JP2021196709A - 情報処理端末、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理端末、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】顧客が購入対象商品を登録することを支援する情報処理端末、情報処理方法及びプログラムを提供する。【解決手段】情報処理端末3は、撮像部35と、小売店において販売されている複数の商品に関する商品情報を記憶するとともに、各商品が商品画像に含まれる確信度を出力するように学習された学習済みモデルを記憶する記憶部32と、複数の商品のうちの何れかの商品を撮像部35に撮像させて、商品画像を生成する画像生成部391と、商品画像を学習済みモデルに入力することにより、複数の商品のそれぞれについて確信度を算出する算出部392と、確信度に基づいて、複数の商品のうちから一部の商品を抽出する抽出部395と、抽出した商品に関する商品情報を、確信度に応じた表示態様で表示する表示制御部396と、商品情報が表示された商品のうち、顧客によって選択された商品を購入対象商品として登録する登録部397とを有する。【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理端末、情報処理方法及びプログラムに関する。
従来、スーパーマーケット等の小売店において、顧客の買物の利便性を向上させるためにショッピングカートが提供されている。また、近年では、決済機能を有する情報処理端末を付加したショッピングカートの導入が検討されている。
例えば、特許文献1には、商品に付されたバーコード等を読み取ることにより商品を登録し、登録済みの商品の決済処理を行うことが可能なカート端末を備えたショッピングカートが記載されている。このようなショッピングカートを導入することにより、顧客は購入を希望する商品を、小売店の従業員による応対を待たずに自ら登録して決済をすることができるため、円滑に買物をすることが可能となる。また、小売店は従業員にPOS(Point of Sales)端末やレジスタ等の端末を操作させる必要がなくなるため、効率的な店舗運営が可能となる。
特開2020−67947号公報
一般に、スーパーマーケット等の小売店において、生鮮食品等の一部の商品にはバーコード等の識別コードが付されていない。したがって、従来、これらの商品が購入される際には、小売店において販売されている複数の商品について十分な知識を有し且つPOS端末の操作に習熟した従業員が商品の種類を判定している。そして、従業員がPOS端末を操作して、判定した商品を検索して選択することにより、購入対象商品として登録している。しかしながら、商品について十分な知識を有しておらず且つPOS端末の操作に習熟していない顧客では、識別コードが付されていない商品の種類を適切に判定し、購入対象商品として登録することは困難であった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、顧客が購入対象商品を登録することを支援することを可能とする情報処理端末、ショッピングカート、情報処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る情報処理端末は、小売店に配置される情報処理端末であって、撮像部と、小売店において販売されている複数の商品に関する商品情報を記憶するとともに、複数の商品のうちのいずれかの商品を含む商品画像が入力された場合に、複数の商品のそれぞれについて、各商品が商品画像に含まれる確信度を出力するように学習された学習済みモデルを記憶する記憶部と、複数の商品のうちの何れかの商品を撮像部に撮像させて、商品画像を生成する画像生成部と、商品画像を学習済みモデルに入力することにより、複数の商品のそれぞれについて確信度を算出する算出部と、確信度に基づいて、複数の商品のうちから一部の商品を抽出する抽出部と、抽出した商品に関する商品情報を、確信度に応じた表示態様で表示する表示制御部と、商品情報が表示された商品のうち、顧客によって選択された商品を購入対象商品として登録する登録部と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理端末は、小売店における情報処理端末の現在の位置を示す位置情報を算出する位置情報算出部と、算出された確信度を位置情報に基づいて補正する補正部と、をさらに有し、表示制御部は、抽出した商品に関する商品情報を、補正された確信度に応じた表示態様で表示する、ことが好ましい。
また、本発明に係る情報処理端末において、位置情報算出部は、情報処理端末の周辺を撮像部に撮像させて周辺画像を生成し、周辺画像に基づいて位置情報を算出する、ことが好ましい。
また、本発明に係る情報処理端末は、画像生成部によって生成された商品画像と、顧客によって選択された商品とを関連付けて、学習済みモデルの再学習用データとして機械学習サーバに送信する送信制御部をさらに有する、ことが好ましい。
また、本発明に係る情報処理端末は、小売店における情報処理端末の現在の位置を示す位置情報を算出する位置情報算出部をさらに有し、算出部は、商品画像及び位置情報を学習済みモデルに入力することにより、複数の商品のそれぞれについて確信度を算出し、画像生成部によって生成された商品画像と、位置情報算出部によって算出された位置情報と、顧客によって選択された商品とを関連付けて、学習済みモデルの再学習用データとして機械学習サーバに送信する送信制御部をさらに有する、ことが好ましい。
また、本発明に係る情報処理端末において、記憶部は、複数の商品の識別情報をさらに記憶し、算出部は、商品に付された、識別情報に対応する識別画像が検出されたか否かを判定し、識別画像が検出されていないと判定した場合に、商品画像を学習済みモデルに入力することにより確信度を算出し、登録部は、識別画像が検出されたと算出部が判定した場合に、識別画像に対応する識別情報に示される商品を購入対象商品として登録する、ことが好ましい。
また、本発明に係る情報処理端末は、小売店に配置されるショッピングカートに設けられる、ことが好ましい。
本発明に係る情報処理方法は、小売店に配置される、撮像部を有する情報処理端末における情報処理方法であって、小売店において販売されている複数の商品に関する商品情報を記憶するとともに、複数の商品のうちのいずれかの商品を含む商品画像が入力された場合に、複数の商品のそれぞれについて、各商品が商品画像に含まれる確信度を出力するように学習された学習済みモデルを記憶し、複数の商品のうちの何れかの商品を撮像部に撮像させて、商品画像を生成し、商品画像を学習済みモデルに入力することにより、複数の商品のそれぞれについて確信度を算出し、確信度に基づいて、複数の商品のうちから一部の商品を抽出し、抽出した商品に関する商品情報を、確信度に応じた表示態様で表示し、商品情報が表示された商品のうち、顧客によって選択された商品を購入対象商品として登録する、ことを含むことを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、小売店に配置される、撮像部を有する情報処理端末のプログラムであって、小売店において販売されている複数の商品に関する商品情報を記憶するとともに、複数の商品のうちのいずれかの商品を含む商品画像が入力された場合に、複数の商品のそれぞれについて、各商品が商品画像に含まれる確信度を出力するように学習された学習済みモデルを記憶し、複数の商品のうちの何れかの商品を撮像部に撮像させて、商品画像を生成し、商品画像を学習済みモデルに入力することにより、複数の商品のそれぞれについて確信度を算出し、確信度に基づいて、複数の商品のうちから一部の商品を抽出し、抽出した商品に関する商品情報を、確信度に応じた表示態様で表示し、商品情報が表示された商品のうち、顧客によって選択された商品を購入対象商品として登録する、ことを情報処理端末に実行させることを特徴とする。
