関連出願の相互参照
本出願は、2017年12月20日付けで米国特許商標庁に出願され、「RESOURCE ASSIGNMENT IN NR-SS」と題する、米国仮特許出願第62/608,341号の利益、および2018年12月18日付けで米国特許商標庁に出願され、「RESOURCE ASSIGNMENT IN NR-SS」と題する、米国非仮特許出願第16/224,154の利益、およびこれらの優先権を主張するもので、その全内容が、あらゆる適用可能な目的で以下にその全てにおいて十分に明記されたものとして、参照により本明細書に組み込まれる。
[0001] 以下は、一般に無認可(unlicensed)ワイヤレス通信に関し、より具体的には、アップリンク通信に関する。
[0002] ワイヤレス通信システムは、音声、映像、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどのような様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらシステムは、利用可能なシステムリソース(例えば、時間、周波数、および電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。このような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、および、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムを含む。ワイヤレス多元接続通信システムは、いくつかの基地局を含み得、各々が、ユーザ機器(UE:user equipment)としても知られ得る複数の通信デバイスのための通信を同時にサポートする。
[0003] ユーザ機器(UE)においてリソースを受け取るための方法および装置が説明される。本方法および装置は、媒体(medium)を送るためにリッスンビフォアトーク(LBT:listen-before-talk)プロシージャを適用することと、媒体占有(medium occupation)およびリソースブロックグループ(RBG:resource block group)サイズを備える情報をgNBから受信することとを含み得、リソースブロックグループサイズは、媒体占有に基づく。
[0004] 別の例では、方法および装置は、シグナリングにおいてより細かいRBG粒度(granularity)を使用する、より小さいチャネル占有状態(channel occupancy)を有するノードと、シグナリングにおいてより粗いRBG粒度を使用する、より大きいチャネル占有状態を有するノードとをさらに備える。
[0005] 別の例では、方法および装置は、占有された媒体の周辺にある追加のガードバンドを受信することをさらに備え、ガードバンドは、ノードが隣接チャネルにアクセスできない場合、隣接チャネル漏洩電力を回避するために、占有された媒体の周辺に割り振られる。
[0006] 別の例では、RBGサイズと媒体占有状態(medium occupancy)との間に暗黙的マッピングが存在する。
[0007] 別の例では、本方法および装置は、開始PRB、RBG、またはインターレースを受信することと、媒体アクセスなしにそれらのチャネルを含むチャネルにわたるいくつかのRB、RBG、またはインターレースを受信することと、ガードバンド内および占有されていないチャネル内のPRB、RBG、またはインターレースを自動的にスキップすることとによって、リソース割り当て(RA:resource allocation)オーバーヘッドを低減することをさら含む。
[0008] さらに別の例では、本方法および装置は、最初に割り当てられたチャネルにおいて開始PRBを示し、最後に割り当てられたチャネルにおいて終了PRBを示すことと、最初に割り当てられたチャネルと最後に割り当てられたチャネルとにおける媒体占有状態を示すことと、を備える、リソース割り当て(RA)インジケーションと媒体占有インデックスとをジョイントコーディングすることによってリソース割り当て(RA)オーバーヘッドを低減することをさらに含む。
[0009] また、チャネルにわたる等間隔のPRBを有するインターレースをUEに割り振ること、またはシステム帯域幅内の複数のチャネルにわたる等間隔のPRBのインターレースを割り振ることを含む、別の方法および装置が説明される。
本開示のある特定の態様に従った、例となる電気通信システムを概念的に図示するブロック図である。
本開示のある特定の態様に従った、分散されたRANの、例となる論理アーキテクチャを図示するブロック図である。
本開示のある特定の態様に従った、分散されたRANの、例となる物理アーキテクチャを図示する図である。
本開示のいくつかの態様による、例示的な基地局(BS:base station)およびユーザ機器(UE)の設計を概念的に示すブロック図である。
本開示のいくつかの態様によるダウンリンク(DL:downlink)中心サブフレームの一例を示す図である。
本開示のいくつかの態様によるアップリンク(UL:uplink)中心サブフレームの一例を示す図である。
占有されたチャネル内の媒体占有インジケーションおよびRB割り当てを搬送する、RRC構成メッセージと呼ばれるRRCからのメッセージを開示する。
20MHzが1チャネルに等しく、40MHzが2チャネルに等しく、60MHzが3チャネルに等しく、80MHzが4MHzに等しい、1〜4チャネルのためのRBGサイズマッピングに対する媒体占有を示す。
チャネルおよびRBGサイズでUEを構成するためにビットマップを使用することを開示する。
4PRBのRBGサイズとともに、チャネル当たり50個のPRBが割り当てられる、チャネル0〜3へのPRBおよびRBGの割り当てを示す。
チャネル0および3へのPRBおよびRBGの割り当てを示す。
RBGサイズとともに媒体占有をUEに示すためにBSによって取られるステップのフローチャートである。
RBGサイズとともに媒体占有をBSから受信するときにUEによって取られるステップのフローチャートである。
開始PRB、RBG、またはインターレースを受信し、媒体アクセスなしのそれらのチャネルを含む複数のチャネルにわたるいくつかのRB、RBG、またはインターレースにまたがり、ガードバンド内および占有されていないチャネル内のPRB、RBG、またはインターレースを自動的にスキップすることによって、リソース割り振りオーバーヘッドを低減するために取られるステップのフローチャートである。
リソース割り当て(RA)インジケーションと媒体占有インデックスとをジョイントコーディングすることによってリソース割り当てオーバーヘッドを低減するために取られるステップのフローチャートである。
PRBの第1のインターレース、インターレース0、およびPRBの第2のインターレース、インターレース320などの、複数の等間隔のPRBを有する複数のインターレースを示す。
10個の等間隔の物理リソースブロックから構成される20MHzチャネル内のインターレースである。
4つの20MHzチャネルを備える80MHzのシステム帯域幅内のインターレースであり、ここで、PRBは、3PRBずつ離れて等間隔に配置される。
基地局内に含まれ得る特定のコンポーネントを図示する。
ワイヤレス通信デバイス内に含まれ得る特定のコンポーネントを図示する。
発明の詳細な説明
[0030] 5G NRでは、サブキャリア間隔がスケーリングされ得る。また、5Gのために選択される波形は、サイクリックプレフィックス直交周波数分割多重(CP−OFDM:cyclic prefix- orthogonal frequency-division multiplexing)およびDFT拡散(DFT−S)OFDMを含む。加えて、5Gは、CP−OFDMのMIMO空間多重化の利益およびDFT−S OFDMのリンクバジェット利益を得るために、アップリンク上でCP OFDMとDFT−S−OFDMの両方の間で切り替えることを可能にする。LTE(登録商標)では、直交周波数分割多元接続(OFDMA)通信信号が、ダウンリンク通信のために使用され得、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)通信信号が、LTEアップリンク通信のために使用され得る。DFT−s−OFDMA方式は、OFDMA方式とは異なる周波数領域に複数のデータシンボル(すなわち、データシンボルシーケンス)を拡散する。また、DFT−s−OFDMA方式では、OFDMA方式と比較して、送信信号のPAPRを大幅に低減できる。DFT−s−OFDMA方式は、SC−FDMA方式とも呼ばれ得る。
[0031] スケーラブルOFDMマルチトーンヌメロロジ(multi-tone numerology)は、5Gの別の特徴である。LTEの以前のバージョンは、OFDMトーン(しばしばサブキャリアと呼ばれる)と20MHzまでのキャリア帯域幅との間の15kHz間隔のほとんど固定されたOFDMヌメロロジをサポートした。スケーラブルOFDMヌメロロジは、多様なスペクトル帯域/タイプおよび展開モデルをサポートするために5Gにおいて導入されている。例えば、5G NRは、LTEにおいて現在使用されているものよりも広いチャネル幅(例えば、MHzの100の台(100s of MHz))を有するmm波帯域において動作できる。また、OFDMサブキャリア間隔は、チャネル幅でスケーリングできるので、FFTサイズは、より広い帯域幅に対して処理の複雑さが不必要に増加しないようにスケーリングする。本出願では、ヌメロロジは、サブキャリア間隔、サイクリックプレフィックス、シンボル長、FFTサイズ、TTIなどのような、通信システムの異なる特徴が取り得る異なる値を指す。
[0032] また、5G NRにおいて、セルラ技術は、スタンドアロンおよび認可支援(LAA)の両方で、無認可スペクトル(unlicensed spectrum)に拡張されている。さらに、無認可スペクトルは、mm波としても知られる60GHzまでの周波数を占有し得る。無認可バンドの使用は、追加の容量を提供する。
[0033] この技術ファミリの第1のメンバは、LTE UnlicensedまたはLTE−Uと呼ばれる。無認可スペクトルにおけるLTEを認可スペクトル(licensed spectrum)における「アンカー」チャネルとアグリゲートすることによって、より高速なダウンロードが顧客に対して可能になる。また、LTE−Uは、Wi−Fiと公平に無認可スペクトルを共有する。これは、Wi−Fiデバイスが広く使用されている5GHz無認可帯域において、LTE−UがWi−Fiと共存することが望ましいので、利点である。しかしながら、LTE−Uネットワークは、既存の同一チャネルWi−Fiデバイスに対してRF干渉を引き起こし得る。好ましい動作チャネルを選択し、近くのWi−Fiネットワークに引き起こされる干渉を最小化することは、LTE−Uデバイスの目標である。しかしながら、LTE−Uシングルキャリア(SC)デバイスは、全ての利用可能なチャネルがWi−Fiデバイスによって占有される場合、Wi−Fiと同じチャネル上で動作し得る。LTE−UとWi−Fiとの間のスペクトルアクセスを調整するために、意図された送信帯域にわたるエネルギーが最初に検出される。このエネルギー検出(ED:energy detection)メカニズムは、他のノードによる進行中の送信をデバイスに知らせる。このED情報に基づいて、デバイスは、送信すべきかどうかを決定する。Wi−Fiデバイスは、その干渉レベルがエネルギー検出しきい値(20MHzにわたって−62dBm)を超えない限り、LTE−Uにバックオフしない。従って、適切な共存機構が適所にないと、LTE−U送信は、Wi−Fi送信に対してWi−Fiネットワーク上でかなりの干渉を引き起こし得る。
[0034] 認可支援アクセスまたはLAAは、無認可技術ファミリの別のメンバである。LTE−Uと同様に、それはまた、認可スペクトルにおいてアンカーチャネルを使用する。しかしながら、LTE機能に「リッスンビフォアトーク」(LBT:listen before talk)も追加する。
[0035] ゲーティング間隔は、共有スペクトルのチャネルへのアクセスを得るために使用され得る。ゲーティング間隔は、LBTプロトコルなどの競合ベースプロトコルの適用を決定し得る。ゲーティング間隔は、クリアチャネルアセスメント(CCA:Clear Channel Assessment)が行われるときを示し得る。共有無認可スペクトルのチャネルが利用可能であるか使用中であるかは、CCAによって決定される。チャネルが使用のために「クリア」である、すなわち利用可能である場合、ゲーティング間隔は、送信装置がチャネルを使用することを可能にし得る。チャネルへのアクセスは、通常、予め定義された送信間隔の間であり、gNBおよびgNBと通信するUEによってチャネルが使用されることを可能にする。従って、無認可スペクトルでは、メッセージを送信する前に「リッスンビフォアトーク」プロシージャが行われる。チャネルが使用のためにクリアにされない場合、デバイスは送信しない。
[0036] 無認可技術のこのファミリの別のメンバは、LTEとWi−Fiの両方を利用するLTEーWLANアグリゲーションまたはLWAである。両方のチャネル状態を考慮して、LWAは、単一のデータフローを2つのデータフローに分割でき、これは、LTEチャネルとWi−Fiチャネルの両方がアプリケーションのために使用されることを可能にする。Wi−Fiと競合する代わりに、LTE信号は、容量を増加させるためにWLAN接続をシームレスに使用している。
