JP2021527971A - 通信方法及び端末デバイス - Google Patents

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Abstract

本願の実施例は、通信方法及び端末デバイスを開示し、該方法は、端末デバイスが伝送されるデータがある第1の論理チャネル及び前記端末デバイスの利用可能な上りリソースに基づいて、スケジューリング要求SRをトリガーするかどうかを決定することを含む。

Description

本願の実施例は、通信分野に関し、特に、通信方法及び端末デバイスに関する。
5Gの新しいラジオ( New Radio、NR )システムにおいて、論理チャネル上で伝送されるデータがある場合、端末デバイスは、データ伝送のために上りリソースを取得するためにスケジューリング要求( Scheduling Request、SR )をネットワークデバイスに送信することができるが、端末デバイスが利用可能な上りリソース(例えば、準静的リソース)を有する場合、どのようにSRをトリガーするかが解決すべき課題である。
本願は、SRのトリガーを実現することができる通信方法及び端末デバイスを提供する。
第1の形態は、通信方法を提供し、端末デバイスが伝送されるデータがある第1の論理チャネル及び前記端末デバイスの利用可能な上りリソースに基づいて、スケジューリング要求SRをトリガーするかどうかを決定することを含む。
このように、本願の実施例に係る通信方法によれば、端末デバイスが、この端末デバイスの利用可能な上りリソースと、伝送されるデータが存在する論理チャネルの情報とに基づいて、SRをトリガーするか否かを決定することができるので、SRをトリガーする必要がある場合にはタイムリーにSRをトリガーしてデータのタイムリーな伝送を実現することができ、SRをトリガーする必要がない場合にはSRをトリガーしないことにより、シグナリングオーバーヘッドを低減することができる。
いくつかの実現可能な形態において、前記上りリソースは、動的にスケジューリングされる上りリソース及び/又は準静的に構成される上りリソースを含む。
任意選択で、この動的にスケジューリングされた上りリソースは、物理下り制御チャネル( Physical Downlink Control Channel、PDCCH )によりスケジューリングされた上りリソースであってもよく、ここで、該PDCCHは、セル無線ネットワーク一時識別子( Cell Radio Network Temporary Identifier、C−RNTI )によりスクランブルされてもよく、又はCS−RNTIによりスクランブルされてもよく、又は他のRNTIによりスクランブルされてもよい等、本願の実施例はこれに限定されない。
任意選択で、この準静的に構成された上りリソースは、第1の構成上りグラントリソース( Type1 Configured Uplink Grant )および第2の構成上りグラントリソース( Type2 Configured Uplink Grant )を含み、ここで、Type1 Configured Uplink Grantは、無線リソース制御( Radio Resource Control、RRC )または他の上位レイヤシグナリングを介して構成された上りリソースであり得、このType2 Configured Uplink Grantは、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング)により構成された上りリソースであり得、下り制御情報( Downlink Control Information、DCI )を介してこの上りリソースを活性化または非活性化し得る。
いくつかの実現可能な形態において、前記端末デバイスが前記SRをトリガーするかどうかを決定する時に、前記第1の論理チャネルが通常バッファ状態レポートBSRをトリガーしており、少なくとも1つの通常BSRがトリガー済みで未送信状態にある。
いくつかの実現可能な形態において、前記端末デバイスが伝送されるデータがある第1の論理チャネル及び前記端末デバイスの利用可能な上りリソースに基づいて、スケジューリング要求SRをトリガーするかどうかを決定することは、
前記端末デバイスが前記第1の論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースの論理チャネル優先度LCP制約条件を満たしているかどうかを判断して、SRをトリガーするかどうかを決定することを含む。
いくつかの実現可能な形態において、前記第1の論理チャネルが1つの論理チャネルを含み、前記端末デバイスが前記第1の論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースの論理チャネル優先度LCP制約条件を満たしているかどうかを判断して、SRをトリガーするかどうかを決定することは、
前記第1の論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースのLCP制約条件を満たしている場合、SRをトリガーしないと決定し、又は、
前記第1の論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースのLCP制約条件を満たさない場合、SRをトリガーすると決定することを含む。
いくつかの実現可能な形態において、前記第1の論理チャネルが複数の論理チャネルを含み、前記端末デバイスが前記第1の論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースの論理チャネル優先度LCP制約条件を満たしているかどうかを判断して、SRをトリガーするかどうかを決定することは、
前記第1の論理チャネルの各論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースのLCP制約条件を満たしている場合、SRをトリガーしないと決定し、又は、
前記第1の論理チャネルのうちの少なくとも1つの論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースのLCP制約条件を満たさない場合、SRをトリガーすると決定することを含む。
いくつかの実現可能な形態において、前記論理チャネルパラメータは、ネットワークデバイスにより前記第1の論理チャネルに構成される少なくとも1つのパラメータであり、ここで、前記少なくとも1つのパラメータは、前記第1の論理チャネル上の前記伝送されるデータが前記利用可能な上りリソースで伝送できるかどうかを決定するために使用される。
いくつかの実現可能な形態において、前記第1の論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータは、
前記伝送されるデータが第1の構成上りグラントリソースで伝送することを許可するかどうかを示す第1のパラメータ、前記伝送されるデータが第2の構成上りグラントリソースで伝送することを許可するかどうかを示す第2のパラメータ、最大サポートされた物理上り共有チャネルPUSCH伝送時間長、利用可能なサブキャリア間隔、利用可能なキャリアのうちの少なくとも1つを含む。
いくつかの実現可能な形態において、前記上りリソースのLCP制約条件は、
前記伝送されるデータが第1の構成上りグラントリソースで伝送されることを許可するかどうか、前記伝送されるデータが第2の構成上りグラントリソースで伝送されることを許可するかどうか、前記伝送されるデータが動的にスケジューリングされる上りリソースで伝送されることを許可するかどうかの少なくとも1つを示す。
