JP2021521800A - 最適化された気化を伴う電子タバコ - Google Patents

最適化された気化を伴う電子タバコ Download PDF

Info

Publication number
JP2021521800A
JP2021521800A JP2020558012A JP2020558012A JP2021521800A JP 2021521800 A JP2021521800 A JP 2021521800A JP 2020558012 A JP2020558012 A JP 2020558012A JP 2020558012 A JP2020558012 A JP 2020558012A JP 2021521800 A JP2021521800 A JP 2021521800A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid transfer
transfer member
liquid
capsule
height
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020558012A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7285856B2 (ja
Inventor
アデア,カイル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JT International SA
Original Assignee
JT International SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JT International SA filed Critical JT International SA
Publication of JP2021521800A publication Critical patent/JP2021521800A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7285856B2 publication Critical patent/JP7285856B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/40Constructional details, e.g. connection of cartridges and battery parts
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/40Constructional details, e.g. connection of cartridges and battery parts
    • A24F40/42Cartridges or containers for inhalable precursors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/40Constructional details, e.g. connection of cartridges and battery parts
    • A24F40/44Wicks
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/40Constructional details, e.g. connection of cartridges and battery parts
    • A24F40/48Fluid transfer means, e.g. pumps
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F7/00Mouthpieces for pipes; Mouthpieces for cigar or cigarette holders
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/10Devices using liquid inhalable precursors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/40Constructional details, e.g. connection of cartridges and battery parts
    • A24F40/46Shape or structure of electric heating means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F40/00Electrically operated smoking devices; Component parts thereof; Manufacture thereof; Maintenance or testing thereof; Charging means specially adapted therefor
    • A24F40/40Constructional details, e.g. connection of cartridges and battery parts
    • A24F40/48Fluid transfer means, e.g. pumps
    • A24F40/485Valves; Apertures

Abstract

電子タバコ用のカプセル16が開示される。カプセルは、電子タバコ装置と係合するための第1の端部と、蒸気出口を有するマウスピース部分28として構成される第2の端部とを有し、カプセルは更に、気化される液体Lを収容するように構成されている液体貯蔵庫32と、ヒーター36及び流体移送部材38を備える気化ユニット34であって、気化チャンバ30内部に配置される気化ユニット34と、気化チャンバからマウスピース内の蒸気出口まで延びる主蒸気チャネル24と、液体貯蔵庫及び気化ユニットを封入するハウジングと、を含み、ヒーターは流体移送部材の高さの25%〜50%に相当する高さの加熱コイルであり、ヒーターの電力密度は4000〜7000W/mKの間であり、電力密度は1.10〜2.350ワット/mmの間である。

