つの通信方法がネットワークデバイスによって実行される例を使用することによって、説明される。
実施形態1
図8は、通信方法の略フローチャートである。方法は、次のステップを含む。
S101.端末は、第1時間領域オフセットを示すために使用される情報及び/又は低電力消費を示すために使用される情報をネットワークデバイスへ送信する。
具体的に、端末は、第1時間領域オフセットを示すために使用される情報及び/又は低電力消費を示すために使用される情報をネットワークデバイスへ送信し、それにより、ネットワークデバイスは、比較的に大きい時間領域オフセット(例えば、端末によって期待される最小時間領域オフセット以上の時間領域オフセット)を示す第1時間領域リソース割り当てを設定する。すなわち、端末は、比較的に大きい時間領域オフセットを示す第1時間領域リソース割り当てを使用することを端末が期待していることをネットワークに通知し、あるいは、端末は、端末によって期待される時間領域オフセット若しくは時間領域オフセットインクリメントをネットワークデバイスに通知するか、又は端末が電力消費を低減することを期待していることをネットワークデバイスに通知する。
例えば、S101は、次の実施を含んでよい。端末は、第1時間領域オフセットを示すために使用される情報をネットワークデバイスへ送信し、あるいは、端末は、低電力消費を示すために使用される情報をネットワークデバイスへ送信し、あるいは、端末は、第1時間領域オフセットを示すために使用される情報と、低電力消費を示すために使用される情報とをネットワークデバイスへ送信する。
例えば、S101は、次の実施を含んでよい。端末は、第1時間領域オフセットを示すために使用される情報及び/又は電力消費プリファレンスを示すために使用される情報をネットワークデバイスへ送信し、あるいは、端末は、第1時間領域オフセットを示すために使用される情報及び/又は端末が比較的に大きい時間領域オフセットを期待していることを示すために使用される情報をネットワークデバイスへ送信する。S101は、代替的に、端末が、第1時間領域オフセットを示すために使用される情報及び/又は端末が時間領域オフセットを増大させることを期待していることを示すために使用される情報をネットワークデバイスへ送信することであってもよい。
第1時間領域オフセットを示すために使用される情報及び低電力消費を示すために使用される情報は、同じメッセージ(例えば、第1メッセージ)においてネットワークデバイスへ送信されてよく、あるいは、異なるメッセージにおいてネットワークデバイスへ送信されてもよい(例えば、第1時間領域オフセットを示すために使用される情報は第1メッセージにおいて運ばれ、低電力消費を示すために使用される情報は第2メッセージにおいて運ばれる)。
例えば、第1メッセージ又は第2メッセージは、端末の能力情報(例えば、UECapabilityInformation)であってよく、第1メッセージ又は第2メッセージは、端末の支援情報(例えば、UEAssistanceInformation)である。その上、第1メッセージ又は第2メッセージは、代替的に、RRCメッセージ、媒体アクセス制御コントロール要素(Medium access control Control Elements,MAC CE)、又はDCIであってよい。
留意されるべきは、本願では、Aを示すために使用される情報はAを含んでよく、あるいは、Aを示すために使用される情報は、Aに対応する指示情報であってよく、その指示情報はAを示すために使用される点である。このことはここで説明される。以下の関連記載については、ここでの説明を参照されたい。
例えば、第1時間領域オフセットを示すために使用される情報は、第1時間領域オフセット1011を含んでよい。あるいは、第1時間領域オフセットを示すために使用される情報は、第1指示情報であってよく、第1指示情報は、第1時間領域オフセット1011を決定するために使用される。
例えば、第1時間領域オフセットを示すために使用される情報は、時間領域オフセット1を含んでよい。他の例として、第1指示情報がインデックス1である場合に、第1時間領域オフセットを示すために使用される情報はインデックス1であってよく、インデックス1は時間領域オフセット1に対応する。
例えば、低電力消費を示すために使用される情報は、低電力消費情報を含んでよく、あるいは、低電力消費を示すために使用される指示情報であってよい。低電力消費を示すために使用される情報は、端末が電力消費を低減することを期待していること、又は端末が、電力消費低減のために最適化されている設定を好む(又はむしろそれを好む)ことを示すために使用される。
例えば、第2メッセージは、電力プリファレンス指示(powerPrefIndication)情報要素(information element,IE)を含み、powerPrefIndicationの値は、低電力消費(lowPowerConsumption)にセットされ、lowPowerConsumptionは、端末が電力消費を低減することを期待していることを示す。
従って、S101は、次のステップにより置換されてよい:端末は、第1時間領域オフセット1011及び/又は低電力消費情報をネットワークデバイスへ送信してよい。あるいは、S101は、次のステップにより置換されてよい:端末は、第1指示情報及び/又は低電力消費を示すために使用される情報をネットワークデバイスへ送信する。あるいは、S101は、次のステップにより置換されてよい:端末は、第1時間領域オフセット1011及び/又は低電力消費を示すために使用される情報をネットワークデバイスへ送信する。あるいは、S101は、次のステップにより置換されてよい:端末は、第1指示情報及び/又は低電力消費情報をネットワークデバイスへ送信する。
例えば、第1時間領域オフセット1011は、端末によって期待される最小時間領域オフセット、端末によって期待される最大時間領域オフセット、又は端末によって期待される時間領域オフセットインクリメントのうちの少なくとも1つであってよい。
例えば、端末によって期待される時間領域オフセットインクリメントの値は、正の数又は負の数であってよい。端末によって期待される時間領域オフセットインクリメントが正の数である場合に、それは、端末が時間領域オフセットを増大させることを期待していることを示す。時間領域オフセットを増大させることは、端末が電力消費を低減することを期待している場合に当てはまる。
端末によって期待される時間領域オフセットインクリメントが負の数である場合に、それは、端末が時間領域オフセットを低減させることを期待していることを示す。時間領域オフセットを低減させることは、端末がスケジューリング遅延を低減させることを期待している場合に当てはまる。
端末の現在の時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットCに、端末によって期待される時間領域オフセットインクリメントをプラスしたものは、端末によって期待される最小時間領域オフセット以上である。すなわち、端末によって期待される時間領域オフセットインクリメントは、端末によって期待される最小時間領域オフセットから、端末の現在の時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットCを減じることによって、取得される。端末によって期待される時間領域オフセットインクリメントは、1つ以上の時間領域オフセットインクリメントを含んでよい、ことが理解され得る。
代替的に、端末の現在の時間領域リソース割り当てテーブル/リストにおける最小時間領域オフセットに、端末によって期待される時間領域オフセットインクリメントをプラスしたものは、端末によって期待される最小時間領域オフセット以上である。
代替的に、端末の現在の時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットCに、端末によって期待される時間領域オフセットインクリメントをプラスしたものは、端末によって期待される最大時間領域オフセット以下である。すなわち、端末によって期待される時間領域オフセットインクリメントは、端末によって期待される最大時間領域オフセットから、端末の現在の時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットCを減じることによって、取得される。端末によって期待される時間領域オフセットインクリメントは、1つ以上の時間領域オフセットインクリメントを含んでよい。代替的に、端末の現在の時間領域リソース割り当てテーブル/リストにおける最大時間領域オフセットに、端末によって期待される時間領域オフセットインクリメントをプラスしたものは、端末によって期待される最大時間領域オフセット以下である。
本願のこの実施形態では、端末によって期待される時間領域オフセットインクリメントの値は、正の数又は負の数であってよい、ことが理解され得る。
具体的に、端末の現在の時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットCが、端末によって期待される最大時間領域オフセットよりも大きい場合に、端末によって期待される時間領域オフセットインクリメントは負の数である。端末の現在の時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットCが、端末によって期待される最小時間領域オフセットよりも小さい場合に、端末によって期待される時間領域オフセットインクリメントは正の数である。
留意されるべきは、端末が比較的に小さい時間領域オフセット(例えば、端末によって期待される最大時間領域オフセット以下の時間領域オフセット)を必要とする場合に、S101で低電力消費を示すために使用される情報は、低スケジューリング遅延を示すために使用される情報により置換されてよく、あるいは、端末が比較的に小さい時間領域オフセット期待していることを示すために使用される情報により置換されてよい。端末が、低スケジューリング遅延及び低電力消費の両方を満足する第1時間領域リソース割り当てを必要とする場合に、端末は、第1時間領域リソースを示すために使用される情報、低電力消費を示すために使用される情報、又は低スケジューリング遅延を示すために使用される情報のうちの1つ以上を送信してよい。例えば、端末は、端末によって期待される最小時間領域オフセットと、端末によって期待される最大時間領域オフセットとをネットワークデバイスへ送信する。あるいは、端末は、低電力消費を示すために使用される情報と、低スケジューリング遅延を示すために使用される情報とをネットワークデバイスへ送信する。
現在の時間領域リソース割り当ては、端末のために事前に設定されてよく、あるいは、予め定義されてよく、あるいは、ネットワークデバイスによって端末へ送信されてよい。これは、本願のこの実施形態で限定されない。
本願のこの実施形態では、時間領域オフセット又は時間領域オフセットインクリメントの時間単位は、スロット(slot)、シンボル(Symbol)、ミニスロット、サブフレーム、ミリ秒、などであってよい。
S102.ネットワークデバイスは、端末によって送信される、第1時間領域オフセットを示すために使用される情報及び/又は低電力消費を示すために使用される情報を受信する。
S103.ネットワークデバイスは、第1情報を端末へ送信し、このとき、第1情報は、第1時間領域リソース割り当てを決定するために使用されるか、あるいは、第1情報は、第1時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットを決定するために使用される。
例えば、第1情報は、RRCメッセージであってよく、具体的には、RRC再設定メッセージであってよい。第1情報は、代替的に、MAC CE又はDCIであってよい。第1情報は、代替的に、RRC接続確立メッセージ又はRRC接続再確立メッセージであってよい。
具体的に、第1時間領域リソース割り当ては、1つ以上の時間領域リソース割り当てを含む。
本願のこの実施形態では、第1時間領域リソース割り当てが1つ以上の時間領域リソース割り当てを含む場合に、第1時間領域リソース割り当ては、1つ以上の第3時間領域オフセット1013を示してよい。具体的に、1つ以上の時間領域リソース割り当ての夫々は、1つの第3時間領域オフセット1013を示す。
本願のこの実施形態では、1つの時間領域リソース割り当ては、スロットオフセットK0及び/又は開始シンボルを含むか又はそれを示してよい。スロットオフセットは、ダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするDCIが位置しているスロットに対するオフセットであってよい。開始シンボルは、ダウンリンクデータチャネルが位置しているスロットの開始シンボルであってよい。