本発明に係る情報処理端末、情報処理方法及びプログラムは、顧客が購入対象商品を登録することを支援することを可能とする。
本発明の概要を説明するための模式図である。 情報処理システム1の概略構成の一例を示す図である。 ショッピングカート2の斜視図である。 情報処理端末3の概略構成の一例を示す図である。 ログイン画面500の一例を示す図である。 買物画面600の一例を示す図である。 商品選択画面700の一例を示す図である。 買物画面800の一例を示す図である。 第1商品テーブルT1のデータ構造の一例を示す図である。 第2商品テーブルT2のデータ構造の一例を示す図である。 顧客情報テーブルT3のデータ構造の一例を示す図である。 位置情報テーブルT4のデータ構造の一例を示す図である。 学習用データテーブルT5のデータ構造の一例を示す図である。 決済処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 商品登録処理の流れの一例を示すフロー図である。 ショッピングカート2aの斜視図である。 情報処理端末3aの概略構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の様々な実施形態について説明する。本発明の技術的範囲はそれらの実施形態には限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
(本発明の概要)
図1は、本発明の概要を説明するための模式図である。本発明に係るショッピングカート100は、小売店に配置され、利用者が小売店で買物をするために利用者に提供される。ショッピングカート100は、商品を収容可能な収容部101を備える。ショッピングカート100には、表示部111及び撮像部112を有する情報処理端末110が設けられる。撮像部112は、表示部111の裏面に設けられ、収容部101の上方を撮像可能に備えられる。
利用者は、小売店の売場に陳列されている複数の商品のうちから購入を希望する商品120をショッピングカート100の収容部101に収容することにより、小売店で買物をする。利用者は、収容部101に商品120を収容する際に、撮像部112の前方に商品120をかざすことにより、情報処理端末110に商品120を撮像させる。これにより、情報処理端末110は、商品画像130を生成する。
情報処理端末110は、小売店において販売されている複数の商品のそれぞれについて、各商品が商品画像130に含まれる確信度140を算出する。確信度は、各商品が商品画像に含まれる確からしさを示す値であり、その値が大きいほど各商品が商品画像に含まれる可能性が大きいことを示す。情報処理端末110は、商品画像が入力された場合に、各商品が商品画像に含まれる確信度を出力するように学習された学習済みモデルに商品画像130を入力することにより、確信度140を算出する。図1に示す例では、商品画像130に「キャベツ」が含まれる確信度が「0.6」、「レタス」が含まれる確信度が「0.3」、「白菜」が含まれる確信度が「0.1」等と算出されている。
続いて、情報処理端末110は、確信度に基づいて、複数の商品のうちから一部の商品を抽出する。例えば、情報処理端末110は、複数の商品のうちから確信度が所定値以上である商品を抽出する。図1に示す例では、「キャベツ」、「レタス」及び「白菜」が抽出されたものとする。
続いて、情報処理端末110は、あらかじめ情報処理端末110に記憶された複数の商品に関する商品情報のうちから、抽出した商品に関する商品情報を、確信度に応じた表示態様で表示する。図1に示す例では、商品情報は、確信度に応じた大きさで表示される。表示部111に表示される商品選択画面150において、確信度が最も大きい「キャベツ」の商品情報が最も大きく表示されている。また、商品選択画面150において、確信度が「キャベツ」よりも小さい「レタス」及び「白菜」の商品情報が「キャベツ」の商品情報よりも小さく表示されている。
続いて、情報処理端末110は、商品情報が表示された商品のうち、顧客によって選択された商品を購入対象商品として登録する。顧客は、情報処理端末110に対してクレジットカード番号等の決済情報を入力することにより、登録された購入対象商品についての決済をし、商品を購入する。
以上説明したように、情報処理端末110は、商品を撮像して生成された商品画像に各商品が含まれる確信度を算出し、確信度に基づいて抽出された商品のうち、ユーザによって選択された商品を購入対象商品として登録する。このようにすることで、情報処理端末110は、顧客が購入対象商品を登録することを支援することを可能とする。
購入しようとしている商品を購入対象商品として端末に登録するためには、購入しようとしている商品の種類を判定する必要がある。通常、商品の種類の判定は、小売店において販売されている商品のうち、購入しようとしている商品に最も類似する商品を特定することによりなされるため、小売店において販売されている商品について十分な知識を有しない顧客は、商品を適切に判定することができない。他方、情報処理端末110は、小売店において販売されている複数の商品のうちから商品画像に示される商品を推定し、推定結果に示される商品情報を選択可能に表示する。これにより、顧客は商品情報が表示された商品のうちから購入対象商品に最も類似する商品を特定すればよいため、顧客が商品について十分な知識を有しない場合でも、商品の判定が可能となる。
また、商品について十分な知識を有しない顧客は、表示された商品情報のうちから購入対象商品に最も類似する商品をどのように特定すればよいかが判断できず、商品の判定ができないことがある。他方、情報処理端末110は、商品情報を確信度に応じた表示態様で表示する。これにより、購入対象商品に最も近いと推定される商品が顧客に対し示されるため、顧客はより適切に商品の判定をすることができる。
また、端末の操作に習熟していない顧客は、端末において小売店において販売されている多数の商品から購入対象商品を検索し、選択するという操作ができないことがある。他方、情報処理端末110は、小売店において販売されている商品のうち、推定結果に示される商品についての商品情報のみを表示する。これにより、表示される商品情報の数が推定結果に基づいて絞り込まれるため、顧客が端末の操作に習熟していない場合でも、顧客が商品を選択して登録することが容易になる。
上述した図1の説明は、本発明の内容への理解を深めるための説明にすぎない。本発明は、具体的には、以下に説明する種々の実施形態において実施され、且つ、本発明の原則を実質的に超えずに、さまざまな変形例によって実施されてもよい。このような変形例は、全て本発明及び本明細書の開示範囲に含まれる。
(第1の実施形態)
図2は、本発明に係る情報処理システム1の概略構成の一例を示す図である。情報処理システム1は、小売店に配置されるショッピングカート2が有する情報処理端末3、決済サーバ4、認証サーバ5、POS(Point of Sales)サーバ6、機械学習サーバ7及びビーコン端末8を有する。情報処理端末3は、インターネット又はイントラネット等であるネットワーク9を介して、決済サーバ4、認証サーバ5、POSサーバ6及び機械学習サーバ7と相互に通信可能に接続される。
決済サーバ4、認証サーバ5、POSサーバ6及び機械学習サーバ7は、小売店又はデータセンター等に配置されるサーバである。決済サーバ4は、顧客が購入を希望する購入対象商品に関する決済処理を実行する。情報処理システム1が複数の決済方法に対応する場合、決済サーバ4は、決済方法ごとに設けられてもよい。認証サーバ5は、情報処理端末3から顧客の認証情報を取得し、顧客の認証処理を実行する。POSサーバ6は、商品に関する商品情報を記憶するとともに、商品情報を情報処理端末3に提供する。機械学習サーバ7は、所定の学習モデルに対して機械学習を実行して学習済みモデルを生成し、生成した学習済みモデルを情報処理端末3に提供する。また、機械学習サーバ7は、再学習用データを情報処理端末から取得する。
