JP2021535748A - 飼料組成物のための安定した顆粒 - Google Patents

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Abstract

本発明は、内部塩層と外部疎水性層とを含んでなる顆粒を含んでなる、ペレット化飼料組成物に関する。本発明は、蒸気処理ペレット化飼料組成物のための塩及び疎水性被覆顆粒の使用にさらに関する。【選択図】なし

Description

配列リストへの言及
本出願は、コンピュータ可読形式の配列表を含有する。コンピュータ可読形式は、参照により本明細書に援用される。
本発明は、内部塩層と外部疎水性層とを含んでなる顆粒を含んでなる、ペレット化飼料組成物に関する。本発明は、蒸気処理ペレット化飼料組成物のための塩及び疎水性被覆顆粒の使用にさらに関する。
動物飼料は、典型的には、動物に望ましい成分を含有するペレットとして提供される。これは、動物が必要とする全成分が利用可能であり、特に飼料のデンプン画分の消化性が向上し、成分からの粉塵が減少するという利点を有する。
飼料ペレットの製造中に、ペレットは、サルモネラ属(Salmonella)などの細菌を殺滅する目的で、高温で蒸気処理される。多くの場合、飼料ペレット中に存在する酵素などの活性化合物は、高温及び高湿度下では安定していないので、飼料ペレット中に大量の酵素が必要になる。代案としては、酵素を含まない飼料ペレット上への酵素コーティングの塗布が使用されてもよい;しかし、このコーティング工程は煩雑であり、既存の飼料プラントと適合性でないことが多い。
活性化合物の安定性を改善する方法は、蒸気処理及びペレット化の前に、コア内の活性化合物及びコア上に被覆された適切なコーティング剤を含む顆粒を提供することである。国際公開第92/12645号パンフレットは、脂肪又はワックスで被覆されたT顆粒、及び蒸気処理され引き続いてペレット化される飼料構成成分を記載する。国際公開第2006/034710号パンフレットは、ペレット化の前に塩コーティングで被覆された酵素含有顆粒を開示する。
しかし、ペレット化飼料製品中の酵素などの活性化合物の安定性をさらに向上させる必要が依然としてある。
本発明は、コアとコーティングとを含んでなる顆粒を含んでなり、コアがムラミダーゼを含んでなり、コーティングが内部塩層と外部疎水性層とを含んでなる、ペレット化飼料組成物を提供する。
本発明は、コアとコーティングとを含んでなる顆粒をさらに提供し、コアはムラミダーゼを含んでなり、コーティングは内部塩層と外部疎水性層とを含んでなる。
さらなる実施形態では、コアとコーティングとを含んでなる顆粒が提供され、コアはムラミダーゼを含んでなり、コーティングは内部塩層と外部疎水性層とを含んでなり、顆粒は、蒸気ペレット化前の活性と比較して、蒸気ペレット化後に活性を保持したムラミダーゼを少なくとも75%を含んでなり、顆粒は、
i.顆粒の粒度は1200μm未満である、
ii.内部内部(inner inner)塩層の厚さは少なくとも15μmである、
iii.外部疎水性コーティングの厚さは少なくとも1μmである、
iv.ムラミダーゼは熱不安定性である
の1つ又は複数をさらに含んでなる。
また、本発明によって、動物に給餌する方法、飼料組成物を製造する方法、ムラミダーゼの安定性を改善する方法、及び12%を超える湿度を有するマッシュ組成物中のムラミダーゼの安定性を改善する方法も提供される。
なおもさらなる実施形態は、蒸気処理ペレット化飼料組成物を調製するための、ムラミダーゼを含んでなるコア、内部塩層、及び外部疎水性層を含んでなる顆粒の使用を提供する。
配列リストの概要
配列番号1は、アクレモニウム・アルカロフィラム(Acremonium alkalophilum)CBS114.92から単離された、P242M9 GH25遺伝子のDNA配列である。
配列番号2は、配列番号1から推定されるアミノ酸配列である。
配列番号3は、合成的に最適化されたGH25遺伝子のDNA配列である。
配列番号4は、配列番号3から推定されるアミノ酸配列である。
定義
一定湿度:化合物又は物質の「一定湿度」(本発明の文脈では「CH」と略されることがある)という用語は、全体が所定の温度で閉じた空間内に閉じ込められた、前記化合物の固相と接触した前記化合物の飽和水溶液と平衡状態にある大気の%RHとして理解されるべきである。この定義は、”Handbook of chemistry and physics”CRC Press,Inc.,Cleveland,USA,58th edition,p E46,1977−1978に準拠する。したがって、化合物についてCH20℃=50%は、湿度50%の空気が20℃の化合物の飽和水溶液と平衡状態にあることを意味する。したがって、一定湿度という用語は、化合物の吸湿性の尺度である。
粉塵:顆粒又は粉末に関連して「粉塵」という用語は、取り扱い時に顆粒又は粉末が、微細な空中浮遊粒子を放出する傾向を指す。顆粒粉塵又は粉末粉塵は業界で日常的に測定されており、いくつかの異なる技術で測定されてもよい。酵素粉塵を測定するための良く知られた方法としては、例えば、風簸アッセイ及びHeubachタイプ1アッセイが挙げられる。気流式簸試験では、酵素顆粒が背の高いガラス管内のガラスフリット上に置かれ、一定時間にわたって一定の乾燥気流で流動化される。Heubachアッセイでは、顆粒は回転するパドルと鋼球が取り付けられた小さな円筒形の鋼製チャンバーに入れられ;乾燥気流がチャンバーに浸透する間に、顆粒はパドルと鋼球によって押し周される。どちらの試験においても、空気流によって粒子から剥離された粉塵は、その後の重量測定及び活性測定のためにガラス繊維フィルターに捕捉される。これらの試験のさらなる詳細は、例えば、”Enzymes In Detergency,”ed.Jan H.van Ee,et al.,Chpt.15,pgs.310−312(Marcel Dekker,Inc.,New York,NY(1997))、及びその中で引用されている参考文献に見いだされ得る。
GH25ムラミダーゼ:「GH25ムラミダーゼ」という用語は、GH25ファミリーに属するムラミダーゼに対して使用される。GH25ファミリーは、Henrissatグリコシルヒドロラーゼファミリー分類に準拠した酵素の分類である(Henrissat B.,A classification of glycosyl hydrolases based on amino−acid sequence similarities.Biochem.J.280:309−316(1991);Henrissat B.,Bairoch A.New families in the classification of glycosyl hydrolases based on amino−acid sequence similarities.Biochem.J.293:781−788(1993);Henrissat B.,Bairoch A.Updating the sequence−based classification of glycosyl hydrolases.Biochem.J.316:695−696(1996);Davies G.,Henrissat B.Structures and mechanisms of glycosyl hydrolases.Structure 3:853−859(1995))。GH25に加えて、リゾチーム(EC3.2.1.17)活性を有するその他の酵素ヒドロラーゼファミリーは、GH22、GH23、及びGH24である。
水素化:「水素化」という用語は、不飽和炭水化物鎖の飽和に対して用いられ、例えば、トリグリセリドでは、炭素=炭素二重結合が炭素−炭素単結合に変換される。
マッシュ組成物:マッシュ組成物は、穀物、穀物製品、及び任意選択的な栄養補給剤の栄養的に完全な組成物であり、例えば、ペレット化も調質もされていない小麦、トウモロコシなどを含んでなる。
粒度:顆粒の粒度とは、顆粒の質量平均直径を意味する。
ペレット化飼料組成物:「ペレット化飼料組成物」という用語は、ペレット化及び調質後の飼料組成物、すなわち動物に食べさせる飼料ペレットを意味することを意図している。
%RH:用語「%RH」は、空気の相対湿度として理解されるべきである。100%RHは固定温度において水分で飽和した空気であり、したがって%RHは空気の水分飽和度を反映する。
溶液:溶液は、2つ以上の物質の均質な混合物として定義される。
懸濁液:懸濁液は、流体に懸濁された微粒子として定義される。
序論
例えば、13〜15%の湿度を有するマッシュ組成物からペレット化された飼料製品に含まれる、例えば、ムラミダーゼなどの酵素は、より低い湿度を有するマッシュ組成物からの飼料製品よりも安定性が低い傾向がある。本発明により、驚くべきことに、ムラミダーゼが、内部塩層及び外部疎水性層をさらに含んでなる顆粒に含まれる場合、ムラミダーゼの安定性が一般に向上することが見いだされた。さらに驚くべきことに、本発明によれば、例えば、湿度13%〜15%などの湿度11%以上のマッシュ組成物からペレット化されたムラミダーゼについても、ムラミダーゼの安定性が向上することが見いだされた。したがって、蒸気処理に曝された飼料中のムラミダーゼの安定性は、本発明の顆粒に含まれない蒸気処理ムラミダーゼの安定性と比較して改善される。本発明のさらなる利点は、顆粒が少量の粉塵しか放出せず、顆粒の貯蔵寿命が保持されることである。
顆粒
本発明の顆粒に言及する場合、それは、単一の顆粒又はいくつかの顆粒のどちらかであり得る。
本発明の顆粒は、特に蒸気ペレット化に適しており、蒸気処理ペレット化飼料組成物の一部として好適である。顆粒はコアとコーティングとを含んでなり、コアはムラミダーゼを含んでなり、コーティングは内部塩層と外部疎水性層とを含んでなる。
本発明の顆粒の適切な粒度は、50〜2000μm、より具体的には100〜1500μmであることが見いだされている。本発明の一実施形態では、顆粒の粒度は250μmを超える。本発明のさらなる実施形態では、粒度は1200μm未満である。なおもさらなる実施形態では、粒度は250〜1200μmである。本発明の別の実施形態では、完成顆粒の粒度は250〜900μmである。本発明のなおも別の実施形態では、完成顆粒の平均粒度は500〜700μmである。本発明のなおも別の実施形態では、完成顆粒の粒度は600〜1200μmである。本発明のなおも別の実施形態では、完成顆粒の粒度は600〜900μmである。
コア
コアは、濃縮乾物の形態のGH25ムラミダーゼなどのムラミダーゼを含んでなる。
コアは、
1.1つ又は複数のムラミダーゼをはじめとする酵素の均質な配合物、
又は
2.ムラミダーゼと、任意選択的にさらなる酵素とがその上に塗布された、不活性粒子、
又は
3.1つ又は複数のムラミダーゼをはじめとする酵素と、1つ又は複数のムラミダーゼで被覆された結合剤として機能する材料との均質な(homogenous)配合物
のいずれかであり得る。
本発明のコア粒度は、特定の実施形態では20〜1900μmである。本発明のより特定の実施形態では、コア粒度は50〜1400μmである。本発明のなおもより特定の実施形態では、コア粒度は150〜1100μmである。本発明の最も特定の実施形態では、コア粒度は250〜1200μmである。
コアが不活性粒子を含んでなる場合、不活性粒子は水溶性又は水不溶性であってもよく、例えば、キャッサバ又は小麦の形態のデンプン;又は糖(スクロース又は乳糖など)、又は塩(塩化ナトリウム又は硫酸ナトリウムなど)であってもよい。本発明の適切な不活性粒子材料としては、無機塩、糖、糖アルコール、有機酸又は塩などの小型有機分子、粘土又はケイ酸塩などのミネラル、又はこれらの2つ以上の組み合わせが挙げられる。不活性粒子は、結晶化、沈殿、パンコーティング、流動床コーティング、流動床凝集、回転噴霧、押し出し、プリリング、球形化、サイズ縮小法、ドラム造粒、及び/又は高剪断造粒をはじめとする、様々な造粒技術によって製造されてもよい。
コアが1つ又は複数の結合剤を含んでなる場合、結合剤は、例えば、ビニルポリマー、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリアクリルアミド、ポリスルホネート、ポリカルボキシレート、及びそれらの共重合体、脂肪をはじめとするワックス、発酵ブロス、炭水化物、塩又はポリペプチドなどの合成ポリマーであってもよい。特定の実施形態では、結合剤はポリペプチドである。ポリペプチドは、ゼラチン、コラーゲン、カゼイン、キトサン、ポリアスパラギン酸及びポリグルタミン(glutamatic)酸から選択されてもよい。別の特定の実施形態では、結合剤は、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース又はCMCなどのセルロース誘導体である。適切な結合剤は、デキストリンなどの炭水化物結合剤、例えば、Glucidex 21D又はAvedex W80である。
