JP2021514736A - 可変容積輸液ポート - Google Patents

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Abstract

可変容積輸液ポートが提供されている。輸液ポートは、内部流体リザーバを有するポート本体と、隔壁と、カテーテルの管腔に流体的に結合するためのステムと、内部流体リザーバ内において配設された変位可能な部材と、を含むことができる。第1位置においては、変位可能な部材は、隔壁の近傍において配設され、これにより、輸液ポート内において相対的に小さな流体容積を提供している。隔壁を通じた注入装置の挿入は、変位可能な部材が、隔壁から離れた第2場所に運動するようにし、これにより、注入装置が輸液ポート内に留まっている持続時間にわたって、輸液ポート内において相対的に大きな流体容積を提供している。変位可能な部材は、付勢要素に動作自在に結合された剛性部材又は付勢要素に結合された曲がりやすい部材を含むことができる。【選択図】図1B

Description

本開示は、医療装置に関し、更に詳しくは、輸液ポートに関する。
輸液ポートは、幹細胞治療及び化学療法などの、静脈流体の供給のために、容易にアクセス可能な手段を医療従事者に提供している。通常の輸液ポートは、ポート本体と、隔壁と、血管供給カテーテルが装着されうるポートステムと、を含む。埋植されたら、隔壁が輸液ポートの外側から針によって貫通される。ポート本体は、固定された内部容積を含み、且つ、通常は、隔壁の損傷を制限するべく、且つ、隔壁の寿命を極大化させるべく、ノンコアリングニードルを使用する必要性によって制限されている深さを有する。ポート本体及び隔壁の直径は、通常、通知されている使用法及び臨床要件に依存している。その設計及び使用法には、ポート本体内部のある程度の固定された容積が本来備わっている。使用の際には、注入された薬剤が、生理食塩水を使用することにより、ポート本体(並びに、カテーテル)の固定された容積から洗い流される場合がある。生理食塩水は、必然的に、ポート本体及びカテーテル内に残っている流体又は薬剤を希釈する。流体又は薬剤の取得が、費用を所要する、又は困難である、ケースにおいては、このような希釈を回避することが望ましい場合がある。このような薬剤の例は、化学療法薬及び幹細胞治療を含む。
特許請求されている主題の様々な実施形態の特徴及び利点については、以下の詳細な説明の進捗に伴って、且つ、以下の、同一の参照符号が同一の部分を表記している、図面を参照した際に、明らかとなろう。
本明細書において記述されている少なくとも1つの実施形態による、定義された容積を有するリザーバを協働して形成するポート本体及び隔壁を含む可変容積輸液ポートの断面正面図であり、この場合には、リザーバ内において位置決めされた変位可能な部材が、リザーバ内において相対的に小さな第1流体容積を提供するべく、隔壁近傍の第1位置において配設されている。 本明細書において記述されている少なくとも1つの実施形態による、図1Aにおいて示されている可変容積輸液ポートの断面正面図であり、この場合には、変位可能な部材が、リザーバ内において第2流体容積を提供するべく、隔壁から離れた第2位置において配設されている。 本明細書において記述されている少なくとも1つの実施形態による、例示用の可変容積輸液ポートを示しており、この場合には、変位可能な部材が、第1位置において配設されており、且つ、変位可能な部材が、剛性部材及び付勢装置を含む。 本明細書において記述されている少なくとも1つの実施形態による、図2Aの例示用の可変容積輸液ポートを示しており、この場合には、注入装置が、リザーバ内において第2流体容積を提供するべく、第2位置において剛性部材を配設するように、変位可能な部材に力を印加している。 本明細書において記述されている少なくとも1つの実施形態による、変位可能な部材の一部分を形成する例示用の単層剛性部材の断面正面図である。 本明細書において記述されている少なくとも1つの実施形態による、単層剛性部材の上部表面の少なくとも一部分に跨って配設された更なる第2層を有する、図3Aにおいて示されている例示用の単層剛性部材を含む例示用の二重層剛性部材の断面正面図である。 本明細書において記述されている少なくとも1つの実施形態による、第2層の上部表面の少なくとも一部分に跨って配設された更なる第3層を有する、図3Bにおいて示されている例示用の二重層剛性部材を含む、例示用の三重層剛性部材の断面正面図である。 本明細書において記述されている少なくとも1つの実施形態による、ステムに向かう流体フローを促進するべく、1つ又は複数の表面特徴を含む、例示用の剛性部材の平面図である。 本明細書において記述されている少なくとも1つの実施形態による、リザーバ内において第1流体容積を提供するべく、第1位置において変位可能な部材を位置決めする、曲がりやすい部材及び付勢装置を有する変位可能な部材を含む例示用の可変容積輸液ポートを示す。 本明細書において記述されている少なくとも1つの実施形態による、リザーバ内において第2流体容積を提供するべく、第2位置において曲がりやすい部材を配設するように、変位可能な部材に力を印加する注入装置を有する図5Aの例示用の可変容積輸液ポートを示す。 本明細書において記述されている少なくとも1つの実施形態による、剛性部材の下方において流体的に隔離された容積を提供するべく、剛性部材とリザーバの内部表面との間において配設された、剛性部材及び曲がりやすいメンブレインを有する変位可能な部材を含む例示用の可変容積輸液ポートを示す。 本明細書において記述されている少なくとも1つの実施形態による、リザーバ内において第2流体容積を提供するべく、第2位置において剛性部材を配設するように、変位可能な部材に力を印加する注入装置を有する図6Aの例示用の可変容積輸液ポートを示す。
