JP2021507019A - 自動食器洗浄洗剤組成物 - Google Patents

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    • C11D3/386Preparations containing enzymes, e.g. protease or amylase

Abstract

リン酸塩を含まない自動食器洗浄クリーニング組成物であって、i)プロテアーゼであって、配列番号1のアミノ酸配列と少なくとも60%の同一性を有し、かつ(配列番号1の番号を使用して)X54T;X126A、D、G、V、E、K、I;X127E、S、T、A、P、G、C;及びX128E、C、T、D、P、G、L、Y、Nからなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を含む変異体であるプロテアーゼと、ii)組成物の0〜30重量%未満のクエン酸を含む、組成物の10〜50重量%の錯化剤系と、を含む。

Description

本発明は、洗剤の分野に属する。特に、本発明は、新規プロテアーゼを含む、リン酸塩を含まない自動食器洗浄洗剤組成物に関する。本組成物は、従来のプロテアーゼを含む組成物に対して複数の条件下で改善された洗浄をもたらす。
自動食器洗浄組成物の性能及びそれらの環境特性を改善するための恒久的な要望が存在する。
環境への懸念により、リン酸塩は、次第に生分解性錯化剤に置き換えられている。これらの錯化剤は、金属に対する強い結合能を有することがあり、及び/又は高濃度で使用されて、酵素の性能に悪影響を及ぼす場合があり、特に錯化剤は、プロテアーゼの構造的カルシウム金属イオンを抽出することによってプロテアーゼに悪影響を及ぼす場合がある。プロテアーゼは、製品中及び/又は使用時において影響を受け得る。プロテアーゼは、十分にビルダーが加えられるか又は過剰に加えられる条件下で、すなわち組成物が高濃度の錯化剤を含み、かつ組成物が軟水で使用される場合に、より影響を受け得るが、これは、プロテアーゼの構造的カルシウム金属イオンと錯体を形成する遊離ビルダーがより多く存在するためである。最も粘着性の物品に対して、消費者は、通常は高温、長時間の自動食器洗浄サイクルを選択するであろう。これらのサイクルは、酵素に多くのストレスをもたらす。
自動食器洗浄組成物は、特定の使用条件下で最適な性能を有するように設計されることができ、例えば、軟水サイクルにおいて最適な性能を有するように組成物を設計することができるが、軟水で最適な性能を有する組成物は、硬水サイクルでは最適な性能を有さない場合があり、逆もまた同様である。
本発明の目的は、軟水で使用するとき、好ましくは異なる水の硬度下で使用するとき、より良好な洗浄をもたらす、リン酸塩を含まない自動食器洗浄組成物を提供することである。また、組成物は、高温、長時間サイクルで洗浄されるひどく汚れた洗い物などのストレス条件下でも改善された性能を提供することが望ましい。
本発明の第1の態様によると、リン酸塩を含まない自動食器洗浄クリーニング組成物が提供される。組成物は、錯化剤系及び新規プロテアーゼを含む。組成物は、クリームブリュレなどの卵及び砂糖を含む汚れに対して改善された洗浄性能を示す。組成物は、自動食器洗浄プロセスで軟水を使用する場合でも、高温、長時間サイクルを使用する場合でも、実に良好に機能する。
本発明の第2の態様によると、軟水を使用する自動食器洗浄方法及び高温、長時間サイクルを使用する自動食器洗浄方法が提供される。本発明の第3の態様によると、軟水を使用する自動食器洗浄のための本発明の組成物の使用、及び高温、長時間サイクルで軟水を使用する自動食器洗浄のための本発明の組成物の使用が提供される。
本発明の第1の態様に関連して説明される本発明の組成物の各要素は、変更すべきところは変更して、発明の他の態様にも適用される。
本発明は、自動食器洗浄クリーニング組成物を包含する。組成物は、リン酸塩を含まず、錯化剤系及びプロテアーゼを含む。組成物は、従来のプロテアーゼを含むクリーニング組成物に対して複数の条件下で改善された洗浄をもたらす。組成物は、特に卵及びクリームブリュレの汚れに対して、良好なタンパク質洗浄を提供する。本発明はまた、軟水での自動食器洗浄方法、及び高温、長時間サイクルを使用した軟水での自動食器洗浄方法も包含する。
「軟」水とは、本明細書において、約2gpg(34.3ppm)未満の硬度を有する水を意味する。ガロン当たりのグレイン(gpg)は、1米ガロンの水(3.785412L)に溶解した1グレイン(64.8ミリグラム)の炭酸カルシウムとして定義される水の硬度の単位である。これは、17.1百万分率(ppm)に換算される。
「高温」サイクルとは、本明細書において、主サイクルが50℃超、好ましくは55℃超の温度で実施される食器洗浄プログラムとして理解される。
「長時間」サイクルとは、本明細書において、主サイクルが少なくとも25分、好ましくは少なくとも30分、より好ましくは少なくとも35分、特に少なくとも45分の持続時間を有する食器洗浄プログラムとして理解される。
本発明の組成物は、変異型プロテアーゼを含み、変異型プロテアーゼは、基準プロテアーゼ(配列番号1〜10のプロテアーゼ)に対して規定の同一性パーセントを有する。
本発明の組成物のプロテアーゼは、本明細書において「本発明のプロテアーゼ」と称されることがある。配列番号1〜10のいずれかを有するプロテアーゼは、本明細書において「基準プロテアーゼ」と称されることがある。
2つのアミノ酸配列間、又は2つのヌクレオチド配列間の関連性は、パラメータ「配列同一性」によって表される。
用語「変異体」は、基準プロテアーゼに対する1つ以上の(例えば、いくつかの)位置において変異、すなわち、置換、挿入、及び/又は欠失を含むプロテアーゼを意味する。置換は、ある位置を占有するアミノ酸を異なるアミノ酸で置き換えることを意味し、欠失は、ある位置を占有するアミノ酸の除去を意味し、挿入は、ある位置を占有するアミノ酸に隣接させ、その直後に、アミノ酸を付加することを意味する。本発明の変異体は、基準プロテアーゼと少なくとも60%、好ましくは少なくとも70%、より好ましくは少なくとも75%、特に90%の同一性を有する。
好ましい実施形態では、変異体は、配列番号1のプロテアーゼと少なくとも90%、より好ましくは少なくとも92%の同一性を示す。配列番号1は、B.ギブソニイ−クレードのサブチリシンBgi02446に相当する。他の実施形態では、変異体は、配列番号2のプロテアーゼと少なくとも90%、より好ましくは少なくとも92%の同一性を示す。配列番号2は、B.レンタスのサブチリシンに相当する。他の実施形態では、変異体は、配列番号3〜10のプロテアーゼのうちの1つと少なくとも90%、より好ましくは少なくとも92%の同一性を示す。
用語「野生型」プロテアーゼは、自然界に見られる細菌、酵母菌又は糸状菌等の自然発生微生物によって発現されるプロテアーゼを意味する。
酵素関連の用語
アミノ酸修飾に関する命名法
本明細書における酵素変異体について説明する際には、参照しやすくするために、元のアミノ酸:位置:置換済みアミノ酸という命名法を用いる。
この命名法に従うと、例えば、位置195でグリシンの代わりにグルタミン酸に置換したものは、G195Eと示される。同じ位置でグリシンが欠失したものは、G195と示され、追加のアミノ酸残基、例えばリジンを挿入したものは、G195GKと示される。特定の酵素が他の酵素と比較して「欠失」を含有し、このような位置で挿入が行われる場合、これは、位置36におけるアスパラギン酸の挿入については36Dというように示される。複数の突然変異は、プラスにより分離され、すなわち、S99G+V102Nは、位置99と102における突然変異が、それぞれ、グリシンをセリンに、アスパラギンをバリンに置換することを表す。ある位置(例えば、102)のアミノ酸が、アミノ酸、例えば、N及びIからなる群から選択された別のアミノ酸により置換され得る場合、これは、V102N、Iと示される。
全ての場合において、一般に認められたIUPACの一文字又は三文字アミノ酸略記を用いる。
プロテアーゼアミノ酸番号
本特許で使用する番号は、示した配列に対するものであり、BPN番号ではない。
アミノ酸の同一性
2つのアミノ酸配列の間の関連性は、パラメータ「同一性」により説明される。本発明の目的上、2つのアミノ酸配列のアラインメントは、EMBOSSパッケージ(http://emboss.org)バージョン2.8.0内のNeedleプログラムを用いることによって割り出される。Needleプログラムは、Needleman,S.B.and Wunsch,C.D.(1970)J.Mol.Biol.48,443−453に記載のグローバルアラインメントアルゴリズムを実行する。用いられる置換マトリクスは、BLOSUM62であり、ギャップオープニングペナルティは、10であり、ギャップエクステンションペナルティは、0.5である。
本明細書で使用される酵素のアミノ酸配列(「本配列」)と、異なるアミノ酸配列(「異質配列」)との間の同一性の度合いは、2つの配列のアラインメントにおける完全一致の数を「本配列」の長さ又は「異質配列」の長さのいずれか短い方で除算して、計算される。この結果を同一性(%)として表す。完全一致は、「本配列」及び「異質配列」に、同一のアミノ酸残基が重複部分の同じ位置に備わっている場合に発生する。配列の長さは、配列中のアミノ酸残基の数である。
用語「サクシネート系化合物」及び「コハク酸系化合物」は、本明細書において互換的に使用される。
本明細書で使用するとき、特許請求の範囲において使用される「a」及び「an」などの冠詞は、特許請求又は記述されるものが1つ以上であることを意味すると理解される。
別途記載のない限り、全ての成分又は組成物の濃度は、当該成分又は組成物の活性部分に関するものであり、かかる成分又は組成物の市販の供給源に存在し得る不純物、例えば残留溶媒又は副生成物は除外される。
全ての百分率及び比率は、別途記載のない限り、重量基準で計算される。全ての百分率及び比率は、別途記載のない限り、全組成に基づいて計算される。
本発明のプロテアーゼ
本発明のプロテアーゼは、配列番号1のプロテアーゼと少なくとも60%、好ましくは少なくとも70%、より好ましくは少なくとも75%の同一性を有する。
本発明のプロテアーゼは、(配列番号1の番号を使用して)以下からなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸置換、好ましくは少なくとも2つ、より好ましくは少なくとも3つのアミノ酸置換を含む:
X54T;
X126A、D、G、V、E、K、I;
X127E、S、T、A、P、G、C;及び
X128E、C、T、D、P、G、L、Y、N。
好ましくは、変異体は、配列番号1のアミノ酸配列と少なくとも90%、好ましくは少なくとも92%の同一性を有し、かつ(配列番号1の番号を使用して)以下からなる群から選択される少なくとも1つ、好ましくは少なくとも2つ、より好ましくは少なくとも3つのアミノ酸置換を含む:
P54T;
S126A、D、G、V、E、K、I;
D127E、S、T、A、P、G、C;及び
F128E、C、T、D、P、G、L、Y、N。
好ましくは、変異体は、(配列番号1の番号を使用して)S126A、D127E及びF128Gからなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を含み、より好ましくは少なくとも2つ、好ましくは3つのアミノ酸置換、すなわちS126A、D127E及びF128Gを含む。変異体は、P54Tの置換も含み得る。また、P54T、S126A、D127E及びF128Gの置換を含む変異体も好ましい。また、I80V、S126A、D127E及びF128Gの置換を含む変異体も好ましい。また、I80V、S126A、D127E、F128G及びM211Lの置換を含む変異体も好ましい。好ましい変異体は、P54T、I80V、S126A、D127E、F128G及びM211Lの置換を含む。
好ましくは、変異体は、(配列番号1の番号を使用して)X114Q及びX114Cから選択される少なくとも1つのアミノ酸置換、好ましくはT114Qを更に含む。
好ましくは、変異体は、(配列番号1の番号を使用して)I80V、R、Y;S99R、D、E、I、K、L;N85S、C、D、I、K;E87D、Cからなる群から選択される少なくとも1つ、より好ましくは少なくとも2つ、より好ましくは3つのアミノ酸置換を更に含む。
特に好ましい変異体は、(配列番号1の番号を使用して)S39E、S99R、S126A+D127E+F128G及びN242Dからなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を含み、より好ましくは少なくとも2つ、より好ましくは少なくとも3つ、特に群の全ての置換、すなわちS39E−S99R−S126A−D127E−F128G及びN242Dを含む。特に好ましい変異体は、S39E−I80V−S99R−S126A−D127E−F128G、M211L及びN242Dの置換を含む。
好ましくは、変異体は、配列番号1のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し、この変異体は、(配列番号1の番号を使用して)T3V、T9R、A15T、V66A、N74D、N85R、N97NE、N97AD、N97D/G、S99G/M、S101A、V102E/I、N116V/R、S126L、D127Q、F128A、G157S、Y161A、R164S、T188P、V199I、Q200C/E/I/K/T/V/W/L、Y203W、N212D、M216S/F、Q239R及びT249Rからなる群から選択される少なくとも1つの置換、より好ましくは少なくとも2つ、特に少なくとも3つ、又は3つより多くの置換を更に含む。
本発明の組成物における使用に特に好ましい変異体は、配列番号1のアミノ酸配列と少なくとも90%、より好ましくは少なくとも92%の同一性を有し、かつ(配列番号1の番号を使用して)以下からなる群から選択される置換を含む変異体からなる群から選択される:
1)T056Y−S099R−S126A−D127E−F128G
2)S039E−I080V−S099R−S126A−D127E−F128G−M211L
3)S039E−P054T−S099R−S126A−D127E−F128G−M211L
4)S039E−I043V−S099R−S126A−D127E−F128G−M211L
5)S039E−N042R−S099R−S126A−D127E−F128G
6)S039E−I080V−S099R−S126A−D127E−F128G
7)S039E−S099R−S126A−D127E−F128G−M211L
8)S039E−N085S−S099R−S126A−D127E−F128G−M211L
9)S039E−T056Y−S099R−S126A−D127E−F128G−M211L
10)S039E−A047V−S099R−S126A−D127E−F128G−M211L
11)S039E−S099R−S126A−D127E−F128G−Y203W
12)A037T−S039E−S099R−S126A−D127E−F128G−M211L
13)S039E−S099R−S126A−D127E−F128G−V199I
14)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G
15)S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
16)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G
17)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G
18)S039E−I043V−S099R−S126A−D127E−F128G
19)S039E−S099R−S126A−D127E−F128G−N253D
20)T009E−S039E−S099R−S126A−D127E−F128G
21)S039E−S099R−S126A−D127E−F128G−S255W
22)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
23)A037T−S039E−I043V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
24)S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
25)S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
26)S039E−T056Y−S099R−S126A−D127E−F128G
27)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G
28)A037T−S039E−I043V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
29)A037T−S039E−I043V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
30)A037T−S039E−I043V−A047V−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
31)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