Description

本発明は、電子タバコなどの個人向けの気化装置に関する。特に、本発明は電子タバコ及びその使い捨てカプセルに関する。
電子タバコは、従来のタバコの代替品である。燃焼煙を生成する代わりに、電子タバコは液体を気化させ、それをユーザが吸入することができる。液体は通常、蒸気を生成するグリセリン又はプロピレングリコールなどのエアロゾル形成物質を含む。液体中の他の一般的な物質としては、ニコチン及び様々な香料がある。
電子タバコは手持ち式の吸入器システムであり、マウスピース部分、液体貯蔵庫、電源ユニットを備える。気化は、加熱コイルの形状をした加熱部材と流体移送部材とを通常備える気化器又はヒーターユニットによって達成される。気化は、液体が蒸気に変わるまでヒーターが芯内の液体を加熱したときに発生する。電子タバコは、マウスピース部分内にチャンバを含んでもよく、このチャンバは、カプセルの形状の使い捨て消耗品を収容するように構成されている。液体貯蔵庫及び気化器を備えるカプセルは、しばしば、「カトマイザー」と呼ばれる。
電子タバコの問題点は、時折、ヒーターが液体を加熱した結果、液体の一部は蒸気に変わるが別の部分は沸騰状態になることである。これにより、気化しなかった液体が、マウスピースを通って漏れる液体の大きな放射物又は液滴に変わることになる。そのような大きな液滴を吸入することはユーザにとって不快であることがあり、それ故にこの問題を緩和する様々な方法が提案されてきた。
この問題を緩和するために、マウスピースにメッシュを設けて大きな粒子がユーザの口に届くのを防ぐことが一般的である。米国特許出願公開第20170215481号明細書は、大きな液滴がマウスピースを通って出てゆくのを回避するメッシュを有する電子タバコの例を示している。
しかしながら、エアロゾル中の蒸気液滴の望ましいサイズは非常に小さいので、メッシュは依然として満足のいく結果をもたらさない。たとえメッシュ内の開口部を小さくしたとしても、関連して流量制限が増え、マウスピースからの蒸気の満足な流れを達成するのは困難である。
従来技術の上述した欠点を踏まえて、本発明の目的は電子タバコの蒸気中の液滴の形成を低減することである。
本発明の第1の態様によれば、電子タバコ用のカプセルが提供され、このカプセルは、電子タバコ装置と係合するための第1の端部と、蒸気出口を有するマウスピース部分として構成される第2の端部とを有し、このカプセルは更に、気化される液体を収容するように構成されている液体貯蔵庫と、ヒーター及び流体移送部材を備える気化ユニットであって、気化チャンバ内部に配置される気化ユニットと、気化チャンバからマウスピース内の蒸気出口まで延びる主蒸気チャネルと、液体貯蔵庫及び気化ユニットを封入するハウジングと、を含み、流体移送部材は少なくとも1つの液体入口によって液体貯蔵庫に流体接続され、流体移送部材はその内部で受け取った液体に対して毛管作用をもたらし、ヒーターは液体入口に実質的に隣接する位置又は液体入口とマウスピースとの間の位置に設けられる。
液体入口に実質的に隣接する位置又は液体入口とマウスピースとの間(従って、カプセルが装置内にあり「通常の」向きにある場合には、通常は液体入口の「上」)の位置にヒーターを配置すると、ヒーターの周囲の液体の量が、流体移送部材の毛管圧力によってある範囲に調節されるという利点がある。特に、(毛管圧力及び重力の組み合わせの結果として、)液体入口に隣接するか又は液体入口の上ではなく、液体入口の下だと、流体移送部材内部で過剰な量の液体が形成される傾向がある。
本発明の第2の態様によれば、電子タバコ用のカプセルが提供され、このカプセルは、電子タバコ装置と係合するための第1の端部と、蒸気出口を有するマウスピース部分として構成される第2の端部とを有し、このカプセルは更に、気化される液体を収容するように構成されている液体貯蔵庫と、ヒーター及び流体移送部材を備える気化ユニットであって、気化チャンバ内部に配置される気化ユニットと、気化チャンバからマウスピース内の蒸気出口まで延びる主蒸気チャネルと、液体貯蔵庫及び気化ユニットを封入するハウジングと、を含み、ハウジングは一緒に組み立てられる内側ハウジング及び外側ハウジングから構成され、液体貯蔵庫は内側ハウジングと外側ハウジングとの合間の空隙に配置され、内側部分と外側部分との間に封止体が設けられ、封止体は断面幅よりも大きな断面高さを有する断面形状を有する。
本発明の第3の態様によれば、電子タバコ用のカプセルが提供され、このカプセルは、電子タバコ装置と係合するための第1の端部と、蒸気出口を有するマウスピース部分として構成される第2の端部とを有し、このカプセルは更に、気化される液体を収容するように構成されている液体貯蔵庫と、ヒーター及び流体移送部材を備える気化ユニットであって、気化チャンバ内部に配置される気化ユニットと、気化チャンバからマウスピース内の蒸気出口まで延びる主蒸気チャネルと、液体貯蔵庫及び気化ユニットを封入するハウジングと、を含み、ヒーターは流体移送部材の高さの25%〜50%に相当する高さを有し、ヒーターの対流は4000〜7000W/mKの間であり、電力密度は1.10〜2.350ワット/mmの間、好ましくは1.220〜2.320ワット/mmの間、より好ましくは1.15〜1.16ワット/mmの間である。
好ましくは、流体移送部材は主蒸気チャネル内部に配置され、カプセルの長手方向軸と一致する長手方向成分を有する。このようにして、流体移送部材内の液体に対する毛管作用はマウスピースに向かうことができ、重力の効果を打ち消し、それによって液体貯蔵庫から流体移送部材への液体の流れを調節する。流体移送部材は、毛管作用を使用して液体入口から離すように液体を結合することができる。ヒーターは、液体入口の上方又は液体入口に隣接して設けられ、従ってヒーターは、毛管効果を使用して流体移送部材内部を移動する液体を気化させることができる。毛管作用は、重力に対して反対方向に作用することができ、これにより、流体移送部材内に存在する液体の量を制限することができる。これにより、液体の効率的な気化が可能になり、気化していない液滴を空気流中に生成することがある飽和した流体移送部材の気化を、防止することができる。
好ましくは、流体移送部材は少なくとも1つの液体入口によって液体貯蔵庫に流体接続され、管状の流体移送部材の外面は少なくとも1つの液体入口と隣接し、管状の流体移送部材の内面はヒーターと接触する。
液体入口は、通常の使用においては、流体移送部材の底部から0〜1mmの距離で、流体移送部材の底部に設けられることがある。液体入口は、0.8〜1.3mmの間、好ましくは0.95〜1.15の間、より好ましくは1.03〜1.14mmの間の直径を有することがある。流体移送部材の底部に液体入口を設けると、毛管作用により流体移送部材内で液体が上昇させられる。これにより、液体貯蔵庫内の液体の量に関わらず、ヒーターへの液体の供給が制御される。
ハウジングは、一緒に組み立てられる内側ハウジングと外側ハウジングを含むことが好ましい。気化チャンバは、実質的に内側部分の内部に配置されることが好ましく、液体貯蔵庫は、内側ハウジングと外側ハウジングとの合間の空隙に配置されることが好ましい。内側ハウジングと外側ハウジングとは、第1の接合部及び第2の接合部を使用して組み立てられることがあり、第2の接合部は第1の接合部の半径方向内側に配置されることがある。第2の接合部は、内側ハウジングと外側ハウジングとの相対的な軸方向位置を変えることができるように、カプセルの軸方向に、内側ハウジングと外側ハウジングとの間の動きを可能にすることができる。
内側ハウジングは、第1の肩部及び第2の肩部を有することがあり、これらの肩部はその間に溝を規定する。外側ハウジングは突起部を有してもよく、この突起部は可変の深さで溝の中に延びるように構成されていてもよい。内側ハウジングと外側ハウジングは、断面幅よりも大きな断面高さを有する圧縮性封止体によって、一緒に封止されることが好ましい。封止体は、内側ハウジング内に規定された溝の中に設けられることがあり、楕円形の断面形状をしていることがある。他の実施形態では、封止体は、封止体の軸方向の圧縮可能方向を横断する方向に突き出ている、横方向突起部を有する断面形状をしていることがある。横方向突起部は、一旦圧縮閾値に達すると、内側ハウジング又は外側ハウジングに対して封止するように構成されていてもよい。
液体貯蔵庫は、流れを調節し、流れが流体移送部材に自由に流れ込むのを制限するように、負圧を維持するように構成されていることが好ましい。
