JP2021513245A - 通信方法および装置 - Google Patents

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Abstract

本出願は、通信方法および装置を提供する。本方法は、媒体アクセス制御MACエンティティによって、M個の無線リンク制御RLCプロトコルデータユニットRLC PDUを取得するステップであって、Mは、2以上の整数である、ステップと、MACエンティティによって、M個のRLC PDUのそれぞれに対応する論理チャネルに基づいてN個の媒体アクセス制御MACプロトコルデータユニットMAC PDUを生成するステップであって、同じ論理チャネルに対応し、かつ連続するRLCシーケンス番号を有するどの2つのRLC PDUも、異なるMAC PDUで搬送され、Nは、2以上の整数である、ステップとを含む。連続するRLC PDUは、異なるMAC PDUに配置され、これにより、同じサービスの連続的なパケット損失が回避され得、送信の信頼性が改善され得る。

Description

本出願は、2018年1月31日に中国特許庁に提出された、「通信方法および装置」と題された中国特許出願第201810097512.2号の優先権を主張し、その全体は、参照によりここに組み込まれる。
本出願は、通信分野に関し、より具体的には、通信方法および装置に関する。
現在、ネットワークデバイスとユーザ機器(user equipment、UE)との間の通信のプロセスにおいて、ネットワークデバイスおよびユーザ機器はそれぞれ、送信端デバイスまたは受信端デバイスとして機能し得る。リソース割り当て時、送信端デバイスは、通常、受信端デバイスの要求に基づいて割り当てを実行する。例えば、送信端デバイスは、受信端デバイスによって報告される、送信データの量に基づいて、大きなリソースを割り当てる。リソース利用を改善するために、受信端デバイスは、送信のために同じ論理チャネルの異なるデータパケットまたは異なる論理チャネルの異なるデータパケットを同じリソースに配置する必要がある。送信のために同じ論理チャネルの複数のデータパケットを一緒に配置する動作は、連結と呼ばれ、送信のために異なる論理チャネルのデータパケットを一緒に配置する動作は、多重化と呼ばれる。現在、連結機能と多重化機能の両方がMAC層で遂行されている。
従来技術では、リソース利用は、連結によって改善され得、受信端デバイスは、ネットワークデバイスによって割り当てられるリソースを最大限に活用する。しかしながら、連結によってもたらされる問題は、同じサービスの2つの連続するデータパケットが1つのリソースに配置される場合に、リソースの送信に失敗すると、2つの連続するデータパケットが両方とも失われることである。加えて、2つの連続するパケットが失われる確率が10−13未満であることを保証するためには、各リソースに対応する失敗確率が10−13未満であることが保証される必要がある。この要求は厳しすぎるため、周波数リソースは有効に使用され得ない。
したがって、2つの連続するデータパケットの損失によって生じる、サービスへの影響を低減し、ユーザエクスペリエンスを改善するために、リソース利用を保証しながら、2つの連続するデータパケットが失われる確率を低減する方法が早急に提供される必要がある。
本出願は、送信の信頼性を改善し、ユーザエクスペリエンスを改善する目的で同じサービスまたはフローの連続するデータパケットの損失を回避するために通信方法および装置を提供する。
第1の態様によれば、通信方法が提供される。本方法は、媒体アクセス制御MACエンティティによって、M個の無線リンク制御RLCプロトコルデータユニットRLC PDUを取得するステップであって、Mは、2以上の整数である、ステップと、MACエンティティによって、M個のRLC PDUのそれぞれに対応する論理チャネルに基づいてN個の媒体アクセス制御MACプロトコルデータユニットMAC PDUを生成するステップであって、同じ論理チャネルに対応し、かつ連続するRLCシーケンス番号を有するどの2つのRLC PDUも、異なるMAC PDUで搬送され、Nは、2以上の整数である、ステップとを含む。
任意選択で、RLC PDUによって占有されるビットの数が、RLC PDUが配置されることになるMAC PDUのペイロード(payload)部分によって占有されるビットの数よりも多い場合、RLC PDUのセグメントは、MAC PDUのpayload部分によって占有されるビットの数に基づいて配置され得る。連続するRLCシーケンス番号を有するRLC PDUと次のRLC PDUが異なるMAC PDUで搬送されることを保証するために、セグメント化後に取得されたRLC PDUのRLCシーケンス番号は変更されずに保たれる。
本出願の本実施形態で提供される通信方法によれば、例えば、送信端デバイスは、受信端デバイスにデータを送信する。MACエンティティが、論理チャネルを介してRLCエンティティから、連続するRLCシーケンス番号を有するM個のRLC PDUを受信し、MAC PDUを生成するプロセスで、MACエンティティは、同じサービスの2つの連続するデータパケットが同じリソースに連結され、その結果、データパケット送信プロセスでトランスポートブロックの送信が失敗した場合に同じサービスの2つの連続するデータパケットが失われるケースを回避するために、連続するRLCシーケンス番号を有する、各論理チャネルのRLC PDUを異なるMAC PDUに配置する。これは、送信の信頼性およびユーザエクスペリエンスを改善する。
第1の態様に関連して、第1の態様の第1の実施態様では、N個のMAC PDUにおける第1のMAC PDUと第2のMAC PDUのMACシーケンス番号間の間隔は、k以上であり、kは、2以上の整数であり、第1のMAC PDUは、第1の論理チャネルで第1のRLC PDUを搬送し、第2のMAC PDUは、第1の論理チャネルで第2のRLC PDUを搬送し、第1のRLC PDUと第2のRLC PDUのRLCシーケンス番号は連続する。
任意選択の実施態様では、連続するRLCシーケンス番号を有する、同じ論理チャネルのRLC PDUは、異なるMAC PDUに配置され、配置のためにMAC PDU間には特定の間隔がある。これは、同じサービスの2つの連続するデータパケットが同じリソースに連結される確率をさらに低減し、送信の信頼性を改善する。
第1の態様および第1の態様の前述の実施態様に関連して、第1の態様の第2の可能な実施態様では、N個のMAC PDUのうちの第3のMAC PDUは、同じ論理チャネルに対応するT個のRLC PDUを搬送し、Tは、2以上の整数であり、Tは、M未満であり、T個のRLC PDUのうちのどの2つのRLCシーケンス番号間の間隔も、t以上であり、tは、2以上の整数である。
前述の技術的解決策では、十分なリソースが論理チャネルに割り当てられる場合にリソース利用を改善し、送信の信頼性を改善するために、連続しないRLCシーケンス番号を有する複数のRLC PDUが、1つのMAC PDUに配置される。
任意選択で、トランスポートブロックを受信した後、物理層は、トランスポートブロックを符号ブロックに分割する。MAC層は、物理層の符号ブロックセグメント化ルールを知る必要がある。RLC PDUをMAC PDUに配置するプロセスで、連続するRLCシーケンス番号を有する、1つの論理チャネルのRLC PDUは、セグメント化ルールに従って異なる符号ブロックに配置される。1つのRLC PDUのみが1つの符号ブロックに配置されるか、または同じ論理チャネルに対応し、かつ連続しないRLCシーケンス番号を有する複数のRLC PDUが1つの符号ブロックに配置される。加えて、各符号ブロックは、RLC PDUに対応するMACサブヘッダを含む。これは、受信端の物理層がすべての符号ブロックを受信した後、各符号ブロックが、迅速な送信応答を保証するために正常に復号化され得、MAC層に直接配信され得ることを保証する。
第2の態様によれば、通信方法が提供される。本方法は、媒体アクセス制御MACエンティティによって、M個の無線リンク制御RLCプロトコルデータユニットRLC PDUを取得するステップであって、Mは、2以上の整数である、ステップと、MACエンティティによって、M個のRLC PDUのそれぞれに対応するフローに基づいてN個のMAC PDUを生成するステップであって、連続する順序で取得される、同じフローに対応するどの2つのRLC PDUも、異なるMAC PDUで搬送され、Nは、2以上の整数である、ステップとを含む。
任意選択で、RLC PDUによって占有されるビットの数が、RLC PDUが配置されることになるMAC PDUのpayload部分によって占有されるビットの数よりも多い場合、RLC PDUのセグメントは、MAC PDUのpayload部分によって占有されるビットの数に基づいて配置され得る。RLC PDUと次の連続するRLC PDUが異なるMAC PDUで搬送されることを保証するために、セグメント化後に取得されたRLC PDUのRLCシーケンス番号は変更されずに保たれる。
本出願の本実施形態で提供される通信方法によれば、連続する順序で取得される同じフロー(quality of service flow、QoS flow)からのデータパケットに関して、MACエンティティが、同じQoS flowのM個のRLC PDUを取得し、MAC PDUを生成するプロセスで、MACエンティティは、同じQoS flowに属する2つの連続するデータパケットが同じリソースに連結され、その結果、データパケット送信プロセスでトランスポートブロックの送信が失敗した場合に2つの連続するデータパケットが失われるケースを回避するために、連続する順序で取得される、同じQoS flowのRLC PDUを異なるMAC PDUに配置する。これは、送信の信頼性およびユーザエクスペリエンスを改善する。
第2の態様に関連して、第2の態様の第1の実施態様では、N個のMAC PDUにおける第1のMAC PDUと第2のMAC PDUのMACシーケンス番号間の間隔は、k以上であり、kは、2以上の整数であり、第1のMAC PDUは、第1のフローの第1のRLC PDUを搬送し、第2のMAC PDUは、第1のフローの第2のRLC PDUを搬送し、第1のRLC PDUと第2のRLC PDUは、連続する順序で取得される。
任意選択の実施態様では、連続する順序で取得される、同じQoS flowのRLC PDUは、異なるMAC PDUに配置され、配置のためにMAC PDU間には特定の間隔がある。これは、2つの連続するデータパケットが同じリソースに連結される確率をさらに低減し、送信の信頼性を改善する。
第2の態様および第2の態様の前述の実施態様に関連して、第2の態様の第2の実施態様では、N個のMAC PDUのうちの第3のMAC PDUは、同じフローに対応するT個のRLC PDUを搬送し、Tは、2以上の整数である。加えて、T個のRLC PDUのうちのどの2つも順番に取得されず、これら2つのRLC PDUの取得時点の間に、同じフローに対応するt−1個のRLC PDUがさらに取得され、tは、2以上の整数である。
前述の技術的解決策では、リソース利用を改善し、送信の信頼性を改善するために、連続しない順序で取得される複数のRLC PDUが、1つのMAC PDUに配置される。
第2の態様および第2の態様の前述の実施態様に関連して、第2の態様の第3の実施態様では、MACエンティティによって、M個のRLC PDUのそれぞれに対応するフローに基づいてN個のMAC PDUを生成するステップは、MACエンティティによって、各RLC PDUで搬送されるフロー識別子に基づいて、M個のRLC PDUのそれぞれに対応するフローを判定するステップであって、フロー識別子は、サービスデータ適応プロトコルSDAPヘッダまたはパケットデータ収束プロトコルPDCPヘッダで搬送される、ステップを含む。
任意選択で、データパケットを使用してSDAP層でSDAP PDUが生成されるとき、SDAP層は、SDAPヘッダをデータパケットに追加し、MAC層は、M個のRLC PDUに対応するフローを判定するために、カプセル化されたSDAPヘッダに基づいて、各SDAP PDUに対応するRLC PDUで搬送されたフロー識別子を判定する。次に、M個のRLC PDUに対応するフローが識別され、送信の信頼性を改善するために、連続する順序で取得される、同じQoS flowの2つのデータパケットが同じリソースに連結されることが防止される。
任意選択で、PDCPヘッダを追加するプロセスで、PDCP層は、フローIDを示すためにインジケータフィールドをデータパケットに追加する。MACエンティティは、インジケータフィールドによって示されるQFIを判定するためにPDCPヘッダを読み取り、次に、M個のRLC PDUに対応するフローを識別する。
第3の態様によれば、通信方法が提供される。本方法は、媒体アクセス制御MACエンティティによって、M個の無線リンク制御RLCプロトコルデータユニットRLC PDUを取得するステップであって、Mは、2以上の整数である、ステップと、MACエンティティによって、M個のRLC PDUのそれぞれに対応するベアラに基づいてN個の媒体アクセス制御MACプロトコルデータユニットMAC PDUを生成するステップであって、同じベアラに対応し、かつ連続するPDCPシーケンス番号を有するどの2つのRLC PDUも、異なるMAC PDUで搬送され、Nは、2以上の整数である、ステップとを含む。
1つのベアラは、M個のデータパケットを含み得、M個のデータパケットは、PDCP層でM個のPDCP PDUに対応する。PDCPエンティティは、PDCPシーケンス番号を各PDCP PDUのヘッダに順番に追加する。この場合、M個のPDCP PDUのそれぞれは、異なるPDCPシーケンス番号を有する。次に、PDCP PDUは、RLC層で形成されたM個のRLC PDUに対応し、各RLC PDUのペイロードpayloadは、一意のPDCPシーケンス番号を含む。同じベアラの連続的なパケット損失を回避するために、MAC層において、連続するPDCPシーケンス番号を有する、同じベアラのRLC PDUは、送信のために異なるリソースに配置される。前述の目的を達成するために、N個のMAC PDUを生成する前に、MAC層は、同じベアラに属し、かつ複数のRLC PDUにおいて連続するPDCPシーケンス番号を有するM個のPDCP PDUを識別する必要がある。
任意選択で、RLC PDUによって占有されるビットの数が、RLC PDUが配置されることになるMAC PDUのpayload部分によって占有されるビットの数よりも多い場合、RLC PDUのセグメントは、MAC PDUのpayload部分によって占有されるビットの数に基づいて配置され得る。連続するRLCシーケンス番号を有するRLC PDUと次のRLC PDUが異なるMAC PDUで搬送されることを保証するために、セグメント化後に取得されたRLC PDUのRLCシーケンス番号は変更されずに保たれる。
