JP2021535253A - 洗浄力を向上させるポリマー活性成分 - Google Patents

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Abstract

本発明の目的は、洗剤の洗浄性能を向上させることである。これは、アミノ系アルコキシレートの使用によって本質的に達成される。【選択図】なし

Description

本発明は、特に界面活性剤感受性又は酵素感受性の汚染に対する、織物を洗浄する場合の洗濯洗剤組成物の一次洗浄力を増強するための特定のポリマーの使用に関する。
洗濯洗剤組成物は、一般的に洗浄方法に不可欠な成分、例えば界面活性剤及びビルダー材料の他に、洗浄補助剤という用語にまとめられてもよく、且つ異なる活性剤のグループ、例えば泡調節剤、灰色化抑制剤、漂白剤、漂白活性化剤及び色移り抑制剤を包含するさらなる構成要素を含む。この種類の補助剤はまた、存在する場合に界面活性剤の洗浄力を増強し、一般的にこれらの物質は顕著な界面活性特性自体を有する必要がない。そのような物質は、多くの場合洗浄力増強剤と称される。
国際特許出願第WO2014/154508A1号は、ポリエーテルアルコール(メタ)アクリル酸エステル及びアミノアルコール(メタ)アクリル酸エステル又はアンモニウムアルコール(メタ)アクリル酸エステルから形成されるブロックコポリマーを織物に適用し、後に織物に堆積する汚染の脱離を促進する方法を開示している。国際特許出願第WO2017/005793A1号は、ポリアルコキシル化ポリアルカノールアミン及びポリアルコキシル化ポリアルキレンイミンが、脂肪残留物の低減に利点を示すことを開示している。
WO2014/154508A1 WO2017/005793A1
驚くべきことに、特定の分子量があまり高くないポリマーも特に良好な一次洗浄力増強特性を有することが現在までに見出されている。
本ポリマーは、平均分子量Mwが600〜10000g/mol、好ましくは1300〜6000g/mol、特に好ましくは1400〜4500g/molである(モノ)アミノ系アルコキシレート、好ましくはプロポキシレートである。本発明によるポリマーは、分子1個につき1個のアミノ基のみ、つまり1個の窒素原子のみを含む。
特に好適なものは、アミノ核がモル質量200g/mol未満であり、1個のアミノ基のみを含み、さらにアミノ核がエチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド及びこれらの混合物からなる群から選択されるアルキレンオキシドによって、好ましくはプロピレンオキシドを含む混合物によって、特に好ましくはプロピレンオキシドによってアルコキシル化された、アルコキシル化後の分子量Mwが600g/molより大きいアルコキシル化アミノアルコールである。アルコキシル化アミノアルコールは、ブロック又はランダムの構造を含んでもよい。
とりわけ、トリエタノールアミン(TEA)から出発してプロポキシル化によって得ることができる、3つの側腕のそれぞれが好ましくは15プロピレンオキシド(PO)単位の長さを有するアルコキシル化アミノアルコールが特に好ましい。
トリイソプロパノールアミン(TIPA)から出発してプロポキシル化によって得ることができる、3つの側腕のそれぞれが好ましくは15プロピレンオキシド(PO)単位の長さを有するアルコキシル化アミノアルコールも同様に好ましい。
エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド及びこれらの混合物からなる群から選択されるアルキレンオキシドによって、好ましくはプロピレンオキシドを含む混合物によって、特に好ましくはプロピレンオキシドによってアルコキシル化された直鎖、分岐又は環状のアルキル基を有するアルコキシル化アルキルモノアミンも好適である。
アルコキシル化アルキルモノアミンはブロック又はランダムの構造を含んでもよい。
tert-ブチルアミン(tBA)から出発してプロポキシル化によって得ることができる、2つの側腕のそれぞれが好ましくは12プロピレンオキシド(PO)単位の長さを有するアルコキシル化アルキルモノアミンも好ましい。
好適な化合物はまた、以下の一般構造式によって定義される。
Figure 2021535253
したがって、本発明は、特に界面活性剤感受性又は酵素感受性の汚染に対する特に水性で界面活性剤を含有する洗浄液体中において織物を洗浄する場合の洗濯洗剤組成物の一次洗浄力を増強するための、平均分子量Mwが600〜10000g/mol、好ましくは1300〜6000g/mol、特に好ましくは1400〜4500g/molである(モノ)アミノ系アルコキシレート、好ましくはプロポキシレートからなるポリマーの使用を提供する。
本発明はさらに、特に界面活性剤感受性又は酵素感受性の汚染を織物から除去する方法であって、特に水性で界面活性剤を含有する洗浄液中の洗濯洗剤組成物及び前記ポリマー活性剤を汚れた織物と接触させる、方法を提供する。この方法は、手動で、又は例えば家庭用洗浄機を使用して機械によって実行されてもよい。この場合、特に液体組成物及びポリマー活性剤を同時又は連続的に使用することができる。同時使用は、ポリマー活性剤を含む洗濯洗剤組成物の使用によって特に有利に実行されうる。界面活性剤感受性又は酵素感受性の汚染は、一般的に、界面活性剤によって、又は酵素の使用によって少なくとも部分的に除去可能である汚染、例えば油、脂肪、化粧品又は草、チョコレートムース又は卵からの汚染を意味すると理解される。本発明によって使用されるポリマーは、酵素の非存在下、又は特に漂白剤の非存在下であってもそのような汚染の除去性に寄与する。
本発明による使用及び本発明による方法は、好ましくは(モノ)アミノ系アルコキシレートからなるポリマーを、対応するポリマーを有さない組成物又は対応するポリマーを有さない組成物を含む洗浄液に添加することによって実施され、対応するポリマーを有さない組成物の総重量に対するポリマーの添加量は、好ましくは0.01重量%〜20重量%、特に1重量%〜15重量%の範囲である。特に好ましくは、本発明に必須のポリマーは、特に、液体洗濯洗剤組成物とともに使用され、これは、組成物の総重量に対して少なくとも30重量%、好ましくは30重量%〜65重量%、特に50重量%〜58重量%の範囲の界面活性剤の濃度を有する。洗浄液は、好ましくは7ml〜100ml、特に10ml〜75ml、好ましくは20ml〜50mlの液体水含有洗濯洗剤組成物を、12リットル〜60リットル、特に15リットル〜20リットルの水に添加することによって生成される。
本発明に必須のポリマーは、原則的に公知の方法によって得ることができる。これは、スターター分子、特にアミノ基を含有する化合物をアルキレンオキシド、例えばエチレンオキシド(EO)、プロピレンオキシド(PO)及び/又はブチレンオキシド(BO)、好ましくはプロピレンオキシドと、好ましくはアルカリ(系)触媒下で反応させることを含む。
スターター分子を準備し脱水する。次にアルカリ触媒下で、例えばKOHを使用して、エポキシドを所望の順序及び量で計量供給する。
アルコキシル化の好適な手順及び反応条件は一般的に当業者に公知であり、例えば標準研究M. Ionescu、「Chemistry and technology of polyols for polyurethanes」、Rapra Technology、Shrewsbury、UK、page 60 ffに記載される。
本発明によって使用される好ましいポリマー又はそれらの出発原料が以下の段落に記載される。
本発明によって特定の記載されるアルコキシレートからなるポリマーに使用されてもよいスターターは、とりわけ以下の化合物の群を含む。(モノ)アミノアルコール、例えばトリエタノールアミン、アルキルジエタノールアミン、アルキルジイソプロパノールアミン、トリアルキルアミノアルコール、例えばトリイソプロパノールアミン、N,N-ジ(2-ヒドロキシエチル)シクロヘキシルアミン、N,N-ジ(2-ヒドロキシプロピル)シクロヘキシルアミンなど。
一実施形態では、スターターとしてトリエタノールアミン(TEA)が好ましい。さらなる好ましい実施形態では、スターターとしてトリイソプロパノールアミン(TIPA)が使用される。
アルキルモノアミン、例えばn-ブチルアミン、n-ヘキシルアミン、n-オクチルアミン、イソプロピルアミン、sec-ブチルアミン、tert-ブチルアミン、シクロヘキシルアミン、2-エチルヘキシルアミン、2-フェニルエチルアミン。
一実施形態では、スターターは好ましくはtert-ブチルアミン(tBA)である。
本発明によって使用される好ましいポリマーは、重量平均分子量が600g/molより大きく、特に好ましくは重量平均分子量が600〜10000g/mol、特に1300〜6000g/mol、非常に特に好ましくは1400〜4500g/molの範囲である。
