本願の実施形態が、端末のサービスフローパケットの伝送信頼性を向上させるために、伝送方法及び伝送装置を提供する。
前述の目的を実現するために、本願の実施形態は以下に挙げる技術的解決手段を提供する。
第1態様によれば、本願の一実施形態が伝送方法を提供する。本方法は、セッション管理ネットワークエレメントがトランスポートネットワーク機能リスト情報を取得する段階であって、トランスポートネットワーク機能リスト情報は、トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートするかどうかを示し、トランスポートネットワークはアクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間のネットワークである、段階と、トランスポートネットワーク機能リスト情報に基づいて、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間の、端末のユーザプレーン接続をセッション管理ネットワークエレメントが管理する段階であって、ユーザプレーン接続は端末のサービスフローパケットを伝送するのに用いることができる、段階とを含む。
アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間の、端末のユーザプレーン接続をどのように管理するかは、先行技術では決まっていない。本願の本実施形態で提供される伝送方法において、セッション管理ネットワークエレメントは、トランスポートネットワーク機能リスト情報を取得する。トランスポートネットワーク機能リスト情報は、トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートするかどうかを示し、トランスポートネットワークはアクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間のネットワークであるため、セッション管理ネットワークエレメントは、トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートするかどうかを判定できるようになり、さらにユーザプレーン接続をどのように管理するかを決定することができるようになる。このように、端末のサービスフローパケットは確実に伝送され得る。
実現可能な実施例において、本願の本実施形態で提供される方法はさらに、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報とユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報とをセッション管理ネットワークエレメントが取得する段階を含み、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報は、アクセスデバイスが汎用パケット無線サービスのトンネリングプロトコル−ユーザプレーンGTP−Uプロトコル拡張をサポートするかどうか、またユーザプレーンネットワークエレメントがGTP−Uプロトコル拡張をサポートするかどうかを示す。トランスポートネットワーク機能リスト情報に基づいて、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間の、端末のユーザプレーン接続をセッション管理ネットワークエレメントが管理する段階は具体的には、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報と、ユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報と、トランスポートネットワーク機能リスト情報とに基づいて、セッション管理ネットワークエレメントがユーザプレーン接続を管理する段階を含む。これにより、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報と、ユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報と、トランスポートネットワーク機能リスト情報とを参照して、セッション管理ネットワークエレメントがユーザプレーン接続を管理できるようになる。
実現可能な実施例において、セッション管理ネットワークエレメントがユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報を取得する段階は、セッション管理ネットワークエレメントがユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報をユーザプレーンネットワークエレメントから取得する段階、又はセッション管理ネットワークエレメントがユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報をネットワークレポジトリ機能NRFから取得する段階を含む。
実現可能な実施例において、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報と、ユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報と、トランスポートネットワーク機能リスト情報とに基づいて、セッション管理ネットワークエレメントがユーザプレーン接続を管理する段階は、アクセスデバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントが両方ともGTP−Uプロトコル拡張をサポートする場合、セッション管理ネットワークエレメントが、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間に、ユーザプレーン接続として機能する少なくとも2つのN3トンネルを確立する段階を含む。これにより、少なくとも2つのN3トンネルを用いて、サービスフローパケットを伝送できるようになる。
実現可能な実施例において、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報と、ユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報と、トランスポートネットワーク機能リスト情報とに基づいて、セッション管理ネットワークエレメントがユーザプレーン接続を管理する段階は、トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートする場合、セッション管理ネットワークエレメントが、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間に、ユーザプレーン接続として機能する1つのN3トンネルを確立する段階を含む。これにより、1つのN3トンネルをユーザプレーン接続として用いて、サービスフローパケットを伝送できるようになる。
実現可能な実施例において、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報と、ユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報と、トランスポートネットワーク機能リスト情報とに基づいて、セッション管理ネットワークエレメントがユーザプレーン接続を管理する段階は、トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートし、且つアクセスデバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントが両方ともGTP−Uプロトコル拡張をサポートする場合、セッション管理ネットワークエレメントがポリシー情報に基づいて、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間に、ユーザプレーン接続として機能する少なくとも2つのN3トンネル又は1つのN3トンネルを確立すると決定する段階を含む。
実現可能な実施例において、本願の本実施形態で提供される方法はさらに、セッション管理ネットワークエレメントが端末の位置情報を取得する段階と、セッション管理ネットワークエレメントが、端末の位置情報とトランスポートネットワーク機能リスト情報とに基づいて、トランスポートネットワークの高信頼性伝送をサポートするユーザプレーンネットワークエレメントをトランスポートネットワークリスト情報から選択する段階とを含む。
実現可能な実施例において、本願の本実施形態で提供される方法はさらに、セッション管理ネットワークエレメントがアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を取得する段階と、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報とトランスポートネットワーク機能リスト情報とに基づいて、セッション管理ネットワークエレメントがユーザプレーンネットワークエレメントを決定する段階とを含む。
実現可能な実施例において、本願の本実施形態で提供される方法はさらに以下の段階を含む。すなわち、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報とトランスポートネットワーク機能リスト情報とに基づいて、セッション管理ネットワークエレメントがユーザプレーンネットワークエレメントを決定する段階は、トランスポートネットワークの高信頼性伝送をサポートするユーザプレーンネットワークエレメントが1つもなく、且つアクセスデバイスがGTP−Uプロトコル拡張をサポートすることをトランスポートネットワーク機能リスト情報が示す場合、GTP−Uプロトコル拡張をサポートするユーザプレーンネットワークエレメントがユーザプレーンネットワークエレメントであると、セッション管理ネットワークエレメントが判定する段階を含むことを含む。
実現可能な実施例において、本願の本実施形態で提供される方法はさらに、トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートせず、且つアクセスデバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントのうちのいずれか一方又は両方がGTP−Uプロトコル拡張をサポートしないことをトランスポートネットワーク機能リスト情報が示す場合、ユーザプレーン接続の確立を拒否することを示す指示情報をセッション管理ネットワークエレメントがアクセスデバイスに送信する段階を含む。
実現可能な実施例において、本願の本実施形態で提供される方法はさらに以下の段階を含む。すなわち、セッション管理ネットワークエレメントがアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を取得する段階は、セッション管理ネットワークエレメントがアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報をモビリティ管理ネットワークエレメントから受信する段階、又はセッション管理ネットワークエレメントが機能取得要求メッセージをアクセスデバイスに送信する段階であって、機能取得要求メッセージは、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を要求する、段階、又はセッション管理ネットワークエレメントがアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報をユーザプレーンネットワークエレメントから取得する段階を含む。
実現可能な実施例において、セッション管理ネットワークエレメントがトランスポートネットワーク機能リスト情報を取得する段階は、トランスポートネットワーク機能リスト情報をセッション管理ネットワークエレメントに事前設定する段階、又はセッション管理ネットワークエレメントがトランスポートネットワーク機能リスト情報をNRF若しくはユーザプレーンネットワークエレメントから取得する段階を含む。
実現可能な実施例において、アクセスデバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントが両方ともGTP−Uプロトコル拡張をサポートする場合、本願の本実施形態で提供される方法はさらに、セッション管理ネットワークエレメントが第1の指示をアクセスデバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントに送信する段階を含む。第1の指示はアクセスデバイスがGTP−U層でサービスフローパケットを複製することを示し、またユーザプレーンネットワークエレメントがGTP−U層でサービスフローパケットに対して複製検出を行うことを示す。又は第1の指示は、ユーザプレーンネットワークエレメントがGTP−U層でサービスフローパケットを複製することを示し、またアクセスデバイスがGTP−U層でサービスフローパケットに対して複製検出を行うことを示す。
第2態様によれば、本願の一実施形態が伝送装置を提供する。伝送装置は、セッション管理ネットワークエレメントでもよく、セッション管理ネットワークエレメント内のチップでもチップシステムでもよい。伝送装置は、処理ユニット及び通信ユニットを含んでよい。伝送装置がセッション管理ネットワークエレメントである場合、処理ユニットはプロセッサでよく、通信ユニットは通信インタフェースでもインタフェース回路でもよい。伝送装置はさらに記憶ユニットを含んでよく、記憶ユニットはメモリでよい。記憶ユニットは命令を格納するように構成され、処理ユニットは記憶ユニットに格納された命令を実行するので、セッション管理ネットワークエレメントは、第1態様又は第1態様の実現可能な実施例のうちのいずれか1つで説明した伝送方法を実施する。
例えば、伝送装置がセッション管理ネットワークエレメントである場合、通信ユニットは、トランスポートネットワーク機能リスト情報を取得するように構成される。トランスポートネットワーク機能リスト情報は、トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートするかどうかを示し、トランスポートネットワークは、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間のネットワークである。処理ユニットは、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間の、端末のユーザプレーン接続を、トランスポートネットワーク機能リスト情報に基づいて管理するように構成され、ユーザプレーン接続は、端末のサービスフローパケットを伝送するのに用いることができる。
実現可能な実施例において、通信ユニットはさらに、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報とユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報とを取得するように構成され、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報は、アクセスデバイスが汎用パケット無線サービスのトンネリングプロトコル−ユーザプレーンGTP−Uプロトコル拡張をサポートするかどうか、またユーザプレーンネットワークエレメントがGTP−Uプロトコル拡張をサポートするかどうかを示す。処理ユニットは具体的には、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報と、ユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報と、トランスポートネットワーク機能リスト情報とに基づいて、ユーザプレーン接続を管理するように構成される。
実現可能な実施例において、通信ユニットは具体的にはさらに、ユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報をユーザプレーンネットワークエレメントから取得するように構成される。あるいは、通信ユニットは具体的にはさらに、ユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報をネットワークレポジトリ機能NRFから取得するように構成される。
実現可能な実施例において、アクセスデバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントが両方ともGTP−Uプロトコル拡張をサポートする場合、処理ユニットは具体的には、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間に、ユーザプレーン接続として機能する少なくとも2つのN3トンネルを確立するように構成される。
実現可能な実施例において、トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートする場合、処理ユニットは具体的には、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間に、ユーザプレーン接続として機能する1つのN3トンネルを確立するように構成される。
実現可能な実施例において、トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートし、且つアクセスデバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントが両方ともGTP−Uプロトコル拡張をサポートする場合、処理ユニットは具体的には、ポリシー情報に基づいて、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間に、ユーザプレーン接続として機能する少なくとも2つのN3トンネル又は1つのN3トンネルを確立すると決定するように構成される。
実現可能な実施例において、通信ユニットはさらに、端末の位置情報を取得するように構成される。処理ユニットはさらに、端末の位置情報とトランスポートネットワーク機能リスト情報とに基づいて、トランスポートネットワークの高信頼性伝送をサポートするユーザプレーンネットワークエレメントをトランスポートネットワークリスト情報から選択するように構成される。
実現可能な実施例において、通信ユニットはさらに、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を取得するように構成される。処理ユニットはさらに、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報とトランスポートネットワーク機能リスト情報とに基づいて、ユーザプレーンネットワークエレメントを決定するように構成される。
実現可能な実施例において、トランスポートネットワークの高信頼性伝送をサポートするユーザプレーンネットワークエレメントが1つもないこと、またアクセスデバイスがGTP−Uプロトコル拡張をサポートすることをトランスポートネットワーク機能リスト情報が示す場合、処理ユニットは具体的にはさらに、GTP−Uプロトコル拡張をサポートするユーザプレーンネットワークエレメントがユーザプレーンネットワークエレメントであると判定するように構成される。
実現可能な実施例において、トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートしないこと、且つアクセスデバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントのうちのいずれか一方又は両方がGTP−Uプロトコル拡張をサポートしないことをトランスポートネットワーク機能リスト情報が示す場合、通信ユニットはさらに、ユーザプレーン接続の確立を拒否することを示す指示情報をアクセスデバイスに送信するように構成される。
実現可能な実施例において、通信ユニットは具体的にはさらに、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報をモビリティ管理ネットワークエレメントから受信するように構成される。
実現可能な実施例において、通信ユニットは具体的にはさらに、機能取得要求メッセージをアクセスデバイスに送信するように構成され、機能取得要求メッセージは、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を要求する。
実現可能な実施例において、通信ユニットは具体的にはさらに、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報をユーザプレーンネットワークエレメントから取得するように構成される。
実現可能な実施例において、トランスポートネットワーク機能リスト情報は伝送装置に事前設定される、又は通信ユニットは具体的には、トランスポートネットワーク機能リスト情報をNRF若しくはユーザプレーンネットワークエレメントから取得するように構成される。
実現可能な実施例において、アクセスデバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントが両方ともGTP−Uプロトコル拡張をサポートする場合、通信ユニットはさらに、第1の指示をアクセスデバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントに送信するように構成される。第1の指示は、アクセスデバイスがGTP−U層でサービスフローパケットを複製することを示し、またユーザプレーンネットワークエレメントがGTP−U層でサービスフローパケットに対して複製検出を行うことを示す、又は第1の指示は、ユーザプレーンネットワークエレメントがGTP−U層でサービスフローパケットを複製することを示し、またアクセスデバイスがGTP−U層でサービスフローパケットに対して複製検出を行うことを示す。
