JP2021518582A - 光ビームのドリフトを検出するための光学装置および方法 - Google Patents

光ビームのドリフトを検出するための光学装置および方法 Download PDF

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Abstract

レーザ加工システムの光ビームのドリフトを検出するための光学装置(100)であって、第1の光路に沿った第1の光ビーム(3)、および第2の光路に沿った第2の光ビーム(4)を得るためのビームスプリッタ(50)と、集束光ビームを得るための、第1の光路に少なくとも部分的に沿って位置決めされた焦点モジュール(300)であり、上記集束光ビームは、上記焦点モジュール(300)と関連付けられている焦点面(12)内に位置決めされた第1の光ビームマトリクス検出手段(30)に向けられる、焦点モジュール(300)と、平行光ビーム(5)を得るための、第2の光路に少なくとも部分的に沿って位置決めされた無限焦点モジュール(400)であり、上記平行光ビーム(5)は、第2の光ビームマトリクス検出手段(40)に向けられる、無限焦点モジュール(400)とを備える、光学装置(100)。【選択図】図1a

Description

第1の態様によれば、本発明は、光ビームのドリフトを検出するための光学装置に関する。第2の態様によれば、本発明は、光ビームの自動位置整合のための光学システムに関する。第3の態様によれば、本発明は、第1の態様による光学装置の設計のために光学素子を位置決めする方法に関する。
特許文献1は、光ビームの角度位置および横方向位置を自動的に調整するための光学安定化装置を開示している。光ビームの角度位置および横方向位置は、集束光ビームの測定および無限測定によって検出される。この安定化装置の欠点は、横方向位置シフト、特に角度位置シフトの十分な分解能を得るために、光学素子間に大きい距離を必要とすることである。
従来技術の光ビームドリフト検出装置の問題は、満足のいく感度を提供するために、それらが大きい光学距離を必要とし、その結果、多大な空間要件が生じることである。例えば、角度位置シフトの分解能の増大は、光検出器上で得られるシフトを増大させるために光ビームから検出器を遠ざけることによって得られる。
第1の態様によれば、本発明の目的の1つは、光ビームの横方向および/または角度シフトを検出する際に良好な感度を可能にするコンパクトな光学装置を提供することである。
この目的のために、本発明者らは、レーザ加工システムの光ビームのドリフトを検出するための光学装置であって、
上記光ビームから、
第1の光路に沿った第1の光ビーム、および
第2の光路に沿った第2の光ビーム
を得るためのビームスプリッタと、
上記第1の光ビームから集束光ビームを得るための、上記第1の光ビームの第1の光路に少なくとも部分的に沿って位置決めされた焦点モジュールであり、上記集束光ビームは、上記焦点モジュールと関連付けられている焦点面内に位置決めされた第1の光ビームマトリクス検出手段に向けられる、焦点モジュールと、
上記第2の光ビームから平行光ビームを得るための、第2の光ビームの第2の光路に少なくとも部分的に沿って位置決めされた無限焦点モジュールであり、上記平行光ビームは、第2の光ビームマトリクス検出手段に向けられる、無限焦点モジュールと
を備える、光学装置を提案する。
好ましくは、本発明は、近接場測定と遠方場測定の両方が行われることを可能にする。レーザビームの近接場は、例えば焦点にある、最小値(ウエスト)を有するビームの幅の周りの領域として理解することができる。遠方場は、最小値(ウエスト)を有するビーム幅から外方のビームプロファイル、すなわち、たとえば有効レイリー長に関して大きい焦点からの距離に関係する。遠方場強度プロファイルは、近接場では波面測定によってしか得られないビーム発散の詳細を明らかにする。遠方場に直接アクセスすることは実際的ではないため、本発明は、第2の集束手段(レンズまたは集束ミラー)を使用して、遠方場の縮小バージョンを明らかにするその焦点面内の強度プロファイルを取得することを提案する。
光ビームのドリフトを検出するための本発明の装置の利点は、所与の平面内のビームの角度シフトを検出し、かつ/または位置のシフトを検出するための高感度を可能にしながら、特にコンパクトであることである。実際、これは、同じ入射レーザビームから2つの異なる場所を「見る」2つの光学マトリクス検出器の位置決めによって可能である。たとえば、入射レーザビームの漏れは集束され、次いで、2つに分離された集束中に、2つの光学マトリクス検出器に向かう。2つの光学マトリクス検出器のうちの1つは焦点に配置され、もう1つはビームをコリメートする第2のレンズを通してレンズを見る。別の例では、入射レーザの漏れが2つに分割され、次いで、第1のビームがマトリクス光検出器に集束され、第2のビームが無限焦点モジュールを通過して別の検出器に至る。無限焦点モジュールは、好ましくは、検出器に投射される第2のビームのサイズの制御を可能にする。光学的には、これは無限測定および局所測定に対応する。したがって、本発明の装置は、非常に小さい領域にわたって2つの光学マトリクスセンサ間に仮想的な大きい距離を作り出すことを可能にし、したがって2つの光学マトリクスセンサへの比較的短い光路で非常に高い測定正確度度を提供する。したがって、光ビームのドリフトを検出するための光学装置は、コンパクトであるとともに、レーザビームの方向または角度シフト、および位置シフトに対して非常に敏感である。
本発明の装置の別の利点は、大きい直径を有するビームの位置整合を検出することができることである。例えば、本発明の装置は、30mm、25mm、20mm、15mm...のオーダーの直径を有するビームを処理することができる。装置に入射するビームのサイズに基づいて、第2のマトリクスセンサが2mm〜2.5mmの範囲内の直径のスポットを有するように、無限焦点モジュールの焦点距離比を調整することができる。
従来技術のシステムにまさるシステムの別の利点は、従来技術のシステムが、一般に、自由伝播チャネルを含む、すなわち、無限焦点モジュールがないことである。そのようなシステムは、それを折り返すことによって、すなわち、多くのミラーを使用して、十分に長い自由伝播を保証することによって、本発明の装置と同等にコンパクトにすることができる。多くの場合、従来技術のシステムは、2つの自由伝播チャネル、または一方のチャネル上に収束レンズを備え、他方で自由伝播させるチャネルのいずれかを含む。従来技術のシステムとは、レーザ加工システムのビームサイズが、使用されるマトリクス検出器のサイズによって制限されることを意味する。大きい検出面を有する検出器を使用できるが、はるかに高いコストがかかる。本発明の光学装置は、無限焦点モジュールによって、サイズが小さくなるため、小さい検出器上で大きいビームを見ることができる。したがって、本発明のシステムは、より小型でより安価な検出器の使用を可能にする。