好ましい実施形態では、スターターは、プロピレンオキシド又はプロピレンオキシドを含む混合物からなるアルキレンオキシドと反応される。特に好ましい実施形態では、プロピレンオキシドのみがアルコキシル化に使用される。
本発明によると、好ましくはスターターの各窒素原子にアルキレンオキシド単位の2つの鎖が付加される。
本発明による別の好ましい実施形態では、スターターの各窒素原子にアルキレンオキシド単位の3つの鎖が付加される。
この場合、本発明の好ましい実施形態では、アルキレンオキシド鎖1つにつき10〜18個のアルキレンオキシド単位、特に12〜16個のアルキレンオキシド単位、特に好ましくは12〜15個のアルキレンオキシド単位が付加される。
本発明による使用及び本発明による方法に関しては、例えば洗浄機だけでなく手動洗浄で使用されるような洗浄水溶液中の上記で定義されたポリマーの濃度は0.001g/l〜5g/l、特に0.01g/l〜2g/lであることが好ましい。本発明による方法及び本発明による使用は、好ましくは10℃〜95℃の範囲、特に20℃〜40℃の範囲の温度での操作を伴う。本発明による方法及び本発明による使用は、好ましくはpH5〜pH12、特にpH7〜pH11の範囲のpH値で実行される。
本発明による使用と関連して又は本発明による方法では、ポリマーに加えて使用されてもよく、且つ特に粉状固形物として、再圧縮粒子の形態で、溶液又は懸濁液として存在してもよい洗濯洗剤組成物は、そのような組成物において公知及び慣例のすべての成分を含んでもよい。組成物は、特にビルダー物質、表面活性界面活性剤(surface-active surfactant)、水混和性有機溶媒、酵素、封鎖剤、電解質、pH調節剤、特別な作用を有するポリマー、例えば汚れ放出ポリマー、色移り抑制剤、灰色化抑制剤、しわ低減及び形態保持ポリマー活性剤並びにさらなる補助剤、例えば蛍光増白剤、泡調節剤、染料及び香料を含んでもよい。
組成物は1種以上の界面活性剤を含んでもよく、特にアニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤及びこれらの混合物が使用可能であるが、カチオン性及び/又は両性の界面活性剤も存在してもよい。
使用される非イオン性界面活性剤は、当業者に公知の任意の非イオン性界面活性剤であってもよい。使用される非イオン性界面活性剤は、好ましくはアルコキシル化された、有利にはエトキシル化された、特に、好ましくは8〜18個の炭素原子及びアルコール1モルにつき平均1〜12モルのエチレンオキシド(EO)を有する第一級アルコールであり、ここでアルコール基は直鎖であっても、好ましくは2-メチル-分岐であってもよく、又はオキソアルコール基に慣例的に存在するように、直鎖及びメチル分岐の基を混合して含んでもよい。しかし、特に12〜18個の炭素原子を有する天然起源のアルコールから、例えばココナッツアルコール、パーム油アルコール、獣脂脂肪アルコール又はオレイルアルコールからの直鎖基及びアルコール1モルにつき平均2〜8モルのEOを有するアルコールエトキシレートが好ましい。好ましいエトキシル化アルコールは、例えば3EO又は4EOを有するC12〜14アルコール、7EOを有するC9〜11アルコール、3EO、5EO、7EO又は8EOを有するC13〜15アルコール、3EO、5EO又は7EOを有するC12〜18アルコール及びこれらの混合物、例えば3EOを有するC12〜14アルコールと5EOを有するC12〜18アルコールとの混合物を含む。記述されたエトキシル化レベルは、特定の生成物について整数又は分数に相当し得る統計平均である。好ましいアルコールエトキシレートは、狭い同族体分布(狭範囲エトキシレート、NRE)を有する。
代替的に又はこれらの非イオン性界面活性剤に加えて、12より多くのEOを有する脂肪アルコールを使用することもできる。これらの例は、14EO、25EO、30EO又は40EOを有する獣脂脂肪アルコールである。それに加え、使用されてもよいさらなる非イオン性界面活性剤はまた、一般式R5O(G)x(式中、R5は8〜22個、好ましくは12〜18個の炭素原子を有する第一級の直鎖状又はメチル分岐、特に2-メチル分岐の脂肪族基に相当し、Gは5又は6個の炭素原子を有するグリコース単位、好ましくはグルコースを表す記号である)のアルキルグリコシドである。モノグリコシド及びオリゴグリコシドの分布を示すオリゴマー化度xは1〜10の任意の所望の数であり、好ましくはxは1.2〜1.4である。
好ましく使用され、且つ唯一の非イオン性界面活性剤として又は他の非イオン性界面活性剤との組合せのいずれかで使用されるさらなるクラスの非イオン性界面活性剤は、アルコキシル化された、好ましくはエトキシル化された、又はエトキシル化及びプロポキシル化された、好ましくはアルキル鎖に1〜4個の炭素原子を有する脂肪酸アルキルエステルのものである。
アミンオキシド型の非イオン性界面活性剤、例えばN-ココアルキル-N,N-ジメチルアミンオキシド及びN-タロー(獣脂)-アルキル-N,N-ジヒドロキシエチルアミンオキシド並びに脂肪酸アルカノールアミドも使用することができる。これらの非イオン性界面活性剤の量は、好ましくはエトキシル化脂肪アルコールのもの以下、特にその半分以下である。
さらなる好適な界面活性剤は、式
Figure 2021535253
(式中、Rは6〜22個の炭素原子を有する脂肪族アシル基であり、R1は水素、1〜4個の炭素原子を有するアルキル又はヒドロキシアルキル基であり、[Z]は3〜10個の炭素原子及び3〜10個のヒドロキシル基を有する直鎖又は分岐のポリヒドロキシアルキル基である)
のポリヒドロキシ脂肪酸アミドである。ポリヒドロキシ脂肪酸アミドは、アンモニア、アルキルアミン又はアルカノールアミンによる還元糖の還元的アミノ化、及びその後の脂肪酸、脂肪酸アルキルエステル又は脂肪酸塩化物によるアシル化によって典型的に得ることができる公知の物質である。ポリヒドロキシ脂肪酸アミドの群は、式
Figure 2021535253
(式中、Rは7〜12個の炭素原子を有する直鎖又は分岐のアルキル又はアルケニル基であり、R1は2〜8個の炭素原子を有する直鎖、分岐又は環状のアルキル基又はアリール基であり、R2は1〜8個の炭素原子を有する直鎖、分岐又は環状のアルキル基又はアリール基又はオキシアルキル基であり、C1〜4アルキル又はフェニル基が好ましく、[Z]はそのアルキル鎖が少なくとも2個のヒドロキシル基で置換されている直鎖ポリヒドロキシアルキル基、又はこの基のアルコキシル化、好ましくはエトキシル化若しくはプロポキシル化された誘導体である)
の化合物も含む。[Z]は、好ましくは還元された糖、例えばグルコース、フルクトース、マルトース、ラクトース、ガラクトース、マンノース又はキシロースの還元的アミノ化によって得られる。N-アルコキシ-又はN-アリールオキシ-置換化合物は、触媒としてのアルコキシドの存在下での脂肪酸メチルエステルとの反応により、所望のポリヒドロキシ脂肪酸アミドに変換されうる。
使用されるアニオン性界面活性剤は、例えばスルホネート及びスルフェート型のものである。本明細書で好適なスルホネート型の界面活性剤は、好ましくはC9〜13アルキルベンゼンスルホネート、オレフィンスルホネート、すなわちアルケン-及びヒドロキシアルカンスルホネートの混合物、さらに、例えば気体三酸化硫黄によるスルホン化及びその後のスルホン化生成物のアルカリ又は酸加水分解により、末端又は内部の二重結合を有するC12〜18モノオレフィンから得られるようなジスルホネートである。さらに好適なものは、例えばスルホ塩素化又はスルホキシド化とその後の加水分解及び/又は中和によってC12〜18アルカンから得られるアルカンスルホネートである。さらに同様に好適なものは、α-スルホ脂肪酸のエステル(スルホン酸エステル)、例えば水素化ココナッツ、パーム核又は獣脂脂肪酸のα-スルホン化メチルエステルである。
さらなる好適なアニオン性界面活性剤は、硫酸化脂肪酸グリセロールエステルである。脂肪酸グリセロールエステルは、1〜3モルの脂肪酸を用いたグリセロールのエステル化による調製で、又は0.3〜2モルのグリセロールを用いたトリグリセリドのエステル交換で得られるような、モノ-、ジ-及びトリエステル並びにこれらの混合物を意味すると理解される。本明細書で好ましい硫酸化脂肪酸グリセロールエステルは、6〜22個の炭素原子を有する飽和脂肪酸、例えばカプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸又はベヘン酸の硫酸化生成物である。
さらに好適なものは、一般式
R-O-SO3M
[式中、Rは12〜18個、特に12〜14個の炭素原子を有する直鎖、分岐鎖又は環状の飽和炭化水素基であり、Mは硫酸モノエステルの電荷中和をもたらす対カチオン、特にナトリウムイオン又はカリウムイオン、又は一般式
R1R2R3R4N+
