JP2021525061A - エアロゾル生成装置及びその動作方法 - Google Patents

エアロゾル生成装置及びその動作方法 Download PDF

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Abstract

エアロゾル生成物質を加熱するヒータと、ヒータに電力を供給するバッテリと、エアロゾルのパフをセンシングするセンサと、ユーザのパフ間の時間間隔に基づいて電力プロファイルを決定し、決定された電力プロファイルによってヒータに供給される電力を制御する制御部を含むエアロゾル生成装置、及びその動作方法を開示する。

Description

本発明は、エアロゾル生成装置及びその動作方法を提供する。
最近、伝統的な燃焼型シガレットの代案に対する需要が増加している。例えば、シガレットを燃焼させるよりは、エアロゾル生成物質を加熱することで、エアロゾルを発生させるエアロゾル生成装置に対する需要が増加している。
これにより、エアロゾル生成物質を効果的に加熱するために、ヒータに供給される電力を制御する技術の必要性が要求される実情である。
本発明は、ヒータに供給される電力を制御するエアロゾル生成装置及びその動作方法を提供することである。
一実施例によれば、エアロゾル生成物質を加熱するヒータと、前記ヒータに電力を供給するバッテリと、パフをセンシングするセンサと、パフ間の時間間隔に基づいて電力プロファイルを決定し、前記決定された電力プロファイルによって前記ヒータに供給される電力を制御する制御部を含む、エアロゾル生成装置を提供することができる。
本発明によれば、ユーザのパフ間の時間間隔に基づいて電力プロファイルを決定し、決定された電力プロファイルによってヒータに供給される電力を制御するところ、霧化量の偏差を減らし、ヒータの炭化を防止することができる。
一実施例に係わるエアロゾル生成物質を保有する交換可能なカートリッジと、それを備えたエアロゾル生成装置の結合関係を概略的に示す分離斜視図である。 図1に示された実施例に係わるエアロゾル生成装置の例示的な一作動状態を示す斜視図である。 図1に示された実施例に係わるエアロゾル生成装置の例示的な他の作動状態を示す斜視図である。 一実施例によるエアロゾル生成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 一実施例によるエアロゾル生成装置が電力プロファイルを決定することを示す図面である。 電力プロファイルとパフ間の時間間隔との対応関係についての情報の一実施例を示す図面である。 一実施例によるヒータに供給される電力のレベルを示すグラフである。 エアロゾル生成装置の電力制御方法を示すフローチャートである。
本開示の一側面によれば、エアロゾル生成物質を加熱するヒータと、前記ヒータに電力を供給するバッテリと、パフをセンシングするセンサと、パフ間の時間間隔に基づいて電力プロファイルを決定し、前記決定された電力プロファイルによって前記ヒータに供給される電力を制御する制御部と、を含む、エアロゾル生成装置を提供することができる。
また、前記制御部は、n番目パフの終了時間とn+1番目パフの開始時間を検出し、前記開始時間と前記終了時間との時間間隔に基づいて、前記n+1番目パフに対する電力プロファイルを決定し、ここで、nは、自然数でもある。
また、前記制御部は、n番目パフとn+1番目パフとの第1時間間隔と、n+1番目パフとn+2番目パフとの第2時間間隔と、を比較し、前記第2時間間隔が前記第1時間間隔より長い場合、前記n+1番目パフの間よりも前記n+2番目パフの間にさらに高い電力が前記ヒータに供給されるように、前記n+2番目パフに対する電力プロファイルを決定し、前記第2時間間隔が前記第1時間間隔より短い場合、前記n+1番目パフの間よりも前記n+2番目パフの間にさらに低い電力が前記ヒータに供給されるように、前記n+2番目パフに対する電力プロファイルを決定し、ここで、nは、自然数でもある。
また、前記制御部は、パフ間の時間間隔と既定の基準時間を比較し、前記電力プロファイルを決定することができる。
また、前記制御部は、n番目パフとn+1番目パフとの第1時間間隔が前記既定の基準時間より短い場合、前記n番目パフの間よりも前記n+1番目パフの間にさらに低い電源が前記ヒータに供給されるように前記n+1番目パフに対する電力プロファイルを決定し、ここで、nは、自然数でもある。
また、前記制御部は、n番目パフとn+1番目パフとの第1時間間隔が前記既定の基準時間より短い場合、前記n+1番目パフの間に既定の電力レベルが保持されるように前記n+1番目パフに対する電力プロファイルを決定することができる。
また、前記制御部は、n番目パフとn+1番目パフとの第1時間間隔が前記既定の基準時間より長い場合、前記n番目パフの間よりも前記n+1番目パフの間にさらに高い電力が前記ヒータに供給されるように前記n+1番目パフに対する電力プロファイルを決定し、ここで、nは、自然数でもある。
また、エアロゾル生成装置は、パフ間の時間間隔と電力プロファイルとの対応関係についての情報を保存するメモリをさらに含み、前記制御部は、前記情報による前記ユーザのパフ間の時間間隔に基づいて、前記電力電力プロファイルを決定することができる。
また、前記エアロゾル生成物質は、液状組成物でもある。
本開示の他の側面によれば、エアロゾル生成物質と、前記エアロゾル生成物質を加熱するヒータを含むカートリッジと結合可能な本体において、前記ヒータに電力を供給するバッテリと、パフをセンシングするセンサと、パフ間の時間間隔に基づいて電力プロファイルを決定し、前記決定された電力プロファイルによって前記ヒータに供給される電力を制御する制御部と、を含んでもよい。
本開示の他の側面によれば、パフ間の時間間隔に基づいて電力プロファイルを決定する段階と、前記決定された電力プロファイルによって前記エアロゾル生成装置のヒータに供給される電力を制御する段階と、を含む、エアロゾル生成装置の動作方法を提供することができる。
実施例で使用される用語は、本発明での機能を考慮しながら、可能な限り、現在広く使用される一般的な用語を選択したが、それは、当分野に携わる技術者の意図、判例、または新たな技術の出現などによっても異なる。また、特定の場合は、出願人が任意に選定した用語もあり、その場合、当該発明の説明部分において、詳細にその意味を記載する。従って、本発明で使用される用語は、単純な用語の名称ではない、その用語が有する意味と、本発明の全般にわたる内容とを基に定義されなければならない。
