JP2021501507A - 無線リソース評価及び管理のための方法及び装置、データメモリ、データキャリア - Google Patents
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Abstract
無線リソースの比較評価方法であって、前記方法は、ビームによって搬送される専用RACHリソースの品質メトリックを査定するステップと、ビームによって搬送されるパブリックRACHリソースの品質メトリックを査定するステップと、前記リソースの前記査定された品質メトリックを比較評価するステップと、および比較評価結果を記憶又は伝送し、又は前記比較評価結果に従ってさらなる措置を取るステップとを含む。
Description
LTEやLTE−A(ロング・ターム・エボリューション、ロング・ターム・エボリューション・アドバンスト)などの現代セルラシステムと将来の5G NR(第5世代のニューラジオ)では、ハンドオーバプロセスは、ユーザ装置(UE)と現在の(サービング)ネットワークノードの現在使用する無線リソースとの接続を切断し、UEと新しい(ターゲット)ネットワークノードからの新しい無線リソースとの接続に用いられる。
UEがターゲットネットワーク(NW)ノードから割り当てられた新しい無線リソースの使用し始めることができる前に、同期プロセスとランダムアクセスプロセスを実行する必要がある。UEが既にターゲットNWノードと同期した後、UEは、該UE自体とNWノードの間でビットを送受信することができる。その後、該UEは、ターゲットセルへのランダムアクセスプロセスを開始することができる。
同期した後、ランダムアクセスチャネル(RACH)でのランダムアクセスプロセスは競合に基づくものであってもよいし、競合のないものであってもよく、具体的に、アクセスプロセスにパブリックRACHリソースを使用するか、又は専用RACHリソースが使用されるかに依存する。物理RACH(PRACH)リソースは、時間(サブフレーム)、周波数とプリアンブルシーケンスで標識される。システム情報メッセージ(例えば、システム情報ブロック(SIB)SIB1又はSIB2)を使用して各セルでパブリックPRACHリソース構成をブロードキャストし、そしてこれらのブロードキャストされたリソースは、該セルへのアクセスを試みるいずれかのUEによって使用されてもよい。簡単な統計によれば、これは複数のUEが同じPRACHリソースを選択してターゲットセルにアクセスすることを引き起こし、それにより、同じリソースを使用するUE間で競合することがある。複数のUEが同じPRACHリソースによるアクセスを試みる場合、1つのUEは成功するが、他のUEは新しいリソースを選択し、その後再度アクセスを試みる必要がある。
ハンドオーバプロセスでは、ターゲットNWノードはさらに競合のないアクセスに用いられる特定のUEに専用PRACHリソース構成を提供することができる。これにより、ターゲットセルへのアクセスをより速く且つより確実にすることができる。
LTEとLTE−Aでは、ハンドオーバプロセス期間にセルレベルの専用PRACH構成が提供される。ターゲットNWノードは既にUE無線リソース管理(RRM)測定に基づいてターゲットセルを選択した。
5G NRでは、PRACH構成をビームレベルで提供することができる。5G NRに使用する1つのビームでカバーできる領域はセルよりもはるかに小さく、そして1つのセルに伝送ポイント(TRP)が複数であってもよく、1つのTRPが複数のビームを処理することができる。従って、LTEとLTE−Aでは、ハンドオーバプロセスに複数の専用PRACHリソースをUEに提供する必要がある。
1つの方法として、ターゲット次世代NodeB(gNB)は、同期信号(SS)ブロック(SSB)又はチャネル状態情報基準情報(CSI−RS)に関連付けられたビームレベルの専用RACHリソースを割り当てることができ、そしてTS 36.331及びTS 38.331に従い、またTS 38.300を参照することができ、該専用RACHリソース情報(構成)は、ハンドオーバプロセス期間にハンドオーバ命令メッセージ(RRCConnectionReconfiguration)でUEに伝送されてもよい。ターゲットgNBは、さらにアクセスターゲットセルに対して有効なパブリックRACHリソース構成を含むべきである。
2017年10月9日から13日にチェコ共和国のプラハで開催された3GPP TSG RAN WG2#99bis会議で発表された論文「Discussion on how the dedicated RACH resources should be prioritized(専用RACHリソースの優先順位をどのように決定するかについての議論)」(3GPP TSG RAN WG2#99bis R2−1711766)では、5G NRで、UEがハンドオーバ(HO)命令を受信した後に、ビームの品質の測定を続けて専用RACHリソースが適切であるか否かを検証することが提案された。UEは、適切な専用RACHを試みるべきであり、適切な専用RACHリソースがない場合のみ、UEはパブリックPRACHリソースを使用するようにフォールバックするべきである。
したがって、パブリックPRACHリソースと比較して、UEが専用RACHリソース(構成された場合)の適切なビームを優先的に考慮することが提案される。適切なビームは、(a)SSB又はCSI−RSで標識されること、(b)専用RACHリソースが割り当てられること、及び(c)測定されたビーム品質、例えば、NWがハンドオーバ(HO)命令メッセージで示される閾値より高い参照信号受信電力値(RSRP)及び/又は参照信号受信品質値(RSRQ)を有することのそれぞれを満たすビームに限定される。利用可能な専用リソースを備えたいずれかの適切なビームが存在する限り、UEはパブリックリソースを使用してアクセスすることを許可しないと考えることができる。
