JP2021194371A - ホールカップ - Google Patents

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Abstract

【課題】受皿を上昇させてゴルフボールをパッティンググリーン上に放出した後、受皿をトラブルなく確実に元の位置に戻すことができるゴルフ用のホールカップを提供する。【解決手段】ホールカップ1は、旗竿31が立てられた状態で、パッティンググリーンに埋設されている。このとき、受皿20は、静止深さHに位置している。図1a、bに示す通り、垂下力を負荷して旗竿31を押し下げたとき、受皿20は上昇してパッティンググリーン上に突出し、その後、垂下力を解放したとき、受皿20は、深さHに戻る。固定板80で相互に固定されることで、横方向に変形しやすい外シリンダー60の変形は拘束される。その結果、受皿の確実な下降が保証される。【選択図】図1

Description

垂下力を負荷して旗竿を押し下げることで、受皿が、パッティンググリーン上に突出して、ゴルフボールをパッティンググリーン上に放出できて、さらに、垂下力を解放することで、受皿が元の位置に戻るゴルフ用のホールカップに関する。
ゴルフ人口が減少する中、ルールを簡素化することで深刻なゴルフ離れを食い止め、ゴルフ人口を増やそうとの意図のもと、2019年1月1日からゴルフルールが大幅に改正された。従来複雑であったゴルフルールを簡素化し、ゴルフをより身近に楽しめるスポーツとすることが、今回の改正のねらいの一つである。
従来のルールでは、パッティンググリーン上でパットをする場合、旗竿を抜かなくてはならなかった。仮に、旗竿を抜かずにパットしてカップインした場合、2打罰が課されていた。
今回のルール改正により、パッティンググリーンでのプレーに関しても、旗竿を立てたままパッティングが認められるようになった。旗竿に当たってゴルフボールがカップインした場合も無罰となった。これにより、パッティンググリーン周りで苦戦しているプレーヤーがいた場合、全員がグリーンオンするのを待たなくてもパットを始めることができるので、プレー時間の短縮も期待できる。
しかし、旗竿を立てたままで、カップインしたゴルフボールを拾い上げるのは、手が入る隙間が狭くなるのでゴルフボールが取り出しにくく、旗竿を抜いて行う方が簡単である。仮に、旗竿を立てたままゴルフボールを拾い上げるとすると、パッティンググリーン面が傷み、さらに手がホールカップの縁に当たることで縁の部分の土が崩落する。ルールにより、ホールカップは、パッティンググリーン面より1インチ下方に埋設しなければならないことから、パッティンググリーン面から1インチは土が露出した状態となるからである。
今回のルール改正を受け、プレー効率化等の観点から、旗竿を立てた状態で、カップインしたゴルフボールを簡単に取り出せるホールカップの開発がのぞまれる。
ゴルフボールをパッティンググリーン上に放出する装置として、機械仕掛け、電気仕掛け、及び油圧式のものが発明されている。
例えば、機械仕掛けのものとして、ゴルフボールをパッティンググリーン上に放出する駆動源として電気ではなくぜんまいバネという機械的駆動力を利用して、カップイン後一定時間経過の後、ゴルフボールを自動的にパッティンググリーン上に放出するホールカップが開示されている。
電気仕掛けのものとして、ゴルフボール衝撃ダイヤフラムにゴルフボールが触れたときのたわみに応答して付勢手段を作動させて、ゴルフボールを放出する装置が開示されている。また、油圧式のものとして、パスカルの原理を利用して複数のピストンを上昇させることで受皿を上昇させるとともに、バネの復元力で受皿を元の位置に戻す装置が開示されている。
実開昭55−180465号公報 特開昭48−45346号公報 特許第6604563号公報
しかし、機械仕掛けのものは、ぜんまいバネ、軸受、歯車等の精密な機械部品を多用していることから、雨の影響を受け、また砂やほこりがこれらの機械部品に入り込むことで、思うように動作しない虞がある。電気仕掛けの装置についても、同様の懸念が考えられる。また、油圧式のものは、複数のシリンダーの位置ずれによって受皿が元の位置に戻らない等の不具合が考えられる。
受皿が上昇しないときは、従来と同様の手順で、旗竿を立てた状態でカップインしたゴルフボールを拾い上げることで、後続のパーティーは、プレーを続行できる。しかし、受皿を上昇させてゴルフボールをパッティンググリーン上に放出した後、何らかのトラブルによって、受皿が元の位置に戻らない場合、後続のパーティーは、ホールカップにゴルフボールをカップインさせることができず、プレーの続行が困難となる。