また、明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、それは、特別に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含んでもよいということを意味する。また、明細書全体明細書に記載された「…部」、「…モジュール」というような用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、それは、ハードウェアまたはソフトウェアによって具現されるか、あるいはハードウェアとソフトウェアとの結合によっても具現される。
ここで、使用された「少なくとも1つ」のような表現は、全体構成リストを修飾し、リストの個別構成を修飾しない。例えば、「a、b及びcのうち少なくとも1つ」という表現は、「a」、「b」、「c」、「aとb」、「aとc」、「bとc」、または「a、b及びc」をいずれも含むと理解されねばならない。
あるエレメントまたはあるレイヤが他のエレメントまたは他のレイヤの「上方に」、「上に」、「連結された」または「結合された」と指称されるとき、それは、他のエレメントまたは他のレイヤに直接連結されたり、直接結合されたり、または別途の結合されたエレメントまたはレイヤが存在してもよい。対照的に、あるエレメントが他のエレメントまたはレイヤの「直ぐ上に」、「直上に」、「直接に連結された」または「直接に結合された」と言及されるとき、中間に別途のエレメントが存在しないと理解されねばならない。同じ参照番号は、全体として同じ要素を指称する。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例について本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施可能なように詳細に説明する。しかし、本発明は、様々な異なる形態としても具現され、ここで説明する実施例に限定されない。
以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、一実施例に係わるエアロゾル生成物質を保有する交換可能なカートリッジと、それを備えたエアロゾル生成装置の結合関係を概略的に示す分離斜視図である。
図1に示された実施例に係わるエアロゾル生成装置5は、エアロゾル生成物質を保有するカートリッジ20と、カートリッジ20を支持する本体10と、を含む。
カートリッジ20は、本体10に結合することができる。カートリッジ20の一部が本体10の収容空間19に挿入されることで、カートリッジ20が本体10に装着されうる。
カートリッジ20は、例えば、液体状態や、固体状態や、気体状態や、ゲル(gel)状態のうち、少なくともいずれか1つの状態を有するエアロゾル生成物質を保有することができる。エアロゾル生成物質は、液状組成物を含んでもよい。例えば、液状組成物は、揮発性タバコ香成分を含むタバコ含有物質を含む液体でもあり、非タバコ物質を含む液体でもある。
液状組成物は、例えば、水、ソルベント、エタノール、植物抽出物、香料、香味剤、及びビタミン混合物のうち、いずれか1つの成分や、それらの成分の混合物を含んでもよい。香料は、メントール、ペパーミント、スペアミントオイル、各種果物の香り成分などを含むが、それらに制限されるものではない。香味剤は、ユーザに多様な香味または風味を提供する成分を含んでもよい。ビタミン混合物は、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、及びビタミンEのうち、少なくとも1つが混合されたものでもあるが、それに制限されない。また、液状組成物は、グリセリン及びプロピレングリコールのようなエアロゾル形成剤を含んでもよい。
例えば、液状組成物は、ニコチン塩が添加された任意の重量比のグリセリン及びプロピレングリコール溶液を含んでもよい。液状組成物には、2種以上のニコチン塩が含まれてもよい。ニコチン塩は、ニコチンに有機酸または無機酸を含む適切な酸を添加することで形成されうる。ニコチンは、自然に発生するニコチンまたは合成ニコチンであって、液状組成物の総溶液重量に対する任意の適切な重量の濃度を有することができる。
ニコチン塩の形成のための酸は、血中ニコチン吸収速度、エアロゾル生成装置5の作動温度、香味または風味、溶解度などを考慮して適切に選択されうる。例えば、ニコチン塩の形成のための酸は、安息香酸、乳酸、サリチル酸、ラウリン酸、ソルビン酸、レブリン酸、ピルビン酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、バレリン酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、クエン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、フェニル酢酸、酒石酸、コハク酸、フマル酸、グルコン酸、サッカリン酸、マロン酸またはリンゴ酸で構成された群から選択される単独の酸または前記群から選択される2以上の酸の混合でもあるが、それらに限定されない。
カートリッジ20は、本体10から伝達される電気信号または無線信号などによって作動することで、カートリッジ20の内部のエアロゾル生成物質の相(phase)を気相に変換し、エアロゾル(aerosol)を発生させる機能を行う。エアロゾルは、エアロゾル生成物質から発生した蒸気化された粒子と空気が混合された状態の気体を意味する。
例えば、カートリッジ20は、本体10から電気信号を受信することにより、例えば、超音波振動方式を用いたり、誘導加熱方式を用いたりしてエアロゾル生成物質を加熱することで、エアロゾル生成物質の相を変換することができる。一実施例において、カートリッジ20は、自体の電力源を含み、本体10から受信された電気的な制御信号や無線信号に基づいてエアロゾルを発生させうる。
カートリッジ20は、内部にエアロゾル生成物質を収容する液体保存部21と、液体保存部21のエアロゾル生成物質をエアロゾルに変換する機能を行う霧化器(atomizer)を含んでもよい。
液体保存部21が内部に「エアロゾル生成物質を収容する」ということは、液体保存部21が単純にエアロゾル生成物質を入れる容器として機能するということを意味する。液体保存部21は、スポンジ(sponge)や綿や布地や多孔性セラミック構造体のようなエアロゾル生成物質が含浸(すなわち、含有)された要素を含んでもよい。
