JP2021513761A - Ueのランダムアクセス電力の制御方法、ue及びコンピュータ記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
本発明は、ユーザ機器(UE)のランダムアクセス電力の制御方法、UE、及びコンピュータ記憶媒体を開示し、ただし、前記方法は、ネットワーク側から送信されるシステムブロードキャスト情報を受信するステップと、前記システムブロードキャスト情報から前記UEの速度に対応するスケーリングファクターを取得し、ただし、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターは、UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータ、電力ランピングステップサイズの調整パラメータ、及びランダムアクセスバックオフの調整パラメータのうち少なくとも1つを含むステップと、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターに基づいて、前記UEのランダムアクセス過程中の電力を補正し、ランダムアクセス過程中のプリアンブル送信タイミングを補正するステップとを含む。【選択図】図1
Description
本発明は、情報処理技術の分野に関し、特に、ユーザ機器(UE)のランダムアクセス電力の制御方法、ユーザ機器(UE)及びコンピュータ記憶媒体に関する。
現在、NRにおいて、システムブロードキャスト情報は、最小システム情報MSI(minimum system information)と他のシステム情報OSI(other system information)に分けられ、ただし、OSIは、従来の周期的に全部ブロードキャストされる方法ではなく、UEのリクエストに基づいて、ネットワーク側から送信することができる。UEのリクエストに対して、ランダムアクセス過程中のMSG1又はMSG3でネットワーク側に要求されたOSIを指示できる。
移動速度が非常に速いUEに対しては、UEが隣接セルを迅速に選択するため、OSIを可能な限り早く取得してidleモビリティ要件を満たす必要がある。シーンの切り替えに対し、切り替えの性能要件を満たすように高速に移動するUEも迅速に切り替える必要がある。したがって、高速UEに対しては、ランダムアクセス時間を短縮する必要がある。
上記の技術問題を解決するために、本発明の実施例は、ユーザ機器(UE)のランダムアクセス電力の制御方法、ユーザ機器(UE)及びコンピュータ記憶媒体を提供する。
本発明の実施例は、UEに適用されるユーザ機器UEのランダムアクセス電力の制御方法を提供し、前記方法は、
ネットワーク側から送信されるシステムブロードキャスト情報を受信するステップと、
前記システムブロードキャスト情報から前記UEの速度に対応するスケーリングファクターを取得し、ただし、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターは、UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータ、電力ランピングステップサイズの調整パラメータ、及びランダムアクセスバックオフの調整パラメータのうち少なくとも1つを含むステップと、
前記UEの速度に対応するスケーリングファクターに基づいて、前記UEのランダムアクセス過程中の電力を補正し、ランダムアクセス過程中のプリアンブル送信タイミングを補正するステップと、を含む。
ネットワーク側から送信されるシステムブロードキャスト情報を受信するステップと、
前記システムブロードキャスト情報から前記UEの速度に対応するスケーリングファクターを取得し、ただし、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターは、UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータ、電力ランピングステップサイズの調整パラメータ、及びランダムアクセスバックオフの調整パラメータのうち少なくとも1つを含むステップと、
前記UEの速度に対応するスケーリングファクターに基づいて、前記UEのランダムアクセス過程中の電力を補正し、ランダムアクセス過程中のプリアンブル送信タイミングを補正するステップと、を含む。
本発明の実施例は、UEを提供し、前記UEは、
ネットワーク側から送信されるシステムブロードキャスト情報を受信する通信ユニットと、
前記システムブロードキャスト情報から前記UEの速度に対応するスケーリングファクターを取得し、ただし、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターは、UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータ、電力ランピングステップサイズの調整パラメータ、及びランダムアクセスバックオフの調整パラメータのうち少なくとも1つを含み、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターに基づいて、前記UEのランダムアクセス過程中の電力を補正し、ランダムアクセス過程中のプリアンブル送信タイミングを補正する処理ユニットと、を含む。
ネットワーク側から送信されるシステムブロードキャスト情報を受信する通信ユニットと、
前記システムブロードキャスト情報から前記UEの速度に対応するスケーリングファクターを取得し、ただし、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターは、UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータ、電力ランピングステップサイズの調整パラメータ、及びランダムアクセスバックオフの調整パラメータのうち少なくとも1つを含み、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターに基づいて、前記UEのランダムアクセス過程中の電力を補正し、ランダムアクセス過程中のプリアンブル送信タイミングを補正する処理ユニットと、を含む。
本発明の実施例にて提供されるユーザ機器UEは、プロセッサと、プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを格納するためのメモリとを含み、
ただし、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムが実行されると、前記方法のステップを実行するために用いられる。
ただし、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムが実行されると、前記方法のステップを実行するために用いられる。
本発明の実施例は、コンピュータ実行可能なコマンドを格納するコンピュータ記憶媒体を提供し、前記コンピュータ実行可能なコマンドが実行されると、前記方法のステップが実施される。
本発明の実施例の技術的解決手段は、UEの速度に基づいて対応するスケーリングファクターを確定でき、さらにスケーリングファクターのうち、UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータ、電力ランピングステップサイズの調整パラメータ、及びランダムアクセスバックオフの調整パラメータのうち少なくとも1つのパラメータに基づいてランダムアクセス処理を行う。こうすることで、ランダムアクセスの過程とUEの速度とを組み合わせることができ、それによりランダムアクセス過程の進行速度を調整して、ネットワークに高速にアクセスし、移動ロバスト性を向上させる目的を実現する。
本発明の実施例の特徴及び技術内容をより詳細に理解できるように、以下、添付図面を参照して本発明の実施例の実施について詳細に説明するが、添付図面は、参照して説明するためのものにすぎず、本発明の実施例を限定するものではない。
実施例1
本発明の実施例は、UEに適用されるUEのランダムアクセス電力の制御方法を提供し、図1に示すように、前記方法は、
ネットワーク側から送信されるシステムブロードキャスト情報を受信するステップ101と、
前記システムブロードキャスト情報から前記UEの速度に対応するスケーリングファクターを取得し、ただし、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターは、UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータ、電力ランピングステップサイズの調整パラメータ、及びランダムアクセスバックオフの調整パラメータのうち少なくとも1つを含むステップ102と、
前記UEの速度に対応するスケーリングファクターに基づいて、前記UEのランダムアクセス過程中の電力を補正し、ランダムアクセス過程中のプリアンブル送信タイミングを補正するステップ103と、を含む。
本発明の実施例は、UEに適用されるUEのランダムアクセス電力の制御方法を提供し、図1に示すように、前記方法は、
ネットワーク側から送信されるシステムブロードキャスト情報を受信するステップ101と、
前記システムブロードキャスト情報から前記UEの速度に対応するスケーリングファクターを取得し、ただし、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターは、UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータ、電力ランピングステップサイズの調整パラメータ、及びランダムアクセスバックオフの調整パラメータのうち少なくとも1つを含むステップ102と、
前記UEの速度に対応するスケーリングファクターに基づいて、前記UEのランダムアクセス過程中の電力を補正し、ランダムアクセス過程中のプリアンブル送信タイミングを補正するステップ103と、を含む。
まず、UEがネットワーク側から送信される情報を受信し、具体的には、ネットワーク側がシステムブロードキャストを介してUEの速度に基づくスケーリングファクターをブロードキャストすることを含み、
ただし、前記UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータは、前記UEがランダムアクセスを行う最初送信プリアンブルの受信目標電力のファクター又はオフセットを含み、
前記電力ランピングステップサイズの調整パラメータは、前記UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのファクター又はオフセットを含み、
前記ランダムアクセスバックオフの調整パラメータは、ランダムアクセスバックオフのファクター又はオフセットを含む。
ただし、前記UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータは、前記UEがランダムアクセスを行う最初送信プリアンブルの受信目標電力のファクター又はオフセットを含み、
前記電力ランピングステップサイズの調整パラメータは、前記UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのファクター又はオフセットを含み、
前記ランダムアクセスバックオフの調整パラメータは、ランダムアクセスバックオフのファクター又はオフセットを含む。
具体的には、前記スケーリングファクターには、ランダムアクセスに用いられるUEの最初送信プリアンブルPREAMBLEの受信目標電力のファクター又はオフセット、ランダムアクセス電力ランピングステップサイズのファクター又はオフセット、及びランダムアクセスバックオフのファクター又はオフセットのうち少なくとも1つを含む。