時間領域リソース割り当ては、ダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするDCIの時間領域位置に対するダウンリンクデータチャネルの時間領域位置のオフセットを示してよく、端末は、時間領域リソース割り当てに基づいて、ダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするDCIの時間領域位置に対するダウンリンクデータチャネルの時間領域位置のオフセットを決定してよい、ことが理解され得る。代替的に、時間領域リソース割り当ては、ダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするDCIの時間領域リソースの開始位置に対するダウンリンクデータチャネルの時間領域リソースの開始位置のオフセットを示してよく、端末は、時間領域リソース割り当てに基づいて、ダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするDCIの時間領域リソースの開始位置に対するダウンリンクデータチャネルの時間領域リソースの開始位置のオフセットを決定してよい。代替的に、時間領域リソース割り当ては、ダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするDCIが位置しているスロットに対する、ダウンリンクデータチャネルが位置しているスロットのオフセットを示してよく、端末は、端末領域リソース割り当てに基づいて、ダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするDCIが位置しているスロットに対する、ダウンリンクデータチャネルが位置しているスロットのオフセットを決定してよい。代替的に、時間領域リソース割り当ては、ダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするDCIが位置しているスロットの開始に対するダウンリンクデータチャネルの開始シンボルのオフセットを示してよく、端末は、時間領域リソース割り当てに基づいて、ダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするDCIが位置しているスロットの開始に対するダウンリンクデータチャネルの開始シンボルのオフセットを決定してよい。代替的に、時間領域リソース割り当ては、ダウンリンクデータチャネルが位置しているスロットの開始に対するダウンリンクデータチャネルの開始シンボルのオフセットを示してよく、端末は、時間領域リソース割り当てに基づいて、ダウンリンクデータチャネルが位置しているスロットの開始に対するダウンリンクデータチャネルの開始シンボルのオフセットを決定してよい。
留意されるべきは、本願のこの実施形態において時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットは、時間領域リソース割り当てに含まれる時間領域オフセットであってよい点である。このことはここで説明されており、詳細はその後に説明されない。
例えば、第1時間領域リソース割り当てによって示される第3時間領域オフセット1013と、第1時間領域オフセット1011とは、場合1から場合5のうちの少なくとも1つを満足する。
場合1:第1時間領域オフセット1011が、端末によって期待される最小時間領域オフセットである場合に、第3時間領域オフセット1013は、第1時間領域オフセット1011以上である。第3時間領域オフセット1013は、端末によって期待される最小時間領域オフセット以上であるように制限される。このようにして、ダウンリンクデータチャネルをスケジューリングするDCIの時間領域位置とダウンリンクデータチャネルの時間領域リソースの開始位置との間のインターバルは増大可能であり、それによって端末の電力消費を低減する。
場合2:第1時間領域オフセット1011が、端末によって期待される時間領域オフセットインクリメントである場合に、第3時間領域オフセット1013は、第1時間領域オフセット1011と第4時間領域オフセット1014との和以上である。第4時間領域オフセット1014は、端末の第2時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットである。
場合3:第1時間領域オフセット1011が、端末によって期待される最小時間領域オフセット及び端末によって期待される最大時間領域オフセットである場合に、第3時間領域オフセット1013は、端末によって期待される最小時間領域オフセット以上であり、かつ、第3時間領域オフセット1013は、端末によって期待される最大時間領域オフセット以下である。このようにして、端末の電力消費のみが低減され得るだけでなく、スケジューリング遅延も低減され得る。
場合4:第1時間領域オフセット1011が、端末によって期待される最大時間領域オフセットである場合に、第3時間領域オフセット1013は、端末によって期待される最大時間領域オフセット以下である。第3時間領域オフセット1013は、端末によって期待される最大時間領域オフセット以下であるように制限される。このようにして、スケジューリング遅延は低減可能である。
留意されるべきは、端末が、端末によって期待される最大時間領域オフセットをネットワークデバイスへ送る場合に、端末は、低遅延を示すために使用される情報又は遅延プリファレンスを示すために使用される情報を送信するか、あるいは、低電力消費を示すために使用される情報を、端末がS101で電力消費を低減する必要がないことを示すために使用される情報により置換してよい点である。
場合5:第1時間領域オフセット1011が、端末によって期待される時間領域オフセットインクリメントである場合に、第3時間領域オフセット1013は、第1時間領域オフセット1011と第4時間領域オフセット1014との和以下である。第4時間領域オフセット1014は、端末の第2時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットである。
場合2と場合5との間の相違は、場合2が、第4時間領域オフセット1014が端末によって期待される最小時間領域オフセットよりも小さい場合に当てはまり、場合5が、第4時間領域オフセット1014が端末によって期待される最大時間領域オフセットよりも大きい場合に当てはまる点にある。場合2では、第4時間領域オフセット1014と、端末によって期待される時間領域オフセットインクリメントとに基づいて取得される第3時間領域オフセット1013は、端末によって期待される最小時間領域オフセット以上であってよい。場合5では、第4時間領域オフセット1014と、端末によって期待される時間領域オフセットインクリメントとに基づいて取得される第3時間領域オフセット1013は、端末によって期待される最大時間領域オフセット以下であってよい。
留意されるべきは、ネットワークデバイスによって端末へ送信される第1時間領域リソース割り当ては、代替的に、場合1から場合5において第3時間領域オフセット1013を満足しなくてもよい点である。第1時間領域リソース割り当ては、複数の時間領域リソース割り当てを含み、第1時間領域リソース割り当てによって示される第3時間領域オフセット1013は、第1時間領域オフセット1011以上の第3時間領域オフセット1013を含んでよく、あるいは、第1時間領域オフセット1011よりも小さい第3時間領域オフセット1013を含んでもよい。
S104.端末は、ネットワークデバイスによって送信された第1情報を受信する。
本願のこの実施形態で提供される通信方法に従って、時間領域リソース割り当ては、通常は、ダウンリンクデータチャネルの時間領域リソースの開始位置を運ぶ。従って、端末は、第1時間領域オフセットを示すために使用される情報及び/又は低電力消費を示すために使用される情報をネットワークデバイスへ送信し、それにより、DCIの時間領域位置と、ネットワークデバイスによって端末のために設定された第1時間領域リソース割り当て又はネットワークが端末に決定するよう指示する第1時間領域リソース割り当てにおいて含まれる/指示される時間領域リソースの開始位置との間には、比較的に長いインターバルが存在する。端末の実際の実施では、端末は、DCIの時間領域位置とダウンリンクデータチャネルの時間領域リソースの開始位置との間のインターバルの値に基づいて、DCIの時間領域位置の後かつダウンリンクデータチャネルの時間領域リソースの開始位置の前の期間に種々のモジュールを無効化してよい。より多くの、無効化されたモジュールは、端末のより低い電力消費を示す。通常、ダウンリンクデータチャネルの時間領域リソースの開始位置とDCIの時間領域位置との間のより長い時間領域インターバルは、ダウンリンクデータチャネルの時間領域リソースの開始位置とDCIの時間領域位置との間の期間における端末のより低い電力消費を示す。
第1時間領域オフセットを示すために使用される情報及び/又は低電力消費を示すために使用される情報を受信した後、ネットワークデバイスは、第1時間領域リソース割り当てを決定し、それから、第1情報を使用することによって第1時間領域リソース割り当てを端末へ送信してよい。その上、第1時間領域オフセットを示すために使用される情報及び/又は低電力消費を示すために使用される情報を受信した後、ネットワークデバイスは、第1情報を使用することによって、第1時間領域リソース割り当てを決定するよう端末に指示してよい。異なる場合では、具体的な実施は異なり、以下の実施形態で別々に説明される。
例1:第1情報は、第1時間領域リソース割り当てを決定するよう端末に指示する。
具体的に、端末は、第2時間領域リソース割り当てを有し、第2時間領域リソース割り当ては、予め定義されてよく(例えば、標準プロトコルで定義された時間領域リソース割り当てテーブル、又は標準プロトコルで定義された時間領域リソース割り当てテーブルにおける各行に対応する時間領域リソース割り当て)、あるいは、ネットワークデバイスから端末によって取得されてよい。
第2時間領域リソース割り当てがネットワークデバイスから端末によって取得される場合に、図9に示されるように、本願のこの実施形態で提供される方法は、次のステップを更に含む。
S105.ネットワークデバイスは、第3メッセージを端末へ送信し、このとき、第3メッセージは、第2時間領域リソース割り当てを含むか、あるいは、第3メッセージは、第2時間領域リソース割り当てを示すために使用される。
S106.端末は、第3メッセージに基づいて第2時間領域リソース割り当てを取得する。
例えば、S106は、次の様態で実装されてよい:第3メッセージに含まれている第2時間領域リソース割り当てを取得するよう第3メッセージをパースする。代替的に、S106は、次の様態で実装されてよい:第3メッセージに基づいて、時間領域リソース割り当てを示すために使用される情報を決定し、時間領域リソース割り当てを示すために使用される情報に基づいて、その情報によって示される第2時間領域リソース割り当てを決定する。
任意に、S106を実行した後、第2時間領域リソース割り当てによって示される第4時間領域オフセット1014が前もってセットされた条件を満足しないと端末が決定する場合には、端末はS101を実行してよい。
例えば、前もってセットされた条件は、次の1つ以上を含む。
第2時間領域リソース割り当てによって示される全ての第4時間領域オフセット1014が、端末によって期待される最小時間領域オフセットよりも小さいこと、
第2時間領域リソース割り当てによって示される1つ以上の第4時間領域オフセットに含まれかつ端末によって期待される最小時間領域オフセットよりも小さい第4時間領域オフセット1014の数が、第1閾値よりも多いこと、
第2時間領域リソース割り当てによって全ての第4時間領域オフセット1014が、端末によって期待される最大時間領域オフセットよりも大きいこと、
第2時間領域リソース割り当てによって示される1つ以上の第4時間領域オフセットに含まれかつ端末によって期待される最大時間領域オフセットよりも大きい第4時間領域オフセット1014の数が、第1閾値よりも多いこと、又は
第2時間領域リソース割り当てによって示される第4時間領域オフセット1014が、端末によって期待される最大時間領域オフセットと端末によって期待される最小時間領域オフセットとの間にないこと。
第1閾値は、端末によって決定されてよく、あるいは、端末のためにネットワークデバイスによって設定されてよい。これはここで限定されない。
