JP2021195161A - 飲料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器に設けられた記録媒体に記録された情報を読み取る際の読取装置による記録媒体の読み取りが妨げられることを抑制することができる飲料供給装置を提供する。【解決手段】通信可能な記録媒体72が側面に設けられた容器70に飲料を供給する飲料供給装置1であって、容器に飲料を吐出する飲料吐出部3と、飲料が供給されるときに容器が設置される設置部30と、記録媒体から情報を受信し、また、記録媒体に情報を送信する送受信部40と、外部から制御信号を受信し、または情報を外部に出力する通信部42と、送受信部又は通信部からの信号を受信し、飲料吐出部に飲料を吐出させるための制御信号を出力する制御部とを備え、送受信部は、設置部の容器の側面に対向する位置に配置されている。【選択図】図2

Description

本発明は、飲料供給装置に関する。
従来、飲料を吐出する飲料吐出部と、電子タグ等の記録媒体に記録された情報を電波や電磁波等を用いて読み取る送受信部とを備え、記録媒体が設けられた所定の容器に飲料を供給する飲料供給装置が知られている。この飲料供給装置では、所定の容器の記録媒体に記録された情報を送受信部が読み取り、当該情報に基づいて、飲料吐出部から飲料が吐出され、容器に飲料が供給される。
このような飲料供給装置には、飲料が供給されるときに容器が設置される設置部の下方に、送受信部が設けられ、当該送受信部が容器の底部に設けられた記録媒体に記録された情報を読み取るものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5410056号公報
しかしながら、従来の飲料供給装置では、容器の下部に設けられた記録媒体に記録された情報を読み取るために、送受信部を飲料吐出部の直下に配置する必要があるが、この場合、飲料吐出部や配管などに残った飲料が容器を置いていないときに液垂れする等して、流出した飲料等の液体が送受信部を覆うように滞留することがあった。
送受信部を覆うように液体が滞留した状態において、その上に容器を載置しても電子タグと送受信部との間に液体が存在することとなり、通信のための電波、あるいは電磁波が減衰されて、送受信部による電子タグに記録された情報の読み取りが妨げられる虞があった。
本発明は、容器に設けられた記録媒体に記録された情報を読み取る際の送受信部による記録媒体の読み取りが妨げられることを抑制することができる飲料供給装置を提供する。
本発明は、通信可能な記録媒体が側面に設けられた容器に飲料を供給する飲料供給装置であって、前記容器に飲料を吐出する飲料吐出部と、前記飲料が供給されるときに前記容器が設置される設置部と、前記記録媒体から情報を受信し、また、前記記録媒体に情報を送信する送受信部と、外部から制御信号を受信し、または情報を外部に出力する通信部と、前記送受信部又は前記通信部からの信号を受信し、前記飲料吐出部に飲料を吐出させるための制御信号を出力する制御部とを備え、前記送受信部は、前記設置部の前記容器の側面に対向する位置に配置されていることを特徴とする飲料供給装置である。
これによれば、容器から飲料が流れ出る、あるいは飛び散った場合であっても、送受信部と、容器の記録媒体との間にこれらの飲料が存在することが抑制される。このため、送受信部による記録媒体の情報の読み取りが妨げられることが抑制される。
本発明によれば、容器に設けられた記録媒体に記録された情報を読み取る際の送受信部による記録媒体の読み取りが妨げられることを抑制できると共に、送受信部の配置を考慮することなく部品を洗浄でき、メンテナンスを容易にすることができる。
また、容器が所定の位置に配置されたときに、送受信部が記録媒体の情報を読み取ることで、ユーザが手を触れることなくタッチレスで飲料を吐出し、飲料を提供することができる。
本発明の実施形態に係る飲料供給装置の構成を示す正面図 飲料供給装置の分解斜視図 読取装置の構成を示す分解斜視図 水切り部の上面に載置された飲料容器と、読取装置との配置を模式的に示す平面図 飲料供給システムの概略構成を示す図 飲料供給装置の変形例を示す斜視図 飲料供給装置の他の変形例を示す斜視図 水切り部の上面に載置された飲料容器と、読取装置との配置を模式的に示す平面図
第1の発明は、通信可能な記録媒体が側面に設けられた容器に飲料を供給する飲料供給装置であって、前記容器に飲料を吐出する飲料吐出部と、前記飲料が供給されるときに前記容器が設置される設置部と、前記記録媒体から情報を受信し、また、前記記録媒体に情報を送信する送受信部と、外部から制御信号を受信し、または情報を外部に出力する通信部と、前記送受信部又は前記通信部からの信号を受信し、前記飲料吐出部に飲料を吐出させるための制御信号を出力する制御部とを備え、前記送受信部は、前記設置部の前記容器の側面に対向する位置に配置されている。
これによれば、設置部に設置された容器から飲料が流れ出る、あるいは飛び散った場合であっても、読取装置と、容器の記録媒体との間にこれらの飲料が存在することが抑制される。このため、読取装置による記録媒体の情報の読み取りが妨げられることが抑制される。