霧化器は、例えば、エアロゾル生成物質を吸収し、エアロゾルに変換するための最適の状態に保持する液体伝達手段(例えば、wick;ウィック)と、液体伝達手段を加熱してエアロゾルを発生させるヒータを含んでもよい。
液体伝達手段は、例えば、綿繊維、セラミック纎維、ガラス繊維、多孔性セラミックのうち、少なくとも1つを含んでもよい。
ヒータは、電気抵抗によって熱を発生させることで、液体伝達手段に伝達されるエアロゾル生成物質を加熱するために、銅、ニッケル、タングステンなどの金属素材を含んでもよい。ヒータは、例えば、金属熱線(wire)、金属熱板(plate)、セラミック発熱体などによっても具現される。また、ヒータは、ニクロム線のような素材を用いる伝導性フィラメントによっても具現されるか、液体伝達手段に巻かれるか、液体伝達手段に隣接して配置されてもよい。
また、霧化器は、エアロゾル生成物質を吸収してエアロゾルに変換するための最適の状態に保持し、エアロゾル生成物質を加熱してエアロゾルを発生させるメッシュ状(mesh shape)や板状(plate shape)の発熱体によっても具現される。その場合、別途の液体伝達要素が不要になりうる。
カートリッジ20の内部に収容されたエアロゾル生成物質を外部から視覚的に確認可能なように、カートリッジ20の液体保存部21は、少なくとも一部が透明な部分を含んでもよい。液体保存部21は、本体10への結合時に本体10の溝11に挿入されるように、液体保存部21から突出する突出窓21aを含んでもよい。マウスピース22及び/または液体保存部21の全体が透明なプラスチックやガラスウなどの素材によって製作される。または、突出窓21aだけが透明な素材によっても製作される。
本体10は、収容空間19の内側に配置された接続端子10tを含む。本体10の収容空間19にカートリッジ20の液体保存部21が挿入されれば、本体10は、接続端子10tを通じてカートリッジ20に電力を提供するか、カートリッジ20の作動に係わる信号をカートリッジ20に供給することができる。
カートリッジ20の液体保存部21の一端には、マウスピース22が結合される。マウスピース22は、エアロゾル生成装置5のユーザの口腔に挿入される部分である。マウスピース22は、液体保存部21内部のエアロゾル生成物質から発生したエアロゾルを外部に排出する排出孔22aを含む。
本体10には、スライダ7が本体10に対して移動可能に結合される。スライダ7は、本体10に対して移動することで本体10に結合されたカートリッジ20のマウスピース22の少なくとも一部を覆うか、外部に露出させる機能を行う。スライダ7は、カートリッジ20の突出窓21aの少なくとも一部を外部に露出させる長孔7aを含む。
図1に図示されたように、スライダ7は、内部が空いており、両側端部が開放された筒状でもあるが、スライダ7の構造は、それに制限されない。例えば、スライダ7は、本体10の縁部に結合された状態を保持しつつ、本体10に対して移動可能なクリップ状の断面形状を有する折り曲げられた板構造を有してもよい。他の例において、スライダ7は、湾曲された円弧状の断面形状を有する曲がった半円筒状を有してもよい。
スライダ7は、本体10とカートリッジ20に対するスライダ7の位置を保持するための磁性体を含んでもよい。磁性体は、永久磁石や、鉄、ニッケル、コバルト、またはそれらの合金のような素材を含んでもよい。
磁性体は、互いに対向する2つの第1磁性体8aと、互いに対向する2つの第2磁性体8bを含んでもよい。第1磁性体8aは、スライダ7の移動方向である本体10の長手方向(すなわち、本体10の延長方向)に第2磁性体8bと互いに離隔して配置される。
本体10は、スライダ7が本体10に対して移動する間、スライダ7の第1磁性体8aと第2磁性体8bが移動する経路上に配置された固定磁性体9を含む。本体10の固定磁性体9も収容空間19を介して互いに対向するように2つが設けられる。
固定磁性体9と第1磁性体8a、または固定磁性体9と第2磁性体8bとの間で作用する磁力によってスライダ7は、マウスピース22の端部を覆うか、露出させる位置に安定して保持される。
本体10は、スライダ7が本体10に対して移動する間、スライダ7の第1磁性体8aと第2磁性体8bの移動する経路上に配置される位置変化感知センサ3を含む。位置変化感知センサ3は、例えばホール効果(hall effect)を用いて磁場の変化を感知し、感知された変化に基づいて信号を生成するホールセンサ(hall Integrated Circuit)を含んでもよい。
上述した実施例に係わるエアロゾル生成装置5において本体10とカートリッジ20とスライダ7は、長手方向から見たとき、ほぼ長方形の断面形状を有するが、実施例は、そのようなエアロゾル生成装置5の形状によって制限されない。エアロゾル生成装置5は、例えば、円形や、楕円形や、正方形や、さまざまな形態の多角形の断面形状を有してもよい。また、エアロゾル生成装置5は、必ずしも直線的に延びる構造に制限されるものではなく、ユーザが手にしやすく、例えば、流線形に湾曲されたり、既定の角度に折り曲げられたりもする。
図2は、図1に示された実施例に係わるエアロゾル生成装置の例示的な一作動状態を示す斜視図である。
図2において、スライダ7は、本体10と結合されたカートリッジのマウスピース22の端部を覆う位置に移動される。この状態で、マウスピース22は、外部の異物から安全に保護されて清潔な状態に保持される。
ユーザは、スライダ7の長孔7aを通じてカートリッジの突出窓21aを視覚的に確認することで、カートリッジが保有するエアロゾル生成物質の残量を確認することができる。ユーザは、エアロゾル生成装置5を使用するために、スライダ7を本体10の長手方向に移動させうる。
図3は、図1に示された実施例に係わるエアロゾル生成装置の例示的な他の作動状態を示す斜視図である。
図3では、スライダ7が本体10と結合されたカートリッジのマウスピース22の端部を外部に露出させる位置に移動した作動状態が図示された。この状態で、ユーザは、マウスピース22を自分の口腔に挿入してマウスピース22の排出孔22aを通じて排出されるエアロゾルを吸い込むことができる。
