JP2021533637A - 通信方法及び通信装置 - Google Patents

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Abstract

通信方法及び通信装置が提供される。当該方法の原理は以下の通りである。現在、セミパーシステントスケジューリング方式で送信されるダウンリンクデータについて、1つの時間単位において1ビットの確認応答情報のみがフィードバックできる。しかし、セミパーシステントスケジューリング方式で送信されるダウンリンクデータの送信周期Pが小さくなると、マルチビットの確認応答情報が1つの時間単位においてフィードバックされる必要がある可能性がある。これを考慮して、この出願は、主に、1つの時間単位においてマルチビットの確認応答情報をフィードバックするための通信方法及び通信装置を提供する。主な原理は以下の通りである。まず、1つの時間単位において送信されるべきマルチビットの確認応答情報が決定され、次いで、N個の確認応答コードブックが生成され、N個の確認応答コードブックはマルチビットの確認応答情報を搬送するために使用され、最後に、N個の確認応答コードブックが当該時間単位において送信される。

Description

[関連出願への相互参照]
この出願は、2018年8月2日に中国特許庁に出願された「COMMUNICATION METHOD AND COMMUNICATIONS APPARATUS」という名称の中国特許出願第201810868998.5号に対する優先権を主張し、その全内容を参照により援用する。
[技術分野]
この出願は、通信技術の分野に関し、特に、通信方法及び通信装置に関する。
以前の世代の移動通信システムと比較して、第5世代(5th generation, 5G)移動通信システムは、送信レート、遅延、電力消費等に対してより高い要件を課している。拡張移動ブロードバンド(enhanced mobile broadband, eMBB)サービス、大規模マシンタイプ通信(massive machine-type communication, mMTC)サービス及び超高信頼性及び低遅延通信(ultra-reliable and low-latency communication, URLLC)サービスは、将来の5Gの3つの典型的なサービスとして定義されている。3つのサービスは5G標準策定の重要なポイントである。
5Gの3つの典型的なサービスの1つとして、URLLCサービスは、自動運転及び遠隔医療のようなシナリオで主に使用される。これらの適用シナリオにとって、信頼性及び遅延に対するより高い要件が課せられている。例えば、URLLCサービスの具体的な要件は、データ送信信頼性が99.999%に達すること、送信遅延時間が1ms未満であること等を含む。さらに、命令オーバヘッドは、高い信頼性及び低い遅延の要件を満たす前提で、可能な限り低減される必要がある。したがって、どのようにURLLCサービスの遅延及び信頼性を確保してシグナリングオーバヘッドを低減するかは、この分野において大きな関心事の問題になっている。
URLLCサービスの遅延及び信頼性を確保してシグナリングオーバヘッドを低減するために、送信端は、セミパーシステントスケジューリング(semi-persistent scheduling, SPS)技術を使用することによりデータを送信してもよい。しかし、どのように受信端が確認応答データをフィードバックするかについて、対応する解決策は存在しない。
この出願は、受信端が確認応答情報をフィードバックするのを助けるための通信方法及び通信装置を提供する。
第1の態様によれば、通信方法が提供される。当該方法は、端末デバイス又は端末デバイス内のチップで使用されてもよく、まず、ターゲット時間単位において送信されるべきMビットの確認応答情報を決定するステップと、次いで、Mビットの確認応答情報に基づいてN個の確認応答コードブックを決定するステップと、最後に、ターゲット時間単位においてN個の確認応答コードブックを送信するステップとを具体的に含んでもよく、M及びNの双方は整数であり、M及びNのうち少なくとも1つは1ではない。
この出願のこの実施形態では、Mが1よりも大きい場合、マルチビットの確認応答情報は、1つのターゲット時間単位においてフィードバックされてもよい。1つの時間単位において1ビットの確認応答情報のみがフィードバックできる従来技術と比較して、この実施形態は、フィードバック情報のフィードバック効率を改善できる。
可能な実現方式では、Mの値はK*[Q/P]である。Pは第1のダウンリンクデータの送信周期であり、Qはターゲット時間単位の長さであり、Kは第1のダウンリンクデータを送信するために使用される時間単位の数であり、P、Q及びKの値は全て正の整数であり、[]はQ/Pを丸めることを表す。
この出願のこの実施形態では、確認応答情報のビットの数は、第1のダウンリンクデータの周期P及びターゲット時間単位の長さQに基づいて計算され、1ビットの確認応答情報のみがフィードバックされるという従来技術の技術的欠点を克服し、いくつかのダウンリンクデータについての確認応答情報がフィードバックできないという問題を解決し、それにより、データ送信効率を改善する。
可能な実現方式では、N個の確認応答コードブック内のN-1個の確認応答コードブックのそれぞれは、floor(M/N)ビットの確認応答情報を含み、残りの確認応答コードブックは、M-(N-1)*floor(M/N)ビットの確認応答情報を含み、floorは切り捨て演算を表し、Nは1よりも大きい。
具体的には、N個の確認応答コードブック内でインデックス番号がN-1以下である各確認応答コードブックは、floor(M/N)ビットの確認応答情報を含み、N個の確認応答コードブック内でインデックス番号がNである確認応答コードブックは、M-(N-1)*floor(M/N)ビットの確認応答情報を含む。代替として、N個の確認応答コードブック内でインデックス番号が1である確認応答コードブックは、M-(N-1)*floor(M/N)ビットの確認応答情報を含み、N個の確認応答コードブック内でインデックス番号が1よりも大きい各確認応答コードブックは、floor(M/N)ビットの確認応答情報を含む。
この出願のこの実施形態では、送信のための1つのコードブックへのMビットの確認応答情報の分配と比較して、送信のための複数のコードブックへのMビットの確認応答情報の分配は、Mビットの確認応答情報のより高い送信信頼性を生じる。例えば、1つのコードブックがMビットの確認応答情報を送信するために使用され、コードブックの送信において問題が発生した場合、Mビットの確認応答情報のいずれも正しく受信できない。しかし、この出願のこの実施形態では、N個の確認応答コードブックのそれぞれは、確認応答情報の一部を含む。確認応答コードブックの送信において問題が発生した場合、確認応答コードブックで搬送される確認応答情報の一部のみが影響を受け、Mビットの確認応答情報のいずれも正しく受信できない場合が回避される。
可能な実現方式では、N個の確認応答コードブックのそれぞれは、Mビットの確認応答情報を含み、Nは1よりも大きい。代替として、N個の確認応答コードブック内の第iの確認応答コードブックは、Mビットの確認応答情報を含み、Nは1よりも大きく、iはN以下の正の整数である。代替として、Nの値は1であり、確認応答コードブックは、Mビットの確認応答情報を含む。
この出願のこの実施形態では、N個の確認応答コードブックのそれぞれは、Mビットの確認応答情報を含む。N個の確認応答コードブックの1つのみがMビットの確認応答情報を搬送する場合と比較して、この実施形態は、Mビットの確認応答情報の送信信頼性を改善できる。確認応答コードブックの送信において問題が発生した場合、Mビットの確認応答情報は、依然として正しく受信できる。
可能な実現方式では、第1の態様による方法は、第1の指示情報を受信するステップであり、第1の指示情報は、N個の時間周波数リソースを示すために使用される、ステップを更に含んでもよい。
可能な実施形態では、第1の態様による方法は、第2の指示情報を受信するステップであり、第2の指示情報は、P1個の時間周波数リソースセットを示すために使用され、P1は正の整数であり、各時間周波数リソースセットはN個の時間周波数リソースを含む、ステップと、第3の指示情報を受信するステップであり、第3の指示情報は、P1個の時間周波数リソースセット内の第1の時間周波数リソースセットのインデックスを示すために使用される、ステップと、第1の時間周波数リソースセットのインデックスに基づいて、N個の確認応答コードブックを送信するために使用されるターゲット時間単位におけるN個の時間周波数リソースを決定するステップとを更に含んでもよい。
可能な実現方式では、第1の態様による方法は、第4の指示情報を受信するステップであり、第4の指示情報は、N個の時間周波数リソースセットを示すために使用され、各時間周波数リソースセットはP2個の時間周波数リソースを含み、P2は正の整数である、ステップと、第5の指示情報を受信するステップであり、第5の指示情報は、N個の時間周波数リソースセットのそれぞれにおける時間周波数リソースのインデックスを示すために使用される、ステップと、時間周波数リソースのインデックスに基づいて、N個の確認応答コードブックを送信するために使用されるターゲット時間単位におけるN個の時間周波数リソースを決定するステップとを更に含んでもよい。
この出願のこの実施形態では、ネットワークデバイスは、N個の時間周波数リソースを示してもよく、端末デバイスは、ネットワークデバイスにより示されるN個の時間周波数リソース上でN個の確認応答コードブックを送信してもよい。1つの時間周波数リソースは、1つの確認応答コードブックを搬送するために使用され、それにより、ネットワークデバイスは、確認応答情報を送信するために端末デバイスにより使用される時間周波数リソースを柔軟に示す。
可能な実現方式では、N個の確認応答コードブックは、第2のダウンリンクデータについての確認応答情報を更に含み、第2のダウンリンクデータは、ダイナミックスケジューリング方式で送信される。
この出願のこの実施形態では、第1のダウンリンクデータについてのフィードバック情報は、通常にスケジューリングされる第2のダウンリンクデータについてのフィードバック情報の後又は前に追加され、次いで、通常にスケジューリングされる第2のダウンリンクデータについてのフィードバック情報と共にフィードバックされ、実現の複雑さを低減する。
第2の態様によれば、この出願は通信方法を更に提供する。通信方法は、ネットワークデバイス又はネットワークデバイス内のチップで使用されてもよく、ターゲット時間単位においてN個の時間周波数リソース上でN個の確認応答コードブックを受信するステップであり、N個の時間周波数リソースのそれぞれは、N個の確認応答コードブックのうち1つを搬送し、N個の確認応答コードブックは、Mビットの確認応答情報を搬送するために使用され、M及びNの双方は正の整数であり、M及びNのうち少なくとも1つは1ではなく、Mビットの確認応答情報は第1のダウンリンクデータについての確認応答情報であり、第1のダウンリンクデータはセミパーシステントスケジューリング方式で送信される、ステップと、N個の確認応答コードブックに基づいて、第1のダウンリンクデータを再送するか否かを決定するステップとを具体的に含んでもよい。
可能な実現方式では、Mの値はK*[Q/P]である。Pは第1のダウンリンクデータの送信周期であり、Qはターゲット時間単位の長さであり、Kは第1のダウンリンクデータを送信するために使用される時間単位の数であり、P、Q及びKの値は全て正の整数であり、[]はQ/Pを丸めることを表す。
可能な実現方式では、N個の確認応答コードブックがMビットの確認応答情報を搬送するために使用されることは、具体的には、
N個の確認応答コードブック内のN-1個の確認応答コードブックのそれぞれがfloor(M/N)ビットの確認応答情報を含み、残りの確認応答コードブックがM-(N-1)*floor(M/N)ビットの確認応答情報を含み、floorは切り捨て演算を表し、Nは1よりも大きいこと、又はN個の確認応答コードブックのそれぞれがMビットの確認応答情報を含み、Nは1よりも大きいこと、又はN個の確認応答コードブック内の第iの確認応答コードブックがMビットの確認応答情報を含み、Nは1よりも大きく、iはN以下の正の整数であること、又はNの値が1であり、確認応答コードブックがMビットの確認応答情報を含むことを含む。
可能な実現方式では、N個の確認応答コードブック内のN-1個の確認応答コードブックのそれぞれがfloor(M/N)ビットの確認応答情報を含み、残りの確認応答コードブックがM-(N-1)*floor(M/N)ビットの確認応答情報を含むことは、具体的には、
N個の確認応答コードブック内の最初のN-1個の確認応答コードブックのそれぞれがfloor(M/N)ビットの確認応答情報を含み、N個の確認応答コードブック内の最後の確認応答コードブックがM-(N-1)*floor(M/N)ビットの確認応答情報を含むこと、又はN個の確認応答コードブック内の最初の確認応答コードブックがM-(N-1)*floor(M/N)ビットの確認応答情報を含み、N個の確認応答コードブック内の最後のN-1個の確認応答コードブックのそれぞれがfloor(M/N)ビットの確認応答情報を含むことである。
可能な実現方式では、当該方法は、第1の指示情報を送信するステップであり、第1の指示情報は、N個の時間周波数リソースを示すために使用される、ステップを更に含む。
可能な実現方式では、当該方法は、第2の指示情報を送信するステップであり、第2の指示情報は、P1個の時間周波数リソースセットを示すために使用され、P1は正の整数であり、各時間周波数リソースセットはN個の時間周波数リソースを含む、ステップと、
第3の指示情報を送信するステップであり、第3の指示情報は、P1個の時間周波数リソースセット内の第1の時間周波数リソースセットのインデックスを示すために使用される、ステップと
を更に含む。
可能な実現方式では、当該方法は、第4の指示情報を送信するステップであり、第4の指示情報は、N個の時間周波数リソースセットを示すために使用され、各時間周波数リソースセットはP2個の時間周波数リソースを含み、P2は正の整数である、ステップと、
第5の指示情報を送信するステップであり、第5の指示情報は、N個の時間周波数リソースセットのそれぞれにおける時間周波数リソースのインデックスを示すために使用される、ステップと
を更に含んでもよい。
可能な実現方式では、N個の確認応答コードブックは、第2のダウンリンクデータについての確認応答情報を更に含み、第2のダウンリンクデータは、ダイナミックスケジューリング方式で送信される。
第2の態様の有利な効果の説明については、第1の態様に記載の説明を参照する。
第3の態様によれば、この出願は、通信方法を更に提供する。通信方法は、端末デバイスで使用されてもよく、まず、第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報を決定するステップと、Mビットの確認応答情報をN1個のグループの確認応答情報に分割するステップと、次いで、第2のダウンリンクデータについての確認応答情報を決定するステップと、第2のダウンリンクデータについての確認応答情報をN2個のグループの確認応答情報に分割するステップであり、各グループの確認応答情報は1つの時間周波数リソースに対応し、N1個のグループの確認応答情報は合計でN1個の時間周波数リソースに対応し、N2個のグループの確認応答情報は合計でN2個の時間周波数リソースに対応する、ステップと、次いで、N1個の時間周波数リソースとN2個の時間周波数リソースとの間の重複関係に基づいてN個の時間周波数リソースを決定するステップと、最後に、N個の時間周波数リソースに対応するN個の確認応答コードブックを決定するステップと、N個の時間周波数リソース上でN個の確認応答コードブックを送信するステップとを含んでもよい。
可能な実現方式では、確認応答コードブックは、第1のダウンリンクデータについての確認応答情報のみを搬送するために使用されてもよく、或いは、第2のダウンリンクデータについての確認応答情報のみを搬送するために使用されてもよく、或いは、第1のダウンリンクデータについての確認応答情報及び第2のダウンリンクデータについての確認応答情報の双方を搬送するために使用されてもよい。
可能な実現方式では、N個の時間周波数リソース内の時間周波数リソースqについて、時間周波数リソースqが、N1個の時間周波数リソースとN2個の時間周波数リソースとの間の重複する時間周波数リソースに基づいて再決定される時間周波数リソースである場合、時間周波数リソースqに対応する確認応答コードブックは、第1のダウンリンクデータについての確認応答情報及び第2のダウンリンクデータについての確認応答情報を搬送するために使用されてもよい。時間周波数リソースqがN1個の時間周波数リソース内の時間周波数リソースである場合、時間周波数リソースqに対応する確認応答コードブックは、第1のダウンリンクデータに対応する確認応答情報を搬送するために使用されてもよい。時間周波数リソースqがN2個の時間周波数リソース内の時間周波数リソースである場合、時間周波数リソースqに対応する確認応答コードブックは、第2のダウンリンクデータについての確認応答情報を搬送するために使用されてもよい。
可能な実現方式では、N1個の時間周波数リソース内の時間周波数リソースpについて、時間周波数リソースpがN2個の時間周波数リソース内の複数の時間周波数リソースと重複し、重複は完全な重複又は部分的な重複でもよい場合、時間周波数リソースpに対応する第1のダウンリンクデータについての確認応答情報は、N2個の時間周波数リソース内の複数の時間周波数リソースのうち1つに対応する第2のダウンリンクデータについての確認応答情報の前又は後に追加され、確認応答コードブックを形成するか、或いは、時間周波数リソースpに対応する第1のダウンリンクデータについての確認応答情報は、N2個の時間周波数リソース内の複数の時間周波数リソースのそれぞれに対応する第2のダウンリンクデータについての確認応答情報の前又は後に追加され、複数の確認応答コードブックを形成する。
この出願の他の例では、N1個の時間周波数リソース内の時間周波数リソースpについて、時間周波数リソースpがN2個の時間周波数リソース内の1つの時間周波数リソースrと重複する場合、時間周波数リソースpに対応する第1のダウンリンクデータについての確認応答情報は、時間周波数リソースrに対応する第2のダウンリンクデータについての確認応答情報の前又は後に追加され、確認応答コードブックを形成してもよい。