第2の発明は、前記送受信部を2つ以上備え、前記送受信部の少なくとも2つは、前記設置部に設置された前記容器を挟んで、互いの前記送受信部が対向する位置に配置される。
これによれば、飲料供給装置は、複数の方向から設置部に設置された記録媒体の情報を読み取ることができる。このため、飲料供給装置は、ユーザが容器所定位置に置くときに、容器の側面の向きを意識して、余分な動作を行うことを抑制できる。
第3の発明は、前記容器には、複数の前記記録媒体が設けられている。
これによれば、設置部に設置された容器は、2つの記録媒体の内の少なくともいずれか1つを一対の読取装置のいずれか一方に対向させることができる。このため、飲料供給装置は、ユーザが容器を設置部に設置させるときに、容器の側面の向きを意識して、余分な動作を行うことを抑制できる。
第4の発明は、複数の前記記録媒体は、前記容器の周面に互いに所定の間隔を空けて配置され、前記記録媒体の少なくともいずれか1つは、前記容器が前記設置部に設置されたときに、前記送受信部に対向して配置され、当該記録媒体と前記送受信部とが成す鋭角の角度が45度以下となるように配置される。
これによれば、設置部に設置された容器の記録媒体と、装置通信部とは、安定して通信することができる。このため、一対の読取装置の少なくともいずれか一方は、設置部に設置された容器の記録媒体に記録された情報を読み取ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る飲料供給装置1の構成を示す正面図である。
本実施形態の飲料供給装置1は、コンビニエンスストアや飲食店、あるいはドリンクバーといった店舗等に設置される所謂飲料ディスペンサであり、具体的には、コーヒー飲料等を抽出してカップ等の所定の容器に注ぐ装置である。本実施形態の飲料供給装置1には、飲料を注ぐための専用容器として飲料容器70が用いられる。
飲料供給装置1は、図1に示すように、装置本体2と、トレイユニット10とを備えている。
装置本体2は、内部に飲料を供給するための各種の機構が収められた箱状の筐体である。本実施形態の装置本体2の内部には、駆動モータやミル、フィルタ、シリンダ、温水タンク等といったコーヒー飲料等を抽出するための各種の抽出機構や、ポンプや供給配管等といった抽出されたコーヒー飲料等を供給するための各種の供給機構、これらの抽出機構や供給機構の制御や外部のサーバ等と通信を行う制御装置11(図4)等が収められている。
これらの抽出機構や供給機構は、飲料ディスペンサとして公知であるコーヒー飲料抽出機構や供給機構と略同一のものである。
装置本体2の前面(正面)の略中央には、飲料供給ノズル3が設けられている。飲料供給ノズル3は、装置本体2の内部で抽出された飲料を吐出する飲料吐出部として機能するノズルであり、当該飲料供給ノズル3には、装置本体2の内部に収められた供給機構の供給配管が接続されている。飲料供給ノズル3の下端には、吐出口4が形成されている。飲料供給装置1では、抽出された飲料は、飲料供給ノズル3の吐出口4を通じて吐出される。
装置本体2の前面において、飲料供給ノズル3の上方には、吐出ボタン5が設けられている。この吐出ボタン5が押圧されると、抽出機構によって抽出された飲料が飲料供給ノズル3の吐出口4を通じて吐出される。
装置本体2の前面において、吐出ボタン5の上方には、表示パネル6が設けられている。この表示パネル6は、飲料供給装置1の状態に関する情報や、飲料供給装置1が提供可能なメニュー、飲料容器70から読み取った情報等が表示される表示部として機能する。
なお、この表示パネル6は、タッチパネルであってもよい。この場合、表示パネル6は、抽出された飲料を飲料供給ノズル3から吐出させるためのタッチ操作が可能に構成されていてもよい。またこの場合、吐出ボタン5が必ずしも物理的に設けられる必要はない。
また例えば、表示パネル6に替えて、飲料供給装置1と通信可能な通信端末を利用してもよい。この場合、吐出ボタン5等の物理ボタンや表示パネル6が省略され、飲料供給装置1は、通信端末を介して操作される。
図2は、飲料供給装置1の分解斜視図である。
図2に示すように、装置本体2の前面において、トレイユニット10は、装置本体2の前面に取り付けられ、飲料供給ノズル3の下方に位置するように配置されている。このトレイユニット10は、略槽状に形成されたドリップトレイ20と、当該ドリップトレイ20の上面を覆う平板状の載置板30とを備え、全体として箱体となるように形成されている。
本実施形態では、ドリップトレイ20と、載置板30とは、いずれも樹脂によって形成されている。
載置板30は、長手方向の長さ寸法が、装置本体2の幅方向の寸法と略同一となるように形成され、ドリップトレイ20の上面全体を覆う平板状部材である。この載置板30の略中央には、水抜き孔32が設けられ、当該水抜き孔32の周囲には、メッシュ状の水切り部34が設けられている。この水切り部34は、飲料供給ノズル3の直下に位置している。また、本実施形態では、水抜き孔32は、吐出口4の直下に位置している。
トレイユニット10が装置本体2の前面に取り付けられた状態において、水抜き孔32、及び水切り部34は、飲料供給ノズル3の吐出口4の直下に配置されている。
