JP2021196268A - 超音波探触子 - Google Patents

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安史 原
Yasushi Hara
利明 大橋
Toshiaki Ohashi
一浩 津▲崎▼
Kazuhiro Tsuzaki
利次 ▲榊▼原
Toshitsugu Sakakibara
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Abstract

【課題】ボルト端部に安定して接触する、超音波探触子の構造を提供する。【解決手段】超音波探触子100は、振動子収納部110、第1コイルバネ130及びカラー140を備えている。振動子収納部110は、超音波振動子111aを内部に収納している収納軸116と、収納軸116の一方の端部に接続しており、収納軸116の存在する方向の反対方向に面する曲面114aが形成されている曲面部114とを有する。第1コイルバネ130は、曲面部114の曲面114aを受けていると共に、曲面114aを押す弾性力が生じている。カラー140は、第1コイルバネ130と曲面部114とを収納しており、第1コイルバネ130に押されている曲面部114の移動を拘束している。曲面部114と第1コイルバネ130とは、球状関節100Jを構成している。【選択図】図4

Description

本開示は、超音波探触子の構造に関する。
従来技術として、超音波を用いてボルト軸力を測定する装置がある(例えば特許文献1)。具体的には、この装置は、締結工具の内部に超音波探触子が配置されており、締結工具でボルトを締め付けながら超音波エコーによってボルトの伸びを検出し、ボルトの伸びからボルト軸力を計算する。このような、超音波エコーを計測しながらボルト軸力を計算する装置の場合は、軸力値そのものを計測しながらボルト締結を行い、かつ、期待する軸力値でボルト締結を完了できるという、トルク法や進み角法といった方式にないメリットがある。
しかし、締結工具の内部に配置される超音波探触子とボルトとの位置関係を適切に保つことで安定した超音波計測をすることは、従来では容易ではなかった。この理由は、ソケットとボルト頭との寸法の相違から生じるガタツキ、あるいは締結作業者による締結工具の保持状態に起因するソケットとボルト頭との好ましくない位置関係があった。
特開2020−19124号公報
本開示は、ボルト端部に安定して接触する超音波探触子の構造を提供することを目的とする。
本開示に係る超音波探触子は、
超音波振動子を内部に収納している収納軸と、前記収納軸の一方の端部に接続しており、前記収納軸の存在する方向の反対方向に面する曲面が形成されている曲面部とを有する振動子収納部と、
前記曲面部の前記曲面を受けていると共に、前記曲面を押す弾性力が生じている弾性体と、
前記弾性体と前記曲面部とを収納しており、前記弾性体に押されている前記曲面部の移動を拘束している弾性体収納部と、
を備え、
前記曲面部と前記弾性体とは、
球状関節を構成している。
前記曲面部は、前記収納軸の前記一方の端部に接続している部分に、テーパー形状に形成されているテーパー部を備え、
前記弾性体収納部は、前記テーパー部の前記テーパー形状を受けることで、前記曲面部の移動を拘束している拘束部を備える。
前記拘束部は、前記テーパー部に形成されている前記テーパー形状と組み合うテーパー形状の面が形成されている。
前記弾性体収納部は、
前記曲面部との間に前記弾性体を挟むように位置して軸受に嵌っている軸であって、前記弾性体とは異なる弾性体の弾性力によって前記曲面部の方向へ押されていると共に、ストッパーによって前記軸受から抜けないように、かつ、摺動可能な状態で前記軸受に嵌っている軸である摺動軸を備える。
前記曲面は、球面の一部である。
前記弾性体は、コイルバネである。
前記収納軸は、磁石を備えている。
本開示に係る超音波探触子は、曲面部と弾性体とが球状関節を構成しているので、ボルト端部に安定して接触する超音波探触子の構造を提供できる。
実施の形態1の図で、超音波探触子100が使用されるナットランナー900の外観図。 実施の形態1の図で、超音波探触子100と回転装置500とが接続した状態の斜視図。 実施の形態1の図で、図2の断面図。 実施の形態1の図で、図3から超音波探触子100を抜き出した図。 実施の形態1の図で、超音波探触子100が、軸受160と第2コイルバネ170とを介して、回転中空軸200に取り付けられた状態を示す図。 実施の形態1の図で、作業者がナットランナー900を使用してボルト800を締める工程を説明するための断面図。 実施の形態1の図で、ソケット700の軸線703と、ボルト軸802の軸線803との相違を示す図。 実施の形態1の図で、図7の状態から曲面部114が回転した後を示す図。
以下、実施の形態について、図を用いて説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一または相当する部分については、説明を適宜省略または簡略化する。
実施の形態1.