可能な実施において、図9に示されるように、S103は、具体的に、次の様態で実装されてよい:ネットワークデバイスは、第1時間領域リソース割り当てを決定するよう端末に指示するために使用される第1情報を端末へ送信する。
例えば、第1情報は、第2指示情報を含んでよく、第2指示情報は、第1時間領域リソース割り当てを決定するよう端末に指示するために使用される。代替的に、第1情報は、第2時間領域オフセット1012を示すために使用される情報を含んでもよい。代替的に、第1情報は、第2指示情報と、第2時間領域オフセット1012を示すために使用される情報とを含む。このようにして、第1情報を受信した後、端末は、第1時間領域リソース割り当てを決定してよい。
確かに、ネットワークデバイスが、第2指示情報と、第2時間領域オフセット1012を示すために使用される情報とを端末へ送信しない場合に、端末は、同様に、第1時間領域リソース割り当てを決定し得る。この場合に、端末は、第2時間領域リソース割り当て及び予め定義された第2時間領域オフセット1012に基づいて、又は第1時間領域オフセットに基づいて、第1時間領域リソース割り当てを取得し得る。
図9に示されるように、本願のこの実施形態で提供される方法は、次のステップを更に含む。
S107.端末は、第2時間領域リソース割り当て及び第2時間領域オフセット1012に基づいて第1時間領域リソース割り当てを決定する。
具体的に、第2時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットは、第1時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットとは異なる。第2時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットが、第1時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットとは異なることは、第1時間領域リソース割り当てによって示されるスロットオフセットが、第2時間領域リソース割り当てによって示されるスロットオフセットとは異なること、又は第1時間領域リソース割り当てによって示される開始シンボルが、第2時間領域リソース割り当てによって示される開始シンボルとは異なること、又は第1時間領域リソース割り当てによって示される開始シンボルが、第2時間領域リソース割り当てによって示される開始シンボルとは異なり、かつ、第1時間領域リソース割り当てによって示されるスロットオフセットが、第2時間領域リソース割り当てによって示されるスロットオフセットとは異なることを意味し得る。
例えば、第1時間領域リソース割り当ては、スロットオフセット1と、開始シンボルとなる第3シンボルとを含み、第2時間領域リソース割り当ては、スロットオフセット0と、開始シンボルとなる第2シンボルとを含む。
例えば、第1情報が第2指示情報を含むが、第2時間領域オフセット1012を示すために使用される情報を含まない場合に、第2時間領域オフセット1012は、予め定義された時間領域オフセットであってよく、あるいは、第2時間領域オフセット1012は、第1時間領域オフセット1011である。
例えば、第1情報が、第2時間領域オフセット1012を示すために使用される情報を含む場合に、第2時間領域オフセット1012は、第1情報によって示される時間領域オフセットであるか、あるいは、第2時間領域オフセット1012は、第1情報によって示される時間領域オフセットインクリメントである。
更に、本願のこの実施形態は、ネットワークデバイスが、第1時間領域オフセットを示すために使用される情報及び/又は低電力消費を示すために使用される情報に基づいて第2時間領域オフセット1012を決定することを更に含む。
方法a:第1時間領域オフセットを示すために使用され、ネットワークによって受信される情報が、端末によって期待される最大時間領域オフセットである場合に、第2時間領域リソース割り当てによって示される1つ以上の第4時間領域オフセット1014が、端末によって期待される最大時間領域オフセットよりも大きいならば、ネットワークデバイスは、それらの1つ以上の第4時間領域オフセット1014と、端末によって期待される最大時間領域オフセットとに基づいて、第2時間領域オフセット1012を決定し得る。この場合に、第2時間領域オフセット1012は、1つ以上の時間領域オフセットインクリメントを含む。具体的に、ネットワークデバイスは、1つ以上の第4時間領域オフセット1014の夫々から、端末によって期待される最大時間領域オフセットを減じることによって、第2時間領域オフセット1012を取得し得る。
例えば、時間領域オフセットは、開始シンボルで表現される。端末によって期待される最大時間領域オフセットは3シンボルである、と仮定される。この場合に、第4時間領域オフセット1014が5シンボルであるならば、ネットワークデバイスは、第2時間領域オフセット1012が2シンボルであると決定し得る。第4時間領域オフセット1014が6シンボルである場合には、ネットワークデバイスは、第2時間領域オフセット1012が3シンボルであると決定し得る。
更に、1つ以上の第4時間領域オフセット1014の中の最大の第4時間領域オフセット1014と、端末によって期待される最大時間領域オフセットとの間の差が、1つ以上の第4時間領域オフセット1014の中の最小の第4時間領域オフセット1014よりも大きい場合には、ネットワークデバイスは、第2時間領域オフセット1012が、その最大の第4時間領域オフセット1014と端末によって期待される最大時間領域オフセットとの間の差であると決定してよい。
例えば、時間領域オフセットは、スロットオフセットで表現される。端末によって期待される最大時間領域オフセットが1スロットであり、第4時間領域オフセット1014がゼロスロットである場合に、ネットワークデバイスは、第2時間領域オフセット1012が1スロットであると決定し得る。
例えば、時間領域オフセットは、開始シンボルで表現される。端末によって期待される最大時間領域オフセットはMシンボルである、と仮定される。この場合に、第4時間領域オフセット1014がNシンボルであるならば、ネットワークデバイスは、第2時間領域オフセット1012が2シンボルであると決定し得る。第4時間領域オフセット1014が6シンボルである場合には、ネットワークデバイスは、第2時間領域オフセット1012が3シンボルであると決定し得る。
留意されるべきは、端末によって期待され、端末によって送信される最大時間領域オフセットは、スロットオフセットK0及び開始シンボルオフセットの両方を含んでよい点である。
例えば、端末によって期待される最大スロットオフセットK0は1スロットであり、開始シンボルは3番目のシンボル(例えば、シンボル2)である。第4時間領域オフセット1014が2シンボル(例えば、シンボル1)であり、第4時間領域オフセット1014がスロット0に位置する場合に、ネットワークデバイスは、第2時間領域オフセット1012が1スロットかつ1シンボルであると決定し得る。
具体的に、本願のこの実施形態におけるスロットは、14個のシンボル、例えば、シンボル0から13を含んでよい。1つのスロットは、12個のシンボル又は他の数量のシンボルを代替的に含んでもよい。これは本願で限定されない。
方法b:ネットワークデバイスが、端末によって期待される最小時間領域オフセットを受信する場合に、第2時間領域リソース割り当てによって示される1つ以上の第4時間領域オフセット1014が、端末によって期待される最小時間領域オフセットよりも小さいならば、ネットワークデバイスは、それらの1つ以上の第4時間領域オフセット1014の中の最小の第4時間領域オフセット1014と、端末によって期待される最小時間領域オフセットとに基づいて、第2時間領域オフセット1012を決定してよい。この場合に、第2時間領域オフセット1012は、時間領域オフセットインクリメントである。確かに、ネットワークデバイスは、代替的に、1つ以上の第4時間領域オフセット1014の夫々と、端末によって期待される最小時間領域オフセットとに基づいて、第2時間領域オフセット1012を決定してもよい。
具体的に、ネットワークデバイスは、端末によって期待される最小時間領域オフセットから最小の第4時間領域オフセット1014を減じることによって、第2時間領域オフセット1012を取得してよい。
ネットワークデバイスが、端末によって期待される最小時間領域オフセットと、端末によって期待される最大時間領域オフセットとを受信する場合に、ネットワークデバイスが第2時間領域オフセット1012を決定する方法については、上記の方法a及びbを参照されたい。詳細はここで再び説明されない。
ネットワークデバイスは、第1時間領域オフセット1011に基づいて第2時間領域オフセット1012を更に決定してもよい。決定方法については、ネットワークデバイスが、端末によって期待される最小時間領域オフセットに基づいて第2時間領域オフセット1012を決定する上記の方法を参照されたい。例えば、第1時間領域オフセット1011が、端末によって期待される最小時間領域オフセットである場合に、ネットワークデバイスは、上記の方法bで第2時間領域オフセット1012を決定してよい。
方法c:第1時間領域オフセットを示すために使用され、ネットワークデバイスによって受信される情報が、端末によって期待される時間領域オフセットインクリメントである場合に、ネットワークデバイスは、第2時間領域オフセット1012が端末によって期待される時間領域オフセットインクリメントであることを決定し得る。
方法d:第1時間領域オフセットを示すために使用され、ネットワークデバイスによって受信される情報が、低電力消費を示すために使用される情報/低スケジューリング遅延を示すために使用される情報である場合に、ネットワークデバイスは、第2時間領域オフセット1012が予め定義された時間領域オフセットであることを決定し得る。
例えば、S107は、具体的に、次の方法で実装されてよい。
方法1−1:第1時間領域リソース割り当ては、第2時間領域リソース割り当てにおける目標時間領域リソース割り当てを含む。すなわち、端末は、第1情報に基づいて第2時間領域リソース割り当てから目標時間領域リソース割り当てを選択し得る。
可能な実施において、目標時間領域リソース割り当てによって示される第5時間領域オフセット1015は、第2時間領域オフセット1012以上である。
例Aでは、目標時間領域リソース割り当てによって示される第5時間領域オフセット1015は、第2時間領域オフセット1012以上である。第1時間領域リソース割り当てによって示される1つ以上の第3時間領域オフセット1013の中の最小値が第2時間領域オフセット1012であることも理解され得る。例Aは、第2時間領域オフセット1012が端末によって期待される最小時間領域オフセットである場合に当てはまる。
すなわち、第1時間領域リソース割り当ては、第2時間領域リソース割り当ての全体集合又は部分集合である。つまり、ネットワークデバイス又は端末によって使用され得る第1時間領域リソース割り当ては、端末によって期待される最小時間領域オフセット以上の時間領域オフセットを示す、第2時間領域リソース割り当ての中の時間領域リソース割り当てである。
例えば、第2時間領域リソース割り当ては、表1に示される時間領域リソース割り当てテーブルである。例えば、第1時間領域オフセット1011が7シンボルである場合に、第1時間領域リソース割り当ては、表1の行インデックス6、行インデックス10、行インデックス11、及び行インデックス16に対応する時間領域リソース割り当てであってよい。
他の可能な実施では、第5時間領域オフセット1015は、第2時間領域オフセット1012以下である。
例Bでは、目標時間領域リソース割り当てによって示される第5時間領域オフセット1015は、第2時間領域オフセット1012以下である。第1時間領域リソース割り当てによって示される1つ以上の第3時間領域オフセット1013の中の最大値が第2時間領域オフセット1012であることも理解され得る。例Bは、第2時間領域オフセット1012が端末によって期待される最大時間領域オフセットである場合に当てはまる。
例えば、第2時間領域リソース割り当ては、表1に示される時間領域リソース割り当てテーブルである。例えば、第1時間領域オフセット1011が7シンボルである場合に、第1時間領域リソース割り当ては、表1の行インデックス1から行インデックス5、行インデックス7から行インデックス9、及び行インデックス12から行インデックス15に対応する時間領域リソース割り当てであってよい。