本発明の目的は、受皿を上昇させてゴルフボールをパッティンググリーン上に放出した後、受皿をトラブルなく確実に元の位置に戻すことを保証するゴルフ用のホールカップを提供することである。
上記課題を解決するための発明は、パッティンググリーンに埋設されるホールカップであって、上方に開口するケーシングと、ケーシングの下端部に固定されるオイルタンクと、ケーシングの延びる方向に沿って延びて、オイルタンクに固定される内シリンダーと、内シリンダーにスライド可能に固定される旗竿構造体と、オイルタンクを介して内シリンダーに連通するとともに、ケーシングの延びる方向に沿って延びて、オイルタンクに固定される少なくとも3個の外シリンダーと、外シリンダーを相互に固定する固定板と、外シリンダーにスライド可能に固定される可動ピンと、静止深さで静止し、垂下力を負荷して旗竿構造体を下方に移動させたとき、パッティンググリーンの上方に突出する、可動ピンの上端部に固定される受皿と、垂下力を解放したとき、受皿を静止深さに静止させる内シリンダーの外部領域に設けられる復元機構を備えることを特徴とする。
この構成によれば、受皿は、垂下力を負荷して旗竿構造体を下方に移動させたとき、パッティンググリーンの上方に突出するとともに、垂下力を解放したとき、復元機構によって少なくとも3個の可動ピンの下降に伴って静止深さに静止する。また、外シリンダーは、ケーシングの下端部に固定されているオイルタンクに固定されるとともに、オイルタンクの上方に位置する固定板を介して相互に固定されている。さらに、可動ピンは受皿に固定されている。すなわち、外シリンダーは、下端部でオイルタンクに、上端部で可動ピンを介して受皿に、さらに、その中間位置で固定板に固定されることによって、側方に変形し難い構造となっており、位置ずれを生じることなく、当初の形状を保持した状態を保つ。これにより、可動ピンは、外シリンダーの延びる方向に沿って確実に、かつ円滑にスライドできる。
好ましくは、復元機構は、一端が前記オイルタンクに接続し、他端が旗竿構造体に接続する第1バネを有することを特徴とする。
この構成によれば、第1バネは、自由に変形できる空間の確保が容易な外部領域に設けられるので、変形したときの他の部材との干渉を回避できる。
好ましくは、復元機構は、一端がオイルタンクに接続し、他端が受皿に接続する第2バネを有することを特徴とする。
この構成によれは、第2バネは、一端がオイルタンクに接続し、他端が受皿に接続する長さの長いバネであるので、バネの変形に起因する付勢力の変化が穏やかになり受皿の円滑な昇降が可能となる。
好ましくは、復元機構は、一端が固定板に接続し、他端が受皿に接続する第3バネを有することを特徴とする。
この構成によれば、第3バネは、一端が固定板に接続し、他端が受皿に接続する長さの短いバネであるので、受皿と外シリンダーの平面位置がずれた場合、付勢力によって平面位置を元に戻す効果が期待できる。
好ましくは、復元機構は、受皿に固定される錘を有することを特徴とする。
この構成によれば、復元機構は、受皿に固定される錘を有するので、コストダウンが図れるとともに、他の部材と干渉することなく受皿を元の位置に戻すことができる。
好ましくは、受皿は、可動ピンの上端部に固定される内受皿と、内受皿をスライド可能に内挿する外受皿とを有することを特徴とする。
この構成によれば、受皿は、可動ピンに固定される内受皿と、内受皿をスライド可能に内挿する外受皿とを有するので、例えば、内受皿を強度が高く、剛性の大きな円盤状の構造として、外受皿を既存の受皿とすることで、受皿全体として、剛性を高めるとともに、コストダウンを図ることができる。
(a)、(b)は、実施形態1におけるホールカップの構造を説明する断面斜視図である。 実施形態1における、旗竿構造体の斜視図である。 実施形態1における、ホールカップの部分分解斜視図である。 実施形態2における、ホールカップの断面斜視図である。 実施形態3における、ホールカップの断面斜視図である。 実施形態4における、ホールカップの断面斜視図である。
以下、図1〜3を参照して本発明の実施形態1を詳述する。