いくつかの実現可能な形態において、前記第1の構成上りグラントリソースは、準静的構成方式で構成されるグラントリソースであり、前記第2の構成上りグラントリソースは、準静的構成及び動的ドリガー方式により構成されるグラントリソースである。
第2の態様は、上記の第1の態様または第1の態様の任意の可能な実装における方法を実行するための端末デバイスを提供する。具体的には、端末デバイスは、上記の第1の態様または第1の態様の可能な実装のいずれかにおける方法を実行するための機能モジュールを含む。
第3の態様は、プロセッサと、メモリとを備える端末デバイスを提供する。このメモリは、コンピュータプログラムを記憶するためのものであり、このプロセッサは、このメモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上記第1の態様またはその各実施例における方法を実行するためのものである。
第4の態様は、上記第1の態様またはその様々な実装における方法を実装するためのチップを提供する。
具体的には、チップは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行するプロセッサを備え、チップが搭載された装置に、上記の第1の態様またはその各実施例の方法を実行させる。
第5の態様は、コンピュータに、上記第1の態様またはその様々な実施例における方法を実行させるコンピュータプログラムを記憶するためのコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
第6の態様は、コンピュータに、上記第1の態様またはその様々な実施例における方法を実行させるコンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。
第7の態様は、コンピュータ上で実行されると、コンピュータに、上記第1の態様またはその様々な実施例における方法を実行させるコンピュータプログラムを提供する。
本願の実施例における応用シナリオの模式図である。 本願の実施例における通信方法のフローチャートである。 本願の実施例における端末デバイスのブロック図である。 本願の実施例における通信デバイスのブロック図である。 本願の実施例におけるチップのブロック図である。
以下、本願の実施の形態における技術的手段について、本願の実施の形態における図面を参照して説明する。
本明細書において、「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば、本明細書において交換可能に使用されることが理解される。ここで、及び/又はとは、単に関連のある対象を記述するための関連関係の1つであり、A及び/又はBのように3つの関係が存在し得ることを意味し、Aのみ、AとBが同時に存在すること、Bのみが存在することの3つの場合が存在し得ることを意味する。なお、本文中の「/」の文字は、前後の関連オブジェクトが一種の「または」の関係であることを一般的に示す。
本願の実施例の技術は、様々な通信システムに適用可能であり、例えば、Global System of Mobile communication ( GSM )方式、Code Division Multiple Access ( CDMA )方式、Wideband Code Division Multiple Access ( WCDMA )方式、General Packet Radio Service ( GPRS )方式、Long Term Evolution ( LTE )方式、Frequency Division Duplex ( FDD )方式、Time Division Duplex ( TDD )方式、Universal Mobile Telecommunication System ( UMTS )方式、Worldwide Interoperability for Microwave Access ( WiMAX )方式、将来の5G方式等の移動通信システム、あるいは、これらを組み合わせた通信システム等に適用することができる。
図1は、本願の実施例が適用される無線通信システム100を示す。無線通信システム100は、ネットワークデバイス110を含み得る。ネットワークデバイス100は、端末デバイスと通信する装置であってもよい。ネットワークデバイス100は、特定の地理的エリアに通信カバレッジを提供し得、カバレッジエリア内に配置されたUEなどの端末デバイスと通信し得る。任意選択で、ネットワークデバイス100は、GSMシステムまたはCDMAシステムにおける基地局( Base Transceiver Station、BTS )、WCDMAシステムにおける基地局( NodeB、NB )、LTEシステムにおける発展型基地局( Evolutional Node B、eNB、又はeNodeB )、またはクラウド無線アクセスネットワーク( Cloud Radio Access Network、CRAN )における無線コントローラであってもよく、または中継局、アクセスポイント、車載装置、ウェアラブル装置、将来の5Gネットワークにおけるネットワークデバイス、または将来の公衆地上モバイルネットワーク( Public Land Mobile Network、PLMN )におけるネットワークデバイスなどであってもよい。
無線通信システム100は、ネットワークデバイス110のカバレージ内に配置された少なくとも1つの端末デバイス120をさらに含む。端末デバイス120は、移動型であってもよいし、固定型であってもよい。任意選択で、端末デバイス120は、アクセス端末、ユーザ機器( User Equipment、UE )、ユーザ装置、ユーザ局、移動局、モバイル、リモート局、リモート端末、モバイル機器、ユーザ端末、無線通信機器、ユーザエージェント、またはユーザ装置を指し得る。アクセス端末は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル( Session Initiation Protocol、SIP )電話、ワイヤレスローカルループ( Wireless Local Loop、WLL )局、パーソナルデジタル処理( Personal Digital Assistant、PDA )、ワイヤレス通信機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された他の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおける端末デバイス、または将来開発されるPLMNにおける端末デバイスなどであり得る。
以下、図2を参照して、本願の実施例の通信方法を説明するが、図2は、本願の実施例の通信方法の概略フローチャートであり、方法の詳細な通信ステップまたは動作を示すが、これらのステップまたは動作は、単なる例であり、本願の実施例は、図2の様々な動作の他の動作または変形を実行することもできる。
図2は、本願の実施例によって提供される通信方法200の概略的なフローチャートであり、この方法200は、通信システム内の端末デバイスによって実行され得る。図2に示すように、通信方法200は、以下のステップを含み、
S210において、端末デバイスが伝送されるデータがある第1の論理チャネル及び前記端末デバイスの利用可能な上りリソースに基づいて、スケジューリング要求SRをトリガーするかどうかを決定する。