以下の詳細な説明は、例示用の実施形態を参照しつつ、進行することになるが、当業者には、その多くの代替、変形、及び変動が明らかとなろう。
本明細書において記述されているシステム及び方法は、協働してリザーバを形成する中空本体及び隔壁を含む可変容積輸液ポートを提供している。変位可能な部材が、リザーバ内において配設されている。印加された力の不存在下においては、変位可能な部材は、相対的に小さな第1流体容積を有するリザーバを提供するべく、隔壁近傍の第1位置において留まっている。リザーバ内への注入装置の挿入は、相対的に大きな第2流体容積を有するリザーバを提供するべく、隔壁から離れるように、変位可能な部材を変位させる力を印加する。第2流体容積は、注入装置がリザーバ内において留まっている持続時間にわたって維持されている。リザーバからの注入装置の退却は、印加された力を変位可能な部材から除去し、これにより、変位可能な部材は、第1位置に戻り、リザーバ内の液体は、リザーバを静脈カテーテルに流体的に結合しているステム内に強制的に移動される。リザーバからの液体の排出により、有利には、輸液ポートを洗い流す必要性が、低減される、或いは、場合によっては、除去される。従って、本明細書において記述されているシステム及び方法は、有益には、固定された容積輸液ポートを生理食塩水によって洗い流すことによって生じる希釈を極小化している。
可変容積輸液ポートが提供されている。可変容積輸液ポートは、リザーバを形成する中空本体を含んでいてもよく、中空本体は、基部と、開放した上部と、を含む。可変容積輸液ポートは、開放した上部の少なくとも一部分及びリザーバとの流体連通状態にある中空ステムに跨って配設された隔壁を更に含んでいてもよく、中空ステムは、中空本体から少なくとも部分的に突出している。可変容積輸液ポートは、可変容積リザーバを提供するべくリザーバ内に配設された変位可能な部材を更に含むことができる。変位可能な部材は、リザーバ内への注入装置の挿入の不存在下においては、リザーバが第1流体容積を収容するように、隔壁近傍の第1位置に付勢することができる。変位可能な部材の少なくとも一部分は、リザーバが、第1流体容積よりも大きな第2流体容積を収容するように、隔壁から離れた第2位置へのリザーバ内への注入装置の挿入により、変位可能である。
可変容積輸液ポートが提供されている。可変容積輸液ポートは、注入装置の不存在下においては、リザーバが第1流体容積を収容するように、且つ、注入装置の存在下においては、リザーバが、第1流体容積よりも大きな第2流体容積を収容するように、皮下輸液ポート内においてリザーバを提供する手段と、リザーバ内への少なくとも部分的な注入装置の挿入に応答して、リザーバの流体容積を変化させる手段と、を含むことができる。
可変容積輸液ポートが提供されている。可変容積輸液ポートは、長手方向軸を有する内部リザーバを形成する輸液ポートと、長手方向軸を横断するように、内部リザーバ内において少なくとも部分的に配設された変位可能な部材と、を含んでいてもよく、変位可能な部材は、内部リザーバ内において可変流体容積を提供するためのものである。変位可能な部材は、内部リザーバ内への注入装置の挿入の不存在下においては、長手方向軸に沿った第1位置に付勢されてもよく、第1位置は、内部リザーバ内において第1流体容積を提供するためのものである。流体リザーバ内への注入装置の挿入は、変位可能な部材の少なくとも一部分を長手方向軸に沿った第2位置に変位させてもよく、第2位置は、内部リザーバ内において、第1容積よりも大きな第2流体容積を提供している。
本明細書において使用されている「長手方向軸」という用語は、流体リザーバの基部に対して実質的に垂直の、且つ、輸液ポートの隔壁の挿入表面に対して実質的に垂直の、軸を意味している。