また、ネットワーク側から送信されるのは一連のスケーリングファクター、つまり複数のUEの速度、又は複数のUEの速度範囲に対応する異なるスケーリングファクターであってもよく、そして、UEは自体の現在の移動速度に基づいて、対応するスケーリングファクターを選択して今回のランダムアクセスの補正を行うスケーリングファクターとすると理解することもでき、つまり、これは以下のようである。
前記UEの速度に対応するスケーリングファクターを取得する前記ステップは、
前記UEが移動速度に基づいてそれに対応する速度範囲を確定することと、
前記UEに対応する速度範囲に基づいて、対応するスケーリングファクターを選択することとを含む。
前記UEの速度に対応するスケーリングファクターを取得する前記ステップは、
前記UEが移動速度に基づいてそれに対応する速度範囲を確定することと、
前記UEに対応する速度範囲に基づいて、対応するスケーリングファクターを選択することとを含む。
ここで、UEの速度は、相対値であってもよいし、UEの速度の絶対値又は範囲であってもよく、1つのスケーリングファクター又はオフセットに対応する。例えば相対速度、例えば、UEの移動状態の通常、中速、高速はそれぞれ1つのスケーリングファクター又はオフセットに対応する。UEは速度がどのレベルかを判断し、どのファクターかを決定する。例えばa km/hからb km/hまでのような絶対速度範囲は、1つのスケーリングファクター又はオフセットに対応し、UEは、自体の実際の速度に基づいてどのスケーリングファクター又はオフセットを使用するかを決定する。
以下、前述のスケーリングファクターにおける様々なパラメータをどのように使用するかについて具体的に説明する。
1番目、最初送信プリアンブルの受信目標電力を補正する。
前記UEの速度に対応するスケーリングファクターに基づいて、前記UEのランダムアクセス過程中の電力を補正することは、
UEがランダムにアクセスする最初送信プリアンブルの受信目標電力と、ランダムアクセスを行う最初送信プリアンブルの受信目標電力のファクターとの乗算により、補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力を取得すること、
又は、
UEがランダムにアクセスする最初送信プリアンブルの受信目標電力と、ランダムアクセスを行う最初送信プリアンブルの受信目標電力のオフセットとの加算により、補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力を取得することを含む。
UEがランダムにアクセスする最初送信プリアンブルの受信目標電力と、ランダムアクセスを行う最初送信プリアンブルの受信目標電力のファクターとの乗算により、補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力を取得すること、
又は、
UEがランダムにアクセスする最初送信プリアンブルの受信目標電力と、ランダムアクセスを行う最初送信プリアンブルの受信目標電力のオフセットとの加算により、補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力を取得することを含む。
つまり、UEは、ランダムアクセス過程に、ランダムにアクセスするUEの最初送信preambleの受信目標電力を補正し、ランダムにアクセスするUEの最初送信PREAMBLEの受信目標電力は、システムブロードキャスト内でブロードキャストされるランダムにアクセスするUEの最初送信PREAMBLEの受信目標電力×ランダムにアクセスするUEの最初送信PREAMBLEの受信目標電力のファクター、又はシステムブロードキャスト内でブロードキャストされるランダムアクセスのUE最初送信PREAMBLEの受信目標電力+ランダムにアクセスするUEの最初送信PREAMBLEの受信目標電力のオフセットに補正される。
2番目、UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズを補正する。
前記UEの速度に対応するスケーリングファクターに基づいて、前記UEのランダムアクセス過程中の電力を補正することは、
UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズと、UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのファクターとの乗算により、補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズを取得すること、
又は、
UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズと、UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのオフセットとの加算により、補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズを取得することを含む。
UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズと、UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのファクターとの乗算により、補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズを取得すること、
又は、
UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズと、UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのオフセットとの加算により、補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズを取得することを含む。
ここで、電力ランピングステップサイズは、UEがランダムにアクセスする過程にランダムアクセスの電力ランピングステップサイズを補正したものとして理解することができる。相応して、UEがランダムアクセス過程にランダムアクセスの電力ランピングステップサイズを補正し、ランダムアクセスの電力ランピングステップサイズは、システムブロードキャスト内でブロードキャストされるランダムアクセスの電力ランピングステップサイズ×ランダムアクセスの電力ランピングステップサイズのファクター、又はシステムブロードキャスト内でブロードキャストされるランダムアクセスの電力ランピングステップサイズ+ランダムアクセスの電力ランピングステップサイズのオフセットに補正される。
3番目、ランダムアクセスバックオフ値を補正する。
このような補正処理には、2つの方法を含んでよい。1番目の方法は、ネットワーク側に指示されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのファクターとの乗算により、補正後のランダムアクセスバックオフ基準値を取得し、又はネットワーク側に指示されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのオフセットとの加算により、補正後のランダムアクセスバックオフ基準値を取得し、
補正後のランダムアクセスバックオフ基準値に基づいて、補正後のランダムアクセスバックオフ値を生成し、ただし、前記補正後のランダムアクセスバックオフ値は、ゼロより大きく、且つ前記補正後のランダムアクセスバックオフ基準値より小さい方法である。
補正後のランダムアクセスバックオフ基準値に基づいて、補正後のランダムアクセスバックオフ値を生成し、ただし、前記補正後のランダムアクセスバックオフ値は、ゼロより大きく、且つ前記補正後のランダムアクセスバックオフ基準値より小さい方法である。
つまり、UEがランダムアクセス過程でランダムアクセスバックオフを補正し、ランダムアクセスバックオフ基準値は、RARで指示されるランダムアクセスバックオフ×ランダムアクセスバックオフのファクター、又は、RARで指示されるランダムアクセスバックオフ+ランダムアクセスバックオフのオフセットであり、
続いて、補正後のランダムアクセスバックオフ基準値に基づいて、0から補正後のランダムアクセスバックオフ値の間にある1つのランダムアクセスバックオフ値をランダムに生成する。
続いて、補正後のランダムアクセスバックオフ基準値に基づいて、0から補正後のランダムアクセスバックオフ値の間にある1つのランダムアクセスバックオフ値をランダムに生成する。
2番目の方法は、
ランダムに生成されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのファクターとの乗算により、補正後のランダムアクセスバックオフを取得し、
又は、ランダムに生成されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのオフセットとの加算により、補正後のランダムアクセスバックオフを取得する方法である。
ランダムに生成されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのファクターとの乗算により、補正後のランダムアクセスバックオフを取得し、
又は、ランダムに生成されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのオフセットとの加算により、補正後のランダムアクセスバックオフを取得する方法である。
1番目の方法との相違点は、この方法がランダムアクセスバックオフを直接計算で取得することであり、つまり、UEがランダムアクセス過程でランダムアクセスバックオフを補正し、ランダムアクセスバックオフは、ランダムに生成されたランダムアクセスバックオフ×ランダムアクセスバックオフのファクター、又は、ランダムに生成されたランダムアクセスバックオフ+ランダムアクセスバックオフのオフセットに補正される。
以上の説明に基づいて、補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力、補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズ、及び補正後のランダムアクセスバックオフを取得して、ランダムアクセス中にプリアンブルの送信処理を行うことができ、具体的には、
補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力及び補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのうち少なくとも1つに基づいて、プリアンブルの送信電力を確定し、補正後のランダムアクセスバックオフに基づいてプリアンブルの送信タイミングを確定する。
補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力及び補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのうち少なくとも1つに基づいて、プリアンブルの送信電力を確定し、補正後のランダムアクセスバックオフに基づいてプリアンブルの送信タイミングを確定する。
つまり、補正後のプリアンブルの受信目標電力と補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズとの加算により、プリアンブルの送信電力を取得できる。もちろん、他の処理方法も存在し、ここでは網羅的な説明を行わない。
上記の態様を採用することにより、UEの速度に基づいて対応するスケーリングファクターを確定し、さらにスケーリングファクターのうち、UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータ、ステップサイズの調整パラメータ、及びランダムアクセスバックオフの調整パラメータのうち少なくとも1つのパラメータに基づいてランダムアクセス処理を行うことができることがわかる。こうすることで、ランダムアクセスの過程とUEの速度とを組み合わせることができ、それによりランダムアクセス過程の進行速度を調整して、ネットワークに高速にアクセスし、移動ロバスト性を向上させる目的を実現する。