この出願のこの実施形態では、2つの時間周波数リソースが重複する場合、2つの時間周波数リソースに対応する確認応答情報は、送信のために1つの確認応答コードブックで搬送されてもよいことが習得できる。2つの時間周波数リソースが重複する場合、2つの確認応答コードブックが2つの重複する時間周波数リソース上で送信される場合と比較して、この実施形態は、端末デバイス側の作業負荷を低減し、確認応答コードブックを送信する効率を改善できる。
第4の態様によれば、この出願は通信方法を提供する。通信方法は、ネットワークデバイスで使用されてもよく、N個の時間周波数リソース上でN個の確認応答コードブックを受信するステップと、受信したN個の確認応答コードブックに基づいて、第1のダウンリンクデータ及び第2のダウンリンクデータを再送するか否かを決定するステップとを含んでもよい。
N個の確認応答コードブックで搬送される具体的な確認応答情報の説明、N個の時間周波数リソースを決定するプロセス、及び有利な効果については、第3の態様に記載の説明を参照する。
第5の態様によれば、この出願は通信装置を提供する。通信装置は、端末デバイス又は端末デバイス内のチップで使用され、第1の態様又は第3の態様に従って各ステップを実行するように構成されたユニット又は手段(means)を含む。
第6の態様によれば、この出願は通信装置を提供する。通信装置は、ネットワークデバイス又はネットワークデバイス内のチップで使用され、第2の態様又は第4の態様に従って各ステップを実行するように構成されたユニット又は手段(means)を含む。
第7の態様によれば、この出願は通信装置を提供する。通信装置は、端末デバイス又は端末デバイス内のチップで使用され、少なくとも1つの処理要素と、少なくとも1つの記憶要素とを含み、少なくとも1つの記憶要素は、プログラム及びデータを記憶するように構成され、少なくとも1つの処理要素は、この出願の第1の態様又は第3の態様による方法を実行するように構成される。
第8の態様によれば、この出願は通信装置を提供する。通信装置は、ネットワークデバイス又はネットワークデバイス内のチップで使用され、少なくとも1つの処理要素と、少なくとも1つの記憶要素とを含み、少なくとも1つの記憶要素は、プログラム及びデータを記憶するように構成され、少なくとも1つの処理要素は、この出願の第2の態様又は第4の態様による方法を実行するように構成される。
第9の態様によれば、この出願は通信装置を提供する。通信装置は、端末デバイスで使用され、第1の態様又は第3の態様による方法を実行するように構成された少なくとも1つの処理要素(又はチップ)を含む。
第10の態様によれば、この出願は通信装置を提供する。通信装置は、ネットワークデバイスで使用され、第2の態様又は第4の態様による方法を実行するように構成された少なくとも1つの処理要素(又はチップ)を含む。
第11の態様によれば、この出願はコンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム製品はコンピュータ命令を含み、コンピュータ命令がコンピュータにより実行されたとき、コンピュータは、上記の態様のうちいずれか1つによる方法を実行することが可能になる。
第12の態様によれば、この出願はコンピュータ読み取り可能記憶媒体を提供し、記憶媒体はコンピュータ命令を含み、コンピュータ命令がコンピュータにより実行されたとき、コンピュータは、上記の態様のうちいずれか1つによる方法を実行することが可能になる。
この出願の実施形態による通信システムの概略図である。 この出願の実施形態による通信方法の概略図である。 この出願によるFDD動作モードにおける確認応答情報のフィードバックの概略図である。 この出願によるTDD動作モードにおける確認応答情報のフィードバックの概略図である。 この出願の実施形態による通信方法の概略図である。 この出願の実施形態による通信方法の概略図である。 この出願の実施形態による通信方法の概略図である。 この出願の実施形態による通信方法の概略図である。 この出願の実施形態による通信方法の概略図である。 この出願の実施形態による通信装置の概略図である。 この出願の実施形態による通信装置の概略図である。 この出願の実施形態によるネットワークデバイスの概略図である。 この出願の実施形態による端末デバイスの概略図である。
以下に、この出願の実施形態における添付図面を参照して、この出願の実施形態における技術的解決策について説明する。
図1は、この出願の実施形態による通信システム100を示す。通信システム100は、ネットワークデバイス101と、端末デバイス102とを含んでもよい。
ネットワークデバイス101は、端末デバイス102に対して無線アクセス関連サービスを提供し、以下の機能、すなわち、無線物理レイヤ機能、リソーススケジューリング及び無線リソース管理、サービス品質(quality of service, QoS)管理、無線アクセス制御及びモビリティ管理機能のうち1つ以上を実現してもよい。端末デバイス102は、エアインタフェースを通じてネットワークデバイス101にアクセスしてもよい。
この出願のこの実施形態では、ネットワークデバイス101及び端末デバイス102は、セミパーシステントスケジューリング(semi-persistent scheduling, SPS)技術を使用することにより互いに通信してもよい。動作プロセスは以下の通りでもよい。ダウンリンクデータを送信する前に、ネットワークデバイス101は、まず、アクティベーションダウンリンク制御情報(downlink control information, DCI)を送信してもよく、アクティベーションDCIは、ダウンリンクデータの送信をスケジューリングし、ダウンリンクデータのための時間周波数リソースを示すために使用される。対応して、アクティベーションDCIを受信した後に、端末デバイス102は、DCIの指示に基づいて対応する時間周波数リソース上で、ネットワークデバイス101により送信されたダウンリンクデータを受信してもよい。その後、ネットワークデバイス101は、予め構成された周期Pに基づいてダウンリンクデータを送信し続けてもよい。対応して、端末デバイス102は、予め構成された周期Pに基づいてダウンリンクデータを受信し続けてもよい。SPS技術では、ネットワークデバイス101は、1つのアクティベーションDCIを送信することにより、複数回ダウンリンクデータを送信できる。ネットワークデバイス101が、ダウンリンクデータを送信する前に毎回1つのアクティベーションDCIを送信する既存の方式と比較して、SPS技術は、シグナリングオーバヘッドを低減できる。
さらに、SPS技術では、データ送信信頼性を確保するために、ネットワークデバイス101により送信された各ダウンリンクデータ受信した後に、端末デバイス102は、確認応答情報をネットワークデバイス101にフィードバックする必要がある。確認応答情報は、肯定応答(acknowledgement, ACK)又は否定応答(negative acknowledgment, NACK)でもよい。端末デバイス102は、以下の方式で、確認応答情報をフィードバックするための時間単位を決定してもよい。まず、時間単位オフセットK1を決定し、次いで、時間単位オフセットK1に基づいて、確認応答情報をフィードバックするための時間単位を決定する。例えば、端末デバイス102が時間単位nにおいてダウンリンクデータを受信した場合、端末デバイス102は、時間単位n+K1において確認応答情報をフィードバックしてもよく、時間単位オフセットK1は、上記のアクティベーションDCIを使用することにより示されてもよく、或いは、K1セットは、構成情報を使用することにより端末デバイスについて予め構成されてもよく、K1セットは、1つ以上のK1値を含む。K1セットが1つのK1値のみを含む場合、説明を容易にするために、K1セットに含まれるK1値は、第1のK1値と呼ばれてもよい。この場合、端末デバイスは、時間単位n+第1のK1値において確認応答情報をフィードバックしてもよい。K1セットが複数のK1値を含む場合、説明を容易にするために、K1セットに含まれるK1値は、第1のK1値、第2のK1値、...、及び第NのK1値と呼ばれてもよい。この場合、端末デバイスは、時間単位n+第1のK1値、時間単位n+第2のK1値...及び時間単位n+第NのK1値において確認応答情報を別々にフィードバックしてもよい。しかし、どのように時間単位において確認応答情報をフィードバックするかについて対応する解決策は存在しない。
理解を容易にするために、この出願に関連する概念の説明が参考例として提供され、詳細は以下の通りである。
(1)第1のダウンリンクデータ:第1のダウンリンクデータは、SPS方式で送信されるダウンリンクデータであるか、或いは、構成済グラント方式で送信されるダウンリンクデータである。SPS方式で送信されるダウンリンクデータは、初期のアクティベーションDCIを使用することによりスケジューリングされたSPSダウンリンクデータと、構成されたSPS周期Pに基づいてその後に送信されるダウンリンクデータとを含む。代替として、SPS方式で送信されるダウンリンクデータは、初期のアクティベーションDCIを使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータを含まず、構成されたSPS周期Pに基づいてその後に送信されるダウンリンクデータのみを含む。構成済グラント方式で送信されるダウンリンクデータは、具体的には以下の通りでもよい。データ送信プロセスにおいて対応するDCIが存在せず、構成情報のみに基づいて送信されるダウンリンクデータである。すなわち、全体のダウンリンクデータ送信プロセスにおいて、データ送信プロセスをアクティベーションするための物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel, PDCCH)も、データ送信リソースを解放するためのPDCCHも送信されず、PDCCHは、DCIを搬送するために使用されてもよい。第1のダウンリンクデータは、具体的には、1つのダウンリンクデータでもよく或いは複数のダウンリンクデータでもよい。
(2)確認応答情報:確認応答情報は、具体的には、肯定応答ACK又は否定応答NACKでもよい。トランスポートブロックについての確認応答情報のサイズは1ビットでもよい。例えば、バイナリデータ1は肯定応答ACKを表すために使用され、バイナリデータ0は否定応答NACKを表すために使用されてもよい。代替として、バイナリデータ0は、肯定応答ACKを表すために使用されてもよく、バイナリデータ1は、否定応答NACKを表すために使用されてもよい。
(3)時間単位:時間単位は、スロット、サブフレーム、シンボル及びフレームのような名称として呼ばれてもよいが、これらに限定されない。時間単位は、1つ以上のシンボル、1つ以上のスロット(slots)、1つ以上のサブフレーム又は1つ以上の無線フレームでもよい。例えば、時間単位の長さは、1つのスロット、スロットの1/2、スロットの1/7等でもよい。これはこの出願では限定されない。時間単位の長さは、プロトコルにおいて具体的に指定されてもよく、或いは、上位レイヤシグナリングを使用することにより構成されてもよい。この出願では、シンボルは、直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplexing, OFDM)シンボルでもよい。
(4)確認応答コードブック:特定の順序で複数の確認応答情報を連結することにより形成されたフィードバック情報ビット系列は、確認応答コードブックと呼ばれる。
(5)第2のダウンリンクデータ:第2のダウンリンクデータは、ダイナミックスケジューリング方式で送信されるダウンリンクデータである。具体的には、各ダウンリンクデータを送信する前に、ネットワークデバイスは、ダウンリンク制御情報(DCI)を端末デバイスに送信する必要があり、端末デバイスは、DCIによるスケジューリングに基づいてダウンリンクデータを受信してもよい。具体的には、ダイナミックスケジューリング方式で送信されるダウンリンクデータは、アクティベーションDCIを使用することによりスケジューリングされたSPSダウンリンクデータと、一般的なDCI(非SPSアクティベーションDCI)を使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータとを含んでもよく、或いは、アクティベーションDCIを使用することによりスケジューリングされたSPSダウンリンクデータを含まなくてもよいが、一般的なDCIを使用することによりスケジューリングされたダウンリンクデータのみを含んでもよい。
(6)ネットワークデバイス:ネットワークデバイスは、ネットワーク内にあり且つ端末デバイスを無線ネットワークに接続するデバイスでもよい。ネットワークデバイスは、無線アクセスネットワーク内のノードであり、また、基地局又は無線アクセスネットワーク(radio access network, RAN)ノード(又はデバイス)と呼ばれてもよい。現在、ネットワークデバイスのいくつかの例は、gNB、送受信ポイント(transmission reception point, TRP)、進化型ノードB(evolved NodeB, eNB)、ホーム基地局(例えば、home evolved NodeB又はhome NodeB, HNB)、ベースバンドユニット(baseband unit, BBU)又はWi-Fiアクセスポイント(access point, AP)である。さらに、ネットワーク構造において、ネットワークデバイスは、集中ユニット(centralized unit, CU)ノード及び分散ユニット(distributed unit, DU)ノードを含んでもよい。この構造では、ロングタームエボリューション(long term evolution, LTE)システムにおけるeNBのプロトコルレイヤは分割され、いくつかのプロトコルレイヤの機能はCUにより中央で制御され、残りのプロトコル層の一部又は全部の機能はDUに分散され、CUはDUを中央で制御する。
(7)端末デバイス:端末デバイスはまた、ユーザ機器(user equipment, UE)、移動局(mobile station, MS)、移動端末(mobile terminal, MT)等と呼ばれ、ユーザに対して音声及び/又はデータ接続を提供するデバイス、例えば、無線接続機能を有するハンドヘルドデバイス又は車載装置である。現在、端末のいくつかの例は、携帯電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パームトップコンピュータ、モバイルインターネットデバイス(mobile internet device, MID)、ウェアラブルデバイス、仮想現実(virtual reality, VR)デバイス、拡張現実(augmented reality, AR)デバイス、産業制御(industrial control)における無線端末、自動運転(self driving)における無線端末、遠隔医療手術(remote medical surgery)における無線端末、スマートグリッド(smart grid)における無線端末、輸送安全(transportation safety)における無線端末、スマートシティ(smart city)における無線端末又はスマートホーム(smart home)における無線端末である。
(8)通信システム:通信システムは、様々な無線アクセス技術(radio access technology, RAT)、例えば、符号分割多元接続(code division multiple access, CDMA)、時分割多元接続(time division multiple access, TDMA)、周波数分割多元接続(frequency division multiple access, FDMA)、直交周波数分割多元接続(orthogonal frequency division multiple access, OFDMA)及びシングルキャリア周波数分割多元接続(single carrier FDMA, SC-FDMA)を使用してもよい。通信システムで使用されるRATは、この出願では限定されない。「システム」及び「ネットワーク」という用語は、この出願において交換可能に使用されてもよい。
この出願の実施形態に記載のシステムアーキテクチャ及びサービスシナリオは、この出願の実施形態における技術的解決策をより明確に説明することを意図しており、この出願の実施形態において提供される技術的解決策に対する限定を構成しない。当業者は、以下を認識し得る。ネットワークアーキテクチャの進化及び新たなサービスシナリオの出現によって、この出願の実施形態において提供される技術的解決策はまた、同様の技術的問題にも使用できる。
(9)上位レイヤシグナリング:上位レイヤシグナリングは、上位レイヤプロトコルレイヤから送信されるシグナリングでもよい。上位レイヤプロトコルレイヤは、物理レイヤの上のプロトコルレイヤである。上位レイヤプロトコルレイヤは、具体的には、媒体アクセス制御(medium access control, MAC)レイヤ、無線リンク制御(radio link control, RLC)レイヤ、パケットデータコンバージェンスプロトコル(packet data convergence protocol, PDCP)レイヤ、無線リソース制御(radio resource control, RRC)レイヤ及び非アクセス層(non-access stratum, NAS)でもよい。
(10)floor(A):floor(A)は「A」に対する切り捨て演算を実行することを示す。例えば、「A」が7/2である場合、floor(7/2)=3である。
さらに、この出願の説明において、「第1」及び「第2」のような用語は、単に区別及び説明のために使用されており、相対的重要性の指標若しくは暗示又は順序の指標若しくは暗示として理解できないことが理解されるべきである。
図2は、この出願による通信方法のフローチャートである。この手順におけるネットワークデバイスは、具体的には、図1に示すネットワークデバイス101でもよく、端末デバイスは、具体的には、図1に示す端末デバイス102でもよい。この出願において、ネットワークデバイスの機能は、代替としてネットワークデバイスで使用されるチップを使用することにより実現されてもよく、端末デバイスの機能は、代替として端末デバイスで使用されるチップを使用することにより実現されてもよいことが理解され得る。手順は具体的には以下の通りである。
ステップS201:端末デバイスは、ターゲット時間単位において送信されるべきMビットの確認応答情報を決定し、Mビットの確認応答情報は、第1のダウンリンクデータについての確認応答情報である。
