JP2021520477A - 流体を移送するための継手および方法 - Google Patents

流体を移送するための継手および方法 Download PDF

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Abstract

弁30を持っており、当該弁の弁タペット32は流体の流れ方向Dにおけるスプリング力によって初荷重される、弁スリーブ31と移動に関して連関されて、継手10をタンクニップル50へ解放可能にロックするためのロック機構40と、閉鎖された弁30を解放可能にブロックするための確保機構60とを持っており、そこでスライドスリーブ70の第一の制御位置Aにおいて、ロック機構40はアンロックされて弁30は閉鎖されて、スライドスリーブ70の第二の制御位置Bにおいて、弁30はアンブロックされて少なくとも部分的に開放されるように、確保機構60は弁スリーブ31をアンロックして、弁スリーブ31は流体の流れ方向Dに対する圧力を受けさせられ移動させられることができ、そこで確保機構60はスライドスリーブをロックして弁30を完全に開放するように、ロック機構40および確保機構60は流体の流れ方向Dに対するスプリング力によって初荷重されるスライドスリーブ70を経て移動に関して連関される、流体を移送するための継手10と、発明は関連する。

Description

説明
先行技術
発明は、燃料補給備品の技術的な分野とおよびとりわけ請求項1による流体を移送するための継手、請求項16による流体を移送するための方法および請求項18による前記継手の好ましい使用と関連する。
燃料電池車両の水素燃料補給において、車両は、補給継手およびそこへ連結されたホースを経て補給所のディスペンサーへ連結される。そうすることにおいて、車両側燃料補給弁へ連結されていないまたは正しくされていない継手の場合において、どんな媒体も圧力によって作用された継手の場合において逃げることができないということは、保証されねばならない。さらにまた、もしもそれが燃料補給弁へ正しく連結されていないならば、それが圧力を受けさせられているという情況において継手が前記補給弁からとれないということは、防がれなければならない。加えるに、タンク継手の取りはずしは、低い、容認できる剰余圧力よりも大きな存在している内在的な圧力で可能であってはいけない。
特許出願US 2015/0377398 A1は、流体経路を開放して閉鎖する、弁素子を持っていて、弁素子の開放または閉鎖された状態が外側から窓を通って検出されるのを可能にする、インジケーター素子を持っている継手素子を開示する。
発明によって扱われた課題
発明によって扱われた課題は、流体を移送するための継手を与えることであり、当該継手は漏れることのないことはもちろん信頼できてそれにもかかわらず使用者のために操作するに特に容易である仕方において連結されなければならない。
課題の解決
中央の流体経路とその中に配置された弁とを持っており、当該弁の弁タペットは流体の流れ方向におけるスプリング力によって初荷重される弁スリーブと移動に関して連関されて、継手をタンクニップルへ解放可能にロックするためのロック機構と、閉鎖された弁を解放可能にブロックするための確保機構とを持っており、そこでスライドスリーブの第一の制御位置において、ロック機構はアンロックされて弁は閉鎖されて、スライドスリーブの第二の制御位置において、弁はアンブロックされて少なくとも部分的に開放されるように、確保機構は弁スリーブをアンロックして、弁スリーブは流体の流れ方向に対する圧力を受けさせられ移動させられることができ、そこで確保機構はスライドスリーブをロックして弁を開放するように、ロック機構および確保機構は流体の流れ方向に対するスプリング力によって初荷重されるスライドスリーブを経て移動に関して連関される、流体を移送するための継手によって、前記課題は解決される。初めは少なくとも部分的な弁の開放は、継手が出口側で燃料ポンプまたはディスペンサーによって完全に脱気されることができるということを保証する。
本発明による継手の本質的な点は、それがただタンクニップルの上へ連結のために押しつけられねばならないだけであってそれからあるべき場所の中へ自動的に飛びつくということである。ただレバーをしっかり引くことは、取りはずしのために要求されるだけである。移動に関して連関されたロック機構および圧力アシストされた確保機構から成っている合併を以って、継手がタンクニップルに置かれる時に前記継手は前記タンクニップルを自動的にしっかりロックするということは、保証される。加えるに、圧力が印加される時に、前記機構は継手が燃料補給ニップルから解放されることから防いで前記継手はただ圧力が低い、容認できる剰余圧力を再び割込む時に燃料補給ニップルから解放されることができるだけである。結果として、継手の信頼できて漏れることのない連結および取りはずしが、与えられる。スライドスリーブを経てのロックおよび確保機構の機能的な統合は、使用者によっての継手の特に簡単な操作をそれによって許す。
