この出願の実施形態は、シグナリングオーバヘッドを低減し、ネットワークトポロジ変化により引き起こされるデータ中断時間を低減するための、ルート更新方法及びデバイスを提供する。
上記の目的を達成するために、この出願の実施形態は、以下の技術的解決策を使用する。
第1の態様によれば、この出願の実施形態は、ルート更新方法を提供し、第1のノードにより、第2のノードにより送信された第1のメッセージを受信するステップを含む。具体的には、第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱すること、及び/又は切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。ソースノードは、切り替え前の切り替えノードが接続されたノードであり、ターゲットノードは、切り替え後の切り替えノードが接続されたノードである。さらに、第1のノードは、受信した第1のメッセージに基づいて第1のノードのルーティング情報を更に更新してもよく、例えば、ノードへの次ホップを削除してもよく、或いは、ノードへの次ホップを追加してもよい。
具体的な実現方式では、第1のノードは、以下のノード、すなわち、ターゲットノード、ソースノード、コアノード、ターゲットノードとコアノードとの間の第1の中継ノード及びソースノードとコアノードとの間の第2の中継ノードのうちいずれか1つである。コアノードは、ターゲットノード及びソースノードの第1の共通上流ノードである。第2のノードは、以下のノード、すなわち、切り替えノード、ターゲットノード、ソースノード、コアノード、第1の中継ノード及び第2の中継ノードのうちいずれか1つである。
本発明のこの実施形態により提供される方法では、ネットワークトポロジがノードの切り替えによって変化するとき、コアノード及びコアノードの下流ノードのみがノード切り替え及び更新ルートを示すメッセージを交換することが認識できる。従来技術では、IABネットワーク内のノードの切り替えの後に、切り替え前のノードからドナー基地局へのパス内の各ノードは、ノード切り替えを示すメッセージを受信し、また、ルーティング情報を更新する。さらに、切り替え後のノードからドナー基地局へのパス内の各ノードもまた、ノード切り替えを示すメッセージを受信し、ルーティング情報を更新する。対照的に、本発明のこの実施形態では、IABネットワーク内のコアノード及びコアノードの下流ノード以外のノードは、ルートを更新する必要がなく、ノードは、シグナリングを使用することにより通知される必要もない。これは、シグナリングオーバヘッドを低減する。さらに、ルートを更新するノードの数が低減されるので、全体のネットワークの通信が比較的短時間で回復でき、データ中断時間が短縮される。
第1の態様を参照して、第1の態様の第1の可能な実現方式では、当該方法は、第1のノードにより、第1のメッセージに基づいて、第2のメッセージを受信する第3のノードを決定し、第2のメッセージを第3のノードに送信するステップであり、第2のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱すること、及び/又は切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される、ステップを更に含み、第3のノードは、以下のノード、すなわち、ソースノード、コアノード、ターゲットノード、第1の中継ノード及び第2の中継ノードのうちいずれか1つである。
具体的には、第1のノードは、ノード切り替えを示すメッセージを他のノードに更に送信し、それにより、IABネットワーク内の切り替えノードに関連するコアノード及びコアノードの下流ノードは共に、ノード切り替えを示すメッセージを受信できる。ネットワークトポロジが変化した後に、コアノード及びコアノードの下流ノードは、ネットワークトポロジの実際の変化に基づいてこれらのルーティング情報を更新し、正しいルーティング情報に基づいてデータを転送し、それにより、ネットワークの通信が回復される。
第1の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第2の可能な実現方式では、第2のメッセージは、切り替えノードのルーティング情報を更に含む。
いくつかの実施形態では、他の下位ノードが切り替えノードに更に接続され、ノードが切り替えノードと共に切り替わる場合、切り替えノードのルーティング情報は、下位ノードに関連するルーティング情報を含む。ドナー基地局がその後に下位ノードと通信を続けることができることを確保するために、切り替えノードのルーティング情報は、第2のメッセージを使用することにより示される必要がある。したがって、各ノードは、ドナー基地局によりその後に送信されたデータが下位ノードに到達できること、又は下位ノードによりその後に送信されたデータがドナー基地局に到達できることを確保するために、下位ノードに関連するルーティング情報を更に更新してもよい。
第1の態様又は第1の態様の第1若しくは第2の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第3の可能な実現方式では、第1のメッセージは、切り替えノードのルーティング情報を更に含む。
いくつかの実施形態では、他の下位ノードが切り替えノードに更に接続され、ノードが切り替えノードと共に切り替わる場合、切り替えノードのルーティング情報は、下位ノードに関連するルーティング情報を含む。ドナー基地局がその後に下位ノードと通信を続けることができることを確保するために、切り替えノードのルーティング情報は、第1のメッセージを使用することにより示される必要がある。したがって、各ノードは、ドナー基地局によりその後に送信されたデータが下位ノードに到達できること、又は下位ノードによりその後に送信されたデータがドナー基地局に到達できることを確保するために、下位ノードに関連するルーティング情報を更に更新してもよい。
第1の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第4の可能な実現方式では、第1のノードにより、第1のメッセージに基づいて、第2のメッセージを受信する第3のノードを決定することは、第1のノードのルーティング情報が切り替えノードに関する情報を含まないこと、及び/又は第1のノードのルーティング情報がソースノードに関する情報を含まないことを決定した場合、第1のノードにより、第3のノードが第1のノードの親ノードであることを決定することを含む。
いくつかの実施形態では、ルーティング情報を追加する必要があるノードが、まず、ルートを更新し、ノードがルーティング情報を追加した後に、ルーティング情報を削除する必要があるノードが、これらのルーティング情報を更新する。したがって、切り替えノードは、ノード切り替えを示す第1のメッセージをターゲットノードに送信する。次いで、ターゲットノードは、メッセージをターゲットノードの上流の第1の中継ノードに転送してもよい。それぞれの第1の中継ノードは、子ノードにより送信されたメッセージを受信した後に、メッセージを第1の中継ノードの親ノードに送信する必要があり、それにより、切り替え後の切り替えノードが位置するパス内のコアノードの下流ノードがルートを更新している。第1のノードについて、第1のノードのルーティング情報が切り替えノードに関する情報を含まない場合、或いは、第1のノードのルーティング情報が切り替えノード及びソースノードに関する情報を含まない場合、或いは、第1のノードのルーティング情報がソースノードに関する情報を含まない場合、これは、ノードが、切り替え後の切り替えノードが位置するパス内のノードであることを示す。例えば、ノードは、第1の中継ノード又はターゲットノードでもよい。
第1の態様の第4の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第5の可能な実現方式では、第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用されるか、或いは、第1のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。
具体的には、第1の中継ノード又はターゲットノードについて、受信メッセージにより示される内容は転送される必要があり、すなわち、第1のメッセージにより示される内容は、第2のメッセージにより示される内容と同じでもよい。
第1の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第6の可能な実現方式では、第1のノードにより、第1のメッセージに基づいて、第2のメッセージを受信する第3のノードを決定することは、第1のノードのルーティング情報が切り替えノードに関する情報を含むこと、及び/又は第1のノードのルーティング情報がソースノードに関する情報を含むことを決定した場合、第1のノードにより、第3のノードが第1のノードの子ノードであることを決定することを含む。
第1のノードについて、第1のノードのルーティング情報が切り替えノードに関する情報を含む場合、或いは、第1のノードのルーティング情報が切り替えノード及びソースノードに関する情報を含む場合、或いは、第1のノードのルーティング情報がソースノードに関する情報を含む場合、これは、ノードが、切り替え後の切り替えノードが位置するパス内のノードであるか、切り替え前の切り替えノードが位置するパス内のノードであるかを示す。例えば、ノードは、UEに近づく方向における2つのパス内の第1の共通ノード、すなわち、本発明のこの実施形態におけるコアノードでもよい。さらに、本発明のこの実施形態では、IABネットワーク内のコアノード及びコアノードの下流ノード以外のノードは、ルートを更新する必要がなく、ノードは、シグナリングを使用することにより通知される必要もなく、切り替え後の切り替えノードが位置するパス内のノード、例えば、第1の中継ノード及びターゲットノードは、ルートを更新している。したがって、コアノードは、切り替えノードの離脱を示すメッセージをコアノードの子ノードに送信する必要がある。
第1の態様の第6の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第7の可能な実現方式では、第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱することを示すために使用されるか、或いは、第1のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱することを示すために使用されるか、或いは、第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードが離脱することを示すために使用されるか、或いは、第1のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードが離脱することを示すために使用される。
具体的な実現方式では、コアノードは、コアノードの子ノード(例えば、第2の中継ノード)に対して、切り替えノードがソースノードから離脱することを示してもよく、或いは、切り替えノードが離脱することのみを示してもよく、コアノードにより示されるメッセージが受信された後に、ルートがコアノードにより示される内容に基づいて更新されてもよく、例えば、ルーティング情報内の「切り替えノードへの次ホップ」が削除される。
第1の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第8の可能な実現方式では、第1のノードにより、第1のメッセージに基づいて、第2のメッセージを受信する第3のノードを決定することは、第1のノードのルーティング情報が切り替えノードに関する情報を含み、切り替え前の切り替えノードが第1のノードの子ノードではないことを決定した場合、第1のノードにより、第3のノードが第1のノードの子ノードであることを決定することを含む。
第1のノードが、第1のノードのルーティング情報が切り替えノードに関する情報を含むことを決定した場合、これは、ノードが、切り替え前の切り替えノードが位置するパスにあることを示す。切り替え前の切り替えノードは第1のノードの子ノードではないので、これは、切り替えノードがソースノードではないことを示す。例えば、ノードは第2の中継ノードである。本発明のこの実施形態では、コアノード及びコアノードの下流ノードは、ルートを更新する。したがって、第2の中継ノードは、ノード切り替えを示す第2のメッセージを第2の中継ノードの子ノードに送信する。
第1の態様の第8の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第9の可能な実現方式では、第1のメッセージは、切り替えノードが離脱することを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードが離脱することを示すために使用される。
具体的には、第1のノードは第2の中継ノードである。第2の中継ノードにより受信されるメッセージは、切り替えノードが離脱することを示し、第2の中継ノードにより第2の中継ノードのノードに送信されるメッセージは、切り替えノードが離脱すことを示す。
第1の態様の第6〜第9の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第1の態様の第10の可能な実現方式では、第3のノードが第1のノードの子ノードであることを決定することは、第1のノードにより、第1のノードのルーティング情報に基づいて、切り替えノードへの次ホップが第3のノードであることを決定することを具体的に含む。
具体的には、第1のノードは第2の中継ノードである。第2の中継ノードにより受信されるメッセージは、切り替えノードが離脱することを示し、メッセージは切り替えノードに関する情報を搬送してもよい。したがって、第2の中継ノードは、切り替えノードに関する情報及び第2の中継ノードのルーティング情報に基づいて、どのノードに切り替えを示すメッセージが送信されるかを決定してもよい。
第1の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第11の可能な実現方式では、第1のノードにより、第1のメッセージに基づいて、第2のメッセージを受信する第3のノードを決定することは、ソースノードに関する情報が第1のノードに関する情報と異なることを決定した場合、第1のノードにより、第3のノードが第1のノードの子ノードであることを決定すること、及び/又は、第1のノードのルーティング情報が切り替えノードに関する情報を含み、切り替え前の切り替えノードが第1のノードの子ノードではないことを決定した場合、第1のノードにより、第3のノードが第1のノードの子ノードであることを決定することを含む。
第1のノードが、ソースノードに関する情報が第1のノードに関する情報と異なることを決定した場合、これは、ノードがソースノードではないことを示し、或いは、第1のノードが、第1のノードのルーティング情報が切り替えノードに関する情報を含むことを決定した場合、これは、ノードが、切り替え前の切り替えノードが位置するパスにあることを示す。切り替え前の切り替えノードは第1のノードの子ノードではないので、これは、ノードがソースノードではないことを示す。例えば、ノードは第2の中継ノードである。本発明のこの実施形態では、コアノード及びコアノードの下流ノードは、ルートを更新する。したがって、第2の中継ノードは、ノード切り替えを示す第2のメッセージを第2の中継ノードの子ノードに送信する。
第1の態様の第11の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第12の可能な実現方式では、第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱することを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱することを示すために使用される。
具体的には、第1のメッセージは、切り替えノードに関する情報及びソースノードに関する情報を搬送してもよく、第2のメッセージは、切り替えノードに関する情報及びソースノードに関する情報を搬送してもよい。
第1の態様の第11又は第12の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第13の可能な実現方式では、第3のノードが第1のノードの子ノードであることを決定することは、第1のノードにより、第1のノードのルーティング情報に基づいて、ソースノードへの次ホップが第3のノードであることを決定すること、及び/又は、第1のノードにより、第1のノードのルーティング情報に基づいて、切り替えノードへの次ホップが第3のノードであることを決定することを具体的に含む。
具体的には、第1のノードは第2の中継ノードである。第2の中継ノードにより受信されるメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱することを示し、メッセージは、切り替えノードに関する情報及びソースノードに関する情報を搬送してもよい。したがって、第2の中継ノードは、切り替えノードに関する情報又はソースノードに関する情報及び第2の中継ノードのルーティング情報に基づいて、どのノードに切り替えを示すメッセージが送信されるかを決定してもよい。
第1の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第14の可能な実現方式では、第1のノードにより、第1のメッセージに基づいて、第2のメッセージを受信する第3のノードを決定することは、第1のノードのルーティング情報がターゲットノードに関する情報を含まないことを決定した場合、第1のノードにより、第3のノードが第1のノードの親ノードであることを決定することを含む。
いくつかの実施形態では、ルーティング情報を削除する必要があるノードが、まず、ルートを更新し、ノードがルーティング情報を削除した後に、ルーティング情報を追加する必要があるノードが、これらのルーティング情報を更新する。したがって、切り替えノードは、ノード切り替えを示す第1のメッセージをソースノードに送信する。次いで、ソースノードは、メッセージをソースノードの上流の第2の中継ノードに転送してもよい。それぞれの第2の中継ノードは、子ノードにより送信されたメッセージを受信した後に、ノード切り替えを示すメッセージを第2の中継ノードの親ノードに送信する必要があり、それにより、切り替え前の切り替えノードが位置するパス内のコアノードの下流ノードがルートを更新している。ノードのルーティング情報がターゲットの識別子を含まない場合、これは、ノードが、切り替え前の切り替えノードが位置するパス内のノードであることを示す。例えば、ノードは、第2の中継ノード又はソースノードでもよい。
第1の態様の第14の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第15の可能な実現方式では、第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用されるか、或いは、第1のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。
具体的には、第2の中継ノード又はターゲットノードについて、受信メッセージにより示される内容は転送される必要があり、すなわち、第1のメッセージにより示される内容は、第2のメッセージにより示される内容と同じでもよい。
第1の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第16の可能な実現方式では、第1のノードにより、第1のメッセージに基づいて、第2のメッセージを受信する第3のノードを決定することは、第1のノードのルーティング情報がターゲットノードに関する情報を含むことを決定した場合、第1のノードにより、第3のノードが第1のノードの子ノードであることを決定することを含む。
ノードのルーティング情報がターゲットノードに関する情報を含む場合、これは、ノードが、切り替え後の切り替えノードが位置するパス内のノードであることを示す。ノードの子ノードのルーティング情報は、ターゲットノードに関する情報を含まないので、これは、ノードが、依然として切り替え前の切り替えノードが位置するパス内のノードであることを示す。例えば、ノードは、UEに近づく方向における2つのパス内の第1の共通ノード、すなわち、本発明のこの実施形態におけるコアノードでもよい。さらに、本発明のこの実施形態では、IABネットワーク内のコアノード及びコアノードの下流ノード以外のノードは、ルートを更新する必要がなく、ノードは、シグナリングを使用することにより通知される必要もなく、切り替え後の切り替えノードが位置するパス内のノード、例えば、第1の中継ノード及びターゲットノードは、ルートを更新している。したがって、コアノードは、切り替えノードの参加を示すメッセージをコアノードの子ノードに送信する必要がある。
第1の態様の第16の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第17の可能な実現方式では、第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用されるか、或いは、第1のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。
第2の中継ノードについて、受信した第1のメッセージは、その子ノードに送信される第2のメッセージとは異なってもよく、送信される第2のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。
第1の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第18の可能な実現方式では、第1のノードにより、第1のメッセージに基づいて、第2のメッセージを受信する第3のノードを決定することは、ターゲットノードに関する情報が第1のノードに関する情報と異なることを決定した場合、第1のノードにより、第3のノードが第1のノードの子ノードであることを決定することを含む。
第1の中継ノードについて、第1の中継ノードがターゲットノードではない場合、第1の中継ノードは、切り替えノードの参加を示す第2のメッセージを第1の中継ノードのノードに送信する必要がある。
第1の態様の第18の可能な実現方式を参照して、第1の態様の第19の可能な実現方式では、第1のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。
第1の態様の第16〜第19の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第1の態様の第20の可能な実現方式では、第3のノードが第1のノードの子ノードであることを決定することは、第1のノードにより、第1のノードのルーティング情報に基づいて、ターゲットノードへの次ホップが第3のノードであることを決定することを含む。
第1のノードが第1の中継ノードであり、第1の中継ノードにより受信されるメッセージがターゲットノードに関する情報を含むとき、第2の中継ノードは、ターゲットノードに関する情報に基づいて、どのようにノードの切り替えを示すメッセージを送信するかを決定してもよい。
第2の態様によれば、デバイスが開示され、デバイスは第1のノードとして使用され、第2のノードにより送信された第1のメッセージを受信するように構成された受信ユニットであり、第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱すること、及び/又は切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、ソースノードは、切り替え前の切り替えノードが接続されたノードであり、ターゲットノードは、切り替え後の切り替えノードが接続されたノードである、受信ユニットと、第1のメッセージに基づいて第1のノードのルーティング情報を更新するように構成された更新ユニットとを含む。