(式中、R1、R2、R3及びR4は互いに独立して水素、1〜4個の炭素原子を有するアルキル基又は2〜3個の炭素原子を有するヒドロキシアルキル基である)
のアンモニウムイオンである]
のアルキルサルフェート(硫酸塩)である。好ましいR基は、天然のC12〜C18脂肪アルコールから、例えばココナッツ脂肪アルコール、獣脂脂肪アルコール、ラウリル、ミリスチル、セチル若しくはステアリルアルコールから、又はC10〜C20オキソアルコール若しくはこれらの鎖長の第二級アルコールから誘導される。さらに、石油化学に基づいて調製された合成の直鎖状アルキル基を含み、油脂化学原料に基づく適切な化合物と同様の分解挙動を有する特定の鎖長のアルキルサルフェートが好ましい。C12〜C16アルキルサルフェート及びC12〜C14アルキルサルフェートが特に好ましい。
さらに好適なものは、1〜6モルのエチレンオキシドによってエトキシル化された直鎖状又は分岐C7〜21アルコール、例えば平均3.5モルのエチレンオキシド(EO)を有する2-メチル分岐C9〜11アルコール又は1〜4EOを有するC12〜18脂肪アルコールの硫酸モノエステルである。
さらに好適なアニオン性界面活性剤はまた、スルホスクシネート又はスルホコハク酸エステルとも称されるアルキルスルホコハク酸の塩並びにスルホコハク酸とアルコール、好ましくは脂肪アルコール、特にエトキシル化脂肪アルコールとのモノエステル及び/又はジエステルである。好ましいスルホスクシネートは、C8〜18脂肪アルコール基又はこれらの混合物を含む。特に好ましいスルホスクシネートは、それ自体が非イオン性界面活性剤を構成するエトキシル化脂肪アルコールから誘導された脂肪アルコール基を含む。さらに、(スルホスクシネートの)脂肪アルコール基が狭い同族体分布を有するエトキシル化脂肪アルコールから誘導されたスルホスクシネートが本明細書において特に好ましい。アルキル(アルケニル)鎖に好ましくは8〜18個の炭素原子を有するアルキル(アルケニル)コハク酸又はその塩を使用することも同様に可能である。
好適なさらなるアニオン性界面活性剤は、特に石鹸を含む。飽和脂肪酸石鹸、例えばラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、水素化エルカ酸及びベヘン酸の塩、特に天然の脂肪酸、例えばココナッツ脂肪酸、パーム核脂肪酸又は獣脂脂肪酸から誘導された石鹸混合物が好適である。
石鹸を含むアニオン性界面活性剤は、それらのナトリウム、カリウム若しくはアンモニウムの塩の形態で、又は有機塩基、例えばモノ-、ジ-若しくはトリエタノールアミンの可溶性塩として存在してもよい。アニオン性界面活性剤は、好ましくはそれらのナトリウム又はカリウムの塩の形態、特にナトリウム塩の形態である。
言及された界面活性剤の代わりに、又はそれらと併せてカチオン性及び/又は両性の界面活性剤が使用されてもよい。
使用できるカチオン性活性物質の例として、以下の式:
Figure 2021535253
(式中、各R1基は独立してC1〜6-アルキル、-アルケニル又は-ヒドロキシアルキル基から選択され、各R2基は独立してC8〜28-アルキル又は-アルケニル基から選択され、R3=R1又は(CH2)n-T-R2であり、R4=R1又はR2又は(CH2)n-T-R2であり、T=-CH2-、-O-CO-又は-CO-O-であり、nは0〜5の整数である)
のカチオン性化合物が挙げられる。
この種類の界面活性剤は、好ましくは5重量%〜65重量%の量で洗濯洗剤組成物に存在する。上記で記述されたように、特に好ましい洗濯洗剤組成物は液体であり、界面活性剤の含有量が少なくとも30重量%、好ましくは30重量%〜60重量%、特に50重量%〜58重量%の範囲である。そのような濃縮された液体洗濯洗剤組成物は、特に輸送重量の低減及び使用量の低減によってもたらされる資源の使用の減少に関連付けられる、つまり濃縮度が低い組成物に比べ、例えば同じ性能を達成するのにより小さいボトルサイズ、及びしたがってより少ない包装材の使用が必要とされるため有利である。さらに、そのような高度に濃縮された組成物は、家庭内に占める保管スペースが比較的小さいため消費者から好まれる。
織物を手入れするため並びに織物の特性を向上させるため、例えば「手触り」(仕上がり)をより柔らかくし、静電荷を低減させる(着用快適性を増大させる)ために織物柔軟化化合物が使用されてもよい。これらの配合物の活性剤は、2個の疎水性残基を有する第四級アンモニウム化合物、例えば、例えば塩化ジステアリルジメチルアンモニウムであるが、これはその不十分な生物分解性に起因して、生物分解性のための所期の切断点としてのエステル基をそれらの疎水性残基に含む第四級アンモニウム化合物に次第に取って代わられている。
そのような向上した生物分解性を有する「エステルクアット」は、例えばメチルジエタノールアミン及び/又はトリエタノールアミンの混合物を脂肪酸によってエステル化し、その後反応生成物を公知の方式でアルキル化剤によって四級化することによって得ることができる。好適な仕上げ剤はジメチロールエチレン尿素である。
洗濯洗剤組成物は、好ましくは少なくとも1種の水溶性及び/又は水不溶性の有機及び/又は無機のビルダーを含む。水溶性有機ビルダー物質として、ポリカルボン酸、特にクエン酸及び糖酸、モノマー及びポリマーのアミノポリカルボン酸、特にメチルグリシン二酢酸、ニトリロ三酢酸及びエチレンジアミン四酢酸、さらにポリアスパラギン酸、ポリホスホン酸、特にアミノトリス(メチレンホスホン酸)、エチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホン酸)及び1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホン酸、ポリマーヒドロキシル化合物、例えばデキストリン及びポリマー(ポリ)カルボン酸、特に多糖類/デキストリンの酸化によって得ることができるポリカルボキシレート及び/又はポリマーのアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、並びにこれらのコポリマー、これらはカルボン酸官能性を有さない少量の重合性物質を共重合形態でさらに含みうる、が挙げられる。不飽和カルボン酸のホモポリマーの相対分子質量は、一般的に5000g/mol〜200000g/molであり、コポリマーの相対分子質量は2000g/mol〜200000g/mol、好ましくは50000g/mol〜120000g/molであり、いずれも遊離酸に基づく。特に好ましいアクリル酸-マレイン酸コポリマーは、相対分子質量が50000g/mol〜100000g/molである。あまり好ましくないが好適なこのクラスの化合物は、アクリル酸又はメタクリル酸とビニルエーテル、例えばビニルメチルエーテル、ビニルエステル、エチレン、プロピレン及びスチレンとのコポリマーであり、ここで酸の割合は少なくとも50重量%である。使用できる水溶性有機ビルダー物質として、モノマーとして2つの不飽和酸及び/又はその塩、並びに第3のモノマーとしてビニルアルコール及び/又はエステル化ビニルアルコール又は炭水化物を含むターポリマーも挙げられる。第1の酸性モノマー又はその塩は、モノエチレン性不飽和C3〜C8カルボン酸から、好ましくはC3〜C4モノカルボン酸から、特に(メタ)アクリル酸から誘導される。第2の酸性モノマー又はその塩は、C4〜C8ジカルボン酸、特に好ましくはマレイン酸の誘導体、及び/又は2位でアルキル若しくはアリール基によって置換されているアリルスルホン酸の誘導体であってもよい。この種類のポリマーは、一般的に相対分子質量が1000g/mol〜200000g/molである。さらなる好ましいコポリマーは、モノマーとしてアクロレイン及びアクリル酸/アクリル酸塩又は酢酸ビニルを含むものである。有機ビルダー物質は、特に液体組成物の生成のために水溶液の形態で、好ましくは30〜50重量パーセントの水溶液の形態で使用されてもよい。言及されたすべての酸は、一般的にそれらの水溶性塩、特にそれらのアルカリ金属塩の形態で使用される。
そのような有機ビルダー物質は、所望の場合、最大40重量%、特に最大25重量%、好ましくは0.5重量%〜8重量%の量で存在してもよい。言及された範囲の上半分の量は、好ましくはペースト状又は液体、特に含水組成物で使用される。