32)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−N242D
33)A037T−S039E−I043V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
34)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−N242D
35)S039E−N085S−S099R−S126A−D127E−F128G
36)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
37)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
38)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−N242D
39)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S126A−D127E−F128G−N242D
40)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−F128G−N242D
41)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
42)S039E−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G
43)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−N242D
44)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
45)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−D127E−F128G−N242D
46)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
47)S039E−A047V−S099R−S126A−D127E−F128G
48)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
49)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G
50)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
51)S039E−P054T−S099R−S126A−D127E−F128G
52)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
53)A037T−S039E−I043V−A047V−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
54)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
55)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−D127E−F128G−N242D
56)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−D127E−F128G−N242D
57)S039E−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G
58)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−D127E−F128G−N242D
59)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−F128G−N242D
60)A037T−S039E−S099R−S126A−D127E−F128G
61)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
62)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
63)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−F128G−N242D
64)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−S099R−S126A−D127E−F128G
65)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G
66)A037T−S039E−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
67)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−F128G−N242D
68)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
69)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S126A−D127E−F128G−N242D
70)A037T−S039E−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
71)S039E−S099R−S126A−D127E−F128G
72)A037T−S039E−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
73)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
74)A037T−S039E−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
75)S039E−S099R−S126A−D127E−F128G−Q256E
76)S039E−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
77)S039E−S099R−S126A−D127E−F128G−Q200L
78)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
79)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
80)S039E−N074D−I080V−S099R−S126A−D127E−F128G
81)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
82)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
83)A037T−S039E−I043V−A047V
84)A037T−S039E−I043V−A047V−N242D
85)S039E−P054T−N074D−S099R−S126A−D127E−F128G
86)S039E−A047V−N074D−S099R−S126A−D127E−F128G
87)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
88)S039E−N074D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G
89)S039E−N074D−N085S−S099R−S126A−D127E−F128G
90)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
91)S039E−N074D−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G
92)S039E−I043V−N074D−S099R−S126A−D127E−F128G
93)S039E−T056Y−N074D−S099R−S126A−D127E−F128G
94)S039E−N074D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
本発明の組成物における使用に好ましい他の変異体は、配列番号1のアミノ酸配列と少なくとも90%、より好ましくは少なくとも92%の同一性を有し、かつ(配列番号1の番号を使用して)以下からなる群から選択される置換を含む変異体からなる群から選択される:
(a)A37T−S39E−I43V−A47V−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−S126D−D127S−F128A−N242D、
(b)A37T−S39E−I43V−A47V−T56Y−I80V−N85S−E87D−T114Q−S126G−D127T−F128E−N242D、
(c)A37T−S39E−I43V−A47V−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−D127A−F128C−N242D、
(d)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99E−T114Q−S126T−F128A−N242D、
(e)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−S126V−D127A−F128T−N242D、
(f)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−F128E−N242D、
(g)A37T−S39E−I43V−A47V−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99E−T114Q−D127E−F128G−N242D、
(h)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−S126T−D127E−F128A−N242D、
(i)A37T−S39E−I43V−A47V−T56Y−I80V−N85S−E87D−T114Q−D127P−F128E−N242D、
(j)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−S126G−D127E−F128D−N242D、
(k)A37T−S39E−I43V−A47V−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−F128E−N242D、
(l)A37T−S39E−I43V−A47V−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−S126T−D127E−F128E−N242D、
(m)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−D127G−F128P−N242D、及び
(n)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−D127G−F128E−N242D。
一実施形態では、変異体は、配列番号2のアミノ酸配列と少なくとも90%、好ましくは少なくとも95%の同一性を有し、かつ(配列番号2の番号を使用して)以下からなる群から選択される少なくとも1つ、好ましくは少なくとも2つ、より好ましくは少なくとも3つのアミノ酸置換を含む:
X54T;
X126A、D、G、V、E、K、I;
X127E、S、T、A、G、C;及び
X128E、C、T、D、P、G、L、Y、N。
好ましくは、以下からなる群から選択される:
P54T;
S126A、D、G、V、E、K、I;
P127E、S、T、A、G、C;及び
S128E、C、T、D、P、G、L、Y、N。
好ましくは、変異体は、(配列番号2の番号を使用して)S126A、P127E及びS128Gからなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を含み、より好ましくは少なくとも2つ、好ましくは3つのアミノ酸置換、すなわちS126A、P127E及びS128Gを含む。変異体は、P54Tの置換も含み得る。他の好ましい変異体は、S126A、P127E、S128G及びP54Tの変異を含む。特に好ましい変異体は、P54T、L80V、S126A、P127E及びS128Gを含む。
好ましくは、変異体は、(配列番号2の番号を使用して)N114Q及びN114Cから選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を更に含む。
好ましくは、変異体は、(配列番号2の番号を使用して)S99R、D、E、I、K、L;S85C、D、I、K及びE87D、Cからなる群から選択される少なくとも1つ、より好ましくは少なくとも2つ、より好ましくは3つのアミノ酸置換を更に含む。
特に好ましい変異体は、(配列番号2の番号を使用して)S39E、L80V、S99R、S126A+P127E+S128G及びN242Dからなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を含み、より好ましくは少なくとも2つ、より好ましくは少なくとも3つ、特に全ての置換、すなわちS39E−L80V−S99R−S126A−P127E−S128G及びN242Dを含む。
好ましくは、変異体は、配列番号2のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し、この変異体は、(配列番号2の番号を使用して)S3V、S9R、A15T、V66A、N74D、S85N/R、S97SE、S97AD、S97D/G、S99G/M、S101A、V102E/I、G116V/R、S126L、P127Q、S128A、G157S、Y161A、R164S、A188P、V199I、Q200C/E/I/K/T/V/W/L、Y203W、L211D/C/M、N212D、M216S/F、Q239R及びT249Rからなる群から選択される少なくとも1つの置換、より好ましくは少なくとも2つ、より好ましくは少なくとも3つ、特に少なくとも3つより多くの置換を含む。
本発明の組成物における使用に特に好ましい変異体は、配列番号2のアミノ酸配列と少なくとも90%、より好ましくは少なくとも92%の同一性を有し、かつ(配列番号2の番号を使用して)以下からなる群から選択される置換を含む変異体からなる群から選択される:
1)T056Y−S099R−S126A−P127E−S128G
2)P039E−L080V−S099R−S126A−P127E−S128G−M211L
3)P039E−P054T−S099R−S126A−P127E−S128G−M211L
4)P039E−I043V−S099R−S126A−P127E−S128G−M211L
5)P039E−N042R−S099R−S126A−P127E−S128G
6)P039E−L080V−S099R−S126A−P127E−S128G
7)P039E−S099R−S126A−P127E−S128G−M211L
8)P039E−−S099R−S126A−P127E−S128G−M211L
9)P039E−T056Y−S099R−S126A−P127E−S128G−M211L
10)P039E−A047V−S099R−S126A−P127E−S128G−M211L
11)P039E−S099R−S126A−P127E−S128G−Y203W
12)P039E−S099R−S126A−P127E−S128G−M211L
13)P039E−S099R−S126A−P127E−S128G−V199I
14)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G
15)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
16)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G
17)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G
18)P039E−I043V−S099R−S126A−P127E−S128G
19)P039E−S099R−S126A−P127E−S128G−N253D
20)T009E−P039E−S099R−S126A−P127E−S128G
21)P039E−S099R−S126A−P127E−S128G−S255W
22)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
23)P039E−I043V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
24)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
25)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
26)P039E−T056Y−S099R−S126A−P127E−S128G
27)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G
28)P039E−I043V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