本実施形態では、飲料供給装置1から飲料を注がれるときには、飲料容器70は、水切り部34の上面に載置される。すなわち、載置板30は、飲料供給装置1から飲料を注がれる飲料容器70が設置される設置部として機能する。
ドリップトレイ20は、飲料供給装置1から飲料容器70に飲料を注がれるときに、当該飲料容器70から流れ出た飲料や、飛び散った飲料を受けて貯留するための部材である。このドリップトレイ20は、上述の通り、内部に貯留空間V1が設けられ、上面が開放された槽状に形成されている。
ドリップトレイ20は、載置板30と同様に、長手方向の長さ寸法が、装置本体2の前面の幅方向の寸法と略同一となるように形成されている。ドリップトレイ20は、当該ドリップトレイ20の長手方向に沿って形成された一方の側壁21が装置本体2の前面の下端に接するように、装置本体2に取り付けられている。
ドリップトレイ20は、貯留空間V1の底面を構成する底部24と、側壁21に対向して配置される側壁25とを備えている。
上述の通り、トレイユニット10は、ドリップトレイ20の長手方向に沿って形成された一方の側壁21が装置本体2の前面の下端に接するように、装置本体2に着脱自在に取り付けられている。装置本体2に取り付けられたドリップトレイ20の底面は、装置本体2が載置された載置面に接するように設けられている。
トレイユニット10は、装置本体2の前後方向に沿って引き出されることによって、当該装置本体2から取り外すことが可能である。
装置本体2の前面には、一対の読取装置40が設けられている。
読取装置40は、NFCタグやRFIDタグ等の電子タグ、あるいはICタグと呼ばれる所定の情報を記録する記録媒体から、当該記録媒体に記録された情報を読み取る非接触型の読取機構を備えた装置である。この読取装置40は、記録媒体との間で、所定の規格に従って近距離無線通信を行い、当該記録媒体から情報を読み取る。読取装置40は、読み取った情報を装置本体2の内部に収められた制御装置11に送信する。すなわち、読取装置40は、送受信部として機能する。
図3は、読取装置40の構成を示す分解斜視図である。
図3に示すように、本実施形態の読取装置40は、扁平な直方体状に形成された読取装置本体41と、当該読取装置本体41を覆うカバー部材49とを有している。
読取装置本体41の内部には、CPUやMPU等から成るプロセッサ44が収められている。プロセッサ44は、読取装置40の各種の制御を行う制御部として機能する。
各読取装置40には、いずれも一方の上面に沿って平面状に形成された平面アンテナである装置アンテナ42が設けられている。装置アンテナ42は、通信用(情報の読み取り用)の電波、または電磁波を放射する。すなわち、読取装置40が備える装置アンテナ42は、装置通信部として機能する。
読取装置本体41の端部には、導線46が延びており、この導線46は、制御装置11に接続されている。
なお、読取装置40は、記録媒体に情報を書き込む機能を有していてもよい。また、装置アンテナ42の上面には、樹脂製の防滴用カバーが設けられていてもよい。さらに、読取装置40は、装置通信部として、装置アンテナ42に限らず、コイルを備えていてもよい。
カバー部材49は、一対の箱状部材から成る樹脂製の防滴用カバーであり、カバー部材49は、装置アンテナ42が設けられた面側と、装置アンテナ42が設けられた面に対向する面側とから、読取装置本体41を覆う。読取装置本体41は、このカバー部材49によって、飲料の飛沫等から保護される。
各読取装置40は、装置本体2の幅方向において、それぞれが当該装置本体2の幅方向の両端付近に配置されている。また、各読取装置40は、装置本体2の上下方向において、載置板30の上方、且つ上面付近に配置されている。
すなわち、各読取装置40は、トレイユニット10が装置本体2に取り付けられた状態において、載置板30の上面の上方、且つ当該載置板30の長手方向の両端付近に配置されている。
各読取装置40は、長手方向が装置本体2の前面から前方に向かう方向に沿って延びるように配置されている。本実施形態の各読取装置40の長さ寸法は、装置本体2の前面から水切り部34の前後方向における前端までの長さ寸法と略同一となっている。
また、各読取装置40は、それぞれの装置アンテナ42が互いに平行に対向するように配置されている。このため、各装置アンテナ42は、電波、または電磁波を装置本体2の幅方向に沿って、換言すれば、載置板30の上面の長手方向に沿って放射する。
飲料容器70は、飲料供給装置1から飲料が注がれる所定の容器であり、この飲料容器70は、例えば、タンブラー、携帯マグ、水筒、使い捨てコップ、ポット等である。また、飲料容器70は、幅広、あるいは皿状の容器や、袋等であってもよい。本実施形態では、飲料容器70は、図1、図2に示すように、所謂タンブラーとして構成されている。
図1、図2に示すように、飲料容器70の側面には、複数の情報タグ72が設けられている。この情報タグ72は、NFCタグやRFIDタグ等の電子タグ、あるいはICタグと呼ばれる所定の情報を記録する記録媒体である。本実施形態では、飲料容器70の側面には、2つの情報タグ72が設けられている。これらの情報タグ72に記録されている情報は、同一のものとなっている。