流体移送部材は、中空の管状をしていることがあり、ヒーターは、加熱コイルの形状をしていて、流体移送部材の半径方向内側に配置されることがある。流体移送部材の毛管高さは、加熱コイルの軸方向高さを超えることが好ましい。実施形態によっては、加熱コイルは、流体移送部材の高さの25%〜50%、好ましくは25%〜45%、又は最も好ましくは35%に相当する高さを有する。流体移送部材は、流体移送部材の実際の高さに相当する毛管高さを有することがある。流体移送部材の高さは4.5〜6.5mmの間であることがあり、加熱コイルの高さは1.8〜2.5mmであることがあり、好ましくはそれぞれ5.8mm及び2.04mmである。
ヒーターの対流は、4000〜7000W/mKの間、好ましくは5500〜6500W/mKの間、最も好ましくは5800W/mK〜6200W/mKの間であることが好ましい。このようにして、気化の潜熱に起因して、ヒーターによって生成されるエネルギーは、液体貯蔵庫内の液体の温度を上昇させるのではなく、流体移送部材内で気化を引き起こし、蒸気を放出させることが分かった。
ヒーターは、巻き数が2〜4の間、好ましくは3である加熱コイルであり得る。実施形態によっては、加熱コイルはチタンであり得る。
本発明は、蒸気中の液滴は電子タバコの気化能力を改善することで低減することができるという本発明者らの認識に基づいている。液滴の放射は、液体が気化状態ではなく沸騰状態になったときに、引き起こされることが多い。気化チャンバ内での沸騰効果を低減すること、及び気化能力を高めることにより、より多くの液体を気化段階の状態にすることができる。
本発明の各態様は、液体放射物の形成を低減する望ましい特性を有する。しかしながら、解決策を組み合わせて使用すると、特徴の機能群からの効果が互いに加算され、相乗効果を実現することができる。従って、本発明の一態様の特徴は、本発明の任意の他の態様と組み合わせることができる。
一実施形態によれば、電子タバコ用のカプセルが提供され、このカプセルは、電子タバコ装置と係合するための第1の端部と、蒸気出口を有するマウスピース部分として構成される第2の端部とを有し、このカプセルは更に、気化される液体を収容するように構成されている液体貯蔵庫と、ヒーター及び流体移送部材を備える気化ユニットであって、気化チャンバ内部に配置される気化ユニットと、1つ又は複数の空気入口と、一方の端部で1つ又は複数の空気入口に、他方の端部でマウスピース内の蒸気出口に流体連通し、気化チャンバを組み込む主蒸気チャネルと、液体貯蔵庫及び気化ユニットを封入するハウジングと、を含み、流体移送部材は少なくとも1つの液体入口によって液体貯蔵庫に流体接続され、流体移送部材はその中で受け取った液体に対して毛管作用をもたらし、流体移送部材は、主蒸気チャネルに沿ったヒーターの範囲を超える量だけ、液体入口から離れる一方の又は両方の方向に、主蒸気チャネルに沿った方向に延びる。
好ましくは、流体移送部材は管として構成され、その外面は少なくとも1つの液体入口に隣接し、その内面はヒーターと接触している。ヒーターは、少なくとも1つの液体入口に隣接した流体移送部材内部に配置されることが好ましい。このようにして、気化されることになる液体がヒーターによって気化された結果として、ヒーターに隣接する流体移送部材が乾燥すると、液体が、毛管作用によってその又は各々の液体入口から流体移送部材を通って両方半径方向に、更には、毛管作用によって流体移送部材の他の部分から流体移送部材を通って軸方向及び/又は円周方向に(幾つかの実施形態では、装置が通常の使用の向きに保持される場合、好ましくは重力の助けを借りて)流れ、従って、ヒーターと接触する流体移送部材の部分に、気化されることになる液体を素早く効率的に補充することが可能になる。これにより、非常に多数の又は(表面積の点で)大きな入口を必要とすることなく、ヒーター部材と接触し、気化されることになる液体の補給源(これらの補給源が流体移送部材、又は1つ若しくは複数の液体入口(の他の部分)であろうとなかろうと)から離れている流体移送部材の部分への、液体の不十分な補充の結果として、ヒーターの部分が乾燥することが防止される − これは有利である、というのも、多数の又は大きな入口を使用すると、流体移送部材を通って液体が漏れるという問題が起きる可能性があり、特に、流体移送部材が液体入口の一方の側で液体入口(又は液体入口の一部)に隣接して乾燥し、液体タンク内の液体の表面が、液体入口の他方の側で液体入口(又はその一部)よりも下に下がっている場合に当てはまり、これにより、大気圧の空気が「乾燥した」流体移送部材を通って液体の表面の上の空間へと液体タンク中に漏れ入ることがあり、従って、液体タンク中の液体表面の上の空間における負圧が消滅し、これにより、流体移送部材を通って気化チャンバへ入る液体の望ましくない漏れが発生する(増加する)ことがある。
実施形態によっては、ヒーターは、液体入口に実質的に隣接する位置に設けられる。これは有利である、というのも、液体が入口からヒーターに到達するまで移動するのに必要な距離が最短になるからである。その結果、液体は異なる補給ルートに沿って移動して、ヒーターと接触する流体移送部材の部分まで移動し、液体補給の効率を最大化することができる。これは、従来の構成とは対照的であり、従来の構成では、流体移送部材を通る補給ルートはしばしば結合され、その結果、補給がより遅くなる。ヒーターよりも液体入口からより離れている流体移送部材の他の部分からの液体の補給は、(従来技術の構成とは反対に、)ヒーターに隣接する芯の部分が補給される後まで、液体貯蔵庫からの液体で補給されない傾向があることを、理解されたい。この構成は、電子タバコでうまく機能する、というのも、通常、パフの間に、液体が流体移送部材の全体に補給されるのに十分な時間があるからである。従って、これらのより離れた領域は、パフ中に芯の特定の部分に素早く補給できるバッファとして機能することができ、このバッファは、その後、パフの合間に補充される。
ここで、本発明について添付の図面を参照して説明する。図面では、本発明の実施形態が一例として例示され、同様の特徴が同じ参照符号を付して表示される。
本発明の例示的な実施形態による吸入器及びカプセルの概略斜視図である。 図1aの吸入器及びカプセルの概略斜視図であり、吸入器の前面パネルが取り外されている。 図1a及び図1bの吸入器の概略斜視図であり、吸入器の背面パネルが取り外されている。 本発明の一実施形態によるカプセルの概略正面断面図である。 本発明の一実施形態によるカプセルの概略側面断面図である。 本発明の別の実施形態によるカプセルの概略側面断面図である。 本発明の実施形態によるカプセル封止体の断面図である。 本発明のカプセルの概略分解図である。 図3cのカプセルの内側ハウジングの概略断面図である。 本発明の一実施形態におけるカプセルの断面図である。
本明細書で使用する場合、「吸入器」又は「電子タバコ」という用語は、喫煙用のエアロゾルを含む、エアロゾルをユーザに送達するように構成されている電子タバコを含むことがある。喫煙用のエアロゾルは、0.5〜7ミクロンの粒径のエアロゾルを指すことがある。粒径は、10又は7ミクロン未満であり得る。電子タバコは携帯可能であり得る。
図面、特に図1a〜図1cを参照すると、液体Lを気化させるための電子タバコ2が示されている。電子タバコ2は、従来のタバコの代替品として使用することができる。電子タバコ2は、電源ユニット6、電気回路8、及びカプセル台座12を備える本体4を有する。カプセル台座12は、気化する液体Lを含む着脱可能カプセル16を収容するように構成されている。
カプセル台座12は、カプセル16を収容するように構成されているキャビティの形状をしている。カプセル台座12には、カプセル16をカプセル台座12にしっかりと保持するように構成されている接続部分21が設けられている。接続部分21は、例えば、締まりばめ、スナップばめ、ねじばめ、差し込みばめ、又は磁気ばめとすることができる。カプセル台座12は更に、カプセル16の電力端子45と係合するように構成されている対応する一対の電気コネクタ14を含む。
図2a及び図2bから最もよく分かるように、カプセル16は、ハウジング18、液体貯蔵庫32、気化ユニット34、及び電力端子45を備える。ハウジング18は、蒸気出口28を具備したマウスピース部分20を有する。マウスピース部分20は、ユーザの口の人間工学に対応する先端形状を有することができる。マウスピース部分20の反対側には、接続部分21が配置される。接続部分21は、カプセル台座12内のコネクタと接続するように構成されている。図2a及び図2bで図示した実施形態では、カプセル16の接続部分21は、カプセル台座12内の磁気表面と接続するように構成されている金属プレートである。カプセルハウジング18は、透明材料であることがあり、それによって、カプセル16の液体水位がユーザにはっきりと見えるようになる。ハウジング18は、ポリエステルなどのポリマー材料又はプラスチック材料で形成されることがある。