ビーコン端末8は、ショッピングカート2が配置された小売店の複数の位置(例えば、売場ごと)にそれぞれ配置される複数の端末である。各ビーコン端末8は、BLE(Bluetooth Low Energy)等の所定の無線通信方式に従うビーコン信号を送信する。ビーコン信号は、情報処理端末3が小売店における位置を示す位置情報を算出するために用いられる。
図3は、ショッピングカート2の斜視図である。ショッピングカート2は、収容部21、ハンドル22及びハンドル22の近傍に設けられた情報処理端末3を有する。収容部21は、上面が開放された箱型の形状を有し、顧客が購入を決定した商品を収容するために用いられる。ショッピングカート2は、買物かごを載置可能なかご受けを収容部21として有してもよい。ハンドル22は、顧客がショッピングカート2を移動させる際に把持するために用いられる。情報処理端末3は、タブレット型のPC(Personal Computer)である。情報処理端末3は、ハンドル22の近傍に、ショッピングカート2と一体として又は取外し可能に設けられる。情報処理端末3は、多機能携帯電話(スマートフォン)又はラップトップ型等の任意の形状のPC等でもよい。
図4は、情報処理端末3の概略構成の一例を示す図である。情報処理端末3は、通信部31、記憶部32、表示部33、操作部34、撮像部35、識別画像検出部36、位置情報受信部37、決済部38及び処理部39を有する。
通信部31は、情報処理端末3を他の装置と通信可能にするためのデバイスであり、無線通信インタフェース回路を備える。通信部31が備える通信インタフェース回路は、LTE(Long Term Evolution)又は5G等の移動体通信インタフェース回路である。通信部31が備える無線通信インタフェース回路は、無線LAN(Local Area Network)等の通信インタフェース回路でもよい。通信部31は、処理部39から供給されたデータを他の装置に送信するとともに、他の装置から受信したデータを処理部39に供給する。
記憶部32は、データ及びプログラムを記憶するためのデバイスであり、半導体メモリを備える。記憶部32は、処理部39による処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。プログラムは、CD(Compact Disc)−ROM(Read Only Memory)等のコンピュータ読み取り可能且つ非一時的な可搬型記憶媒体から、セットアッププログラム等を用いて記憶部32にインストールされる。
表示部33は、画像を表示するためのデバイスであり、例えば、液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイを備える。表示部33は、処理部39から供給された表示データに基づいて画像を表示する。表示部33は、ハンドル22を把持する顧客から画像が視認可能となるように、ハンドル22の上方を向いて設けられる。
操作部34は、情報処理端末3に対する入力操作を受付けるためのデバイスであり、例えば、表示部33と一体化されたタッチパネルを備える。操作部34は、キーパッド又はタッチパッド等を備えてもよい。操作部34は、入力操作に応じた信号を生成して処理部39に供給する。
撮像部35は、被写体を撮像するためのデバイスであり、例えば、カメラを備える。撮像部35は、光学レンズ等を用いて被写体からの光線を集束することにより結像した被写体像に対応する画像信号を生成し、所定の形式の画像データに変換して処理部39に供給する。撮像部35は、顧客が商品を収容部21に収容する際に商品を撮像可能となるように、収容部21の上方を向いて設けられる。
識別画像検出部36は、商品に付されたバーコード等の識別画像を検出するためのデバイスであり、CCD(Charge Coupled Device)方式又はレーザ方式のバーコードスキャナを備える。識別画像検出部36は、識別画像が検出された場合、検出された識別画像を復号した識別情報を処理部39に供給する。識別画像検出部36は、顧客が商品を収容部21に収容する際に商品に付された識別画像を検出可能となるように、撮像部35と並んで収容部21の上方を向いて設けられる。
位置情報受信部37は、ビーコン端末8が送信するビーコン信号を受信するためのデバイスであり、例えば、無線通信インタフェース回路を備える。位置情報受信部37が備える無線通信インタフェース回路は、ビーコン端末8の通信方式に対応する、BLE等の近距離無線通信方式の通信インタフェース回路である。位置情報受信部37は、ビーコン信号に含まれるデータを処理部39に供給する。
決済部38は、決済処理に必要な情報を読込むためのデバイスである。決済方法が二次元コード決済である場合、決済部38は、カメラを備える。決済方法がクレジットカード等の接触型ICカード又は非接触型ICカードである場合、決済部38は、それぞれのICカードを読込可能な決済端末を備える。決済部38は、読込んだ決済処理に必要な情報を処理部39に供給する。決済部38は、複数の決済方法にそれぞれ対応する複数のデバイスを備えてもよい。
処理部39は、情報処理端末3の動作を統括的に制御するデバイスであり、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。処理部39は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、LSI(Large Scale Integration)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を備える。処理部39は、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等を備えてもよい。処理部39は、記憶部32に記憶されているプログラムに基づいて情報処理端末3の処理が適切に実行されるように情報処理端末3の各構成の動作を制御するとともに、処理を実行する。
処理部39は、取得部390、画像生成部391、確信度算出部392、位置情報算出部393、補正部394、表示制御部396、登録部397、決済制御部398及び送信制御部399を機能ブロックとして備える。これらの各部は、処理部39によって実行されるプログラムによって実現される機能モジュールである。これらの各部は、ファームウェアとして情報処理端末3に実装されてもよい。なお、確信度算出部392は、算出部の一例である。
図5は、表示部33に表示されるログイン画面500の一例を示す図である。ログイン画面500は、顧客がショッピングカート2を用いて買物を始めるときに表示される。ログイン画面500には、文字情報501及び顧客識別情報入力オブジェクト502が含まれる。
文字情報501は、顧客に対してログイン操作を促すための指示を示す。図5に示す例では、文字情報501は、ログイン操作として、ログイン用のバーコード等の識別画像を情報処理端末3に検出させること、又は、顧客ID及びパスワードを入力することを促している。ログイン用の識別画像は、あらかじめ小売店によって顧客情報が登録された顧客ごとに発行された顧客識別情報を符号化した画像である。顧客は、ログイン用の識別画像が印字されたカード等の印字媒体又はログイン用の識別画像が表示された携帯端末等を識別画像検出部36の前方にかざすことにより、情報処理端末3にログイン用の識別画像を検出させる。ログイン用の識別画像が検出された場合、情報処理端末3は、撮像された識別画像に対応する顧客識別情報を取得し、顧客識別情報を含む認証要求を認証サーバ5に送信する。
顧客識別情報入力オブジェクト502は、顧客がログイン用の識別画像を所持していない場合等に、顧客が顧客識別情報を入力するためのオブジェクト群であり、顧客識別情報及びパスワードがそれぞれ入力される2つのテキストボックス502a及び502b並びに決定ボタン502cを含む。顧客は、操作部34を介して2つのテキストボックス502a及び502bに顧客識別情報及びパスワードをそれぞれ入力する操作をし、決定ボタン502cを選択する。決定ボタン502cが選択された場合、情報処理端末3は、入力された顧客識別情報及びパスワードを取得し、顧客識別情報及びパスワードを含む認証要求を認証サーバ5に送信する。
