JP2021510027A - ビーム失敗回復の設定と指示方法、装置及び通信システム - Google Patents

ビーム失敗回復の設定と指示方法、装置及び通信システム Download PDF

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Abstract

ビーム失敗回復の設定と指示方法、装置及び通信システムが提供される。前記方法は、端末装置がネットワーク装置送信のビーム失敗回復用の測定閾値及び測定パラメータを受信し、又は、端末装置がネットワーク装置にモビリティロバートネス最適化用の指示情報を送信することを含む。これにより、端末装置は、ネットワーク装置の設定に基づいて正確なビーム測定結果を取得し、不成功のビーム失敗回復を減少させることができる。

Description

本発明は、通信技術分野に関し、特に、ビーム失敗回復の設定と指示方法、装置及び通信システムに関する。
5G通信の新無線(NR、New Radio)システムにおいて、より高い周波数上での通信をサポートするために、ビームの概念が導入されている。それ相応に、NRシステムは、ビームの関連操作、例えば、ビーム確定、ビーム測定、ビーム報告などを含むビーム管理をサポート。ビーム概念導入後、セルレベルの操作に比べ、ビーム測定などを含むより細かい処理が要される。
なお、上述の背景技術についての紹介は、本発明の技術案を明確且つ完全に説明し、また、当業者がそれを理解しやすいためのものである。これらの技術案は、本発明の背景技術に記述されているため、当業者にとって周知であると解釈してはならない。
発明者が次のようなことを発見した。即ち、ビーム失敗回復をサポートするために、ネットワーク装置により、正確なパラメータ設定を行う必要がある。しかし、物理層の測定結果のフィルタリングが端末装置に基づいて実現され、プロトコル又は規格により規定されない。ネットワーク装置が測定閾値のみを設定すれば、端末装置は、ビーム失敗回復に適した候補ビームを正確に得ることができない恐れがある。
本発明の実施例は、ビーム失敗回復の設定と指示方法、装置及び通信システムを提供する。これにより、端末装置は、ネットワーク装置の設定に基づいて正確なビーム測定結果を取得し、不成功のビーム失敗回復を減少させることができる。
本発明の実施例の第一側面によれば、ビーム失敗回復の設定方法が提供され、それは、
端末装置がネットワーク装置送信のビーム失敗回復用の測定閾値及び測定パラメータを受信し;及び
端末装置が前記測定閾値及び前記測定パラメータに基づいて、評価待ちビームに対して測定及び/又は評価を行うことを含む。
本発明の実施例の第二側面によれば、ビーム失敗回復の設定装置が提供され、それは、
ネットワーク装置送信のビーム失敗回復用の測定閾値及び測定パラメータを受信する設定受信ユニット;及び
前記測定閾値及び前記測定パラメータに基づいて、評価待ちビームに対して測定及び/又は評価を行うビーム処理ユニットを含む。
本発明の実施例の第三側面によれば、ビーム失敗回復の指示方法が提供され、それは、
端末装置がそのビーム失敗の発生を確定し;及び
前記端末装置がネットワーク装置にモビリティロバートネス最適化(mobility robustness optimization)用の指示情報を送信することを含む。
本発明の実施例の第四側面によれば、ビーム失敗回復の指示装置が提供され、それは、
端末装置のビーム失敗の発生を確定する失敗確定ユニット;及び
ネットワーク装置にモビリティロバートネス最適化用の指示情報を送信する情報送信ユニットを含む。
本発明の実施例の第五側面によれば、通信システムが提供され、それは、端末装置を含み、前記端末装置は、上述の第二側面に記載のビーム失敗回復の設定装置、又は、上述の第四側面に記載のビーム失敗回復の指示装置を含む。
本発明の実施例の有益な効果は次の通りであり、即ち、端末装置がネットワーク装置送信のビーム失敗回復用の測定閾値及び測定パラメータを受信し、又は、端末装置がネットワーク装置にモビリティロバートネス最適化用の指示情報を送信することにより、端末装置は、ネットワーク装置の設定に基づいて正確なビーム測定結果を取得し、不成功のビーム失敗回復を減少させることができる。
後述の説明及び図面を参照することで、本発明の特定の実施形態を詳しく開示し、本発明の原理を採用し得る態様を示す。なお、本発明の実施形態は、範囲上ではこれらにより限定されない。添付した特許請求の範囲内であれば、本発明の実施形態は、様々な変更、修正及び代替によるものを含んでも良い。
また、1つの実施方式について説明した及び/又は示した特徴は、同じ又は類似した方式で1つ又は複数の他の実施形態に用い、他の実施形態における特徴と組み合わせ、又は、他の実施形態における特徴を置換することもできる。
なお、「含む/有する」のような用語は、本明細書に使用されるときに、特徴、要素、ステップ、又はアセンブルの存在を指すが、1つ又は複数の他の特徴、要素、ステップ、又はアセンブリの存在又は付加を排除しないということも指す。
本発明の1つの図面又は1つの実施形態に記載の要素及び特徴は、1つ又は複数の他の図面又は実施形態に示した要素及び特徴と組み合わせることができる。また、図面では、類似した符号は、幾つの図面における対応する部品を示し、複数の実施形態に用いる対応部品を示すためにも用いられる。
本発明の実施例における通信システムを示す図である。 本発明の実施例におけるビーム失敗回復手順を示す図である。 本発明の実施例1におけるビーム失敗回復の設定方法を示す図である。 本発明の実施例1におけるビーム失敗回復の設定方法を示す他の図である。 本発明の実施例2におけるビーム失敗回復の指示方法を示す図である。 本発明の実施例2におけるビーム失敗回復の指示方法を示す他の図である。 本発明の実施例3におけるビーム失敗回復の設定装置を示す図である。 本発明の実施例3におけるビーム失敗回復の設定装置を示す他の図である。 本発明の実施例4におけるビーム失敗回復の指示装置を示す図である。 本発明の実施例4におけるビーム失敗回復の指示装置を示す他の図である。 本発明の実施例5におけるネットワーク装置を示す図である。 本発明の実施例5における端末装置を示す図である。
添付した図面及び以下の説明を参照することにより、本発明の前述の及び他の特徴が明らかになる。なお、明細書及び図面では、本発明の特定の実施形態を開示するが、それは、本発明の原理を採用し得る一部のみの実施形態を示し、理解すべきは、本発明は、記載されている実施形態に限定されず、即ち、本発明は、添付した特許請求の範囲内のすべての変更、変形及び代替によるものも含むということである。
本発明の実施例では、用語「通信ネットワーク」又は「無線通信ネットワーク」は、次のような任意の通信規格に準ずるネットワークを指しても良く、例えば、LTE(LTE、Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、WCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)、HSPA(High-Speed Packet Access)などである。
また、通信システムにおける装置間の通信は、任意の段階の通信プロトコルに従って行われても良く、例えば、次のような通信プロトコルを含んでも良いが、それに限定されず、即ち、1G(generation)、2G、2.5G、2.75G、3G、4G、4.5G及び将来の5G、新無線(NR、New Radio)など、及び/又は、その他の従来の又は将来に開発される通信プロトコルである。
本発明の実施例では、用語「ネットワーク装置」は、例えば、通信システムにおける、端末装置を通信ネットワークに接続し、且つ該端末装置にサービスを提供する装置を指す。ネットワーク装置は、次のようなものを含んでも良いが、それに限定されず、即ち、基地局(BS、Base Station)、アクセスポイント(AP、Access Point)、送受信ポイント(TRP、Transmission Reception Point)、ブロードキャスト送信機、モバイル管理エンティティ(MME、Mobile Management Entity)、ネットワークゲートウェイ、サーバー、無線ネットワーク制御器(RNC、Radio Network Controller)、基地局制御器(BSC、Base Station Controller)などである。