29)P039E−I043V−T056Y−L080V−−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
30)P039E−I043V−A047V−L080V−−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
31)P039E−I043V−A047V−P054T−L080V−−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
32)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−−E087D−S099R−S126A−P127E−N242D
33)P039E−I043V−T056Y−L080V−−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
34)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−N242D
35)P039E−−S099R−S126A−P127E−S128G
36)P039E−I043V−A047V−P054T−L080V−−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
37)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
38)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−N242D
39)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S126A−P127E−S128G−N242D
40)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−−E087D−S099R−S126A−S128G−N242D
41)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
42)P039E−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G
43)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S099R−S126A−P127E−N242D
44)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
45)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S099R−N114Q−P127E−S128G−N242D
46)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
47)P039E−A047V−S099R−S126A−P127E−S128G
48)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
49)P039E−I043V−A047V−T056Y−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G
50)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
51)P039E−P054T−S099R−S126A−P127E−S128G
52)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
53)P039E−I043V−A047V−L080V−−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
54)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
55)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−−E087D−S099R−N114Q−P127E−S128G−N242D
56)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S099R−P127E−S128G−N242D
57)P039E−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G
58)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−−E087D−S099R−P127E−S128G−N242D
59)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S099R−N114Q−S126A−S128G−N242D
60)P039E−S099R−S126A−P127E−S128G
61)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
62)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
63)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−−E087D−S099R−N114Q−S126A−S128G−N242D
64)P039E−I043V−A047V−T056Y−S099R−S126A−P127E−S128G
65)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G
66)P039E−A047V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
67)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S099R−S126A−S128G−N242D
68)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
69)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−−E087D−S126A−P127E−S128G−N242D
70)P039E−A047V−T056Y−L080V−−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
71)P039E−S099R−S126A−P127E−S128G
72)P039E−A047V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
73)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−−E087D−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
74)P039E−A047V−T056Y−L080V−−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
75)P039E−S099R−S126A−P127E−S128G−Q256E
76)P039E−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
77)P039E−S099R−S126A−P127E−S128G−Q200L
78)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
79)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
80)P039E−N074D−L080V−S099R−S126A−P127E−S128G
81)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
82)P039E−I043V−A047V−T056Y−−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
83)P039E−I043V−A047V
84)P039E−I043V−A047V−N242D
85)P039E−P054T−N074D−S099R−S126A−P127E−S128G
86)P039E−A047V−N074D−S099R−S126A−P127E−S128G
87)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
88)P039E−N074D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G
89)P039E−N074D−−S099R−S126A−P127E−S128G
90)P039E−I043V−A047V−T056Y−−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
91)P039E−N074D−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G
92)P039E−I043V−N074D−S099R−S126A−P127E−S128G
93)P039E−T056Y−N074D−S099R−S126A−P127E−S128G
94)P039E−N074D−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
本発明の組成物における使用に好ましい他の変異体は、配列番号2のアミノ酸配列と少なくとも90%、より好ましくは少なくとも92%の同一性を有し、かつ(配列番号2の番号を使用して)以下からなる群から選択される置換を含む変異体からなる群から選択される:
(i)P39E−I43V−A47V−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−S126D−P127S−S128A−N242D、
(ii)P39E−I43V−A47V−T56Y−L80V−E87D−N114Q−S126G−P127T−S128E−N242D、
(iii)P39E−I43V−A47V−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−P127A−S128C−N242D、
(iv)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99E−N114Q−S126T−P127D−S128A−N242D、
(v)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−S126V−P127A−S128T−N242D、
(vi)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−S128E−N242D、
(vii)P39E−I43V−A47V−T56Y−L80V−E87D−S99E−N114Q−P127E−S128G−N242D、
(viii)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−S126T−P127E−S128A−N242D、
(ix)P39E−I43V−A47V−T56Y−L80V−E87D−S128E−N242D、
(x)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−S126G−P127E−S128D−N242D、
(xi)P39E−I43V−A47V−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−P127D−S128E−N242D、
(xii)P39E−I43V−A47V−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−S126T−P127E−S128E−N242D、
(xiii)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−P127G−S128P−N242D、
(xiv)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−P127G−S128E−N242D、及び/又は
(xv)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99E−N114Q−S126T−P127D−S128A−N242D。
他の実施形態では、プロテアーゼは、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、及び配列番号10からなる群から選択される配列と少なくとも90%の同一性を有する変異体であり、この変異体は、以下からなる群から選択される少なくとも1つの置換を含む:
X54T;
X80V、R、Y;
X126A、D、G、V、E、K、I;
X127E、S、T、A、G、C;及び
X128E、C、T、D、P、G、L、Y、N。
好ましくは、変異体は、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、及び配列番号10からなる群から選択される配列と少なくとも90%の同一性を有する配列を有し、この変異体は、X54T、X80V、X126A、X127E及びX128Gからなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を含む。
好ましい変異体は、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、及び配列番号10からなる群から選択される配列と少なくとも90%の同一性を有する配列を有する。配列番号2に関して上記に列挙した置換(1)〜94)及び(i)〜(xv))は、配列番号2で列挙した位置でこれらの配列中に存在するアミノ酸残基に関わらず、変更すべきところは変更して、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、及び配列番号10に適用される。配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、及び配列番号10は、同じ位置に配列番号2と同じアミノ酸残基を有していない場合があるが、変異体は同じ置換を含むと理解される。
例えば、
配列番号2に関するT056Y−S099R−S126A−P127E−S128Gは、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、及び配列番号10のいずれかに関してX056Y−X099R−X126A−X127E−X128Gとなる。
本発明のプロテアーゼは、組成物が軟水で使用される場合でも、リン酸塩を含まない組成物において非常に良好に機能する。
本発明の組成物中の好ましい濃度のプロテアーゼは、組成物1グラム当たり約0.04〜約5mg、より好ましくは約0.05〜約2mgの活性プロテアーゼを含む。
自動食器洗浄クリーニング組成物
自動食器洗浄クリーニング組成物は、任意の物理的形態であってよい。当該自動食器洗浄クリーニング組成物は、ルース粉末であっても、ゲルであっても、又は単位用量形態で提示されてもよい。好ましくは、組成物は単位用量形態であり、単位用量形態としては、圧縮錠剤及び水溶性パックが挙げられる。本発明の自動食器洗浄クリーニング組成物は、好ましくは、単位用量形態で提示され、固体、液体、及びゲルの形態を含む任意の物理的形態であり得る。本発明の組成物は、多区画型パックの形態、より具体的には、異なる物理的形態の組成物を有する区画、例えば固体形態の組成物を含む区画と液体形態の組成物を含む別の区画とを含む多区画型パックでの提供に非常によく適している。組成物は、好ましくは、ポリビニルアルコールなどの水溶性フィルムに封入される。厚さ100μm未満、好ましくは20〜90μmのポリビニルアルコールフィルムに包まれた単位用量形態の組成物がとりわけ好ましい。本発明の洗剤組成物は、約8〜約25グラム、好ましくは約10〜約20グラムの重量を有する。この重量範囲は、食器洗い機のディスペンサーに余裕をもって収まる。この範囲は洗剤としては少ない量に相当するものであるが、洗剤は上記に述べたような効果の全てを提供するように配合されている。
組成物は、好ましくは、リン酸塩を含まない。本明細書において「リン酸塩を含まない」とは、組成物が、組成物の1重量%未満、好ましくは0.1重量%未満のリン酸塩を含むものとして理解される。
本発明の組成物は、リン酸塩を含まず、錯化剤系を含む。
錯化剤系
本発明の目的のために、「錯化剤」とは、カルシウム、マグネシウム、鉛、銅、亜鉛、カドミウム、水銀、マンガン、鉄、アルミニウム、及び他のカチオン性多価イオンのような多価イオンと結合して水溶性の錯体を形成することが可能な化合物のことである。錯化剤は、Ca2+に対する対数安定性定数([logK])が少なくとも3である。安定性定数、logKは、温度25℃でイオン強度0.1の溶液中で測定される。
本発明の組成物は、組成物の10重量%〜50重量%の錯化剤系を含む。好ましくは、組成物は、クエン酸、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、グルタミン酸−N,N−二酢酸(GLDA)、イミノジコハク酸(IDS)、カルボキシメチルイヌリン、L−アスパラギン酸N,N−二酢酸四ナトリウム塩(ASDA)及びこれらの混合物からなる群から選択される錯化剤を含む。本発明の目的のために、用語「酸」は、錯化剤を指すとき、酸及びその塩を含む。