図3でのように、スライダ7がマウスピース22の端部を外部に露出させる位置に移動されるとき、カートリッジの突出窓21aは、スライダ7の長孔7aを通じて依然として外部に露出される。したがって、ユーザは、スライダ7の位置に関係なく、カートリッジが保有するエアロゾル生成物質の残量を視覚的に確認することができる。
図4は、一実施例によるエアロゾル生成装置の構成を示すブロック図である。
図4を参照すれば、エアロゾル生成装置100は、バッテリ110、ヒータ120、センサ130、ユーザインターフェース140、メモリ150、及び制御部160を含んでもよい。しかし、エアロゾル生成装置100の内部構造は、図4に図示されたものに限定されない。また、図4に図示されたハードウェア構成の一部が省略されても、新たな構成がさらに追加されてもよいということを、本実施例に係わる技術分野で通常の知識を有する者であれば、理解できるであろう。
エアロゾル生成装置100がカートリッジなしに本体を含む実施例において、図4に図示された構成要素は、本体に位置してもよい。エアロゾル生成装置100が本体及びカートリッジを含む他の実施例において、図4に図示された構成要素は、本体及び/またはカートリッジに位置してもよい。
バッテリ110は、エアロゾル生成装置100の動作に用いられる電力を供給する。例えば、バッテリ110は、ヒータ120が加熱されるように電力を供給することができる。また、バッテリ110は、エアロゾル生成装置100内に備えられたセンサ130、ユーザインターフェース140、メモリ150、及び制御部160のような他の構成の動作に必要な電力を供給することができる。バッテリ110は、充電可能なバッテリであるか、使い捨てバッテリでもある。例えば、バッテリ110は、リチウムポリマー(LiPoly)バッテリでもあるが、それに制限されない。
ヒータ120は、制御部160の制御によってバッテリ110から電力を供給される。ヒータ120は、バッテリ110から電力を供給されてエアロゾル生成装置100に挿入されたシガレットを加熱するか、エアロゾル生成装置100に装着されたカートリッジを加熱することができる。
ヒータ120は、エアロゾル生成装置100の本体に位置してもよい。または、ヒータ120は、カートリッジに位置してもよい。ヒータ120がカートリッジに位置する場合、ヒータ120は、本体及び/またはカートリッジに位置するバッテリ110から電力を供給されてもよい。
ヒータ120は、任意の適した電気抵抗性物質によって形成される。例えば、適した電気抵抗性物質は、チタン、ジルコニウム、タンタル、白金、ニッケル、コバルト、クロム、ハフニウム、ニオブ、モリブデン、タングステン、錫、ガリウム、マンガン、鉄、銅、ステンレス鋼、ニクロムなどを含む金属または金属合金でもあるが、それらに制限されない。また、ヒータ120は、金属熱線(wire)、電気伝導性トラック(track)が配置された金属熱板(plate)、セラミック発熱体などによって具現されるが、それに制限されない。
一実施例において、ヒータ120は、カートリッジに含まれる。カートリッジは、ヒータ120、液体伝達手段、及び液体保存部を含んでもよい。液体保存部に収容されたエアロゾル生成物質は、液体伝達手段に吸収され、ヒータ120は、液体伝達手段に吸収されたエアロゾル生成物質を加熱してエアロゾルを発生させうる。例えば、ヒータ120は、ニッケルクロムのような素材を含み、液体伝達手段に巻かれるか、液体伝達手段に隣接しても配置される。
他の実施例において、ヒータ120は、エアロゾル生成装置100の収容空間に挿入されたシガレットを加熱することができる。エアロゾル生成装置100の収容空間にシガレットが収容されることにより、ヒータ120は、シガレットの内部及び/または外部に位置してもよい。これにより、ヒータ120は、シガレット内のエアロゾル生成物質を加熱してエアロゾルを発生させることができる。
一方、ヒータ120は、誘導加熱式ヒータでもある。ヒータ120は、シガレットまたはカートリッジを誘導加熱方式で加熱するための電気伝導性コイルを含んでもよく、シガレットまたはカートリッジには、誘導加熱式ヒータによって加熱されるサセプタが含まれる。
エアロゾル生成装置100は、少なくとも1つのセンサ130を含んでもよい。少なくとも1つのセンサ130でセンシングされた結果は、制御部160に伝達され、制御部160は、ヒータの動作制御、喫煙の制限、シガレット(または、カートリッジ)挿入有/無判断、お知らせ表示などを通じてエアロゾル生成装置100を制御することができる。
例えば、センサ130は、パフ感知センサを含んでもよい。パフ感知センサは、温度変化、流量(flow)変化、電圧変化及び/または圧力変化に基づいてユーザのパフを感知することができる。
また、少なくとも1つのセンサ130は、温度感知センサを含んでもよい。温度感知センサは、ヒータ120(または、エアロゾル生成物質)の温度を感知することができる。エアロゾル生成装置100は、ヒータ120の温度を感知する別途の温度感知センサを含むか、ヒータ120自体が別途の温度感知センサなしに温度感知センサの役割を行うことができる。または、ヒータ120が温度感知センサの役割を行うと共に、エアロゾル生成装置100に別途の温度感知センサがさらに含まれる。
センサ130は、位置変化感知センサを含んでもよい。位置変化感知センサは、本体に結合されて本体に沿って摺動するスライダの位置変化を感知することができる。
ユーザインターフェース140は、ユーザにエアロゾル生成装置100の状態についての情報を提供することができる。例えば、ユーザインターフェース140は、視覚情報を出力するディスプレイまたはランプ、触覚情報を出力するモータ、音情報を出力するスピーカ、ユーザから入力された情報を受信するか、ユーザに情報を出力する入/出力(I/O)インターフェーシング手段(例えば、ボタンまたはタッチスクリーン)、データ通信を行うか、充電電力を供給されるための端子、及び/または外部デバイスと無線通信(例えば、WI-FI, WI-FI Direct, Bluetooth(登録商標), NFC(Near-Field Communication)など)を行うための通信インターフェーシングモジュールなどの多様なインターフェーシング手段を含んでもよい。
メモリ150は、制御部160で処理されたデータ、及び処理される各種データを保存することができる。メモリ150は、DRAM(dynamic random access memory), SRAM(static random access memory)、ROM(read-only memory)、EEPROM(electrically erasable programmable read-only memory)などの多様な類型のメモリを含んでもよい。
