JP2021526606A - 円錐形端壁の端壁輪郭形成 - Google Patents

円錐形端壁の端壁輪郭形成 Download PDF

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Abstract

タービン段(100)は、作動媒体を送り込むするためにその間に流路(50)を画定するために円周方向に離間された翼形列(10)を備える。翼形列(10)は、そのハブ側に位置する内側端壁(20)から半径方向外側に延びている。内側端壁(20)は、流路(50)が上流側(60)から下流側(70)に末広がりになるように、エンジン軸(40)に対して角度(α1)で傾斜している。内側端壁(20)は、エンジン軸(40)を中心として非軸対称であり、円周方向に隣接する第1(10a)翼形と第2(10b)翼形との間に位置する中間流路隆起部(22)を有する。中間流路隆起部(22)は、20〜60%CAXIDの間の位置及び30〜70%ピッチIDの間の位置に先端を有する。

Description

本発明は、ガスタービンエンジンに関し、特に、ガスタービンエンジンに使用される翼形列に関する。本明細書に開示された特定の実施形態は、二次流れ損失を低減するための非軸対称端壁を有する翼形列に関する。
ガスタービンエンジンのようなターボ機械では、空気はコンプレッサ部で加圧された後、燃料と混合されて燃焼器部で燃焼され、高温の燃焼ガスを発生させる。高温燃焼ガスを含む作動媒体は、エンジンのタービン部分内で膨張され、そこでエネルギが取り出されて、コンプレッサ部分に動力を供給し、発電機を回して電気を発生するなどの有用な仕事を行う。作動媒体は、タービン部内の一連のタービン段を通って移動する。タービン段は、一列の静翼、続いて一列の動翼を備えることができ、翼は、出力を供給するために高温燃焼ガスからエネルギを取り出す。
各動翼は、通常は、スロット、プラットフォーム、及び翼形のうちの1つに嵌合する取り付け具を備える。翼がハブ内に設置されると、プラットフォームは互いに協働して、環状の作動媒体流路の半径方向内側境界を部分的に規定する。翼形は、翼端がタービン部のような静止部品に近接するように、流路を横切って延びている。リング部は、翼列に外接して、流路の半径方向外側境界を部分的に画定する。あるいは、翼は、流路の半径方向外側境界を部分的に画定する半径方向外側プラットフォーム又はシュラウドを有してもよい。半径方向内側プラットフォーム及び半径方向外側プラットフォーム(存在する場合)は、流路端壁を規定する。
各静翼は、通常は、半径方向内側及び外側の流路境界を部分的に画定する半径方向内側及び外側のプラットフォームを有する。翼形は、内部プラットフォームから外部プラットフォームへの流路を横切る。翼の半径方向内側及び外側のプラットフォームは、流路端壁も画定する。
エンジン運転中、作動媒体流体の流れがタービン流路を流れる。端壁近傍では、流体流は馬蹄渦として知られる渦流れ構造が多数を占める。渦は、流体が翼形に近づくにつれて端壁から分離する端壁境界層の結果として形成される。分離した流体は馬蹄渦に再構成される。渦に関連した効率の高い損失が存在する。損失は、「二次」又は「端壁」損失と呼ばれる。
二次損失に対処するために、翼形及び翼端壁に非軸対称輪郭面を設けることが知られている。現在、端壁の輪郭形成面は、主に円筒形の端壁上で調査されている。
簡単に言えば、本発明の態様は、円錐形端壁のための非軸対称端壁輪郭形成に関する。
本発明の一態様によれば、タービン段を提供する。タービン段は、作動媒体を送り込むためにそれらの間にある流路を画定するため円周方向に離間され、そのハブ側に位置する内側端壁から半径方向外側に延びる翼形列であって、軸方向位置0%CAXIDは、タービン段の軸方向の内側端壁上の翼形列の前縁位置として定義され、軸方向位置100%CAXIDは、上流側から下流側へのタービン段の軸方向の内側端壁上の翼形列の後縁位置として定義され、0%ピッチIDは、任意の軸方向位置で、第1の翼形の圧力側面における内側端壁上の第1の位置として定義され、100%ピッチIDは、タービン段の周方向の第1の翼形の圧力側面の第1の位置に面する、周方向に隣接する第2の翼形の負圧側面の内側端壁上の第2の位置として定義される。
内側端壁は、流路が上流側から下流側に向かって発散するように、エンジン軸に対して斜めに傾斜している。内側端壁は、エンジン軸を中心として非軸対称であり、第1の翼形と第2の翼形との間に位置する中間流路隆起部を備える。中間流路隆起部は、20〜60%CAXIDの間の位置及び30〜70%ピッチIDの間の位置に先端を有する。