各情報タグ72は、飲料容器70の上下方向において、飲料容器70の底面に接近した位置に配置されている。各情報タグ72は、飲料容器70の周方向において、所定の間隔を空けて配置されている。
本実施形態の各情報タグ72は、略矩形に形成された平板状の部材であり、各情報タグ72は、長手方向が飲料容器70の周面に沿うように貼り付けられている。
各情報タグ72の上面には、媒体アンテナ76が設けられている。媒体アンテナ76は、平板状に形成され、電波や電磁波等の受信、又は放射を行う媒体通信部として機能する平面アンテナである。各媒体アンテナ76は、各情報タグ72と同様に、飲料容器70の周面に沿うように配置されている。
図4は、水切り部34の上面に載置された飲料容器70と、各読取装置40との配置を模式的に示す平面図である。図4において、トレイユニット10の上面視で、各装置アンテナ42の中心を通る中心線C1を一点鎖線で表している。また、図4において、各情報タグ72の媒体アンテナ76の上面上にある仮想線S1、S2、及び各装置アンテナ42の上面に平行、且つ中心線C1と仮想線S1とに交差する仮想線S3を二点鎖線で表している。なお、図4では、飲料供給ノズル3を省略して示している。
図4に示すように、本実施形態の各情報タグ72は、トレイユニット10の上面視で、それぞれの媒体アンテナ76の上面上にある仮想線S1、S2が成す角度θ1が90度となるように配置されている。すなわち、本実施形態の各情報タグ72は、仮想線S1、S2が直交するように配置されている。
本実施形態の飲料容器70には、例えば周面等に情報タグ72に対応したシリアルナンバーが記載されている。なお、シリアルナンバーに限らず、例えば、二次元コードであってもよい。
本実施形態の飲料容器70は、樹脂製のタンブラーとなっている。なお、これに限らず、飲料容器70は、紙やセラミック、ガラス、金属等といった各種の材料で形成されていてもよい。
飲料容器70が金属で形成される場合には、情報タグ72は、ゴム材等で飲料容器70の金属表面から数ミリメートル(mm)程度離して、当該飲料容器70の底部に設けられることが望ましい。あるいは、情報タグ72には、金属対応タグを用いてもよい。
なお、情報タグ72は、媒体通信部として、媒体アンテナ76に限らず、例えばコイル等を備えていてもよい。
図5は、飲料供給システム100の概略構成を示す図である。
次いで、本実施形態の飲料供給装置1が用いられるシステムの一例として、飲料供給システム100について説明する。
本実施形態の飲料供給システム100は、ユーザUに適切に飲料を提供可能にするシステムである。飲料供給システム100は、図5に示すように、飲料供給装置1と、サーバ60と、飲料容器70と、情報端末80とを備えている。本実施形態では、飲料供給装置1やサーバ60等がそれぞれ1台ずつ設けられている場合を説明するが、これに限らず、飲料供給システム100が備える機器は、いずれも複数設けられていてもよい。
飲料供給装置1は、上述の通り、制御装置11を備えている。制御装置11は、CPUやMPU等のプロセッサと、ROMやRAMなどのメモリデバイスとを有したコンピュータを備えている。また、当該制御装置11は、本体通信部7と、機器制御部8と、全体制御部9とを備えている。
本体通信部7は、各種の通信回線等の外部からの制御信号の受信、または情報を外部に出力する通信部として機能するものである。
機器制御部8は、装置本体2に収められた抽出機構や供給機構といった、各種の装置機構の駆動を制御するものである。
全体制御部9は、読取装置40が読み取った情報の取得や、各種の制御信号を出力し、本体通信部7による通信の制御、表示パネル6の表示制御、機器制御部8の制御等を行うものである。
サーバ60は、飲料容器70の識別のためのデータベースが収められ、通信ネットワーク90を介して、当該データベースに関わる情報の送受信を飲料供給装置1や、情報端末80との間で行うものである。
なお、サーバ60は、飲料供給装置1に一体に設けられていてもよい。
情報端末80は、サーバ60と通信して所定の情報の送受信が可能である、ユーザUが所持する携帯端末であり、当該情報端末80は、例えば、携帯電話やスマートフォン、タブレット等である。この情報端末80では、飲料供給システム100に係る所定のアプリケーションプログラムが実行可能となっている。
通信ネットワーク90は、飲料供給装置1やサーバ60、情報端末80等の飲料供給システム100が含む各機器を相互にデータ通信可能に接続する。通信ネットワーク90は、専用回線、公衆回線網、移動体無線通信網、LAN(Local Area Network)回線等を含んで構成される通信回線であり、ルータ、無線通信アクセスポイント等の機器を含んでもよい。飲料供給システム100が含む各機器と通信ネットワーク90との接続は、無線であってもよいし有線であってもよい。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施例の飲料供給システム100では、まず、ユーザUは、飲料容器70を準備し、情報端末80で実行される所定のアプリケーションプログラムを操作して、サーバ60にアクセスする。そして、ユーザUは、飲料容器70に記載されたシリアルナンバーと共にユーザUの情報を、情報端末80を介してサーバ60のデータベースに登録する。次いで、ユーザUは、アプリケーションプログラムを操作してメニューから所望の飲料を注文する。この注文内容は、サーバ60に送信され、当該サーバ60に保存される。