この出願のこの実施形態では、Mの値はK*[Q/P]でもよく、Kは第1のダウンリンクデータを送信するために使用される時間単位の数であり、Qはターゲット時間単位の長さであり、ターゲット時間単位の長さQは、プロトコルにおいて指定されてもよく、或いは、上位レイヤシグナリングを使用することにより構成されてもよく、Pは第1のダウンリンクデータの送信周期であり、[]はQ/Pを丸めることを表し、丸めることは、具体的には切り上げ、切り捨て、四捨五入等でもよく、*は乗算符号を表し、/は除算符号を表し、P、Q及びKの値は全て正の整数である。
この出願のこの実施形態では、第1のダウンリンクデータが1つの時間単位において送信される場合、言い換えると、第1のダウンリンクデータを送信するために使用される時間単位の数Kの値が1である場合、Mの値は[Q/P]である。具体的には、周期Pの時間長がターゲット時間単位の長さQ以下である場合、Mの値は[Q/P]である。周期Pの時間長がターゲット時間単位の長さQよりも大きい場合、Mの値はceil(Q/P)であり、すなわち、Mの値は1であり、ceilは切り上げ演算を表す。例えば、周期Pが2シンボルであり、時間長Qが14シンボルである場合、Mは7に等しい。周期Pが28シンボルであり、時間長Qが14シンボルである場合、Mは1に等しい。式において、P及びQの単位は一貫しており、双方ともシンボル、スロット、サブフレーム又はフレームでもよい点に留意すべきである。
この出願のこの実施形態では、Mの値は、時間単位がスロット(slot)である例を使用することにより記述され、ネットワークデバイスがスロットnにおいてSPS方式でダウンリンクデータを送信し、確認応答情報がスロットn+2においてフィードバックされると仮定する。
図3に示すように、周波数分割複信(frequency division duplex, FDD)システムにおいて、ネットワークデバイスは、スロット1においてSPS方式でダウンリンクデータを送信し、ダウンリンクデータを送信する周期Pは、7シンボルである。スロット1は14シンボルを含み、ネットワークデバイスによりダウンリンクデータを送信する周期は7シンボルであるので、ネットワークデバイスは、ダウンリンクスロット1において合計で2つのダウンリンクデータを送信する。確認応答情報がスロットn+2においてフィードバックされる上記の規則に従って、端末デバイスは、アップリンクスロット3において、スロット1において送信されたダウンリンクデータについての確認応答情報をフィードバックしてもよく、確認応答情報は、肯定応答ACK又は否定確認NACKでもよく、各確認応答情報は1ビットを占有する。スロット3において2ビットの確認応答情報が合計でフィードバックされる必要があることが習得できる。これは上記の式M=[Q/P]に従う。アップリンクスロット4において確認応答情報をフィードバックするプロセスは、スロット3において確認応答情報をフィードバックするプロセスと同様であり、詳細は再び説明しない。
この出願のこの実施形態では、第1のダウンリンクデータが複数の時間単位において送信される場合、言い換えると、第1のダウンリンクデータを送信するために使用される時間単位の数Kの値が1よりも大きい場合、Mの値はK*[Q/P]である。具体的には、周期Pがターゲット時間単位の長さQ以下である場合、Mの値はK*[Q/P]である。周期Pがターゲット時間単位の長さQよりも大きい場合、Mの値はK*ceil(Q/P)であり、すなわち、Mの値はKである。例えば、K=3であり、周期Pが2シンボルであり、時間長Qが14シンボルである場合、Mは21に等しくてもよい。K=2であり、周期Pが28シンボルであり、時間長Qが14シンボルである場合、Mは2に等しくてもよい。
この出願のこの実施形態では、Mの値は、時間単位がスロットである例を使用することにより記述され、ネットワークデバイスがスロットnにおいてSPS方式でダウンリンクデータを送信し、確認応答情報がスロットn+2においてフィードバックされると仮定する。
図4に示すように、時分割複信(time division duplex, TDD)システムにおいて、スロット1、スロット2及びスロット3がダウンリンクスロットであり、スロット4がアップリンクスロットである。ネットワークデバイスは、スロット1及びスロット2においてダウンリンクデータを送信する。端末デバイスがスロットn+2において確認応答情報をフィードバックする規則に従って、端末デバイスは、スロット3において、スロット1において送信されたダウンリンクデータについての確認応答情報をフィードバックしてもよく、スロット4において、スロット2において送信されたダウンリンクデータについての確認応答情報をフィードバックしてもよい。スロット3はダウンリンクスロットであるので、実際には、端末デバイスは、スロット4において、2つのスロット、すなわち、スロット1及びスロット2において送信されたダウンリンクデータについての確認応答情報をフィードバックしてもよい。この出願のこの実施形態では、ネットワークデバイスによりダウンリンクデータを送信する周期Pは7シンボルであり、1スロットQは合計で14シンボルを含むと仮定する。この場合、2つのダウンリンクデータは、スロット1及びスロット2のそれぞれにおいて送信される。対応して、4つのダウンリンクデータについての確認応答情報は、スロット4においてフィードバックされる必要があり、各ダウンリンクデータについての確認応答情報は1ビットを占有する。この場合、合計で4ビットの確認応答情報がスロット4においてフィードバックされる必要がある。2つのスロット、すなわち、スロット1及びスロット2において送信されたダウンリンクデータについての確認応答情報は、スロット4においてフィードバックされる必要があるので、Kの値は2であり、Pの値は7シンボルであり、Qの値は14シンボルである。最後に、スロット4において4ビットの確認応答情報をフィードバックすることは、上記の式M=K*[Q/P]に適合することが習得できる。
この出願のこの実施形態では、上記の式は、単にMの値を説明するための例として使用され、Mの値に対する具体的な限定として使用されない。この出願のこの実施形態では、Mの値は、上記の式に従って決定されてもよく、或いは、他の式に従って決定されてもよい。これはこの出願の保護範囲内に入る。
ステップS202:端末デバイスは、N個の確認応答コードブックを決定し、N個の確認応答コードブックは、Mビットの確認応答情報を搬送するために使用され、M及びNの双方は正の整数であり、M及びNのうち少なくとも1つは1ではない。
この出願の第1の例では、N個の確認応答コードブックは、第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報を搬送するためにのみ使用されてもよい。実現方式では、N個の確認応答コードブックは、Mビットの確認応答情報を搬送するために直接使用されてもよい。他の実現方式では、端末デバイスは、まず、Mビットの確認応答情報をN個のグループの確認応答情報に分割し、最後に、N個のグループの確認応答情報をN個の確認応答コードブックに含めてもよく、言い換えると、N個の確認応答コードブックは、N個のグループの確認応答情報を搬送するために使用されてもよい。N個の確認応答コードブックが第1のダウンリンクデータについての確認応答情報を搬送するためにのみ使用される具体的な実現方式については、図5に示す手順の説明を参照する。
第1の例では、Nの値は、プロトコルにおいて指定されてもよく、或いは、上位レイヤシグナリングを使用することにより構成された時間周波数リソースの数に基づいて決定されてもよい。例えば、ネットワークデバイスが端末デバイスについて4つの時間帯リソースを構成した場合、端末デバイスは、Nの値が4であると決定する。言い換えると、ステップS202において、4つの確認応答コードブックが具体的に決定されてもよい。どのように端末デバイスが端末デバイスについてネットワークデバイスにより構成された時間周波数リソースの数を決定するかについては、ステップS203の説明を参照する。
この出願の第2の例では、N個の確認応答コードブックは、第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報及び第2のダウンリンクデータについての確認応答情報の双方を搬送するために使用されてもよく、すなわち、ステップS202におけるN個の確認応答コードブックは、第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報に加えて、第2のダウンリンクデータについての確認応答情報を搬送するために更に使用されてもよい。Nの値は、プロトコルにおいて指定されてもよく、或いは、第2のダウンリンクデータについての確認応答情報のためのコードブックの数に基づいて決定されてもよい。例えば、第2のダウンリンクデータのスケジューリング結果に基づいて、第2のダウンリンクデータについての確認応答情報が3つの確認応答コードブックにおいてフィードバックされるべきであることが習得できる。この場合、ステップS202におけるNの値は3である。N個の確認応答コードブックが第1のダウンリンクデータについての確認応答情報及び第2のダウンリンクデータについての確認応答情報の双方を搬送するために使用される具体的な実現方式については、図6a及び図6bに示す手順の説明を参照する。
上記の2つの例では、Nの値は1でもよい。具体的には、この出願のこの実施形態では、1つの確認応答コードブックは、第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報及び/又は第2のダウンリンクデータについての確認応答情報を搬送するために使用されてもよい。この場合、Mは1よりも大きい。代替として、Nの値は1よりも大きくてもよく、すなわち、複数の確認応答コードブックは、Mビットの確認応答情報及び/又は第2のダウンリンクデータについての確認応答情報を搬送するために使用されてもよい。この場合、Mの値は1以上でもよい。
この出願の例では、Nの値が1よりも大きいとき、N個の確認応答コードブック内のN-1個の確認応答コードブックのそれぞれは、第1のダウンリンクデータについてのfloor(M/N)ビットの確認応答情報を含んでもよく、N個の確認応答コードブック内のN-1個の確認応答コードブック以外の残りの確認応答コードブックは、第1のダウンリンクデータについてのM-(N-1)*floor(M/N)ビットの確認応答情報を含んでもよい。
具体的には、N個の確認応答コードブック内の最初のN-1個の確認応答コードブックのそれぞれは、第1のダウンリンクデータについてのfloor(M/N)ビットの確認応答情報を含み、N個の確認応答コードブック内の最後の確認応答コードブックは、第1のダウンリンクデータについてのM-(N-1)*floor(M/N)ビットの確認応答情報を含んでもよい。代替として、具体的には、N個の確認応答コードブック内の最初の確認応答コードブックは、第1のダウンリンクデータについてのM-(N-1)*floor(M/N)ビットの確認応答情報を含み、N個の確認応答コードブック内の最後のN-1個の確認応答コードブックのそれぞれは、第1のダウンリンクデータについてのfloor(M/N)ビットの確認応答情報を含む。
この出願のこの実施形態では、N個の確認応答コードブックはN個のインデックスに対応してもよく、インデックス番号は昇順にソートされる点に留意すべきである。インデックス番号が0から始まるとき、最初のN-1個の確認応答コードブックは、具体的には、インデックス番号が0〜N-2であるN-1個の確認応答コードブックであり、最後の確認応答コードブックは、具体的には、インデックス番号がN-1である確認応答コードブックであるか、或いは、最初の確認応答コードブックは、具体的には、インデックス番号が0である確認応答コードブックであり、最後のN-1個の確認応答コードブックは、具体的には、インデックス番号が1〜N-1であるN-1個の確認応答コードブックである。インデックス番号が1から始まるとき、最初のN-1個の確認応答コードブックは、具体的には、インデックス番号が1〜N-1であるN-1個の確認応答コードブックであり、最後の確認応答コードブックは、具体的には、インデックス番号がNである確認応答コードブックであるか、或いは、最初の確認応答コードブックは、具体的には、インデックス番号が1である確認応答コードブックであり、最後のN-1個の確認応答コードブックは、具体的には、インデックス番号が2〜NであるN-1個の確認応答コードブックである。
この出願の他の例では、Nの値が1よりも大きいとき、N個の確認応答コードブックのそれぞれは、第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報を含んでもよい。
この出願の更に他の例では、Nの値が1よりも大きいとき、N個の確認応答コードブック内の第iの確認応答コードブックは、第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報を含み、Nは1よりも大きい正の整数であり、iはN以下の正の整数である。すなわち、N個の確認応答コードブックのうち1つのみが、第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報を含み、残りのN-1個の確認応答コードブックは、第1のダウンリンクデータについての確認応答情報を含まない。iの値は、プロトコルにおいて指定されてもよく、或いは、他の方式で決定されてもよい。これはこの出願では限定されない。
ステップS203:端末デバイスは、ターゲット時間単位においてN個の時間周波数リソース上でN個の確認応答コードブックを送信し、N個の時間周波数リソースのそれぞれは、N個の確認応答コードブックのうち1つを搬送する。
この出願のこの実施形態では、端末デバイスによりN個の時間周波数リソースを決定するために、以下の例が使用されてもよい。
第1の例では、ネットワークデバイスは、第1の指示情報を端末デバイスに送信してもよく、第1の指示情報は、N個の時間周波数リソースを示すために使用されてもよい。第1の指示情報は、上位レイヤシグナリングで搬送される構成情報でもよく、構成情報は、N個の時間周波数リソースを直接示す。第1の指示情報を受信した後に、端末デバイスは、指示情報に基づいてN個の時間周波数リソースを直接決定してもよい。
第1の例について、上記のプロセスは、N個の時間周波数リソースがPUCCHリソースと呼ばれ、第1の指示情報がPUCCHリソース構成情報と呼ばれる例を使用することにより詳細に記載される。ネットワークデバイスは、PUCCHリソース構成情報を端末デバイスに送信してもよく、PUCCHリソース構成情報は、第1のダウンリンクデータに対応するN個のPUCCHリソースを示す。PUCCHリソース構成情報を受信した後に、端末デバイスは、PUCCHリソース構成情報により示されるN個のPUCCHリソース上でN個の確認応答コードブックを送信する。
第2の例では、ネットワークデバイスは、第2の指示情報及び第3の指示情報を端末デバイスに送信してもよく、第2の指示情報は、P1個の時間周波数リソースセットを示すために使用され、P1は正の整数であり、各時間周波数リソースセットはN個の時間周波数リソースを含んでもよく、第3の指示情報は、P1個の時間周波数リソースセット内の第1の時間周波数リソースセットのインデックスを示すために使用される。端末デバイスは、第1の時間周波数リソースセットのインデックスに基づいて、N個の確認応答コードブックを送信するために使用されるターゲット時間単位におけるN個の時間周波数リソースを決定してもよい。例えば、この出願のこの実施形態では、端末デバイスは、まず、第2の指示情報を受信し、次いで、第2の指示情報に基づいてP1個の時間周波数リソースセットを決定してもよく、各時間周波数リソースセットは、N個の時間周波数リソースを含む。次いで、端末デバイスは、第3の指示情報を受信し、第3の指示情報に基づいてP1個の時間周波数リソースセット内の第1の時間周波数リソースセットを決定し、最後に、N個の確認応答コードブックを送信するためのN個の時間周波数リソースとして、第1の時間周波数リソースセットに含まれるN個の時間周波数リソースを使用する。第2の指示情報は、上位レイヤシグナリングで搬送されてもよく、第3の指示情報は、ダイナミックスケジューリングシグナリングで搬送されてもよい。例えば、第3の指示情報はDCI内のフィールドである。これはこの出願では限定されない。
第2の例について、上記のプロセスは、N個の時間周波数リソースがPUCCHリソースと呼ばれ、第2の指示情報がPUCCHリソース構成情報と呼ばれ、第3の指示情報がターゲット指示情報と呼ばれる例を使用することにより詳細に記載される。ネットワークデバイスは、PUCCHリソース構成情報を端末デバイスに送信してもよく、複数のPUCCHリソースセットは、PUCCHリソース構成情報を使用することにより構成され、各PUCCHリソースセットはN個のPUCCHリソースを含む。次いで、ネットワークデバイスは、ターゲット指示情報を端末デバイスに送信し、ターゲット指示情報は、PUCCHリソースセットを示すために使用される。最後に、端末デバイスは、リソースセットに対応するN個のPUCCHリソース上でN個の確認応答コードブックを送信する。
第3の例では、ネットワークデバイスは、第4の指示情報及び第5の指示情報を端末デバイスに送信してもよく、第4の指示情報は、N個の時間周波数リソースセットを示すために使用され、各時間周波数リソースセットは、P2個の時間周波数リソースを含み、P2は正の整数であり、第5の指示情報は、N個の時間周波数リソースセットのそれぞれにおける時間周波数リソースのインデックスを示すために使用される。第4の指示情報及び第5の指示情報を受信したとき、端末デバイスは、時間周波数リソースのインデックスに基づいて、N個の確認応答コードブックを送信するために使用されるターゲット時間単位におけるN個の時間周波数リソースを決定してもよい。例えば、この出願のこの実施形態では、端末デバイスは、まず、第4の指示情報を受信し、次いで、第4の指示情報に基づいてN個の時間周波数リソースセットを決定してもよく、各時間周波数リソースセットは、P2個の時間周波数リソースを含み、次いで、第5の指示情報を受信してもよく、第5の指示情報は、N個の時間周波数リソースセットのそれぞれにおけるターゲット時間周波数リソースを示し、N個のターゲット時間周波数リソースを示してもよく、最後に、N個の確認応答コードブックを送信するために使用されるN個の時間周波数リソースとして、示されたN個のターゲット時間周波数リソースを使用してもよい。第4の指示情報は、上位レイヤシグナリングで搬送されてもよく、第5の指示情報は、ダイナミックスケジューリングシグナリングで搬送されてもよい。例えば、第5の指示情報はDCI内のフィールドである。これはこの出願では限定されない。