一実施形態では、コアは塩を含んでなってもよい。塩は、例えば、硫酸、亜硫酸、リン酸、ホスホン酸、硝酸、塩化物又は炭酸の塩などの無機塩であってもよく、又はクエン塩、マロン酸又は酢酸などの単純な有機酸(例えば、6個以下の炭素原子など10個未満の炭素原子)の塩であってもよい。これらの塩の陽イオンの例は、アルカリイオン又はアルカリ土類金属イオンであるが、アンモニウムイオン又はナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、又はアルミニウムなどの第一遷移系列の金属イオン。アニオンの例としては、塩化物、ヨウ化物、硫酸塩、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、チオ硫酸塩、リン酸塩、一塩基性リン酸塩、二塩基性リン酸塩、次亜リン酸塩、ピロリン酸二水素、炭酸塩、炭酸水素塩、メタケイ酸塩、クエン酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、コハク酸塩、乳酸塩、ギ酸塩、酢酸塩、酪酸塩、プロピオン酸塩、安息香酸塩、酒石酸塩、アスコルビン酸塩又はグルコン酸塩などが挙げられる。特に、硫酸、亜硫酸、リン酸、ホスホン酸、硝酸、塩化物若しくは炭酸のアルカリ金属塩若しくはアルカリ土類金属塩、又は、クエン酸、マロン酸若しくは酢酸などの単純な有機酸の塩が使用されてもよい。特定の例としては、NaHPO、NaHPO、NaPO、(NH)HPO、KHPO、KHPO、NaSO、KSO、KHSO、ZnSO、MgSO、CuSO、Mg(NO、(NHSO、ホウ酸ナトリウム、酢酸マグネシウム、及びクエン酸ナトリウムが挙げられる。粒子のコアの塩はまた、水和塩、すなわち、国際公開第99/32595号パンフレットに記載されているような、結晶水が結合した結晶性塩水和物であってもよい。水和塩の例としては、硫酸マグネシウム七水和物(MgSO(7HO))、硫酸亜鉛七水和物(ZnSO(7HO))、リン酸ナトリウム二塩基性七水和物(NaHPO(7HO))、硝酸マグネシウム六水和物(Mg(NO(6HO))、ホウ酸ナトリウム十水和物、クエン酸ナトリウム二水和物、及び酢酸マグネシウム四水和物が挙げられる。
一実施形態では、コア及び/又は内部塩層は、吸湿性化合物を含んでなってもよい。吸湿性化合物は、顆粒内のムラミダーゼと接触する遊離水を減少させることによって水分活性を低減できる、緩衝剤として機能する。吸湿性化合物がコアに添加される場合、内部塩層の適用後に存在する水を除去するための過剰な緩衝能力があることが重要である。一実施形態では、吸湿性化合物は、例えば5%を超える、例えば10%を超えるなど、3%を超える吸水量を有する。吸水量は、25℃、相対湿度70%で1週間後の平衡吸水量として見いだされる。顆粒に添加される吸湿性化合物の量は、顆粒の1%を超え、2%を超え、5%を超え、又は10%w/wを超える。
吸湿性化合物は、有機化合物又は無機化合物のどちらかであってもよく、小麦粉、デンプン、トウモロコシ穂軸製品、セルロース、及びシリカゲルからなる群から選択されてもよいが、これらに限定されるものではない。
顆粒は、加工助剤、充填剤、繊維材料、安定剤、可溶化剤、懸濁剤、粘度調節剤、光球(light sphere)、可塑剤、塩、潤滑剤、及び芳香剤などの追加的な材料を含んでなってもよい。加工助剤は、粉末散布として提供されてもよく、例えば、CaCO、滑石及び/又はカオリンなどであってよい。適切な充填剤は、微粉砕アルカリ硫酸塩、アルカリ炭酸塩及び/又はアルカリ塩化物などの水溶性及び/又は不溶性無機塩である、カオリン(例えば、SPESWHITE(商標)、English China Clay)、ベントナイト、滑石、ゼオライト、チョーク、炭酸カルシウム及び/又はケイ酸塩などの粘土である。典型的な充填剤は、硫酸二ナトリウム及びリグノスルホンカルシウム酸である。安定剤又は保護剤は、造粒の分野で従来使用されているものなどである。安定剤又は保護剤は、アルカリ性又は中性物質、還元剤、抗酸化剤及び/又は第一遷移系列金属イオンの塩など、いくつかのカテゴリーに分類されてもよい。これらのそれぞれは、同一又は異なるカテゴリーのその他の保護剤と組み合わせて使用されてもよい。アルカリ性保護剤の例は、アルカリ金属ケイ酸塩、炭酸塩又は炭酸水素塩である。還元性保護剤の例が、亜硫酸塩、チオ硫酸塩、チオ硫酸塩又はMnSO塩である一方、抗酸化剤の例は、メチオニン、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)又はブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)である。特に、安定剤は、例えば、チオ硫酸ナトリウムなどのチオ硫酸塩又はメチオニンであってもよい。有用な安定剤のなおもその他の例は、ゼラチン、尿素、ソルビトール、グリセロール、カゼイン、ポリビニルピロリドン(PVP)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、脱脂乳粉末及び/又は大豆油又はキャノーラ油などの食用油の粉末である。飼料顆粒中の特定の安定剤は、乳酸源又はデンプンである。好ましい乳酸源は、コーンスティープリカーである。デンプン、脂質、タンパク質などの酵素基質が酵素の安定剤として機能し得ることもまた、当該技術分野で周知である。
ムラミダーゼ:
本発明で使用するためのムラミダーゼは、任意のムラミダーゼ、2つ以上のムラミダーゼの組み合わせ、又は任意のムラミダーゼと1つ又は複数のさらなる酵素との組み合わせであってもよい。したがって、「ムラミダーゼ」に言及する場合、これは、一般に、1つのムラミダーゼ、2つ以上のムラミダーゼの組み合わせ、又はムラミダーゼと1つ又は複数のさらなる酵素の組み合わせを含むものと理解される。
ムラミダーゼはO−グリコシルヒドロラーゼであり、これはリゾチーム活性を有し、したがって、2つ以上の炭水化物間、又は炭水化物部分と非炭水化物部分との間のグリコシド結合の加水分解を触媒する。ムラミダーゼは、例えば、ペプチドグリカン中のN−アセチルムラムラミン酸とN−アセチル−D−グルコサミン残基との間の1,4−β−結合、及びキトデキストリン中のN−アセチル−D−グルコサミン残基間の1,4−β−結合など、細菌細胞壁のムコ多糖類とムコペプチドの特定の残基間のグリコシド結合を切断して溶菌をもたらす。ムラミダーゼは、酵素クラスEC3.2.1.17に属する。
ムラミダーゼ変異型(例えば、組換え技術によって製造される)は、「ムラミダーゼ」という用語の意味に含まれることが理解されるべきである。このようなムラミダーゼ変異型の例は、例えば、国際公開第2013/076253号パンフレット、国際公開第2018/113743号パンフレット、及び国際公開第2018/113745号パンフレットに開示されている。
一実施形態では、本発明で使用するためのムラミダーゼは、GH25ムラミダーゼである。一実施形態では、本発明で使用するためのムラミダーゼは、細菌細胞壁を溶解する能力を有する。
一実施形態では、本発明で使用するためのムラミダーゼは、i)国際公開第2013/076253号パンフレットの実施例4に記載されている濁度アッセイに従って判定される、ミクロコッカス・リゾデイクティカス(Micrococcus lysodeikticus)に対するリゾチーム活性を判定するための方法、及びii)国際公開第2018/113745号パンフレットの実施例56に記載されている、ラクトバチルス・ジョンソニイ(Lactobacillus johnsonii)に対するリゾチーム活性を判定する方法によって判定される、ラクトバチルス・ジョンソニイ(Lactobacillus johnsonii)に対するリゾチーム活性を判定するための方法のいずれか1つによる判定で、a)鶏卵白リゾチーム(HEWL)のリゾチーム活性と比較して、リゾチーム活性を改善した。一実施形態では、本発明で使用するためのムラミダーゼは、国際公開第2013/076253号パンフレットの実施例4に記載されている濁度アッセイに従って判定されるように、ミクロコッカス・リゾデイクティカス(Micrococcus lysodeikticus)の細胞壁に見られるペプチドグリカンに対して、リゾチーム活性を有する。一実施形態では、本発明で使用するためのムラミダーゼは、国際公開第2018/113745の実施例56に記載されている、ラクトバチルス・ジョンソニイ(Lactobacillus johnsonii)に対するリゾチーム活性を判定する方法によって判定されるように、ラクトバチルス・ジョンソニイ(Lactobacillus johnsonii)に対して、リゾチーム活性を有する。
一実施形態では、本発明で使用するためのムラミダーゼは、リゾチーム活性を有する単離ポリペプチドであり、
a.配列番号2の成熟ポリペプチドと、又は配列番号4の成熟ポリペプチドと、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%又は100%の配列同一性を有するポリペプチド;
b.配列番号1の成熟ポリペプチドコード配列と、又は配列番号3の成熟ポリペプチドコード配列と、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%又は100%の配列同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチド;
c.中〜高ストリンジェンシー条件下で、配列番号1又は配列番号3の成熟ポリペプチドコード配列又はその全長補体とハイブリッド形成する、ポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチド;
d.1つ又は複数(例えば、いくつか)の位置での置換、欠失、及び/又は挿入を含んでなる、配列番号2又は配列番号4の成熟ポリペプチドの変異型;及び
e.リゾチーム活性を有する(a)、(b)、(c)又は(d)のポリペプチドの断片断片(a fragment a fragment)からなる群から選択される。
一実施形態では、本発明で使用するためのムラミダーゼは、配列番号2又は配列番号4の成熟ポリペプチドを含んでなるか、又はそれからなるポリペプチドの中から選択される。
一実施形態では、本発明で使用するためのムラミダーゼは、国際公開第2018/113743号パンフレットで言及される単離ポリペプチドであり、
(a)国際公開第2018/113743号パンフレットの配列番号3のポリペプチドと少なくとも90%の配列同一性を有するポリペプチド;
(b)国際公開第2018/113743号パンフレットの配列番号6のポリペプチドと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチド;
(c)国際公開第2018/113743号パンフレットの配列番号9のポリペプチドと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチド;
(d)国際公開第2018/113743号パンフレットの配列番号12のポリペプチドと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチド;
(e)国際公開第2018/113743号パンフレットの配列番号15のポリペプチドと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチド;
(f)国際公開第2018/113743号パンフレットの配列番号18のポリペプチドと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチド;
(g)国際公開第2018/113743号パンフレットの配列番号21のポリペプチドと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチド;
(h)国際公開第2018/113743号パンフレットの配列番号24のポリペプチドと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチド;
(i)国際公開第2018/113743号パンフレットの配列番号27のポリペプチドと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチド;
(j)国際公開第2018/113743号パンフレットの配列番号30のポリペプチドと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチド;
(k)国際公開第2018/113743号パンフレットの配列番号33のポリペプチドと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチド;
(l)国際公開第2018/113743号パンフレットの配列番号38のポリペプチドと少なくとも83%の配列同一性を有するポリペプチドからなる群から選択される。
一実施形態では、本発明で使用するためのムラミダーゼは、国際公開第2018/113745号パンフレットで言及される単離ポリペプチドであり、
