JP2021193520A - 情報処理システム、情報処理装置とその情報処理装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の検査の結果レポートを作成できるレポート作成支援システムは、予め用意された定型の中から適切なものを選択しながらレポートを作成するものであって、PQXなどの検査結果を報告するフォーマットに従った検査結果を作成するものではない。【解決手段】印刷成果物を生成する生産システムと、前記印刷成果物の検査を行う検査装置、及び前記印刷成果物の検査結果を生成する情報処理装置とを有する情報処理システムであって、情報処理装置は、前記検査装置による検査結果を、前記生産システムで生成された印刷成果物の印刷品質を規定する記述書に含まれるパラメータに対応して入力できる画面を表示し、その表示された画面を介して入力された検査結果と前記パラメータに基づいて、前記記述書に準拠した検査結果を生成する。【選択図】 図8

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置とその情報処理装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
プリントオンデマンド(POD)やプロダクションプリンティング、商業印刷と呼ばれる印刷サービスの形態がある。このようなサービスの形態では、印刷を注文・依頼する顧客(エンドユーザとも呼ぶ)と、印刷成果物を提供する印刷会社とが存在する。そして顧客は印刷会社に対して依頼する印刷成果物の仕様と、必要に応じて、印刷に用いる画像データを提供して印刷物を注文する。印刷成果物の仕様とは、例えば使用する用紙の種類、製本やステイプルといった仕上げ設定、印刷枚数や部数等の印刷成果物の内容を決定する事項である。印刷会社は、このようにして注文された内容と画像データとを用いて印刷成果物を作成して顧客に対して納品する。
このような商業印刷サービスにおいて、印刷会社は印刷成果物の受注から納品までを行うために多様な機器やソフトウェアを用いる。これら機器は、用紙への印刷を行うための印刷装置や、製本・ステイプルを行うためのフィニッシャ、印刷物の検査・検品を行うための検品装置を含む。また、顧客から印刷成果物の受注を受け付けるためのWebサーバや、印刷成果物の生産を管理するための端末やソフトウェアも用いられる。また、これらの機器やソフトウェアの使用者も複数存在する。例えば、受注案件の管理や顧客との連絡を行う受注担当者、印刷成果物を完成させるまでの作業工程を設計する工程設計者、印刷装置や検品装置の操作を行うオペレータ、最終印刷成果物の品質確認を行う品質確認者が存在する。更に、複数の生産拠点を備える印刷会社も存在し、このような印刷会社では、受注内容を基に、どの生産拠点で印刷成果物の生産を行うか決定する。
商業印刷サービスにおいては、印刷会社は、顧客から印刷成果物に対して品質条件を指定されることが多い。品質条件とは、印刷成果物の仕様とは異なり、印刷された用紙の表裏における画像の位置ずれ量や、複数部数或いは複数ページ間での画像の色値の変動量といった、印刷成果物の品質に関する条件を指す。印刷成果物は、チラシやパンフレットのような配布物、写真集や書籍、名刺、展示パネルなど多岐に亘り、それらの用途や価格も様々であるため、品質条件もまた、求められる条件や水準は多種多様である。後述するように、印刷会社では、品質条件を満たすための作業工程と、印刷成果物の品質確認工程が必要となるため、品質条件の水準が高いほど印刷成果物のコストも増加することが一般的である。印刷会社は、これらの品質条件を満たすような各種調整作業を行いながら、印刷成果物の作成を行う。例えば、顧客と合意したサンプル印刷の結果に基づいて、特定の用紙における特定の色に合わせるための印刷装置の各種調整や、印刷後の検品により、品質条件を満たさない印刷成果物を不良品として除外することが行われる。このようにして印刷会社は、これらの作業により達成された印刷成果物の品質が、顧客の求める品質条件に達しているかを確認する。
特に、多くの顧客から様々な仕様・品質条件の印刷成果物を受注する場合、各印刷成果物に対して顧客の品質条件を満たすための作業もまた多種類となり、その作業に要する時間も長時間となる。例えば、印刷成果物Aでは用紙の表裏の印刷ずれが、印刷成果物Bでは顧客から提示された色見本との整合性が、それぞれ品質条件として求められているとする。この場合、受注担当者は、工程設計者にそれぞれの印刷成果物の品質条件を、印刷会社で用いるデータフォーマットを用いて伝送する必要がある。そして工程設計者は、印刷会社で用いることができる印刷装置及びソフトウェアの種類や状態等を基に、それぞれの印刷成果物の生産において、品質条件を満足するための作業工程を決定する。例えば、印刷成果物Aでは印刷装置の機器調整、印刷成果物Bでは印刷装置の色校正、のように作業を決定し、更に色較正後の測色作業など、各作業における結果確認作業を決定する。また、例えば用紙の表裏の印刷ずれの確認箇所と許容されるずれ量の最大値のように、生産された印刷成果物が品質条件を満足していることを、どのように確認すればよいかを示す検査方法を決定する。印刷会社では複数の印刷装置が用いられていることが一般的であり、工程設計者は、それら複数の印刷装置の中から、受注した印刷成果物の品質条件を満足するために最適な印刷装置を選ぶ必要がある。このように印刷会社では、品質条件を満たす印刷成果物の生産と、生産された印刷成果物の品質確認とをそれぞれ行うためのワークフローを定義する必要がある。そして印刷会社のオペレータは、このようにして決定された作業工程を受け取り、印刷装置及びソフトウェアの操作を行う。そして品質確認者は、生産された印刷成果物と検査方法とをもとに、印刷成果物が品質条件を満足しているかどうか検査する。このように印刷会社は、品質条件とそれを満足するための作業工程に多くの作業工数を費やしている。
従来、顧客と印刷会社とがこれらの品質条件の受け渡しを行う際に、統一された情報フォーマットは定義されておらず、用いられてこなかった。そのため、印刷会社は複数の顧客から異なる情報フォーマットで品質条件を受領していた。このため印刷会社は、受領した異なる情報フォーマットの品質条件に基づいて、それらを満たすための作業工程を設計しなければならず、その作業に不便が生じていた。一方、顧客側においても、複数の印刷会社に対して印刷成果物の発注を行う際に、品質条件の受け渡しを異なる情報フォーマットで行うことになり、その発注作業の煩雑さが生じていた。
特開2001−126007号公報
上記の課題に鑑みて、品質条件を伝送するための情報フォーマットが提案されてきている。例えば、PRX(Print Requirement eXchange)とPQX(Print Quality eXchange)である。PRXは、PRX形式で記述された、印刷において要求される品質条件(印刷品質)を示すデータである。PQXは、印刷物の品質を示す品質データである。
PRX,PQXによれば、位置ずれや色値の変動の範囲などの品質要求をデジタルで指示することができる。PRXを活用して、成果物が品質要求を満たしているかの検査までを人手を介さずに自動で行い、検査の結果を自動で収集しPQXフォーマットに記述することで、印刷フローの効率化を図ることが期待されている。この効率化は、PRXの解析、印刷、PRXの解析結果に従った検査の実施、PQXの作成という一連の処理を印刷システムが自動で処理する際に最大の効果が得られる。
しかし、検査の中には、一連の処理で実施できないものがある。例えば、画像の不良検査は、主に検査を実施する品質確認者が目視で検査しているため、印刷システムにインラインで組み込まれていない。つまり、印刷出力後に、その印刷物をオフラインに存在する画像の不良検査の品質確認者の手元に運搬し、その品質確認者が検査を実施するので、自動化されていない。またバーコード検査も、印刷システムにインラインで組み込まれておらず、印刷出力後に、その印刷物をオフラインに存在する検査装置に運搬し、オペレータが、その印刷物を検査装置にセットして検査を実施する。その上、目視検査の品質確認者は言うまでもないが、バーコード検査の場合も、検査装置から検査結果を自動で印刷システムに取り込めない場合がある。このような場合、品質確認者が手動で検査結果を印刷システムに入力する必要がある。このように、自動で行えない検査の結果を印刷システムに入力するための方法が求められる。