第3の例について、上記のプロセスは、N個の時間周波数リソースがPUCCHリソースと呼ばれ、第4の指示情報がPUCCHリソース構成情報と呼ばれ、第5の指示情報がターゲット指示情報と呼ばれる例を使用することにより詳細に記載される。ネットワークデバイスは、PUCCHリソース構成情報を端末デバイスに送信してもよく、N個のPUCCHリソースセットは、PUCCHリソース構成情報を使用することにより構成され、各PUCCHリソースセットは、複数のPUCCHリソースを含む。次いで、ネットワークデバイスは、ターゲット指示情報を端末デバイスに送信してもよく、ターゲット指示情報は、N個のPUCCHリソースセット内のN個のPUCCHリソースを示すために使用される。最後に、端末デバイスは、N個のPUCCHリソース上でN個の確認応答コードブックを送信する。
第4の例では、ネットワークデバイスは、第6の指示情報を端末デバイスに送信してもよく、第6の指示情報は、複数の時間周波数リソースセットを示すために使用されてもよく、各時間周波数リソースセットは、複数の時間周波数リソース、例えば、8個の時間周波数リソース〜32個の時間周波数リソースを含んでもよい。N個の確認応答コードブックのそれぞれについて、端末デバイスは以下の動作、すなわち、確認応答コードブックのサイズに基づいて、第6の指示情報により示される複数の時間周波数リソースセットから、確認応答コードブックのサイズに一致する(或いは適合する)ターゲット時間周波数リソースセットを選択することを実行してもよい。次いで、端末デバイスは、PDCCHで搬送されるリソース指示情報と、PDCCHにより占有される制御チャネル要素(control channel element, CCE)の指示とのうち少なくとも1つに基づいて、ターゲット時間周波数リソースセット内の時間周波数リソースを決定し、最後に、時間周波数リソース上で対応する確認応答コードブックを送信してもよい。
第4の例について、上記のプロセスは、時間周波数リソースセットがPUCCHリソースセットと呼ばれ、時間周波数リソースがPUCCHリソースと呼ばれ、各確認応答コードブックのサイズがペイロードサイズ(payload size)と呼ばれる例を使用することにより詳細に記載される。端末デバイスは、まず、ネットワークデバイスにより構成された複数のPUCCHリソースセットを受信し、次いで、各確認応答コードブックでフィードバックされる必要があるACK/NACKの数、すなわち、各確認応答コードブックのペイロードサイズを決定し、各確認応答コードブックのペイロードサイズに基づいてPUCCHリソースセットを選択してもよい。最後に、端末デバイスは、PDCCH上の確認応答リソースインジケータ(ACK/NACK resource indicator, ARI)に基づいて、PUCCHリソースセットからPUCCHリソースを具体的に選択し、最後に、選択されたPUCCHリソース上で確認応答コードブックを送信する。
ステップS204:ネットワークデバイスは、ターゲット時間単位においてN個の時間周波数リソース上でN個の確認応答コードブックを受信する。
ステップS205:ネットワークデバイスは、N個の確認応答コードブックに基づいて、第1のダウンリンクデータを再送するか否かを決定する。
この出願のこの実施形態では、ネットワークデバイスは、N個の確認応答コードブックに基づいて第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報を決定し、第1のダウンリンクデータが端末デバイスにより正しく受信されたか否かを決定してもよい。
この出願の例では、N個の確認応答コードブックで搬送されるMビットの確認応答情報において、1つの確認応答情報が肯定応答情報である場合、ネットワークデバイスは、当該1つの確認応答情報に対応する第1のダウンリンクデータを再送しなくてもよく、或いは、1つの確認応答情報が否定応答情報である場合、ネットワークデバイスは、当該1つの確認応答情報に対応する第1のダウンリンクデータを再送してもよい。
この出願のこの実施形態では、ネットワークデバイスが第1のダウンリンクデータを送信せず、N個の確認応答コードブックにおいて、ダウンリンクデータについての確認応答情報を受信した場合、ネットワークデバイスは、ダウンリンクデータについての確認応答情報に対して処理を実行しなくてもよく、或いは、確認応答情報を破棄することのような動作を実行してもよい点に留意すべきである。
図5に示すように、この出願は、通信方法のための手順を提供する。図5に示す手順では、N個の確認応答コードブックは、第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報を搬送するためにのみ使用されてもよい。図5に示す方法手順は、図2に示す手順において、N個の確認応答コードブックが第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報のみを搬送するために使用される場合の具体的な実現方式でもよい。詳細は以下の通りである。
ステップS501:端末デバイスは、ターゲット時間単位において第1のダウンリンクデータについて送信されるべきMビットの確認応答情報を決定する。
具体的な例については、ステップS201に記載の説明を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
ステップS502:端末デバイスは、第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報をN個のグループの確認応答情報に分割する。
この出願の例では、Nの値が1よりも大きいとき、N個のグループの確認応答情報内のN-1個のグループの確認応答情報のそれぞれは、第1のダウンリンクデータについてのfloor(M/N)ビットの確認応答情報を含んでもよく、N個のグループの確認応答情報内のN-1個のグループの確認応答情報以外の残りのグループの確認応答情報は、第1のダウンリンクデータについてのM-(N-1)*floor(M/N)ビットの確認応答情報を含んでもよい。
具体的には、N個のグループの確認応答情報内の最初のN-1個のグループの確認応答情報のそれぞれは、第1のダウンリンクデータについてのfloor(M/N)ビットの確認応答情報を含んでもよく、N個のグループの確認応答情報内の最後のグループの確認応答情報は、第1のダウンリンクデータについてのM-(N-1)*floor(M/N)ビットの確認応答情報を含んでもよい。
代替として、具体的には、N個のグループの確認応答情報内の最初のグループの確認応答情報は、第1のダウンリンクデータについてのM-(N-1)*floor(M/N)ビットの確認応答情報を含み、N個のグループの確認応答情報内の最後のN-1個のグループの確認応答情報のそれぞれは、第1のダウンリンクデータについてのfloor(M/N)ビットの確認応答情報を含んでもよい。
この出願のこの実施形態では、N個のグループの確認応答情報はN個のインデックスに対応してもよく、インデックス番号は昇順にソートされる点に留意すべきである。インデックス番号が0から始まるとき、最初のN-1個のグループの確認応答情報は、具体的には、インデックス番号が0〜N-2であるN-1個のグループの確認応答情報であり、最後のグループの確認応答情報は、具体的には、インデックス番号がN-1であるグループの確認応答情報であるか、或いは、最初のグループの確認応答情報は、具体的には、インデックス番号が0であるグループの確認応答情報であり、最後のN-1個のグループの確認応答情報は、具体的には、インデックス番号が1〜N-1であるN-1個のグループの確認応答情報である。インデックス番号が1から始まるとき、最初のN-1個のグループの確認応答情報は、具体的には、インデックス番号が1〜N-1であるN-1個のグループの確認応答情報であり、最後のグループの確認応答情報は、具体的には、インデックス番号がNであるグループの確認応答情報であるか、或いは、最初のグループの確認応答情報は、具体的には、インデックス番号が1であるグループの確認応答情報であり、最後のN-1個のグループの確認応答情報は、具体的には、インデックス番号が2〜NであるN-1個のグループの確認応答情報である。
この出願の他の例では、Nの値が1よりも大きいとき、N個のグループの確認応答情報のそれぞれは、第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報を含んでもよい。
この出願の例では、Nの値が1よりも大きいとき、N個のグループの確認応答情報内の第iのグループの確認応答情報は、Mビットの確認応答情報を含んでもよく、Nは1よりも大きい正の整数であり、iはN以下の正の整数である。すなわち、N個のグループの確認応答情報のうち1つのみが、第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報を含み、残りのN-1個のグループの確認応答情報は、第1のダウンリンクデータについての確認応答情報を含まない。iの値は、プロトコルにおいて指定されてもよく、或いは、他の方式で決定されてもよい。これはこの出願では限定されない。
この出願の他の例では、第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報は、第1のダウンリンクデータの時間領域位置に基づいてN個のグループの確認応答情報に分割されてもよい。例えば、第1のダウンリンクデータは、第1のダウンリンクデータの時間領域位置に基づいてN個のグループに分割され、各グループのダウンリンクデータに対応する確認応答情報は、1つのグループの確認応答情報を形成する。したがって、N個のグループのダウンリンクデータは、N個のグループの確認応答情報に対応する。例えば、前半スロットにおけるダウンリンクデータに対応するM1個の確認応答情報の合計は、1つのグループの確認応答情報を形成し、後半スロットにおけるダウンリンクデータに対応するM2個の確認応答情報の合計は、1つのグループの確認応答情報を形成し、M1+M2の値はMである。
ステップS503:端末デバイスは、N個のグループの確認応答情報に基づいて、N個の確認応答コードブックを決定する。
この出願のこの実施形態では、端末デバイスは、ステップS502においてN個のグループの確認応答情報を使用することにより、N個の確認応答コードブックを直接生成してもよい。言い換えると、各グループの確認応答情報は確認応答コードブックである。
ステップS504:端末デバイスは、N個の確認応答コードブックについての時間周波数リソースを決定し、時間周波数リソース上でN個の確認応答コードブックを送信する。
具体例については、ステップS203に記載の説明を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
ステップS505:ネットワークデバイスは、N個の確認応答コードブックを受信する。
ステップS506:ネットワークデバイスは、N個の確認応答コードブックに基づいて、第1のダウンリンクデータを再送するか否かを決定する。
この出願のこの実施形態では、ネットワークデバイスは、N個の確認応答コードブックに基づいて第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報を決定し、第1のダウンリンクデータが正しく送信されたか否かを決定する。
この出願のこの実施形態では、ステップS501〜ステップS506の実行順序は限定されず、ステップS502及びステップS503は1つのステップに組み合わされてもよい点に留意すべきである。組み合わせの後に取得されるステップは以下の通りでもよい。端末デバイスは、N個の確認応答コードブックを生成し、N個の確認応答コードブックは、N個のグループの確認応答情報を搬送するために使用され、N個のグループの確認応答情報は、第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報に基づいて生成される。
この出願のこの実施形態では、ターゲット時間単位において送信されるべき複数の確認応答情報は複数のグループに分割され、複数の確認応答コードブックが生成され、複数の確認応答コードブックは複数の時間周波数リソース上でフィードバックされる。この場合、端末デバイスにより早く到着するダウンリンクデータについての確認応答コードブックをフィードバックするために使用される時間周波数リソースは、時間領域において、端末デバイスにより遅く到着するダウンリンクデータについての確認応答コードブックをフィードバックするために使用される時間周波数リソースの前に位置する。全てのダウンリンクデータについての確認応答コードブックが取得され、次いで、時間周波数リソース上で同時にフィードバックされる方式と比較して、この実施形態は、フィードバック遅延を低減できる。
一例では、端末デバイスは、以下の方式で確認応答情報をフィードバックしてもよい。端末デバイスは、まず、ターゲット時間単位において第2のダウンリンクデータについてフィードバックされるべき確認応答コードブックが存在するか否かを決定し、ターゲット時間単位において第2のダウンリンクデータについてフィードバックされるべき確認応答コードブックが存在する場合、端末デバイスは、第2のダウンリンクデータについての確認応答コードブックの後に第1のダウンリンクデータについての確認応答情報を追加し、或いは、ターゲット時間単位において第2のダウンリンクデータについてフィードバックされるべき確認応答コードブックが存在しない場合、端末デバイスは、第1のダウンリンクデータについての確認応答コードブックを別々に生成する。しかし、この出願における図5に示す手順では、ターゲット時間単位において第2のダウンリンクデータについてフィードバックされるべき確認応答コードブックが存在するか否かにかかわらず、端末デバイスは、第1のダウンリンクデータについての確認応答コードブックを直接生成し、ターゲット時間単位において第1のダウンリンクデータについての確認応答コードブックを別々にフィードバックする。この出願のこの実施形態では、第1のダウンリンクデータについての確認応答情報は別々にフィードバックされ、通常にスケジューリングされる第2のダウンリンクデータについてのフィードバック情報の後に追加されず、第1のダウンリンクデータについての確認応答情報の信頼性を確保する。
さらに、確認応答情報のビットの数は、第1のダウンリンクデータの周期P及びターゲット時間単位の長さQに基づいて計算され、1ビットの確認応答情報のみがフィードバックされるという従来技術の技術的欠点を克服し、いくつかのダウンリンクデータについての確認応答情報がフィードバックできないという問題を解決し、それにより、データ送信効率を改善する。
図6aに示すように、この出願は、通信方法のための手順を提供する。図6aに示す手順では、N個のコードブックは、第1のダウンリンクデータについての確認応答情報及び第2のダウンリンクデータについての確認応答情報を搬送するために使用される。具体的には、N個のコードブックは、第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報及び第2のダウンリンクデータについての確認応答情報を搬送するために使用される。例えば、図6aに示す方法の手順は、図2における手順において、N個の確認応答コードブックが第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報及び第2のダウンリンクデータについての確認応答情報の双方を搬送するために使用される場合の具体的な実現方式でもよい。詳細は以下の通りである。
ステップS601:端末デバイスは、ターゲット時間単位において送信されるべきMビットの確認応答情報を決定する。
Mビットの確認応答情報を決定するプロセスについては、図2におけるステップS201に記載の説明を参照する。
ステップS602:端末デバイスは、第2のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報を決定する。
この出願の例では、端末デバイスは、第2のダウンリンクデータの時間領域位置に基づいて、第2のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報を決定してもよい。具体的には、第2のダウンリンクデータは、第2のダウンリンクデータにより占有される時間領域位置に基づいてN個のグループに分割されてもよく、各グループの第2のダウンリンクデータは1つのグループの確認応答情報に対応する。このように、第2のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報が生成できる。例えば、時間領域の位置が前半スロットにある第2のダウンリンクデータは1つのグループを形成し、時間領域の位置が後半スロットにある第2のダウンリンクデータは1つのグループを形成する。このように、合計で2つのグループの確認応答情報が生成される。第2のダウンリンクデータの時間領域位置は、第2のダウンリンクデータに対応するDCIを使用することにより示されてもよい。
この出願の他の例では、端末デバイスは、第2のダウンリンクデータにより占有される時間領域長に基づいて、第2のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報を決定してもよい。具体的には、第2のダウンリンクデータは、第2のダウンリンクデータにより占有される時間領域長に基づいてN個のグループに分割されてもよい。例えば、時間領域長がいくつかの値(例えば、2シンボル、4シンボル及び7シンボル)に対応する第2のダウンリンクデータは1つのグループにグループ化されてもよく、時間領域長がいくつかの他の値(例えば、7つ以上のシンボル)に対応する第2のダウンリンクデータは、1つのグループにグループ化される。このように、合計で2つのグループの確認応答情報が生成される。第2のダウンリンクデータにより占有される時間領域長は、第2のダウンリンクデータに対応するDCIを使用することにより示されてもよい。このように、異なるグループのフィードバック情報が、異なる時間領域長を有する第2のダウンリンクデータについて生成されてもよく、別々にフィードバックされ、異なるサービスの遅延及び信頼性の要件を満たしてもよい。例えば、より短い時間領域長を有する第2のダウンリンクデータは、より緊急なサービス、例えば、超高信頼性及び低遅延通信(ultra-reliable and low-latency communication, URLLC)サービスのデータでもよく、より長い時間領域長を有する第2のダウンリンクデータは、より低い遅延要件を有するサービス、例えば、拡張移動ブロードバンド(enhanced mobile broadband, eMBB)サービスのデータでもよい。異なる時間領域長を有する第2のダウンリンクデータに対応するフィードバック情報は、別々のフィードバックのためにグループに分割され、それにより、URLLCサービスのフィードバック情報の遅延及び信頼性が確保できる。