実施例2
本発明の実施例は、UEを提供し、図2に示すように、前記方法は、
ネットワーク側から送信されるシステムブロードキャスト情報を受信する通信ユニット21と、
前記システムブロードキャスト情報から前記UEの速度に対応するスケーリングファクターを取得し、ただし、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターは、UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータ、ステップサイズの調整パラメータ、及びランダムアクセスバックオフの調整パラメータのうち少なくとも1つを含み、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターに基づいて、前記UEのランダムアクセス過程中の電力を補正し、ランダムアクセス過程中のプリアンブル送信タイミングを補正する処理ユニット22とを含む。
本発明の実施例は、UEを提供し、図2に示すように、前記方法は、
ネットワーク側から送信されるシステムブロードキャスト情報を受信する通信ユニット21と、
前記システムブロードキャスト情報から前記UEの速度に対応するスケーリングファクターを取得し、ただし、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターは、UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータ、ステップサイズの調整パラメータ、及びランダムアクセスバックオフの調整パラメータのうち少なくとも1つを含み、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターに基づいて、前記UEのランダムアクセス過程中の電力を補正し、ランダムアクセス過程中のプリアンブル送信タイミングを補正する処理ユニット22とを含む。
まず、UEがネットワーク側から送信される情報を受信することは、具体的には、ネットワーク側がシステムブロードキャストを介してUEの速度に基づくスケーリングファクターをブロードキャストすることを含み、
ただし、前記UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータは、前記UEがランダムアクセスを行う最初送信プリアンブルの受信目標電力のファクター又はオフセットを含み、
前記ステップサイズの調整パラメータは、前記UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのファクター又はオフセットを含み、
前記ランダムアクセスバックオフの調整パラメータは、ランダムアクセスバックオフのファクター又はオフセットを含む。
ただし、前記UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータは、前記UEがランダムアクセスを行う最初送信プリアンブルの受信目標電力のファクター又はオフセットを含み、
前記ステップサイズの調整パラメータは、前記UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのファクター又はオフセットを含み、
前記ランダムアクセスバックオフの調整パラメータは、ランダムアクセスバックオフのファクター又はオフセットを含む。
具体的には、前記スケーリングファクターには、ランダムアクセスに用いられるUEの最初送信プリアンブルPREAMBLEの受信目標電力のファクター又はオフセット、ランダムアクセス電力ランピングステップサイズのファクター又はオフセット、及びランダムアクセスバックオフのファクター又はオフセットのうち少なくとも1つを含む。
また、ネットワーク側から送信されるのは一連のスケーリングファクター、つまり複数のUEの速度、又は複数のUEの速度範囲に対応する異なるスケーリングファクターであってもよく、そして、UEは自体の現在の移動速度に基づいて、対応するスケーリングファクターを選択して今回のランダムアクセスの補正を行うスケーリングファクターとすると理解することもでき、つまり、これは以下のようである。
前記処理ユニット22は、移動速度に基づいてそれに対応する速度範囲を確定し、
前記UEに対応する速度範囲に基づいて、対応するスケーリングファクターを選択する。
前記処理ユニット22は、移動速度に基づいてそれに対応する速度範囲を確定し、
前記UEに対応する速度範囲に基づいて、対応するスケーリングファクターを選択する。
ここで、UEの速度は、相対値であってもよいし、UEの速度の絶対値又は範囲であってもよく、1つのスケーリングファクター又はオフセットに対応する。例えば相対速度、例えば、UEの移動状態の通常、中速、高速はそれぞれ1つのスケーリングファクター又はオフセットに対応する。UEは速度がどのレベルかを判断し、どのファクターかを決定する。例えばa km/hからb km/hまでのような絶対速度範囲は、1つのスケーリングファクター又はオフセットに対応し、UEは、自体の実際の速度に基づいてどのスケーリングファクター又はオフセットを使用するかを決定する。
以下、前述のスケーリングファクターにおける様々なパラメータをどのように使用するかについて具体的に説明する。
1番目、最初送信プリアンブルの受信目標電力を補正する。
前記処理ユニット22は、UEがランダムにアクセスする最初送信プリアンブルの受信目標電力と、ランダムアクセスを行う最初送信プリアンブルの受信目標電力のファクターとの乗算により、補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力を取得し、
又は、
UEがランダムにアクセスする最初送信プリアンブルの受信目標電力と、ランダムアクセスを行う最初送信プリアンブルの受信目標電力のオフセットとの加算により、補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力を取得する。
又は、
UEがランダムにアクセスする最初送信プリアンブルの受信目標電力と、ランダムアクセスを行う最初送信プリアンブルの受信目標電力のオフセットとの加算により、補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力を取得する。
つまり、UEは、ランダムアクセス過程に、ランダムにアクセスするUEの最初送信preambleの受信目標電力を補正し、ランダムにアクセスするUEの最初送信PREAMBLEの受信目標電力は、システムブロードキャスト内でブロードキャストされるランダムにアクセスするUEの最初送信PREAMBLEの受信目標電力×ランダムにアクセスするUEの最初送信PREAMBLEの受信目標電力のファクター、又は、システムブロードキャスト内でブロードキャストされるランダムアクセスのUE最初送信PREAMBLEの受信目標電力+ランダムにアクセスするUEの最初送信PREAMBLEの受信目標電力のオフセットに補正される。
2番目、UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズを補正する。
前記処理ユニット22は、UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズと、UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのファクターとの乗算により、補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズを取得し、
又は、
UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズと、UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのオフセットとの加算により、補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズを取得する。
又は、
UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズと、UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのオフセットとの加算により、補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズを取得する。
ここで、電力ランピングステップサイズは、UEがランダムにアクセスする過程にランダムアクセスの電力ランピングステップサイズを補正したものとして理解することができる。相応して、UEがランダムアクセス過程にランダムアクセスの電力ランピングステップサイズを補正し、ランダムアクセスの電力ランピングステップサイズは、システムブロードキャスト内でブロードキャストされるランダムアクセスの電力ランピングステップサイズ×ランダムアクセスの電力ランピングステップサイズのファクター、又は、システムブロードキャスト内でブロードキャストされるランダムアクセスの電力ランピングステップサイズ+ランダムアクセスの電力ランピングステップサイズのオフセットに補正される。
3番目、ランダムアクセスバックオフ値を補正する。
このような補正処理には、2つの方法を含んでよい。1番目の方法は、処理ユニット22が、ネットワーク側に指示されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのファクターとの乗算により、補正後のランダムアクセスバックオフ基準値を取得し、又は、ネットワーク側に指示されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのオフセットとの加算により、補正後のランダムアクセスバックオフ基準値を取得し、
補正後のランダムアクセスバックオフ基準値に基づいて、補正後のランダムアクセスバックオフ値を生成し、ただし、前記補正後のランダムアクセスバックオフ値が、ゼロより大きく、且つ前記補正後のランダムアクセスバックオフ基準値より小さい方法である。
補正後のランダムアクセスバックオフ基準値に基づいて、補正後のランダムアクセスバックオフ値を生成し、ただし、前記補正後のランダムアクセスバックオフ値が、ゼロより大きく、且つ前記補正後のランダムアクセスバックオフ基準値より小さい方法である。
つまり、UEがランダムアクセス過程でランダムアクセスバックオフを補正し、ランダムアクセスバックオフ基準値は、RARで指示されるランダムアクセスバックオフ×ランダムアクセスバックオフのファクター、又は、RARで指示されるランダムアクセスバックオフ+ランダムアクセスバックオフのオフセットであり、
続いて、補正後のランダムアクセスバックオフ基準値に基づいて、0から補正後のランダムアクセスバックオフ値の間にある1つのランダムアクセスバックオフ値をランダムに生成する。
続いて、補正後のランダムアクセスバックオフ基準値に基づいて、0から補正後のランダムアクセスバックオフ値の間にある1つのランダムアクセスバックオフ値をランダムに生成する。
2番目の方法は、
処理ユニット22は、ランダムに生成されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのファクターとの乗算により、補正後のランダムアクセスバックオフを取得し、
又は、ランダムに生成されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのオフセットとの加算により、補正後のランダムアクセスバックオフを取得する方法である。