特許文献1は、検査の結果レポートを作成できるレポート作成支援システムを記載している。このシステムは、予め用意された定型の中から適切なものを選択しながらレポートを作成するものであって、PQXなどの検査結果を報告するフォーマットに従った検査結果を作成するものではない。よって、検査結果をPQXなどのフォーマットに従って記述するための簡便な方法を提供できていないと言う課題があった。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点の少なくとも一つを解決することにある。
本発明の目的は、顧客から受注した印刷成果物に対する品質要求に対する印刷成果物の検査結果を、印刷成果物の印刷品質を規定する記述書の形式で容易に記述できる技術を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る情報処理システムは以下のような構成を備える。即ち、
印刷成果物を生成する生産システムと、前記印刷成果物の検査を行う検査装置、及び前記印刷成果物の検査結果を生成する情報処理装置とを有する情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、
前記検査装置による検査結果を、前記生産システムで生成された印刷成果物の印刷品質を規定する記述書に含まれるパラメータに対応して入力できる画面を表示する表示手段と、
前記画面を介して入力された検査結果と前記パラメータに基づいて、前記記述書に準拠した検査結果を生成する生成手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、顧客から受注した印刷成果物に対する品質要求に対する印刷成果物の検査結果を、印刷成果物の印刷品質を規定する記述書の形式で容易に記述できるという効果がある。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。なお、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。
添付図面は明細書に含まれ、その一部を構成し、本発明の実施形態を示し、その記述と共に本発明の原理を説明するために用いられる。
本発明の実施形態に係る商業印刷システムの構成を説明する図。 実施形態に係る商業印刷システムに含まれるワークフロー管理サーバ、ワークフロー管理端末と、プリントサーバを含む生産システムのハードウェア構成を説明するブロック図。 実施形態に係るワークフロー管理サーバのソフトウェア構成を説明する機能ブロック図。 JANなどの一次元バーコードのPQXの一例を示す図。 QRコード(登録商標)などの二次元バーコードのPQXの一例を示す図。 画像不良の検査結果を示すPQXの一例を示す図。 実施形態に係る検査結果の入力画面の一例を示す図。 実施形態に係る検査結果の入力画面の一例を示す図。 実施形態に係る検査結果の入力画面の一例を示す図。 実施形態に係る検査結果の入力画面の一例を示す図。 実施形態に係る検査結果の入力画面の一例を示す図。 実施形態に係る検査結果の入力画面の一例を示す図。 実施形態に係る検査結果の入力画面の一例を示す図。 バーコード検査装置がバーコード検査を実行した後に出力する検査結果のレポートの印刷例を示す図。 検査結果のモニタ画面の表示の例を示す図。 生産システムで印刷された印刷成果物を品質確認者が目視検査を行い、その検査結果を入力する入力シートの一例を示す図。 実施形態に係るワークフロー管理サーバで使用される各種データベースのデータ構成を説明する図。 実施形態に係るワークフロー管理サーバによる処理を説明するフローチャート。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これら複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一もしくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
また実施形態では、印刷ジョブの印刷要求を規定するファイルのフォーマットとしてPRX、印刷成果物の印刷品質を規定するファイル(記述書)のフォーマットとしてPQXを前提に説明するが、本発明はPRXやPQXに限定されるものではない。印刷ジョブの品質条件を規定するフォーマットであるならば、その形式は何でも良い。また実施形態では、本発明の情報処理システム及び情報処理装置の一例を、商業印刷システム、サーバとして説明するが、本発明はこのようなシステムやサーバに限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る商業印刷システムの構成を説明する図である。
ワークフロー管理サーバ100は、印刷ジョブの処理に関してワークフロー全体を管理する。ワークフロー管理端末101は、ワークフロー管理者が操作する端末であって、ワークフロー管理サーバ100にネットワークを介して接続され、各種機能の実行や、ワークフロー管理サーバ100からの情報を受信し、表示する。具体的には、ワークフロー管理機能の設定変更や、生産システム120のデバイスの状態の確認や、印刷データとPRXとの矛盾に関する情報の表示などである。尚、図1では生産システム120は1つしか図示していないが、ワークフロー管理サーバ100は複数の生産システム120を管理しても良い。その場合、ワークフロー管理サーバ100は、例えばカラー印刷が可能かどうかや、印刷スピードなどの生産システム120の能力や、印刷ジョブの処理の過密度などの状態に鑑みて、印刷ジョブの内容に適切な生産システム120を選択する。そして、その選択した生産システム120に印刷ジョブを処理させる。
受注システムサーバ110は、商業印刷の印刷成果物に関して、エンドユーザから注文を受けるためのシステムを管理する。受注システムの管理端末111は、受注システムの管理者が操作する端末であって、ネットワークを介して受注システムサーバ110に接続され、受注システムサーバ110の各機能を実行する。エンドユーザ端末112は、エンドユーザが操作する端末であり、この端末112から受注システムサーバ110にジョブを発注する。
生産システム120は、商業印刷における印刷成果物を生産するためのシステムである。詳細には、印刷装置121、印刷装置121を制御するプリントサーバ122などを含む。印刷装置121には、インライン検査装置126が組み込まれている。インライン検査装置126は、印刷装置121にインラインで接続されたアクセサリユニットの一種である。この検査装置126は、印刷された画像をその検査装置126のセンサでスキャンし、印刷物の画像が用紙に対して縦横方向及び用紙の表裏でずれている長さを測定したり、画像のある部分の色味を測定したりする機能を有する。インライン検査装置126は、印刷装置121にインラインで接続されているため、この機能によって、後述する画像の位置ずれや色味の検査を、印刷しながら実施することができる。プリントサーバ122は、ワークフロー管理サーバ100からのデータと指示とに基づいて印刷処理を行うように、印刷装置121に対して印刷指示を行う。
印刷装置121は、プリントサーバ122からのデータと指示とに基づいて印刷を実行する。ここでの印刷方式は特に限定されることはなく、電子写真方式、インクジェット方式、その他の方式のいずれでもよい。印刷装置121で用紙に画像が印刷され、その印刷済の用紙がインライン検査装置126に搬送されて、その用紙の印刷画像が検査される。そして、その後に用紙が搬送されるアクセサリと呼ばれる後処理装置で、ステイプルやパンチなどの加工が行われる。
生産オペレータ端末125は、生産システム120の各種デバイスを操作するオペレータが操作する端末である。生産オペレータ端末125は、生産システム120にネットワークを介して接続され、生産システム120の稼働状況の確認、異常発生時のエラー情報の確認などの機能を有する。別の形態として、外部の端末ではなく、印刷装置121或いはプリントサーバ122が具備するUI(User Interface)操作部が、これらの機能を担う構成でもよい。
オフライン検査装置130は、生産システム120で印刷された印刷成果物をオフラインで検査する装置である。インライン検査装置126は、印刷装置121の中に組み込まれるのに対し、オフライン検査装置130は、印刷装置121と用紙の搬送経路がつながっていない。よって、印刷装置121で印刷された印刷成果物をオフライン検査装置130まで運ぶための人手による処理が必要となる。尚、インライン検査装置126とオフライン検査装置130とは、印刷装置121と用紙の搬送経路でつながっているかどうかで区別しており、この商業印刷システムとネットワークで接続しているかどうかは関係ない。図1ではオフライン検査装置130は、ネットワークで接続しない形態で表現しているが、接続されていても良い。以下の実施形態では、どちらの場合でも実現できるように説明する。
