JP2021503860A - 符号化器及び光送信機 - Google Patents

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Abstract

シンボルから光データ符号を生成する符号化器は、シンボルマッピング及び符号化を実行し、シンボルマッピングは、位相角に対応する円形グリッドを含む第1の振幅リング及び第2の振幅リングを有する第1の信号点配置図フォーマットを提供することと、位相角に対応する円形グリッドを含む第1の振幅リング及び第2の振幅リングを有する第2の信号点配置図フォーマットを提供することと、第1の信号点配置図フォーマット及び第2の信号点配置図フォーマットのうちの一方にシンボルの第1の部分を適用して、円形グリッドのうちの1つを備えた第1の振幅リング及び第2の振幅リングのうちの一方によってシンボルの第1の部分を表すことと、第1の信号点配置図フォーマット及び第2の信号点配置図フォーマットのうちの別の方にシンボルの第2の部分を適用して、円形グリッドのうちの1つを備えた第1の振幅リング及び第2の振幅リングのうちの一方によってシンボルの第2の部分を表すこととを実行する。第1の信号点配置図及び第2の信号点配置図は、3つの異なる方法でサブキャリア変調にマッピングすることができる。

Description

本発明は、光信号送信機及び光信号符号化器並びに変調符号を生成する方法に関し、より詳細には、定モジュラスフォーマットを用いるコヒーレント光通信用の光信号送信機及び光通信システム、並びにこれらの定モジュラスフォーマットを用いてサブキャリアを配置する方法に関する。
ファイバ非線形性は、通常、光通信の伝送距離を決定する際の制限因子である。ファイバ非線形性を軽減する方法のうちの1つは、マルチサブキャリア(MSC:multi-subcarrier)変調を使用することである。2GB〜4GBのサブキャリアから構成されるMSC変調は、耐非線形性に関して最適であることが、理論的にかつ実験的に実証されている。これは、サブキャリアが狭いほどサブキャリア間のコヒーレンスが低減するという事実に起因する。
4次元(4D)定モジュラス変調フォーマットもまた、従来の31GBd〜34GBd波長領域多重(WDM:wavelength domain multiplexed)チャネルにおける従来の変調フォーマットと比較して、耐非線形性を有することが示されている。
本発明では、MCSに4D定モジュラスフォーマットを適用する。2つの相補的振幅信号を含む4D定モジュラス信号を二重偏波光信号上にマッピングすることには、複数の選択肢がある。この対は、同じタイムスロットの2つの偏波、同じ偏波の2つのタイムスロット、又は同じタイムスロット及び同じ偏波の2つのサブキャリアにわたってマッピングすることができる。特に、MSCの場合、3つ目の選択肢は実現性のあるオプションであり、その理由は、そうした2つのサブキャリアは単一の送信機から生成することができるためである。一方、従来のシングルキャリア送信機はこの選択肢を提供することができない。
いくつかの実施形態は、光符号化器は、シンボルから光データ符号を生成するという認識に基づく。例えば、シンボルから光データ符号を生成する符号化器は、シンボルマッピングプログラム及び符号化プログラムを実行するプロセッサと、このプロセッサに関連する、シンボルマッピングプログラム及び符号化プログラムを記憶するメモリとを備える。シンボルマッピングプログラムは、プロセッサに、位相角に対応する円形グリッドを含む第1の振幅リング及び第2の振幅リングを有する第1の信号点配置図(constellation:コンステレーション)フォーマットを提供することと、位相角に対応する円形グリッドを含む第1の振幅リング及び第2の振幅リングを有する第2の信号点配置図フォーマットを提供することと、第1の信号点配置図フォーマット及び第2の信号点配置図フォーマットのうちの一方にシンボルの第1の部分を適用して、円形グリッドのうちの1つを含む第1の振幅リング及び第2の振幅リングのうちの一方によってシンボルの第1の部分を表すことと、第1の信号点配置図フォーマット及び第2の信号点配置図フォーマットのうちの別の方にシンボルの第2の部分を適用して、円形グリッドのうちの1つを含む第1の振幅リング及び第2の振幅リングのうちの一方によってシンボルの第2の部分を表すことと、タイムスロットに従って配置されたスーパーチャネルの対を提供することであって、スーパーチャネルの各々は、サブチャネル番号に割り当てられたサブキャリアを含み、シンボルの第1の部分及び第2の部分は、一対のサブキャリアに割り当てられ、一対のサブキャリアのパワーの和は、およそ所定値となるように選択され、スーパーチャネルの各々は、サブキャリアシンボルレートに対応するサブキャリアによって均一に分割される、提供することとを実行させる。符号化プログラムは、プロセッサに、第1の信号点配置図フォーマット及び第2の信号点配置図フォーマットのうちの一方に従って円形グリッドのうちの1つを含む第1の振幅リング及び第2の振幅リングのうちの一方を用いて、シンボルの第1の部分を光データ符号の第1のサブセットに符号化することと、第1の信号点配置図フォーマット及び第2の信号点配置図フォーマットのうちの別の方に従って円形グリッドのうちの1つを含む第1の振幅リング及び第2の振幅リングのうちの一方を用いて、シンボルの第2の部分を光データ符号の第2のサブセットに符号化することとを実行させる。
さらに、本発明のいくつかの実施形態は、光送信機を開示する。光送信機は、第1の変調信号及び第2の変調信号を生成しかつ送信するように構成された符号化器デバイスを備える。符号化器デバイスは、シンボルマッピングプログラム及び符号化プログラムを実行するプロセッサと、このプロセッサに関連する、シンボルマッピングプログラム及び符号化プログラムを記憶するメモリとを備える。シンボルマッピングプログラムは、プロセッサに、位相角に対応する円形グリッドを含む第1の振幅リング及び第2の振幅リングを有する第1の信号点配置図フォーマットを提供することと、位相角に対応する円形グリッドを含む第1の振幅リング及び第2の振幅リングを有する第2の信号点配置図フォーマットを提供することと、第1の信号点配置図フォーマット及び第2の信号点配置図フォーマットのうちの一方にシンボルの第1の部分を適用して、円形グリッドのうちの1つを含む第1の振幅リング及び第2の振幅リングのうちの一方によってシンボルの第1の部分を表すことと、第1の信号点配置図フォーマット及び第2の信号点配置図フォーマットのうちの別の方にシンボルの第2の部分を適用して、円形グリッドのうちの1つを含む第1の振幅リング及び第2の振幅リングのうちの一方によってシンボルの第2の部分を表すことと、タイムスロットに従って配置されたスーパーチャネルの対を提供することであって、スーパーチャネルの各々は、サブチャネル番号に割り当てられたサブキャリアを含み、シンボルの第1の部分及び第2の部分は、一対のサブキャリアに割り当てられ、一対のサブキャリアのパワーの和は、およそ所定値となるように選択され、スーパーチャネルの各々は、サブキャリアシンボルレートに対応するサブキャリアによって均一に分割されるように、提供することとを実行させる。