しかし、無線条件が迅速に変化し、特にスモールセル環境でビームスキャンとUEのモビリティにより無線条件が迅速に変化するため、専用リソースを備えたビームのみによるターゲットセルへのアクセスを試みることが、UEに対して、さらにネットワーク全体に対して常に有益であることは保証できない。専用リソースが割り当てられた後、RRM条件は既に変化した可能性がある。品質レベルが依然として閾値より高くても、専用リソースを備えたビームよりも品質が明らかに良い他のビームが存在する可能性があり、したがって、ネットワークリソースの消費、遅延などの観点から、専用リソースを備えたビームを厳しく使用することが常に最も効果的な方法ではない可能性がある。例えば、ハンドオーバの直後に、例えばUEが専用リソースを備えたビームから離れている場合、追加のビーム/セルの変更が発生する可能性がある。
その場合、専用リソースを備えたビームに到達するHOが終了した後、UEは、別のビーム/セルの変更を直ちに実行する必要がある可能性が高い。これらの追加のビーム/セルの変更により、端末ユーザとシステム性能が低くなる。
より一般的には、専用RACHリソースの品質とパブリックRACHリソースの品質を比較評価する必要がある。例えば、このようにするのは、意味のあるネットワーク統計を取得したり、適応型ネットワーク設定を提供したりするために必要がある可能性がある。それに対応して、ハンドオーバを管理する特定のターゲットがない場合、専用RACHリソースとパブリックRACHリソースの間の品質関係も注目に値する。
本発明は、専用RACHリソースとパブリックRACHリソースに柔軟且つ適切な比較評価を提供することができる無線リソース評価方法を提供することを目的とする。
該目的は、独立請求項の特徴によって達成される。
移動通信における無線リソースの比較評価方法は、無線ビームの専用RACHリソースの品質メトリックと無線ビームのパブリックRACHリソースの品質メトリックを査定するステップと、比較評価において前記査定された品質メトリックを使用するステップと、および比較評価結果を記憶又は送信又はさらに使用するステップとを含む。
前記比較評価は、前記査定された品質メトリックの間の実際の差及び/又は比を形成することと、および前記実際の差及び/又は比を1つ又は複数の閾値と比較することとを含むことができる。前記実際の差及び/又は比は、前記査定された品質メトリックとの間の実際の品質偏差と見なされて呼ばれてもよい。該1つ又は複数の閾値は、設定された品質偏差メトリックと見なされて呼ばれてもよい。
該方法は、設定された品質偏差メトリックを取得することと、第2の品質メトリックが少なくとも前記設定された品質偏差メトリックほど第1の品質メトリックを超える場合、第2の決定を行い、そうでない場合、第1の決定を行うこととをさらに含むことができる。前記決定は、対応する評価結果と可能な関連データをデータタプル(例えば第1の品質メトリック及び/又は第2の品質メトリック、それらの実際の偏差及び/又は取得された、設定された品質偏差メトリック、日付、時間、位置、関連する可能性があるネットワーク設定)として記憶又は伝送して簡単に後続評価を行い、又は取得されたデータを(例えばネットワーク統計の決定、ネットワーク構成パラメータの設定、ハンドオーバ管理など)他の措置又はプロセスに用いることであってもよい。
無線リソースを比較評価するための対応装置をさらに提供する。
専用RACHリソースの品質メトリック又はパブリックRACHリソースの品質メトリックは、これらのリソースを搬送する無線ビームの品質メトリックであってもよい。
ハンドオーバを参照すると、いくつかの場合で、UEがビーム変更及び/又はセル変更プロセスにもパブリックリソースを備えたビームによってターゲットNWにアクセスし、ハンドオーバ直後に利用可能な最適サービスレベルが得られることを確保し、および不要な追加のビーム/セルの変更を回避することに有益であり、該余分な変更が、特にUEが専用リソースを備えたビームから離れた場合に発生することができる。「いくつかの場合」は、異なるビームによって搬送される専用RACHリソースとパブリックRACHリソースがいずれも利用可能であり、そして専用リソースを備えない(即ちパブリックRACHリソースを備えた)ビームの信号品質が専用リソースを備えたビームの信号品質より著しく高い場合であってもよい。UEが専用リソースを備えたビームの範囲外に移動することが既知である場合であってもよい。
移動通信におけるターゲットノードへのハンドオーバプロセスのための無線リソース管理方法は、無線ハンドオーバプロセスで、専用RACHリソースを搬送する無線ビームを使用するか、又はパブリックRACHリソースを搬送する無線ビームを使用するかを決定するステップと、および前記決定に従ってビームを選択及び使用するステップとを含む。前記決定を行うことは、第1のビームにおける専用RACHリソースの第1の品質メトリックを査定することと、第2のビームにおけるパブリックRACHリソースの第2の品質メトリックを査定することと、0より大きいか等しい設定された品質偏差メトリックを取得することと、第2の品質メトリックが少なくとも設定された品質偏差メトリックほど第1のビームを超える場合、第2のビームを使用することを決定し、そうでない場合、第1のビームを使用することを決定することとを含む。
このようにして、一方では、専用RACHリソースを備えた第1のビームが優先であることを保証するが、いくつかの条件でもパブリックRACHリソースを搬送する第2のビームを使用することができる。