気化ユニット34は、加熱部材36及び流体移送部材38を含む。流体移送部材38は、毛管作用によって液体Lを液体貯蔵庫32から加熱部材36へ移動させるように構成されている。流体移送部材38は、対になった棉又はシリカから作製される芯などの繊維質の又は多孔質の部材とすることができる。或いは、流体移送部材38は任意の他の適切な多孔質部材であり得る。
気化チャンバ30は、液体の気化が発生する領域内に画定され、加熱部材36及び流体移送部材38が互いに接触する近接領域と一致する。流体移送部材36は、上側遠位端38a及び下側遠位端38bを有する。下側遠位端38bは、気化チャンバ30の下端に設けられる。気化チャンバ30は、マウスピース部分20とは反対側のカプセル16の遠位端に配置される。気化チャンバ30からマウスピース部分20内の蒸気出口28まで、主蒸気チャネル24が形成され、これは管状の断面を有することがある。従って、主蒸気チャネル24は、気化チャンバ30からマウスピース部分20内の蒸気出口28まで延びている。気化チャンバ30は、蒸気出口28の反対側に配置される底面46を有する。この底面は、液体不透過性の面であり、気化チャンバ30を閉じている。
液体Lは、プロピレングリコール又はグリセロールなどのエアロゾル形成物質を含むことがあり、ニコチンなどの他の物質を含むことがある。液体Lは、例えば、タバコ、メントール、又は果物香料などの香料を含むこともある。
図4a及び図4bに見られるように、気化チャンバ30は、少なくとも1つの液体入口48を使用して液体貯蔵庫32と流体接続している。液体入口48は、液体貯蔵庫32の底面46に、底面46の上方0〜2mm、好ましくは0〜1mmの距離に、配置される。液体貯蔵庫32の底面46の近くに液体入口48を配置すると、液体貯蔵庫32からの液体Lが気化チャンバ30に自由に流れ込むのが回避される。液体入口48は、流体移送部材38の下側遠位端38bの近くにも配置される。従って、液体入口48は、流体移送部材38の下側遠位端38bから1〜3mm、好ましくは1〜2mmに配置される。加熱部材36は、その第1の接点が液体開口部と概ね位置合わせされて、即ち、液体入口と整列して、又は液体入口の1mm下に、又は液体入口の1〜2mm上に、有利にも配置される。加熱部材36は、流体移送部材38と接触していることが好ましい。液体Lが自由に流れる場合、流体移送部材38を過飽和させる危険性がある。液体貯蔵庫32の底面46に近い液体入口は、気化の最中及び液体貯蔵庫32が空になるまで、負圧が液体貯蔵庫32内に形成されるのを可能にする。これは、カプセル16が枯渇状態に近くなるまで、液体入口48がカプセル16内の液面Sの垂直方向に下に位置するからである。枯渇状態に近いとは、カプセル16内の液体Lの体積が、元の体積から90%減少したときと定義することができる。これは、電子タバコ2が基本的に直立な位置にあるとき、従って、電子タバコ2の通常使用中に達成される。
図1a及び図1bに示すように、カプセル16は軸方向に回転対称ではない形状を有することがある。従って、カプセル16は平坦な長い辺と短い辺を有する矩形の基部を有することがある。この形状は、電子タバコ2の形状にも対応することがある。液体入口48は、カプセル16の短い辺内に有利にも設けられることがある。これにより、液体貯蔵庫32内の負圧が維持される、というのも、電子タバコが休息位置にある(テーブルなどの面の上に平らに横たわっている)とき、液体入口48が液面の表面の下に留まるからである。この効果は、少なくとも、液体貯蔵庫32が満杯の約半分になるまで続く。更に、液体貯蔵庫32が満杯の半分未満である場合であっても、流体移送部材が「湿っている」間は、流体移送部材は、流体移送部材を通過し且つ負圧を低下させる空気に逆らって効果的に封止する。通常、重力のせいで、流体移送部材又は芯の「乾燥」は、芯の上部で始まり、ゆっくりと下方に移動する。従って、液体貯蔵庫が満杯の半分未満であったとしても、電子タバコが休息位置にある場合に、液体入口が流体移送部材の上部に位置しないように液体入口を配置することは、依然として負圧を維持するのを助ける。
液体貯蔵庫32の底面49は、少なくとも1つの液体入口48に対して下方に傾斜した表面49を備えることもある。下方に傾斜した表面49は、液体貯蔵庫32内の全ての液体Lが液体入口48に向かって運ばれ、更に主チャネル24内部で流体移送部材38によって吸収されるようにする。カプセル16には更に、カプセル16内の第1の開口部から気化チャンバ30まで延びる少なくとも1つの吸気チャネル26が設けられる。
図2a、図2c、及び図4aから最もよく分かるように、カプセルハウジング18は、一緒に組み立てられる内側ハウジング18a及び外側ハウジング18bから形成されることがあり、液体貯蔵庫32が内側ハウジング18aと外側ハウジング18bとの合間の空隙に配置される。内側ハウジング18a及び外側ハウジング18bは、第1の接合部17及び第2の接合部19を使用して組み立てられることがある。第1の接合部17は、カプセル16の底部に配置され、有利にも超音波溶接によって実現することができる。
第2の接合部19は、カプセル16の内部に配置されており、内側ハウジング18a内の円形溝52内部に収容された封止体50によって実現することができる。内側ハウジング18aは、第1の肩部62及び第2の肩部64を有し、これらの肩部はその間に溝52を規定する。外側ハウジング18bには、可変の深さで溝52中に延びるように構成されている突起部54が設けられている。突起部54は、封止体50に当接するようになっている。封止体50はカプセル16の軸方向Aに圧縮可能であるので、突起部54は可変の深さで溝52に入ることができる。
内側ハウジング18aは、前述のように、気化チャンバ30の底面46から延びる主チャネル24内に配置される気化ユニット34を収容するように構成されている。流体移送部材38が気化チャンバ30の中へと崩壊するのを回避するために、内側ハウジング18aには、流体移送部材38の内周を囲むフランジ56が設けられることがある。
内側ハウジング18aは、少なくとも1つの流体入口48から第1の肩部62まで延びる管状の柱又は煙管80を含む。管状の柱80は、流体移送部材38に構造的支持を提供するように、流体移送部材38の半径方向外側に設けられる。流体移送部材38の内周を囲むフランジ56は、半径方向の支柱82によって管状の柱に取り付けられる。このようにして、管状の柱80は、管状の流体移送部材38の内面及び外面に構造的支持を提供することができる。特に図2aから分かるように、第1の肩部62は、管状の柱80の一部として提供される。第2の肩部64は、第1の肩部62と第2の肩部64との間に環状の溝52が規定されるように、半径方向の支柱82によって管状の柱80に接続される。
内側ハウジング18a及び外側ハウジング18bを含む、2部からなるハウジング18を有する利点は、気化ユニット34の内部部品の組み立てが容易になることである。しかしながら、カプセル16は第1のハウジング18a及び第2のハウジング18bによって組み立てられるので、製造プロセスにおいてばらつきが生じることがある。従って、封止体50は製造プロセスにおけるばらつきを吸収するように構成されている。
内側ハウジング18a及び外側ハウジング18bは一緒に封止されるので、流体が液体貯蔵庫32から外に流れると、液体貯蔵庫32内に負圧が形成される。負圧は、液体貯蔵庫32から流体移送部材38への液体の流れを調節する。従って、負圧は、気化チャンバ30への液体Lの自由な流れに対して抵抗を生み出し、そのようにして液体の流れを調節する。少なくとも1つの流体入口48は、カプセル16の基部に最も近い点で、加熱部材36の端部部分に、設けることができる。
図3aは、円形の断面を有する従来のOリングを示す。図3aの封止体50は、本発明によるカプセル16内で使用することができる。しかしながら、図3b、図3c、及び図3dから分かるように、封止体50は、断面幅wよりも大きな断面高さhを有することができる。これにより、封止体50は、横方向にコンパクトな形状を維持しながら、外側ハウジング18bに対する内側ハウジング18aの位置間の、より長い軸方向のばらつきを吸収するように構成されている、という利点がもたらされる。