(a)国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号3、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号9、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号12、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号15、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号18、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号21、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号24、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号27、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号33、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号36、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号42、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号45、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号48、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号51、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号54、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号57、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号60、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号63、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号66、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号69、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号75、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号80、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号83、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号86、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号98、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号101、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号104、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号107、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号116、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号119、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号122、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号125、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号128、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号131、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号134、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号137、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号140、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号143、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号146、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号149、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号152、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号155、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号158、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号221、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号224、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号227、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号230、及び国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号233からなる群から選択されるポリペプチドと少なくとも80%の配列同一性を有するポリペプチド;
(b)国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号6、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号30、及び国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号72からなる群から選択されるポリペプチドと少なくとも84%の配列同一性を有するポリペプチド、
(c)国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号89のポリペプチドと少なくとも86%の配列同一性を有するポリペプチド;
(d)国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号92、国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号95、及び国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号110からなる群から選択されるポリペプチドと少なくとも82%の配列同一性を有するポリペプチド、及び
(e)国際公開第2018/113745号パンフレットの配列番号113のポリペプチドと少なくとも81%の配列同一性を有するポリペプチド
からなる群から選択される。
本発明は、熱不安定性ムラミダーゼに特に好適である。特定のムラミダーゼの文脈で適用される用語「熱不安定性」は、pH5.5で示差走査熱量測定(DSC)を用いて判定される融解温度、Tを指す。熱不安定性ムラミダーゼでは、Tは100℃未満である。特定の実施形態では、Tは、80℃未満、70℃未満、さらには60℃未満など、90℃未満である。DSCによるTの判定は、MicroCal社からのVP−DSCを用いて、様々なPH値で実施される。スキャンは、20〜90℃から1.5℃/分の一定の走査速度で実施される。DSCを実行する前に、ムラミダーゼは、適切な緩衝液(例えば、0.2Mグリシン−HCl、pH2.5又は3.0;0.1M酢酸ナトリウム、pH5.5;0.1Mトリス−HCl、pH7.0)で平衡化されたNAP−5カラム(Pharmacia)を使用して脱塩される。データ処理は、MicroCal Originソフトウェアを使用して実施されてもよい。DSC測定は、参照により本明細書に援用される、国際公開第2003/66847号パンフレットに記載されているように実施される。
本発明の特定の実施形態では、本発明の顆粒のムラミダーゼは熱不安定性である。
本発明の特定の実施形態では、ペレット化飼料組成物の顆粒のムラミダーゼは、熱不安定性である。
本発明の特定の実施形態では、ペレット化飼料組成物のために使用される顆粒のムラミダーゼは、熱不安定性である。
コーティング
粒子のコアは、コア周囲の内部塩層、内部塩層周囲の外部疎水性層、及び任意選択的に1つ又は複数のさらなるコーティング層で被覆される。
内部塩層
本発明の特定の実施形態では、内部塩層は、顆粒の20〜70%w/w、30〜60%w/w、40〜60%w/w又は50〜60%w/wなど、顆粒の20〜99%w/wに寄与してもよい。一実施形態では、内部塩層。一実施形態では内部塩層は、例えば65%w/w又は70%w/wの塩など、少なくとも60%w/wの塩を含んでなり、それは、例えば少なくとも80%w/w、少なくとも85%w/wなど、例えば少なくとも90%w/w又は少なくとも95%w/wさらには少なくとも99%w/wの塩など、少なくとも75%w/wの塩であってもよい。
本発明の特定の実施形態では、顆粒の内部塩層中の塩の量は、内部塩層の少なくとも40%w/wを構成する。
本発明の特定の実施形態では、例えば、茎処理飼料組成物などの飼料組成物中の顆粒の内部塩層中の塩の量は、内部塩層の少なくとも40%w/wを構成する。
本発明の特定の実施形態では、例えば、茎処理飼料組成物などの飼料組成物で使用するための顆粒の内部塩層中の塩の量は、内部塩層の少なくとも40%w/wを構成する。
本発明のさらなる特定の実施形態では、顆粒の内部塩層中の塩の量は、内部塩層の少なくとも50%w/wを構成する。
本発明のさらなる特定の実施形態では、例えば、茎処理飼料組成物などの飼料組成物中の顆粒の内部塩層中の塩の量は、内部塩層の少なくとも50%w/wを構成する。
本発明のさらなる特定の実施形態では、例えば、茎処理飼料組成物などの飼料組成物で使用するための顆粒の内部塩層中の塩の量は、内部塩層の少なくとも50%w/wを構成する。
本発明のなおもさらなる特定の実施形態では、顆粒の内部塩層中の塩の量は、内部塩層の少なくとも60%w/wを構成する。
本発明のなおもさらなる特定の実施形態では、例えば、茎処理飼料組成物などの飼料組成物中の顆粒の内部塩層中の塩の量は、内部塩層の少なくとも60%w/wを構成する。
本発明のなおもさらなる特定の実施形態では、例えば、茎処理飼料組成物などの飼料組成物で使用するための顆粒の内部塩層中の塩の量は、内部塩層の少なくとも60%w/wを構成する。
許容可能な保護を提供できるように、内部塩層は好ましくは特定の厚さを有する。本発明の特定の実施形態では、内部塩層は少なくとも15μmの厚さである。より特定の実施形態では、内部塩層の厚さは少なくとも22μmである。なおもより特定の実施形態では、内部塩層の全厚は少なくとも30μmである。最も特定の実施形態では、内部塩層の全厚は少なくとも37μmである。最も特定の実施形態では、内部塩層の全厚は少なくとも45μmである。最も特定の実施形態では、内部塩層の全厚は少なくとも52μmである。本発明の特定の実施形態では、内部塩層の厚さは100μm未満である。より特定の実施形態では、内部塩層の厚さは60μm未満である。なおもより特定の実施形態では、内部塩層の全厚は40μm未満である。
本発明の特定の実施形態では、本発明の顆粒の内部塩層の厚さは、少なくとも30μmである。本発明の別の特定の実施形態では、本発明の顆粒の内部塩層の厚さは、少なくとも37μmである。本発明のなおも別の特定の実施形態では、本発明の顆粒の内部塩層の厚さは、少なくとも45μmである。
本発明の特定の実施形態では、例えば、蒸気処理ペレット化飼料組成物などの飼料組成物のために使用される顆粒の内部塩層の厚さは、少なくとも30μmである。本発明の別の特定の実施形態では、例えば、蒸気処理ペレット化飼料組成物などの飼料組成物のために使用される顆粒の内部塩層の厚さは、少なくとも37μmである。本発明のなおも別の特定の実施形態では、例えば、蒸気処理ペレット化飼料組成物などの飼料組成物のために使用される顆粒の内部塩層の厚さは、少なくとも45μmである。
本発明の特定の実施形態では、例えば、蒸気処理ペレット化飼料組成物などの飼料組成物のために使用される顆粒の内部塩層の厚さは、少なくとも30μmである。本発明の別の特定の実施形態では、例えば、蒸気処理ペレット化飼料組成物などの飼料組成物のために使用される顆粒の内部塩層の厚さは、少なくとも37μmである。本発明のなおも別の特定の実施形態では、例えば、蒸気処理ペレット化飼料組成物などの飼料組成物のために使用される顆粒の内部塩層の厚さは、少なくとも45μmである。
一実施形態では、被覆顆粒は、国際公開第01/25412号パンフレットに記載の顆粒であり、このタイプの顆粒の被覆顆粒の直径とコアユニットの直径との比率(略称DG/DC)は、少なくとも1.1、特に少なくとも1.5、より具体的には少なくとも2、より具体的には少なくとも2.5、より具体的には少なくとも3、最も具体的には少なくとも4である。しかし、DG/DCは、特に約100未満、特に約50未満、より具体的には25未満、そして最も特に10未満である。特に、DG/DCの範囲は約4〜約6である。したがって、このような顆粒では、内部塩層の厚さは、少なくとも25μmでなければならない。特定の厚さは、少なくとも75μm、少なくとも100μm、少なくとも150μm、少なくとも200μm、少なくとも250μm又は特に少なくとも300μmなど、少なくとも50μmである。この種の内部塩層の厚さは、通常800μm未満である。特定の厚さは、350μm未満、300μm未満、250μm未満、200μm未満、150μm未満又は特に80μm未満など、500μm未満である。