本出願の本実施形態で提供される通信方法によれば、例えば、送信端デバイスは、受信端デバイスにデータを送信し、MAC層は、クロス層の方法でPDCP層におけるデータパケットのPDCPシーケンス番号を読み取る。MACエンティティが、連続するPDCPシーケンス番号を有するM個のRLC PDUを同じベアラから取得し、MAC PDUを生成するプロセスで、MACエンティティは、同じサービスの2つの連続するデータパケットが同じリソースに連結され、その結果、データパケット送信プロセスでトランスポートブロックの送信が失敗した場合に同じサービスの2つの連続するデータパケットが失われるケースを回避するために、連続するPDCPシーケンス番号を有する各ベアラのRLC PDUを異なるMAC PDUに配置する。これは、送信の信頼性およびユーザエクスペリエンスを改善する。
第3の態様に関連して、第3の態様の第1の実施態様では、N個のMAC PDUにおける第1のMAC PDUと第2のMAC PDUのMACシーケンス番号間の間隔は、k以上であり、kは、2以上の整数であり、第1のMAC PDUは、第1のベアラの第1のRLC PDUを搬送し、第2のMAC PDUは、第1のベアラの第2のRLC PDUを搬送し、第1のRLC PDUと第2のRLC PDUのPDCPシーケンス番号は連続する。
任意選択の実施態様では、連続するPDCPシーケンス番号を有する、同じベアラのRLC PDUは、異なるMAC PDUに配置され、配置のためにMAC PDU間には特定の間隔がある。これは、同じサービスの2つの連続するデータパケットが同じリソースに連結される確率をさらに低減し、送信の信頼性を改善する。
第3の態様および第3の態様の前述の実施態様に関連して、第3の態様の第2の可能な実施態様では、N個のMAC PDUのうちの第3のMAC PDUは、同じベアラに対応するT個のRLC PDUを搬送し、Tは、2以上の整数であり、Tは、M未満であり、T個のRLC PDUのうちのどの2つのPDCPシーケンス番号間の間隔も、t以上であり、tは、2以上の整数である。
前述の技術的解決策では、リソース利用を改善し、送信の信頼性を改善するために、連続しないPDCPシーケンス番号を有する複数のRLC PDUが、1つのMAC PDUに配置される。
第4の態様によれば、通信方法が提供される。本方法は、パケットデータ収束プロトコルPDCPエンティティによってP個のデータパケットを取得するステップであって、Pは、2以上の正の整数である、ステップと、PDCPエンティティによって、各データパケットのPDCPシーケンス番号に基づいてP個のデータパケットを少なくとも2つのRLCエンティティに送信するステップであって、P個のデータパケットのうちの、連続するPDCPシーケンス番号を有するどの2つのデータパケットも、異なるRLCエンティティに送信される、ステップとを含む。
第4の態様に関連して、第4の態様の第1の実施態様では、P個のデータパケットのうちのH個のデータパケットは、少なくとも2つのRLCエンティティのうちの第1のRLCエンティティに送信され、Hは、2以上の整数であり、H個のデータパケットのうちのどの2つのPDCPシーケンス番号間の間隔も、h以上であり、hは、2以上の整数である。
前述の技術的解決策によれば、PDCP層がフロー分割を完了した後、MAC層は、異なる論理チャネルを介してRLC PDUを取得し、MAC PDUを生成する。同じサービスの2つの連続するデータパケットが送信のために同じリソースに配置されることを防止するために、MAC層での多重化時に、以下の制限が課され得、すなわち、MAC PDUを生成するプロセスで、MAC層は、同じPDCPエンティティに対応する少なくとも2つの論理チャネルのデータをMAC PDUに配置してはならない。言い換えれば、同じPDCPエンティティに対応する1つの論理チャネルのみのRLC PDUが、1つのMAC PDUに配置され得る。
任意選択で、受信端デバイスが、マクロ基地局またはスモールセルによって提供される1つ以上のセル(キャリア)のカバレッジ内に位置し、受信端デバイス(例えば、UE)にサービスを提供する1つ以上のセルがある場合、サービスが分割された後に同じサービスのデータパケットがマッピングされる少なくとも2つの論理チャネルは、異なるセル(もしくはセルグループ)またはキャリア(もしくはキャリアグループ)にマッピングされ得、データパケットは、対応するセル(もしくはセルグループ)またはキャリア(もしくはキャリアグループ)のみのリソースを使用して送信され得る。
任意選択で、同じサービスに関して、サービスがSDAP層でPDCP層にマッピングされるとき、連続するSDAPシーケンス番号を有するデータパケットは、異なるPDCPエンティティに分割され、次に、異なるRLCエンティティに対応する異なる論理チャネルにマッピングされ得る。
第5の態様によれば、通信装置が提供される。本装置は、第1の態様もしくは第1の態様の可能な実施態様のいずれか1つの方法、第2の態様もしくは第2の態様の可能な実施態様のいずれか1つの方法、第3の態様もしくは第3の態様の可能な実施態様のいずれか1つの方法、または第4の態様もしくは第4の態様の可能な実施態様のいずれか1つの方法を実行するように構成される。具体的には、通信装置は、第1の態様もしくは第1の態様の可能な実施態様のいずれか1つの方法を実行するように構成されたユニット、第2の態様もしくは第2の態様の可能な実施態様のいずれか1つの方法を実行するように構成されたユニット、第3の態様もしくは第3の態様の可能な実施態様のいずれか1つの方法を実行するように構成されたユニット、または第4の態様もしくは第4の態様の可能な実施態様のいずれか1つの方法を実行するように構成されたユニットを含み得る。
第6の態様によれば、メモリ、プロセッサ、およびトランシーバを含む通信装置が提供される。トランシーバは、データを送信および受信するように構成され、メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、プロセッサは、メモリからコンピュータプログラムを呼び出してコンピュータプログラムを実行するように構成され、これにより、通信装置は、第1の態様もしくは第1の態様の可能な実施態様のいずれか1つの方法、第2の態様もしくは第2の態様の可能な実施態様のいずれか1つの方法、第3の態様もしくは第3の態様の可能な実施態様のいずれか1つの方法、または第4の態様もしくは第4の態様の可能な実施態様のいずれか1つの方法を実行する。
第7の態様によれば、コンピュータプログラムを記憶するように構成されたコンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータプログラムは、第1の態様から第4の態様または第1の態様から第4の態様の可能な実施態様のいずれか1つの方法を実行するために使用される。
第8の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードを含み、コンピュータプログラムコードが、通信装置のトランシーバユニットおよび処理ユニットまたはトランシーバおよびプロセッサによって実行されるとき、通信装置は、第1の態様から第4の態様または第1の態様から第4の態様の可能な実施態様のいずれか1つの方法を実行することが可能である。
第9の態様によれば、通信システムが提供される。通信システムは、第5の態様による装置および第6の態様による装置を含む。
本出願の実施形態によるワイヤレス通信システムのアーキテクチャ図である。 新無線NRシステムにおけるプロトコルスタックアーキテクチャの図である。 新無線NRシステムにおけるデータパケット処理プロセスの概略図である。 本出願の実施形態による通信方法の例の概略フローチャートである。 本出願の実施形態による通信方法の別の例の概略フローチャートである。 本出願の実施形態による通信方法の別の例の概略フローチャートである。 本出願の実施形態による通信方法の別の例の概略図である。 本出願の実施形態による通信装置の例の概略ブロック図である。 本出願の実施形態による通信装置の別の例の概略ブロック図である。 本出願の実施形態による通信装置の別の例の概略ブロック図である。 本出願の実施形態による通信装置の別の例の概略ブロック図である。
以下では、添付の図面を参照して本出願の技術的解決策について説明する。
本明細書における「システム」および「ネットワーク」という用語は、通常、交換可能に使用され得ることを理解されたい。本明細書における「および/または」という用語は、関連する対象を説明するための関連性の関係のみを説明し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、Aおよび/またはBは、以下の3つのケース、すなわち、Aのみが存在するケース、AとBの両方が存在するケース、およびBのみが存在するケースを表し得る。加えて、本明細書における記号「/」は、通常、関連する対象間の「または」関係を示す。
以下の説明における「第1」および「第2」などの数詞は、異なる記述対象を区別するために、例えば、異なるMAC PDUリソース(例えば、第1のMAC PDUリソースおよび第2のMAC PDUリソース)、ならびに異なるデータパケットに対応するRLC PDU(例えば、第1のRLC PDUおよび第2のRLC PDU)を区別するために使用されるにすぎず、本出願の実施形態における技術的解決策に対する限定として解釈されるべきではないことに留意されたい。
図1は、本出願の実施形態が適用されるワイヤレス通信システム100の概略図である。図1に示されているように、ワイヤレス通信システム100は、1つのマクロ基地局110、少なくとも2つのスモールセル111、および少なくとも1つのユーザ機器UE112を含み得る。UE112は、マクロ基地局110またはスモールセル111によって提供される1つ以上のセル(キャリア)のカバレッジ内に位置し、UE112にサービスを提供する1つ以上のセルがあり得る。UE112にサービスを提供する複数のセルがある場合、UEは、キャリアアグリゲーション(carrier aggregation、CA)方式、デュアルコネクティビティ(dual connectivity、DC)方式、または協調マルチポイント送信/受信(coordinated multiple point transmission、CoMP)方式で動作し得る。少なくとも1つのセルは、同時に複数の無線リソースをUEに提供するために、1つより多くのタイプのnumerologyを提供する。
ワイヤレス通信システム100は、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(Global System of Mobile communication、GSM)、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)システム、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex、FDD)システム、LTE時分割複信(Time Division Duplex、TDD)システム、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunication System、UMTS)、ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)通信システム、将来の第5世代(5th Generation、5G)システム、または新無線(New Radio、NR)システムなどであり得る。これは、本出願の実施形態では限定されない。
ワイヤレス通信システム100は、マクロ基地局110またはスモールセル111などのネットワークデバイスを含む。ネットワークデバイスは、ユーザ機器112と通信するように構成されたデバイスであり得る。ネットワークデバイスは、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(Global System of Mobile communication、GSM)もしくは符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)システムにおける基地トランシーバ局(Base Transceiver Station、BTS)であり得るか、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))システムにおけるノードB(NodeB、NB)であり得るか、LTEシステムにおける発展型ノードB(Evolutional NodeB、eNBもしくはeNodeB)であり得るか、またはクラウド無線アクセスネットワーク(Cloud Radio Access Network、CRAN)シナリオにおけるワイヤレスコントローラであり得る。代替的に、送信端デバイスは、中継ノード、アクセスポイント(Access Point、AP)、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークの送信端デバイス、または将来の発展型PLMNネットワークの送信端デバイスなどであり得る。これは本出願の実施形態では限定されない。
ワイヤレス通信システム100は、UE112をさらに含む。例えば、UE112は、アクセスデバイス、アクセス端末、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイルコンソール、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、ワイヤレス通信デバイス、ユーザエージェント、またはユーザ装置と呼ばれる場合がある。ユーザ機器は、代替的に、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)局、ネットワークアクセス機能を有するセンサ、携帯情報端末(Personal Digital Assistant、PDA)、ワイヤレス通信機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイスもしくはワイヤレスモデムに接続された別の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおける受信端デバイス、または将来の発展型公衆陸上移動ネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)ネットワークにおけるデバイスなどであってもよい。これは本出願の実施形態では限定されない。
本出願の実施形態では、送信端デバイスおよび受信端デバイスは、ワイヤレス通信システムに適用され得るデバイスであることを理解されたい。具体的には、送信端デバイスは、ネットワークデバイスまたはユーザ機器であり得、受信端デバイスは、ネットワークデバイスまたはユーザ機器であり得る。送信端デバイスまたは受信端デバイスが具体的にネットワークデバイスとユーザ機器のどちらであるかは限定されないことを理解されたい。