処理ユニット22は、ランダムに生成されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのファクターとの乗算により、補正後のランダムアクセスバックオフを取得し、
又は、ランダムに生成されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのオフセットとの加算により、補正後のランダムアクセスバックオフを取得する方法である。
1番目の方法との相違点は、この方法がランダムアクセスバックオフを直接計算で取得することであり、つまり、UEがランダムアクセス過程でランダムアクセスバックオフを補正し、ランダムアクセスバックオフは、ランダムに生成されたランダムアクセスバックオフ×ランダムアクセスバックオフのファクター、又は、ランダムに生成されたランダムアクセスバックオフ+ランダムアクセスバックオフのオフセットに補正される。
以上の説明に基づいて、補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力、補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズ、及び補正後のランダムアクセスバックオフを取得して、ランダムアクセス中にプリアンブルの送信処理を行うことができ、具体的には、
処理ユニット22は、補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力及び補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのうち少なくとも1つに基づいて、プリアンブルの送信電力を確定し、補正後のランダムアクセスバックオフに基づいてプリアンブルの送信タイミングを確定する。
処理ユニット22は、補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力及び補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのうち少なくとも1つに基づいて、プリアンブルの送信電力を確定し、補正後のランダムアクセスバックオフに基づいてプリアンブルの送信タイミングを確定する。
つまり、補正後のプリアンブルの受信目標電力と補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズとの加算により、プリアンブルの送信電力を取得できる。もちろん、他の処理方法も存在し、ここでは網羅的な説明を行わない。
上記の態様を採用することにより、UEの速度に基づいて対応するスケーリングファクターを確定し、さらにスケーリングファクターのうち、UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータ、ステップサイズの調整パラメータ、及びランダムアクセスバックオフの調整パラメータのうち少なくとも1つのパラメータに基づいてランダムアクセス処理を行うことができることがわかる。こうすることで、ランダムアクセスの過程とUEの速度とを組み合わせることができ、それによりランダムアクセス過程の進行速度を調整して、ネットワークに高速にアクセスし、移動ロバスト性を向上させる目的を実現する。
本発明の実施例は、さらに、ユーザ機器のハードウェアアーキテクチャを提供し、図3に示すように、それは、少なくとも1つのプロセッサ31と、メモリ32と、少なくとも1つのネットワークインターフェース33とを含む。各コンポーネントは、バスシステム34を介して一体に結合される。バスシステム34は、これらのコンポーネントの間の接続及び通信を実施するために用いられることが理解できる。バスシステム34は、データバス以外に、電源バス、制御バス、及びステータス信号バスも含む。しかし、説明を分かりやすくするために、図3では、各種のバスをバスシステム34と表記している。
本発明の実施例におけるメモリ32は、揮発性メモリであっても、不揮発性メモリであってもよく、又は揮発性メモリと不揮発性メモリの両方とも含んでもよいことが理解できる。
いくつかの実施形態において、メモリ32には、モジュール若しくはデータ構造、又はそれらのサブセット、又はそれらの拡張セットを実行可能であるオペレーティングシステム321及びアプリケーションプログラム322が格納される。
ただし、前記プロセッサ31は、前記の実施例1の方法のステップを処理できるように構成されており、ここでは詳細な説明を省略する。
本発明の実施例は、コンピュータ記憶媒体を提供し、前記コンピュータ記憶媒体には、コンピュータで実行可能なコマンドが格納され、前記コンピュータ実行可能なコマンドが実行されると、前記実施例1の方法のステップが実施される。
本発明の実施例にかかる装置は、ソフトウェア機能モジュールの形態で実装されると同時に、独立した製品として販売または使用される場合、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよい。このような理解に基づいて、本発明の実施例の技術的解決手段は、本質上、又は既存の技術に貢献がある部分が、ソフトウェア製品の形態で具現化されることができ、当該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に格納され、コンピュータ機器(パソコン、サーバ、又はネットワーク機器など)に本発明の各実施例の前記方法の全部又は一部を実行させるためのいくつかのコマンドを含む。前記記憶媒体は、USBフラッシュメモリ、ポータブルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM、Read Only Memory)、磁気ディスクもしくはコンパクトディスクなど、プロクラムコードを格納できる様々な媒体を含む。こうすると、本発明の実施例は、ハードウェアとソフトウェアのいかなる特定の組み合わせにも限定されない。
相応して、本発明の実施例は、さらに、コンピュータプログラムを格納するコンピュータ記憶媒体を提供し、当該コンピュータプログラムは、本発明の実施例のデータスケジューリング方法を実行するように構成される。
本発明の好ましい実施例は、例示するために開示されたが、当業者であれば、種々な改良、追加、及び置き換えも可能であることを理解でき、したがって、本発明の範囲は上記の実施例に限定されない。
本開示は、情報処理技術の分野に関し、特に、ユーザ機器(User equipment、UE)のランダムアクセス電力の制御方法、UE及びコンピュータ記憶媒体に関する。
現在、新ラジオ(New Radio、NR)において、システムブロードキャスト情報は、最小システム情報(minimum system information、MSI)と他のシステム情報(other system information、OSI)に分けられ、ただし、OSIは、従来の周期的に全部ブロードキャストされる方法ではなく、UEのリクエストに基づいて、ネットワーク側から送信することができる。UEのリクエストに対して、ランダムアクセス過程中のMSG1又はMSG3でネットワーク側に要求されたOSIを指示できる。
移動速度が非常に速いUEに対しては、UEが隣接セルを迅速に選択するため、OSIを可能な限り早く取得してアイドル状態(idle)モビリティ要件を満たす必要がある。シーンの切り替えに対し、切り替えの性能要件を満たすように高速に移動するUEも迅速に切り替える必要がある。したがって、高速UEに対しては、ランダムアクセス時間を短縮する必要がある。
上記の技術問題を解決するために、本開示の実施例は、UEのランダムアクセス電力の制御方法、UE及びコンピュータ記憶媒体を提供する。
本開示の実施例は、UEに適用されるユーザ機器UEのランダムアクセス電力の制御方法を提供し、前記方法は、
ネットワーク側から送信されるシステムブロードキャスト情報を受信するステップと、
前記システムブロードキャスト情報から前記UEの速度に対応するスケーリングファクターを取得し、ただし、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターは、UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータ、電力ランピングステップサイズの調整パラメータ、及びランダムアクセスバックオフの調整パラメータのうち少なくとも1つを含むステップと、
前記UEの速度に対応するスケーリングファクターに基づいて、前記UEのランダムアクセス過程中の電力を補正し、ランダムアクセス過程中のプリアンブル送信タイミングを補正するステップと、を含む。
ネットワーク側から送信されるシステムブロードキャスト情報を受信するステップと、
前記システムブロードキャスト情報から前記UEの速度に対応するスケーリングファクターを取得し、ただし、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターは、UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータ、電力ランピングステップサイズの調整パラメータ、及びランダムアクセスバックオフの調整パラメータのうち少なくとも1つを含むステップと、
前記UEの速度に対応するスケーリングファクターに基づいて、前記UEのランダムアクセス過程中の電力を補正し、ランダムアクセス過程中のプリアンブル送信タイミングを補正するステップと、を含む。
本開示の実施例は、UEを提供し、前記UEは、
ネットワーク側から送信されるシステムブロードキャスト情報を受信する通信ユニットと、
前記システムブロードキャスト情報から前記UEの速度に対応するスケーリングファクターを取得し、ただし、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターは、UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータ、電力ランピングステップサイズの調整パラメータ、及びランダムアクセスバックオフの調整パラメータのうち少なくとも1つを含み、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターに基づいて、前記UEのランダムアクセス過程中の電力を補正し、ランダムアクセス過程中のプリアンブル送信タイミングを補正する処理ユニットと、を含む。
ネットワーク側から送信されるシステムブロードキャスト情報を受信する通信ユニットと、
前記システムブロードキャスト情報から前記UEの速度に対応するスケーリングファクターを取得し、ただし、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターは、UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータ、電力ランピングステップサイズの調整パラメータ、及びランダムアクセスバックオフの調整パラメータのうち少なくとも1つを含み、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターに基づいて、前記UEのランダムアクセス過程中の電力を補正し、ランダムアクセス過程中のプリアンブル送信タイミングを補正する処理ユニットと、を含む。
本開示の実施例にて提供されるユーザ機器UEは、プロセッサと、プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを格納するためのメモリとを含み、
ただし、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムが実行されると、前記方法のステップを実行するために用いられる。