例Cでは、ネットワークデバイス又は端末によって使用され得る第1時間領域リソース割り当ては、端末によって期待される最小時間領域オフセット以上でありかつ端末によって期待される最大時間領域オフセット以下である時間領域オフセットを示す、第2時間領域リソース割り当ての中の時間領域リソース割り当てである。例Cは、第2時間領域オフセット1012が、端末によって期待される最小時間領域オフセット及び端末によって期待される最大時間領域オフセットである場合に当てはまる。
例えば、第2時間領域リソース割り当ては、表1に示される時間領域リソース割り当てテーブルである。例えば、端末によって期待される最小時間領域オフセットが6シンボルでありかつ端末によって期待される最大時間領域オフセットが9シンボルである場合に、第1時間領域リソース割り当ては、表1の行インデックス6、行インデックス7、行インデックス10、及び行インデックス16に対応する時間領域リソース割り当てであってよい。
方法1−2:第1時間領域リソース割り当てによって示される第3時間領域オフセット1013は、第4時間領域オフセット1014及び第2時間領域オフセット1012に基づいて取得される。第4時間領域オフセットは、第2時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットである。
端末は、第2時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットに第2時間領域オフセット1012を加えることによって、第1時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットを取得し得る、ことが理解され得る。
例えば、方法1−2は、次の方法1−21から1−23で具体的に実装されてよい。
方法1−21:第3時間領域オフセット1013は、第4時間領域オフセット1014に第2時間領域オフセット1012をプラスしたものである。
具体的に、方法1−21では、第3時間領域オフセット1013は、端末によって期待される最小時間領域オフセット以上であり得る。
例えば、方法1−21は、第2時間領域オフセット1012が、端末によって期待される時間領域オフセットインクリメント、又は第1情報によって示される時間領域オフセットインクリメントである場合に当てはまる。
例えば、第2時間領域リソース割り当ては、表1に示される時間領域リソース割り当てテーブルである。第2時間領域オフセット1012が1スロットである場合に、表1に示される時間領域リソース割り当てテーブルにおける各行に対応する時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットに1スロットをプラスしたものが、第1時間領域リソース割り当てによって示されるオフセットである。表1に示される時間領域リソース割り当てテーブルにおける各行に対応する時間領域リソース割り当てにおけるK
0に1スロットをプラスしたものは、第1時間領域リソース割り当てである、ことが理解され得る。表2は、表の形で存在する第1時間領域リソース割り当てを示す。第1時間領域リソース割り当てが複数の時間領域リソース割り当てを含む場合に、第1時間領域リソース割り当ては、第1時間領域リソース割り当てリスト又は第1時間領域リソース割り当てテーブルであってよい、ことが理解され得る。
方法1−22:第3時間領域オフセット1013は、第4時間領域オフセット1014に第2時間領域オフセット1012をプラスしたものから、第2時間領域リソース割り当てによって示される最小時間領域オフセットをマイナスしたものである。
例えば、第2時間領域リソース割り当ては、表1に示される時間領域リソース割り当てテーブルであり、第2時間領域リソース割り当てによって示される最小時間領域オフセットは、1シンボルである。例えば、第2時間領域オフセット1012が3シンボルである場合に、表1に示される時間領域リソース割り当てテーブルにおける各行に対応する第2時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットに3シンボルをプラスしたものから1シンボルをマイナスしたものが、第1時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットである。表1に示される時間領域リソース割り当てテーブルにおける各行に対応する第2時間領域リソース割り当てにおけるSに3シンボルをプラスしたものから1シンボルをマイナスしたものは、第1時間領域リソース割り当てである、ことが理解され得る。これは表3に示される。
方法1−23:第3時間領域オフセット1013は、第4時間領域オフセット1014から第2時間領域オフセット1012をマイナスしたものである。
例えば、端末によって期待される最大時間領域オフセットは9シンボルであり、表1に示される行インデックス6、行インデックス10、行インデックス11、及び行インデックス16によって示される第4時間領域オフセット1014は全て、9シンボルよりも大きい。従って、端末は、行インデックス6、行インデックス10、行インデックス11、及び行インデックス16によって示される第4時間領域オフセット1014の夫々から1つの第2時間領域オフセット1012を減じてよく、それにより、最終的に得られる第3時間領域オフセット1013は、端末によって期待される最大時間領域オフセット以下である。
留意されるべきは、ネットワークデバイスが第2時間領域オフセット1012を端末に示す場合に、ネットワークデバイスは、端末へインジケータを更に送信してもよい点である。インジケータは、端末が第4時間領域オフセット1014から第2時間領域オフセット1012を減じるか、又は第4時間領域オフセット1014に第2時間領域オフセット1012を加えるかどうかを示すために使用される。
例えば、第2時間領域オフセット1012を示すために使用される情報を送信する場合に、ネットワークデバイスは、第1インジケータ又は第2インジケータを更に運ぶ。第1インジケータは、第4時間領域オフセット1014から第2時間領域オフセット1012を減じるよう指示するために使用され、第2インジケータは、第4時間領域オフセット1014に第2時間領域オフセット1012を加えるよう指示するために使用される。
留意されるべきは、端末が第2時間領域リソース割り当てを有する場合に、S101は省略されてよい点である。具体的に言えば、端末は、第1時間領域オフセットを示すために使用される情報及び/又は低電力消費を示すために使用される情報をネットワークデバイスへ送信する必要がなく、ネットワークデバイスは、第1情報を端末へ送信することを決定してよい。第1情報は、第2時間領域オフセットを含むか、あるいは、第1情報は、第2時間領域オフセット1012を示すために使用され、それにより、端末は、第2時間領域リソース割り当て及び第2時間領域オフセット1012に基づいて、第1時間領域リソース割り当てを決定する。
留意されるべきは、端末又はネットワークデバイスが第2時間領域リソース割り当て又は第2時間領域オフセット1012に基づいて第1時間領域リソース割り当てを取得するかどうかにかかわらず、取得された第1時間領域リソース割り当てにおける第3時間領域オフセット1013の時間領域リソースの開始位置は、第2時間領域リソース割り当てによって示される第4時間領域オフセット1014の時間領域リソースの開始位置とは、具体的に、スロットオフセット、又は開始シンボル、又はスロットオフセット及び開始シンボルの両方において異なる点である。
例えば、第4時間領域オフセット1014は、開始シンボルとなる第3シンボルと、スロットオフセット0を含む、と仮定される。この場合に、第2時間領域オフセット1012が時間領域オフセットインクリメントを示し、第2時間領域オフセット1012の開始シンボルインクリメントは3シンボルであり、スロットオフセットインクリメントは1スロットであるならば、ネットワークデバイス又は端末が第1時間領域リソース割り当てを決定するかどうかにかかわらず、上記の方法でネットワークデバイス又は端末によって最終的に決定される第1時間領域リソース割り当てによって示される第3時間領域オフセット1013は、開始シンボルとなる第6シンボルと、スロットオフセット1を含み得る。
例1において端末によって第1時間領域リソース割り当てを決定する全てのプロセスは、ネットワークデバイスによっても実行されてよい。
例2:ネットワークデバイスが第1時間領域リソース割り当てを決定する。
可能な実施において、図10に示されるように、S103の前に、本願のこの実施形態で提供される方法は、次のステップを更に含む。
S108.ネットワークデバイスは、第1時間領域オフセットを示すために使用される情報及び/又は低電力消費を示すために使用される情報に基づいて第1時間領域リソース割り当てを決定する。
相応して、S103の後、本願のこの実施形態で提供される方法は、次の:S109.端末が第1情報に基づいて第1時間領域リソース割り当てを決定する、ステップを更に含む。
例えば、S108は、次の方法で実施されてよい。
第1の可能な実施では、ネットワークデバイスは、端末によって期待され端末によって送信される最小時間領域オフセットを受信するか、あるいは、端末によって送信される、端末によって期待される最小時間領域オフセット及び低電力消費を示すために使用される情報を受信する。この場合に、ネットワークデバイスは、第1時間領域リソース割り当てによって示される第3時間領域オフセット1013が、端末によって期待される最小時間領域オフセット以上であるように、端末によって期待される最小時間領域オフセットに基づいて端末のために第1時間領域リソース割り当てを設定してよい。
ネットワークデバイスは、第1時間領域リソース割り当てに含まれる1つ以上の時間領域リソース割り当ての夫々によって示される第3時間領域オフセット1013が、端末によって期待される最小時間領域オフセット以上であるように、端末によって期待される最小時間領域オフセットに基づいて端末のために第1時間領域リソース割り当てを設定してよい、ことが理解され得る。
例えば、端末によって期待される最小時間領域オフセットが3シンボルである場合に、端末のためにネットワークデバイスによって選択され得る第1時間領域リソース割り当てによって示される第3時間領域オフセット1013は、3シンボル以上である。
ネットワークデバイスが、端末によって期待され端末によって送信差rセル最大時間領域オフセットを受信するか、あるいは、端末によって送信される、端末によって期待される最大時間領域オフセット及び低スケジューリング遅延を示すために使用される情報を受信する場合に、ネットワークデバイスは、第1時間領域リソース割り当てによって示される第3時間領域オフセット1013が、端末によって期待される最大時間領域オフセット以下であるように、端末によって期待される最大時間領域オフセットに基づいて端末のために第1時間領域リソース割り当てを設定してよい。
ネットワークデバイスが、端末によって送信される、端末によって期待される最大時間領域オフセット及び端末によって期待される最小時間領域オフセットを受信する場合に、ネットワークデバイスは、第1時間領域リソース割り当てによって示される第3時間領域オフセット1013が、端末によって期待される最大時間領域オフセット以下であり、かつ、端末によって期待される最小時間領域オフセット以上であるように、端末によって期待される最大時間領域オフセット及び端末によって期待される最小時間領域オフセットに基づいて端末のために第1時間領域リソース割り当てを設定してよい。
代替的に、ネットワークデバイスが第2時間領域リソース割り当てを有する場合に、ネットワークデバイスは、第2時間領域リソース割り当て及び第2時間領域オフセットに基づいて、第1時間領域リソース割り当てを決定してよい。具体的な実施については、S107における具体的な実施を参照されたい。詳細は、ここで再び説明されない。
第2の可能な実施では、ネットワークデバイスが、端末によって送信される、端末によって期待される時間領域オフセットインクリメント及び/又は低電力消費を示すために使用される情報を受信する場合に、ネットワークデバイスは、第2時間領域リソース割り当て及び第2時間領域オフセット1012に基づいて、第1時間領域リソース割り当てを決定してよい。第2時間領域リソース割り当ては、ネットワークデバイス及び端末における時間領域リソース割り当てである。
例えば、第2時間領域オフセット1012は、端末によって期待される時間領域オフセットインクリメントであってよく、あるいは、予め定義された時間領域オフセットであってよく、あるいは、予め定義された時間領域オフセットインクリメントであってよい。