新無線NRシステムは、確定的サービスの要求を満たす必要がある。確定的サービスは主に、産業用制御に関連する一部のサービスである。例えば、あるタイプの運動制御サービスの場合、コントローラは、特定の動作(例えば、梱包または印刷)を実行する命令をエグゼキュータのグループに送信する。このタイプのサービスは、一般的なブロードバンドサービスよりも高いレイテンシ要求を有し、信頼性に関して特別な要求を有する。例えば、第3世代パートナーシッププロジェクト(The 3rd Generation Partnership Project、3GPP)のTR22.804では、2つの連続するアプリケーション層データパケットに誤りがある確率は、機械が損傷を受ける可能性がある、または製品ラインが停止される可能性があるため、無視できるほど低くする必要があることが指摘されている。加えて、KUKAロボットとの共同試験時には、KUKAのハートビートパケットの送信が2回連続して失敗した場合、アプリケーション層の接続は切断されて、その後再接続されている。同じサービスの場合、2つの連続するデータパケットが失われると、サービスの品質が深刻な影響を受け、その結果、芳しくないユーザエクスペリエンスがもたらされる可能性があることが分かる。
前述の要求が量子化言語を使用して記述される場合、この要求は以下の通りであり、単一アプリケーション層データパケット送信失敗確率(Block Error Ratio、BLER)は、10−5を超えず、2つの連続するデータパケットのBLERなどの送信失敗確率は、さらに10−13未満である必要がある。2つの連続するデータパケットが失われるBLERなどの確率が10−13未満であることを保証するためには、各リソースに対応する失敗確率が10−13未満であることが保証される必要がある。この要求により、送信信頼性要求およびリソース利用要求は同時に満たされ得ず、周波数リソースは有効に使用され得ない。したがって、データパケット送信を実施するには、送信の信頼性を保証するだけでなく、リソース利用を改善するために使用され得る方法が必要とされる。
図2は、新無線NRシステムにおけるプロトコルスタックアーキテクチャである。図3は、新無線NRシステムにおけるデータパケット処理プロセスの概略図である。図2および図3を参照すると、本出願の実施形態は、送信端デバイスが受信端デバイスにデータを送信するときに実行される一連のデータパケット処理プロセスを詳細に説明するために、このケースを例として使用する。
図2に示されているように、アーキテクチャは、サービスデータ適応プロトコルSDAP(Service Data Adaptation Protocol、SDAP)層、パケットデータ収束プロトコルPDCP(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)層、無線リンク制御RLC(Radio Link Control、RLC)層、および媒体アクセス制御MAC(Media Access Control、MAC)層を含む。制御プレーンの場合、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)層もある。制御プレーンにおけるPDCP層の上位層は、RRC層であり、ユーザプレーンにおけるPDCP層の上位層は、ネットワーク層、例えばインターネットプロトコル(Internet Protocol、IP)層である。PDCP層の下位層は、RLC層である。PDCP層は、制御プレーンのRRCメッセージおよびユーザプレーンのIPパケットなどのデータパケットを処理し得る。図3に示されているように、アプリケーション層からのデータパケットは、SDAP層、PDCP層、RLC層、MAC層、および物理層(Physical Layer、Phy)で順次処理され、エアインタフェースを介して受信端デバイスの対応する層に送信される。
サービスデータ適応プロトコルSDAPエンティティは、アプリケーション層からデータパケットを受信する。データパケットは、1つのサービスからのデータパケットであり得る。ワイヤレスネットワーク側では、サービスは、フロー(Quality of Service flow、QoS flow)の形式、サービスがPDCPエンティティによって形成されるベアラにマッピングされる形式、および論理チャネルの形式など、様々な形式で表される。図2は、様々なサービス表現形式を示す。図2の右の部分は、1つのサービスが1つの論理チャネルに対応し、異なるサービスが異なる論理チャネルに対応し得るケースを示している。左の部分は、サービスがQoS flowとして表され、複数のQoS flowがSDAP層で異なるPDCPエンティティにマッピングされるケースを示している。
SDAPエンティティは、データパケットをカプセル化し、SDAPヘッダをデータパケットに追加し、データパケットをパケットデータ収束プロトコルPDCPエンティティにマッピングする。図3に示されているように、PDCPエンティティは、SDAPエンティティによってカプセル化されたデータパケットを受信し、データを無線リンク制御RLCエンティティにさらに送信するために、データに対してヘッダの圧縮および解凍、暗号化および復号化、データ完全性保護、完全性チェック、ならびに下位層サービスデータユニットSDU(Service Data Unit、SDU)重複検出などを実行する。PDCP層の主な機能は、セキュリティ処理機能を含む。セキュリティ処理機能は、データ暗号化/復号化および完全性保護/チェックなどを含み得る。暗号化および完全性保護は、送信端に対応し、復号化および完全性チェックは、受信端に対応する。ダウンリンク送信が例として使用される。ユーザプレーンでは、上位層からIPデータパケットを取得した後、PDCP層は、IPデータパケットを復号化し、次にIPデータパケットをRLC層に配信する。制御プレーンでは、PDCP層が、上位RRC層にシグナリング送信サービスを提供し、RRCシグナリングの暗号化および完全性保護を実施する。同様に、アップリンク送信では、ユーザプレーンで、PDCP層は、アップリンクデータパケットを暗号化し得、制御プレーンで、PDCP層は、RRCシグナリングの復号化および完全性チェックを実施し得る。
RLCエンティティは、PDCPエンティティからデータパケットを受信し、データ送信を実行する。RLCエンティティは、サービスデータユニットRLC SDUのセグメント化および再構築ならびにRLC SDUの重複検出およびプロトコル誤り検出などを遂行し得る。加えて、プロトコルデータユニットPDU(Protocol Data Unit、PDU)は、ピア層間で送信されるデータユニットであることに留意されたい。例えば、RLC PDUは、送信端のRLC層と受信端のRLC層との間で交換されるデータユニットである。SDUは、サービスデータユニットであり、またサービスデータユニットと呼ばれ、指定された層におけるユーザサービスのデータセットである。SDUが受信機の同じプロトコル層に送信される場合、データは変更されない。次に、SDUが下位層に配信された後、下位層は、SDUをPDUにカプセル化し、PDUを送信する。SDUは、上位プロトコル層から下位プロトコル層に送信される情報ユニットである。N番目の層のSDUは、上位層のPDUに1対1で対応する。通常、送信側は、ユーザによって配信されたSDUにプロトコル制御情報PCI(Protocol Control Information、PCI)を追加し、SDUをPDUにカプセル化する。受信側は、PDUをデカプセル化するためにPCIを削除し、SDUを復元し、次にSDUを受信側ユーザに送信する。しかしながら、下位層チャネルの帯域幅がSDU送信要求を満たし得ない場合、1つのSDUは、複数のセグメントに分割される必要があり、これらのセグメントは、送信のために複数のPDUに別々にカプセル化される。これがSDUセグメント化である。次に、受信側は、PDUをデカプセル化し、PDUをSDUに再構築する。
RLC層と媒体アクセス制御MAC層との間のチャネルは、論理チャネル(Logical Channel、LCH)と呼ばれる。論理チャネルタイプセットは、MACエンティティに様々なタイプのデータ送信サービスを提供し、論理チャネルは、PDCP層、RLC層、およびMAC層で識別され得る。MACエンティティは、論理チャネルでデータ送信サービスを提供し、RLCエンティティからデータパケットを受信し、論理チャネルからトランスポートチャネルへのマッピングを実施する。MACエンティティは、複数の論理チャネルからサービスデータユニットMAC SDUを受信し、MAC SDUの多重化および多重分離を遂行する。MACエンティティのプロトコルデータユニットMAC PDUは、MACエンティティの内部で送信されるデータユニットである。加えて、MACエンティティは、同じ受信端デバイスの異なる論理チャネルの優先度LCP(Logic Channels Priority、LCP)の管理、動的スケジューリングによって異なる受信端デバイス間で実行される優先度管理、およびHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest、HARQ)メカニズムに基づく誤り訂正機能などをさらに遂行し得る。LCPは、MACエンティティが送信リソースのサイズおよび論理チャネルの優先度に基づいて異なる論理チャネルにリソースを割り当てるプロセスを意味する。LCPプロセスが終了した後、各論理チャネルには0個以上のリソースが割り当てられている。既存のプロトコルでは、各論理チャネルにリソースが割り当てられた後、データパケットは、割り当てられたリソースに順番に配置される。
MAC層と物理層との間にはトランスポートチャネルがあり、物理層は、トランスポートチャネルの形態の上位層にデータサービスを提供する。加えて、上位層のトランスポートチャネルからのデータおよび物理層における制御情報に関して、物理層は、巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check、CRC)、符号ブロックセグメント化、チャネル符号化、レートマッチング、および符号ブロック接続などの手順を実行し、次にスクランブル、変調、層マッピング、およびプリコーディングなどの動作を実行し、最後にエアインタフェースを介してデータおよび制御情報を送信する。
本出願の実施形態では、送信端デバイスおよび受信端デバイスは、ワイヤレス通信システムに適用され得るデバイスであることを理解されたい。具体的には、送信端デバイスは、ネットワークデバイスまたはユーザ機器であり得、受信端デバイスは、ネットワークデバイスまたはユーザ機器であり得る。送信端デバイスまたは受信端デバイスが具体的にネットワークデバイスとユーザ機器のどちらであるかは限定されない。本出願の以下の実施形態では、ユーザ機器UE側の要求が、詳細な説明のための例として使用される。しかしながら、本出願の実施形態はこれに限定されない。
リソース割り当て時、ネットワークデバイスは、通常、ユーザ機器UEの要求に基づいて、例えば、UEによって報告される送信データの量に基づいて大きなリソースを割り当てる。UEは、送信のために連結によって、同じ論理チャネルの異なるデータパケットをMAC層で一緒に配置し得るし、または送信のために多重化によって、異なる論理チャネルの異なるデータパケットを同じリソースに順次配置し得る。
連結と多重化の両方は、リソース利用を改善し得、UEがネットワークによって割り当てられるリソースを最大限に活用することを保証し得る。そうではなく、各論理チャネルの1つのデータパケットのみが、最後のトランスポートブロック(Transmission Block、TB)を毎回形成するために使用され得る場合、リソースの浪費が生じる。しかしながら、連結によってもたらされる問題は、同じサービスの2つの連続するデータパケットが1つのリソースに配置される場合に、リソースの送信に失敗すると、2つの連続するデータパケットが失われることである。2つの連続するデータパケットが失われる確率が10−13未満であることを保証するためには、各リソースに対応する失敗確率が10−13未満であることが保証される必要がある。この要求により、送信信頼性要求およびリソース利用要求は同時に満たされ得ず、周波数リソースは有効に使用され得ない。したがって、データパケット送信を実施するには、送信の信頼性を保証するだけでなく、リソース利用を改善するために使用され得る方法が必要とされる。MAC層の上では連結は行われない。したがって、1つのRLC PDUは、1つのデータパケットまたはデータパケットセグメントに対応する。言い換えれば、1つのRLC PDUは、1つのアプリケーション層データパケットまたはデータパケットセグメントを含み、1つのアプリケーション層データパケットまたはデータパケットセグメントのみを含む。1つのサービスの連続的なパケット損失を回避するために、サービスの連続するRLC PDUは、1つのトランスポートブロックに配置されてはならない。これは、連続するアプリケーション層データパケットは1つのトランスポートブロックに配置されてはならないことを意味する。
本出願の実施形態では、同じサービスの2つの連続するデータパケットが同じリソースに連結されることが防止され、前のデータパケットが失われたことが検出されたときにデータパケットの信頼性が改善される方法で確定的サービスの要求を実施することが期待される。
したがって、データパケットが図2の1つのサービスからのものである異なる表現形式の場合、同じサービスの連続するデータパケットを同じMAC PDUに配置することを回避することは、同じ論理チャネル、同じPDCPエンティティ(ベアラ)、または同じQoS flowの連続するデータパケットを同じMAC PDUに配置することを回避することである。データパケットが、1つのサービスに対応する1つの論理チャネルからのものであるとき、この場合、サービスの連続的なパケット損失を回避するために、MAC層は、同じサービスの連続的なパケット損失を回避するために、同じ論理チャネルの連続するデータパケットを送信のために異なるリソースに配置する必要がある。データパケットがQoS flowからのものである場合、複数のQoS flowは、SDAP層で異なるPDCPエンティティにマッピングされる。この場合、MAC層は、同じQoS flowの連続的なパケット損失を回避するために、連続する順序で取得される同じQoS flowのデータパケットを送信のために異なるリソースに配置する必要がある。代替的に、データパケットが同じPDCPエンティティのベアラからのものである場合、PDCPエンティティは、同じサービスの連続するデータパケットを同じMAC PDUに配置することを回避するために、連続するPDCPシーケンス番号を有するどの2つのデータパケットも異なるRLCエンティティに送信し得る。以下では、3つのケースを詳細に説明する。
図4は、本出願の実施形態による通信方法400の概略フローチャートである。方法400は、前述のワイヤレス通信システム100に適用され得る。詳細な説明のために、送信端デバイスが受信端デバイスにデータを送信する例が使用される。本出願の本実施形態はこれに限定されないことを理解されたい。
図4に示されているように、方法400は、以下の内容を含む。
S410:MACエンティティは、M個の無線リンク制御RLCプロトコルデータユニットRLC PDUを取得し、Mは、2以上の整数である。