[0037] 無認可技術のこのファミリの最後のメンバは、MulteFireである。MuLTEfireは、グローバル5GHzなどの無認可スペクトルにおいてのみ4G LTE技術を動作させることによって新しい機会を開いている。LTE−UおよびLAAとは異なり、MulteFireは、認可スペクトルへの任意のアクセスなしにエンティティを許可する。従って、それは、スタンドアロンベースで、すなわち、認可スペクトル中のいずれのアンカーチャネルもなしに、無認可スペクトル中で動作する。従って、MulteFireは、無認可スペクトルを認可スペクトル内のアンカーとアグリゲートするので、LTE−U、LAA、およびLWAとは異なる。アンカーサービスとして認可スペクトルに依存することなく、MulteFireは、Wi−Fiのような展開を可能にする。MulteFireネットワークは、例えば、認可アンカーキャリアなしに、無認可無線周波数スペクトル帯域において通信するアクセスポイント(AP:access point)および/または基地局105を含み得る。
[0038] (DRS測定タイミング構成)は、MulteFireが送信することを可能にするが、Wi−Fiを含む他の無認可技術への干渉が最小である技法である。さらに、発見信号の周期性は非常にまばらである。これは、Multefireが、チャネルに時折アクセスし、発見信号および制御信号を送信し、次いでチャネルを空けることを可能にする。無認可スペクトルは、類似または非類似のワイヤレス技術の他の無線機と共有されるので、いわゆるリッスンビフォアトーク(LBT)方法がチャネルセンシングに適用される。LBTは、予め定義された最小時間量の間、媒体をセンスし、チャネルがビジーである場合、バックオフすることを含む。従って、スタンドアロンLTE−Uのための初期ランダムアクセス(RA)プロシージャは、LBT動作の数が最小化され得、次いで、RAプロシージャが可能な限り迅速に完了され得るように、可能な限り少ない送信を含み、低レイテンシも有するべきである。
[0039] DMTC(DRS測定タイミング構成)ウィンドウを活用して、MulteFireアルゴリズムは、どの基地局がユーザにサービスするのに最良であるかを知るために、近隣基地局からの無認可帯域における基準信号を探索し、復号する。発呼者が1つの基地局を過ぎて移動すると、そのUEは、測定報告をそれに送り、正しい瞬間にハンドオーバをトリガし、発呼者(およびそのコンテンツおよび情報の全て)を次の基地局に転送する。
[0040] LTEは従来、認可スペクトルにおいて動作し、Wi−Fiは無認可帯域において動作したので、Wi−Fiまたは他の無認可技術との共存は、LTEが設計されたときに考慮されなかった。無認可世界に移動する際に、LTE波形が修正され、リッスンビフォアトーク(LBT)を行うためにアルゴリズムが追加された。これは、単にチャネルを取得し、直ちに送信するだけでなく、Wi−Fiを含む無認可インカンベント(unlicensed incumbents)を尊重することを可能にする。本例は、Wi−Fiネイバーとの共存を保証するために、LBTと、WCUBS(Wi−Fiチャネル使用ビーコン信号)の検出および送信をサポートする。
[0041] MulteFireは、隣接するWi−Fi基地局の送信を「聞く(hear)」ように設計された(それが全ての無認可スペクトルであるからであるため)。MulteFireは、最初にリッスンし、同じチャネル上で送信している他の近隣Wi−Fiが存在しないとき、転送する決定を自律的に行う。この技術は、MulteFireとWi−Fiとの間の共存を保証する。
[0042] さらに、−72dBmのLBT検出しきい値を義務づける、3GPP(登録商標)および欧州電気通信標準化機構(ETSI:European Telecommunications Standards Institute)によって設定された無認可規則および規制に従う。これは、Wi−Fiとの矛盾をなくすのをさらに助ける。MulteFireのLBT設計は、LAA/eLAAについて3GPPで定義された規格と同一であり、ETSI規則に準拠する。
[0043] 5Gのための拡張機能は、5G NRスペクトル共有、またはNR−SS(NR Spectrum Sharing)の使用を含む。5Gスペクトル共有は、LTEにおいて導入されたスペクトル共有技術の強化、拡張、およびアップグレードを可能にする。これらは、LTE Wi−Fiアグリゲーション(LWA:LTE Wi-Fi Aggregation)、認可支援アクセス(LAA:License Assisted Access)、拡張認可支援アクセス(eLAA:enhanced License Assisted Access)、およびCBRS/認可共有アクセス(LSA:License Shared Access)を含む。
[0044] 本開示の態様は初めに、ワイヤレス通信システムのコンテキストにおいて説明される。次いで、本開示の態様は、送信時の受信および受信時の送信に関する装置図、システム図、およびフローチャートによって示され、それらを参照して説明される。
[0045] 図1は、本開示の態様が行われ得る、新無線(NR:new radio)または5Gネットワークなどの例示的なワイヤレスネットワーク100を示す。
[0046] 図1に図示されるように、ワイヤレスネットワーク100は、いくつかのBS110および他のネットワークエンティティを含み得る。BS110は、UE120と通信する局であり得る。各BS110は、特定の地理的エリアに対して通信カバレージを提供できる。3GPPでは、「セル」という用語は、この用語が使用される状況に応じて、ノードBのカバレッジエリアおよび/またはこのカバレッジエリアにサービスしているノードBサブシステムを指すことがある。NRシステムでは、「セル」という用語と、eNB、ノードB、5G NB、AP、NR BS、NR BS、5G無線ノードB(gNB)、またはTRPとは、同義であり得る。いくつかの例では、セルは、必ずしも静止しているとは限らず、セルの地理的エリアは、モバイル基地局120のロケーションに従って移動し得る。いくつかの例では、基地局110は、任意の適切なトランスポートネットワークを使用して、直接物理接続、仮想ネットワークなどのような様々なタイプのバックホールインターフェースを通して、互いに、および/またはワイヤレスネットワーク100中の1つもしくは複数の他の基地局110もしくはネットワークノード(図示せず)に相互接続され得る。
[0047] 一般に、任意の数のワイヤレスネットワークが所与の地理的エリアにおいて展開され得る。各ワイヤレスネットワークは、特定の無線アクセス技術(RAT:radio access technology)をサポートし得、1つまたは複数の周波数上で動作し得る。RATは、無線技術、エアインターフェースなどと呼ばれることもある。周波数は、キャリア、周波数チャネルなどとも呼ばれ得る。各周波数は、異なるRATのワイヤレスネットワーク間の干渉を避けるために、所与の地理的エリアにおいて単一のRATをサポートし得る。いくつかのケースでは、NRまたは5G RATネットワークが展開され得る。
[0048] BS110は、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または他のタイプのセルに通信カバレッジを提供し得る。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(例えば、半径数キロメートル)をカバーし、サービスに加入しているUE120による無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーし、サービスに加入しているUE120による無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(例えば、自宅)をカバーし得、フェムトセルとの関連を有するUE120(例えば、限定加入者グループ(CSG:Closed Subscriber Group)中のUE、自宅内のユーザのためのUEなど)による限定アクセスを可能にし得る。マクロセルのためのBS110は、マクロBS110と呼ばれ得る。ピコセルのためのBSは、ピコBSと呼ばれ得る。フェムトセルのためのBSは、フェムトBSまたはホームBSと呼ばれ得る。図1に示す例では、BS110a、110b、および110cは、それぞれマクロセル102a、102b、および102cのためのマクロBSであり得る。BS110xは、ピコセル102xのためのピコBSであり得る。BS110yおよび110zは、それぞれフェムトセル102yおよび102zのためのフェムトBSであり得る。BSは、1つまたは複数の(例えば、3つの)セルをサポートし得る。
[0049] ワイヤレスネットワーク100はまた、中継局を含み得る。中継局は、上流局(例えば、BSまたはUE)からデータおよび/または他の情報の送信を受信し、下流局(例えば、UEまたはBS)にデータおよび/または他の情報の送信を送る局である。中継局はまた、他のUEに対する送信を中継するUEであり得る。図1に示す例では、中継局110rは、BS110aとUE120rとの間の通信を容易にするために、BS110aおよびUE120rと通信し得る。中継局は、中継BS、中継器などと呼ばれることもある。
[0050] ワイヤレスネットワーク100は、異なるタイプのBS、例えば、マクロBS、ピコBS、フェムトBS、リレーなどを含む異種ネットワークであり得る。これらの様々なタイプのBSは、様々な送信電力レベル、様々なカバレージエリア、およびワイヤレスネットワーク100中の干渉に対する様々な影響を有し得る。例えば、マクロBSは、高い送信電力レベル(例えば、20ワット)を有し得るが、ピコBS、フェムトBS、およびリレーは、より低い送信電力レベル(例えば、1ワット)を有し得る。
[0051] ワイヤレスネットワーク100は、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、BSは同様のフレームタイミングを有し得、異なるBSからの送信は近似的に時間的に整合され得る。非同期動作の場合、BSは異なるフレームタイミングを有し得、異なるBSからの送信は時間的に整合されないことがある。本明細書で説明する技法は、同期動作と非同期動作の両方のために使用され得る。
[0052] ネットワークコントローラ130は、BSのセットに結合され、これらのBSの協調および制御を提供し得る。ネットワークコントローラ130は、バックホールを介してBS110と通信し得る。eNB110はまた、例えば、ワイヤレスバックホールまたはワイヤラインバックホールを介して直接または間接的に互いに通信し得る。
[0053] UE120(例えば、120x、120yなど)は、ワイヤレスネットワーク100にわたって分散され得、各UEは、固定式または移動式であり得る。UE120はまた、モバイル局、端末、アクセス端末、加入者ユニット、局、顧客構内機器(CPE:Customer Premises Equipment)、セルラフォン、スマートフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、タブレット、カメラ、ゲーミングデバイス、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック、医療デバイスまたは医療機器、ヘルスケアデバイス、生体センサ/デバイス、スマートウォッチ、スマート衣服、スマートメガネ、仮想現実ゴーグル、スマートリストバンド、スマートジュエリ(例えば、スマートリング、スマートブレスレットなど)のようなウェアラブルデバイス、エンターテインメントデバイス(例えば、音楽デバイス、ビデオデバイス、衛星ラジオなど)、車両コンポーネントまたはセンサ、スマートメータ/センサ、ロボット、ドローン、工業製造機器、測位デバイス(例えば、GPS、Beidou、地上の)、あるいはワイヤレスまたはワイヤード媒体を介して通信するように構成された任意の他の適したデバイスと呼ばれ得る。いくつかのUEは、マシンタイプ通信(MTC:machine-type communication)デバイスまたは発展型MTC(eMTC)デバイスであると考えられ得、それは、基地局、別のリモートデバイス、または何らかの他のエンティティと通信し得るリモートデバイスを含み得る。マシンタイプ通信(MTC)は、通信の少なくとも1つの端部上の少なくとも1つのリモートデバイスを伴う通信を指すことがあり、必ずしも人間の対話を必要としない1つまたは複数のエンティティを伴うデータ通信の形態を含み得る。MTC UEは、例えば、公衆地上モバイルネットワーク(PLMN:Public Land Mobile Networks)を通してMTCサービスおよび/または他のMTCデバイスとMTC通信できるUEを含み得る。MTCおよびeMTC UEは、例えば、BS、別のデバイス(例えば、リモートデバイス)、または何らかの他のエンティティと通信し得る、ロボット、ドローン、リモートデバイス、センサ、メータ、モニタ、ロケーションタグなどを含む。ワイヤレスノードは、例えば、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクを介してネットワーク(例えば、インターネットまたはセルラーネットワークなどのワイドエリアネットワーク)のためのまたはそれへの接続性を与え得る。MTC UE、並びに他のUEは、IoT(Internet-of-Things)デバイス、例えば、ナローバンドIoT(NB−IoT)デバイスとして、実施され得る。NB IoTでは、ULおよびDLは、UEが拡張カバレッジ内でデータを復号するにつれて、より高い周期性および反復間隔値を有する。