目視検査結果の入力シート140は、生産システム120で印刷された印刷成果物を品質確認者が目視検査を行った結果を入力するシートである。例えば、この入力シート140は紙でできていて、品質確認者はペンなどで紙に記入し、記入後に、そのシート140をスキャナで読み取って入力する。こうして入力されたデータ(結果)は、ネットワークを介してワークフロー管理サーバ100に送信されて蓄積される。また、タブレット端末上で目視検査の結果を入力できるようにし、その入力結果を、ネットワークを介してワークフロー管理サーバ100に送信して蓄積されるようにしても良い。図1では目視検査結果の入力シート140のデータは、ネットワークを介して入力されない形態で表わしているが、ネットワークを介して入力されるようにしても良い。本実施形態では、いずれの場合でも実現できるように説明する。
次に、実施形態に係る商業印刷システムが印刷ジョブを受注してから印刷するまでの流れを説明する。
初めに、エンドユーザは、エンドユーザ端末112からネットワークを介して受注システムサーバ110に接続し、ウェブブラウザなどのUIから、印刷成果物の選択、原稿データの送信、発注などを受注システムサーバ110に指示して印刷ジョブを発注する。1以上のエンドユーザが1以上の印刷ジョブの発注を行うので、受注システムサーバ110は1以上の印刷ジョブの受注データを保持することになる。
次に、受注システムの管理者は、受注システム管理端末111から、1以上の印刷ジョブの受注データを保持する受注システムサーバ110に接続し、ウェブブラウザなどのUIを介して、受注システムサーバ110が持つ各機能を実行させる。具体的には、印刷成果物別の要求品質の設定、受注ジョブごとのステータスの確認、受注ジョブごとの印刷成果物の品位情報の閲覧などがある。
次に、ワークフロー管理者は、ワークフロー管理端末101から、ワークフロー管理サーバ100に接続し、ウェブブラウザなどのUIを介して、ワークフロー管理サーバ100が持つ各機能を実行する。具体的には、受注システムサーバ110に保持されている複数の印刷ジョブから、実行すべき印刷ジョブを選択して受注データを取得しワークフロー管理サーバ100に保持させる。またワークフロー管理サーバ100は、受注システムサーバ110から、印刷データや品質条件情報であるPRXを受信する。そして、受注システムサーバ110から受信したPRXを解釈して、受注したジョブ毎に、使用する生産システム120の決定や、印刷データのプリプレス処理などを実行する。尚、実施形態では、印刷装置121が印刷出力を行う前に、印刷データに使われているフォントや特色などを検査して印刷を問題なく行うための準備処理をプリプレス処理と呼ぶ。この準備処理を行うことで、取得した受注データを解析し、印刷ができる条件が整っているかを判定し、印刷できると判定できたものを生産システム120に投入して印刷するように指示する。更に、ワークフロー管理サーバ100は、生産システム120に対して印刷出力を行うように指示すると、プリントサーバ122が印刷データを受信する。そしてプリントサーバ122は、一般的にRIP(ラスタイメージ処理)と呼ばれる印刷データを印刷装置121で印刷できるようにデータ処理を行い、印刷装置121に対して処理したデータを送信する。こうして印刷装置121は、そのデータを受信し印刷を行う。
また、ワークフロー管理サーバ100は、PRXを解釈して、印刷された印刷成果物の印刷品質を確認する検査指示を行う。例えば、インライン検査装置126に対し、前述のように用紙の表裏における画像の位置ずれ量や、複数部数或いは複数ページ間での画像の色味を測定するなどの検査の実施を指示する。インライン検査装置126における検査は、生産システム120において印刷される際に同時に検査が行われる。ワークフロー管理サーバ100は、ネットワークを介して生産システム120に対し、インライン検査装置126で行う検査内容を指示することで検査が実施される。
これに対し、オフラインで実施する検査は、そのオフライン検査装置130を操作したり、検査そのものを実施したりする品質確認者に対して検査を指示し、品質確認者がその指示を受けて検査を実施する必要がある。例えば、例えばバーコード検査を実施する場合、品質確認者はオフライン検査装置130であるバーコード検査装置に印刷成果物をセットして検査を開始する。このようにオフライン検査では、品質確認者が実施する必要がある検査を適切に知る必要がある。そのために商業印刷システムでは、作業指示書を使って必要な検査などの工程を進めていくことが多い。そのために検査指示書が使われる。
次にワークフロー管理サーバ100は、蓄積した1以上の検査結果をジョブ毎に集計し、PQXフォーマットで印刷成果物の印刷品質を記述する。更に、顧客が指定した印刷成果物に対する品質要求を記述したPRXと、このPQXとを比較して、要求品質が満足されているか否か判定する。満足されていることを確認したら、作成したPQXを受注システムサーバ110に送付する。
受注システムサーバ110は、印刷成果物の印刷品質が、顧客が指定した印刷成果物に対する品質要求を満足していることを報告し、必要に応じてPRXやPQXを提供できるように蓄積し、顧客が指定した場所に印刷成果物を送付し、印刷受注を完了する。
以上が、実施形態に係る商業印刷システムが印刷ジョブを受注してから印刷する処理の流れである。
尚、実施形態は、ワークフロー管理サーバ100がワークフロー管理を行う拠点に設置されるオンプレミスサーバであるものとして説明するが、その限りではない。別の実施形態として、ワークフロー管理サーバ100をクラウドサーバとして構築し、後述のワークフロー管理端末101からは、インターネットを介して接続する構成としてもよい。後述の受注システムサーバ110も同様である。
また実施形態は、ワークフロー管理サーバ100が、PRXの解釈及び印刷データのプリプレス処理を実行するものとして説明するが、本発明はその限りではない。別の実施形態として、後述の受注システムサーバ110が実行してもよいし、後述の生産システム120のプリントサーバ122が実行してもよい。またPRXの解釈と印刷データのプリプレス処理を別のサーバで実行しても良い。例えば、受注システムサーバ110がPRXの解釈を、ワークフロー管理サーバ100がプリプレス処理を実行してもよい。
次に、本実施形態に係る各種装置のハードウェア構成を説明する。
図2は、実施形態に係る商業印刷システムに含まれるワークフロー管理サーバ100、ワークフロー管理端末101と、プリントサーバ122を含む生産システム120のハードウェア構成を説明するブロック図である。
まず、ワークフロー管理サーバ100のハードウェア構成を説明する。
CPU201は、ROM202又はハードディスク(HDD)204に記憶された制御プログラムをRAM203に展開し、その展開したプログラムを実行してシステムバス206に接続される各種のデバイスとのアクセスを総括的に制御する。ROM202は、CPU201が実行可能な制御プログラム等を記憶している。RAM203は、主としてCPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能し、不図示の増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。ハードディスクドライブ(HDD)204は、実行可能な制御プログラム、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル等を記憶する。尚、実施形態1では、HDD204を用いたが、HDDの他にSDカードや、フラッシュメモリなどを外部記憶装置として利用してもよい。これは、以降に説明するHDDを有する装置も同様である。ネットワークI/F205は、ネットワークを経由して、各種装置とデータ通信を行う。
尚、受注システムサーバ110の場合も、そのハードウェア構成は、ワークフロー管理サーバ100と実質的に同様であるため、その説明は省略する。
次に、ワークフロー管理端末101のハードウェア構成を説明する。
