JP7089058B2 - 気化が最適化された電子タバコ - Google Patents

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Description

本発明は、電子タバコのような個人用気化装置に関する。特に、本発明は、電子タバコ及び電子タバコ用の消耗品カプセルに関する。
電子タバコは、従来のタバコの代替品である。燃焼煙を発生する代わりに、電子タバコは、使用者が吸い込むことができる液体を気化(霧化)する。液体は、典型的には蒸気を生成するグリセリン又はプロピレングリコールなどのエアロゾル形成物質を含む。液体内の他の一般的な物質は、ニコチン及び様々な香料である。
電子タバコは、マウスピース部、液体収容部、電源ユニットを含む、携帯型吸引システムである。気化は、典型的には加熱コイルの形の加熱要素及び流体移送要素を含む気化器又は加熱ユニットによって達成される。気化は、液体が蒸気に変化するまで加熱器が芯(ウィック)内の液体を加熱する時に起きる。電子タバコは、マウスピース部内にチャンバを含んでもよく、チャンバは、カプセルの形の使い捨て可能な消耗品を受領するように構成される。液体収容部及び気化器を含むカプセルは、「カートマイザ」と呼ばれることが多い。
電子タバコに関する問題は、液体の一部が蒸気に変化する一方で、別の部分は沸騰状態になるように加熱器が液体を加熱することがあることである。これにより、気化されなかった液体は、液体のより大きい突出又は液滴に変化し、マウスピースを通って漏れ出る。使用者は、このような大きい液滴を吸入することは不快である可能性があり、そのため、この問題を軽減する様々な方法が提案されてきた。
この問題を軽減するために、大きい粒子が使用者の口に到着しないようにマウスピース内にメッシュを設けることが一般的である。米国特許第2017/0215481号明細書の文献は、液体の大きい滴がマウスピースを通って出るのを妨げるメッシュを有する電子タバコの例を示している。
しかしながら、エアロゾル内の蒸気液滴の所望の大きさは非常に小さいので、メッシュは依然として満足な結果を与えない。メッシュの開口が縮小されたとしても、関連する流量制限が増加し、マウスピースからの蒸気の満足な流れを達成することが困難である。
先行技術の上述の欠点を考慮すると、電子タバコの蒸気内の液滴の形成を低減することが本発明の目的である。
本発明の第1の態様によれば、電子タバコ用のカプセルが提供され、カプセルは、電子タバコデバイスと係合するための第1の端部、及び蒸気出口を有するマウスピース部として構成された第2の端部を有し、カプセルは、気化される液体を含有するように構成された液体収容部と、加熱器及び流体移送要素を含み、気化チャンバ内に配置される気化ユニットと、気化チャンバからマウスピース部内の蒸気出口に延在する主蒸気経路と、液体収容部及び気化ユニットを囲う筐体と、を更に含み、流体移送要素は、少なくとも1つの液体入口により液体収容部に流体連結され、液体移送要素は、その中に受容された液体に毛細管現象を提供し、加熱器は、液体入口に実質的に隣接する位置、又は液体入口とマウスピース部との間の位置に設けられている。
液体入口に実質的に隣接する位置、又は液体入口とマウスピース部との間の位置(つまり、カプセルがデバイス内にあり、「通常」の配向である場合に、一般に液体入口の「上」)に加熱器を配置することは、加熱器の周囲の液体の量が流体移送要素の毛細管圧によりある程度調整されるという利点を有する。特に、過剰量の液体は、液体入口に隣接して又は液体入口の上より、むしろ液体入口の下で流体移送要素内に(毛細管圧と重力の組合せの結果として)生じる傾向があるはずである。
本発明の第2の態様によれば、電子タバコ用のカプセルが提供され、カプセルは、電子タバコデバイスと係合するための第1の端部、及び蒸気出口を有するマウスピース部として構成された第2の端部を有し、カプセルは、気化される液体を含有するように構成された液体収容部と、加熱器及び流体移送要素を含み、気化チャンバ内に配置される気化ユニットと、気化チャンバからマウスピース部内の蒸気出口に延在する主蒸気経路と、液体収容部及び気化ユニットを囲う筐体と、を更に含み、筐体は、一緒に組み立てられる内部筐体及び外部筐体からなり、液体収容部は、内部筐体と外部筐体との間の間隙内に配置され、封止部は内部と外部との間に設けられ、封止部は断面幅より大きい断面高さを有する断面形状を有する。
本発明の第3の態様によれば、電子タバコ用のカプセルが提供され、カプセルは、電子タバコデバイスと係合するための第1の端部、及び蒸気出口を有するマウスピース部として構成された第2の端部を有し、カプセルは、気化される液体を含有するように構成された液体収容部と、加熱器及び流体移送要素を含み、気化チャンバ内に配置される気化ユニットと、気化チャンバからマウスピース部内の蒸気出口に延在する主蒸気経路と、液体収容部及び気化ユニットを囲う筐体と、を更に含み、加熱器は、流体移送要素の高さの25%~50%に対応する高さを有し、加熱器の対流は、4000~7000W/mKであり、電力密度は、1.10~2.350ワット/mm、好ましくは1.220~2.320ワット/mm、及びより好ましくは1.15~1.16ワット/mmである。
好ましくは、流体移送要素は主蒸気経路内に配置され、カプセルの長手方向軸と一致する長手方向構成要素を有する。このように、流体移送要素内の液体の毛細管現象は、重力の影響に反作用してマウスピースに向かうことができ、それによって液体の流れを液体収容部から流体移送要素に調整する。流体移送要素は、液体入口から遠ざかる液体を結合するために毛細管現象を使用することができる。加熱器は、液体入口の上又は液体入口に隣接して設けられ、したがって、加熱器は、毛細管効果を使用して流体移送要素内で移動する液体を気化することができる。毛細管現象は、重力と反対方向に作用することができ、これにより流体移送要素内に存在する液体の量を制限することができる。これにより液体を効率的に気化することができ、気化しなかった液滴を気流に発生することがある飽和した流体移送要素の気化を防ぐことができる。