図面を参照して、本発明をより詳細に説明する。図は特定の構成を示しており、本発明の範囲を制限するものではない。
円筒形の端壁を有するタービン段の一部分の概略縦断側面図である。 円錐形の端壁を有するタービン段の一部分の誇張した概略縦断側面図であり、本発明の態様を適用することができる。 本発明の一実施形態による輪郭形成された円錐形の内側端壁の微細構造を示す図である。 本発明のさらなる実施形態による輪郭形成された円錐形の外側端壁のトポグラフィを示す図である。
以下、好適な実施形態の詳細説明においては、本書の一部を構成する添付図面を参照し、この中で、本発明を実施し得る具体的な実施形態を限定的ではなく、例示的に示す。他の実施形態を用いてもよく、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく変更を行うことができる。
明細書及び図面において、方向軸A、R及びCは、それぞれ、ガスタービンエンジンの軸方向、半径方向及び円周方向を示す。明細書及び特許請求の範囲において、請求の範囲は、記載された境界値を含む。例えば、「X−Y間」という語句は、X及びYの値を含む。
図1は、一列の翼形を備える既知の種類のタービン段100の一部を概略的に示す。図に示すように、翼形列は、内側端壁20を画定するハブ側に位置する円周方向プラットフォーム列と、外側端壁30を画定する先端側に位置する円周方向プラットフォーム列との間に延在する翼形列10を備える。内端壁20及び外端壁30は、それぞれ、円周方向に隣接する翼形10間の作動媒体の内直径境界及び流路50の外直径境界を規定する。図1に示す構成では、両端壁20、30は円筒状の公称表面を有し、これらの公称表面はエンジン軸40と平行である。
エンジン運転中、作動媒体流体が流路50を流れる。端壁近傍では、流体流は馬蹄形渦として知られる渦流構造が多数を占める。渦は、流体が翼形10に近づくにつれて端壁から分離する端壁境界層の結果として形成され、空力効率の損失をもたらす。図1では、このような渦流80の一例が内側端壁20に概略的に示されており、渦流構造も通常は外側端壁30に形成されている。渦から生じる損失は、例えば、翼形10の圧力側面に隣接する丘状部つまり隆起を含む非軸対称輪郭を端壁に設けることによって対処することができる。
図2は、円錐形の端壁20、30を有する翼形列を備えるタービン段100の一部を概略的に示す。ここで、本発明の態様を実施することができる。図1の例と同様に、翼形列10は、内側端壁20を画定するハブ側に位置する円周方向プラットフォーム列と、外側端壁30を画定する先端側に位置する円周方向プラットフォーム列との間に延在する。内端壁20及び外端壁30は、それぞれ、円周方向に隣接する翼形10間の作動媒体の内直径境界及び流路50の外直径境界を規定する。しかしながら、図示の実施形態では、両端壁20、30(又は少なくとも内側端壁20)は、エンジン軸40に対して傾斜している。内端壁20及び外端壁30のエンジン軸40に対する傾斜角は、それぞれα及びαとして示されている。特に、図示するように、本実施形態では、内端壁20は、作動媒体の流れに対して上流側60から下流側70に向かう方向にエンジン軸40に向かって傾斜している。外端壁30は、上流側60から下流側70に向かう方向にエンジン軸40から離れるように傾斜している。その結果、端壁20及び30は、隣接する翼形10間の流路50が上流側60と下流側70との間で末広がりになるように円錐形である、すなわち円錐形の一部を形成するそれぞれの軸対称の公称側面26、36を有する。角度αは、例えば、5〜25度の範囲内に存在してもよく、一方、角度αは、例えば、10〜45度の範囲内にあってもよい。図示の実施形態では、内端壁20の傾斜角αは、外端壁30の傾斜角αよりも浅い。
本発明者らは、図2の例のような円錐形の末広がりの端壁形状では、流路渦は、端壁を素早く持ち上げ、円筒形の端壁を有するものよりも、より高い翼長幅(すなわち、端壁からより大きい距離)になる。従って、より高い二次損失をもたらす傾向があることを認識した。この効果は、図2に模式的に示されており、ここで、渦80は、図1に示す円筒状の内側端壁20に形成された対応する渦80よりも高い翼幅になる円錐状の内側端壁20に形成されるように示されている。図面には示していないが、対応する効果が円錐状の外側端壁30において観察されることもある。