図6は、表示部33に表示される、商品登録前の買物画面600の一例を示す図である。買物画面600は、ログイン画面500においてログイン操作がされ、認証サーバ5において認証処理がされたときに表示される。買物画面600には、顧客情報601、文字情報602、撮像画像603及び購入対象商品情報604が含まれる。
顧客情報601は、認証処理が成功した顧客の氏名を示す。文字情報602は、顧客に対して商品登録操作を促すための指示を示す。図6に示す例では、文字情報602は、商品登録処理として、情報処理端末3に商品を撮像させること、及び、バーコード等の識別画像が付された商品については、情報処理端末3に識別画像を検出させることを促している。撮像画像603は、撮像部35において撮像されている画像をリアルタイムに表示する。顧客は、撮像画像603において商品の位置等を確認しながら撮像部35の前方に商品をかざすことで、商品を適切に撮像することができる。購入対象商品情報604は、顧客が購入対象商品として登録した商品の情報を示す。図6に示す例では、購入対象商品情報604は、顧客がまだ商品を登録していないことを示している。
図7は、表示部33に表示される商品選択画面700の一例を示す図である。商品選択画面700は、買物画面600において、識別画像が付されていない商品が撮像された場合に表示される。商品選択画面700には、顧客情報701、文字情報702及び複数の商品選択オブジェクト703が含まれる。
顧客情報701は、認証処理が成功した顧客の氏名を示す。文字情報702は、顧客が撮像した商品を選択することを促すための指示を示す。商品選択オブジェクト703は、撮像された商品を購入対象商品として登録するためのオブジェクトである。顧客は、表示された複数の商品選択オブジェクト703のうち、撮像した商品に対応すると考えられる商品選択オブジェクト703を選択することで、選択した商品選択オブジェクトに対応する商品を購入対象商品として登録することができる。
各商品選択オブジェクト703は、小売店において販売されている複数の商品のうちから、情報処理端末3が確信度に基づいて抽出した商品に関する商品情報を含む。図7に示す例では、商品情報は商品の名称及び画像である。また、各商品選択オブジェクト703は、確信度に応じた表示態様で表示される。確信度に応じた表示態様が確信度に応じた大きさである場合、確信度が大きいほど、商品選択オブジェクト703は大きく表示される。
図7に示す例は、「キャベツ」、「レタス」及び「白菜」が抽出され、「キャベツ」の確信度が最も大きく、「レタス」及び「白菜」の確信度が等しく算出された場合の例である。この場合、「キャベツ」の確信度は最も大きいため、「キャベツ」の商品選択オブジェクト703は最も大きく表示される。また、「レタス」及び「白菜」の確信度は互いに等しく、何れも「キャベツ」の確信度よりも小さいため、「レタス」及び「白菜」の商品選択オブジェクト703は、互いに等しい大きさで、「キャベツ」の商品選択オブジェクト703よりも小さく表示される。
なお、各商品選択オブジェクト703は、確信度の順位に応じた大きさで表示されてもよい。すなわち、抽出された商品を、確信度が大きい商品から順位付けし、順位が高い商品ほど、商品選択オブジェクト703が大きく表示されてもよい。また、確信度が最も大きい商品の商品選択オブジェクト703のみを大きく表示し、他の商品の商品選択オブジェクト703を何れも等しい大きさで表示してもよい。
また、確信度に応じた表示態様は、確信度に応じた大きさに限られない。例えば、各商品選択オブジェクト703の背景色又は形状が確信度の大きさに応じて変更されてもよい。各商品選択オブジェクト703に含まれる文字の大きさや太さが確信度に応じて変更されてもよい。各商品選択オブジェクト703が、確信度に応じて、点滅表示等の効果を伴って表示されてもよい。これらの場合において、確信度が最も大きい商品の商品選択オブジェクト703のみの表示態様を異ならせてもよい。これにより、商品の種類が判定できない顧客に対して確信度が最も大きい商品を選択することを促すことができ、購入対象商品が正しく登録される可能性を高めることができる。
また、各商品選択オブジェクト703は、確信度の順位に従って配列されてもよい。また、各商品選択オブジェクト703は、確信度の順位を示す情報を含んでもよい。
図8は、表示部33に表示される、商品登録後の買物画面800の一例である。買物画面800は、商品選択画面700において商品が登録された場合、又は、買物画面600において識別画像が付された商品の識別画像が検出された場合に表示される。買物画面800には、顧客情報801、文字情報802、撮像画像803、購入対象商品情報804及び決済オブジェクト805が含まれる。
顧客情報801は、認証処理が成功した顧客の氏名を示す。文字情報802は、顧客に対して商品登録処理を促すための指示を示す。撮像画像803は、撮像部35において撮像されている画像をリアルタイムに表示する。購入対象商品情報804は、顧客が購入対象商品として登録した商品の情報を示す。図8に示す例では、購入対象商品情報804は、商品選択画面700において選択された商品選択オブジェクト703に対応する商品である「白菜」が購入対象商品として登録されたことを示している。また、買物画面600において商品の識別画像が検出された場合、購入対象商品情報804は、検出された識別画像に対応する商品が購入対象商品として登録されたことを示す。
決済オブジェクト805は、購入対象商品の決済をするためのオブジェクトである。決済オブジェクト805が選択された場合、情報処理端末3は、決済サーバ4との間で決済処理を実行する。
図9は、記憶部32に記憶される、バーコード又は二次元コード等の識別画像が付される商品に関する情報を管理する第1商品テーブルT1のデータ構造の一例を示す図である。第1商品テーブルT1は、商品識別情報、名称、価格及び売場等を関連付ける。
商品識別情報は、商品を識別するための識別情報であり、例えばJAN/EAN/UPC等の規格に従う商品コードである。所定の変換プログラムを用いて商品識別情報を画像に変換することにより、商品に付されるバーコード等の識別画像が生成される。名称及び価格は、商品の名称及び価格である。売場は、小売店において商品が配置されている売場を識別するための情報である。
図10は、記憶部32に記憶される、識別画像が付されない商品に関する情報を管理する第2商品テーブルT2のデータ構造の一例を示す図である。第2商品テーブルT2は、商品識別情報、名称、価格、画像及び売場等を関連付ける。
商品識別情報は、商品を識別するための識別情報である。第2商品テーブルT2における商品識別情報は、小売店において商品を識別するための識別情報であり、例えば、第2商品テーブルT2における商品識別情報は、JANコードのインストアマーキングの規格に従う。第2商品テーブルT2における商品識別情報は、小売店における独自の体系に従って設定されてもよい。名称及び価格は、商品の名称及び価格である。画像情報は、商品を含む画像ファイルに関する情報であり、例えば、ファイル名及びファイルパスである。売場は、小売店において商品が配置されている売場を識別するための情報である。
第1商品テーブルT1及び第2商品テーブルT2は、あらかじめPOSサーバ6から取得され、記憶部32に記憶される。
図11は、記憶部32に記憶される、顧客に関する情報を管理する顧客情報テーブルT3のデータ構造の一例を示す図である。顧客情報テーブルT3は、顧客識別情報、氏名及び決済情報を関連付ける。
顧客識別情報は、顧客を識別するための識別情報である。氏名は、顧客の氏名である。決済情報は、顧客が用いる決済方法に関する情報であり、決済種別及び詳細情報を含む。決済種別は、顧客が用いる決済方法の種別を示す情報であり、例えば、情報処理端末3において決済が可能な、「クレジットカード」、「二次元コード決済」及び「プリペイドカード」等である。詳細情報は、種別に示される決済方法で決済するために必要な情報であり、例えば、カード番号等である。