例えば、メモリ150には、エアロゾル生成装置100の動作時間、最大パフ回数、現在パフ回数、少なくとも1つの温度プロファイル、少なくとも1つの電力プロファイル及びユーザの喫煙パターンに係わるデータなどが保存される。
制御部160は、エアロゾル生成装置100の全般的な動作を制御することができる。制御部160は、少なくとも1つのプロセッサを含む。プロセッサは、多数の論理ゲートのアレイとして具現され、汎用的なマイクロプロセッサと、該マイクロプロセッサで実行されるプログラムが保存されたメモリの組合わせによっても具現される。また、他の形態のハードウェアによっても具現されるということを、本実施例が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、理解できるであろう。
制御部160は、少なくとも1つのセンサ130によってセンシングされた結果を分析して後続して行われる処理を制御する。
制御部160は、センサ130によってセンシングされた結果に基づいて、ヒータ120の動作が開始または終了されるように、ヒータ120に供給される電力を制御することができる。また、制御部160は、センサ130によってセンシングされた結果に基づいて、ヒータ120が所定の温度まで加熱されるか、適切な温度を保持するように、ヒータ120に供給される電力の量及び電力が供給される時間を制御することができる。
一実施例で、制御部160は、エアロゾル生成装置100に対するユーザ入力を受信した後、ヒータ120の動作を開始するために、ヒータ120のモードを予熱モードに設定することができる。また、制御部160は、パフ感知センサを用いてユーザのパフを感知した後、ヒータ120のモードを予熱モードから動作モードに切り替えることができる。また、制御部160は、パフ感知センサを用いてパフ回数をカウントした後、パフ回数が既定の回数に到逹すれば、ヒータ120に電力供給を中断する。
制御部160は、少なくとも1つのセンサ130によってセンシングされた結果に基づいて、ユーザインターフェース140を制御することができる。例えば、パフ感知センサによってカウントされたパフ数が既定の回数に到逹すれば、制御部160は、ユーザインターフェース140(例えば、ランプ、モータ、スピーカなど)を用いてユーザにエアロゾル生成装置100が直ぐ終了するということを予告することができる。
一方、図4には、図示されていないが、エアロゾル生成装置100は、別途のクレードルと共に、エアロゾル生成システムを構成してもよい。例えば、クレードルは、エアロゾル生成装置100のバッテリ110を充電するのに用いられる。例えば、エアロゾル生成装置100は、クレードル内部の収容空間に収容された状態で、クレードルのバッテリから電力を供給されてエアロゾル生成装置100のバッテリ110を充電することができる。
制御部160は、ユーザのパフ間の時間間隔に基づいて電力プロファイルを決定し、決定された電力プロファイルによってヒータ120に供給される電力を制御することができる。具体的に、制御部160は、ユーザのn番目パフとn+1番目パフとの時間間隔に基づいて、n+1番目パフに対する電力プロファイルを決定し、n+1番目パフ時、決定された電力プロファイルによってヒータ120に供給される電力を制御することができる。ここで、「n」は、自然数でもある。
制御部160は、ユーザのパフ開始時間とユーザのパフ終了時間に基づいて、ユーザのパフ間の時間間隔を決定することができる。一実施例によって、制御部160は、ユーザのn番目パフの終了時間からn+1番目パフの開始時間までの時間を、ユーザのn番目パフとn+1番目パフとの時間間隔に決定することができる。他の実施例によって、制御部160は、ユーザのn番目パフの開始時間から、所定の時間以後からn+1番目パフの開始時間までの時間を、ユーザのn番目パフとn+1番目パフとの時間間隔に決定することができる。
電力プロファイルは、経時的にヒータ120に供給される電力の変化を示すことができる。また、電力プロファイルは、ヒータ120に電力が供給される時間についての情報、ヒータ120に供給される電力量についての情報、ヒータ120に供給される電力のためのパルス幅変調(Pulse Width Modulation: PWM)パルス信号についての情報などを含んでもよい。
一実施例において、制御部160は、連続した時間間隔の間の比較に基づいて、電力プロファイルを決定することができる。具体的に、制御部160は、n+2番目パフに対する電力プロファイルを決定するために、n番目パフとn+1番目パフとの第1時間間隔を、n+1番目パフとn+2番目パフとの第2時間間隔と比較することができる。
制御部160は、第2時間間隔が第1時間間隔より長い場合、n+1番目パフの間よりもn+2番目パフの間にさらに高い電力がヒータに供給されるように、n+2番目パフに対する電力プロファイルを決定することができる。
一方、制御部160は、第2時間間隔が第1時間間隔より短い場合、n+1番目パフの間よりもn+2番目パフの間にさらに低い電力がヒータに供給されるように、n+2番目パフに対する電力プロファイルを決定することができる。例えば、制御部160は、n+2番目パフの間、一定レベルの電力を保持する既定の電力プロファイルによってヒータ120に供給される電力を制御することができる。
一実施例において、制御部160は、ユーザのパフ間の時間間隔と所定の基準時間とを比較して電力プロファイルを決定することができる。具体的に、制御部160は、n番目パフとn+1番目パフとの第1時間間隔が第1基準時間より短い場合、n番目パフに対する第1電力プロファイルよりヒータ120に低い電力を供給するn+1番目パフに対する第2電力プロファイルを決定することができる。また、制御部160は、n番目パフとn+1番目パフとの第1時間間隔が第2基準時間より長い場合、n番目パフに対する第1電力プロファイルよりヒータ120に高い電力を供給するn+1番目パフに対する第2電力プロファイルを決定することができる。
