JP2021523066A - 1つまたは複数の対象物の周りを、金属バンド片でループ状に固定するための、バンド掛け機及び方法 - Google Patents

1つまたは複数の対象物の周りを、金属バンド片でループ状に固定するための、バンド掛け機及び方法 Download PDF

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Abstract

1つまたは複数の対象物の周りにバンド(3)を給送し、その後それらの対象物の周りできつく引張るようバンドを後退させるための、給送デバイスと;バンドの先端部における第1のセクションと、上記の対象物の周りに給送されたバンド片(3a)の後端部における、重複する第2のセクションとの間に、溶接接合部を形成し、それによって対象物の周りでこの片をループ状に固定するための、溶接デバイスと;接合部を形成する間に、上記の重複するバンドセクションを支持し、その上部支持面(26)に凹部(25)が設けられる、支持部材(24)と;上記の凹部の形状に適合される形状を有する押圧要素(27)であって、押圧要素及び支持部材は、押圧要素と支持部材との間のプレス成形作用によって、第1のバンドセクションに恒久的な突起部(30)を形成するよう構成された、押圧要素(27)と;を備えるバンド掛け機。
【選択図】図2e

Description

本発明は、請求項1のプリアンブルによるバンド掛け機に関する。本発明はさらに、1つまたは複数の対象物の周りを、金属バンド片でループ状に固定するための、請求項9のプリアンブルによる方法に関する。
1つの対象物または1束の対象物の周りを金属バンドでループ状に適用するため、バンドを対象物/束の周りできつく引張り、その後、バンドを対象物/束の周りでバンドを固定するために、バンドの重複セクションを接合する、多くの様々な構成の自動バンド掛け機が知られている。国際公開第2017/129679号は、溶接デバイスが、金属バンドの重複セクション間に溶接接合部を形成するために使用され、それによって1つの対象物または1束の対象物の周りを金属バンドでループ状に固定する、バンド掛け機を開示している。この公知のバンド掛け機は、対象物/束の周りを一片のバンドでループ状に適用した後、バンドを対象物/束の周りできつく引張るためにバンドを後退させる前に、バンドの先端部における第1のバンドセクションを把持して係止するための、把持デバイスを備える。この把持デバイスは、対象物/束上の最終的なバンドループの一部を形成し、かつバンドループがバンド掛け機から解放されたときに引張応力を受けることになる領域において、バンドを把持するよう構成される。これは、金属材料のバンドを用いて対象物または対象物の束をバンド掛けするために使用される、バンド掛け機における把持デバイスの通常の把持位置である。
国際公開第2017/129679号
本発明の目的は、上述のタイプの、新しくかつ好ましいバンド掛け機を実現することである。
本発明によると、この目的は、請求項1に定義された特徴を有するバンド掛け機によって実現される。
本発明のバンド掛け機は:
−バンド掛けされる1つまたは複数の対象物の周りで、ループ状に配置された金属バンド片の先端部における第1のバンドセクションと、上記のバンド片の後端部における、重複する第2のセクションとの間に、溶接接合部を形成することによって、上記の1つまたは複数の対象物の周りをバンド片でループ状に固定するための、溶接デバイスと、
−溶接接合部を形成する間に、上記の重複する第1及び第2のバンドセクションを支持するための支持部材を備え、この支持部材の上部支持面に凹部が設けられた、バンド掛けユニットと、
−バンド掛けされる1つまたは複数の対象物を受け入れるよう構成された、対象物受け入れ空間の周りで、バンド掛けユニットを通してバンドをルーブ状に給送し、次にバンド掛けユニットに戻して、その後バンドを、対象物受け入れ空間に受け入れられた1つまたは複数の対象物の周りできつく引張るために、バンドを後退させる、給送デバイスと
を備える。
本発明によると、バンド掛けユニットは押圧要素を備える。この押圧要素は、支持部材における凹部の形状に適合された形状を有し、押圧要素は、この凹部に受け入れられる。バンド掛けユニットは作動デバイスをさらに備える。この作動デバイスは、押圧要素が支持部材の凹部から距離を置いて位置付けられる第1の共通位置と、押圧要素が上記の凹部に受け入れられる第2の共通位置との間で、押圧要素及び支持部材を互いに対して動かすよう構成される。押圧要素及び支持部材が互いに対して、作動デバイスによって上記の第1の共通位置から上記の第2の共通位置に動かされ、第1のバンドセクションの一部が押圧要素と支持部材との間の空間に受け入れられたとき、上記のバンド片の先端部と上記の溶接接合部との間の位置における第1のバンドセクションに、プレス成形作用によって恒久的な隆起部を形成するよう、押圧要素及び支持部材は構成される。
第1のバンドセクションに形成された恒久的な突起部は、押圧要素及び支持部材における凹部と共に、押圧要素及び支持部材が上述の第2の共通位置にとどまるように作られる限り、第1のバンドセクションがバンド掛けユニットに確実な係止効果で係止され、それによって、給送デバイスがバンドを後退させて、バンド掛けされる対象物または対象物の束に対してバンドをきつく引張るときに、バンドの長手方向に滑り抜けるのを確実に防止する。これによってバンドの先端部は、効果的かつ確実にバンド掛けユニットに係止される。さらに、第1のバンドセクションに形成された突起部は、バンドの先端部と、第1及び第2のバンドセクション間の溶接接合部との間に位置される、すなわち突起部は、バンド片がバンド掛けユニットから解放されたときに、いかなる引張応力も受けることのないバンド片の部分において位置されることになる。したがって、バンドが、溶接接合部の反対側、すなわちバンド片がバンド掛けユニットから解放されたときに、引張応力を受けることになるバンド片の部分で把持され、弱体化による変形を受けることになる上述の通常の事例とは対照的に、突起領域のバンド片において、押圧要素及び支持部材によって生じる、弱体化による変形は、バンド片によって形成されるルーブの強度に、いかなる悪影響も及ぼさない。後者の公知の事例において、第1のバンドセクションを把持することによって生じる、バンド片の弱体化による変形は、バンド片によって形成されるループの強度に悪影響を及ぼす。