[0054] 図1において、両矢印付きの実線は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上での、UEと、そのUEをサービスするように指定されたBSであるサービスを提供するBSとの間の所望の送信を示す。両矢印付きの破線は、UEとBSとの間の干渉送信を示す。
[0055] いくつかのワイヤレスネットワーク(例えば、LTE)は、ダウンリンク上で直交周波数分割多重(OFDM)を利用し、アップリンク上でシングルキャリア周波数分割多重(SC−FDM)を利用する。OFDMおよびSC−FDMは、システム帯域幅を、一般にトーン、ビンなどとも呼ばれる複数(K)個の直交サブキャリアに区分する。各サブキャリアはデータで変調され得る。概して、変調シンボルは、OFDMでは周波数領域で、SC−FDMでは時間領域で送られる。隣接するサブキャリア間の間隔は固定であり得、サブキャリアの総数(K)はシステム帯域幅に依存し得る。例えば、サブキャリアの間隔は15kHzであり得、(「リソースブロック」と呼ばれる)最小リソース割り当ては12個のサブキャリア(または180kHz)であり得る。従って、公称FFTサイズは、1.25、2.5、5、10、または20メガヘルツ(MHz)の対応するシステム帯域幅に対してそれぞれ128、256、512、1024、または2048に等しくなり得る。システム帯域幅をサブバンドに区分することもできる。例えば、サブバンドは、1.08MHz(例えば、6個のリソースブロック)をカバーし得、1.25、2.5、5、10、または20MHzのシステム帯域幅に対して、それぞれ、1、2、4、8、または16個のサブバンドが存在し得る。
[0056] 本明細書で説明する例の態様はLTE技術に関連し得るが、本開示の態様は、NRなどの他のワイヤレス通信システムに適用可能であり得る。NRは、アップリンクおよびダウンリンク上でCPとともにOFDMを利用し、時分割複信(TDD)を使用する半二重動作のためのサポートを含み得る。100MHzの単一コンポーネントキャリア帯域幅がサポートされ得る。NR個のリソースブロックは、0.1msの持続時間にわたって75kHzのサブキャリア帯域幅を有する12個のサブキャリアにまたがり得る。各無線フレームは、10msの長さを有する50個のサブフレームで構成され得る。従って、各サブフレームは、0.2msの長さを有し得る。各サブフレームは、データ送信のためのリンク方向(すなわち、DLまたはUL)を示し得、各サブフレームのためのリンク方向が、動的に切り替えられ得る。各サブフレームは、DL/ULデータ並びにDL/UL制御データを含み得る。NRのためのULおよびDLサブフレームは、図6および図7に関して以下でより詳細に説明されるようなものであり得る。ビームフォーミングがサポートされ得、ビーム方向が動的に構成され得る。プリコーディングを用いたMIMO送信もサポートされ得る。DLにおけるMIMO構成は、UEごとに最大2ストリームおよび最大8ストリームのマルチレイヤDL送信を有する、最大8個の送信アンテナをサポートし得る。UEごとに最大2ストリームを有するマルチレイヤ送信がサポートされ得る。複数のセルのアグリゲーションは、最大8個のサービングセルを用いてサポートされ得る。代替的に、NRは、OFDMベース以外の異なるエアインターフェースをサポートし得る。NRネットワークは、CUおよび/またはDUなどのエンティティを含み得る。
[0057] いくつかの例では、エアインターフェースへのアクセスがスケジュールされ得、ここにおいて、スケジューリングエンティティ(例えば、基地局)は、そのサービスエリアまたはセル内のいくつかまたは全てのデバイスおよび機器の間の通信のためのリソースを割り当てる。本開示内では、以下でさらに説明するように、スケジューリングエンティティは、1つまたは複数の下位エンティティのためのリソースをスケジューリングし、割り振り、再構成し、解放することを担当し得る。すなわち、スケジューリングされた通信のために、下位エンティティは、スケジューリングエンティティによって割り当てられたリソースを利用する。基地局は、スケジューリングエンティティとして機能し得る唯一のエンティティではない。すなわち、いくつかの例では、UEは、1つまたは複数の下位エンティティ(例えば、1つまたは複数の他のUE)のためのリソースをスケジューリングするスケジューリングエンティティとして機能し得る。この例では、UEはスケジューリングエンティティとして機能しており、他のUEは、ワイヤレス通信のためにUEによってスケジュールされたリソースを利用する。UEは、ピア・ツー・ピア(P2P)ネットワーク中、および/またはメッシュネットワーク中のスケジューリングエンティティとして機能し得る。メッシュネットワークの例では、UEは、スケジューリングエンティティとの通信に加えて、任意で互いと直接通信し得る。
[0058] 従って、時間周波数リソースへのスケジュールされたアクセスを有し、セルラ構成、P2P構成、およびメッシュ構成を有するワイヤレス通信ネットワークでは、スケジューリングエンティティおよび1つまたは複数の従属エンティティは、スケジュールされたリソースを利用して通信し得る。
[0059] 上記のように、RANはCUおよびDUを含み得る。NR BS(例えば、eNB、5GノードB、ノードB、送受信ポイント(TRP:transmission reception point)、アクセスポイント(AP)、またはgNB)は、1つまたは複数のBSに対応し得る。NRセルは、アクセスセル(ACell)またはデータ専用セル(DCell)として構成できる。例えば、RAN(例えば、中央ユニットまたは分散ユニット)は、セルを構成できる。DCellは、キャリアアグリゲーションまたは二重接続のために使用されるセルであり得るが、初期アクセス、セル選択/再選択、またはハンドオーバのためには使用されない。いくつかのケースでは、DCellは、同期信号を送信しない可能性がある―いくつかのケースではDCellは、SSを送信し得る。NR BSは、セルタイプを示すダウンリンク信号をUEに送信し得る。セルタイプインジケーションに基づいて、UEは、NR BSと通信し得る。例えば、UEは、示されたセルタイプに基づいて、セル選択、アクセス、ハンドオーバ、および/または測定について考慮するために、NR BSを決定し得る。
[0060] 図2は、分散された無線アクセスネットワーク(RAN)200の例となる論理アーキテクチャを図示しており、図1に図示されるワイヤレス通信システム中で実施され得る。5Gアクセスノード206は、アクセスノードコントローラ(ANC:access node controller)202を含み得る。ANCは、分散RAN200の中央ユニット(CU:central unit)であり得る。次世代コアネットワーク(NG−CN)204へのバックホールインターフェースは、ANCにおいて終了し得る。隣接する次世代アクセスノード(NG−AN:neighboring next generation access nodes)へのバックホールインターフェースは、ANCにおいて終了し得る。ANCは、1つまたは複数のTRP208(BS、NR BS、ノードB、5G NB、AP、gNB、または何らかの他の用語と呼ばれることもある)を含み得る。上述されるように、TRPは、「セル」と同義で使用され得る。
[0061] TRP208は、DUであり得る。TRPは、1つのANC(ANC202)または1つ以上のANC(図示されない)に接続され得る。例えば、RAN共有、サービスとしての無線(RaaS:radio as a service)、およびサービス固有AND展開(service specific AND deployments)について、TRPは、1つ以上のANCに接続され得る。TRPは、1つまたは複数のアンテナポートを含み得る。TRPは、個別に(例えば、動的選択)または共同で(例えば、共同送信)UEへのトラフィックをサービスするように構成され得る。
[0062] ローカルアーキテクチャ200は、フロントホール定義を示すために使用され得る。異なる展開タイプにわたるフロントホールソリューションをサポートするアーキテクチャが定義され得る。例えば、アーキテクチャは、送信ネットワーク能力(例えば、帯域幅、レイテンシ、および/またはジッタ)に基づき得る。
[0063] アーキテクチャは、特徴および/または構成要素をLTEと共有し得る。態様によれば、次世代AN(NG−AN)210は、NRとのデュアル接続性をサポートし得る。NG−ANは、LTEおよびNRのための共通フロントホールを共有し得る。
[0064] アーキテクチャは、TRP208間(between and among)の協調を可能にし得る。例えば、協調は、ANC202を介して、TRP内および/またはTRPにわたって事前設定され得る。複数の態様に従って、TRP間インターフェース(inter-TRP interface)が必要とされ得ない/存在し得ない。
[0065] 態様によれば、分割論理機能の動的構成がアーキテクチャ200内に存在し得る。図5を参照してより詳細に説明するように、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)レイヤ、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP:Packet Data Convergence Protocol)レイヤ、無線リンク制御(RLC)レイヤ、媒体アクセス制御(MAC:Medium Access Control)レイヤ、および物理(PHY:Physical)レイヤは、DUまたはCU(例えば、それぞれTRPまたはANC)に適応的に配置され得る。ある特定の態様に従って、BSは、中央ユニット(CU:central unit)(例えば、ANC202)および/または1つまたは複数の分散ユニット(例えば、1つまたは複数のTRP208)を含み得る。
[0066] 図3は、本開示の態様による、分散RAN300の例示的な物理アーキテクチャを示す。集中コアネットワークユニット(C−CU:core network unit)302は、コアネットワーク機能をホストし得る。C−CUは、集中配置され(centrally deployed)得る。C−CU機能は、ピーク容量を処理しようとして、(例えば、アドバンスドワイヤレスサービス(AWS:advanced wireless services)に)オフロードされ得る。
[0067] 集中型RANユニット(C−RU:centralized RAN unit)304は、1つまたは複数のANC機能をホストし得る。任意で、CーRUは、コアネットワーク機能をローカルにホストできる。C−RUは、分散型配置(distributed deployment)を有し得る。C−RUは、ネットワークエッジに近い可能性がある。
[0068] DU306は、1つまたは複数のTRP(エッジノード(EN:edge node)、エッジユニット(EU:edge unit)、無線ヘッド(RH:radio head)、スマート無線ヘッド(SRH:smart radio head)、または同様のもの)をホストし得る。DUは、無線周波数(RF:radio frequency)機能を有するネットワークのエッジに位置し得る。
[0069] 図4は、図1に図示されたBS110およびUE120の構成要素の例を図示し、これらは本開示の態様を実施するように使用され得る。上述されるように、BSは、TRPを含み得る。BS110およびBS120の1つまたは複数の構成要素は、本開示の態様を実施するために使用され得る。例えば、UE120のアンテナ452、プロセッサ466、458、464、および/もしくはコントローラ/プロセッサ480、並びに/またはBS110のアンテナ434、プロセッサ460、420、438、および/もしくはコントローラ/プロセッサ440は、本明細書で説明され、図6〜図13を参照して示された動作を行うために使用され得る。
[0070] 図4は、図1におけるBSのうちの1つおよびUEのうちの1つであり得る、BS110およびUE120の設計のブロック図を示す。制限付き関連付けシナリオの場合、基地局110は図1中のマクロeNB110cであり得、UE120はUE120yであり得る。基地局110はまた、何らかの他のタイプの基地局であり得る。基地局110はアンテナ434a〜434tを装備し得、UE120はアンテナ452a〜452rを装備し得る。
[0071] 基地局110において、送信プロセッサ420は、データソース412からデータを受信し、コントローラ/プロセッサ440から制御情報を受信し得る。制御情報は、物理ブロードキャストチャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH:Physical Control Format Indicator Channel)、物理ハイブリッドARQインジケータチャネル(PHICH:Physical Hybrid ARQ Indicator Channel)、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)などのためのものであり得る。データは、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)などのためのものであり得る。送信プロセッサ420は、データと制御情報とを処理(例えば、符号化およびシンボルマッピング)し、データシンボルと制御シンボルとをそれぞれ取得できる。プロセッサ420はまた、例えば、PSS、SSS、およびセル固有基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ430は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(例えば、プリコーディング)を行い得、出力シンボルストリームを変調器(MOD)432a〜432tに提供し得る。例えば、TX MIMOプロセッサ430は、RS多重化のために本明細書で説明するいくつかの態様を行い得る。各変調器432は、出力サンプルストリームを取得するために、(例えば、OFDMなどの)それぞれの出力シンボルストリームを処理し得る。各変調器432はさらに、ダウンリンク信号を取得するために、出力サンプルストリームを処理(例えば、アナログへの変換、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)し得る。変調器432a〜432tからのダウンリンク信号は、それぞれアンテナ434a〜434tを介して送信され得る。
