JP2021529961A - 核燃料組立体製造方法、核燃料組立体製造プラント、およびこのようなプラントを拡張する方法 - Google Patents

核燃料組立体製造方法、核燃料組立体製造プラント、およびこのようなプラントを拡張する方法 Download PDF

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Abstract

方法は、束で配置される核燃料棒(4)と、燃料棒(4)を支持する骨組み(6)とを備える核燃料組立体(2)を製造するためである。方法は、燃料組立体(2)を得るために燃料棒(4)を骨組み(6)に挿入するステップと、輸送を考慮して燃料組立体(2)を包装するステップとを含み、それらのステップは、同じ核燃料組立体製造設備(20)において実施され、好ましくは同じ核燃料組立体製造建物(60)において実施される。

Description

本発明は、核燃料組立体を製造する技術分野に関する。
核燃料組立体(または「燃料組立体」)は、束で配置される核燃料棒(または「燃料棒」)と、燃料棒を支持する骨組みとを備える。
各々の燃料棒は、各燃料ペレット(例えばUOペレット)を含む管状の被覆を備え、管状の被覆の2つの端はそれぞれの端栓によって閉じられる。概して、燃料棒バネが、燃料棒の内側でのペレットの移動を回避するために、ペレットに圧縮力を発揮するように燃料棒被覆に挿入される。ペレットは、例えば、核燃料粉末(例えばUO粉末)の成型によって得られる。
骨組みは、例えば、長手方向軸に沿って離間された下ノズルおよび上ノズルと、下ノズルと上ノズルとを一体に連結する状態で下ノズルと上ノズルとの間で長手方向軸に沿って延びる案内シンブルと、案内シンブルに沿って分配された状態で案内シンブルに取り付けられるスペーサ格子とを備える。燃料棒は、スペーサ格子を貫いて下ノズルと上ノズルとの間で延びる。スペーサ格子の機能は燃料棒を支持することである。
燃料組立体を製造することは、核燃料粉末を生成することと、核燃料ペレット(または「ペレット」)を得るために核燃料粉末をペレット化することと、ペレットを被覆管へと装填し、栓を被覆管の端において溶接することで燃料棒を製作することと、骨組みを製造することと、燃料棒を骨組みに挿入することと、を必要とする。
このように製造された燃料組立体は、原子力発電所への輸送のために包装され得る。
現在、これらの作業は同じ核燃料組立体製造プラントで実施されている。
加えて、手作業の製作は、概して、生産性を向上させ、能力を増加させ、より連続的な流れの作業を扱うために、自動化によって徐々に置き替えられている。
しかしながら、火災、洪水、地震などの危険に応じるために、建物および機器に保護を提供することが必要である。製造が自動化されるとき、このような保護は増大する。
これは、大きな設置面積を伴う核燃料組立体製造プラントをもたらし、核燃料組立体製造プラントは、運営するのが複雑となり、数多くの規制を受けることになる。
これらの制約のため、新たな核燃料組立体製造プラントを建設することは難しいと思われ、原子力発電所の経営者にとって調達の困難をもたらすことになる。
本発明の目的のうちの1つは、核燃料組立体製造プラントを建設および運営することをより容易にする核燃料組立体製造方法を提案することである。
このために、本発明は、束で配置される核燃料棒と、燃料棒を支持する骨組みと、を備える核燃料組立体を製造するための方法を提案し、その方法は、燃料組立体を得るために燃料棒を骨組みに挿入するステップと、輸送を考慮して燃料組立体を包装するステップとを含み、それらのステップは、同じ核燃料組立体製造プラントにおいて実施され、好ましくは同じ核燃料組立体製造建物において実施される。
特定の実施形態において、方法は以下の特徴のうちの1つ以上を含む。
− 核燃料組立体製造プラントから非閉鎖領域によって分離される核燃料棒製造プラントから輸送される燃料棒を受け入れるステップであって、これらの燃料棒は挿入するステップの間に使用される、ステップ。
− 燃料棒は少なくとも燃料組立体容器で包装されて受け入れられ、方法は、挿入するステップを実施することで得られる核燃料組立体を包装するために燃料組立体容器を使用するステップを含む。
− 核燃料組立体製造プラントから非閉鎖領域によって分離される核燃料ペレット製造プラントから輸送される核燃料ペレットを受け入れるステップであって、これらのペレットは燃料棒製造ステップの間に使用される、ステップ。
− 燃料棒製造ステップは、ペレットをペレットトレイに配置すること、ペレットから潜在的な水素汚染物を除去するためにペレットトレイをガス放出炉に挿入すること、ペレットをペレットトレイから燃料棒装填ステーションにおける被覆管へと装填すること、バネを被覆管へ挿入すること、被覆管をヘリウムガスで充填すること、および/または燃料棒を閉じるために被覆管の端において栓を溶接すること、を含む。
− 各々の燃料棒の栓を溶接するステップは、単一の溶接ステーションを用い、被覆管の第1の端を溶接ステーションに差し出し、第1の栓を第1の端に溶接し、被覆管の第2の端を溶接ステーションに差し出し、第2の栓を第2の端に溶接することで実施される。
− 燃料組立体を洗浄するステップ、および/または燃料組立体を検査するステップ。
− 洗浄するステップおよび/または検査するステップは、燃料組立体を鉛直位置で、および/または実質的に地面の高さで、位置決めすることで実施される。
− 洗浄するステップは、送風洗浄、高圧洗浄、気泡水による洗浄、および/または例えば手作業のブラシ洗浄といったブラシ洗浄によって実施される。
− 検査するステップは、燃料組立体に沿って操作者を上昇および/または下降させるために、少なくとも1つのエレベータを用いて、鉛直に位置決めされた燃料組立体を視覚的に検査することを含む。
本発明は、束で配置される核燃料棒と、燃料棒を支持する骨組みと、を備える核燃料組立体を製造するように構成されるプラントにも関し、そのプラントは、燃料組立体を得るために燃料棒を骨組みへと挿入するように構成される挿入ステーションと、輸送を考慮して燃料組立体を燃料組立体容器で包装するように構成される包装ステーションと、を備える燃料組立体製造ユニットを備える。
特定の実施形態において、プラントは以下の特徴のうちの1つ以上を含む。
− 挿入ステーションおよび包装ステーションは、燃料組立体を挿入ステーションと包装ステーションとの間を移動させるように構成されるクレーンが設けられる同じ建物に位置させられ、好ましくは同じ組立ホールに位置させられる。
− 燃料組立体製造ユニットは、燃料組立体を洗浄するように構成される洗浄ステーション、および/または燃料組立体を検査するように構成される燃料組立体検査ステーションを備える。
− 洗浄ステーションおよび/または燃料組立体検査ステーションは、燃料組立体を鉛直位置で、および/または実質的に地面の高さで、洗浄および/または検査するように構成される。
− 洗浄ステーションおよび/または燃料組立体検査ステーションは、燃料組立体をステーションへと装填するための格納位置と、ステーションへと装填される燃料組立体を包囲するための延長位置と、の間を移動可能である伸縮式包囲部を備える。
− 洗浄ステーションおよび/または燃料組立体検査ステーションは、例えば視覚的検査を実施するために、鉛直に位置決めされた核燃料組立体に沿って操作者を鉛直に移動させるための少なくとも1つのエレベータを備える。
− 核燃料ペレットを受け入れるように構成されるペレット受入領域、ペレットを検査するように構成されるペレット検査領域、ペレットの潜在的な水素汚染物を追放するように構成される少なくとも1つのガス放出炉を備えるガス放出ステーション、被覆管を受け入れ、受け入れた被覆管を確認するように構成される被覆ステーション、ペレットを被覆管へと装填するように構成される燃料棒装填ステーション、燃料棒を形成するために被覆管の端に栓を溶接するように構成される溶接ステーション、および/または燃料棒を検査するように構成される少なくとも1つの燃料棒検査ステーション、を備える燃料棒製造ユニット。
− プラントは、溶接ステーションと少なくとも1つの燃料棒検査ステーションとを備え、燃料棒を少なくとも1つの燃料棒検査ステーションへと運搬するように構成される第1の運搬システムと、燃料棒を最後の検査ステーションから挿入ステーションへと運搬するための第2の運搬システムであって、第1の運搬システムは第1の方向に沿って延び、第2の運搬システムは、第1の方向とゼロでない角度を作る第2の方向に延びる、第2の運搬システムと、燃料棒を旋回させることで燃料棒を第1の運搬システムから第2の運搬システムへと移送するように構成される旋回トロリとをさらに備える。
- プラントは、骨組みを得るために組み立てられる骨組み部品を受け入れるために、および/または、燃料棒を受け入れるために、プラントにおいて製造される燃料組立体を出荷するように構成される物流領域を備える。
− 燃料組立体製造ユニットは、燃料組立体製造ユニットと隣り合って設置される別の製造ユニットと相互連結するように構成される。
− 燃料組立体製造ユニットは、燃料組立体製造ユニットと連結される前記別の製造ユニットの対応するユーティリティシステムと相互連結するように構成される少なくとも1つのユーティリティシステムを備える。
− 燃料組立体製造ユニットは、燃料組立体製造ユニットと連結される別の製造ユニットの対応するユーティリティシステムから独立して動作するように構成される少なくとも1つのユーティリティシステムを備える。
− 前記別の製造ユニットは、製造能力を増加させるための別の燃料組立体製造ユニット、または核燃料ペレットから始まって燃料棒を製造するように構成される燃料棒製造ユニット、である。
本発明は、束で配置される核燃料棒と、燃料棒を支持する骨組みと、を備える核燃料組立体を製造するためのプラントを拡張する方法にも関し、そのプラントは、燃料組立体を得るために燃料棒を骨組みへと挿入するように構成される挿入ステーションと、輸送を考慮して燃料組立体を燃料組立体容器で包装するように構成される包装ステーションと、を備える燃料組立体製造ユニットを有し、前記方法は、少なくとも1つの追加の製造ユニットを建設し、追加の製造ユニットを燃料組立体製造ユニットに連結するステップを含む。
特定の実施形態において、方法は以下の任意選択の特徴のうちの1つ以上を含み得る。
− 追加の製造ユニットは、核燃料ペレットから始まって核燃料棒を製造するように構成される燃料棒製造ユニットである。
− 前記方法は、UOに基づく核燃料ペレットを製造するように構成される燃料ペレット製造ユニットを建設し、燃料ペレット製造ユニットを燃料棒製造ユニットに連結するステップを含む。
− 前記方法は、UFをUOへと変換するように構成される燃料粉末製造ユニットを建設し、燃料粉末製造ユニットを燃料ペレット製造ユニットに連結するステップを含む。
− 前記方法は、製造能力を増加させるための別の燃料組立体製造ユニットである追加の製造ユニットを建設するステップを含む。
− 前記方法は、UOに基づく核燃料ペレットを製造するように構成される追加の燃料ペレット製造ユニットを建設し、追加の燃料ペレット製造ユニットを追加の燃料棒製造ユニットに連結するステップを含む。
− 前記方法は、UFをUOへと変換するように構成される追加の燃料粉末製造ユニットを構築し、追加の燃料粉末製造ユニットを追加の燃料ペレット製造ユニットに連結するステップを含む。
本発明およびその利点は、添付の図面を参照して、例を用いてのみ提供される以下の記載を読むことでより良く理解されることになる。