この後に、ユーザUは、飲料供給装置1が設置された場所において、飲料容器70を飲料供給装置1にセットする。具体的には、飲料容器70を載置板30の水切り部34の上面に載置する。これによって、飲料容器70は、飲料供給ノズル3の吐出口4の直下に配置される。
この場合、飲料容器70は、一対の読取装置40の間に配置される。換言すれば、一対の読取装置40は、水切り部34の上面に載置された飲料容器70を挟んで対向して配置される。
上述の通り、各読取装置40は、装置本体2の上下方向において、載置板30の上面付近に配置されている。また、各情報タグ72は、飲料容器70の底面に接近した位置に配置されている。このため、飲料容器70が水切り部34の上面に載置された場合、各読取装置40と各情報タグ72とは、装置本体2の上下方向において、略同一の高さに配置される。
図4に示すように、飲料容器70が水切り部34の上面に載置された場合において、各情報タグ72の少なくともいずれか一方は、各読取装置40のいずれか一方に対向する位置に配置される。すなわち、いずれか一方の情報タグ72の媒体アンテナ76と、いずれか一方の読取装置40の装置アンテナ42とが互いに対向して配置される。
この場合、読取装置40に対向する媒体アンテナ76の上面上にある仮想線S1と、各装置アンテナ42の上面に平行、且つ中心線C1と仮想線S1とに交差する仮想線S3とが成す鋭角の角度θ2は、45度以下となっている。すなわち、互いに対向して配置された媒体アンテナ76と、装置アンテナ42とが成す鋭角の角度は、45度以下となる。
このように、各情報タグ72は、トレイユニット10の上面視で、それぞれの媒体アンテナ76の上面上にある仮想線S1、S2が成す角度θ1が90度となるように配置されている。このため、飲料容器70が水切り部34の上面に載置された場合には、各情報タグ72の少なくともいずれか一方の媒体アンテナ76は、一対の読取装置40の少なくともいずれか一方の装置アンテナ42に対向して配置される。
これによって、媒体アンテナ76と、装置アンテナ42とは、安定して通信することができ、情報タグ72に記録された情報を読み取ることができる。
このため、ユーザUは、飲料容器70の周方向における位置を規定することなく、当該飲料容器70を載置板30に載置できる。すなわち、ユーザUは、飲料容器70の側面の向きを意識せずに、余分な動作を行うことなく当該飲料容器70を載置板30に置くことができる。
なお、飲料容器70が水切り部34の上面に載置された場合において、他方の情報タグ72の媒体アンテナ76と装置アンテナ42とが成す鋭角の角度は、45度より大きくなる。
また、飲料容器70が水切り部34の上面に載置された場合において、一方の読取装置40に対向する情報タグ72の媒体アンテナ76の上面上にある仮想線S1と、仮想線S3とが成す角度θ2が0度であるとき、媒体アンテナ76と、装置アンテナ42とが最も安定して通信することが可能となる。
上述のように、飲料容器70が載置板30の上面に載置されると、飲料容器70の略直下に位置する読取装置40が情報タグ72と通信を行い、当該情報タグ72に記録された情報を読み取る。読み取られた情報は、全体制御部9に取得され、本体通信部7を介して、当該情報をサーバ60に送信される。
サーバ60は、データベースから当該情報とシリアルナンバーとを紐づけ、シリアルナンバーに該当する注文内容を飲料供給装置1に送信する。
本体通信部7が受信した注文内容は、全体制御部9に取得され、当該全体制御部9は、表示パネル6に注文内容を表示させる。ユーザUは、表示パネル6で注文内容を確認し、情報端末80から注文した内容と同一であれば、吐出ボタン5を押下する。この吐出ボタン5が押下されると、機器制御部8が抽出機構と供給機構とを駆動させ、これによって、飲料供給ノズル3の吐出口4から飲料が吐出されて、飲料容器70に注がれる。
ただし、この制御フローにおいて、ユーザUが吐出ボタン5を押下するステップを省くことも可能である。すなわち、サーバ60からの注文内容を全体制御部9が受信した時点で、当該全体制御部9が制御信号を出力し、機器制御部8に飲料を吐出させるよう制御してもよい。またこの制御フローにおいて、飲料販売の自動決済を実施してもよい。
この場合、読取装置40と情報タグ72との通信が成立した状態にあるので、飲料容器70は、確実に飲料供給ノズル3の下方に載置された状態にある。そのためユーザUによる吐出ボタン5の押下動作を待たずに飲料が吐出されたとしても、飲料は、飲料容器70に確実に注がれることとなり、トレイユニット10やその周辺を汚損することはない。
このように、飲料供給システム100では、店舗内においてユーザUが注文や会計に係る各種の操作を行うことなく、飲料容器70を飲料供給装置1に置くという動作を行うことによって、容易に飲料の供給を受けることが可能である。