そのうち、基地局は、次のようなものを含んでも良いが、それに限定されず、即ち、ノードB(NodeB又はNB)、進化ノードB(eNodeB又はeNB)及び5G基地局(gNB)などであり、さらにRRH(Remote Radio Head)、RRU(Remote Radio Unit)、リレー(relay)又は低パワーノード(例えば、femto、picoなど)を含んでも良い。また、用語「基地局」は、それらの一部又はすべての機能を含んでも良く、各基地局は、特定の地理の分野に対して通信カバレッジを提供することができる。用語「セル」が指すのは、基地局及び/又はそのカバーする分野であっても良い、これは、該用語のコンテキストによるものである。
本発明の実施例では、用語「ユーザ装置」(UE、User Equipment)又は「端末装置」(TE、Terminal Equipment)は、例えば、ネットワーク装置により通信ネットワークにアクセスし、且つネットワークからのサービスを受ける装置を指す。ユーザ装置は、固定したもの又は移動するものであっても良く、また、移動ステーション(MS、Mobile Station)、端末、ユーザステーション(SS、Subscriber Station)、アクセス端末(AT、Access Terminal)、ステーションなどとも称される。
そのうち、ユーザ装置は、次のようなものを含んでも良いが、それに限定されず、例えば、携帯電話(Cellular Phone)、PDA(Personal Digital Assistant)、無線モデム、無線通信装置、携帯装置、マシンタイプ通信装置、ラップトップコンピュータ、コードレス電話機、スマートフォン、スマートウォッチ、デジタルカメラなどである。
また、例えば、IoT(Internet of Things)などのシナリオでは、ユーザ装置は、さらに、監視又は測定を行う機器又は装置であっても良く、例えば、次のようなものを含んでも良いが、それに限定されず、即ち、マシンタイプ通信(MTC、Machine Type Communication)端末、車載通信端末、D2D(Device to Device)端末、M2M(Machine to Machine)端末などである。
以下、例を挙げて本発明の実施例におけるシナリオについて説明を行うが、本発明は、これに限られない。
図1は、本発明の実施例における通信システムを示す図であり、端末装置及びネットワーク装置を例とする場合を示している。図1に示すように、通信システム100は、ネットワーク装置101及び端末装置102を含んでも良い。便宜のため、図1では、1つのみの端末装置及び1つのみのネットワーク装置を例として説明を行うが、本発明は、これに限定されない。
本発明の実施例では、ネットワーク装置101と端末装置102との間は、従来のトラフィック又は将来実施可能なトラフィックが行われても良い。これらのトラフィックは、例えば、eMBB(enhanced Mobile Broadband)、mMTC(massive Machine Type Communication)、URLLC(Ultra-Reliable and Low-Latency Communication)などを含むが、これに限定されない。
NRシステムには、端末装置(ユーザ装置とも言う)自主回復のメカニズム、即ち、ビーム失敗回復メカニズムが導入されている。例えば、端末装置が接続状態に入った後に、ネットワーク装置は、端末装置のために専用設定を提供することができる。ネットワーク装置送信の専用設定に基づいて、端末装置は、ビーム失敗発生且つ候補ビーム存在時に、該専用設定により規定されるリソース又は衝突(contention)に基づくリソースを使用して、ビーム失敗回復要求を送信し、且つ該専用設定により規定される受信時間ウィンドウ内において、指定されるリソース位置上でネットワーク装置のフィードバックを待つことができる。該受信時間ウィンドウ口内でネットワーク装置のフィードバックを受信した場合、ビーム失敗回復手順が成功したと認め、そうでない場合、該ビーム失敗回復手順が失敗したと認めても良い。
図2は、本発明の実施例のビーム失敗回復手順を示す図であり、図2に示すように、ネットワーク装置(例えば、gNB)は、予め、端末装置にビーム失敗回復用の専用設定を送信することができる。端末装置は、ビーム失敗回復の実行を確定するときに、ネットワーク装置にビーム失敗回復要求を送信し、ネットワーク装置からの該要求に対してのレスポンスを受信する。
ネットワーク装置が端末装置に提供する専用設定は、例えば、以下のようなもののうちの少なくとも1つを含んでも良く、即ち、
ビーム失敗を確定するためのパラメータ、例えば、NrOfBeamFailureInstance;
或るビームが候補ビームであるかを確認するための閾値、例えばCandidateBeamThreshold;
ビーム失敗回復要求を送信するためのランダムアクセスリソース、例えばPRACH-resource-dedicated-BFR;
ビーム失敗回復要求を送信するためのプリアンブルインデックス、例えばra-PreambleIndexConfig-BFR;
ビーム失敗回復要求を送信するための制限(limit)、例えば、PreambleTransMax-BFR;及び
ネットワーク装置からのレスポンスを受信するための設定情報、例えばResponseWindowSize-BFR及びBeam-Failure-Recovery-Response-CORESETである。
なお、以上、ビーム失敗回復用の専用設定のみについて例示的に説明したが、本発明は、これに限定されず、例えば、他のパラメータをさらに含んでも良い。また、ビーム失敗回復用の専用設定の他の内容については、関連技術を参照することもできるため、ここでは、その詳しい説明を省略する。
また、NRでは、5Gシステムが無線リンク失敗及び再確立(reestablishment)手順をサポートする。例えば、物理層問題、ランダムアクセス問題、及び無線リンク制御(RLC、Radio Link Control)問題がすべて、端末装置の無線リソース制御(RRC、Radio Resource Control)層が無線リンク失敗を確定するようにさせることができる。
また、例えば、無線リンク失敗がプライマリー基地局に発生し、且つセキュリティがアクティブにされている場合、端末装置は、接続再確立手順を開始して接続を回復する。接続再確立後、端末装置は、ネットワーク装置に無線リンク失敗報告を送信することができる。無線リンク失敗がセカンダリー基地局に発生する場合、端末装置がプライマリー基地局にセカンダリーセルグループ(SCG、Secondary Cell Group)失敗情報メッセージ(SCGFailureInformation message)を送信し、ネットワーク装置は、セカンダリー基地局のリリース又は変更を決定することができる。
また、例えば、無線リンク失敗報告及びSCG失敗情報メッセージはすべて、失敗の類型を含み、また、ネットワーク装置に、失敗発生の原因、例えば、物理層問題、ランダムアクセス問題などを提供することができる。
以下、NRシステムを例として本発明の実施例について説明するが、本発明は、これに限定されず、類似問題が存在する任意の他のシステムに適用することもできる。
以下、図面を参照しながら、本発明の各種の実施例について説明する。なお、これらの実施例は、例示に過ぎず、本発明を限定しない。
本発明の実施例は、ビーム失敗回復の設定方法を提供する。
図3は、本発明の実施例におけるビーム失敗回復の設定方法を示す図であり、端末装置側の状況を示している。図3に示すように、ビーム失敗回復の設定方法300は、以下のステップを含む。