図1に示す通り、ホールカップ1は、旗竿31が立てられた状態で、パッティンググリーン100に埋設されている。このとき、受皿20は、静止深さH(以後、深さHという。)で静止している。図1(b)に示す通り、垂下力を負荷して旗竿31を押し下げたとき、受皿20は上昇してパッティンググリーン100上に突出する。その後、垂下力を解放したとき、受皿20は下降し、再び深さHで静止する。
ケーシング10は、円筒体であり、下端部はオイルタンク40が固定されることによって、閉塞されている。これにより、上方に開口する構造となっている。ホールカップ1を、ゴルフコースで使用する場合、規定によりケーシング10の上端は、パッティンググリーン100から1インチ以上深く埋設する必要がある。
オイルタンク40は、円盤状の中空構造であり、ケーシング10の下端部に固定されている。オイルタンク40の上面板41の中心部に内シリンダー50が、また、上面板41の外周部に、等間隔に設けられた3個の外シリンダー60が、内シリンダー50の外周を取り囲む状態で突設している。内シリンダー50と、外シリンダー60は、円筒体であり、オイルタンク40を介して連通している。
図2に示す通り、旗竿構造体30は、旗竿31と、旗竿31の下端部を着脱可能に固定するピンホルダー35を有している。ピンホルダー35は、円筒部35aと、鍔部35bを有する。円筒部35aは、有底の円筒体であり、鍔部35bは、円筒部35aの上端から水平に延びる円環状の部材である。
円筒部35aは、旗竿31の下端部を、スライド可能に内挿して固定する。これにより、旗竿31と、ピンホルダー35は一体化する。また、内シリンダー50に内挿されることで、スライド可能に固定される。これにより、円筒部35aは、内シリンダー50が延びる方向にスライド可能となる。
鍔部35bは、第1バネ90の端部を支持するためのものである。
第1バネ90は、内シリンダー50の外部領域110に設けられている。ここで、外部領域110とは、内シリンダー50の外部側に位置し、ケーシング10、受皿20、及びオイルタンク40で画定される領域である。第1バネ90は、具体的には、内シリンダー50の外周部に設けられるコイルバネであり、一端は、オイルタンク40に接続し、他端は鍔部35bに接続している。第1バネ90の付勢力によって受皿20は、深さHに静止できる。
受皿20は、カップインしたゴルフボールをホールカップ1内で受け止めるためのものであり、ケーシング10の内部空間に収容されて、ケーシング10の延びる方向に沿って昇降可能である。ゴルフコースで使用する場合、受皿20の深さHは4インチ以上とする必要がある。図3に示す通り、受皿20は、可動ピン70に着脱可能に固定される内受皿21と、内受皿21を内挿する外受皿25を有している。すなわち、外受皿25は、内受皿21を介して可動ピン70に支持されている。
外受皿25は、中心部に旗竿31を通すための通過孔25aが画定されている。外受皿25は、周辺部から中心部に向かってなだらかに盛り上がっていることが好ましい。これにより、外受皿25の一部がパッティンググリーン100の上方に突出する高さまで上昇したとき、カップインしたゴルフボールは、外受皿25に設けられたなだらかな傾斜に沿って中心部から周辺部方向に転がり、その勢いで、パッティンググリーン100に転がりながら出ていく。
内受皿21は、外受皿25と同様に、中心部に旗竿31を通すための通過孔21aが画定されている。また、通過孔21aの外周部に可動ピン70の固定部71を着脱可能に固定するための固定孔21bが画定されている。固定部71を固定孔21bに挿通した後、内受皿21を周方向に回動することで、内受皿21は、可動ピン70に固定される。また、反対方向に回動することで、固定状態は解かれる。
可動ピン70は、外シリンダー60に内挿されている。これにより、可動ピン70は、外シリンダー60の延びる方向、すなわちケーシング10の延びる方向に沿ってスライド可能に固定される。可動ピン70のスライドに伴って、可動ピン70に固定される内受皿21は、ケーシング10の延びる方向に沿って昇降する。
固定板80は、円環状の部材であり、3個の外シリンダー60を、中間部で相互に固定する。これにより、外シリンダー60の個々の変形は拘束されて、可動ピン70の円滑なスライドが可能となる。好ましくは、固定板80の外縁が、ケーシング10と接触していることである。より好ましくは、ケーシング10に固定されることである。これにより、個々の外シリンダー60の側方の変形は、より一層抑制される。