具体的な実現方式では、第1のノードは、以下のノード、すなわち、ターゲットノード、ソースノード、コアノード、ターゲットノードとコアノードとの間の第1の中継ノード及びソースノードとコアノードとの間の第2の中継ノードのうちいずれか1つであり、コアノードは、ターゲットノード及びソースノードの第1の共通上流ノードであり、第2のノードは、以下のノード、すなわち、切り替えノード、ターゲットノード、ソースノード、コアノード、第1の中継ノード及び第2の中継ノードのうちいずれか1つである。
ネットワークトポロジがノードの切り替えによって変化するとき、コアノード及びコアノードの下流ノードのみがノード切り替え及び更新ルートを示すメッセージを交換することが認識できる。従来技術では、IABネットワーク内のノードの切り替えの後に、切り替え前のノードからドナー基地局へのパス内の各ノードは、ノード切り替えを示すメッセージを受信し、また、ルーティング情報を更新する。さらに、切り替え後のノードからドナー基地局へのパス内の各ノードもまた、ノード切り替えを示すメッセージを受信し、ルーティング情報を更新する。対照的に、本発明のこの実施形態では、IABネットワーク内のコアノード及びコアノードの下流ノード以外のノードは、ルートを更新する必要がなく、ノードは、シグナリングを使用することにより通知される必要もない。これは、シグナリングオーバヘッドを低減する。さらに、ルートを更新するノードの数が低減されるので、全体のネットワークの通信が比較的短時間で回復でき、データ中断時間が短縮される。
第2の態様を参照して、第2の態様の第1の可能な実現方式では、当該デバイスは、第1のメッセージに基づいて、第2のメッセージを受信する第3のノードを決定し、第2のメッセージを第3のノードに送信するように構成された決定ユニットであり、第2のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱すること、及び/又は切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される、決定ユニットを更に含み、第3のノードは、以下のノード、すなわち、ソースノード、コアノード、ターゲットノード、第1の中継ノード及び第2の中継ノードのうちいずれか1つである。
第2の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第2の態様の第2の可能な実現方式では、第2のメッセージは、切り替えノードのルーティング情報を更に含む。
第2の態様又は第2の態様の第1若しくは第2の可能な実現方式を参照して、第2の態様の第3の可能な実現方式では、第1のメッセージは、切り替えノードのルーティング情報を更に含む。
第2の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第2の態様の第4の可能な実現方式では、決定ユニットは、第1のノードのルーティング情報が切り替えノードに関する情報を含まないこと、及び/又は第1のノードのルーティング情報がソースノードに関する情報を含まないことを決定した場合、第3のノードが第1のノードの親ノードであることを決定するように具体的に構成される。
第2の態様の第4の可能な実現方式を参照して、第2の態様の第5の可能な実現方式では、第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用されるか、或いは、第1のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。
第2の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第2の態様の第6の可能な実現方式では、決定ユニットは、第1のノードのルーティング情報が切り替えノードに関する情報を含むこと、及び/又は第1のノードのルーティング情報がソースノードに関する情報を含むことを決定した場合、第3のノードが第1のノードの子ノードであることを決定するように具体的に構成される。
第2の態様の第6の可能な実現方式を参照して、第2の態様の第7の可能な実現方式では、第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱することを示すために使用されるか、或いは、第1のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱することを示すために使用されるか、或いは、第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードが離脱することを示すために使用されるか、或いは、第1のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードが離脱することを示すために使用される。
第2の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第2の態様の第8の可能な実現方式では、決定ユニットは、第1のノードのルーティング情報が切り替えノードに関する情報を含み、切り替え前の切り替えノードが第1のノードの子ノードではないことを決定した場合、第3のノードが第1のノードの子ノードであることを決定するように具体的に構成される。
第2の態様の第8の可能な実現方式を参照して、第2の態様の第9の可能な実現方式では、第1のメッセージは、切り替えノードが離脱することを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードが離脱することを示すために使用される。
第2の態様の第6又は第7又は第8又は第9の可能な実現方式を参照して、第2の態様の第10の可能な実現方式では、決定ユニットは、第1のノードのルーティング情報に基づいて、切り替えノードへの次ホップが第3のノードであることを決定するように具体的に構成される。
第2の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第2の態様の第11の可能な実現方式では、決定ユニットは、ソースノードに関する情報が第1のノードに関する情報と異なることを決定した場合、第3のノードが第1のノードの子ノードであることを決定するように、及び/又は、第1のノードのルーティング情報が切り替えノードに関する情報を含み、切り替え前の切り替えノードが第1のノードの子ノードではないことを決定した場合、第3のノードが第1のノードの子ノードであることを決定するように具体的に構成される。
第2の態様の第11の可能な実現方式を参照して、第2の態様の第12の可能な実現方式では、第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱することを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱することを示すために使用される。
第2の態様の第11又は第12の可能な実現方式を参照して、第2の態様の第13の可能な実現方式では、決定ユニットは、第1のノードのルーティング情報に基づいて、ソースノードへの次ホップが第3のノードであることを決定するように、及び/又は、第1のノードのルーティング情報に基づいて、切り替えノードへの次ホップが第3のノードであることを決定するように具体的に構成される。
第2の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第2の態様の第14の可能な実現方式では、決定ユニットは、第1のノードのルーティング情報がターゲットノードに関する情報を含まないことを決定した場合、第3のノードが第1のノードの親ノードであることを決定するように具体的に構成される。
第2の態様の第14の可能な実現方式を参照して、第2の態様の第15の可能な実現方式では、第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用されるか、或いは、第1のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。
第2の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第2の態様の第16の可能な実現方式では、決定ユニットは、第1のノードのルーティング情報がターゲットノードに関する情報を含むことを決定した場合、第3のノードが第1のノードの子ノードであることを決定するように具体的に構成される。
第2の態様の第16の可能な実現方式を参照して、第2の態様の第17の可能な実現方式では、第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用されるか、或いは、第1のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。
第2の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第2の態様の第18の可能な実現方式では、決定ユニットは、ターゲットノードに関する情報が第1のノードに関する情報と異なることを決定した場合、第3のノードが第1のノードの子ノードであることを決定するように構成される。
第2の態様の第18の可能な実現方式を参照して、第2の態様の第19の可能な実現方式では、第1のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。
第2の態様の第16〜第19の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第2の態様の第20の可能な実現方式では、決定ユニットは、第1のノードのルーティング情報に基づいて、ターゲットノードへの次ホップが第3のノードであることを決定するように具体的に構成される。
第3の態様によれば、デバイスが開示され、デバイスは第1のノードとして使用され、トランシーバ及びプロセッサを含む。トランシーバは、第2のノードにより送信された第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱すること、及び/又は切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、ソースノードは、切り替え前の切り替えノードが接続されたノードであり、ターゲットノードは、切り替え後の切り替えノードが接続されたノードである。プロセッサは、トランシーバにより受信された第1のメッセージに基づいて第1のノードのルーティング情報を更新する。第1のノードは、以下のノード、すなわち、ターゲットノード、ソースノード、コアノード、ターゲットノードとコアノードとの間の第1の中継ノード及びソースノードとコアノードとの間の第2の中継ノードのうちいずれか1つである。コアノードは、ターゲットノード及びソースノードの第1の共通上流ノードである。第2のノードは、以下のノード、すなわち、切り替えノード、ターゲットノード、ソースノード、コアノード、第1の中継ノード及び第2の中継ノードのうちいずれか1つである。
第3の態様を参照して、第3の態様の第1の可能な実現方式では、プロセッサは、第1のメッセージに基づいて、第2のメッセージを受信する第3のノードを更に決定し、トランシーバは、第2のメッセージを第3のノードに更に送信し、第2のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱すること、及び/又は切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、第3のノードは、以下のノード、すなわち、ソースノード、コアノード、ターゲットノード、第1の中継ノード及び第2の中継ノードのうちいずれか1つである。
第3の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第3の態様の第2の可能な実現方式では、第1のノードが、第1のメッセージに基づいて、第2のメッセージを受信する第3のノードを決定することは、第1のノードのルーティング情報が切り替えノードに関する情報を含まないこと、及び/又は第1のノードのルーティング情報がソースノードに関する情報を含まないことを決定した場合、第1のノードが、第3のノードが第1のノードの親ノードであることを決定することを含む。
第3の態様の第2の可能な実現方式を参照して、第3の態様の第3の可能な実現方式では、第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用されるか、或いは、第1のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。
第3の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第3の態様の第4の可能な実現方式では、プロセッサは、第1のノードのルーティング情報が切り替えノードに関する情報を含むこと、及び/又は第1のノードのルーティング情報がソースノードに関する情報を含むことを決定した場合、第3のノードが第1のノードの子ノードであることを決定するように更に構成される。
第3の態様の第4の可能な実現方式を参照して、第3の態様の第5の可能な実現方式では、第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱することを示すために使用されるか、或いは、第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードが離脱することを示すために使用されるか、或いは、第1のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードが離脱することを示すために使用される。
第3の態様を参照して、第3の態様の第6の可能な実現方式では、第1のノードのルーティング情報が切り替えノードに関する情報を含み、切り替え前の切り替えノードが第1のノードの子ノードではないことを決定した場合、プロセッサは、第3のノードが第1のノードの子ノードであることを更に決定する。
第3の態様の第6の可能な実現方式を参照して、第3の態様の第7の可能な実現方式では、第1のメッセージは、切り替えノードが離脱することを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードが離脱することを示すために使用される。
第3の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第3の態様の第8の可能な実現方式では、プロセッサは、ソースノードに関する情報が第1のノードに関する情報と異なることを決定した場合、第3のノードが第1のノードの子ノードであることを決定するように、及び/又は、第1のノードが、第1のノードのルーティング情報が切り替えノードに関する情報を含み、切り替え前の切り替えノードが第1のノードの子ノードではないことを決定した場合、第3のノードが第1のノードの子ノードであることを決定するように更に構成される。
第3の態様の第8の可能な実現方式を参照して、第3の態様の第9の可能な実現方式では、第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱することを示すために使用され、第2のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱することを示すために使用される。
第4の態様によれば、コンピュータ読み取り可能記憶媒体が開示され、コンピュータ読み取り可能記憶媒体は命令を記憶し、命令が第2の態様及び第2の態様のいずれか可能な実現方式におけるデバイス上で動作するとき、デバイスは、第1の態様及び第1の態様のそれぞれの可能な実現方式におけるルート更新方法を実行することが可能になる。
第5の態様によれば、無線通信装置が開示され、無線通信装置は命令を記憶し、無線通信装置が第2の態様及び第2の態様のいずれか可能な実現方式におけるデバイス上で動作するとき、デバイスは、第1の態様及び第1の態様のそれぞれの可能な実現方式におけるルート更新方法を実行することが可能になる。具体的な実現方式では、無線通信装置はチップでもよい。
この出願における第2の態様、第3の態様、第4の態様、第5の態様及びこれらの実現方式に関する詳細な説明について、第1の態様及び第1の態様の実現方式における詳細な説明を参照する。さらに、第2の態様、第3の態様、第4の態様、第5の態様及びこれらの実現方式の有利な効果について、第1の態様及び第1の態様の実現方式の有利な効果の分析を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
第6の態様によれば、この出願の実施形態は、スケジューリング要求キャンセル方法を提供し、デバイスにより、第1のスケジューリング要求がトリガされることを決定するステップと、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが送信され、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが第1のバッファ状態報告を含むとき、デバイスにより、第1のスケジューリング要求をキャンセルするステップとを含む。
第6の態様を参照して、第6の態様の第1の可能な実現方式では、当該方法は、第1のバッファ状態報告が第1のバッファ状態を含み、第1のバッファ状態がバッファ状態報告をトリガする最後のイベントまでのバッファ状態であることを更に含む。
第6の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第6の態様の第2の可能な実現方式では、当該方法は、第1のバッファ状態が媒体アクセス制御プロトコルデータユニットの組み立ての前にバッファ状態報告をトリガする最後のイベントまでのバッファ状態であることを更に含む。
第6の態様又は第6の態様の第1若しくは第2の可能な実現方式を参照して、第6の態様の第3の可能な実現方式では、当該方法は、第1のスケジューリング要求が媒体アクセス制御プロトコルデータユニットの組み立ての前にトリガされるスケジューリング要求であること、又は、第1のスケジューリング要求が第2のバッファ状態報告によりトリガされるスケジューリング要求であり、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが、イベントが第2のバッファ状態報告をトリガするときに存在するバッファ状態を含むことを更に含む。
第6の態様を参照して、第6の態様の第4の可能な実現方式では、当該方法は、第1のバッファ状態報告が第1のバッファ状態を含まず、第1のバッファ状態がバッファ状態報告をトリガする最後のイベントまでのバッファ状態であることを更に含む。
第6の態様の第4の可能な実現方式を参照して、第6の態様の第5の可能な実現方式では、当該方法は、第1のスケジューリング要求が媒体アクセス制御プロトコルデータユニットの組み立ての前にトリガされるスケジューリング要求であること、又は、第1のスケジューリング要求が、第2のバッファ状態報告によりトリガされるスケジューリング要求であり、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが、イベントが第2のバッファ状態報告をトリガするときに存在するバッファ状態を含むことを更に含む。
第6の態様又は第6の態様の第1〜第5の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第6の態様の第6の可能な実現方式では、当該方法は、デバイスにより、第1のスケジューリング要求のスケジューリング要求禁止タイマを停止するステップを更に含む。
第7の態様によれば、この出願の実施形態は、バッファ状態報告キャンセル方法を提供し、デバイスにより、第1のバッファ状態報告がトリガされることを決定するステップと、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが送信され、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットがバッファ状態報告を含むとき、デバイスにより、第1のバッファ状態報告をキャンセルするステップとを含む。
第7の態様を参照して、第7の態様の第1の可能な実現方式では、当該方法は、第1のバッファ状態報告が媒体アクセス制御プロトコルデータユニットの組み立ての前にトリガされるバッファ状態報告であることを更に含む。
第7の態様を参照して、第7の態様の第2の可能な実現方式では、当該方法は、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが、イベントが第1のバッファ状態報告をトリガするときに存在するバッファ状態を含むことを更に含む。
第8の態様によれば、デバイスが開示され、当該デバイスは、第1のスケジューリング要求がトリガされることを決定するように構成された決定ユニットと、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが送信され、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが第1のバッファ状態報告を含むとき、第1のスケジューリング要求をキャンセルするように構成されたキャンセルユニットとを含む。
第8の態様を参照して、第8の態様の第1の可能な実現方式では、当該デバイスは、第1のバッファ状態報告が第1のバッファ状態を含み、第1のバッファ状態がバッファ状態報告をトリガする最後のイベントまでのバッファ状態であることを更に含む。
第8の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第8の態様の第2の可能な実現方式では、当該デバイスは、第1のバッファ状態が媒体アクセス制御プロトコルデータユニットの組み立ての前にバッファ状態報告をトリガする最後のイベントまでのバッファ状態であることを更に含む。
第8の態様又は第8の態様の第1若しくは第2の可能な実現方式を参照して、第8の態様の第3の可能な実現方式では、当該デバイスは、第1のスケジューリング要求が媒体アクセス制御プロトコルデータユニットの組み立ての前にトリガされるスケジューリング要求であること、又は、第1のスケジューリング要求が第2のバッファ状態報告によりトリガされるスケジューリング要求であり、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが、イベントが第2のバッファ状態報告をトリガするときに存在するバッファ状態を含むことを更に含む。
第8の態様を参照して、第8の態様の第4の可能な実現方式では、当該デバイスは、第1のバッファ状態報告が第1のバッファ状態を含まず、第1のバッファ状態がバッファ状態報告をトリガする最後のイベントまでのバッファ状態であることを更に含む。
第8の態様の第4の可能な実現方式を参照して、第8の態様の第5の可能な実現方式では、当該デバイスは、第1のスケジューリング要求が媒体アクセス制御プロトコルデータユニットの組み立ての前にトリガされるスケジューリング要求であること、又は、第1のスケジューリング要求が、第2のバッファ状態報告によりトリガされるスケジューリング要求であり、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが、イベントが第2のバッファ状態報告をトリガするときに存在するバッファ状態を含むことを更に含む。