上述したように、上記ビームの間の選択は、品質に基づいて考慮される。ここで、これらの品質について、例えば信号強度と信号品質などの技術的特性を考慮することができることが指摘される。しかし、他の品質特性、例えば組織又はサービス品質、例えば予想耐用年数などを考慮することもできる。予想耐用年数について、例えばUEの移動モードなどにより、UEがターゲットビームの範囲から速く離れる可能性が高いことを考慮することができる。従って、上記品質について、技術的品質といくつかの組織又は管理品質を同時に考慮することができ、これらの品質が既知のもの又はキャプチャ可能なもの、例えば合理的な信頼性を有する統計により考えてキャプチャされるものと考慮すればよい。
リソース間の品質比較がリソースについて判断するための直接標準ではないため、専用RACHビームは、パブリックRACHビームよりも優先である。代わりに、リソース間で、設定された品質偏差が限定され、そしてパブリックリソースRACHビームの品質が専用リソースRACHビームの品質を少なくとも前記設定された品質偏差ほど超える場合のみ、パブリックリソースRACHビームを選択する。これにより、UEがパブリックリソースRACHビームを例外的に指し示すだけであるため、パブリックリソースRACHビームを競合する時に、競合の可能性がある状況(contention−likely situations)に体系的に陥らないことが確保される。
上述した特定の決定を行わない限り、第1のビームを決定に使用することができることがデフォルトされるため、専用RACHリソースを備えたビームが依然として優先である。
該設定された品質偏差メトリックは、実際に査定された品質メトリック間の関係から好ましく独立して与えられた、又は決定されたシステムパラメータであってもよい。該設定された品質偏差メトリックは、第1の品質メトリック又は第2の品質メトリックの一方に対する所定の絶対値又は所定の値であってもよく、又は自体標準に従って技術的及び/又は組織的なシステムパラメータなどよって決定されてもよい。
設定された品質偏差メトリックを適切に設定することにより、メッセージをパブリックRACHリソースビームの範囲外に転送することは制御可能である。状況に応じて、該設定された品質偏差メトリックの値を固定又は相対にすることができ、又は適切な標準(例えば負荷条件、チャネル条件など)に従って該値を決定することができる。
設定された品質偏差メトリックは固定されてもよく、そしてユーザ装置に記憶されて該装置に使用さられてもよい。しかし、同様に、該設定された品質偏差メトリックは他の箇所で決定されてもよく(例えば基地局又はノードで決定され)、そしてUEに伝送されてもよい。その後、該設定された品質偏差メトリックがRACH構成情報と共に伝送されてもよく、ハンドオーバ命令メッセージ及び/又はブロードキャストシステム情報メッセージで伝送されることが好ましい。
設定された品質偏差メトリックがノード又は他の近くの地上ネットワークコンポーネントで決定される場合、UEにとって未知の状況(ネットワークトラフィックなど)を考慮することができる。
一般的には、設定された品質偏差メトリックは正の値又は負の値であってもよく、又はゼロであってもよい。該設定された品質偏差メトリックの値が適応型ネットワーク管理プログラムの影響を受け、該プログラムによって変更される可能性がある。技術及び/又は管理及び/又はサービス特性は設定された品質偏差メトリックを設定及び変更するために使用されてもよいため、パブリックRACHリソースと専用RACHリソースの間の負荷分散に直接又は間接的に影響がある。
第1の品質メトリック及び/又は第2の品質メトリックは、信号対雑音比(S/N ratio)であってもよい。ここで、例えば上述した他の品質は、同等のS/N値として計算されてもよく、そして全ての望ましい要因(即ち技術的要因、組織的要因など)を反映するための単一のメトリックとして計算されてもよいと考慮されることが指摘されるべきである。
しかし、S/N値の代わりに、他の適切な量子化、例えば信号強度を使用することもできる。
同期信号ブロックによって、及び/又は一般的な状態情報参照信号にしたがって、第1の品質メトリックを査定することができる。これらの値が各ユーザ装置に対して主観的であるべきであり、そのため各UEで品質メトリックの関連決定を行うことができる。UEは上記信号を受信し、そして受信された信号に基づいて上記メトリックを決定する。
具体的には、関連するリソース又はビームの第1の品質メトリック及び/又は第2の品質メトリックを決定する場合、注目されるUEの動きに従って該品質メトリックを査定することもできる。UEの動きが速度及び方向において既知であってもよく、従って、UEが関連するビームからいつ離れるかを知ることができる。残りの持続時間が比較的短いことが発見された場合、これは、サービス/組織品質のいくつかの低下と見なされてもよく、これは、さらなる変化がすぐに発生する可能性があり、そして関連するリソース又はビームの全体的な品質メトリックとして計算されてもよいためである。その後、各リソース又はビームの各品質メトリックは現在の瞬時の技術状況(例えば信号強度と信号品質)を反映するだけでなく、いくつかの組織状況などを反映する。
技術状況について、参照信号受信電力値及び/又は参照信号受信品質値に基づき、比較されるリソース(専用RACHリソースとパブリックRACHリソース)又はビームの少なくとも1つ又は2つの品質メトリックを取得することができる。その後、取得された品質メトリックも技術的考慮事項を適切に反映する。
複数の利用可能な方法のうちの1つによって第1の品質メトリック及び/又は第2の品質メトリックを選択的に査定することができる。対応する複数の利用可能な設定された品質偏差メトリックを提供し、品質査定方法の選択に対応して複数の設定された品質偏差メトリックのうちの1つを選択することができる。このような配置により、適切な品質査定方法を選択することが確保されることができる。異なる品質査定方法は、RSRP測定、RSRQ測定及び/又はその他の方法であってもよい。その後、RSRP、RSRQ又は他のオプションの選択に従って対応する設定された品質偏差を提供及び選択することができる。