方法1:ネットワークデバイスは、第1時間領域リソース割り当てによって示されるが、第2時間領域リソース割り当てによって示される第4時間領域オフセット1014と、端末によって期待される時間領域オフセットインクリメント/予め定義された時間領域オフセットインクリメントとの和以上であるように、端末によって期待される時間領域オフセットインクリメント又は予め定義された時間領域オフセットインクリメントに基づいて、端末のために第1時間領域リソース割り当てを設定してよい。
この場合に、第1時間領域リソース割り当ては、第2時間領域リソース割り当てによって示される第4時間領域オフセット1014に、端末によって期待される時間領域オフセットインクリメント又は予め定義された時間領域オフセットインクリメントを加えることによって、取得され得る、ことが理解され得る。
ネットワークデバイスは、第1時間領域リソース割り当てに含まれる各時間領域リソース割り当てによって示される第3時間領域オフセット1013が、第2時間領域リソース割り当てによって示される最小の時間領域オフセットと、端末によって期待される時間領域オフセットインクリメント/予め定義された時間領域オフセットインクリメントとの和以上であることができるように、端末によって期待される時間領域オフセットインクリメント又は予め定義された時間領域オフセットインクリメントに基づいて、端末のために第1時間領域リソース割り当てを設定してよい、ことが理解され得る。
ネットワークデバイスは、第1時間領域オフセット1011に基づいて第1時間領域リソース割り当てを更に決定してもよい。決定方法については、ネットワークデバイスが、端末によって期待される最小時間領域オフセット又は端末によって期待される時間領域オフセットインクリメントに基づいて第1時間領域リソース割り当てを決定する上記の方法を参照されたい。
例2では、第1情報は、第1時間領域リソース割り当てを含んでよく、あるいは、第1情報は、第1時間領域リソース割り当てを示すために使用される。この場合に、S109は、具体的に、次の方法で実施されてよい:端末は、第1情報から第1時間領域リソース割り当てを決定してよい。
第3の可能な実施では、第1情報は、具体的に、第1周波数領域リソース(例えば、BWP)へハンドオーバーするよう端末に指示するために使用される。この場合に、S109は、具体的に、次の方法で実施されてよい:端末は、第1周波数領域リソースに対応する時間領域リソース割り当てを第1時間領域リソース割り当てとして決定する。
ネットワークデバイスは、端末のために複数の周波数領域リソースを設定してよく、複数の周波数領域リソースの夫々は、1つの時間領域リソース割り当てに対応する、ことが理解され得る。ネットワークデバイスは、端末によって使用されるべき周波数領域リソースを動的に示してよい。
具体的に、端末が第1情報に基づいて第1周波数領域リソースへハンドオーバーした後、端末がDCIを受信するならば、端末は、第1時間領域リソース割り当てに基づいて第1周波数領域リソースで、DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを受信する。
具体的に、ネットワークデバイスは、第1の可能な実施及び第2の可能な実施において、複数の周波数領域リソースの全てに対応する時間領域リソース割り当てから第1時間領域リソース割り当てを決定してよく、それから、ネットワークデバイスは、端末に対して、第1周波数領域リソースへハンドオーバーするよう端末に指示するために使用される第1情報を送信する。このようにして、端末は、第1周波数領域リソースに対応する時間領域リソース割り当てを第1時間領域リソース割り当てとして決定し得る。
留意されるべきは、第1時間領域リソース割り当てが第1周波数領域リソースに対応する時間領域リソース割り当てであるとネットワークデバイスが決定する場合に、ネットワークデバイスは、第1周波数領域リソースに対応する時間領域リソース割り当てを端末へ送信し、次いで、端末に対して、第1周波数領域リソースへのハンドオーバーのための指示を送信してよい点である。
可能な実施において、本願のこの実施形態で提供される方法は、端末が第1時間領域リソース割り当てに基づいてダウンリンクデータチャネルを受信することを更に含む。
これは、具体的に、端末が、第1時間領域リソース割り当てと、DCIに含まれる時間領域リソース割り当てフィールドとに基づいて、DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを受信することを含んでよい。
具体的に、本願のこの実施形態における第1時間領域リソース割り当ては、1つ以上の時間領域リソース割り当てを含んでよい。例えば、第1時間領域リソース割り当てが表2又は表3に示される場合に、複数の時間領域リソース割り当ては、行インデックス0から16によって示される時間領域リソース割り当てであってよい。
第1端末は、時間領域リソース割り当てに基づいて第1インデックスを決定し、第1インデックスに基づいて第1時間領域リソース割り当てから、第1インデックスに対応する時間領域リソース割り当てを決定し、第1インデックスに対応する時間領域リソース割り当てに含まれているスロットオフセット、開始シンボル、及び長さに基づいて、第1DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを受信する。
結論として、実施形態1は、端末によって第1時間領域リソース割り当てを取得するプロセスについて主に説明する。端末が2つ以上の時間領域リソース割り当て(例えば、第1時間領域リソース割り当て及び第2時間領域リソース割り当て)を有する場合に、端末は、実施形態2に基づいて、ネットワークによって送信されたダウンリンクデータチャネルを受信するために使用される時間領域リソース割り当てを更に決定してよい。詳細については、実施形態2における説明を参照されたい。詳細はここで説明されない。すなわち、実施形態1及び実施形態2は、組み合わせて使用されてよく、あるいは、実施形態1及び実施形態2は、別々に実施されてもよい。
実施形態2
図11に示されるように、本願の実施形態は、ダウンリンクデータチャネル受信方法を提供する。方法は次のステップを含む。
S201.端末は、ダウンリンクデータチャネルの第1時間領域リソース割り当て及び第2時間領域リソース割り当てを取得し、このとき、第2時間領域リソース割り当ては第1時間領域リソース割り当てとは異なる。
可能な実施において、端末は、ネットワークデバイスから第1時間領域リソース割り当て及び第2時間領域リソース割り当てを取得してよい。具体的なプロセスについては、実施形態1における説明を参照されたい。
他の可能な実施では、端末は、予め定義された時間領域リソース割り当て、例えば、標準プロトコルで定義されたPDSCH時間領域リソース割り当て、又は標準プロトコルで定義されたPDSCH時間領域リソース割り当てテーブルにおける各行に対応するPDSCH時間領域リソース割り当てから、第1時間領域リソース割り当て及び第2時間領域リソース割り当てを取得してよい。
更なる他の可能な実施では、端末は、予め定義された時間領域リソース割り当てから第1時間領域リソース割り当て及び第2時間領域リソース割り当ての一方を取得し、そして、ネットワークデバイスから第1時間領域リソース割り当て及び第2時間領域リソース割り当ての他方を取得する。
本願のこの実施形態において、端末がネットワークデバイスから第1時間領域リソース割り当て及び第2時間領域リソース割り当てを取得するプロセスについては、実施形態1
における説明を参照されたい。詳細は、ここで再び説明されない。
例えば、第2時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットは、第1時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットとは異なる。具体的に、端末が第1時間領域リソース割り当てを使用することによってダウンリンクデータチャネルを受信する場合に生じる電力消費は、端末が第2時間領域リソース割り当てを使用することによってダウンリンクデータチャネルを受信する場合に生じる電力消費よりも少ない。
例えば、第1時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットは、第2時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットよりも大きい。
例えば、第1時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットは、スロットオフセット1と、開始シンボルとなる第3シンボルとを含み、第2時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットは、スロットオフセット0と、開始シンボルとなる第2シンボルとを含む。
S202.第1条件が満足される場合に、ネットワークデバイスは、第1ダウンリンク制御情報を端末へ送信し、第1時間領域リソース割り当てに基づいて、第1DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを端末へ送信し、このとき、第1条件は、第1タイマが実行中でないことを含む。
本願のこの実施形態におけるタイマは、次の記述に当てはまる:タイマが開始されると、タイマは、タイマが停止又は終了するまで作動する。タイマが開始されない場合に、タイマは実行中でない。タイマが実行中でない場合に、タイマは開始され得る。タイマが実行中である場合には、タイマは再開され得る。タイマの値は、タイマが開始又は再開されるときのタイマの初期値である。タイマの時間長さは、タイマが開始される時点から連続して作動してタイマが終了する時点までの時間長さ、又はタイマが再開される時点から連続して作動してタイマが終了する時点までの時間長さとして理解され得る。
S203.第1条件が満足される場合に、端末がネットワークデバイスによって送信された第1ダウンリンク制御情報DCIを受信するならば、端末は、第1時間領域リソース割り当てに基づいて、第1DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを受信する。
例えば、第1時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットは、1スロットである。第1条件が満足される場合に、ネットワークデバイスがスロット0で第1DCIを送信するならば、端末は、スロット1で、第1DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを受信する。
端末が、第1時間領域リソース割り当てに基づいて、第1DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを受信することは、端末が、第1時間領域リソース割り当てと、第1DCIに含まれる時間領域リソース割り当てフィールドとに基づいて、第1DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを受信することを含んでよい。
具体的に、本願のこの実施形態では、時間領域リソース割り当てAが複数の時間領域リソース割り当てを含み得る場合に、時間領域リソース割り当てAは、テーブル又はカテゴリの形を取ってよい。例えば、第1時間領域リソース割り当てが表2又は表3に示される場合に、複数の時間領域リソース割り当ては、行インデックス0から16によって示される時間領域リソース割り当てであってよい。
第1端末は、時間領域リソース割り当てに基づいて第1インデックスを決定し、第1インデックスに基づいて第1時間領域リソース割り当てから、第1インデックスに対応する時間領域リソース割り当てを決定し、第1インデックスに対応する時間領域リソース割り当てに含まれているスロットオフセット、開始シンボル、及び長さに基づいて、第1DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを受信する。
S204.第2条件が満足される場合に、ネットワークデバイスは第2DCIを端末へ送信し、端末に対して、第2時間領域リソース割り当てに基づいて、第2DCIによって示されたダウンリンクデータチャネルを送信し、このとき、第2条件は、第1タイマが実行中であることを含む。
S205.第2条件が満足される場合に、端末がネットワークデバイスによって送信された第2DCIを受信するならば、端末は、第2時間領域リソース割り当てに基づいて、第2DCIによって示されたダウンリンクデータチャネルを受信し、このとき、第2条件は、第1タイマが実行中であることを含む。