具体的には、第1の論理チャネル上で伝送するデータがある場合に、この端末デバイスは、データ伝送のための上りリソースの取得を要求するSRをネットワークデバイスに送信することができ、このとき、端末デバイスは、利用可能な上りリソース、例えば、準静的に構成された上りリソースが既に割り当てられている場合、利用可能な上りリソースの属性情報またはパラメータ情報に基づいて、SRをトリガーするか否かを決定することもできる。例えば、端末デバイスは、利用可能な上りリソースが第1の論理チャネル上で伝送されるデータの伝送要求を満たすことができる場合、SRをトリガーせず、すなわち、SRをネットワークデバイスに送信しないことを決定し、さらに、この利用可能な上りリソースを用いてデータ伝送を行うことができ、それによって、シグナリングオーバーヘッドを低減することができ、または、端末デバイスは、利用可能な上りリソースが第1の論理チャネル上で伝送されるデータの伝送要求を満たすことができない場合、SRをトリガーすることを決定し、さらに、ネットワークデバイスにSRを送信して、伝送要求を満たす上りリソースを取得することができ、それにより、第1の論理チャネル上で伝送されるデータのタイムリーな伝送を実現する。
このように、本願の実施例に係る通信方法によれば、端末デバイスが、この端末の利用可能な上りリソース及び伝送されるデータが存在する論理チャネルの情報とに基づいて、SRをトリガーするか否かを決定することができるので、SRをトリガーする必要がある場合にはタイムリーにSRをトリガーしてデータのタイムリーな伝送を実現することができ、SRをトリガーする必要がない場合にはSRをトリガーしないことにより、シグナリングオーバーヘッドを低減することができる。
任意選択で、本願の実施例において、前記第1の論理チャネルは、1つまたは1セットの論理チャネルを含んでもよく、本願の実施例は、これに限定されない。
なお、前記端末デバイスが前記SRをトリガーするかどうかを決定する時に、前記第1の論理チャネルが通常バッファ状態レポート(Buffer State Report、BSR)をトリガーしており、さらに、該端末デバイスにおいて少なくとも1つの通常(regular)BSRがpending状態(トリガー済みで未送信状態)にあり、該少なくとも1つのregular BSRは、1つの論理チャネルによりトリガーされてもよいし、複数の論理チャネルによりトリガーされてもよく、該少なくとも1つのregular BSRは、該第1の論理チャネルによりトリガーされるregular BSRを含んでもよい。
任意選択で、本願の実施例において、前記端末デバイス利用可能な上りリソースは、動的にスケジューリングされる上りリソース及び/又は準静的に構成される上りリソースを含む。
任意選択で、本願の実施例において、この動的にスケジューリングされた上りリソースは、物理下り制御チャネル( Physical Downlink Control Channel、PDCCH )によりスケジューリングされた上りリソースであってもよく、ここで、該PDCCHは、セル無線ネットワーク一時識別子( Cell Radio Network Temporary Identifier、C−RNTI )によりスクランブルされてもよく、又はCS−RNTIによりスクランブルされてもよく、又は他のRNTIによりスクランブルされてもよい等、本願実施例はこれに限定されない。
任意選択で、本願の実施例において、該準静的に構成される上りリソースは、第1の構成上りグラントリソース(Type1 Configured Uplink Grant)及び第2の構成上りグラントリソース(Type2 Configured Uplink Grant)を含み、ここで、Type1 Configured Uplink Grantは、無線リソース制御( Radio Resource Control、RRC )または他の上位レイヤシグナリングを介して構成された上りリソースであり得、このType2 Configured Uplink Grantは、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング)により構成された上りリソースであり得、下り制御情報( Downlink Control Information、DCI )を介してこの上りリソースを活性化または非活性化し得る。つまり、前記第1の構成上りグラントリソースは、準静的構成方式で構成される上りグラントリソースであり、前記第2の構成上りグラントリソースは、半静構成及び動的方式により構成される上りグラントリソースである。
任意選択で、いくつかの実施例において、S210は、具体的に、
前記端末デバイスが、前記第1の論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースの論理チャネル優先度(Logical channel prioritization、LCP)の制約条件を満たしているかどうかを判断して、SRのトリガーを決定することを含む。
なお、ここで、該第1の論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータは、ネットワークデバイスにより前記第1の論理チャネルに構成される少なくとも1つのパラメータを含み、ここで、前記少なくとも1つのパラメータは、前記第1の論理チャネル上の前記伝送されるデータが前記利用可能な上りリソースで伝送できるかどうかを決定するために使用される。
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータは、
前記伝送されるデータが第1の構成上りグラントリソースで伝送することを許可するかどうかを示す第1のパラメータ、前記伝送されるデータが第2の構成上りグラントリソースで伝送することを許可するかどうかを示す第2のパラメータ、最大サポートされた物理上り共有チャネルPUSCH伝送時間長、利用可能なサブキャリア間隔、利用可能なキャリアのうちの少なくとも1つを含む。
ここで、該最大サポートされる物理上り共有チャネル( Physical Uplink Shared CHannel、PUSCH )伝送時間長さは、最大サポートされるPUSCHの長さ、すなわち、データ伝送が可能な最大時間の長さとして理解されてもよく、利用可能なサブキャリア間隔( SubCarrier Spacing、SCS )は、利用可能な基本パラメータセットとして理解されてもよく、利用可能なキャリアは、利用可能な物理キャリア( allowed Serving Cells )と呼ばれてもよい。
任意選択で、本願の実施例において、上りリソースのLCP制約条件は、端末デバイスが、利用可能な上りリソースを取得した場合に、論理チャネル選択を行い、論理チャネル上の伝送されるデータを、その上りリソース上に構成して伝送する方式として理解することができ、したがって、論理チャネル上の伝送されるデータが、上りリソースのLCP制約条件に基づいて、その上りリソース上で伝送可能であるか否かを決定することができる。例えば、具体的には、以下のステップを含んでもよい
まず、論理チャネル選択を行い、
具体的には、論理チャネル毎に構成された論理チャネルパラメータと、該上りリソースのパラメータとを比較して、例えば、論理チャネルの最大サポートのPUSCH長が上りリソースのPUSCH長よりも大きければ、該論理チャネル上のデータが該上りリソース上で伝送可能であると決定でき、そうでなければ、該上りリソース上で伝送不可能であると決定できる。