核燃料組立体の側方からの立面図である。 核燃料組立体製造プラントの斜視図である。 核燃料組立体製造プラントの上面図である。 核燃料組立体製造プラントの斜視図である。 核燃料組立体製造プラントの上面図である。 ペレット輸送シートおよびペレットトレイと、ペレット輸送シートのうちの1つからペレットトレイへのペレットの移送とを示す斜視図である。 ペレット輸送シートからペレットトレイへのペレットの移送を示す斜視図である。 ペレットトレイから別のペレットトレイへのペレットの移送を示す斜視図である。 ペレットトレイの積み重ねを示す斜視図である。 ペレットトレイを保管するための移動可能な保管庫を示す斜視図である。 図4および図5の核燃料組立体製造プラントの一部の斜視図である。 洗浄ステーションおよび検査ステーションの斜視図である。 核燃料組立体製造プラントの斜視図である。 核燃料組立体製造プラントの斜視図である。 核燃料組立体製造プラントの上面図である。
一態様によれば、本発明は、束で配置される核燃料棒と、核燃料棒を支持する骨組みと、を備える核燃料組立体を製造するための方法に関する。
図1の核燃料組立体2は、核燃料棒4の束と、燃料棒4を支持する骨組み6と、を備える。燃料棒4は互いと平行に、および組立体軸Lと平行に延びている。
骨組み6は、下ノズル8と、上ノズル10と、複数の案内シンブル12と、複数のスペーサ格子14と、を備える。
案内シンブル12は、組立体軸Lと平行に延びており、下ノズル8と上ノズル10との間で組立体軸Lに沿って所定の間隔を維持した状態で、下ノズル8を上ノズル10と連結している。燃料棒4は下ノズル8と上ノズル10との間に受け入れられている。
スペーサ格子14は燃料棒4の束に沿って分配されている。各々のスペーサ格子14は、スペーサ格子14を通じて延びる案内シンブル12に固定的に取り付けられている。
各々のスペーサ格子14は、燃料棒4を離間した関係で支持するように構成されている。各々のスペーサ格子14は、燃料棒4を組立体軸Lに沿って支持するように構成され、組立体軸Lに対して横に構成されている。
燃料組立体2は、棒クラスタ制御組立体(RCCA: Rod Cluster Control Assembly)の棒および/またはシンブル栓組立体(TPA: Thimble Plug Assembly)のシンブル栓を案内シンブル12へと挿入するように構成されており、棒またはシンブル栓は上ノズル10を通じて挿入される。
棒クラスタ制御組立体(RCCA)は、平行な制御棒の束と、案内シンブル12内への挿入のために配置された可及的な非吸収棒と、を含み、各々の制御棒は中性子吸収材料を含む。このようなRCCAは、原子炉に設けられ、例えば、燃料組立体2の反応性を上昇または低下させるために鉛直に上下へ移動可能であるか、または例えば原子炉の周辺領域においてといったこの燃料組立体2の領域において原子炉の反応性を低下させるために、特定の燃料組立体2へと固定的に挿入される。
シンブル栓組立体(TPA)が、原子炉に設けられており、原子炉にRCCAが設けられていない燃料組立体2の案内シンブル12の内部の冷却材のバイパス流を防止することを考慮して、この燃料組立体2のそれぞれの案内シンブル12を閉じるように各々構成されている複数の栓を備える。
燃料組立体2を製造することを考慮して、下ノズル8または上ノズル10なしで骨組み6を提供し、スペーサ格子14を通じて燃料棒4を軸方向に挿入し、下ノズル8または上ノズル10を案内シンブル12に固定的に取り付けて骨組み6を完成させることが可能である。
燃料組立体2の長さは例えば4mから6mの間であり、燃料組立体2の重量は典型的には700kgから900kgの間である。
核燃料組立体製造方法は、燃料組立体2を得るために燃料棒4を骨組み6に挿入するステップと、輸送を考慮して燃料組立体2を包装するステップと、を含み、それらのステップは、同じ核燃料組立体製造プラント内で実施され、好ましくは同じ核燃料組立体製造建物内で実施される。
ある特定の実施形態では、方法は、核燃料組立体製造プラントから非閉鎖領域によって分離される核燃料棒製造プラントから輸送される燃料棒4を受け入れるステップであって、これらの燃料棒は挿入するステップの間に使用される、ステップを含む。
本発明では、「非閉鎖領域によって分離される」とは、2つのプラントまたは建物が閉鎖された様態で連結されていないことを意味する。非閉鎖領域によって分離される2つのプラントまたは建物の間での骨組み部品、核燃料棒、核燃料ペレット、核燃料粉末、または核燃料粉末前駆体の輸送は、例えば道路、海、および/または空路を介して実施される。
この実施形態では、燃料棒4は核燃料組立体製造プラントにおいて製造されない。燃料棒4は、核燃料組立体製造プラントとは異なる核燃料棒製造プラントにおいて製造される。燃料棒4は、核燃料棒製造プラントから核燃料組立体製造プラントへと道路、海、および/または空気を介して輸送され得る。
ある特定の実施形態では、方法は、核燃料組立体製造プラントから非閉鎖領域によって分離される骨組み製造プラントから骨組み部品を受け入れ、これらの骨組み部品を挿入ステップで使用することを含む。
ある特定の実施形態では、方法は、事前に組み立てられた骨組み組立体を受け入れることを含み、各々の骨組み組立体は、案内シンブル12と、スペーサ格子14と、例えば上ノズル10および下ノズル8のうちの一方、および別体として上ノズル10および下ノズル8のうちの他方といった、上ノズル10および下ノズル8のうちの1つのみと、を備える。
したがって、方法は、挿入するステップの後、骨組み6を完成させるために、下ノズル8または上ノズル10のうちの他方を事前に組み立てられた骨組み組立体に組み付けるステップを含む。
任意選択で、方法は、燃料棒4を容器において受け入れることと、燃料組立体2を包装するために包装するステップにおいてこの容器を使用することと、を含む。
実際、燃料棒4と燃料組立体2とは、例えば「FCC」という名称のFramatome companyの燃料組立体容器といった同じ容器で輸送され得る。
例えば、燃料棒4は、対応する燃料組立体2と実質的に同じ外部寸法を有するホルスタに配置でき、ホルスタは容器に配置される。
容器の再使用は、燃料棒4を核燃料棒製造プラントから核燃料棒製造プラントへと輸送するために、およびその後に燃料組立体を核燃料組立体製造プラントから原子力発電所へと輸送するために、同じ容器を使用することで輸送動作を制限する。
代替で、方法は、核燃料組立体2を輸送するための専用の第1の容器と、燃料棒4を輸送するための専用の第2の容器と、を使用することを含み、各々の第2の容器は、例えば第2の容器での燃料棒4の包装を許容するために追加の機器が備え付けられた第1の容器である。
図2および図3の核燃料組立体製造プラント20は、燃料組立体2を製造する方法の実施のために構成されている。
核燃料組立体製造プラント20は、燃料棒4から始まる燃料組立体2および骨組み部品を製造するように構成された燃料組立体製造ユニット22を備える。
燃料組立体製造ユニット22は、燃料組立体2を得るために燃料棒4を骨組み6へと挿入するように構成された挿入ステーション24と、例えば原子力発電所へといった輸送を考慮して燃料組立体2を燃料組立体容器28で包装するように構成される包装ステーション26と、を備える。燃料組立体容器28は、燃料組立体2を受け入れるように、ならびに道路、空気、および/または海を介して燃料組立体2を輸送するように構成される。
核燃料組立体製造プラント20は、挿入ステーション24および包装ステーション26が位置させられる組立ホール30を備える。挿入ステーション24と包装ステーション26とは同じ組立ホール30に位置させられている。
燃料組立体製造ユニット22は、核燃料組立体2を、組立ホール30の内部に位置させられたステーション同士の間で核燃料組立体2を移動させるために、組立ホール30に位置させられたクレーン32を備える。
クレーン32は、特には挿入ステーション24と包装ステーション26との間で核燃料組立体2を移動させるために構成されている。有利には、クレーン32は橋形クレーンである。
燃料組立体製造ユニット22は、核燃料組立体2を洗浄するように構成される洗浄ステーション34を任意選択で備える。
洗浄ステーション34は、例えば組立ホール30に位置させられる。したがって、燃料組立体2は、クレーン32を用いて、洗浄ステーション34へと装填されるか、および/または洗浄ステーション34から持って行かれる。
燃料組立体製造ユニット22は、核燃料組立体2を検査するように構成される燃料組立体検査ステーション36を任意選択で備える。
燃料組立体検査ステーション36は、例えば組立ホール30に位置させられる。したがって、燃料組立体2は、クレーン32を用いて、燃料組立体検査ステーション36へと装填されるか、および/または燃料組立体検査ステーション36から持って行かれる。
有利には、洗浄ステーション34は、鉛直位置において、および/もしくは実質的に地面の高さで、燃料組立体2を洗浄するように構成され、ならびに/または燃料組立体検査ステーション36は、鉛直位置において、および/もしくは実質的に地面の高さで、燃料組立体2を検査するように構成される。
洗浄および/または検査のための燃料組立体2の鉛直位置は、燃料組立体製造ユニット22の据付面積を縮小させることを可能にする。
燃料組立体2を地面へと提供されたピットへと配置する代わりに、燃料組立体2を地面の高さに有することで、地面の性質に依存して難しいとされる可能性のあるこのようなピットの提供を回避する。
しかしながら、ここでは組立ホール30である、洗浄ステーション34または燃料組立体検査ステーション36が位置されているホールが、燃料組立体2を鉛直に収容するのに十分である高さを有することは必要である。
任意選択で、洗浄ステーション34は、燃料組立体2が洗浄位置にある間に棒クラスタ制御組立体試験(または、「RCCA試験」)および/またはシンブル栓組立体試験(または「TPA試験」)を実施するようにも構成される。
これは、洗浄、RCCA試験、およびTPA試験にそれぞれのステーションを提供する代わりに、洗浄とRCCA試験および/またはTPA試験とを同じステーションで実施することで、燃料組立体製造ユニット22の設置面積を縮小することを可能にする。
RCCA試験は、動作において、RCCAが燃料組立体2の案内シンブル12へと適切に挿入することを確保するために、RCCAの制御棒を燃料組立体2へと挿入する試験である。燃料組立体2の変形、または案内シンブル12に位置させられた異物が、RCCAの適切な挿入を妨げる可能性がある。同様に、TPA試験は、TPAのシンブル栓を燃料組立体2の案内シンブル12へと挿入する試験である。
燃料組立体検査ステーション36は幾何学的測定および/または視覚的検査を実施するように構成されている。
好ましくは、燃料組立体検査ステーション36は幾何学的測定および視覚的検査両方を実施するように構成される。これは、幾何学的測定および視覚的検査にそれぞれのステーションを提供する代わりに幾何学的測定と視覚的検査とを同じステーションで実施することで、燃料組立体製造ユニット22の設置面積を縮小することを可能にする。
幾何学的測定は、例えば、燃料棒4同士の間の距離、燃料棒4と案内シンブル12との間の距離、燃料組立体2の外被、燃料組立体2の鉛直状態、などを含み得る。
幾何学的測定は器具により実施される。燃料組立体検査ステーション36は、例えば燃料組立体検査ステーション36に受け入れられる燃料組立体2に沿って鉛直に移動可能である測定組立体を備え、測定組立体は器具を備える。