図1から図8を参照して、実施の形態1の超音波探触子100を説明する。超音波探触子100の特徴は、第1コイルバネ130と曲面部114とによって構成される球状関節にある。
***構成の説明***
図1は、超音波探触子100が使用されるナットランナー900の外観図である。ナットランナー900は、超音波探触子100、軸受160、第2コイルバネ170、回転装置500及び動力装置600を備えている。
図2は、超音波探触子100と回転装置500とが接続した状態の斜視図である。図2では、超音波探触子100は、締め付けの対象であるボルトには接触していない状態である。超音波探触子100は、軸受160及び第2コイルバネ170を介して、回転装置500の備えるドライブ角210の先端に取り付けられる。ドライブ角210はソケット700の図示していない差込角に嵌る。回転装置500は、動力装置600に取り付けられる。作業者は、超音波探触子100、回転装置500及び動力装置600が一体となっているナットランナー900を、第1取っ手601と第2取っ手602とを持って保持する。この保持状態で、作業者が例えば人差し指でスイッチ603を押すことで動力装置600の有する図示していないモーターが回転し、動力装置600の有する図示していないドライブ角が回転することで、後述する回転装置500の回転中空軸200が回転する。回転中空軸200のドライブ角210にソケット700の図示していない差込角が嵌っているので、ソケット700が回転する。以上の一連の動作で、ナットランナー900によって作業者はボルト800を締めることができる。ナットランナー900によって作業者がボルト800を締めている際、超音波探触子100に収納されている超音波振動子111aは超音波を発するとともに、発した超音波のエコーを受信する。超音波振動子111aは受信したエコーをエコー信号に変換して出力する。このエコー信号はボルト800に発生している軸力に換算可能である。超音波ボルト軸力計1000は、このエコー信号からボルト800に発生している軸力を計算する。
図3は、図2の断面図である。図3ではソケット700を取り付けた状態を示しているが、ソケット700のハッチングは省略した。また。図3では、振動子収納部110及び摺動部120は切断していない。
図4は、図3から超音波探触子100を抜き出した図である。
図5は、超音波探触子100が、軸受160と第2コイルバネ170とを介して、回転中空軸200に取り付けられた状態を示す。図5ではカラー140を透視した状態を示している。図3から図5を参照して、超音波探触子100がボルト800の六角ボルト頭801に接触する前の状態における、超音波探触子100と回転装置500との構成を説明する。
<超音波探触子100>
図4及び図5に示すように、超音波探触子100は、振動子収納部110と、摺動部120と、第1コイルバネ130と、カラー140と、磁石150とを備えている。
<振動子収納部110>
振動子収納部110は、振動子配置軸111、磁石配置軸112、曲面部114及び曲面部側軸115を備えている。
(1)振動子配置軸111は、内部に超音波振動子111aを収納している軸である。
(2)磁石配置軸112は、振動子配置軸111から引き続き延びており、磁石150が配置されている軸である。振動子配置軸111と磁石配置軸112とは、収納軸116を構成する。
(3)曲面部114は、磁石配置軸112の一方の端部に接続している。曲面部114は磁石配置軸112の存在する方向の反対方向に面する曲面114aが形成されている。曲面114aの形状は、球面の一部であることが好ましいが、球面に限らず、第1コイルバネ130とともに球状関節100Jを構成できる曲面の形状であればよい。曲面部114は、磁石配置軸112の端部に接続している部分に、テーパー形状に形成されているテーパー部113を備えている。
(4)曲面部114の側の軸である曲面部側軸115は、曲面部114から磁石配置軸112と反対方向に延びている。振動子収納部110は、一本の円柱から、振動子配置軸111、磁石配置軸112、テーパー部113、曲面部114及び曲面部側軸115を削り出した形状である。
<摺動部120>
図4に示すように、摺動部120は、ネジ部121、接続部122、カラー受け部123、バネ保持部124及び摺動軸125を備えている。
(1)ネジ部121は、カラー140に形成されているネジ部142と組み合う。ネジ部121にはカラー140が固定状態で取り付けられる。
(2)接続部122は、ネジ部121とカラー受け部123とを接続する。
(3)カラー受け部123は、カラー140の端面を受けている。