例えば、伝送装置がセッション管理ネットワークエレメント内のチップ又はチップシステムである場合、処理ユニットはプロセッサでよく、通信ユニットは通信インタフェースでよい。例えば、通信インタフェースは入力/出力インタフェース、ピン、又は回路などでもよい。処理ユニットは、記憶ユニットに格納された命令を実行するので、セッション管理ネットワークエレメントは、第1態様又は第1態様の実現可能な実施例のうちのいずれか1つで説明された伝送方法を実施する。記憶ユニットは、チップ内の記憶ユニット(例えば、レジスタ又はキャッシュ)でもよく、セッション管理ネットワークエレメント内にあり且つチップの外側にある記憶ユニット(例えば、リードオンリメモリ又はランダムアクセスメモリ)でもよい。
第3態様によれば、本願の一実施形態がコンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラム又は命令を格納する。コンピュータプログラム又は命令がコンピュータで実行されると、コンピュータは、第1態様又は第1態様の実現可能な実施例のうちのいずれか1つで説明された伝送方法の実行が可能になる。
第4態様によれば、本願の一実施形態が命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。命令がコンピュータで実行されると、コンピュータは、第1態様又は第1態様の実現可能な実施例で説明された伝送方法の実行が可能になる。
第5態様によれば、本願の一実施形態が伝送装置を提供する。伝送装置は、プロセッサと記憶媒体とを含む。記憶媒体は命令を格納する。命令がプロセッサによって実行されると、第1態様又は第1態様の実現可能な実施例で説明した伝送方法が実施される。
第6態様によると、本願はチップ又はチップシステムを提供する。チップ又はチップシステムは、少なくとも1つのプロセッサと通信インタフェースとを含む。通信インタフェースと少なくとも1つのプロセッサとは、通信線を用いて相互接続される。少なくとも1つのプロセッサは、コンピュータプログラム又は命令を実行して、第1態様又は第1態様の実現可能な実施例のうちのいずれか1つで説明したパラメータ方法を実行するように構成される。
第7態様によれば、本願の一実施形態が伝送方法を提供する。伝送方法は、アクセスデバイスが第1の指示情報をセッション管理ネットワークエレメントから受信する段階を含む。第1の指示情報は、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間のユーザプレーン接続を管理することを示す。ユーザプレーン接続は、端末のサービスフローパケットを伝送するのに用いることができる。
実現可能な実施例において、第1の指示情報は、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間に、ユーザプレーン接続として機能する少なくとも2つのN3トンネルを確立することを示す。この実施例は、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間のトランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートすることを、トランスポートネットワーク機能リスト情報が示すシナリオに適用可能であり、またアクセスデバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントが両方ともGTP−Uプロトコル拡張をサポートするシナリオに適用可能である。
実現可能な実施例において、第1の指示情報は、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間に、ユーザプレーン接続として機能する1つのN3トンネルを確立することを示す。この実施例は、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間のトランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートすることを、トランスポートネットワーク機能リスト情報が示すシナリオに適用可能である。
実現可能な実施例において、第1の指示情報は、ユーザプレーン接続の確立を拒否するよう命令する指示情報を示す。この実施例は、トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートせず、且つアクセスデバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントのうちのいずれか一方又は両方がGTP−Uプロトコル拡張をサポートしないことをトランスポートネットワーク機能リスト情報が示すと、セッション管理ネットワークエレメントが決定するシナリオに適用可能である。
実現可能な実施例において、本願の本実施形態で提供される方法はさらに、アクセスデバイスがアクセスネットワークデバイスのプロトコル機能指示情報をセッション管理ネットワークエレメントに送信する段階を含む。この実施例は、アクセスデバイスがアクセスネットワークデバイスのプロトコル機能指示情報をセッション管理ネットワークエレメントに頻繁に送信するシナリオに適用可能でよい。具体的には、アクセスデバイスは、ASメッセージを端末から受信した後に、N11メッセージを用いて、アクセスネットワークデバイスのプロトコル機能指示情報をセッション管理ネットワークエレメントに頻繁に送信してよい。
実現可能な実施例において、アクセスデバイスがアクセスネットワークデバイスのプロトコル機能指示情報をセッション管理ネットワークエレメントに送信する段階は具体的には、アクセスデバイスが機能取得要求メッセージをセッション管理ネットワークエレメントから受信する段階と、機能取得要求メッセージに応答して、アクセスデバイスがアクセスネットワークデバイスのプロトコル機能指示情報をセッション管理ネットワークエレメントに送信する段階とを含む。
実現可能な実施例において、本願の本実施形態で提供される方法はさらに、アクセスデバイスが第1の指示をセッション管理ネットワークエレメントから受信する段階を含む。第1の指示は、GTP−U層でサービスフローパケットを複製するようアクセスデバイスに示し、GTP−U層でサービスフローパケットに対して複製検出を行うようユーザプレーンネットワークエレメントに示す。あるいは、第1の指示は、GTP−U層でサービスフローパケットを複製するようユーザプレーンネットワークエレメントに示し、GTP−U層でサービスフローパケットに対して複製検出を行うようアクセスデバイスに示す。
第8態様によれば、本願の一実施形態が伝送装置を提供する。伝送装置はアクセスデバイスでもよく、アクセスデバイス内のチップでもチップシステムでもよい。伝送装置は、通信ユニットを含んでよい。伝送装置がアクセスデバイスの場合、通信ユニットは通信インタフェースでもインタフェース回路でもよい。伝送装置はさらに、処理ユニットと記憶ユニットとを含んでよく、処理ユニットはプロセッサでよい。記憶ユニットはメモリでよい。記憶ユニットは命令を格納するように構成され、処理ユニットは記憶ユニットに格納された命令を実行するので、アクセスデバイスは、第7態様又は第7態様の実現可能な実施例のうちのいずれか1つで説明した伝送方法を実施する。
例えば、伝送装置はアクセスデバイスでよく、通信ユニットは、第1の指示情報をセッション管理ネットワークエレメントから受信するように構成される。第1の指示情報は、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間のユーザプレーン接続を管理することを示す。ユーザプレーン接続は、端末のサービスフローパケットを伝送するのに用いることができる。
実現可能な実施例において、第1の指示情報は、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間に、ユーザプレーン接続として機能する少なくとも2つのN3トンネルを確立することを示す。この実施例は、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間のトランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートすることを、トランスポートネットワーク機能リスト情報が示すシナリオに適用可能である。この実施例は、アクセスデバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントが両方ともGTP−Uプロトコル拡張をサポートするシナリオに適用可能である。
実現可能な実施例において、第1の指示情報は、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間に、ユーザプレーン接続として機能する1つのN3トンネルを確立することを示す。この実施例は、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間のトランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートすることを、トランスポートネットワーク機能リスト情報が示すシナリオに適用可能である。
実現可能な実施例において、第1の指示情報は、ユーザプレーン接続の確立を拒否するよう命令する指示情報を示す。この実施例は、トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートせず、且つアクセスデバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントのうちのいずれか一方又は両方がGTP−Uプロトコル拡張をサポートしないことをトランスポートネットワーク機能リスト情報が示すと、セッション管理ネットワークエレメントが決定するシナリオに適用可能である。
実現可能な実施例において、本願の本実施形態で提供される装置はさらに、アクセスネットワークデバイスのプロトコル機能指示情報をセッション管理ネットワークエレメントに送信するようにさらに構成される通信ユニットを含む。この実施例は、アクセスデバイスがアクセスネットワークデバイスのプロトコル機能指示情報をセッション管理ネットワークエレメントに頻繁に送信するシナリオに適用可能でよい。具体的には、アクセスデバイスは、ASメッセージを端末から受信した後に、N11メッセージを用いて、アクセスネットワークデバイスのプロトコル機能指示情報をセッション管理ネットワークエレメントに頻繁に送信してよい。
実現可能な実施例において、通信ユニットはさらに、機能取得要求メッセージをセッション管理ネットワークエレメントから受信し、機能取得要求メッセージに応答して、アクセスネットワークデバイスのプロトコル機能指示情報をセッション管理ネットワークエレメントに送信するように構成される。
実現可能な実施例において、本願の本実施形態で提供される装置はさらに、第1の指示をセッション管理ネットワークエレメントから受信するアクセスデバイスを含む。第1の指示は、GTP−U層でサービスフローパケットを複製するようアクセスデバイスに示し、GTP−U層でサービスフローパケットに対して複製検出を行うようユーザプレーンネットワークエレメントに示す。あるいは、第1の指示は、GTP−U層でサービスフローパケットを複製するようユーザプレーンネットワークエレメントに示し、GTP−U層でサービスフローパケットに対して複製検出を行うようアクセスデバイスに示す。
例えば、伝送装置は、アクセスデバイス内のチップでもチップシステムでもよい。処理ユニットはプロセッサでよく、通信ユニットは通信インタフェースでよい。例えば、通信インタフェースは、入力/出力インタフェース、ピン、又は回路などでもよい。処理ユニットは、記憶ユニットに格納された命令を実行するので、ユーザプレーンネットワークエレメントは、第7態様又は第7態様の実現可能な実施例のうちのいずれか1つで説明した伝送方法を実施する。記憶ユニットは、チップ内の記憶ユニット(例えば、レジスタ又はキャッシュ)でもよく、ユーザプレーンネットワークエレメント内にあり且つチップの外側にある記憶ユニット(例えば、リードオンリメモリ又はランダムアクセスメモリ)でもよい。
第9態様によれば、本願の一実施形態がコンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラム又は命令を格納する。コンピュータプログラム又は命令がコンピュータで実行されると、コンピュータは、第7態様又は第7態様の実現可能な実施例のうちのいずれか1つで説明した伝送方法を実行することが可能になる。
第10態様によれば、本願の一実施形態が、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。命令がコンピュータで実行されると、コンピュータは、第7態様又は第7態様の実現可能な実施例で説明した伝送方法を実行することが可能になる。
第11態様によれば、本願の一実施形態が伝送装置を提供する。伝送装置は、プロセッサと記憶媒体とを含む。記憶媒体は命令を格納する。命令がプロセッサによって実行されると、第7態様又は第7態様の実現可能な実施例で説明した伝送方法が実施される。
第12態様によれば、本願はチップ又はチップシステムを提供する。チップ又はチップシステムは、少なくとも1つのプロセッサと通信インタフェースとを含む。通信インタフェースと少なくとも1つのプロセッサとは、通信線を用いて相互接続される。少なくとも1つのプロセッサは、コンピュータプログラム又は命令を実行して、第7態様又は第7態様の実現可能な実施例のうちのいずれか1つで説明したパラメータ方法を実行するように構成される。
チップ内の通信インタフェースは、入力/出力インタフェース、ピン、又は回路などでもよい。
第13態様によれば、本願の一実施形態が通信システムを提供する。通信システムは、第2態様で説明した伝送装置と、第8態様で説明した伝送装置とを含む。任意選択で、通信システムはさらに、端末又はユーザプレーンネットワークエレメントなどを含んでもよい。
本願の第2態様から第13態様までの有益な効果、及びこれらの態様の実施例については、第1態様の有益な効果及びその態様の実施例の分析を参照されたい。詳細は、ここで再度説明しない。
本願の実施形態における技術的解決手段を明確に説明するために、「第1」及び「第2」などの用語が本願の実施形態に用いられ、基本的に同じ機能及び使用法を有する同じ品目又は同様の品目を区別している。例えば、第1のアクセスデバイス及び第2のアクセスデバイスは、異なるアクセスデバイスを区別することが意図されているだけであり、第1のアクセスデバイス及び第2のアクセスデバイスの順序を限定しない。当業者であれば、「第1」及び「第2」などの用語が数又は実行順序を限定しないこと、また「第1」及び「第2」などの用語が明確な違いを示していないことを理解するであろう。
本願では、「例示的な」又は「例えば」といった言葉を用いて、一例、実例、又は説明の提示を表していることに留意されたい。本願において「例示的な」又は「例えば」と説明される実施形態又は設計構想はいずれも、別の実施形態又は設計構想よりも好ましい又はより多くの利点を有していると説明されるべきではない。正確には、「例示的な」又は「例」などの言葉を用いるのは、具体的な方法で、相対概念を提示することが意図されている。
本願では、「少なくとも1つの」という表現は「1つ又は複数の」を意味し、「複数の」という表現は2つ以上を意味する。「及び/又は」という用語は、関連する対象を説明するための関連関係を説明しており、3つの関係が存在し得ることを表している。例えば、A及び/又はBは、Aだけが存在すること、A及びBが両方とも存在すること、Bだけが存在することという3つの場合を表すことができる。A及びBは単数形でも複数形でもよい。記号「/」は一般に、関連する対象の間の「又は」の関係を示している。「以下の品目のうちの少なくとも1つ」又は同様の表現は、これらの品目の任意の組み合わせを示しており、これらの品目のうちの1つ又は複数による任意の組み合わせを含む。例えば、a、b、又はcのうちの少なくとも1つは、a、b、c、aとb、aとc、bとc、又はaとbとcを表してよく、a、b、及びcは単数形でも複数形でもよい。
以下では、添付図面を参照して、本願の技術的解決手段を説明する。
図1は、本願の一実施形態による通信システムの概略構造図である。通信システムは、セッション管理ネットワークエレメント10と、少なくとも1つのアクセスデバイス20と、少なくとも1つのユーザプレーンネットワークエレメント30とを含む。
セッション管理ネットワークエレメント10及びユーザプレーンネットワークエレメント30は、コアネットワーク内のネットワークエレメントである。アクセスデバイス20は、アクセスネットワーク内のネットワークエレメントである。アクセスネットワークは、無線アクセスに関連した機能を実装するように構成されてよい。
任意選択の実施例において、通信システムはさらに、少なくとも1つの端末40を含んでよい。少なくとも1つの端末40は、アクセスデバイス20に無線で接続されて、コアネットワークにアクセスする。
この通信システムに関する、ユーザプレーンネットワークエレメント30、セッション管理ネットワークエレメント10、少なくとも1つの端末40、及び少なくとも1つのアクセスデバイス20によって実行される具体的な段階については、以下の実施形態の説明を参照されたい。詳細は、ここで再度説明しない。本願の実施形態における通信システム及び伝送方法は、相互に参照されてよいことを理解されたい。
少なくとも1つの端末40のユーザプレーンデータが、少なくとも1つの端末40によりアクセスされるアクセスデバイス20に送信され、次いで、ユーザプレーンデータは、アクセスデバイス20とユーザプレーンネットワークエレメント30との間のユーザプレーン接続を通じてユーザプレーンネットワークエレメント30に伝送され、ユーザプレーンデータは最終的に、ユーザプレーンネットワークエレメント30によってネットワークに送信される。当然ながら、ユーザプレーンネットワークエレメント30はさらに、端末に送信されるユーザプレーンデータをネットワークから取得し、次いで、ユーザプレーンネットワークエレメント30とアクセスデバイス20との間のユーザプレーン接続を通じて、端末のユーザプレーンデータをアクセスデバイス20に送信してよく、アクセスデバイス20は最終的に、ユーザプレーンデータを対象の端末に伝送する。
本願の実施形態におけるユーザプレーンデータは、サービスフローパケットとも呼ばれることがある。
例えば、本願の本実施形態におけるアクセスデバイス20は、4Gネットワークにおけるアクセスデバイス、例えば、進化型NodeB(evolved NodeB、eNB)でよい。この場合、コアネットワークは、4Gコアネットワーク(例えば、進化型パケットコア(Evolved Packet Core、EPC))でよい。
別の例において、本願の本実施形態におけるアクセスデバイス20は、5Gネットワークにおけるアクセスデバイス、例えば、次世代NodeB(The Next Generation Node B、gNB)でよい。この場合、コアネットワークは5Gコア(5G Core、5GC)でよい。
例えば、アクセスデバイスは、無線アクセスを端末に提供するデバイスである。当該デバイスは、無線アクセスネットワーク(例えば、次世代無線アクセスネットワーク(Next Generation Radio Access Network、NG RAN))デバイス、有線アクセスネットワーク/固定ネットワークアクセス(Wireline 5G Access Network、W−5GAN)デバイス、例えば、アクセスゲートウェイ機能(Access Gateway Function、AGF)若しくはネットワークゲートウェイ制御デバイス(Broadband network gateway、BNG)、Wi−FiのAP、又はWiMAXのBSでもよい。
任意選択の実施例において、通信システムはさらに、モビリティ管理ネットワークエレメント又はポリシーネットワークエレメントなどを含んでよい。4Gネットワークにおいて、セッション管理ネットワークエレメント10は、モビリティ管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)でよい。ユーザプレーンネットワークエレメントは、サービングゲートウェイ(Serving GateWay、SGW)及び/又はPDNゲートウェイ(PDN GateWay、PGW)でよい。ポリシーネットワークエレメントは、ポリシー及び課金ルール機能ユニット(Policy and Charging Rules Function、PCRF)でよい。言い換えれば、4Gにおいて、MMEは、セッション管理機能及びモビリティ管理機能を両方とも有する。
5Gネットワークでは、図2に示すように、セッション管理ネットワークエレメント10は、セッション管理機能(Session Management Function、SMF)ネットワークエレメント106でよい。ユーザプレーンネットワークエレメント30は、ユーザプレーン機能(User plane function、UPF)ネットワークエレメント103でよい。アクセスデバイスは、無線アクセスデバイス(Radio Access Network、RAN)102でよい。モビリティ管理ネットワークエレメントは、アクセス及びモビリティ管理(Access and Mobility Management Function、AMF)ネットワークエレメント105でよく、ポリシーネットワークエレメントは、ポリシー制御ネットワークエレメント(Policy Control Function)107でよい。