本発明の位置整合装置は、各々がそれぞれ第1のマトリクス光ビーム検出手段および第2のマトリクス光ビーム検出手段を備えた2つの測定チャネル(例えば、チャネル1およびチャネル2)からなる。好ましくは、両方のチャネルは、無限遠において、および、局所的に、ビーム位置の検出を可能にし、例えば、これは、ビーム位置を2つの異なる平面内で測定または位置決定することを意味する。無限遠における、および、局所的な、すなわち、2つの異なる平面内の位置における測定から、所与の平面内のビームの位置およびその方向のビームの位置までさかのぼることができる。例えば、所与の平面におけるビームの位置は、横方向シフトを決定することを可能にし、光ビームの方向は、光ビームの向きのシフトまたは角度シフトを検出することを可能にする。たとえば、そのような装置は、
−遠方場における上記光ビームのドリフトを検出するための集束光学系を規定する焦点距離fを有する集束手段を備える第1のチャネルと、
−近接場における上記光ビームのドリフトを検出する無限焦点光学系を含む第2のチャネルであって、
上記第2のチャネルに沿ったドリフトを検出するための第2の光ビームマトリクス検出手段、
焦点距離fを有する第2の集束手段、
焦点距離fを有する第3の集束手段
を備え、
上記第2の集束手段および第3の集束手段は、上記第2の光ビームマトリクス検出手段上で入射平行光ビームから平行光ビームを得るように、上記第2の集束手段と第3の集束手段との間の光学距離がf+fに等しくなるように位置決めされている、第2のチャネルと、
−上記光ビームのドリフトの検出を上記第1の光ビームマトリクス検出手段および第2の光ビームマトリクス検出手段に分離するためのビームスプリッタと
を備える者として説明することができる。
例えば、この実施形態は、単一の集束手段を形成する第1の集束手段および第2の集束手段によって説明することができ、ビーム分離装置は、第1の集束手段の後ろに位置決めされ、したがって第1の集束手段は第3の集束手段に取って代わる。
本発明の装置は、非常に小さい領域上で、すなわち、第1の集束手段と2つの光学検出器との間の比較的短い光路によって、2つの光学マトリクス検出器の間に大きい距離を作ることを可能にし、本発明の装置は無限測定および局所測定を可能にする。本発明の光学装置のこの特殊性は、特に、光学中心までの距離がf+fに等しくなるような第1の集束手段に対する第2の集束手段の位置決めによって可能である。これにより、非常に高い測定正確度を提供しながら、コンパクトな光学装置を得ることが可能になる。
例えば、チャネル1は、焦点距離fを有する、例えば収束レンズなどの第1の集束手段、および、第1の光ビームマトリクス検出手段からなる。第1のマトリクス検出器は、第1の集束手段の焦点面内に位置決めされる。
例えば、チャネル2は、2つの集束手段であって、すなわちチャネル1と共通の第1の集束手段、および第2の集束手段であり、2つの集束手段は、無限焦点光学系を構成する、2つの集束手段と、入射瞳と、第2の光ビームマトリクス検出手段とからなる。第2の光ビームマトリクス検出手段は、例えば第1の収束レンズおよび第2の収束レンズからなる無限焦点アセンブリを介して得られる入射瞳の像面内に配置される。
好ましくは、マトリクス検出器は、CCDまたはCMOSセンサである。
本発明のレーザ加工システムの光ビームは、好ましくは、本発明の光学装置を加工システムのミラーの後ろに位置決めすることによって収集または取得され、加工システムのミラーの残留透過は、次いで平行入射光ビームの形態で第1の集束手段に向けられる光ビームを生成する。例えば、加工システムのミラーは、0.01%〜1%、好ましくは0.05%〜0.5%、さらにより好ましくは0.08%〜0.2%の、光ビームの一部を透過する。
第1の集束手段(第1のレンズ)は、チャネル1および2に共通である。第2の集束手段は、入射瞳が第2の光ビームマトリクス検出手段上に結像されることを可能にする。第1の光ビームマトリクス検出手段は、(理論的に)無限遠に反射される平面内のビームの横方向位置を検出することを可能にする。第2の光ビームマトリクス検出手段は、入射瞳の平面のレベルにおいてビーム位置を検出するために使用される。
好ましくは、2つのチャネルまたは第1の光ビームおよび第2の光ビームは、第1のレンズと第2のレンズとの間に位置決めされる、例えばスプリッタキューブ(通常のもの、非偏光、R=50%、T=50%)などのビームスプリッタによって分離される。例えば、キューブは、S成分がR=50%、P成分がT=50%、またはその逆の偏光キューブとすることができる。
好ましくは、第1の光ビームおよび第2の光ビームは、上記集束手段によって規定される焦点を保持する。好ましくは、第2の焦点距離fを規定する第2の集束手段は、第2の集束され分離された光ビームの焦点面を超えて第2の焦点距離に等しい距離に位置決めされる。第2の集束手段は、第2の分離された集束光ビームから第2の分離された平行光ビームを得るために、第2の分離された集束光ビームの焦点の焦点距離fに等しい距離に位置決めされる。
好ましくは、上記焦点モジュールは、上記焦点面内で上記光ビームから集束光ビームを得るための焦点距離fを有する第1の集束手段を備える。
好ましくは、レーザ加工システムの上記光ビームは、実質的にコリメートされた光ビームである。
好ましくは、上記焦点面は、その焦点面内で上記集束光ビームを検出するように、上記第1の集束手段の上記焦点距離fに等しい距離に配置される。
好ましくは、上記焦点モジュールは、上記第1の光ビームの第1の光路に沿って位置決めされ、上記無限焦点モジュールは第2の光ビームの第2の光路に沿って位置決めされ、上記無限焦点モジュールは、
焦点距離fを有する第2の集束手段、
焦点距離fを有する第3の集束手段
を備え、
上記第2の集束手段および第3の集束手段は、上記第2の光ビームマトリクス検出手段上で上記第2の光ビームから平行光ビームを得るように、上記第2の集束手段と第3の集束手段との間の光学距離がf+fに等しくなるように位置決めされている。
好ましくは、分離手段は、上記集束手段と上記第1の光ビームマトリクス検出手段との間に位置決めされる。
好ましくは、無限焦点モジュールは、
上記焦点距離fを有する上記第1の集束手段、
焦点距離fを有する第2の集束手段、
上記第1の集束手段および第2の集束手段は、上記第2の光ビームマトリクス検出手段上で上記第2の光ビームから平行光ビームを得るように、上記第1の集束手段と第2の集束手段との間の光学距離がf+fに等しくなるように位置決めされている。
好ましくは、上記ビームスプリッタは、第1の集束手段から150mm〜350mmの距離、好ましくは200mm〜325mmの距離、さらにより好ましくは250mm〜320mmの距離、例えば300mmの距離に配置される。