図3b、図3c、及び図3dに示した実施形態では、封止体50は非円形の形状を備えており、封止体は軸方向(カプセル16の軸方向と一致する)により長い。封止体50は、図2c及び図3dに示すように、矩形の断面を有することができる。
図3bに示す実施形態では、封止体50はT字状の形状を有する。T字状は、軸方向の差異の長い吸収という点で、同じ利点をもたらす。更なる効果として、横方向の突起部58により、封止体50が第1の肩部62及び第2の肩部64に対して更に封止することが可能になる。
楕円形のT字状の封止体50の長い断面高さhは、長い変形長さ及び長い距離をもたらし、その全体を通して、封止体50は内側ハウジング18a及び外側ハウジング18bを互いに対して封止することができる。更に、封止体50の比較的に小さな幅は、水平方向での封止体50の空間を減らし、その結果、カプセル16の寸法及び液体貯蔵庫内の液体含有量Lを最適化することができる。
円形断面を有するOリングは、内側ハウジング18aと外側ハウジング18bとの間に封止効果をもたらす。超音波溶接プロセスにおけるばらつきに起因して、封止体は±0.5mmの差異を吸収するように構成されている。楕円形の封止体及びT字状の封止体は、より長い圧縮距離を提供し、これを通じて封止効果が達成される。
円形、楕円形、矩形、及びT字状の封止体は、異なる圧縮挙動を示す、即ち、これらの封止体は、軸方向の変形力Fに対して異なる抵抗を示す。この挙動は、封止体の水平方向の断面積及び垂直方向の高さにおける幾何学的な違いに関係している。従って、この幾何学的な違いは、円形、楕円形、及びT字状の封止体間で異なるばね定数につながる。封止体のばね定数は、非線形の態様で変化する、というのも、封止体の断面は、それらの軸方向において異なる断面積を示すからである。圧縮力Fを断面積で割ると、力は断面積に渡って分散し、ニュートン/m単位で測定することができる。
封止体円形封止体と比較すると、楕円形の場合、断面積は垂直高さに対してより小さくなる。これは、楕円形の封止体が、円形の封止体よりも弾力性がより低いモジュールを有し、従って、はるかにより柔軟に機能することを意味する。
T字状の封止体も、楕円形の封止体と同様の断面積を有する。しかしながら、T字状の封止体は、高い圧縮率(低いばね定数)の第1の領域と、(より高いばね定数の)より硬い領域を有する水平方向のT字状の突起部に渡る第2の領域と、を提供する。T字状の突起部は、側面に対して更に封止するという別の利点を提供する。
ここで図2a及び図2bを参照すると、流体移送部材38は管状の形状を有しており、主チャネル24の軸方向長手方向と一致する軸方向長手方向を有することがあることが示されている。管状の形状は、流体移送部材38内部に蒸気チャネル40をもたらし、これを通って、蒸気が気化チャンバ30を出て蒸気出口部分28に移動することができる。更に、流体移送部材38の管状の形状は、主チャネル24の内壁に対してぴったりと適合し、内部に加熱部材36を収容するための空間を形成する。
加熱部材36は、有利にもコイル状ヒーター36の形状をしていることがあり、その軸方向が流体移送部材38の長手方向と一致するように整列されることがある。従って、コイル状ヒーター36は、流体移送部材38と密接に接触しながら、流体移送部材38の内部に画定された蒸気チャネル40に嵌合することができる。そのようにして、流体移送部材38を、主チャネル24の内壁と加熱部材36との合間に保持することができる。これは、流体移送部材38がその形状を維持し、崩壊するのを回避するのにも役立つ。流体移送部材38の材料は、棉、シリカ、又は任意の他の繊維質の材料若しくは多孔質の材料とすることができる。
加熱部材36は、流体移送部材38の毛管高さの大きさに対応する高さを備えている。本発明者らは、加熱部材36が流体移送部材38の毛管高さをはるかに超える高さを備えていると、液体貯蔵庫32の液体水位が下がるにつれて、加熱部材36が流体移送部材38の乾燥した上部部分と接触するようになる傾向があることを発見した。カプセル16の底部にある流体移送部材38は、流体移送部材38の上側部分が乾燥したままである間にも、液体で飽和するか又は更には過飽和になることが多い。流体移送部材38に熱が加えられると、流体移送部材38の乾燥部分にある加熱部材36の温度は、周囲を囲む液体Lによって冷却されず、それによって、乾燥部分は過度に加熱される。流体移送部材38の過飽和部分では、温度はより低くなり、沸騰している泡及び放射物が形成されることがある。気化ユニット34からの熱は、液体貯蔵庫32及びカプセル16の部品の内部に伝達される。従って、加熱部材36と接触する流体移送部材38の乾燥領域の局所的ばらつきの形成及び存在を回避することが有利である。
一方、流体移送部材38の毛管高さが加熱部材36の高さを大幅に超えると、加熱部材36はその軸方向長さ全体に沿って過飽和になり、加熱部材36の温度は、液体の効率的な気化を実現するよりもむしろ、冷却される。これにより、やはり、泡の形成及び液体の放射につながることがあり、一方、液体貯蔵部分32及びマウスピース部分20のハウジングでの温度は増加する。電子タバコの典型的な気化プロセスでは、液体の表面の下で液体を沸騰させることにより、気化が達成される。加熱部材36の飽和レベルが理想的なレベルに保たれ、その結果、加熱部材36が少量の液体Lによってのみ覆われている場合、沸騰により液体の大きな放射物は生成されず、その代わり、液体の均一な加熱がもたらされ、液体が蒸気状態に直接的に移行するようになる。
加熱部材36の温度を検出することが一般的である、というのも、流体移送部材38が乾燥すると、加熱部材36の温度が上昇するからである。加熱部材36の周囲に流体がないと、加熱部材36の温度は上昇する。これは、加熱部材36の周りに存在する流体は、気化状態に移行する際に加熱部材36からエネルギーを吸収し、それにより、加熱部材36に対して冷却効果をもたらすからである。即ち、加熱部材36からの熱は、加熱部材36及び任意の周囲の材料の温度を上昇させるのではなく、沸点温度で液体を気体に変えるのに必要とされる気化潜熱を提供するために使用される傾向がある。加熱部材36の温度を測定することにより、流体移送部材38が過度に加熱されないように、気化温度を制御することができる。
理想的な気化は、蒸気量が多く、液体貯蔵庫に伝達される熱の量が最小で、液体放射物が少ない、ということによって特徴付けられる。
第1の例示的なプロトタイプは、加熱部材36と流体移送部材38の組み合わせの従来より知られていた構成及び相対的な寸法に基づいて、設計された。第1の実施例では、以下のパラメータが選択された。
実施例1
直径:0.4mm
抵抗の長さ:70mm
抵抗:0.294Ω
総有効長:68mm
ピッチ:0.7mm
加熱コイルの高さ:4.75mm
総有効表面:85.45mm
電力密度:0.187W/mm
加熱された対流:1040W/m
流体移送部材の高さ:5.8mm
更に、加熱部材36の全長に沿って十分な液体を供給するために、流体移送部材38との液体入口は、流体移送部材38の軸方向に広げられた。
しかしながら、第1の例示的なカプセルは、加熱部材36に十分で良好な分布の液体を供給し、且つ流体移送部材38を飽和させたにも関わらず、不満足な結果をもたらした。コイルは、一貫性のない加熱プロファイルを示し、加熱コイルの下側部分は最大で300Kにしか達せず、コイルの上側部分は最大で約900Kにまで達した。測定可能な総抵抗は、コイル全体の長さに渡る抵抗の合計と一致するが、温度はコイル全体の長さに渡って一定ではないので、抵抗測定値に基づいて温度を調節することはできなかった。
コイルの第1の実施例の問題点の背景を踏まえて、本発明者らは、液体貯蔵庫32に液体が残っている限り、流体移送部材38の下側部分は、湿っている高さhを用いて構成できることを発見した。この湿っている高さは、毛管作用が生じる距離と一致する。従って、加熱部材36は、流体移送部材38の上側(乾燥)部分の上方に延びないように、比較的に短くする必要がある。しかしながら、加熱部材36は、満足のいく量の蒸気を生成するように構成されていることが、依然として必要である。流体移送部材38は、制御された一定の量の液体が供給される必要がある。従って、気化の間、液体供給速度を制御する必要があった。液体入口は、流体移送部材38の底部にあり、毛管作用によって流体移送部材38内で液体を上昇させる。これにより、液体貯蔵庫内の液体の量に関わらず、加熱部材36への液体の供給が制御される。
更に、本発明者らによって発見された有利な寸法としては、4.5〜6.5mmの間の流体移送部材38の高さ、1.8〜2.5mmの間の加熱コイルの高さが挙げられる。好ましくは、高さはそれぞれ、5.8mmと2.04mmである。