ログイン画面における顧客のログイン操作に応じて認証サーバ5における認証処理が成功した場合に、情報処理端末3によって、認証処理に係る顧客に関するデータのみが認証サーバ5から取得され、記憶部32に記憶される。
図12は、記憶部32に記憶される位置情報テーブルT4のデータ構造の一例を示す図である。位置情報テーブルT4は、ビーコン識別情報及び売場を関連付ける。
ビーコン識別情報は、ビーコン信号に含まれる、ビーコン信号を送信したビーコン端末8を識別するための識別情報である。ビーコン信号がBLEの規格に従う場合、ビーコン識別情報は、例えばUUID(Universal Unique Identifier)である。売場は、小売店において、ビーコン識別情報に対応するビーコン端末8が設置された売場を識別するための情報である。
位置情報テーブルT4は、小売店におけるビーコン端末8の配置に応じてあらかじめ小売店の従業員によって設定され、記憶部32に記憶される。
図13は、記憶部32に記憶される学習用データテーブルT5のデータ構造の一例を示す図である。学習用データテーブルT5は、画像及びラベルを関連付ける。
画像情報は、情報処理端末3が商品を撮像したことによって生成された商品画像の画像ファイルに関する情報であり、ファイル名及びファイルパス等である。ラベルは、商品選択画面700において顧客に選択された商品を示す情報である。図13に示す例では、ラベルは、小売店において販売されている複数の商品のそれぞれに対応する要素を有するOne-hotベクトルである。すなわち、情報処理端末3が商品画像として「画像1」を撮像し、顧客が商品選択画面700において「キャベツ」を選択した場合には、「キャベツ」に対応する要素のみが「1」であるOne-hotベクトルが生成され、「画像1」に関連付けられる。
学習用データテーブルT5は、顧客が商品選択画面700において商品を選択した時に生成され、記憶部32に記憶される。学習用データテーブルT5は、情報処理端末3から再学習用データとして機械学習サーバ7に送信され、学習済みモデルの再学習に用いられる。
図14は、情報処理システム1によって実行される決済処理の流れの一例を示すシーケンス図である。決済処理は、情報処理端末3、決済サーバ4、認証サーバ5、POSサーバ6及び機械学習サーバ7に記憶されたプログラムに基づいて、これらの装置の処理部が各装置の構成要素と協働することにより実現される。
まず、情報処理端末3の取得部390は、機械学習サーバ7から学習済みモデルを取得して記憶部32に記憶する(S101)。取得部390は、通信部31を介して、学習済みモデルの送信要求を機械学習サーバ7に送信する。取得部390は、通信部31を介して、学習済みモデルの送信要求に応じて機械学習サーバ7から送信された学習済みモデルを受信する。取得部390は、受信した学習済みモデルを記憶部32に記憶する。学習済みモデルの送信要求は、あらかじめ設定された時刻に定期的に送信される。学習済みモデルの送信要求は、情報処理端末3の管理者(例えば、小売店の従業員等)の操作に応じて送信されてもよい。
学習済みモデルは、小売店において販売されている、識別画像が付されない商品を含む商品画像を入力した場合に、識別画像が付されない複数の商品のそれぞれについて、各商品が商品画像に含まれる確信度を出力するように学習された学習モデルである。学習モデルは、例えば、画像分類用のCNN(Convolutional Neural Network)である。学習済みモデルは、学習用商品画像を学習モデルに入力した場合に学習モデルから出力される確信度と、学習用商品画像についてあらかじめ設定されたラベルとの誤差が小さくなるようにパラメータが更新された学習モデルである。パラメータは、例えば、学習モデルから出力された確信度を示すベクトルとラベルとの交差エントロピー誤差が小さくなるように、誤差逆伝搬法を用いて更新される。学習済みモデルは、機械学習サーバ7があらかじめ機械学習プログラムを実行することにより生成される。
続いて、取得部390は、POSサーバ6から第1商品テーブルT1及び第2商品テーブルT2を取得して記憶部32に記憶する(S102)。取得部390は、通信部31を介して、商品情報の送信要求を機械学習サーバ7に送信する。取得部390は、通信部31を介して、商品情報の送信要求に応じてPOSサーバ6から送信された第1商品テーブルT1及び第2商品テーブルT2を受信する。取得部390は、受信した第1商品テーブルT1及び第2商品テーブルT2を記憶部32に記憶する。商品情報の送信要求は、あらかじめ設定された時刻に定期的に送信される。商品情報の送信要求は、情報処理端末3の管理者の操作に応じて送信されてもよい。
続いて、取得部390は、認証サーバ5から顧客情報テーブルT3を取得する(S103)。取得部390は、表示部33にログイン画面500を表示する。取得部390は、ログイン画面500におけるユーザの操作に応じて顧客識別情報を取得する。取得部390は、通信部31を介して顧客識別情報を含む認証要求を認証サーバ5に送信する。認証サーバ5において認証要求が認証された場合、取得部390は、通信部31を介して、顧客識別情報に対応する顧客についての顧客情報テーブルT3を受信する。取得部390は、受信した顧客情報テーブルT3を記憶部32に記憶する。
続いて、情報処理端末3は、商品を購入対象商品として登録する商品登録処理を実行する(S104)。商品登録処理の詳細は後述する。
続いて、決済制御部398は、登録された商品についての決済処理を実行する(S105)。決済制御部398は、顧客情報テーブルT3に含まれる顧客の決済種別に基づいて、決済処理を実行する決済サーバ4を特定する。決済制御部398は、通信部31を介して、特定された決済サーバ4に対して、顧客情報テーブルT3に含まれるクレジットカード番号等の詳細情報を送信する。決済サーバ4において決済処理が正常に実行された場合、決済制御部398は、通信部31を介して、決済完了通知を決済サーバ4から受信する。決済制御部398は、決済完了通知を受信したことに応じて、決済が完了した旨を表示部33に表示する。なお、決済制御部398は、顧客情報テーブルT3を参照せずに、決済部38を制御して顧客の決済種別及び詳細情報を取得してもよい。
続いて、送信制御部399は、通信部31を介して、商品登録処理において生成された学習用データテーブルT5を、学習済みモデルの再学習用データとして機械学習サーバ7に送信する(S106)。機械学習サーバ7は、送信された再学習用データを用いて学習済みモデルを再学習させる。再学習は、機械学習サーバ7に記憶された学習済みモデルに対して、再学習用データを用いて確率的勾配降下法等のオンライン機械学習をさせるためのプログラムを実行し、学習済みモデルのパラメータを更新することによりなされる。再学習された学習済みモデルは、機械学習サーバ7に記憶され、取得部390による学習済みモデルの送信要求があった場合に情報処理端末3に送信される。
図15は、決済処理のS104において、情報処理端末3によって実行される商品登録処理の流れの一例を示すフロー図である。
まず、画像生成部391は、撮像部35を制御して小売店において販売されている複数の商品のうちのいずれかの商品を撮像することにより、商品画像を生成する(S201)。画像生成部391は、生成された商品画像を買物画面600の撮像画像603にリアルタイムに表示する。
続いて、確信度算出部392は、複数の商品の商品識別情報に対応する識別画像が検出されたか否かを判定する(S202)。確信度算出部392は、識別画像検出部36から識別情報が供給されたか否かを判定する。識別情報が供給されたと判定した場合、確信度算出部392は、供給された識別情報が第1商品情報テーブルT1に商品識別情報として含まれるか否かを判定する。供給された識別情報が商品識別情報として含まれると判定した場合、確信度算出部392は、商品識別情報に対応する識別画像が検出されたと判定する。識別情報が供給されないと判定した場合、又は、供給された識別情報が商品識別情報として含まれないと判定した場合、確信度算出部392は、商品識別情報に対応する識別画像が検出されていないと判定する。