内部塩層は、実質的に連続した層を形成することによって、すなわち、穴がほとんど又は全くない内部塩層としてコアユニットをカプセル化すべきであり、その結果、それがカプセル化するコアユニットには、未被覆領域がほとんど又は全くない。内部塩層は特に,厚さが均質(homogenous)でなければならない。
添加される塩は、好ましくは塩溶液又は塩懸濁液の形態であり、その中で微粒子は1μm未満など、5μm未満である。
本発明の特定の実施形態では、内部塩層として塩溶液を使用することが好ましいが、使用する塩が低溶解度を有する場合には、塩溶液ではなく塩懸濁液を使用して、顆粒に添加される液体1リットル当たりより多くの塩を添加できるようにすることが好ましくあり得る。本発明の特定の実施形態では、内部塩層は、国際公開第03/55967号パンフレットに従って調製される。
内部塩層中の塩への言及は、1つの特定の塩又は塩の混合物のどちらかであり得る。
使用される塩は、例えば、硫酸、亜硫酸、リン酸、ホスホン酸、硝酸、塩化物又は炭酸の塩などの無機塩であってもよく、又はクエン塩、マロン酸又は酢酸などの単純な有機酸(例えば、6個以下の炭素原子など10個未満の炭素原子)の塩であってもよい。これらの塩の陽イオンの例は、アルカリ又はアルカリ土類金属イオンであるが、アンモニウムイオン又はナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、又はアルミニウムなどの第一遷移系列の金属イオン。アニオンの例としては、塩化物、臭化物、ヨウ化物、硫酸塩、亜硫酸塩、重亜硫酸塩、チオ硫酸塩、リン酸塩、一塩基性リン酸塩、二塩基性リン酸塩、次亜リン酸塩、ピロリン酸二水素、四ホウ酸塩、ホウ酸塩、炭酸塩、炭酸水素塩、メタケイ酸塩、クエン酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、コハク酸塩、乳酸塩、ギ酸塩、酢酸塩、酪酸塩、プロピオン酸塩、安息香酸塩、酒石酸塩、アスコルビン酸塩又はグルコン酸塩などが挙げられる。特に、硫酸、亜硫酸、リン酸、ホスホン酸、硝酸、塩化物若しくは炭酸のアルカリ金属塩若しくはアルカリ土類金属塩、又は、クエン酸、マロン酸若しくは酢酸などの単純な有機酸の塩が使用されてもよい。特定の例としては、NaHPO、NaHPO、NaPO、(NH)HPO、KHPO、KHPO、NaSO、KSO、KHSO、ZnSO、MgSO、CuSO、Mg(NO、(NHSO、ホウ酸ナトリウム、酢酸マグネシウム、及びクエン酸ナトリウムが挙げられる。
塩はまた、水和塩、すなわち国際公開第99/32595号パンフレットに記載されているような、結晶化の結合水を有する結晶性塩水和物であってもよい。水和塩の例としては、硫酸マグネシウム七水和物(MgSO(7HO))、硫酸亜鉛七水和物(ZnSO(7HO))、リン酸ナトリウム二塩基性七水和物(NaHPO(7HO))、硝酸マグネシウム六水和物(Mg(NO(6HO))、ホウ酸ナトリウム十水和物、クエン酸ナトリウム二水和物、及び酢酸マグネシウム四水和物が挙げられる。
本発明の実施形態では、内部塩層は水和塩を含まない。本発明の特定の実施形態では、内部塩層は、50℃で4個を超える水分子を含んでなる塩を含まない。
本発明の特定の実施形態では、本発明の適切な塩の特定の例は、NaCl(CH20℃=76%)、NaCO(CH20℃=92%)、NaNO(CH20℃=73%)、NaHPO(CH20℃=95%)、NaPO(CH25℃=92%)、NHCl(CH20℃=79.5%)、(NHHPO(CH20℃=93,0%)、NHPO(CH20℃=93.1%)、(NHSO(CH20℃=81.1%)、KCl(CH20℃=85%)、KHPO(CH20℃=92%)、KHPO(CH20℃=96.5%)、KNO(CH20℃=93.5%)、NaSO(CH20℃=93%)、KSO(CH20℃=98%)、KHSO(CH20℃=86%)、MgSO(CH20℃=90%)、ZnSO(CH20℃=90%)、及びクエン酸ナトリウム(CH25℃=86%)である。
本発明の特定の実施形態では、塩は、NaCl、NaCO、NaNO、NaHPO、NaPO、NHCl、(NHHPO、NHPO、(NHSO、KCl、KHPO、KHPO、KNO、NaSO、KSO、KHSO、MgSO、ZnSO、NaCl、及びクエン酸ナトリウム又はそれらの混合物からなる群から選択される。本発明のより特定の実施形態では、塩は、NaCl、NaCO、NaNO、NaHPO、NaPO、NHCl、(NHHPO、NHPO、(NHSO、KCl、KHPO、KHPO、KNO、NaSO、KSO、KHSO、NaCl、及びクエン酸ナトリウム又はそれらの混合物からなる群から選択される。
本発明の特定の実施形態では、本発明の顆粒の内部塩層に含まれる塩は、NaCl、NaCO、NaNO、NaHPO、NaPO、NHCl、(NHHPO、NHPO、(NHSO、KCl、KHPO、KHPO、KNO、NaSO、KSO、KHSO、MgSO、ZnSO、NaCl、及びクエン酸ナトリウム又はそれらの混合物からなる群から選択される。
本発明の特定の実施形態では、蒸気処理ペレット化飼料組成物の顆粒の内部塩層に含まれる塩は、NaCl、NaCO、NaNO、NaHPO、NaPO、NHCl、(NHHPO、NHPO、(NHSO、KCl、KHPO、KHPO、KNO、NaSO、KSO、KHSO、MgSO、ZnSO、NaCl、及びクエン酸ナトリウム又はそれらの混合物の群から選択される。
本発明の特定の実施形態では、蒸気処理ペレット化飼料組成物で使用するための顆粒の内部塩層に含まれる塩は、NaCl、NaCO、NaNO、NaHPO、NaPO、NHCl、(NHHPO、NHPO、(NHSO、KCl、KHPO、KHPO、KNO、NaSO、KSO、KHSO、MgSO、ZnSO、NaCl、及びクエン酸ナトリウム又はそれらの混合物の群から選択される。
外部疎水性層
外部疎水性層は、本発明の特定の実施形態において、例えば、顆粒の1〜5%w/w、又は2〜3%w/wなど、顆粒の1〜10%w/wに寄与してもよい。一実施形態では、外部疎水性層は、顆粒の約2%w/wに寄与する。別の実施形態では、外部疎水性層は、顆粒の約3%w/wに寄与する。
本発明の特定の実施形態では、顆粒の外部疎水性層中の疎水性コーティング材料の量は、外部疎水性層の少なくとも60%w/wを構成する。
本発明の特定の実施形態では、例えば、茎処理飼料組成物などの飼料組成物中の顆粒の外部疎水性層中の疎水性コーティング材料の量は、外部疎水性層の少なくとも60%w/wを構成する。
本発明の特定の実施形態では、例えば、茎処理飼料組成物などの飼料組成物で使用するための顆粒の外部疎水性層中の疎水性コーティング材料の量は、外部疎水性層の少なくとも60%w/wを構成する。
許容可能な保護を提供できるように、外部疎水性層は、好ましくは特定の厚さを有する。本発明の特定の実施形態では、外部疎水性層は少なくとも1μmの厚さである。より特定の実施形態では、外部疎水性層の厚さは少なくとも1.5μmである。なおもより特定の実施形態では、外部疎水性層の全厚は少なくとも2μmである。最も特定の実施形態では、外部疎水性層の全厚は少なくとも4μmである。最も特定の実施形態では、外部疎水性層の全厚は少なくとも7μmである。本発明の特定の実施形態では、外部疎水性層の厚さは10μm未満である。より特定の実施形態では、外部疎水性層の厚さは7μm未満である。なおもより特定の実施形態では、外部疎水性層の全厚は4μm未満である。
本発明の特定の実施形態では、本発明の顆粒の外部疎水性層の厚さは、少なくとも1.5μmである。本発明の別の特定の実施形態では、本発明の顆粒の外部疎水性層の厚さは、少なくとも2μmである。
本発明の特定の実施形態では、例えば、蒸気処理ペレット化飼料組成物などの飼料組成物のために使用される顆粒の外部疎水性層の厚さは、少なくとも1.5μmである。本発明の別の特定の実施形態では、例えば、蒸気処理ペレット化飼料組成物などの飼料組成物のために使用される顆粒の外部疎水性層の厚さは、少なくとも2μmである。
本発明の特定の実施形態では、例えば、蒸気処理ペレット化飼料組成物などの飼料組成物のために使用される顆粒の外部疎水性層の厚さは、少なくとも1.5μmである。本発明の別の特定の実施形態では、例えば、蒸気処理ペレット化飼料組成物などの飼料組成物のために使用される顆粒の外部疎水性層の厚さは、少なくとも2μmである。
外部疎水性層は、実質的に連続した層、すなわち、穴がほとんど又は全くない外部疎水性層を形成することによって、内部塩層をカプセル化すべきであり、その結果、それがカプセル化する内部塩層には、未被覆領域がほとんど又は全くない。外部疎水性層は、好ましい実施形態では、厚さが均質(homogenous)でなければならない。
外部疎水性層中の疎水性コーティング材料への言及は、1つの特定の疎水性コーティング材料又は疎水性コーティング材料の混合物のどちらかであり得る。
疎水性コーティング材料としては、限定されないが、水素化ヒマシ油、水素化パーム核油、水素化パーム油、水素化綿実、水素化大豆油及び/又は水素化ナタネ油などの水素化植物油;水素化及び非水素化植物油の配合物;12−ヒドロキシステアリン酸;Cerit HOTなどの微晶蝋;及びMekon Whiteなどの高融点パラフィンワックスをはじめとする油及び/又はワックスが挙げられてもよい。
本発明に含まれるさらなる疎水性コーティング材料は、水不混和性液体又は低融点疎水性固体との組み合わせであり、それは融点が低下した混合物を生成する。これらとしては、C26以上のワックス;パラフィンワックス;コレステロール;セチルアルコールなどの脂肪アルコール;水素化牛脂、水素化脂肪、水素化ヒマシ油などの動植物由来のモノ−、ジ−及び/又はトリグリセリド;脂肪酸などの脂肪誘導体;石鹸;エステル;エチルセルロースなどの疎水性デンプン;レシチンが挙げられる。ワックスは天然由来のものであってもよく、すなわち、動物、植物、又はミネラルであってもよい。動物ワックスとしては、限定されることなく、蜜蝋、ラノリン、シェラック蝋、及びシナ蝋が挙げられる。植物ワックスとしては、限定されることなく、カルナウバ、カンデリラ、ベイベリー、及びサトウキビ蝋が挙げられる。ミネラルワックスとしては、限定されることなく、オゾケライト、セレシン、及びモンタンをはじめとする鉱蝋又は土蝋;又はパラフィン及び微結晶ワックスをはじめとする石油ワックスが挙げられる。代案としては、ワックスは、合成であっても又は天然及び合成ワックスの混合物であってもよい。例えば、合成ワックス又は天然及び合成ワックス混合物は、低分子量の部分酸化ポリエチレンを含んでもよく、これはパラフィンと優先的に共溶融されてもよい。脂肪誘導体は、脂肪酸、脂肪酸アミド、脂肪アルコール、脂肪エステル、又はこれらの混合物のいずれかであってもよい。酸アミドは、ステアラミドであってもよい。ステロール又は長鎖ステロールエステルはまた、コレステロール又はエルゴステロールなどであってもよい。
好ましい疎水性コーティング材料は、パーム油又は水素化パーム油である。
飼料組成物
本発明の顆粒は、動物飼料組成物で使用するのに適している。顆粒は、飼料物質と混合される。顆粒の特性により、蒸気処理され、その後ペレット化される動物飼料として非常に適した組成物の構成成分としての使用が可能となる。
動物という用語には、全ての動物が含まれる。動物の例は、ウシ、ヒツジ、及びウマなどの非反芻動物及び反芻動物である。特定の実施形態では、動物は非反芻動物である。非反芻動物としては、例えば、ブタ(pig)又はブタ(swine)(仔ブタ、育成ブタ、及び雌ブタをはじめとするが、これらに限定されるものではない)などの単胃動物;七面鳥及び鶏(ブロイラー鶏、産卵鶏をはじめとするが、これらに限定されるものではない)などの家禽;若い仔ウシ;及び魚類(サケをはじめとするが、これらに限定されるものではない)が挙げられる。
飼料又は飼料組成物という用語は、任意の化合物、調製物、混合物、又は組成物を意味する。本発明の飼料は、植物性タンパク質を含んでなってもよい。植物性タンパク質という用語は、本明細書の用法では修飾タンパク質及びタンパク質誘導体をはじめとする、植物由来又は植物起源の少なくとも1つのタンパク質を含む、任意の化合物、組成物、調製物又は混合物を指す。特定の実施形態では、植物性タンパク質のタンパク質含有量は、少なくとも10、20、30、40、50、又は60%(w/w)である。
植物性タンパク質は、マメ類及び穀類などの植物性タンパク質源に由来してもよく、例えば、マメ科(Fabaceae)(マメ科(Leguminosae))、アブラナ科(Cruciferae)(Cruciferaceae)、アカザ科(Chenopodiaceae)、及びイネ科(Poaceae)の植物から得られる材料、例えば、大豆ミール、ハウチワ豆(lupin)ミール、ナタネミールなどが挙げられる。
特定の実施形態では、植物性タンパク質源は、例えば、大豆、ハウチワ豆、エンドウ豆、又はインゲン豆などのマメ科(Fabaceae)の1つ又は複数の植物からの材料である。
別の特定の実施形態では、植物性タンパク質源は、例えば、ビーツ、甜菜、ホウレンソウ又はキノアなどのアカザ科(Chenopodiaceae)の1つ又は複数の植物からの材料である。