ステップ301:端末装置がネットワーク装置送信のビーム失敗回復用の測定閾値及び測定パラメータを受信し;及び
ステップ302:端末装置が前記測定閾値及び測定パラメータに基づいて、評価待ちビームに対して測定及び/又は評価を行う。
本実施例では、ネットワーク装置は、ビーム失敗回復用の専用設定に測定閾値及び測定パラメータを含めることができる。前記測定パラメータは、次のようなもののうちの少なくとも1つを含み、即ち、ビーム測定結果が前記測定閾値よりも大きい持続時間、ビーム測定結果が前記測定閾値よりも大きい実例数、ビームを測定するための測定モード、及び測定結果をフィルタリングするためのフィルタリングファクターである。なお、本発明は、これに限られず、他のパラメータをさらに含んでも良い。
これにより、1つ又は複数の測定パラメータを導入することで、ネットワーク装置は、端末装置が物理層の測定を行うように、より良く制御することができ、又は、端末装置が物理層の測定結果を処理するように、より良く制御することができる。このようにして、端末装置は、或るビームが候補ビームであるかを確定するときに、統一基準の測定結果を使用することができるため、候補ビームの正確性を向上させることができる。
1つの実施方式において、端末装置は、前記測定閾値及び前記評価待ちビームの測定結果に基づいて、前記評価待ちビームがビーム失敗回復用の候補ビームであることを確定することができる。
1つの実施方式において、前記評価待ちビームは、次のようなもののうちの少なくとも1つを含んでも良く、即ち、使用可能な測定結果を有するビーム、サービングビーム以外の、使用可能な測定結果を有するビーム、ビーム失敗回復用のリソースが設定されており且つ使用可能な測定結果を有するビーム、及び、サービングビーム以外の、ビーム失敗回復用のリソースが設定されており且つ使用可能な測定結果を有するビームである。
1つの実施方式において、前記測定モードは、次のような情報により確定されても良く、即ち、一回の測定における測定実例の数及び連続した2つの測定実例の間の間隔、或いは、一回の測定の持続時間及び連続した2つの測定実例の間の間隔である。
1つの実施方式において、端末装置は、測定モードに基づいて、ビームに対して一回又は複数回の測定を行うことができる。
図4は、本発明の実施例におけるビーム失敗回復の設定方法を示す他の図であり、端末装置側及びネットワーク装置側の状況を示している。図4に示すように、ビーム失敗回復の設定方法400は、以下のステップを含む。
ステップ401:ネットワーク装置が端末装置にビーム失敗回復用の測定閾値及び測定パラメータを送信し;
ステップ402:端末装置が前記測定パラメータに基づいてビームに対して複数回の測定を行う。
図4に示すように、ビーム失敗回復の設定方法400はさらに、以下のステップを含んでも良い。
ステップ403:端末装置が前記複数回の測定の測定結果に対して統計を行う。
例えば、端末装置は、該ビームのすべての測定結果の平均値を求めても良いが、本発明は、これに限定されず、他の統計方式、例えば、和を求め、分散を求めるなどの統計方式を採用しても良い。
ステップ404:端末装置が統計結果に基づいて、前記ビームがビーム失敗回復用の候補ビームであることを確定する。
例えば、前記統計の結果が前記測定閾値より大きい場合、端末装置は、前記ビームがビーム失敗回復用の候補ビームであると確定する。
また、例えば、所定の持続時間内で、前記評価待ちビームの複数の測定値がすべて前記測定閾値よりも大きい場合、又は、複数の測定値の平均値が前記測定閾値よりも大きい場合、前記評価待ちビームがビーム失敗回復用の候補ビームであると確定する。そのうち、該持続時間は、例えば、測定パラメータのうちの“ビーム測定結果が前記測定閾値よりも大きい持続時間”であっても良く、又は、端末装置が自ら確定した時間であっても良いが、本発明は、これに限定されない。
また、例えば、前記評価待ちビームの連続した複数の測定値がすべて前記測定閾値よりも大きい場合、又は、連続した複数の測定値の平均値が前記測定閾値よりも大きい場合、前記評価待ちビームがビーム失敗回復用の候補ビームであると確定する。そのうち、該連続した複数の測定値の個数が例えば、測定パラメータのうちの“ビーム測定結果が前記測定閾値よりも大きい実例数”であり、又は、端末装置が自ら確定した個数であっても良いが、本発明は、これに限定されない。
なお、図4は、本発明の実施例を例示的に説明するためのものに過ぎず、本発明は、これに限定されない。例えば、各ステップ間の実行順序を適切に調整したり、幾つかのステップを増減したりすることもできる。つまり、当業者は、図4の記載に限られず、上述の内容に基づいて適切に変形を行っても良い。
もう1つの実施方式において、端末装置はさらに、フィルタリングファクターに基づいて複数回の測定の測定結果に対してフィルタリング計算を行い;及び、前記フィルタリング計算後の結果に基づいて、前記評価待ちビームがビーム失敗回復用の候補ビームであることを確定しても良い。
なお、以上の各種の実施方式は、単独で実行されても良く、任意の2つ以上を組み合わせて実行されても良い。以下、複数の例に基づいて例示的に説明する。
例えば、ネットワーク装置が端末装置のために、1つのビームが候補ビームであるかを評価するための測定閾値CandidateBeamThresholdを設定するときに、“ビーム測定結果が前記測定閾値よりも大きい持続時間”パラメータをさらに設定しても良く、例えば、Time-To-Transmitと表す。ビーム失敗発生の場合、端末装置は、すべての評価待ちのビームを評価する。或るビームの時間Time-To-Transmit内での平均測定値又はすべての測定値が測定閾値CandidateBeamThresholdよりも大きいときに、端末装置は、該ビームがビーム失敗回復用の候補ビームであると認め、そうでないときに、該ビームが候補ビームでないと認める。
また、例えば、ネットワーク装置が端末装置のために、1つのビームが候補ビームであるかを評価するための測定閾値CandidateBeamThresholdを設定するときに、“ビームの測定結果が前記測定閾値よりも実例数”パラメータをも設定しており、例えば、NrOfBeamAvailiabilityInstanceと表す。ビーム失敗発生の場合、端末装置は、すべての評価待ちのビームを評価する。或るビームの連続したNrOfBeamAvailiabilityInstance個の測定値がすべて閾値CandidateBeamThresholdおりも大きいとき、又は、連続したNrOfBeamAvailiabilityInstance個の測定値の平均値が閾値CandidateBeamThresholdよりも大きいときに、端末装置は、該ビームがビーム失敗回復用の候補ビームであると認め、そうでないときに、該ビームが候補ビームでないと認める。
なお、ここでの評価待ちビームは、次のようなもののうちの少なくとも1つであっても良く、即ち、任意の、使用可能な測定結果を有するビーム;サービングビーム以外の、任意の、使用可能な測定結果を有するビーム;ビーム失敗回復用の専用リソースが設定されており且つ使用可能な測定結果を有するビーム;及び、サービングビーム以外の、ビーム失敗回復用の専用リソースが設定されており且つ使用可能な測定結果を有するビームであるが、本発明は、これに限定されない。
また、例えば、ネットワーク装置が端末装置のために、測定モードPatternOfMeasInstance、ビーム測定結果が閾値よりも大きい持続時間Time-To-Transmit、及びフィルタリングファクターkを設定している。そのうち、測定モードPatternOf MeasInstanceは、一回の測定評価における測定実例の総数NrOfMeasInstance及び連続した2つの測定実例の間の間隔GapOfMeasInstanceを含む。端末装置は、該測定モードに基づいて、或る評価待ちビームの一連の測定結果を取得し、また、フィルタリングファクターkによりフィルタリング計算を行うことができ、得られた計算結果は、ビームを評価するために用いられる。該時間Time-To-Transmit内で該計算結果がすべて所定の閾値よりも高い場合、端末装置は、該ビームが候補ビームであり、ビーム失敗回復のために用いられ得ると認め、そうでない場合、該ビームが候補ビームでないと認める。