本発明者らは、円錐形の末広がりの端壁に適用可能な少なくとも上述の技術的問題に対処する改良された非軸対称端壁形状を考案した。
図2を引き続き参照しながら、図3を参照して本発明の実施形態を示す。図に示すように、タービン段100は、内側端壁20から半径方向外側に延びる翼形列10を備える。翼形列10の各々は、凹状の圧力側面12と、前縁16と後縁18との間に延びる横方向に反対側の凸状の対流吸引側面14とによって形成される。流通過50は、第1の翼形10aと周囲に隣接する第2の翼形10aの間に定義される。
図3を参照すると、軸方向位置0%CAXIDは、軸方向Aに沿った内側端壁20上の翼形10の前縁位置と定義することができ、軸方向位置100%CAXIDは、軸方向Aにおける内側端壁20上の翼形10の後縁位置と定義することができ、任意の所与の軸方向位置において、円周方向位置0%ピッチIDは、第1の翼形10aの圧力側面12における内側端壁20上の第1の位置と定義することができる。周方向位置100%ピッチIDは、周方向Cに第1の翼形10aの圧力側面12で第1の位置に正反対の周方向反対側の第2の翼形10bの負圧側面14における内端壁20上の第2の位置と定義することができる。
図示の実施形態では、内端壁20は非軸対称であり、隣接する翼形10aと10bとの間に位置する中間流路隆起部22を備えている。中間流路隆起部は、公称の端壁面に関連して流路内に延びる突出部つまり丘状部であると理解することができる。中間流路隆起部は、凸面として形成してもよい。図3では、中間流路隆起部22は、内側端壁20の軸対称の公称表面26から共通の仰角の正の等値線で示されている。中間流路隆起部22は、内側端壁20の公称表面26から通常測定される最大高さH(図2参照)の点を規定する先端24を有する。図示の実施形態によれば、先端24は、隣接する翼形10aと10bとの間の流路50の中心又はその近傍に位置している。特に、先端24は、20〜60%のCAXIDの間の位置、及び30〜70%のピッチIDの間の位置に位置することができる。
さらなる改良において、中間流路隆起部22の先端24は、特に、30〜50%のCAXIDの間の位置に位置してもよい。一実施形態では、先端24は、特に、40〜60%ピッチIDの間の位置に位置してもよい。中間流路隆起部22の先端24は、内側端壁20の公称表面26に対して垂直に測定された、軸方向翼弦長LIDの3〜8%の範囲の高さHを有していてもよい。中間流路隆起部24は、好ましくは、第2の翼形10bの負圧側面14から離間していてもよい。すなわち、先端24から、中間流路隆起部24は、負圧側面14に向かう方向に公称表面26に向かって傾斜していてもよく、負圧側面14から離れたところで公称表面26と合流する。図示の実施形態では、中間流路隆起部22は、負圧側面14よりも圧力側面12に近い。いくつかの実施形態では、中間流路隆起部22は、第1の翼形10aの圧力側面12からさらに離間してもよい。すなわち、先端24から、中間流路隆起部24は、圧力側面12に向かう方向に公称表面26に向かって傾斜していてもよく、圧力側面12から離れたところで公称表面26と合流する。
本発明者らは、隣接する翼形10間の流路50の中心又はその近傍に大きな丘状部つまり隆起部22を有する円錐形の内側端壁20が(翼形に隣接又は近接しているのとは対照的に)、環状に減速する流路内の流れの加速を増大させることを見出した。図2を参照すると、増加した流れの加速及び減少した静圧は、流路渦80’の形成を減少させ、流路渦80’をより低い翼出口幅(すなわち、端壁20により近い)に引き下げ、同時に、流路50を横切る横方向の圧力勾配を減少させる。
上述の実施形態は、タービン静翼に関するが、本発明の態様は、特に円錐形ハブ側内側端壁を有する翼形列に適用可能なタービン動翼であってもよい。
図2及び図4に示すように、本発明者らは、さらなる改良において、円錐状の外側端壁30の場合には、隣接する翼形10間の流路50の中心又はその近傍の外側端壁30に窪み32を設けることによって、流路流の流れを加速し、流路渦を弱めるという対応する効果が達成され得ると判断した。