好ましい実施の形態
本発明の好ましい実施の形態は、それぞれの従属請求項において指し示される。
本発明による継手の第一の好ましい実施の形態において、ロック機構は流体の流れ方向におけるスプリング力によって初荷重されるロックスリーブと、中央の流体経路へ放射状に移動可能に配置されたロック素子と、スライドスリーブを解放可能にブロックするためのブロック機構とを備え、そこでロックスリーブの第一のストローク位置において、スライドスリーブはその第一の制御位置においてブロックされ、そこでロック素子は外の放射状の位置において保っておかれて、ロックスリーブの第二のストローク位置においてスライドスリーブは解放されてその第二の制御位置においてあり、そこでロック素子はスライドスリーブによって内の放射状の位置の中へ押されてそこに保っておかれるように、ロック機構、スライドスリーブおよびロック素子はロックスリーブを経てお互いと移動に関して連関されるということが、与えられる。タンクニップルによって移動させられるロックスリーブを経てのロックおよびブロック機構の機能的な統合は、また使用者によっての継手の簡単な、信頼できる操作へもそれによって貢献する。
この実施の形態の好ましいさらなる発展において、ブロック機構は、スライドスリーブまたはロックスリーブどちらでもでの対応している溝の中へどちらか一方で掛かることができる、少なくとも一つのボールを備えるということがそれによって与えられる。従って、特に簡単なおよび信頼できる構造上の解決が、ロックスリーブのストローク位置に依存して、スライドスリーブの解放またはブロックを許す、スライドスリーブおよびロックスリーブにおけるボールの掛かりのために生み出される。
この実施の形態のさらなる好ましい発展において、ロック機構は、第一のおよび第二の制御位置の間におけるスライドスリーブのストロークはブロックされるように当該溝の深さは選ばれる、少なくとも一つのブロック溝を備えるということが付加的に与えられる。ロックスリーブがタンクニップルなく移動させられる時に、少なくとも一つのボールはこの確保溝において第一に掛かる。なぜなら確保溝は非常に低い深さを持っていてスライドスリーブは少なくとも一つのボールを通過することができないから、スライドスリーブは少なくとも一つのボールによってブロックされる。結果として、スライドスリーブは流体の流れの方向に対して解放されることから防がれて弁は開放されることから防がれる。
この実施の形態のもっとさらなる好ましい発展において、ロック素子は、流体経路へ放射状に配置される、円形のブロックセグメントとして設計され、当該ロック素子はロック機構の特に簡単なおよび信頼できる構造上の設計を許すということもまた与えられる。これは、一方では、それらがタンクニップルの背後で特に幅広い円周の切断にわたって掛かって従って継手とタンクニップルとの間における特に安定した連結を生成するようにブロックセグメントは設計されることができるからである。なぜならこれらのブロックセグメントはただスライドスリーブの移動によって放射状に内むきに押されるから、また対応しているスプリング初荷重も不必要である。原則において、しかしながら、もしも継手の具体的な要求がこれを許すならば、対応している穴において案内される、簡単な放射状のピンとしてロック素子を設計することもまた可能である。
本発明による継手のさらなる好ましい実施の形態において、確保機構は弁スリーブを保持素子に対して解放可能にブロックするための、中央の流体経路へ放射状に移動可能に配置される、確保素子を備え、そこでスライドスリーブの第一の制御位置において、確保素子は弁スリーブでの内の放射状の位置においてラッチされて、閉鎖された弁はブロックされて、スライドスリーブの第二の制御位置において、確保素子は弁スリーブによって外の放射状の位置の中へ押され、弁スリーブは解放されて弁は少なくとも部分的に開放されるように、確保素子はスライドスリーブおよび弁スリーブを経て移動に関してお互いと連関されるということが、与えられる。このやり方において、継手がタンクニップルへ確実に連結される時にだけ完全な弁開放が構造的に簡単なおよび信頼できる仕方において保証される。