制御部160は、ユーザのパフ間の時間間隔が所定の基準時間より短い場合、既設定の電力プロファイルによってヒータ120に供給される電力を制御することができる。一実施例において、制御部160は、n番目パフとn+1番目パフとの第1時間間隔が第1基準時間より短い場合、エアロゾルが発生しないレベルにヒータ120がエアロゾル生成物質を加熱するように、n+1番目パフに対する電力プロファイルを決定することができる。他の実施例において、制御部160は、n番目パフとn+1番目パフとの第1時間間隔が第1基準時間より短い場合、ヒータ120の炭化が発生しないレベルにヒータ120がエアロゾル生成物質を加熱するように、n+1番目パフに対する電力プロファイルを決定することができる。他の実施例において、制御部160は、n番目パフとn+1番目パフとの第1時間間隔が第1基準時間より短い場合、第1時間間隔での電力レベルがそのまま保持されるように、n+1番目パフに対する電力プロファイルを決定することができる。例えば、制御部160は、n番目パフとn+1番目パフとの第1時間間隔が3秒より短い場合、n+1番目の間に0.8Wの電力がヒータ120に供給されるようにn+1番目パフに対する電力プロファイルを決定することができる。
制御部160は、パフ時間間隔と電力プロファイルとの対応関係についての情報に基づいて、ユーザのパフ間の時間間隔に対応する電力プロファイルを決定することができる。また、制御部160は、ユーザのパフ間の時間間隔に基づいて、複数の電力プロファイルのうち、いずれか1つの電力プロファイルを選択することができる。
したがって、エアロゾル生成装置100は、ユーザのパフ間の時間間隔に基づいて電力プロファイルを決定し、決定された電力プロファイルによってヒータ120に供給される電力を制御することができる。したがって、霧化量の過度な偏差を減らし、ヒータの炭化を防止することができる。
具体的に、ユーザのパフ間の時間間隔が短い場合、以前パフからのヒータ120の高い温度状態で、高い電力がヒータ120に供給される。したがって、霧化量が相当多く、ヒータ120が容易に炭化されうる。したがって、エアロゾル生成装置100は、パフ間の時間間隔が短い場合、ヒータ120にさらに低い電力を供給するための電力プロファイルを決定する。したがって、霧化量を減らし、ヒータ120の炭化を防止することができる。
反対に、ユーザのパフ間の時間間隔が長い場合、以前パフ以後のヒータ120の温度が多く下がった状態で、ヒータ120に電力が供給される。したがって、霧化量が過度に少なくなりうる。一実施例によって、エアロゾル生成装置100は、パフ間の時間間隔が長い場合、ヒータ120にさらに高い電力を供給するための電力プロファイルを決定し、霧化量を適切に増やすことができる。
図5は、エアロゾル生成装置が電力プロファイルを決定することを例示する。
図5を参照すれば、エアロゾル生成装置100は、n番目パフ時、A電力プロファイルによってヒータ120に供給される電力を制御することができる。ここで、A電力プロファイルは、n−1番目パフとn番目パフとの時間間隔に基づいて決定されうる。次いで、エアロゾル生成装置100は、n番目パフとn+1番目パフとの時間間隔を決定することができる。例えば、エアロゾル生成装置100は、センサ130を用いて、n番目パフの終了時間とn+1番目パフの開始時間を検出することができる。それにより、エアロゾル生成装置100は、n番目パフの終了時間とn+1番目パフの開始時間の間の時間を、n番目パフとn+1番目パフとの時間間隔に決定することができる。
エアロゾル生成装置100は、n番目パフとn+1番目パフとの時間間隔に基づいて、n+1番目パフに対するB電力プロファイルを選択することができる。次いで、エアロゾル生成装置100は、n+1番目パフ時、B電力プロファイルによってヒータ120に供給される電力を制御することができる。例えば、エアロゾル生成装置100は、n+1番目パフの開始時間からB電力プロファイルによってヒータ120に供給される電力を制御することができる。
図6は、電力プロファイルとパフ間の時間間隔との対応関係につての情報を示す。
エアロゾル生成装置100は、パフの間の時間間隔を示すパフ時間間隔と電力プロファイルとの対応関係についての情報610を保存することができる。例えば、エアロゾル生成装置100のメモリ150は、情報610を保存することができる。
図6に図示されたように、情報610は、パフ時間間隔に対応する電力プロファイルについての情報を含んでもよい。例えば、情報610は、0ないし3秒のパフ時間間隔に対応する第1電力プロファイル1Wについての情報、3ないし6秒のパフ時間間隔に対応する第2電力プロファイル2Wについての情報、及び6ないし9秒のパフ時間間隔に対応する第3電力プロファイル4Wについての情報を含んでもよい。例えば、第1電力プロファイル1Wは、既設定の時間の間、1Wの電力をヒータ120に供給する電力プロファイルを意味することができる。
したがって、エアロゾル生成装置100は、情報610によるユーザのパフ間の時間間隔に基づいて電力プロファイルを決定することができる。例えば、ユーザのパフ間の時間間隔が2秒である場合、エアロゾル生成装置100は、第1電力プロファイルによってヒータ120に供給される電力を制御することができる。また、ユーザのパフ間の時間間隔が4秒である場合、エアロゾル生成装置100は、第2電力プロファイルによってヒータ120に供給される電力を制御することができる。
図6で説明する第1電力プロファイルないし第3電力プロファイルについての情報は、一例示に過ぎず、パフ時間間隔と電力プロファイルとの対応関係についての情報は、それに限定して解釈されない。すなわち、第1電力プロファイルないし第3電力プロファイルは、1W、2W、及び4W以外の他の数値の電力をヒータ120に供給するように設定される。
図7は、エアロゾル生成装置がヒータに供給される電力をレベルを示すグラフ710を図示する。
エアロゾル生成装置100は、n番目パフ区間においてA電力プロファイルによってヒータ120に供給される電力を制御することができる。例えば、エアロゾル生成装置100は、n番目パフ区間において、初期には、3Wの電力をヒータ120に供給していて、徐々に電力を低めるA電力プロファイルによって、ヒータ120に供給される電力を制御することができる。
次いで、エアロゾル生成装置100は、n番目パフ区間の終了時間とn+1番目パフ区間の開始時間との時間間隔である第1時間間隔の間、既設定のレベルの電力をヒータ120に供給することができる。例えば、エアロゾル生成装置100は、第1時間間隔の間、0.8Wの電力をヒータ120に供給することができる。