視覚的検査は、例えば燃料棒4の束の中に存在し得る異物を検出するために実施される。
燃料組立体製造ユニット22は、核燃料棒製造プラントから受け入れられる燃料棒4の検査のために構成される燃料棒検査ステーション38を任意選択で備える。燃料棒検査ステーション38は、例えば組立ホール30に位置させられる。
燃料組立体製造ユニット22は、核燃料棒製造プラントから受け入れられる燃料棒4の保管のために構成される燃料棒保管所40を任意選択で備える。燃料棒保管所40は、例えば組立ホール30に位置させられる。燃料棒保管所40は、例えば燃料棒4を水平に保管するためのラックを備える。
燃料組立体製造ユニット22は、核燃料組立体2を洗浄、検査、および/または包装する前に、核燃料組立体2を保管するように構成される燃料組立体保管所42を任意選択で備える。
燃料組立体保管所42は、例えば組立ホール30に位置させられる。したがって、燃料組立体2は、クレーン32を用いて、燃料組立体保管所42へと装填される、および/または燃料組立体保管所42から持って行かれる。
燃料組立体保管所42は、例えば組立ホール30の中で画定された部屋である。
燃料組立体保管所42は、例えば、各々の燃料組立体2を鉛直位置で保管するためのラックを備える。
代替または任意選択で、核燃料組立体2は、好ましくは洗浄および/または検査の後、燃料組立体容器28に保管され得る。燃料組立体容器28に保管された核燃料組立体2は、原子力発電所へ送られる準備ができている。
燃料組立体製造ユニット22は、輸送容器を保管する、受け入れる、および/または送るように構成された物流領域46を任意選択で備える。
物流領域46は、外部に開放する扉48を介して燃料組立体製造ユニット22の外部からアクセス可能である。好ましくは、物流領域46はトラックおよび/またはフォークリフトにアクセス可能である。
任意選択で、物流領域46には、物流領域46専用とされた物流領域橋形クレーン54が設けられる。この物流領域橋形クレーン54は、例えば特には燃料組立体容器28および燃料棒容器といった、輸送容器を持ち上げるように構成される。物流領域橋形クレーン54は省略されてもよく、この場合、取り扱い作業は、例えばフォークリフトを用いて実施され得る。しかしながら、物流領域橋形クレーン54はより大きな柔軟性を提供する。
好ましくは、包装ステーション26は、物流領域46と隣接して組立ホール30に位置させられる。したがって、燃料組立体2を受け入れる燃料組立体容器28は、包装ステーション26から物流領域46へと容易に移動させられ得る。
ある具体的な実施形態では、物流領域46は、輸送容器を保管するための容器保管ゾーン56を備える。図1に示されているように、いくつかの燃料組立体容器28は容器保管ゾーン56に存在する。
核燃料組立体製造プラント20は、骨組み部品を検査および保管するように構成される構成要素領域58を任意選択で備える。
図2に示されているように、燃料組立体製造ユニット22は、位置合わせ方向Aにおいて隣り合って配置される2つの建物モジュール62、64から作られる建物60に収容される。例えば、2つの建物モジュール62、64は、各々矩形のものであり、実質的に同じ寸法(長さ、幅、および高さ)のものである。
燃料組立体製造ユニット22のステーション(挿入ステーション24、包装ステーション26など)および機器(クレーン、保管所など)は2つの建物モジュール62、64に位置させられる。
物流領域46は、2つの建物モジュール62、64のうち第1の建物モジュール62に位置させられ、挿入ステーション24および包装ステーション26は、2つの建物モジュール62、64のうち第2の建物モジュール64に位置させられる。
図3に示されているような場合、構成要素領域58は、例えば物流領域46と同じ建物モジュールに、つまりここでは第1の建物モジュール62に位置させられる。
図3に示されているような場合、洗浄ステーション34、燃料組立体検査ステーション36、燃料棒検査ステーション38、燃料棒保管所40、および/または燃料組立体保管所42は、例えば挿入ステーション24および包装ステーション26と同じ建物モジュールに、つまりここでは第2の建物モジュール64に位置させられる。
図示されている例では、第1の建物モジュール62に位置させられた物流領域46および構成要素領域58の各々は、第2の建物モジュール64と連絡し、より具体的には、それぞれの通路66、68を介して組立ホール30と連絡する。
物流領域46と組立ホール30との間の通路66は、包装ステーション26に近接しており、および/または、構成要素領域58と組立ホール30との間の通路68は挿入ステーション24に隣接している。
例えば、洗浄ステーション34、燃料組立体検査ステーション36、燃料棒保管所40、および/または燃料組立体保管所42は、これらの2つの通路66、68の間の組立ホール30に位置させられる。
図示されている例では、核燃料組立体2を製造するための方法は、
− 燃料棒4を受け入れ、燃料棒4を燃料棒検査ステーション38において検査し、検査した燃料棒4を挿入ステーション24へと移送することと、
− 骨組み部品を受け入れ、骨組み部品を構成要素領域58において検査し、骨組み部品を挿入ステーション24へと移送することと、
− 燃料棒4を、下ノズル8および/または上ノズル10のない骨組み6へと挿入し、骨組み6を完成させるために骨組み6の下ノズル8および/または上ノズル10を取り付け、それによって燃料組立体2を得ることと、
− 燃料組立体2を洗浄ステーション34において洗浄すること、および/または燃料組立体2を燃料組立体検査ステーション36において検査することと、
− 燃料組立体2を包装ステーション26において燃料組立体容器28で包装することと、
− 燃料組立体容器28を原子力発電所へと送るために燃料組立体容器28を物流領域46へと移送することと、
を含む。
燃料棒4の挿入は、上ノズル10が省略もしくは除去される場合、燃料組立体2の上から下へと実施できるか、または下ノズル8が省略もしくは除去される場合、燃料組立体2の下から上へと実施できる。その上、燃料棒4の挿入は、各々の燃料棒4を押すことおよび/または引っ張ることで実施できる。
ある例示の実施形態では、挿入ステーション24は、燃料棒のグループを骨組み6へと連続的に挿入するように構成され、燃料棒の各々のグループは、手作業で準備され、それから骨組み6へと自動的に挿入される。各々のグループの燃料棒は、挿入ステーション24の挿入ベンチに位置する骨組み6と同じ高さにおいて挿入される。
特定の例では、挿入ステップは、以下のことを含む。
− 燃料棒を集めること。燃料棒は、燃料棒検査ベンチから、または、燃料棒保管所から、少なくとも1つの燃料棒移送トロリを用いて集められ得る。
− 燃料棒位置マップに従ってコンピュータによって実行される燃料組立ソフトウェアによって表示される順序に従うことで、燃料棒グループ準備テーブルへと燃料棒を手作業で移動させること。
− 燃料棒位置マップに従って燃料棒を手作業で離間させることで燃料棒をリフトテーブルへ手作業で移送すること。
− きれいであることおよび損傷のないことのために燃料棒を確認すること。
− 燃料棒位置マップに従って燃料棒配置を確認すること。
− 燃料棒の識別を確認し、燃料棒を組み立てのために解放すること。
− 燃料ロード位置マップに従って、適切な高さへのリフトテーブルおよび燃料棒の半自動的な位置決め。
− 引っ張ることおよび/または押すことによる骨組み6への燃料棒の自動的な挿入。
燃料棒が、引っ張ることによって骨組み6へと挿入される場合、挿入ステップは以下のことを含み得る。
− 引っ張り組立体が定位置にあることを確認し、骨組み6を通じて燃料棒を引っ張るように構成されたタイロッドへ保護キャップを手作業で配置する。
− タイロッドをスケルトンに挿入し、保護キャップを手作業で除去する。
− 自動挿入の間、すなわち、潤滑システムの作動、把持位置への燃料棒の押込み、燃料棒の把持、骨組みを通じた燃料の引っ張り。引っ張り速度が、例えば最初に挿入される燃料棒といった、燃料棒の挿入の間に手作業で確認されてもよい。
任意選択で、挿入ステップは、挿入の間、潤滑剤(例えば水)が燃料棒に適用されているかを確認すること、挿入の後、引っ張り組立体の設定を、燃料棒の端と案内シンブル栓の肩部との間の距離を測定することで確認すること、燃料棒の存在、配向、および位置を確認すること、および/または損傷についてスペーサ格子と燃料棒の端の栓とを確認すること、を含む。
これらの動作は、すべての必要な燃料棒が骨組み6へと挿入されるまで、燃料棒位置マップに従って燃料棒の各々のグループについて繰り返される。
任意選択で、挿入ステップは、中性子毒を含む燃料棒の挿入を含む。中性子毒は、例えばガドリニウム(Gd)を含む。このような場合、中性子毒のない燃料棒と中性子毒のある燃料棒とは、好ましくは異なる場所に保管される。例えば、中性子毒を含む燃料棒は、中性子毒のない燃料棒のための保管所から分離された専用のトロリに保管される。
骨組み6において同じ高さに挿入される燃料棒のグループを準備すると、操作者は、中性子毒のない燃料棒と中性子毒のある燃料棒とをリフトテーブルにおける適切な場所に配置するために、燃料棒挿入マップによって案内される。
したがって、中性子毒のあるおよび/またはない燃料棒のグループが、コンピュータによって実行される燃料組立ソフトウェアによって表示される燃料棒挿入マップからの指示により、リフトテーブルにおいて手作業で準備される。
核燃料組立体製造方法および対応する核燃料組立体製造プラント20は、最小限とされた制約で燃料組立体2を効率的に製造することを可能にする。
燃料棒4は核燃料組立体製造プラント20の内部で製造されない。核燃料組立体2の製造は、非閉鎖領域内の核燃料棒製造プラントから輸送される燃料棒4を用いて作業される。燃料棒4は、道路、空路、および/または海路によって容易に輸送され得る。
したがって、1つ以上の原子力発電所の近くの特定の核燃料組立体製造プラント20において燃料組立体2を簡単かつ効率的に製作することが可能である。
作業は、一部の業務の自動化を用いる必要なく、手作業で実施できる。したがって、核燃料組立体の製作を開始すること、および核燃料組立体製造プラント20に投資することが、より容易になる。
特定の実施形態では、核燃料組立体製造方法は、核燃料組立体製造プラント20から非閉鎖領域によって分離される核燃料ペレット製造プラントから輸送されるペレットを受け入れることと、燃料棒4を製造するためにこれらのペレットを使用することと、核燃料組立体製造プラント20において燃料組立体2を製造するためにこれらの燃料棒4を使用することと、を含む。
核燃料組立体製造方法は、例えば、ペレットをペレットトレイに配置すること、ペレットから潜在的な水素汚染物を除去するためにトレイをガス放出炉に挿入すること、ペレットをペレットトレイから燃料棒装填ステーションにおける被覆管へと装填すること、バネを被覆管へ挿入するステップ、被覆管をヘリウムガスで充填すること、および/または、燃料棒4を閉じるために被覆管の端において栓を溶接することを含む。
図4および図5の核燃料組立体製造プラント20は、燃料組立体製造方法のこのような実施形態を実施するように構成されている。
図4および図5の核燃料組立体製造プラント20は、図2および図3の核燃料組立体製造プラント20とは異なっており、図4および図5の核燃料組立体製造プラント20は、核燃料組立体製造プラント20から非閉鎖領域によって分離された核燃料ペレット製造プラントから輸送されるペレットを受け入れて、これらのペレットを用いて燃料棒4を製造するように構成された燃料棒製造ユニット70をさらに備え、プラント燃料棒4は挿入するステップにおいてさらに使用される。