さらに、図2に示すように、5Gネットワークアーキテクチャはさらに、アプリケーション機能(application function、AF)、統合データ管理ネットワークエレメント(Unified Data Management、UDM)108、及びデータネットワーク(data network、DN)104を含んでよい。さらに、実現可能な実施例において、5Gネットワークアーキテクチャはさらに、ネットワークレポジトリ機能(network repository function、NRF)ネットワークエレメントを含んでよい。NRFネットワークエレメントは、このアーキテクチャ図には示されていない。NRFネットワークエレメントは主に、ネットワークエレメントディスカバリに用いられる。
端末は、次世代ネットワーク(Next generation、N1)インタフェース(略してN1)を通じてAMFネットワークエレメントと通信する。アクセスデバイスは、N2インタフェース(略してN2)を通じてAMFネットワークエレメントと通信する。アクセスデバイスは、N3インタフェース(略してN3)を通じてUPFネットワークエレメントと通信する。UPFネットワークエレメントは、N6インタフェース(略してN6)を通じてDNと通信する。任意の2つのUPFネットワークエレメントが、N9インタフェース(略してN9)を通じて互いに通信する。UPFネットワークエレメントは、N4インタフェース(略してN4)を通じてSMFネットワークエレメントと通信する。AMFネットワークエレメントは、N11インタフェース(略してN11)を通じてSMFネットワークエレメントと通信する。AMFネットワークエレメントは、N8インタフェース(略してN8)を通じてUDMネットワークエレメントと通信する。SMFネットワークエレメントは、N7インタフェース(略してN7)を通じてPCFネットワークエレメントと通信する。SMFネットワークエレメントは、N10インタフェース(略してN10)を通じてUDMネットワークエレメントと通信する。
図2に示すネットワークアーキテクチャにおいて、制御プレーンネットワークエレメントは代替的に、サービスベースのインタフェースを用いて互いにやり取りしてよいことを理解されたい。例えば、AMFネットワークエレメント、SMFネットワークエレメント、UDMネットワークエレメント、又はPCFネットワークエレメントは、サービスベースのインタフェースを用いて互いにやり取りする。例えば、AMFネットワークエレメントにより提供される外部サービスベースのインタフェースがNamfでよい。SMFネットワークエレメントにより提供される外部サービスベースのインタフェースがNsmfでよい。UDMネットワークエレメントにより提供される外部サービスベースのインタフェースがNudmでよい。PCFネットワークエレメントにより提供される外部サービスインタフェースがNpcfでよい。図3に示す様々なサービスベースのインタフェースの名称の関連説明については、23501規格の5Gシステムアーキテクチャ(5G system architecture)図を参照することを理解されたい。詳細は、ここで説明しない。
図2は、例えば、UPFネットワークエレメント及びSMFネットワークエレメントを提示するだけであることに留意されたい。当然ながら、この図には、複数のUPFネットワークエレメント及び複数のSMFネットワークエレメントが含まれてよく、例えば、SMFネットワークエレメント1及びSMFネットワークエレメント2が含まれてよい。このことが、本願の本実施形態において特に限定されることはない。
図2のアクセスデバイス、AMFネットワークエレメント、SMFネットワークエレメント、UDMネットワークエレメント、UPFネットワークエレメント、及びPCFネットワークエレメントなどは単なる名称であり、これらの名称が何らかの制限をデバイスにもたらすことはないことに留意されたい。5Gネットワーク及び別の将来のネットワークにおいて、アクセスデバイス、AMFネットワークエレメント、SMFネットワークエレメント、UDMネットワークエレメント、UPFネットワークエレメント、及びPCFネットワークエレメントに対応するネットワークエレメントが、他の名前でもよい。これについては、本願の本実施形態では特に限定されない。例えば、UDMネットワークエレメントは、ホーム加入者サーバ(home subscriber server、HSS)、ユーザサブスクリプションデータベース(user subscription database、USD)、又はデータベースエンティティなどと置き換えられてよい。これについては、ここで一様に説明されており、詳細は以下で再度説明しない。
RAN102は、無線アクセスを端末に提供するデバイスであり、限定されるものではないが、eNodeB、Wi−FiのAP、又はWiMAXのBSなどを含む。
AMFネットワークエレメント105は主に、モバイルネットワークにおいて、ユーザ位置の更新、ネットワークへのユーザ登録、及びユーザ切り替えなどのモビリティ管理の役割を担う。
SMFネットワークエレメント106は主に、モバイルネットワークにおいて、セッションの確立、変更、及び解放などのセッション管理の役割を担う。例えば、特定の機能によって、IPアドレスがユーザに割り当てられ、パケット転送機能を提供するUPFが選択されることになる。
PCFネットワークエレメント107は、AMFネットワークエレメント105及びSMFネットワークエレメント106に、サービス品質QoSポリシー及びスライス選択ポリシーなどのポリシーを提供する役割を担う。
UDMネットワークエレメント108は、サブスクリプション情報及び認証/認可情報などのユーザデータを格納するように構成される。
UPFは主に、転送および課金などの、ユーザのパケットを処理する役割を担う。
DNは、データ伝送サービスをユーザに提供するIMS(IP Multi−media Service、IP multimedia service)などの事業者ネットワーク、又はインターネットである。
端末は、UE、RAN、UPFネットワークエレメント、及びDNを通るセッション(PDU session)を確立することにより、データネットワーク(Data Network、DN)にアクセスする。
図3に示すように、図3は、端末とユーザプレーンネットワークエレメントとの間の、本願の一実施形態によるユーザプレーンプロトコルスタックのアーキテクチャ図である。図3に示すように、端末の場合、端末は、以下のプロトコル層を上から下まで連続して含んでよい。すなわち、アプリケーション(Application)層、PDU層、サービスデータアダプテーションプロトコル(service data adaptation protocol、SDAP)層、パケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet data convergence protocol、PDCP)層、無線リンク制御(radio link control、RLC)層、媒体アクセス制御(media access control、MAC)層、及びL1層である。アクセスデバイスの場合、アクセスデバイスは、端末に対応する第1のプロトコルスタックと、UPFネットワークエレメントに対応する第2のプロトコルスタックとを含んでよい。第1のプロトコルスタックは、以下の層を上から下まで連続して含んでよい。すなわち、端末のSDAP層に対応するSDAP層、端末のPDCP層に対応するPDCP層、端末のRLC層に対応するRLC層、端末のMAC層に対応するMAC層、及び端末のL1層に対応するL1層である。第2のプロトコルスタックは、汎用パケット無線サービストンネリングプロトコルユーザプレーン(general packet radio service tunneling protocol user plane、GTP−U)層、UDP層/インターネットプロトコル(internet protocol、IP)層、L2層(layer 2)、及びL1層(layer 1)を含む。UPFネットワークエレメントのプロトコルスタックが、以下の層を上から下まで連続して含んでよい。すなわち、端末に対応するPDU層、RANに対応するGTP−U層、RANに対応するUDP/IP層、並びにRANに対応するL2層及びL1層である。
GTP−U層は、UDP層/IP層に基づくトンネルカプセル化プロトコルであり、無線アクセスネットワーク(例えばAN)とコアネットワーク(例えば、UPFネットワークエレメント)との間でサービスフローパケットを転送するのに用いることができる。
サービスフローパケットが、トンネルを確立することにより、RANとUPFネットワークエレメントとの間で伝送される。トンネルは、N3トンネルと呼ばれる。RAN及びUPFネットワークエレメントは、複数のスイッチ又は複数のルータを用いて接続される。これらのスイッチ/ルータは、RANとUPFネットワークエレメントとの間でパケットを転送するように構成される。
高信頼性伝送の要件を有するサービス(例えば、URLLCサービス)の場合、ユーザプレーンデータの高信頼性伝送を実施するのに用いられ得る方式が2つある。
第1の方式では、冗長伝送がGTP−U層で実行される。図4に示すように、端末によりアクセスされるアクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとが両方ともGTP−Uプロトコル拡張をサポートする場合、冗長なN3トンネルが、端末によりアクセスされるRANとUPFとの間に確立されてよい。言い換えれば、少なくとも2つのN3トンネル、例えば、図4に示すN3トンネル(tunnel)1及びN3トンネル2が、同じRANと同じUPFとの間に確立される。アップリンク方向において、具体的には、端末がユーザプレーンデータをコアネットワークに送信するプロセスにおいて、RANは、アップリンクユーザプレーンデータを端末から受信したときに、アップリンクユーザプレーンデータをGTP−U層で複製して、アップリンクユーザプレーンデータ1及びアップリンクユーザプレーンデータ2を取得してよい。アップリンクユーザプレーンデータ1及びアップリンクユーザプレーンデータ2は、アップリンクユーザプレーンデータを複製することで取得される同じユーザプレーンデータである。RANは、N3トンネル1を用いて、アップリンクユーザプレーンデータ1をUPFネットワークエレメントに伝送し、N3トンネル2を用いて、アップリンクユーザプレーンデータ2をUPFネットワークエレメントに伝送する。UPFネットワークエレメントは、アップリンクユーザプレーンデータ1及びアップリンクユーザプレーンデータ2を受信した後に、GTP−U層で、アップリンクユーザプレーンデータ1及びアップリンクユーザプレーンデータ2に対して複製検出を行ってよい。したがって、ユーザプレーンデータの高信頼性伝送が実現される。ダウンリンク方向(具体的には、コアネットワークがユーザプレーンデータを端末に送信するプロセス)において、UPFネットワークエレメントは、GTP−U層でダウンリンクユーザプレーンデータを複製し、互いに独立したN3トンネル1及びN3トンネル2を用いて、複製したダウンリンクユーザプレーンデータを別々にRANに伝送する。RANは、ダウンリンクユーザプレーンデータから複製したダウンリンクユーザプレーンデータを、N3トンネル1及びN3トンネル2から削除する。N3トンネル1及びN3トンネル2は、サービスフローパケットを伝送する異なる経路であり、すなわち、アップリンクユーザプレーンデータ1及びアップリンクユーザプレーンデータ2は異なるスイッチ/ルータを介してUPFネットワークエレメントに伝送されることを理解されたい。
上記説明から理解できることは、第1の方式では、RAN及びUPFネットワークエレメントがGTP−Uプロトコル層でユーザプレーンデータを複製し、複製したユーザプレーンデータをGTP−Uプロトコル層で削除することが必要となるということである。言い換えれば、第1の方式では、RAN及びUPFネットワークエレメントがGTP−U拡張プロトコルをサポートすることが必要となる。
第2の方式では、トランスポート層冗長伝送を用いて、高信頼性伝送が実施される。図5に示すように、RAN及びUPFネットワークエレメントは、複製プロトコル(replication protocol、RP)機能をサポートする。すなわち、RAN及びUPFネットワークエレメントは複製機能を有する。複製機能は、RAN及びUPFネットワークエレメントから独立した別個のエンティティでよいことに留意されたい。例えば、RPは、RAN又はUPFネットワークエレメントに接続されたスイッチ又はルータに配置されてよい。パケットがトランスポート層で複製され、複製されたパケットが複製機能を用いてトランスポート層で削除されて、ユーザプレーンデータの冗長伝送が実施される。
例えば、RP機能がRAN及びUPFネットワークエレメントに配置される一例を用いて、ユーザプレーン伝送が説明される。アップリンク方向では、端末から受信したアップリンクユーザプレーンデータが、RANのRP機能を用いてトランスポート層で複製され、アップリンクユーザプレーンデータ1及びアップリンクユーザプレーンデータ2が取得される。次いで、RANは、独立した伝送経路を通じて、アップリンクユーザプレーンデータ1及びアップリンクユーザプレーンデータ2をUPFネットワークエレメントに別々に伝送する。具体的には、RANは、伝送経路1を通じてアップリンクユーザプレーンデータ1をUPFに伝送し、伝送経路2を通じてアップリンクユーザプレーンデータ2をUPFネットワークエレメントに伝送する。UPFネットワークエレメントは、アップリンクユーザプレーンデータ1及びアップリンクユーザプレーンデータ2を受信した後に、複製したユーザプレーンデータをアップリンクユーザプレーンデータ1及びアップリンクユーザプレーンデータ2から削除する。ダウンリンク方向では、受信したダウンリンクユーザプレーンデータが、UPFのRP機能を用いてトランスポート層で複製されて、ダウンリンクユーザプレーンデータ1及びダウンリンクユーザプレーンデータ2が取得される。次いで、UPFネットワークエレメントは、独立した伝送経路を用いて、ダウンリンクユーザプレーンデータ1及びダウンリンクユーザプレーンデータ2をRANに送信する。RANは、受信したダウンリンクユーザプレーンデータ1及び受信したダウンリンクユーザプレーンデータ2から、複製したユーザプレーンデータを削除する。トランスポート層は、プロトコルスタックのレイヤ2プロトコル層であり、具体的にはMAC層でよい。伝送経路は、RANとUPFネットワークエレメントとの間の少なくとも1つのルータ又は少なくとも1つのスイッチと、互いに独立した伝送経路1及び伝送経路2とを接続することで形成される経路を意味する。
前述の説明から理解できることは、第2の方式では、ユーザプレーンデータがトランスポート層で複製され、複製されたユーザプレーンデータがRP機能を用いてトランスポート層で削除されることが必要となるということである。言い換えれば、第2の方式では、RANとUPFネットワークエレメントとの間のトランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートすることが必要となる。RAN又はUPFネットワークエレメントが、図4に示すソリューションを用いてユーザプレーンデータを伝送する場合、RAN又はUPFネットワークエレメントは、GTP−U拡張プロトコルをサポートしない。あるいは、RAN又はUPFネットワークエレメントが、図5に示すソリューションを用いてユーザプレーンデータを伝送する場合、トランスポートネットワークは高信頼性伝送をサポートしない。したがって、高信頼性伝送方式は無効なソリューションであり、具体的には、ユーザプレーンデータの伝送が極めて確実に保証されることはない。
前述の2つの高信頼性伝送ソリューションについては、現在のところ、URLLCサービスに対して、適当な高信頼性伝送ソリューションをどのように選択するかを説明できるソリューションが1つもない。SMFネットワークエレメントが、これらの高信頼性伝送ソリューションのうちの一方をランダムに選択することによってユーザプレーンデータを伝送する場合、サービスの高信頼性伝送を保証できないという現象が発生することがあるので、ユーザのサービス体験が低下する。例えば、SMFネットワークエレメントは、図4に示す高信頼性ソリューションを用いてユーザプレーンデータを伝送するが、RAN又はUPFネットワークエレメントはGTP−U拡張プロトコルをサポートしない。あるいは、SMFネットワークエレメントは、図5に示す高信頼性ソリューションを用いてユーザプレーンデータを伝送するが、トランスポートネットワークは高信頼性伝送をサポートしない。この場合、SMFネットワークエレメントが選択した高信頼性ソリューションを正常に実行することはできない。言い換えれば、高信頼性ソリューションは無効なソリューションであり、したがって、URLLCサービスのユーザプレーンデータ伝送が極めて確実に保証されることはない。
したがって、本願の一実施形態が伝送方法を提供し、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間のユーザプレーン接続管理を実現する。セッション管理ネットワークエレメントが、トランスポートネットワーク機能リスト情報を取得し、トランスポートネットワーク機能リスト情報に基づいて、トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートするかどうかを判定して、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間のユーザプレーン接続を管理する。例えば、トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートする場合、図5に示すソリューションが選択されて、ユーザプレーンデータを伝送する。
図6は、本願の一実施形態による通信デバイスのハードウェア構造の概略図である。本願の本実施形態における端末、セッション管理ネットワークエレメント、及びユーザプレーンネットワークエレメントのハードウェア構造については、図6に示す通信デバイスのハードウェア構造の概略図を参照されたい。通信デバイスは、プロセッサ41と、通信回線44と、少なくとも1つの通信インタフェース(図6は、通信デバイスが通信インタフェース43を含む一例だけを用いて説明されている)とを含む。
プロセッサ41は、本願のソリューションのプログラム実行を管理するように構成された、汎用の中央演算処理装置(central processing unit、CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application−specific integrated circuit、ASIC)、又は1つ若しくは複数の集積回路でもよい。
通信回線44は、前述のコンポーネントの間で情報を伝送するチャネルを含んでよい。
通信インタフェース43は、送受信機などの任意の装置に用いられ、別のデバイス、又は別の通信ネットワークと通信するように構成される。別の通信ネットワークとは、イーサネット(登録商標)、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)、又は無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)などである。任意選択で、通信デバイスはさらに、メモリ42を含んでよい。
メモリ42は、リードオンリメモリ(read−only memory、ROM)、静的な情報及び命令を格納できる別のタイプの静的記憶装置、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、又は情報及び命令を格納できる別のタイプの動的記憶装置でもよく、電気的消去可能プログラム可能型リードオンリメモリ(electrically erasable programmable read−only memory、EEPROM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(compact disc read−only memory、CD−ROM)若しくは別のコンパクトディスク記憶装置、光ディスク記憶装置(コンパクトディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスクなどを含む)、磁気ディスク記憶媒体、別の磁気記憶装置、又は期待されるプログラムコードを命令若しくはデータ構造体の形態で保持若しくは格納するように構成でき且つコンピュータがアクセスできる任意の他の媒体でもよい。しかしながら、メモリ42はこれらに限定されない。メモリは、独立して存在してよく、通信回線44を用いてプロセッサに接続される。メモリは、代替的に、プロセッサと一体化されてもよい。
メモリ42は、本願のソリューションを実行するためのコンピュータ実行可能命令を格納するように構成され、プロセッサ41はコンピュータ実行可能命令の実行を制御する。プロセッサ41は、本願の以下の実施形態で提供される伝送方法を実施するために、メモリ42に格納されたコンピュータ実行可能命令を実行するように構成される。
任意選択で、本願の本実施形態におけるコンピュータ実行可能命令は、アプリケーションプログラムコードとも呼ばれることがある。このことは、本願の本実施形態において特に限定されない。
特定の実装において、一実施形態では、プロセッサ41は、図6のCPU0及びCPU1などの1つ又は複数のCPUを含んでよい。