ただし、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムが実行されると、前記方法のステップを実行するために用いられる。
本開示の実施例は、コンピュータ実行可能なコマンドを格納するコンピュータ記憶媒体を提供し、前記コンピュータ実行可能なコマンドが実行されると、前記方法のステップが実施される。
本開示の実施例の技術的解決手段は、UEの速度に基づいて対応するスケーリングファクターを確定でき、さらにスケーリングファクターのうち、UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータ、電力ランピングステップサイズの調整パラメータ、及びランダムアクセスバックオフの調整パラメータのうち少なくとも1つのパラメータに基づいてランダムアクセス処理を行う。こうすることで、ランダムアクセスの過程とUEの速度とを組み合わせることができ、それによりランダムアクセス過程の進行速度を調整して、ネットワークに高速にアクセスし、移動ロバスト性を向上させる目的を実現する。
本開示の実施例の特徴及び技術内容をより詳細に理解できるように、以下、添付図面を参照して本開示の実施例の実施について詳細に説明するが、添付図面は、参照して説明するためのものにすぎず、本開示の実施例を限定するものではない。
実施例1
本開示の実施例は、UEに適用されるUEのランダムアクセス電力の制御方法を提供し、図1に示すように、前記方法は、
ネットワーク側から送信されるシステムブロードキャスト情報を受信するステップ101と、
前記システムブロードキャスト情報から前記UEの速度に対応するスケーリングファクターを取得し、ただし、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターは、UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータ、電力ランピングステップサイズの調整パラメータ、及びランダムアクセスバックオフの調整パラメータのうち少なくとも1つを含むステップ102と、
前記UEの速度に対応するスケーリングファクターに基づいて、前記UEのランダムアクセス過程中の電力を補正し、ランダムアクセス過程中のプリアンブル送信タイミングを補正するステップ103と、を含む。
本開示の実施例は、UEに適用されるUEのランダムアクセス電力の制御方法を提供し、図1に示すように、前記方法は、
ネットワーク側から送信されるシステムブロードキャスト情報を受信するステップ101と、
前記システムブロードキャスト情報から前記UEの速度に対応するスケーリングファクターを取得し、ただし、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターは、UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータ、電力ランピングステップサイズの調整パラメータ、及びランダムアクセスバックオフの調整パラメータのうち少なくとも1つを含むステップ102と、
前記UEの速度に対応するスケーリングファクターに基づいて、前記UEのランダムアクセス過程中の電力を補正し、ランダムアクセス過程中のプリアンブル送信タイミングを補正するステップ103と、を含む。
まず、UEがネットワーク側から送信される情報を受信し、具体的には、ネットワーク側がシステムブロードキャストを介してUEの速度に基づくスケーリングファクターをブロードキャストすることを含み、
ただし、前記UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータは、前記UEがランダムアクセスを行う最初送信プリアンブルの受信目標電力のファクター又はオフセットを含み、
前記電力ランピングステップサイズの調整パラメータは、前記UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのファクター又はオフセットを含み、
前記ランダムアクセスバックオフの調整パラメータは、ランダムアクセスバックオフのファクター又はオフセットを含む。
ただし、前記UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータは、前記UEがランダムアクセスを行う最初送信プリアンブルの受信目標電力のファクター又はオフセットを含み、
前記電力ランピングステップサイズの調整パラメータは、前記UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのファクター又はオフセットを含み、
前記ランダムアクセスバックオフの調整パラメータは、ランダムアクセスバックオフのファクター又はオフセットを含む。
具体的には、前記スケーリングファクターには、ランダムアクセスに用いられるUEの最初送信プリアンブルPREAMBLEの受信目標電力のファクター又はオフセット、ランダムアクセス電力ランピングステップサイズのファクター又はオフセット、及びランダムアクセスバックオフのファクター又はオフセットのうち少なくとも1つを含む。
また、ネットワーク側から送信されるのは一連のスケーリングファクター、つまり複数のUEの速度、又は複数のUEの速度範囲に対応する異なるスケーリングファクターであってもよく、そして、UEは自体の現在の移動速度に基づいて、対応するスケーリングファクターを選択して今回のランダムアクセスの補正を行うスケーリングファクターとすると理解することもでき、つまり、これは以下のようである。
前記UEの速度に対応するスケーリングファクターを取得する前記ステップは、
前記UEが移動速度に基づいてそれに対応する速度範囲を確定することと、
前記UEに対応する速度範囲に基づいて、対応するスケーリングファクターを選択することとを含む。
前記UEの速度に対応するスケーリングファクターを取得する前記ステップは、
前記UEが移動速度に基づいてそれに対応する速度範囲を確定することと、
前記UEに対応する速度範囲に基づいて、対応するスケーリングファクターを選択することとを含む。
ここで、UEの速度は、相対値であってもよいし、UEの速度の絶対値又は範囲であってもよく、1つのスケーリングファクター又はオフセットに対応する。例えば相対速度、例えば、UEの移動状態の通常、中速、高速はそれぞれ1つのスケーリングファクター又はオフセットに対応する。UEは速度がどのレベルかを判断し、どのファクターかを決定する。例えばa km/hからb km/hまでのような絶対速度範囲は、1つのスケーリングファクター又はオフセットに対応し、UEは、自体の実際の速度に基づいてどのスケーリングファクター又はオフセットを使用するかを決定する。
以下、前述のスケーリングファクターにおける様々なパラメータをどのように使用するかについて具体的に説明する。
1番目、最初送信プリアンブルの受信目標電力を補正する。
前記UEの速度に対応するスケーリングファクターに基づいて、前記UEのランダムアクセス過程中の電力を補正することは、
UEがランダムにアクセスする最初送信プリアンブルの受信目標電力と、ランダムアクセスを行う最初送信プリアンブルの受信目標電力のファクターとの乗算により、補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力を取得すること、
又は、
UEがランダムにアクセスする最初送信プリアンブルの受信目標電力と、ランダムアクセスを行う最初送信プリアンブルの受信目標電力のオフセットとの加算により、補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力を取得することを含む。
UEがランダムにアクセスする最初送信プリアンブルの受信目標電力と、ランダムアクセスを行う最初送信プリアンブルの受信目標電力のファクターとの乗算により、補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力を取得すること、
又は、
UEがランダムにアクセスする最初送信プリアンブルの受信目標電力と、ランダムアクセスを行う最初送信プリアンブルの受信目標電力のオフセットとの加算により、補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力を取得することを含む。
つまり、UEは、ランダムアクセス過程に、ランダムにアクセスするUEの最初送信PREAMBLEの受信目標電力を補正し、ランダムにアクセスするUEの最初送信PREAMBLEの受信目標電力は、システムブロードキャスト内でブロードキャストされるランダムにアクセスするUEの最初送信PREAMBLEの受信目標電力×ランダムにアクセスするUEの最初送信PREAMBLEの受信目標電力のファクター、又はシステムブロードキャスト内でブロードキャストされるランダムアクセスのUE最初送信PREAMBLEの受信目標電力+ランダムにアクセスするUEの最初送信PREAMBLEの受信目標電力のオフセットに補正される。
2番目、UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズを補正する。
前記UEの速度に対応するスケーリングファクターに基づいて、前記UEのランダムアクセス過程中の電力を補正することは、
UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズと、UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのファクターとの乗算により、補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズを取得すること、
又は、
UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズと、UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのオフセットとの加算により、補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズを取得することを含む。
UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズと、UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのファクターとの乗算により、補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズを取得すること、
又は、
UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズと、UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのオフセットとの加算により、補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズを取得することを含む。
ここで、電力ランピングステップサイズは、UEがランダムにアクセスする過程にランダムアクセスの電力ランピングステップサイズを補正したものとして理解することができる。相応して、UEがランダムアクセス過程にランダムアクセスの電力ランピングステップサイズを補正し、ランダムアクセスの電力ランピングステップサイズは、システムブロードキャスト内でブロードキャストされるランダムアクセスの電力ランピングステップサイズ×ランダムアクセスの電力ランピングステップサイズのファクター、又はシステムブロードキャスト内でブロードキャストされるランダムアクセスの電力ランピングステップサイズ+ランダムアクセスの電力ランピングステップサイズのオフセットに補正される。
3番目、ランダムアクセスバックオフ値を補正する。