バンド片がバンド掛けユニットから解放されるとき、押圧要素によってバンド片に形成された突起部は、対象物/束の外面に対して押圧され、対象物/束とバンド片によって形成されるループとの間のスペーサとして作用することになる。これによって、突起部は、ループにおいて増加した引張力、したがってバンド掛け効果の向上に寄与する。突起部によって、ループと対象物/束の外面との間に形成される空隙は、金属バンドが対象物/束から取り外されるときに、その後のバンド解放動作と共にループを切断することも容易にする。
本発明によるバンド掛け機の別の有利な特徴は、以下の説明及び従属請求項から明白となる。
本発明はさらに、請求項9で定義される特徴を有する方法に関する。
本発明による方法の別の有利な特徴は、以下の説明及び従属請求項から明白となる。
添付の図を参照し、例として列挙する本発明の実施形態における特定の説明が以下に続く。
本発明の実施形態によるバンド掛け機の概略図である。 対象物の束の周りをバンド片でループ状に固定するプロセス中における異なる段階の、図1のバンド掛け機に含まれる部分を部分的に切断した概要図である。 対象物の束の周りをバンド片でループ状に固定するプロセス中における異なる段階の、図1のバンド掛け機に含まれる部分を部分的に切断した概要図である。 対象物の束の周りをバンド片でループ状に固定するプロセス中における異なる段階の、図1のバンド掛け機に含まれる部分を部分的に切断した概要図である。 対象物の束の周りをバンド片でループ状に固定するプロセス中における異なる段階の、図1のバンド掛け機に含まれる部分を部分的に切断した概要図である。 対象物の束の周りをバンド片でループ状に固定するプロセス中における異なる段階の、図1のバンド掛け機に含まれる部分を部分的に切断した概要図である。 対象物の束の周りをバンド片でループ状に固定するプロセス中における異なる段階の、図1のバンド掛け機に含まれる部分を部分的に切断した概要図である。 対象物の束の周りをバンド片でループ状に固定するプロセス中における異なる段階の、図1のバンド掛け機に含まれる部分を部分的に切断した概要図である。 対象物の束の周りをバンド片でループ状に固定するプロセス中における異なる段階の、図1のバンド掛け機に含まれる部分を部分的に切断した概要図である。 対象物の束の周りをバンド片でループ状に固定するプロセス中における異なる段階の、図1のバンド掛け機に含まれる部分を部分的に切断した概要図である。 押圧要素が、支持部材の関連する凹部から距離を置いた後退位置にある、図1のバンド掛け機に含まれる支持部材及び押圧要素の概略図である。 押圧要素が、支持部材の凹部に受け入れられた前進位置にある、支持部材及び押圧要素の概略図である。 対象物の束の周りでループ状に固定されたバンド片の概略側面図である。 図5のバンド片を上から見た平面図である。 バンドループがバンドの残りの部分から解放される前の、バンド上の加熱領域を示す、バンド掛けされる1つまたは複数の対象物の周りでループ状に固定されたバンドの一部を上から見た、平面図である。 バンドループがバンドの残りの部分から解放されたときの、図7に対応する平面図である。 図8のIX−IXラインで切った図である。 バンドループがバンドの残りの部分から解放される前の、バンド上の破断ラインを示す、バンド掛けされる1つまたは複数の対象物の周りでループ状に固定されたバンドの一部を上から見た、平面図である。 図10のXI−XIラインで切った図である。 バンドループがバンドの残りの部分から解放される前の、バンド上の代替の破断ラインを示す、バンド掛けされる1つまたは複数の対象物の周りでループ状に固定されたバンドの一部を上から見た、平面図である。 図12のXIII−XIIIラインで切った図である。
本発明の実施形態によるバンド掛け機1に含まれる、いくつかの部分は、図1にかなり概略で図示される。バンド掛け機1は:
−金属材料の細長いバンド3を、バンド掛けされる1つまたは複数の対象物10を受け入れるために構成された空間4の周りでループ状に誘導するための、誘導トラック2と;
−上記の1つまたは複数の対象物10の周りでバンド3を固定するための、バンド掛けユニット20と;
−供給コイル6からバンド3を、バンド掛けユニット20を介し、上記の誘導トラック2の中に、上記の対象物受け入れ空間4の周りをループ状に誘導トラックに沿って給送し、次にバンド掛けユニット20の中に戻し、その後バンド3を後退させて、上記の空間4に受け入れられた1つまたは複数の対象物10の周りできつく引張る、給送デバイス5と;
−結束要素が給送デバイス5によって後退されるときに、バンド3の一部を一時的に集積し、その後、バンドが給送デバイス5によって前方に給送されるときに、バンドの集積部分を解放する、集積機9と;
を備える。
例えば誘導トラック2は、上記の対象物受け入れ空間4に面した長手方向の開口部を伴うレール形態を有し得る。代替として、バンドは、いかなる誘導トラックも使用することなく、バンド掛けされる対象物の周りでループ状に給送され得る。これは、バンドが、誘導トラックまたは同様のものとの接触なしで、バンド掛けされる対象物10の周りにおける実質的に円状の経路で自由空間で動くよう、バンドを曲げるよう構成された曲げデバイスを介して、バンドを給送することによって実現され得る。漏斗形態のガイド要素が、バンドの先端部を捕捉し、それをバンド掛けユニットの中に誘導するために、上記の経路の端部に配置され得る。
バンド掛けされる対象物10は、空間4の周りでループ状にバンド3を給送する前、給送する間、または給送した後に、対象物受け入れ空間4に位置付けられ得る。
集積機9を使用する代替として、バンドが給送デバイス5によって後退されるときに、供給コイル6を逆方向に回転させることによってバンド3の緩みを引き締めるか、または緩みを防止し得る。