有用な水溶性無機ビルダー材料として、特に、ポリマーアルカリ金属ホスフェート(リン酸塩)が挙げられ、それらは、それらのアルカリ性、中性又は酸性のナトリウム又はカリウムの塩の形態で存在し得る。これらの例は、二リン酸四ナトリウム、二リン酸二水素二ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウムとして公知の三リン酸五ナトリウム及び対応するカリウム塩並びにナトリウム塩とカリウム塩の混合物である。使用される水不溶性、水分散性の無機ビルダー材料は、特に、最大50重量%、好ましくは40重量%以下、液体組成物では特に1重量%〜5重量%の量の結晶性又は非晶質のアルカリ金属アルミノシリケート(ケイ酸塩)である。これらの中でも、洗濯洗剤品質の結晶性アルミノケイ酸ナトリウム、特にゼオライトA、P及び必要に応じてXが好ましい。固体粒子状組成物では、言及された上限に近い量が好ましく使用される。好適なアルミノケイ酸塩は、特に粒径が30μmより大きい粒子を有さず、好ましくは少なくとも80重量%の程度まで、10μm未満のサイズの粒子からなる。これらのカルシウム結合能は、一般的に1グラムにつきCaO100mg〜200mgの範囲である。
言及されたアルミノケイ酸塩の好適な代替物又は部分的な代替物は、単独又は非晶質ケイ酸塩との混合物で存在し得る結晶性アルカリ金属ケイ酸塩である。ビルダーとして使用可能なアルカリ金属ケイ酸塩は、好ましくはアルカリ金属酸化物とSiO2とのモル比が0.95未満、特に1:1.1〜1:12であり、且つ非晶質又は結晶性であり得る。好ましいアルカリ金属ケイ酸塩は、Na2O:SiO2のモル比が1:2〜1:2.8のケイ酸ナトリウム、特に非晶質ケイ酸ナトリウムである。単独又は非晶質ケイ酸塩との混合物で存在し得る使用される結晶性ケイ酸塩は、好ましくは一般式Na2SixO2x+1・yH2O(式中、x、いわゆる係数(modulus)は1.9〜4の数であり、yは0〜20の数であり、xの好ましい値は2、3又は4である)の結晶性層状ケイ酸塩である。好ましい結晶性層状ケイ酸塩は、言及された一般式のxが2又は3の値をとるものである。特に、β-及びδ-二ケイ酸ナトリウム(Na2Si2O5・yH2O)の両方が好ましい。非晶質アルカリ金属ケイ酸塩から生成される、上述の一般式(式中、xが1.9〜2.1の数である)の実質的に無水の結晶性アルカリ金属ケイ酸塩を使用することもできる。さらなる好ましい実施形態では、砂及び炭酸ナトリウムから生成され得るような、係数が2〜3である結晶性層状ケイ酸ナトリウムが使用される。さらなる好ましい実施形態では、係数が1.9〜3.5の範囲の結晶性ケイ酸ナトリウムが使用される。好ましい構成では、例えば名称Nabion(登録商標)15で市販されているような、アルカリ金属ケイ酸塩及びアルカリ金属炭酸塩から形成される粒状化合物が使用される。アルカリ金属アルミノケイ酸塩、特にゼオライトもさらなるビルダー物質として存在する場合、アルミノケイ酸塩とケイ酸塩との重量比は、いずれの場合も無水活性物質に基づいて好ましくは1:10〜10:1である。非晶質及び結晶性のアルカリ金属ケイ酸塩の両方を含む組成物では、非晶質アルカリ金属ケイ酸塩と結晶性アルカリ金属ケイ酸塩の重量比は好ましくは1:2〜2:1、特に1:1〜2:1である。
ビルダー物質は、好ましくは最大60重量%、特に0.5重量%〜40重量%の量で洗濯洗剤組成物に存在する。
好ましい構成では、組成物は水溶性ビルダーブロックを含む。「ビルダーブロック」という用語の使用は、組成物が、水溶性のもの以外のさらなるビルダー物質を含まない、つまり組成物に存在するすべてのビルダー物質が、このように特徴付けられる「ブロック」に包含され、商業的に不純物又は安定化添加剤として少量で組成物の残余の成分に存在し得る物質の量が必要であれば除外されるという事実を表すことが本明細書で意図される。「水溶性」という用語は、ビルダーブロックが、典型的な条件下でそれを含む組成物の使用量の結果として生じる濃度で、残留物を伴わずに溶解することを意味すると理解されることが意図される。好ましくは、少なくとも15重量%及び最大55重量%、特に25重量%〜50重量%の水溶性ビルダーブロックが組成物に存在する。
これは、好ましくは構成成分
a)5重量%〜35重量%のクエン酸、アルカリ金属クエン酸塩、及び/又は少なくとも部分的にアルカリ金属炭酸水素塩で置き換えられてもよいアルカリ金属炭酸塩、
b)最大10重量%の係数が1.8〜2.5の範囲であるアルカリ金属ケイ酸塩
c)最大2重量%のホスホン酸及び/又はアルカリ金属ホスホン酸塩、
d)最大50重量%のアルカリ金属リン酸塩、並びに
e)最大10重量%のポリマーポリカルボキシレート
から構成され、与えられる量は洗濯洗剤組成物の合計に基づく。これはまた、別段明示的に記述されない限り本明細書で以下に示されるすべての量に当てはまる。
好ましい実施形態では、水溶性ビルダーブロックは、構成成分b)、c)、d)及びe)のうちの少なくとも2種を0重量%より多い量で含む。
構成成分a)に関して、好ましい実施形態では、15重量%〜25重量%の少なくとも部分的にアルカリ金属炭酸水素塩で置き換えられてもよいアルカリ金属炭酸塩、並びに最大5重量%、特に0.5重量%〜2.5重量%のクエン酸及び/又はアルカリ金属クエン酸塩が存在する。代替的な実施形態では、構成成分a)として5重量%〜25重量%、特に5重量%〜15重量%のクエン酸及び/又はアルカリ金属クエン酸塩、並びに最大5重量%、特に1重量%〜5重量%の少なくとも部分的にアルカリ金属炭酸水素塩で置き換えられてもよいアルカリ金属炭酸塩が存在する。アルカリ金属炭酸塩とアルカリ金属炭酸水素塩の両方が存在する場合、構成成分a)は、アルカリ金属炭酸塩及びアルカリ金属炭酸水素塩を好ましくは10:1〜1:1の重量比で含む。
構成成分b)に関して、好ましい実施形態では、1重量%〜5重量%の係数が1.8〜2.5の範囲であるアルカリ金属ケイ酸塩が存在する。
構成成分c)に関して、好ましい実施形態では、0.05重量%〜1重量%のホスホン酸及び/又はアルカリ金属ホスホン酸塩が存在する。ホスホン酸は、2つ以上のホスホン酸部分を含む(いわゆるポリホスホン酸)場合もある、必要に応じて置換されたアルキルホスホン酸でもあると本明細書で理解される。これらは、好ましくはヒドロキシ-及び/若しくはアミノアルキルホスホン酸並びに/又はそれらのアルカリ金属塩、例えば、ジメチルアミノメタンジホスホン酸、3-アミノプロパン-1-ヒドロキシ-1,1-ジホスホン酸、1-アミノ-1-フェニルメタンジホスホン酸、1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホン酸、アミノトリス(メチレンホスホン酸)、N,N,N',N'-エチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホン酸)及び亜リン酸のアシル化誘導体などから選択され、これらは任意の所望の混合物で使用されてもよい。
構成成分d)に関して、好ましい実施形態では、15重量%〜35重量%のアルカリ金属リン酸塩、特にポリリン酸三ナトリウムが存在する。この場合、「アルカリ金属リン酸塩」は、種々のリン酸のアルカリ金属(特にナトリウム及びカリウム)塩の総称であり、そのうち、比較的高分子量の代表物に加えて、メタリン酸(HPO3)nとオルトリン酸H3PO4とは区別することができる。リン酸塩は多くの利点を併せ持つ:これらはアルカリ担体として作用し、機械の構成要素上の石灰かす堆積物又は布地への石灰かす付着物(encrustation)を予防し、さらには洗浄性能に寄与する。リン酸二水素ナトリウム、NaH2PO4は二水和物(密度1.91g cm-3、融点60°)として、及び一水和物(密度2.04g cm-3)として存在する。両方の塩とも白色粉末であり、これらは水に非常に容易に溶解し(可溶性)、加熱によって結晶水を失い、且つ200℃で弱酸性二リン酸塩(二リン酸水素二ナトリウム、Na2H2P2O7)に変換され、より高温で三メタリン酸ナトリウム(Na3P3O9)及びマドレル塩に変換される。NaH2PO4は酸性であり、リン酸が水酸化ナトリウム溶液によってpH4.5に調整され、スラリーが噴霧される場合に形成される。リン酸二水素カリウム(第一リン酸カリウム又は一塩基性リン酸カリウム、重リン酸カリウム、KDP)、KH2PO4は、密度2.33g cm-3、融点253°(分解されて(KPO3)x、ポリリン酸カリウムを形成する)の白色塩であり、水に容易に溶解する。リン酸水素二ナトリウム(第二リン酸ナトリウム)、Na2HPO4は、無色の非常に容易に水に溶解する結晶塩である。これは無水形態で、さらに2モル(密度2.066g cm-3、95°で水を失う)、7モル(密度1.68g cm-3、融点48°で5H2Oを失う)及び12モルの水(密度1.52g cm-3、融点35°で5H2Oを失う)とともに存在し、100°で無水になり、さらに強い加熱で二リン酸塩Na4P2O7に変換される。リン酸水素二ナトリウムは、指示薬としてフェノールフタレインを使用した炭酸ナトリウム溶液によるリン酸の中和によって調製される。リン酸水素二カリウム(第二リン酸カリウム又は二塩基性リン酸カリウム)、K2HPO4は、水に容易に溶解する非晶質の白色塩である。