JP2021506692A - 開口手段付きプラスチック容器 - Google Patents

Abstract

本発明は、容器本体（１）と、容器カバー（２、２’、２”）と、容器カバー（２、２’、２”）を開放するための開口手段（９）と、を備えたプラスチック容器に関する。容器本体（１）は、容器壁部（３）と、下方領域に配置された容器底部（４）と、を備える。容器開口部（５）が、容器本体（１）の容器底部（４）の反対側に位置する上端部に形成されている。容器本体（１）は、上方領域に周方向上方境界部（６）を備える。容器開口部を覆ように、容器カバー（２、２’、２”）は、容器本体（１）の上方境界部（６）に取り付けられている。本発明によれば、上方境界部（６）は、容器壁部（３）に、容器壁部（３）の上縁部（７）から径方向外方に距離を置いて、且つ可撓性接続部（８）を介して接続されている。可撓性接続部（８）は、上方境界部（６）が容器壁部（３）及び開口手段（９）に対して摺動することを許容し、これにより、プラスチック容器は閉鎖位置から開放位置に至り得る。

Description

本発明は、容器本体と容器カバーとを備える、開口手段付きプラスチック容器に関する。

ＷＯ２０１２０４８９２２、ＣＨ７００３１２、ＷＯ２００６０４６７３０、ＷＯ０３０９３１２８、ＵＳ６７０５４６２、ＵＳ６８８６６８６、ＵＳ４２４７００１、及びＵＳ２００８０６７１７２から、プラスチック容器が知られている。プラスチック容器は、容器チャンバに収容されている基材を混合容器に分配するための分配装置を有し、分配装置は、容器チャンバ内に組み込まれている。多くの場合、プラスチック容器は、容器シールとして設計されているか、又は、使用時に混合容器の開口部に配置される。分配装置の作動中に、容器が開放し、そして基材が容器チャンバから混合容器に分配される。

各プラスチック容器は、容器本体と、エジェクタと、封止フィルムと、を備えている。容器本体は、固体又は液体の基材、例えば、固体物質、自由流動性を有する物質、液体物質、飲料添加物、試薬等を収容するための、封止フィルムで封止された容器内部又は容器チャンバを形成する。エジェクタを作動させることによりエジェクタが封止フィルムの方向に移動し、その過程で封止フィルムを切断するように、エジェクタは容器内部に移動可能に組み込まれている。容器内部に収容されている基材は、容器から流出することができる。エジェクタは柔軟な湾曲した膜を介して作動され得るか、又はエジェクタの一部が容器壁部を通って気密に案内されることで直接的に作動可能となっている。

ＵＳ６００３７２８は、封止フィルムの代替品を示している。ここでは、容器チャンバは、封止フィルムに代わる、押されることで開放可能な下方閉鎖カバーで封止されている。下方閉鎖カバーは、外周ビードを介して容器壁部の溝に非積極的に収容されている。閉鎖カバーは、容器壁部に細いヒンジブリッジにより接続され得るとともに、開放位置において混合容器内に実質的に垂直に突出する。エジェクタは、閉鎖カバーの中央に作用する。分配するには、閉鎖カバーを、ラッチ接続部から比較的高レベルの力により押して、開放位置に「ジャンプ」させる必要がある。この場合、ヒンジブリッジも破損して、閉鎖カバーが混合容器に落ち込んでしまうことがある。

既知のプラスチック容器の欠点は、それらが、別個に作製され、次いで別ステップにおいて組み付けられる複数の部品から構成されることである。これには、時間と費用がかかる。

既知の容器の他の欠点は、切断されたフィルム、又は外方に旋回した閉鎖カバーが混合容器の液体中に沈み、この開放位置に留まることが多いということである。こうなると、プラスチック容器を混合容器から完全に取り除くことはほとんどできない。分配装置が組み込まれていた既知の容器の構造的設計は、大抵の場合複雑で高価である。また、封止フィルムは、制御された態様で破断又は切断して開封することができないため、プラスチック容器の取り扱いにミスが生じやすい。既知の容器の他の欠点は、基材が制御不能に、且つ多くの場合周縁領域に沿って分配されることが多いことである。例えば、粉末状又は粒子状の基材が混合容器の首部の内面に付着し、混合容器内に完全且つ円滑に分配されない場合がある。

本発明の目的は、従来技術の欠点を克服することである。特に、本発明の目的は、より費用効果の高い製造を可能にすることである。

本目的は、請求項１に記載の特徴を有するプラスチック容器により達成される。プラスチック容器は、容器本体と、容器カバーと、前記容器カバーを開放するための開口手段と、を備える。