上述の通り、飲料供給システム100では、吐出ボタン5を押下するステップを省くことが可能である。この場合、ユーザUは、飲料容器70を飲料供給装置1に置くという動作のみを行い、飲料供給装置1に手を触れることなく、飲料の供給を受けることが可能である。すなわち、飲料供給システム100では、ユーザUは、タッチレスで飲料供給を飲料供給装置1に指示可能となる。
ここで、飲料供給装置1から飲料が飲料容器70に注がれるときに、飲料供給ノズル3の吐出口4から吐出された飲料が飲料容器70の外部に流れ出る場合がある。流れ出た飲料は、水抜き孔32や水切り部34を介してドリップトレイ20の貯留空間V1に流れ込む。
上述の通り、読取装置40は、近距離無線通信で情報タグ72の情報を読み取っている。
例えば、読取装置40がドリップトレイ20の下方に配置されていた場合、飲料が飲料容器70の外部に流れ出し、ドリップトレイ20の貯留空間V1に流れ込むと、情報タグ72と読取装置40との間に飲料等の液体が存在することとなる。そして、当該液体によって、読取装置40と情報タグ72との間で近距離無線通信の電波、または電磁波が減衰され、読取装置40が所定の情報を取得できない虞がある。
本実施形態では、一対の読取装置40は、トレイユニット10が装置本体2に取り付けられた状態において、載置板30の上面の上方、且つ当該載置板30の長手方向の両端付近に配置されている。すなわち、一対の読取装置40は、装置本体2の上下方向において、いずれも飲料供給ノズル3の直下から外れた位置に配置されている。また、一対の読取装置40は、装置本体2の幅方向において、飲料供給ノズル3から離間した位置に配置されている。
これによって、飲料容器70から飲料が流れ出る、あるいは飛び散った場合であっても、一対の読取装置40と、飲料容器70の各情報タグ72との間にこれらの飲料が存在することが抑制される。このため、読取装置40による情報タグ72の情報の読み取りが妨げられることが抑制される。
上述の通り、一対の読取装置40は、トレイユニット10が装置本体2に取り付けられた状態において、載置板30の上面の上方、且つ当該載置板30の長手方向の両端付近に配置されている。このため、飲料供給装置1では、トレイユニット10を装置本体2から読取装置40に支障なく分離させて洗浄することが可能であり、当該読取装置40の配置を考慮することなく、トレイユニット10のメンテナンスを容易に行うことが可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、飲料供給装置1は、飲料容器70に飲料を吐出する飲料供給ノズル3と、飲料が供給されるときに飲料容器70が設置される載置板30と、飲料容器70に設けられた情報タグ72に記録された情報を読み取る読取装置40とを備えている。また、外部から制御信号を受信し、または情報を外部に出力する本体通信部7と、読取装置40、又は本体通信部7からの信号を受信し、飲料供給ノズル3に飲料を吐出させるための制御信号を出力する機器制御部8と、全体制御部9とを備えている。そして、読取装置40は、飲料容器70の側面に対向する位置に配置されている構成とした。
これによれば、飲料容器70から飲料が流れ出る、あるいは飛び散った場合であっても、読取装置40と、飲料容器70の各情報タグ72との間にこれらの飲料が存在することが抑制される。このため、読取装置40による情報タグ72の情報の読み取りが妨げられることが抑制される。
また、本実施形態によれば、飲料供給装置1は、一対の読取装置40を備え、載置板30に載置された飲料容器70を挟んで互いの装置アンテナ42が対向する位置に配置される構成とした。
これによれば、飲料供給装置1は、2方向から情報タグ72の情報を読み取ることができる。このため、飲料供給装置1は、ユーザUが飲料容器70を載置板30に置くときに、飲料容器70の側面の向きを意識して、余分な動作を行うことを抑制できる。
また、本実施形態によれば、飲料容器70には、2つの情報タグ72が設けられている構成とした。
これによれば、ユーザUは、飲料容器70を載置板30に置くときに、2つの情報タグ72の内の少なくともいずれか1つを一対の読取装置40のいずれか一方に対向させることができる。このため、飲料供給装置1は、ユーザUが飲料容器70を載置板30に置くときに、飲料容器70の側面の向きを意識して、余分な動作を行うことを抑制できる。
また、本実施形態によれば、2つの情報タグ72は、いずれも装置アンテナ42との情報の送受信を行う媒体アンテナ76を備え、飲料容器70の周面に互いに所定の間隔を空けて配置されている。そして、情報タグ72の少なくともいずれか1つは、飲料容器70が載置板30に載置されたときに、読取装置40に対向して配置され、当該情報タグが備える媒体アンテナ76と装置アンテナ42とが成す鋭角の角度が45度以下となるように配置される構成とした。
これによれば、互いに対向して配置された媒体アンテナ76と、装置アンテナ42とは、安定して通信することができる。このため、一対の読取装置40の少なくともいずれか一方は、情報タグ72に記録された情報を読み取ることができる。
次いで、本実施形態の変形例を説明する。