図4を参照すると、軸方向位置0%CAXODは、軸方向Aに沿った外側端壁30上の翼形10の前縁位置として定義することができ、外側端壁30上の軸方向翼弦長は、LODとして指定される。軸方向位置100%CAXODは、軸方向Aにおける外側端壁30上の翼形10の後縁位置として定義することができ、任意の所定の軸方向位置において、円周方向位置0%ピッチODは、第1の翼形10aの圧力側面12における外側端壁30上の第1の位置として定義することができる。周方向位置100%ピッチODは、周方向Cにおいて第1の翼形10aの圧力側面12で第1の位置に直接対向する、周方向に対向する第2の翼形10bの吸引側面14における外側端壁30上の第2の位置として定義することができる。
図示の実施形態では、外側端壁30は非軸対称であり、隣接する翼形10Aと10Bとの間に位置する中間流路窪み32を備えている。窪みは、公称の末端壁面に関連して流路を離れて延びる溝である。凹面として窪みを形成してもよい。図4では、窪み32は、外側端壁30の軸対称の公称表面36から共通の仰角の負の等値線で示されている。中間流路窪み32は、外側端壁30の公称表面36から通常測定される最大深さD(図2参照)の点を規定する下点34を有する。図示の実施形態によれば、下点34は、隣接する翼形10aと10bとの間の流路50の中心又はその近傍に位置している。特に、下点34は、20〜60%のCAXODの間の位置、及び30〜70%のピッチODの間の位置に位置することができる。好ましくは、中間流路窪み32は、第1の翼形10aの圧力側面12から離間していてもよい。すなわち、下点34から、中間流路窪み32は、圧力側面12に向かう方向に公称表面36に向かって傾斜していてもよく、圧力側面12から離れたところで公称表面36と合流する。図示の実施形態では、窪み32は、圧力側面12よりも負圧側面14に近い。
特定の実施形態が詳細に説明してきたが、当業者で列あれば、開示の全教示を鑑み、それらの詳細に対する様々な変更及び代替が可能であることを理解するであろう。従って、開示された特定の構成は、単に例示的であって、本発明の範囲に限定するものではなく、特許請求の範囲の全範囲、及びそれらの任意の均等物が可能であることを意味する。
本発明は、ガスタービンエンジンに関し、特に、ガスタービンエンジンに使用される翼型列に関する。本明細書に開示された特定の実施形態は、二次流れ損失を低減するための非軸対称端壁を有する翼型列に関する。
ガスタービンエンジンのようなターボ機械では、空気はコンプレッサ部で加圧された後、燃料と混合されて燃焼器部で燃焼、高温の燃焼ガスを発生させる。高温燃焼ガスを含む作動媒体は、エンジンのタービン部内で膨張、そこでエネルギが取り出されて、コンプレッサに動力を供給し、発電機を回して電気を発生するなどの有用な仕事を行う。作動媒体は、タービン部内の一連のタービン段を通り抜ける。タービン段は、静翼列と、これに続く動翼列を備えることができ、動翼が、高温燃焼ガスからエネルギを取り出して出力を提供する
各動翼は、通常は、スロットの1つに嵌合する取り付け具と、プラットフォーム、及び翼型を備える。動翼がハブ内に設置されると、プラットフォームは互いに協働して、環状の作動媒体流路の半径方向内側境界を部分的に画定する。翼型は、翼端がタービン環状部分などの静止部品に近接するように、流路を横切って延びている。その環状部分は、動翼列に外接して、流路の半径方向外側境界を部分的に画定する。あるいは、動翼が、流路の半径方向外側境界を部分的に画定する半径方向外側プラットフォーム又はシュラウドを備えていてもよい。半径方向内側プラットフォーム及び半径方向外側プラットフォーム(存在する場合)は、流路端壁を画定する。
各静翼は、通常は、半径方向内側及び外側の流路境界を部分的に画定する半径方向内側及び外側のプラットフォームを有する。翼型は、内側プラットフォームから外側プラットフォーム流路を横切る。静翼の半径方向内側及び外側のプラットフォームは、流路端壁も画定する。
エンジン運転中、作動媒体流体の連続流がタービン流路を流れる。端壁近傍では、流体流は馬蹄渦として知られる渦流れ構造が大半を占める。渦は、流体が翼型に近づくにつれて端壁から分離する端壁境界層の結果として形成される。分離した流体は馬蹄渦に再構成される。渦に関連して効率の高損失が存在する。損失は、「二次」又は「端壁」損失と呼ばれる。
二次損失に対処するために、翼型及び翼端壁に非軸対称輪郭面を設けることが知られている。現在、端壁の輪郭形成面は、主に円筒形の端壁上で研究されている。
簡単に言えば、本発明の態様は、円錐形端壁のための非軸対称端壁輪郭形成に関する。