好ましい実施形態では、第2の光ビームマトリクス検出手段は、第2の集束手段の第2の焦点距離fとは異なる距離に位置決めされる。
例えば、第2の光ビームマトリクス検出手段は、第2の集束され分離された光ビームの焦点の第2の焦点距離の2倍の異なる距離に位置決めされる。
好ましくは、ビームスプリッタは、第1の光ビームを透過し、第2の光ビームを反射するように構成される。
好ましくは、焦点距離fは100mm〜1000mm、好ましくは200mm〜800mm、さらにより好ましくは300mm〜600mmであり、例えば焦点距離fは400mmである。
好ましくは、第1の集束手段は収束レンズである。
好ましくは、第2の集束手段は収束レンズである。
好ましくは、焦点距離fは10mm〜100mm、好ましくは20mm〜80mm、さらにより好ましくは25mm〜50mmであり、例えば焦点距離fは30mmである。
好ましくは、焦点距離fは100mm〜1000mm、好ましくは200mm〜800mm、さらにより好ましくは300mm〜600mmであり、例えば焦点距離fは400mmである。
好ましくは、上記第1の集束手段の焦点距離fおよび第2の集束手段の焦点距離fは、1<f/f<20、好ましくは、7<f/f<16、さらにより好ましくは、9<f/f<14、たとえばf/f=40/3となるように、比f/fを規定する。
好ましくは、上記第2の集束手段の焦点距離fおよび第3の集束手段の焦点距離fは、1<f/f<20、好ましくは、7<f/f<16、さらにより好ましくは、9<f/f<14、たとえばf/f=40/3となるように、比f/fを規定する。
無限焦点モジュールの焦点距離比は、無限焦点モジュールに入射するビームの直径、および、出射する平行ビームの直径を制御するために使用される。好ましくは、無限焦点モジュールの入射および出射ビームは本質的にコリメートされている。したがって、たとえばf/fまたはf/fなどの、無限焦点モジュールに含まれる2つの集束手段の焦点距離比が10に等しい場合、無限焦点モジュールに直径10mmで入射する光ビームは、無限焦点モジュールから直径1mmで現れる。したがって、比(たとえば、f/fまたはf/f)と、無限焦点モジュールを通過する光ビームの直径の拡大または狭窄との間には直接的な対応関係がある。
本明細書において説明されている比の無限焦点モジュールを使用する利点は、ビーム径の大きいレーザ加工システムからの光ビームを処理できる光ビームのドリフトを検出する装置があることである。本発明の装置の利点は、比較的小さい検出面積を有するマトリクス光ビーム検出器を使用できることである。例えば、平行ビームを検出するための本発明の装置によるマトリクス光ビーム検出器は、4mm×4mmの正方形による検出を可能にする。これにより、より小さい表面でのシフトの検出が可能になり、本発明の装置で必要になる光路は短い。従来技術の装置は、例えば、より大きい検出表面を有し、より大きい距離を必要とする検出器を使用する。
好ましくは、上記第2の集束手段および第3の集束手段は収束レンズである。
好ましくは、第1のマトリクス光ビーム検出手段は、ビームスプリッタから50mm〜500mm、好ましくは65mm〜400mm、さらにより好ましくは75mm〜250mm、例えば100mmの距離に位置決めされる。
好ましくは、ビームスプリッタは、スプリッタキューブまたは半反射ミラーである。
好ましくは、入射瞳は、上記第1の集束手段の上流に位置決めされる。好ましくは、入射瞳は第1の集束手段に対応する。収束レンズの直径が、入射瞳を規定する。好ましくは、本発明の装置に入射する光ビームは、第1の集束手段または第3の集束手段の収束レンズの直径よりも小さい内径を有する。例えば、第2のマトリクス光ビーム検出手段における入射瞳の画像は、第1の集束手段または第3の集束手段の収束レンズの画像に対応する。収束レンズ画像は、収束レンズの主面において撮影される画像である。したがって、入射瞳は、スポットが第2のマトリクス検出器上に結像される平面に対応する。
例えば、入射瞳は、5mm〜50mm、好ましくは8mm〜30mm、より好ましくは10mm〜25mm、好ましくは12〜20mmの直径を有する。
好ましくは、第2の光ビームマトリクス検出手段上の平行光ビームは、レーザ加工システムからの上記光ビームの横方向シフトの測定を本質的に可能にするスポットである。
第2の光ビームマトリクス検出手段上のスポットは、光ビームが第2の集束手段を通過するときに得られる平行ビームの直径に対応する。第2の光ビームマトリクス検出手段上のスポットの直径は、好ましくは、第1の集束手段上のビームの直径とは異なる。好ましくは、スポットの直径は、第2の検出手段の検出マトリクスのサイズよりも小さい。実際、横方向シフトを検出するために、第2のマトリクス検出手段上でスポーツの位置の変化を検出することが可能である必要がある。
好ましくは、焦点モジュールによって第1の光ビームマトリクス検出手段上に集束される第1の光ビームは、レーザ加工システムの上記光ビームの角度シフトの測定を本質的に可能にする点である。
ビーム位置整合が平面内で維持されている場合、最初のマトリクス検出器上の点はある線に沿って移動する。例えば、光ビームの平面における最大変位に対応する線に沿った点のそのような変位は、100μmのオーダーである。
第1の光ビームは、焦点モジュールによって焦点面内に集束される。焦点面は、集束レンズに平行に入射する光ビームがレンズに対して異なる入射角において集束する平面として定義することができる。したがって、入射角に関係なく、すべての焦点は焦点面内にある。
好ましくは、上記第2の光ビームマトリクス検出手段上のスポットは、上記第1の光ビームマトリクス検出手段上の上記点よりも大きい面積を有する。
好ましくは、第1の集束手段、ビームスプリッタおよび上記第2の集束手段は、第2の集束手段に向けられたレーザ加工システムの光ビームのために、無限焦点光学系を構成する。
好ましくは、第2の光ビームマトリクス検出手段は、第2の集束手段から、焦点距離fとは異なる距離にある。
例えば、本発明の装置は、以下のように説明することができる。光ビームのドリフトを検出するための光学装置であって、
−上記光ビームからの平行入射光ビームから集束光ビームを得るための焦点距離fを有する第1の集束手段であり、上記集束光ビームは、上記焦点距離fにある焦点を規定する、第1の集束手段と、
−上記集束光ビームを第1の集束光ビームと第2の集束光ビームとに分割するためのビームスプリッタと、
−焦点において上記第1の集束光ビームを検出するように、上記第1の集束手段の上記焦点距離fに位置決めされている第1の光ビームマトリクス検出手段であり、上記ビームスプリッタは、第1の集束光ビームおよび第2の集束光ビームの経路に沿って上記集束光ビームと上記第1の光ビームマトリクス検出手段との間に配置される、第1の光ビームマトリクス検出手段と、
−上記第2の集束光ビームを検出するための第2の光ビームマトリクス検出手段と
を備え、