図1Aは、本明細書において記述されている少なくとも1つの実施形態による、定義された容積を有するリザーバ130を協働して形成するポート本体110及び隔壁120を含む可変容積輸液ポート100の断面正面図であり、この場合には、リザーバ130内において位置決めされた変位可能な部材140が、リザーバ130内において相対的に小さな第1流体容積150Aを提供するべく、隔壁120近傍の第1位置において配設されている。図1Bは、本明細書において記述されている少なくとも1つの実施形態による、図1Aにおいて示されている可変容積輸液ポート100の断面正面図であり、この場合には、変位可能な部材140は、リザーバ130内において第2流体容積150Bを提供するべく、隔壁120から離れた第2位置において配設されている。変位可能な部材140は、力170を変位可能な部材140に印加することにより、第1位置から第2位置に、継続的に、変化自在に、変位させることができる。実施形態においては、力170は、隔壁120を通じた注入装置の挿入を介して変位可能な部材140に印加することができる。流体は、リザーバ130との流体連通状態にある中空ステム160を介してリザーバから流れることができる。実施形態においては、カテーテル(図1A又は図1Bには、示されていない)を中空ステム160に結合することができる。
ポート本体110は、隔壁120によって封止された、上部が開放した、カップ形状の、リザーバ130を形成している。ポート本体110のサイズは、輸液ポートの意図されている使用法及び/又は患者のニーズに基づいて選択することができる。ポート本体110は、限定を伴うことなしに、1つ又は複数の生体適合性を有するプラスチック、1つ又は複数の生体適合性を有する金属、1つ又は複数の生体適合性を有するセラミック、或いは、これらの組合せを含む、任意の生体適合性を有する材料から形成することができる。
図1A及び図1Bに示されているものなどの、実施形態においては、ポート本体110は、本体部分112と、ハウジング114と、を含みうる複数片組立体として製造することができる。隔壁120は、本体部分112とハウジング114との間に配設することができる。ハウジング114の表面上の開口部116が、隔壁120へのアクセスを許容している。リザーバ130にアクセスするべく、且つ、これに流体を供給するべく、注入装置を隔壁120を通じて通過させることができる。複数片のポート本体110は、1つ又は複数の技法を使用することにより、組み立てることができる。いくつかの実装形態においては、本体部分112及びハウジング114上の対応する表面特徴が、本体部分112とハウジング114との間の「スナップフィット」を許容することができる。いくつかの実装形態においては、オスのねじ山及び対応するメスのねじ山などの表面特徴が、本体部分112とハウジング114との間のねじ接続を許容することができる。その他の実装形態においては、1つ又は複数の生体適合性を有する接着剤が、本体部分112をハウジング114に接合することができる。その他の実装形態においては、本体部分112とハウジング114とは、熱接合することができる。その他の実施形態においては、ポート本体110は、例えば、射出成形を介して、単一片として製造することができる。
ポート本体110は、約5ミリメートル(mm)以下、約10mm以下、約15mm以下、又は約20mm以下の、全体高さを有することができる。ポート本体は、約15ミリメートル(mm)以下、約20mm以下、約30mm以下、約40mm以下、又は約50mm以下の、直径を有することができる。実施形態においては、リザーバ130は、約0.2ミリリットル(ml)以下、約0.5ml以下、約1ml以下、約1.5ml以下、約2.0ml以下、約3.0ml以下、又は約5.0ml以下の、容積を有することができる。図1A又は図1Bには示されていないが、ポート本体は、使用の際に、輸液ポート100を付着させるべく使用される複数の縫合孔を含むことができる。
隔壁120は、本体部分112及びハウジング114に圧接した状態において封止している。実施形態においては、隔壁120は、本体部分112及びハウジング114に圧接した状態において圧縮することができると共に封止することができる。その他の実施形態においては、本体部分112及びハウジング114に圧接した状態において隔壁を封止するべく、1つ又は複数の生体適合性接着剤又は封止剤を隔壁120の少なくとも一部分の周りにおいて配設することができる。隔壁120は、シリコーン又はポリウレタンなどの、1つ又は複数の自己封止型の、針が貫通可能な、生体適合性を有するエラストマを使用することにより、形成することができる。いくつかの実施形態においては、長手方向軸180は、流体リザーバ130を通じて、本体部分112の基部から、実質的に垂直の方向において、且つ、隔壁120の露出した注入表面に対して実質的に垂直の方向において、延在することができる。
変位可能な部材140は、リザーバ130内において配設されている。実施形態においては、変位可能な部材140と本体部分112の内側表面の少なくとも一部分との間において、流体密封止を形成することができる。リザーバ130は、任意の水平方向断面を有することができる。例えば、リザーバは、円形の、楕円形の、又は多角形の、水平方向断面を有することができる。実施形態においては、リザーバ130は、ステム160を介したリザーバからの流体フローを促進するべく、例えば、螺旋形状の断面などの、不規則な水平方向断面を有することができる。