全般的には、本発明の方法は、5G NR仕様に従って構成され、そして5G NRフレームワークで実行するように構成される。特に、該方法は、ハンドオーバに関し、例えばビーム変更期間に、好ましくはセル変更と組み合わせてハンドオーバし、該ハンドオーバがノードによって開始されてもよい。ハンドオーバが命令された後、該ハンドオーバ自体は、ユーザ装置(UE)と関連ノードとの同期から開始することができる。その後、システム情報をUEにダウンロードして、アプリケーションプロトコルの各レベルでの設定を知ることができる。その後、RACHプロセスを実行することができる。この場合、専用RACHリソースを搬送するビームとパブリックRACHリソースを搬送するビームの両方が全て利用可能であると、専用RACHリソースを搬送するビーム又はパブリックRACHリソースを搬送するビームを使用する上記した問題が発生し、そして該問題を以上のように解決する。RACHプロセス(競合解決策を含むことができる)が完了された後、新しい接続の確立が完了される。
パブリックRACHリソースビームを使用するか、専用RACHリソースビームを使用するかの決定は、言及された標準に従ってUEで行われてもよい。該上記標準は、必要な値、特に上記の品質メトリック及び設定された品質偏差を取得し、上記の決定を行うことに適用する。しかし、同様に、UEは外部から前記決定に関する指示のみを受信することができ、ここで、該決定自体が外部で行われる。その後、UEは関連指示を記憶し且つ必要な時に該指示を使用する。
そして、UE又は他の箇所で様々なリソースの品質査定を行うことができ、そして必要な場合、特に上記決定を行う必要がある場合、ニーズに応じてエンティティ間で該様々なリソースの品質査定を伝送することができる。最後に、設定された品質偏差メトリックは、いくつかの標準に従ってUEで決定されてもよく、又は該設定された品質偏差メトリックはUEによって受信されて記憶され且つ必要な時に使用されてもよい。
実際のハンドオーバプロセスにおいて、実際のニーズに応じて比較評価又は決定を行うことができる。しかし、同様に、該比較評価と決定も事前に行われてもよく、それにより、後で必要な時に直ちに利用できる。事前に行う場合、該比較評価と決定の結果は、使用のために記憶されてもよい。従って、受信されたハンドオーバ命令又は送信された命令によって該決定をトリガすることができ、又は予防的にトリガし、例えば定期的にトリガし、又は特定のシステム状態又はイベント(例えば位置の変更、無線パラメータの変更、同期した再構成(reconfiguration with sync)など)によってトリガすることができる。
本発明によれば、無線リソースの比較評価及び/又は無線リソース管理装置が提供される。1つの態様では、それは様々な選択で上記方法を実現するための装置と見なされてもよい。
無線リソース管理装置は、一般的に、ランダムアクセスプロセスにおけるビーム変更又はセル変更において専用RACHリソースビームを使用するか、パブリックRACHリソースビームを使用するかを決定するための決定装置を備える。該無線リソース管理装置は、さらに前記決定に従ってビームを選択するための選択装置を備える。該決定装置は、第1のビームにおける専用RACHリソースの第1の品質メトリックを査定するように構成される第1の査定装置と、第2のビームにおけるパブリックRACHリソースの第2の品質メトリックを査定するように構成される第2の査定装置と、0より大きいか等しい設定された品質偏差メトリックを取得するように構成される取得装置と、パブリックRACHリソースビームの品質が専用RACHビームの品質メトリックより高く、専用RACHビームの品質メトリックから少なくとも設定された品質偏差メトリックほど外れる場合、該パブリックRACHリソースビームを使用することを決定し、そうでない場合、専用RACHビームを使用することを判断するように構成される判断装置とを含む。
上記装置は、異なるコンポーネントが異なる物理エンティティに位置し、必要な値が送信される分散型装置であってもよいことが指摘されるべきである。特に、該装置は、UEと、固定ノード又はより多くの遠隔固定コンポーネントのような固定コンポーネントとの間に分散されてもよい。該装置が分散型である場合、必要な情報の交換を提供して必要な情報を適切に提供する。しかし、同様に、該装置は、独立した装置、例えば上記の品質査定を行い且つ予め記憶又は決定された、設定された品質偏差メトリックを有するUEであってもよい。
説明される方法又は装置の実施に寄与する部分は、適切に書かれたコンピュータコードである。従って、本発明の一部は、実行可能なコードを格納するデータキャリアであり、該実行可能なコードが実行される時に上記方法又は上記装置を実施する。
また、本発明の1つの態様は、上記の設定された品質偏差メトリックと該メトリックを保存するメモリに関する。それに対応して、上記の設定された品質偏差メトリックを保存し、上記方法又は装置の要求に応じる該メトリックの受信及び解放に適用する記憶素子も本発明の一部である。実施の詳細に依存し、このような記憶素子は、UE、又はノードなどの固定装置、又は両方に位置してもよい。
以下に図面を参照して本発明の他の態様を説明する。以下では、さらにハンドオーバプロセスについて、本発明の特徴及び態様を説明する。しかしながら、できる限り、これらの特徴がハンドオーバとは無関係な無線リソースの比較評価技術に有用で又はより広範囲に使用されると理解されるべきである。1つの実施例では、後者は前者の準備段階として理解されてもよい。