CPU211は、ROM212又はハードディスク(HDD)214に記憶された制御プログラムをRAM213に展開し、その展開したプログラムを実行してシステムバス216に接続される各種のデバイスとのアクセスを総括的に制御する。ROM212は、CPU211が実行可能な制御プログラム等を記憶している。RAM213は、主としてCPU211の主メモリ、ワークエリア等として機能し、不図示の増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。HDD214は、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル等を記憶する。ネットワークI/F215は、ネットワークを経由して、その他の装置とデータ通信を行う。
尚、受注システム管理端末111、エンドユーザ端末112、そして、生産オペレータ端末123などの、その他の端末装置も、そのハードウェア構成は、実質的にワークフロー管理端末101と同様であるため、その説明を省略する。
次に、生産システム120のハードウェア構成を説明する。
プリントサーバ122のCPU221は、ROM222またはハードディスク(HDD)224に記憶された制御プログラムをRAM223に展開する。そして、その展開したプログラムを実行してシステムバス226に接続される各種のデバイスとのアクセスを総括的に制御する。ROM222は、主としてCPU221が実行可能な制御プログラム等を記憶している。RAM223は、主としてCPU221の主メモリ、ワークエリア等として機能し、不図示の増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。HDD224は、実行可能な制御プログラム、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル等を記憶する。ネットワークI/F225は、ネットワークを経由して、その他の装置とのデータ通信を行う。プリンタI/F227は、印刷装置121の画像形成部228への画像出力を制御する。
次に、印刷装置121のハードウェア構成を説明する。
画像形成部228は、印刷用データに基づいて用紙に画像を印刷する。そのハードウェア構成は、一般的な印刷装置と同じである。また印刷装置121は、画像形成部228以外のハードウェアも含んでいるが、ここでは本発明に直接関係のない構成は省略している。
図3は、実施形態に係るワークフロー管理サーバ100のソフトウェア構成を説明する機能ブロック図である。これらのソフトウェアモジュールの機能は、ROM202又はHDD204に格納されたプログラムをCPU201がRAM203に展開して実行することにより実現される。
データ管理部301は、受注システムサーバ110から印刷データ及びPRXを受信し、管理する。統括制御部302は、データ管理部301からPRXや印刷データを読み出し、PRXと印刷データとを解析し、後述するフローチャートに従ってPRXと印刷データとに矛盾がないかを解析したり、その結果をログファイルに記録したりする。尚、ログファイルはデータ管理部301が管理する。画面表示部305は、ワークフロー管理端末101で表示されるワークフロー管理サーバ100の画面を表示する。入力受付部306は、ワークフロー管理端末101で入力された指示をワークフロー管理端末101経由で受け付ける。フォーマット判断部307は、PQXのフォーマットを判断する。データ変換部308は、入力された検査結果をPQXのフォーマットに変換する。PQX生成部309は、PQXのフォーマットに変換してPQXのデータを生成する。通信部310は、ワークフロー管理サーバ100がそれ以外の装置や端末とネットワークを介して通信する。
尚、実施形態は、ワークフロー管理サーバ100がPQX生成部309を有するものとして説明するが、本発明はその限りではない。また別の実施形態として、受注システムサーバ110がPQX生成部309を有していてもよいし、生産システム120のプリントサーバ122がPQX生成部309を有していてもよい。
図4A〜4Cは、実施形態におけるPQXの具体的な記述例を示す図である。
まず、図4A〜4Cに共通な部分を説明する。
PQXの全体タグPQX(401a)には、タグ「SampleCollection」(402a,402b)、タグ「Sample」(403a,403b)の下に、以下の4つのタグがある。これらの4つのタグに該当する事項に関する印刷品質検査結果が記載される。これら4つのタグは、「ColorReport」404、「RegistrationReport」405、「DefectReport」406、「BarcodeReport」(407a,407b)を含む。各検査結果は、該当するタグの中に記述される。
タグ「ColorReport」404は、色味の差異に関する印刷品質の検査項目である。印刷物の画像の中のある部分の色味を測色器などで測定し、基準の色味との差異を計算し、その差異が品質要求の基準内に収まっているかどうかを記述する。タグ「RegistrationReport」405は、用紙における印刷位置のずれに関する印刷品質の検査項目である。印刷物の画像が用紙に対して縦横方向及び用紙の表裏でずれている長さを測定し、その差異が品質要求の基準内に収まっているかどうかを記述する。タグ「DefectReport」406は、印刷に存在する画像欠陥に関する印刷品質の検査項目で、印刷物の画像の中に欠陥画像が無いか、あればその大きさを測定し、その欠陥画像の大きさが品質要求の基準内に収まっているかどうかを記述する。タグ「BarcodeReport」(407a,407b)は、1次元バーコードや2次元コード(以下バーコードと呼ぶ)に関する印刷品質の検査項目であり、バーコードの印刷品質が品質要求の基準内に収まっているかどうかを記述する。
尚、タグの番号において、番号の末尾のaとbは対をなしていて、aが開始、bが終了を意味する。aもbも無い番号の場合は、そのタグの開始から終了までが含まれることを意味する。またタグ404のように<>と</>とで挟まれた間に「…」とあるのは、記述されている内容の説明は省略していることを示す。またタグ431のように<>と</>とで挟まれた間に「Num」とあるのは数値が記載されることを、タグ438のように<>と</>とで挟まれた間に「Txt」とあるのは文字列が記載されること示す。
図4Aは、JANなどの一次元バーコードのPQXの一例を示す図である。
バーコードの検査結果は、BarcodeReport(407a,407b)の中に記述される。一次元バーコードの場合は、更にその中のタグ「Barcode1DEntry」(424a,424b)の中に記述される。「Codewords」427は、バーコードを読み取ってデコードできた文字列を記述する。「ISO1DVerification」(428a,428b)は、以下で説明するバーコード検査における各種検査項目の検査結果を記述する。「OverallSymbolGrade」431は、バーコードの検査全体を総合しての等級を記述する。「MinimumReflectance」432は、バーコードと背景との間の最小反射差の等級を記述する。「SymbolContrast」433は、最大反射率と最小反射率の差の等級を記述する。「MinimumEdgeContrast」434は、バーコード全体を通した明暗のコントラストの等級を記述する。「Modulation」435は、バーコードの輝度のばらつき度合いの等級を記述する。「BarcodeDefects」436は、バーコードを読み取れない欠陥の割合の等級を記述する。「Decodability」437は、バーコードのデコードの容易性の等級を記述する。「Decode」438は、バーコードをデコードできたかどうか、合格/不合格で記述する。
尚、これらの検査項目は、一次元バーコード検査の標準規格であるISO15416で定義されている検査項目を参照している。
図4Bは、QRコード(登録商標)などの二次元バーコードのPQXの一例を示す図である。
バーコードの検査結果は、「BarcodeReport」(407a,407b)の中に記述される。二次元バーコードの場合は、更にその中のタグ「Barcode2DEntry」(424a,424b)の中に記述される。「Codewords」427は、バーコードを読み取ってデコードできた文字列を記述する。「ISO2DVerification」(428a,428b)は、以下で説明するバーコード検査における各種検査項目の検査結果を記述する。これに含まれるタグ431から438は、一次元バーコードで説明したタグと共通である。二次元バーコード特有の検査項目は以下の通り。「UnusedErrorCorrection」439は、バーコードの誤り訂正の不使用率の等級を記述する。「CodewordYield」440は、バーコード内の隣接する行間の干渉の等級を記述する。「GridNonuniformity」441は、バーコードの各セルのずれ度合いの等級を記述する。「AxialNonuniformity」442は、バーコードの歪み度合いの等級を記述する。「FixedPatternDamage」443は、バーコードの固定パターンのダメージ数の等級を記述する。