符号化プログラムは、プロセッサに、第1の信号点配置図フォーマット及び第2の信号点配置図フォーマットのうちの一方に従って円形グリッドのうちの1つを含む第1の振幅リング及び第2の振幅リングのうちの一方を用いて、シンボルの第1の部分を光データ符号の第1のサブセットに符号化することと、第1の信号点配置図フォーマット及び第2の信号点配置図フォーマットのうちの別の方に従って円形グリッドのうちの1つを含む第1の振幅リング及び第2の振幅リングのうちの一方を用いて、シンボルの第2の部分を光データ符号の第2のサブセットに符号化することとを実行させる。光送信機は、連続波(CW)光信号を送信するように構成されたCW光源と、このCW光源のCW光信号をCW光信号の第1の部分及び第2の部分に分割するように構成された偏波ビームスプリッタと、符号化器デバイスに接続された第1の変調器であって、CW光信号の第1の部分を受信しかつ変調して、第1の変調信号に従って第1の変調された光搬送波信号を生成する、第1の変調器と、符号化器デバイスに接続された第2の変調器であって、CW光信号の第2の部分を受信しかつ変調して、第2の変調信号に従って第2の変調された光搬送波信号を生成する、第2の変調器と、第1の変調された光搬送波信号と第2の変調された光搬送波信号とを結合して、変調された光搬送波信号を生成しかつ送信するように構成されたビームコンバイナとを更に備える。
別の実施形態は、シンボルマッピング方法は、メモリと通信するプロセッサを用いてシンボルから光データを生成するという認識に基づく。シンボルマッピング方法は、所定の位相角に対応する円形グリッドを含む第1の振幅リング及び第2の振幅リングを有する第1の信号点配置図フォーマットを提供するステップと、所定の相角に対応する円形グリッドを含む第1の振幅リング及び第2の振幅リングを有する第2の信号点配置図フォーマットを提供するステップと、第1の信号点配置図フォーマット及び第2の信号点配置図フォーマットのうちの一方にシンボルの第1の部分を適用して、円形グリッドのうちの1つを含む第1の振幅リング及び第2の振幅リングのうちの一方によってシンボルの第1の部分を表すステップと、第1の信号点配置図フォーマット及び第2の信号点配置図フォーマットのうちの別の方にシンボルの第2の部分を適用して、円形グリッドのうちの1つを含む第1の振幅リング及び第2の振幅リングのうちの一方によってシンボルの第2の部分を表すステップと、タイムスロットに従って配置されたスーパーチャネルの対を提供するステップであって、スーパーチャネルの各々は、サブチャネル番号に割り当てられた複数のサブキャリアを含み、スーパーチャネルの各々は、サブキャリアシンボルレートに対応するサブキャリアによって均一に分割され、シンボルの第1の部分及び第2の部分は、一対のサブキャリアに割り当てられ、一対のサブキャリアのパワーの和は、およそ所定値となるように選択されるように、提供するステップとを含む。
本発明の実施形態による、光信号送信機200を含む光通信100を示す図である。 本発明の実施形態による4D−2A8PSK変調フォーマットの第1の信号点配置図を示す図である。 本発明の実施形態による4D−2A8PSK変調フォーマットの第2の信号点配置図を示す図である。 本発明の実施形態による、2つの偏波及び2つのタイムスロットを用いる、相補的振幅により4D信号をマッピングするタイプAを示す概略図である。 本発明の実施形態による、2つの偏波及び2つのタイムスロットを用いる、相補的振幅により4D信号をマッピングするタイプBを示す概略図である。 本発明の実施形態による、近傍周波数(サブチャネル)とともに2つの偏波及び1つのタイムスロットを用いる相補的振幅により4D信号をマッピングするタイプCを示す概略図である。 本発明の実施形態による5ビット/シンボル変調フォーマットのマッピングルールの概要を示す図である。 本発明の実施形態による6ビット/シンボル変調フォーマットのマッピングルールの概要を示す図である。 本発明の実施形態による7ビット/シンボル変調フォーマットのマッピングルールの概要を示す図である。 本発明の実施形態による5ビット/シンボル変調フォーマットの一例を示す図である。 本発明の実施形態による5ビット/シンボル変調フォーマットの一例を示す図である。 本発明の実施形態による6ビット/シンボル変調フォーマットの一例を示す図である。 本発明の実施形態による6ビット/シンボル変調フォーマットの一例を示す図である。 本発明の実施形態による7ビット/シンボル変調フォーマットの一例を示す図である。 本発明の実施形態による7ビット/シンボル変調フォーマットの一例を示す図である。 本発明の実施形態による5B4D−2A8PSKのストークス空間表現図である。 本発明の実施形態による7B4D−2A8PSKのストークス空間表現図である。 本発明の実施形態によるマルチサブキャリア変調構成を示す概略図である。 本発明の実施形態による、各サブキャリアについての出射パワーの関数としてのスパン損失バジェット(span loss budget)のシミュレーション結果を示す図である。 本発明の実施形態による、各サブキャリアについての出射パワーの関数としてのスパン損失バジェットのシミュレーション結果を示す図である。 ボーレートの関数としての4D定モジュラスフォーマット及び従来のフォーマットの3つのマッピングタイプのピークスパン損失バジェットを示す図である。
本発明の様々な実施形態が、図面を参照して以下で説明される。図面は縮尺どおり描かれておらず、類似の構造又は機能の要素は、図面全体にわたって同様の参照符号によって表されることに留意されたい。図面は、本発明の特定の実施形態の説明を容易にすることのみを意図することにも留意されたい。図面は、本発明の網羅的な説明として意図されるものでもなければ、本発明の範囲を限定するものとして意図されるものでもない。加えて、本発明の特定の実施形態と併せて説明される態様は、必ずしもその実施形態に限定されず、本発明の任意の他の実施形態において実施することができる。
光通信システムにおいてファイバ非線形性を除去するために、マルチサブキャリア変調(MSC)を用いることができる。MSCは、ファイバ非線形性の影響を軽減するために2GB〜4GBサブキャリアから構成される。また、4次元(4D)定モジュラス変調フォーマット等の変調技法は、従来の変調フォーマットと比較して耐非線形性を提供することができ、二重偏波光信号に4D定モジュラス信号をマッピングすることには複数の選択肢がある。
本発明によるいくつかの実施形態は、以下に、MSCに関連する相補的振幅信号を対にすることに関する4D定モジュラスフォーマットのマッピングの選択肢について開示する。4D定モジュラス変調の各シンボルは、1つのタイムスロット、例えば2つの偏波、又は各偏波に対して2つのタイムスロットに配置することができる。4D信号は、1つのタイムスロットにおいてX偏波及びY偏波にマッピングすることができる。また、4D信号は、2つのタイムスロット又は2つの近傍サブキャリアにマッピングすることができる。
図1Aは、本発明のいくつかの実施形態による、光信号送信機200を含む光通信システム100を示す。図に示すように、光ファイバ300は、光ファイバ300を介して光信号を送信する光信号送信機200に接続されている。