燃料棒製造ユニット70は、例えばペレットを受け入れるように構成されるペレット受入領域72、ペレットを検査するように構成されるペレット検査領域74、ペレットの潜在的な水素汚染物を追放するように構成される少なくとも1つのガス放出炉78を備えるガス放出ステーション76、被覆管を受け入れ、受け入れた被覆管を確認するように構成される被覆ステーション79、ペレットを被覆管へと装填するように構成される燃料棒装填ステーション80、被覆管の端に栓を溶接するように構成される溶接ステーション82、および/または燃料棒4を検査するように構成される燃料棒検査領域84、を備える。
ペレット受入領域72は、ペレット容器86において包装されるペレットを受け入れるように、およびこれらのペレット容器86にペレットを残した状態でペレットを一時的に保管するように構成される。
各々のペレット容器86は、例えばいくつかのペレット輸送シートと外殻構造とを含む封止ケーシングを備え、外殻構造は、複合出荷容器においてペレット容器86を包装するように構成される。
ペレット輸送シートはいくつかの平行な畝および溝を備える金属の波状シートであり、各々の溝は核燃料ペレットの列を受け入れるように構成される。
ペレット検査領域74は、ペレット輸送シートをペレット容器86から降ろし、ペレットをペレット輸送シートからペレットトレイへと移送し、核ペレットを視覚的に検査するように構成されている。
これらの動作は、例えば手作業で行われる。ペレットをトレイに配置することは、例えば、すべてのペレットの列をペレット輸送シートからペレットトレイへと手作業で滑らせることで実施される。ペレットを視覚的に検査することは、例えば、ペレットトレイに位置させられるペレットの視覚的表面を検査し、ペレットの上に第2のペレットトレイを逆さまに配置し、両方のペレットトレイを一緒にひっくり返し、第1のペレットトレイを除去し、最後にペレットの他方の視覚可能な表面を検査することで実施される。
図6に示されているように、各々のペレット輸送シート124は、ペレットの列130に配置されたペレット128を受け入れるように構成された平行な溝126を有する。
各々のペレット輸送シート124は、例えば溝126と交互となる畝を備える金属の波状シートである。
各々のペレットトレイ132は、例えば、ペレットの列130に配置されたペレット128を受け入れるように構成された溝を間に定める平行な棒134を有する。
好ましい実施形態では、図6に示されているように、ペレット輸送シート124とペレットトレイ132とは異なるが、ペレット輸送シート124からペレットトレイ132へのペレットの列130の移送を可能とするために幾何学的に互換性がある。
より明確には、ペレット輸送シート124の溝126のピッチPと、ペレットトレイ132の棒134同士の間のピッチPと、は実質的に等しく、ペレット輸送シート124およびペレットトレイ132は、棒134同士の間の溝と同じ多さの溝126を備え、ペレット輸送シート124の溝126の長さDはペレットトレイ132の棒134の長さDと実質的に等しい。
一例示の実施形態では、ペレット128をペレット輸送シート124からペレットトレイ132へと移送することは、図6に示されているように、ペレット輸送シート124の各々の溝126がペレットトレイ132の棒134同士の間のそれぞれの溝と一列にされるように、ペレットトレイ132をペレット輸送シート124と隣り合って配置することと、ペレット輸送シート124の各々のペレットの列130をペレットトレイ132の溝へと滑らせることと、を含む。
代替または任意選択で、図7に示されているように、ペレット128をペレット輸送シート124からペレットトレイ132へと移送することは、各々のペレットの列130がペレットトレイ132の棒134同士の間のそれぞれの溝に受け入れられるように、ペレットトレイ132をペレット輸送シート124において逆さまに配置することと、次に、ペレットトレイ132が下になり、ペレット輸送シート124が上になるように、ペレット輸送シート124およびペレットトレイ132から成る組立体を逆さまに回転させることと、ペレット輸送シート124を除去することと、を含む。
回転を伴うこのような移送は、ペレット128がペレット輸送シート124上にあるときに面が視認可能であり、ペレット128が逆さまに回転されてペレットトレイ132へと移送されたときにペレット128の他方の面が視認可能であるため、ペレット128の両面の視覚的検査を可能にする。
代替または任意選択で、図8に示されているように、ペレット128のこのような回転は、2つのペレットトレイ132を使用することで実施される。ペレット128は、例えば図6に示されているように、ペレット輸送シート124からペレットトレイへと移送され、次に図8に示されているように、2つのペレットトレイ132の間で逆さまに回転させられる。
有利には、図9に示されているように、ペレットトレイ132は、ペレットトレイ132を積み重ねるように構成される。これは、ペレットトレイ132の取り扱い、つまりペレットトレイ132を輸送すること、および/またはペレットトレイ132をガス放出炉78へと移送すること、を容易にする。
ペレット輸送シート124とペレットトレイ132とは、例えばそれらの設計(例えば材料および/または構造)において異なり、ペレットトレイ132は、例えばガス放出炉78内での加熱に抗するように設計される。
有利には、これらのペレットトレイ132は、ペレット128を保管するために、ペレット128をガス放出炉78へと配置するために、および/またはペレット128を被覆管へと装填するために使用されるように構成される。
したがって、ペレット128は、検査と装填との間でペレットトレイ132から別の支持体または容器へとペレット128を移送することなく、検査から被覆管への装填までペレットトレイ132に留まることができる。これは、ペレット128の取り扱いを抑制し、そのためペレット128を損傷させる危険性を抑制する。
任意選択で、燃料棒製造ユニット70は移動可能なペレット保管庫140を備え、各々の保管庫140は、ペレットトレイ132を保管するように構成され、ペレットトレイ132を移送させるために移動可能である。
図10に示されているように、各々の保管庫140は、いくつかのペレットトレイ132を受け入れるように構成され、例えばいくつかの区画室またはセル142を備え、各々のセル142はいくつかのペレットトレイ132を受け入れるように構成されている。
各々の保管庫140は、例えばいくつかのセル142を備え、各々のセル142は、例えばペレット容器86からのペレット輸送シート124の積み重ねと同等な、ペレットトレイ132の積み重ねを受け入れるように構成される。
各々のセル142には、セル142を閉じるための扉が好ましくは設けられる。
好ましくは、セル142は保管庫140の2つの反対の面140A、140Bに分配される。これは、保管庫140の安定性を向上させることと、保管容量を増加させることと、保管庫140を回転させる必要なく、2つの隣り合うガス放出炉78にペレットトレイ132を保管庫140の両側から装填することと、を可能にする。保管庫140は、例えば2つのガス放出炉78の間に位置決めされ、各々のガス放出炉78には、保管庫140の一方の側のペレットトレイ132がそれぞれ装填される。
各々の保管庫140は、セル142が保管庫140の2つの反対の面140A、140Bに位置させられている平行六面体の形を呈する。
各々の保管庫140は、例えば標準的なパレットスタッカ146で、容易に移動および/または昇降させることができる。パレットスタッカ146は、ペレット検査領域74、保管場所、ガス放出炉78、および燃料棒装填ステーション80、の間で保管庫140を移動させることができる。昇降は、保管庫140の内部および/または外部でのペレットトレイ132の手作業の装填および装填解除を容易にする。
ペレット廃棄物(つまり不適合の表面の傷を伴うペレット)が、ペレットの取り扱いの間、つまり検査、保管、ガス放出、および/または装填の間、意図せずに生じる可能性がある。
任意選択で、方法は、ペレット廃棄物をペレット容器86において核燃料ペレット製造プラントへと戻すことを含む。これは、燃料棒製造ユニット70が核燃料ペレットを製造するように構成されておらず、ペレット廃棄物を処理するための機器のないことが分かっているため、核燃料ペレット製造プラントにペレット容器86を戻すことから便益を得ることを可能にする。
任意選択で、方法は、ペレット受入領域72において少なくとも1つのペレット容器86内に、および/または保管庫140の少なくとも1つのセル142内に、ペレット廃棄物を一時的に保管することを含む。ペレット廃棄物は缶に保管されてもよく、缶はペレット容器86または保管庫140に一時的に保管され得る。ガス放出ステーション76は少なくとも1つのガス放出炉78を備える。各々のガス放出炉78は、ペレットの潜在的な水素汚染物を追放するように構成されている。
各々のガス放出炉78は、ペレットがガスを放出する加熱動作のためにペレットトレイ132に残され得るように、ペレットの移送なしで、ペレットを含むペレットトレイ132を受け入れるように構成されている。
図4および図5に示されているように、ガス放出ステーション76は、保管庫140を保管するための専用の場所が設けられる部屋に位置させられる。
一実施形態では、方法は、燃料棒4を得るために、核燃料ペレットで満たされる被覆管を受け入れることおよび検査することを含む。
被覆管は、例えば木製の箱で出荷され、手作業で荷降ろしされる。
被覆管を検査するステップは、例えば、輸送の損傷(例えば凹みおよび傷)について視覚的に検査すること、被覆管が空であることを確認すること、および/または水分の存在を回避するために被覆管の内部を乾燥させること、を含む。
空であることは、例えば光の伝播を邪魔する物体について確認するために、一端から被覆の内部に光線を投射し、他端において光を捕らえるように構成される光学的な空確認装置を用いて、確認される。
乾燥は、例えば乾燥装置によって、高温空気を被覆管の内部に吹き込むことで実施される。
図5に示されているように、燃料棒製造ユニット70は被覆ステーション79を備える。
被覆ステーション79は、被覆管を受け入れ、受け入れられた被覆管の検査を実施するように構成されており、つまり、例えば空確認装置および乾燥装置を備える。
溶接ステーション82と燃料棒装填ステーション80とは、燃料棒4のすべての製造ステップを実施するように構成されている。
燃料棒4の製造は、例えば以下のステップ、すなわち、
− 被覆管を溶接ステーション82の計量装置で計量するステップと、
− 栓を被覆管の第1の端において溶接ステーション82の溶接機械で溶接し、それによって事前に栓のされた被覆管を得るステップと、
− 第1の端の栓の溶接を検査するステップと、
− ペレットを事前に栓のされた被覆管へ装填し、燃料棒装填ステーション80でペレットプレナム長さを確認するステップと、
− 例えば、溶接ステーション82において利用可能な反転トロリを用いて、被覆管の第2の端を溶接装置に差し出すように、事前に栓のされた被覆管を回転させるステップと、
− 燃料棒4のウラン含有量を決定するように、被覆管を溶接ステーション82の計量装置で計量するステップと、