また、エアロゾル生成装置100は、第1時間間隔に基づいてn+1番目パフ区間に対する電力プロファイルを決定することができる。例えば、エアロゾル生成装置100は、第1時間間隔が所定の第1基準時間より長いために、n+1番目パフ区間に対するB電力プロファイルを選択することができる。次いで、エアロゾル生成装置100は、n+1番目パフ区間で既設定のB電力プロファイルによってヒータ120に供給される電力を制御することができる。例えば、エアロゾル生成装置100は、n番目パフ区間において、初期には、4Wの電力をヒータ120に供給していて、徐々に電力を低めるB電力プロファイルによって、ヒータ120に供給される電力を制御することができる。
同様に、エアロゾル生成装置100は、第2時間間隔の間、既設定の電力をヒータ120に供給し、第2時間間隔に基づいてn+2番目パフ区間に対するC電力プロファイルを選択することができる。例えば、エアロゾル生成装置100は、第2時間間隔が所定の第2基準時間より短いために、n+2番目パフ区間に対するC電力プロファイルを選択することができる。次いで、エアロゾル生成装置100は、n+2番目パフ区間においてC電力プロファイルによってヒータ120に供給される電力を制御してn+1番目パフの間よりも、n+2番目パフ間にさらに低い電力をヒータ120に供給させうる。例えば、エアロゾル生成装置100は、n+2番目パフ区間において、初期には、2Wの電力をヒータ120に供給していて、徐々に電力を低めるC電力プロファイルによって、ヒータ120に供給される電力を制御することができる。
エアロゾル生成装置100は、第1時間間隔が所定の基準時間より短い場合、n+1番目パフ区間の間、B電力プロファイルより低い電力を供給するために、既定の電力プロファイルを選択することができる。例えば、エアロゾル生成装置100は、第1時間間隔が3秒より短い場合、n+1番目パフ区間の間、0.8Wの電力を保持することができる。
同様に、エアロゾル生成装置100は、第2時間間隔が所定の基準時間より短い場合、n+2番目パフ区間の間、C電力プロファイルより低い電力を供給する電力プロファイルを選択することができる。例えば、エアロゾル生成装置100は、第2時間間隔が2秒より短い場合、第2時間間隔に適用される同じ電力プロプイルによって、n+2番目パフ区間の間ヒータ120に1Wの電力を持続的に供給することができる。したがって、エアロゾル生成装置100は、パフ間の時間間隔が短い場合、ヒータ120に供給される電力を低めて、ヒータ120内の芯の炭化を防止することができる。
図8は、エアロゾル生成装置の電力制御方法を示すフローチャートである。
たとえ、以下で省略されたとしても、エアロゾル生成装置100に係わる前記内容は、図8の方法にも適用される。
段階810において、エアロゾル生成装置100は、ユーザのパフ間の時間間隔に基づいて電力プロファイルを決定する。具体的に、エアロゾル生成装置100は、ユーザのn番目パフとn+1番目パフとの時間間隔に基づいてn+1番目パフに対する電力プロファイルを決定する。
エアロゾル生成装置100は、ユーザのパフ開始時間とユーザのパフ終了時間に基づいてユーザのパフ間の時間間隔を決定する。
エアロゾル生成装置100は、ユーザのパフ間の時間間隔と所定の時間とを比較して、電力プロファイルを決定する。エアロゾル生成装置100は、ユーザのパフ間の時間間隔が所定の時間より短い場合、以前パフに比べて低い電源が、次のパフに供給されるようにヒータ120に供給される電力を制御する。
エアロゾル生成装置100は、電力プロファイルとパフ間の時間間隔との対応関係についての情報に基づいて、ユーザのパフ間の時間間隔に対応する電力プロファイルを決定する。
段階820において、エアロゾル生成装置100は、決定された電力プロファイルによってヒータに供給される電力を制御する。具体的に、エアロゾル生成装置100は、ユーザのn番目パフとn+1番目パフとの時間間隔に基づいて、n+1番目パフに対する電力プロファイルを決定し、n+1番目パフ時、決定された電力プロファイルによってヒータに供給される電力を制御する。
一方、上述した方法は、コンピュータで実行されるプログラムによって作成可能であり、コンピュータで読み取り可能な記録媒体を用いて、前記プログラムを動作させる汎用デジタルコンピュータで具現される。また、上述した方法で使用されたデータの構造は、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に複数の手段を通じて記録される。前記コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、マグネチック記録媒体(例えば、ROM、RAM、USB、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光学的記録媒体(例えば、CD-ROM、DVDなど)のような記録媒体を含む。
図4の制御部160、入力インターフェース140、及びセンサ130と同図面において、ブロックで表現される構成要素、要素、モジュールまたはユニット(「構成要素」と総称)のうち、少なくとも1つは、前述した例示的な実施例によってそれぞれの機能を行う多様な数のハードウェア、ソフトウェア及び/またはファームウェア構造によっても具現される。例えば、それらのコンポーネントのうち、少なくとも1つは、メモリ、プロセッサ、論理回路、ルックアップテーブルのような1つ以上のマイクロプロセッサの制御を通じてそれぞれの機能が行える直接回路構造、または他の制御装置を使用することができる。また、これら構成要素のうち、少なくとも1つは、モジュール、プログラムまたはコードの一部によって具体的に具現され、これは、特定論理機能を行うための1つ以上の実行可能な命令を含んでおり、1つ以上のマイクロプロセッサまたは他の制御装置によっても実行される。また、これら構成要素のうち、少なくとも1つは、それぞれの機能を行う中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサなどのプロセッサを含むか、それによって具現されうる。それらのコンポーネントのうち、2以上は、1以上の単一コンポーネントに結合され、単一コンポーネントは、結合された2以上のコンポーネントの全動作または機能を行うことができる。また、それらのコンポーネントのうち、少なくとも1つの機能のうち、一部は、他のコンポーネントによっても行われる。また、バス(bus)は、前記ブロック図に図示されていないが、コンポーネントを介した通信は、バスを通じて行われる。前記例示的な実施例の機能的な側面は、1つ以上のプロセッサで実行されるアルゴリズムによっても具現される。また、ブロックまたは処理段階によって表現された構成要素は、電子構成、信号処理及び/または制御、データ処理など、任意の数の関連技術を採用することができる。