リン酸三ナトリウム、第三リン酸ナトリウム、Na3PO4は、無色結晶であり、これは、十二水和物として密度1.62g cm-3及び融点73〜76℃(分解)を有し、十水和物(19〜20%P2O5に相当する)として融点100℃を有し、且つ無水形態(39〜40%P2O5に相当する)で密度2.536g cm-3を有する。リン酸三ナトリウムは、アルカリ性反応によって水に容易に溶解し、正確に1モルのリン酸二ナトリウムと1モルのNaOHの溶液の蒸発濃縮によって調製される。リン酸三カリウム(第三リン酸カリウム又は三塩基性リン酸カリウム)、K3PO4は、密度2.56g cm-3、融点1340°を有する白色潮解性粒状粉末であり、アルカリ性反応によって容易に水に溶解する。これは、例えばトーマススラグを炭及び硫酸カリウムで加熱する場合に形成される。比較的高コストにもかかわらず、比較的容易に溶解し、したがって高度に有効なリン酸カリウムが、対応するナトリウム化合物より好まれることが多い。二リン酸四ナトリウム(ピロリン酸ナトリウム)、Na4P2O7は、無水形態(密度2.534g cm-3、融点988°、880°とも記述される)で、及び十水和物(密度1.815〜1.836g cm-3、融点94°で水を失う)として存在する。両方の物質とも、アルカリ性反応によって水に溶解する無色結晶である。Na4P2O7は、リン酸二ナトリウムを200°超に加熱した場合、又はリン酸を化学量論比で炭酸ナトリウムと反応させ、溶液を噴霧によって脱水させることによって形成される。十水和物は、重金属塩と硬度形成物(hardness former)を錯化させ、したがって水の硬度を低減させる。二リン酸カリウム(ピロリン酸カリウム)、K4P2O7は、三水和物の形態で存在し、密度2.33g cm-3を有する無色吸湿性粉末であり、これは水溶性であり、1%溶液のpHが25°で10.4である。NaH2PO4又はKH2PO4の縮合により、比較的高分子量のリン酸ナトリウム及びカリウムが形成され、それらの中でも環状代表物のメタリン酸ナトリウム及びカリウムと、鎖状型のポリリン酸ナトリウム及びカリウムを区別することが可能である。特に後者に関して、複数の呼称が使用される:溶成(fused)又は焼成リン酸塩、グラハム塩、クロール塩及びマドレル塩。すべての高級リン酸ナトリウム及びカリウムは、集合的に縮合リン酸塩と称される。産業上重要な三リン酸五ナトリウム、Na5P3O10(トリポリリン酸ナトリウム)は、無水又は6H2Oで結晶化する、一般式NaO-[P(O)(ONa)-O]n-Na(式中、n=3である)の非吸湿性白色水溶性塩である。水100g中、約17gの結晶水を有さない塩が室温で溶解し、およそ20gが60°で溶解し、約32gが100°で溶解する。100°で2時間溶液を加熱すると、加水分解により約8%のオルトリン酸塩及び15%の二リン酸塩がもたらされる。三リン酸五ナトリウムの調製では、リン酸を炭酸ナトリウム溶液又は水酸化ナトリウム溶液と化学量論比で反応させ、溶液を噴霧によって脱水させる。グラハム塩及び二リン酸ナトリウムと同様、三リン酸五ナトリウムは、多数の不溶性金属化合物(石灰石鹸などを含む)を溶解する。三リン酸五カリウム、K5P3O10(トリポリリン酸カリウム)は、例えば50重量%の溶液(23%超のP2O5、25%K2O)の形態で市販されている。本発明において同様に使用可能なトリポリリン酸ナトリウムカリウムも存在する。これらは、例えば三メタリン酸ナトリウムをKOHで加水分解する:
(NaPO3)3+2KOH→Na3K2P3O10+H2O
場合に形成される。これらは、トリポリリン酸ナトリウム、トリポリリン酸カリウム又はこれら2種の混合物と同様に使用可能であり、トリポリリン酸ナトリウムとトリポリリン酸ナトリウムカリウムの混合物、又はトリポリリン酸カリウムとトリポリリン酸ナトリウムカリウムの混合物、又はトリポリリン酸ナトリウムとトリポリリン酸カリウムとトリポリリン酸ナトリウムカリウムの混合物も使用可能である。
成分e)に関して、組成物の好ましい実施形態では、特にアクリル酸、メタクリル酸及び/又はマレイン酸の重合又は共重合生成物から選択される1.5重量%〜5重量%のポリマーポリカルボキシレートが存在する。これらの中でも、アクリル酸のホモポリマー、それらの中でもさらに、平均モル質量が5000D〜15000D(PA標準)の範囲であるものが特に好ましい。組成物に使用可能な酵素として、リパーゼ、クチナーゼ、アミラーゼ、プルラナーゼ、マンナナーゼ、セルラーゼ、ヘミセルラーゼ、キシラナーゼ及びペルオキシダーゼ並びにこれらの混合物、例えばアミラーゼ、例えばTermamyl(登録商標)、Amylase-LT(登録商標)、Maxamyl(登録商標)、Duramyl(登録商標)及び/又はPurafect(登録商標)OxAm、リパーゼ、例えばLipolase(登録商標)、Lipomax(登録商標)、Lumafast(登録商標)、Lipozym(登録商標)及び/又はLipex(登録商標)、セルラーゼ、例えばCelluzyme(登録商標)及び/又はCarezyme(登録商標)のクラスのものが挙げられる。菌又は細菌、例えばバチルス・サブティリス(Bacillus subtilis)、バチルス・リケニフォルミス(Bacillus licheniformis)、ストレプトマイセス・グリゼウス(Streptomyces griseus)、フミコラ・ラヌギノサ(Humicola lanuginosa)、フミコラ・インソレンス(Humicola insolens)、シュードモナス・シュードアルカリゲネス(Pseudomonas pseudoalcaligenes)又はシュードモナス・セパシア(Pseudomonas cepacia)から得られる酵素活性剤が特に好適である。必要に応じて使用される酵素は、時期尚早に不活性化されるのを防ぐために担体物質に吸着される且つ/又はコーティング物質に包埋されてもよい。これらは、好ましくは最大10重量%、特に0.2重量%〜2重量%の量で洗濯洗剤組成物に存在する。
好ましい実施形態では、組成物は5重量%〜65重量%、特に8重量%〜55重量%のアニオン性及び/又は非イオン性の界面活性剤、最大60重量%、特に0.5重量%〜40重量%のビルダー物質、並びに0.2重量%〜5重量%のリパーゼ、クチナーゼ、アミラーゼ、プルラナーゼ、マンナナーゼ、セルラーゼ、オキシダーゼ及びペルオキシダーゼ並びにこれらの混合物から選択される酵素を含む。
洗濯洗剤組成物に使用されてもよい有機溶媒は、特に液体又はペースト形態の場合、1〜4個の炭素原子を有するアルコール、特にメタノール、エタノール、イソプロパノール及びtert-ブタノール、2〜4個の炭素原子を有するジオール、特にエチレングリコール及びプロピレングリコール及びこれらの混合物、並びに言及された化合物クラスから誘導可能なエーテル類を含む。この種類の水混和性溶媒は、好ましくは30重量%を超えない、特に6重量%〜20重量%の量で組成物に存在する。
水溶液組成物で増粘剤として使用されてもよい天然起源のポリマーの例として、寒天、カラギーナン、トラガカント、アラビアゴム、アルジネート、ペクチン、ポリオース、グアー粉、イナゴマメ粉、デンプン、デキストリン、ゼラチン及びカゼイン、セルロース誘導体、例えばカルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチル及び-プロピルセルロース、並びにポリマー多糖類増粘剤、例えばキサンタンが挙げられ、これらに加え、完全合成ポリマー、例えばポリアクリル及びポリメタクリル化合物、ビニルポリマー、ポリカルボン酸、ポリエーテル、ポリイミン、ポリアミド及びポリウレタンも増粘剤として使用可能である。
残余の構成成分の混合物から本質的に生じない所望のpHを設定するために、組成物は、系適合性且つ環境適合性の酸、特にクエン酸、酢酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、グリコール酸、コハク酸、グルタル酸及び/又はアジピン酸だけでなく、鉱酸、特に硫酸又は塩基、特にアンモニウム若しくはアルカリ金属水酸化物を含んでもよい。この種類のpH調節剤は、好ましくは20重量%を超えずに、特に1.2重量%〜17重量%で組成物に存在する。