尚、これらの検査項目は、二次元バーコード検査の標準規格であるISO15415で定義されている検査項目を参照している。
図4Cは、画像不良の検査結果を示すPQXの一例を示す図である。
画像不良の検査結果は、「DefectReport」(406a,406b)の中に記述される。タグ「DefectData」(455a,455b)に、1つ1つの画像不良に関する検査結果を記述する。複数の画像不良が存在する場合は、その画像不良の数だけ「DefectData」(455a,455b)を記述する。このタグ「DefectData」(455a,455b)は以下の構成を備える。「DefectName」461は、画像不良の種類を記述する。例えば、所謂、ポチと呼ばれる斑点状の画像不良であればポチ(=hickey)と記述する。「DefectSeverity」462は、その画像不良の欠陥の深刻度を「1」から「10」のレベルで記述する。尚、「1」が最も深刻度が低く、「10」が最も深刻度が高い。「DefectXMeasure」463は、その画像不良の水平位置を記述する。「DefectYMeasure」464は、その画像不良の垂直位置を記述する。「DefectArea」465は、その画像不良の面積を記述する。「UoM」466は、上記の値の単位を記述する。「DefectDescription」467は、その画像不良の性質を記述する。「DefectCount」468は、検査結果における全ての画像不良の数を記述する。
尚、図4A〜図4Cを参照して説明したPQXのパラメータには必須と任意がある。即ち、必須のパラメータは検査結果を記述する必要があるが、任意のパラメータは検査結果を記述してもしなくても良い。後で詳細は説明するが、どのパラメータが必須であり、任意であるかを図7を参照して説明し、必須が任意かによって図5A〜5Gの検査結果入力画面で分かるようになっている。
図6A及び図6Bは、バーコード検査装置がバーコード検査を実行した後に出力する検査結果のレイアウトの一例を示す図である。このバーコード検査装置が出力する検査結果は、プリントアウトによる出力やモニタ画面による出力がある。
図6Aは、検査結果のプリントアウトの一例を示す図である。
プリントアウトは「abc001 Test Result」601で始まり、検査の実施日時602や、検査装置のファームウェアのバージョン603が印刷されている。続いて、検査したバーコードの種類を示す「Code Symbology」604には「QR」とあるので、このバーコードはQRコードであることが分かる。次の「Standard」605は、準拠すべきバーコードの規格を示し、このバーコードの場合は「ISO15415」である。次の「Result Grade」606は、検査結果の全体評価であり、このバーコードの場合はグレード「A」である。次の「ASCII Values」607は、バーコードをデコードして得られた値であり、このバーコードの場合は「https://cweb.abc.jp/e−support/index.html」である。次の「Barcode Quality Parameters」611以下は、複数のバーコード検査の詳細な検査項目の検査結果を示している。具体的には以下の検査項目がある。まず「Min Reflect」612は、バーコードと背景との間の最小反射差を測定するテスト項目であり、このバーコードの検査結果はグレード「A」である。次の「Sym Contrast」613は、最大反射率と最小反射率の差分を測定するテスト項目であり、このバーコードの検査結果はグレード「A」である。次の「Min Edge Contrast」614は、バーコード全体を通した明暗のコントラストを測定するテスト項目であり、このバーコードの検査結果はグレード「A」である。次の「Modul」615は、輝度のばらつき度合いを測定するテスト項目であり、このバーコードの検査結果はグレード「A」である。次の「Bar Defect」616は、欠陥を測定するテスト項目であり、このバーコードの検査結果はグレード「A」である。次の「Decodability」617は、デコードの容易性を測定するテスト項目であり、このバーコードの検査結果はグレード「A」である。次の「Decode」618は、バーコードをデコードできたかどうかを測定するテスト項目であり、このバーコードの検査結果はグレード「A」である。次の「Unused Err Correct」619は、誤り訂正の不使用率を測定するテスト項目であり、このバーコードの検査結果はグレード「A」である。次の「Codeword Yield」620は、二次元バーコード内の隣接する行間の干渉を測定するテスト項目であり、このバーコードの検査結果はグレード「A」である。次の「Grid Nonu」621は、二次元コードの各セルのずれ度合いを測定するテスト項目であり、このバーコードの検査結果はグレード「A」である。次の「Axia Nonu」622は、二次元コードの歪み度合いを測定するテスト項目であり、このバーコードの検査結果はグレード「A」である。次の「Fixed Pat Damage」623は、固定パターンのダメージ数を測定するテスト項目であり、このバーコードの検査結果はグレード「A」である。
図6B(A)(B)は、検査結果のモニタ画面の表示の例を示す図である。表示されているバーコード検査の検査結果の内容は、図6Aのプリントアウトの内容と同じであるが、モニタ画面表示に適したレイアウトになっている。従って図6Aと共通する項目は同じ参照番号を付して、それらの説明を省略する。ここでは、一画面に結果を全て表示できないので画面右側にスクロールバーがあり、スクロールすることで図6B(A)と図6B(B)の画面の全体を表示することができる。また、「Barcode Quality Parameters」以下の詳細な検査項目は見やすく表形式になっているが、その項目名や項目数などは図6Aと同じである。よって、図6B(A)(B)の内容の説明は図6Aの説明と同じであるため、その説明を省略する。
図6Cは、生産システム120で印刷された印刷成果物を品質確認者が目視検査を行い、その検査結果を入力する入力シート140の一例を示す図である。
この検査結果入力シート140は、以下で説明する項目が記入できるようなフォーマットになっている。タイトル630は、このシートが画像不良の検査結果を入力するシートであることを示す。ジョブID631は、画像不良検査を実施した対象ジョブの識別情報(ID)を入力する欄を示す。尚、点線で示す枠は、品質確認者が、この検査結果入力シートに入力することを示し、実線で示す四角は、複数の選択肢から選択した選択肢にチェックを入力することを示す。画像不良種類632は、品質確認者が目視検査の結果で見つけた画像不良の種類を入力する。このとき「ヒッキー、ブルズアイ、ストリーク、線、スラー、その他」の選択肢から選択する。レベル633は、その画像不良の欠陥の深刻度を「1」から「10」のレベルから選択して、そのレベルを表す位置に○などのマークを付ける。ここで「1」が最も深刻度が低く、「10」が最も深刻度が高い。大きさ634は、印刷不良の水平方向(X)及び垂直方向(Y)の大きさを入力する。大きさ635は、その画像不良の大きさを入力する。大きさ634と635はどちらかを入力すれば良い。尚、大きさ634や635の大きさの単位は、単位636の3つの選択肢であるcm、mm、μmから選択できる。例えば3mmの大きさなら、大きさ635に「3」と入力し、単位636では「mm」にチェックする。画像不良の説明637は、画像不良の性質を自由な記述で入力する。1つの画像不良に対して、画像不良種類632で選択した項目に対応する画像不良の説明637を入力する。同一ジョブにおいて、他にも画像不良があれば、「他の画像の不良があるか?」の項目638で「あり」にチェックし、次ページの検査結果入力シートに入力する。このようにして、同一ジョブに存在する画像不良の数に対応する数の検査結果入力シートに入力することになる。最後の画像不良の記入が終われば、「他の画像の不良があるか?」の項目638の「なし」にチェックを入れて、シートへの入力を完了する。
図7は、実施形態に係るワークフロー管理サーバ100で使用される各種データベースのデータ構成を説明する図である。これらデータベースは、ROM202またはHDD204に格納されたプログラムをCPU201がRAM203に展開して実行することにより生成され、それらデータベースはHDD204に格納される。