確定的サービスからのデータパケットは、SDAP層、PDCP層、およびRLC層で処理される。1つのデータパケットは、1つのRLC PDUに対応する。任意選択で、1つのRLC PDUは、1つのアプリケーション層データパケットまたはデータパケットセグメントを含み、1つのアプリケーション層データパケットまたはデータパケットセグメントのみを含む。例えば、特別な確定的サービス1は、RLC層でM個のRLC PDUに対応するM個のデータパケットを含む。RLCエンティティは、各RLC PDUのパケットヘッダにRLCシーケンス番号を順次追加する。この場合、M個のRLC PDUのそれぞれは、異なるRLCシーケンス番号を有する。確定的サービス1は、論理チャネル1に対応し、連続するRLCシーケンス番号を有するM個のRLC PDUは、論理チャネル1にマッピングされ、M個のRLC PDUは、論理チャネル1に対応し、かつ連続するRLCシーケンス番号を有する少なくとも2つのRLC PDUを含む。本出願の本実施形態における「連続する」は、データユニットのシーケンス番号が異なるエンティティにおいて連続することを意味することを理解されたい。
S420:MACエンティティは、M個のRLC PDUのそれぞれに対応する論理チャネルに基づいてN個の媒体アクセス制御MACプロトコルデータユニットMAC PDUを生成し、同じ論理チャネルに対応し、かつ連続するRLCシーケンス番号を有するどの2つのRLC PDUも、異なるMAC PDUで搬送され、Nは、2以上の整数である。
MACエンティティは、論理チャネルでデータ送信サービスを提供し、RLCエンティティから、連続するRLCシーケンス番号を有するM個のRLC PDUを取得し、論理チャネルからトランスポートチャネルへのマッピングを実施する。各RLC PDUに対応する論理チャネルは、ここでは、各RLC PDUが論理チャネルに属し、論理チャネルを介してMACエンティティに送信されることとして理解され得ることを理解されたい。
MACエンティティは、RLCエンティティによって送信され、連続するRLCシーケンス番号を有するM個のRLC PDUを、論理チャネル1を介して取得し、MAC PDUを生成する。MACエンティティは、論理チャネル、すなわち論理チャネル1を識別し得る。MAC PDUを生成するプロセスで、MACエンティティは、論理チャネル優先度LCPに基づいてMAC PDUリソースを各論理チャネルに割り当て、リソース全体が使用されるまで各論理チャネルのRLC PDUを、論理チャネルに割り当てられたMAC PDUリソースに順次配置する。同じサービスの2つの連続するデータパケットが同じリソースに連結され、その結果、データパケット送信プロセスでトランスポートブロックの送信が失敗した場合に同じサービスの2つの連続するデータパケットが失われるケースを回避するために、本出願の本実施形態は、以下の3つのケースを提供する。
ケース1:
以下の制限が課され、すなわち、同じ論理チャネルの1つのRLC PDUのみが、1つのMAC PDUに配置される。例えば、論理チャネル1に関して、以下の制限が課され、すなわち、連続しないRLCシーケンス番号を有するRLC PDUのみが、1つのMAC PDUの、論理チャネル1に割り当てられたリソースに配置され得る。その後、1つのMAC PDUは、1つのトランスポートブロック(Transport Block、TB)に対応し、1つのMAC PDUは、1つのTBに配置される。このようにして、MAC層と物理層との間のデータ送信が実施される。
前述のケース1の方法によれば、RLC PDUに基づいてMAC PDUを生成するプロセスで、以下の制限が課され、すなわち、1つのMAC PDUは、同じ論理チャネルの2つの連続するデータパケットを同じリソースに連結することを回避するために、同じ論理チャネルの1つのRLC PDUのみを含む。この場合、データパケット送信プロセスで、論理チャネル1に関して、1つのトランスポートブロックの送信が失敗した場合、これは、1つのデータパケットの送信が失敗したことを意味する。したがって、サービスのTBの送信の失敗の影響が低減され、その結果、データパケット送信失敗確率が低減され得、確定的サービスの要求が実施され得る。
好ましくは、MAC PDUリソースは、RLC PDUによって占有されるビットの数に基づいて分割されることを理解されたい。具体的には、論理チャネル1に割り当てられ、MAC PDU内のpayload部分にあるリソースのサイズは、現在の配置されるRLC PDUによって占有されるビットの数に等しい。この場合、RLC PDUは、現在のMAC PDUに直接配置され得、これは、低いリソース利用の問題を引き起こさない。
しかしながら、MAC PDUの、論理チャネル1に割り当てられるリソースは、代替的に、論理チャネルに現在配置されるRLC PDUによって占有されるビットの数に等しくなくてもよい、例えば、これよりも多くても少なくてもよい。
ケース2:
論理チャネル1に割り当てられ、MAC PDU内のpayload部分にあるリソースによって搬送され得るビットの数が、現在の配置されるRLC PDUによって占有されるビットの数よりも少ない場合、RLC PDUがMAC層に到達した後、RLC PDUは、MAC層のサービスデータユニットMAC SDUとなる。1つのMAC SDUによって占有されるビットの数が、論理チャネルに割り当てられ、MAC PDU内のpayload部分にあるリソースのサイズよりも多い場合、MAC SDU(RLC PDU)は、セグメント化されて、異なるMAC PDUに配置され得、1つのMAC PDUは、1つのTBに配置される。このようにして、論理チャネルの連続するデータパケットは、1つのリソースに配置されなくなる。RLC PDUの場合、RLC PDUがセグメント化された後に取得されるセグメントは、同じRLCシーケンス番号を有することを理解されたい。例えば、RLC PDUが2つのセグメントにセグメント化された場合、2つのセグメントは、元のRLC PDUのRLCシーケンス番号である同じRLCシーケンス番号を有する。
一実施態様では、連続するRLCシーケンス番号を有するRLC PDU(またはRLC PDUセグメント)は、間隔を置いて異なるMAC PDUに配置され得る。例えば、連続するRLCシーケンス番号を有する2つのRLC PDU(またはRLC PDUセグメント)は、それぞれ第1のMAC PDUおよび第2のMAC PDUに配置され、第1のMAC PDUと第2のMAC PDUのシーケンス番号SN間の間隔は、kであり、kは、2以上の正の整数である。
本出願の本実施形態で説明されている間隔は、具体的には、以下のように説明され得ることを理解されたい。すなわち、RLC PDU 1とRLC PDU 2との間にゼロ個のRLC PDUの間隔があり、シーケンス番号間隔は1である。RLC PDU 1とRLC PDU 3との間に1つのRLC PDUの間隔があり、シーケンス番号間隔は2である。同様に、第1のMAC PDUと第2のMAC PDUのシーケンス番号SN間の間隔がkであることは、第1のMAC PDUと第2のMAC PDUとの間にk−1個のMAC PDUがあることを意味し得る。例えば、MAC PDU 1とMAC PDU 2のMACシーケンス番号間の間隔は1である。MAC PDU 1とMAC PDU 3との間に1つのMAC PDUの間隔があり、シーケンス番号間隔は2である。間隔がゼロ個のPDUの2つのPDUが、本出願で説明されている連続するPDUである。
現在、1つのトランスポートブロックTBは、1つのMAC PDUのみを含むが、1つのTBが複数のMAC PDUを含むケースは除外されないことを理解されたい。したがって、2つの連続するRLC PDUが配置される2つのMAC PDU間には間隔kが設定され得る。例えば、1つのTBが2つのMAC PDUを含む場合、RLC PDU 1は、MAC PDU 1に対応して配置され、RLC PDU 2は、MAC PDU 3に対応して配置される。したがって、連続するシーケンス番号SNを有する2つのRLC PDUが1つの送信リソース上にないことをさらに保証して、送信の信頼性を改善するためには、MAC PDU 3とMAC PDU 1は、1つのTBに配置されない。具体的な間隔は、ネットワークによって構成されてもよく、例えば、上位層シグナリングもしくはRRCシグナリングを使用して構成される値であってもよいし、またはUEによって自律的に選択されてもよい。UEが間隔を自律的に選択する場合、毎回異なる間隔が選択されてもよいが、間隔は少なくとも1つのMAC PDUである。
ケース3:
MAC PDUの、論理チャネル1に割り当てられたリソースによって搬送され得るビットの数が、現在の配置されるRLC PDUによって占有されるビットの数よりも多いときに、現在の論理チャネル1の1つのRLC PDUのみが1つのMAC PDUに配置される場合、リソースの浪費が生じる。したがって、リソース利用を改善するために、別の実施態様が導入される。
MAC層で実行された構築の後に取得されたトランスポートブロックTBを受信した後、物理層は、トランスポートブロックTBを異なる符号ブロック(Code Block、CB)に分割する。上で説明されたように、物理層は、上位層のトランスポートチャネルからのデータ内のデータパケットおよび物理層における制御情報に対して、スクランブル、変調、層マッピング、およびプリコーディングなどの一連の処理を実行する。データ送信プロセスでは、符号化効率、符号器の制限、および処理レイテンシなどの要素が考慮され、チャネル符号化時に処理され得る最大符号化長は6144bitであると判定される。したがって、CRCビットレベルチェック後に取得されたトランスポートブロックのシーケンスが6144bitを超えた場合、トランスポートブロックは、チャネル符号化要求を満たすためにセグメント化される必要がある。
したがって、本出願の本実施形態では、MAC層は、物理層の符号ブロックセグメント化ルールを知る必要がある。RLC PDUをMAC PDUに配置するプロセスで、論理チャネル1の、連続するRLCシーケンス番号を有するRLC PDUは、セグメント化ルールに従って異なる符号ブロックに配置され、1つのRLC PDUのみが、1つの符号ブロックに配置される。加えて、各符号ブロックは、MACサブヘッダを含む。このような符号ブロックが受信端の物理層によって受信された後、符号ブロックは、単独で復号化され得る。1つの符号ブロックが正常に復号化されると、1つのTBのすべての符号ブロックの正常な受信を待つことなく、この符号ブロックは、MAC層に配信され得る。このようにして、迅速な送信応答が実施され得、送信効率が改善され得る。加えて、あるTBの送信が失敗した場合、そのTB内の符号ブロックの送信は失敗し得、別の符号ブロックの復号化は影響を受けず、送信の信頼性が改善される。
前述の3つのケースでは、RLC PDUをMAC PDUに配置するプロセスで、任意選択で、限定ではなく別の例において、N個のMAC PDUにおける第1のMAC PDUと第2のMAC PDUのシーケンス番号SN間の間隔は、k以上であり、kは、2以上の整数である。任意選択で、kは、指定された閾値であり得る。第1のMAC PDUは、第1の論理チャネルに対応する第1のRLC PDUを搬送し、第2のMAC PDUは、第1の論理チャネルに対応する第2のRLC PDUを搬送し、第1のRLC PDUと第2のRLC PDUのRLCシーケンス番号は連続する。論理チャネル1が例として使用される。論理チャネル1の、連続するRLCシーケンス番号を有する第1のRLC PDUと第2のRLC PDUは、第1のMAC PDUと第2のMAC PDUに対応して配置される。第1のMAC PDUと第2のMAC PDUは連続せず、第1のMAC PDUと第2のMAC PDUのRLCシーケンス番号間の間隔は、k以上であり、kは、2以上の整数である。具体的な間隔は、ネットワークによって構成されてもよく、例えば、上位層シグナリングもしくはRRCシグナリングを使用して構成される値であってもよいし、またはUEによって自律的に選択されてもよい。UEが間隔を自律的に選択する場合、毎回異なる間隔が選択されてもよいが、間隔は少なくとも1つのMAC PDUである。
ケース4:
前述の3つのケースに加えて、リソース利用を保証し、同じサービスの2つの連続するデータパケットの損失によって生じる影響を低減するために、任意選択で、限定ではなく別の例において、N個のMAC PDUのうちの第3のMAC PDUは、同じ論理チャネルに対応するT個のRLC PDUを搬送し、Tは、2以上の整数である。T個のRLC PDUのうちのどの2つのRLCシーケンス番号間の間隔も、t以上であり、tは、2以上の整数である。具体的な間隔は、ネットワークによって構成されてもよく、例えば、上位層シグナリングもしくはRRCシグナリングを使用して構成される値であってもよいし、またはUEによって自律的に選択されてもよい。UEが間隔を自律的に選択する場合、毎回異なる間隔が選択されてもよいが、間隔は少なくとも1つのRLC PDUである。
論理チャネル1が例として使用される。論理チャネル1に、連続するRLCシーケンス番号を有する第1のRLC PDUと第2のRLC PDUが存在する。RLC PDUをMAC PDUに配置するプロセスにおいて、MAC PDUは、前述のいくつかのケースのものと区別するために、第3のMAC PDUと呼ばれる。複数のRLC PDU、例えば、第1のRLC PDUおよび第2のRLC PDUは、第3のMAC PDUの、論理チャネル1に割り当てられたリソースに配置され、第1のRLC PDUおよび第2のRLC PDUが連続しないRLCシーケンス番号を有するRLC PDUであることが保証される。第1のRLC PDUと第2のRLC PDUのRLCシーケンス番号間の間隔は、t以上であり、tは、2以上の整数である。具体的な間隔は、ネットワークによって構成されてもよく、例えば、上位層シグナリングもしくはRRCシグナリングを使用して構成される値であってもよいし、またはUEによって自律的に選択されてもよい。UEが間隔を自律的に選択する場合、毎回異なる間隔が選択されてもよいが、間隔は少なくとも1つのMAC PDUである。例えば、RLC PDU 1およびRLC PDU 3は、1つのMAC PDUに配置され、1および3は、RLC PDUのRLCシーケンス番号であり、RLC PDUのRLC SN間の間隔は、2である。
ここでの第1のRLC PDUおよび第2のRLC PDUは、限定ではなく単なる例であり、連続しないRLCシーケンス番号を有する、同じ論理チャネルの少なくとも2つのRLC PDUであって、1つのMAC PDUに配置される少なくとも2つのRLC PDUを指すことを理解されたい。RLC PDUの数は限定されない。例えば、T個のRLC PDUがあり、T個のRLC PDUのうちのどの2つも、連続しないRLCシーケンス番号を有する。最適な状況は、MAC PDUリソースが完全に使用されることである。
任意選択で、同じ論理チャネルの、連続しないRLCシーケンス番号を有する複数のRLC PDUが1つのMAC PDUに配置されるプロセスで、同じ論理チャネルの、連続しないRLCシーケンス番号を有する複数のRLC PDUは、ケース3で説明された方法に従って1つの符号ブロックに配置されてもよい。
このような符号ブロックが受信端の物理層によって受信された後、符号ブロックは、単独で復号化され得る。1つの符号ブロックが正常に復号化されると、1つのTBのすべての符号ブロックの正常な受信を待つことなく、この符号ブロックは、MAC層に配信され得る。このようにして、迅速な送信応答が実施され得、送信効率が改善され得る。加えて、あるTBの送信が失敗した場合、そのTB内の符号ブロックの送信は失敗し得、別の符号ブロックの復号化は影響を受けず、送信の信頼性が改善される。