− バネを被覆管の第2の端において挿入するステップと、
− 被覆管にヘリウムガスを充填し、栓を被覆管の第2の端において溶接ステーション82の溶接機械で溶接し、それによって燃料棒4を得るステップと、
− 第2の端の栓の溶接を検査するステップと、
− 燃料棒表面に汚染物のないことを確認し、燃料棒4を燃料棒検査領域84へと解放するステップと、
を含む。
回転のステップを含むこのような装填は、1つだけの溶接機械で装填を実施することを可能にする。
これは、2つの異なる溶接機械を設けることを回避することで、溶接ステーション82の設置面積を最小限にすることと、燃料棒製造ユニット70のコストを最小限にすることと、を可能にする。栓の溶接の間に核燃料棒4を回転させることは時間が掛かるが、これは、燃料棒製造ユニット70について予測される製作の速さの状況では許容可能である。
また、1つのみの計量装置が必要とされる。ペレットで充填する前および後に各々の被覆管を計量することで、ウラン含有量を決定することが可能である。
したがって、有利には、溶接ステーション82は、1つのみの計量機械および/または1つのみの計量装置を備える。
燃料棒4の装填は、有利にはバッチ式で実施され得る。
このような場合、空での計量、栓の溶接、およびペレットの充填のステップが被覆管のバッチに対して実施され、これらの被覆管が回転させられてから、充填された後の計量、バネの挿入、栓の溶接、および解放が被覆管のバッチに対して実施される。燃料棒4の各々のバッチは、例えばおおよそ100本の燃料棒4を備える。
燃料棒装填ステーション80は、有利には、ペレットの列130を作り出すように、および各々のペレットの列130を被覆管へ装填するように、構成される。好ましくは、燃料棒装填ステーション80は、先に作り出されたペレットの列130が先の被覆管へと装填されている間、次の被覆管への装填のために特定の長さにおいてペレットの列130を作り出すように構成される。
方法は、例えば燃料棒4は溶接ステーション82から解放されると、燃料棒4を検査するステップを、好ましくは含む。
燃料棒4を検査するステップは、非破壊的な手法で燃料棒4を検査するために各々の燃料棒4を走査することと、燃料棒4のヘリウムの漏れを確認することと、例えば燃料棒4の長さを測定すること、燃料棒4の真直度を確認すること、および/または燃料棒の外観を確認すること、を含め、最終的な検査を実施することとを含み得る。
したがって、燃料棒検査領域84は1つ以上の燃料棒検査ステーションを備える。
燃料棒検査ステーションは、例えば漏れ試験ステーション88であり、具体的にはヘリウム漏れ試験ステーションである。このような漏れ試験ステーション88は、燃料棒4の可能性のある漏れ、つまり燃料棒被覆の漏れ、栓の漏れ、および/または燃料棒被覆と栓のうちの1つとの間の漏れ、を特定するように構成されている。
別の燃料棒検査ステーションは、例えば燃料棒4を非破壊的な手法で検査するように構成される走査ステーション90である。走査ステーション90は、例えば濃縮度および燃料棒4全体の均一性を確認するために、燃料棒4の中に含まれる核燃料ペレットのガンマ線放出数を受動的に走査するように構成されている。また、走査ステーション90は、例えばペレットの列およびプレナム長さ、燃料棒バネなどの必要な構成要素の存在、ならびにペレット同士の間の隙間の有無を確認するために、ガンマ線密度計試験を実施するように構成される。
他の燃料棒検査ステーションは、例えば、具体的には燃料棒4の長さを測定すること、燃料棒4の真直度を確認すること、および/または燃料棒4の外観を確認すること、といった、燃料棒4の幾何学的特性を確認するように構成される最終検査ステーション91である。最終検査ステーション91は、例えば平面的な作業面を有する検査ベンチを備える。
燃料棒製造ユニット70は、燃料棒検査領域84における核燃料棒検査の間、および/または溶接ステーション82における燃料棒製造の間、欠陥として特定された核燃料棒4を再加工するように構成される核燃料棒再加工ステーション92を任意選択で備える。
燃料棒製造ユニット70は、人の安全を確保するために、およびペレットから生じ得る核燃料の粒子の出て行くのを回避するために、雰囲気が制御される制御雰囲気包囲部94を備える。制御雰囲気包囲部94の輪郭は、図5において破線で示されている。
制御雰囲気包囲部94は、ペレットが燃料棒4で封止されないステーションへと延びている。
具体的には、ここでの例では、ペレット検査領域74、ガス放出ステーション76、燃料棒装填ステーション80、および溶接ステーション82は、制御雰囲気包囲部94に位置させられている。
制御雰囲気包囲部94は、燃料棒製造ユニット70の残りから、つまり空確認装置および乾燥装置を含め、ペレット受入領域72、燃料棒検査領域84、および被覆ステーション79から分離されている。
制御雰囲気包囲部94は、制御入口96および制御出口98を介して操作者がアクセス可能である。
図4に示されているように、燃料棒製造ユニット70は、閉鎖された手法で燃料組立体製造ユニット22に連結されている。
本発明では、2つのユニット、建物、または建物モジュールは、材料が、一方のユニットから他方のユニットへと、一方の建物から他方の建物へと、または一方の建物モジュールから他方の建物モジュールへと、外部を通過せずに移送できるとき、「閉鎖された手法」で連結されると言える。
燃料棒製造ユニット70と燃料組立体製造ユニット22とは、ここでは同じ建物において隣り合って配置されている。
図5において示されているように、建物60は、第1の建物モジュール62と、燃料組立体製造ユニット22を収容する第2の建物モジュール64と、第3の建物モジュール100と、燃料棒製造ユニット70を収容する第4の建物モジュール102と、を備える。
溶接ステーション82および燃料棒検査領域84は、第2の建物モジュール64と隣り合っている第3の建物モジュール100に位置させられている。したがって、燃料棒製造ユニット70において製作される燃料棒4は、燃料棒検査領域84から挿入ステーション24へと直接的に移送され得る。
ペレット受入領域72、ペレット検査領域74、および燃料棒装填ステーション80は第4の建物モジュール102に位置させられている。
本例では、ガス放出ステーション76および/または再加工ステーション92は第4の建物モジュール102に位置させられている。
制御雰囲気包囲部94は、第4の建物モジュール102において延びており、溶接ステーション82を含むように第3の建物モジュール100へも延びている。第3の建物モジュール100および第4の建物モジュール102には、ここでは、第3の建物モジュール100および第4の建物モジュール102の内部で制御雰囲気包囲部94を画定するために、内部の壁が設けられている。
有利には、大まかな様態において、核燃料組立体製造プラント20は、位置合わせ方向Aにおいて一列にされた状態で隣り合って配置された建物モジュールを備え、建物モジュールは、核燃料組立体2を製造するそれぞれのステップを実施するように構成されるいくつかの製造ユニット(燃料棒製造ユニット70、燃料組立体製造ユニット22など)を収容し、各々の製造ユニットは、この製造ユニットに専用とされる建物モジュールのうちの1つ以上に収容される。
核燃料組立体製造プラント20の製造ユニットは、燃料組立体製造ユニット22および/または燃料棒製造ユニット70と、核燃料粉末からペレットを製造するように構成される燃料ペレット製造ユニットおよび/または例えば気体のUFをUO粉末へと変換するといった、核燃料前駆体を核燃料粉末へと変換するように構成される燃料粉末製造ユニットと、を備え得る。
図5および図11において視認可能であるように、燃料棒製造ユニット70は、被覆ステーション79、溶接ステーション82、燃料棒検査領域84、および挿入ステーション24の間で燃料棒4を運搬するためのコンベヤを備える。
例では、燃料棒製造ユニット70は、第1の方向において燃料棒4を運搬するための第1の運搬システム104と、第1の方向とゼロでない角度を作る第2の方向において燃料棒4を運搬するための第2の運搬システム106と、を備える。第2の方向は、ここでは第1の方向に対して垂直である。
燃料棒製造ユニット70は、燃料棒4を第1の運搬システム104から第2の運搬システム106へと移送するための旋回トロリ108を備える。好ましくは、トロリは手作業で動作させられる。
この配置は、過剰な自動化なしで、燃料棒製造ユニット70および核燃料組立体製造プラント20の全体としての小さな据付面積を伴って、燃料棒4を容易に運搬させることができる。
第2の運搬システム106は、燃料棒4を燃料棒検査領域84から挿入ステーション24へと移送するように構成されている。加えて、第2の運搬システム106は、燃料棒4を燃料棒検査領域84と挿入ステーション24との間で一時的に保管するための緩衝保管部として使用されてもよい。このような保管は補足的な手作業を回避させる。
図示されている実施形態では、第1の運搬システム104は、被覆管を被覆ステーション79から溶接ステーション82へと運搬するように、および燃料棒4を溶接ステーション82から燃料棒検査領域84の燃料棒検査ステーション90、88、91へと連続的に移送するように構成されており、第2の運搬システム106は、燃料棒4を旋回トロリ108から挿入ステーション24へと運搬するように構成されている。燃料棒4は、最後の燃料棒検査ステーション(ここでは最終検査ステーション91)から旋回トロリ108へと手作業で移送させることができる。
各々の運搬システム104、106は、例えば1つ以上の移送テーブルを備え、各々の移送テーブルは若干傾斜した傾斜路を備え、各々の被覆管または燃料棒4は重力により移送テーブルに沿って転がることができる。
例えば、1つの移送テーブルが、被覆管または燃料棒4を各々のステーションから次のステーションへと移送するために、連続的なステーションの各々の対の間に設けられる。
核燃料棒4が、燃料組立体製造ユニット22に向けて運搬され、より具体的には挿入ステーション24に向けて運搬されるように、第1の方向は横方向Tと平行であり、第2の方向は位置合わせ方向Aと平行である。
図示されている例では、少なくとも1つの燃料棒検査ステーションは第1の運搬システム104の傍らに位置させられる、および/または燃料棒検査ステーションは第1の運搬システム104の端に位置させられる。例えば、最終検査ステーション91は第1の運搬システム104の端に位置させられ、他の燃料棒検査ステーションは第1の運搬システム104の傍らで連続的に位置させられる。
好ましくは、第1の運搬システム104に位置させられる各々の燃料棒検査ステーションは、燃料棒4を第1の運搬システム104から燃料棒検査ステーションへと移送し、検査された燃料棒4を第1の運搬システム104へと戻すために、それ自体の特定の運搬システムを有する。
第1の運搬システム104の傍らにおける少なくとも1つの燃料棒検査ステーションの配置は、据え付け面積を最適化しつつ、製作および保守の操作者のための良好な作業条件をなおも可能とするように選択されている。
ここでの場合、燃料棒検査ステーション88、90は、各々の燃料棒4が燃料棒検査ステーション90、88と整合して運搬され、燃料棒検査ステーション90、88へと挿入され、次の燃料棒検査ステーション90、88と整合して運搬されるように、または第1の運搬システム104の終わりに位置させられる最終検査ステーション91へと運搬されるように、第1の運搬システム104へと戻すように移送されるように、第1の運搬システム104の傍らに位置させられ、第1の運搬システム104に沿って分配されている。