示される実施形態において、給送デバイス5は、回転可能な2つの給送ローラ5a、5bを備え、それらは互いに対向して位置され、両給送ローラ間における挟む部分に受け入れられるバンド3の部分の、両側に接触するよう構成される。給送ローラ5a、5bのうちの少なくとも一方は、バンド3をその長手方向に動かすために、可逆性の駆動モータの形態であるアクチュエータ(図示せず)によって、回転可能に駆動される。駆動モータは、好ましくは電気モータであるが、代替として液圧または空圧モータとすることができる。給送デバイス5は、バンド3を給送及び後退させるための、任意の他の好適なタイプのアクチュエータも含み得る。
上述のバンド掛けユニット20に含まれるいくつかの部品が、図2a〜図2iにおいて、かなり概略で図示される。バンド掛けユニット20は、バンド掛けされる1つまたは複数の対象物10の周りで、ループ状に配置された金属バンド片3aの先端部における第1のバンドセクション7aと、上記のバンド片3aの後端部における、重複する第2のセクション7bとの間に、溶接接合部8(図2h及び図2i参照)を形成することによって、上記の1つまたは複数の対象物10の周りをバンド片3aでループ状に固定するための、溶接デバイス21(図2a参照)を備える。溶接デバイス21は、第1のバンドセクション7aと重複する第2のバンドセクション7bを伴う重ね継ぎとして、溶接接合部8を形成するよう構成される。
溶接デバイス21は、任意の好適なタイプの溶接デバイスであってよい。示される実施形態において、溶接デバイス21は、レーザ溶接ヘッド22が設けられたレーザ溶接デバイスである。第1及び第2のバンドセクション7a、7b間の溶接接合部8は、レーザ溶接ヘッドから発せられるレーザビーム23(図2g参照)によって形成される。溶接デバイス21は、発せられたレーザビーム23を所望の目標領域に向けて集束させるための、従来のタイプの方法を備える。
バンド掛けユニット20は、溶接接合部8を形成する間に、重複する第1及び第2のバンドセクション7a、7bを支持するための支持部材24をさらに備える。支持部材24は、溶接接合部8を形成する間に、第1のバンドセクション7aと、バンド掛けされる対象物10の外面との間に位置されるように構成される。凹部25が、支持部材24の上部支持面26に設けられる。溶接接合部8が形成されたとき、支持部材24は、バンド掛けされた対象物10と、対象物の周りで形成されたバンドループ部11との間(図2h及び図2i参照)の領域から離れるよう側方へ動かされ、バンドループをバンド掛けユニット20から解放する。
図7〜図12に示される例において、溶接接合部8は、平面図で確認されるように楕円形状を有する。しかし、重複する結束要素セクション7a、7b間の溶接接合部8は、当然ながら任意の他の好適な構成であってよい。
バンド掛けユニット20は押圧要素27を備える。押圧要素27は、支持部材24における凹部25の形状に適合された形状を有し、押圧要素27はこの凹部25に受け入れられる。押圧要素27は、図2aに示されるように支持部材の凹部25に受け入れられるときに、支持部材24の上部支持面26と同一面または少なくとも実質的に同一面にある、上面28を有する。
バンド掛けユニット20に含まれる作動デバイス29(図1にかなり概略で示される)は、押圧要素27及び支持部材24を、押圧要素27が支持部材24の凹部25の外側で距離を置いて位置される第1の共通位置(図2c、図2d、及び図3)と、押圧要素27が上記の凹部25に受け入れられる第2の共通位置(図2a、図2b、図2e〜図2h、及び図4)との間で、互いに対して動かすよう構成される。押圧要素27及び支持部材24が、第1の共通位置から第2の共通位置まで、押圧要素27と支持部材24との間の空間に受け入れられた第1のバンドセクション7aの一部を伴い、作動デバイス29によって互いに対して動かされるとき、押圧要素27及び支持部材24は、プレス成形作用によって第1のバンドセクション7aに、押圧要素27と支持部材24との間で恒久的な突起部30(図2e〜図2i、図4、図5、及び図9)を形成するよう構成される。この突起部30は、上記のバンド片3aの先端部12と溶接デバイス21によって形成される溶接接合部8との間の位置に形成される。
図2a〜図2iに示される実施形態において、作動デバイス29は、押圧要素27を支持部材24に対して動かすことによって、押圧要素27と支持部材24との間の相対運動を実現するよう構成される。この事例において、押圧要素27は、第1の共通位置から第2の共通位置までの動きを実現するために、支持部材24に向かう下方へ動かされ、第2の共通位置から第1の共通位置までの動きを実現するために、支持部材24から離れるよう上方へ動かされる。支持部材24は、押圧要素27が動く間に固定位置にとどまる。代替として、作動デバイス29は、押圧要素27と支持部材24との間の相対運動を、支持部材24を押圧要素27に対して動かすことによって、または押圧要素27ならびに支持部材24を互いに対して動かすことによって実現するよう、構成され得る。
第1及び第2のバンドセクション7a、7bが溶接デバイス21によって互いに固定され、それによって形成されたバンドループ11がバンド掛けユニット20から解放されるとき、押圧要素27は、押圧要素が突起部30から離れて側方に動かされるように、作動デバイス29によって水平方向にも可動である。第1の代替によると、押圧要素27は単一部品要素として形成され、水平方向に移動させることによって突起部30から離れるように可動である。別の代替によると、押圧要素27は2つの部品に分割され、それらは互いに対向して位置され、互いから離れるよう反対方向に側方に移動させることによって、突起部30から離れるよう可動である。