識別画像が検出されていないと判定された場合(S202−No)、確信度算出部392は、商品画像を学習済みモデルに入力することにより、複数の商品のそれぞれについて確信度を算出する(S203)。確信度算出部392は、商品画像を、記憶部32に記憶された学習済みモデルに入力し、学習済みモデルから出力された確信度を取得することにより、確信度を含む推定結果を算出する。
続いて、確信度算出部392は、何れかの推定結果の確信度が基準値以上であるか否かを判定する(S204)。何れの推定結果の確信度も基準値未満であると判定された場合(S204−No)、確信度算出部392は、商品画像に商品が含まれないと判定し、処理をS201に戻す。基準値は、商品画像に何れかの商品が含まれる場合の確信度と商品画像に商品が含まれない場合の確信度との中間の値となるように設定される。
何れかの推定結果の確信度が基準値以上であると判定された場合(S204−Yes)、位置情報算出部393は、情報処理端末3の小売店における位置を示す位置情報を算出する(S205)。位置情報は、例えば、情報処理端末3が位置する売場を特定する情報である。位置情報算出部393は、位置情報受信部37を制御して、小売店の各売場に配置されたビーコン端末8が送信したビーコン信号を受信し、ビーコン信号に含まれるビーコン識別情報を取得する。位置情報算出部393は、位置情報テーブルT4を参照し、取得したビーコン識別情報に対応する売場を特定することにより、位置情報を算出する。
続いて、補正部394は、算出された確信度を位置情報に基づいて補正する(S206)。補正部394は、第2商品テーブルT2を参照し、S205において特定された売場が各商品の売場と一致するか否かを判定する。特定された売場と商品の売場とが一致すると判定された場合、補正部394は、その商品の確信度が大きくなるように補正する。補正は、0より大きい所定値を確信度に加算すること、又は、1より大きい所定値を確信度に乗算することによりなされる。
続いて、抽出部395は、確信度に基づいて、複数の商品のうちから一部の商品を抽出する(S207)。抽出部395は、複数の商品のそれぞれについて、補正された確信度が第2の基準値以上であるか否かを判定する。抽出部395は、複数の商品のうちから確信度が第2の基準値以上であると判定した商品を抽出する。第2の基準値は、あらかじめ設定された値でもよく、所定数の商品が抽出されるように、補正された確信度に応じて設定された値でもよい。
続いて、表示制御部396は、抽出した商品に関する商品情報を、確信度に応じた表示態様で表示する(S208)。表示制御部396は、補正された確信度に基づいて、商品選択画面700に含まれる、抽出した商品に関する商品情報を表示する商品選択オブジェクト703の大きさを決定する。表示制御部396は、決定された商品選択オブジェクト703を配置した商品選択画面の表示データを生成し、生成された表示データに基づいて商品選択画面700を表示部33に表示させる。
補正された確信度が大きいほど、その商品に対応する商品選択オブジェクト703の大きさが大きくなるように決定される。商品選択オブジェクト703の大きさは、例えば、確信度に比例するように決定されてもよい。また、商品選択オブジェクト703の大きさが確信度に対して正の相関を有するように、商品選択オブジェクト703の大きさと確信度との間にあらかじめ対応関係が設定されていてもよい。商品選択オブジェクト703は、確信度の順位に応じた大きさで表示されてもよい。この場合、確信度の順位が高い商品の商品選択オブジェクト703の大きさが、確信度の順位が低い商品の商品選択オブジェクト703の大きさ以上となるように決定される。
続いて、登録部397は、商品情報が表示された商品のうち、ユーザによって選択された商品を購入対象商品として登録する(S209)。登録部397は、商品選択画面700において、何れかの商品選択オブジェクト703を選択するユーザの、操作部34に対する操作を受付ける。登録部397は、ユーザの操作によって選択された商品選択オブジェクト703に対応する商品を購入対象商品として登録する。登録部397は、選択された商品が購入対象商品として登録されたことを示す買物画面800の表示データを生成し、生成された表示データに基づいて買物画面800を表示部33に表示させる。
また、登録部397は、商品画像と顧客によって選択された商品とを関連付けて記憶する。登録部397は、顧客によって選択された商品に対応するラベルを生成し、商品画像とラベルとを関連付けて学習用データテーブルT5に記憶する。
S202において、識別画像が検出されたと判定された場合(S202−Yes)、登録部397は、識別画像に対応する商品を購入対象商品として登録する(S210)。登録部397は、第1商品テーブルT1を参照して、識別画像検出部36から供給された識別情報に対応する商品を特定する。確信度算出部392は、特定された商品を購入対象商品として登録する。確信度算出部392は、購入対象商品が登録されたことを示す買物画面800の表示データを生成し、生成した表示データに基づいて買物画面800を表示部33に表示させる。
続いて、登録部397は、ユーザによって決済指示がされたか否かを判定する(S211)。決済指示がされたと判定された場合(S211−Yes)、商品登録処理は終了する。決済指示がされていないと判定された場合(S211−No)、商品登録処理はS201に戻る。
以上説明したように、情報処理端末3は、商品を撮像して生成された商品画像を学習済みモデルに入力し、商品画像に各商品が含まれる確信度を算出する。また、情報処理端末3は、確信度に基づいて抽出された商品に関する商品情報を確信度に応じた大きさで表示し、商品情報が表示された商品のうち、ユーザによって選択された商品を購入対象商品として登録する。これにより、情報処理端末3は、顧客が購入対象商品を登録することを支援することを可能とする。
また、情報処理端末3は、小売店における情報処理端末3の位置を示す位置情報を算出し、確信度を位置情報に基づいて補正する。これにより、情報処理端末3は、顧客に対して推定精度のよい商品情報を提示し、顧客がより適切に購入対象商品を登録することを支援することを可能とする。
すなわち、一般に、顧客は売場において購入を希望する商品を手にすると、すぐに商品を撮像部35の前方にかざし、ショッピングカート2の収容部21に収容すると考えられる。したがって、商品画像が生成される商品は、情報処理端末3が位置する売場に配置されている商品である可能性が高い。情報処理端末3は、このような商品の種類と位置情報との関係に基づいて推定結果を補正するため、商品の推定精度を向上させることを可能とする。
また、情報処理端末3は、学習用データテーブルT5を、学習済みモデルの再学習用データとして機械学習サーバ7に送信する。これにより、機械学習サーバ7において再学習が可能となり、学習済みモデルの確信度の精度を向上させることができる。また、事前に十分な学習用データを収集することが困難な場合でも、小売店がショッピングカート2を導入することが可能となる。
また、情報処理端末3は、商品画像に識別画像が含まれている場合に、識別画像に対応する識別情報に示される商品を購入対象商品として登録する。これにより、情報処理端末3は、識別画像が付されている商品の種類をより高精度に判定し、購入対象商品として登録することが可能となる。
なお、上述した商品選択処理において、S205及びS206が省略されてもよい。また、商品選択処理において、S202及びS210が省略されてもよい。