特定の実装において、一実施形態では、通信デバイスは、図6のプロセッサ41及びプロセッサ45などの複数のプロセッサを含んでよい。これらのプロセッサのそれぞれは、シングルコア(single−CPU)プロセッサでもよく、マルチコア(multi−CPU)プロセッサでもよい。本明細書のプロセッサは、1つ又は複数のデバイス、回路、及び/又はデータ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するように構成された処理コアでもよい。
本願の実施形態で提供される伝送方法が、図1〜図6を参照して、以下に詳細に説明される。
本願の以下の実施形態におけるネットワークエレメント間のメッセージの名称、又はメッセージ内のパラメータの名称などは単なる例であり、特定の実装では他の名前でもよいことに留意されたい。このことは、本願の本実施形態において特に限定されない。
図7に示すように、本願の一実施形態が伝送方法を提供する。この伝送方法は、以下に挙げる段階を含む。
段階101:セッション管理ネットワークエレメントがトランスポートネットワーク機能リスト情報を取得する。トランスポートネットワーク機能リスト情報は、トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートするかどうかを示す。トランスポートネットワークは、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間のネットワークである。
例えば、トランスポートネットワークは、少なくとも1つのアクセスデバイスのうちの各アクセスネットワークデバイスと少なくとも1つのユーザプレーンネットワークエレメントとの間のネットワークでよい。異なるアクセスデバイスが同じユーザプレーンネットワークエレメントに対応してよく、すなわち、1つのユーザプレーンネットワークエレメントが複数のアクセスデバイスに接続されてよい。1つのアクセスデバイスが、複数のユーザプレーンネットワークエレメントにアクセスしてもよい。少なくとも1つのアクセスデバイス及び少なくとも1つのユーザプレーンネットワークエレメントは両方とも、セッション管理ネットワークエレメントのサービスエリアに位置している。
例えば、トランスポートネットワークは、以下の表1に示すように、アクセスデバイス1とユーザプレーンネットワークエレメント1との間のネットワーク、アクセスデバイス1とユーザプレーンネットワークエレメント2との間のネットワーク、及びアクセスデバイス2とユーザプレーンネットワークエレメント1との間のネットワークを含んでよい。
段階102:セッション管理ネットワークエレメントは、トランスポートネットワーク機能リスト情報に基づいて、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間の、端末のユーザプレーン接続を管理する。ユーザプレーン接続は、端末のサービスフローパケットを伝送するのに用いることができる。
本願の本実施形態におけるユーザプレーン接続の管理は、ユーザプレーン接続を確立すること又はユーザプレーン接続の確立を拒否することを意味してよい。
アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間の、端末のユーザプレーン接続をどのように管理するかは、先行技術では決まっていない。本願の本実施形態で提供される伝送方法において、セッション管理ネットワークエレメントは、トランスポートネットワーク機能リスト情報を取得する。トランスポートネットワーク機能リスト情報は、トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートするかどうかを示し、トランスポートネットワークは、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間のネットワークであるため、セッション管理ネットワークエレメントは、トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートするかどうかを判定できるようになり、ユーザプレーン接続をどのように管理するかを決定できるようになる。このように、端末のサービスフローパケットは確実に伝送され得る。
一例では、トランスポートネットワーク機能リスト情報が、端末によりアクセスされるアクセスデバイス(例えば、表1に示すアクセスデバイス1)と、セッション管理プロセスにおいて端末のためにセッション管理ネットワークエレメントにより選択されるユーザプレーンネットワークエレメント(例えば、ユーザプレーンネットワークエレメント1)との間のトランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートするかどうかを示す場合、実現可能な実施形態において、図8に示すように、段階102の前に、本願の本実施形態で提供される方法はさらに、以下の段階を含む。
段階103:セッション管理ネットワークエレメントは、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報と、ユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報とを取得する。アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報は、アクセスデバイスが汎用パケット無線サービスのトンネリングプロトコル−ユーザプレーンGTP−Uプロトコル拡張をサポートするかどうかを示し、ユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報は、ユーザプレーンネットワークエレメントがGTP−Uプロトコル拡張をサポートするかどうかを示す。
一方では、端末によりアクセスされるアクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間のトランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートするかどうかに関係なく、セッション管理ネットワークエレメントは段階103を実行してよいことを理解されたい。他方では、実現可能な実施形態において、端末によりアクセスされるアクセスデバイスと、セッション管理プロセスにおいて端末のためにセッション管理ネットワークエレメントにより選択されるユーザプレーンネットワークエレメントとの間のトランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートしないことを、トランスポートネットワーク機能リスト情報が示すと、セッション管理ネットワークエレメントが決定した場合、セッション管理ネットワークエレメントは段階103を実行してよい。トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートするかどうかを、セッション管理ネットワークエレメントが判定する必要がない場合、段階101と段階103とが同時に行われてよく、又は段階103が段階101の前に行われることに留意されたい。言い換えれば、段階101及び段階103の順序が、本願の本実施形態で限定されることはない。
例えば、本願の本実施形態において、セッション管理ネットワークエレメントがアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を取得する方式は、以下のことを含んでよい。
方式1:セッション管理ネットワークエレメントは、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報をモビリティ管理ネットワークエレメントから受信する。例(1):アクセスデバイスは、送信を頻繁に行う。
例えば、図9に示すように、第1の実現可能な実施例において、段階103は、具体的には以下の方式で実施されてよい。
段階1030:端末がASメッセージをアクセスデバイスに送信することにより、アクセスデバイスはASメッセージを端末から受信する。ASメッセージは、NASメッセージを保持する。NASメッセージは、セッション識別子、データネットワーク名DNN、S−NSSAI、及びセッション確立要求メッセージを含む。具体的には、端末は、セッション確立手順を行う必要があると判定した場合、段階1030を行ってよい。
段階1031:アクセスデバイスは、N2メッセージをモビリティ管理ネットワークエレメントに送信する。N2メッセージは、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報、段階1030のNASメッセージ、又は端末の位置情報などを保持する。端末の位置情報は、アクセスデバイスの識別子により表されてよい。
段階1032:モビリティ管理ネットワークエレメントは、N11メッセージをセッション管理ネットワークエレメントに送信する。N11メッセージは、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報と端末の位置情報とを保持する。
したがって、セッション管理ネットワークエレメントは、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報をモビリティ管理ネットワークエレメントから取得してよい。
本願の本実施形態はさらにセッション修正手順に適用可能、すなわち、セッション修正手順において、セッション管理ネットワークエレメントはアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を取得することに留意されたい。本願の本実施形態がセッション修正手順に適用可能な場合、段階1031におけるNASメッセージのセッション確立要求メッセージは、セッション修正要求メッセージと置き換えられてよい。
例(2):セッション管理ネットワークエレメントは、アクセスデバイスのプロトコル機能取得プロセスをトリガする。
図9に示すように、第2の実現可能な実施例において、段階103は具体的には、以下の方式で実施されてよい。
段階1033〜段階1035は、段階1030〜段階1032と同様である。詳細については、段階1030〜段階1032の説明を参照されたい。両者の違いは、段階1034及び段階1035は、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を保持しないという点にある。
段階1036:セッション管理ネットワークエレメントは、受信したN11メッセージ若しくはローカルポリシーに基づいて、又はPCFからのPCCルールに従って、端末のサービスフロー用の高信頼性伝送を起動すると決定する。
段階1037:セッション管理ネットワークエレメントは、機能取得要求メッセージをアクセスデバイスに送信する。機能取得要求メッセージは、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を要求する。
段階1038:アクセスデバイスは、モビリティ管理ネットワークエレメントを用いて、機能取得要求メッセージをセッション管理ネットワークエレメントから受信する。
段階1039:アクセスデバイスは、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報をセッション管理ネットワークエレメントに送信する。
具体的には、機能取得要求メッセージに応答して、アクセスデバイスは、モビリティ管理ネットワークエレメントを用いて、機能取得応答メッセージをセッション管理ネットワークエレメントに送信する。機能取得応答メッセージは、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を保持する。
したがって、セッション管理ネットワークエレメントは、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報をアクセスデバイスから取得してよい。
方式2の説明は、一例としてセッション確立手順を用いて行われていることを理解されたい。本願の本実施形態がセッション修正手順に適用可能な場合、段階1033におけるNASメッセージ内のセッション確立要求メッセージは、セッション修正要求メッセージと置き換えられてよい。
例(1)と例(2)との違いは、例(1)では、アクセスデバイスがプロトコル機能指示情報を頻繁に報告し、例(2)では、サービスフローパケット用に高信頼伝送を起動する必要があるとセッション管理ネットワークエレメントが判定した場合にだけ、アクセスデバイスがプロトコル機能指示情報を報告するという点にある。例(1)のアクセスデバイスによって頻繁に報告されるアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報は、セッション管理ネットワークエレメントには無用な情報になり得る。例えば、セッション管理ネットワークエレメントが、トランスポート層を用いてサービスフローパケットの高信頼性伝送を実施すると決定した場合、すなわちセッション管理ネットワークエレメントがN3冗長トンネル伝送を起動する必要がない場合、セッション管理ネットワークエレメントは、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を取得する必要がなくてもよい。
例(3):モビリティ管理ネットワークエレメントは、N2デバイス接続を確立するプロセスにおいて、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を取得し、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報をセッション管理ネットワークエレメントに送信する。
例(3)では、図10に示すように、セッション管理ネットワークエレメントがアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を取得する段階は、2つの部分を含む。第1の部分において、モビリティ管理ネットワークエレメントは、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を取得する。第2の部分において、モビリティ管理ネットワークエレメントは、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報をセッション管理ネットワークエレメントに送信する。
第1の部分の場合、図10に示すように、段階103の前に、本願の本実施形態で提供される方法はさらに、以下の段階を含む。
段階201:アクセスデバイスがN2接続確立要求をモビリティ管理ネットワークエレメントに送信することにより、モビリティ管理ネットワークエレメントは、N2接続確立要求をアクセスデバイスから受信する。N2接続確立要求は、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を保持する。
段階202:モビリティ管理ネットワークエレメントは、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を受信し、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報とアクセスデバイスの対応する識別子とを格納する。例えば、モビリティ管理ネットワークエレメントは、アクセスデバイス1の識別子を格納し、アクセスデバイス1がGTP−Uプロトコル拡張をサポートすることを格納する。
第2の部分については、セッション確立手順が一例として用いられる。図10に示すように、本方法はさらに、以下の段階を含む。
段階203:端末は、ASメッセージをアクセスデバイスに送信する。ASメッセージは、NASメッセージを保持する。NASメッセージは、セッション識別子、セッション確立要求メッセージ、DNN、及びS−NSSAIを保持する。
段階204:アクセスデバイスは、N2メッセージをモビリティ管理ネットワークエレメントに送信する。N2メッセージは、段階203のNASメッセージ及び端末の位置情報などを保持する。
段階205:モビリティ管理ネットワークエレメントは、N2メッセージに基づいて、アクセスデバイスの識別子を決定し、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報とアクセスデバイスの識別子との間の格納された対応関係に基づいて、端末によりアクセスされるアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を決定する。
段階206:モビリティ管理ネットワークエレメントは、N11メッセージをセッション管理ネットワークエレメントに送信する。N11メッセージは、段階205のアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報又はNASメッセージなどを保持する。
したがって、本願の本実施形態の段階103は、以下の方式で実施されてよい。すなわち、セッション管理ネットワークエレメントは、N11メッセージをモビリティ管理ネットワークエレメントから受信し、N11メッセージから、端末によりアクセスされるアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を取得する。
例(2)と同様に、モビリティ管理ネットワークエレメントは、セッション管理ネットワークエレメントにより送信されるプロトコル機能取得要求を受信した後に、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報もセッション管理ネットワークエレメントに送信してよいことに留意されたい。図11A及び図11Bに示すように、具体的な変更例は次の通りである。
段階206のN11メッセージは、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を保持しない。すなわち、段階206の後に、段階207〜段階210がさらに行われてよい。具体的には、段階207〜段階210の具体的な実装プロセスについては、段階1036〜段階1039の具体的な実装プロセスを参照されたい。詳細は、ここで再度説明しない。
例(4):セッション管理ネットワークエレメントは、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報をユーザプレーンネットワークエレメントから取得する。例(4)は2つの例を有し、これらの例はそれぞれ次の通りに説明される。
例4−1:セッション管理ネットワークエレメントは、ネットワークエレメントディスカバリプロセスを用いて、アクセスデバイスのプロトコル機能を取得する。
本願の本実施形態において、セッション管理ネットワークエレメントがネットワークエレメントディスカバリプロセスを用いてアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を取得するプロセスについては、図12を参照されたい。図12は、セッション管理ネットワークエレメントがアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を取得するプロセスだけを列挙していることを理解されたい。図12は、前述の実施形態と組み合わせて用いられてよい。
段階301:セッション管理ネットワークエレメントは、サブスクリプション要求をNRFに送信する。サブスクリプション要求は、対象のユーザプレーンネットワークエレメントのプロビジョニング情報を保持する。
段階302:NRFは、サブスクリプション通知をセッション管理ネットワークエレメントに送信する。サブスクリプション通知は、ユーザプレーンネットワークエレメントリストを保持する。ユーザプレーンネットワークエレメントリスト内のユーザプレーンネットワークエレメントが、段階301における対象のユーザプレーンネットワークエレメントのプロビジョニング情報内の条件を満たす。
OAMがインスタンス化された場合、又は新たなユーザプレーンネットワークエレメントが展開された場合、OAMは、ユーザプレーンネットワークエレメントのプロビジョニング情報をNRF又は新たなユーザプレーンネットワークエレメントに設定してよい。
OAMがユーザプレーンネットワークエレメントのプロビジョニング情報を新たなユーザプレーンネットワークエレメントに設定してよい場合、以下の段階が行われる。
段階303:新たなユーザプレーンネットワークエレメントは登録要求をNRFに送信する。登録要求は、ユーザプレーンネットワークエレメントのプロビジョニング情報を保持する。登録要求はさらに、ユーザプレーンネットワークエレメントに接続されるアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を保持する。その他に、登録要求はさらに、ユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報を保持する。
OAMがユーザプレーンネットワークエレメントのプロビジョニング情報をNRFに設定してよい場合、段階303が行われる必要がなくてもよい。
段階304:NRFは、通知メッセージをセッション管理ネットワークエレメントに送信する。通知メッセージは、段階301において対象のユーザプレーンネットワークエレメントのプロビジョニング情報を満たすユーザプレーンネットワークエレメントリストを保持する。