前述の実施形態の方法によれば、データパケット送信プロセスで、サービスの1つのTBの送信の失敗によって生じる影響が低減されることを保証するために、同じサービスの2つの連続するデータパケットが同じリソースに連結されることが防止され得る。このようにして、データパケット送信失敗確率が低減され得、確定的サービスの要求が実施され得る。
実際の適用では、前述の論理チャネル1などの1つの論理チャネルからのものではなく、データパケットは、代替的に、QoS flowからのものであり得る。異なるサービスは、異なるQoS flowに属する。QoS flowは、同じサービス品質要求および同じレート要求を有するサービスのセットである。この場合、同じQoS flowの連続するデータパケットは、同じリソースに配置されてはならない。現在、QoS flowは、SDAP層およびPDCP層のみに見られる。複数のQoS flowは、SDAP層で異なる論理チャネルまたは同じ論理チャネルにマッピングされ得るが、2つのSDAP層からのQoS flowは、同じPDCP層にマッピングされてはならない。
図5は、本出願の実施形態による通信方法500の概略フローチャートである。方法500は、前述のワイヤレス通信システム100に適用され得る。詳細な説明のために、送信端デバイスが受信端デバイスにデータを送信する例が使用される。本出願の本実施形態はこれに限定されないことを理解されたい。
図5に示されているように、方法500は、以下の内容を含む。
S510:媒体アクセス制御MACエンティティは、M個の無線リンク制御RLCプロトコルデータユニットRLC PDUを取得し、Mは、2以上の整数である。
図3に示されているデータパケット処理プロセスを参照すると、フローからのデータパケットは、SDAP層、PDCP層、およびRLC層で処理される。1つのデータパケットは、1つのRLC PDUに対応する。任意選択で、1つのRLC PDUは、1つのアプリケーション層データパケットまたはデータパケットセグメントを含み、1つのアプリケーション層データパケットまたはデータパケットセグメントのみを含む。例えば、フローのM個のデータパケットは、RLC層でM個のRLC PDUに対応する。RLCエンティティは、各RLC PDUのパケットヘッダにRLCシーケンス番号を順次追加する。この場合、M個のRLC PDUのそれぞれは、異なるRLCシーケンス番号を有する。複数のフローは、SDAP層またはPDCP層でアグリゲートされ、次に、異なる論理チャネルまたは同じ論理チャネルにマッピングされ得る。複数のフローの複数のデータパケットは、RLC層で複数のRLC PDUに対応する。同じフローの連続的なパケット損失を回避するために、MAC層において、連続する順序で取得された同じフローのRLC PDUは、送信のために異なるリソースに配置される。
任意選択で、例えば、複数のフローのうちの第1のフローに対応するRLC PDUは、RLC PDU 1、RLC PDU 2、RLC PDU 3、およびRLC PDU 4を含み、第2のフローに対応するRLC PDUは、RLC PDU a、RLC PDU b、RLC PDU c、およびRLC PDU dを含むと仮定される。第1のフローおよび第2のフローのデータパケットは、SDAP層またはPDCP層でアグリゲートされ、RLC層で複数のRLC PDUにマッピングされる。例えば、順序は以下の通りであり得、すなわち、RLC PDU 1→RLC PDU 2→RLC PDU a→RLC PDU 3→RLC PDU b→RLC PDU c→RLC PDU 4→RLC PDU d。RLC PDUは、このような順序で同じ論理チャネルにマッピングされる。この場合、同じフローに属し、連続する順序で取得されるRLC PDUは、例えば、RLC PDU 1およびRLC PDU 2またはRLC PDU bおよびRLC PDU cを含む。本出願の本実施形態で提供される方法によれば、RLC PDU 1およびRLC PDU 2は、異なるリソースに配置される必要があり、RLC PDU bおよびRLC PDU cは、送信のために異なるリソースに配置される必要がある。
前述の目的を達成するために、N個のMAC PDUを生成する前に、MAC層は、同じフローに属し、かつ複数のRLC PDUにおいて連続するRLCシーケンス番号を有するM個のRLC PDUを識別する必要がある。MAC層はフローを直接識別し得ないため、複数のRLC PDUに対応するフローを判定するために別の層が使用される必要がある。
任意選択で、MAC層は、M個のRLC PDUに対応するフローを判定するために、SDAP PDUがデータパケットを使用してSDAP層で生成されたときにカプセル化されたSDAPヘッダに基づいて、各SDAP PDUに対応するRLC PDUで搬送されたフロー識別子(QoS flow Identifier、QFI)を判定する。SDAP層は、最初にSDAPヘッダをデータパケットに追加し、これにより、RLC層のRLC PDUは、SDAPヘッダを搬送する。加えて、MAC層は、フローIDを識別し、次にM個のRLC PDUに対応するフローを識別するために、SDAPヘッダを読み取る必要がある。
ここでの「複数のRLC PDUに対応するフローを判定すること」は、複数のRLC PDUに含まれるデータパケットが属する特定のフローを判定すること、言い換えれば、SDAP層またはPDCP層でカプセル化などの処理が行われていないデータパケットが、データパケットがSDAP層に到達する前に属していた特定のフローを判定することとして理解され得ることを理解されたい。このようにして、同じフローの連続するデータパケットが判定される。
別の実施態様では、PDCPヘッダがPDCP層でデータパケットに追加されるプロセスで、インジケータフィールドが、QFIを示すためにデータパケットに追加される。この実施態様では、SDAPヘッダは読み取られる必要はないが、それでもMAC層は、M個のRLC PDUに対応するフローを識別する目的で、インジケータフィールドによって示されるQFIを判定するためにPDCPヘッダを読み取る必要がある。図3のデータパケット処理プロセスを参照すると、RLC PDUにおけるRLCヘッダ以外のペイロードpay load部分は、SDAPヘッダまたはPDCPヘッダなどの上位層ヘッダを搬送することが分かる。したがって、QFIは、M個のRLC PDUに対応するフローを識別するために、前述の方法を使用して識別され得る。
S520:MACエンティティは、M個のRLC PDUのそれぞれに対応するQoS flowに基づいてN個のMAC PDUを生成し、その場合、連続する順序で取得される、同じフローに対応するどの2つのRLC PDUも、異なるMAC PDUで搬送され、Nは、2以上の整数である。
MAC層がQoS flowを識別した後、後続の動作は、実施形態におけるMAC層によって論理チャネル1のデータパケットを処理する動作と一致する。具体的には、方法400で説明された方法は、連続する順序で取得される、同じQoS flowのデータパケットを異なるMAC PDUまたは符号ブロックに配置するために実行される。
連結時の論理チャネルまたはQoS flowのデータパケットに対する前述の特別な処理は、上位層シグナリングを使用して構成され得る。例えば、ネットワークは、前述のルールを一部の論理チャネルまたは一部のQoS flowに適用するようにMAC層を構成し得るが、別の論理チャネルは、従来技術を使用して引き続き処理される。本出願の本実施形態はこれに限定されないことを理解されたい。
ここでのトランスポートブロックTBは、物理層の概念であり、MAC層のMAC PDUに対応することを理解されたい。従来技術では、1つのMAC PDUのみが、1つのトランスポートブロックに配置され得る。もちろん、1つのトランスポートブロックTBに2つのMAC PDUがある次のケースは除外されない。したがって、ここでの包括的解決策の保護を保証するために、1つのトランスポートブロックTBが次のように2つ以上のMAC PDUを含み得る場合、前述の解決策と同様に、解決策は、以下のように拡張され得、以下の制限が課され、すなわち、1つのRLC PDUは、1つのMAC PDUに配置され、以下の制限が課され、すなわち、1つのトランスポートブロックTBは、サービス1に対応する1つのRLC PDUのみを含むか、または連続しないシーケンス番号SNを有する、サービス1の複数のRLC PDUを含む。RLC PDUは、セグメント化されていないRLC SDUから生成されたRLC PDUであってもよいし、またはセグメント化されたRLC SDUから生成されたRLC PDUであってもよい。
別の実施態様では、媒体アクセス制御MACエンティティは、M個のRLC PDUを取得し、Mは、2以上の整数である。MACエンティティは、M個のRLC PDUのそれぞれに対応するベアラに基づいてN個の媒体アクセス制御MACプロトコルデータユニットMAC PDUを生成し、同じベアラに対応し、かつ連続するPDCPシーケンス番号を有するどの2つのRLC PDUも、異なるMAC PDUで搬送され、Nは、2以上の整数である。
図3に示されているデータパケット処理プロセスを参照すると、例えば、1つのベアラは、PDCP層でM個のPDCP PDUに対応するM個のデータパケットを含み得る。PDCPエンティティは、PDCPシーケンス番号を各PDCP PDUのヘッダに順番に追加する。この場合、M個のPDCP PDUのそれぞれは、異なるPDCPシーケンス番号を有する。次に、PDCP PDUは、RLC層で形成されたM個のRLC PDUに対応し、各RLC PDUのペイロードpayloadは、一意のPDCPシーケンス番号を含む。
同じベアラの連続的なパケット損失を回避するために、MAC層において、連続するPDCPシーケンス番号を有する、同じベアラのRLC PDUは、送信のために異なるリソースに配置される。前述の目的を達成するために、N個のMAC PDUを生成する前に、MAC層は、同じベアラに属し、かつ複数のRLC PDUにおいて連続するPDCPシーケンス番号を有するM個のPDCP PDUを識別する必要がある。
任意選択で、MAC層は、各RLC PDU内のPDCPシーケンス番号を判定するために、RLC PDUのpayload部分にカプセル化されたPDCPヘッダを読み取る。
任意選択で、RLC PDUによって占有されるビットの数が、RLC PDUが配置されることになるMAC PDUのpayload部分によって占有されるビットの数よりも多い場合、RLC PDUのセグメントは、MAC PDUのペイロードpayload部分によって占有されるビットの数に基づいて配置され得る。連続するRLCシーケンス番号を有するRLC PDUと次のRLC PDUが異なるMAC PDUで搬送されることを保証するために、セグメント化後に取得されたRLC PDUのRLCシーケンス番号は変更されずに保たれる。
本出願の本実施形態で提供される通信方法によれば、例えば、送信端デバイスは、受信端デバイスにデータを送信し、MAC層は、クロス層の方法でPDCP層におけるデータパケットのPDCPシーケンス番号を読み取る。MACエンティティが、連続するPDCPシーケンス番号を有するM個のRLC PDUを同じベアラから取得し、MAC PDUを生成するプロセスで、MACエンティティは、同じサービスの2つの連続するデータパケットが同じリソースに連結され、その結果、データパケット送信プロセスでトランスポートブロックの送信が失敗した場合に同じサービスの2つの連続するデータパケットが失われるケースを回避するために、連続するPDCPシーケンス番号を有する各ベアラのRLC PDUを異なるMAC PDUに配置する。これは、送信の信頼性およびユーザエクスペリエンスを改善する。
任意選択で、N個のMAC PDUにおける第1のMAC PDUと第2のMAC PDUのMACシーケンス番号間の間隔は、k以上であり、kは、2以上の整数であり、第1のMAC PDUは、第1のベアラの第1のRLC PDUを搬送し、第2のMAC PDUは、第1のベアラの第2のRLC PDUを搬送し、第1のRLC PDUと第2のRLC PDUは、連続するPDCPシーケンス番号を有する。
任意選択の実施態様では、連続するPDCPシーケンス番号を有する、同じベアラのRLC PDUは、異なるMAC PDUに配置され、配置のためにMAC PDU間には特定の間隔がある。これは、同じサービスの2つの連続するデータパケットが同じリソースに連結される確率をさらに低減し、送信の信頼性を改善する。
任意選択で、N個のMAC PDUのうちの第3のMAC PDUは、同じベアラに対応するT個のRLC PDUを搬送し、Tは、2以上の整数であり、Tは、M未満であり、T個のRLC PDUのうちのどの2つのPDCPシーケンス番号間の間隔も、t以上であり、tは、2以上の整数である。
前述の技術的解決策では、リソース利用を改善し、送信の信頼性を改善するために、連続しないPDCPシーケンス番号を有する複数のRLC PDUが、1つのMAC PDUに配置される。
図6は、本出願の実施形態による通信方法600の概略フローチャートである。方法600は、前述のワイヤレス通信システム100に適用され得る。詳細な説明のために、送信端デバイスが受信端デバイスにデータを送信する例が使用される。本出願の本実施形態はこれに限定されないことを理解されたい。
図7は、本出願の実施形態による通信方法の概略図である。以下では、図6および図7を参照して詳細な説明を提供する。
図6に示されているように、方法600は、以下の内容を含む。
S610:パケットデータ収束プロトコルPDCPエンティティは、P個のデータパケットを取得し、Pは、2以上の正の整数である。
従来技術では、フロー分割が存在する。例えば、SDAP層は、同じレート要求および同じ品質要求を有するサービスのデータパケットをアグリゲートし、データパケットをPDCP層に送信する。この場合、PDCP層の負荷は非常に高く、後続のリソース割り当てプロセスにおいて、リソースは不十分であるか、または十分ではない。したがって、負荷を共有するために、フロー分割が行われる。同じサービスから形成された同じベアラに関して、PDCPエンティティは、P個のデータパケットを異なる論理チャネルに分割する役割を果たす。図7に示されているように、PDCPエンティティがデータパケットを2つの論理チャネルに分割する例が、詳細な説明のために使用される。PDCPエンティティは、データパケットを分割し、RLC層に対応する2つの異なるRLCエンティティにデータパケットを送信する。次に、2つの異なるRLCエンティティは、データパケットをMAC層に送信するために、データパケットを2つの異なる論理チャネルにマッピングする。ここでは、PDCPエンティティがデータパケットを少なくとも2つのRLCエンティティに送信することは、PDCPエンティティがデータパケットを少なくとも2つの論理チャネルにマッピングすることに等しいことを理解されたい。
このような特別なサービスに関して、ネットワークは、上位層シグナリング、例えばRRC(Radio Resource Control、RRC)シグナリングを構成することによって、フロー分割時に連続するシーケンス番号SNを有するサービスのデータパケットを異なるRLCエンティティに分割するように、すなわち、データパケットを異なる論理チャネルにマッピングするようにPDCPエンティティを構成し得る。概略図の図3を参照すると、PDCP層は、P個のデータパケットを取得し、PDCP層がPDCPヘッダなどを追加することによってP個の対応するPDCP PDUを生成するプロセスで、PDCP層は、すべてのPDCP PDUのヘッダにPDCPシーケンス番号を順次追加する。この場合、P個のPDCP PDUのそれぞれは、異なるPDCPシーケンス番号を有する。