光信号送信機200は、レーザーダイオード等の連続波光搬送波源10(CW10)と、符号化器デバイス20と、偏波ビームスプリッタ30と、x偏波変調器210と、y偏波変調器220と、偏波ビームコンバイナ50とを備える。
x偏波変調器210は、第1の変調器230と、第2の変調器240と、導波路Sx、Sx1、Sx1’、Sx2、Sx2’及びSx’と、導波路Sx2’内に配置されたπ/2位相シフタ40とを備える。
y偏波変調器220は、第3の変調器250と、第4の変調器260と、導波路Sy、Sy1、Sy1’、Sy2、Sy2’、Sy’と、導波路Sy2’内に配置されたπ/2位相シフタ45とを備える。
第1の変調器230、第2の変調器240、第3の変調器250及び第4の変調器260は、マッハツェンダー干渉計、可変光減衰器、位相変調器等から構築することができる。
符号化器デバイス20は、誤り訂正回路25、符号化回路26及びドライバ回路27と、プロセッサ(図示せず)に接続されたメモリ(図示せず)と、符号化器デバイス20の外部のデータ記憶デバイス又はデータ通信ケーブルと接続可能な入力/出力(I/O)部(図示せず)とを備える。符号化器デバイス20の符号化フォーマットを新たな符号化フォーマットに変更する必要があるとき、光信号変調用の符号化器デバイス20の符号化フォーマットが新しくされ、光送信機200が新たな符号化フォーマットに従って変調された光搬送波信号を送信するように、I/O部を介して新たなプログラムを符号化器デバイス20に導入することができる。I/O部及びメモリは、符号化器デバイス20とは別個に、光送信機200に配置することができる。
符号化器デバイス20は、データバスS0を介してデータセットを受信すると、誤り訂正回路25及び符号化回路26を用いて、所定の変調フォーマット方式に従って、所定の誤り訂正を含む符号化されたデータセットを生成するデータ処理を実行する。続いて、ドライバ回路27は、符号化されたデータセットの変調ドライバ信号を第1の変調器230、第2の変調器240、第3の変調器250及び第4の変調器260にそれぞれ送信する。この場合、所定の変調フォーマット方式は、本発明のいくつかの実施形態によれば、4D−2A8PSK変調フォーマット方式に基づく5ビット/シンボル変調フォーマット、6ビット/シンボル変調フォーマット、7ビット/シンボル変調フォーマット又は時間ハイブリッド4次元変調フォーマットとすることができる。
4D−2A8PSK変調フォーマット方式に基づく5ビットシンボル変調フォーマット、6ビットシンボル変調フォーマット、7ビットシンボル変調フォーマット及び時間ハイブリッド4次元変調フォーマットを含む、符号化器デバイス20で使用される符号化フォーマットは、続くセクションで提供する。
CW10は、光搬送波を生成し、CWと偏波ビームスプリッタ30とを接続する導波路CWSを介して偏波ビームスプリッタ30に送信する。偏波ビームスプリッタ30は、この光搬送波をX偏波搬送波及びY偏波搬送波に分割する。
X偏波搬送波は、導波路Sxを通って誘導され、導波路Sx1及びSx2を介して第1のX偏波搬送波及び第2のX偏波搬送波に分離される。第1のX偏波搬送波は、導波路Sx1を介して第1の変調器230に導入され、第2のX偏波搬送波は、導波路Sx2を介して第2の変調器240に導入される。符号化器デバイス20のドライバ回路27から供給される変調ドライバ信号に従って、第1のX偏波搬送波は第1の変調器230によって変調され、第2のX偏波搬送波は第2の変調器240によって変調され、その結果、変調された第1のX偏波搬送波及び変調された第2のX偏波搬送波がもたらされる。
この場合、変調された第1のX偏波搬送波の振幅及び変調された第2のX偏波搬送波の振幅は、符号化器デバイス20からの変調ドライバ信号に従って、異なるように構成される。例えば、変調された第1のX偏波搬送波の振幅が所定の振幅より小さいとき、変調された第2のX偏波搬送波の振幅は所定の振幅より大きい。このプロセスにより、変調された第1のX偏波搬送波と変調された第2のX偏波搬送波との和に対してほぼ定パワーを生成することが可能になる。
変調された第2のX偏波搬送波は、π/2位相シフタ40を通過した後、変調された第1のX偏波搬送波とマージし、その結果、マージされた、変調されたX偏波搬送波がもたらされる。
Y偏波搬送波は、導波路Syを通って誘導され、導波路Sy1及びSy2を介して第1のY偏波搬送波及び第2のY偏波搬送波に分離される。第1のY偏波搬送波は、導波路Sy1を介して第3の変調器250に導入され、第2のY偏波搬送波は、導波路Sy2を介して第4の変調器260にそれぞれ導入される。符号化器デバイス20のドライバ回路27から供給される変調ドライバ信号に従って、第1のY偏波搬送波は第3の変調器250によって変調され、第2のY偏波搬送波は第4の変調器260によって変調され、その結果、変調された第1のY偏波搬送波及び変調された第2のY偏波搬送波がもたらされる。
この場合、変調された第1のY偏波搬送波の振幅及び変調された第2のY偏波搬送波の振幅は、符号化器デバイス20からの変調ドライバ信号に従って、異なるように構成される。例えば、変調された第1のY偏波搬送波の振幅が所定の振幅より小さいとき、変調された第2のY偏波搬送波の振幅は所定の振幅より大きい。
このプロセスにより、変調された第1のY偏波搬送波と変調された第2のY偏波搬送波との和に対してほぼ定パワーを生成することが可能になる。
変調された第2のY偏波搬送波は、π/2位相シフタ45を通過した後、変調された第1のY偏波搬送波とマージし、その結果、マージされた、変調されたY偏波搬送波がもたらされる。
マージされた、変調されたX偏波搬送波と、マージされた、変調されたY偏波搬送波とは、偏波ビームコンバイナ50において結合され、その結果、光搬送波信号がもたらされる。この光搬送波信号は、光ファイバ300を介して伝播する。
本発明の実施形態によれば、変調された第1のX偏波搬送波と変調された第2のX偏波搬送波との和はほぼ定パワーとすることができ、変調された第1のY偏波搬送波と変調された第2のY偏波搬送波との和はほぼ定パワーとすることができ、光信号送信機200から送信される光搬送波信号はほぼ定パワーになる。これは、コヒーレント光通信システムに対して実質的な利点である可能性があり、その理由は、光ファイバ内を伝播している間の潜在的な非線形効果が回避可能であるためである。
4D−2A8PSK変調フォーマット方式
図1B及び図1Cは、4D−2A8PSK変調フォーマットの信号点配置図を示す。これらの信号点配置図は、様々な方法で配置することができる2つの信号点配置図を含む。
図1Bは、X偏波又はY偏波のいずれでもあり得る、一方の偏波の同相成分を示すXI軸と、同じ偏波の直交成分を示すXQ軸とを含む第1の信号点配置図である。第1の信号点配置図は、振幅値を示す第1の振幅半径r1及び第2の振幅半径r2を有する第1の振幅リングRx1及び第2の振幅リングRx2を含む。第1の振幅リングRx1及び第2の振幅リングRx2は、図1Bに示すように位相角θxによって決まる円形グリッドを形成する。第1の振幅リングRx1及び第2の振幅リングRx2上の円形グリッドの各々には、{B[0] B[1] B[2]}の形態としての3つのビットと、1つのパリティビットB[6]とが割り当てられる。3つのビット{B[0] B[1] B[2]}は、{0 0 0}〜{1 1 1}の範囲であり、パリティビットB[6]は、「0」と「1」との間で変動する。