図1は、本発明がその効果を発揮するシナリオを示す平面図である。図1は、セルの平面図として理解されてもよい。セルには様々なノード11、12、13、14がある。それらの一部又は全部が固定されてもよい。ノード11、12及び13は、ビーム21、22、23の送信、即ち、指向性無線送信に適用するが、ノード14は、「ブロードキャスト」と呼ばれる点線の円24に示される無指向性送信を行う。10は、ネットワークへの無線接続を有するUE又はネットワークへの無線接続を必要とするUEを示す。20は、該UEの軌跡を示す。
当業者は、示されるビーム21、22、23及びブロードキャスト24のそれぞれのカバレッジエリアの境界がハード境界ではなく、合理的な無線品質が予想されてもよい閾値として理解されてもよい。
ユーザ装置(UE)10は、ビーム23から離れ且つビーム21及び22の範囲に入ると仮定される。さらに、ビーム21が専用RACHリソースを備えるが、ビーム22がパブリックRACHリソースを備えると仮定される。示される配置では、該状況は、UE10がビーム21を短時間に通過し且つビーム22に長時間維持することである。UE10がビーム23から離れようとするため、ハンドオーバが実行しようとする。現在のサービングノード13は、ソースノードしてハンドオーバを開始することができる。該ノード13はgNB(「次世代nodeB」)であってもよい。これはノード11及び12に同様に適用する。
開始/命令した後、同期及び情報プロセスを実行して、UE10に関連情報を提供し、そして該UEと潜在的なターゲットノードを同期させることができ、該ターゲットノードがgNB、例えばノード11又はノード12であってもよい。
同期及び通知を行った後、ノード11からのビーム21又はノード12からのビーム12のどちらを使用するかを決定する。
以下では、ノード11が「第1のノード」と呼ばれ、ノード12が「第2のノード」と呼ばれる。ビーム21が「第1のビーム」と呼ばれ、ビーム22が「第2のビーム」と呼ばれる。
デフォルト設定は、第1のビーム21が専用RACHリソースを備えるため、UE10が第1のビーム21を選択することであってもよい。しかし、この潜在的なデフォルト設定に関わらず、第1のビーム21と第2のビーム22の間の判断プロセスを継続することができる。
図2には関連する方法のステップが概略的に示される。決定プロセスを開始した後、ステップS1で、専用RACHリソースを備えた第1のビーム21の品質qAを査定する。これは上記方法のうちの1つで行われてもよい。
ステップS2で、第2のビーム22におけるリソースの品質メトリックqBを査定する。さらに、該査定は、言及された方法及び態様に従って行われてもよい。
上述したように、技術的品質と組織的品質の観点から、品質メトリックqA及びqBの品質査定には、技術的特性と組織的特性が含まれてもよい。図1に示すシナリオでは、第2のビーム22はビーム21に対して組織的な利点を有し、即ちUE10は、ビーム22がより多くの予測された軌跡をカバーするため、ビーム21よりもビーム22でより長い時間維持することができる。従って、品質査定について、一方で、技術的特性を量子化することができる。しかし、同様に、上記の組織的特性を量子化することができる。最終的に、様々な個別の量子化は、定められたフォーマットで1つの特定の品質メトリックに統合されてもよい。
適切な変換を行った後、比較可能なフォーマット/コードで2つの品質メトリックqA及びqBを決定することができる。例えば、それらは信号対雑音比(S/N比)として表されてもよい。理解すべきものとして、技術的特性以外の特性が品質メトリックに計算される場合、数字フォーマットはS/N比のフォーマットであってもよいが、数字は各特性の要約コンテナ(summarizing container)である。
ステップS3で、設定された品質偏差qOを取得する。該設定された品質偏差qOは、所定の値と予め記憶された値であってもよいし、新たに決定された値であってもよい。該設定された品質メトリックqOは、固定された一定値であってもよく、又はqA又はqBに対する相対値であってもよい。フォーマットでは(変換後の可能性がある)、該設定された品質偏差qOは、メトリック標準qA及びqBと比較されてもよい。該設定された品質偏差メトリックqOはローカルに保存され且つローカル記憶ユニットから検索されてもよく、又は外部から受信されてもよく、そしてニーズに応じて一時的に記憶されてもよい。
図2に示すステップS1、S2及びS3の順序が強制的ではないことに留意されたい。これらのステップの間の順序は異なってもよい。
上述したメトリックqA及びqB並びに設定された偏差qOが利用可能になると、パブリックRACHリソースの第2のビーム22に関連する品質メトリックqBは、専用RACHリソースの第1のビーム21の品質より少なくとも設定された品質偏差メトリックqOほど超えるか否かを決定する。ステップS4で該決定が行われる。ステップS4のクエリは、次の式で表すことができる。
qB>qA+qO
又は次のように書き換えられる。
又は次のように書き換えられる。
qB−qA>qO
パブリックRACHリソースビーム22の品質メトリックqBが専用RACHリソースビーム21の品質メトリックqAを少なくとも設定された品質偏差メトリックqOほど超えることが決定された場合(S4での「はい」)、品質メトリックqBに対応する、パブリックRACHリソースを備えた第2のビーム22を選択して使用する。そうでない場合、品質メトリックqAと専用RACHリソースを備えた第1のビーム21を選択する。これらの選択は、対応するマークを生成すること及び/又は対応するビームを使用して必要な設定を直ちに行うことにより、それぞれステップS5及びS6で行われる。これらのステップS5、S6で行われた選択は、以前の選択又は潜在的なデフォルト設定を上書きす。