第8の態様又は第8の態様の第1〜第5の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第8の態様の第6の可能な実現方式では、当該デバイスは、第1のスケジューリング要求のスケジューリング要求禁止タイマを停止するように構成された停止デバイスを更に含む。
第9の態様によれば、デバイスが開示され、当該デバイスは、第1のバッファ状態報告がトリガされることを決定するように構成された決定ユニットと、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが送信され、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットがバッファ状態報告を含むとき、第1のバッファ状態報告をキャンセルするように構成されたキャンセルユニットとを含む。
第9の態様を参照して、第9の態様の第1の可能な実現方式では、当該デバイスは、第1のバッファ状態報告が媒体アクセス制御プロトコルデータユニットの組み立ての前にトリガされるバッファ状態報告であることを更に含む。
第9の態様を参照して、第9の態様の第2の可能な実現方式では、当該デバイスは、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが、イベントが第1のバッファ状態報告をトリガするときに存在するバッファ状態を含むことを更に含む。
第10の態様によれば、デバイスが開示され、当該デバイスはプロセッサを含み、プロセッサは、第1のスケジューリング要求がトリガされることを決定し、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが送信され、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが第1のバッファ状態報告を含むとき、プロセッサは、第1のスケジューリング要求をキャンセルするように構成される。
第10の態様を参照して、第10の態様の第1の可能な実現方式では、当該デバイスは、第1のバッファ状態報告が第1のバッファ状態を含み、第1のバッファ状態がバッファ状態報告をトリガする最後のイベントまでのバッファ状態であることを更に含む。
第10の態様の第1の可能な実現方式を参照して、第10の態様の第2の可能な実現方式では、当該デバイスは、第1のバッファ状態が媒体アクセス制御プロトコルデータユニットの組み立ての前にバッファ状態報告をトリガする最後のイベントまでのバッファ状態であることを更に含む。
第10の態様又は第10の態様の第1若しくは第2の可能な実現方式を参照して、第10の態様の第3の可能な実現方式では、当該デバイスは、第1のスケジューリング要求が媒体アクセス制御プロトコルデータユニットの組み立ての前にトリガされるスケジューリング要求であること、又は、第1のスケジューリング要求が第2のバッファ状態報告によりトリガされるスケジューリング要求であり、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが、イベントが第2のバッファ状態報告をトリガするときに存在するバッファ状態を含むことを更に含む。
第10の態様を参照して、第10の態様の第4の可能な実現方式では、当該デバイスは、第1のバッファ状態報告が第1のバッファ状態を含まず、第1のバッファ状態がバッファ状態報告をトリガする最後のイベントまでのバッファ状態であることを更に含む。
第10の態様の第4の可能な実現方式を参照して、第10の態様の第5の可能な実現方式では、当該デバイスは、第1のスケジューリング要求が媒体アクセス制御プロトコルデータユニットの組み立ての前にトリガされるスケジューリング要求であること、又は、第1のスケジューリング要求が、第2のバッファ状態報告によりトリガされるスケジューリング要求であり、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが、イベントが第2のバッファ状態報告をトリガするときに存在するバッファ状態を含むことを更に含む。
第10の態様又は第10の態様の第1〜第5の可能な実現方式のうちいずれか1つを参照して、第10の態様の第6の可能な実現方式では、当該デバイスは、プロセッサにより、第1のスケジューリング要求のスケジューリング要求禁止タイマを停止することを更に含む。
第11の態様によれば、デバイスが開示され、当該デバイスはプロセッサを含み、プロセッサは、第1のバッファ状態報告がトリガされることを決定し、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが送信され、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットがバッファ状態報告を含むとき、プロセッサは、第1のバッファ状態報告をキャンセルする。
第11の態様を参照して、第11の態様の第1の可能な実現方式では、当該デバイスは、第1のバッファ状態報告が媒体アクセス制御プロトコルデータユニットの組み立ての前にトリガされるバッファ状態報告であることを更に含む。
第11の態様を参照して、第11の態様の第2の可能な実現方式では、当該デバイスは、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが、イベントが第1のバッファ状態報告をトリガするときに存在するバッファ状態を含むことを更に含む。
第12の態様によれば、コンピュータ読み取り可能記憶媒体が開示され、コンピュータ読み取り可能記憶媒体は命令を記憶し、命令が第8の態様及び第8の態様のいずれか可能な実現方式におけるデバイス上で動作するとき、デバイスは、第6の態様及び第6の態様のそれぞれの可能な実現方式におけるスケジューリング要求キャンセル方法を実行することが可能になる。
第13の態様によれば、コンピュータ読み取り可能記憶媒体が開示され、コンピュータ読み取り可能記憶媒体は命令を記憶し、命令が第9の態様及び第9の態様のいずれか可能な実現方式におけるデバイス上で動作するとき、デバイスは、第7の態様及び第7の態様のそれぞれの可能な実現方式におけるバッファ状態報告キャンセル方法を実行することが可能になる。
第14の態様によれば、無線通信装置が開示され、無線通信装置は命令を記憶し、無線通信装置が第8の態様及び第8の態様のいずれか可能な実現方式におけるデバイス上で動作するとき、デバイスは、第6の態様及び第6の態様のそれぞれの可能な実現方式におけるスケジューリング要求キャンセル方法を実行することが可能になる。具体的な実現方式では、無線通信装置はチップでもよい。
第15の態様によれば、無線通信装置が開示され、無線通信装置は命令を記憶し、無線通信装置が第9の態様及び第9の態様のいずれか可能な実現方式におけるデバイス上で動作するとき、デバイスは、第7の態様及び第7の態様のそれぞれの可能な実現方式におけるバッファ状態報告キャンセル方法を実行する。具体的な実現方式では、無線通信装置はチップでもよい。
この出願における第8の態様、第10の態様、第12の態様、第14の態様及びこれらの実現方式に関する詳細な説明について、第6の態様及び第6の態様の実現方式における詳細な説明を参照する。さらに、第8の態様、第10の態様、第12の態様、第14の態様及びこれらの実現方式の有利な効果について、第6の態様及び第6の態様の実現方式の有利な効果を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
この出願における第9の態様、第11の態様、第13の態様、第15の態様及びこれらの実現方式に関する詳細な説明について、第7の態様及び第7の態様の実現方式における詳細な説明を参照する。さらに、第9の態様、第11の態様、第13の態様、第15の態様及びこれらの実現方式の有利な効果について、第7の態様及び第7の態様の実現方式の有利な効果を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
本発明における「A及び/又はB」は、「A及びB」又は「A」又は「B」のうちいずれか1つとして理解されてもよい点に留意すべきである。本発明の明細書及び特許請求の範囲及び図面における「第1」、「第2」等の用語は、特定の順序又は系列を記述するのではなく、同様の対象物を区別するために使用される。
第5世代(5th Generation, 5G)の新無線(New Radio, NR)技術は、統合アクセス及びバックホール(Integrated Access and Backhaul, IAB)をサポートする。図1は、IABネットワークの可能な構造図である。図1に示すように、RNは、ドナー基地局とUEとの間に配置されてもよい。基地局によりUEに送信されるデータ又はUEにより基地局に送信されるデータは、RNにより転送される。
ドナー基地局は、コアネットワークに直接接続され、複数のRNは、ドナー基地局に接続されてもよい。UEは、1つ以上のRNを使用することにより、ドナー基地局に間接的に接続されてもよい。具体的には、UEとドナー基地局との間にマルチホップパス又は複数の接続が存在する。ドナー基地局とRNとの間のリンク及びRNの間のリンクは、バックホール(Backhaul)リンク又はフロントホール(Fronthaul)リンクでもよい。代替として、UEは、ドナー基地局に直接接続されてもよい。具体的には、UEとドナー基地局との間にはワンホップのパスが存在し、ドナー基地局とUEとの間のリンク及びRNとUEとの間のリンクはアクセス(Access)リンクでもよい。
複数のホップ又は接続がネットワークに存在するので、形成されるネットワークトポロジは、階層トポロジ又はメッシュトポロジでもよい。UEがドナー基地局に直接接続されないシナリオにおいて、ドナー基地局がデータパケットをUEに送信するとき、まず、ドナー基地局は、データパケットが送信されるRNを決定する必要がある。さらに、ドナー基地局からUEへのパス内の各RNは、RNのルーティング情報に基づいて、どのRNがUEへの次ホップであるかを決定する必要があり、受信したデータパケットを次ホップのRNに転送する。ネットワークトポロジが変化するとき、例えば、RNが現在接続されているRNから他のRNに切り替えるとき、データパケットが元のルーティング情報に基づいて依然として転送される場合、データパケットは失われる。したがって、RNが切り替えるとき、RNは、RNのルーティング情報を更新する必要がある。
従来技術では、ネットワークトポロジがRNの切り替えによって変化するとき、切り替え前のRNからドナー基地局へのパス内の各RNは、ルーティング情報を更新する。さらに、切り替え後のRNからドナー基地局へのパス内の全てのRNもまた、ルーティング情報を更新する。例えば、図2を参照すると、RN9は、RN7から離脱し、RN8に参加する。RN7が、RN9が離脱することを発見したとき、RN7は、「RN9がRN7から離脱する」を示すメッセージをRN7の親ノードRN6に送信する。RN6は、メッセージに基づいてRN6のルーティング情報を更新し、「RN9がRN7から離脱する」を示すメッセージをRN6の親ノードRN3に送信し続ける。このように、「RN9がRN7から離脱する」を示すメッセージは、メッセージがドナー基地局に到達するまで、ホップ毎に上流ノードに送信される。ドナー基地局及び「RN9がRN7から離脱する」を受信した各RNは、メッセージ「RN9がRN7から離脱する」に基づいてこれらのルーティング情報を更新する。さらに、RN8が、RN9がRN8に参加することを発見したとき、RN8は、「RN9がRN8に参加する」を示すメッセージをRN8の親ノードRN5に送信する。RN5は、メッセージに基づいてRN5のルーティング情報を更新し、「RN9がRN8に参加する」を示すメッセージをRN5の親ノードRN3に送信し続ける。このように、「RN9がRN7から離脱する」を示すメッセージは、メッセージがドナー基地局に到達するまで、ホップ毎に上流ノードに送信される。ドナー基地局及び「RN9がRN8に参加する」を受信した各RNは、メッセージ「RN9がRN8に参加する」に基づいて、これらのルーティング情報を更新する。
一般的に、RNのルーティング情報は、RNからノード(RN又はUE)へのパス内の次ホップを示す。実際には、ネットワークトポロジの変化は、いくつかのRNのルーティング情報に影響しない。例えば、図2において、RN8は、RN6からRN7に切り替える。ドナー基地局について、RN8への次ホップは依然としてRN1であり、RN1について、RN8への次ホップは依然としてRN3である。したがって、ドナー基地局又はRNは、実際にはこれらのルーティング情報を更新する必要がなく、メッセージ「RN9がRN8に参加する」又はメッセージ「RN9がRN7から離脱する」を受信する必要もない。冗長なシグナリングオーバヘッドが引き起こされる。特に、ネットワークトポロジが変化した後に、ドナー基地局は、切り替え前のRNからドナー基地局へのパス内の全てのRNと、切り替え後のRNからドナー基地局へのパス内の全てのRNとが、これらのルーティング情報を更新した後にのみ、新規パスからデータパケットを再送できる。したがって、比較的長いデータ中断時間が引き起こされる。
本発明の実施形態は、ルート更新方法を提供する。ノードが切り替わった後に、第1のノードは、第2のノードにより送信された第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱すること、及び/又は切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。ソースノードは、切り替え前の切り替えノードが接続されたノードであり、ターゲットノードは、切り替え後の切り替えノードが接続されたノードである。第1のノードは、第1のメッセージに基づいて第1のノードのルーティング情報を更に更新してもよい。具体的には、第1のノードは、以下のノード、すなわち、ターゲットノード、ソースノード、コアノード、ターゲットノードとコアノードとの間の第1の中継ノード及びソースノードとコアノードとの間の第2の中継ノードのうちいずれか1つである。第2のノードは、以下のノード、すなわち、切り替えノード、ターゲットノード、ソースノード、コアノード、第1の中継ノード及び第2の中継ノードのうちいずれか1つである。コアノードは、ターゲットノード及びソースノードの第1の共通上流ノードである。従来技術では、IABネットワーク内のノードが切り替わった後に、切り替え前のノードからドナー基地局へのパス内の各ノードは、ルーティング情報を更新する。さらに、切り替え後のノードからドナー基地局へのパス内の全てのノードもまた、ルーティング情報を更新する。対照的に、本発明のこの実施形態では、コアノード及びコアノードの下のノードのみがルートを更新するが、IABネットワーク内の他のノードは、ルートを更新する必要がなく、ノードは、シグナリングを使用することにより通知される必要もない。これは、シグナリングオーバヘッドを低減する。したがって、ルートを更新するノードの数も大幅に低減され、全体のネットワークの通信が比較的短時間で回復でき、データ中断時間が短縮される。
本発明のこの実施形態におけるノード(例えば、第1のノード、コアノード及び中継ノード)の名称は、説明を容易にするためのもののみであり、ノードの名称は、本発明のこの実施形態により提供される例に限定されない点に留意すべきである。対応する機能に従ういずれかのデバイス、例えば、基地局及びアクセスポイント(access point, AP)は、本発明のこの実施形態の範囲に含まれ得る。さらに、本発明のこの実施形態では、ノードの下のノード又はノードの下流ノードは、UEに近づく方向において当該ノードに近いノードであり、ノードの上のノード又はノードの上流ノードは、コアネットワークデバイス(例えば、ドナー基地局)に近づく方向において当該ノードに近いノードである。
この出願では、デバイスはネットワークデバイスでもよい。以下の実施形態では、ネットワークデバイスが説明のための例として使用される。さらに、ユーザ装置等がデバイスとして使用されてもよく、この出願の概念の範囲に含まれ得る。
本発明のこの実施形態により提供されるルート更新方法は、図3に示すネットワークデバイスに適用されてもよい。ネットワークデバイスは、本発明のこの実施形態におけるノードでもよい。ノードは、以下のノード、すなわち、切り替えノード、ターゲットノード、ソースノード、第1の中継ノード、第2の中継ノード及びコアノードのうちいずれか1つでもよい。
図3に示すように、ネットワークデバイスは、少なくとも1つのプロセッサ11と、メモリ12と、トランシーバ13と、通信バス14とを含んでもよい。
以下に、図3を参照して、ネットワークデバイスの各コンポーネントについて詳細に説明する。
プロセッサ11は、ネットワークデバイスの制御センタであり、1つのプロセッサでもよく、或いは、複数の処理要素の集合的な用語でもよい。例えば、プロセッサ11は、中央処理装置(central processing unit, CPU)であるか、或いは、特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit, ASIC)又は本発明のこの実施形態を実現するように構成された1つ以上の集積回路、例えば、1つ以上のマイクロプロセッサ(digital signal processor, DSP)又は1つ以上のフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array, FPGA)でもよい。
プロセッサ11は、メモリ12に記憶されたソフトウェアプログラムを動作又は実行し、メモリ12に記憶されたデータを呼び出すことにより、ネットワークデバイスの様々な機能を実行してもよい。
実施形態の具体的な実現方式では、プロセッサ11は、1つ以上のCPU、例えば、図3におけるCPU0及びCPU1を含んでもよい。
実施形態の具体的な実現方式では、ネットワークデバイスは、複数のプロセッサ、例えば、図3におけるプロセッサ11及びプロセッサ15を含んでもよい。これらのプロセッサのそれぞれは、シングルコア(single-CPU)プロセッサでもよく、或いは、マルチコア(multi-CPU)プロセッサでもよい。ここでのプロセッサは、データ(コンピュータプログラム命令等)を処理するために使用される1つ以上のデバイス、回路及び/又は処理コアでもよい。
メモリ12は、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory, ROM)、スタティック情報及び命令を記憶できる他のタイプのスタティック記憶デバイス、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory, RAM)又は情報及び命令を記憶できる他のタイプのダイナミック記憶デバイスでもよく、或いは、電気的消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory, EEPROM)、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(Compact Disc Read-Only Memory, CD-ROM)若しくは他の光ディスクストレージ、光ディスクストレージ(コンパクト光ディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイディスク等を含む)、磁気ディスク記憶媒体又は他の磁気記憶デバイス、又は命令若しくはデータ構造の形式で想定されるプログラムコードを搬送又は記憶するように構成でき且つコンピュータによりアクセスできるいずれかの他の媒体でもよい。これは、ここでの限定を構成しない。メモリ12は独立して存在してもよく、通信バス14を使用することによりプロセッサ11に接続される。代替として、メモリ12は、プロセッサ11と統合されてもよい。
メモリ12は、本発明の解決策を実行するために使用されるソフトウェアプログラムを記憶するように構成され、ソフトウェアプログラムは、プロセッサ11の制御下で実行される。
トランシーバ13は、いずれかのトランシーバを使用する一種の装置であり、図1に示すシステム内の他のノード、例えば、他の中継ノード、コアノード、ターゲットノード又はソースノードと通信するように構成されるか、或いは、ネットワークデバイスと図1における基地局との間の通信を実現するように構成されるか、或いは、イーサネット、無線アクセスネットワーク(radio access network, RAN)又は無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Networks, WLAN)のような通信ネットワークと通信するように更に構成されてもよい。トランシーバ13は、受信機能を実現するための受信ユニットと、送信機能を実現するための送信ユニットとを含んでもよい。
通信バス14は、業界標準アーキテクチャ(Industry Standard Architecture, ISA)バス、ペリフェラルコンポーネントインターコネクト(Peripheral Component, PCI)バス、拡張業界標準アーキテクチャ(Extended Industry Standard Architecture, EISA)バス等でもよい。バスは、アドレスバス、データバス、制御バス等に分類されてもよい。表示を容易にするために、バスは、図3において1つの太線のみを使用することにより示される。しかし、これは、1つのバスのみ又は1つのタイプのバスのみが存在することを示すものではない。
図3に示すデバイス構造は、ネットワークデバイスに対する限定を構成しない。図面に示すものよりも多くの或いは少ないコンポーネントが含まれてもよく、或いは、いくつかのコンポーネントが組み合わされてもよく、或いは、異なるコンポーネントの配置が使用されてもよい。
本発明の実施形態は、ルート更新方法を提供する。図4に示すように、当該方法は、以下のステップを含む。
401.第1のノードは、第2のノードにより送信された第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱すること、及び/又は切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。
本発明のこの実施形態では、ソースノードは、切り替え前の切り替えノードが接続されたノードであり、ターゲットノードは、切り替え後の切り替えノードが接続されたノードである点に留意すべきである。さらに、切り替えノードは、ソースノードからターゲットノードに切り替えるRNである。ターゲットノードにアクセスする切り替えノードは、切り替えノードがターゲットノードに参加すること、すなわち、切り替えノードがターゲットノードへの接続を確立することと考えられてもよい。ソースノードはドナー基地局又はRNでもよく、ターゲットノードはドナー基地局又はRNでもよい。図2に示すように、切り替えノードはRN9であり、ターゲットノードはRN8でもよく、ソースノードはRN7でもよい。
具体的な実現方式では、第1のノードは、以下のノード、すなわち、ターゲットノード、ソースノード、コアノード、第1の中継ノード及び第2の中継ノードのうちいずれか1つである。
第2のノードは、以下のノード、すなわち、切り替えノード、ターゲットノード、ソースノード、コアノード、第1の中継ノード及び第2の中継ノードのうちいずれか1つである。
具体的な実現方式では、第1のノード及び第2のノードは異なるノードでもよい。さらに、第1のノードは、第2のノードに直接接続されてもよい。
さらに、コアノードは、ターゲットノード及びソースノードの第1の共通上流ノードでもよい。図2に示すネットワークを参照すると、RN9はRN7から離脱し、RN8に参加する。具体的には、RN7はソースノードであり、RN8はターゲットノードであり、RN7及びRN8の第1の共通上流ノードは、ドナー基地局に近づく方向においてRN7及びRN8が位置するパスの第1の収束点、例えば、図2におけるRN3として考えられてもよい。