本発明の一態様によれば、タービン段提供されるこのタービン段は、円周方向に離間して設けられた翼型列を有し、その間に作動媒体を送り込む流路が画定される。翼型列は、そのハブ側に位置する内側端壁から半径方向外側に延びる。上流側から下流側へのタービン段の軸方向において、0%の軸方向位置Cax ID が、内側端壁上の翼型列の前縁位置として定義され、100%の軸方向位置Cax ID が、内側端壁上の翼型列の後縁位置として定義される。軸方向における任意の位置で、0%の周方向位置Pitch ID が、第1の翼型の圧力側面における内側端壁上の第1の位置として定義され、100%の周方向位置Pitch ID 、タービン段の周方向において第1の翼型に隣接する第2の翼型の負圧側面の内側端壁上の第2の位置として定義され、該第2の位置は、周方向において第1の翼型の圧力側面の第1の位置に向かい合う。内側端壁は、流路が上流側から下流側に向かって末広がりになるように、エンジン軸に対して傾斜している。内側端壁は、エンジン軸について非軸対称であり、第1の翼型と第2の翼型との間に位置する中間流路隆起を備える。中間流路隆起は、20%〜60%の軸方向位置Cax ID 及び30%〜70%の周方向位置Pitch ID 頂部を有する。
図面を参照して、本発明をより詳細に説明する。図は特定の構成を示しており、本発明の範囲を制限するものではない。
円筒形の端壁を有するタービン段の一部分の概略縦断側面図である。 円錐形の端壁を有するタービン段の一部分の誇張した概略縦断側面図であり、本発明の態様を適用することができる。 本発明の一実施形態による輪郭形成された円錐形の内側端壁の微細構造を示す図である。 本発明のさらなる実施形態による輪郭形成された円錐形の外側端壁のトポグラフィを示す図である。
以下、好適な実施形態の詳細説明においては、本書の一部を構成する添付図面を参照し、この中で、本発明を実施し得る具体的な実施形態を限定的ではなく、例示的に示す。他の実施形態を用いてもよく、本発明の思想及び範囲から逸脱することなく変更を行うことができる。
明細書及び図面において、方向軸A、R及びCは、それぞれ、ガスタービンエンジンの軸方向、半径方向及び円周方向を示す。明細書及び特許請求の範囲において、範囲は、そこに記載された境界値を含む。例えば、「X〜Y」又は「XとYの間」という場合は、X及びYの値を含む。
図1は、翼型列を備える既知の種類のタービン段100の一部を概略的に示す。図に示すように、静翼列は、内側端壁20を画定するハブ側に位置する円周方向プラットフォーム列と、外側端壁30を画定する先端側に位置する円周方向プラットフォーム列との間に延在する翼型列10を備える。内側端壁20及び外側端壁30は、それぞれ、円周方向に隣り合う翼型10間の流路50について作動媒体の内側直径境界及び外側直径境界を画定する。図1に示す構成では、両端壁20、30は円筒状の公称表面を有し、これらの公称表面はエンジン軸40と平行である。
エンジン運転中、作動媒体流体が流路50を流れる。端壁近傍では、流体の連続流は馬蹄形渦として知られる渦流構造が多数を占める。渦は、流体が翼型10に近づくにつれて端壁から分離する端壁境界層の結果として形成され、空力効率の損失をもたらす。図1では、このような渦流80の一例が内側端壁20に概略的に示されており、通常は外側端壁30にも渦流構造が形成される。渦から生じる損失は、例えば、翼型10の圧力側面に隣接する丘状部つまり隆起を含む非軸対称輪郭を端壁に設けることによって対処することができる。
図2は、円錐形の端壁20、30を有する翼型列を備えるタービン段100の一部を概略的に示す。ここで、本発明の態様を実施することができる。図1の例と同様に、翼型列10は、内側端壁20を画定するハブ側に位置する円周方向プラットフォーム列と、外側端壁30を画定する先端側に位置する円周方向プラットフォーム列との間に延在する。内側端壁20及び外側端壁30は、それぞれ、円周方向に隣り合った翼型10間の作動媒体の流路50の内側直径境界及び外側直径境界を画定する。ただし、図示の実施形態では、両端壁20、30(又は少なくとも内側端壁20)は、エンジン軸40に対して傾斜している。内側端壁20及び外側端壁30のエンジン軸40に対する傾斜角は、それぞれα及びαとして示されている。特に、図示するように、本実施形態では、内側端壁20は、上流側60から下流側70に向かう方向において、作動媒体の流れに対してエンジン軸40に向かって傾斜している。外側端壁30は、上流側60から下流側70に向かう方向においてエンジン軸40から離れるように傾斜している。その結果、両端壁20及び30は、隣り合った翼型10間の流路50が上流側60から下流側70へ向かって末広がりになるように円錐形である、すなわち円錐形の一部を形成するそれぞれ軸対称の公称側面26、36を有する。角度αは、例えば、5度〜25度の範囲とすることができ、一方、角度αは、例えば、10度〜45度の範囲とすることができる。図示の実施形態では、内側端壁20の傾斜の角度αは、外側端壁30の傾斜の角度αよりも浅い。