好ましい実施形態では、組成物は、本発明の15重量%〜40重量%のMGDA、より好ましくはMGDAの三ナトリウム塩を含む。この高濃度のMGDAを含む組成物は、軟水において、また長時間及び/又は高温サイクルにおいても、良好に機能する。
好ましい実施形態では、組成物は、本発明の15重量%〜28重量%のクエン酸、より好ましくはクエン酸ナトリウムを含む。クエン酸を含む組成物は、軟水において良好に機能する。
好ましい実施形態では、錯化剤系は、クエン酸及びMGDAを好ましくは約0.5:1〜約5:1、より好ましくは約0.5:1〜約2.5:1の重量比で含む。
分散剤ポリマー
好ましくは、本発明の組成物は、分散剤ポリマーを含む。分散剤ポリマーは、組成物の約0.1〜約20重量%、好ましくは0.2〜約15重量%、より好ましくは0.3〜重量%の任意の好適な量で使用され得る。
分散剤ポリマーは、自動食器洗浄プロセスにおいてカルシウム又は炭酸カルシウムを懸濁させることができる。
分散剤ポリマーは、25℃で、30mg/g〜250mg/gの分散剤ポリマー、好ましくは35mg/g〜200mg/gの分散剤ポリマー、より好ましくは40mg/g〜150mgのCa/gの分散剤ポリマーの範囲内で、カルシウム結合能を有する。本発明の意味において、ポリマーが分散剤ポリマーであるかどうかを判定するために、以下の指示に従い、以下のカルシウム結合能の判定を行う。
カルシウム結合能試験方法
本明細書で言及されるカルシウム結合能は、Mettler Toledo SevenMulti(商標)ベンチトップメータ及びPerfectION(商標)櫛形Ca組み合わせ電極などのpH/イオンメータを用いて、滴定によって決定される。結合能を測定するために、ビーカー又はターゴトメータポットに適した加熱撹拌装置を25℃に設定し、メータ付イオン電極を製造元の指示に従って較正する。電極校正の標準濃度は試験濃度をブラケティングし、25℃で測定しなければならない。脱イオン水1Lに3.67gのCaCl−2HOを添加することにより、1000mg/gのCaの原液を調製し、次いで希釈を行ってそれぞれ100mg/g、10mg/g、及び1mg/g濃度のカルシウムを含む、それぞれ100mLの3つの作業溶液を調製する。100mgCa/gの作業溶液を、25℃で実施される滴定中の初期濃度として使用する。各作業溶液のイオン強度は、2.5g/LのNaClをそれぞれ添加することによって調節される。100mgCa/gの作業溶液100mLを加熱し、25℃に達するまで撹拌する。カルシウムイオン濃度の初期測定は、イオン電極を使用して溶液が25℃に達したときに行われる。次いで、試験ポリマーをカルシウム作業溶液(0.01g/L間隔で)に徐々に加え、各増分添加後に5分間攪拌した後に測定する。滴定は、溶液が1mg/gのカルシウムに達すると停止される。残りの2つのカルシウム濃度作業溶液を用いて滴定手順を繰り返す。試験ポリマーの結合能は、添加された試験ポリマーのグラム/Lに対して測定されたカルシウム濃度の直線勾配として計算される。
分散剤ポリマーは、好ましくは、6を超えるpHを有する水溶液に溶解されたときに負の正味電荷を有する。
分散剤ポリマーは、より低いpHで負電荷を増加させ、硬水中でのその分散特性を改善するために、スルホン化カルボキシルステル又はアミドも担持することができる。好ましい分散剤ポリマーは、スルホン化/カルボキシル化ポリマー、すなわち、スルホン化モノマー及びカルボキシル化モノマーの両方を含むポリマーである。
好ましくは、分散剤ポリマーは、ポリカルボン酸のスルホン化誘導体であり、2、3、4又はそれ以上の異なるモノマー単位を含むことができる。好ましいコポリマーは:
一般式(III)を有するカルボン酸モノマーから誘導された少なくとも1つの構造単位を含み、
Figure 2021507019
式中、R〜Rは、水素、メチル、2〜12個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖飽和アルキル基、2〜12個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のモノ又はポリ不飽和アルケニル基、−NH2若しくは−OH、又は−COOH、又はCOORで置換された前述のアルキル又はアルケニル基、式中、Rは、水素、アルカリ金属、又は2〜12個の炭素を有する直鎖又は分枝の、飽和又は不飽和のアルキル又はアルケニル基である、から選択され;
好ましいカルボン酸モノマーは、アクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、シトラコン酸、2−フェニルアクリル酸、桂皮酸、クロトン酸、フマル酸、メタクリル酸、2−エチルアクリル酸、メチレンマロン酸、又はソルビン酸の1つ以上を含む。アクリル及びメタクリル酸がより好ましい。
任意選択で、一般式(IV)を有する少なくとも1つの非イオン性モノマーから誘導される1つ以上の構造単位:
Figure 2021507019
式中、R〜Rは、1〜6個の炭素原子を含む水素、メチル、フェニル又はヒドロキシアルキル基から独立して選択され、環状構造の一部であることができ、Xは、−CH−、−COO−、−CONH−又は−CONR−から選択される、任意選択で存在するスペーサ基であり、Rは、直鎖又は分枝鎖の、1〜22個の炭素原子を有する飽和アルキル基又は6〜22個の炭素原子を有する不飽和の、好ましくは芳香族の基、から選択される。
好ましい非イオン性モノマーは、ブテン、イソブテン、ペンテン、2−メチルペント−1−エン、3−メチルペント−1−エン、2,4,4−トリメチルペント−1−エン、2,4,4−トリメチルペント−2−エン、シクロペンテン、メチルシクロペンテン、2−メチル−3−メチル−シクロペンテン、ヘキセン、2,3−ジメチルヘキサ−1−エン、2,4−ジメチルヘキサ−1−エン、2,5−ジメチルヘキサ−1−エン、3,5−ジメチルヘキサ−1−エン、4,4−ジメチルヘキサ−1−エン、シクロヘキセン、メチルシクロヘキセン、シクロヘプテン、10個以上の炭素原子を有する、デカ−1−エン、ドデカ−1−エン、ヘキサデカ−1−エン、オクタデカ−1−エン及びドコサ−1−エン、などのアルファオレフィン、の1つ以上を含み、好ましい芳香族モノマーは、スチレン、アルファメチルスチレン、3−メチルスチレン、4−ドデシルスチレン、2−エチル−4−ベジルスチレン、4−シクロヘキシルスチレン、4−プロピルスチロール、1−ビニルナフタレン、2−ビニルナフタレンであり、好ましいカルボキシルエステルモノマーは、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート及びベヘニル(メタ)アクリレート、であり、好ましいアミドは、N−メチルアクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、N−t−ブチルアクリルアミド、N−2−エチルヘキシルアクリルアミド、N−オクチルアクリルアミド、N−ラウリルアクリルアミド、N−ステアリルアクリルアミド、N−ベヘニルアクリルアミドである。
及び、一般式(V)及び(VI)を有する少なくとも1つのスルホン酸モノマーから誘導される少なくとも1つの構造単位:
Figure 2021507019
式中、Rは、少なくとも1つのsp2結合を含む基であり、Aは、O、N、P、S、アミド又はエステル結合であり、Bは、単環式又は多環式芳香族基又は脂肪族基であり、各tは独立して0又は1であり、M+はカチオンである。一態様では、Rは、C2〜C6アルケンである。別の態様では、R7は、エテン、ブテン又はプロペンである。
好ましいスルホン化モノマーは、1−アクリルアミド−1−プロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−プロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチル−1−プロパンスルホン酸、2−メタクリルアミド−2−メチル−1−プロパンスルホン酸、3−メタクリルアミド−2−ヒドロキシ−プロパンスルホン酸、アリルスルホン酸、メタリルスルホン酸、アリルオキシベンゼンスルホン酸、メタリルオキシベンゼンスルホン酸、2−ヒドロキシ−3−(2−プロペニルオキシ)プロパンスルホン酸、2−メチル−2−プロペン−1−スルホン酸、スチレンスルホン酸、ビニルスルホン酸、3−スルホプロピル、3−スルホ−プロピルメタクリレート、スルホメタクリルアミド、及び上述の酸又はそれらの水溶性塩の混合物、の1つ以上を含む。
好ましくは、そのポリマーは、以下の濃度の各種モノマー、すなわち、ポリマーの重量に対して約40〜約90重量%の、好ましくは約60〜約90重量%の1種類以上のカルボン酸モノマー、ポリマーの重量に対して約5〜約50重量%の、好ましくは約10〜約40重量%の1種類以上のスルホン酸モノマー、及び、任意選択で、ポリマーの重量に対して約1重量%〜約30重量%の、好ましくは約2〜約20重量%の、1種類以上の非イオン性モノマー、を含む。特に好ましいポリマーは、ポリマーの約70重量%〜約80重量%の少なくとも1種のカルボン酸モノマー及びポリマーの約20重量%〜約30重量%の少なくとも1種のスルホン酸モノマーを含む。
ポリマー中、カルボン酸基又はスルホン酸基の全て又は幾つかが中和形態で存在していてよく、すなわち幾つか又は全ての酸性基中のカルボン酸基及び/又はスルホン酸基の酸性水素原子が、金属イオン、好ましくはアルカリ金属イオン、特にナトリウムイオンと置き換えられ得る。
カルボン酸は好ましくは(メタ)アクリル酸である。スルホン酸モノマーは、好ましくは2−アクリルアミド−2−プロパンスルホン酸(AMPS)である。
好ましい市販のポリマーとしては、Alco Chemical社により供給されるAlcosperse 240、Aquatreat AR 540、及びAquatreat MPS、Rohm & Haasによって供給されるAcumer 3100、Acumer 2000、Acusol 587G、及びAcusol 588G、BF Goodrichによって供給されるGoodrich K−798、K−775及びK−797、並びにISP technologies Inc.によって供給されるACP1042が挙げられる。特に好ましいポリマーは、Rohm & Haasによって供給されるAcusol 587G及びAcusol 588Gである。
適切な分散剤ポリマーには、低分子量のアニオン性カルボキシルポリマーが含まれる。それらは、約200,000g/mol以下、又は約75,000g/mol以下、又は約50,000g/mol以下又は約3,000g/mol〜約50,000g/mol、好ましくは約5,000g/mol〜約45,000g/molの重量平均分子量を有するホモポリマー又はコポリマー、であることができる。分散剤ポリマーは、1,000〜20,000、特に2,000〜10,000、特に好ましくは3,000〜5,000の平均分子量を有するポリアクリレートの低分子量ホモポリマーであってもよい。
分散剤ポリマーは、70,000未満の分子量を有する、アクリル酸とメタクリル酸、アクリル酸及び/又はメタクリル酸とマレイン酸のコポリマー、並びにアクリル酸及び/又はメタクリル酸とフマル酸のコポリマー、であってもよい。それらの分子量は、2,000〜80,000、より好ましくは20,000〜50,000、特に30,000〜40,000g/molの範囲であり、(メタ)アクリレート対マレエート又はフマレートセグメントの比は30:1〜1:2の範囲である。
分散剤ポリマーは、3,000〜100,000、あるいは4,000〜20,000の分子量を有するアクリルアミドとアクリレートとのコポリマーであってもよく、分散剤ポリマーの50重量%未満、あるいは20重量%未満のアクリルアミド含有量も使用され得る。あるいは、そのような分散剤ポリマーは、ポリマーの重量で、4,000〜20,000の分子量及び0%〜15%のアクリルアミド含有量を有することができる。
本明細書に好適な分散剤ポリマーには、イタコン酸ホモポリマー及びコポリマーも含まれる。
あるいは、分散剤ポリマーは、アルコキシレートポリアルキレンイミン、アルコキシル化ポリカルボキシレート、ポリエチレングリコール、スチレンコポリマー、セルロースサルフェートエステル、カルボキシル化ポリサッカライド、両親媒性グラフトコポリマー及びそれらの混合物からなる群から選択され得る。
漂白剤
本発明の組成物は、好ましくは、組成物の約10〜約20重量%、より好ましくは約12〜約18重量%の漂白剤、好ましくは過炭酸塩を含む。
無機及び有機漂白剤が、本明細書における使用に好適である。無機漂白剤には、過ホウ酸塩、過炭酸塩、過リン酸塩、過硫酸塩、及び過ケイ酸塩などの過水和塩が挙げられる。無機過水和塩は、通常、アルカリ金属塩である。無機過水和塩は、追加の保護なしの結晶性固体として含まれ得る。代替的に、塩はコーティングされていてもよい。好適なコーティングには、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、及びこれらの混合物が挙げられる。当該コーティングは、表面に塗布される混合物として塗布されるか、又は順次積層して塗布され得る。
アルカリ金属過炭酸塩、特に過炭酸ナトリウムは、本明細書における使用に好ましい漂白剤である。過炭酸塩は、最も好ましくは、製品内安定性を提供するコーティングされた形態で製品に組み込まれる。
過酸化モノ過硫酸カリウムは、本明細書で有用な別の無機過水和塩である。
典型的な有機漂白剤は、有機ペルオキシ酸、とりわけドデカンジペルオキシ酸、テトラデカンジペルオキシ酸、及びヘキサデカンジペルオキシ酸である。モノ及びジペルアゼライン酸、モノ及びジペルブラシル酸も、本明細書において好適である。ジアシル及びテトラアシル過酸化物、例えば過酸化ジベンゾイル及び過酸化ジラウロイルは、本発明の関連において使用可能な他の有機過酸化物である。
更なる典型的な有機漂白剤としては、ペルオキシ酸が挙げられ、具体例は、アルキルペルオキシ酸及びアリールペルオキシ酸である。好ましい代表例は、(a)ペルオキシ安息香酸及びその環置換の誘導体、例えばアルキルペルオキシ安息香酸の他、ペルオキシ−α−ナフトエ酸及びモノペルフタル酸マグネシウム、(b)脂肪族又は置換脂肪族ペルオキシ酸、例えばペルオキシラウリン酸、ペルオキシステアリン酸、ε−フタルイミドペルオキシカプロン酸[フタロイミノペルオキシヘキサン酸(PAP)]、o−カルボキシベンズアミドペルオキシカプロン酸、N−ノネニルアミドペルアジピン酸及びN−ノネニルアミドペルスクシネート、並びに(c)脂肪族及び芳香脂肪族ペルオキシジカルボン酸、例えば1,12−ジペルオキシカルボン酸、1,9−ジペルオキシアゼライン酸、ジペルオキシセバシン酸、ジペルオキシブラシル酸、ジペルオキシフタル酸、2−デシルジペルオキシブタン−1,4−二酸、N,N−テレフタロイルジ(6−アミノペルカプロン酸)である。
漂白活性化剤
漂白活性化剤は、典型的には、60℃以下の温度でのクリーニングの過程で漂白作用を強化する有機過酸前駆体である。本明細書での使用に適した漂白活性化剤は、過加水分解条件下で、好ましくは1〜12個の炭素原子、特に2〜10個の炭素原子を有する脂肪族ペルオキソカルボン酸、及び/又は任意選択で置換された過安息香酸を与える化合物を含む。好適な物質は、炭素原子の数が指定されているO−アシル基及び/若しくはN−アシル基並び/又は任意に置換ベンゾイル基を有する。ポリアシル化アルキレンジアミン、特にテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、アシル化トリアジン誘導体、特に1,5−ジアセチル−2,4−ジオキソヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン(DADHT)、アシル化グリコールウリル、特にテトラアセチルグリコールウリル(TAGU)、N−アシルイミド、特にN−ノナノイルスクシンイミド(NOSI)、アシル化フェノールスルホネート、特にn−ノナノイル−又はイソノナノイルオキシベンゼンスルホネート(n−又はイソ−NOBS)、デカノイルオキシ安息香酸(DOBA)、無水カルボン酸、特に無水フタル酸、アシル化多価アルコール、特にトリアセチン、二酢酸エチレングリコール及び2,5−ジアセトキシ−2,5−ジヒドロフラン、並びにクエン酸トリエチルアセチル(TEAC)も好まれる。存在する場合、本発明の組成物は、組成物の0.01〜5、好ましくは0.2〜2重量%の漂白活性化剤、好ましくはTAEDを含む。
漂白触媒
本明細書の組成物は、好ましくは、漂白触媒、好ましくは金属含有漂白触媒を含有する。より好ましくは、金属含有漂白触媒は、遷移金属含有漂白触媒、とりわけマンガン又はコバルト含有漂白触媒である。
本明細書での使用に好ましい漂白触媒としては、マンガントリアザシクロノナン及び関連する錯体、Co、Cu、Mn及びFeビスピリジルアミン及び関連する錯体、並びにペンタミン酢酸コバルト(III)及び関連する錯体が挙げられる。本明細書での使用に特に好ましい漂白触媒は、1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン(Me−TACN)及び1,2,4,7−テトラメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン(Me/Me−TACN)である。