したがって、セッション管理ネットワークエレメントは、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報と、ユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報とを格納する。次のセッション管理手順において、本願の本実施形態の段階103は具体的には、以下の方式で実施されてよい。すなわち、セッション管理ネットワークエレメントは、端末によりアクセスされるアクセスデバイスの識別子を決定し、本例のセッション管理ネットワークエレメントに格納されているアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報に基づいて、端末によりアクセスされるデバイスのプロトコル機能指示情報を決定してよい。さらに、セッション管理ネットワークエレメントは、ユーザプレーンネットワークエレメントを選択した後に、例4−1のセッション管理ネットワークエレメントに格納されたユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能に基づいて、サービスフローパケット転送サービスを端末に提供するユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報を決定してよい。
例4−2:セッション管理ネットワークエレメントは、N4デバイス接続確立プロセスを用いて、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を取得する。
本願の本実施形態において、セッション管理ネットワークエレメントがN4デバイス接続確立プロセスを用いてアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を取得するプロセスについては、図13を参照されたい。図13は、セッション管理ネットワークエレメントがアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を取得するプロセスだけを列挙していることを理解されたい。図13は、前述の実施形態と組み合わせて用いられてよい。
段階401:ユーザプレーンネットワークエレメントは設定情報を有する。設定情報は、ユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報と、ユーザプレーンネットワークエレメントに接続された少なくとも1つのアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報とを含む。
段階402:セッション管理ネットワークエレメントは、N4接続確立要求(例えば、N4アソシエーションセットアップ要求)をユーザプレーンネットワークエレメントに送信する。N4接続を用いて、セッション管理ネットワークエレメントとユーザプレーンネットワークエレメントとの間のN4デバイス接続が確立される。
段階403:ユーザプレーンネットワークエレメントは、N4接続確立応答をセッション管理ネットワークエレメントに送信する。N4接続確立応答は、ユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報と、段階401においてユーザプレーンネットワークエレメントに接続される少なくとも1つのアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報とを保持する。
したがって、ユーザプレーンネットワークエレメントへのN4デバイス接続を確立するプロセスにおいて、セッション管理ネットワークエレメントは、ユーザプレーンネットワークエレメントから、ユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報と、ユーザプレーンネットワークエレメントに接続されたアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報とを取得してよい。次のセッション管理手順において、セッション管理ネットワークエレメントは、端末によりアクセスされるアクセスデバイスの識別子を決定し、本例のセッション管理ネットワークエレメントに格納されているアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報に基づいて、端末によりアクセスされるデバイスのプロトコル機能指示情報を決定してよい。さらに、セッション管理ネットワークエレメントは、ユーザプレーンネットワークエレメントを選択した後に、本例のセッション管理ネットワークエレメントに格納されたユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能に基づいて、サービスフローパケット転送サービスを端末に提供するユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報を決定してよい。
本願の本実施形態において、セッション管理ネットワークエレメントがユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報を取得する段階は、セッション管理ネットワークエレメントがユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報をユーザプレーンネットワークエレメントから取得する段階、又はセッション管理ネットワークエレメントがユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報をネットワークレポジトリ機能NRFから取得する段階を含む。
具体的なプロセスについては、例(3)及び例(4)の説明を参照されたい。詳細は、ここで再度説明しない。
アクセスデバイスは、NG確立要求をモビリティ管理ネットワークエレメントに送信する。NG確立要求は、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を保持する。モビリティ管理ネットワークエレメントは、アクセスデバイスの識別子とアクセスデバイスのプロトコル機能との間のマッピング関係を、NG確立要求に基づいて格納する。モビリティ管理ネットワークエレメントは、NG確立応答をアクセスデバイスに送信する。
セッション管理プロセスにおいて、モビリティ管理ネットワークエレメントは、端末の位置情報に基づいて、端末によりアクセスされるアクセスデバイスを決定する。次いで、モビリティ管理ネットワークエレメントは、アクセスデバイスの識別子とアクセスデバイスのプロトコル機能との間の格納されたマッピング関係に基づいて、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を決定する。次いで、前述の段階403が実行される。例(5):セッション管理ネットワークエレメントがトリガされる。
セッション管理プロセスにおいて、セッション管理ネットワークエレメントが、ローカルポリシーに基づいて又はPCFからのPCCルールに従って、高信頼性伝送をサービスフローパケット用に起動する必要があると判定した場合、セッション管理ネットワークエレメントは、モビリティ管理ネットワークエレメントを用いて、機能取得要求メッセージをアクセスデバイスに送信する。機能取得要求メッセージに応答して、アクセスデバイスは、モビリティ管理ネットワークエレメントを用いて、機能取得応答メッセージをセッション管理ネットワークエレメントに送信する。機能取得応答メッセージは、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を保持する。
方式2と方式1との違いは、方式1では、アクセスデバイスがプロトコル機能指示情報を頻繁に報告するという点にある。方式2では、サービスフローパケット用に高信頼伝送を起動する必要があるとセッション管理ネットワークエレメントが判定した場合にだけ、アクセスデバイスはプロトコル機能指示情報を報告する。方式1では、アクセスデバイスにより頻繁に報告されるアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報は、セッション管理ネットワークエレメントには無用な情報になり得る。例えば、冗長伝送を起動する必要がないとセッション管理ネットワークエレメントが判定した場合、セッション管理ネットワークエレメントは、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を取得する必要がなくてもよい。
方式3:セッション管理ネットワークエレメントは、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報をユーザプレーンネットワークエレメントから取得する。
具体的なプロセスは次の通りである。段階(a1):セッション管理ネットワークエレメントはサブスクリプション要求をNRFに送信する。サブスクリプション要求は、対象のユーザプレーンネットワークエレメントのプロビジョニング情報を保持する。
段階(b1):NRFは、サブスクリプション通知をセッション管理ネットワークエレメントに送信する。サブスクリプション通知は、ユーザプレーンネットワークエレメントリストを保持する。ユーザプレーンネットワークエレメントリスト内のユーザプレーンネットワークエレメントが、段階(a1)において、対象のユーザプレーンネットワークエレメントのプロビジョニング情報内の条件を満たす。
段階(c1):OAM又はユーザプレーンネットワークエレメントは、新たなユーザプレーンネットワークエレメントのインスタンスを展開する。ユーザプレーンネットワークエレメント又はOAMは、ユーザプレーンネットワークエレメントを設定する。
段階(d1):OAM又はユーザプレーンネットワークエレメントは、ユーザプレーンネットワークエレメントの設定情報をNRFに送信する。この場合、OAM又はユーザプレーンネットワークエレメントはさらに、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報とユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報とをNRFに送信してよい。
段階(e1):NRFは、通知メッセージをセッション管理ネットワークエレメントに送信する。通知メッセージは、対象のユーザプレーンネットワークエレメントのプロビジョニング情報に適合したユーザプレーンリストを保持する。方式4:N3設定方式。
ユーザプレーンネットワークエレメントは設定情報を有する。設定情報には、ユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報と、少なくとも1つのアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報とが含まれる。セッション管理ネットワークエレメントは、N4接続確立要求をユーザプレーンネットワークエレメントに送信する。N4接続確立要求は、ユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報と、端末によりアクセスされるアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報とを要求する。ユーザプレーンネットワークエレメントは、N4接続確立応答をセッション管理ネットワークエレメントに送信する。N4接続確立応答は、ユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報と、端末によりアクセスされるアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報とを保持する。このように、ユーザプレーンネットワークエレメントへのN4接続を確立するプロセスにおいて、セッション管理ネットワークエレメントは、ユーザプレーンネットワークエレメントから、ユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報と、端末によりアクセスされるアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報とを取得してよい。
本願の本実施形態において、セッション管理ネットワークエレメントがユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報を取得する段階は、セッション管理ネットワークエレメントがユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報をユーザプレーンネットワークエレメントから取得する段階、又はセッション管理ネットワークエレメントがユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報をネットワークレポジトリ機能NRFから取得する段階を含む。
具体的なプロセスいついては、前述の方式4及び方式3の説明を参照されたい。詳細は、ここで再度説明しない。
アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報とユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報とを取得するのに、どちらの方式がセッション管理ネットワークエレメントによって用いられるのかに関係なく、セッション管理ネットワークエレメントがアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報とユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報を取得した後に、本願の本実施形態の段階102が以下の方式で実施されてよいことを理解されたい。
これに対応して、図9〜図11A及び図11Bのうちのいずれか1つに示すように、本願の本実施形態の段階102が以下の方式で実施されてよい。
段階1021:セッション管理ネットワークエレメントは、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報、ユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報、及びトランスポートネットワーク機能リスト情報に基づいてユーザプレーン接続を管理する。
実現可能な実施例において、段階1021は以下の方式で実施されてよい。すなわち、アクセスデバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントが両方ともGTP−Uプロトコル拡張をサポートする場合、セッション管理ネットワークエレメントは、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間に、ユーザプレーン接続として機能する少なくとも2つのN3トンネルを確立する。
すなわち、アクセスデバイスがGTP−Uプロトコル拡張(これは、GTP−U+とも表されてよい)をサポートすることをアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報が示し、且つユーザプレーンがGTP−Uプロトコル拡張をサポートすることをユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報が示す場合、セッション管理ネットワークエレメントは、GTP−U層での冗長伝送、すなわち、図4に示すソリューションを実行すると決定してよい。
すなわち、アクセスデバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントが両方ともGTP−Uプロトコル拡張をサポートする場合、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間のトランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートするかどうかに関係なく、セッション管理ネットワークエレメントは、GTP−U層での冗長伝送を実行すると決定してよい。
別の実現可能な実施例において、段階1021は以下の方式で実施されてよい。すなわち、トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートする場合、セッション管理ネットワークエレメントは、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間に、ユーザプレーン接続として機能する1つのN3トンネルを確立する。
すなわち、トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートする場合、アクセスデバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントがGTP−Uプロトコル拡張をサポートするかどうかに関係なく、図5に示す、トランスポート層で冗長伝送を実行するソリューションが用いられてよい。
さらに別の実現可能な実施例において、段階1021は以下の方式で実施されてよい。すなわち、トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートし、且つアクセスデバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントが両方ともGTP−Uプロトコル拡張をサポートする場合、セッション管理ネットワークエレメントは、ポリシー情報に基づいて、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間に、ユーザプレーン接続として機能する少なくとも2つのN3トンネル又は1つのN3トンネルを確立すると決定する。
すなわち、トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートし、且つアクセスデバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントが両方ともGTP−Uプロトコル拡張をサポートする場合、セッション管理ネットワークエレメントは、ポリシー情報に基づいて、図4に示すソリューション及び図5に示すソリューションのどちらのソリューションが用いられるかを判定してよい。
例えば、ポリシー情報はセッション管理ネットワークエレメントに予め格納されてもよく、又はポリシー情報はセッション管理ネットワークエレメントによって別のネットワークエレメント(例えば、PCFネットワークエレメント)から取得されてもよい。これについては、本願の本実施形態において限定されない。
例えば、ポリシー情報は、トランスポート層で冗長伝送を実行する優先順位でも、またGTP−U層で冗長伝送を実行する優先順位でもよい。例えば、トランスポート層で冗長伝送を実行する優先順位が、GTP−U層で冗長伝送を実行する優先順位より高いとするならば、トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートする場合、アクセスデバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントが両方ともGTP−Uプロトコル拡張をサポートするとしても、セッション管理ネットワークエレメントは依然として、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間に、ユーザプレーン接続として機能する1つのN3トンネルを確立すると決定する。すなわち、アクセスデバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントは、トランスポート層で冗長伝送を実行して、サービスフローパケットの高信頼伝送を実施する。
トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートせず、且つアクセスデバイス又はユーザプレーンネットワークエレメントがGTP−Uプロトコル拡張をサポートしないことをトランスポートネットワーク機能リストの指示情報が示す場合、セッション管理ネットワークエレメントはユーザプレーン接続の確立を拒否すると決定してよいことに留意されたい。言い換えれば、セッション管理ネットワークエレメントはセッション管理を拒否する。
以下の表2に示すように、表2は、様々な場合においてセッション管理ネットワークエレメントにより選択される高信頼性伝送ソリューションを示す。
別の例では、少なくとも1つのアクセスデバイスのそれぞれと少なくとも1つのユーザプレーンネットワークエレメントとの間のトランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートするかどうかを、トランスポートネットワーク機能リスト情報が示す場合、図14に示すように、段階102の前に、本願の本実施形態で提供される方法はさらに、以下の段階を含む。段階104:セッション管理ネットワークエレメントは、端末の位置情報を取得する。
具体的には、端末がセッション管理を開始するプロセスにおいて、セッション管理ネットワークエレメントは、端末の位置情報をモビリティ管理ネットワークエレメントから取得してよい。端末の位置情報は、少なくとも1つのアクセスデバイスのうち、端末のアクセスデバイスを決定するのに用いることができる。例えば、端末の位置情報は、アクセスデバイスの識別子で表されてよい。
段階105:セッション管理ネットワークエレメントは、端末の位置情報とトランスポートネットワーク機能リスト情報とに基づいて、トランスポートネットワークの高信頼性伝送をサポートするユーザプレーンネットワークエレメントをトランスポートネットワークリスト情報から選択する。段階105で選択されるユーザプレーンネットワークエレメントは、N3トンネルを確立するように構成されることを理解されたい。
段階104及び段階105が行われた後に、段階102が以下の方式で実施されてよいことを理解されたい。すなわち、セッション管理ネットワークエレメントは、端末によりアクセスされるアクセスデバイスと、トランスポートネットワークの高信頼性伝送をサポートするユーザプレーンネットワークエレメントとの間に、ユーザプレーン接続として機能する1つのN3トンネルを確立すると決定する。