この出願の他の例では、端末デバイスは、第2のダウンリンクデータのマッピングタイプに基づいて、第2のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報を決定してもよい。具体的には、マッピングタイプがタイプAである第2のダウンリンクデータは1つのグループにグループ化されてもよく、マッピングタイプがタイプBである第2のダウンリンクデータは1つのグループにグループ化されてもよい。このように、合計で2つのグループの確認応答情報が生成される。第2のダウンリンクデータのマッピングタイプは、第2のダウンリンクデータに対応するDCIを使用することにより示されてもよい。このように、異なるグループのフィードバック情報が、異なるマッピングタイプを有する第2のダウンリンクデータについて生成されてもよく、別々にフィードバックされ、異なるサービスの遅延及び信頼性の要件を満たしてもよい。例えば、マッピングタイプがタイプAである第2のダウンリンクデータは、より緊急なサービスのデータ、例えば、URLLCサービスのデータでもよく、マッピングタイプがタイプBである第2のダウンリンクデータは、より低い遅延要件を有するサービスのデータ、例えば、eMBBサービスのデータでもよい。異なるマッピングタイプを有する第2のダウンリンクデータに対応するフィードバック情報は、別々のフィードバックのためにグループに分割され、それにより、URLLCサービスのフィードバック情報の遅延及び信頼性が確保できる。
この出願の具体的な実現方式では、例えば、第2のダウンリンクデータのマッピングタイプがタイプAであることは、第2のダウンリンクデータに対応する復調参照信号(demodulation reference signal, DMRS)がスロットにおける第3又は第4のシンボルを占有することを意味してもよく、第2のダウンリンクデータのマッピングタイプがタイプBであることは、第2のダウンリンクデータに対応するDMRSが第2のダウンリンクデータにより占有される時間領域リソース上の最初のシンボルを占有することを意味してもよい。eMBBサービスのデータ遅延要件はそれほど高くないので、ほとんどの場合、スケジューリングはスロットの単位で実行される。データ復調を容易にするために、データに対応するDMRSは、通常ではスロットにおける第2又は第3のシンボルに固定される。URLLCサービスのデータ遅延要件は比較的高いので、ほとんどの場合、スケジューリングはシンボルの単位で実行される。スケジューリングされたデータは、スロットにおけるいずれかの位置にあってもよい。データ復調を容易にするために、データに対応するDMRSの位置は、データにより占有される時間領域リソースによって変化し、データにより占有される時間領域リソース上の最初のシンボルに固定される。
この出願のこの実施形態では、端末デバイスは、第2のダウンリンクデータに対応するDCIフォーマットに基づいて、第2のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報を決定してもよい。具体的には、1つ以上のDCIフォーマットに対応する第2のダウンリンクデータは1つのグループにグループ化されてもよく、各グループの第2のダウンリンクデータは1つのグループの確認応答情報に対応する。このように、第2のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報が生成できる。例えば、DCIフォーマット1に対応する第2のダウンリンクデータは1つのグループにグループ化され、DCIフォーマット2に対応する第2のダウンリンクデータは1つのグループにグループ化される。このように、合計で2つのグループの確認応答情報が生成される。このように、異なるグループのフィードバック情報が、異なるDCIフォーマットでスケジューリングされた第2のダウンリンクデータについて生成されてもよく、別々にフィードバックされ、異なるサービスの遅延及び信頼性の要件を満たしてもよい。例えば、DCIフォーマット1に対応する第2のダウンリンクデータは、より緊急なサービスのデータ、例えば、URLLCサービスのデータでもよく、DCIフォーマット2でスケジューリングされた第2のダウンリンクデータは、より低い遅延要件を有するサービスのデータ、例えば、eMBBサービスのデータでもよい。異なるDCIフォーマットでスケジューリングされた第2のダウンリンクデータに対応するフィードバック情報は、別々のフィードバックのためにグループに分割され、それにより、URLLCサービスのフィードバック情報の遅延及び信頼性が確保できる。
この出願の更に他の例では、端末デバイスは、第2のダウンリンクデータに対応するDCIのスクランブリング方式に基づいて、第2のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報を決定してもよい。具体的には、第2のダウンリンクデータは、DCIの異なるスクランブリング方式に基づいてN個のグループに分割されてもよく、各グループの第2のダウンリンクデータは1つのグループの確認応答情報に対応する。このように、第2のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報が生成できる。例えば、スクランブリング方式1でスクランブリングされたDCIに対応する第2のダウンリンクデータは1つのグループにグループ化され、スクランブリング方式2でスクランブリングされたDCIに対応する第2のダウンリンクデータは1つのグループにグループ化される。このように、合計で2つのグループの確認応答情報が生成される。DCIは、具体的には、無線ネットワーク一時識別子(radio network temporary identifier, RNTI)を使用することによりスクランブリングされてもよい。すなわち、異なるRNTIを使用することによりスクランブリングされたDCIを使用することによりスケジューリングされた第2のダウンリンクデータは、異なるグループに対応する。このように、異なるグループのフィードバック情報が、異なるRNTIを使用することによりスクランブリングされたDCIを使用することによりスケジューリングされた第2のダウンリンクデータについて生成されてもよく、別々にフィードバックされ、異なるサービスの遅延及び信頼性の要件を満たしてもよい。例えば、RNTI1を使用することによりスクランブリングされたDCIを使用することによりスケジューリングされた第2のダウンリンクデータは、より緊急なサービスのデータ、例えば、URLLCサービスのデータでもよく、RNTI2を使用することによりスクランブリングされたDCIを使用することによりスケジューリングされた第2のダウンリンクデータは、より低い遅延要件を有するサービスのデータ、例えば、eMBBサービスのデータでもよい。
この出願の他の例では、端末デバイスは、第2のダウンリンクデータに対応する確認応答情報が位置する時間領域間隔位置に基づいて、第2のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報を決定してもよい。具体的には、対応する確認応答情報が時間領域間隔に位置する第2のダウンリンクデータは1つのグループにグループ化され、合計でN個のグループを取得してもよく、各グループの第2のダウンリンクデータは1つのグループの確認応答情報に対応する。このように、第2のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報が生成できる。例えば、対応する確認応答情報が前半スロットに位置する第2のダウンリンクデータは1つのグループにグループ化され、対応する確認応答情報が後半スロットに位置する第2のダウンリンクデータは1つのグループにグループ化される。1つのグループの確認応答情報は、各グループの第2のダウンリンクデータについて生成される。このように、合計で2つのグループの確認応答情報が生成される。このように、異なるグループのフィードバック情報が、第2のダウンリンクデータについての確認応答情報が位置する異なる時間領域間隔位置に基づいて生成されてもよく、別々にフィードバックされ、異なるサービスの遅延要件を満たしてもよい。前半スロットにおいて第2のダウンリンクデータについてフィードバックできる確認応答情報は、後半スロットにおいてフィードバックされる確認応答情報と共にフィードバックされる必要はなく、それにより、フィードバック遅延を低減する。第2のダウンリンクデータに対応する確認応答情報が位置する時間領域間隔位置は、第2のダウンリンクデータに対応するDCIに基づいて決定されてもよい。例えば、いくつかの第2のダウンリンクデータのDCIは、第1の時間領域間隔において第2のダウンリンクデータについての確認応答情報をフィードバックすることを示し、いくつかの他の第2のダウンリンクデータのDCIは、第2の時間領域間隔において第2のダウンリンクデータについての確認応答情報をフィードバックすることを示す。
ステップS603:端末デバイスは、第2のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報及び第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報に基づいて、N個の確認応答コードブックを決定する。
この出願のこの実施形態では、端末デバイスは、まず、第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報を、第1のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報に分割し、次いで、第2のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報の後又は前に、第1のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報をそれぞれ追加し、送信されるべき最終的なN個の確認応答コードブックを形成してもよい。端末デバイスが第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報を第1のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報に分割するプロセスについては、図5におけるステップS502の説明を参照する。第2のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報を決定するプロセスについては、ステップS602の説明を参照する。
この出願のこの実施形態では、送信されるべきN個の確認応答コードブックは、上記の方法に従って形成されると仮定する。各確認応答コードブックに含まれる第1のダウンリンクデータについての確認応答情報の数については、図2におけるステップS202の説明を参照する。詳細はここでは再び説明しない。この出願のこの実施形態では、送信されるべき形成されたN個の確認応答コードブックのいずれか1つは、第1のダウンリンクデータについての確認応答情報のみを含んでもよく、或いは、第2のダウンリンクデータについての確認応答情報のみを含んでもよく、或いは、第1のダウンリンクデータについての確認応答情報及び第2のダウンリンクデータについての確認応答情報の双方を含んでもよい点に留意すべきである。
例えば、この出願のこの実施形態では、ステップS202において「N個の確認応答コードブックのうち1つのみが、第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報を含み、残りのN-1個の確認応答コードブックは、第1のダウンリンクデータについての確認応答情報を含まない」という説明に対する具体的な実現方式が提供される。例えば、この出願のこの実施形態では、上記の方法に従って形成されたN個の確認応答コードブックは、インデックスの昇順にソートされ、別々に、第1の確認応答コードブック、第2の確認応答コードブック、...、及び第N個の確認応答コードブックである。この場合、第1の確認応答コードブックは、第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報を含んでもよく、第2の確認応答コードブック〜第Nの確認応答コードブックのうちいずれか1つは、第1のダウンリンクデータについての確認応答情報を含まなくてもよく、すなわち、Mビットの確認応答情報は、第2のダウンリンクデータについての第1のグループの確認応答情報の後又は前に追加され、第1の確認応答コードブックを形成し、第2のダウンリンクデータについての第2のグループの確認応答情報〜第2のダウンリンクデータについての第Nのグループの確認応答情報は、第2の確認応答コードブック〜第Nの確認応答コードブックを直接形成する。代替として、第Nの確認応答コードブックは、第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報を含んでもよく、第1の確認応答コードブック〜第(N-1)の確認応答コードブックのそれぞれは、第1のダウンリンクデータについての確認応答情報を含まず、すなわち、第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報は、第2のダウンリンクデータについての第Nのグループの確認応答情報の後又は前に追加され、第Nの確認応答コードブックを形成し、第2のダウンリンクデータについての第1のグループの確認応答情報〜第2のダウンリンクデータについての第(N-1)グループの確認応答情報は、第2の確認応答コードブック〜第(N-1)の確認応答コードブックを直接形成する。
他の例では、この出願のこの実施形態では、ステップS202において「N個の確認応答コードブックのそれぞれは、第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報を含んでもよい」という説明に対する具体的な実現方式が提供される。同様に、この出願のこの実施形態では、上記の方法に従って形成されたN個の確認応答コードブックは、インデックスの昇順にソートされ、別々に、第1の確認応答コードブック、第2の確認応答コードブック、...、及び第N個の確認応答コードブックである。第1の確認応答コードブック〜第Nの確認応答コードブックは、Mビットの確認応答情報を含んでもよく、すなわち、Mビットの確認応答情報は、第2のダウンリンクデータについての各グループの確認応答情報の後又は前に追加され、第1の確認応答コードブック〜第Nの確認応答コードブックを形成する。
ステップS604:端末デバイスは、N個の確認応答コードブックに対応するN個の時間周波数リソースを決定し、N個の時間周波数リソース上でN個の確認応答コードブックをネットワークデバイスに送信する。
N個の確認応答コードブックに対応するN個の時間周波数リソースを決定し、N個の時間周波数リソース上でN個の確認応答コードブックをネットワークデバイスに送信するプロセスについては、図2におけるステップS203の説明を参照する。
ステップS605:ネットワークデバイスは、N個の確認応答コードブックを受信する。
ステップS606:ネットワークデバイスは、N個のグループの確認応答コードブックに基づいて、第1のダウンリンクデータ及び第2のダウンリンクデータを再送するか否かを決定する。
この出願のこの実施形態では、第1のダウンリンクデータに対応するコードブック内の確認応答情報がACKである場合、第1のダウンリンクデータは再送されなくてもよく、或いは、第1のダウンリンクデータに対応するコードブック内の確認応答情報がNACKである場合、第1のダウンリンクデータが再送される。同様に、第2のダウンリンクデータに対応する確認応答コードブック内の確認応答情報がACKである場合、第2のダウンリンクデータは再送されなくてもよく、或いは、第2のダウンリンクデータに対応する確認応答コードブック内の確認応答情報がNACKである場合、第2のダウンリンクデータが再送される。
この出願のこの実施形態では、第1のダウンリンクデータについてのフィードバック情報は、通常にスケジューリングされる第2のダウンリンクデータについてのフィードバック情報の後又は前に追加され、次いで、通常にスケジューリングされる第2のダウンリンクデータについてのフィードバック情報と共にフィードバックされ、実現の複雑さを低減する。
この出願のこの実施形態では、フィードバックされる確認応答情報のビットの数は、第1のダウンリンクデータの周期P及びターゲット時間単位の長さQに基づいて計算され、1ビットの確認応答情報のみがフィードバックされることを回避し、フィードバック信頼性を確保する。
図6bに示すように、この出願は、通信方法のための手順を提供する。図6bに示す手順では、N個のコードブックは、第1のダウンリンクデータについての確認応答情報及び第2のダウンリンクデータについての確認応答情報を搬送するために使用される。例えば、図6bに示す方法の手順は、図2における手順において、N個の確認応答コードブックが第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報及び第2のダウンリンクデータについての確認応答情報の双方に使用される場合の具体的な実現方式でもよい。詳細は以下の通りである。
ステップS6601:端末デバイスは、第2のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報を決定する。
この出願のこの実施形態では、第2のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報を決定するプロセスについては、図6aにおけるステップS602の説明を参照する。
ステップS6602:端末デバイスは、第1のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報を決定する。
この出願のこの実施形態では、端末デバイスにより、第1のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報を決定することは、ステップS6601において、端末デバイスが第2のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報を決定するプロセスに関連する。以下に具体例を参照して説明を提供する。