[0072] UE120において、アンテナ452a〜452rは、基地局110からダウンリンク信号を受信し得、受信信号をそれぞれ復調器(DEMOD)454a〜454rに提供し得る。各復調器454は、入力サンプルを取得するために、それぞれの受信信号を調整(例えば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)し得る。各復調器454は、さらに、受信シンボルを取得するために、(例えば、OFDMなどの)入力サンプルを処理し得る。MIMO検出器456は、全ての復調器454a〜454rから受信シンボルを取得し、適用可能な場合は受信シンボルに対してMIMO検出を行い、検出シンボルを提供し得る。例えば、MIMO検出器456は、本明細書で説明する技法を使用して送信された、検出されたRSを提供し得る。受信プロセッサ458は、検出シンボルを処理(例えば、復調、デインターリーブ、および復号)し、UE120の復号されたデータをデータシンク460に提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ480に提供し得る。1つまたは複数のケースによると、CoMPの態様は、それらが分散ユニット内に存在するように、アンテナ、並びにいくつかのTx/Rx機能を提供することを含み得る。例えば、いくつかのTx/Rx処理が中央ユニットで行われ得、一方、他の処理は、分散ユニットにおいて行われる。例えば、図に示されるような1つまたは複数の態様によると、BS変調器/変調器432は、分散ユニットにあり得る。
[0073] アップリンク上では、UE120において、送信プロセッサ464が、データソース462から(例えば、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)のための)データを、コントローラ/プロセッサ480から(例えば、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)のための)制御情報を、受信および処理し得る。送信プロセッサ464はまた、基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信プロセッサ464からのシンボルは、適用可能な場合はTX MIMOプロセッサ466によってプリコードされ、さらに(例えば、SC−FDMなどのために)復調器454a〜454rによって処理され、基地局110に送信され得る。eNB110において、UE120からのアップリンク信号は、アンテナ434によって受信され、復調器432によって処理され、適用可能な場合はMIMO検出器436によって検出され、さらに受信プロセッサ438によって処理されて、UE120によって送られた復号されたデータおよび制御情報が取得され得る。受信プロセッサ438は、復号されたデータをデータシンク439に提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ440に提供し得る。
[0074] コントローラ/プロセッサ440および480は、それぞれ基地局110およびUE120における動作を指示し得る。基地局110におけるプロセッサ440および/または他のプロセッサおよびモジュールは、本明細書で説明される技法のためのプロセスを行うかまたは指示し得る。基地局120におけるプロセッサ480および/または他のプロセッサおよびモジュールは、本明細書で説明される技法のための処理を行うか、または指示し得る。メモリ442および482は、それぞれBS110およびUE120のためのデータおよびプログラムコードを記憶し得る。スケジューラ444は、ダウンリンク上および/またはアップリンク上でのデータ送信のためにUEをスケジュールし得る。
[0075] 図5Aは、DL中心サブフレーム(DL-centric subframe)の一例を示す図500Aである。DL中心サブフレームは、制御部502Aを含み得る。制御部502Aは、DL中心サブフレームの初期または開始部分に存在し得る。制御部502Aは、DL中心サブフレームの様々な部分に対応する様々なスケジューリング情報および/または制御情報を含み得る。いくつかの構成では、制御部502Aは、図5Aで示されるように、物理DL制御チャネル(PDCCH)であり得る。DL中心サブフレームはまた、DLデータ部504Aも含み得る。DLデータ部504Aは、DL中心サブフレームのペイロードと呼ばれることもある。DLデータ部504Aは、スケジューリングエンティティ202(例えば、eNB、BS、ノードB、5G NB、TRP、gNBなど)から下位エンティティ、例えば、UE120にDLデータを通信するために利用される通信リソースを含み得る。いくつかの構成では、DLデータ部504Aは、物理DL共有チャネル(PDSCH)であり得る。DL中心サブフレームはまた、共通UL部506Aを含み得る。共通UL部506Aは、ULバースト、共通ULバースト、および/または様々な他の適切な用語で呼ばれることもある。共通UL部506Aは、DL中心サブフレームの様々な他の部分に対応するフィードバック情報を含み得る。例えば、共通UL部506は、制御部502Aに対応するフィードバック情報を含み得る。フィードバック情報の限定されない例は、ACK信号、NACK信号、HARQインジケータ、および/または他の適切なタイプの情報を含み得る。共通UL部506Aは、ランダムアクセスチャネル(RACH:random access channel)プロシージャ、スケジューリングリクエスト(SR:scheduling request)、サウンディング基準信号(SRS:sounding reference signal)および様々な他の適切なタイプの情報に関連する情報などの、追加的または代替的な情報を含み得る。図5Aに示されるように、DLデータ部504Aの終端は、共通UL部506Aの始端から時間的に分離され得る。この時間分離は、ギャップ、ガード期間、ガードインターバル、および/または様々な他の適切な用語で呼ばれることもある。この分離は、DL通信(例えば、下位エンティティ(例えば、UE120)による受信動作)から、UL通信(例えば、下位エンティティ(例えば、UE120)による送信)への切り替えのための時間を提供する。前述のものが単にDL中心サブフレームの一例であり、また、同様の特徴を有する代替的構成が、本明細書で説明される態様から必ずしも逸脱せずに存在し得ることを、当業者は理解するだろう。
[0076] 図5Bは、UL中心サブフレーム(UL-centric subframe)の一例を示す図500Bである。UL中心サブフレームは、制御部502Bを含み得る。制御部502Bは、UL中心サブフレームの初期または開始部分に存在し得る。図5B中の制御部502Bは、図5Aを参照して上述された制御部502Aと同様であり得る。UL中心サブフレームはまた、ULデータ部504Bも含み得る。ULデータ部504Bは、UL中心サブフレームのペイロードと呼ばれ得ることもある。UL部分は、下位エンティティ、例えばUE120から、スケジューリングエンティティ202(例えば、eNB)にULデータを通信するために利用される通信リソースを指し得る。いくつかの構成では、制御部502Bは、物理ULリンク制御チャネル(PUCCH)であり得る。図5Bに示されるように、制御部502Bの終端は、ULデータ部504Bの始端から時間的に分離され得る。この時間分離は、ギャップ、ガード期間、ガードインターバル、および/または様々な他の適切な用語で呼ばれることもある。この分離は、DL通信(例えば、スケジューリングエンティティ202による受信動作)から、UL通信(例えば、スケジューリングエンティティ202による送信)への切り替えのための時間を提供する。UL中心サブフレームはまた、共通UL部506Bを含み得る。図5B中の共通UL部506Bは、図5Aに関連して上述された共通UL部506Aと同様であり得る。共通UL部506Bは、追加的にまたは代替的に、チャネル品質インジケータ(CQI:channel quality indicator)、サウンディング基準信号(SRS)、および様々な他の適切なタイプの情報に関連する情報を含み得る。前述のものが単にUL中心サブフレームの一例であり、また、同様の特徴を有する代替的構成が、本明細書で説明される態様から必ずしも逸脱せずに存在し得ることを、当業者は理解するだろう。要約すると、UL中心サブフレームは、1つまたは複数の移動局から基地局にULデータを送信するために使用され得、DL中心サブフレームは、基地局から1つまたは複数の移動局にDLデータを送信するために使用され得る。一例において、フレームは、UL中心サブフレームとDL中心サブフレームの両方を含み得る。この例では、フレーム中のDLサブフレームに対するUL中心サブフレームの比率は、送信される必要があるULデータの量およびDLデータの量に基づいて動的に調整され得る。例えば、より多くのULデータが存在する場合、DLサブフレームに対するUL中心サブフレームの比率が増加され得る。逆に、より多くのDLデータがある場合、DLサブフレームに対するUL中心サブフレームの比率は減少され得る。
<NR−SSにおけるリソース割り振り>
[0077] 各リソース要素(RE:resource element)は、1つのシンボル期間中の1つのサブキャリアをカバーし得、実数値または複素数値であり得る1つの変調シンボルを送るために使用され得る。リソース要素は、物理リソースブロック(PRB:physical resource blocks)にグループ化され得る。LTEでは、PRBは、0.5ミリ秒または1スロットによる180kHz(12サブキャリア)の時間/周波数リソースである。各スロットは、6個または7個のシンボルを有し、6個は拡張CP用であり、7個のシンボルは通常CP用である。物理リソースブロック(PRB)は、リソースブロックグループ(RBG:Resource Block Groups)と呼ばれるより大きい無線リソースにグループ化され得る。NRは、LTEとは異なるサブキャリア間隔を有し得る。従って、PRBは、異なる周波数帯域幅にまたがり得る。
[0078] スケジューラが各送信のためにリソースブロックを割り当てる方法は、リソース割り当てタイプによって指定される。ビットマップ(ビットストリーム)のストリングを使用することは、各ビットが複数のリソースブロックのうちの1つを表すリソースブロックを割り当てる最大の柔軟性を与える方法を提供する。この手法は、最大の柔軟性をもたらし得るが、リソースを割り当てる複雑な方法とともに、あまりにも多くのオーバーヘッド(例えば、長いビットマップ)を作成することがある。従って、この問題に対処するために、数個のリソース割り当てタイプがLTEによって導入された。予め定義されたプロセスは、リソース割り当てタイプの各々によって使用される。LTEでは、3つの異なるリソース割り当てタイプ、リソース割り当てタイプ0、1、2が存在する。以下の表1を参照されたい。
[0079] 表1のリストは、LTEにおけるリソース割り当てタイプの現在の定義であることに留意されたい。
[0080] 複数のPRBにおける異なるフィードバックおよびリソース粒度が、NRとともに使用され得る。LTEでは、10MHzのシステム帯域幅に対して、3GPP規格は、3個のPRBのRBGサイズに対するリソースユニット粒度を指定し、これは、BSスケジューラが(リソース割り当てタイプ0において)UEに割り振ることができるリソースの最小量を指定する。NRでは、RBGサイズはLTEとは異なり得る。
[0081] リソース割り当てタイプ0は、最初にリソースブロックを複数のリソースブロックグループ(RBG)に分割することによってリソースを割り当てる。各リソースブロックグループ(RBG)内の物理リソースブロックの数は、システム帯域幅で変化する。RBGサイズは、システム帯域幅で変化する。LTEにおけるRBGサイズ(リソースブロックグループ(RBG)内の物理リソースブロック(PRB)の数)とシステム帯域幅との関係を以下の表2に示す。
[0082] 上記で説明したLTEと同様に、NRは、構成された帯域幅部分(BWP:bandwidth part)に応じて異なるRBGサイズをサポートすることに合意し、ここで、RGBサイズは、PRBの数によって測定され、BWPは、UEが使用することになるシステムBWの部分である。異なる帯域幅部分(BWP)構成を有するUEは、異なるRBGサイズを有し得る。これは、より小さいBWPを有するUEが、シグナリングにおいてより正確なまたはより細かいRBG粒度を有すること、またはPRBに関してより小さいRBGサイズを有することを可能にし、一方、より大きいBWPを有するUEは、RBGサイズにおいてより粗い粒度を有すること、またはPRBに関してより大きいRBGサイズを有できる。以下の表3に示すように、1.4MHzのシステムBWの場合、粒度は1PRBであり、20MHzのシステムBWの場合、粒度は4PRBである。これは、RBGサイズ(またはPRBにおける粒度)対構成された帯域幅部分(BWP)の一例である。