流体移送部材に対する加熱コイル36の高さは、流体移送部材38の高さの20〜50%、好ましくは25%〜45%の間、最も好ましくは約35%であることが好ましい。流体移送部材38の多孔質材料は、流体移送部材の毛管高さが流体移送部材の実際の高さと等しくなるように選択されることが好ましい。流体移送部材38の毛管高さは、流体移送部材の実際の高さを超えることすら可能である。この場合には、理論的な毛管高さに言及することができる。
加熱コイル36及び流体移送部材38の構成の、第1の実施例の初期の標準的な構成と比較して、加熱部材36の高さは、初期の高さの約半分に低減された。この高さは、異なるサンプルにおいて様々なレベルに低減された。絶対的な寸法では、加熱部材(即ち、加熱コイル36)の高さは、少なくとも3mm低くされた。長い芯を有することの利点は、芯が液体の蓄えを保持し、従ってバッファとして機能することができることである。従って、例えば、電子タバコが上下逆さまに保持される場合、芯は、加熱領域にある芯に液体を供給するように適合されることがある。更に、上述したように、電子タバコ2が通常の向きに保持される場合であっても、バッファは、パフ中に流体移送部材38の部分に液体を補給するために、流体移送部材38を通る独立した補給ルートも提供する。
本発明者らは、高い水準で蒸気を生成し、流体移送部材38の乾燥、泡の形成、及び液体貯蔵庫32内の液体の過度の加熱を回避するために、液体貯蔵庫32からの液体流を電力密度に正確にあわせる必要があることを発見した。電力密度を高くすることにより、液体貯蔵庫32内の液体温度が低下することが分かったことは、驚くべき効果であった。試験中に、対流を1900W/mKから6000W/mKに、電力密度を0.187W/mmから1.152W/mmに増加させることにより、液体貯蔵庫内の温度は108℃から54℃に低下したことが分かった。対流及び電力密度の増加は、加熱コイルの直径を低減して加熱コイルの抵抗を高めることで、達成された。
流体移送速度と電力密度との相互関係を検証するために、幾つかのカプセルプロトタイプを試験した。加熱部材36の目標対流は、5000〜7000W/mKの間、好ましくは5500W/mK〜6500W/mKの間、最も好ましくは6000W/mKであることが分かった。
加熱部材36の高さが低減されると、6000W/mKという所望の対流を得るために、加熱コイルの直径も低減された。従って、加熱コイルに加えられる同じ電力量に対して、加熱コイルの電力密度を更に増加させるために、高さを低減させた。しかしながら、2つの主な理由により、加熱コイル36を形成する電熱線をあまりに細くすることは許容されないことが示された。第1に、コイル36が機械的に弱くなって組み立てるのが困難になり、また、流体移送部材38を支持すること、及び主蒸気チャネル40の中へと変形するのを防ぐことができなくなる。これは望ましくない、というのも、蒸気チャネルの直径は装置の性能に影響を与える重要なパラメータであり、従って、このパラメータを一貫して制御することは重要であるが、流体移送部材38が蒸気チャネルを部分的にブロックしている場合には、制御の達成は困難である。第2に、電熱線が細くなるにつれて、線の太さの製造公差の影響がより大きくなり、線の一部が非常に細くなる可能性がある − これらの部分は、その後、線の他の部分に比べて過熱になる危険性があり、場合によっては融解する。
それにも関わらず、高さを低減し且つ依然として同じ電力密度を達成するために、コイルの直径を低減し、異なる値を評価した。次いで、最適なコイル直径を、0.4、0.3、0.254、及び0.226mmという値の中から選択した。
評価の結果は、実施例2の通りの最適化されたカプセルであった。
実施例2
直径:0.226〜0.3mmの間、好ましくは0.254mm
抵抗の長さ:26.92mm
抵抗:0.291〜0.295Ωの間
総有効長:26.09mm
ピッチ:0.5〜1.0mmの間、好ましくは1.0mm
加熱コイルの高さ:2.4〜3.2mmの間
総有効表面:20.82mm
電力密度:1.152〜2.319ワット/mmの間、好ましくは1.152ワット/mm
加熱された対流:5000〜7000W/mKの間、好ましくは約6000W/mK、W/m
流体移送部材の高さ:4.5〜6.5mmの間、好ましくは5.8mm mm
流体移送部材の毛管高さ:流体移送部材の実際の高さと同じか又はこれを超える
封止タイプ:幅よりも高さが大きい非円形封止体が、液体貯蔵庫32内の負圧を維持するのに最も有利であったことが示された。
巻線の最適なピッチは、満足のいく熱分布を確実にするために、0.5〜1.0mmの範囲が好ましいことが分かった。
第2の例示的なカプセルの目標加熱温度は、第1の例示的なカプセルの場合と同じ、270℃であった。
加熱コイル36の巻き数は、好ましくは2〜4の間、最も好ましくは3とすべきであることも分かった。2〜4の間の巻き数にすると、よりもろくはなく、加熱コイル36の製造プロセスにおいてより良好に一緒に保持することができる加熱コイル36がもたらされる。更に、3つのコイル巻線を持つと、加熱部材36と接触している流体移送部材38の部分への液体の補給ルートの点で、非常に効率的である。特に、ヒーターの中心コイルに向かって液体入口48を半径方向に通る直接経路が存在する。更に、液体入口48からの液体の一部は、加熱部材36の底部コイル巻線に向かって下方に移動することができる。同時に、底部コイルの真下の流体移送部材38の部分から、副次的な補給ルートが提供される。主要な補給ルートは、上部コイルの上にある流体移送部材の部分から、加熱部材36の上部コイルに接触している流体移送部材の部分までである。液体入口から少量の液体のみが、この部分に補給するために上方に移動する、というのも、それは、主に中央及び下側のコイル巻線によって気化した液体を補給しているからであり、補給液体の大半は、上部コイル巻線の上にあるバッファ部分からやって来る。その後、これはパフの合間に毛管作用によって補給される。
加熱部材36よりも大きな高さを有し、且つ呼応した高い毛管高さを有する流体移送部材38を有することの利点は、液体入口48の寸法を最小化することができることである、というのも、流体移送部材38内の液体はパフ中に気化した液体を補給するために液体入口48を通過する液体を補うことができるため、液体入口を、パフ中に気化した液体の部分を補給することのみが必要であるように構成することができるからである。当然ながら、液体入口の寸法は、液体貯蔵庫32で使用されることになる液体の粘度を考慮して決定される必要がある。この実施形態での寸法は、概ね、ベジタブルグリセリン(VG)とプロピレングリコール(PG)の混合物を、40〜60%の間の比率で(即ち、VG:PG=40:60からVG:PG=60:40までの範囲で)含む液体と共に使用するために最適であるように選択される。PGと比べてVGの粘度がより大きいことに起因して、より高いVGの比率を使用する(例えば、VGは最大で実質的に100%でPGは無し)場合、入口の寸法は、必然的にわずかに大きくなる。
図5は、本発明の別の実施形態におけるカプセル16の断面図である。カプセル16は、気化チャンバ30の位置が、図2Aに示した構成とは異なっている。この構成では、気化チャンバ30は、完全に液体貯蔵庫32の下に配置される。液体入口48は、液体貯蔵庫32の底面に設けられ、液体貯蔵庫32を流体移送部材36に流体接続する。流体移送部材36における毛管作用は、重力の下向きの力と共に、液体貯蔵庫32内の液体が流体移送部材36へと流れ込むのを促進することができる。この構成では、液体の流れは、液体が排出されるときに液体貯蔵庫32内に形成される負圧によって、調節される。加熱コイル36はこの構成では3つのコイルを含み、流体移送部材38の半径方向内側に設けられる。
当業者であれば、本発明は決して説明された例示的な実施形態に限定されないことを理解するであろう。特定の対応策が互いに異なる従属請求項において挙げられているという単なる事実は、これらの対応策の組み合わせが有利に使用され得ないということを示すものではない。更に、「含む」という表現は他の要素又はステップを排除しない。他の非限定的な表現には、「a」又は「an」が複数を排除しないこと、及び単一のユニットがいくつかの手段の機能を満たし得ることが含まれる。特許請求の範囲における何れの参照符号も範囲を限定すると解釈されるべきではない。最後に、本発明は図面及び前述の説明において詳細に例証されてきたが、そのような例証及び説明は、限定的ではなく例証的又は例示的なものとみなされ、本発明は開示された実施形態に限定されない。