植物性タンパク質源のその他の例は、ナタネ、及びキャベツである。
大豆が好ましい植物性タンパク質源である。
植物性タンパク質源のその他の例は、大麦、小麦、ライ麦、オート麦、トウモロコシ(コーン)、米、及びソルガムなどの穀類である。
適切な動物飼料添加剤は、酵素阻害剤、脂溶性ビタミン、水溶性ビタミン、微量ミネラル及びマクロミネラルである。
さらに、任意選択の飼料添加剤成分は、着色剤、香料化合物、安定剤、抗菌ペプチド、及び/又はフィターゼEC3.1.3.3.8又は3.1.3.26;キシラナーゼEC3.2.1.8;ガラクタナーゼEC3.2.1.89;及び/又はβ−グルカナーゼEC3.2.1.4から選択される少なくとも1つのその他の酵素である。
抗微生物ペプチド(AMP)の例は、CAP18、ロイコシンA、トリトルプチシン、プロテグリン−1、タナチン、デフェンシン、ノビスピリン(Robert Lehrer,2000)などのオビスピリン、及び抗菌活性を保持するそれらの変異型又は断片である。
抗真菌ポリペプチド(AFP)の例は、国際公開第94/01459号パンフレット及びPCT/DK02/00289号明細書で開示されているような、アスペルギルス・ギガンテウス(Aspergillus giganteus)、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)ペプチド、並びに抗真菌活性を保持するそれらの変異型及び断片である。
通常(Usally)、脂溶性及び水溶性のビタミン、並びに微量ミネラルは、飼料への添加が意図されるいわゆるプレミックスの一部をなす一方で、マクロミネラルは通常、飼料に別々に添加される。
以下は、これらの構成成分の例の非排他的なリストである:
脂溶性ビタミンの例は、ビタミンA、ビタミンD3、ビタミンE、及び例えばビタミンK3などのビタミンKである。
水溶性ビタミンの例は、ビタミンB12、ビオチン及びコリン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、葉酸及び例えばCa−D−パントテン酸(panthothenate)などのパントテン酸(panthothenate)である。
微量ミネラルの例は、マンガン、亜鉛、鉄、銅、ヨウ素、セレン、及びコバルトである。
マクロミネラルの例は、カルシウム、リン、及びナトリウムである。
なおもさらなる特定の実施形態では、本発明の動物飼料組成物は、0〜80%トウモロコシ;及び/又は0〜80%ソルガム;及び/又は0〜70%小麦;及び/又は0〜70%大麦;及び/又は0〜30%オート麦;及び/又は0〜40%大豆ミール;及び/又は0〜10%魚粉;及び/又は0〜20%ホエーを含有する。
調製
顆粒コアの調製
本発明の顆粒のコアは、濃縮乾物の形態のムラミダーゼを含んでなってもよい。一実施形態では、濃縮乾物は噴霧乾燥によって調製される。
コアを調製する方法は、Handbook of Powder Technology;Particle size enlargement by C.E.Capes;Volume 1;1980;Elsevierに見いだされ得る。調製方法としては、既知の飼料及び顆粒調合物技術、すなわち以下が挙げられる:
a)噴霧乾燥製品。液体のムラミダーゼ含有溶液が噴霧乾燥塔内で噴霧化されて小液滴を形成し、それは乾燥塔内を落ちる間に乾燥して、ムラミダーゼ含有粒子状物質を形成する。このようにして、非常に小さな粒子が製造され得る(Michael S.Showell(editor);Powdered detergents;Surfactant Science Series;1998;vol.71;page 140−142;Marcel Dekker)。
b)層状製品。ムラミダーゼは予め形成された不活性コア粒子の周囲に層として被覆され、ムラミダーゼ含有溶液は典型的には流動床装置内で噴霧化され、予め形成されたコア粒子は流動化され、ムラミダーゼ含有溶液はコア粒子に付着し、乾燥してコア粒子の表面に乾燥ムラミダーゼの層を残す。所望のサイズの有用なコア粒子が見いだされ得れば、この方法で所望のサイズの粒子が得られ得る。このタイプの製品は、例えば、国際公開第97/23606号パンフレットに記載されている。
c)吸収されたコア粒子。ムラミダーゼはコア周囲の層として塗布されるのではなく、ムラミダーゼはコアの表面上及び/又は表面内に吸収される。このようなプロセスは、国際公開第97/39116号パンフレットに記載されている。
d)押し出し又はペレット化製品。ムラミダーゼ含有ペーストはペレットに圧搾されるか、又は加圧下で小さな開口部から押し出され、粒子に切断され、引き続いて乾燥される。このような粒子は、その中に押し出し開口部が作られている材料(通常、穴あきプレート)が押し出し開口部上の許容圧力損失に限界を設定しているため、通常、かなりのサイズを有する。また、小開口部を使用した場合の非常に高い押し出し圧力は、ムラミダーゼペーストの発熱を増加させ、これはムラミダーゼにとって有害である。(Michael S.Showell(editor);Powdered detergents;Surfactant Science Series;1998;vol.71;page 140−142;Marcel Dekker)。
e)プリルド製品。活性粉末は溶融ワックスに懸濁され、懸濁液は、例えば回転ディスク噴霧器を通じて冷却チャンバー内に噴霧され、液滴がその中で迅速に固化する(Michael S.Showell(editor);Powdered detergents;Surfactant Science Series;1998;vol.71;page 140−142;Marcel Dekker)。得られた製品は、ムラミダーゼがその表面に濃縮されるのではなく、不活性材料全体を通じて一様に分布しているものである。米国特許第4,016,040号明細書及び米国特許第4,713,245号明細書もまた、この技術に関連する文書である。
f)ミキサー造粒製品。活性含有液体は、従来の造粒構成成分の乾燥粉末組成物に添加される。液体と粉末は適切な比率で混合され、液体の水分が乾燥粉末に吸収されると、乾燥粉末の構成成分が付着して凝集し始め、粒子が沈積して、ムラミダーゼを含んでなる顆粒が形成する。このようなプロセスは、米国特許第4,106,991号明細書(NOVO NORDISK)及び関連文献である欧州特許第170360B1号明細書(NOVO NORDISK)、欧州特許第304332B1号明細書(NOVO NORDISK)、欧州特許第304331号明細書(NOVO NORDISK)、国際公開第90/09440号パンフレット(NOVO NORDISK)、及び国際公開第90/09428(NOVO NORDISK)号パンフレットに記載されている。様々な高剪断ミキサーが造粒機として使用され得るこのプロセスの特定の製品中では、ムラミダーゼなどの酵素、充填剤、及び結合剤などからなる顆粒がセルロース繊維と混合され、粒子が強化されて、いわゆるT造粒をもたらす。強化粒子はより堅牢であり、酵素粉塵の放出がより少ない。
g)サイズ縮小。コアは、活性物質を含有するより大きな粒子、ペレット、錠剤、ブリケットなどをミル処理又は破砕することによって製造される。所望のコア粒子画分は、ミル処理又は破砕された製品を篩掛けすることによって得られる。過大粒子及び過小粒子は、リサイクルされ得る。サイズ縮小は、(Martin Rhodes(editor);Principles of Powder Technology;1990;Chapter 10;John Wiley & Sons)に記載されている。
h)流動床造粒。流動床造粒は、粒子を気流中に懸濁し、ノズルを介して流動化粒子に液体を噴霧することを伴う。噴霧液滴が当たった粒子は、濡れて粘着性になる。粘着性粒子は、その他の粒子と衝突して付着し、顆粒を形成する。
i)コアは、流動床乾燥機内などで乾燥されてもよい。飼料又は酵素産業において顆粒を乾燥させるためのその他の既知の方法が、当業者によって使用され得る。乾燥は、好ましくは25〜90℃の製品温度で行われる。一部のムラミダーゼでは、ムラミダーゼを含んでなるコアが塩で被覆される前に、少量の水を含有することが重要である。過剰な水分が除去される前に感水性ムラミダーゼが塩で被覆されると、水がコア内に閉じ込められて、ムラミダーゼの活性に悪影響を与えることもある。乾燥後、コアは、好ましくは0.1〜10%w/wの水を含有する。
内部塩層の調製
内部塩層は、流動床内のコア顆粒への噴霧によって、ムラミダーゼを含んでなる顆粒コア上に塗布されてもよく、内部塩層は、真空ミキサー、糖衣錠式コーター(パンドラムコーター)、種子のコーティングのための機器、回転底を含んでなる機器(例えば(eks.)、Roto Glatt、CF造粒機(Freund)、torbed加工機(Gauda)内で、又はオムニテックス(奈良機械製作所)などの回転流動床加工機内で、さらに塗布されてもよい。
塩層が塗布された後、顆粒は任意選択的に乾燥されてもよい。塩被覆顆粒の乾燥は、噴霧乾燥、凍結乾燥、真空乾燥、流動床乾燥、パンドラムコーティング、及び電子レンジ乾燥など、当業者が利用できる任意の乾燥方法によって達成され得る。塩被覆顆粒の乾燥はまた、例えば、流動床、流動床噴霧乾燥機(FSD)又は多段式乾燥機(MSD)の使用を含んでなる造粒方法と、組み合わされ得る。
疎水性外層の調製
デンマーク国特許第PA200200473号明細書、国際公開第89/08694号パンフレット、国際公開第89/08695号パンフレット、270608B1及び/又は国際公開第00/01793号パンフレットに記載されているコーティングのような、技術分野で既知の従来のコーティング及び方法が、適切に使用されてもよい。従来のコーティング材料のその他の例は、米国特許第4,106,991号明細書、欧州特許第170360号明細書、欧州特許第304332号明細書、欧州特許第304331号明細書、欧州特許第458849号明細書、欧州特許第458845号明細書、国際公開第97/39116号パンフレット、国際公開第92/12645A号パンフレット、国際公開第89/08695号パンフレット、国際公開第89/08694号パンフレット、国際公開第87/07292号パンフレット、国際公開第91/06638号パンフレット、国際公開第92/13030号パンフレット、国際公開第93/07260号パンフレット、国際公開第93/07263号パンフレット、国際公開第96/38527号パンフレット、国際公開第96/16151号パンフレット、国際公開第97/23606号パンフレット、国際公開第01/25412号パンフレット、国際公開第02/20746号パンフレット、国際公開第02/28369号パンフレット、米国特許第5879920号明細書、米国特許第5,324,649号明細書、米国特許第4,689,297号明細書、米国特許第6,348,442号明細書、欧州特許第206417号明細書、欧州特許第193829号明細書、独国特許第4344215号明細書、独国特許第4322229A号明細書、独国特許第263790号明細書、特開昭61−162185号公報及び/又は特開昭58−179492号公報に見られ得る。
コーティングは、上に「コアの調製」及び「塩コーティングの調製」のセクションで述べたのと同じ方法によって調製されてもよい。
得られた顆粒は、マルメライザー(商標)内などで丸められ(例えば、球形化)、又は圧縮され得る。
顆粒は、流動床乾燥機内などで乾燥され得る。飼料又は酵素産業において顆粒を乾燥させるためのその他の既知の方法が、当業者によって使用され得る。乾燥は、好ましくは25〜90℃の製品温度で行われる。
飼料ペレットの製造
飼料ペレットの製造では、ペレット化の前に、調質と称される蒸気処理を行うことが好ましい。引き続くペレット化工程では、飼料がダイを通って押し出され、得られたストランドが様々な長さの適切なペレットに切断される。この調質工程中に、プロセス温度は60〜100℃に上昇することもある。
飼料混合物は、ムラミダーゼを含んでなる顆粒を所望の飼料構成成分と混合することによって調製される。混合物は、例えば、蒸気注入を備えたカスケードミキサーなどのコンディショナーに導かれる。飼料は、コンディショナー内で蒸気を注入することにより、コンディショナー出口での測定で、例えば、60℃、70℃、80℃、90℃又は100℃など、60〜100℃の所定の温度に加熱される。滞留時間は、数秒間から数分間、さらには数時間まで、様々であり得る。5秒間、10秒間、15秒間、30秒間、1分間、2分間、5分間、10分間、15分間、30分間、及び1時間など。本発明の特定の実施形態では、温度は100℃であり、滞留時間は60秒間である。
本発明の特定の実施形態では、蒸気処理中のプロセス温度は、少なくとも60℃である。本発明のより特定の実施形態では、蒸気処理中のプロセス温度は、少なくとも70℃である。本発明のなおもより特定の実施形態では、蒸気処理中のプロセス温度は、少なくとも80℃である。本発明の最も特定の実施形態では、蒸気処理中のプロセス温度は、少なくとも90℃である。
飼料は、コンディショナーからSimon Heesenプレスなどのプレスに導かれ、例えば15mmなどの様々な長さのペレットに圧搾される。圧搾後、ペレットは空気冷却器に入れられ、例えば15分間など所定の時間にわたり冷却される。
本発明の特定の実施形態は、
i.ムラミダーゼを含んでなるコア、内部塩層、及び外部疎水性層を含んでなる顆粒と、飼料構成成分を混合するステップと、
ii.前記組成物(i)を蒸気処理するテップと、