[0083] UEは、より良い電力消費のためにBWP構成に基づいてそのRFリソースを開放(または使用)し得る。例えば、80MHzシステムでは、UEは、20MHzまたは40MHzのみを使用することによって電力を節約するために80MHz未満を使用し得、ここで、システムは最大80MHzの帯域幅を有し得る。BWPは、(RFコストを最小化するために)NR構成において連続していることが予期される。例えば、UEが20MHzを使用する場合、2つの10MHzチャネルが連続している場合、1つのフィルタのみが使用され得るが、2つの10MHzチャネルが80MHzスペクトルの両端(opposite ends)に位置する場合、2つのフィルタが使用されなければならないことがある。物理リソースブロックグループ(RBG)は、PHY/MACパラメータ(アクティブDFT拡散、TTI長、タイト/リラックス時間周波数アライメント(tight/relaxed time-frequency alignment)、または波形パラメータなど)を有する。NRが構成可能なエアインターフェースを提供できる1つの理由は、異なるRBGが異なるヌメロロジおよびパラメータを有し得るからである。例えば、周波数が720kHzまたは1440kHz、および時間が1ms(12個のサブキャリアおよび14個のシンボルに対応する)は、リソースブロックグループ(RBG)の2つの例示的なサイズである。TTI(Transmission Time Interval)は、LTEにおける最小のスケジューリング時間間隔である。
[0084] NR−SSでは、各送信機会(TXOP:transmission opportunity)について、ノードが、成功したLBT結果を有する媒体にアクセスし、媒体センシングに応じて1つのチャネルまたは複数のチャネルを予約することが可能であり得る。すなわち、別のノード、例えば、WiFiノードによって現在占有されているチャネルがリッスンビフォアトーク(LBT)プロシージャ中のUEによってセンスされる場合、UEは、情報を送信するためにそれらを使用できない。(送信機会(TXOP)は、端末へのアクセスポイントによって許可され、局がフレームを送ることができる持続時間を指す)。例えば、80MHzシステムでは、ネイバーWiFiノードがいくつのチャネルを占有するかに応じて、ノードが80、60、40、または20MHzを占有し得、各WiFiチャネルアクセスは20MHzであると定義される。さらに、WiFiノードによって占有されるチャネルは、80MHz内で連続していないことがある。
[0085] UEまたはgNBは、WiFiと共存するために媒体センシングを行う。ノード(UEまたはgNBのいずれか)がチャネルを使用することは、そのチャネルについて成功したLBTプロシージャをまず有することなしにはできない。この例では、ノードのBWPが80MHzである場合、ノードは、80MHz全体のためのRFリソースを使用し得、成功したLBT結果を有する媒体にアクセスし、4つの20MHzチャネル全てを予約できる場合、80MHz全体上で送信し得る。しかしながら、LBTプロシージャの結果が、20MHzチャネルが占有されていない場合、RBGサイズは低減され得る。媒体センシングのために、媒体占有状態が分かると、RBGサイズが調整され得る。
[0086] 一例において、方法および装置は、ノードが成功したLBT結果を有する媒体にアクセスできてUEのためにより多くのチャネルを予約するとき、より粗い(またはより大きい)RBGサイズを有する一方で、ノードが成功したLBT結果を有する媒体にアクセスできてRBGベースのリソース割り当てを有するより少ないチャネルを予約するとき、より細かい(またはより小さい)RBG粒度を有する。第1の例では、RBGサイズは動的であり得、媒体占有、すなわち、情報を送信および/または受信するためにUEによってどのチャネルが使用されるかに依存し得る。PDCCHにおけるリソース割り当て(RA)は、占有されたチャネルを指し示す。例えば、成功したLBT結果を有する媒体にノードがアクセスでき、第2のチャネルを予約する場合、第1のチャネルは使用されないかまたは占有されないので、PDCCH内の第1の割り振られたRBG、PDCCH内のRBG0は、第2のチャネルで発見される。gNBによって20MHzのみが占有されるので、gNBが80MHz全てを占有している場合とは対照的に、より細かいRBGサイズが使用される。gNBの媒体占有状態に応じ、RBGサイズは動的に変化できる。
[0087] PDCCH上で搬送されるデータは、ダウンリンク制御情報(DCI:downlink control information)と呼ばれることがある。複数のワイヤレスデバイスは、無線フレームの1つのサブフレームにおいてスケジュールされ得る。従って、複数のDCIメッセージは、複数のPDCCHを使用して送られ得る。PDCCH内のDCI情報は、1つまたは複数の制御チャネル要素(CCE:control channel element)を使用して送信され得る。CCEは、リソース要素グループ(REG:resource element group)のグループから構成され得る。LTEにおけるレガシCCEは、最大9つのREGを含むことができる。各レガシREGは、4つのリソース要素(RE)から構成され得る。直交変調が使用されるとき、各リソース要素は2ビットの情報を含むことができる。従って、レガシCCEは、最大72ビットの情報を含むことができる。DCIメッセージを搬送するために72ビットを超える情報が使用されるとき、複数のCCEが採用され得る。複数のCCEの使用は、アグリゲーションレベルと呼ばれ得る。一例において、アグリゲーションレベルは、1つのレガシPDCCHに割り当てられた1、2、4、または8個の連続するCCEとして定義され得る。
[0088] 第1の解決策では、gNBは、PRBにおいてRBG粒度とともに非常に多くの帯域幅が占有されるように、別個の物理レイヤチャネル(すなわち、L1チャネル)上で情報をUEに送り、ここで、L1チャネルは、オーバージエア物理レイヤ(over the air physical layer)である。より具体的には、gNBは、RBGサイズとともに媒体を占有することをUEに示すために、L1チャネル上で搬送される別個のシグナリングを使用する。例えば、ノードは、RBGサイズがX RBである80MHzチャネル上で媒体アクセスを有することを示すことができ、またはRBGサイズがY RBである20MHzチャネル上で媒体アクセスを有することを示すことができる。一例において、Y RBはX RBよりサイズが小さい。例えば、gNBが80MHzを占有するとき、16PRBのRBGサイズを使用し、20MHzを占有するとき、4PRBのRBGサイズを使用する。別個のL1レイヤは、PDCCHのようにUE固有であるのとは対照的に、PCFICHのようにgNBまたはgNBに関連付けられたUEのグループに共通のチャネルを搬送できる。UEはまた、図6に示されるようなRRC構成メッセージと呼ばれるRRCからのメッセージを使用して、チャネルおよびRBGサイズで構成され得る。各UEのためのリソース割り当て(RA)のために使用される実際のRBGは、最小(RRC RBG、L1 RBG)であり得、ここで、RRC RBGは、RRCレイヤにおいて構成されるRBGサイズであり、L1 RBGは、L1レイヤ上でシグナリングされるRBGサイズである。
[0089] ロバスト性を改善するために、L1レイヤ上で搬送されるそのような情報は、TXOPの最初のスロット中で送信され、TXOPの後続のスロット中で繰り返され得る。
[0090] 第2の解決策では、ノードは、別個の共通L1チャネル上で搬送される情報中の媒体占有を示すが、RBGサイズはシグナリングされない。代わりに、RBGサイズと媒体占有または構成されたBWPとの間に暗黙的マッピングが存在する。そのような暗黙的マッピングは、UEに対して予め定義されるか、または構成されるかのいずれかであり得る。この例では、UEは、RBGサイズに対する媒体占有のマッピングを用いて事前構成される。図7は、1〜4チャネルのRBGサイズに対する媒体占有の例示的なマッピングを示し、20MHzは1チャネルに等しく、40MHzは2チャネルに等しく、60MHzは3チャネルに等しく、80MHzは4チャネルに等しく、対応するRBGサイズは、RBGX1、RBGX2、RBGX3、およびRBGX4である。例えば、RBGサイズがX PRBである場合、ノードは80MHzチャネル上で送信でき、RBGサイズがY PRBである場合、ノードは20MHzチャネル上で送信する。例えば、gNBが80MHzを占有するとき、16PRBのRBGサイズを使用し、20MHzを占有するとき、4PRBのRBGサイズを使用する。チャネル占有(または構成帯域幅(BWP))とRBGサイズとの間のマッピングが、UE固有であり得ることに留意されたい。
[0091] 第3の解決策では、ノードは、C−RNTI PDCCHのようなUEのためのUE固有シグナリングチャネルにおける媒体占有を示す。PDCCHは、リソース割り当てを搬送するために使用され得るフィールドを有するので、媒体占有をシグナリングするために別個のチャネルは使用されない。しかしながら、第2の解決策と同様に、チャネル占有(または構成された帯域幅(BWP))とRBGサイズとの間に暗黙的または予め定義されたマッピングが存在する。UEは、適宜、媒体占有に基づいてRBGサイズを解釈する。暗黙的マッピングは、第2の解決策と同様である。従って、以前はL1レイヤ上で搬送される共通信号が、BWPを用いてUEを構成するために媒体占有を搬送するために使用される一方、ここでは、UE固有のPDCCHが使用される。両方の解決策において、RBGサイズは、媒体占有に暗黙的にマッピングされる。一例において、UEは、図7に示す表を用いて事前構成され得る。また、ここではビットマップを用いてもよい。例えば、4つの20MHzチャネルを備える80MHzシステム帯域幅では、4ビットのビットマップがPDCCHにおいて導入され得る。gNBは、ビットマップを介して媒体占有を示し、UEは、媒体占有に基づいてRBGサイズを解釈する。チャネルおよびRBGサイズでUEを構成するためにビットマップを使用することを開示する図8を参照されたい。一例において、ビットマップ中の少なくとも1つのビットは、1つまたは複数のRBGを表す。リソース割り当てがRBGベースである場合、ビットマップは、UEによって占有される最初および最後のRBGを示し得る。
[0092] ノードが、成功したLBT結果を有する媒体にアクセスでき、BWの全てが占有されないように、全てではないがいくつかのチャネルを予約する場合、追加のガードバンドが使用され得る。例えば、ノードが20MHzチャネルを予約するが、40MHz、60MHz、または80MHzチャネルを予約しない場合、それは、隣接チャネル漏洩電力比(ACLR:adjacent channel leakage-power ratio)に適応するために20MHz帯域幅の各サイドに追加のガードバンドを付与することによってより良好に機能し得る。LTEなどのデジタル通信システムにおいて、送信信号から隣接チャネルに漏洩する電力は、ACLRと呼ばれる。これは、現在のノードによって占有されていない隣接チャネルにおける送信と干渉することによって、システム性能を損なう可能性がある。従って、システム送信機は、ACLRを回避するために指定された制限内で動作する。一方、20MHzチャネルは、ノードが、一例において4つの20MHzチャネルである全てのチャネルへのアクセスを得る場合、いかなるガードバンドも使用しないことがある。この例では、UEは、80MHzである帯域幅全体を占有するので、各20MHzチャネルにわたる隣接チャネル漏洩は懸念事項ではない。
[0093] 一例において、システム帯域幅に対する絶対PRB0に基づくRBGグリッドが使用される。システムBWが80MHzであると仮定すると、PRBインデックスは、ノードが80MHzシステムBW全体よりも少なく占有する、例えば、20MHzチャネルのうちの1つのみを占有する場合であっても、80MHzと一致するように定義され得るdefFfig. 9ined。この場合、PRBインデックスは依然として続き、PRBインデックスは、80MHzの一部が占有されている場合でも、80MHzの場合に従って定義される。UEは、割り振られたRB/RBG/インターレースを占有チャネルに変換できる。システム帯域幅に基づくRBGグリッドは、各チャネルと整合しないことがある。RBGサイズに応じて、異なるチャネルにわたるPRBは、同じRBGに入り得る。例えば、図9Aは、4つのチャネルへのPRBおよびRBGの割り当てを示す。以下でさらに詳細に説明する図9Aでは、1つのRBG(すなわち、PDCCHでシグナリングされるRBG0)は、4つのPRBからなる。UEは、媒体占有状態情報とともに、PDCCH内のRBG0をPRB48、49、50、および51に変換できる。ここで、RBG0の最初の2つのPRB、PRB48および49はチャネル0に属し、一方、RBG0の最後の2つのPRB(PRB50および51)はチャネル1に属する。加えて、PRB49および50で示されるようにガードバンドが使用されるときにも、ガードバンド内のPRBは、RBGに入り得る。
[0094] 一例において、ガードバンドは、チャネルごとに構成される。UEは、占有チャネルに入る使用可能なRBを使用してトランスポートブロックサイズ(TBS:transport block size)を計算し、それに応じてレートマッチングを行う。LTEシステムで物理階層が受信する上位レイヤ(または、MACレイヤ)からのデータはトランスポートブロックと呼ばれる。一例において、物理リソースブロック(NPRB)の数およびMCS(変調およびコーディング方式)が、トランスポートブロックサイズを計算するために使用される。