Claims (15)

  1. 電子タバコ用のカプセルであって、電子タバコ装置と係合するための第1の端部と、蒸気出口を有するマウスピース部分として構成される第2の端部とを有し、更に、
    − 気化される液体を収容するように構成されている液体貯蔵庫と、
    − ヒーター及び流体移送部材を備える気化ユニットであって、気化チャンバ内部に配置された気化ユニットと、
    − 前記気化チャンバから前記マウスピース内の前記蒸気出口まで延びる主蒸気チャネルと、
    − 前記液体貯蔵庫及び前記気化ユニットを封入するハウジングと、を含み、
    前記ヒーターは前記流体移送部材の高さの25%〜50%に相当する高さを有し、前記ヒーターの対流は4000〜7000W/mKの間であり、電力密度は1.10〜2.350ワット/mmの間、好ましくは1.220〜2.320ワット/mmの間、より好ましくは1.15〜1.16の間である、カプセル。
  2. 前記流体移送部材は、少なくとも1つの液体入口によって前記液体貯蔵庫と流体接続され、前記流体移送部材は、その中で受け取った液体に対して毛管作用を提供し、前記ヒーターは前記液体入口に実質的に隣接する位置、又は前記液体入口と前記マウスピースとの間の位置に設けられる、請求項1に記載のカプセル。
  3. 前記流体移送部材は、前記主蒸気チャネル内部に配置され、前記カプセルの長手方向軸と一致する長手方向成分を有し、それによって、前記流体移送部材中の液体に対する前記毛管作用は前記マウスピースに向かい、重力の影響を打ち消し、それによって前記液体貯蔵庫から前記流体移送部材への液体の流れを調節する、請求項2に記載のカプセル。
  4. 前記液体入口は、使用時には、前記流体移送部材の底部から0〜1mmの距離で、前記流体移送部材の底部に設けられる、請求項2又は3に記載のカプセル。
  5. 前記少なくとも1つの液体入口は、0.8〜1.3mmの間、好ましくは0.95〜1.15の間、より好ましくは1.03〜1.14mmの間の直径を有する、請求項2〜4の何れか一項に記載のカプセル。
  6. 前記ハウジングは、一緒に組み立てられる内側ハウジング及び外側ハウジングを含み、前記気化チャンバは実質的に前記内側ハウジングの内部に配置され、前記液体貯蔵庫は前記内側ハウジングと前記外側ハウジングとの合間の空隙に配置される、請求項1〜5の何れか一項に記載のカプセル。
  7. 前記内側ハウジング及び前記外側ハウジングは第1の接合部及び第2の接合部を使用して組み立てられ、前記第2の接合部は前記第1の接合部の半径方向内側に配置され、また、前記第2の接合部は、前記内側ハウジングと前記外側ハウジングの相対的な軸方向の位置を変えられるように、前記カプセルの前記軸方向に前記内側ハウジングと前記外側ハウジングとの間の動きを可能にする、請求項6に記載のカプセル。
  8. 前記内側ハウジングは、間に溝を画定する第1の肩部及び第2の肩部を有し、前記外側ハウジングは突起部を有し、前記突起部は前記溝の中に可変の深さで延びるように構成されている、請求項7に記載のカプセル。
  9. 前記内側ハウジング及び前記外側ハウジングは、断面幅よりも大きな断面高さを有する圧縮性封止体によって、一緒に封止される、請求項6〜8の何れか一項に記載のカプセル。
  10. 前記封止体は、前記内側ハウジング内に画定された前記溝の中に設けられる、請求項9に記載のカプセル。
  11. 前記封止体は、楕円形である断面形状を有する、請求項9又は10に記載のカプセル。
  12. 前記封止体は、前記封止体の軸方向の圧縮可能方向を横切る方向に突き出ている、横方向突起部を有する断面形状を有し、前記横方向突起部は、一旦圧縮閾値に達すると、前記内側ハウジング又は前記外側ハウジングに対して封止するように構成されている、請求項9〜11の何れか一項に記載のカプセル。
  13. 前記流体移送部材の毛管高さは、前記加熱コイルの軸方向高さを超える、請求項1〜12の何れか一項に記載のカプセル。
  14. 前記加熱コイルは、前記流体移送部材の高さの25%〜50%、好ましくは25%〜45%、又は最も好ましくは35%に相当する高さを有する、請求項1〜13の何れか一項に記載のカプセル。
  15. 前記流体移送部材は、前記流体移送部材の実際の高さに相当する毛管高さを有する、請求項14に記載のカプセル。
JP2020558012A 2018-04-24 2019-04-24 最適化された気化を伴う電子タバコ Active JP7285856B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP18169008 2018-04-24
EP18169008.2 2018-04-24
PCT/EP2019/060540 WO2019207010A1 (en) 2018-04-24 2019-04-24 Electronic cigarette with optimised vaporisation