前記容器本体は、容器壁部と、下方領域に配置された容器底部と、を備え、容器開口部が、前記容器本体の前記容器底部の反対側に位置する上端部に形成される。前記容器本体は、上方領域に周方向上方境界部を備える。前記容器開口部を覆うための前記容器カバーは、前記容器本体の前記上方境界部に取り付けられ得る。前記上方境界部は、前記容器壁部の上縁部から容器軸に対して径方向外方に離間している。前記上方境界部は、前記容器壁部に可撓性接続部を介して接続されており、前記可撓性接続部は、前記上方境界部が前記容器壁部及び前記開口手段に対して変位することを許容し、これにより、前記プラスチック容器は閉鎖位置から開放位置に至り得る。

相対的変位により、容器カバーを開放するための開口手段であって、容器壁部に作動可能に接続された開口手段が、上縁部に固定的に且つ作動可能に接続された容器カバーに対して押し付けられる。

可撓性接続部により、収容されている基材のための分配及び開口装置が組み込まれているプラスチック容器の製造が容易になる。容器本体及び容器カバーが、基材のための容器内部を画成している。以下に説明するように、容器壁部の上縁部は、容器カバーに対する開口手段として設計され得る。

或いは、エジェクタ等の別の開口手段を容器内部に配置することも可能である。

容器軸は、容器床部と容器開口部とにより中央に画成される。容器壁部は、設計上、容器軸を中心とした円筒形である必要はなく、他の形状を有し得る。

本発明の好適なタイプの実施形態を、従属請求項に示す。

複数の実施形態において、開口手段は、閉鎖位置において、容器カバーの下方又は容器の内部に位置し得る。そして、開口手段は、開放位置において、容器カバーを貫通又は押して開放させるように上方にオフセットされ得る。

複数の実施形態において、可撓性接続部は、閉鎖位置での断面視において、ループ形状又はＵ字形状を設計上は有し得る。上方境界部を開放位置まで変位させた場合、ループ形状又はＵ字形状を有する可撓性接続部が伸ばされる。ここで、上方境界部が閉鎖位置に変位して戻ることを促進するように、復元力が生成され得る。最大変位量は、おおよそ接続部の長さである。すなわち、ループ形状又はＵ字形状を有する接続部の一方の脚部の長さのおおよそ二倍である。

複数の実施形態において、可撓性接続部は、可撓性及び／又は弾性を有する薄いセグメントとして設計され得る。一般的に、可撓性接続部は、容器壁部の標準的な壁厚よりも、設計上は薄い。容器壁部と上方境界部とは、実質的に同一の厚さを有し得る。

複数の実施形態において、上方境界部は、容器壁部に対して実質的に平行に延びる壁を備え得る。壁の下端部は、可撓性接続部に接続され得る。周方向外方を向くフランジが、上方境界部又は壁の上端部に形成され得る。

複数の実施形態において、上方境界部は、容器壁部に接続部を介して一体成形され得る。容器本体は、例えば射出成形により、一体的に作製可能である。

複数の実施形態において、容器カバーは、複数のフラップを有する容器蓋部であり得る。また、容器壁部の上縁部は、開口手段を備え得る。例えば、後者は、複数のフラップを有する容器蓋部を押して開放させるように配置され得るとともに、そのように構成され得る。一般的に、開口手段は、可撓性接続部の首部に対して上方に、すなわち容器カバーの方向に突出する。

このような容器カバーは、外周取付縁部と、ヒンジにより取付縁部にそれぞれ接続された複数のフラップと、を有し得る。容器カバーの方向における開口手段の変位が、各ヒンジの周囲においてフラップを反らせる。

プラスチック容器を作動させることにより、フラップは外方に旋回し、容器カバーは中心から開放し始める。フラップ自体は、基材を混合容器の中央に分配する傾斜部として機能する。

フラップを有するこのような容器は、同一出願人による同一出願日を有する「分配装置が組み込まれているカプセル」を発明の名称とするスイス特許出願に記載されており、その内容は本出願に含まれる。

複数の実施形態において、複数のフラップは、プラスチック容器のスリットにより形成されていてもよく、又は、容器カバーのカバー表面のスリットにより形成されていてもよく、複数のフラップは、容器蓋部の複数のセクタを構成している。セクタは、テーパしたセクタであってもよく、それらの先端は容器の長手方向軸において集束する。好適には、それらは、均一又は一定の円セグメントである。これにより、容器蓋部の平面円形領域が少なくとも３つの同一の円セグメントに分割される。容器蓋部は中心から開放するため、基材を均一分配することが保証される。スリット同士を架橋するウェブが、フラップ間に存在していてもよい。ウェブは、所定の破断点を形成できる。