図1Cは、X偏波又はY偏波のいずれでもあり得る、一方の偏波の同相成分を示すYI軸と、同じ偏波の直交成分を示すYQ軸とを含む第2の信号点配置図である。第2の信号点配置図は、振幅値を示す第1の振幅半径r1及び第2の振幅半径r2を有する第1の振幅リングRy1及び第2の振幅リングRy2を含む。第1の振幅リングRy1及び第2の振幅リングRy2は、図1Cに示すように位相角θyによって決まる円形グリッドを形成する。第1の振幅リングRy1及び第2の振幅リングRy2上の円形グリッドの各々には、{B[3] B[4] B[5]}の形態としての3つのビットと、1つのパリティビットB[7]とが割り当てられる。3つのビット{B[3] B[4] B[5]}は、{0 0 0}〜{1 1 1}の範囲であり、パリティビットB[7]は、「0」と「1」との間で変動する。
4D−2A8PSK変調フォーマットマッピングタイプ
サブキャリア変調は、変調信号が複数のサブキャリアからなる場合である。この多重化は、デジタル領域でもRF領域でも行うことができる。コヒーレント光変調に適用される場合、X偏波及びY偏波のサブキャリアは、通常、独立して変調される。
図2A〜図2Cは、4D信号が光信号にいかにマッピングされるかを示す。これらの図では、各タイムスロットは、それぞれX偏波及びY偏波に割り当てられた2つのスーパーチャネルからなる。各スーパーチャネルは、周波数領域において多重化された複数のサブキャリアからなる。
図2Aは、タイプAと呼ぶ場合を示し、そこでは、相補的振幅リングを含むシンボルの2つの部分が、2つの偏波において対応するサブキャリアにマッピングされている。各偏波において厳密に同じサブキャリア数を有することは絶対に必要であるとは限らないが、同じサブキャリア数を有する偏波は同じ伝播速度を有し、より長い距離にわたって強度変動を無効にするため、概して有利である。この構成では、2つの偏波におけるサブチャネルのパワーの和は一定であるため、自己位相変調(SPM)及び相互位相変調(XPM)は強力に抑制される。
図2Bは、タイプBと呼ぶ場合を示し、そこでは、相補的振幅リングを含むシンボルの2つの部分が、同じ偏波の2つの連続したタイムスロットにおいて対応するサブキャリアにマッピングされている。先行する場合と同様に、各タイムスロットにおいて厳密に同じサブキャリア数を有することは絶対に必要であるとは限らないが、同じサブキャリア数を有するタイムスロットは同じ伝播速度を有し、より長い距離にわたって強度変動を無効にするため、概して有利である。このマッピングタイプの利益は、2つのタイムスロットにわたるサブチャネルのパワーの和が各偏波において一定であるため、相互偏波変調(XPolM:cross polarization modulation)が強力に抑制される、ということである。
図2Cは、タイプCと呼ぶ場合を示し、そこでは、相補的振幅リングを含むシンボルの2つの部分が、同じスーパーチャネルにおける近傍サブキャリアにマッピングされている。先行する場合と同様に、各サブキャリアにおいて近傍サブキャリアを有することは絶対に必要であるとは限らないが、近傍サブキャリアは最も近い伝播速度を有し、より長い距離にわたって2つの近傍サブキャリアのパワーの和が一定に維持され、SPM、XPM及びXPolMを全体的に抑制するため、概して有利である。
5ビットシンボル変調フォーマット
5ビット/シンボル(5ビット/シンボル:1シンボルが5ビットによって表される)変調フォーマットについて、図1B及び図1Cを用いることによって説明する。5ビット/シンボル変調フォーマットは、第1の信号点配置図及び第2の信号点配置図の各々に配置された2つの振幅リングを有するグレーマッピングされた8値位相シフトキーイング(8PSK)を用いた4D−2A8PSK変調フォーマット方式に基づいて実施される。第1の信号点配置図の振幅リングRx1及びRx2は、図1Bに示すように、位相角を示す3つのビットによって特定される円形グリッドと、パリティビットによって特定される振幅値を示す半径とを有する。さらに、第2の信号点配置図の振幅リングRy1及びRy2は、図1Cに示すように、位相角を示す3つのビットによって特定される円形グリッドと、パリティビットによって特定される振幅値を示す半径とを有する。
図3Aもまた、5ビット/シンボル変調フォーマットのマッピングルールの概要を示す。ビットアレイ{B[0] B[1] B[2] B[3] B[4] B[5] B[6] B[7]}は、この図では{b0 b1 b2 b3 b4 b5 b6 b7}によって表されることに留意すべきである。図示するように、{b0 b1 b2}及び{b3 b4 b5}は、グレーマッピングされた位相であり、ビットb5は、追加のビットであり、ビットb6及びb7は、振幅値を示すパリティビットである。より具体的な説明は後に与える。
本発明の一実施形態による5ビット変調フォーマットに基づいて、5ビット符号語は、第1のサブセット{B[0] B[1] B[2]}を第1の信号点配置図上にマッピングし、第2のサブセット{B[3] B[4]}を第2の信号点配置図上にマッピングすることによって、光データ符号に符号化された{B[0] B[1] B[2] B[3] B[4]}の5つの情報ビットによって表される。
5ビットシンボルの第1のサブセットを第1の信号点配置図上に、及び第2のサブセットを第2の信号点配置図上にマッピングする手順は、8つのビット{B[0] B[1] B[2] B[3] B[4] B[5] B[6] B[7]}を用いることによって実行される。
これらの8つのビットは、{B[0] B[1] B[2] B[3] B[4]}の5つの情報ビットと、{B[5] B[6] B[7]}のパリティビットとから構成される。パリティビットB[5]は、符号語ビット{B[0] B[1] B[2]}の排他的論理和(XOR)演算によって求められ、この演算は以下の式によって表される。
Figure 2021503860
さらに、パリティビットB[6]は、以下の論理演算によって求められる。
Figure 2021503860
パリティビット{B[6],B[7]}は、互いに相補的であるように構成され、したがって、それらの関係は以下の式によって表される。
Figure 2021503860
追加のビットB[5]は、この例では、5ビットシンボルの第1のサブセットからXOR演算によって作成されるが、変調フォーマット方式の設計に従って、5ビットシンボルからのビットの他の組合せを用いることができることに留意されたい。さらに、変調フォーマット方式の設計に従って別の論理演算を実行することができる。
パリティビットB[5]及びB[6]が得られると、ビットB[2]は、式(2)及び(3)における論理XOR演算に共通して利用されることにも留意されたい。他の実施形態では、論理演算に対して、B[0]、B[1]、B[3]又はB[4]等の5ビットシンボルにおける別の符号語ビットを選択することができる。