好ましくは、本発明の組成物は、組成物の0.005〜0.5重量%、より好ましくは0.005〜0.075重量%の漂白触媒を含む。好ましくは、漂白触媒は、マンガン漂白触媒である。
無機ビルダー
本発明の組成物は、好ましくは、無機ビルダーを含む。好適な無機ビルダーは、炭酸塩、ケイ酸塩、及びこれらの混合物からなる群から選択される。炭酸ナトリウムが、本明細書における使用に特に好ましい。好ましくは、本発明の組成物は、組成物の5〜60重量%、より好ましくは10〜50重量%、とりわけ15〜45重量%の炭酸ナトリウムを含む。
界面活性剤
本明細書における使用に好適な界面活性剤には、非イオン性界面活性剤が挙げられ、好ましくは、組成物は、いかなる他の界面活性剤も含まない。従来より、非イオン性界面活性剤は、膜形成及び斑点形成を回避し、光沢を改善するための表面改質、特にシート化を目的として、自動食器洗浄において使用されてきた。非イオン性界面活性剤は、汚れの再堆積の防止にも寄与することができることが判明している。
好ましくは、本発明の組成物は、非イオン性界面活性剤又は非イオン性界面活性剤系を含み、より好ましくは、非イオン性界面活性剤又は非イオン性界面活性剤系は、蒸留水中1%の濃度で測定して、40〜70℃、好ましくは45〜65℃の転相温度を有する。「非イオン性界面活性剤系」とは、本明細書において、2つ以上の非イオン性界面活性剤の混合物を意味する。本明細書における使用に好ましいのは、非イオン性界面活性剤系である。これらは、単一の非イオン性界面活性剤よりも、製品中で、改善された洗浄及び仕上がり特性、並びに良好な安定性を有すると考えられる。
転相温度とは、それよりも低い温度では界面活性剤又はその混合物が油膨張ミセルとして水性相中に優先的に分配され、それよりも高い温度では水膨張逆ミセルとして油性相に優先的に分配される温度である。転相温度は、混濁が生じる温度を識別することによって視覚的に判断することができる。
非イオン性界面活性剤又は系の転相温度は、以下のように判断することができる:蒸留水中、溶液の1重量%の対応する界面活性剤又は混合物を含有する溶液を調製する。溶液を軽く撹拌した後、転相温度を分析して、プロセスが化学平衡で生じることを確実にする。転相温度は、75mm密封ガラス試験管中に溶液を浸漬することによって熱安定性の浴槽内で測定する。漏れがないことを確実にするために、転相温度の測定の前後に試験管を秤量しておく。温度が事前予測した転相温度より数度下に達するまで、温度を1℃/分未満の速度で徐々に増加させる。転相温度は、濁りの最初の兆候があった時点で視覚的に判断される。
好適な非イオン性界面活性剤としては、i)6〜20個の炭素原子を有するモノヒドロキシアルカノール又はアルキルフェノール(alkyphenol)と、アルコール又はアルキルフェノール1モル当たり、好ましくは少なくとも12モル、特に好ましくは少なくとも16モル、更により好ましくは少なくとも20モルのエチレンオキシドと、の反応によって調製されるエトキシル化非イオン性界面活性剤、ii)6〜20個の炭素原子及び少なくとも1つのエトキシ基及びプロポキシ基を有するアルコールアルコキシル化界面活性剤が挙げられる。本明細書における使用に好ましいのは、界面活性剤i)とii)との混合物である。
別の好適な非イオン性界面活性剤は、次式で表されるエポキシで末端保護されたポリ(オキシアルキル化)アルコールである。
R1O[CH2CH(CH3)O]x[CH2CH2O]y[CH2CH(OH)R2] (I)
式中、R1は、4〜18個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状の脂肪族炭化水素基であり、R2は、2〜26個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状の脂肪族炭化水素基であり、xは、0.5〜1.5の平均値を有する、より好ましくは約1の整数であり、yは、少なくとも15、より好ましくは少なくとも20の値を有する整数である。
好ましくは、式Iの界面活性剤は、末端エポキシド単位[CH2CH(OH)R2]中に少なくとも約10個の炭素原子を有する。本発明によれば、式Iの好適な界面活性剤は、例えば、Olin Corporationによって1994年10月13日に公開された国際公開第94/22800号に記載の、Olin CorporationのPOLY−TERGENT(登録商標)SLF−18B非イオン性界面活性剤である。
酵素
他のプロテアーゼ
本発明の組成物は、本発明のプロテアーゼに加えてプロテアーゼを含むことができる。2つ以上のプロテアーゼの混合物は、特に再付着防止剤及び/又はスルホン化ポリマーと共に使用されるとき、より広い温度、サイクル持続時間、及び/又は基材範囲にわたって洗浄の向上に貢献することができ、優れた光沢効果を提供することができる。
本発明の変異型プロテアーゼと組み合わせての使用に好適なプロテアーゼには、メタロプロテアーゼと、サブチリシン(EC3.4.21.62)などの微生物セリンプロテアーゼといった中性又はアルカリ性セリンプロテアーゼと、が挙げられる。好適なプロテアーゼとしては、動物、植物又は微生物起源のものが挙げられる。一態様では、このような好適なプロテアーゼは、微生物起源のものであってもよい。好適なプロテアーゼとしては、前述の好適なプロテアーゼの化学的又は遺伝的に就職された突然変異体が挙げられる。一態様では、好適なプロテアーゼは、アルカリ性微生物プロテアーゼ又は/及びトリプシン型プロテアーゼなどのセリンプロテアーゼであってよい。好適な中性又はアルカリ性プロテアーゼの例としては、以下が挙げられる。
(a)サブチリシン(EC 3.4.21.62)、特に国際公開第2004067737号、同第2015091989号、同第2015091990号、同第2015024739号、同第2015143360号、米国特許第6,312,936(B1)号、同第5,679,630号、同第4,760,025号、独国特許公開第102006022216(A1)号、同第102006022224(A1)号、国際公開第2015089447号、同第2015089441号、同第2016066756号、同第2016066757号、同第2016069557号、同第2016069563号、同第2016069569号に記載されている、バチルス種、B.レンタス、B.アルカロフィラス、B.ズブチルス、B.アミロリケファシエンス、B.プミルス、B.ギブソニイ、及びB.アキバイなどのバチルス由来のもの。
(b)国際公開第89/06270号に記載されているフサリウム属プロテアーゼ、並びに同第05/052161号及び同第05/052146号に記載されているセルロモナス属に由来するキモトリプシンプロテアーゼを含むトリプシン(例えば、ブタ又はウシ起源)などのトリプシン型又はキモトリプシン型プロテアーゼ。
(c)メタロプロテアーゼ、特に国際公開第07/044993(A2)号に記載のバチルス・アミロリケファシエンス由来のもの;国際公開第2014194032号、同第2014194054号及び同第2014194117号に記載のバチルス、ブレビバチルス、サーモアクチノミセス、ゲオバチルス、パエニバチルス、リシニバチルス、又はストレプトミセス種由来のもの;国際公開第2015193488号に記載のクリベラ・アルミノサ(Kribella alluminosa)由来のもの;並びに国際公開第2016075078号に記載のストレプトミセス及びリソバクター由来のもの。
(d)国際公開第92/17577号(Novozymes A/S)に記載されるバチルス種TY145、NCIMB 40339由来のサブチラーゼに対して少なくとも90%の同一性を有するプロテアーゼであって、同第2015024739号及び同第2016066757号に記載されるこのバチルス種TY145サブチラーゼの変異体を含む。
本発明の洗剤にとりわけ好ましい追加のプロテアーゼは、バチルス・レンタス由来の野生型酵素と少なくとも90%、好ましくは少なくとも95%、より好ましくは少なくとも98%、更により好ましくは少なくとも99%、とりわけ100%の同一性を示すポリペプチドであり、これは、本明細書に参照により援用する国際公開第00/37627号に示されるようなBPN番号方式及びアミノ酸略号を用いた場合に、以下に示す位置の1つ以上、好ましくは2つ以上、より好ましくは3つ以上に突然変異を有する:V68A、N76D、N87S、S99D、S99SD、S99A、S101G、S101M、S103A、V104N/I、G118V、G118R、S128L、P129Q、S130A、Y167A、R170S、A194P、V205I、Q206L/D/E、Y209W、及び/又はM222S。
最も好ましくは、追加のプロテアーゼは、PB92野生型(国際公開第08/010925号の配列番号2)又はサブチリシン309野生型(N87Sの自然変異を含む以外はPB92主鎖による配列)のいずれかに対して以下の突然変異(BPN番号方式)を含むプロテアーゼの群から選択される。
(i)G118V+S128L+P129Q+S130A
(ii)S101M+G118V+S128L+P129Q+S130A
(iii)N76D+N87R+G118R+S128L+P129Q+S130A+S188D+N248R
(iv)N76D+N87R+G118R+S128L+P129Q+S130A+S188D+V244R
(v)N76D+N87R+G118R+S128L+P129Q+S130A
(vi)V68A+N87S+S101G+V104N
(vii)S99AD
好適な市販の追加のプロテアーゼ酵素としては、Alcalase(登録商標)、Savinase(登録商標)、Primase(登録商標)、Durazym(登録商標)、Polarzyme(登録商標)、Kannase(登録商標)、Liquanase(登録商標)、Liquanase Ultra(登録商標)、Savinase Ultra(登録商標)、Ovozyme(登録商標)、Neutrase(登録商標)、Everlase(登録商標)、Coronase(登録商標)、Blaze(登録商標)、Blaze Ultra(登録商標)及びEsperase(登録商標)の商品名でNovozymes A/S(Denmark)により販売されているもの;Maxatase(登録商標)、Maxacal(登録商標)、Maxapem(登録商標)、Properase(登録商標)、Purafect(登録商標)、Purafect Prime(登録商標)、Purafect Ox(登録商標)、FN3(登録商標)、FN4(登録商標)、Excellase(登録商標)、Ultimase(登録商標)及びPurafect OXP(登録商標)の商品名でDupontにより販売されているもの;Opticlean(登録商標)及びOptimase(登録商標)の商品名でSolvay Enzymesにより販売されているもの;並びにHenkel/KemiraからBLAPの名前で入手可能なもの(S99D+S101R+S103A+V104I+G159Sの変異を有する米国特許第5,352,604号の図29に示されている配列、以下BLAPと称する)、BLAP R(S3T+V4I+V199M+V205I+L217Dを有するBLAP)、BLAP X(S3T+V4I+V205Iを有するBLAP)及びBLAP F49(S3T+V4I+A194P+V199M+V205I+L217Dを有するBLAP);並びにKaoから入手可能なKAP(A230V+S256G+S259Nの変異を有するバチルス・アルカロフィラスのサブチリシン)が挙げられる。
Properase(登録商標)、Blaze(登録商標)、Ultimase(登録商標)、Everlase(登録商標)、Savinase(登録商標)、Excellase(登録商標)、Blaze Ultra(登録商標)、BLAP及びBLAP変異体からなる群から選択される市販のプロテアーゼは、本発明の変異型プロテアーゼと組み合わせて本明細書に用いるのに特に好ましい。
本発明の製品中のプロテアーゼの好ましい濃度は、組成物1g当たり約0.05〜約10mg、より好ましくは約0.5〜約7mg、とりわけ約1〜約6mgの活性プロテアーゼを含む。
アミラーゼ
好ましくは、本発明の組成物は、アミラーゼを含み得る。好適なα−アミラーゼとしては、細菌又は真菌起源のものが挙げられる。化学的又は遺伝的に改変された突然変異体(変異体)が含まれる。好ましいアルカリ性α−アミラーゼは、バチルスの菌種、例えば、バチルス・リケニフォルミス、バチルス・アミロリケファシエンス、バチルス・ステロサーモフィラス、バチルス・ズブチルス又は他のバチルス種、例えばバチルス種NCBI12289、NCBI12512、NCBI12513、DSM9375(米国特許第7,153,818号)、DSM12368、DSMZ番号12649、KSM AP1378(国際公開第97/00324号)、KSM K36又はKSM K38(欧州特許第1,022,334号)に由来する。好ましいアミラーゼとしては、以下が挙げられる:
(a)国際公開第96/23873号、同第00/60060号、同第06/002643号、及び同第2017/192657号に記載の変異体、とりわけ国際公開第06/002643号において配列番号12に列挙されているAA560酵素に対して以下の位置に1つ以上の置換を有する変異体:
26、30、33、82、37、106、118、128、133、149、150、160、178、182、186、193、202、214、231、246、256、257、258、269、270、272、283、295、296、298、299、303、304、305、311、314、315、318、319、339、345、361、378、383、419、421、437、441、444、445、446、447、450、461、471、482、484、好ましくは、D183及びG184の欠失も含む変異体。
(b)国際公開第06/002643号における配列番号4、バチルス属SP722由来の野生型酵素と少なくとも90%の同一性を示す変異体、特に183及び184位に欠失を有する変異体、並びに参照によって本明細書に組み込まれる国際公開第00/60060号、同第2011/100410号、及び同第2013/003659号に記載されている変異体。
(c)バチルス種707(米国特許第6,093,562号の配列番号7)由来の野生型酵素と少なくとも95%の同一性を示す変異体、特に以下の突然変異:M202、M208、S255、R172及び/又はM261のうちの1つ以上を含むもの。好ましくは、当該アミラーゼは、M202L、M202V、M202S、M202T、M202I、M202Q、M202W、S255N及び/又はR172Qのうちの1つ以上を含む。特に好ましいのは、M202L又はM202T変異を含むものである。
(d)国際公開第09/149130号に記載されている変異体、好ましくは国際公開第09/149130号において配列番号1又は配列番号2と少なくとも90%の同一性を示す変異体、ゲオバチルス・ステアロフェルモフィルス(Geobacillus Stearophermophilus)に由来する野生型酵素又はその切断版。
(e)国際公開第2016091688号の配列番号1と少なくとも89%の同一性を示す変異体、特にH183+G184位での欠失及び405、421、422、及び/又は428位に1つ以上の変異を含む変異体。
(f)パエニバチルス・カードラノリティカス(Paenibacillus curdlanolyticus)YK9由来の「PcuAmyl α−アミラーゼ」(国際公開第2014099523号の配列番号3)と少なくとも60%のアミノ酸配列同一性を示す変異体。
(g)サイトファーガ種由来の「CspAmy2アミラーゼ」(国際公開第2014164777号の配列番号1)と少なくとも60%のアミノ酸配列同一性を示す変異体。
(h)バチルス・ズブチルス由来のAmyE(国際公開第2009149271号の配列番号1)と少なくとも85%の同一性を示す変異体。
(i)受託番号AB051102によるバチルス種KSM−K38由来の野生型アミラーゼと少なくとも90%の同一性を示す変異体。
(j)バチルス種由来のAAI10の成熟アミノ酸配列(国際公開第2016180748号の配列番号7)と少なくとも80%の同一性を示す変異体
(k)アリシクロバチルス種アミラーゼの成熟アミノ酸配列(国際公開第2016180748号の配列番号8)と少なくとも80%の同一性を示す変異体
好ましくは、アミラーゼは、遺伝子操作を受けた酵素であり、漂白酸化を起こしやすいアミノ酸のうちの1つ以上が、より酸化しにくいアミノ酸で置換されている。特に、メチオニン残基は、任意の他のアミノ酸で置換されることが好ましい。特に、最も酸化しやすいメチオニンが置換されることが好ましい。好ましくは、国際公開第06/002643号の配列番号12として列挙されているAA560酵素において202に相当する位置のメチオニンが置換される。好ましくは、この位置のメチオニンは、スレオニン又はロイシン、好ましくはロイシンで置換される。