S620:PDCPエンティティは、各データパケットのPDCPシーケンス番号に基づいてP個のデータパケットを少なくとも2つのRLCエンティティに送信し、その場合、P個のデータパケットのうちの連続するPDCPシーケンス番号を有するどの2つのデータパケットも、異なるRLCエンティティに送信される。
具体的には、例えば、図7に示されているように、フロー分割プロセスで、PDCPエンティティは、1つのベアラを形成するために、連続するPDCP SNを有する、同じサービスの2つのデータパケットを異なるRLCエンティティに送信する。例えば、データパケット1、2、3、および4は連続する。次に、データパケットは、異なる論理チャネルにマッピングされる。具体的には、データパケット1と2は、異なる論理チャネルにマッピングされ、データパケット2と3は、異なる論理チャネルにマッピングされ、データパケット3と4は、異なる論理チャネルにマッピングされる。この図は、データパケットが2つのRLCエンティティおよび2つの論理チャネルに分割されるケースのみを示していることを理解されたい。しかしながら、本出願の本実施形態では、データパケットが2つより多くの論理チャネルに分割されるケースは除外されない。
任意選択で、P個のデータパケットのうちのH個のデータパケットは、少なくとも2つのRLCエンティティのうちの第1のRLCエンティティに送信され、Hは、2以上の整数であり、H個のデータパケットのうちのどの2つのシーケンス番号SN間の間隔も、h以上であり、hは、2以上の整数である。
具体的には、例えば、図7に示されているように、PDCPエンティティがデータパケットを異なるRLCエンティティに送信するプロセスで、H個のデータパケットは、同じサービスのP個のデータパケットの中から、間隔を置いて抽出され得、H個のデータパケットのうちのどの2つのPDCPシーケンス番号も連続しない。H個のデータパケットは、1つのRLCエンティティに送信され、1つの論理チャネルにマッピングされる。具体的な間隔は、ネットワークによって構成され得る。本出願の本実施形態はこれに限定されないことを理解されたい。
PDCP層がフロー分割を完了した後、MAC層は、異なる論理チャネルを介してRLC PDUを取得し、MAC PDUを生成する。同じサービスの2つの連続するデータパケットが送信のために同じリソースに配置されることを防止するために、本出願の本実施形態では、MAC層での多重化時に、以下の制限が課され得、すなわち、MAC PDUを生成するプロセスで、MAC層は、少なくとも2つの論理チャネルのデータをMAC PDUに配置してはならない。言い換えれば、1つの論理チャネルのみのRLC PDUが、1つのMAC PDUに配置され得る。ここでの制限された論理チャネルは、サービスが分割された少なくとも2つの論理チャネルのいずれか1つであることを理解されたい。別のサービスに対応する論理チャネルに関しては、リソース利用を保証するために多重化などが実行され得る。これは本出願では限定されない。この場合、論理チャネルにおけるリソースのサイズおよびRLC PDUのサイズに基づいて生成されるMAC PDUに関して、MAC PDUに配置されるRLC PDUの数は限定されず、同じサービスの連続するRLC PDUが同じリソースに配置されるケースは発生しないことをさらに理解されたい。
任意選択で、図1に示されている通信システムにおいて、受信端デバイスが、マクロ基地局またはスモールセルによって提供される1つ以上のセル(セルグループ)および/またはキャリア(キャリアグループ)のカバレッジ内に位置し、受信端デバイス(例えば、UE)にサービスを提供する1つ以上のセルがある場合、サービスが分割された後に同じサービスのデータパケットがマッピングされる少なくとも2つの論理チャネルは、異なるセルまたはキャリアにマッピングされ得、データパケットは、対応するセル(セルグループ)またはキャリア(キャリアグループ)のみのリソースを使用して送信され得る。
任意選択で、ネットワークは、MAC層が論理チャネルのうちの1つのデータを常に配置し、その結果、別の論理チャネルが制限のためにまったく送信され得ないケースを回避するために、MAC層がRLC PDUをMAC PDUに配置するプロセスで、MAC PDUに前回配置されなかった、同じサービスの別の論理チャネルを優先的に配置するようにMAC層をさらに構成し得る。
上では、同じサービスから形成される1つのベアラに対してPDCP層によって実行されるフロー分割について説明している。PDCP層は、代替的に、連続する順序で取得される同じフローのデータパケットを異なる論理チャネルに分割し得る。論理チャネルのデータパケットに対してMAC層によって実行される処理は、上で説明されたものと同じであり、ここでは詳細は再度説明されない。
同様に、PDCP層によって実行される方法600は、代替的に、SDAP層によって遂行されてもよい。具体的には、サービスをPDCP層にマッピングするとき、SDAP層は、同じサービスの連続するデータパケットを異なるPDCPエンティティに分割し得、次に、連続するデータパケットは、異なるRLCエンティティに対応する異なる論理チャネルにマッピングされる。異なる論理チャネルのRLC PDUに対してMAC層によって実行される処理は、上で説明されたものと同じであり、ここでは詳細は再度説明されない。
アップリンクデータ送信プロセスで、受信端デバイスは、送信端デバイスによって送信されるデータを送信するために特定のリソースを割り当てる必要がある。この場合、受信端デバイスは、リソースを割り当てるためにデータ量を知る必要がある。具体的には、例えば、ユーザ機器UEが発展型ノードB eNBにデータを送信するプロセスで、アップリンクデータ送信に必要なリソースは、バッファステータスレポート(Buffer Status Report、BSR)を報告することによって取得される。BSR報告プロセスは、UEのアップリンクバッファで送信される必要があるデータの合計量と、データを送信するために必要なリソースとをeNBに通知するために使用される。リソース割り当てプロセスで、リソースは、各論理チャネルのデータ量を計算することによって割り当てられる。依然としてPDCP層にあるデータの量は、2で除算され得る。例えば、図7では、1つのベアラは、2つの論理チャネルにマッピングされる。PDCP層に100byteのデータがあり、RLCエンティティがそれぞれ50byteのデータと60byteのデータを有する場合、2つの論理チャネルは、それぞれ100byteのデータと110byteのデータを有する。SDAP層がフロー分割を実行する方法において、SDAP層のデータが現在、BSRで報告される内容に含まれないため、BSRは強化される必要がない。
前述の技術的解決策では、PDCP層またはSDAP層におけるフロー分割によって、連続するシーケンス番号SNを有する、同じサービスの2つのデータパケットは、異なるリソースに配置される。ここでのリソースは、異なる符号ブロック、異なるMAC PDU、または異なるトランスポートブロックであり得る。具体的には、異なる実施形態に従って、対応する制限が課され得る。これは、同じサービスの連続するデータパケットの損失によって生じる影響を回避し、これにより、リソース利用を保証しながら送信の信頼性が改善され得、ユーザエクスペリエンスが改善され得る。
PDCP層からRLC SDUを受信した後、RLCエンティティは、RLC SDUを送信バッファに記憶する。MAC層から送信機会(ul grantなど)を受信した後、RLCエンティティは、送信機会を使用して提供されるサイズに基づいてRLC SDUをセグメント化し、次に、RLC PDUを形成するためにRLCヘッダを追加する。すべてのRLC PDUは、送信される前に再送信バッファに記憶される必要がある。再送信バッファ内のPDUは、STATUS PDUが受信された後で再送信または削除される。ピアエンドからPDUを受信した後、受信端は、PDUが制御PDUとデータPDUのどちらであるかを最初に判定する。PDUが制御PDUである場合、受信端は、送信端のどのPDUが再送信される必要があるかを判定するために、このPDUをRLC制御モジュールに送信する。PDUがデータPDUである場合、受信端は、このPDUを受信バッファに送信する。RLCヘッダは再分類後に削除され、次にRLC SDUが再構築される。
UEが、同じ論理チャネルまたはフローのデータパケットが長時間にわたって正常に送信されなかったか、または該データパケットの送信が失敗したこと、すなわち、該データパケットの送信が失敗したか、または該データパケットの送信時間が指定された閾値を超えたことを検出した場合、第1のパケットおよび/または第2のパケットの信頼性が改善される。本出願の本実施形態では、UEは、自律的であり、複数の再送信方法、例えば第1の再送信方法および第2の再送信方法を設定し得る。第1の再送信方法は、第1のデータパケットの送信が失敗した場合または送信時間が指定された第1の閾値を超えた場合に使用される。第1の再送信方法で再送信が実行された後で、再送信回数または再送信時間が第2の閾値を超えた場合、第2の再送信方法で再送信が開始される。第2の再送信方法の以下のいくつかの異なるケースが主に記載される。
ケース1:
UEは、第1のデータパケットのARQ(Automatic Repeat Request、ARQ)再送信を能動的に開始する。任意選択で、図1に示されている通信システムにおいて、受信端デバイスが、マクロ基地局またはスモールセルによって提供される1つ以上のセル(キャリア)のカバレッジ内に位置し、受信端デバイス(例えば、UE)にサービスを提供する1つ以上のセルがある場合、第1のデータパケットのARQプロセスで、異なるセルまたはキャリアのリソースが、データパケットのARQ再送信を実行するために使用され得る。
ケース2:
UEは、第1のデータパケットのARQ再送信を能動的に開始し、第1の再送信方法または第2の再送信方法を使用することに限定されない。加えて、第2のデータパケットの信頼性が改善される。任意選択で、図1に示されている通信システムにおいて、受信端デバイスが、マクロ基地局またはスモールセルによって提供される1つ以上のセル(キャリア)のカバレッジ内に位置し、受信端デバイス(例えば、UE)にサービスを提供する1つ以上のセルがある場合、RLCエンティティは、1つ以上の他のセルによって第2のデータのARQ再送信を実行し得る。
任意選択で、PDCPエンティティは、複製を実行するようにさらにトリガされ、送信のために第2のデータパケットを異なる論理チャネルに複製し得る。これは、図7のベアラのフロー分割と同様である。第2のデータパケットは、第2のデータパケットの送信の信頼性を改善するために、複製およびフロー分割によって複数の論理チャネルで送信される。これは、連続するデータパケットの送信の失敗によって生じる影響を回避する。
ケース3:
UEは、第1のデータパケットのARQ再送信を能動的に開始し、より信頼性の高いHARQ構成を使用するか、またはより信頼性の高い半永続的なスケジューリングリソースもしくはパラメータを選択する。例えば、基地局は、UEのためにいくつかのHARQ構成またはいくつかの半永続的なスケジューリングリソースおよびパラメータを構成する。任意選択で、基地局は、これらの構成またはリソースと再送信回数との対応関係をさらに構成し得る。例えば、再送信回数が3を超えない場合、UEは、HARQ構成1を選択し、再送信回数が3より大きく5以下である場合、UEは、HARQ構成2を選択し、または再送信回数が5より大きい場合、UEは、HARQ構成3を選択する。
ケース4:
前述のいくつかのケースはすべて、ARQ再送信のために信頼性の高いリソースがある場合に使用される実施態様である。しかしながら、UEが現在リソースを有さないか、またはARQ再送信のためにより信頼性の高いリソースを有さない可能性は非常に高い。この場合に、再送信されるデータが現在比較的緊急である場合、UEがより信頼性の高いリソースを必要としていることを示すために、BSRまたはアップリンク制御情報(Uplink Control Information、UCI)を使用して要求が基地局に送信され得る。
任意選択で、UEは、必要なリソースの信頼性レベルを基地局に示すために指示情報を直接使用し得るし、または異なる時間周波数リソースを使用し得る。代替的に、基地局は、事前に指示情報と信頼性レベルとの対応関係を構成し得、UEは、要求を送信し、各要求は、異なる信頼性レベルのリソースに対応する。基地局は、UEから要求を受信し、異なる要求に基づいて異なる信頼性レベルのリソースを割り当てる。例えば、UEは、通常のケースでは、一般的な信頼性レベルのリソースを要求し、再送信回数が特定の値を超えた場合に、UEは、特別な信頼性レベルのリソースを要求する。
本出願の本実施形態におけるより信頼性の高いリソースは、現在のリソースよりも高い信頼性レベルを有するリソースであることを理解されたい。加えて、LTEレートは、リソースの数(RBの数)およびMCS効率(信号品質を使用して判定される)に関連する。例えば、高周波数リソースと低周波数リソースの両方が存在する場合、より信頼性の高いリソースは、低周波数リソースであり得るか、またはより低い変調および符号化方式(Modulation and Coding Scheme、MCS)のリソースであり得る。これは本出願の本実施形態では限定されない。
加えて、LTEでは、UEが物理アップリンク共有チャネル(Physical Uplink Share Channel、PUSCH)および物理アップリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel、PUCCH)でデータを同時に送信できないが、UEが特定の期間内に上位層から基地局にアップリンクデータおよびUCIを同時に送信する必要がある場合、UEは、パンクチャリングまたはレートマッチングによってのみPUSCHで2つのタイプのデータを基地局に送信し得る。レートマッチングは、物理チャネルのベアラ能力に一致するようにトランスポートチャネルのビットが再送信またはパンクチャリングされ、これにより、チャネルマッピング時に、送信フォーマットによって必要とされるビットレートが達成されることを意味する。レートマッチングでパンクチャリングすることは、現在のビットをパンクチャリングし、次のビットを1ビットずつ繰り上げることである。入力ビットの数が出力ビットの数よりも少ない場合は、再送信が使用され、あるいは入力ビットの数が出力ビットの数よりも多い場合は、パンクチャリングが使用される。この送信方法では、アップリンクデータが影響を受ける。
LTEでは、サービスの優先度は高くない。したがって、この影響は深刻な問題を引き起こさない。しかしながら、NRでは、多くのサービスタイプが導入されており、異なる優先度を有する様々なタイプのサービスがある。高い優先度を有するサービスの場合、アップリンクデータへの影響を低減するために、パンクチャリングまたはレートマッチングは可能な限り回避されるべきである。