iii.前記組成物(ii)をペレット化するテップと
を含んでなる、飼料組成物を製造する方法である。
一実施形態では、顆粒のコア内に存在するムラミダーゼは、85℃で飼料を蒸気ペレット化した後に、蒸気ペレット化前の活性と比較して、顆粒のコア内に存在するムラミダーゼの活性の少なくとも75%を保持する。さらなる実施形態では、顆粒のコア内に存在するムラミダーゼは、90℃で蒸気ペレット化した後に、蒸気ペレット化前の活性と比較して、顆粒のコア内に存在するムラミダーゼの活性の少なくとも75%を保持する。さらなる実施形態では、顆粒のコア内に存在するムラミダーゼは、95℃で蒸気ペレット化した後に、蒸気ペレット化前の活性と比較して、顆粒のコア内に存在するムラミダーゼの活性の少なくとも75%を保持する。なおもさらなる実施形態では、顆粒のコア内に存在するムラミダーゼは、85℃で蒸気ペレット化した後に、蒸気ペレット化前の活性と比較して、顆粒のコア内に存在するムラミダーゼの活性の少なくとも80%を保持する。なおもさらなる実施形態では、顆粒のコア内に存在するムラミダーゼは、90℃で蒸気ペレット化した後に、蒸気ペレット化前の活性と比較して、顆粒のコア内に存在するムラミダーゼの活性の少なくとも80%を保持する。なおもさらなる実施形態では、顆粒のコア内に存在するムラミダーゼは、95℃で蒸気ペレット化した後に、蒸気ペレット化前の活性と比較して、顆粒のコア内に存在するムラミダーゼの活性の少なくとも80%を保持する。なおもさらなる実施形態では、顆粒のコア内に存在するムラミダーゼは、85℃で蒸気ペレット化した後に、蒸気ペレット化前の活性と比較して、顆粒のコア内に存在するムラミダーゼの活性の少なくとも85%を保持する。なおもさらなる実施形態では、顆粒のコア内に存在するムラミダーゼは、90℃で蒸気ペレット化した後に、蒸気ペレット化前の活性と比較して、顆粒のコア内に存在するムラミダーゼの活性の少なくとも85%を保持する。なおもさらなる実施形態では、顆粒のコア内に存在するムラミダーゼは、95℃で蒸気ペレット化した後に、蒸気ペレット化前の活性と比較して、顆粒のコア内に存在するムラミダーゼの活性の少なくとも85%を保持する。
好ましい態様
本発明を以下の実施例によってさらに説明するが、これらは本発明の範囲を制限するものと解釈すべきではない。
1.コアとコーティングとを含んでなる顆粒を含んでなり、コアがムラミダーゼを含んでなり、コーティングが内部塩層と外部疎水性層とを含んでなる、ペレット化飼料組成物。
2.蒸気処理に曝された、態様1に記載の飼料組成物。
3.内部塩層が、顆粒の20〜70%w/wに寄与する、態様1又は2に記載の飼料組成物。
4.内部塩層が、顆粒の40〜60%w/wなど、30〜60%w/wに寄与する、態様3に記載の飼料組成物。
5.内部塩層が顆粒の50〜60%w/wに寄与する、態様4に記載の飼料組成物。
6.内部塩層が顆粒の約40%w/wに寄与する、態様1又は2に記載の飼料組成物。
7.内部塩層が顆粒の約50%w/wに寄与する、態様1又は2に記載の飼料組成物。
8.内部塩層が顆粒の約60%w/wに寄与する、態様1又は2に記載の飼料組成物。
9.内部塩層の厚さが少なくとも15μmである、態様1〜8のいずれか1つに記載の飼料組成物。
10.内部塩層の厚さが少なくとも22μmである、態様1〜8のいずれか1つに記載の飼料組成物。
11.内部塩層の厚さが少なくとも30μmである、態様1〜8のいずれか1つに記載の飼料組成物。
12.内部塩層の厚さが少なくとも37μmである、態様1〜8のいずれか1つに記載の飼料組成物。
13.内部塩層の厚さが少なくとも45μmである、態様1〜8のいずれか1つに記載の飼料組成物。
14.内部塩層の厚さが少なくとも52μmである、態様1〜8のいずれか1つに記載の飼料組成物。
15.内部塩層が、NaCl、NaCO、NaNO、NaHPO、NaPO、NHCl、(NHHPO、NHPO、(NHSO、KCl、KHPO、KHPO、KNO、NaSO、KSO、KHSO、MgSO、ZnSO、クエン酸ナトリウム、及びそれらの混合物からなる群から選択される1つ又は複数の塩を含んでなる、態様1〜14のいずれか1つに記載の飼料組成物。
16.内部塩層がNaSO、KSO、MgSO又はその混合物を含んでなる、態様1〜15のいずれか1つに記載の飼料組成物。
17.内部塩層がNaSOを含んでなる、態様1〜16のいずれか1つに記載の飼料組成物。
18.外部疎水性層が顆粒の1〜10%w/wに寄与する、態様1〜17のいずれか1つに記載の飼料組成物。
19.外部疎水性層が顆粒の1〜5%w/wに寄与する、態様1〜18のいずれか1つに記載の飼料組成物。
20.外部疎水性層が顆粒の2〜3%w/wに寄与する、態様19に記載の飼料組成物。
21.外部疎水性層が顆粒の約2%w/wに寄与する、態様20に記載の飼料組成物。
22.外部疎水性層が顆粒の約3%w/wに寄与する、態様20に記載の飼料組成物。
23.外部疎水性層の厚さが少なくとも1μmである、態様1〜22のいずれか1つに記載の飼料組成物。
24.外部疎水性層の厚さが少なくとも1.5μmである、態様1〜22のいずれか1つに記載の飼料組成物。
25.外部疎水性層の厚さが少なくとも2μmである、態様1〜22のいずれか1つに記載の飼料組成物。
26.外部疎水性層の厚さが少なくとも4μmである、態様1〜22のいずれか1つに記載の飼料組成物。
27.外部疎水性層の厚さが少なくとも7μmである、態様1〜22のいずれか1つに記載の飼料組成物。
28.外部疎水性層が、水素化ヒマシ油、水素化パーム核油、水素化パーム油、水素化綿実、水素化大豆油、水素化ナタネ油、水素化及び非水素化植物油の配合物、12−ヒドロキシステアリン酸、微晶蝋、高融点パラフィンワックス、及びそれらの混合物からなる群から選択される1つ又は複数の疎水性コーティング材料を含んでなる、態様1〜27のいずれか1つに記載の飼料組成物。
29.外部疎水性層が、水素化パーム油を含んでなる、態様1〜28のいずれか1つに記載の飼料組成物。
30.顆粒が加工助剤をさらに含んでなる、態様1〜29のいずれか1つに記載の飼料組成物。
31.加工助剤が粉末散布として提供される、態様1〜30のいずれか1つに記載の飼料組成物。
32.加工助剤が、CaCO、滑石、及び/又はカオリンである、態様30又は31に記載の飼料組成物。
33.顆粒が50μm〜2000μmの粒度を有する、態様1〜32のいずれか1つに記載の飼料組成物。
34.顆粒が100μm〜1500μmの粒度を有する、態様1〜33のいずれか1つに記載の飼料組成物。
35.顆粒が1200μm未満の粒度を有する、態様1〜34のいずれか1つに記載の飼料組成物。
36.顆粒が250μmを超える粒度を有する、態様1〜35のいずれか1つに記載の飼料組成物。
37.顆粒が250μm〜1200μmの粒度を有する、態様1〜36のいずれか1つに記載の飼料組成物。
38.顆粒が250μm〜900μmの粒度を有する、態様1〜37のいずれか1つに記載の飼料組成物。
39.顆粒が600μm〜1200μmの粒度を有する、態様1〜37のいずれか1つに記載の飼料組成物。
40.顆粒が600μm〜900μmの粒度を有する、態様1〜37のいずれか1つに記載の飼料組成物。
41.顆粒が500μm〜700μmの平均粒度を有する、態様1〜37のいずれか1つに記載の飼料組成物。
42.ムラミダーゼがGH25ムラミダーゼである、態様1〜41のいずれか1つに記載の飼料組成物。
43.ムラミダーゼが、細菌細胞壁を溶解する能力を有する、態様1〜42のいずれか1つに記載の飼料組成物。
44.ムラミダーゼが、ミクロコッカス・リゾデイクティカス(Micrococcus lysodeikticus)の細胞壁に見られるペプチドグリカンに対してリゾチーム活性を有する、態様1〜43のいずれか1つに記載の飼料組成物。
45.ムラミダーゼが、ラクトバチルス・ジョンソニイ(Lactobacillus johnsonii)に対してリゾチーム活性を有する、態様1〜44のいずれか1つに記載の飼料組成物。
46.ムラミダーゼが、
(a)配列番号2の成熟ポリペプチドと、又は配列番号4の成熟ポリペプチドと、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%又は100%の配列同一性を有するポリペプチド;
(b)配列番号1の成熟ポリペプチドコード配列と、又は配列番号3の成熟ポリペプチドコード配列と、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%又は100%の配列同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチド;
(c)中〜高ストリンジェンシー条件下で配列番号1又は配列番号3の成熟ポリペプチドコード配列又はその全長補体とハイブリッド形成する、ポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチド;
(d)1つ又は複数(例えば、いくつか)の位置での置換、欠失、及び/又は挿入を含んでなる、配列番号2又は配列番号4の成熟ポリペプチドの変異型;及び
(e)リゾチーム活性を有する(a)、(b)、(c)又は(d)のポリペプチドの断片断片(a fragment a fragment)
からなる群から選択される単離ポリペプチドである、態様1〜45のいずれか1つに記載の飼料組成物。
47.ムラミダーゼが熱不安定性である、態様1〜46のいずれか1つに記載の飼料組成物。
48.ムラミダーゼが、配列番号2又は配列番号4の成熟ポリペプチドを含んでなるか又はそれからなる、ポリペプチドの中から選択される、態様1〜47のいずれか1つに記載の飼料組成物。
49.マッシュ組成物の湿度が、ペレット化及び調質前に少なくとも11%である、態様1〜48のいずれか1つに記載の飼料組成物。
50.マッシュ組成物の湿度が、ペレット化及び調質前に11〜15%である、態様1〜49のいずれか1つに記載の飼料組成物。
51.マッシュ組成物の湿度が、ペレット化及び調質前に12〜14%である、態様1〜50のいずれか1つに記載の飼料組成物。
52.マッシュ組成物の湿度が、ペレット化及び調質前に約11%である、態様1〜50のいずれか1つに記載の飼料組成物。
53.マッシュ組成物の湿度が、ペレット化及び調質前に約12%である、態様1〜50のいずれか1つに記載の飼料組成物。
54.マッシュ組成物の湿度が、ペレット化及び調質前に約13%である、態様1〜50のいずれか1つに記載の飼料組成物。
55.マッシュ組成物の湿度が、ペレット化及び調質前に約14%である、態様1〜50のいずれか1つに記載の飼料組成物。
56.マッシュ組成物の湿度が、ペレット化及び調質前に約15%である、態様1〜50のいずれか1つに記載の飼料組成物。
57.コアが塩をさらに含んでなる、態様1〜56のいずれか1つに記載の飼料組成物。
58.塩が安定剤である、態様57に記載の飼料組成物。
59.塩が、NaSO、MgSO、及びZnSOからなる(consisiting)群から選択される、態様57又は58に記載の試料組成物。
60.塩がNaSOである、態様57又は58に記載の試料組成物。
61.85℃での蒸気ペレット化後に顆粒コア内に存在するムラミダーゼの保持活性が、蒸気ペレット化前の顆粒コア中のムラミダーゼ活性の少なくとも75%である、態様1〜60のいずれか1つに記載の飼料組成物。
62.90℃での蒸気ペレット化後に顆粒コア内に存在するムラミダーゼの保持活性が、蒸気ペレット化前の顆粒コア中のムラミダーゼ活性の少なくとも75%である、態様1〜60のいずれか1つに記載の飼料組成物。
63.95℃での蒸気ペレット化後に顆粒コア内に存在するムラミダーゼの保持活性が、蒸気ペレット化前の顆粒コア中のムラミダーゼ活性の少なくとも75%である、態様1〜60のいずれか1つに記載の飼料組成物。
64.85℃での蒸気ペレット化後に顆粒コア内に存在するムラミダーゼの保持活性が、蒸気ペレット化前の顆粒コア中のムラミダーゼ活性の少なくとも80%である、態様1〜60のいずれか1つに記載の飼料組成物。
65.90℃(Celcius)での蒸気ペレット化後に顆粒コア内に存在するムラミダーゼの保持活性が、蒸気ペレット化前の顆粒コア中のムラミダーゼ活性の少なくとも80%である、態様1〜60のいずれか1つに記載の飼料組成物。
66.95℃(Celscius)での蒸気ペレット化後に顆粒コア内に存在するムラミダーゼの保持活性が、蒸気ペレット化前の顆粒コア中のムラミダーゼ活性の少なくとも80%である、態様1〜60のいずれか1つに記載の飼料組成物。
67.85℃(Celscius)での蒸気ペレット化後に顆粒コア内に存在するムラミダーゼの保持活性が、蒸気ペレット化前の顆粒コア中のムラミダーゼ活性の少なくとも85%である、態様1〜60のいずれか1つに記載の飼料組成物。
68.90℃(Celscius)での蒸気ペレット化後に顆粒コア内に存在するムラミダーゼの保持活性が、蒸気ペレット化前の顆粒コア中のムラミダーゼ活性の少なくとも85%である、態様1〜60のいずれか1つに記載の飼料組成物。
69.95℃(Celscius)での蒸気ペレット化後に顆粒コア内に存在するムラミダーゼの保持活性が、蒸気ペレット化前の顆粒コア中のムラミダーゼ活性の少なくとも85%である、態様1〜60のいずれか1つに記載の飼料組成物。
70.コアが、1つ又は複数のムラミダーゼをはじめとする酵素、ムラミダーゼと任意選択的にさらなる酵素とがその上に塗布された不活性粒子、又は1つ又は複数のムラミダーゼをはじめとする酵素の均質な(homogenous)配合物、及び1つ又は複数のムラミダーゼで被覆された結合剤として機能する材料の均質な配合物である、態様1〜69のいずれか1つに記載の飼料組成物。