好適な市販のα−アミラーゼとしては、DURAMYL(登録商標)、LIQUEZYME(登録商標)、TERMAMYL(登録商標)、TERMAMYL ULTRA(登録商標)、NATALASE(登録商標)、SUPRAMYL(登録商標)、STAINZYME(登録商標)、STAINZYME PLUS(登録商標)、FUNGAMYL(登録商標)、ATLANTIC(登録商標)、INTENSA(登録商標)、及びBAN(登録商標)(Novozymes A/S(Bagsvaerd,Denmark))、KEMZYM(登録商標)AT 9000(Biozym Biotech Trading GmbHWehlistrasse 27b A−1200 Wien Austria)、RAPIDASE(登録商標)、PURASTAR(登録商標)、ENZYSIZE(登録商標)、OPTISIZE HT PLUS(登録商標)、POWERASE(登録商標)、PREFERENZ S1000(登録商標)及びPREFERENZ S2000(登録商標)を含むPREFERENZ S(登録商標)シリーズ、並びにPURASTAR OXAM(登録商標)(DuPont.,Palo Alto,California)、及びKAM(登録商標)(Kao,14−10 Nihonbashi Kayabacho,1−chome,Chuo−ku Tokyo 103−8210,Japan)が挙げられる。一態様では、適切なアミラーゼとしては、ATLANTIC(登録商標)、STAINZYME(登録商標)、POWERASE(登録商標)、INTENSA(登録商標)、及びSTAINZYME PLUS(登録商標)、並びにこれらの混合物が挙げられる。
好ましくは、本発明の製品は、組成物1g当たり少なくとも0.01mg、好ましくは約0.05〜約10mg、より好ましくは約0.1〜約6mg、とりわけ約0.2〜約5mgの活性アミラーゼを含む。
好ましくは、本発明の組成物のプロテアーゼ及び/又はアミラーゼは、粒状体の形態であり、この粒状体は、粒状体の29重量%超の硫酸ナトリウムを含み、及び/又は硫酸ナトリウムと活性酵素(プロテアーゼ及び/若しくはアミラーゼ)は、3:1〜100:1、又は好ましくは4:1〜30:1、又はより好ましくは5:1〜20:1の重量比である。
結晶成長抑制剤
結晶成長抑制剤は、炭酸カルシウム結晶に結合して、アラゴナイト及び方解石などの種の更なる成長を防止することができる材料である。
効果的な結晶成長抑制剤の例には、ホスホン酸塩、ポリホスホン酸塩、イヌリン誘導体、ポリイタコン酸ホモポリマー、及び環状ポリカルボキシレートが挙げられる。
好適な結晶成長抑制剤は、HEDP(1−ヒドロキシエチリデン1,1−ジホスホン酸)、カルボキシメチルイヌリン(CMI)、トリカルバリル酸、及び環状カルボキシレートを含む群から選択されてもよい。本発明の目的のため、用語カルボキシレートは、アニオン形態及びプロトン化したカルボン酸形態の両方を包含する。
環状カルボキシレートは、少なくとも2つ、好ましくは3つ、又は好ましくは少なくとも4つのカルボキシレート基を含み、環状構造は、単環若しくは二環アルカン又は複素環に基づく。好適な環状構造には、シクロプロパン、シクロブタン、シクロヘキサン若しくはシクロペンタン若しくはシクロヘプタン、ビシクロ−ヘプタン若しくはビシクロ−オクタン、及び/又はテトラヒドロフランが挙げられる。好ましい結晶成長抑制剤の1つは、シクロペンタンテトラカルボキシレートである。
少なくとも75%、好ましくは100%のカルボキシレート基を、素環の三次元構造の同じ側か、又は「シス」位にある環状カルボキシレートは、本明細書での使用に好ましい。
素環の同じ側にある2つのカルボキシレート基は、直接隣接しているか、又は「オルト」位にあることが好ましい。
好ましい結晶成長抑制剤には、HEDP、トリカルバリル酸、テトラヒドロフランテトラカルボン酸(THFTCA)、及びシクロペンタンテトラカルボン酸(CPTCA)が挙げられる。THFTCAは、好ましくは2c,3t,4t,5c配置であり、CPTCAは、シス,シス,シス,シス配置である。本明細書における使用に特に好ましい結晶成長抑制剤は、HEDPである。
また、本明細書における使用に好ましいのは、部分的に脱炭酸したポリイタコン酸ホモポリマーであり、好ましくは脱炭酸のレベルは50モル%〜90モル%の範囲である。本明細書における使用に特に好ましいポリマーは、Itaconixにより供給されるItaconix TSI(登録商標)である。
結晶成長抑制剤は、好ましくは、組成物の約0.01〜約10重量%、特に約0.02〜約5重量%、特に0.05〜3重量%の量で存在する。
金属ケア剤
金属ケア剤は、アルミニウム、ステンレス鋼並びに銀及び銅等の非鉄金属を含む金属の曇り、腐食、又は酸化を、防止又は低減することができる。好ましくは、本発明の組成物は、製品の0.1〜5重量%、より好ましくは0.2〜4重量%、とりわけ0.3〜3重量%の金属ケア剤を含み、好ましくは金属ケア剤はベンゾトリアゾール(BTA)である。
ガラスケア剤
ガラスケア剤は、食器洗浄プロセス中にガラス製品の外観を保護する。好ましくは、本発明の組成物は、組成物の0.1〜5重量%、より好ましくは0.2〜4重量%、特に0.3〜3重量%の金属ケア剤を含み、好ましくは、ガラスケア剤は亜鉛含有材料、特に水亜鉛土である。他の好適なガラスケア剤は、ポリエチレンイミン(PEI)である。特に好ましいPEIは、BASFにより供給されるLupasol(登録商標)FGである。
本発明の自動食器洗浄組成物は、20℃の蒸留水中の1重量/体積%の水溶液中で測定した場合に好ましくは約9〜約12、より好ましくは約10〜約11.5未満、とりわけ約10.5〜約11.5のpHを有する。
本発明の自動食器洗浄組成物は、20℃の100グラムの製品を含むNaOH中で測定した場合に、pH9.5で、好ましくは約10〜約20、より好ましくは約12〜約18の予備アルカリ度を有する。
本発明の好ましい自動食器洗浄組成物は、以下のものを含む:
i)組成物の10〜20重量%の漂白剤、好ましくは過炭酸ナトリウム、
ii)好ましくは漂白活性化剤、より好ましくはTAED、
iii)アミラーゼ、
iv)任意選択でしかし好ましくは組成物の5〜50重量%の無機ビルダー、好ましくは炭酸ナトリウム、
v)任意選択でしかし好ましくは組成物の2重量%〜10重量%の非イオン性界面活性剤、
vi)任意選択でしかし好ましくは漂白触媒、より好ましくはマンガン漂白触媒、及び
vii)他の任意選択の成分としては、結晶成長抑制剤、好ましくはHEDP、及びガラスケア剤、が挙げられる。
本明細書にて開示された寸法及び値は、列挙された正確な数値に厳密に限定されるものとして理解されるべきではない。その代わりに、特に指示がない限り、このような寸法はそれぞれ、列挙された値とその値を囲む機能的に同等な範囲との両方を意味することが意図されている。例えば、「40mm」と開示された寸法は、「約40mm」を意味することが意図される。
変異型プロテアーゼを含む自動食器洗浄組成物による卵黄の除去を、親プロテアーゼを含む同じ組成物と比較した。
表1に示す組成物を使用した。各組成物の3gを1リットルの脱イオン水に溶解し、pH11の洗浄溶液を作製した。対応するプロテアーゼを0.25〜0.75ppmの濃度で洗浄溶液に添加した。
Figure 2021507019
表1:自動食器洗浄(ADW)組成物
アミラーゼ Stainzyme(登録商標)Plus、Novozymes社により供給
TAED テトラアセチルエチレンジアミン
MGDA メチルグリシン二酢酸三ナトリウム、BASF社により供給
漂白触媒 MnTACN(マンガン1,4,7−トリアザシクロノナン)
スルホン化ポリマー Acusol 588、Dow Chemicals社により供給
Lutensol TO7 非イオン性界面活性剤、BASF社により供給
洗浄性能方法:PAS−38を用いた卵黄洗浄性能
表2に列挙するプロテアーゼ変異体の洗浄性能を、卵黄マイクロスウォッチ(PAS−38、Center for Testmaterials BV,Vlaardingen,Netherlands)における汚れ除去によって測定するとき、自動食器洗浄組成物A、B、及びC(表1参照)を使用して親に対して試験した。卵スウォッチの汚れは、標準96ウェルプレートのマイクロタイタープレート(MTP)に適合するように予めサイズ決めされた。洗浄後に基準に対してPAS−38卵スウォッチの汚れ除去を測定した。
プロテアーゼの添加前に、MTPを3g/Lの洗剤及び洗剤及び脱イオン水で充填した。
PAS−38スウォッチを50℃で30℃分間インキュベートした後、SpectraMaxプレートリーダーを使用して405nmで吸光度を読み取った。各サンプル値からブランク対照(プロテアーゼを含有しない)の値を差し引くことにより、吸光度の結果を得た(以下「ブランク減算吸光度」)。各条件及び変異体について、ブランク減算吸光度を同濃度の親プロテアーゼのブランク減算吸光度で除算することによって性能指数(PI)を計算した。親プロテアーゼの値は、試験に含まれた、かつラングミュア適合に適合した親プロテアーゼの標準曲線から決定した。
プロテアーゼ酵素活性方法2:AAPFアッセイ
親及びそのサブチリシン変異体のプロテアーゼ活性を、N−suc−AAPF−pNAの加水分解を測定することにより試験した。AAPF加水分解アッセイに使用される試薬溶液は、0.005%TWEEN(登録商標)−80を含有する100mMトリス/HCl(pH8.6)(トリス希釈緩衝液);10mM CaCl及び0.005%TWEEN(登録商標)−80を含有する100mMトリス緩衝液(pH8.6)(トリス/Ca緩衝液);及びDMSO中の160mM suc−AAPF−pNA(suc−AAPF−pNA原液)(Sigma:S−7388)であった。1mLのsuc−AAPF−pNA原液を100mLのトリス/Ca緩衝液に添加し、十分に混合することによって基質作用液を調製した。酵素サンプルを、1mg/suc−AAPF−pNA作用液を含有するMTP(Greiner 781101)に添加し、室温(RT)でSpectraMaxプレートリーダーを動的モードで使用して405nmで3分間にわたって活性をアッセイした。プロテアーゼを含有しないブランクの吸光度を各サンプルの読み取り値から差し引いた。プロテアーゼ活性をmOD・分−1として表した。
プロテアーゼ酵素安定性−安定性アッセイ
本明細書に記載の変異体の安定性は、変異体をストレス緩衝液で希釈し、上記のAAPFアッセイを用いて、56℃で5分間の加熱インキュベーション工程の前後に変異体のタンパク質分解活性を測定することによって測定した。安定性を、トリス−EDTA(50mMトリス(pH9)、5mM EDTA、0.005%Tween80)緩衝条件で測定した。ストレス活性対非ストレス活性の比をとり、100を乗算することによって、残存活性%を計算した。
Figure 2021507019
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表2から分かるように、本発明の組成物の変異体は、卵汚れの除去に関して親プロテアーゼよりかなり良好である。

Claims (17)

  1. リン酸塩を含まない自動食器洗浄クリーニング組成物であって、
    i)プロテアーゼであって、配列番号1のアミノ酸配列と少なくとも60%の同一性を有し、かつ
    (前記配列番号1の番号を使用して)
    X54T;
    X126A、D、G、V、E、K、I;
    X127E、S、T、A、P、G、C;及び
    X128E、C、T、D、P、G、L、Y、Nからなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を含む、変異体であるプロテアーゼと、
    ii)前記組成物の0〜30重量%未満のクエン酸を含む、前記組成物の10〜50重量%の錯化剤系と、を含む、組成物。
  2. 前記プロテアーゼが、
    i)配列番号1のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し、かつ
    (前記配列番号1の番号を使用して)
    P54T;
    S126A、D、G、V、E、K、I;
    D127E、S、T、A、P、G、C;及び
    F128E、C、T、D、P、G、L、Y、Nからなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を含む、変異体、及び
    ii)配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、及び配列番号10からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し、かつ
    (前記配列番号2の番号を使用して)
    X54T;
    X126A、D、G、V、E、K、I;
    X127E、S、T、A、G、C;及び
    X128E、C、T、D、P、G、L、Y、Nからなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を含む、変異体、から選択される、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記プロテアーゼが、
    i)配列番号1のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有する変異体であって、前記変異体が、(前記配列番号1の番号を使用して)P54T、S126A、D127E、F128G及びM211Lからなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を含む、変異体、及び
    ii)配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、及び配列番号10からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有する変異体であって、前記変異体が、(前記配列番号2の番号を使用して)X54T、X126A、X127E及びX128Gからなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を含む、変異体、から選択される、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 前記プロテアーゼが、
    i)配列番号1のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有する変異体であって、前記変異体が、(前記配列番号1の番号を使用して)X114Q及びX114Cから選択される少なくとも1つのアミノ酸置換、好ましくはT114Qを含む、変異体、及び
    ii)配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、及び配列番号10からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有する変異体であって、前記変異体が、(前記配列番号2の番号を使用して)X114Q及びX114Cから選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を含む、変異体、から選択される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 前記プロテアーゼが、
    i)配列番号1のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有する変異体であって、前記変異体が、(前記配列番号1の番号を使用して)I80V、R、Y;N85S、C、D、I、K及びE87D、Cからなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を含む、変異体、及び
    ii)配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、及び配列番号10からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有する変異体であって、前記変異体が、(前記配列番号2の番号を使用して)X80V、R、Y;X85C、D、I、K及びX87D、Cからなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を含む、変異体、から選択される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 前記プロテアーゼが、
    i)配列番号1のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有する変異体であって、前記変異体が、(前記配列番号1の番号を使用して)S39E、S99R、S126A+D127E+F128G、M211L及びN242Dからなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を含む、変異体、及び
    ii)配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、及び配列番号10からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有する変異体であって、前記変異体が、(前記配列番号2の番号を使用して)X39E、X99R、X126A+X127E+X128G及びX242Dからなる群から選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を含む、変異体、から選択される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 前記プロテアーゼが、
    i)配列番号1のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有する変異体であって、前記変異体が、(前記配列番号1の番号を使用して)T3V、T9R、A15T、V66A、N74D、N85R、N97NE、N97AD、N97D/G、S99G/M、S101A、V102E/I、N116V/R、S126L、D127Q、F128A、G157S、Y161A、R164S、T188P、V199I、Q200C/E/I/K/T/V/W/L、Y203W、N212D、M216S/F、Q239R及びT249Rからなる群から選択される少なくとも1つの置換を含む、変異体、及び