上述の実施例から分かるように、端末装置がネットワーク装置送信のビーム失敗回復用の測定閾値及び測定パラメータを受信することにより、端末装置は、ネットワーク装置の設定に基づいて正確なビーム測定結果を取得することで、候補ビームを正確に確定し、不成功のビーム失敗回復を減少させることができる。
本発明の実施例は、ビーム失敗回復の指示方法を提供する。
図5は、本発明の実施例におけるビーム失敗回復の指示方法を示す図であり、端末装置側の状況を示している。図5に示すように、ビーム失敗回復の指示方法500は、以下のステップを含む。
ステップ501:端末装置がそのビーム失敗の発生を確定し;及び
ステップ502:端末装置がネットワーク装置にモビリティロバートネス最適化用の指示情報を送信する。
本実施例では、前記モビリティロバートネス最適化(MRO、Mobility Robustness Optimization)は、ビーム失敗回復用のパラメータを保持或又は調整することを含んでも良い。例えば、ネットワーク装置は、該指示情報に基づいて、候補ビーム確定用の閾値CandidateBeamThresholdに対して調節を行うことができる。
本実施例では、前記指示情報は、次のようなもののうちの少なくとも1つを含み、即ち、ビーム標識(ID)情報、ビーム失敗指示、ビーム失敗回復の成功指示、ビーム失敗回復の失敗指示、及び使用可能な測定情報である。なお、本発明は、これに限定されず、他の情報をさらに含んでも良い。
これにより、ネットワークは、1つ又は複数の端末装置から報告の情報を収集し、サービング範囲内の接続ユーザが設定するパラメータ(例えば、CandidateBeamThreshold)が適切であるかを判断することができる。設定するパラメータが適切でなく、大量の端末装置に不成功のビーム失敗回復が発生した場合、ネットワーク装置は、前記パラメータを調節することで、端末装置がより正確な測定結果を得るように制御することができる。
1つの実施方式において、前記ビーム標識情報は、ビームに対応する同期信号ブロック(SSB、Synchronization Signal Block)の索引、及び/又は、ビームに対応するチャネル状態情報参照信号(CSI-RS、Channel State Information Reference Signal)の標識を含んでも良い。そのうち、前記ビーム標識情報に対応するビームは、次のようなもののうちの少なくとも1つを含み、即ち、ビーム失敗回復発生前のサービングビーム、端末装置が確定した、ビーム失敗回復のために用いられ得る候補ビーム、及び、端末装置が複数の候補ビームを使用してビーム失敗回復要求を送信する場合に最後に使用する候補ビームでない候補ビームである。
例えば、ビーム標識情報が以下のように示されても良い。
Figure 2021510027
或いは、ビーム標識情報が以下のように表されても良い。
Figure 2021510027
1つの実施方式において、前記指示情報は、次のような報告又はメッセージのうちの少なくとも1つにおいて搬送されても良く、即ち、無線リンク失敗報告、セカンダリーセルグループ失敗情報メッセージ、プライマリーセルグループ報告メッセージ、及びセカンダリーセルグループ報告メッセージである。なお、本発明はこれに限定されない。
そのうち、前記ビーム失敗指示、前記ビーム失敗回復の成功指示、及び前記ビーム失敗回復の失敗指示のうちの少なくとも1つが、無線リンク失敗報告及び/又はセカンダリーセルグループ失敗情報における情報エレメント(IE、Information Element)、例えば、rlf-Cause又はfailureType IEにおいて搬送されても良いが、本発明は、これに限定されない。
例えば、該指示情報が無線リンク失敗報告(RLF-Report)に含まれる場合、該報告の一部の内容が以下のように表されても良い。
Figure 2021510027
なお、そのうち、rlf-CauseにおけるbeamFailureは、ビーム失敗指示に対応し、beamFailure RecoveryUnsuccesfulは、ビーム失敗回復の失敗指示に対応する。本発明の実施例は、そのうちの1つのパラメータがrlf-Causeの値に増加するケースを含み、2つ以上のパラメータがすべてrlf-Causeの値に増加するケースをも含む。
また、例えば、ビーム失敗又はビーム回復失敗がセカンダリーセルグループ無線リンク失敗の報告をトリガーするときに、該報告の一部の内容が以下のように示されても良い。
Figure 2021510027
Figure 2021510027
なお、そのうち、failureType-v15のbeamFailureは、ビーム失敗指示に対応し、beamFailure RecoveryUnsuccesfulは、ビーム失敗回復の失敗指示に対応する。
また、例えば、ビーム失敗又はビーム回復失敗がセカンダリーセルグループ無線リンク失敗の報告をトリガーすることがないときに、以下のように新しい失敗の種類を定義しても良い。
Figure 2021510027
なお、そのうち、failureTypeにおけるbeamFailureは、ビーム失敗指示に対応し、beamFailure RecoveryUnsuccesfulは、ビーム失敗回復の失敗指示に対応する。本発明の実施例は、そのうちの1つのパラメータがfailureTypeの値に増加するケースを含み、2つ以上のパラメータがすべてfailureTypeの値に増加するケースをも含む。
また、例えば、該指示情報はさらに、UEの新しい報告情報として、プライマリーセルグループ及び/又はセカンダリーセルグループに応用することができる。プライマリーセルグループの場合、ネットワーク装置送信のUE情報要求(UEInformationRequest)メッセージにビームbeam-ReportReq又はビーム失敗bf-ReportReq又はビーム失敗回復bfr-ReportReq報告要求が含まれるときに、対する報告があれば、UEは、UE情報レスポンス(UEInformationResponse)メッセージに、対応する報告を含めても良い。
セカンダリーセルグループの場合、該報告情報は、例えば、以下のような方式のうちの少なくとも1つに従って処理されても良い。
UEが先に情報をサービングプライマリー基地局に送信し、サービングプライマリー基地局は、該情報に対応する基地局を確定し、受信したメッセージ又は構成した新メッセージを、確定した基地局に送信し;
UEが情報をサービングセカンダリー基地局に直接送信し、サービングセカンダリー基地局は、該情報に対応する基地局を確定し、該情報が他の基地局に属する場合、受信したメッセージ又は構成した新メッセージを、確定した基地局に送信し;
UEが先に情報を、サービングプライマリー基地局を経由してサービングセカンダリー基地局に送信し、サービングセカンダリー基地局は、該情報に対応する基地局を確定し、該情報が他の基地局に属する場合、受信したメッセージ又は構成した新メッセージを、確定した基地局に送信する。
なお、以上、如何に前記指示情報を送信するかを例示に説明したが、本発明は、これに限定されず、例えば、単独で上述の1つの方式を実行しても良く、上述の2つ以上の方式を組み合わせて実行しも良く、又は、他の方式を採用しても良い。
図6は、本発明の実施例におけるビーム失敗回復の指示方法を示す他の図であり、端末装置側及びネットワーク装置側の状況を示している。図6に示すように、ビーム失敗回復の指示方法600は、以下のステップを含む。
ステップ601:端末装置がそのビーム失敗の発生を確定し;
ステップ602:端末装置が、所定の条件が満足されることを確定する。
本実施例では、前記条件は、次のようなもののうちの少なくとも1つを含み、即ち、ビーム失敗回復が成功しておらず、ビーム失敗が発生しており、ビーム失敗回復が成功したが、複数のビームがビーム失敗回復要求の送信のために用いられ、及びネットワーク要求を受信したというものであるが、本発明は、これに限定されない。