この実施の形態の好ましいさらなる発展において、弁スリーブは、確保素子をラッチするための少なくとも一つの円周のステップを持っており、その結果として確保素子の信頼できる掛かりは弁スリーブのその長軸方向の軸についての潜在的な回転の情況においてでさえも常に保証されるということがそれによって与えられる。とりわけ、これはまた弁スリーブの対応している軸方向の案内のための必要も不必要にする。
この実施の形態のさらなる好ましい発展において、スライドスリーブは、中央の流体経路の軸方向に案内される少なくとも一つの制御ピンを経て弁スリーブと移動に関して連関されるということが付加的に与えられる。前もって決められた制御位置において、スライドスリーブは、今度は弁スリーブをそのスプリング初荷重に対して移動させて手順においてスライドスリーブのレセプタクルの中へ放射状に外向きに確保素子を押す、制御ピンをそれによって運ぶ。結果として、確保機構の特に簡単な制御が可能である。
この実施の形態のもっとさらなる好ましい発展において、ロック機構をロックしてその後に確保機構をアンブロックする為に、弁(30)が少なくとも部分的に開放するより前にオフセット距離が克服されねばならないように、中央の流体経路の軸方向に案内される制御ピンの長さは寸法取りされるということもまた与えられる。弁スリーブは、移動に関してそれと連関された弁タペットが密封ピストンから隔たってリフトすることができて弁を少なくとも部分的に開放するというような程度までそのスプリング初荷重に対しておよそこのオフセット距離それによって移動させられる。結果として、圧力が印加される時にただ起こることができるだけである、即座の完全な弁開放に対する増加させられた保障が、与えられる。
この実施の形態のもっとさらなる好ましい発展において、流体経路の軸方向に案内される少なくとも一つの制御ピンは、環状の圧力円盤を経て弁スリーブに対して当接するということもまた与えられる。これは結果的に、またより一様な圧力配分も弁スリーブの円周にわたって保証する、制御ピンのためのより大きい接触表面に帰着する。円周の圧力円盤に因って、後者を正確に制御ピンに対して常に位置決めする、どんな弁スリーブの軸方向の案内も今度は要求されない。
本発明による継手のさらなる好ましい実施の形態において、その開放幅は流体の圧力における変化の関数として変化させられることができるようなやり方において弁は設計されるということが与えられる。この圧力依存的な開放幅は、弁はただ補給圧力が完全に確立される時にだけ完全に開放されるが、減少する補給圧力でまたは剰余圧力でそのただ部分的にだけ開放である位置の中へ再び戻り陥るということを保証する。
本発明による継手のさらなる好ましい実施の形態において、弁スリーブおよびスライドスリーブを移動させることによって、弁はただ流体圧力を割込む時に、閉鎖されてブロックされることができるだけであるように弁スリーブのスプリング初荷重は選ばれるということが与えられる。結果として、タンクニップルからの継手の取りはずしはただ剰余圧力が達せられる時に可能であるだけであり、それは継手を取りはずす時にタンクニップルからの流体の望まれない逃げを信頼して排除する。
本発明による継手のさらなる好ましい実施の形態において、弁スリーブおよびスライドスリーブを移動させることによって、ただ流体圧力が凌駕される時に弁は完全に開放されることができるだけであるように弁スリーブのスプリング初荷重は選ばれて、手順においてスライドスリーブをブロックするということが与えられる。とりわけ、ただ5バールの補給圧力が凌駕される時に弁の開放は起こることができるだけであり、その結果として不安定な補給比またはまだ完全に脱気されない継手に対する付加的な保障が与えられるということがそれによって与えられる。
本発明による継手のさらなる好ましい実施の形態において、その開放幅は決められた流体圧力から出発して固定されるようなやり方において弁は設計され、その結果として不安定な補給比は同様に排除されてとりわけどんな不定の流体移送も超過圧力のもとに生じることができないということが与えられる。
本発明による継手のさらなる好ましい実施の形態において、ハンドレバー機構が与えられ、当該機構を以ってスライドスリーブは継手をタンクニップルから切り離す為に第二の位置から第一の位置の中へ移動させられることができる。タンクニップルへの継手の確実なおよび信頼できる連結を保証するために、単にそのしっかり押しつけることが必要であるにすぎなくて単に単一の切り離し作動が継手を取りはずすために必要であるにすぎず、それは継手の操作を−たとえば、ガス状の流体の、高い補給圧力にもかかわらず−使用者のためにきわめて容易にする。