パブリックRACHリソースビーム22の品質メトリックqBが専用RACHリソースビーム21の品質メトリックqAを少なくとも設定された品質偏差メトリックqOほど超えることが決定された場合(S4での「はい」)、品質メトリックqBに対応する、パブリックRACHリソースを備えた第2のビーム22を選択して使用する。そうでない場合、品質メトリックqAと専用RACHリソースを備えた第1のビーム21を選択する。これらの選択は、対応するマークを生成すること及び/又は対応するビームを使用して必要な設定を直ちに行うことにより、それぞれステップS5及びS6で行われる。これらのステップS5、S6で行われた選択は、以前の選択又は潜在的なデフォルト設定を上書きす。
査定されたメトリックの差qB−qAに加えて、その比qB/qAをさらに使用できる。その後、設定された品質偏差メトリックqOをこのような別の関係に適合させる。それは1であるか、1より大きい。
ステップS7で、選択を関連マークとして記憶することができる。直ちに使用する場合、無線ハードウェアは該選択に調整され、選択されたビームに調整されてもよい。同様に、他の箇所で選択する場合、選択結果を伝送することができる。
実際の使用において、第1のビーム21又は第2のビーム22の間で行われた決定により、選択されたビーム21又は22が後のRACHプロセスに使用される。該RACHプロセス後に使用されてもよい。これ自体は既知であり、ここで説明を省略する。
上述したように、図2に示すプロセスは、行われるハンドオーバに関連するハンドオーバ命令によってトリガされてもよく、又は予防的に他の状況によってトリガされてもよい。
好ましくは、UEが真及び実際の無線状況を確認することができるため、ステップS1及びS2におけるメトリックqA、qBに関する品質メトリックの査定はUE10で行われる。
ステップS3において、設定された品質偏差qOを取得する動作は、所定の値と予め記憶された値が保存された記憶ユニットを読み取るように簡単に行われてもよい。しかし、同様に、該取得はより複雑であってもよい。例えば、設定された品質偏差qOは変更されたネットワークポリシー、負荷分散要求などに従って設定されてもよい。このような要求を知っている固定装置で該設定された品質偏差qOを決定することができ、その後、それを判断エンティティ、例えばUE10に伝送することができる。逆にも同様であり、UE10は、ステップS1及びS2の査定を実行することができ、そして結果を固定装置に伝送することができる。
図3には品質メトリックqA、qBと設定された品質偏差メトリックqOの間の関係が示される。横座標が専用RACHリソースを備えたビームの品質メトリックqA、又は該ビームにおけるリソースの品質メトリックqAを表し、縦座標がパブリックRACHリソースを備えたビームのメトリックqB、又はビームにおけるリソースのメトリックqBを表す。線31が両者の同じ位置を示す。線32が線31に対して設定された品質偏差qOほど外れ、ここで該偏差が定数として仮定される。前記線31と線32は領域I、II及びIIIを限定する。領域Iでは、専用RACHビーム21のqAが、パブリックRACHビーム22のqBより大きい場合、ビーム21における専用RACHリソースを選択する。領域IIでは、ビーム22におけるパブリックRACHリソースの品質メトリックqBが専用RACHリソースビーム21のqAより大きい。しかし、前者は、後者を設定された品質偏差qOほど超えない。言い換えれば、図4のS4での判断が「いいえ」となり、従って、図1の専用RACHリソースビーム21を依然として選択する。
領域IIIでは、ビーム22におけるパブリックRACHリソースの品質メトリックqBがビーム21における専用RACHリソースの品質メトリックqAを、設定された品質偏差qOほど、又はそれ以上超える。その後、ビーム22におけるパブリックRACHリソースを選択して決定する。これは図2のステップS4での「はい」の判断に対応する。
上記判断スキームにより、専用RACHリソースがいくつかの低い品質メトリックを示しても、選択されて使用されるため、専用RACHリソースビームがパブリックRACHリソースビームより優先される。ネットワーク全体の実行の観点から、品質の決定に関わらず、専用RACHリソースビームが他のUEのアクセスと衝突する可能性が低いので、専用RACHリソースビームを優先的に選択することによって、アクセス衝突と関連するシグナリングのオーバヘッド及び遅延を回避するため、これは、理想的である。これと比較して、パブリックRACHリソースビームの品質が専用RACHリソースビームの品質より設定された品質偏差メトリックqOに反映されるような程度高い場合、該方法によりパブリックRACHリソースビームを使用してネットワークの全体性能とユーザ満足度の向上を再度試みることができる。
移動通信における無線リソースのための比較評価方法は、利用可能な専用RACHリソースの第1の品質メトリックqAを査定することと、利用可能なパブリックRACHリソースの第2の品質メトリックqBを査定することと、0より大きい設定された品質偏差メトリックqOを取得することと、第2の品質メトリックが第1の品質メトリックを少なくとも設定された品質偏差メトリックqOほど超える場合、第2の決定を行い、そうでない場合、第1の決定を行うこととを含む。
移動通信における無線リソースのための比較評価方法は、さらに、第1のビームにおける専用RACHリソースの第1の品質メトリックqAを査定することと、第2のビームにおけるパブリックRACHリソースの第2の品質メトリックqBを査定することと、前記査定された品質メトリックqA、qBの間の実際の品質偏差メトリックqDを取得し、前記実際の品質偏差メトリックqDに基づいて決定を行うこととを含む。前記実際の品質偏差メトリックqDは前記査定されたメトリック=測定されたメトリックqA、qB場合の差(qD=qB−qA)又は比(qD=qB/qA)、又は前記査定されたメトリックqA、qBに関する別の適切に調整及びフォーマットされた別の数量として取得されてもよい。