この出願の例では、ステップS6601において、端末デバイスが、第2のダウンリンクデータの時間領域位置に基づいて、第2のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報を決定する場合、端末デバイスはまた、第1のダウンリンクデータの時間領域位置に基づいて、第1のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報を決定する。具体的には、第2のダウンリンクデータが、第2のダウンリンクデータにより占有される時間領域位置に基づいてN個のグループに分割される場合、第1のダウンリンクデータもまた、第1のダウンリンクデータの時間領域位置に基づいてN個のグループに分割され、各グループの第1のダウンリンクデータは1つのグループの確認応答情報に対応する。このように、第1のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報が生成できる。例えば、時間領域の位置が前半スロットにある第1のダウンリンクデータは1つのグループを形成し、時間領域の位置が後半スロットにある第1のダウンリンクデータは1つのグループを形成し、1つのグループの確認応答情報が各グループの第1のダウンリンクデータについて生成される。このように、合計で2つのグループの確認応答情報が生成される。第1のダウンリンクデータの時間領域位置は、第1のダウンリンクデータに対応するアクティベーションDCIを使用することにより示されてもよく、或いは、上位レイヤシグナリングを使用することにより構成されてもよい。
この出願の他の例では、ステップS6601において、端末デバイスが、第2のダウンリンクデータにより占有される時間領域長に基づいて、第2のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報を決定する場合、端末デバイスはまた、同じ時間領域長に基づく分割方法を使用し、第1のダウンリンクデータにより占有される時間領域長に基づいて、第1のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報を決定する。例えば、時間領域長がいくつかの値(例えば、2シンボル、4シンボル及び7シンボル)に対応する第1のダウンリンクデータは1つのグループにグループ化されてもよく、時間領域長がいくつかの他の値(例えば、7つ以上のシンボル)に対応する第1のダウンリンクデータは、1つのグループにグループ化される。このように、合計で2つのグループの確認応答情報が生成される。第1のダウンリンクデータにより占有される時間領域長は、第1のダウンリンクデータに対応するアクティベーションDCIを使用することにより示されてもよく、或いは、上位レイヤシグナリングを使用することにより構成されてもよい。
この出願の他の例では、ステップS6601において、端末デバイスが、第2のダウンリンクデータのマッピングタイプに基づいて、第2のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報を決定する場合、端末デバイスはまた、同じマッピングタイプに基づく分割方法を使用し、第1のダウンリンクデータのマッピングタイプに基づいて、第1のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報を決定する。例えば、マッピングタイプがタイプAである第1のダウンリンクデータは1つのグループにグループ化されて、マッピングタイプがタイプBである第1のダウンリンクデータは1つのグループにグループ化される。このように、合計で2つのグループの確認応答情報が生成される。第1のダウンリンクデータのマッピングタイプは、第1のダウンリンクデータに対応するDCIを使用することにより示されてもよく、或いは、上位レイヤシグナリングを使用することにより構成されてもよい。
この出願の他の例では、ステップS6601において、端末デバイスが、第2のダウンリンクデータに対応するDCIフォーマットに基づいて、第2のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報を決定する場合、端末デバイスはまた、同じDCIフォーマットに基づく分割方法を使用し、第1のダウンリンクデータに対応するDCIフォーマットに基づいて、第1のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報を決定する。例えば、1つ以上のDCIフォーマットに対応する第1のダウンリンクデータは1つのグループにグループ化され、合計でN個のグループを取得してもよく、各グループの第1のダウンリンクデータは1つのグループの確認応答情報に対応する。このように、第1のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報が生成できる。例えば、DCIフォーマット1に対応する第1のダウンリンクデータは1つのグループにグループ化され、DCIフォーマット2に対応する第1のダウンリンクデータは1つのグループにグループ化され、1つのグループの確認応答情報が各グループの第1のダウンリンクデータについて生成される。このように、合計で2つのグループの確認応答情報が生成される。
この出願の他の例では、ステップS6601において、端末デバイスが、第2のダウンリンクデータに対応するDCIのスクランブリング方式に基づいて、第2のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報を決定する場合、端末デバイスはまた、同じDCIスクランブリング方式に基づく分割方式を使用し、第1のダウンリンクデータに対応するDCIのスクランブリング方式に基づいて、第1のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報を決定する。具体的には、1つ以上のスクランブリング方式でスクランブリングされたDCIに対応する第1のダウンリンクデータは1つのグループにグループ化され、合計でN個のグループを取得してもよく、各グループの第1のダウンリンクデータは1つのグループの確認応答情報に対応する。このように、第1のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報が生成できる。例えば、スクランブリング方式1でスクランブリングされたDCIに対応する第1のダウンリンクデータは1つのグループにグループ化され、スクランブリング方式2でスクランブリングされたDCIに対応する第2のダウンリンクデータは1つのグループにグループ化される。このように、合計で2つのグループの確認応答情報が生成される。DCIは、無線ネットワーク一時識別子(radio network temporary identifier, RNTI)を使用することによりスクランブリングされてもよい。
この出願の他の例では、ステップS6601において、端末デバイスが、第2のダウンリンクデータに対応する確認応答情報が位置する時間領域間隔位置に基づいて、第2のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報を決定する場合、端末デバイスはまた、確認応答情報が位置する時間領域間隔位置に基づいて分割を実行するための同じ方法を使用し、第1のダウンリンクデータに対応する確認応答情報が位置する時間領域間隔位置に基づいて、第1のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報を決定する。具体的には、対応する確認応答情報が時間領域間隔に位置する第1のダウンリンクデータは1つのグループにグループ化され、合計でN個のグループを取得してもよく、各グループの第1のダウンリンクデータは1つのグループの確認応答情報に対応する。このように、第1のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報が生成できる。例えば、対応する確認応答情報が前半スロットに位置する第1のダウンリンクデータは1つのグループにグループ化され、対応する確認応答情報が後半スロットに位置する第1のダウンリンクデータは1つのグループにグループ化される。このように、合計で2つのグループの確認応答情報が生成される。第1のダウンリンクデータに対応する確認応答情報が位置する時間領域間隔位置は、第1のダウンリンクデータに対応するDCIに基づいて決定されてもよく、或いは、上位レイヤシグナリングを使用することにより構成されてもよい。例えば、いくつかの第1のダウンリンクデータのDCIは、第1の時間領域間隔において第1のダウンリンクデータについての確認応答情報をフィードバックすることを示し、いくつかの他の第1のダウンリンクデータのDCIは、第2の時間領域間隔において第1のダウンリンクデータについての確認応答情報をフィードバックすることを示す。
ステップS6603:端末デバイスは、第2のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報及び第1のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報に基づいて、N個の確認応答コードブックを決定する。
この出願のこの実施形態では、端末デバイスは、第2のダウンリンクデータについての対応するN個のグループの確認応答情報の後又は前に、第1のダウンリンクデータについてのN個のグループの確認応答情報を追加し、送信されるべき最終的なN個の確認応答コードブックを形成する。
ステップS6604:端末デバイスは、N個の確認応答コードブックに対応するN個の時間周波数リソースを決定し、N個の時間周波数リソース上でN個の確認応答コードブックをネットワークデバイスに送信する。
N個の時間周波数リソースを決定するプロセスについては、図2におけるステップS203の説明を参照する。
ステップS6605:ネットワークデバイスは、N個の時間周波数リソース上でN個の確認応答コードブックを受信する。
ステップS6606:ネットワークデバイスは、N個の確認応答コードブックに基づいて、第1のダウンリンクデータ及び第2のダウンリンクデータを再送するか否かを決定する。
この出願のこの実施形態では、第1のダウンリンクデータについてのフィードバック情報は、通常にスケジューリングされる第1のダウンリンクデータについてのフィードバック情報の後又は前に追加され、次いで、通常にスケジューリングされる第2のダウンリンクデータについてのフィードバック情報と共にフィードバックされ、実現の複雑さを低減する。
この出願の実施形態では、ネットワークデバイスは、指示情報を送信してもよく、指示情報は、上位レイヤシグナリングで搬送されてもよく、指示情報は、図5に示す方法に従って確認応答情報を送信するように、或いは、図6a又は図6bに示す方法に従って確認応答情報を送信するように、端末デバイスに命令するために使用される。対応して、ネットワークデバイスはまた、図5、図6a又は図6bに示す方法に従って確認応答情報を受信する。
図7A及び図7Bは、この出願による通信方法のフローチャートである。フローチャートにおけるネットワークデバイスは、図1に示すネットワークデバイス101でもよく、端末デバイスは、図1に示す端末デバイス102でもよい。この出願において、ネットワークデバイスの機能は、代替としてネットワークデバイスで使用されるチップを使用することにより実現されてもよく、端末デバイスの機能は、代替として端末デバイスで使用されるチップを使用することにより実現されてもよいことが理解され得る。手順は以下の通りでもよい。
ステップS701:端末デバイスは、第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報を決定する。
Mビットの確認応答情報を決定するプロセスについては、図2におけるステップS201の説明を参照する。
ステップS702:端末デバイスは、Mビットの確認応答情報をN1個のグループの確認応答情報に分割する。
各グループの確認応答情報は、1つの時間周波数リソースに対応し、N1個のグループの確認応答情報は、合計でN1個の時間周波数リソースに対応する。N1個の時間周波数リソースを決定するプロセスについては、図2におけるステップS203を参照する。
ステップS703:端末デバイスは、第2のダウンリンクデータについての確認応答情報を決定する。
ステップS704:端末デバイスは、第2のダウンリンクデータについての確認応答情報をN2個のグループの確認応答情報に分割する。
各グループの確認応答情報は、1つの時間周波数リソースに対応し、N2個のグループの確認応答情報は、合計でN2個の時間周波数リソースに対応する。N2個の時間周波数リソースを決定するプロセスについては、図2におけるステップS203を参照する。
ステップS705:端末デバイスは、N1個の時間周波数リソースとN2個の時間周波数リソースとの間の重複関係に基づいてN個の時間周波数リソースを決定する。
N1個の時間周波数リソースがN2個の時間周波数リソースと全く重複しない場合、Nの値はN1とN2との和である。対応して、N個の時間周波数リソースは、N1個の時間周波数リソース及びN2個の時間周波数リソースである。
N1個の時間周波数リソースがN2個の時間周波数リソースと重複する場合、Nの値はN1とN2との和よりも小さい。対応して、N個の時間周波数リソースは、3つの部分、すなわち、N1個の時間周波数リソース内にあり且つN2個の時間周波数リソースと重複しないK1個の時間周波数リソース、N2個の時間周波数リソース内にあり且つN1個の時間周波数リソースと重複しないK2個の時間周波数リソース、及びN1個の時間周波数リソースとN2個の時間周波数リソースとの間のK3個の重複する時間周波数リソースを含む。K3個の時間周波数リソースは、シグナリングを使用することにより通知されてもよく、或いは、プロトコルにおいて予め定義されてもよい。この出願のこの実施形態では、N1個の時間周波数リソースがN2個の時間周波数リソースと重複することは、N1個の時間周波数リソースがN2個の時間周波数リソースと完全に重複すること、又はN1個の時間周波数リソースがN2個の時間周波数リソースと部分的に重複することでもよい点に留意すべきである。
ステップS706:端末デバイスは、N個の確認応答コードブックを決定する。
N個の確認応答コードブックはN個の時間周波数リソースに対応し、各時間周波数リソースは1つの確認応答コードブックを搬送するために使用される。
この出願のこの実施形態では、確認応答コードブックは、第1のダウンリンクデータについての確認応答情報のみを搬送するために使用されてもよく、或いは、第2のダウンリンクデータについての確認応答情報のみを搬送するために使用されてもよく、或いは、第1のダウンリンクデータについての確認応答情報及び第2のダウンリンクデータについての確認応答情報の双方を搬送するために使用されてもよい。
この出願の例では、N個の時間周波数リソース内の時間周波数リソースqについて、時間周波数リソースqが、N1個の時間周波数リソースとN2個の時間周波数リソースとの間の重複する時間周波数リソースに基づいて再決定される時間周波数リソースである場合、時間周波数リソースqに対応する確認応答コードブックは、第1のダウンリンクデータについての確認応答情報及び第2のダウンリンクデータについての確認応答情報の双方を搬送するために使用されてもよい。時間周波数リソースqがN1個の時間周波数リソース内の時間周波数リソースである場合、時間周波数リソースqに対応する確認応答コードブックは、第1のダウンリンクデータに対応する確認応答情報を搬送するために使用されてもよい。時間周波数リソースqがN2個の時間周波数リソース内の時間周波数リソースである場合、時間周波数リソースqに対応する確認応答コードブックは、第2のダウンリンクデータについての確認応答情報を搬送するために使用されてもよい。
この出願の他の例では、N1個の時間周波数リソース内の時間周波数リソースpについて、時間周波数リソースpがN2個の時間周波数リソース内の複数の時間周波数リソースと重複する場合、重複は完全な重複又は部分的な重複でもよい。この場合、時間周波数リソースpに対応する第1のダウンリンクデータについての確認応答情報は、N2個の時間周波数リソース内の複数の時間周波数リソースのうち1つに対応する第2のダウンリンクデータについての確認応答情報の前又は後に追加され、確認応答コードブックを形成してもよく、或いは、時間周波数リソースpに対応する第1のダウンリンクデータについての確認応答情報は、N2個の時間周波数リソース内の複数の時間周波数リソースのそれぞれに対応する第2のダウンリンクデータについての確認応答情報の前又は後に追加され、複数の確認応答コードブックを形成してもよい。例えば、この出願のこの実施形態では、N2個の時間周波数リソース内で、時間周波数リソースpと重複する時間周波数リソースは、別々に、第1の時間周波数リソース、第2の時間周波数リソース、...、及び第Rの時間周波数リソースである。この場合、この出願のこの実施形態では、時間周波数リソースpに対応する第1のダウンリンクデータについての確認応答情報は、第Iの時間周波数リソースに対応する第2のダウンリンクデータについての確認応答情報のみの前又は後に追加され、肯定応答コードブックを形成してもよく、Iは1以上R以下の正の整数である。代替として、この出願のこの実施形態では、時間周波数リソースpに対応する第1のダウンリンクデータについての確認応答情報は、第1の時間周波数リソース〜第Rの時間周波数リソースのそれぞれに対応する第2のダウンリンクデータについての確認応答情報の後又は前に追加され、複数の確認応答コードブックを形成してもよい。
この出願のこの実施形態では、第1の時間周波数リソース〜第Rの時間周波数リソースのソート順序は限定されない点に留意すべきである。R個の時間周波数リソースは、まず時間領域内で、次いで周波数領域内でソートされてもよく、まず周波数領域内で、次いで時間領域内でソートされてもよく、或いは、他の規則に従ってソートされてもよい。これはここでは限定されない。
この出願の更に他の例では、N1個の時間周波数リソース内の時間周波数リソースpについて、時間周波数リソースpがN2個の時間周波数リソース内の時間周波数リソースrと重複する場合、時間周波数リソースpに対応する第1のダウンリンクデータについての確認応答情報は、時間周波数リソースrに対応する第2のダウンリンクデータについての確認応答情報の前又は後に追加され、確認応答コードブックを形成してもよい。
ステップS707:端末デバイスは、N個の時間周波数リソース上でN個の確認応答コードブックを送信する。
ステップS708:ネットワークデバイスは、N個の時間周波数リソース上でN個の確認応答コードブックを受信する。