具体的な実現方式では、コアノードはまた、ターゲットノード又はソースノードでもよい。
第1の中継ノードは、ターゲットノードとコアノードとの間の中継ノードである。具体的には、ターゲットノードは、コアノードに直接接続されなくてもよく、1つ以上の中継ノードを使用することによりコアノードに間接的に接続される。本発明のこの実施形態では、ターゲットノードとコアノードとの間の1つ以上の中継ノード、例えば、図2におけるRN5は、第1の中継ノードと呼ばれてもよい。明らかに、ターゲットノードはまた、コアノードに直接接続されてもよく、すなわち、第1の中継ノードが存在しない。
第2の中継ノードは、ソースノードとコアノードとの間の中継ノードである。具体的には、ソースノードは、コアノードに直接接続されなくてもよく、1つ以上の中継ノードを使用することによりコアノードに間接的に接続される。本発明のこの実施形態では、ソースノードとコアノードとの間の1つ以上の中継ノード、例えば、図2におけるRN6は、第2の中継ノードと呼ばれてもよい。明らかに、ソースノードはまた、コアノードに直接接続されてもよく、すなわち、第2の中継ノードが存在しない。
本発明のこの実施形態では、コアノード及びコアノードの下のノードは、ノード切り替えを示すメッセージ、例えば、上記の第1のメッセージを受信してもよい。図2に示すネットワークを参照すると、第1のノードは、RN3、RN5、RN6、RN7及びRN8のいずれか1つでもよく、第2のノードは、RN3、RN5、RN6、RN7、RN8及びRN9のいずれか1つでもよい。明らかに、第1のノード及び第2のノードは異なるノードである。例えば、RN9(第2のノード)は第1のメッセージをRN8(第1のノード)に送信するか、或いは、RN5(第2のノード)は第1のメッセージをRN3(第1のノード)に送信する。
第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用されてもよい点に留意すべきである。例えば、第1のメッセージは、ノードがノードAから離脱してノードBにアクセスすることを示すために使用される。この実現方式では、第1のメッセージは、切り替えノードに関する情報、ターゲットノードに関する情報及びソースノードに関する情報を搬送してもよい。本発明のこの実施形態では、ノードに関する情報は、ノードを示すことができる1つの情報として理解されてもよく、或いは、ルーティング情報内のノードのルーティングモードを示す1つの情報として理解されてもよく、或いは、ノードの識別子として考えられてもよい。例えば、切り替えノードに関する情報は切り替えノードの識別子でもよく、ターゲットノードに関する情報はターゲットノードの識別子でもよく、ソースノードに関する情報はソースノードの識別子でもよい。これは、本発明のこの実施形態では限定されない。さらに、識別子がソースノードを示すかターゲットノードを示すか切り替えノードを示すかは、第1のメッセージに配置された切り替えノードの識別子、ターゲットノードの識別子及びソースノードの識別子の系列を使用することにより識別されてもよい。例えば、第1のメッセージは「RN7、RN8及びRN9」を含み、ソースノードの識別子が最初の位置に配置され、ターゲットノードの識別子が中央の位置に配置され、切り替えノードの識別子が最後の位置に配置される。明らかに、第1のメッセージに配置されるノード識別子の系列を使用するノード識別解決策は、上記の可能な実現方式に限定されず、他の可能な実現方式も利用可能である。これは、本発明のこの実施形態では限定されない。
他の実現方式では、第1のメッセージ内のノード識別子に対応するノードは、ビットを使用することにより更に区別されてもよい。例えば、第1のメッセージは、「00RN7、01RN8及び10RN9」を含み、「00」は、ソースノードを識別するために使用され、すなわち、RN7はソースノードの識別子であり、「01」は、ターゲットノードを識別するために使用され、すなわち、RN8はターゲットノードの識別子であり、「10」は、切り替えノードを識別するために使用され、すなわち、RN9は切り替えノードの識別子である。
明らかに、第1のメッセージ内のノード識別子に対応するノードは、他の方式で更に区別されてもよく、或いは、対応するノードは、(ノード識別子を使用せずに)他の方式で示される。これは、本発明のこの実施形態では限定されない。
いくつかの実施形態では、第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱することを示すために使用されてもよい。例えば、第1のメッセージは、ノードがノードAから離脱することを示すために使用される。第1のメッセージは、切り替えノードの識別子及びソースノードの識別子を搬送してもよい。どのように第1のメッセージ内のノード識別子に対応するノードが切り替えノードであるかソースノードであるかを区別するかについては、上記のいくつかの実現方式を参照する。本発明のこの実施形態では、詳細はここでは再び説明しない。
いくつかの実施形態では、第1のメッセージは、切り替えノードが離脱することを示すために使用されてもよい。この実現方式では、第1のメッセージは、切り替えノードの識別子を搬送してもよい。
いくつかの実施形態では、第1のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。例えば、第1のメッセージは、ノードがノードBに参加することを示すために使用される。第1のメッセージは、切り替えノードの識別子及びターゲットノードの識別子を搬送してもよい。どのように第1のメッセージ内のノード識別子に対応するノードが切り替えノードであるかターゲットノードであるかを区別するかについては、上記のいくつかの実現方式を参照する。本発明のこの実施形態では、詳細はここでは再び説明しない。
いくつかの実施形態では、切り替えノードは、パスの終端でなくてもよく、すなわち、他のRNが切り替えノードの後に更に接続されてもよい。図2を参照すると、切り替えノードRN9の子ノード(Child Node)はRN10であり、RN9は、RN10に関連するルーティング情報、例えば、「RN10に直接接続される」を記憶する。これに基づいて、切り替えノードが切り替えるとき、第1のノードにより送信される第1のメッセージは、切り替えノードのルーティング情報を更に搬送してもよい。例えば、RN9により送信される第1のメッセージは、RN9のルーティング情報「RN10に直接接続される」を更に搬送する。ノードの子ノードは、ノードに直接接続された下流ノードとして理解されてもよく、すなわち、ノードに直接接続された次ホップとして理解されてもよい点に留意すべきである。ノードAのルーティング情報内の「ノードBに直接接続される」は、「ノードBがノードAの子ノードである」として理解されてもよく、或いは、「ノードBがノードAに直接接続された次ホップである」として理解されてもよい。ルーティング情報の具体的な内容は、本発明のこの実施形態では限定されない。
402.第1のノードは、第1のメッセージに基づいて第1のノードのルーティング情報を更新する。
具体的には、IABネットワーク構造において、ドナー基地局から各UEへの決定されたパスが存在する。各ノード(RN)により記憶されたルーティング情報に基づいて、ドナー基地局からUEへのパスが決定されてもよい。各ノードは、ルーティングテーブルの形式でルーティング情報を記録してもよい。
さらに、ルーティングテーブルは、各パスに対応する次ホップを含み、これはノードへの次ホップとして理解されてもよい。
例えば、図2に示すIABネットワーク構造を参照すると、RN9が切り替える前に、RN3が位置するパスは、ドナー基地局-RN1-RN3-RN6-RN8-RN9-RN10及びドナー基地局-RN1-RN3-RN5-RN7を含む。RN3のルーティングテーブルは、RN5に直接接続される、RN6に直接接続される、RN8→RN6、RN7→RN5、RN9→RN6及びRN10→RN6でもよい。RN8→RN6は、RN3からRN8への次ホップがRN6であることを表し、RN7→RN5は、RN3からRN7への次ホップがRN5であることを表し、RN9→RN6は、RN3からRN9への次ホップがRN6であることを表し、RN10→RN6は、RN3からRN10への次ホップがRN6であることを表す。
具体的な実現方式では、パスはパス識別子により示されてもよく、次ホップはノード識別子により示されてもよい。パス識別子はノードの識別子でもよく、ドナー基地局からノードへのパスを示す。例えば、RN4はパス「ドナー基地局-RN1-RN2-RN4」を示してもよい。代替として、パスは専用のパス識別子により示されてもよい。例えば、「パス4」は、パス「ドナー基地局-RN1-RN2-RN4」を示す。次ホップはノード識別子により示されてもよい。例えば、RN3のルーティングテーブルに含まれるルーティング情報「RN7→RN5」内の「RN5」は、ノード識別子であり、RN3からRN7への次ホップがRN5であることを示す。具体的な実現方式では、各データパケットは、パス識別子及びUE識別子を搬送し、ドナー基地局及びRNは、ルーティング情報テーブルを使用することにより、データパケットを正しいUEに送信してもよい。
いくつかの実施形態では、切り替えノードは、パスの終端でなくてもよく、すなわち、他のRNが切り替えノードの後に更に接続されてもよい。切り替えノードが、下位ノードに関連するルーティング情報を記憶する場合、第1のノードにより送信される第1のメッセージは、切り替えノードのルーティング情報を更に搬送してもよい。さらに、第1のノードにより送信される第2のメッセージは、切り替えノードのルーティング情報を更に含んでもよい。
いくつかの実施形態では、受信した第1のメッセージに基づいて、第1のノードは、ノード切り替えを他のノードに更に通知してもよい。具体的には、第1のノードは、第1のメッセージに基づいて、第2のメッセージを受信する第3のノードを決定し、第2のメッセージを第3のノードに送信してもよい。第2のメッセージは、ノード切り替えを他のノードに通知するために使用される。いくつかの実施形態では、第2のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱すること、及び/又は切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。さらに、第3のノードは、以下のノード、すなわち、ソースノード、コアノード、ターゲットノード、第1の中継ノード及び第2の中継ノードのうちいずれか1つである。
例えば、図2を参照すると、第3のノードは、RN3、RN5、RN6、RN7及びRN8のうちいずれか1つでもよい。例えば、RN9(第2のノード)は、第1のメッセージをRN7(第1のノード)に送信し、次いで、RN7は、第2のメッセージをRN5(第3のノード)に送信してもよい。
本発明のこの実施形態では、コアノード及びコアノードの下流ノードによるルートを更新するシーケンスは、以下の2つの場合を含んでもよい。
場合1:いくつかの実施形態では、切り替えノードは、ノード切り替えをターゲットノードに通知し、まず、切り替えノードの参加に基づいて下流ノードのルーティング情報を更新するように、新規パス(切り替え後の切り替えノードが位置するパス)内のコアノードの下流ノードをトリガしてもよい。次いで、コアノードは、切り替えノードの離脱に基づいて下流ノードのルーティング情報を更新するように、元のパス(切り替え前の切り替えノードが位置するパス)内のコアノードの下流ノードをトリガする。具体的には、各ノードの処理手順は、以下のいくつかの場合を含んでもよい。
(1a)第1のノードがターゲットノードであるとき、ターゲットノードは、切り替えノードにより送信された第1のメッセージを受信し、切り替えノードは第2のノードである。
具体的な実現方式では、切り替えノードにより送信される第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用されてもよい。例えば、第1のメッセージは、ターゲットノードの識別子、ソースノードの識別子及び切り替えノードの識別子を搬送してもよい。ターゲットノードは、ターゲットノードのルーティング情報が切り替えノードの識別子を含むか否かを決定してもよい。ターゲットノードが、ターゲットノードのルーティング情報が切り替えノードの識別子を含まないことを決定した場合、ターゲットノードは、第3のノードがターゲットノードの親ノードであることを決定する。代替として、ターゲットノードは、ターゲットノードのルーティング情報が切り替えノードの識別子及びソースノードの識別子を含むか否かを決定してもよい。ターゲットノードが、ターゲットノードのルーティング情報が切り替えノードの識別子もソースノードの識別子も含まないことを決定した場合、ターゲットノードは、第3のノードがターゲットノードの親ノードであることを決定する。代替として、ターゲットノードは、ターゲットノードのルーティング情報がソースノードの識別子を含むか否かを決定してもよい。ターゲットノードが、ターゲットノードのルーティング情報がソースノードの識別子を含まないことを決定した場合、ターゲットノードは、第3のノードがターゲットノードの親ノードであることを決定する。
さらに、ターゲットノードは、第2のメッセージをターゲットノードの親ノードに送信し、第2のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。具体的には、第2のメッセージは、ターゲットノードの識別子、ソースノードの識別子及び切り替えノードの識別子を搬送してもよい。
いくつかの他の実施形態では、切り替えノードにより送信される第1のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。具体的な実現方式では、切り替えノードが切り替えた後に、切り替えノードは、切り替えノードの識別子をターゲットノードに報告する。切り替えノードは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることをターゲットノードに示すと考えられてもよい。さらに、第1のメッセージは、切り替えノードの識別子を搬送してもよい。代替として、切り替えノードは、まず、ターゲットノードの識別子を取得する。切り替えノードが切り替えた後に、切り替えノードは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示す第1のメッセージをターゲットノードに送信する。具体的には、第1のメッセージは、切り替えノードの識別子及びターゲットノードの識別子を搬送してもよい。
第1のメッセージが、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すシナリオにおいて、ターゲットノードは、ターゲットノードのルーティング情報が切り替えノードの識別子を含むか否かを更に決定してもよく、ターゲットノードが、ターゲットノードのルーティング情報が切り替えノードの識別子を含まないことを決定した場合、ターゲットノードは、第3のノードがターゲットノードの親ノードであることを決定する。この場合、ターゲットノードは、第2のメッセージをターゲットノードの親ノードに送信し、第2のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。さらに、第2のメッセージは、ターゲットノードの識別子及び切り替えノードの識別子を搬送する。
いくつかの実施形態では、ターゲットノードにより受信される第1のメッセージがターゲットノードの識別子を搬送する場合、ターゲットノードが第2のメッセージをターゲットノードの親ノードに送信する前に、ターゲットノードは、第1のメッセージ内のターゲットノードの識別子がターゲットノードの識別子と同じであるか否かを更に決定してもよく、ターゲットノードが、第1のメッセージ内のターゲットノードの識別子がターゲットノードの識別子と同じであることを決定した場合、ターゲットノードは、第2のメッセージをターゲットノードの親ノードに送信する。
本発明のこの実施形態では、ノードの親ノードは、ノードに直接接続された上流ノードであり、ターゲットノードの親ノードは、ターゲットノードに直接接続された第1の中継ノードである点に留意すべきである。さらに、ターゲットノードは、切り替えノードの参加に基づいてターゲットノードのルーティング情報を更に更新してもよく、例えば、ルーティング情報「切り替えノードに直接接続される」を追加してもよい。切り替えノードは第2のノードであり、ターゲットノードは第1のノードであり、ターゲットノード又はコアノードに接続された第1の中継ノードは第3のノードである。
(1b)第1のノードが第1の中継ノードであるとき、第1の中継ノードは、第1の中継ノードの子ノード(第2のノード)により送信された第1のメッセージを受信する。
具体的な実現方式では、第1の中継ノードにより受信される第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用されてもよい。例えば、第1のメッセージは、ターゲットノードの識別子、ソースノードの識別子及び切り替えノードの識別子を搬送してもよい。第1の中継ノードは、第1の中継ノードのルーティング情報が切り替えノードの識別子を含むか否かを決定してもよい。第1の中継ノードが、第1の中継ノードのルーティング情報が切り替えノードの識別子を含まないことを決定した場合、第1の中継ノードは、第3のノードが第1の中継ノードの親ノードであることを決定する。代替として、第1の中継ノードは、第1の中継ノードのルーティング情報が切り替えノードの識別子及びソースノードの識別子を含むか否かを決定してもよい。第1の中継ノードが、第1の中継ノードのルーティング情報が切り替えノードの識別子もソースノードの識別子も含まないことを決定した場合、第1の中継ノードは、第3のノードが第1の中継ノードの親ノードであることを決定する。代替として、第1の中継ノードは、第1の中継ノードのルーティング情報がソースノードの識別子を含むか否かを決定してもよい。第1の中継ノードが、第1の中継ノードのルーティング情報がソースノードの識別子を含まないことを決定した場合、第1の中継ノードは、第3のノードが第1の中継ノードの親ノードであることを決定する。
さらに、第1の中継ノードは、第2のメッセージを第1の中継ノードの親ノードに送信し、第2のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。具体的には、第2のメッセージは、ターゲットノードの識別子、ソースノードの識別子及び切り替えノードの識別子を搬送してもよい。
いくつかの他の実施形態では、第1の中継ノードにより受信される第1のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。例えば、第1のメッセージは、切り替えノードの識別子及びターゲットノードの識別子を搬送してもよい。第1の中継ノードが、第1の中継ノードのルーティング情報が切り替えノードの識別子を含まないことを決定した場合、第1の中継ノードは、第3のノードが第1の中継ノードの親ノードであることを決定する。この場合、第1の中継ノードは、第2のメッセージを第1の中継ノードの親ノードに送信し、第2のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。具体的には、第2のメッセージは、ターゲットノードの識別子及び切り替えノードの識別子を搬送する。
具体的には、ターゲットノードとコアノードとの間のそれぞれの第1の中継ノードは、第1の中継ノードの子ノード(第1の中継ノード又はターゲットノード)により送信された第1のメッセージを受信してもよい。第1の中継ノードが、第1の中継ノードのルーティング情報が切り替えノードの識別子を含まないこと、及び/又は第1の中継ノードのルーティング情報がソースノードの識別子を含まないことを決定した後に、第1の中継ノードは、第2のメッセージを第1の中継ノードの親ノードに送信し、切り替えノードの参加に基づいて第1の中継ノードのルーティング情報を更新する。
いくつかの実施形態では、第1の中継ノードが第2のメッセージを第1の中継ノードの親ノードに送信する前に、第1の中継ノードは、第1の中継ノードのルーティング情報がターゲットノードの識別子を含むことを更に決定してもよい。
本発明のこの実施形態では、ノードの子ノードは、ノードに直接接続された下流ノードであり、第1の中継ノードの子ノードは、ターゲットノードでもよく、或いは、他の第1の中継ノードでもよい点に留意すべきである。第1の中継ノードは第1のノードでもよく、第1の中継ノードの子ノードは第2のノードでもよく、第1の中継ノードの親ノードは第3のノードでもよい。
例えば、ターゲットノードに接続された第1の中継ノードは、ターゲットノードにより送信された、「切り替えノードがソースノードから離脱し、ターゲットノードに参加する」を示すメッセージを受信し、第1の中継ノードのルーティング情報が、メッセージ内の切り替えノードの識別子を含むか否かを決定し、すなわち、切り替えノードが、第1の中継ノードが位置するパスに新たに追加されたノードであるか否かを決定し、第1の中継ノードのルーティング情報が、メッセージで搬送される切り替えノードの識別子を含まない場合、ターゲットノードに接続された第1の中継ノードは、切り替えノードが、第1の中継ノードが位置するパスに新たに追加されたノードであることを決定し、メッセージ「切り替えノードがソースノードから離脱し、ターゲットノードに参加する」を第1の中継ノードの親ノードに更に送信する。第1の中継ノードの親ノードは、コアノードでもよく、或いは、他の第1の中継ノードでもよい。さらに、第1の中継ノードは、切り替えノードの参加に基づいて第1の中継ノードのルーティング情報を更に更新し、例えば、ルーティング情報「切り替えノードへの次ホップ」を追加する。
(1c)第1のノードがコアノードであるとき、コアノードは、コアノードに直接接続された第1の中継ノード(第2のノード)により送信された第1のメッセージを受信する。
具体的には、コアノードにより受信される第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用されてもよい。例えば、第1のメッセージは、切り替えノードの識別子、ソースノードの識別子及びターゲットノードの識別子を搬送してもよい。コアノードは、コアノードのルーティング情報が切り替えノードの識別子を含むか否か、及び/又はコアノードのルーティング情報がソースノードの識別子を含むか否かを決定してもよい。コアノードのルーティング情報が切り替えノードの識別子及び/又はソースノードの識別子を含む場合、これは、コアノードが、切り替え前の切り替えノードが位置するパス内のノードであることを示す。さらに、コアノードもまた、切り替え後の切り替えノードが位置するパス内のノードであるので、コアノードの上流ノードのルーティング情報は、切り替えノードの切り替えによって変化しない。この場合、コアノードは、ノード切り替えをその親ノードに通知する必要はなく、第2のメッセージをその子ノードに送信する。この場合、コアノードの子ノードは第3のノードである。コアノードにより送信される第2のメッセージは、切り替えノードが離脱することを示してもよい。具体的には、第2のメッセージは、切り替えノードの識別子を含んでもよい。
いくつかの他の実施形態では、コアノードにより送信される第2のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱することを示すために更に使用されてもよい。具体的には、第2のメッセージは、ソースノードの識別子及び切り替えノードの識別子を搬送してもよい。