上記光学装置は、上記第2の分離された集束光ビームから、上記第2の光ビームマトリクス検出手段上でコリメートされている第2の光ビームを得るために、上記集束光ビームおよび上記第2の集束光ビームの経路に沿って測定される、上記第1の集束手段と第2の集束手段との間の距離がf+fに等しくなるように、上記ビームスプリッタと上記第2の光ビームマトリクス検出手段との間に位置決めされている、焦点距離fを有する第2の集束手段を備えることを特徴とする、光学装置。
第2の態様によれば、本発明は、レーザ加工システムの光ビームの自動位置整合のための光学システムであって、
−上記光ビームの一部を収集するための第2の光ビームスプリッタであり、上記光ビームの上記収集される部分は以下の光学装置に向けられる、第2の光ビームスプリッタと、
−上記収集されたビーム部分からの上記光ビームのドリフトを検出することが可能である、本発明の第1の態様による光学装置と、
−上記第1のマトリクス光ビーム検出器からの第1の情報および上記第2のマトリクス光ビーム検出器からの第2の情報を受信する中央ユニットであり、上記第1の情報および第2の情報は、第1のマトリクス光ビーム検出器および第2のマトリクス光ビーム検出器上の上記第1の光ビームおよび第2の平行光ビームの位置を規定する、中央ユニットと、
−レーザ加工システムの上記光ビームを位置整合するために、上記第1の情報および第2の情報に従って上記中央ユニットによって位置がサーボ制御される2つの電動ミラーと
を備える、光学システムに関する。
本発明は、光ビームのドリフトを検出するための光学装置が非常に高速であるために、光ビームの非常に高速な自動位置整合を可能にし、その高い感度によって、位置整合された光ビームを達成するために、必要とするサーボ制御測定の反復が非常に少ないため、角度位置および/または横方向位置における非常に高速なサーボ制御を可能にする。実際、本発明の第1の態様による装置のコンパクトさを有する従来技術の光学装置は、良好な感度を可能にせず、したがって、位置整合された光ビームを達成するためにサーボ制御測定をさらに繰り返す必要がある。これはまた、本発明の第1の態様によるコンパクトで高感度のドリフト検出装置によって、高速でコンパクトな光ビームの自動位置整合のための光学システムを提供する。本発明の光ビームの自動位置整合のための光学システムは、材料を加工するためのレーザ加工機において使用されることが好ましい。本発明の第1の態様による装置および第2の態様によるシステムの関心は、よりコンパクトでより容易に構築されるレーザ加工機の製造を可能にすることである。
本発明の第1の態様による装置について説明した様々な変形および利点は、必要な変更を加えて、第2の態様による光学システムに適用される。
第3の態様によれば、本発明は、第1の態様による光学装置の設計のために光学素子を位置決めする方法に関する。この目的のために、本発明者らは、レーザ加工システムの光ビームのドリフトを検出するために光学素子を位置決めするための方法であって、
a.以下の光学素子、すなわち、
−上記光ビームから、
第1の光路に沿った第1の光ビーム、および
第2の光路に沿った第2の光ビーム
を得るためのビームスプリッタと、
−焦点モジュール、
−無限焦点モジュール、
−第1の光ビームマトリクス検出手段、
−第2の光ビームマトリクス検出手段
を提供するステップと、
b.上記第1の光ビームから集束光ビームを得るために、上記焦点モジュールを、上記第1の光ビームの第1の光路に少なくとも部分的に沿って位置決めするステップであり、上記集束光ビームは、上記焦点モジュールと関連付けられている焦点面内に位置決めされた上記第1の光ビームマトリクス検出手段に向けられる、上記焦点モジュールを位置決めするステップと、
c.上記第2の光ビームから平行光ビームを得るために、上記無限焦点モジュールを、第2の光ビームの第2の光路に少なくとも部分的に沿って位置決めするステップであり、上記平行光ビームは、第2の光ビームマトリクス検出手段に向けられる、上記無限焦点モジュールを位置決めするステップと
を含む、方法を提案する。
好ましくは、焦点モジュールは、上記焦点面内で上記光ビームから集束光ビームを得るための焦点距離fを有する第1の集束手段を備える。
好ましくは、無限焦点モジュールは、上記第1の集束手段および第2の集束手段を備え、上記方法は、以下の追加のステップ、すなわち、
d.上記第1の集束手段および第2の集束手段を、第2の光ビームから上記第2の光ビームマトリクス検出手段に向かう第2の平行光ビームを得るために、f+fに等しい光学距離だけ離れるように位置決めするステップを含む。
好ましくは、上記無限焦点モジュールは、
焦点距離fを有する第2の集束手段、
焦点距離fを有する第3の集束手段
を備え、
上記方法は、以下の追加のステップ、すなわち、
d.上記第2の光ビームから、上記第2の光ビームマトリクス検出手段上の平行光ビームを得るように、上記第2の集束手段および第3の集束手段を、当該集束手段を分離するf+fに等しい光学距離に位置決めするステップを含む。
本発明の第1の態様による光学装置および第2の態様による光学システムについて説明した様々な変形および利点は、必要な変更を加えて、第3の態様による方法に適用される。
好ましくは、第1の光ビームおよび第2の光ビームは、第1の集束手段によって規定される焦点を保持する。
好ましくは、第2の焦点距離を規定する第2の集束手段は、第2の集束光ビームの焦点を超えて第2の焦点距離に等しい距離に位置決めされる。好ましくは、第2の集束手段は、第2の集束光ビームから第2の平行光ビームを得るために、第2の集束光ビームの焦点の焦点距離fに等しい距離に位置決めされる。
本発明のこれらの態様および他の態様を、図面の図を参照して、本発明の特定の実施形態の詳細な説明において明らかにする。
本発明の第1の態様による光学装置の一実施形態を示す図である。 本発明の第1の態様による光学装置の一実施形態を示す図である。 本発明による光学装置の一実施形態を示す図である。 本発明による光学装置の実施形態を示す図である。 本発明による光学装置の実施形態を示す図である。 本発明の第2の態様による光学システムの一実施形態を示す図である。 図面の図は原寸に比例しない。一般に、同様の要素は、図面中の同様の参照によって示される。図内の参照符号の存在は、これらの符号が特許請求の範囲内に示されている場合であっても、限定であると考えることはできない。
入射光ビーム1は、例えば、レーザ加工システムのミラーによって透過されるレーザビームである。加工システムのミラーによる透過は、例えば、不可避であり、本発明のシステムは、ミラーにより透過され、失われることになる光ビームを使用することを可能にする。実際、ミラーによって反射されずに透過される光強度は、光ビームの位置のシフトまたは角度シフトを検出するのに十分である。たとえば、ミラー上で反射されたパワーが20 Wである加工用レーザビームの場合、このビームは約20mWのパワーで透過されると合理的に推定することができる。このようにして透過され、上記ミラーによって減衰された光ビームは、次いで、図1a、図1b、図2、図3aまたは図3bの光学装置に向けられる。