複数の実施形態において、ヒンジは、プラスチックカバーの開放状態において、復元力がフラップに作用するように設計され得る。例えば、ヒンジは、弧状、特に円弧状の形状を取り得る。復元力は外方に旋回して開放したフラップに作用し、開口手段が後退した後に、フラップは閉鎖位置に戻る。こうして、カプセルを混合容器から円滑に取り外すことができる。

複数の実施形態において、好適には容器壁部の上縁部により形成される開口手段は、少なくとも１つの前方ストッパ面を備え得る。この前方ストッパ面は、プラスチック容器の作動時に、複数のフラップを押し、これらのフラップを外方に旋回させる。

また、ストッパ面は、複数の（部分的な）ストッパ面から構成され得る。好適には、ストッパ面は、環状の形状を有する。又は複数の（部分的な）ストッパ面は、環状に配置される。一般に、各ストッパ面は、各ヒンジに対して径方向内方にオフセットして配置される。

これは、環状のストッパ面が、複数のフィルムヒンジに対して径方向内方にオフセットして配置されているる、又は、環状に配置されている複数のストッパ面が、複数のフィルムヒンジに対して径方向内方にそれぞれオフセットされている、ということを意味する。

換言すれば、環状のストッパ面又は環状に配置されている複数のストッパ面の直径は、ヒンジと環状形状の中点との間の距離より小さい。好適には、ほんのわずかであるため、ストッパ面は、フィルムヒンジの可能な限り近傍においてフラップに当接するが、フラップを押して開放させるための十分なレバー作用が存在することを保証するように、フィルムヒンジから十分に離間している。このようにして、フラップは、開口手段のわずかな移動により、ほぼ完全に、すなわち平面開始位置に対して略９０°まで外方に旋回可能である。開口手段が完全に前方に移動した状態において、外方への旋回は、理想的には少なくとも６０°である。

複数の実施形態において、容器カバーは封止フィルムであり得る。また、開口手段は切刃として設計され得る。封止フィルムは、上方境界部の外方を向いたフランジに取り付けられ得る。上方境界部又はフランジは、支持面を有し得る。混合容器の混合容器開口部を超える変位を生じさせるように、プラスチック容器は、支持面に支持される。

複数の実施形態において、上方境界部は、ねじ山、好適にはめねじ付きの外周スカートを有し得る。これにより、プラスチック容器は混合容器にねじ留めされ得る。

複数の実施形態において、開口手段は、内部に配置されたエジェクタであって、容器壁部又は容器底部に対して支持されたエジェクタであり得る。

本発明について、図面とともに例示的な実施形態に基づいて以下により詳しく説明する。

プラスチック容器の斜視図。 図１のプラスチック容器の断面図。 図２の断面図の詳細図。 閉鎖位置にある接続部の詳細図。 開放位置にある接続部の詳細図。 容器カバーが部分的に開放した状態の図１のプラスチック容器の断面図。 封止フィルムを有するプラスチック容器の詳細図。 複数の穿孔手段と封止フィルムとを有する開口手段を有するプラスチック容器の斜視図。 図７のプラスチック容器の詳細図。

図１乃至３は、開口機構が組み込まれたプラスチック容器を示す。図４は、開放位置及び閉鎖位置にあるプラスチック容器の切欠を示す。プラスチック容器は、容器本体１と、容器カバー２（図１及び２に部分的に切り欠いて示す）と、を備えている。容器本体１は、容器壁部３を備えている。容器壁部３は、下端部に位置する容器底部４と、上端部に位置する容器開口部５と、を有している。容器壁部３は、実質的に円錐形状を有している。上端において、容器壁部は、外周に延びる上方境界部６を更に有している。図示の実施形態において、境界部６は、容器壁部３に対して平行に延在して、例えば５乃至１５ｍｍの高さを有する壁６１のように設計されている。壁６１の上端部において、境界部６は、径方向外方を向くフランジ６２を備えるとともに、下方を向く補強用の外周スカート６３を有している。

壁６１の下端において、境界部６は、可撓性接続部８により容器壁部３に接続されている。図示の実施形態において、可撓性接続部８は、ループ形状又はＵ字形状の断面を有している。容器壁部３と境界部６とは、実質的に同一の壁厚を有している。接続部８は、容器壁部３又は境界部６より設計上薄い。接続部８は十分な可撓性を有しているため、境界部６は、容器壁部３に対して閉鎖位置（図４（ａ））から開放位置（図４（ｂ））に移動され得る。容器壁部３に対する可撓性接続部８の取付点８１の上方において、容器壁部３は更に上方に延在するとともに、その上縁部７において開口手段９を形成している。上縁部７は、フランジ６２により画成される平面の下方にある。