図7(A)は、一次元バーコードと二次元バーコードの規格名と、バーコード種類の例を列挙したバーコードデータベースの一例を示す。例えば、一次元バーコードは、その規格名はISO15416であり、バーコード種類としてはJANやEANなどが記載されている。
図7(B)は、PQXのバーコードパラメータに対応するデータベースの一例を示す図である。左側の列から、PQXパラメータ名、入力必須、一次元・二次元、PQXパラメータ番号、検査装置の入力画面項目名、検査装置のX入力画面項目名を含んでいる。
PQXパラメータ名は、図4Aと図4Bで説明したバーコードのPQXのパラメータと同じである。入力必須は、各パラメータが値を入力するのが必須かどうかを「Yes」と「No」で示す。「Yes」は入力が必須であることを示す。一次元・二次元は、そのパラメータが一次元又は二次元バーコードに用いられるかを示す。ここで「一次元」は、一次元と二次元バーコードの両方に用いられることを示し、「二次元」は、二次元バーコードのみに用いられることを示している。PQXパラメータ番号は、図4Aと図4Bで説明したバーコードのPQXのパラメータの参照番号に対応している。検査装置の入力画面項目名は、図5A〜図5Gを参照して後述する検査結果の入力画面における入力エリアを特定する参照番号に対応している。検査装置のX入力画面項目名は、別のバーコード検査装置であるXのための検査結果入力画面における入力エリアを特定する番号に対応しているが、ここでは示されていない。このように、データベースの列を増やすことで、複数のバーコード検査装置の検査結果入力画面における入力エリアがどのPQXパラメータと対応するのかを管理することができる。
図7(C)は、PQXにおける画像不良パラメータ対応のデータベースの一例を示す図である。左側の列から、PQXパラメータ名、入力必須、PQXパラメータ番号、画像不良の入力画面項目名が含まれている。PQXパラメータ番号は、図4Cの各パラメータの参照番号に対応している。入力必須は、各パラメータが値を入力するのが必須かどうかを「Yes」と「No」で示す。PQXパラメータ名は、図4Cで説明した画像不良のPQXのパラメータと同じである。画像不良の入力画面項目名は、図5A〜図5Gを参照して後述する検査結果の入力画面における入力エリアを特定する参照番号に対応している。
図5A〜図5Gは、実施形態に係るワークフロー管理サーバ100が表示する検査結果の入力画面の具体的な例を示す図である。これらの検査結果の入力画面は、ROM202またはHDD204に格納されたプログラムをCPU201がRAM203に展開して実行することにより表示される。
図5A(A)は、検査結果の入力開始するときに、最初にワークフロー管理サーバ100によって表示される検査結果の入力画面501の一例を示す図である。この入力画面501を介してオペレータは、検査対象ジョブID502と検査の種類504を入力する。検査対象ジョブID502の入力エリア503をタッチするとソフトキーボードなどが表示され、それを使用してジョブIDを入力できる。検査の種類504の入力エリア505をタッチすると図5A(B)で示すプルダウンメニュー511が表示され、それらの選択肢から選択する。選択肢511には、バーコード、画像不良、位置合わせ、色味、該当なしが含まれる。これらの選択肢から検査の種類が選択されて、図5A(A)のOKボタン592が押下されると、画面が遷移して図5B(A)で示す画面501−1が表示される。また、検査結果入力を中止する場合は、キャンセルボタン591を押下すると、検査結果の入力画面501が閉じられて元の画面に戻る。
図5B(A)は、検査対象のジョブIDが入力され、検査の種類としてバーコードが選択された場合に表示される画面例を示す図である。入力エリアには503には、ジョブIDとして「JOB20200331−001」、入力エリア505には「バーコード」が表示されている。更に、この画面501−1では、バーコードを検査した検査装置の種類506を選択する。図5B(B)は、プルダウンメニュー507の選択肢を表示させた画面例を示す。選択肢512には、ワークフロー管理サーバ100がサポートしている複数の検査装置の種類が表示されている。例えば、先頭の選択肢は、A社製の「abc001」という機種名のバーコード検査装置であることを示す。バーコード検査を実施した検査装置が選択肢にない場合は、「該当なし」を選択する。
図5C(A)は、図5B(A)の画面501−1でバーコード検査装置としてA社製の「abc001」が選択された画面の例を示す図である。ここでOKボタン592が押下されると、画面が遷移し図5C(B)に示す画面が表示される。キャンセルボタン591が押下されると、検査結果の入力を中止することができる。バーコード検査装置を選択し直したい場合は、プルダウンメニュー507を押下して図5B(B)の選択肢512を再表示させて選択し直す。
図5C(B)から図5F(A)の検査結果の入力画面は、品質確認者がバーコード検査装置が出力する検査結果を見ながら検査結果を入力する画面例を示す。これらの入力画面は、図6Aから図6Bを参照して説明したA社製の検査装置「abc001」が出力する検査結果のレイアウトを模した画面になっている。そのため、検査結果の入力画面の各入力項目の意味を認識する必要が無く、入力画面と検査装置の出力する検査結果とを対比するだけで、検査結果の入力画面の各入力項目に検査結果の値を入力することができる。以下に具体的に説明する。
図5C(B)は、A社製のバーコード検査装置(abc001)による検査結果を品質管理者が入力する画面の一例を示す図である。図5C(B)の入力画面は、「abc001 Test Result」と言うタイトルが表示されている。これにより、バーコード検査装置(abc001)が出力する検査結果(図6Aや図6B)と対比して検査結果を入力する画面であることが確認できる。尚、図5C(B)のバーコード検査装置での検査結果に表示される検査日時や検査装置のファームウエアバージョンは、入力画面では「Date and Time」「Firmware −−.−−」のように固定的に表示される。
まず、検査結果入力画面の「Code Symbology」の検査結果を入力エリア521に入力する。図6A,6Bを用いて説明した検査結果を見ると、このエリア521に入力すべき値は「QR」であることが分かる。よって、品質確認者は入力エリア521を触れて表示される図5D(A)のプルダウンメニュー513から「QR」を選択する。これにより図5D(B)に示す画面に遷移する。
図5D(B)は、図5D(A)のプルダウンメニュー513において入力エリア521で「QR」が選択された場合の画面である。この時、「Standard」の選択肢522が「該当なし」から「ISO15415」に変わる。これは、図3で説明したソフトウェア構成のなかの統括制御部302がデータ管理部301に格納する図7(A)で説明したデータベースと照らし合わせる。そして「Code Symbology」に「QR」が選択されると規格は「ISO15415」であると判断する。こうして「Standard」の選択肢522を「ISO15415」に自動的に変更する。品質確認者は、自動的に切り替わったStandardを図6A、図6Bの検査結果と比較して、「Standard」が「ISO15415」であることが正しいとを確認する。尚、図5C(B)以降で入力項目の名称に「*」が表示されているものがあるが、これは検査結果の入力が必須である項目を示す。この「*」の表示は次のようにして表示される。図3で説明したソフトウェア構成のなかの統括制御部302がデータ管理部301に格納する図7(B)で説明したデータベースを参照し、入力必須が「Yes」である入力画面の項目名に対し、図5C(B)以降の入力画面の表示に「*」を表示する。図5C(B)において下の方にスクロールすると図5E(A)の画面が表示される。
図5E(A)では、以下に説明するバーコード検査結果の値を入力する。「Result Grade」では、プルダウンメニュー528に触れて図5E(B)のプルダウンメニュー514から値を選択する。これらの値はバーコードの規格で定義されており、グレード「A」或いは「4」が一番良く、以下順番に悪くなり、グレード「F」或いは「0」が最も悪くなる5段階である。同じく、図6A、図6Bを参照しながら検査結果を入力する。図6A、図6Bでは「A」である。「ASCII Values」は、入力エリア524に触れると表示されるソフトキーボードを用いて、図6A、図6Bに表示されている文字列を入力する。その他の「Min Reflect」、「Sym Contrast」、「Min Edge Contrast」は、「Result Grade」と同様である。即ち、プルダウンメニュー525、526、527に触れて図5E(B)のプルダウンメニュー514から値を選択する。図6A、図6Bでは、これらの値はいずれも「A」である。