NRシステムでは、エアインタフェースのために複数のエアインタフェースフォーマットが導入されている。エアインタフェースフォーマットは、以下のパラメータ、すなわち、サブキャリア間隔、PUSCH送信時間、およびサイクリックプレフィックス長などの少なくとも1つを含む。高優先度のサービスは、通常、高優先度のエアインタフェースフォーマットにマッピングされる。したがって、本出願の本実施形態では、UEは、基地局の構成情報に基づいて、各アップリンクトランスポートブロックに対してレートマッチングのパンクチャリングが実行され得るかどうかを判定する。以下の強化解決策が導入され得る。
解決策1:
基地局は、少なくとも1つのエアインタフェースフォーマットを構成する。UEがエアインタフェースフォーマットにおいてPUSCHでデータを送信し、UCIも送信する必要がある場合、UEは、UCIの送信を破棄または延期する。
解決策2:
基地局は、少なくとも1つの論理チャネルまたはベアラを構成する。UEによってPUSCHで送信されるデータパケットが論理チャネルまたはベアラのデータを含む場合、UEは、UCIの送信を破棄または延期する。
解決策3:
DCIを使用してPUSCHリソースをUEに割り当てる場合、基地局は、指示情報をDCIに追加し、UEは、指示情報に従って、UCIの送信を破棄または延期することを決定する。
以上、図3から図7を参照して、本出願の実施形態における通信方法を詳細に説明した。以下では、図8から図11を参照して、本出願の実施形態における通信装置を詳細に説明する。
図8は、本出願の実施形態による通信装置800の概略ブロック図である。図8に示されているように、通信装置800は、トランシーバユニット810および処理ユニット820を含む。
トランシーバユニット810は、M個の無線リンク制御RLCプロトコルデータユニットRLC PDUを取得し、Mは、2以上の整数である、ように構成される。
処理ユニット820は、M個のRLC PDUのそれぞれに対応する論理チャネルに基づいてN個の媒体アクセス制御MACプロトコルデータユニットMAC PDUを生成し、同じ論理チャネルに対応し、かつ連続するRLCシーケンス番号を有するどの2つのRLC PDUも、異なるMAC PDUで搬送され、Nは、2以上の整数である、ように構成される。
任意選択で、通信装置は、ネットワーク要素であってもよいし、ネットワーク要素内の機能エンティティ、例えば、送信端デバイスもしくは受信端デバイスの特定の層の機能を実施し得るMACエンティティもしくはDUおよびCUエンティティなどのエンティティであってもよいし、またはチップ、もしくは少なくとも1つのチップを含むチップシステムなどであってもよい。これは本出願の本実施形態では限定されない。
任意選択の実施形態では、通信装置は、MAC層に対応するエンティティであり得る。
任意選択で、送信端デバイスと受信端デバイスは同じであっても異なってもよい。これは本出願の本実施形態では限定されない。
一部の実施形態では、送信端デバイスまたは受信端デバイスは、ネットワークデバイス(例えば、ネットワーク要素)である。CUがDUから分離される場合、PDCPエンティティ、RLCエンティティ、およびMACエンティティは、異なるネットワーク要素に配置され得る。CUとDUが分離されない場合、PDCPエンティティ、RLCエンティティ、およびMACエンティティは、1つのネットワーク要素に配置され得、3つのエンティティは、1つのプロセッサではあり得ないそれぞれのプロセッサを使用し得る。これは本出願の本実施形態では限定されない。
任意選択で、処理ユニット820によって生成されるN個のMAC PDUにおける第1のMAC PDUと第2のMAC PDUのシーケンス番号SN間の間隔は、k以上であり、kは、2以上の整数であり、第1のMAC PDUは、第1の論理チャネルで第1のRLC PDUを搬送し、第2のMAC PDUは、第1の論理チャネルで第2のRLC PDUを搬送し、第1のRLC PDUと第2のRLC PDUのRLCシーケンス番号は連続する。
任意選択で、処理ユニットによって生成されるN個のMAC PDUのうちの第3のMAC PDUは、同じ論理チャネルに対応するT個のRLC PDUを搬送し、Tは、2以上の整数であり、Tは、M未満であり、T個のRLC PDUのうちのどの2つのRLCシーケンス番号間の間隔も、t以上であり、tは、2以上の整数である。
通信装置800は、前述の方法400で説明されたMACエンティティに対応し得(例えば、該MACエンティティ内に構成され得るし、または該MACエンティティであり得る)、方法400でMACエンティティによって実行される動作および上記された様々な可能な処理プロセスを実行するように構成され得ることを理解されたい。簡潔にするために、ここでは詳細は再度説明されない。
図8に示されているデータ送信装置800が単なる例であることをさらに理解されたい。本出願の本実施形態における通信装置は、別のモジュールもしくはユニットをさらに含んでもよいし、図8のモジュールの機能と同様の機能を有するモジュールを含んでもよいし、または必ずしも図8のすべてのモジュールを含まなくてもよい。
図9は、本出願の実施形態による通信装置900の概略ブロック図である。図9に示されているように、通信装置900は、トランシーバユニット910および処理ユニット920を含む。
トランシーバユニット910は、M個の無線リンク制御RLCプロトコルデータユニットRLC PDUを取得し、Mは、2以上の整数である、ように構成される。
処理ユニット920は、M個のRLC PDUのそれぞれに対応するフローに基づいてN個のMAC PDUを生成し、連続する順序で取得される、同じフローに対応するどの2つのRLC PDUも、異なるMAC PDUで搬送され、Nは、2以上の整数である、ように構成される。
任意選択で、通信装置は、ネットワーク要素であってもよいし、ネットワーク要素内の機能エンティティ、例えば、送信端デバイスもしくは受信端デバイスの特定の層の機能を実施し得るMACエンティティもしくはDUおよびCUエンティティなどのエンティティであってもよいし、またはチップ、もしくは少なくとも1つのチップを含むチップシステムなどであってもよい。これは本出願の本実施形態では限定されない。
任意選択の実施形態では、通信装置は、MAC層に対応するエンティティであり得る。
任意選択で、送信端デバイスと受信端デバイスは同じであっても異なってもよい。これは本出願の本実施形態では限定されない。
任意選択で、処理ユニットによって生成されるN個のMAC PDUにおける第1のMAC PDUと第2のMAC PDUのシーケンス番号SN間の間隔は、k以上であり、kは、2以上の整数であり、第1のMAC PDUは、第1のフローの第1のRLC PDUを搬送し、第2のMAC PDUは、第1のフローの第2のRLC PDUを搬送し、第1のRLC PDUと第2のRLC PDUのRLCシーケンス番号は連続する。
任意選択で、処理ユニットによって生成されるN個のMAC PDUのうちの第3のMAC PDUは、同じフローに対応するT個のRLC PDUを搬送し、Tは、2以上の整数であり、T個のRLC PDUのうちのどの2つのRLCシーケンス番号間の間隔も、t以上であり、tは、2以上の整数である。
任意選択で、処理ユニットは、各RLC PDUで搬送されるフロー識別子に基づいて、M個のRLC PDUに対応するフローを判定し、フロー識別子は、サービスデータ適応プロトコルSDAPヘッダまたはパケットデータ収束プロトコルPDCPヘッダで搬送される、ようにさらに構成される。
通信装置900は、前述の方法500で説明されたMACエンティティに対応し得(例えば、該MACエンティティ内に構成され得るし、または該MACエンティティであり得る)、方法1000でMACエンティティによって実行される動作および上記された様々な可能な処理プロセスを実行するように構成され得ることを理解されたい。簡潔にするために、ここでは詳細は再度説明されない。
図9に示されているデータ送信装置900が単なる例であることをさらに理解されたい。本出願の本実施形態における通信装置は、別のモジュールもしくはユニットをさらに含んでもよいし、図9のモジュールの機能と同様の機能を有するモジュールを含んでもよいし、または必ずしも図9のすべてのモジュールを含まなくてもよい。
図10は、本出願の実施形態による通信装置1000の概略ブロック図である。図10に示されているように、通信装置1000は、トランシーバユニット1010および処理ユニット1020を含む。
トランシーバユニット1010は、P個のデータパケットを取得し、Pは、2以上の正の整数である、ように構成される。
処理ユニット1020は、各データパケットのPDCPシーケンス番号に基づいてP個のデータパケットを少なくとも2つのRLCエンティティに送信し、P個のデータパケットのうちの、連続するPDCPシーケンス番号を有するどの2つのデータパケットも、異なるRLCエンティティに送信される、ように構成される。
処理ユニットは、P個のデータパケットのうちのH個のデータパケットを、少なくとも2つのRLCエンティティのうちの第1のRLCエンティティに送信し、Hは、2以上の整数であり、H個のデータパケットのうちのどの2つのPDCPシーケンス番号間の間隔も、h以上であり、hは、2以上の整数である、ようにさらに構成される。
任意選択で、通信装置は、ネットワーク要素であってもよいし、ネットワーク要素内の機能エンティティ、例えば、送信端デバイスもしくは受信端デバイスの特定の層の機能を実施し得るPDCPエンティティもしくはDUおよびCUエンティティなどのエンティティであってもよいし、またはチップ、もしくは少なくとも1つのチップを含むチップシステムなどであってもよい。これは本出願の本実施形態では限定されない。
任意選択の実施形態では、通信装置は、PDCP層またはSDAP層に対応するエンティティであり得る。
任意選択で、送信端デバイスと受信端デバイスは同じであっても異なってもよい。これは本出願の本実施形態では限定されない。
通信装置1000は、前述の方法600で説明されたPDCPエンティティに対応し得(例えば、該PDCPエンティティ内に構成され得るし、または該PDCPエンティティであり得る)、方法1100でPDCPエンティティによって実行される動作および上記された様々な可能な処理プロセスを実行するように構成され得ることを理解されたい。簡潔にするために、ここでは詳細は再度説明されない。
図10に示されているデータ送信装置1000が単なる例であることをさらに理解されたい。本出願の本実施形態における通信装置は、別のモジュールもしくはユニットをさらに含んでもよいし、図10のモジュールの機能と同様の機能を有するモジュールを含んでもよいし、または必ずしも図10のすべてのモジュールを含まなくてもよい。
図11は、本出願の実施形態による通信装置1100の概略ブロック図である。通信装置1100は、図8、図9、または図10の通信装置に対応し得る。通信装置1100は、図11に示されているハードウェアアーキテクチャを使用し得る。本装置は、プロセッサ1110、トランシーバ1120、およびメモリ1130を含み得る。プロセッサ1110、トランシーバ1120、およびメモリ1130は、内部接続経路を介して互いに通信する。図8の処理ユニット820、図9の処理ユニット920、または図10の処理ユニット1020によって実施される関連機能は、プロセッサ1110によって実施され得る。図8のトランシーバユニット820、図9のトランシーバユニット910、または図10のトランシーバユニット1010によって実施される関連機能は、トランシーバ1120を制御することによりプロセッサ1110によって実施され得る。
プロセッサ1110は、1つ以上のプロセッサを含み得る、例えば、1つ以上の中央処理装置(central processing unit、CPU)を含み得る。プロセッサが1つのCPUである場合、このCPUは、シングルコアCPUまたはマルチコアCPUであり得る。
トランシーバ1120は、データおよび/または信号を送信し、データおよび/または信号を受信するように構成される。トランシーバは、送信機および受信機を含み得る。送信機は、データおよび/または信号を送信するように構成され、受信機は、データおよび/または信号を受信するように構成される。トランシーバは、有線接続のトランシーバモジュールまたはトランシーバインタフェースなどであり得ることを理解されたい。これは本出願の本実施形態では限定されない。
メモリ1130は、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、読み出し専用メモリ(read−only memory、ROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(erasable programmable read only memory、EPROM)、およびコンパクトディスク読み出し専用メモリ(compact disc read−only memory、CD−ROM)を含むが、これらに限定されない。メモリ1130は、関連する命令およびデータを記憶するように構成される。
メモリ1130は、本装置のプログラムコードおよびデータを記憶するように構成され、独立したコンポーネントであってもよいし、またはプロセッサ1110に統合されてもよい。これは本出願の本実施形態では限定されない。
具体的には、プロセッサ1110は、通信方法400のデータ送信を実行するようにトランシーバを制御するよう構成される。詳細については、方法400の実施形態の説明を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
代替的に、プロセッサ1110は、通信方法500のデータ送信を実行するようにトランシーバを制御するよう構成される。詳細については、方法1000の実施形態の説明を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
代替的に、プロセッサ1110は、通信方法600のデータ送信を実行するようにトランシーバを制御するよう構成される。詳細については、方法1100の実施形態の説明を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
図11は、本装置の単純化された設計のみを示していることが理解され得る。実際の適用時、本装置は、任意の数のトランシーバ、プロセッサ、コントローラ、およびメモリなどを含むが、これらに限定されない他の必要なコンポーネントをさらに含み得、本出願を実施し得るすべての装置は、本出願の保護範囲内に含まれるものとする。
可能な設計では、装置1100は、チップ装置であり得る。チップ装置は、少なくとも1つのチップを含み得、チップは、関連機能を実施するためのフィールドプログラマブルゲートアレイ、特定用途向け集積チップ、システムチップ、中央処理装置、ネットワークプロセッサ、デジタル信号処理回路、またはマイクロコントローラであり得る。代替的に、プログラマブルコントローラまたは別の集積チップが使用されてもよい。チップは、任意選択で、プログラムコードを記憶するように構成された1つ以上のメモリを含み得る。コードが実行されるとき、本装置は、対応する機能を実施することが可能である。