オイルタンク40、内シリンダー50、及び外シリンダー60の内部は、オイルが充填されている。充填するオイルは、凍結温度が低く、かつ環境負荷が小さい植物性の油であることが好ましい。
受皿20が、昇降するメカニズムについて説明する。
図1(a)に示す通り、静止状態では、受皿20は、深さHの位置で静止している。このとき、内シリンダー50に充填されているオイルに作用する単位面積当たりの力と、外シリンダー60に充填されているオイルに作用する単位面積当たりの力は等しくなっている。
実施形態1では、旗竿構造体30の重量を内シリンダー50の断面積で除した値は、可動ピン70と受皿20の重量の総和を、外シリンダー60の断面積の総和で除した値よりも大きく設定されている。従って、第1バネ90が、旗竿構造体30を上方に付勢することで、受皿20は、深さHの位置で静止する。すなわち、第1バネ90は、圧縮されて自然長より短くなっている。
旗竿31を手で押下げて、旗竿構造体30に垂下力を負荷することで、第1バネ90は、さらに圧縮されて、旗竿構造体30は下降する。同時に、受皿20は上昇する。受皿20の上昇距離と、旗竿構造体30の下降距離は、外シリンダー60の断面積の総和と、内シリンダー50の断面積に反比例する。例えば、外シリンダー60の断面積の総和が、内シリンダー50の断面積の1/2倍となるとき、受皿20の上昇距離は、旗竿構造体30の下降距離の2倍となる。
断面積の比は、ホールカップ1の構造高さが高くならない範囲で、外シリンダー60の断面積ができる限り大きくなるように設定することが好ましい。これにより、外シリンダー60の側方への変形を抑制できる。外シリンダー60の断面積の総和と、内シリンダー50の断面積の比は、1:1.5〜2.5であることが好ましい。実施形態1では、1:2が例示される。
可動ピン70は、受皿20を深さHからパッティンググリーン100の上方に突出させた状態で、なお、外シリンダー60に固定されることを要する。すなわち、外シリンダー60は、深さHに加えて可動ピン70を固定するための長さを確保する必要があり、必然的に上下方向に細長い構造となる。そのため、側方に変形しやすく、この変形によって可動ピン70の円滑な上昇、下降が阻害される虞がある。外シリンダー60が側方に変形した状態では、特に可動ピン70が下降するとき、側方への変形を助長する力が作用することとなることから、下降できない可能性が高まる。実施形態1では、外シリンダー60を、固定板80によって中間部で相互に固定することで、外シリンダー60の側方への変形を抑制している。
旗竿31から手を放して、旗竿構造体30に作用する垂下力を解放することで、第1バネ90の復元力が旗竿構造体30に付勢され、旗竿構造体30は上昇する。同時に、受皿20は降下する。
図4を参照して、本発明の実施形態2について説明する。実施形態1と実施形態2は共通の部分が多いことから、主に、相違する部分について説明する。
ホールカップ1は、一端が上面板41に接続し、固定板280を通って他端は受皿20に接続する第2バネ290を3個有している。固定板280の外周部は、第2バネ290を通過させる切欠きが設けられている。第2バネ290は、平面視で周上に等間隔に配設されている。また、外シリンダー60とも等間隔を保っている。
第2バネ290は、受皿20が、深さHに位置するとき、自然長より長い状態、すなわち受皿20を押し下げる力が付勢されている。旗竿31を手で押下げて、旗竿構造体30に垂下力を負荷することで、旗竿構造体30はケーシング10の延びる方向に沿って下降する。同時に、受皿20が上昇することで、第2バネ290はさらに伸長する。
旗竿31から手を放して、旗竿構造体30に作用する垂下力を解放することで、第2バネ290の復元力が受皿20に付勢され、受皿20は降下する。同時に、旗竿構造体30は上昇する。
図5を参照して、本発明の実施形態3について説明する。実施形態1と実施形態3は共通の部分が多いことから、主に、実施形態1と相違する部分について説明する。
ホールカップ1は、一端が固定板80に接続し、他端が受皿20に接続する第3バネ390を3個有している。第3バネ390は、平面視で周上に等間隔に配設されている。また、隣接する外シリンダー60とも等間隔を保っている。
受皿20の上昇・下降のメカニズムは、実施形態2とほぼ同じであることから説明は省略する。
図6を参照して、本発明の実施形態4について説明する。実施形態1と実施形態4は共通の部分が多いことから、主に、実施形態1と相違する部分について説明する。