例えば、第1時間領域リソース割り当てによって示される時間領域オフセットは、ゼロスロットである。第2条件が満足される場合に、ネットワークデバイスがスロット0で第2DCIを送信するならば、端末は、スロット0で、第1DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを受信する。
例えば、第1タイマは、端末が、ダウンリンク制御チャネルを受信した後にダウンリンク制御チャネルをモニタする時間長さを決定するために使用される。例えば、第1タイマは、DRX非アクティブタイマ(DRX−Inactivity Timer)である。
端末は、次のトリガ条件のうちのいずれか1つにおいて第1タイマを開始又は再開してよい。
例2−1:端末がダウンリンク制御チャネルを受信する場合に、端末は第1タイマを開始又は再開する。
例2−2:端末が、データ伝送を示すダウンリンク制御チャネルを受信する場合に、端末は第1タイマを開始又は再開する。
データ伝送を示すダウンリンク制御チャネルは、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルであってよく、あるいは、再送を示すダウンリンク制御チャネルであってよい。
本願のこの実施形態における再送は、データAが送信され得なかった後で再度データAが送信されることを意味する。初期伝送は、データが初めて受信器へ送信されることを意味し、データAが成功裏に送信された後でデータBが受信器へ送信されることを意味してよい。
例2−3:端末が、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルを受信する場合に、端末は第1タイマを開始又は再開する。
例えば、第2タイマが開始又は再開される場合に、端末は第1タイマを開始又は再開する。第2タイマは、端末が、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルを受信した後に、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルをモニタする時間長さを決定するために使用される。例えば、第2タイマは、DRX非アクティブである。
可能な実施において、図12に示されるように、第1条件は、第2タイマが実行中であることを更に含む。第2タイマは、端末が間欠受信DRXサイクルにおいてダウンリンク制御チャネルをモニタする時間長さを決定するために使用される。例えば、第2タイマは、DRXオン存続期間タイマ(DRX−onDurationTime又はonDurationTimer)である。
他の可能な実施では、第1条件は、次の:ダウンリンク再送タイマが実行中でない場合、アップリンク再送タイマが実行中でない場合、競合解除タイマが実行中でない場合、端末によって送信されたスケジューリング要求(Scheduling Request,SR)がペンディング中でない場合、及び端末が、RARの受信に成功した後で、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルを受信する場合、のうちの1つ以上を更に含む。初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルは、第1識別子を使用することによってスクランブルされ、第1識別子は、ランダムアクセスプロシージャにおいて端末によってアクセスされているセル内で端末を識別するために使用される。RARは、目標ランダムアクセスプリアンブルに対する応答であり、目標ランダムアクセスプリアンブルは、競合に基づくランダムアクセスプリアンブルではない。
例えば、第1識別子はC−RNTIである。
可能な実施において、本願のこの実施形態で提供される方法は、第3条件において、ネットワークデバイスが第2DCIを端末へ送信し、そして、端末に対して、第2時間領域リソース割り当てに基づいて、第2DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを送信することを更に含む。その上、第3条件において、端末は、ネットワークデバイスによって送信された第2DCIを受信し、そして、端末は、第2時間領域リソース割り当てに基づいて、第2DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを受信する。
例えば、第3条件は、次の、ダウンリンク再送タイマが実行中であること、アップリンク再送タイマが実行中であること、競合解除タイマが実行中であること、端末によって送信されたスケジューリング要求がペンディング中であること、端末が、ランダムアクセス応答RARの受信に成功した後で、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルを受信しないこと、のうちの1つ以上を含む。初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルは、第1識別子を使用することによってスクランブルされ、RARは、目標ランダムアクセスプリアンブルに対する応答であり、目標ランダムアクセスプリアンブルは、競合に基づくランダムアクセスプリアンブルではない。
本願の実施形態において、端末は、SCell、デフォルトBWP、又は初期BWP(最初にアクティブにされたBWPとも呼ばれ得る)において、実施形態1及び実施形態2で説明された方法を実行してよい。
上記は、ネットワーク要素間のインタラクションの観点から、本願の実施形態における解決法について主に記載している。上記の機能を実装するために、通信装置などのネットワーク要素は、それらの機能を実行するための対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含む、ことが理解され得る。当業者であれば、本明細書中で開示されている実施形態で説明されている例のユニット及びアルゴリズムステップと組み合わせて、本願がハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせによって実装され得ることに容易に気付くはずである。機能がハードウェア又はコンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるかどうかは、技術的解決法の特定の用途及び設計制約に依存する。当業者は、夫々の特定の用途ごとに、記載されている機能を実装するよう異なる方法を使用し得るが、実施は本願の範囲を超えると考えられるべきではない。
本願の実施形態において、通信装置は、上記の方法の例に基づいて機能ユニットに分割されてよい。例えば、各機能ユニットは、対応する機能に基づいて分割を通じて取得されてよく、あるいは、2つ以上の機能は、1つの処理ユニットに一体化されてよい。一体化されたユニットは、ハードウェアの形で実施されてよく、あるいは、ソフトウェア機能ユニットの形で実施されてもよい。留意されるべきは、本願の実施形態において、ユニットへの分割は例であり、論理的な機能分割にすぎない点である。実際の実施では、他の分割様態が使用されてもよい。
以下では、機能モジュールが対応する機能に基づいて分割を通じて取得される例を使用することによって、説明が与えられている。
一体化されたユニットが使用される場合に、図13は、上記の実施形態における通信装置のとり得る略構造図である。通信装置は、端末又は端末に適用されたチップであってよい。通信装置は、送信ユニット101及び受信ユニット102を含む。任意に、通信装置は、処理ユニット103を更に含んでもよい。
可能な実施において、送信ユニット101は、上記の実施形態におけるS101を実行することにおいて通信装置を支援するよう構成される。受信ユニット102は、上記の実施形態におけるS104を実行することにおいて通信装置を支援するよう構成される。処理ユニット103は、上記の実施形態におけるS106、S107及びS109を実行することにおいて通信装置を支援するよう構成される。
他の可能な実施では、端末が実施形態2におけるステップを独立して実行する場合に、通信装置は送信ユニット101を含まなくてもよい。この場合に、処理ユニット103は、上記の実施形態におけるS201を実行することにおいて通信装置を支援するよう構成される。受信ユニット102は、上記の実施形態におけるS203及びS205を実行することにおいて通信装置を支援するよう構成される。
上記の方法の実施形態におけるステップの全ての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能説明で引用され得る。詳細は、ここで再び説明されない。
一体化されたユニットが使用される場合に、図14は、上記の実施形態における通信装置のとり得る略構造図である。通信装置は、端末又は端末に適用されたチップであってよい。通信装置は、処理モジュール112及び通信モジュール113を含む。任意に、通信装置は、通信装置のプログラムコード及びデータを記憶するよう構成された記憶モジュール111を更に含んでもよい。
処理モジュール112は、通信装置の動作を制御及び管理するよう構成される。例えば、処理モジュール112は、通信装置側でメッセージ又はデータ処理ステップを実行するよう構成される。通信モジュール113は、通信装置側でメッセージ又はデータ処理ステップを実行するよう構成される。
可能な実施において、通信モジュール113は、上記の実施形態におけるS101及びS104を実行することにおいて通信装置を支援するよう構成される。処理モジュール112は、上記の実施形態におけるS106、S107及びS109を実行することにおいて通信装置を支援するよう構成される。
他の可能な実施では、処理モジュール112は、上記の実施形態においてS201を実行し、S203及びS205で第1条件/第2条件が満足されるかどうかを決定することにおいて通信装置を支援するよう構成される。通信モジュール113は、上記の実施形態においてS203及びS205で情報/ダウンリンクデータチャネル受信プロセスを実行することにおいて通信装置を支援するよう構成される。
処理モジュール112は、プロセッサ又はコントローラであってよい。例えば、処理モジュール112は、中央演算処理装置、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ若しくは他のプログラム可能なロジックデバイス、トランジスタロジックデバイス、ハードウェア部品、又はそれらの任意の組み合わせであってよい。処理モジュール112は、本発明で開示されている内容を参照して記載されている様々な例となる論理ブロック、モジュール、及び回路を実装又は実行してよい。あるいは、プロセッサは、コンピューティング機能を実装するプロセッサの組み合わせ、例えば、1つ以上のマイクロプロセッサの組み合わせ、又はデジタル信号プロセッサとマイクロプロセッサとの組み合わせであってよい。通信モジュール113は、通信インターフェース、トランシーバ、トランシーバ回路、インターフェース回路、などであってよい。記憶モジュール111はメモリであってよい。
処理モジュール112がプロセッサ1211であり、通信モジュール113がインターフェース回路又はトランシーバ1212であり、記憶モジュール111がメモリ1213である場合に、本願の通信装置は、図6に示されているデバイスであってよい。
例えば、トランシーバ1212は、S101及びS104を実行することにおいて通信装置を支援する。プロセッサ1211は、本願で提供されるS106、S107及びS109を実装するために、メモリ1213に記憶されているプログラムコード及びデータを実行することにおいて通信装置を支援するよう構成される。
他の例では、トランシーバ1212は、S203及びS205で情報/ダウンリンクデータチャネル受信プロセスを実行することにおいて通信装置を支援する。プロセッサ1211は、S201を実装し、本願で提供されるS203及びS205で第1条件/第2条件が満足されるかどうかを決定するために、メモリ1213に記憶されているプログラムコード及びデータを実行することにおいて通信装置を支援するよう構成される。
一体化されたユニットが使用される場合に、図15は、上記の実施形態における通信装置のとり得る略構造図である。通信装置は、ネットワークデバイス又はネットワークデバイスに適用されたチップであってよい。通信装置は、受信ユニット201及び送信ユニット202を含む。任意に、通信装置は、決定ユニット203を更に含んでもよい。
可能な実施において、受信ユニット201は、上記の実施形態におけるS102を実行することにおいて通信装置を支援するよう構成される。送信ユニット202は、上記の実施形態におけるS103及びS105を実行することにおいて通信装置を支援するよう構成される。決定ユニット203は、上記の実施形態におけるS108を実行することにおいて通信装置を支援するよう構成される。