いくつかの他の実施形態では、コアノードにより受信される第1のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために更に使用されてもよい。例えば、第1のメッセージは、切り替えノードの識別子及びターゲットノードの識別子を搬送してもよい。コアノードは、コアノードのルーティング情報が切り替えノードの識別子を含むか否かを決定してもよい。コアノードのルーティング情報が切り替えノードの識別子を含む場合、コアノードは、ノード切り替えをその親ノードに通知する必要はなく、第2のメッセージをその子ノードに送信する。この場合、コアノードの子ノードは第3のノードである。コアノードにより送信される第2のメッセージは、切り替えノードが離脱することを示すために使用される。
コアノードにより受信される第1のメッセージがターゲットノードの識別子を含む場合、コアノードは、コアノードのルーティング情報がターゲットノードの識別子を含むか否かを更に決定してもよい。コアノードが、コアノードのルーティング情報がターゲットノードの識別子を含むことを決定した場合、コアノードは、第2のメッセージをコアノードの子ノードに送信する。さらに、コアノードは、第1のメッセージに基づいてコアノードのルーティング情報を更に更新してもよく、例えば、ルーティング情報「切り替えノードへの次ホップ」を追加し、切り替え前の切り替えノードが位置するパスに対応する次ホップに関連するルーティング情報を削除してもよい。コアノードは第1のノードでもよく、第1の中継ノード又はターゲットノード又は切り替えノードは第2のノードでもよく、コアノードの子ノードは第3のノードである。特別な場合、コアノードがソースノードである場合、例えば、切り替え前のノードAがノードBに接続され、切り替え後のノードAがノードBの子ノードCに接続される場合、この場合、ノードBはソースノードであり、コアノードでもある。さらに、コアノードは、第2のメッセージを送信する必要はない。
(1d)第1のノードが第2の中継ノードであるとき、第2の中継ノードは、第2の中継ノードの親ノード(第2のノード)により送信された第1のメッセージを受信する。
具体的な実現方式では、第2の中継ノードにより受信される第1のメッセージは、切り替えノードが離脱することを示すために使用される。具体的には、第1のメッセージは、切り替えノードの識別子を搬送してもよい。第2の中継ノードは、第2の中継ノードのルーティング情報が切り替えノードの識別子を含むか否か、及び切り替え前の切り替えノードが第1のノードの子ノードではないか否かを決定する。第2の中継ノードが、第2の中継ノードのルーティング情報が切り替えノードの識別子を含み、切り替え前の切り替えノードが第1のノードの子ノードではないことを決定し、「切り替え前の切り替えノードが第1のノードの子ノードではない」が、「ルーティング情報が「切り替えノードに直接接続される」ではない」として更に理解されてもよい場合、第2の中継ノードは、第3のノードが第2の中継ノードの子ノードであることを決定し、第2のメッセージを第3のノードに送信し、第2のメッセージは、切り替えノードが離脱することを示すために使用される。具体的には、第2のメッセージは、切り替えノードの識別子を搬送してもよい。ここで第2の中継ノードにより決定される子ノードは、第2の中継ノードから切り替えノードへのパス内の次ホップである点に留意すべきである。
いくつかの他の実施形態では、第2の中継ノードにより受信される第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱することを示す。具体的には、第1のメッセージは、ソースノードの識別子及び切り替えノードの識別子を搬送してもよい。第2の中継ノードは、第1のメッセージ内のソースノードの識別子が第2の中継ノードの識別子と同じであるか否かを更に決定してもよい。第2の中継ノードが、第1のメッセージ内のソースノードの識別子が第2の中継ノードの識別子と異なることを決定した場合、第2の中継ノードは、第3のノードが第2の中継ノードの子ノードであることを決定し、第2のメッセージを第2の中継ノードの子ノードに送信する。第2のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱することを示すために使用される。具体的には、第2のメッセージは、ソースノードの識別子及び切り替えノードの識別子を搬送してもよい。ここで第2の中継ノードにより決定される子ノードは、第2の中継ノードから切り替えノードへのパス内の次ホップである点に留意すべきである。明らかに、このシナリオにおいて、第2の中継ノードは、第2の中継ノードのルーティング情報が切り替えノードの識別子を含むか否か、及び切り替え前の切り替えノードが第1のノードの子ノードではないか否かを更に決定してもよく、第2の中継ノードのルーティング情報が切り替えノードの識別子を含み、切り替え前の切り替えノードが第1のノードの子ノードではないことを決定した場合、「切り替え前の切り替えノードが第1のノードの子ノードではない」は、「ルーティング情報が「切り替えノードに直接接続される」ではない」として更に理解されてもよく、第2の中継ノードは、第3のノードが第2の中継ノードの子ノードであることを決定する。
具体的には、ソースノードとコアノードとの間のそれぞれの第2の中継ノードは、第2の中継ノードの親ノード(コアノード又は他の第2の中継ノード)により送信された第1のメッセージを受信し、第2の中継ノードのルーティング情報が切り替えノードの識別子を含み、切り替え前の切り替えノードが第1のノードの子ノードではないことを決定するか、或いは、第2の中継ノードの識別子がソースノードの識別子と異なること、すなわち、第2の中継ノードがソースノードではないことを決定してもよい。この場合、第2の中継ノードは、第2のメッセージを第2の中継ノードの子ノードに送信する。さらに、それぞれの第2の中継ノードが第2の中継ノードの親ノードにより送信された第1のメッセージを受信した後に、第2の中継ノードは、第1のメッセージに基づいて第2の中継ノードのルーティング情報を更新してもよく、例えば、切り替えノードが元から位置するパス内の次ホップに関連するルーティング情報を削除してもよい。したがって、切り替え前の切り替えノードが位置するパス内のコアノードの下流ノードは、ノード切り替えに基づいて下流ノードのルーティング情報を更新してもよい。
第2の中継ノードは、第2の中継ノードの親ノード(第2のノード)により送信された第1のメッセージを受信してもよい点に留意すべきである。第2の中継ノードが、第2の中継ノードのルーティング情報が切り替えノードの識別子を含み、切り替えノードが第2の中継ノードに直接接続されたノードであることを決定した場合、或いは、第2の中継ノードの識別子がソースノードの識別子と同じであること、すなわち、第2の中継ノードがソースノードであることを決定した場合、第2の中継ノードは、第2のメッセージを第2の中継ノードの子ノードに送信する必要はなく、第1のメッセージに基づいて第2の中継ノードのルーティング情報を更新しさえすればよく、例えば、切り替えノードが元から位置する旧パス内の次ホップのルーティング情報を削除しさえすればよい。
さらに、本発明のこの実施形態では、ノードの子ノードは、ノードに直接接続された下流ノードである。具体的な実現方式では、第1のノード(コアノード又は第2の中継ノード等)は、第1のノードのルーティング情報を問い合わせ、ルーティング情報内のソースノードへの次ホップが第3のノードであることを決定するか、或いは、切り替えノードへの次ホップが第3のノードであることを決定する。
いくつかの実施形態では、他の下流ノード(下流ノードとして示される)が、切り替わるノードに更に接続される場合、ノードが切り替わるとき、下流ノードも切り替わってもよい。ノードが切り替わるときに下流ノードも切り替わる場合、切り替えノードによりターゲットノードに送信される第1のメッセージは、さらに、切り替えノードのルーティング情報を含む必要があり、切り替えノードのルーティング情報は、下流ノードに関連するルーティング情報を記録する。さらに、ターゲットノードと第1の中継ノードとコアノードと第2の中継ノードとソースノードとの間で送信されるメッセージ(第1のメッセージ及び第2のメッセージ等)はまた、切り替えノードのルーティング情報を搬送する必要がある。明らかに、ターゲットノード、第1の中継ノード、コアノード、第2の中継ノード及びソースノードは、受信メッセージ内の切り替えノードのルーティング情報に基づいて、これらのルーティング情報を更に更新してもよく、例えば、下流ノードへの次ホップを追加してもよく、或いは、下流ノードへの次ホップを削除してもよい。
場合2:いくつかの実施形態では、切り替えノードは、ノード切り替えをソースノードに通知し、まず、切り替えノードの離脱に基づいて下流ノードのルーティング情報を更新するように、元のパス(切り替え前の切り替えノードが位置するパス)内のコアノードの下流ノードをトリガしてもよい。次いで、コアノードは、切り替えノードの参加に基づいて下流ノードのルーティング情報を更新するように、新規パス(切り替え後の切り替えノードが位置するパス)内のコアノードの下流ノードをトリガする。各ノードの処理手順は、以下のいくつかの場合を含んでもよい。
(2a)第1のノードがソースノードであるとき、ソースノードは、切り替えノードにより送信された第1のメッセージを受信し、切り替えノードは第2のノードである。
具体的には、ソースノードにより受信される第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。例えば、第1のメッセージは、ターゲットノードの識別子、ソースノードの識別子及び切り替えノードの識別子を搬送してもよい。第2の中継ノードは、第2の中継ノードのルーティング情報がターゲットノードの識別子を含むか否かを決定する。ソースノードが、ソースノードのルーティング情報がターゲットノードの識別子を含まないことを決定した場合、ソースノードは、第3のノードがソースノードの親ノードであることを決定し、ソースノードは、第2のメッセージをソースノードの親ノードに送信し、第2のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。例えば、第2のメッセージは、ターゲットノードの識別子、ソースノードの識別子及び切り替えノードの識別子を搬送する。
いくつかの他の実施形態では、ソースノードにより受信される第1のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。例えば、第1のメッセージは、切り替えノードの識別子及びターゲットノードの識別子を搬送してもよい。ソースノードが、ソースノードのルーティング情報が切り替えノードの識別子を含まないことを決定した場合、ソースノードは、第3のノードがソースノードの親ノードであることを決定する。この場合、ソースノードは、第2のメッセージをソースノードの親ノードに送信し、第2のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。例えば、第2のメッセージは、ターゲットノードの識別子及び切り替えノードの識別子を搬送する。
いくつかの他の実施形態では、ソースノードにより受信される第1のメッセージは、切り替えノードが離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。例えば、第1のメッセージは、切り替えノードの識別子及びターゲットノードの識別子を搬送してもよい。ソースノードが、ソースノードのルーティング情報が切り替えノードの識別子を含まないことを決定した場合、ソースノードは、第3のノードがソースノードの親ノードであることを決定する。この場合、ソースノードは、第2のメッセージをソースノードの親ノードに送信し、第2のメッセージは、切り替えノードが離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。例えば、第2のメッセージは、ターゲットノードの識別子及び切り替えノードの識別子を搬送する。
ソースノードの親ノード(第2の中継ノードでもよい)は第3のノードである。さらに、ソースノードは、ソースノードのルーティング情報を更新し、例えば、ルーティング情報「切り替えノードへの次ホップノード」を削除する。第1のメッセージが第1のノードに送信される前に、ソースノードは、切り替えノードが切り替えて、ソースノードから離脱することを習得し、ソースノードは、切り替えノードの離脱に基づいてソースノードのルーティング情報を更新する点に留意すべきである。
(2b)第1のノードが第2の中継ノードであるとき、第2の中継ノードは、第2の中継ノードの子ノード(第2のノード)により送信された第1のメッセージを受信する。
具体的には、第2の中継ノードにより受信される第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。例えば、第1のメッセージは、ターゲットノードの識別子、ソースノードの識別子及び切り替えノードの識別子を搬送してもよい。第2の中継ノードは、第2の中継ノードのルーティング情報がターゲットノードの識別子を含むか否かを決定する。第2の中継ノードが、第2の中継ノードのルーティング情報がターゲットノードの識別子を含まないことを決定した場合、第2の中継ノードは、第3のノードが第2の中継ノードの親ノードであることを決定し、第2の中継ノードは、第2のメッセージを第2の中継ノードの親ノードに送信し、第2のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。例えば、第2のメッセージは、ターゲットノードの識別子、ソースノードの識別子及び切り替えノードの識別子を搬送する。
いくつかの他の実施形態では、第1のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。例えば、第1のメッセージは、切り替えノードの識別子及びターゲットノードの識別子を搬送してもよい。第2の中継ノードが、第2の中継ノードのルーティング情報が切り替えノードの識別子を含まないことを決定した場合、第2の中継ノードは、第3のノードが第2の中継ノードの親ノードであることを決定する。この場合、第2の中継ノードは、第2のメッセージを第2の中継ノードの親ノードに送信し、第2のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。例えば、第2のメッセージは、ターゲットノードの識別子及び切り替えノードの識別子を搬送する。
いくつかの他の実施形態では、第2の中継ノードにより受信される第1のメッセージは、切り替えノードが離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。例えば、第1のメッセージは、切り替えノードの識別子及びターゲットノードの識別子を搬送してもよい。第2の中継ノードが、第2の中継ノードのルーティング情報が切り替えノードの識別子を含まないことを決定した場合、第2の中継ノードは、第3のノードが第2の中継ノードの親ノードであることを決定する。この場合、第2の中継ノードは、第2のメッセージを第2の中継ノードの親ノードに送信し、第2のメッセージは、切り替えノードが離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。例えば、第2のメッセージは、ターゲットノードの識別子及び切り替えノードの識別子を搬送する。
具体的には、ソースノードとコアノードとの間のそれぞれの第2の中継ノードは、第2の中継ノードの子ノード(第2の中継ノード又はソースノードでもよい)により送信された第1のメッセージを受信してもよく、第2の中継ノードのルーティング情報がターゲットノードの識別子を含まないことを決定した後に、第2のメッセージを第2の中継ノードの親ノードに送信し、切り替えノードの離脱に基づいて第2の中継ノードのルーティング情報を更新してもよい。第2の中継ノードは第1のノードでもよく、第2の中継ノードの子ノードは第2のノードでもよく、第2の中継ノードの親ノードは第3のノードでもよい。
例えば、ソースノードに接続された第2の中継ノードは、ソースノードにより送信された、「切り替えノードがソースノードから離脱し、ターゲットノードに参加する」を示すメッセージを受信し、第2の中継ノードのルーティング情報が、メッセージ内の切り替えノードの識別子を含むか否かを決定する。第2の中継ノードのルーティング情報が、メッセージ内のターゲットノードの識別子を含まない場合、すなわち、第2の中継ノードが、ターゲットノードが第2の中継ノードが位置するパスにないことを決定し、これはまた、切り替え後の切り替えノードが第2の中継ノードが位置するパスにもないと考えられてもよい場合、第2の中継ノードは、メッセージ「切り替えノードがソースノードから離脱し、ターゲットノードに参加する」を第2の中継ノードの親ノードに送信し、第2の中継ノードの親ノードに対してルーティング情報を更新するように命令する。第2の中継ノードの親ノードはコアノードでもよく、或いは、他の第2の中継ノードでもよい。さらに、第2の中継ノードは、切り替えノードの離脱に基づいて、第2の中継ノードのルーティング情報を更に更新してもよく、例えば、ルーティング情報「切り替えノードへの次ホップ」を削除してもよい。
いくつかの実施形態では、第2の中継ノードが第2のメッセージを第2の中継ノードの親ノードに送信する前に、第2の中継ノードは、第2の中継ノードのルーティング情報が切り替えノードの識別子を含むこと、及び/又は第2の中継ノードのルーティング情報がソースノードの識別子を含むことを更に決定してもよい。
(2c)第1のノードがコアノードであるとき、コアノードは、コアノードに直接接続された第2の中継ノード(第2のノード)により送信された第1のメッセージを受信する。
具体的には、コアノードにより受信される第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱し、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。例えば、第1のメッセージは、切り替えノードの識別子、ソースノードの識別子及びターゲットノードの識別子を搬送してもよい。コアノードは、コアノードのルーティング情報がターゲットノードの識別子を含むか否かを決定してもよい。コアノードのルーティング情報がターゲットノードの識別子を含む場合、これは、コアノードが、切り替え前後の切り替えノードが位置するパス内の共通ノードであることを示す。本発明のこの実施形態では、コアノード及びコアノードの下流ノードのみがルートを更新する。この場合、コアノードは、ノード切り替えをその親ノードに通知する必要はなく、第2のメッセージをその子ノードに送信する。この場合、コアノードの子ノードは第3のノードである。さらに、第2のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。例えば、第2のメッセージは、ターゲットノードの識別子及び切り替えノードの識別子を搬送してもよい。
いくつかの他の実施形態では、第1のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。例えば、第1のメッセージは、切り替えノードの識別子及びターゲットノードの識別子を搬送してもよい。コアノードは、コアノードのルーティング情報がターゲットノードの識別子を含むか否かを決定してもよい。コアノードのルーティング情報がターゲットノードの識別子を含む場合、コアノードは、ノード切り替えをその親ノードに通知する必要はなく、第2のメッセージをその子ノードに送信する。この場合、コアノードの子ノードは第3のノードである。第2のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。例えば、第2のメッセージは、ターゲットノードの識別子及び切り替えノードの識別子を搬送してもよい。
例えば、コアノードが第2のメッセージをコアノードの子ノードに送信する前に、コアノードは、コアノードのルーティング情報がソースノードの識別子を含むこと、及び/又はコアノードのルーティング情報が切り替えノードの識別子を含むことを更に決定してもよい。さらに、コアノードは、第1のメッセージに基づいてコアノードのルーティング情報を更に更新してもよく、例えば、ルーティング情報「切り替えノードへの次ホップ」を追加し、切り替えノードが元から位置する旧パス内の次ホップのルーティング情報を削除してもよい。
コアノードは第1のノードでもよく、第2の中継ノード又はソースノードは第2のノードでもよく、第2のメッセージを受信する子ノードは第3のノードであり、子ノードは、コアノードからターゲットノードへのパス内の次ホップである。
(2d)第1のノードが第1の中継ノードであるとき、第1の中継ノードは、第1の中継ノードの親ノードにより送信された第1のメッセージを受信し、第1の中継ノードの親ノードは第2のノードである。
具体的には、第1の中継ノードにより受信される第1のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示す。例えば、第1のメッセージは、切り替えノードの識別子及び切り替えノードの識別子を搬送してもよい。第1の中継ノードは、第1のメッセージ内のターゲットノードの識別子が第1の中継ノードの識別子と異なることを決定する。この場合、第1の中継ノードは、第3のノードが第1の中継ノードの子ノードであることを決定し、第2のメッセージを第1の中継ノードの子ノードに送信する。第2のメッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。
具体的には、ターゲットノードとコアノードとの間のそれぞれの第1の中継ノードは、その親ノード(コアノード又は他の第1の中継ノード)により送信された第1のメッセージを受信し、第1の中継ノードの識別子が第1のメッセージ内のターゲットノードの識別子と異なること、すなわち、第1の中継ノードがターゲットノードではないことを決定してもよい。この場合、第1の中継ノードは、第2のメッセージをその子ノードに送信する。いくつかの実施形態では、第1の中継ノードが第2のメッセージを第1の中継ノードの子ノードに送信する前に、第1の中継ノードは、第1の中継ノードのルーティング情報がターゲットノードの識別子を含むことを更に決定してもよい。さらに、それぞれの第1の中継ノードが第1の中継ノードの親ノードにより送信された第1のメッセージを受信した後に、第1の中継ノードは、第1のメッセージに基づいて第1の中継ノードのルーティング情報を更新してもよく、例えば、ルーティング情報「切り替えノードへの次ホップ」を追加してもよい。したがって、切り替え後の切り替えノードが位置するパス内のコアノードの下流ノードは、ノード切り替えに基づいて下流ノードのルーティング情報を更新してもよい。
具体的な実現方式では、第1のノード(コアノード又は第1の中継ノード等)は、第1のノードのルーティング情報を問い合わせ、ルーティング情報内のターゲットノードへの次ホップが第3のノードであることを決定する。
いくつかの実施形態では、他の下流ノード(下流ノードとして示される)が、切り替わるノードに更に接続される場合、ノードが切り替わるとき、下流ノードも切り替わってもよい。ノードが切り替わるときに下流ノードも切り替わる場合、切り替えノードによりソースノードに送信される第1のメッセージは、さらに、切り替えノードのルーティング情報を含む必要があり、切り替えノードのルーティング情報は、下流ノードに関連するルーティング情報を記録する。さらに、ターゲットノードと第1の中継ノードとコアノードと第2の中継ノードとソースノードとの間で送信されるメッセージ(第1のメッセージ及び第2のメッセージ等)はまた、切り替えノードのルーティング情報を搬送する必要がある。明らかに、ターゲットノード、第1の中継ノード、コアノード、第2の中継ノード及びソースノードは、受信メッセージ内の切り替えノードのルーティング情報に基づいて、これらのルーティング情報を更に更新してもよく、例えば、下流ノードへの次ホップを追加してもよく、或いは、下流ノードへの次ホップを削除してもよい。