好ましくは、流体移送要素は、少なくとも1つの液体入口により液体収容部に流体連結され、管状流体移送要素の外部表面は少なくとも1つの液体入口に当接し、管状流体移送要素の内部表面は加熱器と接触する。
液体入口は、流体移送要素の底部に、通常使用時には流体移送要素の底部から0~1mmの距離に設けられてもよい。液体入口は、0.8~1.3mm、好ましくは0.95~1.15及びより好ましくは1.03~1.14mmの直径を有してもよい。流体移送要素の底部に液体入口を設けることにより、流体移送要素内で毛細管現象によって液体を上昇させる。これにより、液体収容部内の液体の量に関わらず加熱器に供給する液体が制御される。
筐体は、好ましくは一緒に組み立てられる内部筐体及び外部筐体を含む。気化チャンバは、好ましくは内側部内に実質的に配置され、液体収容部は、好ましくは内部筐体と外部筐体との間の間隙内に配置される。内部筐体及び外部筐体は、第1の継手及び第2の継手を使用して組み立てられてもよく、第2の継手は、第1の継手の半径方向内方に配置されてもよい。第2の継手は、内部筐体及び外部筐体の相対軸位置が変化することができるように、カプセルの軸方向における内部筐体と外部筐体との間での移動を可能にする。
内部筐体は、溝を間に画定する第1の肩部及び第2の肩部を有してもよい。外部筐体は突起部を有してもよく、突起部は、深さを変化して溝の中に延在するように構成されてもよい。好ましくは、内部筐体及び外部筐体は、断面幅より大きい断面高さを有する圧縮可能な封止部により一緒に封止される。封止部は、内部筐体内に画定された溝内に設けられてもよく、楕円形である断面形状を有してもよい。他の実施形態では、封止部は、封止部の圧縮可能な軸方向を横切る方向に突出する横方向突出部を備えた断面形状を有してもよい。横方向突出部は、一旦圧縮閾値に達すると、内部筐体又は外部筐体に対して封止するように構成されてもよい。
好ましくは、液体収容部は、流れが調整され、流体移送要素の中に自由に流れるのを制限するように、負圧を維持するように構成される。
流体移送要素は中空の管形状を有してもよく、加熱器は加熱コイルの形で、流体移送要素の半径方向内方に配置されてもよい。流体移送要素の毛管上昇高は、好ましくは加熱コイルの軸方向高さを超える。一部の実施形態では、加熱コイルは、流体移送要素の高さの25%~50%、好ましくは25%~45%又は最も好ましくは35%に対応する高さを有する。流体移送要素は、流体移送要素の実際の高さに対応する毛管上昇高を有してもよい。流体移送要素の高さは4.5~6.5mmであってもよく、加熱コイルの高さは1.8~2.5mmであってもよく、それぞれは5.8mm及び2.04mmが好ましい。
好ましくは、加熱器の対流は4000~7000W/mK、好ましくは5500~6500W/mK、及び最も好ましくは5800W/mK~6200W/mKである。このように、気化の潜熱に起因して、加熱器によって生成されたエネルギーは流体移送要素内で気化を引き起こし、液体収容部内の液体の温度を上昇させるより、むしろ蒸気を放出することが見出された。
加熱器は、2~4の巻数、好ましくは3巻の加熱コイルであってもよい。一部の実施形態では、加熱コイルはチタニウムであってもよい。
本発明は、蒸気内の液滴が電子タバコの気化能力を向上することによって低減することができるという、本発明者らの認識に基づく。液滴の突出(はみ出し)は、液体が気化状態の代わりに沸騰状態に入る時に生じることが多い。気化チャンバ内の沸騰効果を低減し、気化能力を増加することにより、より多くの液体が気化段階になることが可能である。
本発明の各態様は、液体の突出の形成を低減する所望の特性を有する。しかしながら、解決策が組み合わせて使用される場合、特徴の機能群からの効果は互いに追加され、相乗効果を達成することができる。したがって、本発明の一態様の特徴は、本発明の他の任意の態様と組み合わせることができる。
一実施形態によれば、電子タバコ用のカプセルが提供され、カプセルは、電子タバコデバイスと係合するための第1の端部、及び蒸気出口を有するマウスピース部として構成された第2の端部を有し、カプセルは、気化される液体を含有するように構成された液体収容部と、加熱器及び流体移送要素を含み、気化チャンバ内に配置される気化ユニットと、1つ又は複数の空気入口と、一端で1つ又は複数の空気入口と、且つ他端でマウスピース内の蒸気出口と流体連通し、気化チャンバを組み込む主蒸気経路と、液体収容部及び気化ユニットを囲う筐体と、を更に含み、流体移送要素は少なくとも1つの液体入口により液体収容部に流体連結され、流体移送要素はその中に受容された液体に毛細管現象を提供し、流体移送要素は、主蒸気経路に沿って加熱器の拡張を超える量により、液体入口から遠ざかる一方向又は両方向に主蒸気経路に沿った方向に延在する。