他の可能な実施では、ネットワークデバイスが実施形態2におけるステップを独立して実行する場合に、通信装置は受信ユニット201を含まなくてもよい。この場合に、決定ユニット203は、上記の実施形態におけるS202及びS204で第1条件及び第2条件が満足されるかどうかを決定することにおいて通信装置を支援するよう構成される。送信ユニット202は、上記の実施形態におけるS202及びS204でメッセージ又はデータを送信することにおいて通信装置を支援するよう構成される。
上記の方法の実施形態におけるステップの全ての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能説明で引用され得る。詳細は、ここで再び説明されない。
一体化されたユニットが使用される場合に、図16は、上記の実施形態における通信装置のとり得る略構造図である。通信装置は、ネットワークデバイス又はネットワークデバイスに適用されたチップであってよい。通信装置は、処理モジュール212及び通信モジュール213を含む。任意に、通信装置は、通信装置のプログラムコード及びデータを記憶するよう構成された記憶モジュール211を更に含んでもよい。
処理モジュール212は、通信装置の動作を制御及び管理するよう構成される。例えば、処理モジュール212は、通信装置側でメッセージ又はデータ処理ステップを実行するよう構成される。通信モジュール213は、通信装置側でメッセージ又はデータ処理ステップを実行するよう構成される。
可能な実施において、通信モジュール213は、上記の実施形態におけるS103及びS105を実行することにおいて通信装置を支援するよう構成される。処理モジュール212は、上記の実施形態におけるS108を実行することにおいて通信装置を支援するよう構成される。
他の可能な実施では、処理モジュール212は、上記の実施形態においてS202及びS204で第1条件及び第2条件が満足されるかどうかを決定することにおいて通信装置を支援するよう構成される。通信モジュール213は、上記の実施形態においてS202及びS204でメッセージ又はデータを送信することにおいて通信装置を支援するよう構成される。
処理モジュール212は、プロセッサ又はコントローラであってよい。例えば、処理モジュール212は、中央演算処理装置、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ若しくは他のプログラム可能なロジックデバイス、トランジスタロジックデバイス、ハードウェア部品、又はそれらの任意の組み合わせであってよい。処理モジュール212は、本発明で開示されている内容を参照して記載されている様々な例となる論理ブロック、モジュール、及び回路を実装又は実行してよい。あるいは、プロセッサは、コンピューティング機能を実装するプロセッサの組み合わせ、例えば、1つ以上のマイクロプロセッサの組み合わせ、又はデジタル信号プロセッサとマイクロプロセッサとの組み合わせであってよい。通信モジュール113は、通信インターフェース、トランシーバ、トランシーバ回路、インターフェース回路、などであってよい。記憶モジュール211はメモリであってよい。
処理モジュール212がプロセッサ1111であり、通信モジュール213がインターフェース回路又はトランシーバ1113であり、記憶モジュール211がメモリ1112である場合に、本願の通信装置は、図5に示されているデバイスであってよい。
例えば、トランシーバ1113は、S101及びS104を実行することにおいて通信装置を支援する。プロセッサ1111は、本願で提供されるS108を実装するために、メモリ1112に記憶されているプログラムコード及びデータを実行することにおいて通信装置を支援するよう構成される。
他の例では、トランシーバ1113は、S202及びS204でメッセージ又はデータを送信することにおいて通信装置を支援する。プロセッサ1111は、上記の実施形態におけるS202及びS204で、第1条件及び第2条件が満足されるかどうかを決定するプロセスと、第3条件が満足されるかどうかを決定するプロセスとを実行することにおいて通信装置を支援するよう構成される。
留意されるべきは、本願の実施形態において、受信ユニット又は処理ユニット(又は受信/取得のために使用されるユニット)は、装置のインターフェース回路であり、他の装置から信号を受信するよう構成される点である。例えば、装置がチップにより実装される場合に、受信ユニットは、他のチップ又は装置から信号を受信するよう構成されるチップのインターフェース回路である。送信ユニット又は電装ユニット(又は送信/伝送のために使用されるユニット)は、装置のインターフェース回路であり、信号を他の装置へ送信するよう構成される。例えば、装置がチップにより実装される場合に、送信ユニットは、他のチップ又は装置へ信号を送信するよう構成されるチップのインターフェース回路である。本願の実施形態における処理ユニット又は決定ユニットは、装置のプロセッサであり、受信された信号処理するよう又は装置の信号を処理するよう構成される。例えば、装置がチップにより実装される場合に、処理ユニット又は決定ユニットは、他のチップ又は装置から受信された信号を処理するよう構成されるチップのプロセッサであってよい。
図17は、本発明の実施形態に従うチップ150の略構造図である。チップ150は、1つ以上(2つを含む)のプロセッサ1510及びインターフェース回路1530を含む。
任意に、チップ150は、メモリ1540を更に含む。メモリ1540は、リード・オンリー・メモリ及びランダム・アクセス・メモリを含み、プロセッサ1510のための動作命令及びデータを供給してよい。メモリ1540の一部は、不揮発性ランダム・アクセス・メモリ(non-volatile random access memory,NVRAM)を更に含んでもよい。
いくつかの実施では、メモリ1540は、次の要素、実行可能モジュール若しくはデータ構造、又はそのサブセット、又はその拡張セットを記憶する。
本発明のこの実施形態では、対応する動作は、メモリ1540に記憶されている動作命令を呼び出すことによって実行される(動作命令は、オペレーティング・システムに記憶されてよい)。
可能な実施において、通信装置は、類似のチップ構造を使用し、異なる装置は、各々の機能を実装するために異なるチップを使用してよい。
プロセッサ1510は、通信装置の動作を制御する。プロセッサ1510は、中央演算処理装置(central processing unit,CPU)とも呼ばれ得る。メモリ1540は、リード・オンリー・メモリ及びランダム・アクセス・メモリを含み、命令及びデータをプロセッサ1510へ供給してよい。メモリ1540の一部は、不揮発性ランダム・アクセス・メモリ(non-volatile random access memory,NVRAM)を更に含んでもよい。例えば、適用中に、メモリ1540、インターフェース回路1530、及びメモリ1540は、バスシステム1520を使用することによって結合される。バスシステム1520は、データバスに加えて、電力バス、制御バス、ステータス信号バス、などを更に含んでもよい。しかし、明りょうな説明のために、図17では、様々なタイプのバスがバスシステム1520として表記されている。
本発明の上記の実施形態で開示されている方法は、プロセッサ1510に適用されるか、あるいは、プロセッサ1510によって実装されてよい。プロセッサ1510は、集積回路チップであってよく、信号処理能力を備える。実施プロセスにおいて、上記の方法のステップは、プロセッサ1510内のハードウェア集積論理回路を使用することによって、又はソフトウェアの形で命令を使用することによって、実装可能である。プロセッサ1510は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor,DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit,ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(field-programmable gate array,FPGA)若しくは他のプログラム可能なロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジックデバイス、又はディスクリートハードウェア部品であってよい。それは、本発明の実施形態で開示されている方法、ステップ、及び論理ブロック図を実装又は実行してよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよく、あるいは、プロセッサは、如何なる従来のプロセッサなどであってもよい。本発明の実施形態を参照して開示されている方法のステップは、ハードウェア復号化プロセッサによって直接実行され達成されてよく、あるいは、復号化プロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせを使用することによって実行及び達成されてよい。ソフトウェアモジュールは、ランダム・アクセス・メモリ、フラッシュメモリ、リード・オンリー・メモリ、プログラム可能なリード・オンリー・メモリ、電気的消去可能なプログラム可能メモリ、又はレジスタなどの当該技術における成熟した記憶媒体に位置してもよい。記憶媒体はメモリ1540に位置し、プロセッサ1510は、メモリ1540内の情報を読み出し、プロセッサのハードウェアと組み合わせて上記の方法におけるステップを完遂する。
可能な実施において、インターフェース回路1530は、図8、図9、図10、及び図11に示されている実施形態における端末及びネットワークデバイスの受信及び送信ステップを実行するよう構成される。プロセッサ1510は、図8、図9、図10、及び図11に示されている実施形態における端末及びネットワークデバイスの処理ステップを実行するよう構成される。
上記の実施形態において、メモリに記憶されており、プロセッサによって実行されるべきである命令は、コンピュータプログラム製品の形で実装されてもよい。コンピュータプログラム製品は、前もってメモリに書き込まれていてよく、あるいは、ソフトウェアの形でダウンロードされてメモリにインストールされてもよい。
コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータでロード及び実行される場合に、本願の実施形態に従うプロシージャ又は機能は、全て又は部分的に生成される。コンピュータは、汎用のコンピュータ、専用のコンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラム可能な装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよく、あるいは、コンピュータ可読記憶媒体から他のコンピュータ可読記憶媒体へ伝送されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターから他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターへ有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、若しくはデジタル加入者回線(DSL))又は無線(例えば、赤外線、電波、若しくはマイクロ波)方式で伝送されてよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータで保持され得るあらゆる使用可能な媒体、あるいは、1つ以上の使用可能な媒体を組み込む、サーバ又はデータセンターなどのデータ記憶デバイスであってよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、又は磁気テープ)、光学媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、固体状態ドライブsolid state disk,SSD)、などであってよい。
一態様に従って、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶する。命令が実行される場合に、端末又は端末に適用されたチップは、実施形態におけるS101、S104、S106、S107、及びS109を実行することを可能にされる。
他の態様に従って、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶する。命令が実行される場合に、端末又は端末に適用されたチップは、実施形態におけるS201、S203、及びS205を実行することを可能にされる。