先に指示されているように、核燃料組立体製造方法は、核燃料組立体2を洗浄するステップ、および/または核燃料組立体2を検査するステップ、を含む。
洗浄するステップおよび/または検査するステップは、燃料組立体2を、鉛直位置で、および/または実質的に地面の高さで、位置決めすることで実施される。
洗浄するステップは、例えば、送風洗浄、高圧洗浄、気泡水による洗浄、および/または例えば手作業のブラシ洗浄といったブラシ洗浄によって実施される。
洗浄するステップおよび/または検査するステップは、燃料組立体2に沿って上昇および/または下降するために、少なくとも1つのエレベータを用いて、鉛直に位置決めされた燃料組立体2を視覚的に検査することを含む。
図12に示されているように、洗浄ステーション34は圧縮空気で吹き付けるように構成されている。
洗浄ステーション34は、燃料組立体2を鉛直に受け入れるように構成された伸縮式包囲部110を備える。
伸縮式包囲部110は、伸縮式包囲部110が、格納構成と、燃料組立体2を受け入れるための管を定める延長構成と、の間で移動可能となるように、鉛直方向において互いに伸縮可能に装着される管状部分112を備える。伸縮式包囲部110は鉛直に格納および延長される。格納位置では、管状部分112は例えば下向きに格納される。代替で、管状部分112は上向きに格納される。
伸縮式包囲部110を格納することで、燃料組立体2を大きな高さへ持ち上げる必要なく燃料組立体2を伸縮式包囲部110へと配置することができる。伸縮式包囲部110を延長することは、吹き付け洗浄のために燃料組立体2を包囲することを可能にし、吹き付け洗浄の間に燃料組立体2から吹き落とされる屑(骨組み6への燃料棒4の挿入の間に発生させられる)の拡散を回避する。
伸縮式包囲部110を展開することを考慮して、洗浄ステーション34は、例えば、タワー116に沿って鉛直に移動可能であるスライド部114を備え、スライド部114は、伸縮式包囲部110の管状部分112と吹き付けノズルとに連結される。
洗浄ステーション34は、例えば燃料組立体2を通じて空気を吹き付けるための吹き付けノズル120を備える。
有利には、吹き付けノズル120は、伸縮式包囲部110を閉じると吹き付けノズル120が燃料組立体2に沿って移動させられるように、伸縮式包囲部110の管状部分112に取り付けられる。したがって、伸縮式包囲部110を閉じることと吹き付け洗浄とは同時に実施され得る。
有利には、洗浄ステーション34は、棒クラスタ制御組立体(RCCA)およびシンブル栓組立体(TPA)で挿入試験を実施するように構成されている。
これを考慮して、図12に示されているように、洗浄ステーション34は、ダミー芯構成要素152、つまりRCCAまたはTPAが吊り下げられるリフト器具150を備える。
リフト器具150は、洗浄ステーション34において受け入れられる燃料組立体2の上方にRCCAまたはTPAを配置すること、およびRCCAまたはTPA燃料組立体2へと下降させること、またはRCCAまたはTPAを離すように移動させることを考慮して、鉛直旋回軸Bの周りに旋回できる旋回アーム154と、旋回アーム154に沿って滑ることができる巻上機とをここでは備える。RCCAまたはTPAは、RCCAまたはTPAを旋回アーム154に吊り下げるために、例えば巻上機を用いて、上下に移動させることができる。
図12に示されているように、任意選択で、洗浄ステーション34は、洗浄ステーション34に配置された燃料組立体2に沿って操作者を鉛直に移動させるためのエレベータ118を備える。これは、RCCA試験およびTPA試験を実施するために、洗浄動作を監督するために、および/または燃料組立体2の全体の視覚的検査を実施するために、クレーン32を解放する前に操作者に上ノズル10を固定させることができる。このような視覚的検査は、伸縮式包囲部110の代わりに固定された包囲部を用いたのでは可能ではない。
図12において視認可能であるように、燃料組立体検査ステーション36は、核燃料組立体2を鉛直に受け入れるように構成されている。
燃料組立体検査ステーション36は、燃料組立体検査ステーション36に受け入れられる燃料組立体2に幾何学的測定を実施するように構成されている。幾何学的測定には、燃料組立体2の長さ、燃料組立体2の鉛直状態、燃料棒4同士の間の距離、燃料棒4と案内シンブル12との間の距離、組立体軸Lの周りでのスペーサ格子14および上ノズル10の捩じれ、があり得る。
図12に示されているように、燃料組立体検査ステーション36は、幾何学的測定を実施するように構成された器具を備える測定組立体160を備えており、測定組立体160は、燃料組立体2に沿ってすべて測定を実施するように、燃料組立体検査ステーション36に受け入れられた燃料組立体2に沿って鉛直に移動可能である。
測定組立体160は、例えば使用中に、燃料組立体2の周りに取り付けられ、燃料組立体2に沿って移動可能である環状の形の支持フレーム162を備え、支持フレーム162は、支持フレーム162の周囲に分配された器具を支持する。
器具は、燃料組立体2の外面に接触し、外部の幾何学的パラメータ(外被、捩じれ、鉛直状態など)を測定するための外部プローブと、内部の幾何学的パラメータ(燃料棒4同士の間の距離、燃料棒4と案内シンブル12との間の距離など)を測定するように燃料棒4同士の間での挿入のために構成される内部プローブとを備え得る。
燃料組立体検査ステーション36は、燃料組立体検査ステーション36に配置された燃料組立体2に沿って操作者を鉛直に移動させるためのエレベータ164を備える。これは、操作者に詳細な視覚的検査を実施させることができる。
任意選択で、検査ステーション36は、検査ステーション36において受け入れられた燃料組立体2がその鉛直軸の周りで回転可能となるように構成される。
このために、検査ステーション36には、例えば操作者に燃料組立体2をその鉛直軸Lの周りに手作業で回転させる回転支持体168が備え付けられる。これは、操作者に燃料組立体2の4つの側面の各々1つを視覚的に検査させることができる。
支持フレーム162は、燃料組立体のその長手方向軸Lの周りでの回転を許容するように構成されている。
回転支持体168は、支持フレーム162によって支持された器具で実施される幾何学的測定の間、定められた角度位置において阻まれるように構成されている。
一実施形態では、このような回転の特徴は洗浄ステーション34において実施されない。洗浄ステーション34におけるエレベータ118は、操作者に燃料組立体2の出来映えの検査を行わせることができるが、検査ステーション36におけるような燃料組立体の4つの側面における詳細な視覚的検査を行わせることはできない。ステーション34のエレベータ118は、操作者がクレーン32を解放する前に上ノズルを固定することができ、RCCA試験およびTPA試験を実施することができるように、主に設けられている。別の態様によれば、本発明は、束で配置される核燃料棒4と、燃料棒4を支持する骨組み6と、を備える核燃料組立体2を製造するためのプラントを拡張する方法に関し、そのプラントは、燃料組立体2を得るために燃料棒4を骨組み6へと挿入するように構成される挿入ステーション24と、輸送を考慮して燃料組立体2を燃料組立体容器28で包装するように構成される包装ステーション26と、を備える燃料組立体製造ユニット22を有し、前記方法は、少なくとも1つの追加の製造ユニットを建設し、追加の製造ユニットを燃料組立体製造ユニット22に連結するステップを含む。
燃料組立体製造ユニット22および追加の製造ユニットは連続的に建設される。燃料組立体製造ユニット22は、建設され、しばらくの間(例えば数カ月間または数年間)動作させられ、次に追加の製造ユニットが建設される。
本発明では、製造ユニット同士を「連結する」とは、核燃料組立体の製造のための閉鎖領域を一緒に画定するように、製造ユニット同士が連結されることを意味する。製造ユニット同士の間の材料の流れは、連続した閉鎖領域において行われ、具体的には外部を介して屋外へと通ることなく行われる。
一態様によれば、方法は、プラントの既存の製造ユニットにおいて使用される製造の構成要素、具体的には燃料組立体製造ユニット22において使用される構成要素のために構成された追加の製造ユニットを追加することを含む。これらの構成要素は、既に存在する製造ユニットにおいて、具体的には燃料組立体製造ユニット22において実施される工程ステップを実施する前に製造される必要がある。
したがって、プラントは、核燃料組立体2を製造する工程を考慮するとき、上流での形で拡張される。
具体的な実施形態では、追加の製造ユニットは、ペレットから始まって燃料棒4を製造するように構成される燃料棒製造ユニット70である。したがって、これらの燃料棒4は、燃料組立体製造ユニット22の挿入ステーション24において実施される挿入ステップで使用され得る。
さらなる追加の製造ユニットが考慮され得る。
一実施形態では、方法は、UOに基づく核燃料ペレットを製造するように構成される燃料ペレット製造ユニットを追加し、燃料ペレット製造ユニットを燃料棒製造ユニット70に連結するステップを含む。
方法は、例えば気体のUFをUO粉末へといった、核燃料前駆体を核燃料粉末へと変換するように構成される燃料粉末製造ユニットを追加し、燃料粉末製造ユニットを燃料ペレット製造ユニットに連結するステップも含み得る。
一実施形態では、方法は、別体の骨組み部品を受け入れ、骨組み部品を骨組み6へ組み立てるように構成される骨組み製造ユニットを追加するステップを含む。
一実施形態では、方法は、被覆管の一端に溶接される1つの栓を有する被覆管の製造のために構成される事前に栓のされた被覆管の製造ユニットを追加するステップを含む。このような事前に栓のされた被覆管が、燃料棒装填ステーション80において直接的に使用され得る。
各々の追加の製造ユニットは、既存の製造ユニットと同じ建物に位置させられてもよく、または既存の製造ユニットの建物に連結される新たな建物に位置させられてもよい。
一実施形態では、骨組み製造ユニットおよび/または事前に栓のされた被覆管の製造ユニットが、各々が燃料組立体製造ユニット22と同じ建物に、または燃料棒製造ユニット70と同じ建物に位置されている状態で、燃料組立体製造ユニット22および/または燃料棒製造ユニット70を備える核燃料組立体製造プラント20に追加される。
例えば、追加された骨組み製造ユニットおよび/または追加された事前に栓のされた被覆管の製造ユニットは、燃料組立体製造ユニット22および/または燃料棒製造ユニット70の第1の階に位置させられ得る。
1つの特定の例では、追加された骨組み製造ユニットは既存の燃料組立体製造ユニット22の第1の階に位置させられる、および/または、追加された事前に栓のされた被覆管の製造ユニットは既存の燃料棒製造ユニット70の第1の階に位置させられる。
特定の実施形態では、図13に示されているように、方法は、燃料組立体製造ユニット22を建設することと、燃料棒製造ユニット70を既存の燃料組立体製造ユニット22に追加することと、次に任意選択で、燃料ペレット製造ユニット170を追加することと、次に任意選択で、燃料粉末製造ユニット172を追加することと、を連続的に含む。各々の追加は、典型的には数カ月間または数年間といったしばらくの間の既存の製造ユニットの動作の後、実施される。
一態様によれば、方法は、設備の既存の製造ユニットと同じ種類の製造ユニットである追加の製造ユニット、つまり同じ製造ステップを実施するように構成される製造ユニットを追加することを含む。