図1Aに示されているように、変位可能な部材140が隔壁120の近傍の第1位置において配設された際には、相対的に小さな第1流体容積150Aが、リザーバ130内において形成される。図1Bに示されているように、変位可能な部材140が隔壁120から離れた第2位置において配設された際には、相対的に大きな第2流体容積150Bがリザーバ130内において形成される。実施形態においては、第1流体容積150Aは、リザーバ130の容積の、約5%以下、約10%以下、約20%以下、約30%以下、又は約40%以下、であってよい。第2流体容積150Bは、変位可能な部材140が変位する程度に依存している。実施形態においては、第2流体容積は、リザーバの容積の、約50%以上、約60%以上、約70%以上、約80%以上、又は約90%以上であってよい。変位可能な部材140は、変位可能な部材140への力170の印加の際にリザーバ130内において可変流体容積150A〜150Bを提供するべく、第1位置と第2位置との間における運動の能力を有する、任意の数及び/又は組合せの連続的に変位可能なシステム又は装置を含むことができる。
ステム160は、本体内の既定の場所への流体の供給を許容する、リザーバ130からの出口を提供している。類似の方式により、ステム160は、吸引を介して本体内の既定の場所からの流体の抽出を許容することができる。本体への流体の供給は、ステム160に装着されたカテーテルを通じて流体を搬送することにより、実現される。従って、ステム160は、カテーテルの管腔を受け入れるように構成することができる。ステムの遠端は、カテーテルを保持するべく、図1A及び図1Bに示されている顎などの、1つ又は複数の特徴を含むことができる。
図2Aは、本明細書において記述されている少なくとも1つの実施形態による、例示用の可変容積輸液ポート200を示しており、この場合には、変位可能部材140は、第1位置において配設されており、且つ、変位可能な部材140は、剛性部材210と、付勢装置220と、を含む。図2Bは、本明細書において記述されている少なくとも1つの実施形態による、例示用の可変容積輸液ポート200を示しており、この場合には、変位可能な部材140は、第2位置において配設されている。1つ又は複数の実施形態においては、変位可能な部材140は、リザーバ130の内側表面の少なくとも一部分に圧接した状態において封止する剛性部材210と、剛性部材210を隔壁120の近傍の第1位置に付勢する付勢装置220と、を含むことができる。剛性部材210の下方の流体フローを低減又は防止するべく、外部メンブレイン240が、変位可能な部材140の周囲の周りにおいて配設されている。注入装置230を介して印加された力170は、剛性部材210の下向きの運動を生成する。
剛性部材210は、限定を伴うことなしに、セラミック材料、ステンレス鋼合金、チタニウム、及びチタニウム含有する合金、及び/又は、ポリマー材料(例えば、ポリエーテルケトン、「PEEK」)を含む、任意の実質的に剛性の生体適合性を有する材料から形成することができる。剛性部材210は、リザーバ130と同一の水平方向断面プロファイル(例えば、直径)を有することができる。実施形態においては、剛性部材210は、リザーバ130とは異なる断面プロファイルを有することができる。実施形態においては、剛性部材210の厚さは、剛性部材210の製造のために選択される材料の硬度に基づいて変化しうる。剛性部材210は、約5ミリメートル(mm)以下、約3mm以下、約2mm以下、約1mm以下、約0.5mm以下、約0.3mm以下、又は約0.2mm以下、の厚さを有することができる。いくつかの実装形態においては、剛性部材210は、変位可能な部材140が第1位置に配設された際に、隔壁120の下部表面に接触することができる。いくつかの実装形態においては、剛性部材210は、変位可能な部材140が第2位置において配設された際には、隔壁120の下部表面から、所定の距離だけ、離隔することができる。
付勢装置220は、外部的に印加された力170の不存在下においては、第1位置において剛性部材210を位置決めする力を剛性部材210に対して作用させている。図2A及び図2Bに示されているように、付勢装置220は、1つ又は複数のスプリング或いは類似の力生成装置及び/又はシステムを含むことができる。付勢装置220は、ステンレス鋼合金、チタニウム、又はチタニウム含有合金などの、1つ又は複数の生体適合性を有する材料を使用して製造することができる。図2A及び図2Bにおいては、単一の螺旋スプリングとして示されているが、付勢装置220は、剛性部材の下方において均等に又は不均等に分散された、任意の数の螺旋スプリングを含むことができる。付勢装置220は、剛性部材210に動作自在に結合又はその他の方法で付着させることができる。付勢装置220は、リザーバ130を形成する基部又は壁などの、リザーバ130を形成する1つ又は複数の表面に動作自在に結合又はその他の方法で付着させることができる。実施形態においては、付勢装置220は、約0.5ニュートン/ミリメートル(N/mm)以下、約1N/mm以下、約1.5N/mm以下、約2N/mm以下、約3N/mm以下、約5N/mm以下、又は約10N/mm以下のばね定数を有することができる。図2A及び図2Bにおいては、螺旋スプリングとして示されているが、付勢装置220は、限定を伴うことなしに、螺旋スプリング、円錐スプリング、渦巻きスプリング、コイルスプリング、及び類似のものを含む、任意のタイプ、数、及び/又は組合せのスプリングを含むことができる。実施形態においては、付勢装置220は、1つ又は複数の端部が閉鎖された螺旋スプリング、1つ又は複数の端部が研削された螺旋スプリング、1つ又は複数の円錐ワッシャ、1つ又は複数の端部が二重に閉鎖された螺旋スプリング、又は1つ又は複数の端部が開放した螺旋スプリングを含みうる。