本発明の発明者は、図2の例のような円錐形の末広がりの端壁形状では、流路渦は、端壁から素早く離れ、円筒形の端壁を有するものに比べてより高(すなわち、端壁からの距離がより大きくなり、従って、より高い二次損失をもたらす傾向があることを認識した。この作用が、図2に模式的に示されており、図2における渦80は、図1に示す円筒状の内側端壁20に形成される同種の渦80に比べて、より高い翼幅位置形成されている。図面には示していないが、同様の作用が円錐状の外側端壁30において観察され得る
本発明の発明者は、円錐形の末広がりの端壁に適用可能であって、少なくとも上述の技術的問題に対処できる、改良された非軸対称端壁形状を創案した。
図2を引き続き参照しながら、図3を参照して本発明の実施形態を示す。図に示すように、タービン段100は、内側端壁20から半径方向外側に延びる翼型列10を備える。翼型列10の各々の翼型は、前縁16と後縁18との間に延びる、凹状の圧力側面12と、これとは横方向に反対側の凸状の負圧側面14とによって形成される。流路50は、第1の翼型10aと、これに周方向に隣接する第2の翼型10aの間に画定される。
図3を参照すると、0%の軸方向位置Cax ID は、軸方向Aにおける内側端壁20上の翼型10の前縁位置と定義することができ、100%の軸方向位置Cax ID は、軸方向Aにおける内側端壁20上の翼型10の後縁位置と定義することができる。また、軸方向Aにおける任意の位置において、0%の周方向位置Pitch ID は、第1の翼型10aの圧力側面12における内側端壁20上の第1の位置と定義することができ、100%の周方向位置Pitch ID は、周方向で対向する第2の翼型10bの負圧側面14における内端壁20上の第2の位置と定義することができ、この第2の位置は、周方向Cにおいて第1の翼型10aの圧力側面12の第1の位置に向かい合う
図示の実施形態では、内側端壁20は非軸対称であり、互いに隣接する翼型10aと翼型10bとの間に位置する中間流路隆起22を備えている。中間流路隆起22は、公称の端壁面に対して流路内に延出する突出部つまり丘状部であると理解することができる。中間流路隆起22は、凸面として形成してもよい。図3では、中間流路隆起22は、内側端壁20の軸対称の公称表面26から同じ標高の正の等高線で示されている。中間流路隆起22は、内側端壁20の公称表面26から標準的に測定される最大高さ(図2参照)の位置画定する頂部24を有する。図示の実施形態によれば、頂部24は、隣り合った翼型10aと翼型10bとの間の流路50の中心又はその近傍に位置している。具体的には例えば頂部24は、20%〜60%の軸方向位置Cax ID 、及び30%〜70%の周方向位置Pitch ID に位置させる
さらなる改良例において、中間流路隆起22の頂部24は、特に、30%〜50%の軸方向位置Cax ID に位置する。一実施形態では、頂部24は、特に、40%〜60%の周方向位置Pitch ID に位置する。中間流路隆起22の頂部24は、内側端壁20の公称表面26に対垂直に測定して、軸方向翼弦長LID3%〜8%の範囲の高さhとすることができる。中間流路隆起24は、好ましくは、第2の翼型10bの負圧側面14から離間させる。すなわち、中間流路隆起24は、頂部24から負圧側面14向かう方向に公称表面26に向かって傾斜、負圧側面14から離れたところで公称表面26と合流するようにしてよい。図示の実施形態では、中間流路隆起22は、負圧側面14よりも圧力側面12に近い。いくつかの実施形態では、中間流路隆起22は、第1の翼型10aの圧力側面12から離間していてよい。すなわち、中間流路隆起24は、頂部24から圧力側面12向かう方向に公称表面26に向かって傾斜、圧力側面12から離れたところで公称表面26と合流するようにしてよい