本発明による継手のさらなる好ましい実施の形態において、データインターフェイス、とりわけ燃料補給情報を与えるための手動で交換できるデータインターフェイスが、与えられる。理想的には赤外線の原理で作業する、そのようなデータインターフェイスは、好ましくは継手の前端で設置されて車両と補給所との間における通信のためにおよび最適の補給レベルを成し遂げるために責任がある。損傷または機能不全の情況において、今まで、完全な継手が修繕のために送り込まれねばならなかった。交換できるデータインターフェイスは、しかしながら、直接に現場でおよび最も短い可能な時間において容易に交換されることができ、それでダウン時間は短くされる。
本発明による継手のさらなる好ましい実施の形態において、LEDディスプレー、好ましくはOLEDカラーディスプレーが、とりわけ燃料補給手順のシークエンスと関連する燃料補給情報をディスプレーするために与えられる。使用者は従ってそれから次にされなければならないことを読み取ることができ、それは燃料補給手順を楽にして同時にその安全を増加させる。理想的には、ディスプレーは、かなり光集約型であるように設計されて大きい視野角を持っている。ディスプレーはそれによって継手の機械的な機能に何の影響も持っていなくてよく、それでまた継手の連結、燃料補給および取りはずしもディスプレーなく可能である。このやり方において、継手は、とりわけ、損傷されたディスプレーとでさえも作業されることができ、それで燃料補給はまだ可能である。
本発明による継手のさらなる好ましい実施の形態において、燃料補給スタートリクエストをディスペンサーへ信号で知らせるためのスタートボタンが、継手それ自身で与えられる。燃料補給手順は、従って直接に継手で継手の連結後にスタートされることができる。単にスタートボタンはそれによってスタート機能を備えるにすぎず、しかるにタンクが、たとえば、事前に取り決められた金銭の固定された額のための燃料補給の場合においていっぱいである時に自動的なストップが補給所側で実行される。
本発明による継手のさらなる好ましい実施の形態において、グリップ領域は、寒さに対して遮断されて好ましくは真空遮断で設計される。このやり方において、後者は快適な温度を何れの時間にも継手を握るために持っていて、それはグリップ領域において組み込まれた真空遮断によって最もよく保証される。
本発明による継手のさらなる好ましい実施の形態において、完全な機構は、耐候性の材料製の連続的なプラスチックのさやによって覆われ、それで使用者の指/手への締付けおよび押しつぶし傷害は信頼して避けられる。
スライドスリーブの第一の制御位置において、ロック機構はアンロックされて弁は閉鎖され、て、スライドスリーブの第二の制御位置の中への移行の間に、確保機構は弁スリーブをアンロックし、それで弁はアンブロックされて少なくとも部分的に開放した、弁スリーブは流体の流れ方向に対する圧力を受けさせられ移動させられ、そこで確保機構はスライドスリーブをロックして弁は完全に開放される、また先行する請求項の一つによる継手での流体を移送するための方法によっても、上の課題は解決される。
本発明による方法の本質的な点は、異なるコンポーネントの機能的な統合は著しく簡単にされた連結および継手のタンクニップルからの取りはずしを許すということである。使用者によっての継手の改良された操作へ加えるに、しかしながら、相当に増加させられた安全および信頼性が、正しくない連結、燃料補給の間の不安定な補給比および継手を取りはずす時の流体の望まれない逃げに対して生成される。とりわけ、スライドスリーブを経てのロックおよび確保機構の機能的な統合は、方法を相当に簡単にしてそれを外乱または正しくない使用でさえもに弱くなくする役割をそれによって果たす。
本発明による方法の第一の好ましい実施の形態において、継手をタンクニップルから切り離す為に、流体の圧力は低くされ、弁スリーブは流体の補給圧力をスプリング力駆動される仕方において克服して、弁スリーブおよびスライドスリーブはそれから流体の流れ方向においてハンドレバー機構を経て変位させられ、そこで弁は閉鎖し、確保機構は弁スリーブをブロックしてスライドスリーブを解放して、スライドスリーブはそれからその第一の位置の中へ移動させられるということが与えられる。弁スリーブスプリング37のスプリング力を制定することによって、まさにただ補給圧力、とりわけ5バールに至るまでの補給圧力、が凌駕される時に弁の開放は起こることができるだけであるのと同じく、ただ前もって決められた剰余圧力を割込む時に継手のタンクニップルからの取りはずしは起こることができるだけであるということは、保証される。連結するおよび継手をタンクニップルから取りはずすための方法は、従って相当により信頼できてより安全である。
本発明による方法のさらなる好ましい実施の形態において、燃料補給手順のシークエンスは、継手のLEDディスプレーでディスプレーされるということが与えられ、その結果として継手の使用者は燃料補給手順じゅう安全に案内される。