前記決定は、対応するデータをデータタプルとして簡単に使用及び/又は記憶及び/又は送信することであってもよく、後続の評価又は他の用途に用いられる可能性がある。これらのデータは、定期的に査定、決定、保存、伝送及び評価されてもよいし、いくつかのイベントによってトリガされてもよい。このようなデータタプルは前記第1の品質メトリックqA及び/又は第2の品質メトリックqB、それらの実際の偏差メトリックqD(例えば、qA−qB又はqA/qBとして決定される)及び/又は取得された、設定された品質偏差メトリックqO、日付、時間、位置、関連する可能性があるネットワークリソース及び設定を含むことができる。前記データタプルは、即時又は後続のローカル又は遠隔評価に用いられてもよく、例えば、意味のある統計の取得、又は即時のさらなる措置又はプロセス、例えばネットワーク構成パラメータの連続的な適応又は学習設定、同期した再構成、ハンドオーバ管理などに用いられてもよい。設定された品質偏差メトリックqOを含めないデータは設定された品質偏差メトリックqOの確立に用いられてもよい。
様々な比較評価結果がさらなる使用のための比較品質統計を確立するために使用されてもよい。このような統計は、即時に決定されてもよく、及び/又はスペース/位置/セル/ビームで決定されてもよい。これらの統計は、評価結果を受信する適切なサイトで確立されてもよい。これらの統計は、上記の準備をして送信する可能性があるデータタプルに基づいて確立されてもよい。これらの統計は、ネットワークパラメータの設定に用いられてもよく、時間及び/又は位置/セル/ビームに依存することができる。
また、無線リソースの比較評価及び無線リソース管理のための対応装置が提供される。
本明細書の請求項に記載される特徴は、明示的に記載されていない場合、他の特徴と組み合わせられてもよい(該組み合わせが技術的に実行可能な範囲で)と考えられてもよい。あるコンテキスト又は実施例又は図面又は請求項に記載される特徴は、該コンテキスト又は実施例又は請求項又は図面と技術的に実行可能な範囲で分離されてもよいと考えられるべきであり、そして他の図面又は請求項又は実施例又はコンテキストと技術的に実行可能な範囲で組み合わせられてもよいと考えられるべきである。方法の説明も関連する実施装置又はデバイスの説明として考えられるべきであり、逆にも同様である。
符号の説明
10 ユーザ装置−UE
11、12、13、14 固定ノード
20 ユーザ装置の軌跡
21 専用RACHリソースを備えたビーム
22 パブリックRACHリソースを備えたビーム
23 ビーム
24 ブロードキャスト領域
S1〜S7 方法のステップ
31、32 図における線
qA 専用RACHリソースビームの品質メトリック
qB パブリックRACHリソースビームの品質メトリック
qD 実際の品質偏差メトリック
qO 設定された品質偏差メトリック
10 ユーザ装置−UE
11、12、13、14 固定ノード
20 ユーザ装置の軌跡
21 専用RACHリソースを備えたビーム
22 パブリックRACHリソースを備えたビーム
23 ビーム
24 ブロードキャスト領域
S1〜S7 方法のステップ
31、32 図における線
qA 専用RACHリソースビームの品質メトリック
qB パブリックRACHリソースビームの品質メトリック
qD 実際の品質偏差メトリック
qO 設定された品質偏差メトリック
Claims (21)
- 無線リソースの比較評価方法であって、
ビームによって搬送される専用RACHリソースの品質メトリックを査定し、およびビームによって搬送されるパブリックRACHリソースの品質メトリックを査定するステップと、
前記リソースの前記査定された品質メトリックを比較評価するステップと、
比較評価結果を記憶又は伝送し、又は前記比較評価結果に従って更なる措置を取るステップとを含む、前記無線リソースの比較評価方法。 - 前記査定は、
第1のビーム(21)によって搬送される専用RACHリソースの第1の品質メトリックqAを査定することと、
第2のビーム(22)によって搬送されるパブリックRACHリソースの第2の品質メトリックqBを査定することとを含み、
前記比較評価は、
設定された品質偏差メトリックqOを取得することと、および
前記第2の品質メトリックqBが、前記第1の品質メトリックqAに対する品質偏差が少なくとも前記設定された品質偏差メトリックqOであることを指示する場合、第2の決定を行い、そうでない場合、第1の決定を行うこととを含む、
請求項1に記載の無線リソースの比較評価方法。 - 移動通信におけるターゲットノードへのハンドオーバプロセスに対する無線リソース管理を含み、前記無線リソース管理は、
a)0より大きいか等しい前記設定された品質偏差メトリックqOの値を取得するステップと、および
b)パブリックRACHリソースを使用した前記第2の決定を行い、そうでない場合、専用RACHリソースを使用した前記第1の決定を行うステップとを含む、
請求項2に記載の無線リソースの比較評価方法。 - 利用可能な他の決定がない場合、デフォルトの決定は、前記専用RACHリソースを使用することである、
請求項2又は3に記載の無線リソースの比較評価方法。 - 前記設定された品質偏差メトリックqOは、所定の絶対値又は前記第1の品質メトリックqA又は前記第2の品質メトリックqBに対する所定の値であってもよく、及び/又はネットワークトラフィック及び/又は負荷分散要求に従って決定される、
前記請求項のいずれか一項に記載の無線リソースの比較評価方法。 - 前記設定された品質偏差メトリックqOは、ノードからユーザ装置に伝送され、好ましくはRACH構成情報と共に伝送され、好ましくはハンドオーバ命令メッセージで及び/又はブロードキャストシステム情報メッセージで伝送され、前記ノードは、好ましくは前記ターゲットノードである、