本発明の発明者は、隣り合った翼型10間の流路50の中心又はその近傍に大きな丘状部つまり隆起22を有する円錐形の内側端壁20が、(翼型に隣接する又は近い場合とは対照的に)そうでなければ環状に減速する流路において流れの加速を増大させることを見出した。図2を参照すると、増加した流れの加速及び減少した静圧は、流路渦80’の形成を減少させ、流路渦80’をより低い翼幅位置(すなわち、端壁20により近い)に引き下げ、同時に、流路50を横切る横方向の圧力勾配を減少させる。
上述の実施形態は、タービン静翼に関するが、本発明の態様は、タービン動翼、特に円錐形ハブ側内側端壁を有する翼型列に適用可能である
図2及び図4に示すように、本発明の発明者は、さらなる改良において、円錐状の外側端壁30の場合には、隣り合った翼型10間の流路50の中心又はその近傍の外側端壁30に窪み32を設けることによって、流路の流れを加速し、流路渦を弱めるという相応の効果が達成され得ることを見出した
図4を参照すると、0%の軸方向位置Cax OD は、軸方向Aにおける外側端壁30上の翼型10の前縁位置として定義することができ、外側端壁30上の軸方向翼弦長は、LODとして指定される。100%の軸方向位置Cax OD は、軸方向Aにおける外側端壁30上の翼型10の後縁位置として定義することができる。軸方向Aにおける任意の位置において、0%の周方向位置Pitch OD は、第1の翼型10aの圧力側面12における外側端壁30上の第1の位置として定義することができる。100%の周方向位置Pitch OD は、周方向で対向する第2の翼型10bの負圧側面14における外側端壁30上の第2の位置として定義することができ、この第2の位置は、周方向Cにおいて第1の翼型10aの圧力側面12で第1の位置に向かい合う
図示の実施形態では、外側端壁30は非軸対称であり、互いに隣接する翼型10a翼型10bとの間に位置する中間流路窪み32を備えている。中間流路窪み32は、公称の端壁面対して流路から外へ突出する谷である。凹面として窪みを形成してもよい。図4では、窪み32は、外側端壁30の軸対称の公称表面36から同じ標高の負の等高線で示されている。中間流路窪み32は、外側端壁30の公称表面36から標準的に測定される最大深さ(図2参照)の位置画定する底部34を有する。図示の実施形態によれば、底部34は、隣り合った翼型10aと翼型10bとの間の流路50の中心又はその近傍に位置している。具体的には例えば底部34は、20%〜60%の軸方向位置Cax OD 、及び30%〜70%の周方向位置Pitch OD に位置させる。好ましくは、中間流路窪み32は、第1の翼型10aの圧力側面12から離間していてもよい。すなわち、中間流路窪み32は、底部34から圧力側面12向かう方向に公称表面36に向かって傾斜、圧力側面12から離れたところで公称表面36と合流するようにしてよい。図示の実施形態では、窪み32は、圧力側面12よりも負圧側面14に近い。
特定の実施形態詳細に説明してきたが、当業者であれば、開示の全教示を鑑み、それらの詳細に対する様々な変更及び代替が可能であることを理解するであろう。従って、開示された特定の構成は、単に例示を意味し、発明の範囲限定するものではなく、発明の範囲は、特許請求範囲に係る全範囲及びそのいずれか及び全ての等価のものにより与えられるべきである

Claims (13)

  1. ハブ側に位置する内側端壁(20)から半径方向外向きに延伸し、円周方向に離間して配置されて作動媒体を通す流路(50)をその間に画定する翼形列(10)を備えたタービン段(100)であって、
    軸方向位置0%CAXIDが、当該タービン段(100)の軸方向において前記内側端壁(20)上の前記翼形列(10)の前縁位置として定義され、そして、軸方向位置100%CAXIDが、上流側(60)から下流側(70)への当該タービン段(100)の軸方向において前記内側端壁(20)上の前記翼形列(10)の後縁位置として定義され、
    0%ピッチIDが、任意の軸方向位置で、第1の翼形(10a)の圧力側面(12)における前記内側端壁(20)上の第1の位置として定義され、そして、100%ピッチIDが、当該タービン段(100)の周方向(C)の前記第1の翼形(10a)の前記圧力側面(12)の前記第1の位置に面する、周方向に隣接する第2の翼形(10b)の負圧側面(14)の前記内側端壁(20)上の第2の位置として定義され、
    前記内側端壁(20)は、前記流路(50)が前記上流側(60)から前記下流側(70)へ末広がりになるように、エンジン軸(40)に対して角度αで傾斜しており、