本発明による方法のさらなる好ましい実施の形態において、燃料補給スタートリクエストは、ディスペンサーへ継手のスタートボタンを経て送られるということが与えられる。このやり方において、継手の使用者は継手からの全体の燃料補給手順を制御することができ、それはそれを相当により簡単に、より速くおよび付加的により安全にする。
本発明による継手の特に簡単な操作および信頼性および安全の故に、前記継手は、ガス状の流体で、とりわけ水素で車両に燃料補給するために好ましくは使用されるべきである。
上に言及された特徴および下にまだ明白にされるそれらは、本発明の視野からはずれることなく、それぞれに明示された合併においてのみならず、他の合併または孤独でも使用されることができるということが理解される。
図の簡潔な説明
発明の好ましい実施の形態は図面において描写されて詳細に下の説明において明瞭にされ、そこで同一の参照符号は同一のまたは類似したまたは機能的に同一のコンポーネントのことを指す。
図1aは、タンクニップルに置かれる、本発明による継手の、長軸方向の切断における、側面図を示す;
図1bは、タンクニップルにロックされる、図1aの本発明による継手の、長軸方向の切断における、側面図を示し、
図1cは、弁が完全に開放である、図1bの本発明による継手の、長軸方向の切断における、側面図を示す。
図1aは、タンクニップル50に置かれる、本発明による継手10の、長軸方向の切断における、側面図を示す。前記継手は、流体経路20をその中に配置された弁30とともに持っていて、タンクニップル50へロック機構40を経て連結される。確保機構60を経て、弁30はアンブロックされることができてロック機構はブロックされることができる。この目的のために、継手10が連結される時に、ロック素子42を開放である位置においておく、ロックスリーブ41はロック素子42が燃料補給ニップル50の引込みで放射状に内むきに移動するまで燃料補給ニップル50から戻し押しつけられる。ロック素子42はそれによって、スライドスリーブスプリング74によって初荷重される、スライドスリーブ70でのベベルによって内むきに押される。スライドスリーブ70は、お互いへスライドピン73を経て連結される、二つの部分的なスリーブから成っている。結果として、両方の部分的なスリーブは、タンクニップル50から向こうへここに示されたスライドスリーブ70の制御位置Aから移動する。加えるに、スライドスリーブ70の一定のストロークから出発して、圧力円盤72および従ってまた弁スリーブ31もタンクニップル50から向こうへ制御ピン71を以って移動させられる。結果として、確保機構60は起動され、当該機構の確保素子61はスライドスリーブ70のレシーブ溝63の中へ放射状に外向きに押しつけられる。結果として、弁タペット32は弁スリーブ31においてはめ込まれた溝スクリューによって運ばれ、その結果として流体経路20は開放される。流体経路20の開放は、ただタンクニップル50が継手10へ確実に連結される後にだけ起こる。圧力が印加される時に、弁スリーブスプリング37によって初荷重される、弁スリーブ31は流体の流れ方向Dに対して変位させられる。このスプリング初荷重は、継手10がただ、低い、容認できる剰余圧力から出発してタンクニップル50から解放されることができるだけであるということを保証する。弁スリーブ31の変位の結果として、弁スリーブ31とフランジスリーブ38との間における開放は、閉鎖されて、保持素子62および確保素子61を以って、スライドスリーブ70の変位およびそれによってまた継手10のタンクニップル50からのアンロックもブロックする。ただ加圧が低い、容認できる剰余圧力を再び割込んだ時にだけ継手10は再びタンクニップル50から解放されることができる。
図1bは、タンクニップル50へロックされる、図1aの本発明による継手10の、長軸方向の切断における、側面図を示す。使用者はそれによって、それがロックスリーブ41をそのスプリング初荷重に対して変位させたようなやり方において継手10をタンクニップル50の上へ押した。結果として、ロックスリーブ31はロックスリーブスプリング46を圧縮してブロック機構43を起動し、当該機構のボール44はロックスリーブ31の溝45、46の中へ放射状に落ちる。結果として、スライドスリーブ70は、解放されてスライドスリーブスプリング74によってここに示された第二の制御位置Bの中へ変位させられる。どんなタンクニップル50も挿入されない時に、より少なく深いブロック溝45はそれによってロックスリーブ31の変位に対する確保材料として役立つ。