本発明のこの実施形態により提供されるルート更新方法では、ノードが切り替わった後に、第1のノードは、第2のノードにより送信された第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、切り替えノードがソースノードから離脱すること、及び/又は切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることを示すために使用される。第1のノードは、第1のメッセージに基づいて第1のノードのルーティング情報を更に更新してもよい。具体的には、第1のノードは、以下のノード、すなわち、ターゲットノード、ソースノード、コアノード、ターゲットノードとコアノードとの間の第1の中継ノード及びソースノードとコアノードとの間の第2の中継ノードのうちいずれか1つである。第2のノードは、以下のノード、すなわち、切り替えノード、ターゲットノード、ソースノード、コアノード、第1の中継ノード及び第2の中継ノードのうちいずれか1つである。具体的には、本発明のこの実施形態では、ネットワークトポロジが変化した後に、コアノード及びコアノードの下のノードのみがルートを更新するが、IABネットワーク内の他のノードは、ルートを更新する必要はなく、ノードは、シグナリングを使用することにより通知される必要もない。これは、シグナリングオーバヘッドを低減する。さらに、ルートを更新するノードの数が低減されるので、全体のネットワークの通信が比較的短時間で回復でき、データ中断時間が短縮される。
添付の図面を参照して、以下に、本発明の実施形態により提供されるルート更新方法について説明する。具体的には、ルーティング情報を追加する必要があるノードが、まず、ルートを更新する。ノードがルーティング情報を追加した後に、ルーティング情報を削除する必要があるノードが、ルーティング情報を更新する。例えば、図5を参照すると、RN9がRN8から離脱し、RN7に参加するとき、RN9は、メッセージ「RN9がRN8から離脱し、RN7に参加する」をターゲットノードRN7に送信し、メッセージ「RN9がRN8から離脱し、RN7に参加する」は、3つのノード、すなわち、RN9、RN8及びRN7の識別子を搬送してもよい。
各ノード(RN)は、受信メッセージ及びノードのルーティング情報に基づいて、どのようにノード切り替えを示すメッセージを送信するかを決定する。具体的には、ノードが、受信メッセージ内のターゲットノードRN7の識別子がノードの識別子と同じであること、すなわち、ノードがターゲットノードRN7であることを決定した場合、RN7は、「RN9がRN8から離脱し、RN7に参加する」を示すメッセージをRN7の親ノードRN5に送信する。
ノードが、ノードのルーティング情報がターゲットノードの識別子のみを含むが、切り替えノードの識別子及び/又はソースノードの識別子を含まないことを決定した場合、これは、ノードが第1の中継ノード、例えば、RN5であることを示す。RN5は、「RN9がRN8から離脱し、RN7に参加する」をRN5の親ノードRN3に送信し続ける必要がある。RN5は、メッセージに基づいて、RN5のルーティング情報テーブルを更に更新してもよく、具体的には、情報「RN9→RN7」を追加してもよく、これは、RN5からRN9へのパス内の次ホップがRN7であることを意味する。
ノードが、ノードのルーティング情報がターゲットノードRN7の識別子だけでなく、ソースノードRN8の識別子及び切り替えノードRN9の識別子も含むことを決定した場合、これは、ノードがコアノード、例えば、RN3であることを示す。RN3は、「RN9がRN8から離脱し、RN7に参加する」をRN3の親ノードRN1に送信し続ける必要はなく、「RN9が離脱する」を示すメッセージをRN3の子ノード(切り替え前のRN9が位置するパス内のコアノードに接続された子ノード)RN6に送信する。メッセージ「RN9が離脱する」は、切り替えノードRN9の識別子を搬送してもよい。さらに、RN3は、「RN9がRN8から離脱し、RN7に参加する」に基づいてRN3のルーティング情報を更新する。具体的には、RN3は、ルーティング情報「RN9→RN5を追加し、これは、RN3からRN9への新規パス内の次ホップがRN5であることを意味する。RN3はルーティング情報「RN9→RN6」を削除し、これは、RN3からRN9への旧パスの次ホップがRN6であることを意味する。「RN9→RN5」は、RN9への新規パスのルーティング情報であり、「RN9→RN6」は、RN9への旧パスのルーティング情報である。
これまでで、ルーティング情報を追加する必要がある全てのノードは、ルートを更新している。次いで、ルーティング情報を削除する必要があるノードが、ルートを更新する。RN3は、「RN9が離脱する」を対応する子ノードに示す。「対応する子ノード」は、切り替え前のRN9が位置するパス内の子ノードであり、RN3からRN9へのパス内の切り替え前のRN9への次ホップ、例えば、RN6として考えられてもよい。
RN6がRN3により送信されたメッセージ「RN9が離脱する」を受信したとき、RN6は、RN6のルーティング情報が切り替えノードRN9の識別子を含むか否か、及びRN6のルーティング情報が「RN9に直接接続される」を含むか否かを決定し、RN6のルーティング情報が切り替えノードの識別子を含むが、「RN9に直接接続される」を含まない場合、RN6は、「RN9が離脱する」を示すメッセージをRN6の子ノード、例えば、RN8に送信する。ノードの親ノードにより送信されたメッセージを受信した各ノードは、ノードのルーティング情報が切り替えノードRN9の識別子を含むか否かを決定し、ノードのルーティング情報が「RN9に直接接続される」を含むか否かを決定し、切り替えノードRN9の識別子及び「RN9に直接接続される」が含まれる場合、ノードは、「RN9が離脱する」を示すメッセージをノードの子ノードに送信し、或いは、切り替えノードRN9の識別子が含まれるが、「RN9に直接接続される」が含まれない場合、ノードは送信を停止する。例えば、RN6及びRN8は共に、受信メッセージ(「RN9が離脱する」)に基づいてこれらのルーティング情報を更新してもよい。例えば、RN6は情報RN9→RN8を削除し、これは、RN6からRN9への次ホップがRN8であることを意味する。RN8は情報「RN9に直接接続される」を削除する。
さらに、図5に図示しないが、RN3によりRN6に送信されるメッセージはまた、「RN9がRN8から離脱する」でもよく、メッセージは、RN9の識別子及びRN8の識別子を搬送してもよい。RN6は、受信メッセージ内のソースノードRN8の識別子がRN6の識別子と同じであるか否かを決定してもよく、識別子が異なる場合、RN6は、「RN9がRN8から離脱する」を示すメッセージをRN6の子ノードに送信する。ノードの親ノードにより送信された「RN9がRN8から離脱する」を受信した各ノード、例えば、RN6又はRN8は、ソースノードRN8の識別子がノードの識別子と同じであるか否かを決定してもよく、識別子が異なる場合、ノードは、「RN9がRN8から離脱する」を示すメッセージをノードの子ノードに送信し、或いは、識別子が同じである場合、ノードは送信を停止する。
いくつかの実施形態では、他の下流ノードが、切り替わるノードに更に接続される場合、ノードが切り替わるとき、ノードに接続された他のノードも切り替わってもよい。ノードが切り替わるときに他のノードも切り替わる場合、ノードは、「切り替えノードがソースノードから離脱し、ターゲットノードにアクセスする」をターゲットノードに示すことに加えて、ノードのルーティング情報をターゲットノードに更に送信してもよい。例えば、図6を参照すると、RN9はRN8から離脱してRN7にアクセスし、RN9は、「RN9がRN8から離脱し、RN7に参加する」を示すメッセージをRN7に送信し、メッセージは、RN9のルーティング情報を更に含む必要がある。例えば、RN9のルーティング情報は「RN10に直接接続される」である。明らかに、ターゲットノードと第1の中継ノードとコアノードと第2の中継ノードとソースノードとの間で転送されるメッセージも、切り替えノードのルーティング情報を含む必要がある。図6に示すように、RN7によりRN5に送信されるメッセージは、RN9のルーティング情報「RN10に直接接続される」を含み、RN5によりRN3に送信されるメッセージは、RN9のルーティング情報「RN10に直接接続される」を含み、RN3によりRN6に送信されるメッセージは、RN9のルーティング情報「RN10に直接接続される」を含み、RN6によりRN8に送信されるメッセージは、RN9のルーティング情報「RN10に直接接続される」を含む。
図6に図示しないが、RN3によりRN6に送信されるメッセージはまた、「RN9がRN8から離脱する」でもよく、メッセージは、RN9の識別子及びRN8の識別子を搬送してもよい。RN6は、受信メッセージ内のソースノードRN8の識別子がRN6の識別子と同じであるか否かを決定してもよく、識別子が異なる場合、RN6は、「RN9がRN8から離脱する」を示すメッセージをRN6の子ノードに送信する。ノードの親ノードにより送信された「RN9がRN8から離脱する」を受信した各ノード、例えば、RN6又はRN8は、ソースノードRN8の識別子がノードの識別子と同じであるか否かを決定してもよく、識別子が異なる場合、ノードは、「RN9がRN8から離脱する」を示すメッセージをノードの子ノードに送信し、或いは、識別子が同じである場合、ノードは、「RN9がRN8から離脱する」を示すメッセージを送信することを停止する。
いくつかの実施形態では、切り替えノードによりターゲットノードに送信されるメッセージは、図5に示す例とは異なってもよく、メッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることのみを示してもよい。具体的には、メッセージは、切り替えノードの識別子及びターゲットノードの識別子を含む。
具体的には、図7を参照すると、RN9がRN8から離脱し、RN7に参加するとき、RN9は、「RN9がRN7に参加する」を示すメッセージをターゲットノードRN7に送信し、メッセージは、RN9の識別子及びRN7の識別子を搬送してもよい。
各ノード(RN)は、受信メッセージ及びノードのルーティング情報テーブルに基づいて、どのようにノード切り替えを示すメッセージを送信するかを決定する。具体的には、ノードが、受信メッセージ内のターゲットノードRN7の識別子がノードの識別子と同じであること、すなわち、ノードがターゲットノードRN7であることを決定した場合、RN7は、「RN9がRN7に参加する」を示すメッセージをRN7の親ノードRN5に送信する。代替として、ターゲットノードRN7自体が、切り替えノードがRN7にアクセスすることを習得し、受信メッセージに基づいて切り替えノードRN9の識別子を習得する。この場合、ターゲットノードRN7は、メッセージ「RN9がRN7に参加する」をRN7の親ノードRN5に送信する。
ノードが、ノードのルーティング情報がターゲットノードの識別子のみを含むが、切り替えノードの識別子及びソースノードの識別子を含まないことを決定した場合、これは、ノードが第1の中継ノード、例えば、RN5であることを示す。RN5は、「RN9がRN7に参加する」をRN5の親ノードRN3に送信し続ける必要がある。RN5は、メッセージに基づいてRN5のルーティング情報テーブルを更に更新してもよく、具体的には、情報「RN9→RN7」を追加してもよく、これは、RN5からRN9へのパス内の次ホップがRN7であることを意味する。
ノードが、ノードのルーティング情報がターゲットノードRN7の識別子だけでなく切り替えノードRN9の識別子も含むことを決定した場合、これは、ノードがコアノード、例えば、RN3であることを示す。RN3は、「RN9がRN7に参加する」をRN3の親ノードRN1に送信し続ける必要はなく、「RN9が離脱する」を示すメッセージをRN3の子ノード(切り替え前のRN9が位置するパス内のコアノードに接続された子ノード)RN6に送信し、メッセージは、切り替えノードRN9の識別子を搬送する。RN3は、RN3から切り替えノードRN9への次ホップを決定するために、RN3のルーティング情報を検索し、「RN9が離脱する」を次ホップに送信する必要がある点に留意すべきである。例えば、RN3のルーティング情報は、「RN9→RN6」を含み、これは、RN3から切り替えノードRN9への次ホップがRN6であることを意味する。この場合、RN3は、「RN9が離脱する」を示すメッセージをRN6に送信する。さらに、RN3は、メッセージに基づいてRN3のルーティング情報を更新する。具体的には、RN3は、情報「RN9→RN5」を追加し、これは、RN3からRN9へのパス内の次ホップがRN5であることを意味する。RN3は、情報「RN9→RN6」を削除し、これは、RN3からRN9へのパス内の次ホップがRN6であることを意味する。
これまでで、ルーティング情報を追加する必要がある全てのノードは、ルートを更新している。次いで、ルーティング情報を削除する必要があるノードが、ルートを更新する。RN3は、「RN9が離脱する」を対応する子ノードに示し、「対応する子ノード」は、切り替え前のRN9が位置するパス内の子ノードであり、RN3からRN9へのパス内の切り替え前のRN9への次ホップ、例えば、RN6として考えられてもよい。
RN6がRN3により送信された、「RN9が離脱する」を示すメッセージを受信したとき、RN6は、RN6のルーティング情報が切り替えノードRN9の識別子を含むか否か、及びRN6のルーティング情報が「RN9に直接接続される」を含むか否かを決定し、切り替えノードRN9の識別子が含まれるが、「RN9に直接接続される」が含まれない場合、RN6は、「RN9が離脱する」を示すメッセージをRN6の子ノード、例えば、RN8に送信する。ノードの親ノードにより送信されたメッセージを受信した各ノード、例えば、RN6又はRN8は、ノードのルーティング情報が切り替えノードRN9の識別子を含むか否か、及び「切り替えノードRN9に直接接続される」を含むか否かを決定し、切り替えノードRN9の識別子が含まれるが、「切り替えノードRN9に直接接続される」が含まれない場合、ノードは、「RN9が離脱する」を示すメッセージをノードの子ノードに送信し、或いは、切り替えノードRN9の識別子が含まれ、「切り替えノードRN9に直接接続される」が含まれる場合、ノードは「RN9が離脱する」を示すメッセージを送信することを停止する。さらに、RN6及びRN8の双方は、受信メッセージ(「RN9が離脱する」を示す)に基づいてこれらのルーティング情報を更に更新してもよい。例えば、RN6は情報RN9→RN8を削除し、これは、RN6からRN9への次ホップがRN8であることを意味する。RN8は情報「RN9に直接接続される」を削除する。
いくつかの実施形態では、他の下流ノードが、切り替わるノードに更に接続される場合、ノードが切り替わるとき、ノードに接続された他のノードも切り替わってもよい。ノードが切り替わるときに他のノードも切り替わる場合、切り替えノードは、「切り替えノードがソースノードから離脱し、ターゲットノードにアクセスする」をターゲットノードに示すことに加えて、切り替えノードのルーティング情報をターゲットノードに更に送信してもよい。例えば、図6に示す同様の方法を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
添付の図面を参照して、以下に、本発明の実施形態により提供されるルート更新方法について説明する。具体的には、ルーティング情報を削除する必要があるノードが、まず、ルートを更新する。ノードがルーティング情報を削除した後に、ルーティング情報を追加する必要があるノードが、ルーティング情報を更新する。例えば、図8を参照すると、RN9がRN8から離脱し、RN7に参加するとき、RN9は、「RN9がRN7に参加する」を示すメッセージをソースノードRN8に送信し、メッセージは、RN9の識別子及びRN7の識別子を搬送してもよい。
各ノード(RN)は、受信メッセージ及びノードのルーティング情報テーブルに基づいて、どのようにノード切り替えを示すメッセージを送信するかを決定する。具体的には、ソースノードは、切り替えノードが切り替わり、ソースノードから離脱することを習得する。ソースノードRN8が「RN9がRN7に参加する」を示すメッセージを受信した場合、RN8は、「RN9がRN8から離脱し、RN7に参加する」を示すメッセージをRN8の親ノードRN6に送信する。任意選択で、RN9によりソースノードRN8に送信されるメッセージは、「RN9がRN8から離脱し、RN7に参加する」を更に示してもよい。ソースノードが、受信メッセージ内のソースノードRN8の識別子がソースノードの識別子と同じであることを決定した場合、RN8は、「RN9がRN8から離脱し、RN7に参加する」を示すメッセージをRN8の親ノードRN6に送信する。ノードが、ノードのルーティング情報がターゲットノードRN7の識別子を含まないことを決定した場合、これは、ノードが第2の中継ノード、例えば、RN6であることを示す。RN6は、「RN9がRN8から離脱し、RN7に参加する」をRN6の親ノードRN3に送信し続ける必要がある。RN6は、メッセージに基づいてRN6のルーティング情報テーブルを更に更新してもよく、具体的には、情報「RN9→RN8」を削除してもよく、これは、RN6からRN9へのパス内の次ホップがRN8であることを意味する。
ノードが、ノードのルーティング情報がターゲットノードRN7の識別子を含むことを決定した場合、これは、ノードがRN3のようなコアノードであることを示す。RN3は、「RN9がRN8から離脱し、RN7に参加する」をRN3の親ノードRN1に送信し続ける必要はなく、「RN9がRN7に参加する」を示すメッセージをRN3の子ノード(切り替え後のRN9が位置するパス内のコアノードに接続された子ノード)RN5に送信する。メッセージは、RN9の識別子及びRN7の識別子を搬送してもよい。RN3は、「RN9がRN8から離脱し、RN7に参加する」に基づいてRN3のルーティング情報を更新する。具体的には、RN3は、情報「RN9→RN5」を追加し、これは、RN3からRN9へのパス内の次ホップがRN5であることを意味する。RN3は、情報「RN9→RN6」を削除し、これは、RN3からRN9へのパス内の次ホップがRN6であることを意味する。
これまでで、ルーティング情報を削除する必要がある全てのノードは、ルートを更新している。次いで、ルーティング情報を追加する必要があるノードが、ルートを更新する。RN3は、「RN9がRN7に参加する」を対応する子ノードに示す。「対応する子ノード」は、切り替え後のRN9が位置するパス内の子ノードであり、RN3からRN9へのパス内の切り替え後のRN9への次ホップ、例えば、RN5として考えられてもよい。
RN5がRN3により送信された、「RN9がRN7に参加する」を示すメッセージを受信したとき、RN5は、受信メッセージ内のターゲットノードRN7の識別子がRN5の識別子と同じか否かを決定し、識別子が異なる場合、RN5は、「RN9がRN7に参加する」を示すメッセージをRN5の子ノード、例えば、RN7に送信する。ノードの親ノードにより送信されたメッセージを受信した各ノード(例えば、RN5又はRN7)は、メッセージ内のターゲットノードRN7の識別子がノードの識別子と同じであるか否かを決定し、識別子が異なる場合、ノードは、「RN9がRN7に参加する」を示すメッセージをノードの子ノードに送信し、或いは、識別子が同じである場合、ノードは送信を停止する。RN5及びRN7は共に、受信メッセージ(「RN9がRN7に参加する」)に基づいてこれらのルーティング情報を更新してもよい。例えば、RN5は、情報RN9→RN7を追加し、これは、RN5からRN9への次ホップがRN7であることを意味する。RN7は、情報「RN9に直接接続される」を追加する。
いくつかの実施形態では、他の下流ノードが、切り替わるノードに更に接続される場合、ノードが切り替わるとき、ノードに接続された他のノードも切り替わってもよい。ノードが切り替わるときに他のノードも切り替わる場合、切り替えノードは、「切り替えノードがターゲットノードにアクセスする」をソースノードに示すことに加えて、切り替えノードのルーティング情報をターゲットノードに更に送信してもよい。例えば、図9を参照すると、RN9はRN8から離脱してRN7にアクセスし、RN9は、「RN9がRN8から離脱し、RN7に参加する」を示すメッセージをRN8に送信し、メッセージは、RN9のルーティング情報を更に含む必要がある。例えば、RN9のルーティング情報は「RN10に直接接続される」である。明らかに、ターゲットノードと第1の中継ノードとコアノードと第2の中継ノードとソースノードとの間で転送されるメッセージも、切り替えノードRN9のルーティング情報を含む必要がある。図9に示すように、RN8によりRN6に送信されるメッセージは、RN9のルーティング情報「RN10に直接接続される」を含み、RN6によりRN3に送信されるメッセージは、RN9のルーティング情報「RN10に直接接続される」を含み、RN3によりRN5に送信されるメッセージは、RN9のルーティング情報「RN10に直接接続される」を含み、RN5によりRN7に送信されるメッセージは、RN9のルーティング情報「RN10に直接接続される」を含む。
いくつかの実施形態では、切り替えノードRN9によりソースノードRN8に送信されるメッセージは、図8に示す例とは異なってもよく、メッセージは、切り替えノードがターゲットノードにアクセスすることのみを示してもよい。具体的には、図10を参照すると、RN9がRN8から離脱してRN7に参加するとき、RN9は、「RN9がRN7に参加する」をソースノードNR8に送信する。メッセージは、RN9の識別子及びRN7の識別子を搬送してもよい。
各ノード(RN)は、受信メッセージ及びノードのルーティング情報テーブルに基づいて、どのようにノード切り替えを示すメッセージを送信するかを決定する。具体的には、ソースノードは、切り替えノードが切り替わり、ソースノードから離脱することを習得する。ソースノードRN8が「RN9がRN7に参加する」を示すメッセージを受信した場合、RN8は、「RN9がRN7に参加する」を示すメッセージをRN8の親ノードRN6に送信する。
ノードが、ノードのルーティング情報がターゲットノードRN7の識別子を含まないことを決定した場合、これは、ノードが第2の中継ノード、例えば、RN6であることを示す。RN6は、「RN9がRN7に参加する」をRN6の親ノードRN3に送信し続ける必要がある。RN6は、メッセージに基づいてRN6のルーティング情報テーブルを更に更新してもよく、具体的には、情報「RN9→RN8」を削除してもよく、これは、RN6からRN9へのパス内の次ホップがRN8であることを意味する。
ノードが、ノードのルーティング情報がターゲットノードRN7の識別子を含むことを決定した場合、これは、ノードがRN3のようなコアノードであることを示す。RN3は、「RN9がRN7に参加する」をRN3の親ノードRN1に送信し続ける必要はなく、「RN9がRN7に参加する」を示すメッセージをRN3の子ノード(切り替え後のRN9が位置するパス内のコアノードRN3に接続された子ノード)RN5に送信する。RN3は、メッセージに基づいてRN3のルーティング情報を更新する。具体的には、RN3は、情報「RN9→RN5」を追加し、これは、RN3からRN9へのパス内の次ホップがRN5であることを意味する。RN3は、情報「RN9→RN6」を削除し、これは、RN3からRN9へのパス内の次ホップがRN6であることを意味する。