一実施形態では、追加の製造ユニットは、生産能力を増加させるために既存の燃料組立体製造ユニット22に加えられる燃料組立体製造ユニット22である。
一実施形態では、方法は、UOに基づく核燃料ペレットを製造するように構成される追加の燃料ペレット製造ユニットを建設し、追加の燃料ペレット製造ユニット170を追加の燃料棒製造ユニット70に連結するステップを含む。
任意選択で、方法は、UFをUOへと変換するように構成される追加の燃料粉末製造ユニット172を建設し、追加の燃料粉末製造ユニットを追加の燃料ペレット製造ユニット170に連結するステップを含む。
核燃料組立体製造プラント20を拡張する方法は、燃料棒製造ユニット70を含む完成した核燃料組立体製造プラント20に即座に投資することを回避し、したがって開始の投資をより容易にする。また、これは、より繊細であるペレットから始まる燃料棒製造へと踏み出す前に、燃料組立体の組み立ての知識を得ることを可能にする。
有利には、相補的な製造ユニット(燃料組立体製造ユニット22、燃料棒製造ユニット70、燃料ペレット製造ユニット170、および燃料粉末製造ユニット172)は、位置合わせ方向Aに一列にされ、同じ種類の製造ユニット(例えば、2つの燃料組立体製造ユニット22)が横方向Tにおいて隣り合って配置される。
また、同じ種類の製造ユニットの各々の対は、好ましくはそれぞれのステーションの場所に関して、2つの製造ユニットの間に位置させられる鉛直の中央平面Sに対して対称に配置される。鉛直の中央平面Sは、位置合わせ方向Aに沿って鉛直に延びる。
図14および図15に示された例では、核燃料組立体製造プラント20は2つの燃料組立体製造ユニット22と2つの燃料棒製造ユニット70とを備える。2つの燃料組立体製造ユニット22は横方向Tにおいて隣り合って位置させられている。各々の燃料棒製造ユニット70は、位置合わせ方向Aにおいてそれぞれの燃料組立体製造ユニット22と一列にされている。
製造ユニットは2×2の行列パターンで位置させられている。
2つの燃料組立体製造ユニット22は、それぞれのステーションの配置に関して、鉛直の中央平面Sに対して対称に構成されている。2つの燃料棒製造ユニット70は、それぞれのステーションの配置に関して、鉛直の中央平面Sに対して対称に構成されている。
本発明の一態様によれば、例えば核燃料組立体製造プラント20を拡張させる方法を実施するように許容するために、核燃料組立体製造プラント20はモジュール式の構造のものである。
核燃料組立体製造プラント20は、例えば燃料組立体2の製造の異なるステップを実施するための異なる種類の製造ユニット(燃料組立体製造ユニット22、燃料棒製造ユニット70など)を連続的に追加するように構成される。
核燃料組立体製造プラント20は、位置合わせ方向Aにおいて異なる種類の製造ユニットを連結するように構成され、それによって核燃料組立体製造プラント20は、位置合わせ方向Aにおいて相補的な製造ユニット(燃料棒製造ユニット70、燃料ペレット製造ユニット170、および燃料粉末製造ユニット172)を追加することで拡張できる。
図4および図5に示されている核燃料組立体製造プラント20は、燃料組立体製造ユニット22と燃料棒製造ユニット70とを備え、燃料ペレット製造ユニットと、任意選択で燃料粉末製造ユニットと、を追加することで、拡張させることができる。
各々の製造ユニット(燃料組立体製造ユニット、燃料棒製造ユニットなど)は、方法の実施およびプラントの運営に必要なユーティリティを提供するように各々構成されているユーティリティシステムを備える。
各々の製造ユニットのユーティリティシステムは、以下のもの、すなわち電気供給システム、コンピュータネットワーク、加熱、通気、および空調のシステム、ガス供給システム、水供給ネットワーク、排水ネットワーク、圧縮空気供給システム、プロセス通気システム、空気汚染監視システム、臨界警報システム、防火の区域および扉のシステム、火災の検知器および警報のシステム、のうちの1つ以上を備え得る。
各々の製造ユニットは、前記製造ユニットに連結される別の製造ユニットの対応するユーティリティシステムとの相互連結のために構成される少なくとも1つのユーティリティシステム、および/または前記製造ユニットに連結される別の製造ユニットの対応するユーティリティシステムから独立して動作するように構成される少なくとも1つのユーティリティシステム、を備え得る。
ある例示の実施形態では、各々の製造ユニットの少なくとも1つまたは各々のユーティリティシステムは、後に製造ユニットと隣り合って建設される可能性のある上流の製造ユニットの対応するユーティリティシステムとの相互連結のために始めから構成される。
加えて、各々の製造ユニットは、閉鎖領域を画定する状態で追加の製造ユニットとの相互連結のために提供される。
代替で各々の製造ユニットの少なくとも1つまたは各々のユーティリティシステムは、各々の別の製造ユニットの対応するユーティリティシステムから独立する。これは、適正なサイズのユーティリティシステムを提供することを可能とし、それによって製造ユニットの建設への投資を制限する。
特定の実施形態では、各々の製造ユニットは、各々の別の製造ユニットの対応するユーティリティシステムとの相互連結のために構成される少なくとも1つのユーティリティシステムと、各々の別の製造ユニットの対応するユーティリティシステムから独立するように構成される少なくとも1つのユーティリティと、を備える。
このような場合、相互連結のために構成されるユーティリティシステムは、例えばすべての製造ユニットにおいて警報を伝えるために有用である警報システム、または例えば製造ユニット同士の間での情報の伝達や、燃料組立体の製造の間の燃料組立体構成要素のトレーサビリティに有用であるコンピュータネットワーク、である。
図4および図5の例では、燃料組立体製造ユニット22と燃料棒製造ユニット70とは隣り合って配置されている。燃料組立体製造ユニット22は、燃料組立体製造ユニット22の側方において燃料棒製造ユニット70に連結するように構成されている。
燃料組立体製造ユニット22および燃料棒製造ユニット70はユーティリティシステムを各々備える。
単独で建設されるとき、燃料組立体製造ユニット22の各々のユーティリティシステムは、燃料組立体製造ユニット22と隣り合って後で建設される可能性のある燃料棒製造ユニット70の対応するユーティリティシステムとの連結のために始めから構成される。
加えて、燃料組立体製造ユニット22は、燃料棒4の経路に関して、燃料棒製造ユニット70との相互連結に向けて提供される。
実際、図5において見られるように、核燃料棒の製作の最終的なステップは、挿入ステーション24に隣接している燃料棒検査領域84において実施される。したがって、燃料棒4は、第2の運搬システム106を介して燃料棒検査領域84から挿入ステーション24へと容易に移送できる。
有利には、燃料組立体製造ユニット22と燃料棒製造ユニット70とを備える核燃料組立体製造プラント20は、いくつかの建物モジュールから作られた建物に収容され、燃料組立体製造ユニット22および燃料棒製造ユニット70はそれぞれの建物モジュールに収容される。
別の言い方をすれば、燃料組立体製造ユニット22は、燃料棒製造ユニット70を受け入れる建物モジュールと異なる建物の1つ以上の建物モジュールに受け入れられる。
より一般的な手法では、有利には互いと異なり、2つの異なるステップを実施するように構成される第1の製造ユニットおよび第2の製造ユニットを備える核燃料組立体製造プラントは、建物モジュールから作られた建物に収容され、第1の製造ユニットは、第2の製造ユニットを受け入れる建物モジュールと異なる1つ以上の建物モジュールに収容される。
これは、例えば第2の製造ユニットを燃料組立体製造プラントに追加する前に第1の製造ユニットを建設して動作させている状態で、製造ユニットを連続的に建設することを可能にする。本発明の異なる態様は、互いから独立して有利である。また、製造ユニットのステーションの特定の特徴は、製造方法およびプラントから独立して有利でもある。
例えば、ペレット検査領域、ガス放出ステーション、燃料棒装填ステーション、溶接ステーション、燃料棒検査領域、燃料組立体洗浄ステーション、および/もしくは燃料組立体検査ステーションは、分離して、または組み合わせにおいて有利である。したがって、本発明は、一般的な様態において、鉛直位置に位置決めされる燃料組立体の検査のために構成され、および/または操作者のためのエレベータを備える燃料組立体検査ステーションに関する。
加えて、本発明は、一般的な様態において、鉛直位置に位置決めされる燃料組立体の検査のために構成され、操作者のためのエレベータを備え、および/または、伸縮式封入体を備える燃料組立体洗浄ステーションにも関する。
本発明は、第1の方向において延びる燃料棒の第1の運搬システムと、第1の方向とゼロでない角度を作る第2の方向において延びる燃料棒の第2の運搬システムと、第1の運搬システムから第2の運搬システムへと燃料棒を移送するための旋回トロリと、を備える燃料棒運搬組立体にさらに関する。
2 核燃料組立体
4 核燃料棒
6 骨組み
8 下ノズル
10 上ノズル
12 案内シンブル
14 スペーサ格子
20 核燃料組立体製造プラント
22 燃料組立体製造ユニット
24 挿入ステーション
26 包装ステーション
28 燃料組立体容器
30 組立ホール
32 クレーン
34 洗浄ステーション
36 燃料組立体検査ステーション
38 燃料棒検査ステーション
40 燃料棒保管所
42 燃料組立体保管所
46 物流領域
48 扉
54 物流領域橋形クレーン
56 容器保管ゾーン
58 構成要素領域
62 第1の建物モジュール
64 第2の建物モジュール
66、68 通路
70 燃料棒製造ユニット
72 ペレット受入領域
74 ペレット検査領域
76 ガス放出ステーション
78 ガス放出炉
79 被覆ステーション
80 燃料棒装填ステーション
82 溶接ステーション
84 燃料棒検査領域
86 ペレット容器
88 漏れ試験ステーション、燃料棒検査ステーション
90 走査ステーション、燃料棒検査ステーション
91 最終検査ステーション、燃料棒検査ステーション
92 核燃料棒再加工ステーション
94 制御雰囲気包囲部
96 制御入口
98 制御出口
100 第3の建物モジュール
102 第4の建物モジュール
104 第1の運搬システム
106 第2の運搬システム
108 旋回トロリ
110 伸縮式包囲部
112 環状部分
114 スライド部
116 タワー
120 吹き付けノズル
124 ペレット輸送シート
126 溝
128 ペレット
130 ペレットの列
132 ペレットトレイ
134 棒
140 ペレット保管庫
140A、140B 面
142 区画室、セル
146 パレットスタッカ
150 リフト器具
152 ダミー芯構成要素
154 旋回アーム
160 測定組立体
162 支持フレーム
164 エレベータ
168 回転支持体
170 燃料ペレット製造ユニット
172 燃料粉末製造ユニット
A 位置合わせ方向
D 溝126の長さ、棒134の長さ
L 組立体軸、鉛直軸、長手方向軸
P 溝126のピッチ、棒134のピッチ
S 鉛直の中央平面
T 横方向

Claims (30)