スライドピン73は、記述されたスライドスリーブ70の移動をその左の部分的なスリーブからその右の部分的なスリーブへ移送する。この移動の間に、スライドスリーブ70の左の部分的な半分はその通路のおおよそ50%で制御ピン71と接触をおこし、それはそれらの移動を圧力円盤72へ移送し、その結果として弁スリーブ31が今度は変位させられる。フランジスリーブ38と共に、弁スリーブ31はそれによって確保素子61の移動を弁スリーブ31のステップ33でのそれらのラッチ位置の中から外へ案内し、それでそれらはスライドスリーブ70のレシーブ溝63の中へ放射状に外向きに無理に追いやられる。弁スリーブ31は弁スリーブ31の中へねじられて弁タペット32を密封ピストン36を隔たってリフトする、溝スクリュー39もまたそれによって変位させ、それで弁30の第一の開放幅34は達せられる。ただ継手10が従って連結されて7バールよりもより多いの補給圧力のもとにある時にだけ、確保素子61がスライドスリーブ70の第二の制御位置Bにおいて設置される、レシーブ溝63は流体の流れ方向Dに対する弁スリーブ31の移動によって閉鎖される。レシーブ溝63の閉鎖によって、確保素子61はスライドスリーブ70によってもはや放射状に内向きに変位させられることができず従ってスライドスリーブ70を保持素子62と共にブロックする、なぜなら後者は継手10のハウジングへねじられるからである。
図1cは、弁30が完全に開放であって流体の移送が起こる、図1bの本発明による継手10の、長軸方向の切断における、側面図を示す。使用者はそれによって燃料補給手順を始めた、その結果として確立圧力は弁スリーブ31をその弁スリーブスプリング37に対して変位させた。弁スリーブはそれによって弁スリーブスプリング37を圧縮して溝スクリューを変位させ、それは今度は弁タペット32を変位させて弁30を完全に開放し、それでその最大の開放幅34は使用される。ここに、スライドスリーブ70は、まだその制御位置Bにおいてある。継手10の強さはそれによって1050バールの計算的な圧力で設計され、それで補給所における予期しない圧力における増加は継手10への何の危険も表わし得ない。継手10はそれによってまた従来の継手よりもより高い流れレートも持っていて、その結果として燃料補給時間は減少する。概して、継手10は、高いクロック回数のために、すなわち、次から次への短い時間における複数の車両の燃料補給のために設計された。この目的のために、フィルター、とりわけ統合された5×10−6mメッシュフィルターは、継手10およびまた下流のシステムもより大きい不潔から保護する為に、また流体経路20において継手10の入り口(図において可視でない)でも配置され、当該フィルターはまた維持の情況においても変化させられることができる。
燃料補給が完了させられる時に、継手10は補給所のディスペンサーを経て脱気される。弁スリーブスプリング37は弁スリーブ31を再び流体の流れ方向Dにおいて変位させ、そこで弁スリーブ31に支えられた弁スプリング35はこの移動を弁タペット32へ移送する。弁30は、それから約90%閉鎖される。継手10が連結されてもはや補給圧力のもとにない時に、それはハンドレバー機構80を作動させることによってアンロックされることができる、なぜなら弁スリーブ31は当該溝の中へ確保素子61がロックの間に変位させられた、溝をもはや閉鎖しないからである。使用者はそれからハンドレバー機構80を作動させ、それはスライドスリーブ70を左へ移動させ、弁スリーブ31を沿って弁スリーブスプリング37を以って移動させて弁タペット32を密封ピストン36の上へ弁スプリング35を以って押す。弁30は従って閉鎖されて確保素子61は放射状に内むきに再び移動する。スライドスリーブ70の両方の部分的なスリーブはそれらの制御位置Bから左へそれらの制御位置Aの中へ戻り移動して使用者は継手10をタンクニップル50から向こうへ引く、そこでロック素子42は放射状に外向きに移動する。ロックスリーブ41はそれからロックスリーブスプリング46によって流体の流れ方向Dにおいて変位させられ、そこでまたボール44も放射状に外向きに移動させられて、スライドスリーブ70をその第一の制御位置においてブロックする間にボール44はもちろんロック素子42をブロックする。
要するに、継手の操作は従って、とりわけ水素のような、高い圧力のもとのガス状の流体で燃料補給する時に、著しく簡単にされ、そこで、加えるに、きわめて信頼できるおよび安全な燃料補給は保証される。
参照一覧表
10 継手
30 弁
31 弁スリーブ
32 弁タペット
33 ステップに形づくられた溝
34 開放幅
35 弁スプリング
36 密封ピストン
37 弁スリーブスプリング