これまでで、ルーティング情報を削除する必要がある全てのノードは、ルートを更新している。次いで、ルーティング情報を追加する必要があるノードが、ルートを更新する。RN3は、「RN9がRN7に参加する」を対応する子ノードに示す。「対応する子ノード」は、切り替え後のRN9が位置するパス内の子ノードであり、RN3からRN9へのパス内の切り替え後のRN9への次ホップ、例えば、RN5として考えられてもよい。
RN5がRN3により送信された、「RN9がRN7に参加する」を示すメッセージを受信したとき、RN5は、受信メッセージ内のターゲットノードRN7の識別子がRN5の識別子と同じか否かを決定し、識別子が異なる場合、RN5は、「RN9がRN7に参加する」を示すメッセージをRN5の子ノード、例えば、RN7に送信する。ノードの親ノードにより送信されたメッセージを受信した各ノード(例えば、RN5又はRN7)は、ターゲットノードRN7の識別子がノードの識別子と同じであるか否かを決定し、識別子が異なる場合、ノードは、「RN9がRN7に参加する」を示すメッセージをノードの子ノードに送信し、或いは、識別子が同じである場合、ノードは送信を停止する。RN5及びRN7は共に、受信メッセージ(「RN9がRN7に参加する」)に基づいてこれらのルーティング情報を更新してもよい。例えば、RN5は、情報RN9→RN7を追加し、これは、RN5からRN9への次ホップがRN7であることを意味する。RN7は、情報「RN9に直接接続される」を追加する。
図8〜図10に図示しないが、切り替えノードRN9によりソースノードRN8に送信されるメッセージはまた、「RN9が離脱し、RN9がRN7にアクセスする」でもよく、メッセージは、RN9の識別子及びRN7の識別子を搬送してもよい。RN8は、RN8のルーティング情報がターゲットノードRN7の識別子を含むか否かを決定してもよく、RN8のルーティング情報がターゲットノードRN7の識別子を含まない場合、RN8は、「RN9が離脱し、RN9がRN7にアクセスする」を示すメッセージをRN8の親ノードRN6に送信する。RN6は、RN6のルーティング情報がターゲットノードRN7の識別子を含むか否かを決定し、RN6のルーティング情報がターゲットノードRN7の識別子を含まない場合、RN8は、「RN9が離脱し、RN9がRN7にアクセスする」を示すメッセージをRN8の親ノードRN3に送信する。RN3は、RN3のルーティング情報がRN7の識別子を含むことを決定した場合、RN3は、メッセージ「RN9がRN7にアクセスする」をRN3の子ノードRN5に送信し、メッセージは、RN9の識別子及びRN7の識別子を搬送してもよい。RN5は、RN3により送信されたメッセージを受信し、RN5の識別子がターゲットノードRN7の識別子と異なることを決定した場合、「RN9がRN7にアクセスする」を示すメッセージをRN5の子ノードRN7に送信する。RN7は、RN5により送信されたメッセージを受信し、RN7の識別子がターゲットノードRN7の識別子と同じであることを決定した場合、「RN9がRN7にアクセスする」を示すメッセージを送信することを停止する。
いくつかの実施形態では、他の下流ノードが、切り替わるノードに更に接続される場合、ノードが切り替わるとき、ノードに接続された他のノードも切り替わってもよい。ノードが切り替わるときに他のノードも切り替わる場合、切り替えノードは、「切り替えノードがターゲットノードにアクセスする」をソースノードに示すことに加えて、切り替えノードのルーティング情報をターゲットノードに更に送信してもよい。例えば、図9に示す同様の方法を参照する。詳細は、ここでは再び説明しない。
上記は、主に、ノード間の相互作用の観点から、この出願の実施形態において提供される解決策を記載している。ルート更新装置は、上記の機能を実現するために、各機能を実行するための対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。当業者は、この明細書に開示の実施形態を参照して説明される例におけるアルゴリズムステップが、この出願においてハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせの形式で実現できることを容易に認識すべきである。機能がハードウェアにより実現されるか、コンピュータソフトウェアによりハードウェアを駆動する方式で実現されるかは、技術的解決策の特定の用途及び設計上の制約に依存する。当業者は、特定の用途毎に記載の機能を実現するために異なる方法を使用し得るが、実現方式がこの出願の範囲を超えるものと考えられるべきではない。
この出願の実施形態では、機能モジュール分割は、方法における上記の例に基づいて、ネットワークデバイスに対して実行されてもよい。例えば、様々な機能モジュールが様々な対応する機能に基づいて分割されてもよく、或いは、2つ以上の機能が1つの処理モジュールに統合されてもよい。統合されたモジュールは、ハードウェアの形式で実現されてもよく、或いは、ソフトウェアの機能モジュールの形式で実現されてもよい。この出願の実施形態におけるモジュール分割は例であり、単に論理的な機能分割である点に留意すべきである。実際の実現方式の中で、他の分割方式が存在してもよい。
様々な機能モジュールが様々な対応する機能に基づいて分割されるとき、本発明の実施形態は、通信デバイスを提供する。通信デバイスは、本発明のこの実施形態において使用される第1のノード、第2のノード又は第3のノードでもよい。様々な機能モジュールが様々な対応する機能に基づいて分割されるとき、図11は、通信デバイスの可能な概略構造図である。図11に示すように、ネットワークデバイスは、受信ユニット1101と、更新ユニット1102と、送信ユニット1103とを含む。
受信ユニット1101は、上記の実施形態におけるステップ401を実行する際にネットワークデバイスをサポートするように構成され、及び/又はこの明細書に記載の技術の他のプロセスにおいて使用される。
更新ユニット1102は、上記の実施形態におけるステップ402を実行する際にネットワークデバイスをサポートするように構成され、及び/又はこの明細書に記載の技術の他のプロセスにおいて使用される。
送信ユニット1103は、メッセージを他ノードに送信する際にネットワークデバイスをサポートするように構成される。例えば、ネットワークデバイスが第1のノードとして使用されるとき、送信ユニット1103は、第2のメッセージを第3のノードに送信する際に第1のノードをサポートするように構成され、及び/又はこの明細書に記載の技術の他のプロセスにおいて使用される。
方法の実施形態におけるステップの全ての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能の説明に引用でき、詳細は、ここでは再び説明しない点に留意すべきである。
例えば、統合されたユニットが使用されるとき、本発明の実施形態によるネットワークデバイスの概略構造図が図12に示されている。図12において、ネットワークデバイスは、処理モジュール1201と、通信モジュール1202とを含む。処理モジュール1201は、ネットワークデバイスの動作を制御及び管理し、例えば、更新ユニット1102により実行されるステップを実行するように構成され、及び/又はこの明細書に記載の技術の他のプロセスを実行するように構成される。通信モジュール1202は、他のデバイスと相互作用する際にネットワークデバイスをサポートし、例えば、受信ユニット1101及び送信ユニット1103により実行されるステップを実行するように構成される。図12に示すように、ネットワークデバイスは、記憶モジュール1203を更に含んでもよく、記憶モジュール1203は、ネットワークデバイスのプログラムコード及びデータを記憶するように構成される。
処理モジュール1201がプロセッサであり、通信モジュール1202がトランシーバであり、記憶モジュール1203がメモリであるとき、ネットワークデバイスは、図3に示すネットワークデバイスでもよい。トランシーバが受信機及び送信機である場合、受信機は受信ユニット1101により実行されるステップを実行し、送信機は送信ユニット1103により実行されるステップを実行する。
この出願の実施形態は、5G通信システム又は将来出現し得る他のシステムに適用される。以下に、当業者による理解を容易にするために、この出願におけるいくつかの用語について説明及び記載する。この出願の実施形態における解決策が、5Gシステム又は将来出現し得る他のシステムに適用されるとき、ネットワークデバイス及びユーザ装置の名称が変化し得るが、これはこの出願の実施形態における解決策の実現方式に影響しない点に留意すべきである。
(1)ユーザ装置(User Equipment, UE)はまた、ユーザ又はユーザ装置とも呼ばれ、ユーザのために音声及び/又はデータ接続を提供するデバイス、例えば、無線接続機能を有するハンドヘルドデバイス又は車載デバイスである。一般的なユーザ装置は、例えば、携帯電話、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、パームトップコンピュータ、モバイルインターネットデバイス(mobile Internet device, MID)又はウェアラブルデバイスを含む。ウェアラブルデバイスは、例えば、スマートウォッチ、スマートバンド又は歩数計を含む。
(2)ネットワークデバイスはまた、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network, RAN)デバイスとも呼ばれ、ユーザ装置を無線ネットワークに接続するデバイスである。ネットワークデバイスは、例えば、基地局、進化型ノードB(evolved NodeB, eNB)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller, RNC)、ノードB(NodeB, NB)、基地局コントローラ(Base Station Controller, BSC)、基地送受信局(Base Transceiver Station, BTS)、ホームネットワークデバイス(例えば、Home evolved NodeB又はHome NodeB, HNB)又はベースバンドユニット(BaseBand Unit, BBU)を含むが、これらに限定されない、様々な通信標準におけるネットワークデバイスを含む。さらに、ネットワークデバイスは、例えば、低周波数ネットワークデバイス又は高周波数ネットワークデバイスを含むが、これらに限定されない、様々な周波数標準におけるネットワークデバイスを含む。
従来技術では、ユーザ装置は、バッファ状態報告(Buffer Status Reporting, BSR)を使用することにより、ユーザ装置のアップリンクバッファ内の送信されるべきデータ量をネットワークデバイス(基地局等)に通知し、それにより、ネットワークデバイスは、UEに割り当てられるべきアップリンクリソース量を決定する。ユーザ装置が通常のバッファ状態報告(Regular BSR)をトリガし、現在利用可能なアップリンクリソースが存在しないとき、UEは、UEが送信されるべきデータを有することをネットワークデバイスに通知するために、スケジューリング要求(Scheduling Request, SR)をトリガする。ネットワークデバイスは、BSRを送信するのに少なくとも十分なアップリンクリソースをUEに割り当て、UEは、アップリンクリソースを使用することによりBSRをネットワークデバイスに送信する。SRキャンセル条件に関して、以下の2つの条件のいずれかが満たされるとき、保留(pending)状態のSRはキャンセルされる。条件1:媒体アクセス制御(Medium Access Control, MAC)プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit, PDU)が組み立てられており、BSRを含み、BSRがBSRをトリガする最後のイベントまでのバッファ状態を含む。条件2:送信されるべきMAC PDUが送信に利用可能な全ての保留中のデータを含む。BSRキャンセル条件に関して、以下の2つの条件のいずれかが満たされるとき、トリガされたBSRがキャンセルされてもよい。条件1:送信されるべきMAC PDUが組み立てられており、BSRを含むとき、トリガされたBSRがキャンセルされる。条件2:送信されるべきMAC PDUが送信に利用可能な全ての保留中のデータを含むが、BSR MAC制御エレメント(Control Element, CE)にそのヘッダを加えたものを更に収容するのに十分でないとき、トリガされたBSRがキャンセルされてもよい。
第5世代(5th Generation, 5G)の新無線(New Radio, NR)システムにおいて、ユーザ装置が、物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel, PDCCH)リソース上で、ネットワークデバイスにより送信されたダウンリンクスケジューリング情報(Downlink Control Information, DCI)を受信したとき、ダウンリンクスケジューリング情報は、アップリンクグラント(UL grant)を示し、また、示されたアップリンクグラントが、ダウンリンクスケジューリング情報の現在の受信から開始して、その後にアップリンクデータを送信するために使用できる時間も示す。例えば、ダウンリンク制御情報が値Kを示す場合、これは、ダウンリンク制御情報が受信された後の時間Kの後に、示されたアップリンクグラントがアップリンクデータを送信するために使用できることを示す。アップリンクデータは、物理アップリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared Channel, PUSCH)リソース上で送信される。ダウンリンクスケジューリング情報を受信した後に、ユーザ装置は、組み立てを実行し始めてもよく、すなわち、媒体アクセス制御(Medium Access Control, MAC)プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit, PDU)を組み立ててもよい。さらに、組み立てはアップリンクグラントが到着する前に完了しており、それにより、組み立てられたMAC PDUは、示されたアップリンクグラントを使用することにより正常に送信される。ユーザ装置は、時間Kにおいていつでも組み立てを実行してもよい。これは、ユーザ装置の実現方式に依存する。ユーザ装置がMAC PDUの組み立てを終了したとき、アップリンクグラントを使用するための時間が到着していない、すなわち、物理アップリンク共有チャネルリソースが現れる時間が到着していないことが考えられ得る。この場合、組み立てられたMAC PDUは、或る期間の後に、示されたアップリンクグラントを使用することにより送信できる。例えば、MAC PDUが組み立てられた後に、MAC PDUは、時間Rの後に示されたアップリンクグラントを使用することにより送信できる。具体的には、時間R内にSRがキャンセルされたので、SRが送信できる物理アップリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel, PUCCH)リソースが現れたとしても、SRが送信できず、それにより、基地局は、MAC PDUが時間Rの後に送信されたときにのみ、ユーザ装置が送信されるべきバッファリングされたデータを有することを習得できる。具体的には、基地局は、以前のSRに基づいて、ユーザ装置が送信されるべきバッファリングされたデータを有することを習得できない。その結果、基地局により以前にユーザ装置のアップリンクデータをスケジューリングしたことが影響を受ける可能性があり、ユーザ装置のアップリンクデータの待ち時間が増加することが引き起こされる。
図13は、この出願の実施形態による適用シナリオの概略図である。図13に示すネットワークアーキテクチャは、主に、ネットワークデバイス1301と、ユーザ装置1302とを含む。ユーザ装置1302は、ネットワークデバイス1301と通信してもよい。ユーザ装置1302によりネットワークデバイス1301に送信されるデータは、アップリンクデータである。ネットワークデバイス1301によりユーザ装置1302に送信されるデータは、ダウンリンクデータである。アップリンクデータを送信するためにユーザ装置1302により使用されるアップリンクリソース(例えば、時間周波数リソース)は、パーシステントスケジューリング、セミパーシステントスケジューリング、ダイナミックスケジューリング等を通じてネットワークデバイス1301により構成される。本発明のこの実施形態では、ユーザ装置1302は、BSRを使用することにより、ユーザ装置デバイス1302が送信する必要があるアップリンクデータ量をネットワークデバイス1301(基地局等)に通知し、それにより、ネットワークデバイス1301は、ユーザ装置1302に割り当てられるべきアップリンクリソース量を決定する。BSRを送信する前に、ユーザ装置1302は、ユーザ装置1302が送信されるべきデータを有することをネットワークデバイス1301に通知するために、SRをネットワークデバイス1301に送信していてもよく、それにより、ネットワークデバイス1301は、BSRを送信するのに少なくとも十分なアップリンクリソースを割り当てる。ユーザ装置1302は、BSRをネットワークデバイス1301に送信するために、アップリンクリソースを使用する。
図14は、本発明の実施形態によるスケジューリング要求キャンセル方法の概略フローチャートである。当該方法は、以下のステップを含むが、これらに限定されない。
ステップ1401:デバイスは、第1のスケジューリング要求がトリガされることを決定する。
具体的には、デバイスは端末デバイスでもよい。スケジューリング要求をトリガするためのトリガ条件が満たされたとき、スケジューリング要求がトリガされる。「デバイスは、第1のスケジューリング要求がトリガされることを決定する」は、「デバイスは、トリガされた第1のスケジューリング要求が存在することを習得する」として理解されてもよい。この場合、第1のスケジューリング要求は、保留中の(pending)スケジューリング要求であるか、或いは、第1のスケジューリング要求は、トリガされてキャンセルされていないスケジューリング要求であることが理解され得る。
ステップ1402:媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが送信され、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが第1のバッファ状態報告を含むとき、デバイスは、第1のスケジューリング要求をキャンセルする。
具体的には、デバイスがネットワークデバイスにより割り当てられたアップリンクリソースを受信したとき、デバイスは、送信対象のデータをMAC PDUに組み立て、MAC PDUは、バッファ状態報告を含んでもよい。組み立てられたMAC PDUが送信され、MAC PDUが第1のバッファ状態報告を含むとき、第1のスケジューリング要求をキャンセルするための条件が満たされると考えられる。この場合、デバイスは保留中の第1のスケジューリング要求をキャンセルする。第1のバッファ状態報告は、第1のバッファ状態を含み、第1のバッファ状態は、バッファ状態報告をトリガする最後のイベントまでのバッファ状態である。例えば、MAC PDUが送信される前に、イベント1は時間1にバッファ状態報告をトリガし、これはバッファ状態1に対応し、時間1の後且つMAC PDUが送信される前に、イベント2は時間2にバッファ状態報告をトリガし、これはバッファ状態2に対応し、MAC PDUが送信される前且つイベント2の後に、新たなイベントはバッファ状態報告をトリガしない。この場合、第1のバッファ状態は、時間2における最後のイベント2に対応するバッファ状態と考えられてもよく、すなわち、第1のバッファ状態は、バッファ状態2と考えられてもよい。
第1のスケジューリング要求の数は、1つ以上でもよい点に留意すべきである。「デバイスは、第1のスケジューリング要求をキャンセルする」は、「デバイスは、全ての第1のスケジューリング要求をキャンセルする」として理解されてもよい。「媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが送信される」は、「少なくとも1つの媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが送信される」として考えられてもよい。「媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが第1のバッファ状態報告を含む」は、「媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが少なくとも1つの第1のバッファ状態報告を含む」として考えられてもよい。これは本発明では限定されない。「媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが送信される」は、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが送信され始めることでもよく、或いは、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが送信されたことでもよい。これは本発明では限定されない。
いくつかの実施形態では、第1のバッファ状態は、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットの組み立ての前にバッファ状態報告をトリガする最後のイベントまでのバッファ状態である。具体的には、組み立てられたMAC PDUが送信され、MAC PDUが第1のバッファ状態報告を含み、第1のバッファ状態報告が第1のバッファ状態を含み、第1のバッファ状態がMAC PDUの組み立ての前にバッファ状態報告をトリガする最後のイベントまでのバッファ状態であるとき、第1のスケジューリング要求をキャンセルするための条件が満たされると考えられる。この場合、デバイスは、保留中の第1のスケジューリング要求をキャンセルする。例えば、MAC PDUが組み立てられる前に、イベント1は時間1にバッファ状態報告をトリガし、これはバッファ状態1に対応し、時間1の後且つMAC PDUが送信される前に、イベント2は時間2にバッファ状態報告をトリガし、これはバッファ状態2に対応し、MAC PDUが組み立てられた後且つMAC PDUが送信される前に、イベント3は時間3にバッファ状態報告をトリガし、これはバッファ状態3に対応する。この場合、第1のバッファ状態は、MAC PDUが組み立てられる前の時間2における最後のイベント2に対応するバッファ状態として考えられてもよく、すなわち、第1のバッファ状態は、バッファ状態2として考えられてもよい。任意選択で、第1のバッファ状態は、第1のバッファ状態報告をトリガするイベントまでのバッファ状態である。