好ましくは、流体移送要素は管として構成され、管の外部表面は少なくとも1つの液体入口に当接し、管の内部表面は加熱器と接触する。好ましくは、加熱器は、少なくとも1つの液体入口に隣接した流体移送要素内に配置される。このように、加熱器に隣接した流体移送要素は、気化される液体が加熱器によって気化される結果として乾燥する時、液体は、その液体入口若しくは各液体入口から流体移送要素を通って半径方向の両方への毛細管現象によって、加えて流体移送要素の他の部分から流体移送要素を通って軸方向及び/又は周方向への毛細管現象によって(一部の実施形態では好ましくは、デバイスが通常使用の配向に保持される場合に重力の助けで)流れ、こうして気化される液体を加熱器と接触した流体移送要素の一部に迅速に及び効率的に補充することができる。これにより、加熱要素と接触し、気化される液体の補給源(それらの補給源は、流体移送要素(の他の部分)であろうと、又は1つ若しくは複数の液体入口であろうと)から離れた流体移送要素の一部に液体の補充が不十分である結果として、非常に多い又は大きい(表面積に関して)入口を必要とすることなく加熱器の一部が乾燥するのを防ぎ、これが好都合であるのは、多くの又は大きい入口を使うことは、流体移送要素を通る液体が漏れる問題を引き起こす可能性があるからであり、特にこの場合に流体移送要素は液体入口の一方の側面上の液体入口(若しくは液体入口の一部)の近隣を乾燥させ、液体リザーバ内の液体の表面も液体入口の他方の側面上の液体入口(若しくはその一部)より下がり、これにより空気は大気圧で液体リザーバの中に漏れることができるので、「乾燥」した流体移送要素を通って液体の表面より上の空間に入り、こうして液体リザーバ内の液体面より上の空間内の負圧を破壊し、これにより流体移送要素を通って気化チャンバの中に液体の望ましくない漏れが生じる(増加する)可能性がある。
一部の実施形態では、加熱器は、液体入口に実質的に隣接した位置に設けられる。これは、液体が入口から加熱器に移動する必要がある距離を最小にするのに有利である。結果として、液体は、液体補給の効率を最大にするために、加熱器と接触した流体移送要素の一部に移動する異なる補給経路に沿って移動することができる。これは、流体移送要素を通る補給経路が融合して補給をより遅くさせることが多い従来の配置とは対照的である。加熱器よりも液体入口からより離れた流体移送要素の他の部分からの液体補給は、加熱器に隣接した芯(ウィック)の一部自体が補給されるまで、液体収容部からの液体を備えた流体移送要素の他の部分自体は補給されない傾向がある(先行技術の配置と対照的に)ことが認識されよう。この配置は、通常、パフ間に液体が流体移送要素全体に補給されるのに十分な時間があるので、電子タバコに良く機能する。こうして、これらの離れた領域は、パフ中に芯のある特定の部分に迅速に補給できる緩衝物として作用することができ、次いで緩衝物はパフとパフとの間に再充填される。
次に、本発明が添付図面を参照に記載され、添付図面は例として本発明の実施形態を例示し、図面において同様の特徴は同じ参照番号で表されている。
本発明の例示的な一実施形態に係る吸入器及びカプセルの概略斜視図である。 吸入器の正面パネルが取り除かれた図1aの吸入器及びカプセルの概略斜視図である。 吸入器の裏面パネルは取り除かれた図1a及び1bの吸入器の概略斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカプセルの概略正面断面図である。 本発明の一実施形態に係るカプセルの概略垂直断側面図である。 本発明の別の実施形態に係るカプセルの概略垂直断側面図である。 本発明の一実施形態に係るカプセル封止部の断面図である。 本発明の一実施形態に係るカプセル封止部の断面図である。 本発明の一実施形態に係るカプセル封止部の断面図である。 本発明の一実施形態に係るカプセル封止部の断面図である。 本発明のカプセルの概略分解図である。 図3cのカプセルの内部筐体の概略断面図である。 本発明の一実施形態におけるカプセルの断面図である。
本明細書で使用する場合、用語「吸入器」又は「電子タバコ」は、喫煙用のエアロゾルを含む、エアロゾルを使用者に送達するように構成された電子タバコを含んでもよい。喫煙用のエアロゾルは、0.5~7ミクロンの粒子の大きさを有するエアロゾルを指してもよい。粒子の大きさは、10又は7ミクロン未満であってもよい。電子タバコは携帯式であってもよい。
図面及び特に図1a~1cを参照すると、液体Lを気化(霧化)するための電子タバコ2が例示されている。電子タバコ2は、従来のタバコの代替品として使用することができる。電子タバコ2は、電源ユニット6、電気回路8及びカプセル封止部12を含む本体4を有する。カプセル封止部12は、気化する液体Lを含む取り外し可能なカプセル16を受容するように構成される。
カプセル封止部12は、カプセル16を受容するように構成された空洞の形である。カプセル封止部12には、カプセル16をカプセル封止部12に堅固に保持するように構成された連結部21が設けられる。連結部21は、例えば締り嵌め、スナップ嵌合、ネジ嵌合、バヨネット嵌合又は磁気嵌合であることが可能である。カプセル封止部12は、カプセル16上の対応する電力端子45と係合するように構成された1対の電気コネクタ14を更に含む。
図2a及び2bに最も良く見られるように、カプセル16は、筐体18、液体収容部32、気化ユニット(霧化ユニット)34及び電力端子45を含む。筐体18は、蒸気出口28が設けられたマウスピース部20を有する。マウスピース部20は、使用者の口の人間工学に対応する先端形状の形を有してもよい。マウスピース部20の反対側には、連結部21が配置される。連結部21は、カプセル封止部12内のコネクタと連結するように構成される。図2a及び2bの例示された実施形態では、カプセル16上の連結部21は、カプセル封止部12内の磁気面に連結するように構成された金属板である。カプセル筐体18は、透明材料であってもよく、それによってカプセル16の液位が使用者に明瞭に見える。筐体18は、高分子又はプラスチック材料、例えばポリエステルなどで形成されてもよい。
気化ユニット34は、加熱要素36及び流体移送要素38を含む。流体移送要素38は、液体Lを液体収容部32から加熱要素36に毛細管現象によって移送するように構成される。流体移送要素38は、撚綿若しくはシリカから作成された芯(ウィック)などの繊維又は多孔質要素であることが可能である。あるいは、流体移送要素38は、他の任意の適切な多孔質要素であることが可能である。