38 フランジスリーブ
39 溝スクリュー
40 ロック機構
41 ロックスリーブ
42 ロック素子
43 ブロック機構
44 ボール
45 溝
46 ロックスリーブスプリング
50 タンクニップル
60 確保機構
61 確保素子
62 保持素子
63 レシーブ溝
70 スライドスリーブ
71 制御ピン
72 圧力円盤
73 スライドピン
74 スライドスリーブスプリング
80 ハンドレバー機構
A スライドスリーブの第一の制御位置
B スライドスリーブの第二の制御位置

Claims (25)

  1. 中央の流体経路(20)とその中に(30)配置された弁とを持っており、当該弁の弁タペット(32)は流体の流れ方向(D)におけるスプリング力によって初荷重される弁スリーブ(31)と移動に関して連関されて、継手(10)をタンクニップル(50)へ解放可能にロックするためのロック機構(40)と、閉鎖された弁(30)を解放可能にブロックするための確保機構(60)とを持っておりそこで、スライドスリーブ(70)の第一の制御位置(A)において、ロック機構(60)はアンロックされて弁(30)は閉鎖され、てスライドスリーブ(70)の第二の制御位置(B)において、弁(30)はアンブロックされて少なくとも部分的に開放されるように、確保機構(60)は弁スリーブ(31)をアンロックして、弁スリーブ(31)は流体の流れ方向(D)に対する圧力を受けさせられ移動させられることができ、そこで確保機構(60)はスライドスリーブをロックして弁(30)を完全に開放するように、ロック機構(40)および確保機構(60)は流体の流れ方向(D)に対するスプリング力によって初荷重されるスライドスリーブ(70)を経て移動に関して連関される、流体を移送するための継手(10)。
  2. ロック機構(40)は流体の流れ方向(D)におけるスプリング力によって初荷重されるロックスリーブ(41)と、中央の流体経路(20)へ放射状に移動可能に配置されたロック素子(42)と、スライドスリーブ(70)を解放可能にブロックするためのブロック機構(43)とを備え、そこでロックスリーブ(41)の第一のストローク位置において、スライドスリーブ(70)はその第一の制御位置(A)においてブロックされ、そこでロック素子(42)は外の放射状の位置において保っておかれて、ロックスリーブ(41)の第二のストローク位置において、スライドスリーブ(70)は解放されてその第二の制御位置(B)においてあり、そこでロック素子(42)は内の放射状の位置の中へ押されてスライドスリーブ(70)によってそこに保っておかれるように、ブロック機構(43)、スライドスリーブ(70)およびロック素子(42)はロックスリーブ(41)を経て移動に関してお互いと連関される、請求項1による継手(10)。
  3. ロック機構(43)は、スライドスリーブ(70)またはロックスリーブ(41)どちらでもでの対応している溝(45)の中へどちらか一方で掛かることができる、少なくとも一つのボール(44)を備える、請求項2による継手(10)。
  4. ロック機構(43)は、スライドスリーブ(70)のストロークは第一のおよび第二の制御位置(A、B)の間においてブロックされるように当該溝の深さは選ばれる、少なくとも一つの溝(46)を備える、請求項2または3による継手(10)。
  5. ロック素子(42)は、流体経路(20)へ放射状に配置された円形のブロックセグメントとして設計される、請求項2から4の一つによる継手(10)。
  6. 確保機構(60)は弁スリーブ(31)を保持素子(62)に対して解放可能にブロックするための中央の流体経路(20)へ放射状に移動可能に配置された確保素子(61)を備え、そこで、スライドスリーブ(70)の第一の制御位置(A)において、確保素子(61)は弁スリーブ(31)での内の放射状の位置においてラッチされて、閉鎖された弁(30)はブロックされて、スライドスリーブ(70)の第二の制御位置(B)において、確保素子(61)は弁スリーブ(31)によって外の放射状の位置の中へ押され、弁スリーブ(31)は解放されて弁(30)は少なくとも部分的に開放されるように確保素子(61)はスライドスリーブ(70)および弁スリーブ(31)を経て移動に関してお互いと連関される、先行する請求項の何れか一つによる継手(10)。
  7. 弁スリーブ(31)は、確保素子(61)をラッチするための少なくとも一つの円周のステップ(33)を持っている、請求項6による継手(10)。
  8. スライドスリーブ(70)は、中央の流体経路(20)の軸方向に案内される少なくとも一つの制御ピン(71)を経て弁スリーブ(31)と移動に関して連関される、先行する請求項の何れか一つによる継手(10)。