    ii)配列番号2、配列番号3、配列番号4、配列番号5、配列番号6、配列番号7、配列番号8、配列番号9、及び配列番号10からなる群から選択されるアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有する変異体であって、前記変異体が、(前記配列番号2の番号を使用して)X3V、X9R、X15T、X66A、X74D、X85N/R、X97SE、X97AD、X97D/G、X99G/M、X101A、X102E/I、X116V/R、X126L、X127Q、X128A、X157S、X161A、X164S、X188P、X199I、X200C/E/I/K/T/V/W/L、X203W、X212D、X216S/F、X239R及びX249Rからなる群から選択される少なくとも1つの置換を含む、変異体、から選択される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 前記プロテアーゼが、
    (前記配列番号1の番号を使用して)
    1)T056Y−S099R−S126A−D127E−F128G
    2)S039E−I080V−S099R−S126A−D127E−F128G−M211L
    3)S039E−P054T−S099R−S126A−D127E−F128G−M211L
    4)S039E−I043V−S099R−S126A−D127E−F128G−M211L
    5)S039E−N042R−S099R−S126A−D127E−F128G
    6)S039E−I080V−S099R−S126A−D127E−F128G
    7)S039E−S099R−S126A−D127E−F128G−M211L
    8)S039E−N085S−S099R−S126A−D127E−F128G−M211L
    9)S039E−T056Y−S099R−S126A−D127E−F128G−M211L
    10)S039E−A047V−S099R−S126A−D127E−F128G−M211L
    11)S039E−S099R−S126A−D127E−F128G−Y203W
    12)A037T−S039E−S099R−S126A−D127E−F128G−M211L
    13)S039E−S099R−S126A−D127E−F128G−V199I
    14)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G
    15)S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
    16)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G
    17)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G
    18)S039E−I043V−S099R−S126A−D127E−F128G
    19)S039E−S099R−S126A−D127E−F128G−N253D
    20)T009E−S039E−S099R−S126A−D127E−F128G
    21)S039E−S099R−S126A−D127E−F128G−S255W
    22)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
    23)A037T−S039E−I043V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
    24)S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
    25)S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
    26)S039E−T056Y−S099R−S126A−D127E−F128G
    27)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G
    28)A037T−S039E−I043V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
    29)A037T−S039E−I043V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
    30)A037T−S039E−I043V−A047V−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
    31)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
    32)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−N242D
    33)A037T−S039E−I043V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
    34)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−N242D
    35)S039E−N085S−S099R−S126A−D127E−F128G
    36)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
    37)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
    38)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−N242D
    39)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S126A−D127E−F128G−N242D
    40)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−F128G−N242D
    41)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
    42)S039E−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G
    43)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−N242D
    44)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
    45)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−D127E−F128G−N242D
    46)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
    47)S039E−A047V−S099R−S126A−D127E−F128G
    48)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
    49)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G
    50)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
    51)S039E−P054T−S099R−S126A−D127E−F128G
    52)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
    53)A037T−S039E−I043V−A047V−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
    54)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
    55)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−D127E−F128G−N242D
    56)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−D127E−F128G−N242D
    57)S039E−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G
    58)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−D127E−F128G−N242D
    59)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−F128G−N242D
    60)A037T−S039E−S099R−S126A−D127E−F128G
    61)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
    62)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
    63)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−F128G−N242D
    64)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−S099R−S126A−D127E−F128G
    65)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G
    66)A037T−S039E−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
    67)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−F128G−N242D
    68)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
    69)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S126A−D127E−F128G−N242D
    70)A037T−S039E−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
    71)S039E−S099R−S126A−D127E−F128G
    72)A037T−S039E−A047V−P054T−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
    73)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
    74)A037T−S039E−A047V−T056Y−I080V−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
    75)S039E−S099R−S126A−D127E−F128G−Q256E
    76)S039E−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
    77)S039E−S099R−S126A−D127E−F128G−Q200L
    78)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
    79)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
    80)S039E−N074D−I080V−S099R−S126A−D127E−F128G
    81)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
    82)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
    83)A037T−S039E−I043V−A047V
    84)A037T−S039E−I043V−A047V−N242D
    85)S039E−P054T−N074D−S099R−S126A−D127E−F128G
    86)S039E−A047V−N074D−S099R−S126A−D127E−F128G
    87)A037T−S039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−N085S−E087D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G−N242D
    88)S039E−N074D−S099R−T114Q−S126A−D127E−F128G
    89)S039E−N074D−N085S−S099R−S126A−D127E−F128G
    90)A037T−S039E−I043V−A047V−T056Y−N085S−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D
    91)S039E−N074D−E087D−S099R−S126A−D127E−F128G
    92)S039E−I043V−N074D−S099R−S126A−D127E−F128G
    93)S039E−T056Y−N074D−S099R−S126A−D127E−F128G
    94)S039E−N074D−S099R−S126A−D127E−F128G−N242D、からなる群から選択される置換を含む、請求項1に記載の組成物。
  9. 前記プロテアーゼが、
    (前記配列番号1の番号を使用して)
    (a)A37T−S39E−I43V−A47V−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−S126D−D127S−F128A−N242D、
    (b)A37T−S39E−I43V−A47V−T56Y−I80V−N85S−E87D−T114Q−S126G−D127T−F128E−N242D、
    (c)A37T−S39E−I43V−A47V−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−D127A−F128C−N242D、
    (d)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99E−T114Q−S126T−F128A−N242D、
    (e)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−S126V−D127A−F128T−N242D、
    (f)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−F128E−N242D、
    (g)A37T−S39E−I43V−A47V−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99E−T114Q−D127E−F128G−N242D、
    (h)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−S126T−D127E−F128A−N242D、
    (i)A37T−S39E−I43V−A47V−T56Y−I80V−N85S−E87D−T114Q−D127P−F128E−N242D、
    (j)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−S126G−D127E−F128D−N242D、
    (k)A37T−S39E−I43V−A47V−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−F128E−N242D、
    (l)A37T−S39E−I43V−A47V−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−S126T−D127E−F128E−N242D、
    (m)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−D127G−F128P−N242D、及び
    (n)A37T−S39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−I80V−N85S−E87D−S99R−T114Q−D127G−F128E−N242D、からなる群から選択される置換を含む、請求項1に記載の組成物。
  10. 前記プロテアーゼが、配列番号2のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し、かつ
    (前記配列番号2の番号を使用して)