71.顆粒が少量の粉塵のみを放出する、態様1〜70のいずれか1つに記載の飼料組成物。
72.粉塵の定義に記載されているように、Heubachタイプ1アッセイ又は風簸アッセイによって測定したときに、顆粒が全粉塵をほとんど又は全く生じない、態様1〜71のいずれか1つに記載の飼料組成物。
73.粉塵がHeubachタイプ1アッセイにおいて1000μg/g未満であり、及び/又は風簸アッセイにおいて1000μg/g未満である、態様1〜72のいずれか1つに記載の飼料組成物。さらなる態様では、粉塵は、Heubachタイプ1アッセイで500μg/g未満、Heubachタイプ1アッセイで250μg/g未満、Heubachタイプ1アッセイで100μg/g未満、又はHeubachタイプ1アッセイで50μg/g未満である。なおもさらなる態様では、粉塵は、風簸アッセイで500μg/g未満、風簸アッセイで250μg/g未満、風簸アッセイで100μg/g未満、又は風簸アッセイで50μg/g未満である。
74.顆粒の貯蔵寿命が保持される、態様1〜73のいずれか1つに記載の飼料組成物。
75.コアとコーティングとを含んでなる顆粒であって、コアがムラミダーゼを含んでなり、コーティングが内部塩層と外部疎水性層とを含んでなる、顆粒。
76.コアとコーティングとを含んでなる顆粒であって、コアがムラミダーゼを含んでなり、コーティングが内部塩層と外部疎水性層とを含んでなり、顆粒は、蒸気ペレット化前の活性と比較して、蒸気ペレット化後に活性を保持したムラミダーゼを少なくとも75%含んでなり、顆粒は、
v.顆粒の粒度は1200μm未満である、
vi.内部内部(inner inner)塩層の厚さは少なくとも15μmである、
vii.外部疎水性コーティングの厚さは少なくとも1μmである、
viii.ムラミダーゼは熱不安定性である
の1つ又は複数をさらに含んでなる。
77.蒸気処理に曝された、態様75又は76に記載の顆粒。
78.内部塩層が顆粒の20〜70%w/wに寄与する、態様75〜77のいずれか1つに記載の顆粒。
79.内部塩層が、顆粒の40〜60%w/wなど、30〜60%w/wに寄与する、態様78に記載の顆粒。
80.内部塩層が顆粒の50〜60%w/wに寄与する、態様75〜78のいずれか1つに記載の顆粒。
81.内部塩層が顆粒の約40%w/wに寄与する、態様75〜78のいずれか1つに記載の顆粒。
82.内部塩層が顆粒の約50%w/wに寄与する、態様75〜78のいずれか1つに記載の顆粒。
83.内部塩層が顆粒の約60%w/wに寄与する、態様75〜78のいずれか1つに記載の顆粒。
84.内部塩層の厚さが少なくとも15μmである、態様75〜83のいずれか1つに記載の顆粒。
85.内部塩層の厚さが少なくとも22μmである、態様75〜83のいずれか1つに記載の顆粒。
86.内部塩層の厚さが少なくとも30μmである、態様75〜83のいずれか1つに記載の顆粒。
87.内部塩層の厚さが少なくとも37μmである、態様75〜83のいずれか1つに記載の顆粒。
88.内部塩層の厚さが少なくとも45μmである、態様75〜83のいずれか1つに記載の顆粒。
89.内部塩層の厚さが少なくとも52μmである、態様75〜83のいずれか1つに記載の顆粒。
90.内部塩層が、NaCl、NaCO、NaNO、NaHPO、NaPO、NHCl、(NHHPO、NHPO、(NHSO、KCl、KHPO、KHPO、KNO、NaSO、KSO、KHSO、MgSO、ZnSO、クエン酸ナトリウム、及びそれらの混合物からなる群から選択される1つ又は複数の塩を含んでなる、態様75〜89のいずれか1つに記載の顆粒。
91.内部塩層が、NaSO、KSO、MgSO又はその混合物を含んでなる、態様75〜90のいずれか1つに記載の顆粒。
92.内部塩層がNaSOを含んでなる、態様75〜91のいずれか1つに記載の顆粒。
93.外部疎水性層が顆粒の1〜10%w/wに寄与する、態様75〜92のいずれか1つに記載の顆粒。
94.外部疎水性層が顆粒の1〜5%w/wに寄与する、態様75〜93のいずれか1つに記載の顆粒。
95.外部疎水性層が顆粒の2〜3%w/wに寄与する、態様75〜94のいずれか1つに記載の顆粒。
96.外部疎水性層が顆粒の約2%w/wに寄与する、態様95に記載の顆粒。
97.外部疎水性層が顆粒の約3%w/wに寄与する、態様95に記載の顆粒。
98.外部疎水性層の厚さが少なくとも1μmである、態様75〜97のいずれか1つに記載の顆粒。
99.外部疎水性層の厚さが少なくとも1.5μmである、態様75〜97のいずれか1つに記載の顆粒。
100.外部疎水性層の厚さが少なくとも2μmである、態様75〜97のいずれか1つに記載の顆粒。
101.外部疎水性層の厚さが少なくとも4μmである、態様75〜97のいずれか1つに記載の顆粒。
102.外部疎水性層の厚さが少なくとも7μmである、態様75〜97のいずれか1つに記載の顆粒。
103.外部疎水性層が、水素化ヒマシ油、水素化パーム核油、水素化パーム油、水素化綿実、水素化大豆油、水素化ナタネ油、水素化及び非水素化植物油の配合物、12−ヒドロキシステアリン酸、微晶蝋、高融点パラフィンワックス、及びそれらの混合物からなる群から選択される1つ又は複数の疎水性コーティング材料を含んでなる、態様75〜102のいずれか1つに記載の顆粒。
104.外部疎水性層が、水素化パーム油を含んでなる、態様75〜103のいずれか1つに記載の顆粒。
105.顆粒が加工助剤をさらに含んでなる、態様75〜104のいずれか1つに記載の顆粒。
106.加工助剤が粉末散布として提供される、態様105に記載の顆粒。
107.加工助剤が、CaCO、滑石、及び/又はカオリンである、態様105又は106に記載の顆粒。
108.顆粒が50μm〜2000μmの粒度を有する、態様75〜107のいずれか1つに記載の顆粒。
109.顆粒が100μm〜1500μmの粒度を有する、態様75〜108のいずれか1つに記載の顆粒。
110.顆粒が1200μm未満の粒度を有する、態様75〜109のいずれか1つに記載の顆粒。
111.顆粒が250μmを超える粒度を有する、態様75〜110のいずれか1つに記載の顆粒。
112.顆粒が250μm〜1200μmの粒度を有する、態様75〜111のいずれか1つに記載の顆粒。
113.顆粒が250μm〜900μmの粒度を有する、態様75〜111のいずれか1つに記載の顆粒。
114.顆粒が600μm〜1200μmの粒度を有する、態様75〜111のいずれか1つに記載の顆粒。
115.顆粒が600μm〜900μmの粒度を有する、態様75〜111のいずれか1つに記載の顆粒。
116.顆粒が500μm〜700μmの平均粒度を有する、態様75〜111のいずれか1つに記載の顆粒。
117.ムラミダーゼがGH25ムラミダーゼである、態様75〜116のいずれか1つに記載の顆粒。
118.ムラミダーゼが、細菌細胞壁を溶解する能力を有する、態様75〜117のいずれか1つに記載の顆粒。
119.ムラミダーゼが、ミクロコッカス・リゾデイクティカス(Micrococcus lysodeikticus)の細胞壁に見られるペプチドグリカンに対してリゾチーム活性を有する、態様75〜118のいずれか1つに記載の顆粒。
120.ムラミダーゼが、ラクトバチルス・ジョンソニイ(Lactobacillus johnsonii)に対してリゾチーム活性を有する、態様75〜119のいずれか1つに記載の顆粒。
121.ムラミダーゼが、
(a)配列番号2の成熟ポリペプチドと、又は配列番号4の成熟ポリペプチドと、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%又は100%の配列同一性を有するポリペプチド;
(b)配列番号1の成熟ポリペプチドコード配列と、又は配列番号3の成熟ポリペプチドコード配列と、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも91%、少なくとも92%、少なくとも93%、少なくとも94%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%又は100%の配列同一性を有するポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチド;
(c)中〜高ストリンジェンシー条件下で配列番号1又は配列番号3の成熟ポリペプチドコード配列又はその全長補体とハイブリッド形成する、ポリヌクレオチドによってコードされるポリペプチド;
(d)1つ又は複数(例えば、いくつか)の位置での置換、欠失、及び/又は挿入を含んでなる、配列番号2又は配列番号4の成熟ポリペプチドの変異型;及び
(e)リゾチーム活性を有する(a)、(b)、(c)又は(d)のポリペプチドの断片断片(a fragment a fragment)
からなる群から選択される単離ポリペプチドである、態様75〜120のいずれか1つに記載の顆粒。
122.ムラミダーゼが熱不安定性である、態様75〜121のいずれか1つに記載の顆粒。
123.ムラミダーゼが、配列番号2又は配列番号4の成熟ポリペプチドを含んでなるか又はそれからなる、ポリペプチドの中から選択される、態様75〜122のいずれか1つに記載の顆粒。
124.マッシュ組成物の湿度が、ペレット化及び調質前に少なくとも11%である、態様75〜123のいずれか1つに記載の顆粒。
125.マッシュ組成物の湿度が、ペレット化及び調質前に11〜15%である、態様75〜123のいずれか1つに記載の顆粒。
126.マッシュ組成物の湿度が、ペレット化及び調質前に12〜14%である、態様75〜123のいずれか1つに記載の顆粒。
127.マッシュ組成物の湿度が、ペレット化及び調質前に約11%である、態様75〜123のいずれか1つに記載の顆粒。
128.マッシュ組成物の湿度が、ペレット化及び調質前に約12%である、態様75〜123のいずれか1つに記載の顆粒。
129.マッシュ組成物の湿度が、ペレット化及び調質前に約13%である、態様75〜123のいずれか1つに記載の顆粒。
130.マッシュ組成物の湿度が、ペレット化及び調質前に約14%である、態様75〜123のいずれか1つに記載の顆粒。
131.マッシュ組成物の湿度が、ペレット化及び調質前に約15%である、態様75〜123のいずれか1つに記載の顆粒。
132.コアが塩をさらに含んでなる、態様75〜131のいずれか1つに記載の顆粒。
133.塩が安定剤である、態様132に記載の顆粒。
134.塩が、NaSO、MgSO、及びZnSOからなる(consisiting)群から選択される、態様132又は133に記載の顆粒。
135.塩がNaSOである、態様132又は133に記載の顆粒。
136.85℃での蒸気ペレット化後に顆粒コア内に存在するムラミダーゼの保持活性が、蒸気ペレット化前の顆粒コア中のムラミダーゼ活性の少なくとも75%である、態様75〜135のいずれか1つに記載の顆粒。
137.90℃での蒸気ペレット化後に顆粒コア内に存在するムラミダーゼの保持活性が、蒸気ペレット化前の顆粒コア中のムラミダーゼ活性の少なくとも75%である、態様75〜135のいずれか1つに記載の顆粒。
138.95℃での蒸気ペレット化後に顆粒コア内に存在するムラミダーゼの保持活性が、蒸気ペレット化前の顆粒コア中のムラミダーゼ活性の少なくとも75%である、態様75〜135のいずれか1つに記載の顆粒。
139.85℃での蒸気ペレット化後に顆粒コア内に存在するムラミダーゼの保持活性が、蒸気ペレット化前の顆粒コア中のムラミダーゼ活性の少なくとも80%である、態様75〜135のいずれか1つに記載の顆粒。
140.90℃(Celcius)での蒸気ペレット化後に顆粒コア内に存在するムラミダーゼの保持活性が、蒸気ペレット化前の顆粒コア中のムラミダーゼ活性の少なくとも80%である、態様75〜135のいずれか1つに記載の顆粒。
141.95℃(Celscius)での蒸気ペレット化後に顆粒コア内に存在するムラミダーゼの保持活性が、蒸気ペレット化前の顆粒コア中のムラミダーゼ活性の少なくとも80%である、態様75〜135のいずれか1つに記載の顆粒。
142.85℃(Celscius)での蒸気ペレット化後に顆粒コア内に存在するムラミダーゼの保持活性が、蒸気ペレット化前の顆粒コア中のムラミダーゼ活性の少なくとも85%である、態様75〜135のいずれか1つに記載の顆粒。
143.90℃(Celscius)での蒸気ペレット化後に顆粒コア内に存在するムラミダーゼの保持活性が、蒸気ペレット化前の顆粒コア中のムラミダーゼ活性の少なくとも85%である、態様75〜135のいずれか1つに記載の顆粒。
144.95℃(Celscius)での蒸気ペレット化後に顆粒コア内に存在するムラミダーゼの保持活性が、蒸気ペレット化前の顆粒コア中のムラミダーゼ活性の少なくとも85%である、態様75〜135のいずれか1つに記載の顆粒。
145.コアが、1つ又は複数のムラミダーゼをはじめとする酵素、ムラミダーゼと任意選択的にさらなる酵素とがその上に塗布された不活性粒子、又は1つ又は複数のムラミダーゼをはじめとする酵素の均質な(homogenous)配合物、及び1つ又は複数のムラミダーゼで被覆された結合剤として機能する材料の均質な配合物である、態様75〜144のいずれか1つに記載の顆粒。
146.顆粒が少量の粉塵のみを放出する、態様75〜145のいずれか1つに記載の顆粒。