気化チャンバ30は、液体気化が起きる領域に画定され、加熱要素36及び流体移送要素38が互いに接触する近位領域に対応する。流体移送要素36は、上遠位端38a及び下遠位端38bを有する。下遠位端38bは、気化チャンバ30の下端に設けられる。気化チャンバ30は、マウスピース部20と反対のカプセル16の遠位端に配置される。気化チャンバ30からマウスピース部20内の蒸気出口28までには、主蒸気経路(チャネル)24が形成され、管状断面を有してもよい。つまり、主蒸気経路24は、気化チャンバ30からマウスピース部20内の蒸気出口28まで延在する。気化チャンバ30は、蒸気出口28の反対側に配置された底面46を有する。該底面は、気化チャンバ30を閉鎖する液体不透過性の面である。
液体Lは、プロピレングリコール又はグリセロールなどのエアロゾル形成物質を含んでもよく、ニコチンなどの他の物質を含有してもよい。液体Lは、例えばタバコ、メントール又は果実風味などの香料も含んでもよい。
図4a及び4bに見られるように、気化チャンバ30は、少なくとも1つの液体入口48を使用して液体収容部32に流体連結される。液体入口48は、液体収容部32の底面46に、底面46の0~2mm、好ましくは0~1mm上の距離に配置される。液体収容部32の底面46に近い液体入口48の位置は、液体収容部32から液体Lが気化チャンバ30の中に自由に流れるのを妨げる。液体入口48は、流体移送要素38の下遠位端38bの近くにも配置される。つまり、液体入口48は、流体移送要素38の下遠位端38bから1~3mm、好ましくは1~2mmに配置される。加熱要素36は、その第1の接触部が液体開口とほぼ位置合わせされるように、即ち、液体入口と一直線に又は液体入口より1mm下又は液体入口より1~2mm上に位置決めされることが有利である。好ましくは、加熱要素36は、流体移送要素38と接触する。液体Lが自由に流れる場合、流体移送要素38を過飽和する危険性がある。液体入口が液体収容部32の底面46に近いことにより、気化中に液体収容部32が空になるまで液体収容部32内に負圧を形成することができる。これは、カプセル16が枯渇に近づくまで、液体入口48がカプセル16内の液体面Sの下に垂直に位置決めされるからである。枯渇に近づくことは、カプセル16内の液体Lの体積が元の体積から90%ほど低減した時と定義することができる。これは、電子タバコ2が実質的に直立位置にある時、従って電子タバコ2の通常使用中に達成される。
図1a及び1bに例示されたように、カプセル16は、軸方向に回転対称ではない形状を有してもよい。つまり、カプセル16は、平坦な長側部及び短側部を備えた長方形基部を有してもよい。この形状は、電子タバコ2の形状にも対応してもよい。液体入口48は、カプセル16の短側部に設けられることが有利でありうる。これは、電子タバコが静止位置にある(テーブルなどの表面上に平らに置いている)時に、液体入口48が液体面の表面より下に留まるように液体収容部32内に負圧を維持する。この効果は、少なくとも液体収容部32の充填が約半分になるまで続く。加えて、液体収容部32の充填が半分未満の時であっても、流体移送要素が「湿っている」間は、流体移送要素を通過し、負圧を低減する空気を効果的に封止する。典型的には、重力のために、流体移送要素又は芯の「乾燥」は、芯の上部で始まり、下方にゆっくりと移動するだけであるだろう。したがって、液体収容部の充填が半分未満の時であっても、電子タバコが静止位置にある時に流体移送要素の上部に配置されないように液体入り口を配置することは、依然として負圧を維持することを支援する。
液体収容部32の底表面49は、少なくとも1つの液体入口48に対して下方に傾斜する表面49も設けてもよい。下方に傾斜する表面49は、液体収容部32内の液体L全てが液体入口48に向かって移送され、主経路24の内側で流体移送要素38により更に吸収されることを可能にする。カプセル16は、カプセル16内の第1の開口から気化チャンバ30に延在する少なくとも1つの空気取入経路(チャネル)26を更に備える。
図2a、2c及び4aに最も良く見られるように、カプセル筐体18は、内部筐体18aと外部筐体18bとの間の間隙に配置された液体収容部32と一緒に組み立てられた内部筐体18a及び外部筐体18bから形成されてもよい。内部筐体18a及び外部筐体18bは、第1の継手17及び第2の継手19を使用して組み立てられてもよい。第1の継手17は、カプセル16の底部に配置され、超音波溶接によって達成されることが有利でありうる。
第2の継手19は、カプセル16の内側に配置され、内部筐体18a内の円形溝52の内側に収納された封止部50によって達成されうる。内部筐体18aは、溝52を間に画定する第1の肩部62及び第2の肩部64を有する。外部筐体18bは、可変の深さで溝52の中に延在するように構成された突出部54を備える。突出部54は、封止部50に当接するように配置される。封止部50は、カプセル16の軸方向Aに圧縮可能であるので、突出部54は溝52に可変の深さで入ってもよい。
内部筐体18aは、先に記載されたように、気化チャンバ30の底面46から延在する主経路24内に配置された気化ユニット34を収納するように構成される。流体移送要素38が気化チャンバ30に崩れ込むのを回避するために、内部筐体18aは、流体移送要素38の内周を取り囲むフランジ56を備えてもよい。