    1)T056Y−S099R−S126A−P127E−S128G
    2)P039E−L080V−S099R−S126A−P127E−S128G−M211L
    3)P039E−P054T−S099R−S126A−P127E−S128G−M211L
    4)P039E−I043V−S099R−S126A−P127E−S128G−M211L
    5)P039E−N042R−S099R−S126A−P127E−S128G
    6)P039E−L080V−S099R−S126A−P127E−S128G
    7)P039E−S099R−S126A−P127E−S128G−M211L
    8)P039E−−S099R−S126A−P127E−S128G−M211L
    9)P039E−T056Y−S099R−S126A−P127E−S128G−M211L
    10)P039E−A047V−S099R−S126A−P127E−S128G−M211L
    11)P039E−S099R−S126A−P127E−S128G−Y203W
    12)P039E−S099R−S126A−P127E−S128G−M211L
    13)P039E−S099R−S126A−P127E−S128G−V199I
    14)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G
    15)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
    16)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G
    17)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G
    18)P039E−I043V−S099R−S126A−P127E−S128G
    19)P039E−S099R−S126A−P127E−S128G−N253D
    20)T009E−P039E−S099R−S126A−P127E−S128G
    21)P039E−S099R−S126A−P127E−S128G−S255W
    22)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
    23)P039E−I043V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
    24)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
    25)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
    26)P039E−T056Y−S099R−S126A−P127E−S128G
    27)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G
    28)P039E−I043V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
    29)P039E−I043V−T056Y−L080V−−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
    30)P039E−I043V−A047V−L080V−−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
    31)P039E−I043V−A047V−P054T−L080V−−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
    32)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−−E087D−S099R−S126A−P127E−N242D
    33)P039E−I043V−T056Y−L080V−−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
    34)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−N242D
    35)P039E−−S099R−S126A−P127E−S128G
    36)P039E−I043V−A047V−P054T−L080V−−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
    37)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
    38)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−N242D
    39)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S126A−P127E−S128G−N242D
    40)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−−E087D−S099R−S126A−S128G−N242D
    41)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
    42)P039E−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G
    43)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S099R−S126A−P127E−N242D
    44)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
    45)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S099R−N114Q−P127E−S128G−N242D
    46)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
    47)P039E−A047V−S099R−S126A−P127E−S128G
    48)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
    49)P039E−I043V−A047V−T056Y−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G
    50)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
    51)P039E−P054T−S099R−S126A−P127E−S128G
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    56)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S099R−P127E−S128G−N242D
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    60)P039E−S099R−S126A−P127E−S128G
    61)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
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    63)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−−E087D−S099R−N114Q−S126A−S128G−N242D
    64)P039E−I043V−A047V−T056Y−S099R−S126A−P127E−S128G
    65)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G
    66)P039E−A047V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
    67)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S099R−S126A−S128G−N242D
    68)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
    69)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−−E087D−S126A−P127E−S128G−N242D
    70)P039E−A047V−T056Y−L080V−−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
    71)P039E−S099R−S126A−P127E−S128G
    72)P039E−A047V−P054T−T056Y−L080V−−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
    73)P039E−I043V−A047V−T056Y−L080V−−E087D−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
    74)P039E−A047V−T056Y−L080V−−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
    75)P039E−S099R−S126A−P127E−S128G−Q256E
    76)P039E−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
    77)P039E−S099R−S126A−P127E−S128G−Q200L
    78)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
    79)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
    80)P039E−N074D−L080V−S099R−S126A−P127E−S128G
    81)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
    82)P039E−I043V−A047V−T056Y−−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
    83)P039E−I043V−A047V
    84)P039E−I043V−A047V−N242D
    85)P039E−P054T−N074D−S099R−S126A−P127E−S128G
    86)P039E−A047V−N074D−S099R−S126A−P127E−S128G
    87)P039E−I043V−A047V−P054T−T056Y−−E087D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G−N242D
    88)P039E−N074D−S099R−N114Q−S126A−P127E−S128G
    89)P039E−N074D−−S099R−S126A−P127E−S128G
    90)P039E−I043V−A047V−T056Y−−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D
    91)P039E−N074D−E087D−S099R−S126A−P127E−S128G
    92)P039E−I043V−N074D−S099R−S126A−P127E−S128G
    93)P039E−T056Y−N074D−S099R−S126A−P127E−S128G
    94)P039E−N074D−S099R−S126A−P127E−S128G−N242D、からなる群から選択される置換を含む、変異体から選択される、請求項2に記載の組成物。
  11. 前記プロテアーゼが、配列番号2のアミノ酸配列と少なくとも90%の同一性を有し、かつ
    (前記配列番号2の番号を使用して)
    (i)P39E−I43V−A47V−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−S126D−P127S−S128A−N242D、
    (ii)P39E−I43V−A47V−T56Y−L80V−E87D−N114Q−S126G−P127T−S128E−N242D、
    (iii)P39E−I43V−A47V−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−P127A−S128C−N242D、
    (iv)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99E−N114Q−S126T−P127D−S128A−N242D、
    (v)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−S126V−P127A−S128T−N242D、
    (vi)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−S128E−N242D、
    (vii)P39E−I43V−A47V−T56Y−L80V−E87D−S99E−N114Q−P127E−S128G−N242D、
    (viii)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−S126T−P127E−S128A−N242D、
    (ix)P39E−I43V−A47V−T56Y−L80V−E87D−S128E−N242D、
    (x)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−S126G−P127E−S128D−N242D、
    (xi)P39E−I43V−A47V−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−P127D−S128E−N242D、
    (xii)P39E−I43V−A47V−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−S126T−P127E−S128E−N242D、
    (xiii)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−P127G−S128P−N242D、
    (xiv)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99R−N114Q−P127G−S128E−N242D、及び/又は
    (xv)P39E−I43V−A47V−P54T−T56Y−L80V−E87D−S99E−N114Q−S126T−P127D−S128A−N242D、からなる群から選択される置換を含む、変異体から選択される、請求項2に記載の組成物。
  12. 前記錯化剤系が、メチルグリシン二酢酸、グルタミン酸−N,N−二酢酸、イミノジコハク酸、カルボキシメチルイヌリン、及びこれらの混合物からなる群から選択される錯化剤、好ましくはメチルグリシン二酢酸の塩を含み、前記錯化剤系が、好ましくは、クエン酸及びメチルグリシン二酢酸を好ましくは約0.5:1〜約2:1の重量比で含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の組成物。
  13. 前記組成物が漂白系を含み、前記組成物が、前記組成物の少なくとも10重量%の漂白剤と、好ましくは漂白活性化剤又は漂白触媒を含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の組成物。
  14. i)前記組成物の少なくとも10重量%の過炭酸塩と、任意に漂白活性化剤及び/又は漂白触媒とを含む、漂白系と、
    ii)非イオン性界面活性剤と、
    iii)分散剤ポリマーと、
    iv)アミラーゼと、
    v)任意であるが好ましくはガラスケア剤と、を含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組成物。
  15. 汚れた食器を食器洗い機で軟水を使用して洗浄する方法であって、
    i)前記汚れた食器を用意する工程と、
    ii)請求項1〜14のいずれか一項に記載のクリーニング組成物で前記食器を処理する工程と、
    iii)任意に、前記食器をすすぐ工程と、を含む、方法。
  16. 前記食器洗い機が高温、長時間サイクルを使用する、請求項15に記載の方法。
  17. 軟水を使用する、及び/又は高温、長時間の食器洗浄サイクルを使用する、自動食器洗浄のための、請求項1〜14のいずれか一項に記載の組成物の使用。
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