  9. ロック機構(40)をロックしてその後に確保機構(60)をアンブロックする為に、弁(30)が少なくとも部分的に開放するより前に、オフセット距離が克服されねばならないように、中央の流体経路(20)の軸方向に案内される制御ピン(71)の長さは寸法取りされる、請求項8による継手(10)。
  10. 流体経路(20)の軸方向に案内される少なくとも一つの制御ピン(71)は、環状の圧力円盤(72)を経て弁スリーブ(31)に対して当接する、請求項8または9による継手(10)。
  11. その開放幅(34)は流体の圧力における変化の関数として変化させられることができるように弁(30)は設計される、先行する請求項の何れか一つによる継手(10)。
  12. 弁スリーブ(31)およびスライドスリーブ(70)を移動させることによって、弁(30)はただ流体圧力を割込む時に閉鎖されてブロックされることができるだけであるように弁スリーブ(31)のスプリング初荷重は選ばれる、先行する請求項の何れか一つによる継手(10)。
  13. 弁スリーブ(31)およびスライドスリーブ(70)を移動させることによって、ただ流体圧力が凌駕される時にだけ弁(30)は完全に開放されることができるように弁スリーブ(31)のスプリング初荷重は選ばれて、スライドスリーブ(70)をそれによってブロックする、先行する請求項の何れか一つによる継手(10)。
  14. その開放幅(34)は決められた流体圧力から出発して固定されるように弁(30)は設計される、先行する請求項の何れか一つによる継手(10)。
  15. ハンドレバー機構(80)が与えられ、当該機構を以ってスライドスリーブ(70)は継手(10)をタンクニップル(50)から切り離す為に第二の位置(B)から第一の位置(A)の中へ移動させられることができる、先行する請求項の何れか一つによる継手(10)。
  16. データインターフェイス、とりわけ燃料補給情報を与えるための手動で交換できるデータインターフェイスが、与えられる、先行する請求項の何れか一つによる継手(10)。
  17. LEDディスプレー、好ましくはOLEDカラーディスプレーが、とりわけ燃料補給手順のシークエンスと関連する燃料補給情報をディスプレーするために与えられる、先行する請求項の何れか一つによる継手(10)。
  18. 燃料補給スタートリクエストをディスペンサーへ信号で知らせるためのスタートボタンが、継手(10)それ自身で与えられる、先行する請求項の何れか一つによる継手(10)。
  19. グリップ領域は、寒さに対して遮断されて好ましくは真空遮断で設計される、先行する請求項の何れか一つによる継手(10)。
  20. 完全な機構は、耐候性の材料製の連続的なプラスチックのさやによって覆われる、先行する請求項の何れか一つによる継手(10)。
  21. スライドスリーブ(70)の第一の制御位置(A)において、ロック機構(40)はアンロックされて弁(30)は閉鎖され、て、スライドスリーブ(70)の第二の制御位置(B)の中への移行の間に、確保機構(60)は弁スリーブ(31)をアンロックし、それで弁(30)はアンブロックされて少なくとも部分的に開放した、弁スリーブ(31)は流体の流れ方向に対する圧力を受けさせられ移動させられ、そこで確保機構(60)はスライドスリーブ(70)をロックして弁(30)を完全に開放する、先行する請求項の何れか一つによる継手を持っている流体を移送するための方法。
  22. 継手(10)をタンクニップル(50)から切り離す為に、流体の圧力は低くされ、弁スリーブ(31)は流体の補給圧力をスプリング力駆動される仕方において克服して、弁スリーブ(31)およびスライドスリーブ(70)はそれから流体の流れ方向(D)においてハンドレバー機構(80)を経て変位させられ、そこで弁(30)は閉鎖し、確保機構(60)は弁スリーブ(31)をブロックしてスライドスリーブ(70)を解放して、スライドスリーブ(70)はそれからその第一の位置(A)の中へ移動させられる、請求項21による方法。
  23. 燃料補給手順のシークエンスは、継手(10)のLEDディスプレーでディスプレーされる、請求項21または22による方法。
  24. 燃料補給スタートリクエストは、ディスペンサーへ継手(10)のスタートボタンを経て送られる、請求項21から23の何れか一つによる方法。
  25. ガス状の流体で、とりわけ水素で車両に燃料補給するための先行する請求項の何れか一つによる継手(10)の使用。
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