内部筐体18aは、少なくとも1つの流体入口48から第1の肩部62に延在する管柱又は排煙部80を含む。管柱80は、それが流体移送要素38に構造的支持を提供するように、流体移送要素38の半径方向外方に設けられる。流体移送要素38の内周を取り囲むフランジ56は、半径方向ストラット(支柱)82により管柱に取り付けられる。このようにして、管柱80は、管状の流体移送要素38の内部表面及び外部表面に構造的支持を提供することができる。特に図2aから認識できるように、第1の肩部62は、管柱80の一部として設けられる。第2の肩部64は、環状の溝52が第1の肩部62と第2の肩部64との間に画定されるように、半径方向ストラット82により管柱80に連結される。
内部筐体18a及び外部筐体18bを含む2つの部分の筐体18を有する利点は、気化ユニット34の内側部分の組立てが容易になることである。しかしながら、カプセル16が第1の筐体18a及び第2の筐体18bによって組み立てられる際に、製造工程に変形があってもよい。つまり、封止部50は、製造工程での変形を収容するように構成される。
内部筐体18a及び外部筐体18bは一緒に封止されるので、流体が液体収容部32の外に流出する際に液体収容部32内に負圧が生じる。負圧は、液体収容部32から流体移送要素38への流体の流れを調整する。つまり、負圧は、気化チャンバ30の中における流体Lの自由な流れに抵抗を生成し、そのようにして液体の流れを調整する。少なくとも1つの流体入口48は、カプセル16の基部に対するその最近接点で、加熱要素36の端部に設けられうる。
図3aは、円形断面を有する従来のOリングを例示する。図3aの封止部50は、本発明に係るカプセル16に使用されうる。しかしながら、図3b、3c及び3dに見られるように、封止部50は、断面幅wより大きい断面高さhを有してもよい。これは、封止部50が、横方向にコンパクトな形状を維持しながら、外部筐体18bに対する内部筐体18aの位置の間のより長い軸方向の変化に適応するように構成されるという利点を提供する。
図3b、3c及び3dに例示された実施形態では、封止部50は、封止部が軸方向(カプセル16の軸方向と一致する)により長いように非円形形状を備える。封止部50は、図2c及び3dに例示されたように長方形断面を有することができる。
図3bに例示された実施形態では、封止部50はT字形を有する。T字形は、軸の違いに対する長い適用の点で同じ利点を提供する。追加効果として、横方向突起部58は、封止部50が第1の肩部62及び第2の肩部64に追加の封止をすることを可能にする。
楕円形及びT字形封止部50の長い断面高さhは、長い変形長さ及び長い距離を提供し、それを通って封止部50は内部筐体18a及び外部筐体18bを互いに封止することができる。加えて、封止部50の比較的小さい幅は、カプセル16の大きさ及び液体収容部内の液体含有量Lが最適化されうるように、封止部50の空間を水平方向に低減する。
円形断面を有するOリングは、内部筐体18aと外部筐体18bとの間に封止効果を提供する。超音波溶接工程での変形のため、封止部は、±0.5mmの差異に適応するように構成される。楕円形封止部及びT字形封止部は、より長い圧縮距離を提供し、それを通して封止効果が達成される。
円形、楕円形、長方形及びT字形封止部は、異なる圧縮作用を示す、即ち、封止部は、軸変形力Fに対して異なる抵抗を表す。この作用は、封止部の水平方向断面積及び垂直高さの幾何形状の差に関連する。それゆえ、幾何形状の差は、円形、楕円形及びT字形封止部の間の異なるバネ定数に変換する。封止部のバネ定数は、封止部の断面がその軸方向の異なる断面積を表す際に非線形性も変化する。圧縮力Fを断面積で割ると、力は断面積全体に分散し、ニュートン/mで測定することができる。
楕円形封止部を円形封止部と比較すると、断面積は垂直高さに対してより小さい。これは、楕円形封止部が円形封止部より低い弾性率を有することを意味し、従ってはるかに柔軟に作用する。
T字形封止部も、楕円形封止部と同様の断面積を有する。しかしながら、T字形封止部は、高い圧縮率(低いバネ定数)の第1の領域、及び(より高いバネ定数の)より硬い領域を持つ水平のT字形突起部の上の第2の領域を提供する。T字形突起部は、側面に追加の封止をするという別の利益を提供する。
次に、図2a及び2bを参照すると、流体移送要素38は管状の形を有し、主経路24の軸長手方向と一致する軸長手方向を有しうることが例示されている。管状の形は、流体移送要素38の内側に蒸気経路40を提供し、それを通って、蒸気は、気化チャンバ30を出て蒸気出口部28に移動することができる。また、流体移送要素38の管状の形は、主経路24の内壁に滑り嵌めも提供し、加熱要素36を受容するためにその中に空間を形成する。
加熱要素36は、コイル形状の加熱器36の形であり、且つ、流体移送要素38の長手方向と一致するその軸方向に位置合わせさることが有利になりうる。それゆえ、コイル形状の加熱器36は、流体移送要素38との密接な接触を提供しながら、流体移送要素38の内側に画定された蒸気流路40の中に嵌合することができる。このようにして、流体移送要素38は、主経路24の内壁と加熱要素36との間に保持されうる。これは、流体移送要素38がその形状を維持して崩れるのを回避する助けにもなる。流体移送要素38の材料は、綿、シリカ、若しくは他の任意の繊維、又は多孔材料が可能である。
加熱要素36は、流体移送要素38の毛管上昇高の割合に対応する高さを備える。発明者らは、加熱要素36が流体移送要素38の毛管上昇高を大きく超える高さを備える場合、加熱要素36は、液体収容部32内の液位が枯渇する際に流体移送要素38の乾燥上部と接触する傾向があることを見出した。カプセル16の底部における流体移送要素38は、液体に浸されることが多く、又は過飽和状態でさえある一方で、流体移送要素38の上部は乾燥したままである。熱が流体移送要素38に加えられる場合、流体移送要素38の乾燥部における加熱要素36の温度は、周囲の液体Lによって冷却されず、それによって乾燥部は過度に加熱される。流体移送要素38の過飽和部では、温度は下がり、沸騰気泡及び突出(はみ出し)を形成する可能性がある。気化ユニット34からの熱は、液体収容部32の内側及びカプセル16の一部に移動する。したがって、局所的な変形の形成、及び加熱要素36と接触した流体移送要素38の乾燥面積の存在を回避するのに有利である。