具体的には、セッション管理ネットワークエレメントは、端末の位置情報に基づいて、端末にアクセスサービスを提供するアクセスデバイスを決定し、トランスポートネットワーク機能リスト情報に基づいて、当該アクセスデバイスと関連する少なくとも1つのトランスポートネットワークを決定する。次いで、高信頼性伝送をサポートするトランスポートネットワークが、少なくとも1つのトランスポートネットワークにおいて決定される。次いで、高信頼性伝送をサポートするトランスポートネットワークにおける、対応するユーザプレーンネットワークエレメントが、N3トンネルを確立するのに用いられるユーザプレーンネットワークエレメントとして決定される。セッション管理ネットワークエレメントが端末の位置情報に基づいて、アクセスデバイスと関連する複数のトランスポートネットワークが存在し、複数のトランスポートネットワークが全て高信頼性伝送をサポートすると判定した場合、セッション管理ネットワークエレメントは、複数のトランスポートネットワークのうちの任意のトランスポートネットワークにおいてユーザプレーンネットワークエレメントを選択し、選択したユーザプレーンネットワークエレメントを、N3トンネルを確立するのに用いられるユーザプレーンネットワークエレメントとして決定してよいことに留意されたい。当然ながら、複数のトランスポートネットワークのそれぞれが優先順位を有する場合、セッション管理ネットワークエレメントは、高い優先順位を有するトランスポートネットワーク内のユーザプレーンネットワークエレメントを、N3トンネルを確立するのに用いられるユーザプレーンネットワークエレメントとして用いてよい。
この場合、段階102は以下の方式で実施されてよいことを理解されたい。すなわち、セッション管理ネットワークエレメントは、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間に、ユーザプレーン接続として機能する1つのN3トンネルを確立する。例えば、表3に示すように、表3はトランスポートネットワーク機能リスト情報を示す。
具体的には、セッション管理ネットワークエレメントは、端末の位置情報に基づいて、端末により現在アクセスされている基地局がRAN1であると決定する。次いで、セッション管理ネットワークエレメントは、表2に示すトランスポートネットワーク機能リスト情報に基づいて、RAN1に関連するトランスポートネットワークにはトランスポートネットワーク1及びトランスポートネットワーク3が含まれることを把握する。トランスポートネットワーク1は高信頼性伝送をサポートし、トランスポートネットワーク3は高信頼性伝送をサポートしない。この場合、セッション管理ネットワークエレメントは、N3トンネルを確立するユーザプレーンネットワークエレメントとして、トランスポートネットワーク1のUPF1を選択すると決定してよい。
段階104及び段階105は主に、高信頼性伝送をサポートするトランスポートネットワーク内のユーザプレーンネットワークエレメントが、トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートするときに選択され得る場合を説明している。しかしながら、実際のプロセスでは、トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートしない可能性がある。したがって、別の任意選択の実施形態では、図15に示すように、本願の本実施形態で提供される方法はさらに、以下の段階を含む。
段階106:セッション管理ネットワークエレメントは、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を取得する。
段階106のアクセスデバイス及び段階107のアクセスデバイスは両方とも、端末によりアクセスされるアクセスデバイスであることを理解されたい。
具体的には、段階106の具体的な実装については、前述の実施形態において、セッション管理ネットワークエレメントがアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を取得するプロセスを参照されたい。詳細は、ここで再度説明しない。
段階107:セッション管理ネットワークエレメントは、アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報とトランスポートネットワーク機能リスト情報とに基づいて、ユーザプレーンネットワークエレメントを決定する。
実現可能な実施例において、本願の本実施形態の段階107は具体的には、以下の方式で実施されてよい。すなわち、トランスポートネットワークの高信頼性伝送をサポートするユーザプレーンネットワークエレメントが1つもなく、且つアクセスデバイスがGTP−Uプロトコル拡張をサポートすることをトランスポートネットワーク機能リスト情報が示す場合、セッション管理ネットワークエレメントが、GTP−Uプロトコル拡張をサポートするユーザプレーンネットワークエレメントをユーザプレーンネットワークエレメントとして決定する。段階106及び段階107においてセッション管理ネットワークエレメントにより最終的に選択されるユーザプレーンネットワークエレメントの間に、少なくとも2つのN3トンネルが確立されることを理解されたい。
具体的には、セッション管理ネットワークエレメントは、端末の位置情報に基づいてトランスポートネットワーク機能リスト情報から、アクセスデバイスと関連する少なくとも1つのトランスポートネットワークを決定する。少なくとも1つのトランスポートネットワークには高信頼性伝送をサポートするトランスポートネットワークが1つもないとセッション管理ネットワークエレメントが判定したとするならば、アクセスデバイスがGTP−Uプロトコル拡張をサポートする場合、セッション管理ネットワークエレメントは、GTP−Uプロトコル拡張をサポートするユーザプレーンネットワークエレメントをユーザプレーンネットワークエレメントとして選択してよい。
少なくとも1つのトランスポートネットワークには高信頼性伝送をサポートするトランスポートネットワークが1つもないとセッション管理ネットワークエレメントが判定した場合、セッション管理ネットワークエレメントは代替的に、アクセスデバイスがGTP−Uプロトコル拡張をサポートし、且つGTP−Uプロトコル拡張をサポートするユーザプレーンネットワークエレメントが1つもないときに、ユーザプレーン接続の確立を拒否してよいことに留意されたい。例えば、表4に示すように、表4はトランスポートネットワーク機能リスト情報を示す。
例えば、表4において、トランスポートネットワーク1及びトランスポートネットワーク3は、高信頼性伝送をサポートしない。セッション管理ネットワークエレメントにより取得されるRANプロトコル機能指示情報が、RANがGTP−Uプロトコル拡張をサポートすることを示す。セッション管理ネットワークエレメントにより取得されるUPFプロトコル機能指示情報は次の通りである。すなわち、UPFネットワークエレメント1がGTP−Uプロトコル拡張をサポートし、UPFネットワークエレメント2及びUPFネットワークエレメント3がGTP−Uプロトコル拡張をサポートしない。
セッション管理ネットワークエレメントは、端末の位置情報に基づいて、端末が現在RAN1にアクセスしていると判定する。表3を参照して、セッション管理ネットワークエレメントは、RAN1に関連するトランスポートネットワークがトランスポートネットワーク1及びトランスポートネットワーク3であるが、トランスポートネットワーク3もトランスポートネットワーク1も高信頼性伝送をサポートしないと判定する。したがって、セッション管理ネットワークエレメントは、これらのトランスポートネットワークの中で、トランスポートネットワークの高信頼性伝送をサポートするユーザプレーンネットワークエレメントを決定できない。さらに、セッション管理ネットワークエレメントは、段階103におけるアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を取得する方式に基づいて、RAN1のプロトコル機能指示情報を取得してよい。RAN1がGTP−Uプロトコル拡張をサポートするとすれば、セッション管理ネットワークエレメントは、GTP−Uプロトコル拡張をサポートするUPFを選択する。例えば、UPF1がGTP−Uプロトコル拡張をサポートするとすれば、セッション管理ネットワークエレメントによって最終的に選択されるユーザプレーンネットワークエレメントがUPF1である。
例えば、表4において、RAN1がGTP−Uプロトコル拡張をサポートし、トランスポートネットワーク3もトランスポートネットワーク1も高信頼性伝送をサポートせず、且つUPFネットワークエレメント1もUPFネットワークエレメント3もGTP−Uプロトコル拡張をサポートしない場合、セッション管理ネットワークエレメントは、ユーザプレーン接続の確立を拒否すると決定してよい。
実現可能な実施例において、トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートせず、且つアクセスデバイスがGTP−Uプロトコル拡張をサポートしないことをトランスポートネットワーク機能リスト情報が示す場合、セッション管理ネットワークエレメントは、ユーザプレーン接続の確立を拒否すると決定する。この場合、アクセスデバイスは、端末によりアクセスされるアクセスデバイスのことを指す。
トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートせず、且つ端末によりアクセスされるアクセスデバイスがGTP−Uプロトコル拡張をサポートしない場合、セッション管理ネットワークエレメントは、端末によりアクセスされるアクセスデバイスが複数のユーザプレーンネットワークエレメントに接続され、且つ複数のユーザプレーンネットワークエレメントの全てがこの場合にGTP−Uプロトコル拡張をサポートするとしても、ユーザプレーン接続の確立を拒否すると決定してよいことを理解されたい。
さらに表4を参照すると、セッション管理ネットワークエレメントにより取得されるRANプロトコル機能が、GTP−Uプロトコル拡張がサポートされていないということである場合。セッション管理ネットワークエレメントは、端末の位置に基づいて、端末が現在RAN1にアクセスしていると判定する。セッション管理ネットワークエレメントは、表3に示す情報に基づいて、RAN1と関連するトランスポートネットワークにはトランスポートネットワーク1とトランスポートネットワーク3とが含まれると判定してよい。トランスポートネットワーク1もトランスポートネットワーク3も高信頼性伝送をサポートしない。次いで、さらに、セッション管理ネットワークエレメントは、段階103におけるアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を取得する方式に基づいて、RAN1のプロトコル機能指示情報を取得してよい。RAN1がGTP−Uプロトコル拡張をサポートしないとすれば、セッション管理ネットワークエレメントは、ユーザプレーン接続の確立を拒否すると決定する。
アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間に少なくとも2つのN3トンネルを確立するとセッション管理ネットワークエレメントが決定した場合、すなわち、アクセスデバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントが両方ともGTP−Uプロトコル拡張をサポートする場合、図16に示すように、本願の本実施形態で提供される方法はさらに、以下の段階を含む。
段階108:セッション管理ネットワークエレメントは、第1の指示をアクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとに送信する。第1の指示は、アクセスデバイスが端末のサービスフローパケットをGTP−U層で複製し、且つ複製したサーブフローパケットをGTP−U層で削除することを示し、またユーザプレーンネットワークエレメントが端末のサービスフローパケットをGTP−U層で複製し、且つ複製したサーブフローパケットをGTP−U層で削除することを示す。
その他に、セッション管理ネットワークエレメントはさらに、少なくとも2つのN3トンネルのトンネル情報をアクセスデバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントに送信してよいので、アクセスデバイス/ユーザプレーンネットワークエレメントは、少なくとも2つのN3トンネルのトンネル情報により示される少なくとも2つのN3トンネルを用いて、サービスフローパケットと、その複製の後に取得されるサービスフローパケットを伝送すると決定する。
段階108で説明されるプロセスについては、先行技術の説明を参照されたい。詳細は、ここで説明しない。
段階109:アクセスデバイス又はユーザプレーンネットワークエレメントは、第1の指示をセッション管理ネットワークエレメントから受信する。
段階110:アクセスデバイス又はユーザプレーンネットワークエレメントは、第1の指示に従って、少なくとも2つのN3トンネルで受信した、端末のサービスフローパケットに対して複製検出を行う。複製検出には、複製と削除が含まれる。具体的には、少なくとも2つのN3トンネルで受信したサービスフローパケットが複製のサービスフローパケット又はバッファリングされたサービスフローパケットの複製である場合、アクセスデバイス又はユーザプレーンネットワークエレメントは、複製のサービスフローパケットを破棄してよい。
少なくとも2つのN3トンネルがセッション管理ネットワークエレメントにより確立された場合、セッション管理ネットワークエレメントはさらに、少なくとも2つのN3トンネルのトンネル情報をアクセスデバイス及びユーザプレーンネットワークエレメントに送信してよいので、アクセスデバイス/ユーザプレーンネットワークエレメントは、少なくとも2つのN3トンネルのトンネル情報で示される少なくとも2つのN3トンネルを用いて、GTP−U層で複製されたサービスフローパケットと、その複製の後に取得されるサービスフローパケットとを伝送すると決定することに留意されたい。その他に、アクセスデバイス/ユーザプレーンネットワークエレメントはさらに、複製したサービスフローパケットとその複製の後に取得されるサービスフローパケットとに対して複製検出を行ってよい。複製されたサービスフローパケットとその複製の後に取得されるサービスフローパケットとは、少なくとも2つのN3トンネルのトンネル情報により示される少なくとも2つのN3トンネルで受信される。
セッション管理ネットワークエレメントが、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間に1つのN3トンネルを確立すると決定した場合、本願の本実施形態において、セッション管理ネットワークエレメントは、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間に1つのN3トンネルを確立してよく、すなわち、ユーザプレーンネットワークエレメント及びアクセスデバイスを示して冗長なトンネル情報を割り当てる必要がない。同様に、UPF/RANは、サービスフローパケット又は複製したサービスフローパケットに対して複製検出を行うよう命令される必要はない。
セッション管理ネットワークエレメントが、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間に1つのN3トンネルを確立すると決定した場合、本願の本実施形態において、セッション管理ネットワークエレメントは、ユーザプレーンネットワークエレメント及びアクセスデバイスを示して冗長なトンネル情報を割り当てる必要がなくてよい。同様に、UPF/RANは、サービスフローパケット又は複製したサービスフローパケットに対して複製検出を行うよう命令される必要はない。
セッション管理ネットワークエレメントがユーザプレーン接続の確立を拒否すると決定した場合、図17に示すように、本願の本実施形態で提供される方法はさらに、以下の段階を含む。
段階111:トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートせず、且つアクセスデバイス又はユーザプレーンネットワークエレメントのうちのいずれか一方又は両方がGTP−Uプロトコル拡張をサポートしないことをトランスポートネットワーク機能リスト情報が示す場合、セッション管理ネットワークエレメントは、ユーザプレーン接続の確立を拒否することを示す指示情報を端末に送信する。これにより、端末は、ネットワーク側がユーザプレーン接続の確立を拒否することをタイムリーに把握できるようになる。
段階112:端末は、セッション管理ネットワークエレメントから送られた、ユーザプレーン接続の確立を拒否することを示す指示情報を受信する。
セッション管理ネットワークエレメントはさらに、ユーザプレーン接続の確立を拒否する原因値を、ユーザプレーンネットワークエレメント及びアクセスデバイスに送信してよいことを理解されたい。
実現可能な実施例において、本願の本実施形態の段階101では、セッション管理ネットワークエレメントがトランスポートネットワーク機能リスト情報を取得する段階は、具体的には以下の方式で実施されてよい。
例(6)。トランスポートネットワーク機能リスト情報は、セッション管理ネットワークエレメントに事前設定される。
OAMは、トランスポートネットワーク機能リスト情報をセッション管理ネットワークエレメントに設定する。セッション管理プロセスにおいて、セッション管理ネットワークエレメントは、端末によりアクセスされるアクセスデバイスと、セッション管理ネットワークエレメントが端末用に選択したユーザプレーンネットワークエレメントとに基づいて、端末によりアクセスされるアクセスデバイスと選択したユーザプレーンネットワークエレメントとの間の対象のトランスポートネットワークを決定してよい。さらに、セッション管理ネットワークエレメントは、対象のトランスポートネットワークの識別子に基づいて、対象のトランスポートネットワークのプロトコル機能情報を、事前設定したトランスポートネットワーク機能リスト情報から取得する。トランスポートネットワーク機能リスト情報は、トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートするかどうかを示すことを理解されたい。
例えば、トランスポートネットワーク機能リスト情報は、トランスポートネットワーク1(アクセスデバイス1とユーザプレーンネットワークエレメント1との間のトランスポートネットワーク)のプロトコル機能指示情報、トランスポートネットワーク2(アクセスデバイス1とユーザプレーンネットワークエレメント2との間のトランスポートネットワーク)の機能、及びトランスポートネットワーク3(アクセスデバイス2とユーザプレーンネットワークエレメント1との間のトランスポートネットワーク)の機能を含む。端末がアクセスデバイス1にアクセスし、セッション管理プロセスにおいて端末用に選択したユーザプレーンネットワークエレメントがユーザプレーンネットワークエレメント1であると、セッション管理ネットワークエレメントが決定した場合、セッション管理ネットワークエレメントは、対象のトランスポートネットワークがトランスポートネットワーク1であると判定し、さらに、トランスポートネットワーク1の機能をトランスポートネットワーク機能リスト情報で決定してよい。
例(7)。セッション管理ネットワークエレメントは、トランスポートネットワーク機能リスト情報をNRF又はユーザプレーンネットワークエレメントから取得する。
例えば、NRFは、トランスポートネットワーク機能リスト情報を、ユーザプレーンネットワークエレメントにより送信される登録要求から取得しても、OAMから取得してもよい。さらに、セッション管理ネットワークエレメントは、トランスポートネットワーク機能リスト情報を、ネットワークエレメントディスカバリ段階でNRFから取得する。
例えば、N4デバイス接続を確立するプロセスにおいて、セッション管理ネットワークエレメントは、トランスポートネットワーク機能リスト情報をユーザプレーンネットワークエレメントから取得する。セッション管理プロセスにおいて、セッション管理ネットワークエレメントは、端末によりアクセスされるアクセスデバイスと、セッション管理ネットワークエレメントにより選択されるユーザプレーンネットワークエレメントとに基づいて、対象のトランスポートネットワークを決定し、取得したトランスポートネットワーク機能リスト情報に基づいて、当該トランスポートネットワークに対応するトランスポートネットワーク機能を決定する。
前述までのところでは、本願の本実施形態におけるソリューションを、主にネットワークエレメント間のやり取りの視点から説明した。前述の機能を実装するために、セッション管理ネットワークエレメント、ユーザプレーンネットワークエレメント、及びアクセスデバイスなどのネットワークエレメントはそれぞれ、各機能を実行するための対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含むことが理解されるであろう。当業者であれば、本明細書で開示された実施形態において説明された例と組み合わせて、ユニット及びアルゴリズム段階が、本願のハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせによって実装されてよいことを容易に認識するはずである。ある機能がハードウェアで実行されるのか、又はコンピュータソフトウェアで動くハードウェアで実行されるのかは、技術的解決手段の特定の用途及び設計上の制約条件で決まる。当業者であれば、異なる方法を用いて、説明した機能を特定の用途ごとに実装するかもしれないが、そのような実施例が本願の範囲を超えるものとみなされるべきではない。