[0095] 上述のように、RBGサイズは媒体占有状態に依存するが、PRGはシステム帯域幅に関して定義され得る。媒体占有状態が高いほど、RBGで使用されるPRBユニットの数が大きくなる。例えば、RBGサイズが2個の物理リソースブロック(PRB)であるとき、RBG0は、PRB0とPRB1とからなり、RBG50は、PRB100とPRB101とからなる。別の例では、RBGサイズが3RBであるとき、RBG1は、PRB0、PRB1、およびPRB2からなり、RBG50は、PRB150、PRB151、およびPRB152からなる。
[0096] 一例において、ガードバンドは、PRBの単位で定義され得る。ミニPRBが使用されるとき、ガードバンドは、ミニPRBの単位で測定され得る。成功したLBT結果を有する媒体にノードがアクセスすることができず、チャネルを予約するとき、(使用されるとき、左または右のいずれかのガードバンドを含む)チャネル内の完全なRBGは、実際のリソース割り当てにカウントされない。PRBは、12個のサブキャリアからなり、ミニPRBは、12個未満のPRBからなるRBの一部を表す。例えば、ミニPRBは、4つのサブキャリアからなることができる。
[0097] 一例において、各チャネルが50個のPRBを有すると仮定する。gNBがチャネル1およびチャネル3を割り当て(かつチャネル2および4は割り当てられない)、対応するRBGサイズが4RBである場合、RBG0は、最初の12個のRBG(すなわち、最初の48PRBであり、各PRG=4PRBであるため、PRB0〜47)がカウントされないので、PRB48〜51を含む。(PRB0〜47とともに)最初の12個のRBGは、gNBがチャネル0を占有しないので、カウントされない。従って、PDCCHにおいてシグナリングされるRBG0、開始RBGは、PRB0〜3からPRB48〜51に効率的に変換される。
[0098] 予約されたチャネル(使用されるとき、ガードバンドを除く)にRBGが部分的に入るとき、RBG中の使用可能なPRBが利用され得る。図9Aに示す例では、PRB48〜51を含む13番目のRBGは、使用可能なPRBを有する第1のRBGであり、この場合はPRB51である。PRB48は、占有されていないチャネルに入るので使用できず、PRB49および50は、ガードバンドに入るので使用できない。UEは、占有されたチャネル、この場合はチャネル1との重複があるとき、PRBのカウントを始める。従って、RBG0は、UEによってRBG12(すなわち、13番目のRBG)に効率的に変換されている。残りのRBGは、リソース割り当て(RA)フィールドのために順次番号付けされる。
[0099] 上述のように、図9Aは、4つのチャネル、チャネル0〜3へのPRBおよびRBGの割り当てを示し、ここで、チャネル当たり50個のPRBが、4PRBのRBGサイズとともに割り当てられる。チャネル0は、PRB0〜49にまたがる。チャネル1は、PRB50〜99によって占有される。チャネル2は、PRB100〜149にまたがり、チャネル3は、PRB150〜199によって占有される。リソース割り当てタイプ0は、リソースを割り当てるためにビットマップを使用し、各ビットは1つのRBGを表す。RBGグリッドは、システム帯域幅に対応するRBG内のPRBの数に基づいており、隣接チャネルからのPRB並びにガードバンドを含み得る。UEが隣接チャネルからそれらのRBG、PRB、並びにガードバンドを割り振られる場合、それは、レートマッチングを行い、並びにそれに応じてトランスポートブロックサイズ(TBS)を計算するために、示されたチャネルに入る使用可能なPRBを使用することとなる。この例では、ノードは、チャネル1およびチャネル3上で送信でき、RBGは、4PRBであると仮定される。ノードは、チャネル0またはチャネル2へのアクセスを有さず、真のPRB0またはRBG0を送信できず、その両方は、システムBW全体を使用してチャネル0に位置するが、チャネル0はUEによって占有されていないので、PRB48〜51に変換されている。PDCCHにおいて、リソース割り振りRBG0は、PRB48〜51を備える実際のRBG12上での送信についてUEに知らせる。PDCCHは、以下で説明するように、PRB51が送信に使用されることを示す。
[0100] ここで、UEは、有用なRBを有するチャネル1と重複する第1のRBGであるので、PDCCH中のシグナリングされたRBG0をRBG12と解釈する。しかし、PRB48および49はチャネル0に入り、PRB50はガードバンドに使用されるので、UEは、PRB51のみが送信に使用され得ることを知っている。従って、UEは、RBG0が、PRB48〜50をスキップし、占有されると示される場合、送信のためにPRB51のみを使用することとなる。これは、PDCCHにおいて明示的にPRB51またはRBG12をシグナリングすることと比較して、リソース割り振りオーバーヘッドを節約する。
[0101] 前にRBGベースのリソース割り当てを説明した。RBGベースのリソース割り当てでは、ビットは、RBGがUEに割り振られるか否かを示すために使用され得る1つまたは複数のRBGに割り振られ得る。あるいは、コンパクトなリソース割り当てが、NR−SSで使用されることもあり得る。コンパクトなリソース割り当てでは、gNBは、開始PRB、RBG、またはインターレース、並びにより少ないビットを使用することによるRBGベースのリソース割り当てとは対照的にRAオーバーヘッドを低減するために後に続く占有されたRB/RBG/インターレースの数を示す。
[0102] チャネルアクセスが連続していないとき、コンパクトRA割り振りのために、gNBは、始点、並びにその始点に続くチャネルごとの占有されたPRB、RBG、またはインターレースの数を示し得る。これは、大きなRAオーバーヘッドをもたらし得る。LAAシステムにおけるリソース割り当ては、リソースがLTEでどのように割り当てられるかとは異なる。20MHz周波数帯域幅内の周波数において等間隔の10個のリソースブロックから構成されるインターレースは、LTE無認可チャネルのためのリソース割り当ての基本ユニットである。
[0103] 本例は、チャネルアクセスにかかわらず、PRB、RBG、またはインターレースの単一の始点と、始点に続く固定数のPRB、RBG、またはインターレースとを使用する。これは、シグナリングの観点から、割り振りが、チャネルのうちのいくつかにアクセスするかまたはそれらを占有することが必ずしも可能ではなく、全てのチャネルにわたり得ることを意味する。UEは、ガードバンドで発見されたPRBを自動的にスキップするとともに、gNBがアクセスを有さないチャネル内のPRB、RBG、またはインターレースを自動的にスキップし得る。従って、ガードバンド内のPRB、RBG、またはインターレース、並びに占有されていないチャネルは、自動的にスキップされる。
[0104] ガードバンドおよび占有されていないチャネル内のRBは、コンパクトリソース割り当て(RA)を使用するとき、自動的にスキップされる。従って、リソースを割り当てるこのコンパクトな方法は、PRB、RBG、またはインターレースがいくつ占有されることになるかに加えて、PRB、RBG、またはインターレースであり得る単一の始点を有する。これは、ホッピングを有するまたは有していないRAに適用される。図9Bは、この割り当て方法の一例を示す。図示の例では、チャネル0および3が、UEによって占有されると仮定される。図示の図では、RBGサイズが4PRBであるとともに、チャネル当たり50個のPRBが存在する。チャネル0は、PRB0〜49によって占有され、チャネル3は、PRB150〜199によって占有される。gNBは、チャネル0および3を予約し、この例では、52個のPRBの合計PRB数とともに、PRB0に等しい開始PRBをUEに割り当てる。他の例では、総PRB数は52とは異なり得る。この例では、UEは、チャネル0および3上のアクセスを有することがgNBによって既にシグナリングされている。開始PRBがPRB0であり、送信が52個のPRBを占有するgNBからの割り振りをUEが受信する場合、それは、送信が実際にはPRB0〜48(チャネル0に位置する49個のPRB)並びにPRB151、152、および153(チャネル3に位置する3個のPRB)にまたがり、チャネル1および2における同様のPRB、PRB50〜149、並びにPRB49およびPRB50のようなガードバンドで発見されるPRBを占有しないという点で、その間の全てのPRBをスキップすることを知っている。UEは、送信または受信のために使用可能な実際のRBを取得するために、ガードバンド内のRB、並びにチャネル1および2内のRBを自動的にスキップすることとなる。PRB49およびPRB150は、それらがそれぞれチャネル0および3のガードバンド(GB)であるため、スキップされる。PRB50〜149は、UEによって占有されていないチャネル1および2に位置するため、スキップされる。52個の占有可能なPRBを得るために、チャネル1におけるPRB0〜48は、チャネル3におけるPRB151〜153と共に使用される。この割り当ては、PRB0から始まり、合計52個の使用可能なPRBにまたがる。従って、リソースは、52個の使用可能なPRBの長さを示すとともに、開始PRB0を示すことによって割り当てられる。これは、媒体アクセスを有する各チャネルについて、PRB、RBG、またはインターレースの始点、およびPRB、RBG、またはインターレースの長さを示すことよりもオーバーヘッドが少ない。
[0105] 図10Aは、RBGサイズとともに媒体占有をUEに示すためにgNBによって取られるステップのフローチャートである。図2に示すTRP208は、gNBの一例である。最初に、gNBは、UEのための物理リソースブロックを割り当てる(ステップ1005)。次に、gNBは、媒体占有状態が変化したかどうかを判定する(ステップ1010)。ステップ1010の出力は、媒体占有状態が変化した場合にYesであり、変化していない場合にNoである。従って、ステップ1010に対する答えがYesである場合、媒体占有状態は変化しており、ステップ1015において、媒体占有状態がより大きくなったかまたはより小さくなったか、すなわち、ステップ1015に対するYesでそれがより大きくなったかまたはステップ1015に対するNoで媒体占有状態がより小さくなったかの別の判定が行われる。ステップ1015に対する答えがYesである場合、媒体占有状態はより大きくなり、より粗いRBGサイズがUEに割り振られる(図10Aのステップ1020)。ステップ1015に対する答えがNoである場合、媒体占有状態はより小さくなり、より細かいRBG粒度がUEに割り振られる(図10Aのステップ1025)。
[0106] 次に、BSは、それが全てのチャネルを占有することができるかどうかを決定する(ステップ1027)。答えがNoである場合、それは完全に占有されていない、すなわち、gNBは、BWの全てが占有されないように、全てではないがいくつかのチャネルまたは帯域幅を占有し、追加のガードバンドが占有されたチャネルの周辺で使用される(ステップ1035参照)。答えがYesである場合、BWは完全に占有されており、余分なガードバンドは割り振られない。最後に、ステップ1040において、gNBは、媒体占有およびRBGサイズを示すインジケータまたは信号に関する情報をUEに送ることができる。別の例では、RBGサイズは、暗黙的に決定され、動的にシグナリングされなくてもよい。
[0107] 図10Bは、gNBからRBGサイズとともに媒体占有を受信するためにUEによって取られるステップのフローチャートである。図1に示すUE120は、UEの一例である。最初に、UEは、gNBによってそれに割り当てられた媒体占有および物理リソースブロックグループ(RBG)を備える情報をgNBから受信する(ステップ1055)。次いで、UEは、媒体占有状態が変化した場合、gNBから情報を受信する(ステップ1060)。ステップ1060の出力は、媒体占有状態が変化した場合はYesであり、変化していない場合はNoである。従って、ステップ1060に対する答えがYesである場合、媒体占有状態は変化しており、UEは、ステップ1065において、媒体占有状態がより大きくなったか、またはより小さくなったか、すなわち、ステップ1065に対してYesであり、それがより大きくなったか、またはステップ1065に対してNoであり媒体占有状態がより小さくなったかを見出す。ステップ1065に対する答えがYesである場合、媒体占有状態はより大きくなり、より粗いサイズがRBGに割り振られ、UEによって受信される(図10Bのステップ1070)。ステップ1065に対する答えがNoである場合、媒体占有状態はより小さくなり、より細かい粒度がRBGに割り振られ、UEによって受信される(図10Bのステップ1075)。
[0108] 次に、UEは、全てのチャネルが占有されているか否かを通知される(ステップ1077)。答えがNoである場合、それらは完全に占有されておらず、すなわち、BSは、BWの全てが占有されないように、全てではないがいくつかのチャネルまたは帯域幅を占有し、UEは、追加のガードバンドが占有されたチャネルの周辺に割り振られるとの情報を受信する(ステップ1085参照)。答えがYesである場合、BWは完全に占有されており、余分なガードバンドは割り振られない。最後に、ステップ1090において、UEは、媒体占有およびRBGサイズを示すgNBからインジケータまたは信号上の情報を受信する。別の例では、RBGサイズは、暗黙的に決定され、動的にシグナリングされなくてもよい。