(4)図3に示すようにバネ保持部124は、第2コイルバネ170を保持する。
(5)図3に示すように摺動軸125は、軸受160を摺動可能な状態で軸受160に取り付けられている。摺動部120は、一本の円柱から、ネジ部121、接続部122、カラー受け部123、バネ保持部124及び摺動軸125を削り出した形状である。
<第1コイルバネ130>
第1コイルバネ130は、曲面部114の曲面114aを受けていると共に、曲面114aを押す弾性力が生じている弾性体である。第1コイルバネ130は、内径側を曲面部側軸115にガイドされた状態で、曲面部114とネジ部121とに挟まれることによって圧縮されて、圧縮によって伸びようとする弾性力が発生している。図4では、第1コイルバネ130のネジ部121側の端部はネジ部121が受けている。ネジ部121はカラー140に固定状態である。第1コイルバネ130の曲面部114側の端部は曲面部114の曲面114aを押している。このときテーパー部113がカラー140の拘束部141に当たる。拘束部141は曲面部114の移動を拘束する。このとき、第1コイルバネ130は圧縮状態である。なお、振動子配置軸111の端部の入射面111bが六角ボルト頭801に当たったとき、第1コイルバネ130は圧縮可能な程度のバネ定数を有する。ここで入射面111bとは、エコーが超音波振動子111aに入射する面である。入射面111bの法線方向は、円筒とみなした場合の振動子配置軸111の円筒軸の方向に一致する。
<カラー140>
カラー140は、弾性体である第1コイルバネ130と曲面部114とを収納しており、弾性体である第1コイルバネ130に押されている曲面部114の移動を拘束している。カラー140は、弾性体収納部である。カラー140は、中空円筒の形状である。曲面部114と、第1コイルバネ130とは、球状関節100Jを構成している。球状関節100Jでは、曲面部114は、振動子収納部110がカラー140の内部に曲面部側軸115の干渉しない範囲で回動可能である。図4に示すように、弾性体収納部であるカラー140は、拘束部141を備えている。拘束部141は、テーパー部113のテーパー形状を受けることで、曲面部114の移動を拘束している。拘束部141は、テーパー部113に形成されているテーパー形状と組み合うテーパー形状の面141aが形成されている。図4に示すように、弾性体収納部であるカラー140は、摺動軸125を備えている。摺動軸125は、曲面部114との間に第1コイルバネ130を挟むように位置して軸受160に嵌っている軸であり、第1コイルバネ130とは異なる弾性体である第2コイルバネ170の弾性力によって曲面部114の方向へ押されていると共に、ストッパー125bによって軸受160から抜けないように、かつ、軸受160に対して摺動可能な状態で軸受160に嵌っている軸である。
<磁石150>
磁石150は、磁石配置軸112に配置される。磁石150は、ソケット700が六角ボルト頭801にセットされる際に、エコーの入射面111b(図2)の方向に六角ボルト頭801を引っ張る効果を有する。また磁石150は、発生する磁力により一定の押し付け圧にて、エコーの入射面111bを六角ボルト頭801に押し付ける効果を有する。
<超音波探触子100の回転装置500への取り付け>
図3を参照して、超音波探触子100の回転装置500への取り付けを説明する。作業者は、摺動軸125に第2コイルバネ170を通し、ドライブ角210に取り付けていない状態の軸受160に摺動軸125を通す。作業者は、軸受160から突き出している摺動軸125の先端の溝125aにストッパー125bを取り付ける。作業者は、摺動部120が取り付けられた状態の軸受160をドライブ角210に取り付ける。軸受160の外周にはネジが形成されており、ドライブ角210の内側にもネジが形成されている。このネジ同士が組み合うことで軸受160がドライブ角210に固定される。軸受160がドライブ角210に固定された状態で、摺動部120の摺動軸125は軸受160に対して摺動自在である。このとき、第2コイルバネ170は圧縮状態であり、伸びようとしている。入射面111bは六角ボルト頭801に当たり、六角ボルト頭801から入射面111bが押されたとき、第2コイルバネ170はさらに圧縮する程度のバネ定数を有する。なお、第2コイルバネ170が圧縮されてたわむとき、第1コイルバネ130も圧縮されてたわんでいる。
<回転装置500>
図2、図3及び図5を参照して回転装置500を説明する。回転装置500は、回転中空軸200、第1ベアリング310、第2ベアリング320、スリップリング構造部330、保持部材340、筐体400、信号取出部410、及び出力コネクタ411を備えている。