図5F(A)では、以下に説明するバーコード検査結果の値を入力する。「Unused Err Correct」のプルダウンメニュー531、「Grid Nonu」のプルダウンメニュー532、「Axia Nonu」のプルダウンメニュー533が表示されている。また「Fixed Pat Damage」のプルダウンメニュー534が表示されている。ここで、これらプルダウンメニューに触れると図5E(B)のプルダウンメニュー514が表示され、品質管理者は、そのプルダウンメニュー514から値を選択する。図6A、図6Bでは、これらの値はいずれも「A」である。途中、いくつかのPQXバーコードパラメータを省略したが、「Result Grade」と同様に、プルダウンメニュー514から値を選択することで入力する。こうして全てのPQXバーコードパラメータの検査結果の値を入力し終えると、検査確認者はOKボタン592を押下する。こうして図5B(A)から図5F(A)で説明したバーコード検査結果の入力画面は終了する。
尚、図5B(B)のプルダウンメニュー507で示されないバーコード検査装置で検査した結果を入力する場合のために、検査装置の検査結果アウトプットの表示に依存しない一般的な入力画面を用意する。即ち、ワークフロー管理サーバ100がサポートしていないバーコード検査装置で検査した結果を入力する場合のために、検査装置の検査結果のアウトプットの表示に依存しない一般的な入力画面を用意する。この画面は、図4Aや図4Bで説明したPQXの項目をそのまま入力するような入力画面でも良い。このような入力画面で入力された検査結果でも同様に扱うことができる。尚、プルダウンメニュー507の選択肢512で「該当なし」を選択した場合、この一般的な入力画面を表示する。
図5F(B)から図5G(D)の検査結果入力画面は、図6Cで説明した紙ベースの目視検査結果入力シート140に記載されている画像不良検査の結果を、品質確認者が見ながら検査結果を入力する画面例を示す。
品質確認者は、図5A(A)において検査対象のジョブID503に図6Cの検査対象ジョブID631を入力する。また図5A(B)の選択肢511から「画像不良」を選択して検査の種類505に入力してOKボタン592を押下すると、図5F(B)の画像不良の入力画面が表示される。図5F(B)に示す画面右側のスクロールバーを操作することで図5G(A)の画面が表示される。図5F(B)の入力画面の種類535には、図6Cの画像不良種類632でチェックされている項目を入力する。プルダウンメニュー536に触れると図5G(B)の選択肢557が表示されるので、これらの選択肢から図6Cのシートでチェックされた項目を選択する。レベル537には、図6Cのレベル633の値を入力する。このときプルダウンメニュー538に触れると図5G(C)の数字キー558が表示されるので、それを使用して値を入力する。尚、「C」キーは入力した値をクリアするためのキーである。位置(水平方向)539と位置(垂直方向)541は、図6Cの大きさ634のXとYの値を入力する。また図5G(A)の大きさ551には、図6Cの大きさ635の値をそれぞれ入力する。また図5F(B)のプルダウンメニュー540,542や図5G(A)のプルダウンメニュー552に触れると図5G(C)の数字キー558が表示されるので、それを使用して値を入力する。図5G(A)の画像不良の入力画面の大きさ(単位)553には、図6Cの単位636を入力する。図5G(A)のプルダウンメニュー554に触れると図5G(D)の選択肢559が表示されるので、これらの選択肢から図6Cの単位636と同じ単位を選択する。図5G(A)の説明555には、図6Cの画像不良の説明637に記載されている文章を入力する。プルダウンメニュー556に触れるとソフトキーボードが表示されるので、これを用いて、その文章を入力する。以上の入力項目を全て入力し終えると、図6Cのシートで「他の画像不良があるか?」638の「あり」にチェックがあるかどうかを調べ、あれば図5G(A)の「次を入力」ボタン594にタッチする。一方、他の画像不良があるか?」638で「なし」にチェックがあれば完了ボタン595に触れる。「次を入力」ボタン594がタッチされた場合は、ワークフロー管理サーバ100の画面表示部305は、次の画像不良の記入が行えるように図5F(B)や図5G(A)の入力画面を表示する。完了ボタン595がタッチされた場合は、ワークフロー管理サーバ100の画面表示部305は図5A(A)を表示する。以上の入力項目を破棄して前の画面に戻る場合はキャンセルボタン593に触れる。
尚、図6Cは紙の入力シートを前提に説明しているが、直接、図5F(B)から図5G(D)の検査結果の入力画面に入力しても良い。特に、これらの画面はワークフロー管理サーバ100の画面表示部305が生成するが、それをワークフロー管理端末101において表示できると、上記で説明している。よって、ノートPCやタブレットPCなどの無線通信を備えたPCをワークフロー管理端末101とすれば、次のような効果がある。即ち、品質確認者が画像不良の検査を行いながら、その検査結果をワークフロー管理端末101で表示された図5F(B)から図5G(D)の入力画面に入力することができる。
図8は、実施形態に係るワークフロー管理サーバ100による処理を説明するフローチャートである。このフローチャートは、ROM202またはHDD204に格納されたプログラムをCPU201がRAM203に展開して実行することにより実現される。このフローチャートで示す処理は、ワークフロー管理サーバ100が起動することにより開始される。
先ずS801でCPU201は入力受付部306として機能し、品質確認者が画面操作を行いオフライン検査結果の入力を開始することを検知すると、それを統括制御部302に対し通知する。S802でCPU201は統括制御部302として機能し、画面表示部305に対して、例えば図5A(A)に示す検査結果の入力画面を表示するように指示する。この画面を介して品質管理者は、図5A(A)を参照して説明したように、検査の種類を選択して入力することができる。次にS803に進みCPU201は統括制御部302として機能し、品質確認者が入力した検査の種類を受け取る。そしてS804に進みCPU201は統括制御部302として機能し、入力を受付けた検査の種類が「バーコード」であるかどうか判定する。そうであればS807に進み、「バーコード」でなければS805に進む。
S805でCPU201は統括制御部302として機能し、受け付けた検査の種類が「画像不良」かどうかを判定する。ここで「画像不良」であると判定するとS818に進み、そうでなければS806に進む。S806でCPU201は、オフライン検査結果の入力が終了したと判定してS801に進んで、次のオフライン検査結果の入力ができるようにする。
このフローチャートで示す処理では、オフライン検査として「バーコード」と「画像不良」の2つのみを取り上げているが、それ以外の場合も同様に実現できる。例えば、図5A(B)の選択肢に存在する「位置合わせ」や「色味」などもオフラインでの検査で実施する場合もある。これらがオフライン検査として指定される場合は、例えば、S804やS805で、これらオフライン検査が選択されたかどうか判定すれば良い。
S807でCPU201は統括制御部302として機能し、例えば図5B(A)に示すバーコードの検査結果を入力する画面を表示する。次にS808に進みCPU201は統括制御部302として機能し、例えば図5C(A)のプルダウンメニュー507に入力された検査装置の種類の入力値を受信する。これによりS809に進みCPU201は統括制御部302として機能し、S808で受け取った検査装置の種類に応じて、例えば図5C(B)に示すような、図5C(A)の画面で選択された検査装置に対応する検査結果の入力画面を表示する。次にS810に進みCPU201は統括制御部302として機能し、図5C(B)の画面を介して入力されたバーコードの種類を受け取る。そしてS811に進みCPU201は統括制御部302として機能し、そのバーコードの種類が一次元バーコードか二次元バーコードか判定する。このときCPU201は、図7(A)に示すデータベースを参照し、受信したバーコードの種類が記載されている行を検索し、そのバーコードが一次元バーコードか二次元バーコードかを判定する。S812でCPU201は、一次元バーコードであるかどうか判定し、一次元バーコードであればS814に進んで、一次元バーコード用の検査結果の入力画面を表示してS815に進む。一方、S812でCPU201は一次元バーコードでないと判定するとS813に進みCPU201は、二次元バーコード用の検査結果の入力画面を表示してS815に進む。これら検査結果の入力画面では、図7(B)のデータベースで説明したように、一次元・二次元の項目を参照して、各バーコードに対応するパラメータを入力する項目表示する。