上述した説明では、学習済みモデルとして画像分類用のCNNが用いられるものとしたが、このような例に限られない。学習済みモデルとして、R−CNN(Region with Convolutional Neural Network)、SSD(Single Shot Detector)等の物体検出用のニューラルネットワークが用いられてもよい。これにより、顧客は情報処理端末3に複数の商品を同時に撮像させて登録することが可能となる。
この場合、確信度算出部392は、S203において、複数の商品を示す商品画像を学習済みモデルに入力し、商品画像において各商品に対応する領域を特定するとともに、各領域に関する確信度を含む推定結果を算出する。確信度算出部392は、各領域についての推定結果のそれぞれについて、S204〜S209の処理を順次実行する。なお、S204において、一の領域に関する全ての推定結果の確信度が基準値未満であると判定された場合、確信度算出部392は、その領域に関する推定結果についての処理を終了し、次の領域に関する推定結果について、S204〜S209の処理を実行する。
また、学習済みモデルとして物体検出用のニューラルネットワークが用いられる場合において、撮像部35は収容部21の内部を撮像するように設けられてもよい。この場合において、推定部333は、収容部に収容された商品を示す商品画像を学習済みモデルに入力し、収容部21に収容された各商品に対応する領域を特定する。推定部333は、特定された領域を、直前に入力した商品画像において特定された領域と比較することにより、新たに収容部21に収容された商品があるか否かを判定する。新たに収容された商品があると判定した場合、その商品についての推定結果を算出し、S204〜S209の処理を実行する。このようにすることで、顧客は商品を撮像部35の前方にかざす必要がなくなり、より円滑に買物ができるようになるとともに、顧客が商品の登録を怠ることを防ぐことができるようになる。
また、確信度算出部392は、学習済みモデルを用いずに、あらかじめ各商品について設定された特徴量を商品画像から抽出することによって、商品画像に各商品が含まれる確信度を算出してもよい。
上述した説明では、情報処理端末3は識別画像検出部36を有するものとしたが、このような例に限られない。情報処理端末3は、商品画像に基づいて識別画像を検出してもよい。この場合、S202において、確信度算出部392は、撮像部35によって撮像された商品画像に対して所定の識別画像検出プログラムを適用し、識別画像が検出された否かを判定する。これにより、顧客は商品に識別画像が付されているか否かにかかわらず商品を撮像部35の前方にかざすこととなるため、利便性が向上する。
上述した説明では、位置情報算出部393は、売場の位置を特定することにより位置情報を算出するものとしたが、このような例に限られない。位置情報算出部393は、小売店における情報処理端末3の現在の位置を示す2次元又は3次元座標を位置情報として算出してもよい。この場合、情報処理端末3は、位置情報テーブルT4に、各ビーコン端末8の位置を示す座標を記憶する。位置情報算出部393は、位置情報受信部37が受信したビーコン信号の強度に基づいて、情報処理端末3と複数のビーコン端末8との距離を算出する。位置情報算出部393は、各ビーコン端末8の位置を示す座標と、算出された距離とに基づいて、情報処理端末3の現在の位置を示す座標を位置情報として算出する。
この場合において、補正部394は、情報処理端末3の現在の位置と売場との距離に応じて、確信度を補正してもよい。この場合、情報処理端末3は、第1商品テーブルT1及び第2商品テーブルT2に、各商品が配置されている売場の位置を示す座標を記憶する。補正部394は、情報処理端末3の現在の位置と売場との距離を算出し、距離に応じた補正値を確信度に加算又は乗算することにより、確信度を補正する。距離に応じた補正値は、距離が小さいほど大きい値である。これにより、情報処理端末3が複数の売場の中間地点に位置している場合でも、適切に確信度を補正することができる。
なお、上述した説明では、情報処理端末3は、商品画像を学習済みモデルに入力することにより確信度を算出し、位置情報に基づいて確信度を補正したが、このような例に限られない。情報処理端末3は、商品画像及び位置情報が入力された場合に、商品画像に各商品が含まれる確信度を出力するように学習された学習済みモデルを用いてもよい。これにより、位置情報に応じた適切な確信度が算出される。この場合、情報処理端末3は、補正部394を備えなくてもよい。
また、学習済みモデルに商品画像及び位置情報が入力される場合、送信制御部399は、S106において、商品画像と、位置情報と、顧客によって選択された商品とを関連付けて、学習済みモデルの再学習用データとして機械学習サーバ7に送信する。これにより、位置情報を用いる場合においても、学習済みモデルの確信度の精度を向上させることができる。
(第2の実施形態)
図16は、第2の実施形態に係るショッピングカート2aの斜視図であり、図17は、ショッピングカート2aが有する情報処理端末3aの概略構成の一例を示す図である。情報処理端末3aは、S205の位置情報を算出する処理において、第1の実施形態と相違する。なお、上述した説明と同様の構成については同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
情報処理端末3aは、位置情報受信部37に代えて第2撮像部37aを有する点で情報処理端末3と相違する。
第2撮像部37aは、被写体を撮像するためのデバイスであり、例えば、カメラを備える。第2撮像部37aは、光学レンズ等を用いて被写体からの光線を集束することにより結像した被写体像に対応する画像信号を生成し、所定の形式の画像データに変換して処理部39に供給する。第2撮像部37aは、ショッピングカート2aの周辺を撮像可能となるように、収容部21の外側面の下部に、前方を向いて設けられる。
決済処理のS101において、情報処理端末3aの取得部390aは、機械学習サーバ7から第1の学習済みモデル及び第2の学習済みモデルを取得する。第1の学習済みモデルは、第1の実施形態の学習済みモデルと同様である。すなわち、第1の学習済みモデルは、小売店において販売されている、識別画像が付されない複数の商品のうちの何れかの商品を示す商品画像を入力した場合に、識別画像が付されない各商品が商品画像に含まれる確信度を出力するように学習された学習モデルである。第1の学習済みモデルは、商品登録処理のS203において、確信度算出部392が商品画像に示される商品を推定するために用いられる。
第2の学習済みモデルは、識別画像が付されない商品に加えて、識別画像が付される商品も認識可能となるように学習されている点で第1の学習済みモデルと相違する。すなわち、第2の学習済みモデルは、小売店において販売されている商品のうちの何れかの商品を示す商品画像を入力した場合に、各商品が商品画像に含まれる確信度を出力するように学習された学習モデルである。第2の学習済みモデルは、入力された画像において、小売店において販売されている商品が含まれている一つ又は複数の領域を特定し、各領域に含まれる商品の推定結果を出力する、R−CNN、SSD等の物体検出用のニューラルネットワークである。第2の学習済みモデルは、商品登録処理のS205において、位置情報算出部393aが位置情報を算出するために用いられる。
商品登録処理のS205において、位置情報算出部393aは、ショッピングカート2の周辺を撮像した周辺画像に基づいて、位置情報を算出する。位置情報算出部393aは、第2撮像部37aを制御して、ショッピングカート2aの周辺を撮像した周辺画像を生成する。位置情報算出部393aは、周辺画像を第2の学習済みモデルに入力することにより、各商品が周辺画像に含まれる確信度を算出する。周辺画像には、ショッピングカート2aの周辺の売場に陳列されている商品が含まれるため、算出された確信度は、ショッピングカート2aの位置情報を算出するために用いられる。