支持部材24は、国際公開第2017/129679号に示される方法で、互いに対向して位置される第1及び第2の支持顎部を備え得る。これらの支持顎部は、支持顎部が第1のバンドセクション7aの支持を形成する前進した支持位置と、第1及び第2のバンドセクション7a、7bが、互いに接合された後に支持顎部間の空隙を通過できるよう、互いから後退した解放位置との間で、互いに対して可動である。各支持顎部は、枢動アームに固定され得る。この枢動アームはバンド掛けユニット20のハウジング36に、枢動可能に取り付けられる。したがってこの事例において、支持顎部は支持位置と解放位置との間で枢動可能である。代替として、支持顎部は、支持位置と解放位置との間で直線的に可動とすることができる。支持顎部は、作動デバイス29によって、支持位置と解放位置との間で可動である。代替として、押圧要素24は単一部品要素として形成され、水平方向に移動させることによって支持位置と解放位置との間で可動である。
作動デバイス29は、電気、空圧、または液圧によって駆動され得る。作動デバイス29は、電気、空圧、または液圧によって駆動される1つまたは複数のアクチュエータを備え得る。
図2a〜図2iに示されるバンド掛けユニット20は、第2のバンドセクション7bが第1のバンドセクション7aに重複された状態で、第2のバンドセクション7bを第1のバンドセクション7aに対して押し付けるための、押し付けデバイス34を備える。押し付けデバイス34は、溶接デバイス21によって第1及び第2のバンドセクション7a、7b間に溶接接合部8を形成する間に、第2のバンドセクション7bを第1のバンドセクション7aに対して押し付け続けるよう構成される。示される例において、押し付けデバイス34は押し付け部材35を備え、これは支持部材24と協働するよう構成され、かつバンド掛けユニット20のハウジング36に可動に取り付けられる。第1及び第2のバンドセクション7a、7bは、押し付け部材35と支持部材24との間の空間に受け入れ可能である。押し付け部材35は、押し付け部材35が支持部材24から後退した第1の位置(図2a〜図2f、図2i、及び図3参照)と、第1及び第2のバンドセクション7a、7bを共に押し付けるために、押し付け部材35が支持部材24に対して押圧される、前進した第2の位置(図2g、図2h、及び図4)との間で、支持部材24に対して可動である。押し付け部材35には通路37が設けられ、それを介して、押し付け部材23が上記の第2の位置にあり、第1及び第2のバンドセクション7a、7bを、押し付け部材35と支持部材24との間で共に押し付け続けるときに、溶接デバイス21のレーザ溶接ヘッド22からのレーザビーム23が、第1及び第2のバンドセクション7a、7b間に溶接接合部8を形成するために、第2のバンドセクション7bの領域に向けて導かれ得る。押し付け部材35は、アクチュエータ(図示せず)によって上記の第1及び第2の位置間で可動である。このアクチュエータは、電気、空圧、液圧によって駆動される。アクチュエータは、有利には液圧シリンダである。
支持部材24、押圧要素27、及び押し付けデバイス34は、図2a〜図2iに示される設計に加えて、当然ながら任意の他の好適な設計も有し得る。
バンド掛け機1は、バンド掛け機の動作を制御するための電気制御デバイス60(図1にかなり概略で示される)をさらに備える。電気制御デバイス60は、溶接デバイス21に接続され、溶接デバイスを制御して、溶接デバイスのレーザビーム23をバンド3の所望の部分に導き、かつ集束させるよう構成される。電気制御デバイス60は、給送デバイス5、作動デバイス29、及び押し付けデバイス34のアクチュエータにも接続され、それらの動作を制御するよう構成される。
バンドの先端部12が支持部材24を2回目に通過する間に、バンドの先端部12が、支持部材の凹部25を、凹部の第1の端部25a(図3参照)から反対側の第2の端部25bに通過して、上記の凹部の第2の端部25bを越えて最終位置に到達したときに、電気制御デバイス60が、給送デバイス5のバンド3の給送を停止するために制御するよう構成される。押圧要素27及び支持部材24はその後、押圧要素27の下方の垂直運動及び/または支持部材24の上方の垂直運動によって、押圧要素27が凹部25に受け入れられるまで、かつ恒久的な突起部30が第1のバンドセクション7aに形成されるまで、互いに対して動かされる。バンド3はその後、バンド掛けユニット20の対象物受け入れ空間4に位置付けられた、1つまたは複数の対象物10の周りできつく引張るために、後退される。第2のバンドセクション7bの部分15(図4参照)は、バンド3の引張力の影響下で、支持部材24の上部支持面26に向かって、かつ支持部材における凹部25の第2の端部25bと、バンドの先端部12との間に位置される第1のバンドセクション7aの部分16に対してきつく押圧される。これによって第1のバンドセクション7aにおける上記の部分16は、バンド3を締める間に、支持部材24と第2のバンドセクション7bとの間で締め付けられる。突起部30と支持部材24との間の確実な係止、及び押圧要素27は、第1のバンドセクション7aにおける上記の部分16の上に、第2のバンドセクション7bの上記の部分15によって加えられる締め付け力と共に、第1のバンドセクション7aに把持及び係止効果を実現して、バンド3を締める間に、第1のバンドセクションを支持部材24に係止し続ける。
凹部25における上述の第1及び第2の端部25a、25b間の距離Dは、少なくとも10mm、好ましくは少なくとも15mmである。凹部25は、少なくとも5mm、好ましくは少なくとも6mmの深さdを有する。
図2a〜図2i、図3、及び図4に示される例において、凹部25及び押圧要素27は、垂直面で確認されるように等脚台形の形態の断面形状を有する。しかし凹部25及び押圧要素27は、任意の他の好適な断面形状も有し得る。
支持部材24の上部支持面26に設けられた、別の凹部42も存在する。この別の凹部42は、押し付け部材35の通路37と整合される。この別の凹部42の目的は、第1のバンドセクション7aと、重複する第1及び第2のバンドセクション7a、7bにおける溶接領域の下方の支持部材24との間の空隙を、確実に存在させ、それによって重複する第1及び第2のバンドセクション7a、7bが、レーザ溶接ヘッド22から発せられたレーザビーム23の影響下で溶接することによって互いに接合されるとき、溶接段階の間に加熱及び溶解を受ける第1のバンドセクション7aの材料が、支持部材24の材料に付着するのを防止することである。