さらに、選択した論理チャネルをソートすることができ、例えば、論理チャネルが構成する論理チャネルパラメータや論理チャネルの優先度に応じてソートすることができる。
そして、ソートされた各論理チャネルが上りリソースで伝送可能なデータを決定することができ、例えば、各論理チャネルが上りリソースで伝送可能なデータを、該論理チャネルごとに構成された論理チャネルパラメータから決定することができる。
したがって、上りリソースのLCP制約条件は、上りリソースの属性情報またはパラメータ情報、例えば、上りリソースが最大サポートするPUSCH長、利用可能な物理キャリア、利用可能なサブキャリア間隔、論理チャネル上の伝送されるデータが該上りリソース上で伝送されることを許可されるかどうか、などと理解され得る。これにより、端末デバイスは、論理チャネルによって構成される論理チャネルパラメータに応じて、上りリソースのLCP制約条件と併せて、論理チャネル上の送信されるデータが上りリソース上で伝送可能か否か、すなわち、上りリソースが伝送されるデータの伝送条件を満たすか否かを判断することができる。
さらに、端末デバイスは、この論理チャネル上の伝送されるデータがこの上りリソース上で伝送可能であると決定された場合、SRをトリガーしないことができ、それにより、シグナリングオーバーヘッドを低減することができ、または、この論理チャネル上の伝送されるデータが上りリソース上で送信可能でない場合、ネットワークデバイスが伝送されるデータをタイムリーにスケジューリングできるように、SRをタイムリーにトリガーすることができる。
任意選択で、本願の実施例において、該第1の論理チャネルは1つの論理チャネルを含んでもよいし、複数の論理チャネルを含んでもよく、以下では、これら2つのシナリオに関連してSRのトリガー条件を具体的に説明する。
任意選択で、実施例として、前記第1の論理チャネルが1つの論理チャネルを含み、前記端末デバイスが前記第1の論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースの論理チャネル優先度LCP制約条件を満たしているかどうかを判断して、SRをトリガーするかどうかを決定することは、
前記第1の論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースのLCP制約条件を満たしている場合、SRをトリガーしないと決定し、又は、
前記第1の論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースのLCP制約条件を満たさない場合、SRをトリガーすると決定することを含む。
具体的には、端末デバイスは、第1の論理チャネルが1つの論理チャネルを含む場合、1つの論理チャネルによって構成される論理チャネルパラメータが端末デバイスの利用可能な上りリソースのLCP制約条件を満たすかどうかを判断するだけでよく、例えば、第1の論理チャネルによって構成される利用可能なキャリアが物理キャリア2であり、利用可能な上りリソースがサービングセル1 ( Serving Cell1 )上のリソースである場合、第1の論理チャネルによって構成される論理チャネルパラメータが利用可能な上りリソースのLCP制約条件を満たさないと判断することができ、または、この第1の論理チャネルによって構成される最大サポートPUSCH伝送時間長が利用可能な上りリソースのPUSCH伝送時間長よりも長い場合、この第1の論理チャネルによって構成される論理チャネルパラメータが利用可能な上りリソースのLCP制約条件を満たすと判断することができる。さらに、端末デバイスは、判断結果に基づいて、SRをトリガーするか否かを決定することができ、この第1の論理チャネルによって構成された論理チャネルパラメータが端末デバイスの利用可能な上りリソースのLCP制約条件を満たす場合、SRをトリガーしないことを決定することができ、それにより、シグナリングオーバーヘッドを低減することができ、または、端末デバイスは、第の論理チャネルによって構成された論理チャネルパラメータが端末デバイスの利用可能な上りリソースのLCP制約条件を満たさない場合、第1の論理チャネル上のデータのタイムリーな伝送を実現するために、トリガーSRを決定してネットワークデバイスにSRをタイムリーに送信することができる。
任意選択で、実施例として、前記第1の論理チャネルが複数の論理チャネルを含み、前記端末デバイスが前記第1の論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースの論理チャネル優先度LCP制約条件を満たしているかどうかを判断して、SRをトリガーするかどうかを決定することは、
前記第1の論理チャネルの各論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースのLCP制約条件を満たしている場合、SRをトリガーしないと決定し、又は、
前記第1の論理チャネルのうちの少なくとも1つの論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースのLCP制約条件を満たさない場合、SRをトリガーすると決定することを含む。
具体的には、端末デバイスは、第1の論理チャネルが複数の論理チャネルを含む場合、複数の論理チャネルの各々によって構成される論理チャネルパラメータが端末デバイスの利用可能な上りリソースのLCP制約条件を満たすか否かを判断し、判断結果に基づいてSRをトリガーするか否かをさらに決定することができる。例えば、複数の論理チャネルのうちの1つの論理チャネル(例えば、論理チャネル1 )によって構成される論理チャネルパラメータが、利用可能な上りリソースのLCP制約条件を満たさない場合、すなわち、この論理チャネル1上のデータが利用可能な上りリソースを介して伝送できない場合、端末デバイスは、この論理チャネル1上のデータのタイムリーな伝送を実現するために、ネットワークデバイスに上りリソースをタイムリーに要求し、論理チャネル1上のデータをタイムリーに伝送するように、SRのトリガーを決定することができる。又は、端末デバイスは、複数の論理チャネルの各々に構成された論理チャネルパラメータが利用可能な上りリソースのLCP制約条件を満たす場合、すなわち、複数の論理チャネルの各々上の伝送されるデータが利用可能な上りリソースを介して伝送できる場合、SRをトリガーせずに利用可能な上りリソースを用いてデータ伝送を行うことを決定し、シグナリングオーバーヘッドを低減することができる。
すなわち、本願の実施例において、端末デバイスがSRをトリガーするか否かは、まず、伝送されるトラフィックの論理チャネルによって構成された論理チャネルパラメータが、端末デバイスが割り当てられた上りリソースのLCP制約条件を満たすか否かを判断することができ、例えば、遅延に敏感な論理チャネルについて、伝送されるトラフィックが超高信頼および低遅延( Ultra Reliable&Low Latency Communication、URLLC )トラフィックである場合、論理チャネル構成の論理チャネルパラメータが割り当てられた上りリソースのLCP制約条件を満たさない場合、ネットワークデバイスは、論理チャネル上で伝送されるトラフィックを素早くスケジューリングすることができるように、SRをタイムトリガーすることができる。
以下、具体的な実施例を用いてSRのトリガー方式について説明する。
実施例1