例えば、セカンダリー基地局にビーム失敗が発生した場合、直接、端末装置が報告するようにトリガーすることができる。プライマリー基地局にビーム失敗が発生した場合、補足のシグナリング無線ベアラ(SRB、Signaling Radio Bearer)をサポートしないときに、端末装置は、直接報告を送信できず、次のよう操作を行うことができ、即ち、端末装置は先にセルを再選択して再確立を行い、また、再確立手順においてネットワーク装置に、使用可能な失敗報告情報があることを通知し;該端末装置の指示に基づいて、ネットワーク装置は、該端末装置が関連情報を報告するように要求することができ;該ネットワーク装置の要求に基づいて、該端末装置は、失敗指示などの情報を報告する。
ステップ603:端末装置がネットワーク装置に指示情報を送信し;
ステップ604:ネットワーク装置が該指示情報に基づいてモビリティロバートネス最適化を行う。
例えば、ネットワーク装置1は、1つ又は複数の端末装置から報告の指示情報を受信した後に、これらの指示情報に基づいて、候補ビーム確定用の閾値candidateBeamThresholdを調節することができる。また、例えば、ネットワーク装置1が、1つ又は複数の端末装置から報告の指示情報を受信した後に、ネットワーク装置2に送信し、ネットワーク装置2は、これらの指示情報に基づいてcandidateBeamThresholdを調節することもできる。
ステップ605:端末装置がネットワーク装置送信のビーム失敗回復用の設定を受信する。
例えば、端末装置1がステップ603でネットワーク装置1に指示情報を送信した後に、ネットワーク装置1は、ステップ604でモビリティロバートネス最適化を行い、その後、ビーム失敗回復用の専用設定を該端末装置1に送信することができ、該専用設定には、調節されている閾値candidateBeamThresholdが含まれる。
また、例えば、端末装置1がステップ603でネットワーク装置1に指示情報を送信した後に、ネットワーク装置1は、ステップ604でモビリティロバートネス最適化を行い、その後、ビーム失敗回復用の専用設定をもう1つの端末装置2に送信することができ、該専用設定には、調節されている閾値candidateBeamThresholdが含まれる。
即ち、ステップ603で指示情報を送信する端末装置、及び、ステップ605で設定を受信する端末装置は、同じものであっても良く、異なるものであっても良く、また、ステップ603で指示情報を受信するネットワーク装置、ステップ604でモビリティロバートネス最適化を行うネットワーク装置、及びステップ605で設定を送信するネットワーク装置は、同じものであっても良く、異なるものであっても良い。本発明は、これについて限定しない。
なお、図6は、本発明の実施例を例示的に説明するためのものに過ぎず、本発明は、これに限定されない。例えば、各ステップ間の実行順序を適切に調整したり、幾つかのステップを増減したりすることもできる。つまり、当業者は、図6の記載に限られず、上述の内容に基づいて適切に変形を行っても良い。
上述の実施例から分かるように、端末装置がネットワーク装置にモビリティロバートネス最適化用の指示情報を送信することにより、端末装置は、ネットワーク装置の設定に基づいて正確なビーム測定結果を得ることで、候補ビームを正確に確定し、不成功のビーム失敗回復を減少させることができる。
本発明の実施例は、ビーム失敗回復の設定装置を提供する。該装置は、例えば、端末装置であっても良く、端末装置に配置される或る又は幾つかの部品又はアセンブリであっても良い。なお、本実施例3では、実施例1と同じ内容の説明が省略される。
図7は、本発明の実施例におけるビーム失敗回復の設定装置を示す図であり、図7に示すように、ビーム失敗回復の設定装置700は、以下のものを含む。
設定受信ユニット701:ネットワーク装置送信のビーム失敗回復用の測定閾値及び測定パラメータを受信し;及び
ビーム処理ユニット702:前記測定閾値及び前記測定パラメータに基づいて評価待ちビームに対して測定及び/又は評価を行う。
図7に示すように、ビーム失敗回復の設定装置700はさらに、以下のものを含んでも良い。
候補ビーム確定ユニット703:前記測定閾値及び前記評価待ちビームの測定結果に基づいて、前記評価待ちビームがビーム失敗回復用の候補ビームであることを確定する。
1つの実施方式において、前記評価待ちビームは、次のようなもののうちの少なくとも1つを含んでも良く、即ち、使用可能な測定結果を有するビーム、サービングビーム以外の、使用可能な測定結果を有するビーム、ビーム失敗回復用のリソースが設定されており且つ使用可能な測定結果を有するビーム、及び、サービングビーム以外の、ビーム失敗回復用のリソースが設定されており且つ使用可能な測定結果を有するビームである。
1つの実施方式において、前記測定パラメータは、次のようなもののうちの少なくとも1つを含み、即ち、ビーム測定結果が前記測定閾値よりも大きい持続時間、ビーム測定結果が前記測定閾値よりも大きい実例数、ビームを測定するための測定モード、及び測定結果をフィルタリングするためのフィルタリングファクターである。
1つの実施方式において、前記測定モードは、次のような情報により確定されても良く、即ち、一回の測定における測定実例の数及び連続した2つの測定実例の間の間隔、或いは、一回の測定の持続時間及び連続した2つの測定実例の間の間隔である。
1つの実施方式において、ビーム処理ユニット702は、前記測定モードに基づいて前記評価待ちビームに対して一回又は複数回の測定を行うことができる。
1つの実施方式において、図7に示すように、ビーム失敗回復の設定装置700はさらに、以下のものを含んでも良い。
統計ユニット704:複数回の測定の測定結果に対して統計を行う。
前記候補ビーム確定ユニット703はさらに、前記統計の結果に基づいて、前記評価待ちビームがビーム失敗回復用の候補ビームであることを確定する。
1つの実施方式において、前記候補ビーム確定ユニット703は、所定の持続時間内で、前記評価待ちビームの複数の測定値がすべて前記測定閾値よりも大きく、又は、複数の測定値の平均値が前記測定閾値よりも大きい場合、前記評価待ちビームがビーム失敗回復用の候補ビームであると確定し;及び/又は
前記評価待ちビームの連続した複数の測定値がすべて前記測定閾値よりも大きく、又は、連続した複数の測定値の平均値が前記測定閾値よりも大きい場合、前記評価待ちビームがビーム失敗回復用の候補ビームであると確定する。
1つの実施方式において、図7に示すように、ビーム失敗回復の設定装置700はさらに、以下のものを含んでも良い。
フィルタリングユニット705:フィルタリングファクターに基づいて、複数回の測定の測定結果に対してフィルタリング計算を行う。
前記候補ビーム確定ユニット703はさらに、前記フィルタリング計算の結果に基づいて、前記評価待ちビームがビーム失敗回復用の候補ビームであることを確定する。
本発明の実施例は、ビーム失敗回復の設定装置を提供する。該装置は、例えば、ネットワーク装置であっても良く、ネットワーク装置に構成される或る又は幾つかの部品又はアセンブリであっても良い。
図8は、本発明の実施例におけるビーム失敗回復の設定装置を示す図であり、図8に示すように、ビーム失敗回復の設定装置800は、以下のものを含む。
設定送信ユニット801:端末装置にビーム失敗回復用の測定閾値及び測定パラメータを送信する。
なお、以上、本発明に関連する各部品又はモジュールのみについて説明したが、本発明は、これに限られない。ビーム失敗回復の設定装置700又は800はさらに、他の部品又はモジュールを含んでも良い。なお、これらの部品又はモジュールの具体的な内容については、関連技術を参照することができる。
また、便宜のため、図7又は8には、各部品又はモジュール間の接続関係のみが示されているが、当業者が理解すべきは、バス接続などの各種の関連技術を採用しても良いといいうことである。さらに、上述の各部品又はモジュールは、処理器、記憶器、送信機、受信機などのハードウェアにより実現されても良いが、本発明の実施例は、これに限定されない。