電気制御デバイス60は、第2のバンドセクション7bの後端部において、バンド3の引張力を低減させるために、第2のバンドセクション7bの後端部でバンド3を横断して延びる領域14(図7、図10、及び図12)上、すなわち給送デバイス5に面する第2のバンドセクション7bに、にレーザビーム23(図2h)を導くために、溶接デバイス21を制御するよう構成され得る。電気制御デバイス60は、上記の領域14に引張力を受けさせることによって、バンドを第2のバンドセクション7bの後端部において破断させるために、給送デバイス5を制御してバンド3を後退させるよう構成される。これによって、バンド掛けされた対象物10の周りに配置されたバンドループ11は、バンドの残り部分3bから解放される。代替として、電気制御デバイス60は、溶接デバイス21を制御して、バンド3を第2のバンドセクション7bの後端部において、レーザビーム23によって切断するよう構成され得る。レーザビーム23は、バンド3をその厚さ全体を横断して切断し、それによってバンドの残り部分3bから、上記の空間4の周りでループ状に給送されたバンドの部分3aを解放する。
レーザ溶接ヘッド22は、レーザ溶接ヘッドから発せられるレーザビーム23の方向及び動きを制御するための、コンピュータ制御された1つまたは複数の走査ミラーを備え得る。代替として、レーザビーム23の方向及び動きは、全てのレーザ溶接ヘッド22のコンピュータ制御された動きによって制御され得る。レーザ溶接ヘッド22には集束レンズ38が設けられ、それを介してレーザビーム23はレーザ溶接ヘッドから発せられる。
示される実施形態において、溶接デバイス21は、第1及び第2のバンドセクション7a、7b間に溶接接合部8を形成するために使用されるレーザビーム23を生成するために必要なレーザパワーを発生させるため、及びバンドループ11をバンドの残り部分3bから解放するための、レーザ源39(図2a参照)をさらに備える。レーザ源39は、溶接に一般的に使用される任意のタイプとすることができる。示される例において、レーザ源39は、光ファイバーケーブル40を介してレーザ溶接ヘッド22に接続される。光ファイバーケーブル40は、レーザ源39によって発生されたレーザパワーをレーザ溶接ヘッド22に誘導するよう構成される。光ファイバーケーブル40は、集束光学部品を備える光コネクタ41によって、従来の方法でレーザ溶接ヘッド22に接続される。レーザ溶接ヘッド22から発せられるレーザビーム23の焦点は、光コネクタ41の集束光学部品に含まれる、コンピュータ制御された1つまたは複数の光部材の動きによって調整され得る。
電気制御デバイス60は、溶接デバイス21を制御して、上記のレーザビーム23の影響下で、バンド3を切断または貫通することなく、第2のバンドセクション7bの後端部における上述の領域14を加熱することによって、第2のバンドセクション7bの後端部におけるバンド3の引張力を低減させるため、溶接デバイス21を制御するよう構成され得る。第2のバンドセクション7bの後端部における領域14を加熱するために、溶接デバイス21は、レーザビーム23を領域14上に当てるよう作られる(図7に点線で概略示される)。領域14は、バンド3の長手方向縁部17a、17b間に延びる。レーザビーム23が問題の領域14でバンド3に切り込むことなく確実に加熱するために、レーザビーム23の焦点は、例えば上述の光コネクタ41の集束光学部品によって、レーザビームが第2のバンドセクション7bの後端部における領域14に当たるときに、集束が外れるよう調整される。領域14がレーザビーム23によって急速に加熱されたとき、給送デバイス5は、給送デバイス5と第2のバンドセクション7bとの間でバンドに生成される引張応力の影響下で、加熱された領域14でバンド3が破断されるような力を用いて、バンド3を後方に引張るよう操作される。
代替として、電気制御デバイス60は、溶接デバイス21を制御して、レーザビーム23の影響下で第2のバンドセクション7bの後端部におけるバンドを横断して破断ラインを設けるよう、第2のバンドセクション7bの後端部におけるバンド3を横断して1つまたは複数の窪み18、18’(図10〜図13参照)を形成することによって、第2のバンドセクション7bの後端部におけるバンド3の引張力を低減させるよう構成され得る。この事例において、レーザビーム23は、バンド3に切り込むよう成されるが、バンド3を貫通して切断することはない。窪み18、18’は、例えばバンド3の厚さの概ね半分に相当する深さを有し得る。レーザビーム23は、窪み18、18’を形成するときに、好ましくは長手方向縁部17a、17bのいずれにも到達するのを防止される。破断ライン19は、図10及び図11に示されるように、第2のバンドセクション7bの後端部におけるバンド3を横断して、互いに直線に配置された、短いいくつかの窪み18によって、または、図12及び図13に示されるように、第2のバンドセクション7bの後端部におけるバンド3を横断して延びる、長い1つの窪み18’によって、形成され得る。破断ライン19がレーザビーム23によって形成されたとき、給送デバイス5は、給送デバイス5と第2のバンドセクション7bとの間のバンドに生成される引張応力の影響下で、破断ライン19でバンド3が破断されるような力を用いて、バンド3を後方に引張るよう操作される。
電気制御デバイス60は、単一の電気制御ユニットか、または2つ以上の協働する電気制御ユニットによって実装され得る。
対象物10の束の周りでバンド形態のバンド3をループ状に、上述のバンド掛け機1によって固定する動作シーケンスを、次に図2a〜図2iを参照して説明する。