  1. 束で配置される核燃料棒(4)と、前記燃料棒(4)を支持する骨組み(6)と、を備える核燃料組立体(2)を製造するための方法であって、前記方法は、燃料組立体(2)を得るために燃料棒(4)を前記骨組み(6)内に挿入するステップと、輸送を考慮して前記燃料組立体(2)を包装するステップと、を含み、それらの前記ステップは、同じ核燃料組立体製造プラント(20)において実施され、好ましくは同じ核燃料組立体製造建物(60)内において実施され、前記方法は、前記核燃料組立体製造プラント(20)から非閉鎖領域によって分離される核燃料棒製造プラントから輸送される燃料棒(4)を受け入れるステップを含み、これらの燃料棒(4)は前記挿入するステップの間に使用される、方法。
  2. 前記燃料棒(4)は少なくとも燃料組立体容器(28)内に包装されて受け入れられ、前記方法は、前記挿入するステップを実施することで得られる核燃料組立体(2)を包装するために前記燃料組立体容器(28)を使用するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記核燃料組立体製造プラント(20)から非閉鎖領域によって分離される核燃料ペレット製造プラントから輸送される核燃料ペレット(128)を受け入れるステップであって、これらのペレット(128)は燃料棒製造ステップの間に使用される、ステップを含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記燃料棒製造ステップは、前記ペレット(128)をペレットトレイ(132)に配置すること、前記ペレット(128)から潜在的な水素汚染物を除去するために前記ペレットトレイ(132)をガス放出炉(78)に挿入すること、前記ペレット(128)を前記ペレットトレイ(132)から燃料棒装填ステーション(80)内の被覆管へと装填すること、バネを前記被覆管内へ挿入すること、前記被覆管をヘリウムガスで充填すること、および/または前記燃料棒(4)を閉じるために前記被覆管の端において栓を溶接すること、を含む、請求項3に記載の方法。
  5. 各々の燃料棒(4)の前記栓を溶接する前記ステップは、単一の溶接ステーション(82)を用い、前記被覆管の第1の端を前記溶接ステーション(82)に差し出し、第1の栓を前記第1の端に溶接し、前記被覆管の第2の端を前記溶接ステーション(82)に差し出し、第2の栓を前記第2の端に溶接することで実施される、請求項4に記載の方法。
  6. 前記燃料組立体(2)を洗浄するステップ、および/または前記燃料組立体(2)を検査するステップ、を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記洗浄するステップおよび/または前記検査するステップは、前記燃料組立体(2)を、鉛直位置で、および/または実質的に地面の高さで、位置決めすることで実施される、請求項6に記載の方法。
  8. 前記洗浄するステップは、送風洗浄、高圧洗浄、気泡水による洗浄、および/または、例えば手作業のブラシ洗浄といったブラシ洗浄によって実施される、請求項6または7に記載の方法。
  9. 前記検査するステップは、前記燃料組立体(2)に沿って操作者を上昇および/または下降させるために、少なくとも1つのエレベータ(118、164)を用いて、鉛直に位置決めされた前記燃料組立体(2)を視覚的に検査することを含む、請求項6から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 束で配置される核燃料棒(4)と、前記燃料棒(4)を支持する骨組み(6)と、を備える核燃料組立体(2)を製造するように構成されるプラントであって、前記燃料組立体(2)を得るために前記燃料棒(4)を前記骨組み(6)内へと挿入するように構成される挿入ステーション(24)と、輸送を考慮して前記燃料組立体(2)を燃料組立体容器(28)内に包装するように構成される包装ステーション(26)と、を備える燃料組立体製造ユニット(22)を備えるプラント。
  11. 前記挿入ステーション(24)および前記包装ステーション(26)は、前記燃料組立体(2)を前記挿入ステーション(24)と前記包装ステーション(26)との間で移動させるように構成されるクレーン(32)が設けられる同じ建物(60)内に位置させられ、好ましくは同じ組立ホール(30)内に位置させられる、請求項10に記載のプラント。
  12. 前記燃料組立体製造ユニット(22)は、前記燃料組立体(2)を洗浄するように構成される洗浄ステーション(34)、および/または前記燃料組立体(2)を検査するように構成される燃料組立体検査ステーション(36)、を備える、請求項10または11に記載のプラント。
  13. 前記洗浄ステーション(34)および/または前記燃料組立体検査ステーション(36)は、前記燃料組立体(2)を、鉛直位置で、および/または実質的に地面の高さで、洗浄および/または検査するように構成される、請求項12に記載のプラント。
  14. 前記洗浄ステーション(34)および/または前記燃料組立体検査ステーション(36)は、前記燃料組立体(2)を前記ステーション(34、36)内へと装填するための格納位置と、前記ステーション(34、36)内へと格納された前記燃料組立体(2)を包囲するための延長位置と、の間で移動可能である伸縮式包囲部(110)を備える、請求項12または13に記載のプラント。
  15. 前記洗浄ステーション(34)および/または前記燃料組立体検査ステーション(36)は、例えば視覚的検査を実施するために、鉛直に位置決めされた前記核燃料組立体(2)に沿って操作者を鉛直に移動させるための少なくとも1つのエレベータ(118、164)を備える、請求項12から14のいずれか一項に記載のプラント。
  16. 核燃料ペレット(128)を受け入れるように構成されるペレット受入領域(72)、前記ペレット(128)を検査するように構成されるペレット検査領域(74)、前記ペレット(128)の潜在的な水素汚染物を追放するように構成される少なくとも1つのガス放出炉を備えるガス放出ステーション(76)、被覆管を受け入れ、受け入れた前記被覆管を確認するように構成される被覆ステーション(79)、前記ペレット(128)を前記被覆管内へと装填するように構成される燃料棒装填ステーション(80)、燃料棒(4)を形成するために前記被覆管の端に栓を溶接するように構成される溶接ステーション(82)、および/または前記燃料棒(4)を検査するように構成される少なくとも1つの燃料棒検査ステーション(90、88、91)、を備える燃料棒製造ユニット(70)をさらに備える、請求項10から15のいずれか一項に記載のプラント。
  17. 前記溶接ステーション(82)と前記少なくとも1つの燃料棒検査ステーション(88、90、91)とを備え、前記燃料棒(4)を前記少なくとも1つの燃料棒検査ステーション(88、90、91)へと運搬するように構成される第1の運搬システム(104)と、前記燃料棒(4)を最後の前記検査ステーション(91)から前記挿入ステーション(24)へと運搬するための第2の運搬システム(106)であって、前記第1の運搬システム(104)は第1の方向に沿って延び、前記第2の運搬システム(106)は、前記第1の方向(T)とゼロでない角度を作る第2の方向に延びる、第2の運搬システム(106)と、前記燃料棒(4)を旋回させることで、前記燃料棒(4)を前記第1の運搬システム(104)から前記第2の運搬システム(106)へと移送するように構成される旋回トロリ(108)と、をさらに備える、請求項16に記載のプラント。
  18. 前記プラントは、建物モジュールから作られる建物(60)内に収容され、前記燃料組立体製造ユニット(22)は1つまたは複数の建物モジュール内に収容され、前記燃料棒製造ユニット(70)は、前記燃料組立体製造ユニット(22)を収容する前記建物モジュールと異なる1つまたはいくつかの建物モジュール内に収容される、請求項16または17に記載のプラント。
  19. 前記骨組み(6)を得るために組み立てられる骨組み部品を受け入れるために、および/または燃料棒(4)を受け入れるために、前記プラント内において製造される前記燃料組立体(2)を出荷するように構成される物流領域(46)を備える、請求項10から18のいずれか一項に記載のプラント。
  20. 前記燃料組立体製造ユニット(22)は、前記燃料組立体製造ユニット(22)と隣り合って設置される別の製造ユニットと相互連結するように構成される、請求項10から19のいずれか一項に記載のプラント。
  21. 前記燃料組立体製造ユニット(22)は、前記燃料組立体製造ユニット(22)と連結される前記別の製造ユニットの対応するユーティリティシステムと相互連結するように構成される少なくとも1つのユーティリティシステムを備える、請求項20に記載のプラント。
  22. 前記燃料組立体製造ユニット(22)は、前記燃料組立体製造ユニット(22)と連結される別の製造ユニットの対応するユーティリティシステムから独立して動作するように構成される少なくとも1つのユーティリティシステムを備える、請求項20に記載のプラント。
  23. 前記別の製造ユニットは、製造能力を増加させるための別の燃料組立体製造ユニット(22)であるか、または核燃料ペレット(128)から始まって燃料棒(4)を製造するように構成される燃料棒製造ユニット(70)である、請求項20から22のいずれか一項に記載のプラント。
  24. 束で配置される核燃料棒(4)と、前記燃料棒(4)を支持する骨組み(6)と、を備える核燃料組立体(2)を製造するためのプラントを拡張する方法であって、前記プラントは、前記燃料組立体(2)を得るために前記燃料棒(4)を前記骨組み(6)内へと挿入するように構成される挿入ステーション(24)と、輸送を考慮して前記燃料組立体(2)を燃料組立体容器(28)内に包装するように構成される包装ステーション(26)と、を備える燃料組立体製造ユニット(22)を有し、少なくとも1つの追加の製造ユニットを建設し、前記追加の製造ユニットを前記燃料組立体製造ユニット(22)に連結するステップを含む方法。
  25. 前記追加の製造ユニットは、核燃料ペレット(128)から始まって核燃料棒(4)を製造するように構成される燃料棒製造ユニット(70)である、請求項24に記載の方法。
  26. UOに基づく核燃料ペレット(128)を製造するように構成される燃料ペレット製造ユニット(170)を建設し、前記燃料ペレット製造ユニット(170)を前記燃料棒製造ユニット(70)に連結するステップを含む、請求項25に記載の方法。
  27. UFをUOへと変換するように構成される燃料粉末製造ユニット(172)を建設し、前記燃料粉末製造ユニット(172)を前記燃料ペレット製造ユニット(170)に連結するステップを含む、請求項26に記載の方法。
  28. 製造能力を増加させるための別の燃料組立体製造ユニット(22)である追加の製造ユニットを建設するステップを含む、請求項24から27のいずれか一項に記載の方法。
  29. UOに基づく核燃料ペレット(128)を製造するように構成される追加の燃料ペレット製造ユニット(170)を建設し、前記追加の燃料ペレット製造ユニット(170)を前記追加の燃料棒製造ユニット(70)に連結するステップを含む、請求項28に記載の方法。
  30. UFをUOへと変換するように構成される追加の燃料粉末製造ユニット(172)を建設し、前記追加の燃料粉末製造ユニット(172)を前記追加の燃料ペレット製造ユニット(170)に連結するステップを含む、請求項29に記載の方法。
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