例えば、パリティビットB[6]が、式(2)のXOR演算後に「0」であると求められると、パリティビットB[7]は、式(3)に従って「1」になり、それにより、第1のサブセット{B[0] B[1] B[2]}は、第1の信号点配置図の第1の振幅リングRx1上のグリッド上に配置される。この場合、第1の振幅リングRx1上の円形グリッドは、第1の振幅リングRx1上の円形グリッドの3つのビットが、5ビットシンボルの第1のサブセットの{B[0] B[1] B[2]}に対応するように選択される。続いて、第2のサブセット{B[3] B[4] B[5]}は、「1」を示すパリティビットB[7]に従って第2の信号点配置図の第2の振幅リングRy2上のグリッド上に配置される。この場合、第2の振幅リングRy2上の円形グリッドは、第2の振幅リングRy2上の円形グリッドの3つのビットが第2のサブセットの{B[3] B[4] B[5]}に対応するように選択される。したがって、与えられた5ビットシンボルに対して、第1の振幅リングRx1上の円形グリッドは、r1の振幅値と、第1の振幅リングRx1上に配置された3つのビット{B[0] B[1] B[2]}によって決まる位相角とを指定し、第2の振幅リングRy2上の円形グリッドは、r2の振幅値と、第2の振幅リングRy2上に配置された3つのビット{B[3] B[4] B[5]}によって決まる位相角とを指定する。
別の例では、パリティビットB[6]が、式(2)のXOR演算後に「1」であると求められると、パリティビットB[7]は、式(3)に従って「0」になり、それにより、第1のサブセット{B[0] B[1] B[2]}は、第1の信号点配置図の第2の振幅リングRx2上のグリッド上に配置される。この場合、第2の振幅リングRx2上の円形グリッドは、第2の振幅リングRx2上の円形グリッドの3つのビットが、5ビットシンボルの第1のサブセットの{B[0] B[1] B[2]}に対応するように選択される。続いて、第2のサブセット{B[3] B[4] B[5]}は、「0」を示すパリティビットB[7]に従って第2の信号点配置図の第1の振幅リングRy1上のグリッド上に配置される。この場合、第1の振幅リングRy1上の円形グリッドは、第1の振幅リングRy1上の円形グリッドの3つのビットが第2のサブセットの{B[3] B[4] B[5]}に対応するように選択される。
図4A及び図4Bは、本発明の一実施形態による5ビット/シンボル変調フォーマットの一例を示す。アドレス「1o」〜「8o」及び「1i」〜「8i」が、3つのビット{0 0 0}〜{1 1 1}の代わりに振幅リングRx1、Rx2、Ry1及びRy2上の円形グリッドに配置されている。
この場合、シンボルの第1のサブセットが、第1の信号点配置図におけるリングRx1上のグリッド(1o)に割り当てられるとき、このシンボルの第2のサブセットは、第2の信号点配置図におけるリングRy2上に割り当てられる2つのあり得る円形グリッド(1i及び5i)を有し、別のシンボルの第1のサブセットが、第1の信号点配置図におけるリングRx2上のグリッド(1i)に割り当てられるとき、このシンボルの第2のサブセットは、第2の信号点配置図におけるリングRy1上に割り当てられる2つの円形グリッド(4o及び8o)を有する。
したがって、与えられた5ビットシンボルに対し、第2の振幅リングRx2上の円形グリッドは、r2の振幅値と、第2の振幅リングRx2上に配置された3つのビット{B[0] B[1] B[2]}によって決まる位相角とを指定し、第1の振幅リングRy1上の円形グリッドは、r1の振幅値と、第1の振幅リングRy1上に配置された3つのビット{B[3] B[4] B[5]}によって決まる位相角とを指定する。
6ビットシンボル変調フォーマット
6ビット/シンボル(6ビットシンボル:1シンボルが6ビットによって表される)変調フォーマットについて、以下、図2A及び図2Bを用いることによって説明する。5ビット/シンボル変調フォーマットの場合と同様に、6ビット/シンボル変調フォーマットは、第1の信号点配置図及び第2の信号点配置図の各々に配置された2つの振幅リングを有するグレーマッピングされた8値位相シフトキーイング(8PSK)を用いた4D−2A8PSK変調フォーマット方式に基づいて実行される。第1の信号点配置図の振幅リングRx1及びRx2は、図2Aに示すように、位相角を示す3つのビットによって特定される円形グリッドと、パリティビットによって特定される振幅値を示す半径とを有する。さらに、第2の信号点配置図の振幅リングRy1及びRy2は、図2Bに示すように、位相角を示す3つのビットによって特定される円形グリッドと、パリティビットによって特定される振幅値を示す半径とを有する。
図3Bもまた、6ビット/シンボル変調フォーマットのマッピングルールの概要を示す。符号語ビット{B[0] B[1] B[2] B[3] B[4] B[5] B[6] B[7]}は、この図では{b0 b1 b2 b3 b4 b5 b6 b7}によって表されることに留意すべきである。図示するように、{b0 b1 b2}及び{b3 b4 b5}は、グレーマッピングされた位相であり、ビットb6及びb7は、振幅値を示すパリティビットである。より具体的な説明は後に与える。
本発明の一実施形態による6ビット変調フォーマットに基づいて、第1のサブセット{B[0] B[1] B[2]}を第1の信号点配置図上にマッピングし、第2のサブセット{B[3] B[4] B[5]}を第2の信号点配置図上にマッピングすることによって、{B[0] B[1] B[2] B[3] B[4] B[5]}の6つの情報ビットによって表された6シンボルが光データ符号に符号化される。
6ビットシンボルの第1のサブセットを第1の信号点配置図上に、及び第2のサブセットを第2の信号点配置図上にマッピングする手順は、8つのビット{B[0] B[1] B[2] B[3] B[4] B[5] B[6] B[7]}を用いることによって実行される。これらの8つのビットは、{B[0] B[1] B[2] B[3] B[4] B[5]}と、パリティビット{B[6],B[7]}とから構成され、そこでは、これらのビットの各々は符号語ビットである。符号語ビットB[6]は、以下のように表される符号語ビット{B[0] B[1] B[2] B[3] B[4] B[5]}の排他的論理和(XOR)演算によって求められる。
Figure 2021503860
パリティビット{B[6],B[7]}は、互いに相補的であるように構成され、したがって、それらの関係は以下の式によって表される。
Figure 2021503860
例えば、符号語ビットB[6]が、式(4)のXOR演算後に「0」であると求められると、パリティビットB[7]は、式(5)に従って「1」になり、それにより、第1のサブセット{B[0] B[1] B[2]}は、リングRx1上のグリッド上に配置される。この場合、リングRx1上の円形グリッドは、リングRx1上の円形グリッドの3つのビットが、6ビットシンボルの第1のサブセットの{B[0] B[1] B[2]}に対応するように選択される。続いて、第2のサブセット{B[3] B[4] B[5]}は、「1」を示すパリティビットB[7]に従ってリングRy2上のグリッド上に配置される。この場合、リングRy2上の円形グリッドは、リングRy2上の円形グリッドの3つのビットが6ビットシンボルの第2のサブセットの{B[3] B[4] B[5]}に対応するように選択される。したがって、振幅リングRx1、Rx2、Ry1及びRy2上の円形グリッドの各々は、6ビットシンボルの各サブセットの位相角及び振幅値を指定する。