本願の実施形態において、セッション管理ネットワークエレメント、ユーザプレーンネットワークエレメント、及びアクセスデバイスは、前述の方法の例に基づいて、複数の機能ユニットに分割されてよい。例えば、各機能ユニットは、対応する機能に基づく分割によって取得されてもよく、又は2つ以上の機能が1つの処理ユニットに統合されてもよい。統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実装されてもよく、又はソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてもよい。本願の本実施形態において、ユニットの分割は例示的な方式で行われ、単なる論理的な機能分割に過ぎないことに留意されたい。実際の実装においては、別の分割方式が用いられてもよい。
前述までのところでは、本願の実施形態における方法を図7〜図17を参照して説明した。以下では、本願の一実施形態で提供される、前述の方法を実行する伝送装置を説明する。当業者であれば、本方法と本装置とが相互に組み合わされ、また参照されてよいことを理解するであろう。本願の本実施形態で提供される伝送装置は、前述の通信方法における送信側によって行われる方法、すなわち、セッション管理ネットワークエレメントによって行われる段階を実行してよい。別の伝送装置が、前述の実施形態の通信方法における受信側によって行われる方法、すなわち、アクセスデバイスによって行われる段階を実行してよい。さらに別の伝送装置が、前述の実施形態の通信方法における受信側によって行われる方法、すなわち、ユーザプレーンネットワークエレメントによって行われる段階を実行してよい。
以下では、機能モジュールを対応する機能に基づいて分割する一例を用いることで、説明が行われる。
図18は、本願の一実施形態による伝送装置の概略構造図である。伝送装置は、本願の本実施形態におけるセッション管理ネットワークエレメント、ユーザプレーンネットワークエレメント、及びアクセスデバイスのうちのいずれか1つでもよく、セッション管理ネットワークエレメントに適用されるチップでもよく、ユーザプレーンネットワークエレメント内のチップでもよく、アクセスデバイス内のチップでもよい。伝送装置は、処理ユニット101と通信ユニット102とを含む。通信ユニット102は、情報を送信する又は受信する段階を行う際に、伝送装置をサポートするように構成される。処理ユニット101は、情報を処理する段階を行う際に、伝送装置をサポートするように構成される。
伝送装置がセッション管理ネットワークエレメント又はセッション管理ネットワークエレメントに適用されるチップ若しくはチップシステムである一例において、通信ユニット102は、前述の実施形態の段階101を行う際に、伝送装置をサポートするように構成される。処理ユニット101は、前述の実施形態の段階102を行う際に、伝送装置をサポートするように構成される。
実現可能な実施形態において、通信ユニット102はさらに、前述の実施形態の段階103、段階1037、段階301、段階402、段階104、段階106、及び段階108を行う際に、伝送装置をサポートするように構成される。処理ユニット101はさらに、前述の実施形態の段階1036、段階1021、段階105、及び段階107を行う際に、伝送装置をサポートするように構成される。
別の例において、伝送装置はアクセスデバイスであるか、又はアクセスデバイスに適用されるチップ若しくはチップシステムである。この場合、通信ユニット102は、前述の実施形態の段階109を行う際に、伝送装置をサポートするように構成される。
実現可能な実施形態において、通信ユニット102はさらに、前述の実施形態の段階1031、段階1034、段階1038、段階1039、段階201、及び段階204を行う際に、伝送装置をサポートするように構成される。処理ユニット101は、前述の実施形態の段階110を行う際に、伝送装置をサポートするように構成される。
伝送装置がアクセスデバイスであるか、又はアクセスデバイスに適用されるチップ若しくはチップシステムである場合、処理ユニット101は任意選択のユニットであることを理解されたい。
実現可能な実施形態において、伝送装置はさらに、記憶ユニット103を含んでよい。処理ユニット101、通信ユニット102、及び記憶ユニット103は、通信バスを用いて接続される。
記憶ユニット103は、1つ又は複数のメモリを含んでよい。メモリは、プログラム又はデータを1つ又は複数のデバイス若しくは回路に格納するように構成されたコンポーネントでよい。
記憶ユニット103は、独立して存在してもよく、通信バスを用いて伝送装置の処理ユニット101に接続される。記憶ユニット103は代替的に、処理ユニットと一体化されてもよい。
伝送装置は、通信デバイス、回路、ハードウェアアセンブリ、又はチップに用いられてよい。
例えば、伝送装置は、本願の実施形態において、セッション管理ネットワークエレメントのチップ又はチップシステムでも、アクセスデバイスのチップ又はチップシステムでもよい。この場合、通信ユニット102は、入力/出力インタフェース、ピン、又は回路などでもよい。例えば、記憶ユニット103は、セッション管理ネットワークエレメント側での方法及びアクセスデバイス側での方法において、コンピュータ実行可能命令を格納してよく、その結果、処理ユニット101は、前述の実施形態におけるセッション管理ネットワークエレメント側での方法及びアクセスデバイス側での方法を実行する。記憶ユニット103は、レジスタ、キャッシュ、又はRAMなどでもよい。記憶ユニット103は、処理ユニット101と共に統合されてよい。記憶ユニット103は、静的な情報及び命令を格納できるROMでも別のタイプの静的記憶装置でもよく、また記憶ユニット103は処理ユニット101から独立してもよい。
本願の一実施形態が伝送装置を提供する。伝送装置は、段階101〜段階112における方法を実施するように構成された1つ又は複数のモジュールを含む。1つ又は複数のモジュールは、段階101〜段階112における方法の段階に対応してよい。具体的には、本願の本実施形態では、セッション管理ネットワークエレメントにより行われる方法の段階ごとに、方法の各段階を行うためのユニット又はモジュールがセッション管理ネットワークエレメント内にある。アクセスデバイスにより行われる方法の段階ごとに、方法の各段階を行うためのユニット又はモジュールがアクセスデバイス内にある。例えば、伝送装置の動作を制御又は処理するモジュールが、処理モジュールと呼ばれてよく、また伝送装置側でメッセージ又はデータを処理する段階を行うモジュールが通信モジュールと呼ばれてよい。
例えば、エンティティ装置を用いて実装される場合、図18に示す伝送装置の処理ユニット101は、図6に示すプロセッサ41でも処理45でもよく、通信ユニット102は図6に示す通信インタフェース43でよく、記憶ユニット103はメモリ42でよい。具体的には、図6において、例えば、通信デバイスはセッション管理ネットワークエレメント又はセッション管理ネットワークエレメントに適用されるチップである。この場合、通信インタフェース43は、前述の実施形態の段階101を行う際に、伝送装置をサポートするように構成される。プロセッサ41又はプロセッサ45は、前述の実施形態の段階102を行う際に、伝送装置をサポートするように構成される。
実現可能な実施形態において、通信インタフェース43はさらに、前述の実施形態の段階103、段階1037、段階301、段階402、段階104、段階106、及び段階108を行う際に、図6に示す通信デバイスをサポートするように構成される。プロセッサ41又はプロセッサ45はさらに、前述の実施形態の段階1036、段階1021、段階105、及び段階107を行う際に、図6に示す通信デバイスをサポートするように構成される。
別の例において、伝送装置はアクセスデバイスでも、アクセスデバイスに適用されるチップ又はチップシステムでもよい。この場合、通信インタフェースは、前述の実施形態の段階106を行う際に、図6に示す通信デバイスをサポートするように構成される。プロセッサ41又はプロセッサ45は、前述の実施形態の段階105を行う際に、伝送装置をサポートするように構成される。
実現可能な実施形態において、通信インタフェース43はさらに、前述の実施形態の段階109を行う際に、図6に示す通信デバイスをサポートするように構成される。プロセッサ41又はプロセッサ45は、前述の実施形態の段階110を行う際に、図6に示す通信デバイスをサポートするように構成される。実現可能な実施形態において、通信インタフェース43はさらに、前述の実施形態の段階1031、段階1034、段階1038、段階1039、段階201、及び段階204を行う際に、図6に示す通信デバイスをサポートするように構成される。
図19は、本発明の一実施形態によるチップ150の概略構造図である。チップ150は、1つ又は複数のプロセッサ1510と、1つ又は複数の通信インタフェース1530とを含む。
実現可能な実施形態において、図19に示すチップ150はさらに、メモリ1540を含む。メモリ1540は、リードオンリメモリとランダムアクセスメモリとを含み、オペレーション命令とデータとをプロセッサ1510に提供してよい。メモリ1540の一部がさらに、不揮発性ランダムアクセスメモリ(non−volatile random access memory、NVRAM)を含んでよい。
いくつかの実施例において、メモリ1540は、実行可能モジュール若しくはデータ構造体、又はそのサブセット、又はその拡張セットといったエレメントを格納する。
本発明の本実施形態において、対応するオペレーションが、メモリ1540に格納されたオペレーション命令を呼び出すことで実行される(オペレーション命令はオペレーティングシステムに格納されてよい)。
実現可能な実施例において、第1の端末によって用いられるセッション管理ネットワークエレメント、第2の制御プレーンネットワークエレメント、及びチップの構造は同様であり、異なる装置が異なるチップを用いてそれぞれの機能を実装してよい。
プロセッサ1510は、セッション管理ネットワークエレメント、第2の制御プレーンネットワークエレメント、及び第1の端末のオペレーションを制御し、またプロセッサ1510は中央演算処理装置(central processing unit、CPU)とも呼ばれることがある。メモリ1540は、リードオンリメモリとランダムアクセスメモリとを含み、命令及びデータをプロセッサ1510に提供してよい。メモリ1540の一部がさらに、不揮発性ランダムアクセスメモリ(non−volatile random access memory、NVRAM)を含んでよい。例えば、適用する際に、通信インタフェース1530及びメモリ1540は、バスシステム1520を用いて共に連結される。データバスの他に、バスシステム1520はさらに、電力バス、制御バス、又はステータス信号バスなどを含んでよい。しかしながら、明確な説明のために、図19の様々なタイプのバスがバスシステム1520として示されている。
通信ユニットは、本装置のインタフェース回路でも通信インタフェースでもよく、別の装置から信号を受信するように構成される。例えば、装置がチップ方式で実装される場合、通信ユニットは、チップが信号を別のチップ若しくは装置から受信する又は信号を別のチップ若しくは装置に送信するのに用いられるインタフェース回路又は通信インタフェースである。
本発明の前述の実施形態で開示された方法は、プロセッサ1510に適用されても、プロセッサ1510によって実施されてもよい。プロセッサ1510は、集積回路チップでよく、信号処理機能を有する。実装プロセスにおいて、前述の方法の各段階が、プロセッサ1510のハードウェア集積論理回路を用いて、又はソフトウェアの形態の命令を用いて実装され得る。プロセッサ1510は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field−programmable gate array、FPGA)若しくは別のプログラム可能型論理デバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタ論理デバイス、又はディスクリートハードウェアコンポーネントでもよい。プロセッサ1510は、本発明の実施形態で開示される方法、段階、及び論理ブロック図を実施しても実行してもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサでもよく、プロセッサは任意の従来型のプロセッサなどでもよい。本発明の実施形態を参照して開示された方法の各段階が、ハードウェア復号プロセッサを用いて直接的に実行されて実現されてもよく、復号プロセッサのハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせを用いて実行されて実現されてもよい。ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリメモリ、プログラム可能型リードオンリメモリ、電気的消去可能プログラム可能型メモリ、又はレジスタなどの、当技術分野の成熟した記憶媒体に、ソフトウェアモジュールが配置されてよい。記憶媒体はメモリ1540に配置され、プロセッサ1510はメモリ1540内の情報を読み出し、プロセッサのハードウェアと組み合わせて、前述の方法の各段階を実現する。
実現可能な実施例において、通信インタフェース1530は、図7〜図17に示す実施形態におけるセッション管理ネットワークエレメント、アクセスデバイス、及びユーザプレーンネットワークエレメントの受信段階及び送信段階を行うように構成される。プロセッサ1510は、図7〜図17に示す実施形態のセッション管理ネットワークエレメント、アクセスデバイス、及びユーザプレーンネットワークエレメントにおける処理段階を行うように構成される。
前述の実施形態において、メモリに格納されてプロセッサにより実行される命令は、コンピュータプログラム製品の形態で実装されてよい。コンピュータプログラム製品は、予めメモリに書き込まれてもよく、ソフトウェアの形態でダウンロードされてメモリにインストールされてもよい。
コンピュータプログラム製品は、1つ又は複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータにロードされて実行されると、本願の実施形態による手順又は機能が、全て又は部分的に作り出される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラム可能型装置でもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよく、あるコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に伝送されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、あるウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタから、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタに、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、又はデジタル加入者線(DSL))方式、又は無線(例えば、赤外線、電波、又はマイクロ波など)方式で伝送されてよい。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータがアクセス可能な任意の使用可能な媒体、つまり、サーバなどのデータ記憶装置でも、1つ又は複数の使用可能な媒体を統合したデータセンタでもよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、又は磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)、又は半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブ(solid state disk、SSD))などでもよい。
本願の一実施形態がさらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。前述の実施形態で説明された方法は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はこれらの任意の組み合わせを用いて、全て又は部分的に実現されてよい。本方法がソフトウェアで実現される場合、1つ又は複数の命令として働く機能又はコードは、コンピュータ可読媒体に格納されても伝送されてもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と通信媒体とを含んでよく、さらに、コンピュータプログラムをある場所から別の場所に移動させることができる任意の媒体を含んでよい。記憶媒体は、コンピュータがアクセスできる任意の対象の媒体であってよい。
実現可能な設計例において、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM又は別の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置又は別の磁気記憶装置を含んでよく、あるいはコンピュータ可読媒体は、命令又はデータ構造体の形態で格納される必要なプログラムコードを保持するのに用いられ、コンピュータ可読媒体はコンピュータによりアクセスされてよい。さらに、あらゆる接続が、適宜コンピュータ可読媒体と呼ばれる。例えば、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、又は無線技術(赤外線、電波、マイクロ波など)を用いて、ウェブサイト、サーバ、又は別のリモートソースからソフトウェアを伝送する場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、又は無線技術(赤外線、無線、及びマイクロ波など)は、媒体の定義に含まれる。本明細書で用いられる磁気ディスク及び光ディスクには、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピーディスク、及びブルーレイ(登録商標)ディスクが含まれる。マジックディスクは一般にデータを磁気的に再現し、光ディスクはレーザを用いてデータを光学的に再現する。前述の媒体の組み合わせも、コンピュータ可読媒体の範囲に含まれるはずである。
本願の一実施形態がさらに、コンピュータプログラム製品を提供する。前述の実施形態で説明された方法は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はこれらの任意の組み合わせを用いて、全て又は部分的に実現されてよい。本方法がソフトウェアで実現される場合、本方法は、コンピュータプログラム製品の形態で全て又は部分的に実現されてもよい。コンピュータプログラム製品は、1つ又は複数のコンピュータ命令を含む。前述のコンピュータプログラム命令がコンピュータにロードされて実行されると、前述の方法の実施形態で説明された手順又は機能が、全て又は部分的に作り出される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、基地局、端末、又は別のプログラム可能型装置でもよい。
本発明の目的、技術的解決手段、及び利点はさらに、前述の具体的な実施形態に詳細に説明されている。前述の説明は、単なる本発明の具体的な実施形態であり、本発明の保護範囲を限定する意図はないことを理解されたい。本発明の趣旨及び原理の範囲内でなされた、あらゆる変更例、均等な置き換え、又は改善例は、本発明の保護範囲に含まれることになる。
第6態様によると、本願はチップ又はチップシステムを提供する。チップ又はチップシステムは、少なくとも1つのプロセッサと通信インタフェースとを含む。通信インタフェースと少なくとも1つのプロセッサとは、通信線を用いて相互接続される。少なくとも1つのプロセッサは、コンピュータプログラム又は命令を実行して、第1態様又は第1態様の実現可能な実施例のうちのいずれか1つで説明した伝送方法を実行するように構成される。
第12態様によれば、本願はチップ又はチップシステムを提供する。チップ又はチップシステムは、少なくとも1つのプロセッサと通信インタフェースとを含む。通信インタフェースと少なくとも1つのプロセッサとは、通信線を用いて相互接続される。少なくとも1つのプロセッサは、コンピュータプログラム又は命令を実行して、第7態様又は第7態様の実現可能な実施例のうちのいずれか1つで説明した伝送方法を実行するように構成される。
具体的には、セッション管理ネットワークエレメントは、端末の位置情報に基づいて、端末により現在アクセスされている基地局がRAN1であると決定する。次いで、セッション管理ネットワークエレメントは、表3に示すトランスポートネットワーク機能リスト情報に基づいて、RAN1に関連するトランスポートネットワークにはトランスポートネットワーク1及びトランスポートネットワーク3が含まれることを把握する。トランスポートネットワーク1は高信頼性伝送をサポートし、トランスポートネットワーク3は高信頼性伝送をサポートしない。この場合、セッション管理ネットワークエレメントは、N3トンネルを確立するユーザプレーンネットワークエレメントとして、トランスポートネットワーク1のUPF1を選択すると決定してよい。