注入装置230は、隔壁120を貫通し、剛性部材210を変位させ、且つ、流体をリザーバ130に供給する、能力を有する任意のタイプ及び/又は組合せの装置を含みうる。例示用の注入装置230は、限定を伴うことなしに、IP針、フーバー針、又は偏向性のノンコアリング先端を有する針を含む。
実施形態においては、外部メンブレイン240を付勢部材220の周りにおいて配設することができる。外部メンブレイン240は、リザーバ130内の流体が剛性部材210の下方において流れることを防止している。外部メンブレイン240は、任意の生体適合性を有する材料から形成することができる。実施形態においては、外部メンブレイン240は、生体適合性を有するエラストマ材料から形成することができる。
図3Aは、本明細書において記述されている少なくとも1つの実施形態による、変位可能な部材140の一部分を形成する例示用の単層剛性部材300Aの断面正面図である。図3Aに示されているように、いくつかの実施形態においては、変位可能な部材140は、単層剛性部材310を含みうる。単層剛性部材310は、限定を伴うことなしに、1つ又は複数の金属、1つ又は複数のポリマー、或いは、1つ又は複数のセラミックを含む、任意の生体適合性を有する材料を使用して製造することができる。
図3Bは、単層剛性部材310の上部表面312の少なくとも一部分に跨って配設された更なる第2層320を有する、図3Aに示されている例示用の単層剛性部材300Aを含む例示用の二重層剛性部材300Bの断面正面図である。注入装置230が、挿入の際に、剛性部材210を打撃することから、注入装置230の先端に対する損傷をもたらす可能性が相対的に低い、相対的にソフトな材料を含む第2層320によって単層剛性部材310を被覆することにより、注入装置への損傷の尤度を軽減することができる。図3Bに示されているように、相対的にソフトな又は相対的に弾性を有する材料を含む第2層320は、単層剛性部材310の上部表面312の少なくとも一部分上において、これを中心として、又はこれに跨って、配設することができる。実施形態においては、第2層320は、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)及び/又はシリコーンなどの、1つ又は複数の生体適合性を有するポリマーを含むことができる。実施形態においては、第2層320は、約1mm以下、約0.5mm以下、約0.3mm以下、又は約0.2mm以下、の厚さを有することができる。
図3Cは、第2層320の上部表面322の少なくとも一部分に跨って配設された更なる第3層330を有する、図3Bに示されている例示用の二重層剛性部材300Bを含む例示用の三重層剛性部材300Cの断面正面図である。図3Cに示されているように、相対的にソフトな又は相対的に弾性を有する材料を含む第3層330は、第2層320の上部表面322の少なくとも一部分上において、これを中心として、又はこれに跨って、配設することができる。実施形態においては、第3層330は、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)及び/又はシリコーンなどの、1つ又は複数の生体適合性を有するポリマーを含むことができる。実施形態においては、第3層330は、約1mm以下、約0.5mm以下、約0.3mm以下、又は約0.2mm以下、の厚さを有することができる。
図4は、本明細書において記述されている少なくとも1つの実施形態による、ステム160に向かう流体フローを促進するべく、1つ又は複数の表面特徴410A〜410n(集合的に「表面特徴410」)を含む、例示用の剛性部材210の平面図である。1つ又は複数の表面特徴410は、剛性部材210の上部表面の少なくとも一部分内において、この上部において、これに跨って、又はこれを中心として、形成、堆積、又はその他の方法で配設することができる。実施形態においては、1つ又は複数の表面特徴410は、剛性部材210の上部表面から突出することができる。その他の実施形態においては、1つ又は複数の表面特徴410は、剛性部材210の上部表面内において、埋め込まれていてもよく、或いは、凹入していてもよい。1つ又は複数の表面特徴410は、剛性部材210と一体になるように形成することができる。1つ又は複数の表面特徴410は、剛性部材210の上部表面に、付着、装着、又はその他の方法で動作自在に結合させることができる。1つ又は複数の表面特徴410は、限定を伴うことなしに、ステム160に向かう剛性部材210の上部表面に跨る流体フローを支援又は促進するように意図された、任意の数及び/又は組合せの溝、尾根、突出、及び/又は類似の装置を含むことができる。