いくつかの実施形態では、さらに、第1のスケジューリング要求は、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットの組み立ての前にトリガされるスケジューリング要求である。例えば、MAC PDUが組み立てられる前に、スケジューリング要求1がトリガされ、MAC PDUが組み立てられた後且つMAC PDUが送信される前に、スケジューリング要求2がトリガされる。この場合、第1のスケジューリング要求は、MAC PDUの組み立ての前にトリガされるスケジューリング要求、すなわち、スケジューリング要求1として考えられてもよい。任意選択で、第1のスケジューリング要求は、第2のバッファ状態報告によりトリガされるスケジューリング要求であり、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットは、イベントが第2のバッファ状態報告をトリガするときに存在するバッファ状態を含む。トリガされたバッファ状態報告又はスケジューリング要求が現在存在する場合、MAC PDUは、バッファ状態報告を含むように組み立てられ、バッファ状態報告は、現在の組み立て時間における最新のバッファ状態、すなわち、MAC PDUの組み立ての前にバッファ状態報告をトリガする最後のイベントまでのバッファ状態、すなわち、イベントが第2のバッファ状態報告をトリガするときに存在するバッファ状態を含む。したがって、第2のバッファ状態報告は、MAC PDUの組み立ての前にトリガされるバッファ状態報告であり、第1のスケジューリング要求は、第2のバッファ状態報告によりトリガされるスケジューリング要求であると考えられてもよく、第1のスケジューリング要求は、MAC PDUの組み立ての前にトリガされるスケジューリング要求であると考えられてもよい。第1のスケジューリング要求の数は、1つ以上でもよい点に留意すべきである。具体的には、MAC PDUの組み立ての前にトリガされる全てのスケジューリング要求は、第1のスケジューリング要求である。「デバイスは、第1のスケジューリング要求をキャンセルする」は、「デバイスは、全ての第1のスケジューリング要求をキャンセルする」として理解されてもよい。
いくつかの実施例では、第1のバッファ状態報告は、第1のバッファ状態を含まず、第1のバッファ状態は、バッファ状態報告をトリガする最後のイベントまでのバッファ状態である。また、第1のバッファ状態報告は、第2のバッファ状態を含み、第2のバッファ状態は、バッファ状態報告をトリガする最後のイベントまでのバッファ状態ではないことが理解され得る。
具体的には、さらに、第1のスケジューリング要求は、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットの組み立ての前にトリガされるスケジューリング要求である。例えば、MAC PDUが組み立てられる前に、スケジューリング要求1がトリガされ、MAC PDUが組み立てられた後且つMAC PDUが送信される前に、スケジューリング要求2がトリガされる。この場合、第1のスケジューリング要求は、MAC PDUの組み立ての前にトリガされるスケジューリング要求、すなわち、スケジューリング要求1として考えられてもよい。任意選択で、第1のスケジューリング要求は、第2のバッファ状態報告によりトリガされるスケジューリング要求であり、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットは、イベントが第2のバッファ状態報告をトリガするときに存在するバッファ状態を含む。トリガされたバッファ状態報告又はスケジューリング要求が現在存在する場合、MAC PDUは、バッファ状態報告を含むように組み立てられ、バッファ状態報告は、現在の組み立て時間における最新のバッファ状態、すなわち、MAC PDUの組み立ての前にバッファ状態報告をトリガする最後のイベントまでのバッファ状態、すなわち、イベントが第2のバッファ状態報告をトリガするときに存在するバッファ状態を含む。したがって、第2のバッファ状態報告は、MAC PDUの組み立ての前にトリガされるバッファ状態報告であり、第1のスケジューリング要求は、第2のバッファ状態報告によりトリガされるスケジューリング要求であると考えられてもよく、第1のスケジューリング要求は、MAC PDUの組み立ての前にトリガされるスケジューリング要求であると考えられてもよい。第1のスケジューリング要求の数は、1つ以上でもよい点に留意すべきである。具体的には、MAC PDUの組み立ての前にトリガされる全てのスケジューリング要求は、第1のスケジューリング要求である。「デバイスは、第1のスケジューリング要求をキャンセルする」は、「デバイスは、全ての第1のスケジューリング要求をキャンセルする」として理解されてもよい。
いくつかの実施形態では、デバイスは、第1のスケジューリング要求のスケジューリング要求禁止タイマを更に停止してもよい。各スケジューリング要求は、スケジューリング要求構成に対応してもよく、各スケジューリング要求構成は、スケジューリング要求禁止タイマに関連付けられる。したがって、スケジューリング要求構成に対応するスケジューリング要求がキャンセルされたとき、すなわち、スケジューリング要求構成に対応するスケジューリング要求がトリガされないとき、スケジューリング要求のスケジューリング要求禁止タイマが停止される必要がある。したがって、デバイスが第1のスケジューリング要求をキャンセルしたとき、デバイスは、さらに、第1のスケジューリング要求のスケジューリング要求禁止タイマを停止する必要がある。第1のスケジューリング要求の数は、1つ以上でもよい点に留意すべきである。複数のスケジューリング要求は、1つ以上のスケジューリング要求構成に対応してもよい。「デバイスは、第1のスケジューリング要求をキャンセルする」は、「デバイスは、全ての第1のスケジューリング要求をキャンセルする」として理解されてもよい。第1のスケジューリング要求のスケジューリング要求禁止タイマを停止することは、それぞれの第1のスケジューリング要求のスケジューリング要求禁止タイマを停止することとして理解されてもよい。複数のスケジューリング要求が1つのスケジューリング要求構成に対応する場合、対応するスケジューリング要求禁止タイマが停止される。複数のスケジューリング要求が複数のスケジューリング要求構成に対応する場合、スケジューリング要求に対応するスケジューリング要求禁止タイマが停止される。
図15は、本発明の実施形態によるバッファ状態報告キャンセル方法の概略フローチャートである。当該方法は、以下のステップを含むが、これらに限定されない。
ステップ1501:デバイスは、第1のバッファ状態報告がトリガされることを決定する。
具体的には、デバイスは端末デバイスでもよい。バッファ状態報告をトリガするためのトリガ条件が満たされたとき、バッファ状態報告がトリガされる。「デバイスは、第1のバッファ状態報告がトリガされることを決定する」は、「デバイスは、トリガされた第1のバッファ状態報告が存在することを習得する」として理解されてもよい。
ステップ1502:媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが送信され、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットがバッファ状態報告を含むとき、デバイスは、第1のバッファ状態報告をキャンセルする。
具体的には、デバイスがネットワークデバイスにより割り当てられたアップリンクリソースを受信したとき、デバイスは、送信対象のデータをMAC PDUに組み立て、MAC PDUは、少なくとも1つのバッファ状態報告を含んでもよい。組み立てられたMAC PDUが送信され、MAC PDUが少なくとも1つのバッファ状態報告を含むとき、第1のバッファ状態報告をキャンセルするための条件が満たされると考えられる。この場合、デバイスは、トリガされるべき第1のバッファ状態報告をキャンセルする。
第1のバッファ状態報告の数は、1つ以上でもよい点に留意すべきである。「デバイスは、第1のバッファ状態報告をキャンセルする」は、「デバイスは、全ての第1のバッファ状態報告をキャンセルする」として理解されてもよい。「媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが送信される」は、「少なくとも1つの媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが送信される」として考えられてもよい。「媒体アクセス制御プロトコルデータユニットがバッファ状態報告を含む」は、「媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが少なくとも1つのバッファ状態報告を含む」として考えられてもよい。これは本発明では限定されない。「媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが送信される」は、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが送信され始めることでもよく、或いは、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットが送信されたことでもよい。これは本発明では限定されない。
いくつかの実施形態では、第1のバッファ状態報告は、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットの組み立ての前にトリガされるバッファ状態報告である。具体的には、組み立てられたMAC PDUが送信され、MAC PDUが少なくとも1つのバッファ状態報告を含むとき、第1のバッファ状態報告をキャンセルするための条件が満たされると考えられる。第1のバッファ状態報告は、MAC PDUの組み立ての前にトリガされるバッファ状態報告である。この場合、デバイスは、トリガされた第1のバッファ状態報告をキャンセルする。例えば、MAC PDUが組み立てられる前に、バッファ状態報告1がトリガされ、MAC PDUが組み立てられた後且つMAC PDUが送信される前に、バッファ状態報告2がトリガされる。この場合、第1のバッファ状態報告は、MAC PDUの組み立ての前にトリガされるバッファ状態報告、すなわちバッファ状態報告1として考えられてもよい。第1のバッファ状態報告の数は、1つ以上でもよい点に留意すべきである。具体的には、MAC PDUの組み立ての前にトリガされる全てのバッファ状態報告は、第1のバッファ状態報告である。「デバイスは、第1のバッファ状態報告をキャンセルする」は、「デバイスは、全ての第1のバッファ状態報告をキャンセルする」として理解されてもよい。
いくつかの実施形態では、媒体アクセス制御プロトコルデータユニットは、イベントが第1のバッファ状態報告をトリガするときに存在するバッファ状態を含む。具体的には、組み立てられたMAC PDUが送信され、MAC PDUが少なくとも1つのバッファ状態報告を含むとき、MAC PDUが、イベントが第1のバッファ状態報告をトリガするときに存在するバッファ状態を含む場合、第1のバッファ状態報告をキャンセルするための条件が満たされると考えられる。この場合、デバイスは、トリガされた第1のバッファ状態報告をキャンセルする。トリガされたバッファ状態報告又はスケジューリング要求が現在存在する場合、MAC PDUは、バッファ状態報告を含むように組み立てられ、バッファ状態報告は、現在の組み立て時間における最新のバッファ状態、すなわち、MAC PDUの組み立ての前にバッファ状態報告をトリガする最後のイベントまでのバッファ状態、すなわち、イベントが第1のバッファ状態報告をトリガするときに存在するバッファ状態を含む。したがって、第1のバッファ状態報告は、MAC PDUの組み立ての前にトリガされるバッファ状態報告であると考えられてもよい。第1のバッファ状態報告の数は、1つ以上でもよい点に留意すべきである。具体的には、MAC PDUが、イベントが第1のバッファ状態報告をトリガするときに存在するバッファ状態を含むとき、「デバイスは、第1のバッファ状態報告をキャンセルする」は、「デバイスは、全ての第1のバッファ状態報告をキャンセルする」として理解されてもよい。
添付の図面を参照して、以下に、本発明の実施形態によるスケジューリング要求キャンセル方法について説明する。例えば、図16を参照する。MAC PDUが組み立てられる前に、イベント1は、時間1にバッファ状態報告BSR1をトリガし、これはバッファ状態1に対応し、スケジューリング要求SR1がトリガされる。時間1の後且つMAC PDUが組み立てられる前に、イベント2は、時間2にバッファ状態報告BSR2をトリガし、これはバッファ状態2に対応し、スケジューリング要求SR2がトリガされる。MAC PDUが組み立てられた後に、トリガされたバッファ状態報告が現在存在するので、MAC PDUはバッファ状態報告を含んでもよく、バッファ状態報告は、バッファ状態報告をトリガする最後のイベントまでのバッファ状態、すなわち、バッファ状態2を含む。この場合、SR1及びSR2はキャンセルされないが、SR1及びSR2は、MAC PDUが送信された後にキャンセルされる。
さらに、MAC PDUが組み立てられた後且つMAC PDUが送信される前に、イベント3は、時間3にバッファ状態報告BSR3をトリガし、これはバッファ状態3に対応し、スケジューリング要求SR3がトリガされる。この場合、MAC PDUが組み立てられた後に、MAC PDUはバッファ状態報告を含んでもよく、バッファ状態報告は、バッファ状態報告をトリガする最後のイベントまでのバッファ状態3の代わりに、MAC PDUの組み立ての前にバッファ状態報告をトリガする最後のイベントまでのバッファ状態、すなわち、バッファ状態2を含む。上記の条件が満たされた場合、MAC PDUが組み立てられる前にトリガされるスケジューリング要求はキャンセルされ、すなわち、スケジューリング要求SR1及びスケジューリング要求SR2はキャンセルされるが、MAC PDUの組み立ての後にトリガされるスケジューリング要求SR3はキャンセルされない。代替として、MAC PDUがいくつかのバッファ状態報告をトリガする時間におけるバッファ状態を含む場合、バッファ状態報告によりトリガされるスケジューリング要求はキャンセルされる。例えば、MAC PDUは、イベント1及びイベント2に対応するバッファ状態1及びバッファ状態2を含む。したがって、バッファ状態報告BSR1によりトリガされるスケジューリング要求SR1及びバッファ状態報告BSR2によりトリガされるスケジューリング要求SR2は、キャンセルされる。しかし、MAC PDUは、イベント3に対応するバッファ状態3を含まない。したがって、バッファ状態報告BSR3によりトリガされるスケジューリング要求SR3はキャンセルされない。
添付の図面を参照して、以下に、本発明の実施形態によるバッファ状態報告キャンセル方法について説明する。例えば、図16を参照する。MAC PDUが組み立てられる前に、イベント1は、時間1にバッファ状態報告BSR1をトリガし、これはバッファ状態1に対応し、スケジューリング要求SR1がトリガされる。時間1の後且つMAC PDUが組み立てられる前に、イベント2は、時間2にバッファ状態報告BSR2をトリガし、これはバッファ状態2に対応し、スケジューリング要求SR2がトリガされる。MAC PDUが組み立てられた後に、トリガされたバッファ状態報告が現在存在するので、MAC PDUはバッファ状態報告を含んでもよい。この場合、BSR1及びBSR2はキャンセルされないが、BSR1及びBSR2は、MAC PDUが送信された後にキャンセルされる。
さらに、MAC PDUが組み立てられた後且つMAC PDUが送信される前に、イベント3は、時間3にバッファ状態報告BSR3をトリガし、これはバッファ状態3に対応し、スケジューリング要求SR3がトリガされる。この場合、MAC PDUが組み立てられた後に、MAC PDUはバッファ状態報告を含んでもよい。この場合、全てのトリガされるバッファ状態報告がキャンセルされるわけではなく、MAC PDUの組み立ての前にトリガされるバッファ状態報告がキャンセルされる。具体的には、バッファ状態報告BSR1及びバッファ状態報告BSR2はキャンセルされるが、MAC PDUの組み立ての後にトリガされるバッファ状態報告BSR3はキャンセルされない。代替として、MAC PDUがいくつかのバッファ状態報告をトリガする時間におけるバッファ状態を含む場合、バッファ状態報告はキャンセルされる。例えば、MAC PDUは、イベント1及びイベント2に対応するバッファ状態1及びバッファ状態2を含む。したがって、バッファ状態報告BSR1及びバッファ状態報告BSR2は、キャンセルされる。しかし、MAC PDUは、イベント3に対応するバッファ状態3を含まない。したがって、バッファ状態報告BSR3はキャンセルされない。
本発明のこの実施形態における方法によれば、スケジューリング要求がより早く基地局に送信されることが確保できる。具体的には、基地局は、ユーザ装置が送信されるべきデータを有することをより早く習得し、それにより、基地局は、アップリンクデータを送信するために、アップリンクリソースをユーザ装置により早く割り当てることができる。したがって、ユーザ装置のアップリンクデータの待ち時間が低減される。
本発明の実施形態の方法が上記に詳細に記載されている。当業者は、この明細書に開示の実施形態を参照して説明される例におけるアルゴリズムステップが、この出願においてハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせの形式で実現できることを容易に認識すべきである。機能がハードウェアにより実現されるか、コンピュータソフトウェアによりハードウェアを駆動する方式で実現されるかは、技術的解決策の特定の用途及び設計上の制約に依存する。当業者は、特定の用途毎に記載の機能を実現するために異なる方法を使用し得るが、実現方式がこの出願の範囲を超えるものと考えられるべきではない。
この出願の実施形態では、機能モジュール分割は、方法における上記の例に基づいて、デバイスに対して実行されてもよい。例えば、様々な機能モジュールが様々な対応する機能に基づいて分割されてもよく、或いは、2つ以上の機能が1つの処理モジュールに統合されてもよい。統合されたモジュールは、ハードウェアの形式で実現されてもよく、或いは、ソフトウェアの機能モジュールの形式で実現されてもよい。この出願の実施形態におけるモジュール分割は例であり、単に論理的な機能分割である点に留意すべきである。実際の実現方式の中で、他の分割方式が存在してもよい。
様々な機能モジュールが様々な対応する機能に基づいて分割されるとき、本発明の実施形態は、通信デバイスを提供し、通信デバイスは、本発明のこの実施形態において使用されるデバイスでもよい。様々な機能モジュールが様々な対応する機能に基づいて分割されるとき、図17は、通信デバイスの可能な概略構造図である。図17に示すように、デバイスは、決定ユニット1701と、キャンセルユニット1702とを含む。
決定ユニット1701は、上記の実施形態におけるステップ1401を実行する際にデバイスをサポートするように構成され、及び/又は上記の実施形態におけるステップ1501を実行する際にデバイスをサポートするように構成され、及び/又はこの明細書に記載の技術の他のプロセスにおいて使用される。
キャンセルユニット1702は、上記の実施形態におけるステップ1402を実行する際にデバイスをサポートするように構成され、及び/又は上記の実施形態におけるステップ1502を実行する際にデバイスをサポートするように構成され、及び/又はこの明細書に記載の技術の他のプロセスにおいて使用される。
方法の実施形態におけるステップの全ての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能の説明に引用でき、詳細は、ここでは再び説明しない点に留意すべきである。
例えば、統合されたユニットが使用されるとき、本発明の実施形態によるデバイスの概略構造図が図18に示されている。図18において、デバイスは、処理モジュール1801を含む。処理モジュール1801は、デバイスの動作を制御及び管理し、例えば、決定ユニット1701により実行されるステップを実行し、及び/又はキャンセルユニット1702により実行されるステップを実行するように構成され、及び/又はこの明細書に記載の技術の他のプロセスを実行するように構成される。図18に示すように、デバイスは、記憶モジュール1802を更に含んでもよく、記憶モジュール1802は、デバイスのプログラムコード及びデータを記憶するように構成される。
例えば、本発明の実施形態によるデバイスの概略構造図が図19に示されている。図19において、デバイスは、プロセッサ1901とメモリ1902とを含む。処理モジュール1801は、例えば、決定ユニット1701により実行されるステップを実行するように構成され、及び/又はこの明細書に記載の技術の他のプロセスを実行するように構成されたプロセッサ1901である。記憶モジュール1802はメモリ1902であり、プログラムコード及びデータを記憶するように構成される。
実現方式に関する上記の説明は、便宜的且つ簡潔な説明のために、上記の機能モジュールの分割が説明のための例として使用されることを当業者が明確に理解することを可能にする。実際の用途では、上記の機能は、異なるモジュールに割り当てられ、要件に基づいて実現でき、すなわち、装置の内部構造は、上述の機能の全部又は一部を実現するために異なる機能モジュールに分割される。
この出願において提供されるいくつかの実施形態では、開示の装置及び方法は、他の方式で実現されてもよいことが理解されるべきである。例えば、記載の装置の実施形態は単なる例である。例えば、モジュール又はユニット分割は、単に論理的な機能分割であり、実際の実現方式の中では他の分割でもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、他の装置に結合又は統合されてもよく、或いは、いくつかの特徴が無視されてもよく或いは実行されなくてもよい。さらに、表示又は議論された相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインタフェースを使用することにより実現されてもよい。装置又はユニットの間の間接結合又は通信接続は、電子的、機械的或いは他の形式で実現されてもよい。
別個のコンポーネントとして記載されるユニットは、物理的に分離してもよく或いは分離していなくてもよく、ユニットとして表示されるコンポーネントは、1つ以上の物理的ユニットでもよく、言い換えると、1つの場所に位置してもよく、或いは、複数の異なる場所に分散されてもよい。ユニットの一部又は全部は、実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の要件に基づいて選択されてもよい。
さらに、この出願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、或いは、ユニットのそれぞれが物理的に単独で存在してもよく、或いは、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される。統合されたユニットは、ハードウェアの形式で実現されてもよく、或いは、ソフトウェア機能ユニットの形式で実現されてもよい。
統合されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形式で実現され、独立したプロダクトとして販売又は使用されるとき、統合されたユニットは、読み取り可能記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、この出願の実施形態における技術的解決策は本質的に、或いは、従来技術に寄与する部分又は技術的解決策の全部若しくは一部は、ソフトウェアプロダクトの形式で実現されてもよい。ソフトウェアプロダクトは、記憶媒体に記憶され、デバイス(シングルチップマイクロコンピュータ、チップ等でもよい)又はプロセッサに対して、この出願の実施形態に記載の方法のステップの全部又は一部を実行するように命令するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取り外し可能ハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク又は光ディスクのようなプログラムコードを記憶できるいずれかの媒体を含む。
上記の説明は、この出願の単なる具体的な実施形態であり、この出願の保護範囲を限定することを意図するものではない。この出願に開示の技術的範囲内における如何なる変更又は置換も、この出願の保護範囲内に入るものとする。したがって、この出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。