汚れを脱離することができ、多くの場合「汚れ放出」活性剤と称される、又は例えば繊維の処理された表面を埃防止性にするそれらの能力のために「汚れ防止剤」と称されるポリマーは、例えば非イオン性又はカチオン性のセルロース誘導体である。特にポリエステル活性の汚れ放出ポリマーは、ジカルボン酸、例えばアジピン酸、フタル酸又はテレフタル酸、ジオール、例えばエチレングリコール又はプロピレングリコール及びポリジオール、例えばポリエチレングリコール又はポリプロピレングリコールのコポリエステルを含む。好ましく使用される汚れ放出ポリエステルは、第1のモノマーがジカルボン酸HOOC-Ph-COOHであり、第2のモノマーがジオールHO-(CHR11-)aOHであり、さらにポリマージオールH-(O-(CHR11-)a)bOHの形態でもありうる、2つのモノマー部分のエステル化によって形式的に得ることができる化合物を含む。ここで、Phは、1〜22個の炭素原子を有するアルキル基、スルホン酸基、カルボキシル基及びこれらの混合物から選択される1〜4個の置換基を有してもよいo-、m-又はp-フェニレン基を意味し、R11は水素、1〜22個の炭素原子を有するアルキル基及びこれらの混合物であり、aは2〜6の数であり、bは1〜300の数である。これらから入手可能なポリエステルは、好ましくはモノマージオール単位-O-(CHR11-)aO-とポリマージオール単位-(O-(CHR11-)a)bO-の両方を含む。モノマージオール単位とポリマージオール単位とのモル比は、好ましくは100:1〜1:100、特に10:1〜1:10である。ポリマージオール単位の重合度bは、好ましくは4〜200、特に12〜140の範囲である。好ましい汚れ放出ポリエステルの分子量又は平均分子量又は分子量分布の最大値は、250〜100000、特に500〜50000の範囲である。Ph基の基礎を形成する酸は、好ましくはテレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、トリメリット酸、メリット酸、スルホフタル酸、スルホイソフタル酸及びスルホテレフタル酸の異性体、並びにこれらの混合物から選択される。これらの酸基がポリマーのエステル結合の一部でない場合、これらは好ましくは塩の形態、特にアルカリ金属又はアンモニウムの塩として存在する。これらの中でも、ナトリウム及びカリウムの塩が特に好ましい。所望の場合、モノマーHOOC-Ph-COOHの代わりに、低割合の、特に上記に与えられた定義を有するPhの含有量に対して10mol%以下の、少なくとも2個のカルボキシル基を有する他の酸が、汚れ放出ポリエステルに存在してもよい。これらは、例えば、アルキレン-及びアルケニレンジカルボン酸、例えばマロン酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸及びセバシン酸を含む。好ましいジオールHO-(CHR11-)aOHは、R11が水素であり、aが2〜6の数であるもの、並びにaが2の値を有し、R11が水素及び1〜10個、特に1〜3個の炭素原子を有するアルキル基から選択されるものを含む。最後に言及したジオールの中でも、式HO-CH2-CHR11-OH(式中、R11は上述の意味を有する)のものが特に好ましい。ジオール構成成分の例は、エチレングリコール、1,2-プロピレングリコール、1,3-プロピレングリコール、ブタン-1,4-ジオール、ペンタン-1,5-ジオール、ヘキサン-1,6-ジオール、オクタン-1,8-ジオール、デカン-1,2-ジオール、ドデカン1,2-ジオール及びネオペンチルグリコールである。ポリマージオールの中でも、平均モル質量が1000〜6000の範囲であるポリエチレングリコールが特に好ましい。所望の場合、これらのポリエステルは末端キャップされてもよく、使用可能な末端基は、1〜22個の炭素原子を有するアルキル基及びモノカルボン酸のエステルである。エステル結合によって結合された末端基は、5〜32個の炭素原子、特に5〜18個の炭素原子を有するアルキル-、アルケニル-及びアリールモノカルボン酸に基づいてもよい。これらは、吉草酸、カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ウンデセン酸、ラウリン酸、ラウロレイン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、ミリストレイン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ペトロセリン酸、ペトロセライジン酸、オレイン酸、リノール酸、リノールエライジン酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、アラキン酸、ガドレイン酸、アラキドン酸、ベヘン酸、エルカ酸、ブラシジン酸、クルパノドン酸、リグノセリン酸、セロチン酸、メリシン酸、合計25個以下の炭素原子、特に1〜12個の炭素原子を含む1〜5個の置換基を有しうる安息香酸、例えばtert-ブチル安息香酸を含む。末端基は、5〜22個の炭素原子を有するヒドロキシモノカルボン酸に基づいてもよく、例えばヒドロキシ吉草酸、ヒドロキシカプロン酸、リシノール酸、その水素化生成物、ヒドロキシステアリン酸並びにo-、m-及びp-ヒドロキシ安息香酸を含む。ヒドロキシモノカルボン酸は、それら自体として、それらのヒドロキシル基及びそれらのカルボキシル基によって互いに結合されていてもよく、したがって末端基中に複数回存在してもよい。末端基あたりのヒドロキシモノカルボン酸単位の数、すなわちそのオリゴマー化度は、好ましくは1〜50、特に1〜10の範囲である。本発明の好ましい構成では、エチレンテレフタレート及びポリエチレンオキシドテレフタレートから形成され、ポリエチレングリコール単位のモル質量が750〜5000であり、且つエチレンテレフタレートとポリエチレンオキシドテレフタレートとのモル比が50:50〜90:10であるポリマーが単独で又はセルロース誘導体と組み合わせて使用される。
織物を洗浄するための組成物に使用するのに有用な色移り抑制剤として、特にポリビニルピロリドン、ポリビニルイミダゾール、ポリマーN-オキシド、例えばポリ(ビニルピリジンN-オキシド)及びビニルピロリドンとビニルイミダゾール及び必要に応じてさらなるモノマーとのコポリマーが挙げられる。
特にレーヨン、ウール、綿及びこれらの混合物から作製される織物布地は、個々の繊維が繊維方向と直交する折り曲げ、折り畳み、加圧及び圧迫に敏感であるためしわになり易い場合があることから、組成物は防しわ剤を含んでもよい。これらとして、例えば、通常はエチレンオキシドと反応させた、脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪酸アミド、脂肪酸アルキロールエステル、脂肪酸アルキロールアミド若しくは脂肪アルコールに基づく合成生成物、又はレシチン若しくは変性リン酸エステルに基づく生成物が挙げられる。
灰色化抑制剤は、硬質表面、特に織物繊維から脱離された汚れを液中に懸濁したままにする役割を有する。通常有機性の水溶性コロイド、例えばデンプン、にかわ、ゼラチン、デンプン若しくはセルロースのエーテルカルボン酸若しくはエーテルスルホン酸の塩、又はセルロース若しくはデンプンの酸性硫酸エステルの塩がこの目的に好適である。水溶性の酸性基を含むポリアミドもこの目的に好適である。また、上記で言及されたもの以外のデンプン誘導体、例えばアルデヒドデンプンを使用することもできる。セルロースエーテル、例えばカルボキシメチルセルロース(Na塩)、メチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロース及び混合エーテル、例えばメチルヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、メチルカルボキシメチルセルロース及びこれらの混合物を、例えば組成物に対して0.1重量%〜5重量%の量で使用することが好ましい。
組成物は、蛍光増白剤、その中でも特にジアミノスチルベンジスルホン酸の誘導体又はそのアルカリ金属塩を含んでよい。例えば、4,4'-ビス(2-アニリノ-4-モルホリノ-1,3,5-トリアジニル-6-アミノ)スチルベン-2,2'-ジスルホン酸の塩、又はモルホリノ基の代わりにジエタノールアミノ基、メチルアミノ基、アニリノ基若しくは2-メトキシエチルアミノ基を有する類似構造の化合物が好適である。置換ジフェニルスチリル型の増白剤、例えば4,4'-ビス(2-スルホスチリル)ジフェニル、4,4'-ビス(4-クロロ-3-スルホスチリル)ジフェニル又は4-(4-クロロスチリル)-4'-(2-スルホスチリル)ジフェニルのアルカリ金属塩も存在してもよい。上述の蛍光増白剤の混合物も使用できる。
特に機械洗浄方法で使用される場合、慣例の泡抑制剤を組成物に添加することが有利でありうる。好適な泡抑制剤の例として、高割合のC18〜C24脂肪酸を有する天然又は合成起源の石鹸が挙げられる。好適な非界面活性剤型泡抑制剤は、例えばオルガノポリシロキサン及び必要に応じてシラン化された微粒(microfine)シリカとのその混合物、及びパラフィン、ワックス、微結晶性ワックス及びシラン化シリカとのその混合物、又はビス脂肪酸アルキレンジアミドである。種々の泡抑制剤の混合物、例えばシリコーン、パラフィン又はワックスから形成されるものを使用することも有利である。泡抑制剤、特にシリコーン-及び/又はパラフィン-含有泡抑制剤は、好ましくは粒状の水溶性又は水分散性の担体物質に結合される。パラフィンとビスステアリルエチレンジアミドとの混合物が特に好ましい。