[0109] コンパクトRAインジケーションおよび媒体占有インデックスは、別々に送られ得るか、またはジョイントコーディングを使用して送られ得る。ジョイントコーディングは、場合によってはビット数を低減し、RAオーバーヘッドを低減するのをさらに助け得る。
[0110] 4つのチャネル、20/40/60/80MHzを有する例では、合計200個のPRBを有し、ここで、各チャネルは50個のPRBを有する。開始PRBは、200個のPRB、PRB0〜PRB199の間のどこでもよく、長さは、1〜199PRBの間のどこでもよい。媒体占有インデックスのためにビットマップが使用され得、ビットマップは4ビットを使用する。
[0111] リソース割り当てが、各チャネルがN個の物理リソースブロック(N PRB)を有する4つのチャネル全てに対してジョイントコーディングされず、送られない場合、ceil(log2(4NRB*(4NRB+1)/2))ビットが、RIVベースのマッピングを使用するコンパクトなRAインジケーション(割り当てにおいて1RB粒度と仮定する)のために使用される。この例では、各チャネルは50個のPRBを有し得るので、N=50である。
[0112] ジョイントコーディングの一例は、最初に割り当てられたチャネル中の開始PRBと、最後に割り当てられたチャネル中の終了PRBとを示すことである。また、最初および最後に割り当てられたチャネル上の媒体占有状態。これはceil(log2(NRB)+log2(NRB))ビットを使用する。N=50の場合、log2(50)=5.64であり、log2(NRB)+log2(NRB)ビット=5.64+5.64=11.28ビットであり、これは、別個のコーディングを使用するよりも約3ビット少ない。図9Bにおいて、開始PRBは、チャネル0におけるPRB0であり、終了PRBは、PRB153であるチャネル3における第4のPRBである。従って、log2(NRB)ビットは、チャネル0における開始PRBを示すために使用され、log2(NRB)ビットは、チャネル3における終了PRBを示すために使用される。そして、UEは、開始PRBがチャネル0を指し、終了PRBがチャネル3を指すことを知るように、媒体占有状態情報で既に示されている。従って、開始PRB/RBG/インターレースと終了PRB/RBG/インターレースとの間の媒体占有状態もUEに知られている。
[0113] 図11Aは、リソース割り当て(RA)オーバーヘッドを低減するために取られる例示的なステップのフローチャートである。ステップ1110において、UEは、一例において、開始PRB、RBG、またはインターレースをgNBから受信する。ステップ1120において、UEによって受信された送信は、ガードバンド内および占有されていないチャネル内のPRB、RBG、またはインターレースを自動的にスキップしながら、多元接続なしにそれらのチャネルを含む複数のチャネルにわたるいくつかのRB、RBG、またはインターレースにまたがる。UEに送信されるPRB、RBG、またはインターレースの数が低減されるので、オーバーヘッドが低減される。図11Bは、リソース割り当て(RA)インジケーションと媒体占有インデックスとをジョイントコーディングすることによってリソース割り当てオーバーヘッドを低減するために取られる例示的なステップのフローチャートである。ステップ1140において、UEは、gNBから、最初に割り当てられたチャネルにおいて開始PRBを受信し、最後に割り当てられたチャネルにおいて終了PRBを受信する。従って、全てのチャネルに関する情報を受信する代わりに、最初に割り当てられたチャネルで開始PRBを受信し、最後に割り当てられたチャネルで終了PRBを受信し、それによってオーバーヘッドを低減する。ステップ1150において、UEは、gNBから開始PRBと終了PRBとの間の媒体占有状態を受信する。この受信された情報は、どのRB、RBG、またはインターレースを使用するかを決定し、占有されていないPRB、RBG、またはインターレースをスキップするために、UEによって使用される。
[0114] 電力スペクトル密度(PSD:power spectral density)制限により、インターレースチャネル構造は、UEが電力をより効率的に利用するために無認可スペクトルにおいて使用される。
[0115] 加えて、SC−FDMは、OFDM波形と比較してSC−FDM波形に関連付けられたより良好なPAPR(ピーク対平均電力比)に起因して、電力制限されたUEのためのULにおいて使用され得る。
[0116] 図12Aは、PRBの第1のインターレース、インターレース0、およびPRBの第2のインターレース、インターレース1などの、複数の等間隔のPRBを有する複数のインターレースを示す。インターレースは、コンポーネントキャリアシステム帯域幅全体に広がる複数のPRBを含み得る。例えば、20MHz帯域幅の場合、いくつかの展開では、100個のPRB(例えば、PRB#0〜PRB99)が存在する。いくつかの例では、PRBの第1のインターレース、インターレース0は、RB#0、10、20、...90を含み得、RBの第2のインターレースであるインターレース1は、RB#1、11、21、...91などを含み得る。第1の例では、インターレース構造がチャネルごとに定義される(潜在的なガードバンドを除く。ガードバンドが含まれる場合、UEが媒体を確認できない可能性があるので、ガードバンドは除外される)。インターレースは、周波数において等間隔のN個の物理リソースブロック(PRB)から構成される。一例において、チャネルのためのインターレース上に周波数において等間隔のPRBが存在する。前述の80MHzシステムでは、チャネルは、20MHz、40MHz、60MHz、または80MHzであり得る。ここでは、インターレースのクラスタ、インターレース0およびインターレース1が存在し、PRBは10PRBごとに離間される。図12Bでは、インターレース1は、10個のPRBごとに離間されたPRBを有する。しかしながら、複数のチャネルでは、クラスタは、ガードバンドに起因して等間隔ではないことがある。従って、インターレース割り振りは、チャネル当たり1つのインターレースを超えないことが好ましい。UEが2つ以上のチャネル上で割り振られる場合、第1のインターレースチャネル以外のチャネルに対して非インターレース構造が使用され得る。
[0117] 第2の例では、インターレースは、システム帯域幅に関して定義され得、前に説明したように、各々20MHzのBWの4つのチャネル(20/40/60/80MHz)を含んだ80MHzシステムBWなどの特定のチャネルに関しては定義されないことがある。図12Cを参照すると、インターレース2は、4つの20MHzチャネルにわたって10PRBずつ離れた等間隔のPRBを有する。例えば、UEは、1つのチャネルだけではなく、システム帯域幅全体にわたる等間隔のPRBを有するインターレースのクラスタまたは部分インターレースのクラスタを割り振られ得る。インターレースがPRB0、10、20、...390などからなる場合、部分インターレースは、インターレース中のRBの全てを使用する必要がない可能性があることに留意されたい。ここで、インターレースは、10個のPRB間隔を有する400個のPRBを有することができ、その結果、40個のPRBが等間隔になる。)部分的なインターフェースは、例として、PRB0、10、20、...150(すなわち、10PRBが等しく離間する(10 PRB equal spacing)合計16個のPRB)を用いて、UEに割り振られ得る。従って、UEは、2つ以上のチャネルにまたがることができる1つまたは複数のインターレースまたは部分インターレースの複数の連続クラスタを用いて割り振られ得る。
[0118] 図13は、基地局1301内に含まれ得る特定のコンポーネントを図示する。基地局1301は、アクセスポイント、ノードB、発展型ノードBなどであり得る。基地局1301はプロセッサ1303を含む。プロセッサ1303は、汎用シングルまたはマルチチップマイクロプロセッサ(例えば、ARM)、特殊用途向けマイクロプロセッサ(例えば、デジタルシグナルプロセッサ(DSP))、マイクロコントローラ、プログラマブルゲートアレイなどであり得る。プロセッサ1303は、中央処理ユニット(CPU)と呼ばれ得る。図13の基地局1301には単一のプロセッサ1303のみが示されているが、代替的な構成では、プロセッサの組み合わせ(例えば、ARMとDSP)が使用されることもできる。
[0119] 基地局1301はまた、メモリ1305を含む。メモリ1305は、電子情報を記憶することが可能な任意の電子コンポーネントであり得る。メモリ1305は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、磁気ディスク記憶媒体、光学記憶媒体、RAMにおけるフラッシュメモリデバイス、プロセッサと共に含まれるオンボードメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、レジスタ、およびそれらの組み合わせを含むその他のものとして具体化され得る。
[0120] データ1307および命令1309は、メモリ1305に記憶され得る。命令1309は、本明細書に開示される方法を実施するためにプロセッサ1303によって実行可能であり得る。命令1309を実行することは、メモリ1305に記憶されているデータ1207の使用を含み得る。プロセッサ1303が命令1309を実行する場合、命令1309aの様々な部分がプロセッサ1303にロードされ、データ1307aの様々な部分がプロセッサ1303にロードされ得る。
[0121] 基地局1301はまた、ワイヤレスデバイス1301への信号およびそれからの信号の送信および受信を可能にするために、送信機1311および受信機1313を含み得る。送信機1311および受信機1313は、トランシーバ1315と総称され得る。複数のアンテナ1317a〜bは、トランシーバ1315に電気的に結合され得る。基地局1301はまた、複数の送信機、複数の受信機、および/または複数のトランシーバを含み得る(図示せず)。
[0122] 基地局1301の様々なコンポーネントは、1つまたは複数のバスによって共に結合され、それは、電力バス、制御信号バス、ステータス信号バス、データバス等を含み得る。明確化のために、様々なバスがバスシステム1319として図13に示される。図10のフローチャートにおいて本明細書で説明される機能は、ハードウェア、図13で説明されるプロセッサ1303のようなプロセッサによって実行されるソフトウェアで実施され得る。
[0123] 図14は、ワイヤレス通信デバイス1401内に含まれ得る特定のコンポーネントを図示する。ワイヤレス通信デバイス1401は、アクセス端末、モバイル局、ユーザ機器(UE)などであり得る。ワイヤレス通信デバイス1401は、プロセッサ1303を含む。プロセッサ1403は、汎用シングルまたはマルチチップマイクロプロセッサ(例えば、ARM)、特殊用途向けマイクロプロセッサ(例えば、デジタルシグナルプロセッサ(DSP))、マイクロコントローラ、プログラマブルゲートアレイなどであり得る。プロセッサ1403は、中央処理ユニット(CPU)と呼ばれ得る。図14のワイヤレス通信デバイス1401には単一のプロセッサ1403のみが示されているが、代替の構成では、プロセッサの組み合わせ(例えば、ARMおよびDSP)が使用されることもできる。
[0124] ワイヤレス通信デバイス1401はまた、メモリ1405を含む。メモリ1405は、電子情報を記憶することが可能な任意の電子コンポーネントであり得る。メモリ1405は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、磁気ディスク記憶媒体、光学記憶媒体、RAMにおけるフラッシュメモリデバイス、プロセッサと共に含まれるオンボードメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、およびそれらの組み合わせを含むその他のものとして具体化され得る。
[0125] データ1407および命令1409は、メモリ1405に記憶され得る。命令1309は、本明細書に開示される方法を実施するためにプロセッサ1403によって実行可能であり得る。命令1409を実行することは、メモリ1405に記憶されているデータ1407の使用を含み得る。プロセッサ1403が命令1409を実行するとき、命令1409aの様々な部分がプロセッサ1403にロードされ、データ1407aの様々な部分がプロセッサ1403にロードされ得る。
[0126] ワイヤレス通信デバイス1401はまた、ワイヤレス通信デバイス1401へのおよびそれからの信号の送信および受信を可能にするための、送信機1411および受信機1413を含み得る。送信機1411および受信機1413は、トランシーバ1415と総称され得る。複数のアンテナ1417a〜bは、トランシーバ1415に電気的に結合され得る。ワイヤレス通信デバイス1401はまた、複数の送信機、複数の受信機、および複数のトランシーバを含み得る(図示せず)。
[0127] ワイヤレス通信デバイス1401の様々なコンポーネントは、1つまたは複数のバスによって共に結合され、それは、電力バス、制御信号バス、ステータス信号バス、データバス等を含み得る。明確化のために、様々なバスがバスシステム1419として図14に示される。これらの方法は可能性のある実施形態を説明しており、動作およびステップは、他の実施形態が可能になるように、再配列され得るか、またはそうでない場合は修正され得ることに留意されたい。いくつかの例では、複数の方法のうちの2つ以上からの態様が組み合わせられ得る。例えば、方法の各々の態様は、本明細書で説明される、他の方法のステップまたは態様、あるいは、他のステップまたは技法を含み得る。従って、本開示の態様は、送信時に受信し、受信時に送信することを提供し得る。図11Aおよび図11Bのフローチャートにおいて本明細書で説明される機能は、ハードウェア、図14で説明されるプロセッサ1403のようなプロセッサによって実行されるソフトウェアで実施され得る。