上述の実施例から分かるように、端末装置がネットワーク装置送信のビーム失敗回復用の測定閾値及び測定パラメータを受信することにより、端末装置は、ネットワーク装置の設定に基づいて正確なビーム測定結果を得ることで、候補ビームを正確に確定し、不成功のビーム失敗回復を減少させることができる。
本発明の実施例は、ビーム失敗回復の指示装置を提供する。該装置は、例えば、端末装置であって良く、端末装置に配置される或る又は幾つかの部品又はアセンブリであっても良い。なお、本実施例4では、実施例2と同じ内容が省略される。
図9は、本発明の実施例におけるビーム失敗回復の指示装置を示す図であり、図9に示すように、ビーム失敗回復の指示装置900は、以下のものを含む。
失敗確定ユニット901:前記端末装置のビーム失敗の発生を確定し;及び
情報送信ユニット902:ネットワーク装置にモビリティロバートネス最適化用の指示情報を送信する。
本実施例では、前記モビリティロバートネス最適化は、ビーム失敗回復用のパラメータの保持又は調整を含む。
図9に示すように、ビーム失敗回復の指示装置900はさらに、以下のものを含んでも良い。
設定受信ユニット903:ネットワーク装置送信のビーム失敗回復用の設定を受信する。
1つの実施方式において、前記指示情報は、次のようなもののうちの少なくとも1つを含み、即ち、ビーム標識情報、ビーム失敗指示、ビーム失敗回復の成功指示、ビーム失敗回復の失敗指示、及び使用可能な測定情報である。
1つの実施方式において、前記ビーム標識情報は、ビームに対応する同期信号ブロック(SSB)の索引、及び/又は、ビームに対応するチャネル状態情報参照信号(CSI-RS)の標識を含む。
1つの実施方式において、前記ビーム標識情報に対応するビームは、次のようなもののうちの少なくとも1つを含み、即ち、ビーム失敗回復発生前のサービングビーム、端末装置が確定した、ビーム失敗回復のために用いられ得る候補ビーム、及び、端末装置が複数の候補ビームを使用してビーム失敗回復要求を送信する場合に最後に使用する候補ビームでない候補ビームである。
1つの実施方式において、前記指示情報は、次のような報告又はメッセージのうちの少なくとも1つにおいて搬送されても良く、即ち、無線リンク失敗報告、セカンダリーセルグループ失敗情報メッセージ、プライマリーセルグループ報告メッセージ、及びセカンダリーセルグループ報告メッセージである。なお、本願発明は、これに限定されない。
1つの実施方式において、前記ビーム失敗指示、前記ビーム失敗回復の成功指示、及び前記ビーム失敗回復の失敗指示のうちの少なくとも1つが、無線リンク失敗報告及び/又はセカンダリーセルグループ失敗情報メッセージにおける情報エレメントにおいて搬送される。
1つの実施方式において、図9に示すように、ビーム失敗回復の指示装置900はさらに、以下のものを含んでも良い。
条件確定ユニット904:所定の条件が満足されることを確定する。
前記情報送信ユニット902はさらに、前記条件が満足されるときに前記ネットワーク装置に前記指示情報を送信する。
1つの実施方式において、前記条件は、次のようなもののうちの少なくとも1つを含み、即ち、ビーム失敗回復が成功しておらず、ビーム失敗が発生しており、ビーム失敗回復が成功したが、複数のビームがビーム失敗回復要求の送信のために用いられ、及び、ネットワーク要求を受信したというものであるが、本発明は、これに限定されない。
本発明の実施例は、ビーム失敗回復の指示装置を提供する。該装置は、例えば、ネットワーク装置であっても良く、ネットワーク装置に構成される或る又は幾つかの部品又はアセンブリであっても良い。
図10は、本発明の実施例におけるビーム失敗回復の指示装置を示す図であり、図10に示すように、ビーム失敗回復の指示装置1000は、以下のものを含む。
情報受信ユニット1001:端末装置送信のモビリティロバートネス最適化用の指示情報を受信する。
図10に示すように、ビーム失敗回復の指示装置1000はさらに、以下のものを含んでも良い。
最適化処理ユニット1002:前記指示情報に基づいてモビリティロバートネス最適化を行い;
設定送信ユニット1003:端末装置にビーム失敗回復用の設定を送信する。
なお、以上、本発明に関連する各部品又はモジュールのみについて説明したが、本発明は、これに限られない。ビーム失敗回復の指示装置900又は1000はさらに、他の部品又はモジュールを含んでも良い。なお、これらの部品又はモジュールの具体的な内容については、関連技術を参照することができる。
また、便宜のため、図9又は10には、各部品又はモジュール間の接続関係のみが示されているが、当業者が理解すべきは、バス接続などの各種の関連技術を採用しても良いといいうことである。さらに、上述の各部品又はモジュールは、処理器、記憶器、送信機、受信機などのハードウェアにより実現されても良いが、本発明の実施例は、これに限定されない。
上述の実施例から分かるように、端末装置がネットワーク装置にモビリティロバートネス最適化用の指示情報を送信することにより、端末装置は、ネットワーク装置の設定に基づいて正確なビーム測定結果を得ることで、候補ビームを正確に確定し、不成功のビーム失敗回復を減少させることができる。
本発明の実施例はさらに、通信システムを提供し、該通信システムについては、図1を参照することができる。なお、ここでは、実施例1〜4と同じの内容が省略される。本実施例では、通信システム100は、以下のものを含んでも良い。
ネットワーク装置101:1つ又は複数の端末装置にサービスを提供し、その中には、実施例3に記載のビーム失敗回復の設定装置800、又は、実施例4に記載のビーム失敗回復の指示装置1000が配置されており;
端末装置102:その中には、実施例3に記載のビーム失敗回復の設定装置700、又は、実施例4に記載のビーム失敗回復の指示装置900が配置されている。
本発明の実施例はさらに、ネットワーク装置を提供し、それは、例えば、基地局であっても良いが、本発明は、これに限定されず、他のネットワーク装置であっても良い。
図11は、本発明の実施例におけるネットワーク装置の構成図である。図11に示すように、ネットワーク装置1100は、処理器1110(例えば、中央処理装置CPU)及び記憶器1120を含んでも良く、記憶器1120は、処理器1110に接続される。そのうち、該記憶器1120は、各種のデータを記憶することができ、また、情報処理用のプログラム1130をさらに記憶することができ、且つ処理器1110の制御下で該プログラム1130を実行することができる。
例えば、処理器1110は、プログラム1130を実行して実施例1に記載のビーム失敗回復の設定方法を実現するように構成されても良い。例えば、処理器1110は、次のような制御を行うように構成されても良く、即ち、端末装置にビーム失敗回復用の測定閾値及び測定パラメータを送信する。
また、例えば、処理器1110は、プログラム1130を実行して実施例2に記載のビーム失敗回復の指示方法を実現するように構成されても良い。例えば、処理器1110は、次のような制御を行うように構成されても良く、即ち、端末装置がビーム失敗発生の場合に送信するモビリティロバートネス最適化用の指示情報を受信し;及び、前記指示情報に基づいてモビリティロバートネス最適化を行う。
また、図11に示すように、ネットワーク装置1100はさらに、送受信機1140、アンテナ1150などを含んでも良い。そのうち、これらの部品の機能が従来技術と同様であるため、ここでは、その詳しい説明を省略する。なお、ネットワーク装置1100は、図11中のすべての部品を含む必要がない。また、ネットワーク装置1100はさらに、図11に無い部品を含んでも良いが、これについては、従来技術を参照することができる。
本発明の実施例はさらに、端末装置を提供するが、本発明は、これに限定されず、他の装置であっても良い。