S815でCPU201は統括制御部302として機能し、S813或いはS814で表示したバーコード用の検査結果の入力画面で入力が完了したかどうかを、図5F(A)のOKボタン592が指示されたかどうかで判定する。ここでOKボタン592が指示されて入力が完了したと判定するとS816に進む。S816でCPU201は統括制御部302として機能し、入力された値をPQXのフォーマットに変換してS817に進む。このときCPU201は、図7(B)のデータベースから、検査装置「abc001」に対応する入力画面の項目名とPQXパラメータ番号との対応が明確になる。従って、この情報を基に、図5C(B)から図5F(A)の入力画面における入力値をPQXのどのパラメータの値とすべきか判別できる。こうしてCPU201は統括制御部302として機能して、PQXのフォーマットに変換することができる。S817でCPU201は統括制御部302として機能し、S816でPQXのフォーマットに変換したデータを用いてPQXデータを生成してS801に進む。
一方、「画像不良」が選択されたときはS818でCPU201は統括制御部302として機能し、図5F(B)から図5G(D)で説明した「画像不良」の検査結果を入力する画面を表示する。次にS819に進みCPU201は統括制御部302として機能し、図5F(B)から図5G(D)の画面を介して入力された検査結果を受け取る。そしてS820に進みCPU201は統括制御部302として機能し、「画像不良」の検査結果の入力画面で入力が完了したかどうかを、図5G(A)の完了ボタン595が指示されたかどうかで判定する。完了ボタン595が指示されて入力が完了したと判定するとS821に進む。S821でCPU201は統括制御部302として機能し、これら画面を介して入力された値をPQXのフォーマットに変換してS817に進む。このときCPU201は、図7(C)のデータベースを参照し、画像不良の入力画面項目名とPQXパラメータ番号との対応が分かる。そのため、これらに基づいて図5F(B)から図5G(D)の入力画面における入力値をPQXのどのパラメータの値とすべきかが分かる。こうしてCPU201は、PQXのフォーマットに変換する。尚、ここで統括制御部302は、図5F(B)から図5G(D)の検査結果の入力画面で「次を入力」594が指示されて複数の画像不良が入力されたなら、その数を計算し、図7(C)の「DefectCount」に入力する。
以上説明したように実施形態によれば、オフラインでの検査結果を入力する画面を提供し、品質確認者が容易に検査結果を入力することができ、その入力からPQXデータを適切に生成することができるようになる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は上記実施形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
100…ワークフロー管理サーバ、101…ワークフロー管理端末、110…受注システムサーバ、112…エンドユーザ端末、120…生産システム、121…印刷装置、122…プリントサーバ、126…インライン検査装置、130…オンライン検査装置、140…目視検査結果入力シート

Claims (13)

  1. 印刷成果物を生成する生産システムと、前記印刷成果物の検査を行う検査装置、及び前記印刷成果物の検査結果を生成する情報処理装置とを有する情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記検査装置による検査結果を、前記生産システムで生成された印刷成果物の印刷品質を規定する記述書に含まれるパラメータに対応して入力できる画面を表示する表示手段と、
    前記画面を介して入力された検査結果と前記パラメータに基づいて、前記記述書に準拠した検査結果を生成する生成手段と、
    を有することを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記検査装置は、前記生産システム或いは前記情報処理装置とは接続されていないオフラインの装置であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記画面は、検査対象のジョブの識別情報、検査の種類、前記検査装置の種類、前記検査の種類に対応する複数の検査結果を入力するための項目を少なくとも含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 前記項目への入力には、当該項目への入力の指示に伴って表示されるプルダウンメニューからの入力も含まれることを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記情報処理装置は、前記検査の種類と、前記記述書に含まれるパラメータとの対応を記憶する記憶手段を、更に有し、
    前記生成手段は、前記画面に表示された前記パラメータに対応して入力された検査結果と、前記記憶手段に記憶された前記記述書に含まれるパラメータとの対応とを参照して、前記記述書に準拠した検査結果を生成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  6. 前記記述書は、PQXフォーマットの記述書であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  7. 印刷成果物を生成する生産システムで生成された印刷成果物の検査結果を生成する情報処理装置であって、
    前記印刷成果物の検査を行うオフラインの検査装置による検査結果を、前記生産システムで生成された印刷成果物の印刷品質を規定する記述書に含まれるパラメータに対応して入力できる画面を表示する表示手段と、
    前記画面を介して入力された検査結果と前記パラメータに基づいて、前記記述書に準拠した検査結果を生成する生成手段と、
    を有する情報処理装置。
  8. 前記画面は、検査対象のジョブの識別情報、検査の種類、前記検査装置の種類、前記検査の種類に対応する複数の検査結果を入力するための項目を少なくとも含むことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記項目への入力には、当該項目への入力の指示に伴って表示されるプルダウンメニューからの入力も含まれることを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記検査の種類と、前記記述書に含まれるパラメータとの対応を記憶する記憶手段を、更に有し、
    前記生成手段は、前記画面に表示された前記パラメータに対応して入力された検査結果と、前記記憶手段に記憶された前記記述書に含まれるパラメータとの対応とを参照して、前記記述書に準拠した検査結果を生成することを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記記述書は、PQXフォーマットの記述書であることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 印刷成果物を生成する生産システムで生成された印刷成果物の検査結果を生成する情報処理装置を制御する制御方法であって、
    前記印刷成果物の検査を行うオフラインの検査装置による検査結果を、前記生産システムで生成された印刷成果物の印刷品質を規定する記述書に含まれるパラメータに対応して入力できる画面を表示する表示工程と、
    前記画面を介して入力された検査結果と前記パラメータに基づいて、前記記述書に準拠した検査結果を生成する生成工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  13. コンピュータを、請求項7乃至11のいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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