図1aは、レーザ加工システムの入射光ビーム1のシフトを検出するための装置の実施形態の一例を示している。入射光ビームは、ビームスプリッタ50に向けられ、ビームスプリッタは、入射光ビーム1を、ビームスプリッタ50によって透過される第1の光ビーム3と、ビームスプリッタ50によって反射される第2の光ビーム4とに分離する。第1の光ビーム3は、焦点モジュール300を通過し、次いで、第1のマトリクス光ビーム検出器30に向けられ、そこで、その位置が検出され、第1の情報31に変換される。焦点モジュール300から出る第1の光ビーム3は、集束光ビーム2である。次いで、この第1の情報は中央ユニット110に向けられる。第2の光ビーム4は、無限焦点モジュール400を通過し、次いで、第2のマトリクス光ビーム検出器40に向けられ、そこで、その位置が検出され、第2の情報41に変換される。無限焦点モジュール400から出る第2の光ビーム4は、平行光ビーム5である。次いで、この第2の情報41は中央ユニット110に向けられる。
図1bは、レーザ加工システムの入射光ビーム1のシフトを検出するための装置の実施形態の一例を示している。入射光ビームは、焦点モジュール300および無限焦点モジュール400に向けられる。焦点モジュール300および無限焦点モジュール400は、焦点モジュール300および無限焦点モジュール400への光ビームの入射に対応する同じ共通部分を有する。例えば、焦点モジュール300および無限焦点モジュール400の共通部分は、ビームスプリッタ50までの共通部分を有し、ビームスプリッタは、入射光ビーム1を、ビームスプリッタ50によって透過される第1の光ビーム3と、ビームスプリッタ50によって反射される第2の光ビーム4とに分割する。第1の光ビーム3は、焦点モジュール300内で継続し、次いで、第1のマトリクス光ビーム検出器30に向けられ、そこで、その位置が検出され、第1の情報31に変換される。焦点モジュール300から出る第1の光ビーム3は、集束光ビーム2であり、集束光ビーム2は次いで、中央ユニット110に向けられる。第2の光ビーム4は、無限焦点モジュール400内で継続し、次いで、第2のマトリクス光ビーム検出器40に向けられ、そこで、その位置が検出され、第2の情報41に変換される。無限焦点モジュール400から出る第2の光ビーム4は、平行光ビーム5である。次いで、この第2の情報41は中央ユニット110に向けられる。例えば、光ビームスプリッタ50は、焦点モジュール300および無限焦点モジュール400の一部である。
図2は、本発明による入射光ビーム1のシフトを検出するための装置の実施形態の詳細な例を示している。この実施形態において、入射ビームは、光ビームスプリッタ50に向けられ、光ビームスプリッタは、入射光ビーム1を、ビームスプリッタ50によって透過される第1の光ビーム3と、ビームスプリッタ50によって反射される第2の光ビーム4とに分離する。第1の光ビーム3は、第1の集束手段10を備える焦点モジュール300を通過する。第1の光ビームは、次いで、集束光ビーム2に集束し、次いで、第1のマトリクス光ビーム検出器30に向けられ、そこで、その位置が検出され、第1の情報31に変換される。第1の集束手段は、好ましくは、第1のマトリクス光ビーム検出器30のその焦点距離fに等しい距離に位置決めされた収束レンズである。したがって、焦点モジュール300から出る第1の光ビーム3は、集束光ビーム2である。次いで、この第1の情報31は中央ユニット110に向けられる。第2の光ビーム4は、無限焦点モジュール400を通過し、次いで、第2のマトリクス光ビーム検出器40に向けられ、そこで、その位置が検出され、第2の情報41に変換される。無限焦点モジュール400は、好ましくは、第3の集束手段70および第2の集束手段20を備える。第2の集束手段20および第3の集束手段70は、それらの2つの焦点距離fおよびfの合計に等しい距離に位置決めされる。したがって、無限焦点モジュール400から出る第2の光ビーム4は、平行光ビーム5である。次いで、この第2の情報41は中央ユニット110に向けられる。焦点距離比f/fは、第2のマトリクス検出器40上のスポットのサイズを変更することを可能にする。
図3aは、本発明による入射光ビーム1のシフトを検出するための装置の実施形態の一例を示している。入射光ビーム1は平行光ビームである。平行光ビーム1は、集束光ビーム2を得るために、第1の集束手段10に向けられる。第1の集束手段10は、好ましくは収束レンズである。第1の集束手段10は、焦点距離fを有する。したがって、集束光ビーム2は、第1の集束手段10から距離fに位置する焦点面12内に集束される。ビームスプリッタ50を通過する際に集束光ビーム2は2つの光ビームに分離され、第1の光ビーム3は例えば透過され、第2の光ビーム4は例えば入射ビーム1に対して90°の角度で反射される。ビーム分割手段50は、例えば、入射光ビーム1の50%を反射し、入射光ビーム1の50%を透過するスプリッタキューブである。第1の光ビーム3および第2の光ビーム4の集束は、分割手段50によって変更されない。第1の光ビーム3および第2の光ビーム4の焦点12は、焦点距離fに等しい、分離手段50によって課される光路に応じた距離に常に位置している。好ましくは、第1の光ビーム3および第2の光ビーム4の光軸もしくは光路、または、第1の光路および第2の光路は、互いに対して90°の角度を描く。入射瞳60は、第1の集束手段10の寸法を表す。好ましくは、入射光ビーム1は、入射瞳60の直径よりも小さい直径を有する。
第1の光ビームマトリクス検出手段30は、第1の光ビーム3を検出するように、第1の集束手段10の焦点面12内に位置決めされる。例えば、第1の光ビームマトリクス検出手段30上に集束される第1の光ビーム3は光点である。第1の光ビームマトリクス検出手段30は、例えば、この光点の位置を決定することを可能にするCCDカメラである。したがって、第1の光ビームマトリクス検出手段30上の点の位置の関数として、入射光ビーム1の角度シフトを決定することが可能である。
第2の光ビームマトリクス検出手段40は、第2の光ビーム4の光軸(または光路)内に位置決めされる。第2の集束手段20は、分離手段50と第2の光ビームマトリクス検出手段40との間に位置決めされる。第2の集束手段40は、焦点距離fを有する。第2の集束手段40は、好ましくは、焦点距離fを有する収束レンズである。第2の集束手段20は、第2の集束光ビーム4の点または焦点面12と第2の集束手段40との間の距離が焦点距離fに等しくなるように、その光学中心が第2の光ビーム4の光軸と位置整合するように位置決めされる。したがって、第2の集束光ビーム4は、第2の集束手段20に入った後にコリメートされる。その後、第2の集束手段20から出る平行光ビーム5は、第2の光ビームマトリクス検出手段40に向けられた第2の平行光ビーム5に対応する。第2のマトリクス光ビーム検出手段40は、第2の平行光ビーム5を検出する。好ましくは、第2の光ビームマトリクス検出手段40は、CCDカメラである。好ましくは、CCDカメラ40は、平行光ビーム5に対応する光スポットを検出することができる。