図5Aは、本明細書において記述されている少なくとも1つの実施形態による、リザーバ130内において第1流体容積150Aを提供するべく、第1位置において配設される変位可能な部材140を形成する曲がりやすい部材510及び付勢装置520を含む例示用の可変容積輸液ポート500を示している。図5Bは、本明細書において記述されている少なくとも1つの実施形態による、例示用の可変容積輸液ポート500を示しており、この場合には、力170が、リザーバ130内において第2流体容積150Bを提供するべく、第2位置において曲がりやすい部材510を配設するように、変位可能な部材140に印加されている。1つ又は複数の実施形態においては、変位可能な部材140は、リザーバ130内において第1流体容積150Aを提供する第1位置とリザーバ130内において第2流体容積150Bを提供する第2位置との間において、変化自在に、且つ、継続的に、位置決め可能である、リザーバ130の内側表面の少なくとも一部分に圧接した状態において封止する曲がりやすい部材510から形成することができる。
図5A及び図5Bに示されているように、いくつかの実施形態においては、螺旋スプリングなどの、1つ又は複数の付勢装置520が、外部的に印加された力170の不存在下において、隔壁120の下部表面近傍の第1位置において曲がりやすい部材510を位置決めすることができる。1つ又は複数の構造においては、付勢装置520は、ステンレス鋼合金、チタニウム、又はチタニウム含有合金などの、1つ又は複数の生体適合性を有する材料を使用して製造された、1つ又は複数のスプリング又は類似の力生成装置及び/又はシステムを含むことができる。図5A及び図5Bには、単一の螺旋スプリングのみが示されているが、付勢装置520は、曲がりやすい部材510の下方において均等な又は不均等なパターンで分散された、任意の数のスプリング又は類似の付勢要素を含むことができる。図5A及び図5Bには示されていないが、その他の構造においては、曲がりやすい部材510及び付勢装置520は、生体適合性を有する、不透過性の、エラストマ発泡体(例えば、ポリウレタン発泡体)、或いは、類似の圧縮可能な、生体適合性を有する材料を少なくとも部分的に使用して製造された、一体型の、圧縮可能な、本体を含むことができる。更にその他の構造においては、付勢装置520は、生体適合性を有するエラストマ発泡体との組合せにおいて、1つ又は複数のスプリングを含む、複合構造を含むことができる。付勢部材構造とは無関係に、注入装置230を介して印加された外部力170は、リザーバ130内において第2流体容積150Bを提供するべく、曲がりやすい部材510の少なくとも一部分の第2位置への下向きの変位を生成している。
曲がりやすい部材510は、任意の数及び/又は組合せの現時点において入手可能な及び/又は将来において開発される曲がりやすい生体適合性を有する材料から形成することができる。実施形態においては、曲がりやすい部材510は、注入装置230の鋭い先端によって発生する、穿刺、断裂、又はその他の物理的/機械的損傷に対する抵抗力を有する、KEVLAR(登録商標)などの、曲がりやすい材料を含む、多層構造を含むことができる。実施形態においては、曲がりやすい部材510は、複数のネストされたシリンダなどの、注入装置230が接触する表面の運動を許容するコンポーネントを有する構造を含むことができる。曲がりやすい部材510は、リザーバ130と同一の水平方向断面プロファイル(例えば、直径)を有することができる。実施形態においては、曲がりやすい部材510は、リザーバ130とは異なる断面プロファイルを有することができる。いくつかの実装形態においては、曲がりやすい部材510の少なくとも一部分は、第1位置にある際に、隔壁120の下部表面の少なくとも一部分に接触することができる。第2位置においては、曲がりやすい部材510の少なくとも一部分は、隔壁120の下部表面の少なくとも一部分から、所定の距離だけ、変位することができる。
付勢装置520は、外部力170の不存在下においては、第1位置において、曲がりやすい部材510の上部表面を位置決めする力を曲がりやすい部材510に対して作用させている。実施形態においては、付勢装置520の少なくとも一部分は、曲がりやすい部材510の少なくとも一部分と一体になっていてもよく、これに動作自在に結合されていてもよく、或いは、これにその他の方法で付着されていてもよい。実施形態においては、付勢装置520の少なくとも一部分は、リザーバ130を形成する基部又は壁などの、リザーバ130の1つ又は複数の内部表面のすべて又は一部分に動作自在に結合又はその他の方法で付着させることができる。