ループ形状又はＵ字形状を有する可撓性接続部８は、２つの端部領域において容器壁部３又は上方境界部６に接続している。閉鎖位置において、２つの端部は実質的に同一の高さに位置している。開放位置において、それらは互いに離間し、可撓性接続部８７は伸ばされている。

図示の実施形態において、容器カバー２は、容器開口部５を覆うための複数のフラップ２４を有する容器蓋部２’であり、外周取付縁部２１を有している。このような容器蓋部２’は、同一出願人による同一出願日を有する「分配装置が組み込まれているカプセル」を発明の名称とするスイス特許出願に記載されており、その内容は本出願に含まれる。容器蓋部２’は、境界部６の取付縁部２１に直接取り付けられ得る。又は、―図示の実施形態のように―外周取付縁部２１に下方を向く連続スカート２２を有し、その外面に連続ビード２３が配置されていてもよい。容器蓋部２’を取り付けるには、連続ビード２３を、境界部６の壁６１の内面に配置された相補的な溝６４にラッチ係合させる。

容器蓋部２’の図示の実施形態において、４つのフラップ２４がカバー面のスリット２５により形成されており、均一の円セグメントに類似している。これらのフラップ２４は、それぞれがヒンジ２６、好適にはフィルムヒンジを介して容器壁部２’の取付縁部２１に接続されている。スリットの代わりに、セグメントの形状にある所定の破断点も可能である。

図４は、（ａ）閉鎖位置及び（ｂ）開放位置にある可撓性接続部７の詳細図である。閉鎖位置において、境界部６は、容器壁部３又は開口手段９に対して開放位置にある。この位置において、可撓性接続部８はループ形状又はＵ字形状の断面を有し、容器壁部３又は開口手段９の上縁部７は、フランジにより画成される面の下方に位置している。この場合、開口手段９は、容器蓋部２’により覆われている。

容器蓋部２’を開放するには、容器蓋部２’が取り付けられた境界部６を、容器軸Ａに沿って容器底部４の方向に下方に押圧する。例えば、これは、フランジ６２を有するプラスチック容器を有することにより実施され得る。フランジ６２は、支持面６５を備えると同時に、混合容器の首部に当接している。開口手段９を、容器蓋部２’に対して変位させ、そのフラップ２４を上縁部７で押して開放させる。開放位置において、開口手段９は、境界部６のフランジ６２を超えて突出する。ここで、可撓性の設計を有する可撓性接続部８は伸ばされている（図４（ｂ）参照）。最大変位量は、おおよそ接続部８の長さ、又はＵ字形状の脚部の長さの２倍に相当する。

容器蓋部２’のフィルムフランジ２６は、それぞれがフラップ２４を容器蓋部２’に保持しており、円弧形状を設計上有し得る（図１参照）。したがって、フラップ２４が外方に旋回した状態、すなわち開放位置にある状態において、復元力がフラップ２４に作用する。開口手段９が再び後退すると、フラップ２４も少なくとも部分的に閉鎖する。

図示の実施形態において、容器底部４は、外方に湾曲している。容器底部４を超えて突出するスカート３１が、容器壁部３の下端部に形成されている。

図５は、容器蓋部２’が部分的に開放した状態の図１のプラスチック容器を示す。本図では、フラップ２４は、フィルムフランジの周囲に外方に旋回している。

図６は、容器カバー２として封止フィルム２”を有するプラスチック容器の詳細図である。封止フィルム２”は、上方境界部６に、例えば境界部のフランジに溶接されることにより取り付けられている。

開口手段９は、切刃として設計され得る。例えば、容器本体１又は容器壁部３の上縁部７が、切刃を備えている。切刃がプラスチック容器の閉鎖位置からその開放位置に相対変位することにより、封止フィルム２”が切断される。

また、図７及び図８は、封止フィルム２”を有するプラスチック容器を斜視図及び詳細図において示すが、図７では封止フィルム２”は示されない。図６のプラスチック容器とは対照的に、開口手段９は、少なくとも１つの穿孔手段１０を設けられている。開口手段９は、容器壁部３に作動可能に接続されるように設計されている。穿孔手段１０をプラスチック容器の閉鎖位置からその開放位置に相対的に変位させることにより、封止フィルム２”は穿孔される。