図5A及び図5Bは、本発明の一実施形態による6ビット/シンボル変調フォーマットの一例を示す。グリッドアドレス「1o」〜「8o」及び「1i」〜「8i」が、3つのビット{0 0 0}〜{1 1 1}の代わりに振幅リングRx1、Rx2、Ry1及びRy2上の円形グリッドに配置されている。
この場合、シンボルの第1のサブセットが、第1の信号点配置図におけるリングRx1上のグリッド(1o)に割り当てられるとき、このシンボルの第2のサブセットは、第2の信号点配置図におけるリングRy2上に割り当てられる4つのあり得る円形グリッド(1i、3i、5i及び7i)を有し、別のシンボルの第1のサブセットが、第1の信号点配置図におけるリングRx2上のグリッド(1i)に割り当てられるとき、このシンボルの第2のサブセットは、第2の信号点配置図におけるリングRy1上に割り当てられる4つの円形グリッド(2o、4o、6o及び8o)を有する。
7ビットシンボル変調フォーマット
図3Cは、7ビット/シンボル変調フォーマットのマッピングルールの概要を示す。7ビット/シンボル(7ビットシンボル:1シンボルが7ビットによって表される)について、以下、詳細に説明する。
5ビット/シンボル変調フォーマット及び6ビット/シンボル変調フォーマットの場合と同様に、7ビット/シンボル変調フォーマットは、第1の信号点配置図及び第2の信号点配置図の各々に配置された2つの振幅リングを有するグレーマッピングされた8値位相シフトキーイング(8PSK)を用いた4D−2A8PSK変調フォーマット方式に基づいて実行される。第1の信号点配置図の振幅リングRx1及びRx2は、図2Aに示すように、位相角を示す3つのビットによって特定される円形グリッドと、パリティビットによって特定される振幅値を示す半径とを有する。さらに、第2の信号点配置図の振幅リングRy1及びRy2は、図2Bに示すように、位相角を示す3つのビットによって特定される円形グリッドと、パリティビットによって特定される振幅値を示す半径とを有する。
7ビットシンボルは、{B[0] B[1] B[2] B[3] B[4] B[5] B[6]}の7つの情報ビットによって表される。7ビットシンボルは、第1のサブセット{B[0] B[1] B[2] B[3]}と第2のサブセット{B[4] B[5] B[6]}とに分割される。パリティビットB[7]は、以下の式によって表される論理演算によって作成される。
Figure 2021503860
この場合、第1のサブセット{B[0] B[1] B[2] B[3]}は、ビットB[3]を第1のサブセットのパリティビットとして用いることによって第1の信号点配置図に適用される。ビットの残り{B[0] B[1] B[2]}は、パリティビットB[3]の値に応じて、振幅リングRx1及びRx2のうちの一方の上のグリッドを特定するために用いられる。第2のサブセット{B[4] B[5] B[6]}は、パリティビットB[7]の値に応じて振幅リングRy1及びRy2のうちの一方のグリッドを特定するために第2の信号点配置図に適用される。
例えば、7ビットシンボルの符号語ビットB[3]が「0」を示しているとき、パリティビットB[7]は「1」になり、リングRx1上のグリッドは、リングRx1上の円形グリッドの3つのビットが7ビットシンボルの第1の3つのビット{B[0] B[1] B[2]}に対応するように選択される。その結果、7ビットシンボルの第1のサブセット{B[0] B[1] B[2] B[3]}は、リングRx1の半径r1によって示される振幅値と、円形グリッドによって示される位相角とを特定するように符号化される。さらに、第2のサブセット{B[4] B[5] B[6]}は、リングRy2上の円形グリッドの3つのビットが7ビットシンボルの第2のサブセットの第2の3つのビット{B[3] B[4] B[5]}に対応するようにリングRy2上のグリッドを選択するために適用される。
さらに、7ビットシンボルの符号語ビットB[3]が「1」を示しているとき、パリティビットB[7]は「0」になり、リングRx2上のグリッドは、リングRx2上の円形グリッドの3つのビットが7ビットシンボルの第1の3つのビット{B[0] B[1] B[2]}に対応するように選択される。その結果、7ビットシンボルの第1のサブセット{B[0] B[1] B[2] B[3]}は、リングRx1の半径r1によって示される振幅値と、円形グリッドによって示される位相角とを特定するように符号化される。さらに、第2のサブセット{B[4] B[5] B[6]}は、リングRy2上の円形グリッドの3つのビットが7ビットシンボルの第2のサブセットの第2の3つのビット{B[3] B[4] B[5]}に対応するようにリングRy2上のグリッドを選択するために適用される。
図6A及び図6Bは、本発明の一実施形態による7ビット/シンボル変調フォーマットの一例を示す。グリッドアドレス「1o」〜「8o」及び「1i」〜「8i」が、3つのビット{0 0 0}〜{1 1 1}の代わりに振幅リングRx1、Rx2、Ry1及びRy2上の円形グリッドに配置されている。
この場合、シンボルの第1のサブセットが、第1の信号点配置図におけるリングRx1上のグリッド(1o)に割り当てられるとき、第2のサブセットは、第2の信号点配置図におけるリングRy2上の全てのあり得る円形グリッド(1i〜8i)に割り当てることができる。
図7A及び図7Bは、5B4D−2A8PSK及び7B4D−2A8PSKのストークス空間表現図を示す。両フォーマットにおいて、信号符号は、5B4D−2A8PSK及び7B4D−2A8PSKを介する通信で用いられる総パワーが一定であることを示すストークス球の表面上に配置される。
ファイバ非線形性は、通常、光通信の伝送距離を決定する際の制限因子である。ファイバ非線形性を軽減する方法のうちの1つは、マルチサブキャリア(MSC)変調を使用することである。従来の直交振幅変調(QAM)フォーマットに基づく2GBd〜4GBdのサブキャリアから構成されるMSC変調は、耐非線形性に関して最適であることが、理論的にかつ実験的に実証されている。これは、サブキャリア帯域幅が狭いほどサブキャリア間のコヒーレンスが低減するという事実に起因する。したがって、相互位相変調(XPM)及び相互偏波変調(XPolM)によってもたらされる非線形性を著しく低減させることができる。同時に、より多くのチャネルが、四光波混合(FWM:four wave mixing)効果を促進する。したがって、2GBd〜4GBdの最適なサブキャリアボーレートがある。
4D−2A8PSKファミリーの利点は3つの部分からなる。すなわち、(1)加法性白色ガウス雑音(AWGN)条件下での優れた信号対雑音比(SNR)特性(すなわち、線形性能)、(2)優れた非線形伝送特性、及び(3)異なるスペクトル効率での多数の変調フォーマットである。この場合は、上述したチャネルマッピングタイプAの特別な場合であり、サブキャリアの数は1である。上記利点の全てが、MSC変調の場合に引き継がれる。