ステップS709:ネットワークデバイスは、受信したN個の確認応答コードブックに基づいて、第1のダウンリンクデータ及び第2のダウンリンクデータを再送するか否かを決定する。
この出願の図2、図5、図6a、図6b、又は図7A及び図7Bに示す手順において、ネットワークデバイスは、ハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic repeat reQuest, HARQ)技術を使用することによりダウンリンクデータを送信してもよい点に留意すべきである。対応して、端末デバイスによりフィードバックされる確認応答コードブックは、具体的にはHARQ-ACKコードブックでもよい。
HARQ技術は、前方誤り訂正(forward error correction, FEC)符号化と自動再送要求(automatic repeat request, ARQ)とを組み合わせることにより形成された技術である。主な原理は以下の通りである。送信端は、FECを通じて冗長情報を追加し、それにより、受信端はいくつかのエラーを訂正でき、受信端により訂正できないエラーについて、再送が実行される。動作プロセスは、具体的には以下の通りである。送信端はデータパケットを受信端に送信し、データパケットは誤り訂正に使用される冗長情報を搬送する。データパケットを受信した後に、受信端は、検査コード(例えば、CRCコード)を使用することにより、受信したデータパケットがエラーを有するか否かを検査する。検査においてエラーが見つからない場合、受信端は肯定応答情報(例えば、ACK)を送信端に送信し、肯定応答情報を受信した後に、送信端は次のデータパケットを送信し続ける。検査においてエラーが見つかり、エラーが修正できない場合、受信端は否定応答情報(例えば、NACK)を送信端に送信し、送信端はデータパケットを再送する。この出願の実施形態では、HARQ-ACK確認応答コードブックに含まれる確認応答情報は、受信端により送信された肯定応答情報及び/又は否定応答情報を含んでもよい。
上記の概念に基づいて、図8に示すように、この出願は通信装置800を提供する。通信装置は、処理ユニット801と、トランシーバユニット802とを含んでもよい。
この出願の例では、通信装置800は、端末デバイス又は端末デバイス内のチップで使用されてもよく、図2、図5、図6a、図6b、又は図7A及び図7Bに示す手順で端末デバイスにより実行されるステップを実行するように構成される。
例えば、処理ユニット801は、ターゲット時間単位において送信されるべきMビットの確認応答情報を決定し、N個の確認応答コードブックを決定するように構成されてもよい。Mビットの確認応答情報は第1のダウンリンクデータについての確認応答情報であり、第1のダウンリンクデータはセミパーシステントスケジューリング方式で送信され、N個の確認応答コードブックは、Mビットの確認応答情報を搬送するために使用され、M及びNの双方は整数であり、M及びNのうち少なくとも1つは1ではない。トランシーバユニット802は、ターゲット時間単位においてN個の時間周波数リソース上でN個の確認応答コードブックを送信するように構成されてもよく、N個の時間周波数リソースのそれぞれは、N個の確認応答コードブックのうち1つを搬送する。
他の例では、処理ユニット801は、第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報を決定し、Mビットの確認応答情報をN1個のグループの確認応答情報に分割し、第2のダウンリンクデータについての確認応答情報を決定し、第2のダウンリンクデータについての確認応答情報をN2個のグループの確認応答情報に分割し、各グループの確認応答情報は1つのグループの時間周波数リソースに対応し、N1個のグループの確認応答情報は合計でN1個のグループの時間周波数リソースに対応し、N2個のグループの確認応答情報は合計でN2個のグループの時間周波数リソースに対応し、第1のダウンリンクデータについてのN1個のグループの時間周波数リソースと第2のダウンリンクデータについてのN2個のグループの時間周波数リソースとの間の重複関係に基づいて確認応答コードブックを決定する、ように構成されてもよい。トランシーバユニット802は、第3の時間周波数リソース上で確認応答コードブックを送信するように構成されてもよい。
この出願の例では、通信装置800は、ネットワークデバイス又はネットワークデバイス内のチップで使用されてもよく、図2、図5、図6a、図6b、又は図7A及び図7Bに示す手順でネットワークデバイスにより実行されるステップを実行するように構成される。
例えば、トランシーバユニット802は、ターゲット時間単位においてN個の時間周波数リソース上でN個の確認応答コードブックを受信するように構成されてもよい。
N個の時間周波数リソースのそれぞれは、N個の確認応答コードブックのうち1つを搬送し、N個の確認応答コードブックは、Mビットの確認応答情報を搬送するために使用され、M及びNの双方は正の整数であり、M及びNのうち少なくとも1つは1ではない。Mビットの確認応答情報は第1のダウンリンクデータについての確認応答情報であり、第1のダウンリンクデータはセミパーシステントスケジューリング方式で送信される。処理ユニット801は、N個の確認応答コードブックに基づいて、第1のダウンリンクデータを再送するか否かを決定するように構成されてもよい。
他の例では、トランシーバユニット802は、第3の時間周波数リソース上で第1のコードブックを受信するように構成されてもよい。処理ユニット801は、第1のコードブックに基づいて、第1のダウンリンクデータ及び第2のダウンリンクデータを再送するか否かを決定するように構成されてもよい。
処理ユニット801及びトランシーバユニット802の具体的な機能については、図2、図5、図6a、図6b、又は図7A及び図7Bに示す手順の説明を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
上記の概念に基づいて、図9に示すように、この出願は通信装置900を更に提供する。通信装置900は、図2、図5、図6a、図6b、又は図7A及び図7Bに示すネットワークデバイス又はネットワークデバイス内のチップで使用されてもよく、或いは、図2、図5、図6a、図6b、又は図7A及び図7Bに示す端末デバイス又は端末デバイス内のチップで使用されてもよい。これはここでは限定されない。
通信装置900は、プロセッサ901と、メモリ902とを含んでもよい。さらに、当該装置は、受信機904と、送信機905とを更に含んでもよい。さらに、当該装置は、バスシステム903を更に含んでもよい。
プロセッサ901、メモリ902、受信機904及び送信機905は、バスシステム903を通じて接続されてもよい。メモリ902は、命令を記憶するように構成されてもよい。プロセッサ901は、メモリ902に記憶された命令を実行し、信号を受信するよう受信機904を制御し、信号を送信するよう送信機905を制御するように構成されてもよく、それにより、図2、図5、図6a、図6b、又は図7A及び図7Bに示す方法においてネットワークデバイス又は端末デバイスにより実行されるステップを完了する。
受信機904及び送信機905は、異なる物理エンティティ又は同じ物理エンティティでもよく、併せてトランシーバと呼ばれてもよい。メモリ902は、プロセッサ901に統合されてもよく、或いは、メモリ902及びプロセッサ901は、異なる物理エンティティでもよい。
実現方式では、受信機904及び送信機905の機能は、トランシーバ回路又は専用トランシーバチップを通じて実現されると考えられてもよい。プロセッサ901は、専用処理チップ、処理回路、プロセッサ又は汎用チップを通じて実現されると考えられてもよい。
他の実現方式では、この出願のこの実施形態において提供されるネットワークデバイス又は端末デバイスの機能は、コンピュータを使用することにより実現されると考えられてもよい。すなわち、プロセッサ901、受信機904及び送信機905の機能を実現するためのプログラムコードがメモリ902に記憶され、汎用プロセッサが、メモリ内のコードを実行することにより、プロセッサ901、受信機904及び送信機905の機能を実現してもよい。
この出願において提供される技術的解決策に関連する通信装置900の概念、説明、詳細な説明及び他のステップについては、上記の方法又は他の実施形態における内容の説明を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
例えば、通信装置900は、端末デバイス又は端末デバイス内のチップで使用されてもよく、図2に示す手順において端末デバイスにより実行されるステップを実行するように構成されてもよい。例えば、プロセッサ901は、ターゲット時間単位において送信されるべきMビットの確認応答情報を決定するように構成されてもよく、Mビットの確認応答情報は第1のダウンリンクデータについての確認応答情報であり、第1のダウンリンクデータはセミパーシステントスケジューリング方式で送信される。プロセッサ901は、N個の確認応答コードブックを決定するように更に構成されてもよく、N個の確認応答コードブックは、Mビットの確認応答情報を搬送するために使用され、M及びNの双方は整数であり、M及びNのうち少なくとも1つは1ではない。送信機905は、ターゲット時間単位においてN個の時間周波数リソース上でN個の確認応答コードブックを送信するように構成されてもよく、N個の時間周波数リソースのそれぞれは、N個の確認応答コードブックのうち1つを搬送する。
例えば、通信装置900は、ネットワークデバイス又はネットワークデバイス内のチップで使用されてもよく、図2に示す手順においてネットワークデバイスにより実行されるステップを実行するように構成されてもよい。例えば、受信機904は、ターゲット時間単位においてN個の時間周波数リソース上でN個の確認応答コードブックを受信するように構成されてもよく、N個の時間周波数リソースのそれぞれは、N個の確認応答コードブックのうち1つを搬送し、N個の確認応答コードブックは、Mビットの確認応答情報を搬送するために使用され、M及びNの双方は正の整数であり、M及びNのうち少なくとも1つは1ではなく、Mビットの確認応答情報は第1のダウンリンクデータについての確認応答情報であり、第1のダウンリンクデータはセミパーシステントスケジューリング方式で送信される。プロセッサ901は、N個の確認応答コードブックに基づいて、第1のダウンリンクデータを再送するか否かを決定するように構成されてもよい。
他の例では、通信装置900は、端末デバイス又は端末デバイス内のチップで使用されてもよく、図7A及び図7Bに示す手順において端末デバイスにより実行されるステップを実行するように構成されてもよい。例えば、プロセッサ901は、第1のダウンリンクデータについてのMビットの確認応答情報を決定し、Mビットの確認応答情報をN1個のグループの確認応答情報に分割し、第2のダウンリンクデータについての確認応答情報を決定し、第2のダウンリンクデータについての確認応答情報をN2個のグループの確認応答情報に分割し、第1のダウンリンクデータについてのN1個のグループの時間周波数リソースと第2のダウンリンクデータについてのN2個のグループの時間周波数リソースとの間の重複関係に基づいて確認応答コードブックを決定するように構成されてもよい。送信機905は、第3の時間周波数リソース上で確認応答コードブックを送信するように構成されてもよい。
他の例では、通信装置900は、ネットワークデバイス又はネットワークデバイス内のチップで使用されてもよく、図7A及び図7Bに示す手順においてネットワークデバイスにより実行されるステップを実行するように構成されてもよい。例えば、受信機904は、第3の時間周波数リソース上で確認応答コードブックを受信するように構成されてもよい。プロセッサ901は、確認応答コードブックに基づいて、第1のダウンリンクデータ及び第2のダウンリンクデータを再送するか否かを決定するように構成されてもよい。
プロセッサ901、受信機904及び送信機905の説明については、図2、図5、図6a、図6b、並びに図7A及び図7Bに示す手順の説明を参照する。詳細はここでは再び説明しない。
同じ概念に基づいて、図10は、この出願による基地局1000のようなネットワークデバイスの概略構造図である。基地局は、図1に示す通信システムのシナリオで使用されてもよく、基地局は、図2、図5、図6a、図6b、並びに図7A及び図7Bに示す手順におけるネットワークデバイスでもよい。
具体的には、基地局1000は、遠隔無線ユニット(remote radio unit, RRU)1001及び1つ以上のベースバンドユニット(baseband unit, BBU)(デジタルユニット(digital unit, DU)とも呼ばれてもよい)1002のような1つ以上の無線周波数ユニットを含んでもよい。RRU1001は、トランシーバユニット、トランシーバ、トランシーバ回路等でもよく、少なくとも1つのアンテナ10011と、無線周波数ユニット10012とを含んでもよい。RRU1001は、無線周波数信号を送信及び受信し、無線周波数信号とベースバンド信号との間の変換を実行するように、例えば、ターゲット時間単位においてN個の時間周波数リソース上でN個の確認応答コードブックを送信するように構成されてもよい。BBU1002は、ベースバンド処理を実行すること、基地局を制御すること等を行うように構成されてもよい。RRU1001及びBBU1002は、物理的に一緒に配置されてもよく、或いは、物理的に分離されてもよく、すなわち、分散基地局に分離されてもよい。
BBU1002は、基地局の制御センタであり、処理ユニットとも呼ばれ、チャネル符号化、多重化、変調及びスペクトル拡散のようなベースバンド処理機能を完了するように構成される。例えば、BBU(処理ユニット)は、図2、図5、図6a、図6b、又は図7A及び図7Bに示す手順における方法を実行するよう基地局を制御するように構成されてもよい。
一例では、BBU1002は、1つ以上の基板を含んでもよく、複数の基板は、単一のアクセス標準における無線アクセスネットワーク(例えば、NRネットワーク)を共同でサポートしてもよく、或いは、異なるアクセス標準における無線アクセスネットワークを別々にサポートしてもよい。BBU1002は、メモリ10021と、プロセッサ10022とを更に含んでもよい。メモリ10021は、必要な命令及びデータを記憶するように構成される。例えば、メモリ10021は、上記の実施形態における「ターゲット時間単位において送信されるべきMビットの確認応答情報を決定し、N個の確認応答コードブックを決定する」ための命令を記憶する。プロセッサ10022は、必要なアクションを実行するよう基地局を制御するように構成される。さらに、必要な回路が各基板上に更に配置されてもよい。
同じ概念に基づいて、図11は、端末デバイス1100の概略構造図である。端末デバイスは、図2、図5、図6a、図6b、又は図7A及び図7Bに示す手順において端末デバイスにより実行されるステップで使用されてもよい。説明を容易にするために、図11は、端末デバイスの主な構成要素のみを示す。図11に示すように、端末デバイス1100は、プロセッサと、メモリと、制御回路とを含んでもよい。任意選択で、端末デバイス1100は、アンテナ及び/又は入力/出力装置を更に含んでもよい。プロセッサは、通信プロトコル及び通信データを処理し、端末デバイスを制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理するように構成されてもよい。メモリは、ソフトウェアプログラム及び/又はデータを記憶してもよい。制御回路は、ベースバンド信号と無線周波数信号との間の変換を実行し、無線周波数信号を処理するように構成されてもよい。アンテナと共に制御回路はまた、トランシーバと呼ばれてもよく、電磁波の形式の無線周波数信号を送信及び受信するように構成されてもよい。タッチスクリーン、ディスプレイ又はキーボードのような入力/出力装置は、ユーザにより入力されたデータを受け取り、データをユーザに出力するように構成されてもよい。
この出願のこの実施形態では、プロセッサは、記憶ユニット内のソフトウェアプログラムを読み取り、ソフトウェアプログラムの命令を解釈して実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理してもよい。データが無線方式で送信される必要があるとき、プロセッサは、送信対象のデータに対してベースバンド処理を実行し、次いで、ベースバンド信号を無線周波数回路に出力する。ベースバンド信号に対して無線周波数処理を実行した後に、無線周波数回路は、電磁波の形式でアンテナを通じて無線周波数信号を外部に送信する。データが端末デバイスに送信されたとき、無線周波数回路は、アンテナを通じて無線周波数信号を受信し、無線周波数信号をベースバンド信号に変換し、ベースバンド信号をプロセッサに出力し、プロセッサは、ベースバンド信号をデータに変換し、データを処理する。
当業者は、説明を容易にするために、図11が1つのメモリのみ及び1つのプロセッサのみを示すことを理解し得る。実際の端末デバイスでは、複数のプロセッサ及び複数のメモリが存在してもよい。メモリはまた、記憶媒体、記憶デバイス等と呼ばれてもよい。これはこの出願のこの実施形態では限定されない。
任意選択の実現方式では、プロセッサは、ベースバンドプロセッサと、中央処理装置とを含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、通信プロトコル及び通信データを処理するように構成されてもよい。中央処理装置は、全体の端末デバイスを制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理するように構成されてもよい。図11におけるプロセッサは、ベースバンドプロセッサ及び中央処理装置の機能と統合される。当業者は、ベースバンドプロセッサ及び中央処理ユニットが代替として独立したプロセッサでもよく、バスのような技術を使用することにより相互接続されることを理解し得る。当業者は、端末デバイスが異なるネットワーク標準に適合するように複数のベースバンドプロセッサを含んでもよく、端末デバイスが端末デバイスの処理能力を改善するために複数の中央処理装置を含んでもよく、端末デバイスの部分が様々なバスを通じて接続されてもよいことを理解し得る。ベースバンドプロセッサはまた、ベースバンド処理回路又はベースバンド処理チップとして表現されてもよい。中央処理装置はまた、中央処理回路又は中央処理チップとして表現されてもよい。通信プロトコル及び通信データを処理する機能は、プロセッサに埋め込まれてもよく、或いは、ソフトウェアプログラムの形式で記憶ユニットに記憶されてもよく、プロセッサは、ベースバンド処理機能を実現するためにソフトウェアプログラムを実行する。