(1)回転中空軸200は、差込角241が形成されている。差込角241には、動力装置600の有する図示しないドライブ角が嵌まる。図3において、差込角241から摺動部120にかけては空間である。回転中空軸200は、ドライブ角210、第1円筒部220、第2円筒部230、第3円筒部240を備えている。ドライブ角210には、ソケット700の差込角が嵌る。
(2)第1ベアリング310及び第2ベアリング320は、回転中空軸200を保持する。
(3)スリップリング構造部330は、第1銅リング331、第2銅リング332、第1ブラシ351及び第2ブラシ352によって構成される一般的なスリップリング構造である。スリップリング構造部330は、超音波振動子111aの出力信号を、第1ブラシ351,第2ブラシ352へ出力する。スリップリング構造部330は回転中空軸200とともに回転する。なお第1ブラシ351,第2ブラシ352は回転せず固定状態である。 図3では振動子収納部110の内部及び摺動部120の内部の第1リード線101a及び第2リード線102aの図示は省略しているが、超音波振動子111aには、第1リード線101a及び第2リード線102aが接続しており、第1リード線101a及び第2リード線102aは、超音波振動子111aを始点として第1銅リング331及び第2銅リング332を終点とする。第1銅リング331及び第2銅リング332は、それぞれ第1ブラシ351及び第2ブラシ352と接続している。第1ブラシ351及び第2ブラシ352は、それぞれ第1ブラシ用リード線101b及び第2ブラシ用リード線102bに接続している。第1ブラシ用リード線101b及び第2ブラシ用リード線102bは出力コネクタ411に接続している。以上のリード線の接続により、超音波振動子111aの出力したエコー信号は、第1銅リング331、第2銅リング332、第1ブラシ351、第2ブラシ352、出力コネクタ411へと伝達される。
(4)保持部材340は、スリップリング構造部330を保持しており、回転中空軸200及びスリップリング構造部330とともに回転する。
(5)筐体400は、回転中空軸200、第1ベアリング310、第2ベアリング320、スリップリング構造部330、保持部材340及び第1ブラシ351,第2ブラシ352を収納している。
(6)信号取出部410には出力コネクタ411が配置されており、図1に示すように、出力コネクタ411から、超音波振動子111aの検出したエコー信号を超音波ボルト軸力計1000へ出力する。
<ボルト締め付け工程>
図6は、作業者がナットランナー900を使用してボルト800を締める工程を説明する図である。図6を参照して、作業者がナットランナー900を使用してボルト800を締める工程を説明する。図6には、ボルト800で締結される被締結物811を示している。ナットランナー900がボルト800を締め込むことで、被締結物811が図示していない相手部材と締結される。
(1)作業者は、超音波探触子100を備えるナットランナー900のソケット700を六角ボルト頭801へセットする。
(2)作業者が、ソケット700を六角ボルト頭801からボルト軸802に向かう方向に押し込むと、図6においてソケット700の先端は被締結物811の上面811aに当たり、ソケット700はそれ以上、六角ボルト頭801からボルト軸802に向かう方向へ押し込めなくなる。ソケット700がそれ以上押し込めなくなった状態では、振動子配置軸111の入射面111bが六角ボルト頭801の上面801aに当たる設計である。入射面111bが六角ボルト頭801の上面801aに当たった状態では第1コイルバネ130及び第2コイルバネ170は、入射面111bが六角ボルト頭801の上面801aに当たる前よりも圧縮されてはいるが、いずれも密着状態になっていない。ソケット700がそれ以上押し込めなくなった状態において第1コイルバネ130及び第2コイルバネ170に生じるバネ反力は、振動子配置軸111の入射面111bを、安定して六角ボルト頭801の上面801aに押し当てる程度の大きさである。
(3)ソケット700がそれ以上押し込めなくなった状態で、作業者は図1に示すスイッチ603を押すと、以上の説明のとおり、回転中空軸200が回転する。つまりドライブ角210が回転する。よって、ドライブ角210に嵌っているソケット700が回転し、ソケット700によってボルト800が徐々に締まってく。