このような補正処理には、2つの方法を含んでよい。1番目の方法は、ネットワーク側に指示されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのファクターとの乗算により、補正後のランダムアクセスバックオフ基準値を取得し、又はネットワーク側に指示されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのオフセットとの加算により、補正後のランダムアクセスバックオフ基準値を取得し、
補正後のランダムアクセスバックオフ基準値に基づいて、補正後のランダムアクセスバックオフ値を生成し、ただし、前記補正後のランダムアクセスバックオフ値は、ゼロより大きく、且つ前記補正後のランダムアクセスバックオフ基準値より小さい方法である。
補正後のランダムアクセスバックオフ基準値に基づいて、補正後のランダムアクセスバックオフ値を生成し、ただし、前記補正後のランダムアクセスバックオフ値は、ゼロより大きく、且つ前記補正後のランダムアクセスバックオフ基準値より小さい方法である。
つまり、UEがランダムアクセス過程でランダムアクセスバックオフを補正し、ランダムアクセスバックオフ基準値は、ランダムアクセス応答(random access response、RAR)で指示されるランダムアクセスバックオフ×ランダムアクセスバックオフのファクター、又は、RARで指示されるランダムアクセスバックオフ+ランダムアクセスバックオフのオフセットであり、
続いて、補正後のランダムアクセスバックオフ基準値に基づいて、0から補正後のランダムアクセスバックオフ基準値の間にある1つのランダムアクセスバックオフ値をランダムに生成する。
続いて、補正後のランダムアクセスバックオフ基準値に基づいて、0から補正後のランダムアクセスバックオフ基準値の間にある1つのランダムアクセスバックオフ値をランダムに生成する。
2番目の方法は、
ランダムに生成されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのファクターとの乗算により、補正後のランダムアクセスバックオフを取得し、
又は、ランダムに生成されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのオフセットとの加算により、補正後のランダムアクセスバックオフを取得する方法である。
ランダムに生成されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのファクターとの乗算により、補正後のランダムアクセスバックオフを取得し、
又は、ランダムに生成されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのオフセットとの加算により、補正後のランダムアクセスバックオフを取得する方法である。
1番目の方法との相違点は、この方法がランダムアクセスバックオフを直接計算で取得することであり、つまり、UEがランダムアクセス過程でランダムアクセスバックオフを補正し、ランダムアクセスバックオフは、ランダムに生成されたランダムアクセスバックオフ×ランダムアクセスバックオフのファクター、又は、ランダムに生成されたランダムアクセスバックオフ+ランダムアクセスバックオフのオフセットに補正される。
以上の説明に基づいて、補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力、補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズ、及び補正後のランダムアクセスバックオフを取得して、ランダムアクセス中にプリアンブルの送信処理を行うことができ、具体的には、
補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力及び補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのうち少なくとも1つに基づいて、プリアンブルの送信電力を確定し、補正後のランダムアクセスバックオフに基づいてプリアンブルの送信タイミングを確定する。
補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力及び補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのうち少なくとも1つに基づいて、プリアンブルの送信電力を確定し、補正後のランダムアクセスバックオフに基づいてプリアンブルの送信タイミングを確定する。
つまり、補正後のプリアンブルの受信目標電力と補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズとの加算により、プリアンブルの送信電力を取得できる。もちろん、他の処理方法も存在し、ここでは網羅的な説明を行わない。
上記の態様を採用することにより、UEの速度に基づいて対応するスケーリングファクターを確定し、さらにスケーリングファクターのうち、UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータ、ステップサイズの調整パラメータ、及びランダムアクセスバックオフの調整パラメータのうち少なくとも1つのパラメータに基づいてランダムアクセス処理を行うことができることがわかる。こうすることで、ランダムアクセスの過程とUEの速度とを組み合わせることができ、それによりランダムアクセス過程の進行速度を調整して、ネットワークに高速にアクセスし、移動ロバスト性を向上させる目的を実現する。
実施例2
本開示の実施例は、UEを提供し、図2に示すように、前記UEは、
ネットワーク側から送信されるシステムブロードキャスト情報を受信する通信ユニット21と、
前記システムブロードキャスト情報から前記UEの速度に対応するスケーリングファクターを取得し、ただし、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターは、UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータ、電力ランピングステップサイズの調整パラメータ、及びランダムアクセスバックオフの調整パラメータのうち少なくとも1つを含み、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターに基づいて、前記UEのランダムアクセス過程中の電力を補正し、ランダムアクセス過程中のプリアンブル送信タイミングを補正する処理ユニット22とを含む。
本開示の実施例は、UEを提供し、図2に示すように、前記UEは、
ネットワーク側から送信されるシステムブロードキャスト情報を受信する通信ユニット21と、
前記システムブロードキャスト情報から前記UEの速度に対応するスケーリングファクターを取得し、ただし、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターは、UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータ、電力ランピングステップサイズの調整パラメータ、及びランダムアクセスバックオフの調整パラメータのうち少なくとも1つを含み、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターに基づいて、前記UEのランダムアクセス過程中の電力を補正し、ランダムアクセス過程中のプリアンブル送信タイミングを補正する処理ユニット22とを含む。
まず、UEがネットワーク側から送信される情報を受信することは、具体的には、ネットワーク側がシステムブロードキャストを介してUEの速度に基づくスケーリングファクターをブロードキャストすることを含み、
ただし、前記UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータは、前記UEがランダムアクセスを行う最初送信プリアンブルの受信目標電力のファクター又はオフセットを含み、
前記電力ランピングステップサイズの調整パラメータは、前記UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのファクター又はオフセットを含み、
前記ランダムアクセスバックオフの調整パラメータは、ランダムアクセスバックオフのファクター又はオフセットを含む。
ただし、前記UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータは、前記UEがランダムアクセスを行う最初送信プリアンブルの受信目標電力のファクター又はオフセットを含み、
前記電力ランピングステップサイズの調整パラメータは、前記UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのファクター又はオフセットを含み、
前記ランダムアクセスバックオフの調整パラメータは、ランダムアクセスバックオフのファクター又はオフセットを含む。
具体的には、前記スケーリングファクターには、ランダムアクセスに用いられるUEの最初送信プリアンブルPREAMBLEの受信目標電力のファクター又はオフセット、ランダムアクセス電力ランピングステップサイズのファクター又はオフセット、及びランダムアクセスバックオフのファクター又はオフセットのうち少なくとも1つを含む。
また、ネットワーク側から送信されるのは一連のスケーリングファクター、つまり複数のUEの速度、又は複数のUEの速度範囲に対応する異なるスケーリングファクターであってもよく、そして、UEは自体の現在の移動速度に基づいて、対応するスケーリングファクターを選択して今回のランダムアクセスの補正を行うスケーリングファクターとすると理解することもでき、つまり、これは以下のようである。
前記処理ユニット22は、移動速度に基づいてそれに対応する速度範囲を確定し、
前記UEに対応する速度範囲に基づいて、対応するスケーリングファクターを選択する。
前記処理ユニット22は、移動速度に基づいてそれに対応する速度範囲を確定し、
前記UEに対応する速度範囲に基づいて、対応するスケーリングファクターを選択する。
ここで、UEの速度は、相対値であってもよいし、UEの速度の絶対値又は範囲であってもよく、1つのスケーリングファクター又はオフセットに対応する。例えば相対速度、例えば、UEの移動状態の通常、中速、高速はそれぞれ1つのスケーリングファクター又はオフセットに対応する。UEは速度がどのレベルかを判断し、どのファクターかを決定する。例えばa km/hからb km/hまでのような絶対速度範囲は、1つのスケーリングファクター又はオフセットに対応し、UEは、自体の実際の速度に基づいてどのスケーリングファクター又はオフセットを使用するかを決定する。
以下、前述のスケーリングファクターにおける様々なパラメータをどのように使用するかについて具体的に説明する。
1番目、最初送信プリアンブルの受信目標電力を補正する。
前記処理ユニット22は、UEがランダムにアクセスする最初送信プリアンブルの受信目標電力と、ランダムアクセスを行う最初送信プリアンブルの受信目標電力のファクターとの乗算により、補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力を取得し、
又は、
UEがランダムにアクセスする最初送信プリアンブルの受信目標電力と、ランダムアクセスを行う最初送信プリアンブルの受信目標電力のオフセットとの加算により、補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力を取得する。
又は、
UEがランダムにアクセスする最初送信プリアンブルの受信目標電力と、ランダムアクセスを行う最初送信プリアンブルの受信目標電力のオフセットとの加算により、補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力を取得する。