該端末デバイスにType1 Configured Uplink Grantが構成されており、ネットワークデバイスが該Type1 Configured Uplink GrantのLCP制約条件を構成し、この場合、regular BSRをトリガーする論理チャネルについて、該端末デバイスは、該論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが該Type1 Configured Uplink GrantのLCP制約条件を満たすかどうかを決定し、満たす場合にSRをトリガーせず、そうでない場合にSRをトリガーする。
実施例2
該端末デバイスにType2 Configured Uplink Grantが構成されており、該Type2 Configured Uplink Grantが活性化状態にあり、ネットワークデバイスが該Type2 Configured Uplink GrantのLCP制約条件を構成し、この場合、regular BSRをトリガーする論理チャネルについて、該端末デバイスは、該論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが該Type2 Configured Uplink GrantのLCP制約条件を満たすかどうかを決定し、満たす場合にSRをトリガーせず、そうでない場合にSRをトリガーする。
実施例3
該端末デバイスに動的にスケジューリングされる上りリソースが割り当てており、ネットワークデバイスが該動的にスケジューリングリソースのLCP制約条件を構成し、この場合、regular BSRをトリガーする論理チャネルについて、該端末デバイスは、該論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが該動的にスケジューリングされる上りリソースのLCP制約条件を満たすかどうかを決定し、満たす場合にSRをトリガーせず、そうでない場合にSRをトリガーする。
本願の実施例において、端末デバイスの利用可能な上りリソースは、動的にスケジューリングされた、および/または準静的に構成された上りリソースを含むことができ、したがって、ネットワークデバイスは、準静的に構成された上りリソース構成に対応するLCPの制約条件を構成することができ、これにより、データを伝送する論理チャネルは、準静的に構成された上りリソースを直接データ伝送に使用するのではなく、準静的に構成された上りリソースのLCPの制約条件に従って、SRをトリガーするかどうかを決定することができ、準静的に構成された上りリソースのLCPの制約条件が満たされない場合に、準静的に構成された上りリソースを使用してデータ伝送を行うことを回避するのに有利であり、同時に、SRをタイムリーにトリガーすることができ、論理チャネル上で伝送するデータをタイムリーにスケジューリングするのに有利である。
任意選択で、いくつかの実施例において、S210の後、該方法200は、さらに、
SRをトリガーすると決定する場合、該端末デバイスがネットワークデバイスにSRを送信し、又は、
SRをトリガーしないと決定する場合、該端末デバイスが該ネットワークデバイスにSRを送信しないことを含む。
このように、本願の実施例に係る通信方法によれば、端末デバイスが、この端末デバイスの利用可能な上りリソースと、伝送されるデータが存在する論理チャネルの情報とに基づいて、SRをトリガーするか否かを決定することができるので、SRをトリガーする必要がある場合にはタイムリーにSRをトリガーしてデータのタイムリーな送信を実現することができ、SRをトリガーする必要がない場合にはSRをトリガーしないことにより、シグナリングオーバーヘッドを低減することができる。
本願の方法の実施例を図2に関連して詳細に説明し、本願のデバイスの実施例を図3〜図5に関連して詳細に説明するが、デバイスの実施例は方法の実施例に対応し、同様の説明は方法の実施例を参照し得ることが理解される。
図3は本願の実施例における端末デバイスのブロック図であり、図3に示すように、該端末デバイス300は、決定モジュール310を含む。
決定モジュール310は、伝送されるデータがある第1の論理チャネル及び前記端末デバイスの利用可能な上りリソースに基づいて、スケジューリング要求SRをトリガーするかどうかを決定するように構成される。
任意選択で、いくつかの実施例において、前記上りリソースは、動的にスケジューリングされる上りリソース及び/又は準静的に構成される上りリソースを含む。
任意選択で、いくつかの実施例において、前記端末デバイスが前記SRをトリガーするかどうかを決定する時に、前記第1の論理チャネルが通常バッファ状態レポートBSRをトリガーしており、少なくとも1つの通常BSRがトリガー済みで未送信状態にある。
任意選択で、いくつかの実施例において、前記決定モジュール310は、さらに、
前記第1の論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースの論理チャネル優先度LCP制約条件を満たしているかどうかを判断して、SRをトリガーするかどうかを決定するように構成される。
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の論理チャネルが1つの論理チャネルを含み、前記決定モジュール310は、具体的に、
前記第1の論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースのLCP制約条件を満たしている場合、SRをトリガーしないと決定し、又は、
前記第1の論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースのLCP制約条件を満たさない場合、SRをトリガーすると決定するように構成される。
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の論理チャネルが複数の論理チャネルを含み、前記決定モジュール310は、具体的に、
前記第1の論理チャネルの各論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースのLCP制約条件を満たしている場合、SRをトリガーしないと決定し、又は、
前記第1の論理チャネルのうちの少なくとも1つの論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースのLCP制約条件を満たさない場合、SRをトリガーすると決定するように構成される。
任意選択で、いくつかの実施例において、前記論理チャネルパラメータは、ネットワークデバイスにより前記第1の論理チャネルに構成される少なくとも1つのパラメータであり、ここで、前記少なくとも1つのパラメータは、前記第1の論理チャネル上の前記伝送されるデータが前記利用可能な上りリソースで伝送できるかどうかを決定するために使用される。
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータは、
前記伝送されるデータが第1の構成上りグラントリソースで伝送することを許可するかどうかを示す第1のパラメータ、前記伝送されるデータが第2の構成上りグラントリソースで伝送することを許可するかどうかを示す第2のパラメータ、最大サポートされた物理上り共有チャネルPUSCH伝送時間長、利用可能なサブキャリア間隔、利用可能なキャリアのうちの少なくとも1つを含む。
任意選択で、いくつかの実施例において、前記上りリソースのLCP制約条件は、