[0128] 本明細書における説明は、当業者が本開示を製造または使用することを可能にするために提供される。本開示への様々な修正は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義した一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形バリエーションに適用できる。よって、本開示は、本明細書で説明される機能例および設計に制限されるものではなく、本明細書に開示された原理および新規な特徴に合致する最も広い範囲が与えられるべきものである。
[0129] 本明細書で説明される機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせにおいて実施され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実施される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上で記憶されるか、またはそれを介して送信され得る。他の例および実施形態は、本開示および添付された特許請求の範囲内にある。例えば、ソフトウェアの本質により、上述される機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらの任意の組み合わせを使用して実施され得る。機能を実施する特徴はまた、機能の一部分が異なる物理的(PHY)ロケーションにおいて実施されるように分散されることを含め、様々な場所で物理的に位置付けられ得る。また、請求項を含めて、本明細書で使用されるように、項目のリストにおいて使用される「または」(例えば、「〜のうちの少なくとも1つ」あるいは「1つまたは複数」のようなフレーズによって前置きされる項目のリスト)は、例えばA、B、またはCのうちの少なくとも1つのリストが、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するように、選言的なリスト(disjunctive list)を示す。
[0130] コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体と非一時的コンピュータ記憶媒体との両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用または特殊用途コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的なコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、あるいはデータ構造または命令の形態で所望のプログラムコード手段を記憶または搬送するために使用され得、汎用または特殊用途コンピュータ、もしくは汎用または特殊用途プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の非一時的な媒体を含むことができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。例えば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるような、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多目的ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびBlu−ray(登録商標)ディスクを含み、ここで、ディスク(disks)は、通常磁気的にデータを再生し、一方ディスク(discs)は、レーザーを用いて光学的にデータを再生する。上記の組み合わせもまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
[0131] 本明細書に説明された技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)、および他のシステムのような様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。「システム」および「ネットワーク」という用語は、しばしば同義で使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)などのような無線技術を実施し得る。CDMA2000は、IS−2000、IS−95、およびIS−856規格をカバーする。IS−2000リリース0およびAは、一般に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれる。IS−856(TIA−856)は、一般に、CDMA2000 1xEV−DO、高速パケットデータ(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、Wideband CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他のバリエーションを含む。TDMAシステムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標):Global System for Mobile Communications)などの無線技術を実施し得る。OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11(ワイヤレスフィデリィティ(Wi−Fi))、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、フラッシュ−OFDMなどのような無線技術を実施し得る。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサルモバイル電気通信システム(ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS))の一部である。3GPP LTEおよびLTE advanced(LTE−A)は、E−UTRAを使用するUMTSの最新リリースである。UTRA、E−UTRA、UMTS、LTE、LTE−aおよびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名称の組織からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の組織からの文書に記載されている。本明細書で説明される技法は、上述されたシステムおよび無線技術、並びに他のシステムおよび無線技術に使用され得る。しかしながら、本明細書の説明は、例示の目的でLTEシステムを説明し、LTEの専門用語が上記の説明の大部分で使用されるが、技法はLTEアプリケーション以外にも適用可能である。
[0132] 本明細書で説明されたネットワークを含むLTE/LTE−Aネットワークでは、発展型ノードB(eNB)という用語は概して、基地局を説明するために使用され得る。本明細書で説明される1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、異なるタイプのeNBが様々な地理的領域に対してカバレッジを提供する異種LTE/LTE−Aネットワークを含み得る。例えば、各eNBまたは基地局は、マクロセル、スモールセル、または他のタイプのセルに対して通信カバレッジを提供し得る。「セル」という用語は、コンテキストに依存して、基地局、基地局に関連付けられたキャリアまたはコンポーネントキャリア(CC)、あるいはキャリアまたは基地局のカバレッジエリア(例えば、セクタなど)を説明するために使用され得る、3GPPの用語である。
[0133] 基地局は、ベーストランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント(AP)、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、ホームノードB、ホームeノードB、または何らかの他の適した専門用語で当業者によって呼ばれ得るか、あるいはそれらを含み得る。基地局に対する地理的カバレッジエリアは、カバレッジエリアの一部分を構成するセクタへと分割され得る。本明細書で説明された1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、異なるタイプの基地局(例えば、マクロまたはスモールセル基地局)を含み得る。本明細書で説明されるUEは、マクロeNB、スモールセルeNB、中継基地局などを含む様々なタイプの基地局およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。異なる技術のために重複している地理的カバレッジエリアが存在し得る。一部のケースでは、異なるカバレッジエリアは、異なる通信技術に関連し得る。一部のケースでは、1つの通信技術に関するカバレッジエリアは、別の技術に関連するカバレッジエリアとオーバーラップし得る。異なる技術は、同じ基地局に、または異なる基地局に関連し得る。
[0134] 本明細書で説明された1つまたは複数のワイヤレス通信システムは、同期または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局は、同様のフレームタイミングを有し、異なる基地局からの送信は、時間で大まかにアラインされ得る。非同期動作について、基地局は、異なるフレームタイミングを有し得、また異なる基地局からの送信は、時間でアラインされない可能性がある。本明細書で説明する技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
[0135] 本明細書で説明されるDL送信はまた、順方向リンク送信と呼ばれ得、一方、UL送信はまた、逆方向リンク送信と呼ばれ得る。例えば、図1のワイヤレス通信システム100を含む、本明細書で説明された各通信リンクは、1つまたは複数のキャリアを含み得、ここで、各キャリアは、複数のサブキャリア(例えば、異なる周波数の波形信号)からなる信号であり得る。変調された各信号は、異なるサブキャリア上で送られ得、制御情報(例えば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、ユーザデータなどを搬送し得る。本明細書で説明される通信リンクは、(例えば、ペアのスペクトルリソースを使用した)周波数分割複信(FDD)、または(例えば、ペアになっていないスペクトルリソースを使用した)時分割複信(TDD)動作を使用して、双方向通信を送信し得る。フレーム構造が、FDD(例えば、フレーム構造タイプ1)およびTDD(例えば、フレーム構造タイプ2)のために定義され得る。
[0136] 従って、本開示の態様は、送信時に受信し、受信時に送信することを提供し得る。これらの方法は可能性のある実施形態を説明しており、動作およびステップは、他の実施形態が可能になるように、再配列され得るか、またはそうでない場合は修正され得ることに留意されたい。いくつかの例では、複数の方法のうちの2つ以上からの態様が組み合わせられ得る。
[0137] 本明細書での開示に関連して説明された様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、ASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、または他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは本明細書で説明される機能機能を行うように設計されたそれらの任意の組み合わせを用いて実施または行われ得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ(例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成)として実施されることもできる。よって、本明細書で説明される機能は、少なくとも1つの集積回路(IC)上で、1つまたは複数の他の処理ユニット(またはコア)によって行われ得る。様々な例では、異なるタイプのIC(例えば、構造化/プラットフォームASIC、FPGA、または別のセミカスタムIC)が使用され得、これらは、当該技術分野で知られている任意の方法でプログラムされ得る。各ユニットの機能はまた、1つまたは複数の汎用あるいは特定用途向けのプロセッサによって実行されるようにフォーマットされ、メモリ内に内蔵される命令を用いて全体的にあるいは部分的に実施され得る。
[0138] 添付された図面では、同様のコンポーネントまたは特徴は、同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々なコンポーネントは、参照ラベルの後に、ダッシュと、それらの同様のコンポーネント間を区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベルに関わらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様のコンポーネントのうちの任意の1つに適用可能である。