つまり、UEは、ランダムアクセス過程に、ランダムにアクセスするUEの最初送信PREAMBLEの受信目標電力を補正し、ランダムにアクセスするUEの最初送信PREAMBLEの受信目標電力は、システムブロードキャスト内でブロードキャストされるランダムにアクセスするUEの最初送信PREAMBLEの受信目標電力×ランダムにアクセスするUEの最初送信PREAMBLEの受信目標電力のファクター、又は、システムブロードキャスト内でブロードキャストされるランダムアクセスのUE最初送信PREAMBLEの受信目標電力+ランダムにアクセスするUEの最初送信PREAMBLEの受信目標電力のオフセットに補正される。
2番目、UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズを補正する。
前記処理ユニット22は、UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズと、UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのファクターとの乗算により、補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズを取得し、
又は、
UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズと、UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのオフセットとの加算により、補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズを取得する。
又は、
UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズと、UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのオフセットとの加算により、補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズを取得する。
ここで、電力ランピングステップサイズは、UEがランダムにアクセスする過程にランダムアクセスの電力ランピングステップサイズを補正したものとして理解することができる。相応して、UEがランダムアクセス過程にランダムアクセスの電力ランピングステップサイズを補正し、ランダムアクセスの電力ランピングステップサイズは、システムブロードキャスト内でブロードキャストされるランダムアクセスの電力ランピングステップサイズ×ランダムアクセスの電力ランピングステップサイズのファクター、又は、システムブロードキャスト内でブロードキャストされるランダムアクセスの電力ランピングステップサイズ+ランダムアクセスの電力ランピングステップサイズのオフセットに補正される。
3番目、ランダムアクセスバックオフ値を補正する。
このような補正処理には、2つの方法を含んでよい。1番目の方法は、処理ユニット22が、ネットワーク側に指示されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのファクターとの乗算により、補正後のランダムアクセスバックオフ基準値を取得し、又は、ネットワーク側に指示されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのオフセットとの加算により、補正後のランダムアクセスバックオフ基準値を取得し、
補正後のランダムアクセスバックオフ基準値に基づいて、補正後のランダムアクセスバックオフ値を生成し、ただし、前記補正後のランダムアクセスバックオフ値が、ゼロより大きく、且つ前記補正後のランダムアクセスバックオフ基準値より小さい方法である。
補正後のランダムアクセスバックオフ基準値に基づいて、補正後のランダムアクセスバックオフ値を生成し、ただし、前記補正後のランダムアクセスバックオフ値が、ゼロより大きく、且つ前記補正後のランダムアクセスバックオフ基準値より小さい方法である。
つまり、UEがランダムアクセス過程でランダムアクセスバックオフを補正し、ランダムアクセスバックオフ基準値は、RARで指示されるランダムアクセスバックオフ×ランダムアクセスバックオフのファクター、又は、RARで指示されるランダムアクセスバックオフ+ランダムアクセスバックオフのオフセットであり、
続いて、補正後のランダムアクセスバックオフ基準値に基づいて、0から補正後のランダムアクセスバックオフ基準値の間にある1つのランダムアクセスバックオフ値をランダムに生成する。
続いて、補正後のランダムアクセスバックオフ基準値に基づいて、0から補正後のランダムアクセスバックオフ基準値の間にある1つのランダムアクセスバックオフ値をランダムに生成する。
2番目の方法は、
処理ユニット22は、ランダムに生成されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのファクターとの乗算により、補正後のランダムアクセスバックオフを取得し、
又は、ランダムに生成されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのオフセットとの加算により、補正後のランダムアクセスバックオフを取得する方法である。
処理ユニット22は、ランダムに生成されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのファクターとの乗算により、補正後のランダムアクセスバックオフを取得し、
又は、ランダムに生成されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのオフセットとの加算により、補正後のランダムアクセスバックオフを取得する方法である。
1番目の方法との相違点は、この方法がランダムアクセスバックオフを直接計算で取得することであり、つまり、UEがランダムアクセス過程でランダムアクセスバックオフを補正し、ランダムアクセスバックオフは、ランダムに生成されたランダムアクセスバックオフ×ランダムアクセスバックオフのファクター、又は、ランダムに生成されたランダムアクセスバックオフ+ランダムアクセスバックオフのオフセットに補正される。
以上の説明に基づいて、補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力、補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズ、及び補正後のランダムアクセスバックオフを取得して、ランダムアクセス中にプリアンブルの送信処理を行うことができ、具体的には、
処理ユニット22は、補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力及び補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのうち少なくとも1つに基づいて、プリアンブルの送信電力を確定し、補正後のランダムアクセスバックオフに基づいてプリアンブルの送信タイミングを確定する。
処理ユニット22は、補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力及び補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのうち少なくとも1つに基づいて、プリアンブルの送信電力を確定し、補正後のランダムアクセスバックオフに基づいてプリアンブルの送信タイミングを確定する。
つまり、補正後のプリアンブルの受信目標電力と補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズとの加算により、プリアンブルの送信電力を取得できる。もちろん、他の処理方法も存在し、ここでは網羅的な説明を行わない。
上記の態様を採用することにより、UEの速度に基づいて対応するスケーリングファクターを確定し、さらにスケーリングファクターのうち、UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータ、ステップサイズの調整パラメータ、及びランダムアクセスバックオフの調整パラメータのうち少なくとも1つのパラメータに基づいてランダムアクセス処理を行うことができることがわかる。こうすることで、ランダムアクセスの過程とUEの速度とを組み合わせることができ、それによりランダムアクセス過程の進行速度を調整して、ネットワークに高速にアクセスし、移動ロバスト性を向上させる目的を実現する。
本開示の実施例は、さらに、ユーザ機器のハードウェアアーキテクチャを提供し、図3に示すように、それは、少なくとも1つのプロセッサ31と、メモリ32と、少なくとも1つのネットワークインターフェース33とを含む。各コンポーネントは、バスシステム34を介して一体に結合される。バスシステム34は、これらのコンポーネントの間の接続及び通信を実施するために用いられることが理解できる。バスシステム34は、データバス以外に、電源バス、制御バス、及びステータス信号バスも含む。しかし、説明を分かりやすくするために、図3では、各種のバスをバスシステム34と表記している。
本開示の実施例におけるメモリ32は、揮発性メモリであっても、不揮発性メモリであってもよく、又は揮発性メモリと不揮発性メモリの両方とも含んでもよいことが理解できる。
いくつかの実施形態において、メモリ32には、モジュール若しくはデータ構造、又はそれらのサブセット、又はそれらの拡張セットを実行可能であるオペレーティングシステム321及びアプリケーションプログラム322が格納される。
ただし、前記プロセッサ31は、前記の実施例1の方法のステップを処理できるように構成されており、ここでは詳細な説明を省略する。
本開示の実施例は、コンピュータ記憶媒体を提供し、前記コンピュータ記憶媒体には、コンピュータで実行可能なコマンドが格納され、前記コンピュータ実行可能なコマンドが実行されると、前記実施例1の方法のステップが実施される。
本開示の実施例にかかる装置は、ソフトウェア機能モジュールの形態で実装されると同時に、独立した製品として販売または使用される場合、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよい。このような理解に基づいて、本開示の実施例の技術的解決手段は、本質上、又は既存の技術に貢献がある部分が、ソフトウェア製品の形態で具現化されることができ、当該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に格納され、コンピュータ機器(パソコン、サーバ、又はネットワーク機器など)に本開示の各実施例の前記方法の全部又は一部を実行させるためのいくつかのコマンドを含む。前記記憶媒体は、USBフラッシュメモリ、ポータブルハードディスク、読み取り専用メモリ(Read Only Memory、ROM)、磁気ディスクもしくはコンパクトディスクなど、プロクラムコードを格納できる様々な媒体を含む。こうすると、本開示の実施例は、ハードウェアとソフトウェアのいかなる特定の組み合わせにも限定されない。
相応して、本開示の実施例は、さらに、コンピュータプログラムを格納するコンピュータ記憶媒体を提供し、当該コンピュータプログラムは、本開示の実施例の方法を実行するように構成される。
本開示の好ましい実施例は、例示するために開示されたが、当業者であれば、種々な改良、追加、及び置き換えも可能であることを理解でき、したがって、本開示の範囲は上記の実施例に限定されない。
Claims (22)
- ユーザ機器(UE)に適用される、UEのランダムアクセス電力の制御方法であって、
ネットワーク側から送信されるシステムブロードキャスト情報を受信するステップと、