上述した実施例に係わる説明は、例示的なものに過ぎず、当該技術分野で通常の知識を有する者であれば、それにより、多様な変形及び均等な他の実施例が可能であるという点を理解できるであろう。したがって、発明の真の保護範囲は、特許請求の範囲によって決定されねばならず、請求範囲に記載の内容と同等な範囲にある全ての相違点は、請求範囲によって決定される保護範囲に含まれるものと解釈されねばならない。
また、エアロゾル生成装置100は、第1時間間隔に基づいてn+1番目パフ区間に対する電力プロファイルを決定することができる。例えば、エアロゾル生成装置100は、第1時間間隔が所定の第1基準時間より長いために、n+1番目パフ区間に対するB電力プロファイルを選択することができる。次いで、エアロゾル生成装置100は、n+1番目パフ区間で既設定のB電力プロファイルによってヒータ120に供給される電力を制御することができる。例えば、エアロゾル生成装置100は、n+1番目パフ区間において、初期には、4Wの電力をヒータ120に供給していて、徐々に電力を低めるB電力プロファイルによって、ヒータ120に供給される電力を制御することができる。

Claims (13)

  1. エアロゾル生成装置において、
    エアロゾル生成物質を加熱するヒータと、
    前記ヒータに電力を供給するバッテリと、
    パフをセンシングするセンサと、
    パフ間の時間間隔に基づいて電力プロファイルを決定し、
    前記決定された電力プロファイルによって前記ヒータに供給される電力を制御する制御部と、を含む、エアロゾル生成装置。
  2. 前記制御部は、
    n番目パフの終了時間とn+1番目パフの開始時間を検出し、前記開始時間と前記終了時間との時間間隔に基づいて、前記n+1番目パフに対する電力プロファイルを決定し、
    ここで、nは、自然数である、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
  3. 前記制御部は、
    n番目パフとn+1番目パフとの第1時間間隔と、n+1番目パフとn+2番目パフとの第2時間間隔と、を比較し、
    前記第2時間間隔が前記第1時間間隔より長い場合、前記n+1番目パフの間よりも前記n+2番目パフの間にさらに高い電力が前記ヒータに供給されるように前記n+2番目パフに対する電力プロファイルを決定し、
    前記第2時間間隔が前記第1時間間隔より短い場合、前記n+1番目パフの間よりも前記n+2番目パフの間にさらに低い電力が前記ヒータに供給されるように前記n+2番目パフに対する電力プロファイルを決定し、
    ここで、nは、自然数である、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
  4. 前記制御部は、
    パフ間の時間間隔と既定の基準時間とを比較し、前記電力プロファイルを決定する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
  5. 前記制御部は、
    n番目パフとn+1番目パフとの第1時間間隔が前記既定の基準時間より短い場合、前記n番目パフの間よりも前記n+1番目パフの間にさらに低い電源が前記ヒータに供給されるように前記n+1番目パフに対する電力プロファイルを決定し、
    ここで、nは、自然数である、請求項4に記載のエアロゾル生成装置。
  6. 前記制御部は、
    n番目パフとn+1番目パフとの第1時間間隔が前記既定の基準時間より短い場合、前記n+1番目パフの間に既定の電力レベルが保持されるように前記n+1番目パフに対する電力プロファイルを決定する、請求項4に記載のエアロゾル生成装置。
  7. 前記制御部は、
    n番目パフとn+1番目パフとの第1時間間隔が前記既定の基準時間より長い場合、前記n番目パフの間よりも前記n+1番目パフの間にさらに高い電力が前記ヒータに供給されるように前記n+1番目パフに対する電力プロファイルを決定し、
    ここで、nは、自然数である、請求項4に記載のエアロゾル生成装置。
  8. パフ間の時間間隔と電力プロファイルとの対応関係についての情報を保存するメモリをさらに含み、
    前記制御部は、
    前記情報によるパフ間の時間間隔に基づいて、前記電力プロファイルを決定する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
  9. 前記エアロゾル生成物質は、液状組成物である、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
  10. エアロゾル生成物質と、前記エアロゾル生成物質を加熱するヒータを含むカートリッジと結合可能な本体において、
    前記ヒータに電力を供給するバッテリと、
    パフをセンシングするセンサと、
    パフ間の時間間隔に基づいて電力プロファイルを決定し、前記決定された電力プロファイルによって前記ヒータに供給される電力を制御する制御部と、を含む、本体。
  11. エアロゾル生成装置の動作方法において、
    パフ間の時間間隔に基づいて電力プロファイルを決定する段階と、
    前記決定された電力プロファイルによって前記エアロゾル生成装置のヒータに供給される電力を制御する段階と、を含む、動作方法。
  12. 前記決定する段階は、
    n番目パフの終了時間とn+1番目パフの開始時間とを検出し、前記開始時間と前記終了時間との時間間隔に基づいて、前記n+1番目パフに対する電力プロファイルを決定する段階と、を含み、
    ここで、nは、1以上の自然数である、請求項11に記載の動作方法。
  13. 前記決定する段階は、
    パフ間の時間間隔と既定の基準時間とを比較し、前記電力プロファイルを決定する、請求項11に記載の動作方法。
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