前記伝送されるデータが第1の構成上りグラントリソースで伝送されることを許可するかどうか、前記伝送されるデータが第2の構成上りグラントリソースで伝送されることを許可するかどうか、前記伝送されるデータが動的にスケジューリングされる上りリソースで伝送されることを許可するかどうかの少なくとも1つを示す。
任意選択で、いくつかの実施例において、前記第1の構成上りグラントリソースは、準静的構成方式で構成されるグラントリソースであり、前記第2の構成上りグラントリソースは、準静的構成及び動的ドリガー方式により構成されるグラントリソースである。
任意選択で、いくつかの実施例において、該端末デバイス300は、さらに、通信モジュールを含み、
通信モジュールは、SRをトリガーすると決定する場合、ネットワークデバイスにSRを送信し、又は、
SRをトリガーしないと決定する場合、該ネットワークデバイスにSRを送信しないように構成される。
本願の実施例による端末デバイス300は、本願の実施例による端末デバイスに対応することができ、端末デバイス300の各部の上述した及び他の動作及び/又は機能は、図2に示す方法200における端末デバイスの対応するフローをそれぞれ実現するために、簡潔のためにここで説明を省略する。
図4は、本願の実施例に係る通信デバイス400の概略的なブロック図である。図4に示す通信デバイス400は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実現するプロセッサ410を有する。
任意選択で、図4に示すように、通信デバイス400は、メモリ420をさらに含んでもよい。プロセッサ410は、メモリ420からコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実現する。
ここで、メモリ420は、プロセッサ410とは独立した1つの別個の部品であってもよく、プロセッサ410に集積されていてもよい。
任意選択で、図4に示すように、通信デバイス400は、プロセッサ410が他のデバイスと通信するように制御することができる、具体的には、他のデバイスに情報又はデータを送信するか、又は他のデバイスによって送信された情報又はデータを受信することができる、送受信機430を更に含むことができる。
ここで、送受信機430は、送信機および受信機を含み得る。送受信機430は、1つ以上の数のアンテナをさらに含むことができる。
任意選択で、通信デバイス400は、本願の実施例の端末デバイスであってもよく、通信デバイス400は、本願の実施例の様々な方法において端末デバイスによって実施される対応するフローを実施してもよく、簡潔のためにここでは詳しい説明を省略する。
図5は、本願の実施例によるチップ500の概略ブロック図である。図5に示されるチップ500は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行することにより、本願の実施例における方法を実行することができるプロセッサ510を含む。
任意選択で、図5に示されるように、チップ500は、メモリ520をさらに含むことができる。ここで、プロセッサ510は、メモリ520からコンピュータプログラムを呼び出して実行し、本願の実施例における方法を実施する。
ここで、メモリ520は、プロセッサ510とは独立した1つの別個の部品であってもよく、プロセッサ510に集積されてもよい。
任意選択で、このチップ500は、入力インターフェース530をさらに含むことができる。プロセッサ510は、入力インターフェース530を制御して、他のデバイスまたはチップと通信してもよく、具体的には、他のデバイスまたはチップによって送信された情報またはデータを取得してもよい。
任意選択で、このチップ500は、出力インターフェース540をさらに含み得る。ここで、プロセッサ510は、出力インターフェース540を制御して、他のデバイス又はチップと通信してもよく、具体的には、他のデバイス又はチップに情報又はデータを出力してもよい。
任意選択で、チップは、本願の実施例における端末デバイスに適用されてもよく、チップは、本願の実施例の様々な方法において端末デバイスによって実施される対応するフローを実施してもよく、簡潔さのためにここで説明を省略する。
なお、本願の実施例で言及されるチップは、システムレベルチップ、チップシステム、またはシステムオンチップなどと呼ばれることもあることを理解されたい。
上記のプロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ( digital signal processor、DSP )、既製のプログラマブルゲートアレイ( field programmable gate array、FPGA )、特定用途向け集積回路( application specific integrated circuit、ASIC )、又は他のプログラマブル論理デバイス、トランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント等であり得る。ここで、汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいし、一般的なプロセッサ等であってもよい。
上記メモリは、揮発性メモリまたは不揮発性メモリであってもよく、または揮発性メモリおよび不揮発性メモリの両方を含んでもよい。ここで、不揮発性メモリは、リードオンリーメモリ( read−only memory、ROM )、プログラマブルリードオンリーメモリ( programmable ROM、PROM )、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ( erasable PROM、EPROM )、電気的消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ( electrically EPROM、EEPROM )、またはフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ( random access memory、RAM )であってよい。
上述のメモリは、限定ではなく例示的であるが、例えば、本願の実施例におけるメモリは、スタティックランダムアクセスメモリ( static RAM、SRAM )、ダイナミックランダムアクセスメモリ( dynamic RAM、DRAM )、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ( synchronous DRAM、SDRAM )、デュアルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ( double data rate SDRAM、DDR SDRAM )、拡張同期ダイナミックランダムアクセスメモリ( enhanced SDRAM、ESDRAM )、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ( synch link DRAM、SLDRAM )、及びダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ( Direct Rambus RAM、DR RAM )等であってもよいことが理解されるべきである。すなわち、本願の実施例におけるメモリは、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むことを意図しているが、これらに限定されない。