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021521800A true JP2021521800A (ja) 2021-08-30
JP7285856B2 JP7285856B2 (ja) 2023-06-02

Family

ID=62062916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020558012A Active JP7285856B2 (ja) 2018-04-24 2019-04-24 最適化された気化を伴う電子タバコ

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20200404967A1 (ja)
EP (1) EP3784074A1 (ja)
JP (1) JP7285856B2 (ja)
KR (1) KR20200140286A (ja)
CN (1) CN112004431B (ja)
CA (1) CA3098090A1 (ja)
WO (1) WO2019207010A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IN201921016819A (ja) * 2019-04-27 2019-06-21
CN111772240A (zh) * 2020-06-15 2020-10-16 深圳麦克韦尔科技有限公司 雾化器及其储液组件、电子雾化装置
WO2023118795A1 (en) * 2021-12-22 2023-06-29 Nicoventures Trading Limited Delivery system
KR102622638B1 (ko) * 2021-12-24 2024-01-08 한상운 일회용 전자담배

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130319436A1 (en) * 2012-06-04 2013-12-05 Qiuming Liu Electronic Cigarette and Its Atomizer
US20160073692A1 (en) * 2014-09-17 2016-03-17 Fontem Holdings 2 B.V. Device for storing and vaporizing liquid media
JP2016512703A (ja) * 2013-03-22 2016-05-09 ブリティッシュ アメリカン タバコ (インヴェストメンツ) リミテッドBritish American Tobacco (Investments) Limited 喫煙材の加熱
US20170215481A1 (en) * 2016-04-21 2017-08-03 Shenzhen First Union Technology Co., Ltd. Heating device, atomizing unit, atomizer and electronic cigarette having same
WO2017218982A1 (en) * 2016-06-16 2017-12-21 Juul Labs, Inc. On-demand, portable convection vaporizer
WO2018050030A1 (zh) * 2016-09-19 2018-03-22 林光榕 具有储液过渡腔的电子烟雾化器
WO2018057957A1 (en) * 2016-09-22 2018-03-29 Juul Labs, Inc. Leak resistant vaporizer device

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2816913B1 (en) * 2012-02-22 2019-01-09 Altria Client Services LLC Electronic smoking article and improved heater element
EP2856893B2 (en) * 2013-10-02 2023-10-04 Fontem Holdings 1 B.V. Electronic smoking device
EP3099191A2 (en) * 2014-01-27 2016-12-07 SIS Resources Ltd. Wire communication in an e-vaping device
US20160157522A1 (en) * 2014-12-09 2016-06-09 Xiaochun Zhu Vaporizer and electronic cigarettes having the vaporizer
CN204444245U (zh) * 2015-01-05 2015-07-08 深圳市合元科技有限公司 可更换的雾化单元和包括该雾化单元的雾化器及电子烟
EP3248480B1 (en) * 2015-06-30 2021-01-06 Shenzhen Smoore Technology Limited Electronic cigarette, atomization device thereof and assembling method of atomization device
CN205456063U (zh) * 2016-01-29 2016-08-17 深圳市合元科技有限公司 电子烟雾化器和电子烟
CN207084113U (zh) * 2017-06-06 2018-03-13 深圳麦克韦尔股份有限公司 一种用于电子烟的雾化器以及具有该雾化器的电子烟
CN112004429B (zh) * 2018-04-24 2023-10-17 Jt国际公司 具有优化的汽化的电子烟

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20130319436A1 (en) * 2012-06-04 2013-12-05 Qiuming Liu Electronic Cigarette and Its Atomizer
JP2016512703A (ja) * 2013-03-22 2016-05-09 ブリティッシュ アメリカン タバコ (インヴェストメンツ) リミテッドBritish American Tobacco (Investments) Limited 喫煙材の加熱
US20160073692A1 (en) * 2014-09-17 2016-03-17 Fontem Holdings 2 B.V. Device for storing and vaporizing liquid media
US20170215481A1 (en) * 2016-04-21 2017-08-03 Shenzhen First Union Technology Co., Ltd. Heating device, atomizing unit, atomizer and electronic cigarette having same
WO2017218982A1 (en) * 2016-06-16 2017-12-21 Juul Labs, Inc. On-demand, portable convection vaporizer
WO2018050030A1 (zh) * 2016-09-19 2018-03-22 林光榕 具有储液过渡腔的电子烟雾化器
WO2018057957A1 (en) * 2016-09-22 2018-03-29 Juul Labs, Inc. Leak resistant vaporizer device

Also Published As

Publication number Publication date
US20200404967A1 (en) 2020-12-31
CN112004431A (zh) 2020-11-27
EP3784074A1 (en) 2021-03-03
CA3098090A1 (en) 2019-10-31
JP7285856B2 (ja) 2023-06-02
WO2019207010A1 (en) 2019-10-31
KR20200140286A (ko) 2020-12-15
CN112004431B (zh) 2023-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7008148B2 (ja) 気化が最適化された電子タバコ
US11707091B2 (en) Atomizing nozzle and electronic atomizing inhaler
JP2021521800A (ja) 最適化された気化を伴う電子タバコ
JP7089058B2 (ja) 気化が最適化された電子タバコ
JP6813697B2 (ja) 蒸気化器、及びそれを具備するエアロゾル生成装置
JP6895021B2 (ja) エアロゾル生成装置及びシステム
JP7234490B2 (ja) 蒸気供給システムのための液体保管タンク
KR101375315B1 (ko) 전자 담배용 심지 모듈 및 이를 구비한 전자 담배
KR101375316B1 (ko) 전자 담배용 심지 모듈
CN112512353A (zh) 电子烟以及用于电子烟的囊体
KR20190019864A (ko) 전자담배용 발열체, 기화유닛
KR20130092251A (ko) 조절형 상부 캡을 구비한 전자 담배

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20201030

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20201110

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20210308

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230515

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230523

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7285856

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150