一方、流体移送要素38の毛管上昇高が加熱要素36の高さを大きく超える場合、加熱要素36は、その全軸長に沿って過飽和になり、加熱要素36の温度は液体の効率的な気化を達成するより、むしろ冷却される。これもやはり、気泡の形成及び液体の突出(はみ出し)をもたらしうる一方で、温度が液体収容部32及びマウスピース部20の筐体内で上昇する。電子タバコの典型的な気化工程において、気化は、液体の表面の下での液体の沸騰によって達成される。加熱要素36が少量の液体Lのみで覆われるように加熱要素36の飽和の基準が理想的な基準に保たれる場合、沸騰は、液体の大きい突出を生成しないが、その代わりに、液体の均一な加熱を生成して液体を直接的に蒸気状態に進めることを可能にする。
流体移送要素38が乾燥すると加熱要素36の温度が上昇するので、加熱要素36の温度を検出するのが一般的である。加熱要素36の周りに液体がない場合、加熱要素36の温度は上昇する。これは、加熱要素36の周りにある流体が、気化状態になった時に加熱要素36からエネルギーを吸収するからであり、その結果、加熱要素36に冷却効果をもたらす。つまり、加熱要素36からの熱は、加熱要素36及び周囲の任意の材料の温度を上昇させるより、むしろ沸点温度で液体を気体に変えるために必要な気化の潜熱を提供するために使用される傾向がある。加熱要素36の温度を測定することにより、気化温度は、流体移送要素38が過熱されないように制御することができる。
理想的な気化は、蒸気の体積が大きいこと、液体収容部に移動する熱の量が最小であること、及び液体突出の存在が少ないことを特徴とする。
第1の例示的プロトタイプは、既知の構成及び加熱要素36と流体移送要素38とを組み合わせた相対寸法に基づいて設計された。第1の実施例では、以下のパラメータが選択された。
実施例1
直径:0.4mm
抵抗の長さ:70mm
抵抗:0.294Ω
総有効長:68mm
ピッチ:0.7mm
加熱コイルの高さ:4.75mm
総有効面:85.45mm
電力密度:0.187W/mm
対流加熱:1040W/m
流体移送要素の高さ:5.8mm
加えて、流体移送要素38に入出する液体入口は、十分な液体供給を加熱要素36の全長に沿って提供するために、流体移送要素38の軸方向に広げられた。
しかしながら、第1の例示的カプセルは、加熱要素36に液体を十分に良好に分配して供給し、流体移送要素38を浸したにも関わらず、不満足な結果を提供した。コイルは一致しない加熱プロファイルを表し、加熱コイルの下部は300Kまで達したに過ぎず、コイルの上部は約900Kまで達した。測定可能な抵抗の合計は、コイルの全長にわたる抵抗の総和に対応するので、温度は、温度がコイルの全長にわたって一貫していなかったので抵抗測定に基づいて調整することができなかった。
コイルの第1の実施例の問題の背景の下で、発明者らは、流体移送要素38の下部は液体収容部32内に液体が残っている限り浸漬高さhを備えて構成することができることを見出した。浸漬高さは、毛細管現象が起こる距離に対応する。したがって、加熱要素36は、流体移送要素38の上(乾燥)部より上に伸びないために比較的短くあるべきである。しかしながら、加熱要素36は、依然として満足な量の蒸気を生成するように構成する必要がある。流体移送要素38は、制御された定量の液体を供給されるべきである。それゆえ、液体供給率は、気化中に制御する必要があった。液体入口は、流体移送要素38の底部であり、毛細管現象により流体移送要素38内で液体を上昇させる。これにより、液体収容部内の液の量に関わらず加熱要素36に供給する液体が制御される。
また、発明者らによって見出された有利な寸法は、4.5~6.5mmの間の流体移送要素38の高さ、及び1.8~2.5mmの間の加熱コイルの高さを含む。好ましくは、当該高さはそれぞれ5.8mm及び2.04mmである。
好ましくは、流体移送要素に対する加熱コイル36の高さは、流体移送要素38の高さの20~50%、好ましくは25%~45%、及び最も好ましくはおよそ35%である。流体移送要素38の多孔材料は、流体移送要素の毛管上昇高が流体移送要素の実際の高さに等しいように選択されることが好ましい。流体移送要素38の毛管上昇高は、流体移送要素の実際の高さを超えることさえ可能である。この場合、理論上の毛管上昇高を参考にすることができる。
加熱コイル36の第1の実施例の最初の且つ標準の構成及び流体移送要素38の構成に比べると、加熱要素36の高さは、最初の高さのほぼ半分に低減した。高さは、異なる試料において様々な基準に低減した。絶対尺度で、加熱要素(すなわち加熱コイル36)の高さは少なくとも3mmほど低減した。長い芯を有する利点は、液体の蓄えを維持することができるため、緩衝物(バッファ)として作用することである。したがって、芯は、例えば電子タバコが逆に保持された場合に、加熱器領域内の芯に液体を供給するように適合することができる。加えて、上述したように、緩衝物は、電子タバコ2が通常の配向で保持されている時であっても、パフ中に液体を流体移送要素38の一部に補給するために流体移送要素38を通る独立した補給経路も提供する。
発明者らは、液体収容部32から流れる液体は、高水準の蒸気を生成し、流体移送要素38の乾燥、気泡の形成及び液体収容部32内の液体の過熱を回避するために、電力密度に正確に一致させる必要があることを見出した。電力密度を増加することにより、液体収容部32内の液体温度は低減することを見出したことは驚くべき結果であった。試験中に、対流を1900W/mKから6000W/mKに、電力密度を0.187W/mmから1.152W/mmに増加することにより、液体収容部内の温度が108℃から54℃に低減したことがわかった。対流及び電力密度の増加は、加熱コイル径を低減することによりその抵抗を増加することによって達成した。