147.粉塵の定義に記載されているように、Heubachタイプ1アッセイ又は風簸アッセイによって測定したときに、顆粒が全粉塵をほとんど又は全く生じない、態様75〜146のいずれか1つに記載の顆粒。
148.粉塵がHeubachタイプ1アッセイにおいて1000μg/g未満であり、及び/又は風簸アッセイにおいて1000μg/g未満である、態様75〜147のいずれか1つに記載の顆粒。
さらなる態様では、粉塵は、Heubachタイプ1アッセイで500μg/g未満、Heubachタイプ1アッセイで250μg/g未満、Heubachタイプ1アッセイで100μg/g未満、又はHeubachタイプ1アッセイで50μg/g未満である。なおもさらなる態様では、粉塵は、風簸アッセイで500μg/g未満、風簸アッセイで250μg/g未満、風簸アッセイで100μg/g未満、風簸アッセイで50μg/g未満である。
149.顆粒の貯蔵寿命が保持される、態様75〜148のいずれか1つに記載の顆粒。
150.態様1〜74のいずれか1つに記載の飼料組成物を動物に投与するステップを含んでなる、動物に給餌する方法。
151.(i)コア、内部コーティング、及び外部コーティングを含んでなる顆粒と、飼料構成成分を混合するステップであって、コアがムラミダーゼを含んでなり、内部コーティングが塩を含んでなり、外部コーティングが疎水性コーティング材料を含んでなる、ステップと、
(ii)前記組成物を蒸気処理するステップと、
(iii)前記組成物をペレット化するステップとを含んでなる、飼料組成物を製造する方法。
152.態様1〜74のいずれか1つに記載の飼料組成物に、又は75〜149のいずれか1つに記載の顆粒に、ムラミダーゼを組み込むステップを含んでなる、ムラミダーゼの安定性を改善する方法。
153.態様1〜74のいずれか1つに記載の飼料組成物に、又は態様75〜149のいずれか1つに記載の顆粒に、ムラミダーゼを組み込むステップを含んでなる、12%を超える湿度を有するマッシュ組成物中のムラミダーゼの安定性を改善する方法。
154.蒸気処理ペレット化飼料組成物を調製するための、態様75〜149のいずれか1つに記載のムラミダーゼを含んでなるコア、内部塩層、及び外部疎水性層を含んでなる、顆粒の使用。
実施例1
顆粒1。ムラミダーゼを含んでなるコアと、コア上の塩層とを含んでなる、顆粒:
960gのセルロース、Arbocel BC200
600gのデキストリン、カオリン
2534gの噴霧乾燥GH25ムラミダーゼ粉末
7552gの粉砕NaSO
の組成の粉末混合物
を、
480gのスクロース
2220gの水
からなる造粒液と共にLoedigeミキサーFM 50内で造粒した。
造粒は、米国特許第4,106,991号明細書の実施例1に記載されているように実施した。
顆粒を流動床乾燥機内で含水量が1%未満になるまで乾燥し、篩にかけて、250〜1200マイクロメートルの粒度の製品を得た。
上述の顆粒コア4.0kgをMP1流動床内に入れた。
コアに塩層を塗布するために、
1600gのNa2SO4
4000gの水
の混合物を調製した。
コーティング中に、
空気流:215m/時間
入口温度:90℃
製品温度:44℃
ノズルサイズ:1.2mm
ノズル圧(pressuer):3.0バールの流動床設定を用いた。
コーティング後、顆粒を10分間乾燥させて75℃の温度に到達させ、最後に冷却した。
顆粒2。ムラミダーゼを含んでなるコア、コア上の内部塩層、及び内部塩層上の外部疎水性層を含んでなる、顆粒。
2.0kgの顆粒1をLodigeミキサーL 5に入れた。
塩層に疎水性層を塗布するために、
40gの溶融水素化パーム油
120gのカオリン
の混合物を調製した。
コーティング後、最終製品をMP2流動床内で冷却した。
ペレット化の安定性の測定:
異なるペレット化条件及び飼料調合物中の異なる水分含量を使用して、顆粒1及び2をペレット化した。
実験設定:
およそ85gの酵素顆粒を小型平ミキサー内で、10kgのマッシュと10分間にわたり予備混合した。このプレミックスをより大型の水平ミキサー内で、190kgのマッシュと10分間にわたり混合した。ミキサーからマッシュをおよそ300kg/時間の速度で、コンディショナー(蒸気注入を備えたカスケードミキサー)に導いた。コンディショナーは、蒸気を注入することによって、マッシュをそれぞれ85℃、90℃、及び95℃(出口での測定)に加熱した。コンディショナー内の滞留時間もまた、60秒間〜120秒間で変化させた。コンディショナーから、マッシュを3.0×35mmの水平ダイを備えたSimon Heesenプレスに導いて、約15mmの長さのペレットに圧搾した。圧搾後、ペレットを空気冷却器に入れて、15分間冷却した。
マッシュ調合物:
73.0%のトウモロコシを挽く(Grind)
21.5%のトーストした挽き割り大豆
4.0%の大豆油
0.5%のビタミン/プレミックスFarmix VLSVRK
マッシュの含水量:それぞれ12%及び14%。
投入された酵素顆粒の活性と最終ペレットの活性とを分析し、これらの数値から残効性を算出した。
マッシュ中の12%の水分でのペレット化試験の結果:
Figure 2021535748
マッシュ中の14%の水分でのペレット化試験の結果:
Figure 2021535748
マッシュ中の14%の水分及び異なる温度でのペレット化試験の結果:
Figure 2021535748
結果から、マッシュ中の水分含量が増加した場合、塩コーティングのみと比較して、内部塩層と外部疎水性層との組み合わせが、ペレット化の安定性を有意に改善することが明らかである。
実施例2
顆粒3。ムラミダーゼを含んでなるコアと、コア上の塩層とを含んでなる、顆粒:
960gのセルロース、Arbocel BC200
600gのデキストリン、カオリン
2534gの噴霧乾燥GH25ムラミダーゼ粉末
7552gの粉砕NaSO
の組成の粉末混合物

480gのスクロース
2220gの水
からなる造粒液と共にLodigeミキサーFM 50内で造粒した。
造粒は、米国特許第4,106,991号明細書の実施例1に記載されているように実施した。
顆粒を流動床乾燥機内で含水量が1%未満になるまで乾燥し、篩にかけて、250〜1200マイクロメートルの粒度の製品を得た。
上述の顆粒コア4.0kgをMP1流動床内に入れた。
コアに塩層を塗布するために、
2000gのNa2SO4
5000gの水
の混合物を調製した。
コーティング中に、
空気流:215m/時間
入口温度:90℃
製品温度:44℃
ノズルサイズ:1.2mm
ノズル圧(pressuer):3.0バール
の流動床設定を用いた。
コーティング後、顆粒を10分間乾燥させて75℃の温度に到達させ、最後に冷却した。
顆粒4。ムラミダーゼを含んでなるコア、コア上の内部塩層、及び内部塩層上の外部疎水性層を含んでなる、顆粒:
2.0kgの顆粒3をLodigeミキサーL 5に入れた。
塩層に疎水性層を塗布するために、
40gの溶融水素化パーム油
120gのカオリン
の混合物を調製した。
コーティング後、最終製品をMP2流動床内で冷却した。
顆粒5。ムラミダーゼを含んでなるコア、コア上の内部塩層、及び内部塩層上の外部疎水性層を含んでなる、顆粒:
960gのセルロース、Arbocel BC200
600gのデキストリン、カオリン
2534gの噴霧乾燥GH25ムラミダーゼ粉末
7552gの粉砕NaSO
の組成の粉末混合物

480gのスクロース
2220gの水
からなる造粒液と共にLodigeミキサーFM 50内で造粒した。
造粒は、米国特許第4,106,991号明細書の実施例1に記載されているように実施した。
顆粒を流動床乾燥機内で含水量が1%未満になるまで乾燥し、篩にかけて、250〜1200マイクロメートルの粒度の製品を得た。
上述の顆粒コア4.0kgをMP1流動床内に入れた。
コアに塩層を塗布するために、
2400gのNa2SO4
6000gの水
の混合物を調製した。
コーティング中に、
空気流:215m/時間
入口温度:90℃
製品温度:44℃
ノズルサイズ:1.2mm
ノズル圧(pressuer):3.0バール
の流動床設定を用いた。
コーティング後、顆粒を10分間乾燥させて75℃の温度に到達させ、最後に冷却した。
顆粒6。ムラミダーゼを含んでなるコア、コア上の内部塩層、及び内部塩層上の外部疎水性層を含んでなる、顆粒:
2.0kgの顆粒5をLodigeミキサーL 5に入れた。
塩層に疎水性層を塗布するために、
40gの溶融水素化パーム油
120gのカオリン
の混合物を調製した。
コーティング後、最終製品をMP2流動床内で冷却した。
ペレット化の安定性
マッシュ中の含水量を14%に増加させて、顆粒1、2、3、4、及び6それぞれを含んでなる製品1、2、3、4、及び6を実施例1に示す条件を使用してペレット化した。
Figure 2021535748
マッシュ中の14%の水分及び異なる温度でのペレット化試験の結果:
Figure 2021535748
実験から、塩コーティングの増加がペレット化の安定性を有意に改善し、外部疎水性パーム油層の添加が安定性をさらに向上させることが明らかである。

Claims (16)

  1. コアとコーティングとを含んでなる顆粒を含んでなり、前記コアがムラミダーゼを含んでなり、前記コーティングが内部塩層と外部疎水性層とを含んでなる、ペレット化飼料組成物。
  2. 蒸気処理に曝された、請求項1に記載の飼料組成物。
  3. 前記内部塩層が、前記顆粒の40〜60%w/wなど、30〜60%w/wに寄与する、請求項1又は2に記載の飼料組成物。
  4. 前記内部塩層が、NaSO、KSO、MgSO又はその混合物を含んでなる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の飼料組成物。
  5. 前記外部疎水性層が、顆粒の2〜3%w/wに寄与する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の飼料組成物。
  6. 前記外部疎水性層が、水素化パーム油を含んでなる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の飼料組成物。
  7. 前記ムラミダーゼが、細菌細胞壁を溶解する能力を有するGH25ムラミダーゼである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の飼料組成物。
  8. マッシュ組成物の湿度が、ペレット化及び調質前に少なくとも11%である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の飼料組成物。
  9. 85℃での蒸気ペレット化後に前記顆粒コア内に存在する前記ムラミダーゼの保持活性が、蒸気ペレット化前の前記顆粒コア中の前記ムラミダーゼ活性の少なくとも75%である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の飼料組成物。
  10. コアとコーティングとを含んでなる顆粒であって、前記コアがムラミダーゼを含んでなり、前記コーティングが内部塩層と外部疎水性層とを含んでなる、顆粒。
  11. コアとコーティングとを含んでなる顆粒であって、前記コアがムラミダーゼを含んでなり、前記コーティングが内部塩層と外部疎水性層とを含んでなり、前記顆粒が、蒸気ペレット化前の活性と比較して、蒸気ペレット化後に活性を保持したムラミダーゼを少なくとも75%を含んでなり、前記顆粒が、
    i.前記顆粒の粒度は1200μm未満である、
    ii.前記内部内部(inner inner)塩層の厚さは少なくとも15μmである、
    iii.前記外部疎水性コーティングの厚さは少なくとも1μmである、
    iv.前記ムラミダーゼは熱不安定性である
    の1つ又は複数をさらに含んでなる、顆粒。
  12. 請求項1〜9のいずれか1つに記載の飼料組成物を動物に投与するステップを含んでなる、動物に給餌する方法。
  13. (i)コア、内部コーティング、及び外部コーティングを含んでなる顆粒と、飼料構成成分を混合するステップであって、前記コアがムラミダーゼを含んでなり、前記内部コーティングが塩を含んでなり、前記外部コーティングが疎水性コーティング材料を含んでなる、混合するステップと、
    (ii)前記組成物を蒸気処理するステップと、
    (iii)前記組成物をペレット化するステップと
    を含んでなる、飼料組成物を製造する方法。
  14. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の飼料組成物に、又は請求項10〜11のいずれか一項に記載の顆粒に、ムラミダーゼを組み込むステップを含んでなる、前記ムラミダーゼの安定性を改善する方法。
  15. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の飼料組成物に、又は請求項10〜11のいずれか一項に記載の顆粒に、ムラミダーゼを組み込むステップを含んでなる、12%を超える湿度を有するマッシュ組成物中の前記ムラミダーゼの安定性を改善する方法。
  16. 蒸気処理ペレット化飼料組成物を調製するための、請求項10〜11のいずれか一項に記載の、ムラミダーゼを含んでなるコア、内部塩層、及び外部疎水性層を含んでなる、顆粒の使用。
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