さらに表4を参照すると、セッション管理ネットワークエレメントにより取得されるRANプロトコル機能が、GTP−Uプロトコル拡張がサポートされていないということが決定されることである。セッション管理ネットワークエレメントは、端末の位置に基づいて、端末が現在RAN1にアクセスしていると判定する。セッション管理ネットワークエレメントは、表3に示す情報に基づいて、RAN1と関連するトランスポートネットワークにはトランスポートネットワーク1とトランスポートネットワーク3とが含まれると判定してよい。トランスポートネットワーク1もトランスポートネットワーク3も高信頼性伝送をサポートしない。次いで、さらに、セッション管理ネットワークエレメントは、段階103におけるアクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を取得する方式に基づいて、RAN1のプロトコル機能指示情報を取得してよい。RAN1がGTP−Uプロトコル拡張をサポートしないとすれば、セッション管理ネットワークエレメントは、ユーザプレーン接続の確立を拒否すると決定する。
段階108:セッション管理ネットワークエレメントは、第1の指示をアクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとに送信する。第1の指示は、アクセスデバイスが端末のサービスフローパケットをGTP−U層で複製し、且つ複製したサービスフローパケットをGTP−U層で削除することを示し、またユーザプレーンネットワークエレメントが端末のサービスフローパケットをGTP−U層で複製し、且つ複製したサービスフローパケットをGTP−U層で削除することを示す。
実現可能な設計例において、コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM又は別の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置又は別の磁気記憶装置を含んでよく、あるいはコンピュータ可読媒体は、命令又はデータ構造体の形態で格納される必要なプログラムコードを保持するのに用いられ、コンピュータ可読媒体はコンピュータによりアクセスされてよい。さらに、あらゆる接続が、適宜コンピュータ可読媒体と呼ばれる。例えば、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、又は無線技術(赤外線、電波、マイクロ波など)を用いて、ウェブサイト、サーバ、又は別のリモートソースからソフトウェアを伝送する場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、又は無線技術(赤外線、無線、及びマイクロ波など)は、媒体の定義に含まれる。本明細書で用いられる磁気ディスク及び光ディスクには、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピーディスク、及びブルーレイ(登録商標)ディスクが含まれる。磁気ディスクは一般にデータを磁気的に再現し、光ディスクはレーザを用いてデータを光学的に再現する。前述の媒体の組み合わせも、コンピュータ可読媒体の範囲に含まれるはずである。
本発明の目的、技術的解決手段、及び利点はさらに、前述の具体的な実施形態に詳細に説明されている。前述の説明は、単なる本発明の具体的な実施形態であり、本発明の保護範囲を限定する意図はないことを理解されたい。本発明の原理の範囲内でなされた、あらゆる変更例、均等な置き換え、又は改善例は、本発明の保護範囲に含まれることになる。
(項目1)
伝送方法であって、
セッション管理ネットワークエレメントがトランスポートネットワーク機能リスト情報を取得する段階であって、上記トランスポートネットワーク機能リスト情報は、トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートするかどうかを示し、上記トランスポートネットワークは、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間のネットワークである、段階と、
上記セッション管理ネットワークエレメントが、上記アクセスデバイスと上記ユーザプレーンネットワークエレメントとの間の、端末のユーザプレーン接続を、上記トランスポートネットワーク機能リスト情報に基づいて管理する段階であって、上記ユーザプレーン接続は、上記端末のサービスフローパケットを伝送するのに用いることができる、段階と
を含む方法。
(項目2)
上記方法はさらに、
上記セッション管理ネットワークエレメントが、上記アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報と上記ユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報とを取得する段階であって、上記アクセスデバイスの上記プロトコル機能指示情報は、上記アクセスデバイスが汎用パケット無線サービスのトンネリングプロトコル−ユーザプレーンGTP−Uプロトコル拡張をサポートするかどうか、また上記ユーザプレーンネットワークエレメントが上記GTP−Uプロトコル拡張をサポートするかどうかを示す、段階を含み、
上記セッション管理ネットワークエレメントが、上記アクセスデバイスと上記ユーザプレーンネットワークエレメントとの間の、端末のユーザプレーン接続を、上記トランスポートネットワーク機能リスト情報に基づいて管理する上記段階は具体的には、
上記セッション管理ネットワークエレメントが、上記アクセスデバイスの上記プロトコル機能指示情報と、上記ユーザプレーンネットワークエレメントの上記プロトコル機能指示情報と、上記トランスポートネットワーク機能リスト情報とに基づいて、上記ユーザプレーン接続を管理する段階を有する、項目1に記載の方法。
(項目3)
上記セッション管理ネットワークエレメントが、上記ユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報を取得する上記段階は、
上記セッション管理ネットワークエレメントが、上記ユーザプレーンネットワークエレメントの上記プロトコル機能指示情報を上記ユーザプレーンネットワークエレメントから取得する段階、又は、
上記セッション管理ネットワークエレメントが、上記ユーザプレーンネットワークエレメントの上記プロトコル機能指示情報をネットワークレポジトリ機能NRFから取得する段階
を有する、項目2に記載の方法。
(項目4)
上記セッション管理ネットワークエレメントが、上記アクセスデバイスの上記プロトコル機能指示情報と、上記ユーザプレーンネットワークエレメントの上記プロトコル機能指示情報と、上記トランスポートネットワーク機能リスト情報とに基づいて、上記ユーザプレーン接続を管理する上記段階は、
上記アクセスデバイス及び上記ユーザプレーンネットワークエレメントが両方とも上記GTP−Uプロトコル拡張をサポートする場合、上記セッション管理ネットワークエレメントが、上記アクセスデバイスと上記ユーザプレーンネットワークエレメントとの間に、上記ユーザプレーン接続として機能する少なくとも2つのN3トンネルを確立する段階を有する、項目2又は3に記載の方法。
(項目5)
上記セッション管理ネットワークエレメントが、上記アクセスデバイスの上記プロトコル機能指示情報と、上記ユーザプレーンネットワークエレメントの上記プロトコル機能指示情報と、上記トランスポートネットワーク機能リスト情報とに基づいて、上記ユーザプレーン接続を管理する上記段階は、
上記トランスポートネットワークが上記高信頼性伝送をサポートする場合、上記セッション管理ネットワークエレメントが、上記アクセスデバイスと上記ユーザプレーンネットワークエレメントとの間に、上記ユーザプレーン接続として機能する1つのN3トンネルを確立する段階を有する、項目2又は3に記載の方法。
(項目6)
上記セッション管理ネットワークエレメントが、上記アクセスデバイスの上記プロトコル機能指示情報と、上記ユーザプレーンネットワークエレメントの上記プロトコル機能指示情報と、上記トランスポートネットワーク機能リスト情報とに基づいて、上記ユーザプレーン接続を管理する上記段階は、
上記トランスポートネットワークが上記高信頼性伝送をサポートし、且つ上記アクセスデバイス及び上記ユーザプレーンネットワークエレメントが両方とも上記GTP−Uプロトコル拡張をサポートする場合、上記セッション管理ネットワークエレメントが、ポリシー情報に基づいて、上記アクセスデバイスと上記ユーザプレーンネットワークエレメントとの間に、上記ユーザプレーン接続として機能する少なくとも2つのN3トンネル又は1つのN3トンネルを確立すると決定する段階を有する、項目2又は3に記載の方法。
(項目7)
上記方法はさらに、
上記セッション管理ネットワークエレメントが上記端末の位置情報を取得する段階と、
上記セッション管理ネットワークエレメントが、上記端末の上記位置情報と上記トランスポートネットワーク機能リスト情報とに基づいて、上記トランスポートネットワークの上記高信頼性伝送をサポートするユーザプレーンネットワークエレメントを上記トランスポートネットワークリスト情報から選択する段階と
を含む、項目1に記載の方法。
(項目8)
上記方法はさらに、
上記セッション管理ネットワークエレメントが上記アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を取得する段階と、
上記セッション管理ネットワークエレメントが、上記アクセスデバイスの上記プロトコル機能指示情報と上記トランスポートネットワーク機能リスト情報とに基づいて、上記ユーザプレーンネットワークエレメントを決定する段階と
を含む、項目7に記載の方法。
(項目9)
上記セッション管理ネットワークエレメントが、上記アクセスデバイスの上記プロトコル機能指示情報と上記トランスポートネットワーク機能リスト情報とに基づいて、上記ユーザプレーンネットワークエレメントを決定する上記段階は、
上記トランスポートネットワークの上記高信頼性伝送をサポートするユーザプレーンネットワークエレメントが1つもなく、且つ上記アクセスデバイスがGTP−Uプロトコル拡張をサポートすることを、上記トランスポートネットワーク機能リスト情報が示す場合、上記GTP−Uプロトコル拡張をサポートするユーザプレーンネットワークエレメントが上記ユーザプレーンネットワークエレメントであると上記セッション管理ネットワークエレメントが決定する段階を有する、項目8に記載の方法。
(項目10)
上記方法はさらに、
上記トランスポートネットワークが上記高信頼性伝送をサポートせず、且つ上記アクセスデバイス及び上記ユーザプレーンネットワークエレメントのうちのいずれか一方又は両方が上記GTP−Uプロトコル拡張をサポートしないことを、上記トランスポートネットワーク機能リスト情報が示す場合、上記セッション管理ネットワークエレメントが、上記ユーザプレーン接続の確立を拒否することを示す指示情報を上記アクセスデバイスに送信する段階を含む、項目2、7、又は8に記載の方法。
(項目11)
上記セッション管理ネットワークエレメントが上記アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を取得する上記段階は、
上記セッション管理ネットワークエレメントが、上記アクセスデバイスの上記プロトコル機能指示情報をモビリティ管理ネットワークエレメントから受信する段階、又は、
上記セッション管理ネットワークエレメントが機能取得要求メッセージを上記アクセスデバイスに送信する段階であって、上記機能取得要求メッセージは上記アクセスデバイスの上記プロトコル機能指示情報を要求する、段階、又は、
上記セッション管理ネットワークエレメントが、上記アクセスデバイスの上記プロトコル機能指示情報を上記ユーザプレーンネットワークエレメントから取得する段階
を含む、項目2から8のいずれか一項に記載の方法。
(項目12)
セッション管理ネットワークエレメントがトランスポートネットワーク機能リスト情報を取得する上記段階は、
上記トランスポートネットワーク機能リスト情報を上記セッション管理ネットワークエレメントに事前設定する段階、又は、
上記セッション管理ネットワークエレメントが、上記トランスポートネットワーク機能リスト情報を上記NRF又は上記ユーザプレーンネットワークエレメントから取得する段階
を有する、項目1から11のいずれか一項に記載の方法。
(項目13)
上記アクセスデバイス及び上記ユーザプレーンネットワークエレメントが両方とも上記GTP−Uプロトコル拡張をサポートする場合、上記方法はさらに、
上記セッション管理ネットワークエレメントが、上記アクセスデバイス及び上記ユーザプレーンネットワークエレメントに第1の指示を送信する段階であって、上記第1の指示は、上記アクセスデバイスが上記サービスフローパケットをGTP−U層で複製することを示し、且つ上記ユーザプレーンネットワークエレメントが上記GTP−U層で上記サービスフローパケットに対して複製検出を行うことを示す、又は上記第1の指示は、上記ユーザプレーンネットワークエレメントが上記サービスフローパケットを上記GTP−U層で複製することを示し、且つ上記アクセスデバイスが上記GTP−U層で上記サービスフローパケットに対して複製検出を行うことを示す、段階を含む、項目1から12のいずれか一項に記載の方法。
(項目14)
伝送装置であって、
トランスポートネットワーク機能リスト情報を取得するように構成された通信ユニットであって、上記トランスポートネットワーク機能リスト情報は、トランスポートネットワークが高信頼性伝送をサポートするかどうかを示し、上記トランスポートネットワークは、アクセスデバイスとユーザプレーンネットワークエレメントとの間のネットワークである、通信ユニットと、
上記アクセスデバイスと上記ユーザプレーンネットワークエレメントとの間の、端末のユーザプレーン接続を、上記トランスポートネットワーク機能リスト情報に基づいて管理するように構成された処理ユニットであって、上記ユーザプレーン接続は上記端末のサービスフローパケットを伝送するのに用いることができる、処理ユニットと
を備える装置。
(項目15)
上記通信ユニットはさらに、上記アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報と上記ユーザプレーンネットワークエレメントのプロトコル機能指示情報とを取得するように構成され、上記アクセスデバイスの上記プロトコル機能指示情報は、上記アクセスデバイスが汎用パケット無線サービスのトンネリングプロトコル−ユーザプレーンGTP−Uプロトコル拡張をサポートするかどうか、また上記ユーザプレーンネットワークエレメントが上記GTP−Uプロトコル拡張をサポートするかどうかを示し、
上記処理ユニットは具体的には、上記アクセスデバイスの上記プロトコル機能指示情報と、上記ユーザプレーンネットワークエレメントの上記プロトコル機能指示情報と、上記トランスポートネットワーク機能リスト情報とに基づいて、上記ユーザプレーン接続を管理するように構成される、項目14に記載の装置。
(項目16)
上記通信ユニットはさらに、具体的には、上記ユーザプレーンネットワークエレメントの上記プロトコル機能指示情報を上記ユーザプレーンネットワークエレメントから取得するように構成されるか、又は、
上記通信ユニットはさらに、具体的には、上記ユーザプレーンネットワークエレメントの上記プロトコル機能指示情報をネットワークレポジトリ機能NRFから取得するように構成される、項目15に記載の装置。
(項目17)
上記アクセスデバイス及び上記ユーザプレーンネットワークエレメントが両方とも上記GTP−Uプロトコル拡張をサポートする場合、上記処理ユニットは具体的には、上記アクセスデバイスと上記ユーザプレーンネットワークエレメントとの間に、上記ユーザプレーン接続として機能する少なくとも2つのN3トンネルを確立するように構成される、項目15又は16に記載の装置。
(項目18)
上記トランスポートネットワークが上記高信頼性伝送をサポートする場合、上記処理ユニットは具体的には、上記アクセスデバイスと上記ユーザプレーンネットワークエレメントとの間に、上記ユーザプレーン接続として機能する1つのN3トンネルを確立するように構成される、項目15又は16に記載の装置。
(項目19)
上記トランスポートネットワークが上記高信頼性伝送をサポートし、且つ上記アクセスデバイス及び上記ユーザプレーンネットワークエレメントが両方とも上記GTP−Uプロトコル拡張をサポートする場合、上記処理ユニットは具体的には、ポリシー情報に基づいて、上記アクセスデバイスと上記ユーザプレーンネットワークエレメントとの間に、上記ユーザプレーン接続として機能する少なくとも2つのN3トンネル又は1つのN3トンネルを確立すると決定するように構成される、項目15又は16に記載の装置。
(項目20)
上記通信ユニットはさらに、上記端末の位置情報を取得するように構成され、
上記処理ユニットはさらに、上記端末の上記位置情報と上記トランスポートネットワーク機能リスト情報とに基づいて、上記トランスポートネットワークの上記高信頼性伝送をサポートするユーザプレーンネットワークエレメントを上記トランスポートネットワークリスト情報から選択するように構成される、項目14に記載の装置。
(項目21)
上記通信ユニットはさらに、上記アクセスデバイスのプロトコル機能指示情報を取得するように構成され、
上記処理ユニットはさらに、上記アクセスデバイスの上記プロトコル機能指示情報と上記トランスポートネットワーク機能リスト情報とに基づいて、上記ユーザプレーンネットワークエレメントを決定するように構成される、項目20に記載の装置。
(項目22)
上記トランスポートネットワークの上記高信頼性伝送をサポートするユーザプレーンネットワークエレメントが1つもなく、且つ上記アクセスデバイスがGTP−Uプロトコル拡張をサポートすることを、上記トランスポートネットワーク機能リスト情報が示す場合、上記処理ユニットはさらに、具体的には、上記GTP−Uプロトコル拡張をサポートするユーザプレーンネットワークエレメントが上記ユーザプレーンネットワークエレメントであると決定するように構成される、項目21に記載の装置。
(項目23)
上記トランスポートネットワークが上記高信頼性伝送をサポートせず、且つ上記アクセスデバイス及び上記ユーザプレーンネットワークエレメントのうちのいずれか一方又は両方が上記GTP−Uプロトコル拡張をサポートしないことを、上記トランスポートネットワーク機能リスト情報が示す場合、上記通信ユニットはさらに、上記ユーザプレーン接続の確立を拒否することを示す指示情報を上記アクセスデバイスに送信するように構成される、項目15、20、又は21に記載の装置。
(項目24)
上記通信ユニットはさらに、具体的には、上記アクセスデバイスの上記プロトコル機能指示情報をモビリティ管理ネットワークエレメントから受信するように構成される、又は、
上記通信ユニットはさらに、具体的には、機能取得要求メッセージを上記アクセスデバイスに送信するように構成され、上記機能取得要求メッセージは上記アクセスデバイスの上記プロトコル機能指示情報を要求する、又は、
上記通信ユニットはさらに、具体的には、上記アクセスデバイスの上記プロトコル機能指示情報を上記ユーザプレーンネットワークエレメントから取得するように構成される、項目15から21のいずれか一項に記載の装置。
(項目25)
上記トランスポートネットワーク機能リスト情報は上記伝送装置に事前設定される、又は、
上記通信ユニットは具体的には、上記トランスポートネットワーク機能リスト情報を上記NRF又は上記ユーザプレーンネットワークエレメントから取得するように構成される、項目14から24のいずれか一項に記載の装置。
(項目26)
上記アクセスデバイス及び上記ユーザプレーンネットワークエレメントが両方とも上記GTP−Uプロトコル拡張をサポートする場合、上記通信ユニットはさらに、上記アクセスデバイス及び上記ユーザプレーンネットワークエレメントに第1の指示を送信するように構成され、上記第1の指示は、上記アクセスデバイスが上記サービスフローパケットをGTP−U層で複製することを示し、且つ上記ユーザプレーンネットワークエレメントが上記GTP−U層で上記サービスフローパケットに対して複製検出を行うことを示す、又は上記第1の指示は、上記ユーザプレーンネットワークエレメントが上記サービスフローパケットを上記GTP−U層で複製することを示し、且つ上記アクセスデバイスが上記GTP−U層で上記サービスフローパケットに対して複製検出を行うことを示す、項目14から25のいずれか一項に記載の装置。
(項目27)
少なくとも1つのプロセッサと通信インタフェースとを備えるチップであって、上記通信インタフェースは上記少なくとも1つのプロセッサに連結され、上記少なくとも1つのプロセッサは、コンピュータプログラム又は命令を実行して、項目1から13のいずれか一項に記載の伝送方法を実施するように構成され、上記通信インタフェースは上記チップを除く別のモジュールと通信するように構成される、チップ。
(項目28)
プロセッサと通信インタフェースとを備える伝送装置であって、
上記通信インタフェースは、項目1から13のいずれか一項に記載の伝送方法におけるセッション管理ネットワークエレメントにおいてメッセージ送信/受信オペレーションを行うように構成され、上記プロセッサは、項目1から13のいずれか一項に記載の伝送方法における上記セッション管理ネットワークエレメントにおいて処理オペレーション又は制御オペレーションを行う命令を実行する、伝送装置。
(項目29)
コンピュータ可読記憶媒体であって、上記コンピュータ可読記憶媒体は命令を格納し、上記命令が実行されると、項目1から13のいずれか一項に記載の伝送方法が実施される、コンピュータ可読記憶媒体。