第2のマトリクス検出器40と第2の集束手段20との間の距離は、焦点距離fとは異なり、例えば、数ミリメートル〜数センチメートルと異なり、結果、第2のマトリクス検出器40は無限に、第1のマトリクス検出器30に見えない。第2のマトリクス検出器40は無限に、第2の集束手段20の焦点距離に等しい距離に配置されているかのように見える。例えば、第2の集束手段20は、10mm〜200mm、好ましくは15mm〜100mm、さらにより好ましくは20mm〜50mm、好ましくは30mmに等しい焦点距離fを有する。好ましくは、第2の光ビームマトリクス検出手段40は、第2の集束手段20から焦点距離fを除外した距離に位置決めされ、焦点距離fを中心とする除外距離は50mm、好ましくは30mm、より好ましくは20mm、好ましくは10mmである。
図3bは、第1の集束手段10のレベルとしての点によって規定される光ビームの経路を示す本発明の実施形態を示す。したがって、図3bは、第1の集束手段10によって本発明の光学装置100に入射する光ビームのすべての部分を、第2の光ビームマトリクス検出手段40によって明確に検出することができることを示している。明確な光ビームを検出する利点は、そのサイズおよび位置を非常に正確に評定することができることである。これにより、たとえば、その位置を評価し、位置シフトを推定することができる。実際、光学マトリクス検出器40上に形成された画像が明確でない場合、輪郭はぼやけており、スポットの位置およびスポットの寸法を精密に規定することは困難である。第2の光検出器40が第2の集束手段20から異なる距離にあることが重要である。なぜなら、それが焦点距離fにある場合、無限遠までの入射光ビーム1に対応するスポットが観察されるためである。これは、明確なエッジを有するスポットを可能にせず、入射光ビーム1の可能な横方向シフトの適切な測定を可能にしない。図3bの場合、第2の光学マトリクス検出器40は、局所測定、すなわち、例えば収束レンズなどの第1の集束手段10上のビームの測定を可能にする。したがって、第2の光学マトリクス検出器40は、レンズ10上の入射光ビーム1の位置およびサイズを測定することを可能にする。例えば、第2のマトリクス検出器40は、第2の検出器40を第1の集束手段10の平面内に配置することによって行われる測定に対応するスポットの画像を提供する。
図3aおよび図3bに示される本発明の装置は、非常に小さい領域内で、すなわち、比較的短い第1の集束手段10と2つの光検出器30、40との間の光路を用いて、2つの光学マトリクス検出器30、40間に大きい距離を作り出すことを可能にし、非常に高い測定正確度を提供しながら、コンパクトな光学装置を得ることが可能になる。
図4は、第1の態様による光ビームシフトを検出するための光学装置100を備える、本発明の第2の態様による光学システムの実施形態を示す。
例えば、光学システムからの光ビームは、それ自体を上記光学システムのミラーの後ろに位置決めすることによって収集される。次いで、この光ビームは、光ビームドリフト検出装置100に送られ、結果、情報を中央ユニット110に送り返すことができる。第1の情報31および第2の41情報として定義することができる情報は、第1のマトリクス光ビーム検出器30および第2のマトリクス光ビーム検出器40上の第1の光ビーム3および第2の平行光ビーム5の位置を規定する。これらの第1の情報31および第2の情報41の収集により、2つの異なる平面内での光ビームの位置を知ることが可能になり、したがって、横方向ビームシフト、および、ビームの角度または方向のシフトを区別することが可能になる。中央ユニット110は、上記第1の情報31および第2の情報41を組み合わせることにより、この区別が達成されることを可能にする。光ビームのシフトが検出されると、中央ユニット110は、観察されたシフトを補正するための、可動ミラー120のアクチュエータに対するコマンドを生成する。例えば、2つの電動ミラー120は、第1の情報31および第2の情報41に従って中央ユニット110によって所定の位置にサーボ制御されて、光ビームが位置整合される。電動ミラーは、ミラーの上流に位置決めされて、光ビームのシフトを観察するために使用される光ビームを収集する。これにより、加工機内の光ビームが、ビームの基準位置と可能な限り位置整合されるようにするために、数回の反復を実行することができる。
自動光ビーム位置整合システムの中央ユニット110は、基準位置と測定位置との間の横方向シフトを確立するように、第1の光学マトリクス検出器30からの第1の情報31および第2の光学マトリクス検出器40からの第2の情報41からの情報を分析する。このような横方向シフトは、例えばピクセル単位で表され、測定位置誤差と呼ばれることもある。2つのマトリクス検出器30、40によって観察された横方向シフトを組み合わせることにより、中央ユニット110は信号をサーボミラー120に送信し、上記信号は、観察されたシフトの補正を可能にする情報を含む。中央ユニット110によってマトリクス検出器30、40によってピクセル単位で測定されたシフトと容易に比較するために、基準位置をピクセル単位で表すこともできる。したがって、可動ミラー120の再位置決めによって引き起こされるシフトの補正を検証するために、可動ミラー120によってサーボ制御されるビームは、光ビームの自動位置整合のために光学システムによって再検出される。ビームシフトが残っている場合、システムによって、光ビームシフトの補正のための新たな反復が提供される。本発明の第2の態様によるシステムが光ビームの良好な位置整合を達成するとき、システムは、ビームの位置整合が持続することを保証する。不整合が観察された場合、中央ユニット110は、正しい位置整合が復元されるように、信号を可動ミラー120に送信する。
本発明は、純粋に例示的であり、限定的であると考えられるべきではない特定の実施形態に関連して説明されてきた。一般に、本発明は、上記で例示および/または説明された例に限定されない。動詞「備える」、「含む」、または任意の他の変形、およびそれらの活用の使用は、言及されたもの以外の要素の存在を決して排除し得ない。要素を導入するための不定冠詞「a」または定冠詞「the」の使用は、これらの要素が複数存在することを排除するものではない。特許請求の範囲内の参照符号はその範囲を限定するものではない。
要約すると、本発明は以下のように説明することもできる。
レーザ加工システムの光ビームのドリフトを検出するための光学装置であって、