第1のステップにおいて、給送デバイス5のモータがバンド3を、供給コイル6から前方へ給送し、バンド掛けユニット20を通して、バンド掛け機1の対象物受け入れ空間4の周りでループ状にして、次にバンド掛けユニット20の中に戻るよう、第1の方向に操作される。バンドの先端部12は、初めに支持部材24及び押圧要素27を越え、その後対象物受け入れ空間4の周りのループ、次に押圧要素27と、支持部材24における支持面26の凹部25との間の空間の中に動かされる。バンドの先端部12が、凹部25の第1の端部25aから反対の第2の端部25bまで凹部25の上を通過して、凹部の第2の端部25bを越えて最終位置に到達すると、バンド3の給送は停止される。
バンド3の給送中、押し付け部材35は後退した第1の位置にある。
示される例において、押圧要素27は、バンド掛けユニット20を通してバンドの先端部12を始めに給送する前に、図2a及び図2bに示されるように、支持部材24の凹部25に位置付けられ、かつバンドの先端部12が、押圧要素27の上面28及び支持部材24の上部支持面26の上を通り過ぎるまで、凹部25に維持される。したがってこの事例において、対象物受け入れ空間4の周りにバンドが給送される前に、バンドの先端部12がバンド掛けユニット20を通して給送されるとき、押圧要素27の上面28は、支持部材24の上部支持面26と同一面にあるか、または少なくとも実質的に同一面にある。その後作動デバイス29は、押圧要素27を、支持部材24の凹部25から距離を置いて位置付けるために、押圧要素27と支持部材24との間の相対運動をもたらす。バンド3は、図2cに示されるように、押圧要素27によって、支持部材24の上部支持面26から持ち上げられる。
バンド3が誘導トラック2を介して対象受け入れ空間4の周りでループ状に給送されたときに、バンド3の先端部12は誘導トラック2を離れ、押圧要素27と支持部材24との間の空隙を通過する(図2d参照)と、バンド3の先端部12が停止部材(図示せず)を作動させ、給送デバイス5のモータが停止される。その後作動デバイス29は、押圧要素27を凹部25に受け入れさせ(図2e参照)、それによって押圧要素27と支持部材24との間のプレス成形作用で、第1のバンドセクション7aに恒久的な突起部30を形成するために、押圧要素27と支持部材24との間の相対運動をもたらす。その後図2fに示されるように、バンド3を後方に引張り、対象物受け入れ空間4に受け入れられた対象物10の周りでバンド3を締めるために、給送デバイス5のモータは逆転される。図2e及び図2fに示されるように、バンド掛けユニット20及び誘導トラック2は、対象物10に対して可動で、バンド3が対象物の周りで締められたときに対象物10に向けて動くよう構成される。バンド3が後退する間、第2のバンドセクション7bの部分15は、バンド3の張力の影響下で、支持部材24の上部支持面26に向かって、支持部材における凹部25の第2の端部25bと、バンドの先端部12との間に位置される第1のバンドセクション7aの部分16に対してきつく押圧される。それによって、第1のバンドセクション7aのこの部分16は、図4に示されるように、支持部材24と第2のバンドセクション7bとの間で締め付けられる。バンド3が後退する間、第2のバンドセクション7bは、押圧要素27の上面28と接触することになり、それによって押圧要素27が、支持部材24の凹部25から垂直方向に外れるよう動くのを防止する。これによって、押圧要素27は、押圧要素27及び支持部材24が作動デバイス29の影響下で互いに押圧される必要なく、バンド3を締める間に凹部25にとどまることになる。
バンド3が対象物10の周りできつく引張られたとき、給送デバイス5のモータは停止され、押し付け部材35は、第1及び第2のバンドセクション7a、7bを、押し付け部材35と支持部材24との間に共に押し付けるために、前進した第2の位置に動かされる(図2g参照)。次に溶接デバイス21は、バンドセクション7a、7b間に溶接接合部8を形成するために、互いに重複するバンドセクション7a、7b上にレーザビーム23を集束させるよう操作される。それによってバンド3は、対象物10の周りでループ状に固定される。その後、溶接デバイス21は、図2hに示されるように、第2のバンドセクション7bの後端部におけるバンド3の引張力を低減させるために、第2のバンドセクション7bの後端部においてバンド3を横断する領域14上に、レーザビーム23を導くよう操作される。押し付け部材35と給送デバイス5との間に延びるバンドの部分は、レーザビーム23が上記の領域14上に導かれる間、有利には緩んだ状態にある。その後、給送デバイス5は、上記の領域14が引張力を受けることで、バンドを第2のバンドセクション7bの後端部において破断させるために、バンド3を後退させるよう構成される。最後に、押し付け部材35は後退した第1の位置に戻され、押圧要素27及び支持部材24は、バンドループ11をバンドユニット20から解放するために第1のバンドセクション7aの突起部30から外される。これによって、突起部30は対象物10と接触することになり、それによって、図2i及び図5に示されるように、対象物10とバンドループ11との間のスペーサとして作用することになる。
第1及び第2のバンドセクション7a、7bにおける、意図される溶接領域は、溶接接合部8を形成する前に、溶接デバイス21のレーザ溶接ヘッド22から発せられるレーザビームによって、有利には予熱される。溶接領域は、第1及び第2のバンドセクション7a、7bにおいて考えられる塗料及び/またはワックスが、意図された溶接領域で蒸発作用によって取り除かれるような温度で、好ましくは予熱される。予熱温度はさらに、好ましくは第1及び第2のバンドセクション7a、7bの金属材料が、溶接条件を向上させる冶金的変化を受けるよう適合される。
第1及び第2のバンドセクション7a、7bにおける溶接領域はさらに、溶接接合部8を形成した後、溶接デバイス21のレーザ溶接ヘッド22から発せられるレーザビームによって、有利には後加熱される。後加熱温度は、第1及び第2のバンドセクション7a、7bの金属材料が、好ましい方法で溶接接合部8の強度に影響を与える冶金的変化を受けるよう適合される。