流体移送率と電力密度との相互関係を確認するために、多数のカプセルのプロトタイプを試験した。加熱要素36の目標対流は、5000~7000W/mK、好ましくは5500W/mK~6500W/mK、及び最も好ましくは6000W/mKであることがわかった。
加熱要素36の高さが低減した時、加熱コイル径も、所望の対流6000W/mKを得るために低減した。それゆえ、当該高さは、加熱コイルに加えた電力と同じ量に対して加熱コイルの電力密度を更に増加するために低減した。しかしながら、加熱コイル36を形成する熱線は、2つの主な理由で非常に薄くなることは許可できないことを示した。1番目は、コイル36は機械的に弱くなる可能性があり、そのために組立てが難しくなり、流体移送要素38を支持し、それが主蒸気経路40に変形するのを防ぐことができなくなる。これは、蒸気経路の直径がデバイスの性能に影響を及ぼす重要なパラメータであり、したがって、このパラメータを一貫して制御することが重要であり、このパラメータは、流体移送要素38が蒸気経路を部分的に遮断する場合に達成することが難しいので望ましくない。また、2番目に、熱線がより薄くなるにつれて、線の厚さの製造公差の効果はより大きい影響を有し、線の一部は非常に薄くなる可能性があり、次いで、これらの部分は線の他の部分に関連して過熱し、恐らく溶ける危険性がある。
高さを低減し、依然として同じ電力密度を達成するために、コイル径はそれでも低減し、異なる値が評価された。次いで、最適なコイル径は、0.4、0.3、0.254及び0.226mmの値の中から選択された。
評価の結果は、以下を有することが可能な実施例2のような最適化されたカプセルであった。
実施例2
直径:0.226~0.3mm、好ましくは0.254mm
抵抗の長さ:26.92mm
抵抗:0.291~0.295Ω
総有効長:26.09mm
ピッチ:0.5~1.0mm、好ましくは1.0mm
加熱コイルの高さ:2.4~3.2mm
総有効面:20.82mm
電力密度:1.152~2.319ワット/mm、好ましくは1.152ワット/mm
対流加熱:5000~7000W/mK、好ましくはおよそ6000W/mK、W/m
流体移送要素の高さ:4.5~6.5mm、好ましくは5.8mm mm
流体移送要素の毛管上昇高:流体移送要素の実際の高さ以上
封止の型:幅より大きい高さの非円形封止部が、液体収容部32内の負圧を維持するために最も好都合であることを示した。
巻線の最適なピッチは、満足な熱分布を確保するために、好ましくは0.5~1.0mmの範囲内であることがわかった。
第2の例示的カプセル用の目標加熱温度は、第1の例示的カプセルと同じであり、270℃であった。
加熱コイル36の巻線の数は、好ましくは2~4、及び最も好ましくは3であるべきであるということもわかった。2~4の巻線を有することは、あまり薄くなく、加熱コイル36の製造工程で一緒により良好に保持することができる加熱コイル36を提供する。加えて、3巻きのコイル巻線を有することは、加熱要素36と接触する流体移送要素38の一部への液体の補給経路に関して非常に有効である。特に、液体入口48を半径方向に通って加熱器の中心コイルに向かう直通経路がある。加えて、液体入口48からの一部の液体は、加熱要素36の底部コイル巻線に向かって下方に移動することができる。同時に、副補給経路は、流体移送要素38の一部から底部コイルの真下に提供される。主補給経路は、上部コイルの上の流体移送要素の一部から加熱要素36の上部コイルに接触した流体移送要素までである。中間及び下部コイル巻線によって気化された液体の大部分を補給する際に、液体入口から少量の液体のみが、この部分に補給するために上方に移動するので、補給液体のほとんどは上部コイル巻線の上の緩衝部から供給される。次いで、これは、パフとパフとの間に毛細管現象によって補給される。
加熱要素36より大きい高さを有し、対応する高さの毛管上昇高も有する流体移送要素38を有する利点は、流体移送要素38内の液体がパフ中に気化した液体を補給するために液体入口48を通過する液体を捕捉することができるので、パフ中に気化する液体の一部をただ補給すればよいように液体入口を構成することができるので、液体入口48の大きさは最小にすることができることである。当然のことながら、液体入口の大きさは、液体収容部32内で使用する液体の粘度を考慮して決定する必要がある。この実施形態における寸法は、ほとんどが40~60%の割合の植物性グリセリン(VG)とプロピレングリコール(PG)との混合物(即ち、VG:PG=40:60からVG:PG=60:40の範囲)を含む液体と共に使用するために最適であるように選択される。入口の寸法は、PGに比べてVGの粘度が大きいことに起因して、より高い割合のVG(例えばVGは実質的に100%まででPGは無し)を使用する場合に、当然わずかに増加するはずである。
図5は、本発明の別の実施形態におけるカプセル16の断面図である。カプセル16は、気化チャンバ30の位置における図2Aに示された配置とは異なる。この配置では、気化チャンバ30は、液体収容部32の下に全体が位置決めされる。液体入口48は、液体収容部32の基部に設けられ、液体収容部32を流体移送要素36と流体連結する。流体移送要素36内の毛細管現象は、重力の下向きの力と共に、液体収容部32内の液体を流体移送要素36の中に流すように促すことができる。液体の流れは、液体が排出された時に液体収容部32内に形成する負圧により、この配置で調整される。加熱コイル36は、この配置に3つのコイルを含み、流体移送要素38の半径方向内方に設けられる。