組成物、特に固体形態の組成物に必要に応じて存在する有用な過酸素化合物は、特に有機過酸又は有機酸の過酸塩、例えばフタルイミド過カプロン酸、過安息香酸又はジペルドデカン二酸(diperdodecanedioic acid)の塩、過酸化水素、及び洗浄条件下で過酸化水素を放出する無機塩、例えば過ホウ酸塩、過炭酸塩及び/又は過ケイ酸塩である。この場合、酵素系、すなわちオキシダーゼ及びその基質を用いて過酸化水素が生成されてもよい。固体の過酸素化合物が使用されることが意図される場合、それらは、原理的に公知の方式で封入され得る粉末又は顆粒の形態で使用されてもよい。アルカリ金属過炭酸塩、アルカリ金属過ホウ酸塩一水和物、アルカリ金属過ホウ酸塩四水和物、又は特に液体組成物では、3重量%〜10重量%の過酸化水素を含む水溶液の形態の過酸化水素を使用することが特に好ましい。過酸素化合物は、好ましくは最大50重量%、特に5重量%〜30重量%の量で洗濯洗剤組成物に存在する。
さらに、過加水分解条件下でペルオキソカルボン酸又はペルオキソイミド酸を形成する慣例の漂白活性化剤、及び/又は慣例の漂白活性化遷移金属錯体を使用することができる。特に0.5重量%〜6重量%の量で必要に応じて存在する漂白活性化剤構成成分は、典型的に使用されるN-又はO-アシル化合物、例えばポリアシル化アルキレンジアミン、特にテトラアセチルエチレンジアミン、アセチル化グリコールウリル、特にテトラアセチルグリコールウリル、N-アシル化ヒダントイン、ヒドラジド、トリアゾール、ウラゾール、ジケトピペラジン、スルフリルアミド及びシアヌレート、さらにカルボン酸無水物、特にフタル酸無水物、カルボン酸エステル、特にナトリウムイソノナノイルフェノールスルホネート及びアシル化糖誘導体、特にペンタアセチルグルコース、さらにカチオン性ニトリル誘導体、例えばトリメチルアンモニウムアセトニトリル塩を包含する。保管時の過酸素化合物との相互作用を回避するために、漂白活性化剤は、粒状化又はコーティング物質を用いて公知の方式でコーティングされてもよく、特に好ましいものは、カルボキシメチルセルロースを用いて粒状化され、平均粒径が0.01mm〜0.8mmであるテトラアセチルエチレンジアミン、粒状化された1,5-ジアセチル-2,4-ジオキソヘキサヒドロ-1,3,5-トリアジン及び/又は粒子状形態で製造されるトリアルキルアンモニウムアセトニトリルである。そのような漂白活性化剤は、好ましくはいずれの場合も組成物の合計に対して、最大8重量%、特に2重量%〜6重量%の量で洗濯洗剤組成物に存在する。
固体組成物の生成は困難ではなく、原理的に公知の方式、例えば噴霧乾燥又は粒状化によって行うことができる。特に650g/l〜950g/lの範囲の増加した嵩密度を有する組成物の生成では、押出ステップを含む方法が好ましい。水溶液又は他の慣例の溶媒を含む溶液の形態の洗濯洗剤組成物は、特に有利には、ニートな形態又は溶液として自動混合機に添加することができる成分を単純に混合することによって生成される。
同様に好ましい実施形態では、組成物は、特に濃縮液体形態で、全体的又は部分的に水溶性の封入材中の一部として存在する。分配により、消費者にとって計量性(meterability)が容易になる。
この場合、組成物は、例えばフィルムパウチに包装されてもよい。水溶性フィルムから作製されるパウチ包装材により、消費者が包装材を破り開く必要性が排除される。このようにして、パウチを洗浄機に直接置くこと、又はパウチを、例えばバケツ、ボウル若しくは手洗器中の特定量の水に入れることにより、1回の洗浄サイクルに合わせて調整された個々の部分の簡便な計量供給が可能である。洗浄部分を内包するフィルムパウチは、特定の温度に達すると、残留物を生じることなく溶解する。
先行技術は、水溶性洗濯洗剤組成物の部分(portion)を生成するための多数の方法を含み、これらは、原理的に本発明において使用可能な組成物を生成するためにも好適である。この場合、最も公知の方法は、水平及び垂直シーリングシームを有する管状フィルム法である。また、フィルムパウチ、そうでなければ寸法安定性の洗濯洗剤組成物の部分を生成するのに好適なものは、熱成形法である。しかし、水溶性封入材は、必ずしもフィルム材料からなる必要はなく、例えば射出成型法を用いて得ることができる寸法安定性の容器であってもよい。
ポリビニルアルコール又はゼラチンから構成される水溶性カプセルを生成する方法も公知であり、これらは、原理的に充填度が高いカプセルを提供可能にする。方法は、水溶性ポリマーを成形キャビティ中に導入することに基づく。カプセルの充填及びシーリングは同時又は連続ステップで行われ、後者の場合では、カプセルは小さな開口部から充填される。ここで、カプセルは、例えばドラムの表面に半球シェルを含む2つの反回転するドラムの上方に配設された充填くさびによって充填される。ドラムは、半球シェルキャビティを覆うポリマーベルトを導く。シーリングは、1つのドラムのポリマーベルトが反対側のドラムのポリマーバンドと遭遇する位置で行われる。それと同時に、充填される材料が形成されているカプセル中に射出され、充填液体の射出圧によりポリマーベルトが半球シェルキャビティ中に押し込まれる。まず充填が行われ、次にシーリングが行われる水溶性カプセルを生成する1つの方法は、Bottle-Pack(登録商標)法として公知の方法に基づく。これは、管状のプレフォームを2つ割りキャビティに導くことを伴う。キャビティが閉じられ、下側管部がシーリングされ、次いで管が膨らまされてキャビティ内にカプセル形態を形成し、充填され、最終的にシーリングされる。
水溶性部分を生成するために使用される封入材料は、好ましくは水溶性ポリマー熱可塑性物質であり、特に好ましくは(必要に応じて部分的にアセタール化された)ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコールコポリマー、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキシド、ゼラチン、セルロース及びその誘導体、デンプン及びその誘導体、ブレンド及び複合体、言及された材料の無機塩及び混合物、好ましくはヒドロキシプロピルメチルセルロース及び/又はポリビニルアルコールブレンドからなる群から選択される。ポリビニルアルコールは、例えば商品名Mowiol(登録商標)(Clariant)で市販されている。本発明において特に好適なポリビニルアルコールは、例えばMowiol(登録商標)3-83、Mowiol(登録商標)4-88、Mowiol(登録商標)5-88、Mowiol(登録商標)8-88及びClariant L648である。この部分を生成するために使用される水溶性の熱可塑性物質は、アクリル酸含有ポリマー、ポリアクリルアミド、オキサゾリンポリマー、ポリスチレンスルホネート、ポリウレタン、ポリエステル、ポリエーテルを含む群から選択されるポリマー及び/又は前記ポリマーの混合物を必要に応じてさらに含んでもよい。使用される水溶性の熱可塑性物質がポリビニルアルコールを含む場合、その加水分解度は70mol%〜100mol%、好ましくは80mol%〜90mol%、特に好ましくは81mol%〜89mol%、特に82mol%〜88mol%になることが好ましい。使用される水溶性の熱可塑性物質は、分子量が10000g/mol〜100000g/mol、好ましくは11000g/mol〜90000g/mol、特に好ましくは12000g/mol〜80000g/mol、特に13000g/mol〜70000g/molの範囲であるポリビニルアルコールを含むことがさらに好ましい。熱可塑性物質は、いずれの場合も水溶性ポリマー熱可塑性物質の重量に対して、少なくとも50重量%、好ましくは少なくとも70重量%、特に好ましくは少なくとも80重量%、特に少なくとも90重量%の量で存在することがさらに好ましい。
[実施例1]
ポリマーの調製
別段記述されない限り、以下の方法を特徴付けに使用した。
GPC(ゲル浸透クロマトグラフィー):
得られたポリマーの平均分子量を確認するために、THFを溶媒としてゲル浸透クロマトグラフィーを実施した。GPCシステムは、モル質量範囲が682〜2520000g/molの直鎖ポリスチレン標準を用いて較正した。
OH価:
ヒドロキシル価は、ASTM E 1899-97に従って滴定によって決定した。
アミン価:
アミン価は、トリフルオロメタンスルホン酸による滴定によって決定した。
P1:74.6g(0.50mol)のトリエタノールアミン及び5.53gの50%(重量%)KOH溶液を混合し、次いでオートクレーブで100℃及び10mbar未満で2時間脱水した。オートクレーブを窒素で3回洗い流すことによって不活性化し、2バールの供給圧力を設定した。次に、反応器を120〜130℃に加熱し、1307g(22.5mol)のプロピレンオキシドを添加して3つの15-PO/OHアーム(腕)(合計45PO/トリエタノールアミン)を生成した。計量供給終了後、反応物を圧力が一定になるまで反応させた。揮発構成成分を90℃及び20mbarで2時間にわたって除去した。生成物を1H NMR、OH価、アミン価及びGPCによって特徴付けた。