本願の実施例は、複数のアプリケーションプログラムを含む携帯型電子機器によって実行されると、図2に示す実施例の方法を携帯型電子機器に実行させることが可能な命令を含む1又は複数のプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。
本願の実施例は、コンピュータプログラムをさらに提供し、コンピュータプログラムは、コンピュータによって実行されると、コンピュータに、図2に示される実施例の方法の対応するフローを実行させる命令を含む。
当業者は、本明細書に開示される実施例に関連して説明される様々な例のユニットおよびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組合せで実装され得ることを認識するであろう。これらの機能は、技術案の特定の適用例および設計制約に応じて、ハードウェアまたはソフトウェアのいずれで実行されるかに依存する。当業者は、説明された機能を実施するために、特定のアプリケーションごとに異なる方法を使用し得るが、そのような実施は、本願の範囲から逸脱するものと考えられるべきではない。
当業者であれば、説明の便宜及び簡潔にするために、上記に説明されたシステム、装置及びユニットの特定の動作プロセスが、前述の方法の実施例における対応するプロセスを参照してよく、ここでその説明が省略されることを理解するであろう。
本明細書で提供するいくつかの実施例では、開示されたシステム、装置、および方法は、他の方法で実現されてもよいことが理解されるべきである。例えば、上記の装置の実施例は、単に例示的なものであり、例えば、ユニットの分割は、1つの論理的機能の分割にすぎず、実際の実装では、別の分割方法があり得、例えば、複数のユニット又はコンポーネントが、組み合わされてもよいし、別のシステムに統合されてもよいし、又はいくつかの特徴が省略されてもよいし、又は実行されなくてもよい。別の点では、表示または議論される相互間の結合または直接的な結合または通信接続は、何らかのインターフェース、デバイスまたはユニットを介した間接的な結合または通信接続であってもよく、電気的、機械的、または他の形態であってもよい。
上記分離手段として説明したユニットは、物理的に分離していてもいなくてもよく、ユニットとして表示する手段は、物理的なユニットであってもなくてもよく、1箇所にあってもよく、あるいは複数のネットワークユニットに分散していてもよい。また、本実施例の目的は、必要に応じて各部の一部又は全部を選択して実施することができる。
また、本願の各実施例における各機能部は、1つの処理部に集積されてもよいし、各部は、物理的に別個に存在してもよいし、2つ以上の部が1つの部に集積されてもよい。
また、ソフトウェア的な機能単位で実現され、独立した製品として販売又は使用される場合には、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されてもよい。このような理解に基づいて、本願の技術的解決策の本質または従来技術に寄与する部分、または本願の技術的解決策の部分は、1つのコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスなどであってもよい)に本願の様々な実施例による方法のステップの全てまたは一部を実行させるための複数の命令を含む1つの記憶媒体に記憶されたソフトウェア製品の形態で具現化されてもよい。なお、前記記憶媒体としては、U−ディスク、リムーバブルハードディスク、リードオンリーメモリ( ROM、Read−Only Memory )、ランダムアクセスメモリ( RAM、Random Access Memory )、磁気ディスク、光ディスク等のプログラムコードを記憶できる種々の媒体を包含する。
以上、本願の具体的な実施例を説明したが、本願の技術的範囲はこれに限定されるものではなく、本願が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、本願の技術的範囲内で容易に変更や置換をなし得ることは勿論である。したがって、本願の保護範囲は、特許請求の範囲によって定義されるべきである。

Claims (23)

  1. 端末デバイスが伝送されるデータがある第1の論理チャネル及び前記端末デバイスの利用可能な上りリソースに基づいて、スケジューリング要求SRをトリガーするかどうかを決定することを含む
    ことを特徴とする通信方法。
  2. 前記上りリソースは、動的にスケジューリングされる上りリソース及び/又は準静的に構成される上りリソースを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
  3. 前記端末デバイスが前記SRをトリガーするかどうかを決定する時に、前記第1の論理チャネルが通常バッファ状態レポートBSRをトリガーしており、少なくとも1つの通常BSRがトリガー済みで未送信状態にある
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信方法。
  4. 前記端末デバイスが伝送されるデータがある第1の論理チャネル及び前記端末デバイスの利用可能な上りリソースに基づいて、スケジューリング要求SRをトリガーするかどうかを決定することは、
    前記端末デバイスが前記第1の論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースの論理チャネル優先度LCP制約条件を満たしているかどうかを判断して、SRをトリガーするかどうかを決定することを含む
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の通信方法。
  5. 前記第1の論理チャネルが1つの論理チャネルを含み、前記端末デバイスが前記第1の論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースの論理チャネル優先度LCP制約条件を満たしているかどうかを判断して、SRをトリガーするかどうかを決定することは、
    前記第1の論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースのLCP制約条件を満たしている場合、SRをトリガーしないと決定し、又は、
    前記第1の論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースのLCP制約条件を満たさない場合、SRをトリガーすると決定することを含む
    ことを特徴とする請求項4に記載の通信方法。
  6. 前記第1の論理チャネルが複数の論理チャネルを含み、前記端末デバイスが前記第1の論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースの論理チャネル優先度LCP制約条件を満たしているかどうかを判断して、SRをトリガーするかどうかを決定することは、
    前記第1の論理チャネルの各論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースのLCP制約条件を満たしている場合、SRをトリガーしないと決定し、又は、
    前記第1の論理チャネルのうちの少なくとも1つの論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースのLCP制約条件を満たさない場合、SRをトリガーすると決定することを含む