位置情報算出部393aは、第1商品テーブルT1及び第2商品テーブルT2を参照し、最も大きい確信度が算出された商品の売場を特定する。位置情報算出部393aは、最も多く特定された売場を、ショッピングカート2aが位置している売場として特定することにより、位置情報を算出する。例えば、周辺画像を第2の学習済みモデルに入力することにより、3つの商品が検出され、そのうちの2つの商品について「緑茶」の確信度が最も大きく算出され、1つの商品について「キャベツ」の確信度が最も大きく算出されたとする。この場合、「緑茶」の売場である「飲料(紙パック)」が最も多く特定された売場となるため、位置情報算出部393aは、「飲料(紙パック)」をショッピングカート2aが位置している売場として特定する。
このようにすることで、小売店にビーコン端末8が配置されていない場合でも、ショッピングカート2aを導入することが可能となる。また、一般に、同一のカテゴリ(例えば、常温で保存される野菜、冷蔵で保存される野菜、菓子、等)に属する商品は同一の売場で販売されるから、小売店のレイアウトを変更した場合も、小売店は、変更を加えることなくショッピングカート2aを利用することができる。また、ある小売店で利用されているショッピングカート2aを他の小売店で利用することもできる。
上述した説明では、第2の学習済みモデルは、小売店において販売されている商品を検出するものとしたが、このような例に限られず、第2の学習済みモデルは、小売店の柱や壁面等の構造物や、陳列棚等の造作を検出するものとしてもよい。これにより、商品を検出する場合よりも周辺画像に含まれる検出対象物の数が減少するため、検出精度が向上する。
上述した説明では、情報処理端末3aは撮像部35及び第2撮像部37aを有するものとしたが、第2撮像部37aを有しないものとしてもよい。この場合、撮像部35によって撮像された画像のうち、収容部21の上方に対応する、あらかじめ定められた領域を商品画像として用い、それ以外の領域を周辺画像として用いてもよい。
当業者は、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。例えば、上述した各部の処理は、本発明の範囲において、適宜に異なる順序で実行されてもよい。また、上述した実施形態及び変形例は、本発明の範囲において、適宜に組み合わせて実施されてもよい。
1 情報処理システム
2 ショッピングカート
3 情報処理端末
31 通信部
32 記憶部
33 表示部
34 操作部
35 撮像部
36 識別画像検出部
37 位置情報受信部
38 決済部
39 処理部
390 取得部
391 画像生成部
392 確信度算出部
393 位置情報算出部
394 補正部
395 抽出部
396 表示制御部
397 登録部
398 決済制御部
399 送信制御部

Claims (9)

  1. 小売店に配置される情報処理端末であって、
    撮像部と、
    前記小売店において販売されている複数の商品に関する商品情報を記憶するとともに、前記複数の商品のうちのいずれかの商品を含む商品画像が入力された場合に、前記複数の商品のそれぞれについて、各商品が前記商品画像に含まれる確信度を出力するように学習された学習済みモデルを記憶する記憶部と、
    前記複数の商品のうちの何れかの商品を前記撮像部に撮像させて、商品画像を生成する画像生成部と、
    前記商品画像を前記学習済みモデルに入力することにより、前記複数の商品のそれぞれについて前記確信度を算出する算出部と、
    前記確信度に基づいて、前記複数の商品のうちから一部の商品を抽出する抽出部と、
    前記抽出した商品に関する商品情報を、前記確信度に応じた表示態様で表示する表示制御部と、
    前記商品情報が表示された商品のうち、顧客によって選択された商品を購入対象商品として登録する登録部と、
    を有することを特徴とする情報処理端末。
  2. 前記小売店における前記情報処理端末の現在の位置を示す位置情報を算出する位置情報算出部と、
    前記算出された確信度を前記位置情報に基づいて補正する補正部と、をさらに有し、
    前記表示制御部は、前記抽出した商品に関する商品情報を、前記補正された確信度に応じた表示態様で表示する、
    請求項1に記載の情報処理端末。
  3. 前記位置情報算出部は、前記情報処理端末の周辺を前記撮像部に撮像させて周辺画像を生成し、前記周辺画像に基づいて前記位置情報を算出する、
    請求項2に記載の情報処理端末。
  4. 前記画像生成部によって生成された商品画像と、前記顧客によって選択された商品とを関連付けて、前記学習済みモデルの再学習用データとして機械学習サーバに送信する送信制御部をさらに有する、
    請求項1−3の何れか一項に記載の情報処理端末。
  5. 前記小売店における前記情報処理端末の現在の位置を示す位置情報を算出する位置情報算出部をさらに有し、
    前記算出部は、前記商品画像及び前記位置情報を前記学習済みモデルに入力することにより、前記複数の商品のそれぞれについて前記確信度を算出し、
    前記画像生成部によって生成された商品画像と、前記位置情報算出部によって算出された位置情報と、前記顧客によって選択された商品とを関連付けて、前記学習済みモデルの再学習用データとして機械学習サーバに送信する送信制御部をさらに有する、
    請求項1に記載の情報処理端末。
  6. 前記記憶部は、前記複数の商品の識別情報をさらに記憶し、
    前記算出部は、前記商品に付された、前記識別情報に対応する識別画像が検出されたか否かを判定し、前記識別画像が検出されていないと判定した場合に、前記商品画像を前記学習済みモデルに入力することにより前記確信度を算出し、
    前記登録部は、前記識別画像が検出されたと前記算出部が判定した場合に、前記識別画像に対応する識別情報に示される商品を購入対象商品として登録する、
    請求項1−5の何れか一項に記載の情報処理端末。
  7. 前記情報処理端末は、小売店に配置されるショッピングカートに設けられる、請求項1−6の何れか一項に記載の情報処理端末。
  8. 小売店に配置される、撮像部を有する情報処理端末における情報処理方法であって、
    前記小売店において販売されている複数の商品に関する商品情報を記憶するとともに、前記複数の商品のうちのいずれかの商品を含む商品画像が入力された場合に、前記複数の商品のそれぞれについて、各商品が前記商品画像に含まれる確信度を出力するように学習された学習済みモデルを記憶し、
    前記複数の商品のうちの何れかの商品を前記撮像部に撮像させて、商品画像を生成し、
    前記商品画像を前記学習済みモデルに入力することにより、前記複数の商品のそれぞれについて前記確信度を算出し、
    前記確信度に基づいて、前記複数の商品のうちから一部の商品を抽出し、
    前記抽出した商品に関する商品情報を、前記確信度に応じた表示態様で表示し、
    前記商品情報が表示された商品のうち、顧客によって選択された商品を購入対象商品として登録する、
    ことを含むことを特徴とする情報処理方法。
  9. 小売店に配置される、撮像部を有する情報処理端末のプログラムであって、
    前記小売店において販売されている複数の商品に関する商品情報を記憶するとともに、前記複数の商品のうちのいずれかの商品を含む商品画像が入力された場合に、前記複数の商品のそれぞれについて、各商品が前記商品画像に含まれる確信度を出力するように学習された学習済みモデルを記憶し、
    前記複数の商品のうちの何れかの商品を前記撮像部に撮像させて、商品画像を生成し、
    前記商品画像を前記学習済みモデルに入力することにより、前記複数の商品のそれぞれについて前記確信度を算出し、
    前記確信度に基づいて、前記複数の商品のうちから一部の商品を抽出し、
    前記抽出した商品に関する商品情報を、前記確信度に応じた表示態様で表示し、
    前記商品情報が表示された商品のうち、顧客によって選択された商品を購入対象商品として登録する、
    ことを前記情報処理端末に実行させることを特徴とするプログラム。
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