更なる他の態様に従って、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶する。命令が実行される場合に、ネットワークデバイス又はネットワークデバイスに適用されたチップは、実施形態におけるS103、S105、及びS108を実行することを可能にされ、かつ/あるいは、本明細書中で記載されている技術においてネットワークデバイス又はネットワークデバイスに適用されたチップによって実行される他のプロセスを実行するよう構成される。
別の他の態様に従って、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶する。命令が実行される場合に、ネットワークデバイス又はネットワークデバイスに適用されたチップは、実施形態におけるS202及びS204を実行することを可能にされる。
上記の可読記憶媒体は、リムーバブルハードディスク、リード・オンリー・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ、磁気ディスク、光ディスクなどの、プログラムコードを記憶することができる如何なる媒体も含んでよい。
一態様に従って、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は命令を記憶する。命令が実行される場合に、端末又は端末に適用されたチップは、実施形態におけるS101、S104、S106、S107、及びS109を実行することを可能にされ、かつ/あるいは、本明細書中で記載されている技術において端末又は端末に適用されたチップによって実行される他のプロセスを実行するよう構成される。
他の態様に従って、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は命令を記憶する。命令が実行される場合に、ネットワークデバイス又はネットワークデバイスに適用されたチップは、実施形態におけるステップS103、S105、及びS108を実行することを可能にされ、かつ/あるいは、本明細書中で記載されている技術においてネットワークデバイス又はネットワークデバイスに適用されたチップによって実行される他のプロセスを実行するよう構成される。
他の態様に従って、命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は命令を記憶する。命令が実行される場合に、ネットワークデバイス又はネットワークデバイスに適用されたチップは、実施形態におけるステップS202及びS204を実行することを可能にされ、かつ/あるいは、本明細書中で記載されている技術においてネットワークデバイス又はネットワークデバイスに適用されたチップによって実行される他のプロセスを実行するよう構成される。
上記の実施形態の全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせを使用することによって実装されてよい。ソフトウェアプログラムが実施形態を実装するために使用される場合に、実施形態は、完全に又は部分的にコンピュータプログラム製品の形で実装されてよい。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータでロード及び実行される場合に、本願の実施形態に従うプロシージャ又は機能は、全て又は部分的に生成される。コンピュータは、汎用のコンピュータ、専用のコンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラム可能な装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてよく、あるいは、コンピュータ可読記憶媒体から他のコンピュータ可読記憶媒体へ伝送されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターから他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターへ有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、若しくはデジタル加入者回線(digital subscriber line,略してDSL))又は無線(例えば、赤外線、電波、若しくはマイクロ波)方式で伝送されてよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能なあらゆる使用可能な媒体、あるいは、1つ以上の使用可能な媒体を組み込む、サーバ又はデータセンターなどのデータ記憶デバイスであってよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、又は磁気テープ)、光学媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、固体状態ドライブ(solid state disk,略してSSD))、などであってよい。
本願は実施形態を参照して説明されているが、保護を請求する本願を実装する過程で、当業者であれば、添付の図面、開示内容、及び添付の特許請求の範囲を見ることによって、開示されている実施形態の他の変形を理解及び実施し得る。特許請求の範囲中。「有する」(comprising)は、他のコンポーネント又は他のステップを除外せず、「1つ」又は「1つ」は、複数の場合を除外し得ない。単一のプロセッサ又は他のユニットが、特許請求の範囲で列挙されているいくつかの機能を実装してもよい。いくつかの手段は、互いに異なる従属請求項で記録されているが、このことは、それらの手段が、より良い効果を消磁するよう組み合わされ得ないことを意味しない。
本願は具体的な特徴及びその実施形態を参照して説明されているが、様々な変更及び結合が、本願の精神及び範囲から逸脱せずに、それらに対して行われてよいことは、明らかである。相応して、明細書及び添付の図面は、添付の特許請求の範囲によって定義されている本願の例となる説明にすぎず、本願の範囲をカバーする変更、変形、結合、又は均等のいずれか又は全てと見なされる。当業者であれば、本願の精神及び範囲から逸脱せずに、本願に対して様々な変更及び変形を行うことができることは、明らかである。本願は、本願のこれらの変更及び変形を、それらが、続く特許請求の範囲及びそれらの同等の技術によって定義された保護の範囲内にあるという条件で、カバーするよう意図される。
第11の態様乃至第11の態様の第2の可能な実施のうちのいずれか1つを参照して、第11の態様の第4の可能な実施において、第3条件が満足される場合に、送信ユニットは、第2時間領域リソース割り当てに基づいて、第2DCIによってスケジューリングされたダウンリンクデータチャネルを端末へ送信するよう構成され、第3条件は、次の、ダウンリンク再送タイマが実行中であることと、アップリンク再送タイマが実行中であることと、競合解除タイマが実行中であることと、端末によって送信されたスケジューリング要求がペンディング中であることと、端末が、ランダムアクセス応答RARの受信に成功した後に、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルを受信しないこととのうちの1つ以上を含み、初期伝送を示すダウンリンク制御チャネルは、第1識別子を使用することによってスクランブルされ、RARは、目標ランダムアクセスプリアンブルに対する応答であり、目標ランダムアクセスプリアンブルは、競合に基づくランダムアクセスプリアンブルではなく、第1識別子は、ランダムアクセスプロシージャにおいて端末によってアクセスされるセル内で端末を識別するために使用される。
本願の実施形態において、端末(terminal)200は、ユーザのためにボイス及び/又はデータ接続性を提供するデバイス、例えば、無線接続機能を備えた手持ち式デバイス又は車載型デバイスである。端末は、ユーザ設備(User Equipment,UE)、アクセス端末(Access Terminal)、ユーザユニット(User Unit)、ユーザ局(User Station)、モバイル局(Mobile Station)、モバイルコンソール(Mobile)、リモート局(Remote Station)、リモート端末(Remote Terminal)、モバイル機器(Mobile Equipment)、ユーザ端末(User Terminal)、無線テレコム設備(Wireless Telecom Equipment)、ユーザエージェント(User Agent)、又はユーザ装置とも呼ばれ得る。端末は、無線ローカル・エリア・ネットワーク(Wireless Local Area Networks,WLAN)における局(Station,STA)であってよく、あるいは、携帯電話機、コードレス電話機、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol,SIP)電話機、無線ローカルループ(Wireless Local Loop,WLL)局、パーソナル・デジタル・アシスタント(Personal Digital Assistant,PDA)デバイス、無線通信機能を備えた手持ち式デバイス、無線モデムへ接続されたコンピューティングデバイス若しくは他の処理デバイス、車載型デバイス、ウェアラブルデバイス、次世代通信システム(例えば、第5世代(Fifth-Generation,5G)通信ネットワーク)における端末、将来の進化した公衆陸上移動体ネットワーク(Public Land Mobile Network,PLMN)における端末、などであってよい。5Gは、ニュー・ラジオ(New Radio,NR)とも呼ばれ得る。
端末は、少なくとも1つのプロセッサ1211、少なくとも1つのトランシーバ1212、及び少なくとも1つのメモリ1213を含む。プロセッサ1211、メモリ1213、及びトランシーバ1212は、互いに接続される。任意に、端末は、出力デバイス1214、入力デバイス1215、及び1つ以上のアンテナ1216を更に含んでよい。アンテナ1216はトランシーバ1212へ接続され、出力デバイス1214及び入力デバイス1215はプロセッサ1211へ接続される。
例えば、時間領域オフセットは、開始シンボルで表現される。端末によって期待される最大時間領域オフセットはMシンボルである、と仮定される。この場合に、第4時間領域オフセット1014がNシンボルであるならば、ネットワークデバイスは、第2時間領域オフセット1012が(N−M)シンボルであると決定し得る。第4時間領域オフセット1014が6シンボルである場合には、ネットワークデバイスは、第2時間領域オフセット1012が(6−M)シンボルであると決定し得る。
処理モジュール212は、プロセッサ又はコントローラであってよい。例えば、処理モジュール212は、中央演算処理装置、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ若しくは他のプログラム可能なロジックデバイス、トランジスタロジックデバイス、ハードウェア部品、又はそれらの任意の組み合わせであってよい。処理モジュール212は、本発明で開示されている内容を参照して記載されている様々な例となる論理ブロック、モジュール、及び回路を実装又は実行してよい。あるいは、プロセッサは、コンピューティング機能を実装するプロセッサの組み合わせ、例えば、1つ以上のマイクロプロセッサの組み合わせ、又はデジタル信号プロセッサとマイクロプロセッサとの組み合わせであってよい。通信モジュール213は、通信インターフェース、トランシーバ、トランシーバ回路、インターフェース回路、などであってよい。記憶モジュール211はメモリであってよい。
プロセッサ1510は、通信装置の動作を制御する。プロセッサ1510は、中央演算処理装置(central processing unit,CPU)とも呼ばれ得る。メモリ1540は、リード・オンリー・メモリ及びランダム・アクセス・メモリを含み、命令及びデータをプロセッサ1510へ供給してよい。メモリ1540の一部は、不揮発性ランダム・アクセス・メモリ(non-volatile random access memory,NVRAM)を更に含んでもよい。例えば、適用中に、プロセッサ1510、インターフェース回路1530、及びメモリ1540は、バスシステム1520を使用することによって結合される。バスシステム1520は、データバスに加えて、電力バス、制御バス、ステータス信号バス、などを更に含んでもよい。しかし、明りょうな説明のために、図17では、様々なタイプのバスがバスシステム1520として表記されている。