図12は、本発明の実施例における端末装置を示す図である。図12に示すように、該端末装置1200は、処理器1210及び記憶器1220を含んでも良く、記憶器1220は、データ及びプログラムを記憶し、且つ処理器1210に接続される。なお、該図は例示に過ぎず、該構造に対して他の類型の構造を用いて補充又は代替を行うことで、電気通信機能又は他の機能を実現することもできる。
例えば、処理器1210は、プログラムを実行して実施例1に記載のビーム失敗回復の設定方法を実現するように構成されても良い。例えば、処理器1210は、次のような制御を行うように構成されても良く、即ち、ネットワーク装置送信のビーム失敗回復用の測定閾値及び測定パラメータを受信し;及び、前記測定閾値及び前記測定パラメータに基づいて評価待ちビームに対して測定及び/又は評価を行う。
1つの実施方式において、処理器1210はさらに、次のような制御を行うように構成されても良く、即ち、前記測定閾値及び前記評価待ちビームの測定結果に基づいて、前記評価待ちビームがビーム失敗回復用の候補ビームであることを確定する。
1つの実施方式において、前記評価待ちビームは、次のようなもののうちの少なくとも1つを含んでも良く、即ち、使用可能な測定結果を有するビーム、サービングビーム以外の、使用可能な測定結果を有するビーム、ビーム失敗回復用のリソースが設定されており且つ使用可能な測定結果を有するビーム、及び、サービングビーム以外の、ビーム失敗回復用のリソースが設定されており且つ使用可能な測定結果を有するビームである。
1つの実施方式において、前記測定パラメータは、次のようなもののうちの少なくとも1つを含み、即ち、ビーム測定結果が前記測定閾値よりも大きい持続時間、ビーム測定結果が前記測定閾値よりも大きい実例数、ビームを測定するための測定モード、及び測定結果をフィルタリングするためのフィルタリングファクターである。
1つの実施方式において、前記測定モードは、次のような情報により確定されても良く、即ち、一回の測定における測定実例の数及び連続した2つの測定実例の間の間隔、或いは、一回の測定の持続時間及び連続した2つの測定実例の間の間隔である。
1つの実施方式において、処理器1210はさらに、次のような制御を行うように構成されても良く、即ち、前記測定モードに基づいて、前記ビームに対して一回又は複数回の測定を行う。
1つの実施方式において、処理器1210はさらに、次のような制御を行うように構成されても良く、即ち、複数回の測定の測定結果に対して統計を行い;及び、前記統計の結果に基づいて、前記評価待ちビームがビーム失敗回復用の候補ビームであることを確定する。
1つの実施方式において、処理器1210はさらに、次のような制御を行うように構成されても良く、即ち、所定の持続時間内で、前記評価待ちビームの複数の測定値がすべて前記測定閾値よりも大きく、又は、複数の測定値の平均値が前記測定閾値よりも大きい場合、前記評価待ちビームがビーム失敗回復用の候補ビームであることを確定し;及び/又は、
前記評価待ちビームの連続した複数の測定値がすべて前記測定閾値よりも大きく、又は、連続した複数の測定値の平均値が前記測定閾値よりも大きい場合、前記評価待ちビームがビーム失敗回復用の候補ビームであることを確定する。
1つの実施方式において、処理器1210はさらに、次のような制御を行うように構成されても良く、即ち、フィルタリングファクターに基づいて、複数回の測定の測定結果に対してフィルタリング計算を行い;及び、前記フィルタリング計算後の結果に基づいて、前記評価待ちビームがビーム失敗回復用の候補ビームであることを確定する。
また、例えば、処理器1210は、プログラムを実行して実施例2に記載のビーム失敗回復の指示方法を実現するように構成されても良い。例えば、処理器1210は、次のような制御を行うように構成されても良く、即ち、前記端末装置のビーム失敗の発生を確定し;及び、ネットワーク装置にモビリティロバートネス最適化用の指示情報を送信する。
1つの実施方式において、前記モビリティロバートネス最適化は、ビーム失敗回復用のパラメータの保持又は調整を含む。
1つの実施方式において、処理器1210はさらに、次のような制御を行うように構成されても良く、即ち、ネットワーク装置送信のビーム失敗回復用の設定が受信する。
1つの実施方式において、前記指示情報は、ビーム標識情報、ビーム失敗指示、ビーム失敗回復の成功指示、ビーム失敗回復の失敗指示、及び使用可能な測定情報のうちの少なくとも1つを含む。
1つの実施方式において、前記ビーム標識情報は、ビームに対応する同期信号ブロック(SSB)の索引、及び/又は、ビームに対応するチャネル状態情報参照信号(CSI-RS)の標識を含む。
1つの実施方式において、前記ビーム標識情報に対応するビームは、次のようなもののうちの少なくとも1つを含み、即ち、ビーム失敗回復発生前のサービングビーム、端末装置が確定した、ビーム失敗回復のために用いられ得る候補ビーム、及び、端末装置が複数の候補ビームを使用してビーム失敗回復要求を送信する場合に最後に使用する候補ビームでない候補ビームである。
1つの実施方式において、前記指示情報は、次のような報告又はメッセージのうちの少なくとも1つにおいて搬送されても良く、即ち、無線リンク失敗報告、セカンダリーセルグループ失敗情報メッセージ、プライマリーセルグループ報告メッセージ、及びセカンダリーセルグループ報告メッセージである。なお、本願発明は、これに限定されない。
1つの実施方式において、前記ビーム失敗指示、前記ビーム失敗回復の成功指示、及び前記ビーム失敗回復の失敗指示のうちの少なくとも1つが、無線リンク失敗報告及び/又はセカンダリーセルグループ失敗情報メッセージにおける情報エレメントにおいて搬送される。
1つの実施方式において、処理器1210はさらに、次のような制御を行うように構成されても良く、即ち、所定の条件が満足されることを確定し;及び、前記条件が満足される場合、前記ネットワーク装置に前記指示情報を送信する。
1つの実施方式において、前記条件は、次のようなもののうちの少なくとも1つを含み、即ち、ビーム失敗回復が成功しておらず、ビーム失敗が発生しており、ビーム失敗回復が成功したが、複数のビームがビーム失敗回復要求の送信のために用いられ、及び、ネットワーク要求を受信したというものであるが、本発明は、これに限定されない。
図12に示すように、該端末装置1200はさらに、通信モジュール1230、入力ユニット1240、表示器1250、電源1260などを含んでも良い。そのうち、これらの部品の機能が従来技術と同様であるため、ここでは、その詳しい説明を省略する。なお、端末装置1200は、図12中のすべての部品を含む必要がない。また、端末装置1200はさらに、図12に無い部品を含んでも良いが、これについては、従来技術を参照することができる。
本発明の実施例はさらに、コンピュータ可読プログラムを提供し、そのうち、ネットワーク装置中で前記プログラムを実行するときに、前記プログラムは、前記ネットワーク装置に、実施例1に記載のビーム失敗回復の設定方法又は実施例2に記載のビーム失敗回復の指示方法を実行させる。
本発明の実施例はさらに、コンピュータ可読プログラムを記憶した記憶媒体を提供し、そのうち、前記コンピュータ可読プログラムは、ネットワーク装置に、実施例1に記載のビーム失敗回復の設定方法又は実施例2に記載のビーム失敗回復の指示方法を実行させる。
本発明の実施例はさらに、コンピュータ可読プログラムを提供し、そのうち、端末装置中で前記プログラムを実行するときに、前記プログラムは、前記端末装置に、実施例1に記載のビーム失敗回復の設定方法又は実施例2に記載のビーム失敗回復の指示方法を実行させる。
本発明の実施例はさらに、コンピュータ可読プログラムを記憶した記憶媒体を提供し、そのうち、前記コンピュータ可読プログラムは、端末装置に、実施例1に記載のビーム失敗回復の設定方法又は実施例2に記載のビーム失敗回復の指示方法を実行させる。