レーザビームが、予熱及び後加熱に関連してバンド3に切り込むことがないよう、確実に溶接領域を加熱するために、レーザビームの焦点は、例えば上述の光コネクタ41の集束光学部品によって、レーザビームが予熱ステップ中及び後加熱ステップ中に第2のバンドセクション7bに当たるときに集束が外れるような方法で、調整される。予熱及び後加熱するレーザビームは、第2のバンドセクション7bの外面上に導かれる。加熱エネルギーは、熱伝導によって、第2のバンドセクション7bから第1のバンドセクション7aに伝達される。
本発明は、当然ながら、上記で説明した実施形態にいかなる限定もされない。反対に、添付の特許請求の範囲で定義されるような本発明の基本的な考え方から逸脱することなく、多くの変更の可能性が当業者には明白となろう。本発明によるバンド掛け機は、例えば締め固め機によってワイヤのコイルを締め固めて巻くために、締め固め機と協働するような設計であってもよい。後者の事例において、いつくかのバンド掛けユニットが締め固め機に取り付けられ、締め固められたワイヤのコイルの周りにおける異なる位置においてバンドループを適用するために、同時に使用される。各バンドループは、中心軸開口部を介してコイルの内側に沿って、及びコイルの外側に沿って延びる。

Claims (15)

  1. 1つまたは複数の対象物の周りを、金属バンド(3a)片でループ状(11)に固定するための、バンド掛け機(1)であって、
    バンド掛けされる1つまたは複数の対象物(10)の周りでループ状に配置された金属バンド片(3a)の先端部における第1のバンドセクション(7a)と、前記バンド片(3a)の後端部における、重複する第2のバンドセクション(7b)との間に、溶接接合部(8)を形成することによって、1つまたは複数の前記対象物(10)の周りを前記バンド片(3a)でループ状(11)に固定するための、溶接デバイス(21)と、
    前記溶接接合部(8)を形成する間に、重複する前記第1及び第2のバンドセクション(7a、7b)を支持するための、支持部材(24)と
    が設けられた、バンド掛けユニット(20)と、
    前記バンド掛けユニット(20)を通して、バンド掛けされる1つまたは複数の前記対象物(10)を受け入れるよう構成された、対象物受け入れ空間(4)の周りで、バンド(3)をループ状に供給し、次に前記バンド掛けユニット(20)に戻して、その後、前記バンド(3)を、前記対象物受け入れ空間(4)に受け入れられた1つまたは複数の前記対象物(10)の周りできつく引張るために、前記バンド(3)を後退させる、給送デバイス(5)と
    を備え、
    前記バンド掛け機(1)は、
    凹部(25)が、前記支持部材(24)の上部支持面(26)に設けられることと、
    前記バンド掛けユニット(20)は押圧要素(27)を備え、前記押圧要素(27)は、前記支持部材(24)における前記凹部(25)の形状に適合される形状を有し、それによって前記押圧要素(27)が前記凹部(25)に受け入れられることと、
    前記バンド掛けユニット(20)は作動デバイス(29)を備え、前記作動デバイス(29)は、前記押圧要素(27)が前記支持部材(24)の前記凹部(25)から距離を置いて位置付けられる第1の共通位置と、前記押圧要素(27)が前記凹部(25)に受け入れられる第2の共通位置との間で、前記押圧要素(27)及び前記支持部材(24)を互いに対して動かすよう構成され、前記押圧要素(27)及び前記支持部材(24)が、互いに対して、前記作動デバイス(29)によって前記第1の共通位置から前記第2の共通位置に動かされ、前記第1のバンドセクション(7a)の一部が、前記押圧要素(27)と前記支持部材(24)との間の空間に受け入れられたとき、前記バンド片(3a)の前記先端部(12)と、前記溶接接合部(8)との間の位置における前記第1のバンドセクション(7a)に、プレス成形作用によって恒久的な隆起部(30)を形成するよう、前記押圧要素(27)及び前記支持部材(24)が構成されることと
    を特徴とする、バンド掛け機。
  2. 前記押圧要素(27)は、前記凹部(25)に受け入れられるときに、前記支持部材(24)の前記上部支持面(26)と同一面または少なくとも実質的に同一面にある上面(28)を有することを特徴とする、請求項1に記載のバンド掛け機。
  3. 前記作動デバイス(29)は、前記押圧要素(27)を前記支持部材(24)に対して動かすことによって、前記押圧要素(27)と前記支持部材(24)との間の相対運動を実現するよう構成されることを特徴とする、請求項1または2に記載のバンド掛け機。
  4. 前記作動デバイス(29)は、前記支持部材(24)を前記押圧要素(27)に対して動かすことによって、前記押圧要素(27)と前記支持要素(24)との間の相対運動を実現するよう構成されることを特徴とする、請求項1または2に記載のバンド掛け機。
  5. 前記凹部(25)は、少なくとも5mm、好ましくは少なくとも6mmの深さ(d)を有することを特徴とする、請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のバンド掛け機。
  6. 前記第2のバンドセクション(7b)を前記第1のバンドセクション(7a)に対して押し付けるための、押し付けデバイス(34)を備え、前記押し付けデバイス(34)は、前記第1及び第2のバンドセクション(7a、7b)間の前記溶接接合部(8)が、前記溶接デバイス(21)によって形成される間に、前記第2のバンドセクション(7b)を前記第1のバンドセクション(7a)に対して、押し付け続けるよう構成されることを特徴とする、請求項1〜5のうちいずれか一項に記載のバンド掛け機。
  7. 前記溶接デバイス(21)は、レーザ溶接デバイスであることを特徴とする、請求項1〜6のうちいずれか一項に記載のバンド掛け機。