図6Aは、本明細書において記述されている少なくとも1つの実施形態による、剛性部材210の下方において流体的に隔離された容積を提供するべく、剛性部材210と、剛性部材210とリザーバ130の内部表面との間において配設された曲がりやすいメンブレイン610と、を有する変位可能な部材140を含む例示用の可変容積輸液ポート600を示している。図6Bは、本明細書において記述されている少なくとも1つの実施形態による、例示用の可変容積輸液ポート600を示しており、この場合には、力170が、リザーバ130内において第2流体容積150Bを提供するべく、第2位置において剛性部材210を配設するように、変位可能な部材140に印加されている。実施形態においては、曲がりやすいメンブレイン610を剛性部材210の周囲の少なくとも一部分に結合させてもよく、或いは、これと一体的に形成してもよい。実施形態においては、曲がりやすいメンブレイン610は、リザーバ130を形成する内部表面の少なくとも一部分に結合させることができる。剛性部材210及びメンブレイン610の下方の容積620は、剛性部材210及び曲がりやすいメンブレイン610の上方の容積(即ち、第1流体容積150A及び第2流体容積150B)から、流体的に隔離されている。
実施形態においては、容積620は、圧縮可能なガスなどの、1つ又は複数の圧縮可能な物質又は材料によって充填することができる。その他の実施形態においては、容積620は、滅菌生理食塩水などの、1つ又は複数の生体適合性を有する滅菌流体によって充填することができる。容積620が流体によって充填される際には、剛性部材が外部力170の印加によって第1位置から第2位置に運動するのに伴って、変位した流体を受け入れるべく、ポート本体112内に形成されたオーバーフローチャンバ630を容積620に流体的に結合することができる。このような実施形態においては、曲がりやすいメンブレイン640は、剛性部材210に印加された力170の不存在下において、流体を容積620に戻すべく、オーバーフローチャンバ630内において配設することができる。
曲がりやすいメンブレイン610は、剛性部材210の周囲の少なくとも一部分と流体リザーバ130の内部表面の少なくとも一部分との間において、曲がりやすいエラストマ封止を提供する能力を有する、任意の数及び又は組合せの現時点において入手可能な及び/又は将来において開発される生体適合性を有する材料を含むことができる。実施形態においては、剛性部材210は、剛性部材210の表面の少なくとも一部分上において、これを中心として、或いは、これに跨って、配設された、且つ、曲がりやすいメンブレイン610の少なくとも一部分を形成するべく剛性部材210から外向きに延在する、エラストマ層を含むことができる。
本出願において且つ請求項において使用されている「及び/又は」という用語によって結合された項目のリストは、列挙されている項目の任意の組合せを意味しうる。例えば、「A、B、及び/又はC」というフレーズは、A;B;C;A及びB;A及びC;B及びC;或いは、A、B、及びCを意味しうる。本出願において且つ請求項において使用されている「〜のうちの少なくとも1つ」という用語によって結合された項目のリストは、列挙された項目の任意の組合せを意味しうる。例えば、「A、B、又はCのうちの少なくとも1つ」というフレーズは、A;B;C;A及びB;A及びC;B及びC;或いは、A、B、及びCを意味しうる。
可変容積輸液ポートが提供されている。輸液ポートは、内部流体リザーバを有するポート本体と、隔壁と、カテーテルの管腔に流体的に結合するためのステムと、内部流体リザーバ内において配設された変位可能な部材と、を含むことができる。第1位置においては、変位可能な部材は、隔壁の近傍において配設され、これにより、輸液ポート内において相対的に小さな流体容積を提供している。隔壁を通じた注入装置の挿入は、変位可能な部材が、隔壁から離れた第2場所に運動するようにし、これにより、注入装置が輸液ポート内において留まっている持続時間にわたって、輸液ポート内において相対的に大きな流体容積を提供している。変位可能な部材は、付勢要素に動作自在に結合された剛性部材又は付勢要素に結合された曲がりやすい部材を含むことができる。
本明細書において利用されている用語及び表現は、限定ではなく、説明を目的とした用語として使用されており、且つ、このような用語及び表現の使用においては、図示及び記述されている特徴(又は、その一部分)の任意の均等物を排除する意図は、存在しておらず、且つ、請求項の範囲内において、様々な変更が可能であることを認識されたい。従って、請求項は、このようなすべての均等物をカバーしているものと解釈されたい。

Claims (20)

  1. 可変容積輸液ポートであって、
    リザーバを形成する中空本体であって、基部及び開放した上部を含む中空本体と、
    前記開放した上部の少なくとも一部分に跨って配設された隔壁と、
    前記リザーバとの流体通信状態にある中空ステムであって、前記中空本体から少なくとも部分的に突出している中空ステムと、
    可変容積リザーバを提供するべく、前記リザーバ内において配設された変位可能な部材と、を備え、
    前記変位可能な部材は、前記リザーバが第1流体容積を収容するように、前記リザーバ内への注入装置の挿入の不存在下においては、前記隔壁近傍の第1位置に付勢されており、