(4)このとき、振動子配置軸111に収納されている超音波振動子111aは、超音波を発するとともに超音波のエコーを受信している。超音波振動子111aは受信したエコーをエコー信号に変換し出力する。図3に示すように、エコー信号は、超音波振動子111aに接続している第1リード線101a及び第2リード線102aを介して、第1銅リング331及び第2銅リング332に伝達する。第1銅リング331及び第2銅リング332に伝達したエコー信号は、第1銅リング331と第1ブラシ351との接触及び第2銅リング332と第2ブラシ352との接触により、第1ブラシ用リード線101b及び第2ブラシ用リード線102bを介して出力コネクタ411に伝達する。出力コネクタ411に伝達したエコー信号は、出力コネクタ411を介して超音波ボルト軸力計1000に送られる。
(5)超音波ボルト軸力計1000は、エコー信号から、ボルト800に発生している軸力を計算する。
図6では、ボルト軸802の軸線803と、回転中空軸200の軸線、つまりソケット700の軸線703とが同じ方向であったため、ボルト軸802の軸線803と、ソケット700の軸線703との相違による超音波振動子111aへの影響はない。ここで、ソケット700の軸線703とは、ソケット700を円筒とみなした場合の円筒の中心軸である。ボルト軸802の軸線803とは、ボルト軸802を円筒とみなした場合の円筒の中心軸である。
図7は、作業者がソケット700を六角ボルト頭801にセットした際に、ソケット700の軸線703と、ボルト軸802の軸線803とが相違する場合である。図7では振動子配置軸111に収納されている超音波振動子111aを便宜的に示している。軸線703と軸線803との数度の傾き角θが発生すると、超音波による軸力測定に影響が生じる。この傾き角θに対応するため、従来では、第2コイルバネ170に相当するバネのみで、傾き角θの影響を吸収していたため、吸収できる傾き角θの大きさに限界があった。
そこで、超音波探触子100では、六角ボルト頭801に近い位置に、曲面部114と第1コイルバネ130とで構成する球状関節100Jを設けた。図7の場合、振動子配置軸111の端部が六角ボルト頭801の上面801aに当たると、曲面部114は矢印114bの方向へ回転する。
図8は、図7の状態から曲面部114が矢印114bの方向へ回転した後の入射面111bと六角ボルト頭801の上面801aとの状態を示す。図8では、曲面部114の回転によって、ボルト軸802の軸線803と、振動子配置軸111の軸線111cとの傾き角θをなくすことができる。このため、傾き角θによる超音波振動子111aの検出精度の低下を低減できる。
作業者が図8の状態でボルト800を締めつけたとしても、ボルト軸802の軸線803と、振動子配置軸111の軸線111cとの間では傾きθの影響はキャンセルされているので、超音波ボルト軸力計1000は、精度よく、ボルト800の軸力を測定することができる。軸線111cの方向は、入射面111bの法線の方向に一致する。
図8において、作業者はナットランナー900でボルト800を締めた後、六角ボルト頭801からソケット700をはずす。六角ボルト頭801からソケット700をはずすと、振動子配置軸111は六角ボルト頭801で押されない状態になるので、六角ボルト頭801から第1コイルバネ130に加わる力はなくなる。このため六角ボルト頭801で押されていたことによる第1コイルバネ130のたわみは復元し、曲面部114は図3に示すように、第1コイルバネ130の復元でカラー140の拘束部141に押し付けられる。このとき、曲面部114のうち拘束部141に押し付けられる部分はテーパー部113になっており、また、拘束部141はテーパー部113のテーパー形状に組み合うテーパー形状である。このため、振動子配置軸111が六角ボルト頭801で押されなくなると、テーパー部113が拘束部141に収まる動作が発生する。テーパー部113が拘束部141に収まることで、振動子配置軸111が六角ボルト頭801で押されていない状態では、ソケット700の軸線703と、振動子配置軸111の軸線111cとが、常に一致する。すなわち、ナットランナー900によるボルト締め付け後に、次のボルトの締め付けに移る際には、常に、振動子配置軸111の軸線111cとソケット700の軸線703とが一致する初期状態に戻っている。
***実施の形態1の効果***
実施の形態1の超音波探触子100は曲面部114と第1コイルバネ130とが球状関節100Jを構成しているので、図7に示す傾き角度θについて、従来よりも大きな角度を吸収できる。
また、超音波探触子100では、曲面部114の側にテーパー部113が形成されているので、振動子収納部110が六角ボルト頭801に押されなくなったときには、振動子収納部110の軸線はソケット700の軸線703とそろう。振動子収納部110の軸線と、ソケット700の軸線703とがそろう状態を初期状態と呼ぶとすれば、振動子収納部110の姿勢はボルト締め付け後に初期状態に戻るので、順次、ナットランナー900でボルト800を締める際に、初期状態から次のボルト800を締めることができる。