錘420は、平面視で、受皿20の重心と、受皿20の外縁と一致する仮想円の中心が一致するように内受皿21の外周部に設けられている。また、錘420の重量は、外シリンダー60に充填されているオイルに作用する単位面積当たりの力が、内シリンダー50に充填されているオイルに作用する単位面積当たりの力よりも大きくなるように設定されている。これにより、受皿20は、可動ピン70が降下できる最大深さで静止する。
旗竿31を手で押下げて、旗竿構造体30に垂下力を負荷することで、内シリンダー50に充填されているオイルに作用する単位面積当たりの力は、外シリンダー60に充填されているオイルに作用する単位面積当たりの力よりも大きくなる。これにより、旗竿構造体30はケーシング10の延びる方向に沿って下降する。同時に受皿20は上昇する。
旗竿31から手を放して、旗竿構造体30に作用する垂下力を解放することで、外シリンダー60に充填されているオイルに作用する単位面積当たりの力が、内シリンダー50に充填されているオイルに作用する単位面積当たりの力よりも大きくなる。これにより、受皿20はケーシング10の延びる方向に沿って下降する。同時に、旗竿構造体30は上昇する。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で、様々な改変、置換等を行うことができる。例えば、本実施形態では、ホールカップは、ゴルフコースのパッティンググリーンに埋設されているが、練習用のパッティンググリーンに使用してもよい。
本発明のホールカップを、ゴルフコースのパッティンググリーンに使用した場合、プレーヤーの負担を軽減でき、後続のパーティーのプレーに支障をきたすことなくプレー時間の短縮も図れるので、産業上の利用可能性は大である。
1:ホールカップ
10:ケーシング
20:受皿
21:内受皿
25:外受皿
30:旗竿構造体
40:オイルタンク
50:内シリンダー
60:外シリンダー
70:可動ピン
80、280:固定板
90:第1バネ
100:パッティンググリーン
110:外部領域
290:第2バネ
390:第3バネ
420:錘
H:深さ(静止深さ)

Claims (6)

  1. パッティンググリーンに埋設されるホールカップであって、
    上方に開口するケーシングと、
    前記ケーシングの下端部に固定されるオイルタンクと、
    前記ケーシングの延びる方向に沿って延びて、前記オイルタンクに固定される内シリンダーと、
    前記内シリンダーにスライド可能に固定される旗竿構造体と、
    前記オイルタンクを介して前記内シリンダーに連通するとともに、前記ケーシングの延びる方向に沿って延びて、前記オイルタンクに固定される少なくとも3個の外シリンダーと、
    前記外シリンダーを相互に固定する固定板と、
    前記外シリンダーにスライド可能に固定される可動ピンと、
    静止深さで静止し、垂下力を負荷して前記旗竿構造体を下方に移動させたとき、前記パッティンググリーンの上方に突出する、前記可動ピンの上端部に固定される受皿と、
    前記垂下力を解放したとき、前記受皿を前記静止深さに静止させる前記内シリンダーの外部領域に設けられる復元機構と、を備えることを特徴とするホールカップ。
  2. 前記復元機構は、一端が前記オイルタンクに接続し、他端が前記旗竿構造体に接続する第1バネを有することを特徴とする請求項1に記載のホールカップ。
  3. 前記復元機構は、一端が前記オイルタンクに接続し、他端が前記受皿に接続する第2バネを有することを特徴とする請求項1、又は2に記載のホールカップ。
  4. 前記復元機構は、一端が前記固定板に接続し、他端が前記受皿に接続する第3バネを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のホールカップ。
  5. 前記復元機構は、前記受皿に固定される錘を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のホールカップ。
  6. 前記受皿は、前記可動ピンの上端部に固定される内受皿と、前記内受皿をスライド可能に内挿する外受皿とを有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のホールカップ。
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