また、上述の装置及び方法は、ソフトウェア又はハードウェアにより実現されても良く、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにより実現されても良い。本発明は、さらに、下記のようなコンピュータ読み取り可能なプログラムに関し、即ち、該プログラムは、ロジック部品により実行されるときに、該ロジック部品に、上述の装置又は構成部品を実現させ、又は、該ロジック部品に、上述の各種の方法又はステップを実現させる。ロジック部品は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)、マイクロプロセッサ、コンピュータに用いる処理器などであっても良い。本発明は、さらに、上述のプログラムを記憶した記憶媒体、例えば、ハードディスク、磁気ディスク、光ハードディスク、DVD、フラッシュメモリなどにも関する。
さらに、図面に記載の機能ブロックのうちの1つ又は複数の組み合わせ及び/又は機能ブロックの1つ又は複数の組み合わせは、本明細書に記載の機能を実行するための汎用処理器、デジタル信号処理器(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラム可能な論理部品、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理部品、ディスクリートハードウェアアセンブリ又は他の任意の適切な組む合わせとして実現されても良い。また、図面に記載の機能ブロックのうちの1つ又は複数の組み合わせ及び/又は機能ブロックの1つ又は複数の組み合わせは、さらに、計算装置の組み合わせ、例えば、DSP及びマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPと通信により接続される1つ又は複数のマイクロプロセッサ又は他の任意の構成の組み合わせとして構成されても良い。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこのような実施形態に限定されず、本発明の趣旨を離脱しない限り、本発明に対するあらゆる変更は本発明の技術的範囲に属する。

Claims (20)

  1. ビーム失敗回復の設定装置であって、
    ネットワーク装置送信のビーム失敗回復用の測定閾値及び測定パラメータを受信する設定受信ユニット;及び
    前記測定閾値及び前記測定パラメータに基づいて、評価待ちビームに対して測定及び/又は評価を行うビーム処理ユニットを含む、装置。
  2. 請求項1に記載の装置であって、
    前記測定閾値及び前記評価待ちビームの測定結果に基づいて、前記評価待ちビームがビーム失敗回復用の候補ビームであることを確定する候補ビーム確定ユニットをさらに含む、装置。
  3. 請求項1に記載の装置であって、
    前記評価待ちビームは、使用可能な測定結果を有するビーム;サービングビーム以外の、使用可能な測定結果を有するビーム;ビーム失敗回復用のリソースが設定されており且つ使用可能な測定結果を有するビーム;及び、サービングビーム以外の、ビーム失敗回復用のリソースが設定されており且つ使用可能な測定結果を有するビーム、のうちの少なくとも1つを含む、装置。
  4. 請求項1に記載の装置であって、
    前記測定パラメータは、ビーム測定結果が前記測定閾値よりも大きい持続時間;ビーム測定結果が前記測定閾値よりも大きい実例数;ビームを測定するための測定モード;及び測定結果をフィルタリングするためのフィルタリングファクター、のうちの少なくとも1つを含む、装置。
  5. 請求項4に記載の装置であって、
    前記測定モードは、一回の測定における測定実例の数及び連続した2つの測定実例の間の間隔、或いは、一回の測定の持続時間及び連続した2つの測定実例の間の間隔により確定される、装置。
  6. 請求項4に記載の装置であって、
    前記測定モードに基づいて、前記評価待ちビームに対して一回又は複数回の測定を行う、装置。
  7. 請求項2に記載の装置であって、
    複数回の測定の測定結果に対して統計を行う統計ユニットをさらに含み、
    前記候補ビーム確定ユニットはさらに、前記統計の結果に基づいて、前記評価待ちビームがビーム失敗回復用の候補ビームであることを確定する、装置。
  8. 請求項7に記載の装置であって、
    前記候補ビーム確定ユニットは、
    所定の持続時間内で前記評価待ちビームの複数の測定値がすべて前記測定閾値よりも大きく、又は、複数の測定値の平均値が前記測定閾値よりも大きい場合、前記評価待ちビームがビーム失敗回復用の候補ビームであることを確定し;及び/又は
    前記評価待ちビームの連続した複数の測定値がすべて前記測定閾値よりも大きく、又は、連続した複数の測定値の平均値が前記測定閾値よりも大きい場合、前記評価待ちビームがビーム失敗回復用の候補ビームであることを確定する、装置。
  9. 請求項2に記載の装置であって、
    フィルタリングファクターに基づいて、複数回の測定の測定結果に対してフィルタリング計算を行うフィルタリングユニットをさらに含み、
    前記候補ビーム確定ユニットはさらに、前記フィルタリング計算の結果に基づいて、前記評価待ちビームがビーム失敗回復用の候補ビームであることを確定する、装置。
  10. ビーム失敗回復の指示装置であって、
    前記端末装置のビーム失敗の発生を確定する失敗確定ユニット;及び
    ネットワーク装置にモビリティロバートネス最適化用の指示情報を送信する情報送信ユニットを含む、装置。
  11. 請求項10に記載の装置であって、
    前記モビリティロバートネス最適化は、ビーム失敗回復用のパラメータの保持又は調整を含む、装置。
  12. 請求項10に記載の装置であって、
    ネットワーク装置送信のビーム失敗回復用の設定を受信する設定受信ユニットをさらに含む、装置。
  13. 請求項10に記載の装置であって、
    前記指示情報は、ビーム標識(ID)情報、ビーム失敗指示、ビーム失敗回復の成功指示、ビーム失敗回復の失敗指示、及び使用可能な測定情報のうちの少なくとも1つを含む、装置。
  14. 請求項13に記載の装置であって、
    前記ビーム標識情報は、ビームに対応する同期信号ブロックの索引、及び/又は、ビームに対応するチャネル状態情報参照信号の標識を含む、装置。
  15. 請求項13に記載の装置であって、
    前記ビーム標識情報に対応するビームは、ビーム失敗回復発生前のサービングビーム;端末装置が確定した、ビーム失敗回復のために用いられ得る候補ビーム;及び、端末装置が複数の候補ビームを使用してビーム失敗回復要求を送信するときに最後に使用する候補ビームでない候補ビーム、のうちの少なくとも1つを含む、装置。
  16. 請求項10に記載の装置であって、
    前記指示情報は、無線リンク失敗報告、セカンダリーセルグループ失敗情報メッセージ、プライマリーセルグループ報告メッセージ、及びセカンダリーセルグループ報告メッセージのうちの少なくとも1つにおいて搬送される、装置。
  17. 請求項13に記載の装置であって、
    前記ビーム失敗指示、前記ビーム失敗回復の成功指示、及び前記ビーム失敗回復の失敗指示のうちの少なくとも1つが、無線リンク失敗報告及び/又はセカンダリーセルグループ失敗情報メッセージにおける情報エレメントにおいて搬送される、装置。
  18. 請求項10に記載の装置であって、
    所定の条件が満足されることを確定する条件確定ユニットをさらに含み、
    前記情報送信ユニットはさらに、前記条件が満足されるときに前記ネットワーク装置に前記指示情報を送信する、装置。
  19. 請求項18に記載の装置であって、
    前記条件は、ビーム失敗回復が成功しておらず;ビーム失敗が発生しており;ビーム失敗回復が成功したが、複数のビームがビーム失敗回復要求の送信のために用いられ;及び、ネットワーク要求を受信したという条件のうちの少なくとも1つを含む、装置。
  20. 端末装置を通信システムであって、
    前記端末装置は、請求項1に記載のビーム失敗回復の設定装置、又は、請求項10に記載のビーム失敗回復の指示装置を含む、通信システム。
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