    ことを特徴とする請求項4に記載の通信方法。
  7. 前記論理チャネルパラメータは、ネットワークデバイスにより前記第1の論理チャネルに構成される少なくとも1つのパラメータであり、
    前記少なくとも1つのパラメータは、前記第1の論理チャネル上の前記伝送されるデータが前記利用可能な上りリソースで伝送できるかどうかを決定するために使用される
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の通信方法。
  8. 前記第1の論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータは、
    前記伝送されるデータが第1の構成上りグラントリソースで伝送することを許可するかどうかを示す第1のパラメータ、前記伝送されるデータが第2の構成上りグラントリソースで伝送することを許可するかどうかを示す第2のパラメータ、最大サポートされた物理上り共有チャネルPUSCH伝送時間長、利用可能なサブキャリア間隔、利用可能なキャリアのうちの少なくとも1つを含む
    ことを特徴とする請求項7に記載の通信方法。
  9. 前記上りリソースのLCP制約条件は、
    前記伝送されるデータが第1の構成上りグラントリソースで伝送されることを許可するかどうか、前記伝送されるデータが第2の構成上りグラントリソースで伝送されることを許可するかどうか、前記伝送されるデータが動的にスケジューリングされる上りリソースで伝送されることを許可するかどうかの少なくとも1つを示す
    ことを特徴とする請求項4〜8のいずれか1項に記載の通信方法。
  10. 前記第1の構成上りグラントリソースは、準静的構成方式で構成されるグラントリソースであり、前記第2の構成上りグラントリソースは、準静的構成及び動的ドリガー方式により構成されるグラントリソースである
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載の通信方法。
  11. 決定モジュールを備える端末デバイスであって、
    前記決定モジュールは、伝送されるデータがある第1の論理チャネル及び前記端末デバイスの利用可能な上りリソースに基づいて、スケジューリング要求SRをトリガーするかどうかを決定するように構成される
    ことを特徴とする端末デバイス。
  12. 前記上りリソースは、動的にスケジューリングされる上りリソース及び/又は準静的に構成される上りリソースを含む
    ことを特徴とする請求項11に記載の端末デバイス。
  13. 前記端末デバイスが前記SRをトリガーするかどうかを決定する時に、前記第1の論理チャネルが通常バッファ状態レポートBSRをトリガーしており、少なくとも1つの通常BSRがトリガー済みで未送信状態にある
    ことを特徴とする請求項11又は12に記載の端末デバイス。
  14. 前記決定モジュールは、さらに、
    前記第1の論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースの論理チャネル優先度LCP制約条件を満たしているかどうかを判断して、SRをトリガーするかどうかを決定するように構成される
    ことを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載の端末デバイス。
  15. 前記第1の論理チャネルが1つの論理チャネルを含み、前記決定モジュールは、
    前記第1の論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースのLCP制約条件を満たしている場合、SRをトリガーしないと決定し、又は、
    前記第1の論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースのLCP制約条件を満たさない場合、SRをトリガーすると決定するように構成される
    ことを特徴とする請求項14に記載の端末デバイス。
  16. 前記第1の論理チャネルが複数の論理チャネルを含み、前記決定モジュールは、
    前記第1の論理チャネルの各論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースのLCP制約条件を満たしている場合、SRをトリガーしないと決定し、又は、
    前記第1の論理チャネルのうちの少なくとも1つの論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータが前記利用可能な上りリソースのLCP制約条件を満たさない場合、SRをトリガーすると決定するように構成される
    ことを特徴とする請求項14に記載の端末デバイス。
  17. 前記論理チャネルパラメータは、ネットワークデバイスにより前記第1の論理チャネルに構成される少なくとも1つのパラメータであり、前記少なくとも1つのパラメータは、前記第1の論理チャネル上の前記伝送されるデータが前記利用可能な上りリソースで伝送できるかどうかを決定するために使用される
    ことを特徴とする請求項15又は16に記載の端末デバイス。
  18. 前記第1の論理チャネルにより構成される論理チャネルパラメータは、
    前記伝送されるデータが第1の構成上りグラントリソースで伝送することを許可するかどうかを示す第1のパラメータ、前記伝送されるデータが第2の構成上りグラントリソースで伝送することを許可するかどうかを示す第2のパラメータ、最大サポートされた物理上り共有チャネルPUSCH伝送時間長、利用可能なサブキャリア間隔、利用可能なキャリアのうちの少なくとも1つを含む
    ことを特徴とする請求項17に記載の端末デバイス。
  19. 前記上りリソースのLCP制約条件は、
    前記伝送されるデータが第1の構成上りグラントリソースで伝送されることを許可するかどうか、前記伝送されるデータが第2の構成上りグラントリソースで伝送されることを許可するかどうか、前記伝送されるデータが動的にスケジューリングされる上りリソースで伝送されることを許可するかどうかの少なくとも1つを示す
    ことを特徴とする請求項14〜18のいずれか1項に記載の端末デバイス。
  20. 前記第1の構成上りグラントリソースは、準静的構成方式で構成されるグラントリソースであり、前記第2の構成上りグラントリソースは、準静的構成及び動的ドリガー方式により構成されるグラントリソースである
    ことを特徴とする請求項18又は19に記載の端末デバイス。
  21. 請求項1〜10のいずれかに記載の通信方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムを記憶する
    ことを特徴とする記憶媒体。
  22. コンピュータプログラムを格納したメモリと、
    前記メモリに格納されたコンピュータプログラムを呼び出して、請求項1〜10のいずれか1項に記載の通信方法を実行するプロセッサと、を備える
    ことを特徴とする端末デバイス。
  23. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の通信方法を、チップが搭載された装置に実行させるコンピュータプログラムをメモリから呼び出して実行するプロセッサを有するチップ
    ことを特徴とするチップ。
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