    前記内側端壁(20)は、前記エンジン軸(40)を中心として非軸対称であり、前記第1の翼形(10a)と前記第2の翼形(10b)との間に位置する中間流路隆起(22)を有し、該中間流路隆起(22)は、20〜60%CAXIDの間の位置及び30〜70%ピッチIDの間の位置に先端(24)を有する、タービン段(100)。
  2. 前記中間流路隆起(22)の前記先端(24)は、30〜50%CAXIDの間の位置に位置する、請求項1に記載のタービン段(100)。
  3. 前記中間流路隆起(22)の前記先端(24)は、40〜60%ピッチIDの間の位置に位置する、請求1又は2に記載のタービン段(100)。
  4. 前記中間流路隆起(22)の前記先端(24)は、30〜50%CAXIDの間の位置に位置する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のタービン段(100)。
  5. 前記中間流路隆起(22)の前記先端(24)は、前記内側端壁(20)の公称表面(26)に対して垂直に測定された、軸方向翼弦長(LID)の3〜8%の範囲の高さ(H)を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のタービン段(100)。
  6. 前記中間流路隆起(22)は、前記第2の翼形(10B)の負圧側面(14)から離間している、請求項1〜5のいずれか1項に記載のタービン段(100)。
  7. 前記内側端壁(20)は、前記上流側(60)から前記下流側(70)への方向において前記エンジン軸(40)に向かって傾斜しており、前記エンジン軸(40)に対する前記内側端壁(20)の前記傾斜の角度αが5〜25度の範囲にある、請求項1〜6のいずれか1項に記載のタービン段(100)。
  8. 前記翼形列(10)の先端側に位置する外側端壁(30)がさらに設けられており、
    軸方向位置0%CAXODが、当該タービン段(100)の軸方向の前記外側端壁(30)上の前記翼形列(10)の前縁位置として定義され、そして、軸方向位置100%CAXODが、前記上流側(60)から前記下流側(70)への当該タービン段(100)の軸方向において前記外側端壁(30)上の前記翼形列(10)の後縁位置として定義され、
    0%ピッチODが、任意の軸方向位置で、第1の翼形(10a)の圧力側面(12)における前記外側端壁(30)上の第1の位置として定義され、そして、100%ピッチODが、当該タービン段(100)の周方向(C)の前記第1の翼形(10a)の前記圧力側面(12)の前記第1の位置に面する、第2の翼形(10b)の負圧側面(14)の前記外側端壁(30)上の第2の位置として定義され、
    前記外側端壁(30)は、前記流路(50)が前記上流側(60)から前記下流側(70)へ末広がりになるように、前記エンジン軸(40)に対して角度αで傾斜しており、
    前記外側端壁(30)は、前記エンジン軸(40)を中心に非軸対称であり、前記第1の翼形(10a)と前記第2の翼形(10b)との間に位置する中間流路窪み(32)を備え、該中間流路窪み(32)は、20〜60%CAXIDの間の位置及び30〜70%ピッチIDの間の位置に下点(34)を有する、請求項1〜7のいずれか1項に記載のタービン段(100)。
  9. 前記中間流路窪み(32)は、前記第1の翼形(10a)の前記圧力側面(12)から離間している、請求項8に記載のタービン段(100)。
  10. 前記エンジン軸(40)に対する前記内側端壁(20)の前記傾斜の角度αは、前記エンジン軸(40)に対する前記外側端壁(30)の前記傾斜の角度αよりも浅い、請求項8又は9に記載のタービン段(100)。
  11. 前記外側端壁(30)は、前記上流側(60)から前記下流側(70)に向かう方向に前記エンジン軸(40)から傾斜しており、前記エンジン軸(40)に対する前記外側端壁(30)の前記傾斜の角度αは、10〜45度の範囲内にある、請求項8〜10のいずれか1項に記載のタービン段(100)。
  12. 前記翼形列(10)は、一列のタービン静翼の一部である、請求項1〜11のいずれか1項に記載のタービン段(100)。
  13. 前記翼形列(10)は、一列のタービン動翼列の一部である、請求項1〜7のいずれか1項に記載のタービン段(100)。
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