80kmのスタンダードシングルモードファイバ(SSMF)の50スパンのリンクを用いるシミュレーションを行う。図8は、本発明の実施形態による、マルチサブキャリア変調構成を示す概略図を示す。各サブキャリアは、32GBd、16GBd、...、1GBd、及びロールオフパラメータが0.01であるルートレイズドコサイン(RRC:root raised cosine)フィルタを用いて変調される。サブキャリアチャネル間隔は、ボーレートの1.01倍である。サブキャリアの総数は、総帯域幅が同一であるように選択される。この場合、GMIは、陰影がつけられた領域にわたって平均される。各サブキャリアの総帯域幅を固定した。中心近くの陰影が付けられたサブキャリアは、ビット誤り率(BER)を表わす代替的な方法にほぼ等しい一般化相互情報量(GMI)を計算するために使用した。
図9は、各サブキャリアに対してStar−8QAMが使用される場合の、各サブキャリアについての出射パワーの関数としてのスパン損失バジェット(各スパンに対してどれくらいの光バジェットが許容されるか)のシミュレーション結果を示す。出射パワーが増大するに従い、ファイバ非線形性に起因して、スパン損失バジェットが飽和する。しかしながら、ボーレートが低減するに従い、MCS効果に起因して、ピークスパン損失バジェットが増大する。
図10は、2つの偏波にわたって一対のサブキャリアに対して6b4D−2A8PSK(選択肢A)が使用される場合の、各サブキャリアについての出射パワーの関数としてのスパン損失バジェット(各スパンに対してどれくらいの光バジェットが許容されるか)のシミュレーション結果を示す。Star−8QAMの場合と比較して、6b4D−2A8PSKは、4D定モジュラス特性に起因して、はるかに高いピークスパン損失バジェットを示す。
図11は、ボーレートの関数としてのピークスパン損失バジェットを示す。ここでは、Star−8QAMと6b4D−2A8PSKの3つのマッピングタイプとを比較した。全体として、6b4D−2A8PSKの全てのマッピングタイプが、Star−8QAMの場合より著しく高いピークスパン損失バジェットを与える。これは、各サブキャリアの構成要素として6b4D−2A8PSKを使用する利点を明確に示す。場合によっては、サブキャリアボーレートは、1GBd〜100GBd又は1GBd〜32GBdの範囲であり得る。さらに、6b4D−2A8PSKの利益は、サブキャリアボーレートが1GBd〜5GBdの範囲にあるときにより高くなる。さらに、場合によっては、サブキャリアボーレートは、2GBd〜4GBdの範囲にあり得る。6b4D−2A8PSKの3つのマッピングタイプがほぼ等しく良好な結果を示すという事実により、実際に実施されるとき、シンボルをサブキャリアにいかにマッピングするかにおいて十分な柔軟性があることが示される。
相対的な性能差は、ファイバプラント特性によって決まる。例えば、2つの信号点配置図が同じタイムスロットの2つの偏波にマッピングされる場合(タイプA)、自己位相変調(SPM)及びXPMは強力に抑制されるが、XPolMは抑制されない。一方、2つの信号点配置図が同じ偏波の2つのタイムスロットにマッピングされる場合(タイプB)、各偏波のパワーは、2つのタイムスロットにわたって平均されるとき、一定である。これにより、XPolMは強力に抑制されるが、SPM及びXPMは必ずしも抑制されない。したがって、ファイバプラントが強力なXPolMを有する場合、タイプBを選択することが有益である。システムが、再構成可能であり、ファイバプラント特性に従ってマッピングタイプのうちの1つを選択することができる場合、さらなる性能の向上が得られる。
変調フォーマットは、スーパーチャネルにわたって同一である必要はない。変調フォーマットは、異なるスペクトル効率を有することができる。代替的に、変調フォーマットは、時間ハイブリッドとすることができ、すなわち、時間領域において異なる変調フォーマットを多重化することができる。
シミュレーションでは、2つの半径の比を0.65であるように選択し、それは、非線形伝送特性に対してほぼ最適である。概して、2つのパワーレベルの変動を最小限にすることと、ユークリッド距離を最大限にすることとのバランスをとるために、0.5〜0.8が選択される。
本発明の上記で説明した実施形態は、多数の方法のうちの任意のもので実施することができる。例えば、実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア又はそれらの組み合わせを用いて実施することができる。ソフトウェアで実施される場合、ソフトウェアコードは、単一のコンピューターに設けられるのか又は複数のコンピューター間に分散されるのかにかかわらず、任意の適したプロセッサ又はプロセッサの集合体において実行することができる。そのようなプロセッサは、1つ以上のプロセッサを集積回路部品に有する集積回路として実装することができる。ただし、プロセッサは、任意の適したフォーマットの回路類を用いて実装することができる。
また、本発明の実施形態は、例が提供された方法として実施することができる。この方法の一部として実行される動作は、任意の適切な方法で順序付けすることができる。したがって、動作が示したものと異なる順序で実行される実施形態を構築することができ、これには、例示の実施形態では一連の動作として示されたにもかかわらず、いくつかの動作を同時に実行することを含めることもできる。
請求項の要素を修飾する、特許請求の範囲における「第1」、「第2」等の序数の使用は、それ自体で、1つの請求項の要素の別の請求項の要素に対する優先順位も、優位性も、順序も暗示するものでもなければ、方法の動作が実行される時間的な順序も暗示するものでもなく、請求項の要素を区別するために、単に、或る特定の名称を有する1つの請求項の要素を、同じ(序数の用語の使用を除く)名称を有する別の要素と区別するラベルとして用いられているにすぎない。

Claims (21)

  1. シンボルから光データ符号を生成する符号化器であって、
    シンボルマッピングプログラム及び符号化プログラムを実行するプロセッサと、
    前記プロセッサに関連する、前記シンボルマッピングプログラム及び前記符号化プログラムを記憶するメモリと、
    を備え、
    前記シンボルマッピングプログラムは、前記プロセッサに、
    位相角に対応する円形グリッドを含む第1の振幅リング及び第2の振幅リングを有する第1の信号点配置図フォーマットを提供することと、
    前記位相角に対応する前記円形グリッドを含む前記第1の振幅リング及び前記第2の振幅リングを有する第2の信号点配置図フォーマットを提供することと、
    前記第1の信号点配置図フォーマット及び前記第2の信号点配置図フォーマットのうちの一方に前記シンボルの第1の部分を適用して、前記円形グリッドのうちの1つを含む前記第1の振幅リング及び前記第2の振幅リングのうちの一方によって前記シンボルの前記第1の部分を表すことと、
    前記第1の信号点配置図フォーマット及び前記第2の信号点配置図フォーマットのうちの別の方に前記シンボルの第2の部分を適用して、前記円形グリッドのうちの1つを含む前記第1の振幅リング及び前記第2の振幅リングのうちの一方によって前記シンボルの前記第2の部分を表すことと、