図6は、本実施形態の変形例に係る飲料供給装置1の斜視図である。図6において、図2と同一部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本変形例の飲料供給装置1は、上述した実施形態の飲料供給装置1の読取装置40に代えて、読取装置140を備えている。
読取装置140は、読取装置40と同一の機能を有し、記録媒体との間で、所定の規格に従って近距離無線通信を行い、当該記録媒体から情報を読み取る装置である。読取装置140は、読み取った情報を装置本体2の内部に収められた制御装置11に送信する。
読取装置140は、一対の装置アンテナ142と、プロセッサ144とを備えている。
一対の装置アンテナ142は、矩形に形成された平板状の平面アンテナである。装置アンテナ142は、通信用(情報の読み取り用)の電波、または電磁波を上方に向かって放射する。すなわち、読取装置140が備える装置アンテナ142は、装置通信部として機能する。
各の装置アンテナ142は、装置本体2の幅方向において、それぞれが当該装置本体2の幅方向の両端付近に配置されている。また、各読取装置40は、装置本体2の上下方向において、載置板30の上方、且つ上面付近に配置されている。
すなわち、各の装置アンテナ142は、トレイユニット10が装置本体2に取り付けられた状態において、載置板30の上面の上方、且つ当該載置板30の長手方向の両端付近に配置されている。
各装置アンテナ142は、長手方向が装置本体2の前面から前方に向かう方向に沿って延びるように配置されている。本実施形態の各装置アンテナ142の長さ寸法は、装置本体2の前面から水切り部34の前後方向における前端までの長さ寸法と略同一となっている。
また、各装置アンテナ142は、互いの平面が平行に対向するように配置されている。このため、各装置アンテナ142は、電波、または電磁波を装置本体2の幅方向に沿って、換言すれば、載置板30の上面の長手方向に沿って放射する。
プロセッサ144は、CPUやMPU等から成り、読取装置140の各種の制御を行う制御部として機能する。各装置アンテナ142と、プロセッサ144とは、それぞれが導線146によって接続されている。
本変形例では、飲料容器70がユーザUによって水切り部34の上面に載置された場合において、各情報タグ72のいずれか一方は、各装置アンテナ142のいずれか一方に対向する位置に配置される。すなわち、いずれか一方の情報タグ72の媒体アンテナ76と、いずれか一方の各装置アンテナ142とが互いに対向して配置される。
これによって、互いに対向して配置された媒体アンテナ76と、装置アンテナ142とが通信することができ、一対の読取装置40の少なくともいずれか一方は、情報タグ72に記録された情報を読み取ることができる。
このため、ユーザUは、飲料容器70の周方向における位置を規定することなく、当該飲料容器70を載置板30に載置できる。すなわち、ユーザUは、飲料容器70の側面の向きを意識せずに、余分な動作を行うことなく当該飲料容器70を載置板30に置くことができる。
なお、装置アンテナ142は、樹脂製の防滴用カバーによって覆われていてもよい。また、読取装置140は、装置通信部として、装置アンテナ142に限らず、コイルを備えていてもよい。
次いで、本実施形態の他の変形例を説明する。
図7は、本実施形態の他の変形例に係る飲料供給装置1の斜視図である。図7において、図2と同一部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本変形例の飲料供給装置1は、上述した実施形態の飲料供給装置1が備える一対の読取装置40に代えて、1つの読取装置40を備えている。
本変形例の読取装置40は、装置本体2の幅方向において、当該装置本体2の幅方向の一方の端部付近に配置されている。また、読取装置40は、トレイユニット10が装置本体2に取り付けられた状態において、載置板30の上面の上方、且つ当該載置板30の長手方向の一方の端部付近に配置されている。
図8は、水切り部34の上面に載置された飲料容器70と、各読取装置40との配置を模式的に示す平面図である。図8において、トレイユニット10の上面視で、各装置アンテナ42の中心を通る中心線C1を一点鎖線で表している。また、図8において、各情報タグ72の媒体アンテナ76の上面上にある仮想線S4、S5、S6、S7及び各装置アンテナ42の上面に平行、且つ中心線C1と仮想線S4とに交差する仮想線S8を二点鎖線で表している。
図8に示すように、飲料容器70の側面には、4つの情報タグ72が設けられている。これらの情報タグ72に記録されている情報は、同一のものとなっている。
各情報タグ72は、飲料容器70の周方向において、所定の間隔を空けて配置されている。各情報タグ72が備える各媒体アンテナ76は、飲料容器70の周面に沿うように配置されている。
図8に示すように、隣り合う情報タグ72同士は、トレイユニット10の上面視で、それぞれの媒体アンテナ76の上面上にある各仮想線S4〜S7が互いに成す角度θ3、θ4、θ5、θ6が90度となるように配置されている。すなわち、本実施形態の隣り合う情報タグ72は、各仮想線S4〜S7のそれぞれが直交するように配置されている。