当業者は、本明細書に開示されている実施形態を参照して説明された例におけるユニットおよびアルゴリズムステップが、電子ハードウェアまたはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組合せによって実施され得ることを理解し得る。機能がハードウェアとソフトウェアのどちらによって実行されるかは、技術的解決策の特定の用途および設計上の制約に依存する。当業者は、特定の用途ごとに、説明された機能を実施するために異なる方法を使用し得るが、その実施は本出願の範囲を超えると見なされるべきではない。
簡便かつ簡単な説明のために、前述のシステム、装置、およびユニットの詳細な動作プロセスについては、前述の方法の実施形態の対応するプロセスを参照することとし、ここでは詳細が再度説明されていないことが、当業者によって明確に理解され得る。
本出願で提供されているいくつかの実施形態では、開示されているシステム、装置、および方法が別の方法で実施され得ることを理解されたい。例えば、説明された装置の実施形態は単なる例である。例えば、ユニットへの分割は、単に論理的な機能分割である。実際の実施態様では、別の分割方法があり得る。例えば、複数のユニットまたはコンポーネントは、別のシステムに組み合わされてもよい、もしくは統合されてもよいし、または一部の機能は、無視されてもよい、もしくは実行されなくてもよい。加えて、提示されたまたは述べられた相互結合または直接的な結合もしくは通信接続は、いくつかのインタフェースを使用して実施されてもよい。装置またはユニット間の間接的な結合または通信接続は、電子的な、機械的な、または他の形態で実施されてもよい。
別々の部分として説明されているユニットは、物理的に別々であってもなくてもよく、ユニットとして提示されている部分は、物理的なユニットであってもなくてもよく、1つの位置に配置されても、複数のネットワークユニットに分散されてもよい。ユニットの一部または全部は、実施形態の解決策の目的を達成するために実際の要求に基づいて選択されてもよい。
加えて、本出願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよいし、または各ユニットは、物理的に単独で存在してもよいし、または2つ以上のユニットが、1つのユニットに統合される。
機能が、ソフトウェア機能ユニットの形態で実施され、独立した製品として販売または使用される場合、機能は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本質的に本出願の技術的解決策、または従来技術に寄与する部分、または技術的解決策の一部は、ソフトウェア製品の形態で実施されてもよい。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスなどであってもよい)に、本出願の実施形態で説明された方法のステップの全部または一部を実行するように命令するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(read−only memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)、磁気ディスク、またはコンパクトディスクなどの、プログラムコードを記憶し得る任意の媒体を含む。
前述の説明は、本出願の特定の実施態様にすぎず、本出願の保護範囲を限定することを意図されていない。本出願で開示された技術的範囲内で当業者によって容易に考え出されるいかなる変形または置換も、本出願の保護範囲内に含まれるものとする。したがって、本出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
100 ワイヤレス通信システム
110 マクロ基地局
111 スモールセル
112 ユーザ機器
800 通信装置
810 トランシーバユニット
820 処理ユニット
900 通信装置
910 トランシーバユニット
920 処理ユニット
1000 通信装置
1010 トランシーバユニット
1020 処理ユニット
1100 通信装置
1110 プロセッサ
1120 トランシーバ
1130 メモリ

Claims (25)

  1. 通信方法であって、前記方法は、
    媒体アクセス制御MACエンティティによって、M個の無線リンク制御RLCプロトコルデータユニットRLC PDUを取得するステップであって、Mは、2以上の整数である、ステップと、
    前記MACエンティティによって、前記M個のRLC PDUのそれぞれに対応する論理チャネルに基づいてN個の媒体アクセス制御MACプロトコルデータユニットMAC PDUを生成するステップであって、同じ論理チャネルに対応し、かつ連続するRLCシーケンス番号を有するどの2つのRLC PDUも、異なるMAC PDUで搬送され、Nは、2以上の整数である、ステップと
    を含む、通信方法。
  2. 前記N個のMAC PDUにおける第1のMAC PDUと第2のMAC PDUのMACシーケンス番号間の間隔は、k以上であり、kは、2以上の整数であり、前記第1のMAC PDUは、第1の論理チャネルで第1のRLC PDUを搬送し、前記第2のMAC PDUは、前記第1の論理チャネルで第2のRLC PDUを搬送し、前記第1のRLC PDUと前記第2のRLC PDUのRLCシーケンス番号は連続する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記N個のMAC PDUのうちの第3のMAC PDUは、同じ論理チャネルに対応するT個のRLC PDUを搬送し、Tは、2以上の整数であり、Tは、M未満であり、前記T個のRLC PDUのうちのどの2つのRLCシーケンス番号間の間隔も、t以上であり、tは、2以上の整数である、請求項1または2に記載の方法。
  4. 通信方法であって、前記方法は、
    媒体アクセス制御MACエンティティによって、M個の無線リンク制御RLCプロトコルデータユニットRLC PDUを取得するステップであって、Mは、2以上の整数である、ステップと、
    前記MACエンティティによって、前記M個のRLC PDUのそれぞれに対応するフローに基づいてN個のMAC PDUを生成するステップであって、連続する順序で取得される、同じフローに対応するどの2つのRLC PDUも、異なるMAC PDUで搬送され、Nは、2以上の整数である、ステップと
    を含む、通信方法。
  5. 前記N個のMAC PDUにおける第1のMAC PDUと第2のMAC PDUのMACシーケンス番号間の間隔は、k以上であり、kは、2以上の整数であり、前記第1のMAC PDUは、第1のフローの第1のRLC PDUを搬送し、前記第2のMAC PDUは、第1のフローの第2のRLC PDUを搬送し、前記第1のRLC PDUと前記第2のRLC PDUは、連続する順序で取得される、請求項4に記載の方法。
  6. 前記N個のMAC PDUのうちの第3のMAC PDUは、同じフローに対応するT個のRLC PDUを搬送し、Tは、2以上の整数であり、Tは、M未満であり、前記T個のRLC PDUのうちのどの2つも、連続しない順序で取得される、請求項4または5に記載の方法。
  7. 前記MACエンティティによって、前記M個のRLC PDUのそれぞれに対応するフローに基づいてN個のMAC PDUを生成する前記ステップは、
    前記MACエンティティによって、各RLC PDUで搬送されるフロー識別子に基づいて、前記M個のRLC PDUのそれぞれに対応する前記フローを判定するステップであって、前記フロー識別子は、サービスデータ適応プロトコルSDAPヘッダまたはパケットデータ収束プロトコルPDCPヘッダで搬送される、ステップ
    を含む、請求項4から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 通信方法であって、前記方法は、
    パケットデータ収束プロトコルPDCPエンティティによってP個のデータパケットを取得するステップであって、Pは、2以上の正の整数である、ステップと、
    前記PDCPエンティティによって、各データパケットのPDCPシーケンス番号に基づいて前記P個のデータパケットを少なくとも2つのRLCエンティティに送信するステップであって、前記P個のデータパケットのうちの、連続するPDCPシーケンス番号を有するどの2つのデータパケットも、異なるRLCエンティティに送信される、ステップと
    を含む、通信方法。
  9. 前記P個のデータパケットのうちのH個のデータパケットは、前記少なくとも2つのRLCエンティティのうちの第1のRLCエンティティに送信され、Hは、2以上の整数であり、前記H個のデータパケットのうちのどの2つのPDCPシーケンス番号間の間隔も、h以上であり、hは、2以上の整数である、請求項8に記載の方法。
  10. M個の無線リンク制御RLCプロトコルデータユニットRLC PDUを取得し、Mは、2以上の整数である、ように構成されたトランシーバユニットと、
    前記M個のRLC PDUのそれぞれに対応する論理チャネルに基づいてN個の媒体アクセス制御MACプロトコルデータユニットMAC PDUを生成し、同じ論理チャネルに対応し、かつ連続するRLCシーケンス番号を有するどの2つのRLC PDUも、異なるMAC PDUで搬送され、Nは、2以上の整数である、ように構成された処理ユニットと
    を備える通信装置。
  11. 前記処理ユニットによって生成される前記N個のMAC PDUにおける第1のMAC PDUと第2のMAC PDUのMACシーケンス番号間の間隔は、k以上であり、kは、2以上の整数であり、前記第1のMAC PDUは、第1の論理チャネルで第1のRLC PDUを搬送し、前記第2のMAC PDUは、前記第1の論理チャネルで第2のRLC PDUを搬送し、前記第1のRLC PDUと前記第2のRLC PDUのRLCシーケンス番号は連続する、請求項10に記載の装置。
  12. 前記処理ユニットによって生成される前記N個のMAC PDUのうちの第3のMAC PDUは、同じ論理チャネルに対応するT個のRLC PDUを搬送し、Tは、2以上の整数であり、Tは、M未満であり、前記T個のRLC PDUのうちのどの2つのRLCシーケンス番号間の間隔も、t以上であり、tは、2以上の整数である、請求項10または11に記載の装置。
  13. M個の無線リンク制御RLCプロトコルデータユニットRLC PDUを取得し、Mは、2以上の整数である、ように構成されたトランシーバユニットと、
    前記M個のRLC PDUのそれぞれに対応するフローに基づいてN個の媒体アクセス制御MACプロトコルデータユニットMAC PDUを生成し、連続する順序で取得される、同じフローに対応するどの2つのRLC PDUも、異なるMAC PDUで搬送され、Nは、2以上の整数である、ように構成された処理ユニットと
    を備える通信装置。
  14. 前記処理ユニットによって生成される前記N個のMAC PDUにおける第1のMAC PDUと第2のMAC PDUのMACシーケンス番号間の間隔は、k以上であり、kは、2以上の整数であり、前記第1のMAC PDUは、第1のフローの第1のRLC PDUを搬送し、前記第2のMAC PDUは、第1のフローの第2のRLC PDUを搬送し、前記第1のRLC PDUと前記第2のRLC PDUは、連続しない順序で取得される、請求項13に記載の装置。
  15. 前記処理ユニットによって生成される前記N個のMAC PDUのうちの第3のMAC PDUは、同じフローに対応するT個のRLC PDUを搬送し、Tは、2以上の整数であり、前記T個のRLC PDUのうちのどの2つも、連続しない順序で取得される、請求項10または11に記載の装置。
  16. 前記処理ユニットは、各RLC PDUで搬送されるフロー識別子に基づいて、前記M個のRLC PDUのそれぞれに対応する前記フローを判定し、前記フロー識別子は、サービスデータ適応プロトコルSDAPヘッダまたはパケットデータ収束プロトコルPDCPヘッダで搬送される、ようにさらに構成されている、請求項13から15のいずれか一項に記載の装置。
  17. P個のデータパケットを取得し、Pは、2以上の正の整数である、ように構成されたトランシーバユニットと、
    各データパケットのPDCPシーケンス番号に基づいて前記P個のデータパケットを少なくとも2つのRLCエンティティに送信し、前記P個のデータパケットのうちの、連続するPDCPシーケンス番号を有するどの2つのデータパケットも、異なるRLCエンティティに送信される、ように構成された処理ユニットと
    を備える通信装置。
  18. 前記処理ユニットは、前記P個のデータパケットのうちのH個のデータパケットを、前記少なくとも2つのRLCエンティティのうちの第1のRLCエンティティに送信し、Hは、2以上の整数であり、前記H個のデータパケットのうちのどの2つのPDCPシーケンス番号間の間隔も、h以上であり、hは、2以上の整数である、ようにさらに構成されている、請求項17に記載の装置。
  19. 通信装置であって、前記装置は、トランシーバと、メモリと、プロセッサと、前記プロセッサによって実行され得る、前記メモリに記憶された命令とを含み、前記プロセッサは、前記装置が請求項1から3のいずれか一項に記載の方法を実施することを可能にするために前記命令を実行する、通信装置。
  20. 通信装置であって、前記装置は、トランシーバと、メモリと、プロセッサと、前記プロセッサによって実行され得る、前記メモリに記憶された命令とを含み、前記プロセッサは、前記装置が請求項4から7のいずれか一項に記載の方法を実施することを可能にするために前記命令を実行する、通信装置。
  21. 通信装置であって、前記装置は、トランシーバと、メモリと、プロセッサと、前記プロセッサによって実行され得る、前記メモリに記憶された命令とを含み、前記プロセッサは、前記装置が請求項8または9に記載の方法を実施することを可能にするために前記命令を実行する、通信装置。
  22. コンピュータプログラムを記憶するように構成されたコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法を実施するための命令を含む、コンピュータ可読記憶媒体。
  23. コンピュータプログラムを記憶するように構成されたコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、請求項4から7のいずれか一項に記載の方法を実施するための命令を含む、コンピュータ可読記憶媒体。
  24. コンピュータプログラムを記憶するように構成されたコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、請求項8または9に記載の方法を実施するための命令を含む、コンピュータ可読記憶媒体。
  25. 通信システムであって、前記通信システムは、
    請求項10から12のいずれか一項に記載の通信装置と、
    請求項13から16のいずれか一項に記載の通信装置と、
    請求項17または18に記載の通信装置と
    を備える、通信システム。
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