本発明は、記載された例示的実施形態に決して限定されないことが当業者には認識されよう。ある特定の測定値が互いに異なる従属請求項に列挙されているという事実だけで、これらの測定値の組合せは好都合に使用することができないということを示すものではない。更に、表現「含む」は、他の要素又はステップを排除するものではない。他の非限定表現は、「a」又は「an」が複数を排除しないこと、及び単一ユニットが数個の手段の機能を遂行してもよいことを含む。特許請求の範囲におけるいかなる参照符号も、その範囲を限定すると解釈されるべきできはない。最後に、本発明は図面及び前の説明に詳細に例示されているが、このような例示及び説明は、例証又は代表例であり、限定とみなすべきではなく、本発明は開示された実施形態に限定されない。

Claims (14)

  1. 電子タバコ用のカプセルであって、前記カプセルは、電子タバコデバイスと係合するための第1の端部、及び蒸気出口を有するマウスピース部として構成された第2の端部を有し、前記カプセルは、
    気化される液体を含有するように構成された液体収容部と、
    加熱器及び管状の流体移送要素を含み、気化チャンバ内に配置される気化ユニットと、
    前記気化チャンバから前記マウスピース部内の前記蒸気出口に延在する主蒸気経路と、
    前記液体収容部及び前記気化ユニットを囲う筐体と、
    を更に含み、
    前記流体移送要素は、管状の前記流体移送要素の外部表面に当接する少なくとも1つの液体入口により前記液体収容部に流体連結され、前記流体移送要素は、その中に受容された液体に毛細管現象を提供し、前記加熱器は、前記液体入口に実質的に隣接する位置に、又は前記液体入口と前記マウスピース部との間の位置に、管状の前記流体移送要素の内部表面と接触して設けられ、前記筐体は、一緒に組み立てられる内部筐体及び外部筐体を含み、前記気化チャンバは前記内部筐体内に実質的に配置され、前記液体収容部は前記内部筐体と前記外部筐体との間の間隙内に配置され前記内部筐体は、前記流体移送要素が前記気化チャンバに崩れ込むのを防ぐために、管状の前記流体移送要素の内周を取り囲むフランジを備え、前記内部筐体は、前記流体移送要素の前記外部表面の全体を取り囲むように構成されている、カプセル。
  2. 前記流体移送要素は、記流体移送要素内の液体の前記毛細管現象、重力の影響に反作用して前記マウスピース部に向かい、それによって前記液体の流れを前記液体収容部から前記流体移送要素に調整するように、前記主蒸気経路内に配置されて前記主蒸気経路に沿って延在している、請求項1に記載のカプセル。
  3. 前記液体入口は、前記流体移送要素の底部に、前記流体移送要素の前記底部から0~1mmの距離に設けられている、請求項1又は2に記載のカプセル。
  4. 前記少なくとも1つの液体入口は、0.8~1.3mm直径を有する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のカプセル。
  5. 前記内部筐体は、前記流体移送要素の半径方向外方に設けられた管柱と、前記主蒸気経路に沿って前記管柱から延在した第1の肩部と、前記第1の肩部の半径方向内方に設けられた第2の肩部と、を含み、前記第1の肩部と前記第2の肩部との間に溝が画定され、
    前記外部筐体は、前記溝内に配置された圧縮可能な封止部に当接するように前記溝内に延在する突起部を含む、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のカプセル。
  6. 前記内部筐体及び前記外部筐体は、第1の継手及び第2の継手で互いに接合され、前記第2の継手は、前記第1の継手の半径方向内方に配置され、前記第2の継手は、前記第1の肩部と前記第2の肩部と前記突起部とによって構成されている、請求項に記載のカプセル。
  7. 前記第1の継手は、前記カプセルの底部に配置され、前記第2の継手は、前記カプセルの内側に配置されている、請求項6に記載のカプセル。
  8. 前記封止部は、前記主蒸気経路に沿った第1方向における長さを示す断面高さと、前記第1方向に直交する第2方向における長さを示す断面幅とによって規定される断面形状を有し、前記断面高さは、前記断面幅より大きい、請求項5乃至7のいずれか1項に記載のカプセル。
  9. 前記封止部は、前記内部筐体内に画定された前記溝内に設けられている、請求項5乃至8のいずれか1項に記載のカプセル。
  10. 前記封止部は、前記封止部の圧縮可能な方向を横切る方向に突出する横方向突出部を備えた断面形状を有し、前記横方向突出部は、一旦圧縮閾値に達すると、前記内部筐体又は前記外部筐体に対して封止するように構成されている、請求項5乃至9のいずれか1項に記載のカプセル。
  11. 前記加熱器は、前記流体移送要素の半径方向内方に配置された加熱コイルによって構成され、前記流体移送要素の毛管上昇高は、前記加熱コイルの軸方向高さを超える、請求項1乃至10のいずれか1項に記載のカプセル。
  12. 前記加熱器は、前記流体移送要素の半径方向内方に配置された加熱コイルによって構成され、前記加熱コイルは、前記流体移送要素の高さの25%~50%対応する高さを有する、請求項1乃至11のいずれか1項に記載のカプセル。
  13. 前記流体移送要素は、前記流体移送要素の実際の高さに等しい毛管上昇高を有する、請求項12に記載のカプセル。
  14. 前記加熱器の対流は、4000~7000W/mKであり、電力密度は、1.10~2.350ワット/mm ある、請求項1乃至13のいずれか1項に記載のカプセル。
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