P2:99.68g(0.60mol)のトリエタノールアミン及び6.00gの50%(重量%)KOH溶液を混合し、次いでオートクレーブで100℃及び10mbar未満で2時間脱水した。オートクレーブを窒素で3回洗い流すことによって不活性化し、2バールの供給圧力を設定した。次に、反応器を120〜130℃に加熱し、1261g(21.7mol)のプロピレンオキシドを添加して3つの12-PO/OHアーム(合計36PO/トリエタノールアミン)を生成した。計量供給終了後、反応物を圧力が一定になるまで反応させた。揮発構成成分を90℃及び20mbarで2時間にわたって除去した。生成物を1H NMR、OH価、アミン価及びGPCによって特徴付けた。
P3:366g(4.9mol)のtert-ブチルアミン及び18.3gの水であった。オートクレーブを窒素で3回洗い流すことによって不活性化し、2バールの供給圧力を設定した。次に、反応器を100℃に加熱し、581g(10.0mol)のプロピレンオキシドを添加してtert-ブチルアミン+2POを生成した。計量供給終了後、反応物を圧力が一定になるまで反応させた。揮発構成成分を80℃及び20mbarで2時間にわたって除去した。中間体を1H NMR、OH価、アミン価及びGPCによって特徴付けた。
170g(0.89mol)の中間体及び5.30gの50%(重量%)KOH溶液を混合し、次いでオートクレーブで130℃及び10mbar未満で2時間脱水した。オートクレーブを窒素で3回洗い流すことによって不活性化し、2バールの供給圧力を設定した。次に、反応器を120〜130℃に加熱し、1150g(19.8mol)のプロピレンオキシドを添加して2つの12-PO/OHアーム(合計24PO/tert-ブチルアミン)を生成した。計量供給終了後、反応物を圧力が一定になるまで反応させた。揮発構成成分を80℃及び20mbarで2時間にわたって除去した。生成物を1H NMR、OH価、アミン価及びGPCによって特徴付けた。
P4:104g(0.54mol)のトリイソプロパノールアミン及び4.2gの50%(重量%)KOH溶液を混合し、次いでオートクレーブで100℃及び10mbar未満で2時間脱水した。オートクレーブを窒素で3回洗い流すことによって不活性化し、2バールの供給圧力を設定した。次に、反応器を120〜130℃に加熱し、1415g(24.4mol)のプロピレンオキシドを添加して3つの15-PO/OHアーム(合計45PO/トリイソプロパノールアミン)を生成した。計量供給終了後、反応物を圧力が一定になるまで反応させた。揮発構成成分を90℃及び20mbarで2時間にわたって除去した。生成物を1H NMR、OH価、アミン価及びGPCによって特徴付けた。
[実施例2]
洗浄試験
表2に指定された材料から作製され、同様に表2に指定された標準化された汚染が付与された織物布地を、30℃で、それぞれ表1に示される組成を有する洗濯洗剤組成物V1、W1、W2又はW3を0.88g/l含む洗浄液で洗浄し、次いで乾燥した。得られた輝度値(Y値)を決定した。本発明に必須のポリマーが添加された場合、洗浄結果がそのような添加がない場合より顕著に良好であったことが観察できる。
Figure 2021535253
Figure 2021535253

Claims (18)

  1. 汚染に対する特に水性で界面活性剤を含有する洗浄液体中において織物を洗浄するときの洗濯洗剤組成物の一次洗浄力を増強するための、平均分子量Mwが600〜10000g/molであるモノアミノ系アルコキシレートからなるポリマーの使用であって、ポリマーが、窒素原子1つにつき2又は3個のアルキレンオキシド単位の鎖を含む、使用。
  2. 汚染が界面活性剤感受性又は酵素感受性の汚染である、請求項1に記載の使用。
  3. ポリマーを、対応するポリマーを有さない組成物又は対応するポリマーを有さない組成物を含む洗浄液に添加することによって実施される、請求項1又は2に記載の使用。
  4. 対応するポリマーを有さない組成物の量に対するポリマーの添加量が、0.01重量%〜20重量%、特に1重量%〜15重量%の範囲である、請求項3に記載の使用。
  5. 特に界面活性剤感受性又は酵素感受性の汚染を織物から除去する方法であって、特に水性で界面活性剤を含有する洗浄液中の、平均分子量Mwが600〜10000g/molであるモノアミノ系アルコキシレート、好ましくはプロポキシレートからなるポリマーを汚れた織物と接触させる、方法。
  6. 洗浄液が、10ml〜100ml、特に15ml〜75ml、好ましくは25ml〜50mlの液体の水含有洗濯洗剤組成物を、12リットル〜60リットル、特に15リットル〜20リットルの水に添加することによって生成される、請求項5に記載の方法又は請求項1から4のいずれか一項に記載の使用。
  7. 組成物が、少なくとも30重量%、特に30重量%〜65重量%、特に50重量%〜38重量%の範囲の界面活性剤の濃度を有する、請求項3若しくは4に記載の使用又は請求項6に記載の方法。
  8. 平均分子量Mwが600〜10000g/molであるモノアミノ系アルコキシレートからなるポリマーが、すべてのアルキレンオキシド単位の総計に対して50mol%より多くのプロピレンオキシド単位を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の使用又は方法。
  9. 平均分子量Mwが600〜10000g/molであるモノアミノ系アルコキシレートからなるポリマーが、すべてのアルキレンオキシド単位の総計に対して90mol%より多くのプロピレンオキシド単位を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の使用又は方法。
  10. 平均分子量Mwが600〜10000g/molであるモノアミノ系アルコキシレートからなるポリマーが、すべてのアルキレンオキシド単位の総計に対してプロピレンオキシド単位のみを含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の使用又は方法。
  11. 平均分子量Mwが600〜10000g/molであるモノアミノ系アルコキシレートからなるポリマーが、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン及びtert-ブチルアミンからなるリストから選択されるスターターに基づく、請求項1〜10のいずれか一項に記載の使用又は方法。
  12. 平均分子量Mwが600〜10000g/molであるモノアミノ系アルコキシレートからなるポリマーがトリエタノールアミンに基づく、請求項1〜11のいずれか一項に記載の使用又は方法。
  13. 平均分子量Mwが600〜10000g/molであるモノアミノ系アルコキシレートからなるポリマーがトリイソプロパノールアミンに基づく、請求項1〜12のいずれか一項に記載の使用又は方法。
  14. 平均分子量Mwが600〜10000g/molであるモノアミノ系アルコキシレートからなるポリマーがtert-ブチルアミンに基づく、請求項1〜13のいずれか一項に記載の使用又は方法。
  15. 平均分子量Mwが600〜10000g/molであるモノアミノ系アルコキシレートからなるポリマーが、アルキレンオキシド鎖1つにつき10〜18個のアルキレンオキシド単位、特に12〜16個のアルキレンオキシド単位、特に好ましくは12〜15個のアルキレンオキシド単位を含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載の使用又は方法。
  16. 平均分子量Mwが600〜10000g/molであるモノアミノ系アルコキシレートからなるポリマーが、アルキレンオキシド鎖1つにつき12個のアルキレンオキシド単位を含む、請求項1〜15のいずれか一項に記載の使用又は方法。
  17. 平均分子量Mwが600〜10000g/molであるモノアミノ系アルコキシレートからなるポリマーが、アルキレンオキシド鎖1つにつき15個のアルキレンオキシド単位を含む、請求項1〜16のいずれか一項に記載の使用又は方法。
  18. 平均分子量Mwが600〜10000g/molであるモノアミノ系アルコキシレートからなるポリマーの重量平均モル質量が1300〜6000g/mol、好ましくは1400〜4500g/molの範囲である、請求項1〜17のいずれか一項に記載の使用又は方法。
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