  8. 前記押し付けデバイス(34)は、前記支持部材(24)と協働するよう構成された押し付け部材(35)を備え、前記第1及び第2のバンドセクション(7a、7b)は、前記押し付け部材(35)と前記支持部材(24)との間の空間に受け入れ可能であり、前記押し付け部材(35)は、前記押し付け部材(35)が前記支持部材(24)から後退した第1の位置と、前記第1及び第2のバンドセクション(7a、7b)を共に押し付けるために、前記押し付け部材(35)が前記支持部材(24)に対して押圧される、前進した第2の位置との間で、前記支持部材(24)に対して可動であることと、
    前記押し付け部材(35)には通路(37)が設けられ、前記押し付け部材(35)が、前記第2の位置にあり、前記第1及び第2のバンドセクション(7a、7b)を、前記押し付け部材(35)と前記支持部材(24)との間に共に押し付け続けるときに、前記通路(37)を介して、前記溶接デバイス(21)のレーザ溶接ヘッド(22)からレーザビーム(23)が、前記第2のバンドセクション(7b)の領域に向けて導かれ得ることと
    を特徴とする、請求項6を引用する請求項7に記載のバンド掛け機。
  9. 1つまたは複数の対象物の周りを、金属バンド片(3a)でループ状(11)に固定するための方法であって、
    バンド(3)を、バンド掛け機(1)のバンド掛けユニット(20)に通し、前記バンド掛け機の対象物受け入れ空間(4)の周りでループ状に給送するステップであって、前記バンドの先端部(12)は、初めにバンド掛けユニット(20)の支持部材(24)及び押圧要素(27)を越え、その後、前記対象物受け入れ空間(4)の周りをループ状に、次に前記押圧要素(27)と、前記支持部材(24)における上部支持面(26)の凹部(25)との間の空間の中に給送され、前記バンドの前記先端部(12)が、前記凹部(25)の第1の端部(25a)から反対の第2の端部(25b)へ前記凹部(25)の上を通り過ぎて、前記凹部の前記第2の端部(25b)を越えて最終位置に到達すると、前記バンドの給送は停止される、給送するステップと、
    前記押圧要素(27)と前記支持部材(24)との間に相対運動をもたらすことによって、第1のバンドセクション(7a)の一部を、前記バンド(3)の前記先端部において、前記支持部材(24)の前記凹部(25)の中に押圧し、それによって前記押圧要素(27)を前記凹部(25)に受け入れさせ、恒久的な突起部(30)を、前記押圧要素(27)と前記支持部材(24)との間のプレス成形作用によって、前記第1のバンドセクション(7a)に形成させるステップと、
    前記バンド(3)を、前記対象物受け入れ空間(4)に位置付けられた1つまたは複数の前記対象物(10)の周りできつく引張るために後退させるステップであって、前記対象物受け入れ空間(4)の周りでループ状に給送された前記バンド片(3a)の後端部における、第2のバンドセクション(7b)の部分(15)が、前記バンド(3)の張力の影響下で、前記支持部材(24)の前記上部支持面(26)に向けて、前記支持部材における前記凹部(25)の前記第2の端部(25b)と、前記バンドの前記先端部(12)との間に位置される前記第1のバンドセクション(7a)の部分(16)に対して、きつく押圧され、それによって、前記支持部材(24)と前記第2のバンドセクション(7b)との間の前記第1のバンドセクション(7a)の前記部分(16)を締め付ける、後退させるステップと、
    前記バンド掛けユニット(20)に含まれる溶接デバイス(21)によって、前記第1及び第2のバンドセクション(7a、7b)間に溶接接合部(8)を形成することで、前記バンド片(3a)を、1つまたは複数の前記対象物の周りで前記ループ状(11)に固定するステップと
    を含む方法。
  10. 前記押圧要素(27)を前記支持部材(24)に向けて動かすことによって、前記押圧要素(27)と前記支持部材(24)との間の相対運動がもたらされることを特徴とする、請求項9に記載の方法。
  11. 前記支持部材(24)を前記押圧要素(27)に向けて動かすことによって、前記押圧要素(27)と前記支持要素(24)との間の相対運動がもたらされることを特徴とする、請求項9に記載の方法。
  12. 前記押圧要素(27)は、前記バンド掛けユニット(20)を通して前記バンドの前記先端部(12)を初めに給送する前に、前記支持部材(24)の前記凹部(25)に位置付けられ、かつ前記バンドの前記先端部(12)が、前記押圧要素(27)及び前記支持部材(24)の前記上部支持面(26)を通過するまで、前記凹部(25)に維持されることと、
    前記バンドの前記先端部が、前記対象物受け入れ空間(4)の周りを通過した後に前記バンド掛けユニット(20)に戻るとき、前記押圧要素(27)を、前記支持部材(24)の前記凹部(25)から距離を置いて位置付けることによって、前記バンド(3)を前記支持部材(24)の前記上部支持面(26)から持ち上げるため、及び前記バンドの前記先端部(12)を、前記押圧要素(27)と前記支持部材(24)の前記上部支持面(26)との間の前記空間に移行させるために、前記押圧要素(27)と前記支持部材(24)との間の相対運動をもたらすことと
    を特徴とする、請求項9〜11のうちいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記押圧要素(27)を前記支持部材(24)から離れるよう動かすことによって、最後に言及した、前記押圧要素(27)と前記支持部材(24)との間の相対運動がもたらされることを特徴とする、請求項12に記載の方法。
  14. 前記支持部材(24)を前記押圧要素(27)から離れるよう動かすことによって、最後に言及した、前記押圧要素(27)と前記支持要素(24)との間の相対運動がもたらされることを特徴とする、請求項12に記載の方法。
  15. 前記凹部(25)の前記第1の端部(25a)と、前記凹部(25)の前記第2の端部(25b)との間の距離(D)は、少なくとも10mm、好ましくは少なくとも15mmであることを特徴とする、請求項9〜14のうちいずれか一項に記載の方法。
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