また、超音波探触子100は摺動部120を備えるので、摺動部120に相当する部品を使用している従来製品に対しては、従来製品の構造変更なしに、超音波探触子100を使用することができる。
なお、実施の形態1では第2コイルバネ170によって、摺動部120は、いわゆるフローティング構造であった。しかしフローティング構造は望ましいが、摺動部120はフローティング構造でなくてもよい。つまり、摺動部120は軸受160に対して固定状態で取り付けられ、軸受160に対して「摺動」しない構成でもよい。
また、磁石配置軸112には磁石150が配置されるが、磁石150の配置は必須ではない。
100 超音波探触子、101 第1リード線、102 第2リード線、100J 球状関節、110 振動子収納部、111 振動子配置軸、111a 超音波振動子、111b 入射面、111c 軸線、112 磁石配置軸、113 テーパー部、114 曲面部、114a 曲面、114b 矢印、115 曲面部側軸、116 収納軸、120 摺動部、121 ネジ部、122 接続部、123 カラー受け部、124 バネ保持部、125 摺動軸、125a 溝、125b ストッパー、130 第1コイルバネ、140 カラー、141 拘束部、141a 面、142 ネジ部、150 磁石、160 軸受、170 第2コイルバネ、200 回転中空軸、210 ドライブ角、220 第1円筒部、230 第2円筒部、240 第3円筒部、241 差込角、310 第1ベアリング、320 第2ベアリング、330 スリップリング構造部、331 第1銅リング、332 第2銅リング、340 保持部材、351 第1ブラシ、352 第2ブラシ、400 筐体、410 信号取出部、411 出力コネクタ、500 回転装置、600 動力装置、601 第1取っ手、602 第2取っ手、603 スイッチ、604 動力部、700 ソケット、703 軸線、800 ボルト、801 六角ボルト頭、801a 上面、802 ボルト軸、803 軸線、811 被締結物、811a 上面、900 ナットランナー、1000 超音波ボルト軸力計。

Claims (7)

  1. 超音波振動子を内部に収納している収納軸と、前記収納軸の一方の端部に接続しており、前記収納軸の存在する方向の反対方向に面する曲面が形成されている曲面部とを有する振動子収納部と、
    前記曲面部の前記曲面を受けていると共に、前記曲面を押す弾性力が生じている弾性体と、
    前記弾性体と前記曲面部とを収納しており、前記弾性体に押されている前記曲面部の移動を拘束している弾性体収納部と、
    を備え、
    前記曲面部と前記弾性体とは、
    球状関節を構成している超音波探触子。
  2. 前記曲面部は、
    前記収納軸の前記一方の端部に接続している部分に、テーパー形状に形成されているテーパー部を備え、
    前記弾性体収納部は、
    前記テーパー部の前記テーパー形状を受けることで、前記曲面部の移動を拘束している拘束部を備える請求項1に記載の超音波探触子。
  3. 前記拘束部は、
    前記テーパー部に形成されている前記テーパー形状と組み合うテーパー形状の面が形成されている請求項2に記載の超音波探触子。
  4. 前記弾性体収納部は、
    前記曲面部との間に前記弾性体を挟むように位置して軸受に嵌っている軸であって、前記弾性体とは異なる弾性体の弾性力によって前記曲面部の方向へ押されていると共に、ストッパーによって前記軸受から抜けないように、かつ、摺動可能な状態で前記軸受に嵌っている軸である摺動軸を備える請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の超音波探触子。
  5. 前記曲面は、
    球面の一部である請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の超音波探触子。
  6. 前記弾性体は、
    コイルバネである請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の超音波探触子。
  7. 前記収納軸は、
    磁石を備えている請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の超音波探触子。
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