−ビームスプリッタであり、
第1の光路に沿った第1の光ビーム、および
第2の光路に沿った第2の光ビーム
を得るためのビームスプリッタと、
−集束光ビームを得るために、第1の光路に少なくとも部分的に沿って位置決めされた焦点モジュールであり、上記集束光ビームは、上記焦点モジュールと関連付けられている焦点面内に位置決めされた第1のマトリクス光ビーム検出手段に向けられる、焦点モジュールと、
−平行光ビームを得るために、第2の光路に少なくとも部分的に沿って位置決めされた無限焦点モジュールであり、上記平行光ビームは、第2の光ビームマトリクス検出手段に向けられる、無限焦点モジュールと
を備える、光学装置。
米国特許第6014206号

Claims (30)

  1. レーザ加工システムの光ビームのドリフトを検出するための光学装置(100)であって、
    前記光ビームから、
    第1の光路に沿った第1の光ビーム(3)、および
    第2の光路に沿った第2の光ビーム(4)
    を得るためのビームスプリッタ(50)と、
    前記第1の光ビーム(3)から集束光ビームを得るための、前記第1の光ビーム(3)の第1の光路に少なくとも部分的に沿って位置決めされた焦点モジュール(300)であり、前記集束光ビームは、前記焦点モジュール(300)と関連付けられている焦点面(12)内に位置決めされた第1の光ビームマトリクス検出手段(30)に向けられる、焦点モジュール(300)と、
    前記第2の光ビーム(4)から平行光ビーム(5)を得るための、前記第2の光ビーム(4)の第2の光路に少なくとも部分的に沿って位置決めされた無限焦点モジュール(400)であり、前記平行光ビーム(5)は、第2の光ビームマトリクス検出手段(40)に向けられる、無限焦点モジュール(400)と
    を備える、光学装置(100)。
  2. 前記焦点モジュール(300)は、前記焦点面(12)内で前記光ビームから集束光ビーム(2)を得るための焦点距離fを有する第1の集束手段(10)を備えることを特徴とする、請求項1に記載の光学装置(100)。
  3. レーザ加工システムの前記光ビームは、実質的にコリメートされた光ビームであることを特徴とする、請求項2に記載の光学装置(100)。
  4. 前記焦点面(12)は、焦点面(12)内で前記集束光ビーム(2)を検出するように、前記第1の集束手段(10)の前記焦点距離fに等しい距離に配置されることを特徴とする、請求項3に記載の光学装置(100)。
  5. 前記焦点モジュール(300)は、前記第1の光ビーム(3)の第1の光路に沿って位置決めされること、前記無限焦点モジュール(400)は前記第2の光ビーム(4)の第2の光路に沿って位置決めされること、および、前記無限焦点モジュール(400)は、
    焦点距離fを有する第2の集束手段(20)、
    焦点距離fを有する第3の集束手段(70)
    を備え、
    前記第2の集束手段(20)および前記第3の集束手段(30)は、前記第2の光ビームマトリクス検出手段(40)上で前記第2の光ビーム(4)から平行光ビーム(5)を得るように、前記第2の集束手段(20)と前記第3の集束手段(70)との間の光学距離がf+fに等しくなるように位置決めされていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光学装置(100)。
  6. 前記分離手段(50)は、前記集束手段(10)と前記第1の光ビームマトリクス検出手段(30)との間に位置決めされることを特徴とする、請求項2に記載の光学装置(100)。
  7. 前記無限焦点モジュール(400)は、
    前記焦点距離fを有する前記第1の集束手段(10)、
    焦点距離fを有する第2の集束手段(20)
    を備え、
    前記第1の集束手段(10)および前記第2の集束手段(20)は、前記第2の光ビームマトリクス検出手段(40)上で前記第2の光ビーム(4)から平行光ビーム(5)を得るように、前記第1の集束手段(10)と前記第2の集束手段(20)との間の光学距離がf+fに等しくなるように位置決めされることを特徴とする、請求項6に記載の光学装置(100)。
  8. 前記ビームスプリッタ(50)は、前記第1の集束手段(10)から150mm〜350mmの距離、好ましくは200mm〜325mmの距離、さらにより好ましくは250mm〜320mmの距離、例えば300mmの距離に配置されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の装置(100)。
  9. 前記第2の光ビームマトリクス検出手段(40)は、前記第2の集束手段(20)の第2の焦点距離fとは異なる距離に位置決めされることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の装置(100)。
  10. 前記ビームスプリッタ(50)は、前記第1の光ビーム(3)を透過し、前記第2の光ビーム(4)を反射するように構成されることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の装置(100)。
  11. 前記焦点距離fは100mm〜1000mm、好ましくは200mm〜800mm、さらにより好ましくは300mm〜600mmであり、例えば焦点距離f1は400mmであることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の装置(100)。
  12. 請求項2に従属する場合、前記第1の集束手段(10)が収束レンズであることを特徴とする、請求項1〜11のいずれかに記載の装置(100)。
  13. 請求項5または7に従属する場合、前記第2の集束手段(20)が収束レンズであることを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載の装置(100)。
  14. 請求項5または7に従属する場合、前記焦点距離fは10mm〜100mm、好ましくは20mm〜80mm、さらにより好ましくは25mm〜50mmであり、例えば前記焦点距離fは30mmであることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか一項に記載の装置(100)。
  15. 請求項2に従属する場合、前記焦点距離fは100mm〜1000mm、好ましくは200mm〜800mm、さらにより好ましくは300mm〜600mmであり、例えば前記焦点距離fは400mmであることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一項に記載の装置(100)。