例えば、この出願のこの実施形態では、トランシーバ機能を有するアンテナ及び制御回路は、端末デバイス1100のトランシーバユニット1101として使用されてもよく、処理機能を有するプロセッサは、端末デバイス1100の処理ユニット1102として考えられてもよい。図11に示すように、端末デバイス1100は、トランシーバユニット1101と、処理ユニット1102とを含んでもよい。トランシーバユニットはまた、トランシーバ、トランシーバ装置等と呼ばれてもよい。任意選択で、トランシーバユニット1101内にあり且つ受信機能を実現するように構成されたコンポーネントは、受信ユニットとして考えられてもよく、トランシーバユニット1101内にあり且つ送信機能を実現するように構成されたコンポーネントは、送信ユニットとして考えられてもよい。言い換えると、トランシーバユニット1101は、受信ユニットと、送信ユニットとを含む。例えば、受信ユニットはまた、受信機、受信回路等と呼ばれてもよく、送信ユニットはまた、送信機、送信回路等と呼ばれてもよい。
上記の装置の実施形態では、ネットワークデバイス及び端末デバイスは、方法の実施形態におけるネットワークデバイス又は端末デバイスに完全に対応すると理解されるべきである。対応するモジュール又はユニットは、対応するステップを実行する。例えば、送信モジュール(送信機)は、方法の実施形態における送信ステップを実行し、受信モジュール(受信機)は、方法の実施形態における受信ステップを実行し、送信ステップ及び受信ステップ以外のステップは、処理モジュール(プロセッサ)により実行されてもよい。具体的なモジュールの機能については、対応する方法の実施形態を参照する。送信モジュール及び受信モジュールはトランシーバモジュールを形成してもよく、送信機及び受信機はトランシーバを形成し、トランシーバ機能を共同で実現してもよい。1つ以上のプロセッサが存在してもよい。
この出願の実施形態において提供される方法によれば、この出願の実施形態は、上述のネットワークデバイス及び端末デバイスを含む通信システムを更に提供する。
上記の実施形態に基づいて、この出願の実施形態は、コンピュータ記憶媒体を更に提供する。記憶媒体は、ソフトウェアプログラムを記憶し、ソフトウェアプログラムが1つ以上のプロセッサにより読み取られて実行されたとき、上記の実施形態のうちいずれか1つ以上において提供される方法が実現されてもよい。コンピュータ記憶媒体は、プログラムコードを記憶できるいずれかの媒体、例えば、USBフラッシュドライブ、取り外し可能ハードディスク、読み取り専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、磁気ディスク又は光ディスクを含んでもよい。
上記の実施形態に基づいて、この出願の実施形態は、チップを更に提供する。チップは、上記の実施形態のうちいずれか1つ以上における機能を実現するように、例えば、上記の方法における情報又はメッセージを取得又は処理するように構成されたプロセッサを含む。任意選択で、チップは、メモリを更に含む。メモリは、プロセッサにより実行されるプログラム命令及びデータを記憶するように構成される。チップはまた、チップと、他の個別のコンポーネントとを含んでもよい。
この出願の実施形態におけるプロセッサは、中央処理装置(Central Processing Unit, CPU)でもよく、或いは、他の汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(digital signal processor, DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit, ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array, FPGA)又は他のプログラム可能論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、個別のハードウェアコンポーネント等でもよいことが理解されるべきである。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ、いずれかの従来のプロセッサ等でもよい。
メモリは、読み取り専用メモリと、ランダムアクセスメモリとを含み、命令及びデータをプロセッサに提供してもよい。メモリの一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリを更に含んでもよい。
バスシステムは、データバスに加えて、電力バス、制御バス、状態信号バス等を更に含んでもよい。しかし、明確な説明のために、図面における様々なタイプのバスは、バスシステムとして記されている。実現プロセスにおいて、上記の方法におけるステップは、プロセッサ内のハードウェア集積論理回路を使用することにより、或いは、ソフトウェアの形式の命令を使用することにより実現されてもよい。この出願の実施形態を参照して開示される方法のステップは、ハードウェアプロセッサにより直接実行されてもよく、或いは、プロセッサ内のハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせにより実行されてもよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラム可能読み取り専用メモリ、電気的消去可能プログラム可能読み取り専用又はレジスタのような、当該技術分野における成熟した記憶媒体に位置してもよい。記憶媒体は、メモリに位置し、プロセッサは、メモリ内の情報を読み取り、メモリ内の情報及びプロセッサのハードウェアを使用することにより、上記の方法におけるステップを完了する。繰り返しを回避するために、詳細はここでは再び説明しない。
この出願の実施形態では、別段の記載がない限り、或いは、論理的な矛盾が存在しない限り、異なる実施形態の間の用語及び/又は説明は一貫しており、相互に参照されてもよく、異なる実施形態における技術的特徴は、これらの内部論理関係に基づいて組み合わされ、新たな実施形態を形成してもよい。
この出願では、「少なくとも1つ」は1つ以上を意味し、「複数」は2つ以上を意味する。「及び/又は」という用語は、関連するオブジェクトの間の関連付け関係を記述し、3つの関係を示してもよい。例えば、A及び/又はBは、以下の場合、すなわち、Aのみが存在すること、A及びBの双方が存在すること、並びにBのみが存在することを示してもよく、A及びBは単数又は複数でもよい。この出願の文章の説明において、「/」という文字は、関連するオブジェクトの間の「又は」関係を示す。この出願における式において、「/」という文字は、関連するオブジェクトの間の「除算」関係を示す。
この出願の実施形態において使用される数値記号は、単に説明を容易にするために区別されており、この出願の実施形態の範囲を限定するために使用されないことが理解されるべきである。上記のプロセスのシーケンス番号は、実行順序を意味するものではなく、プロセスの実行順序は、プロセスの機能及び内部ロジックに基づいて決定されるべきである。
[技術分野]
この出願は、通信技術の分野に関し、特に、通信方法及び通信装置に関する。

Claims (19)

  1. 通信方法であって、
    ターゲット時間単位において送信されるべきMビットの確認応答情報を決定するステップであり、前記Mビットの確認応答情報は第1のダウンリンクデータについての確認応答情報であり、前記第1のダウンリンクデータはセミパーシステントスケジューリング方式で送信される、ステップと、
    N個の確認応答コードブックを決定するステップであり、前記N個の確認応答コードブックは、前記Mビットの確認応答情報を搬送するために使用され、M及びNの双方は正の整数であり、M及びNのうち少なくとも1つは1ではない、ステップと、
    前記ターゲット時間単位においてN個の時間周波数リソース上で前記N個の確認応答コードブックを送信するステップであり、前記N個の時間周波数リソースのそれぞれは、前記N個の確認応答コードブックのうち1つを搬送する、ステップと
    を含む方法。
  2. Mの値はK*[Q/P]であり、
    Pは前記第1のダウンリンクデータの送信周期であり、Qは前記ターゲット時間単位の長さであり、Kは前記第1のダウンリンクデータを送信するために使用される時間単位の数であり、P、Q及びKの値は全て正の整数であり、[]はQ/Pを丸めることを表す、請求項1に記載の方法。
  3. 前記N個の確認応答コードブックが前記Mビットの確認応答情報を搬送するために使用されることは、具体的には、
    前記N個の確認応答コードブック内のN-1個の確認応答コードブックのそれぞれがfloor(M/N)ビットの確認応答情報を含み、残りの確認応答コードブックがM-(N-1)*floor(M/N)ビットの確認応答情報を含み、floorは切り捨て演算を表し、Nは1よりも大きいこと、又は
    前記N個の確認応答コードブックのそれぞれが前記Mビットの確認応答情報を含み、Nは1よりも大きいこと、又は
    前記N個の確認応答コードブック内の第iの確認応答コードブックが前記Mビットの確認応答情報を含み、Nは1よりも大きく、iはN以下の正の整数であること、又は
    Nの値が1であり、前記確認応答コードブックが前記Mビットの確認応答情報を含むこと
    を含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記N個の確認応答コードブック内のN-1個の確認応答コードブックのそれぞれがfloor(M/N)ビットの確認応答情報を含み、残りの確認応答コードブックがM-(N-1)*floor(M/N)ビットの確認応答情報を含むことは、具体的には、
    前記N個の確認応答コードブック内の最初のN-1個の確認応答コードブックのそれぞれが前記floor(M/N)ビットの確認応答情報を含み、前記N個の確認応答コードブック内の最後の確認応答コードブックが前記M-(N-1)*floor(M/N)ビットの確認応答情報を含むこと、又は
    前記N個の確認応答コードブック内の最初の確認応答コードブックが前記M-(N-1)*floor(M/N)ビットの確認応答情報を含み、前記N個の確認応答コードブック内の最後のN-1個の確認応答コードブックのそれぞれが前記floor(M/N)ビットの確認応答情報を含むこと
    である、請求項3に記載の方法。
  5. 当該方法は、
    第1の指示情報を受信するステップであり、前記第1の指示情報は、前記N個の時間周波数リソースを示すために使用される、ステップを更に含む、請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の方法。
  6. 当該方法は、
    第2の指示情報を受信するステップであり、前記第2の指示情報は、P1個の時間周波数リソースセットを示すために使用され、P1は正の整数であり、各時間周波数リソースセットはN個の時間周波数リソースを含む、ステップと、
    第3の指示情報を受信するステップであり、前記第3の指示情報は、前記P1個の時間周波数リソースセット内の第1の時間周波数リソースセットのインデックスを示すために使用される、ステップと、
    前記第1の時間周波数リソースセットの前記インデックスに基づいて、前記N個の確認応答コードブックを送信するために使用される前記ターゲット時間単位における前記N個の時間周波数リソースを決定するステップと
    を更に含む、請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の方法。
  7. 当該方法は、
    第4の指示情報を受信するステップであり、前記第4の指示情報は、N個の時間周波数リソースセットを示すために使用され、各時間周波数リソースセットはP2個の時間周波数リソースを含み、P2は正の整数である、ステップと、
    第5の指示情報を受信するステップであり、前記第5の指示情報は、前記N個の時間周波数リソースセットのそれぞれにおける時間周波数リソースのインデックスを示すために使用される、ステップと、
    前記時間周波数リソースの前記インデックスに基づいて、前記N個の確認応答コードブックを送信するために使用される前記ターゲット時間単位における前記N個の時間周波数リソースを決定するステップと
    を更に含む、請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記N個の確認応答コードブックは、第2のダウンリンクデータについての確認応答情報を更に含み、前記第2のダウンリンクデータは、ダイナミックスケジューリング方式で送信される、請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の方法。
  9. 通信方法であって、
    ターゲット時間単位においてN個の時間周波数リソース上でN個の確認応答コードブックを受信するステップであり、前記N個の時間周波数リソースのそれぞれは、前記N個の確認応答コードブックのうち1つを搬送し、前記N個の確認応答コードブックは、Mビットの確認応答情報を搬送するために使用され、M及びNの双方は正の整数であり、M及びNのうち少なくとも1つは1ではなく、前記Mビットの確認応答情報は第1のダウンリンクデータについての確認応答情報であり、前記第1のダウンリンクデータはセミパーシステントスケジューリング方式で送信される、ステップと、
    前記N個の確認応答コードブックに基づいて、前記第1のダウンリンクデータを再送するか否かを決定するステップと
    を含む方法。
  10. Mの値はK*[Q/P]であり、
    Pは前記第1のダウンリンクデータの送信周期であり、Qは前記ターゲット時間単位の長さであり、Kは前記第1のダウンリンクデータを送信するために使用される時間単位の数であり、P、Q及びKの値は全て正の整数であり、[]はQ/Pを丸めることを表す、請求項9に記載の方法。
  11. 前記N個の確認応答コードブックがMビットの確認応答情報を搬送するために使用されることは、具体的には、
    前記N個の確認応答コードブック内のN-1個の確認応答コードブックのそれぞれがfloor(M/N)ビットの確認応答情報を含み、残りの確認応答コードブックがM-(N-1)*floor(M/N)ビットの確認応答情報を含み、floorは切り捨て演算を表し、Nは1よりも大きいこと、又は
    前記N個の確認応答コードブックのそれぞれが前記Mビットの確認応答情報を含み、Nは1よりも大きいこと、又は
    前記N個の確認応答コードブック内の第iの確認応答コードブックが前記Mビットの確認応答情報を含み、Nは1よりも大きく、iはN以下の正の整数であること、又は
    Nの値が1であり、前記確認応答コードブックが前記Mビットの確認応答情報を含むこと
    を含む、請求項9又は10に記載の方法。
  12. 前記N個の確認応答コードブック内のN-1個の確認応答コードブックのそれぞれがfloor(M/N)ビットの確認応答情報を含み、残りの確認応答コードブックがM-(N-1)*floor(M/N)ビットの確認応答情報を含むことは、具体的には、
    前記N個の確認応答コードブック内の最初のN-1個の確認応答コードブックのそれぞれが前記floor(M/N)ビットの確認応答情報を含み、前記N個の確認応答コードブック内の最後の確認応答コードブックが前記M-(N-1)*floor(M/N)ビットの確認応答情報を含むこと、又は
    前記N個の確認応答コードブック内の最初の確認応答コードブックが前記M-(N-1)*floor(M/N)ビットの確認応答情報を含み、前記N個の確認応答コードブック内の最後のN-1個の確認応答コードブックのそれぞれが前記floor(M/N)ビットの確認応答情報を含むこと
    である、請求項11に記載の方法。
  13. 当該方法は、
    第1の指示情報を送信するステップであり、前記第1の指示情報は、前記N個の時間周波数リソースを示すために使用される、ステップを更に含む、請求項9乃至12のうちいずれか1項に記載の方法。
  14. 当該方法は、
    第2の指示情報を送信するステップであり、前記第2の指示情報は、P1個の時間周波数リソースセットを示すために使用され、P1は正の整数であり、各時間周波数リソースセットはN個の時間周波数リソースを含む、ステップと、
    第3の指示情報を送信するステップであり、前記第3の指示情報は、前記P1個の時間周波数リソースセット内の第1の時間周波数リソースセットのインデックスを示すために使用される、ステップと
    を更に含む、請求項9乃至12のうちいずれか1項に記載の方法。
  15. 当該方法は、
    第4の指示情報を送信するステップであり、前記第4の指示情報は、N個の時間周波数リソースセットを示すために使用され、各時間周波数リソースセットはP2個の時間周波数リソースを含み、P2は正の整数である、ステップと、
    第5の指示情報を送信するステップであり、前記第5の指示情報は、前記N個の時間周波数リソースセットのそれぞれにおける時間周波数リソースのインデックスを示すために使用される、ステップと
    を更に含む、請求項9乃至12のうちいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記N個の確認応答コードブックは、第2のダウンリンクデータについての確認応答情報を更に含み、前記第2のダウンリンクデータは、ダイナミックスケジューリング方式で送信される、請求項9乃至15のうちいずれか1項に記載の方法。
  17. プロセッサと、メモリとを含む通信装置であって、
    前記メモリは、コンピュータ命令を記憶するように構成され、
    前記プロセッサは、前記メモリに記憶された前記コンピュータ命令を実行するように構成され、それにより、当該通信装置は、請求項1乃至16のうちいずれか1項に記載の方法を実現する、通信装置。
  18. コンピュータ読み取り可能記憶媒体であって、
    当該記憶媒体はコンピュータ命令を記憶し、前記コンピュータ命令がコンピュータにより実行されたとき、前記コンピュータは、請求項1乃至16のうちいずれか1項に記載の方法を実行することが可能になる、コンピュータ読み取り可能記憶媒体。
  19. コンピュータプログラム製品であって、
    当該コンピュータプログラム製品はコンピュータ命令を記憶し、前記コンピュータ命令がコンピュータにより実行されたとき、前記コンピュータは、請求項1乃至16のうちいずれか1項に記載の方法を実行することが可能になる、コンピュータプログラム製品。
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