図示の実施形態において、開口手段９は、容器壁部３の上縁部７に配置されている。また、開口手段９は、例えばラッチ係合手段により容器壁部３に取り付けられ得る。

例えば、開口手段９は、フィルタ孔１１を有するフィルタプレートとして設計され得る。フィルタ孔は、濾紙で覆われ得る。

１ 容器本体
２ 容器カバー
２’ 容器蓋部
２” 封止フィルム
２１ 取付縁部
２２ スカート
２３ ビード
２４ フラップ
２５ スリット
２６ ヒンジ、フィルムヒンジ
３ 容器壁部
３１ スカート
４ 容器底部
５ 容器開口部
６ 境界部
６１ 壁
６２ フランジ
６３ スカート
６４ 溝
６５ 支持面
７ 上縁部
８ 可撓性接続部
９ 開口手段
１０ 穿孔手段
１１ フィルタ孔
Ａ 容器軸

Claims (12)

1. プラスチック容器であって
   容器本体（１）と、
   容器カバー（２、２’、２”）と、
   前記容器カバー（２、２’、２”）を開放するための開口手段（９）と、
   を備え、
   前記容器本体（１）は、容器壁部（３）と、下方領域に配置された容器底部（４）と、を備え、
   容器開口部（５）が、前記容器本体（１）の前記容器底部（４）の反対側に位置する上端部に形成され、
   前記容器本体（１）は、上方領域に周方向上方境界部（６）を備え、
   前記容器開口部を覆うための前記容器カバー（２、２’、２”）は、前記容器本体（１）の前記上方境界部（６）に取り付けられており、
   前記上方境界部（６）は、前記容器壁部（３）の上縁部（７）から径方向外方に離間しており、かつ、前記容器壁部（３）に可撓性接続部（８）を介して接続されており、
   前記可撓性接続部（８）は、前記上方境界部（６）が前記容器壁部（３）及び前記開口手段（９）に対して変位することを許容し、これにより、前記プラスチック容器は閉鎖位置から開放位置に至り得る、
   ことを特徴とするプラスチック容器。
2. 前記開口手段（９）は、前記閉鎖位置において前記容器カバー（２、２’、２”）の下方に位置し、前記開放位置において前記容器カバー（２、２’、２”）を貫通、切断又は押して開放させるように上方にオフセットされる、
   ことを特徴とする請求項１に記載のプラスチック容器。
3. 前記可撓性接続部（８）は、前記閉鎖位置での断面視において、ループ形状又はＵ字形状を設計上有する、
   ことを特徴とする請求項１又は２に記載のプラスチック容器。
4. 前記可撓性接続部（８）は、可撓性を有する薄いセグメントとして設計される、
   ことを特徴とする請求項１乃至３のいずれか一項に記載のプラスチック容器。
5. 前記上方境界部（６）は、前記容器壁部（３）に対して実質的に平行に延びる壁（６１）を備える、
   ことを特徴とする請求項１乃至４のいずれか一項に記載のプラスチック容器。
6. 前記境界部（６）は、径方向外方を向くフランジ（６２）を有する、
   ことを特徴とする請求項１乃至５のいずれか一項に記載のプラスチック容器。
7. 前記上方境界部（６）は、前記容器壁部（３）に前記接続部（８）を介して一体成形されている、
   ことを特徴とする請求項１乃至６のいずれか一項に記載のプラスチック容器。
8. 前記容器壁部（３）の前記上縁部は、前記開口手段（９）を備える、
   ことを特徴とする請求項１乃至７のいずれか一項に記載のプラスチック容器。
9. 容器蓋部（２’）の形状にある前記容器カバー（２）は、複数のフラップ（２４）を有し、
   前記複数のフラップ（２４）は、前記容器壁部（２）の前記上縁部（７）により押されて開放するように設計されている、
   ことを特徴とする請求項８に記載のプラスチック容器。
10. 前記容器カバー（２）は、封止フィルム（２”）として設計されており、
    前記開口手段（９）は、切刃として設計されている、
    ことを特徴とする請求項１乃至９のいずれか一項に記載のプラスチック容器。
11. 前記上方境界部（６）は支持面（６５）を有し、
    前記プラスチック容器は、混合容器の開口部を超える変位を開始するように、前記支持面（６５）により混合容器に配置され得る、
    ことを特徴とする請求項１乃至１０のいずれか一項に記載のプラスチック容器。
12. 前記上方境界部（６）は、ねじ山、好適にはめねじ付きの外周スカートを有し、これにより、前記プラスチック容器は、混合容器にねじ留めされ得る、
    ことを特徴とする請求項１乃至１１のいずれか一項に記載のプラスチック容器。

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