前記請求項のいずれか一項に記載の無線リソースの比較評価方法。 - 前記第1の品質メトリックqA及び/又は前記第2の品質メトリックqBは、信号対雑音比を含む、
前記請求項のいずれか一項に記載の無線リソースの比較評価方法。 - 同期信号ブロック(SSB)又はチャネル状態情報参照信号(CSI−RS)に従って、前記第1の品質メトリックqAを査定する、
前記請求項のいずれか一項に記載の無線リソースの比較評価方法。 - 技術的品質と他の品質に従って、前記第1の品質メトリックqA及び/又は前記第2の品質メトリックqB及び/又は前記設定された品質偏差メトリックqOを査定する、
前記請求項のいずれか一項に記載の無線リソースの比較評価方法。 - 対応するビームに対する関連ユーザ装置の動きに従って、前記第1の品質メトリックqA及び/又は前記第2の品質メトリックqB及び/又は前記設定された品質偏差メトリックqOを査定する、
前記請求項のいずれか一項に記載の無線リソースの比較評価方法。 - 前記第2の品質メトリックqBは、参照信号受信電力値(RSRP)及び/又は参照信号受信品質値(RSRQ)として査定される、
前記請求項のいずれか一項に記載の無線リソースの比較評価方法。 - 前記決定に対して、複数の利用可能な品質メトリック査定方法のうちの1つを選択し、および複数の利用可能な品質メトリック査定方法のうちの1つの対応する選択に対して、対応する複数の利用可能な設定された品質偏差メトリックqOを提供する、
前記請求項のいずれか一項に記載の無線リソースの比較評価方法。 - 前記方法は、1つ又は複数の5G NR仕様に従って構成される、
前記請求項のいずれか一項に記載の無線リソースの比較評価方法。 - 前記決定は、前記ユーザ装置(10)で行われる、
前記請求項のいずれか一項に記載の無線リソースの比較評価方法。 - 前記決定は、基地局(11〜14)からのハンドオーバ命令によってトリガされ、又はユーザ装置(10)によって自律的にトリガされ、好ましくは前記ユーザ装置(10)の1つ又は複数の内部状態又はイベント又は決定に従ってトリガされ、前記決定は、好ましくは、同期した再構成を行う時にトリガされ、及び/又は周期的にトリガされる、
前記請求項のいずれか一項に記載の無線リソースの比較評価方法。 - 前記決定は、ノード(11〜14)との接続を確立するために、ユーザ装置(10)によってランダムアクセスプロセスに使用され、それにより、選択された第1のビーム(21)又は第2のビーム(22)によって、前記ユーザ装置(10)からの暗黙的又は明示的な情報を前記ノード(11〜14)に送信する、
前記請求項のいずれか一項に記載の無線リソースの比較評価方法。 - 移動通信における無線リソースの比較評価装置であって、
専用RACHリソースの品質メトリックqAとパブリックRACHリソースの品質メトリックqBを査定するための装置であって、前記リソースが1つ又は複数のビームによって搬送される装置と、
前記査定された品質メトリックの間で比較評価を行うための評価装置と、および
比較評価結果を記憶及び/又は伝送し、及び/又は前記比較評価結果に従ってさらなる措置を取るための装置とを備える、前記移動通信における無線リソースの比較評価装置。 - 前記査定装置は、
第1のビーム(21)によって搬送される専用RACHリソースの第1の品質メトリックqAを査定するための装置と、
第2のビーム(22)によって搬送されるパブリックRACHリソースの第2の品質メトリックqBを査定するための装置とを含み、
前記比較評価装置は、
設定された品質偏差メトリックqOを取得するための装置と、
前記第2の品質メトリックqBが、前記第1の品質メトリックqAに対する品質偏差が少なくとも前記設定された品質偏差メトリックqOであることを指示する場合、第2の決定を行い、そうでない場合、第1の決定を行うための決定装置とを含む、
請求項17に記載の移動通信における無線リソースの比較評価装置。 - 移動通信におけるターゲットノードへのハンドオーバプロセスのための無線リソース管理装置を含み、前記無線リソース管理装置は、
a)前記第1の品質メトリックqAと前記第2の品質メトリックqBを査定するように構成される前記査定装置と、
b)0より大きいか等しい前記設定された品質偏差メトリックqOの値を取得するように構成される前記取得装置と、
c)パブリックRACHリソースを使用した前記第2の決定を行い、そうでない場合、専用RACHリソースを使用した前記第1の決定を行うように構成される前記決定装置とを含む、
請求項18に記載の移動通信における無線リソースの比較評価装置。 - 移動通信のための装置のデータメモリであって、
前記データメモリは、0より大きいか等しい設定された品質偏差メトリックqOの保存に適用し、前記設定された品質偏差メトリックqOがハンドオーバプロセスに適用して、移動装置が専用RACHリソースを搬送する第1のビーム又はパブリックRACHリソースを搬送する第2のビームをアクセスノードのアクセスチャネルとして使用するかを決定し、第2のビームの第2の品質メトリックqBが第1のビームの第1の品質メトリックqAより高い品質を指示し、且つ前記第2の品質メトリックqBによって指示される品質が前記第1の品質メトリックqAによって指示される品質に対して少なくとも前記設定された品質偏差メトリックqOほど外れる場合、前記第2のビームを使用し、前記設定された偏差メトリックqOは前記データメモリに保存される、前記移動通信のための装置のデータメモリ。 - データキャリアであって、
実行可能なコードを保存し、前記コードが実行される場合、上述した方法請求項のいずれか一項に記載の方法を実現する、前記データキャリア。
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