前記システムブロードキャスト情報から前記UEの速度に対応するスケーリングファクターを取得し、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターは、UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータ、電力ランピングステップサイズの調整パラメータ、及びランダムアクセスバックオフの調整パラメータのうち少なくとも1つを含むステップと、
前記UEの速度に対応するスケーリングファクターに基づいて、前記UEのランダムアクセス過程中の電力を補正し、ランダムアクセス過程中のプリアンブル送信タイミングを補正するステップとを含む、
UEのランダムアクセス電力の制御方法。 - 前記UEの速度に対応するスケーリングファクターを取得する前記ステップは、
前記UEが移動速度に基づいてそれに対応する速度範囲を確定することと、
前記UEに対応する速度範囲に基づいて、対応するスケーリングファクターを選択することとを含む、請求項1に記載の方法。 - 前記UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータは、前記UEがランダムアクセスを行う最初送信プリアンブルの受信目標電力のファクター又はオフセットを含み、
前記電力ランピングステップサイズの調整パラメータは、前記UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのファクター又はオフセットを含み、
前記ランダムアクセスバックオフの調整パラメータは、ランダムアクセスバックオフのファクター又はオフセットを含む、請求項1に記載の方法。 - 前記UEの速度に対応するスケーリングファクターに基づいて、前記UEのランダムアクセス過程中の電力を補正することは、
UEがランダムにアクセスする最初送信プリアンブルの受信目標電力と、ランダムアクセスを行う最初送信プリアンブルの受信目標電力のファクターとの乗算により、補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力を取得することを含む、請求項3に記載の方法。 - 前記UEの速度に対応するスケーリングファクターに基づいて、前記UEのランダムアクセス過程中の電力を補正することは、
UEがランダムにアクセスする最初送信プリアンブルの受信目標電力と、ランダムアクセスを行う最初送信プリアンブルの受信目標電力のオフセットとの加算により、補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力を取得することを含む、請求項3に記載の方法。 - 前記UEの速度に対応するスケーリングファクターに基づいて、前記UEのランダムアクセス過程中の電力を補正することは、
UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズと、UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのファクターとの乗算により、補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズを取得することを含む、請求項3に記載の方法。 - 前記UEの速度に対応するスケーリングファクターに基づいて、前記UEのランダムアクセス過程中の電力を補正することは、
UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズと、UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのオフセットとの加算により、補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズを取得することを含む、請求項3に記載の方法。 - ネットワーク側に指示されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのファクターとの乗算により、補正後のランダムアクセスバックオフ基準値を取得し、又は、ネットワーク側に指示されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのオフセットとの加算により、補正後のランダムアクセスバックオフ基準値を取得することと、
補正後のランダムアクセスバックオフ基準値に基づいて、補正後のランダムアクセスバックオフ値を生成し、前記補正後のランダムアクセスバックオフ値が、ゼロより大きく、且つ前記補正後のランダムアクセスバックオフ基準値より小さいことと、をさらに含む、請求項3に記載の方法。 - ランダムに生成されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのファクターとの乗算により、補正後のランダムアクセスバックオフを取得すること、
又は、ランダムに生成されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのオフセットとの加算により、補正後のランダムアクセスバックオフを取得することをさらに含む、請求項3に記載の方法。 - 前記UEのランダムアクセス過程中の電力を補正し、ランダムアクセス過程中のプリアンブル送信タイミングを補正することは、
補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力及び補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのうち少なくとも1つに基づいて、プリアンブルの送信電力を確定し、補正後のランダムアクセスバックオフに基づいてプリアンブルの送信タイミングを確定することを含む、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の方法。 - ネットワーク側から送信されるシステムブロードキャスト情報を受信する通信ユニットと、
前記システムブロードキャスト情報から前記UEの速度に対応するスケーリングファクターを取得し、ただし、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターは、UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータ、電力ランピングステップサイズの調整パラメータ、及びランダムアクセスバックオフの調整パラメータのうち少なくとも1つを含み、前記UEの速度に対応するスケーリングファクターに基づいて、前記UEのランダムアクセス過程中の電力を補正し、ランダムアクセス過程中のプリアンブル送信タイミングを補正する処理ユニットとを含む、UE。 - 前記処理ユニットは、移動速度に基づいてそれに対応する速度範囲を確定し、
前記UEに対応する速度範囲に基づいて、対応するスケーリングファクターを選択する、請求項11に記載のUE。 - 前記UEがランダムアクセスを行う電力の調整パラメータは、前記UEがランダムアクセスを行う最初送信プリアンブルの受信目標電力のファクター又はオフセットを含み、
前記電力ランピングステップサイズの調整パラメータは、前記UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのファクター又はオフセットを含み、
前記ランダムアクセスバックオフの調整パラメータは、ランダムアクセスバックオフのファクター又はオフセットを含む、請求項11に記載のUE。 - 前記処理ユニットは、UEがランダムにアクセスする最初送信プリアンブルの受信目標電力と、ランダムアクセスを行う最初送信プリアンブルの受信目標電力のファクターとの乗算により、補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力を取得する、請求項13に記載のUE。
- 前記処理ユニットは、UEがランダムにアクセスする最初送信プリアンブルの受信目標電力と、ランダムアクセスを行う最初送信プリアンブルの受信目標電力のオフセットとの加算により、補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力を取得する、請求項13に記載のUE。
- 前記処理ユニットは、UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズと、UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのファクターとの乗算により、補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズを取得する、請求項13に記載のUE。
- 前記処理ユニットは、UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズと、UEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのオフセットとの加算により、補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズを取得する、請求項13に記載のUE。
- 前記処理ユニットは、ネットワーク側に指示されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのファクターとの乗算により、補正後のランダムアクセスバックオフ基準値を取得し、又は、ネットワーク側に指示されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのオフセットとの加算により、補正後のランダムアクセスバックオフ基準値を取得し、
補正後のランダムアクセスバックオフ基準値に基づいて、補正後のランダムアクセスバックオフ値を生成し、ただし、前記補正後のランダムアクセスバックオフ値が、ゼロより大きく、且つ前記補正後のランダムアクセスバックオフ基準値より小さい、請求項13に記載のUE。 - 前記処理ユニットは、ランダムに生成されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのファクターとの乗算により、補正後のランダムアクセスバックオフを取得し、
又は、ランダムに生成されたランダムアクセスバックオフとランダムアクセスバックオフのオフセットとの加算により、補正後のランダムアクセスバックオフを取得する、請求項13に記載のUE。 - 前記処理ユニットは、補正後の最初送信プリアンブルの受信目標電力及び補正後のUEがランダムアクセスを行うときの電力ランピングステップサイズのうち少なくとも1つに基づいて、プリアンブルの送信電力を確定し、補正後のランダムアクセスバックオフに基づいてプリアンブルの送信タイミングを確定する、請求項11〜19のいずれか1項に記載のUE。
- UEであって、プロセッサと、プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを格納するためのメモリとを含み、
前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムが実行されると、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法のステップを実行する、UE。 - コンピュータ記憶媒体であって、コンピュータ実行可能なコマンドが格納されており、前記コンピュータ実行可能なコマンドが実行されると、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法のステップが実施される、コンピュータ記憶媒体。
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