  16. 請求項7に従属する場合、前記第1の集束手段(10)の焦点距離fおよび前記第2の集束手段(20)の焦点距離fは、1<f/f<20、好ましくは、7<f/f<16、さらにより好ましくは、9<f/f<14、たとえばf/f=40/3となるように、比f/fを規定することを特徴とする、請求項1〜15のいずれか一項に記載の装置(100)。
  17. 前記第2の集束手段(20)の焦点距離fおよび前記第3の集束手段(70)の焦点距離fは、1<f/f<20、好ましくは、7<f/f<16、さらにより好ましくは、9<f/f<14、たとえばf/f=40/3となるように、比f/fを規定することを特徴とする、請求項5に従属するときの請求項1〜16のいずれか一項に記載の装置(100)。
  18. 請求項5に従属する場合、前記第2の集束手段(10)および前記第3の集束手段(70)は収束レンズであることを特徴とする、請求項1〜17のいずれか一項に記載の装置(100)。
  19. 前記第1のマトリクス光ビーム検出手段(30)は、前記ビームスプリッタ(50)から50mm〜500mm、好ましくは65mm〜400mm、さらにより好ましくは75mm〜250mm、例えば100mmの距離に位置決めされることを特徴とする、請求項1〜18のいずれか一項に記載の装置(100)。
  20. 前記ビームスプリッタ(50)は、スプリッタキューブまたは半反射ミラーであることを特徴とする、請求項1〜19のいずれか一項に記載の装置(100)。
  21. 前記第2の光ビームマトリクス検出手段(40)上の前記平行光ビーム(5)は、前記光ビームの横方向シフトの測定を本質的に可能にするスポットであることを特徴とする、請求項1〜20のいずれか一項に記載の装置(100)。
  22. 前記第1の光ビームマトリクス検出手段(40)上の前記第1の分離された集束光ビーム(3)は、本質的に前記光ビームの角度シフトの測定を可能にする点であることを特徴とする、請求項1〜21のいずれか一項に記載の装置(100)。
  23. 前記第2の光ビームマトリクス検出手段(40)上のスポットは、前記第1の光ビームマトリクス検出手段(30)上の点よりも大きい面積を有することを特徴とする、請求項21または22に記載の装置(100)。
  24. 請求項7に従属する場合、前記第1の集束手段(10)、前記ビームスプリッタ(50)および前記第2の集束手段(20)は、前記第2の集束手段(20)に向けられた前記光ビームのために、無限焦点光学系を構成することを特徴とする、請求項1〜23のいずれか一項に記載の装置(100)。
  25. 前記第2の光ビームマトリクス検出手段(40)は、前記第2の集束手段(20)から、焦点距離fとは異なる距離にあることを特徴とする、請求項1〜24のいずれか一項に記載の装置(100)。
  26. レーザ加工システムの光ビームの自動位置整合のための光学システムであって、
    前記光ビームの一部を収集するための第2の光ビームスプリッタであり、前記光ビームの収集される部分は以下の光学装置(100)に向けられる、第2の光ビームスプリッタと、
    前記収集されたビーム部分からの前記光ビームのドリフトを検出することが可能である、請求項1〜25のいずれか一項に記載の光学装置(100)と、
    前記第1のマトリクス光ビーム検出器(30)からの第1の情報(31)および前記第2のマトリクス光ビーム検出器(40)からの第2の情報(41)を受信する中央ユニット(110)であり、前記第1の情報(31)および前記第2の情報(41)は、前記第1のマトリクス光ビーム検出器(30)および前記第2のマトリクス光ビーム検出器(40)上の前記第1の光ビーム(3)および前記第2の平行光ビーム(5)の位置を規定する、中央ユニット(110)と、
    レーザ加工システムの前記光ビームを位置整合するために、前記第1の情報(31)および前記第2の情報(41)に従って前記中央ユニット(110)によって位置がサーボ制御される2つの電動ミラー(120)と
    を備える、光学システム。
  27. レーザ加工システムの光ビーム(1)のドリフトを検出するために光学素子を位置決めするための方法であって、
    a.以下の光学素子、すなわち、
    前記光ビームから、
    第1の光路に沿った第1の光ビーム(3)、および
    第2の光路に沿った第2の光ビーム(4)
    を得るためのビームスプリッタ(50)、
    焦点モジュール(300)、
    無限焦点モジュール(400)、
    第1の光ビームマトリクス検出手段(30)、
    第2の光ビームマトリクス検出手段(40)
    を提供するステップと、
    b.前記第1の光ビーム(3)から集束光ビームを得るために、前記焦点モジュール(300)を、前記第1の光ビーム(3)の第1の光路に少なくとも部分的に沿って位置決めするステップであり、前記集束光ビームは、前記焦点モジュール(300)と関連付けられている焦点面(12)内に位置決めされた前記第1の光ビームマトリクス検出手段(30)に向けられる、前記焦点モジュール(300)を位置決めするステップと、
    c.前記第2の光ビーム(4)から平行光ビーム(5)を得るために、前記無限焦点モジュール(400)を、前記第2の光ビーム(4)の第2の光路に少なくとも部分的に沿って位置決めするステップであり、前記平行光ビーム(5)は、第2の光ビームマトリクス検出手段(40)に向けられる、前記無限焦点モジュール(400)を位置決めするステップと
    を含む、方法。
  28. 前記焦点モジュール(300)は、前記焦点面(12)内で前記光ビームから集束光ビーム(2)を得るための焦点距離fを有する第1の集束手段(10)を備えることを特徴とする、請求項27に記載の方法。
  29. 前記無限焦点モジュールは、前記第1の集束手段(10)および第2の集束手段(20)を備えること、および、前記方法は、以下の追加のステップ、すなわち、
    d.前記第1の集束手段(10)および前記第2の集束手段(20)を、前記第2の光ビーム(4)から前記第2の光ビームマトリクス検出手段(40)に向かう第2の平行光ビーム(5)を得るために、f+fに等しい光学距離だけ分離されるように位置決めするステップを含むことを特徴とする、請求項27または28に記載の方法。
  30. 前記無限焦点モジュールは、
    焦点距離fを有する第2の集束手段(20)、
    焦点距離fを有する第3の集束手段(70)
    を備えること、
    および、前記方法は、以下の追加のステップ、すなわち、
    d.前記第2の光ビーム(4)から、前記第2の光ビームマトリクス検出手段(40)上の平行光ビーム(5)を得るように、前記第2の集束手段(20)および前記第3の集束手段(70)を、該集束手段を分離するf+fに等しい光学距離に位置決めするステップを含むことを特徴とする、請求項26または27に記載の方法。
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