    前記変位可能な部材の少なくとも一部分は、前記リザーバ内への前記注入装置の前記挿入により、前記リザーバが、前記第1流体容積よりも大きな第2流体容積を収容するように、前記隔壁から離れた第2位置に変位可能である、可変容積輸液ポート。
  2. 前記第1流体容積は、前記第2流体容積の15%以下を有する、請求項1に記載の可変容積輸液ポート。
  3. 前記変位可能な部材は、剛性部材を有する、請求項1に記載の可変容積輸液ポート。
  4. 1つ又は複数のスプリングが、前記第1流体容積を提供するべく、前記剛性部材を前記第1位置に付勢しており、且つ、前記リザーバ内への前記注入装置の前記挿入は、前記1つ又は複数のスプリングを圧縮し、且つ、前記第2流体容積を提供するべく、前記剛性部材を前記第2位置に変位させている、請求項3に記載の可変容積輸液ポート。
  5. 前記1つ又は複数のスプリングは、1つ又は複数の螺旋スプリング、1つ又は複数のコイルスプリング、1つ又は複数の円錐スプリング、又は、1つ又は複数の渦巻きスプリングのうちの少なくとも1つを有する、請求項4に記載の可変容積輸液ポート。
  6. 前記剛性部材は、金属性部材と、前記金属性部材の少なくとも一部分の近傍において配設されたポリマー層と、を含むラミネートされた剛性部材を有する、請求項3に記載の可変容積輸液ポート。
  7. 前記ラミネートされた剛性部材は、前記ポリマー層の少なくとも一部分の近傍において配設されたシリコーン層を更に有する、請求項6に記載の可変容積輸液ポート。
  8. 前記変位可能な部材は、上部表面と、横断方向において反対側である下部表面と、を有する剛性部材を有し、前記上部表面は、前記中空ステムに向かうフローを促進するべく、1つ又は複数の表面特徴を含む、請求項3に記載の可変容積挿入ポート。
  9. 前記変位可能な部材は、変形可能な部材を有する、請求項1に記載の可変容積輸液ポート。
  10. 前記変形可能な部材は、前記リザーバ内において配設された曲がりやすいメンブレインを有し、前記曲がりやすいメンブレインは、前記変形可能な部材の周囲の少なくとも一部分を前記リザーバを形成する内部表面の少なくとも一部分に付着させている、請求項9に記載の可変容積輸液ポート。
  11. 前記リザーバ内への前記注入装置の前記挿入は、前記変形可能な部材が、前記第2流体容積を提供するべく、前記第2位置に変形するようにしている、請求項9に記載の可変容積輸液ポート。
  12. 前記変形可能な部材は、前記中空本体の前記基部に付着されたエラストマ固体を有する、請求項9に記載の可変容積輸液ポート。
  13. 前記中空本体及び前記隔壁は、皮下輸液ポートを有する、請求項1に記載の可変容積輸液ポート。
  14. 可変容積輸液ポートであって、
    皮下輸液ポート内においてリザーバを提供する手段と、
    注入装置の不存在下において、前記リザーバが、第1流体容積を収容するように、且つ、前記注入装置の存在下において、前記リザーバが、前記第1流体容積よりも大きな第2流体容積を収容するように、前記リザーバ内への少なくとも部分的な前記注入装置の挿入に応答して、前記リザーバの流体容積を変化させる手段と、を備える可変容積輸液ポート。
  15. 前記リザーバを静脈カテーテルに流体的に結合する結合手段を更に有する、請求項14に記載の可変容積輸液ポート。
  16. 前記流体容積を変化させる前記手段は、前記流体容積を変化させるエラストマ手段を有する、請求項15に記載の容積輸液ポート。
  17. 前記流体容積を変化させる前記手段は、前記流体容積を変化させる変位可能な剛性手段を有する、請求項15に記載の容積輸液ポート。
  18. 前記変位可能な剛性手段は、
    前記変位可能な剛性手段によって担持される指向性フロー手段を更に有し、前記指向性フロー手段は、前記流体容積からのフローを前記結合手段まで導くためのものである、請求項17に記載の可変容積輸液ポート。
  19. 可変容積輸液ポートであって、
    長手方向軸を有する内部リザーバを形成する輸液ポートと、
    前記長手方向軸を横断するように、前記内部リザーバ内において少なくとも部分的に配設された変位可能な部材であって、前記内部リザーバ内において可変流体容積を提供するための変位可能な部材と、
    を有し、
    前記変位可能な部材は、前記内部リザーバ内への注入装置の挿入の不存在下においては、前記長手方向軸に沿った第1位置に付勢されており、前記第1位置は、前記内部リザーバ内において第1流体容積を提供するためのものであり、
    流体リザーバ内への前記注入装置の前記挿入は、前記長手方向軸に沿った第2位置に前記変位可能な部材の少なくとも一部分を変位させ、前記第2位置は、前記第1容積よりも大きな第2流体容積を前記内部リザーバ内において提供するためのものである、可変容積輸液ポート。
  20. 前記第1流体容積は、前記第2流体容積の15%以下を有する、請求項19に記載の可変容積輸液ポート。
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