    タイムスロットに従って配置されたスーパーチャネルの対を提供することであって、前記スーパーチャネルの各々は、サブチャネル番号に割り当てられたサブキャリアを含み、前記シンボルの前記第1の部分及び前記第2の部分は、一対のサブキャリアに割り当てられ、前記一対のサブキャリアのパワーの和は、所定値となるように選択され、前記スーパーチャネルの各々は、サブキャリアシンボルレートに対応する前記サブキャリアによって均一に分割されるように、提供することと、
    を実行させ、
    前記符号化プログラムは、前記プロセッサに、
    前記第1の信号点配置図フォーマット及び前記第2の信号点配置図フォーマットのうちの前記一方に従って前記円形グリッドのうちの前記1つを含む前記第1の振幅リング及び前記第2の振幅リングのうちの前記一方を用いて、前記シンボルの前記第1の部分を前記光データ符号の第1のサブセットに符号化することと、
    前記第1の信号点配置図フォーマット及び前記第2の信号点配置図フォーマットのうちの前記別の方に従って前記円形グリッドのうちの前記1つを含む前記第1の振幅リング及び前記第2の振幅リングのうちの前記一方を用いて、前記シンボルの前記第2の部分を前記光データ符号の第2のサブセットに符号化することと、
    を実行させる、符号化器。
  2. 各々の前記スーパーチャネルの対は、第1の部分及び第2の部分からなり、前記対の前記第1の部分は、前記第1の信号点配置図フォーマットに割り当てられ、前記対の前記第2の部分は、前記第2の信号点配置図フォーマットに割り当てられる、請求項1に記載の符号化器。
  3. 前記第1の振幅リング及び前記第2の振幅リングの半径の比は、0.5〜0.8の範囲に設定される、請求項1に記載の符号化器。
  4. 前記シンボルの前記第1の部分及び前記第2の部分は、前記スーパーチャネルのうちの少なくとも1つに配置される、請求項1に記載の符号化器。
  5. 前記サブキャリアシンボルレートの各々は、1ギガボーレート(GBd)〜100GBdの範囲にある、請求項1に記載の符号化器。
  6. 前記シンボルの前記第1の部分及び前記第2の部分は、前記スーパーチャネルのうちの同一のものに配置され、前記シンボルの前記第1の部分及び前記第2の部分は、前記スーパーチャネルのうちの前記同一のものの2つのサブキャリアに、前記2つのサブキャリアが所定数の前記サブキャリアを介して離れているように配置される、請求項1に記載の符号化器。
  7. 前記所定数はゼロである、請求項6に記載の符号化器。
  8. 前記シンボルの前記第1の部分は、前記対の前記第1の部分の第1のサブチャネル番号に割り当てられ、前記シンボルの前記第2の部分は、前記対の前記第2の部分の第2のサブチャネル番号に割り当てられ、前記第1のサブチャネル番号は前記第2のサブチャネル番号と同一である、請求項2に記載の符号化器。
  9. 前記シンボルの前記第1の部分及び前記第2の部分は、それぞれ、連続的な第1のスーパーチャネル及び第2のスーパーチャネルの第1のサブチャネル番号及び第2のサブチャネル番号に割り当てられ、前記第1のスーパーチャネル及び前記第2のスーパーチャネルの両方は、前記対の前記第1の部分及び前記第2の部分のうちの一方に属し、前記第1のサブチャネル番号は、前記第2のサブチャネル番号と同一である、請求項1に記載の符号化器。
  10. 前記第1の信号点配置図フォーマットがX偏波信号点配置図である場合、前記第2の信号点配置図フォーマットはY偏波信号点配置図であり、前記第1の信号点配置図フォーマットが前記Y偏波信号点配置図である場合、前記第2の信号点配置図フォーマットはX偏波信号点配置図である、請求項1に記載の符号化器。
  11. 偏波及びタイムスロット毎の前記サブキャリアの総数は1である、請求項10に記載の符号化器。
  12. 前記第1の信号点配置図フォーマット及び前記第2の信号点配置図フォーマットは、6ビット−4次元符号化変調フォーマットによって表される、請求項1に記載の符号化器。
  13. 前記第1の信号点配置図フォーマット及び前記第2の信号点配置図フォーマットは、7ビット−4次元符号化変調フォーマットによって表される、請求項1に記載の符号化器。
  14. 前記第1の信号点配置図フォーマット及び前記第2の信号点配置図フォーマットは、複数の4次元定モジュラスフォーマットによって表される、請求項1に記載の符号化器。
  15. 前記第1の信号点配置図フォーマット及び前記第2の信号点配置図フォーマットのマッピングは、再構成可能であり、ファイバ伝送特性に応じて選択することができる、請求項1に記載の符号化器。
  16. 第1の変調信号及び第2の変調信号を生成しかつ送信するように構成された、請求項1に記載の符号化器と、
    連続波(CW)光信号を送信するように構成されたCW光源と、
    前記CW光源の前記CW光信号を前記CW光信号の第1の部分及び第2の部分に分割するように構成された偏波ビームスプリッタと、
    前記符号化器に接続された第1の変調器であって、前記CW光信号の前記第1の部分を受信しかつ変調して、前記第1の変調信号に従って第1の変調された光搬送波信号を生成する、第1の変調器と、
    前記符号化器に接続された第2の変調器であって、前記CW光信号の前記第2の部分を受信しかつ変調して、前記第2の変調信号に従って第2の変調された光搬送波信号を生成する、第2の変調器と、
    前記第1の変調された光搬送波信号と前記第2の変調された光搬送波信号とを結合して、変調された光搬送波信号を生成しかつ送信するように構成されたビームコンバイナと、
    を備える、光送信機。
  17. 各々の前記スーパーチャネルの対は、第1の部分及び第2の部分からなり、前記対の前記第1の部分は、前記第1の信号点配置図フォーマットに割り当てられ、前記対の前記第2の部分は、前記第2の信号点配置図フォーマットに割り当てられる、請求項16に記載の光送信機。
  18. 前記シンボルの前記第1の部分及び前記第2の部分は、前記スーパーチャネルのうちの同一のものに配置され、前記シンボルの前記第1の部分及び前記第2の部分は、前記スーパーチャネルのうちの前記同一のものの2つのサブキャリアに、前記2つのサブキャリアが所定数の前記サブキャリアを介して離れているように配置される、請求項16に記載の光送信機。
  19. 前記シンボルの前記第1の部分は、前記対の前記第1の部分の第1のサブチャネル番号に割り当てられ、前記シンボルの前記第2の部分は、前記対の前記第2の部分の第2のサブチャネル番号に割り当てられ、前記第1のサブチャネル番号は前記第2のサブチャネル番号と同一である、請求項17に記載の光送信機。
  20. 前記シンボルの前記第1の部分は、前記対の前記第1の部分の第1のサブチャネル番号に割り当てられ、前記シンボルの前記第2の部分は、前記対の前記第2の部分の第2のサブチャネル番号に割り当てられ、前記第1のサブチャネル番号は前記第2のサブチャネル番号と同一である、請求項16に記載の光送信機。
  21. 前記第1の信号点配置図フォーマットがX偏波信号点配置図に基づく場合、前記第2の信号点配置図フォーマットはY偏波信号点配置図に基づき、前記第1の信号点配置図フォーマットがY偏波信号点配置図に基づく場合、前記第2の信号点配置図フォーマットはX偏波信号点配置図に基づく、請求項16に記載の光送信機。
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