図8に示すように、飲料容器70が水切り部34の上面に載置された場合において、各情報タグ72の少なくともいずれか1つは、読取装置40に対向する位置に配置される。すなわち、少なくとも1つの情報タグ72の媒体アンテナ76と、読取装置40の装置アンテナ42とが互いに対向して配置される。
この場合、読取装置40に対向する媒体アンテナ76の上面上にある仮想線S4と、各装置アンテナ42の上面に平行、且つ中心線C1と仮想線S4とに交差する仮想線S8とが成す鋭角の角度θ7は、45度以下となっている。すなわち、互いに対向して配置された媒体アンテナ76と、装置アンテナ42とが成す鋭角の角度は、45度以下となる。
これによって、互いに対向して配置された媒体アンテナ76と、装置アンテナ42とは、安定して通信することができ、読取装置40は、情報タグ72に記録された情報を読み取ることができる。
このため、ユーザUは、飲料容器70の周方向における位置を規定することなく、当該飲料容器70を載置板30に載置できる。すなわち、ユーザUは、飲料容器70の側面の向きを意識せずに、余分な動作を行うことなく当該飲料容器70を載置板30に置くことができる。
上述した実施形態は、本発明の一態様を例示したものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、装置本体2に設けられた読取装置40は、当該装置本体2の内部に格納可能に設けられていてもよい。具体的には、載置板30に飲料容器70が載置されていないときには、読取装置40の全体が装置本体2の内部に格納されている。そして、飲料容器70が載置板30に載置されたときには、当該飲料容器70の情報タグ72を読み取り可能宇な位置まで読取装置40が突出するように構成されていてもよい。これによって、読取装置40は、情報タグ72を読み取るときのみ突出するため、このような飲料供給装置1では、読取装置40をより確実に保護することができる。
また例えば、上述した実施形態では、載置板30には、水抜き孔32や水切り部34が設けられているとしたが、これに限らず、載置板30の上面に流れ出た飲料等の液体がドリップトレイ20に移動可能であれば、どのような形状に成形されていてもよい。
また例えば、上述した実施形態では、飲料供給装置1は、コーヒー飲料を供給する装置であるとしたが、これに限らず、例えば、ジュースや、アイスクリーム、かき氷、シャーベット、シェイク、ミネラルウオーター等の飲料、またはそれに類する食品を供給する装置であってもよい。また、この場合、装置本体2に収められる機構は、供給する飲料や食品に応じたものとなる。
以上のように、本発明に係る飲料供給装置は、記録媒体に記録された情報を読み取る読取装置を備え、所定の情報が記録された記録媒体が設けられた容器に飲料を供給する飲料供給装置に、好適に利用可能である。
1 飲料供給装置
2 装置本体
3 飲料供給ノズル(飲料吐出部)
11 制御装置(制御部)
7 本体通信部(通信部)
8 機器制御部
9 全体制御部
30 載置板(設置部)
40、140 読取装置(送受信部)
42、142 装置アンテナ(装置通信部)
44、144 プロセッサ
70 飲料容器(容器)
72 情報タグ(記録媒体)
76 媒体アンテナ
C1 中心線
S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8 仮想線
θ1、θ2、θ3、θ4、θ5、θ6、θ7 角度

Claims (4)

  1. 通信可能な記録媒体が側面に設けられた容器に飲料を供給する飲料供給装置であって、
    前記容器に飲料を吐出する飲料吐出部と、
    前記飲料が供給されるときに前記容器が設置される設置部と、
    前記記録媒体から情報を受信し、また、前記記録媒体に情報を送信する送受信部と、
    外部から制御信号を受信し、または情報を外部に出力する通信部と、
    前記送受信部又は前記通信部からの信号を受信し、前記飲料吐出部に飲料を吐出させるための制御信号を出力する制御部とを備え、
    前記送受信部は、前記設置部の前記容器の側面に対向する位置に配置されている
    ことを特徴とする飲料供給装置。
  2. 前記送受信部を2つ以上備え、
    前記送受信部の少なくとも2つは、前記設置部に設置された前記容器を挟んで、互いの前記送受信部が対向する位置に配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の飲料供給装置。
  3. 前記容器には、複数の前記記録媒体が設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の飲料供給装置。
  4. 複数の前記記録媒体は、前記容器の周面に互いに所定の間隔を空けて配置され、
    前記記録媒体の少なくともいずれか1つは、前記容器が前記設置部に設置されたときに、前記送受信部に対向して配置され、当該記録媒体と前記送受信部とが成す鋭角の角度が45度以下となるように配置される
    ことを特徴とする請求項3に記載の飲料供給装置。
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