JP2021192070A - 光通信用コネクタ、制御方法および光通信装置 - Google Patents
光通信用コネクタ、制御方法および光通信装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】ファイバを用いた通信品質の低下を抑制することが可能な技術が提供されることが望ましい。【解決手段】ファイバ23を固定するフェルール170とレンズ162との位置合わせを制御する制御部42を備え、制御部42は、レンズ162を通ってファイバ23に入射した光の通信品質に基づいてピエゾ素子等から成る形状変化部材21−1〜8の形状を変化させることによって、フェルール170とレンズ162との位置合わせを制御する、光通信用コネクタ11が提供される。【選択図】図5
Description
本開示は、光通信用コネクタ、制御方法および光通信装置に関する。
近年、ファイバを用いて光を伝送する光伝送システムが知られている。かかる光伝送システムによれば、ファイバを用いて光を所望の場所まで容易に伝送することが可能である。例えば、ファイバの出口からのレーザ開口率を所望の範囲に維持するために、レーザ光の光軸とレーザ光が入射されるファイバの入射端との角度を調整する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、ファイバは、複数の通信装置の間で行われる通信にも利用される。そこで、ファイバを用いた通信品質の低下を抑制することが可能な技術が提供されることが望ましい。
本開示によれば、ファイバを固定するフェルールとレンズとの位置合わせを制御する制御部を備え、前記制御部は、前記レンズを通って前記ファイバに入射した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御する、光通信用コネクタが提供される。
本開示によれば、プロセッサが、ファイバを固定するフェルールとレンズとの位置合わせを制御することを含み、前記プロセッサが、前記レンズを通って前記ファイバに入射した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御することを含む、制御方法が提供される。
本開示によれば、光素子とレンズとの位置合わせを制御する制御部を備え、前記制御部は、前記レンズを通って前記光素子に到達した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御する、光通信用コネクタが提供される。
本開示によれば、プロセッサが、光素子とレンズとの位置合わせを制御することを含み、前記プロセッサが、前記レンズを通って前記光素子に到達した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御することを含む、制御方法が提供される。
本開示によれば、第1のファイバを固定する第1のフェルールと第2のファイバを固定する第2のフェルールとの位置合わせを制御する制御部を備え、前記制御部は、前記第2のファイバを通って前記第1のファイバに入射した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御する、光通信用コネクタが提供される。
本開示によれば、プロセッサが、第1のファイバを固定する第1のフェルールと第2のファイバを固定する第2のフェルールとの位置合わせを制御することを含み、前記プロセッサが、前記第2のファイバを通って前記第1のファイバに入射した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御することを含む、制御方法が提供される。
本開示によれば、ファイバを固定するフェルールとレンズとの位置合わせを制御する制御部を備え、前記制御部は、前記レンズを通って前記ファイバに入射した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御する、光通信装置が提供される。
以上説明したように本開示によれば、ファイバを用いた通信品質の低下を抑制することが可能な技術が提供される。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一または類似の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なる数字を付して区別する場合がある。ただし、実質的に同一または類似の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。また、異なる実施形態の類似する構成要素については、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合がある。ただし、類似する構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
0.概要
1.第1の実施形態
1.1.光通信用コネクタの構成例
1.2.多チャネルファイバの利用例
1.3.フローティング構造
1.4.形状変化部材の取り付けのバリエーション
1.5.形状変化部材の取り付け位置のバリエーション
1.6.光透過形状変化材の利用
1.7.ミラーの利用
2.第2の実施形態
2.1.光通信用コネクタの構成例
3.第3の実施形態
3.1.光通信用コネクタの構成例
4.変形例
5.むすび
0.概要
1.第1の実施形態
1.1.光通信用コネクタの構成例
1.2.多チャネルファイバの利用例
1.3.フローティング構造
1.4.形状変化部材の取り付けのバリエーション
1.5.形状変化部材の取り付け位置のバリエーション
1.6.光透過形状変化材の利用
1.7.ミラーの利用
2.第2の実施形態
2.1.光通信用コネクタの構成例
3.第3の実施形態
3.1.光通信用コネクタの構成例
4.変形例
5.むすび
<0.概要>
まず、本開示の実施形態の概要について説明する。近年、ファイバを用いて光を伝送する光伝送システムが知られている。かかる光伝送システムによれば、ファイバを用いて光を所望の場所まで容易に伝送することが可能である。例えば、ファイバの出口からのレーザ開口率を所望の範囲に維持するために、レーザ光の光軸とレーザ光が入射されるファイバの入射端との角度を調整する技術が開示されている。
まず、本開示の実施形態の概要について説明する。近年、ファイバを用いて光を伝送する光伝送システムが知られている。かかる光伝送システムによれば、ファイバを用いて光を所望の場所まで容易に伝送することが可能である。例えば、ファイバの出口からのレーザ開口率を所望の範囲に維持するために、レーザ光の光軸とレーザ光が入射されるファイバの入射端との角度を調整する技術が開示されている。
ここで、ファイバは、複数の通信装置の間で行われる通信にも利用される。そこで、本開示の実施形態では、ファイバを用いた通信品質の低下を抑制することが可能な技術について主に提案する。具体的に、本開示の実施形態では、送信された光に対してファイバの光軸を高精度に位置合わせすることによって、ファイバを用いた通信品質の低下を抑制する。例えば、ファイバのモードには、マルチモードとシングルモードとが存在する。本開示の実施形態に係る技術は、マルチモードにも適用され得るし、シングルモードにも適用され得る。しかし、本開示の実施形態に係る技術は、特にシングルモードに好適である。
図1は、マルチモードのファイバとレンズ付きガラス部材とを用いてコリメート光を実現する例を示す図である。図1を参照すると、マルチモードのファイバ91の内側にコア90が存在している。ファイバ91が送信側として機能する場合、ファイバ91から出射された光は、レンズ付きガラス部材94を通過するとコリメート光L11となり、受信側に到達する。一方、ファイバ91が受信側として機能する場合、送信側からのコリメート光L11は、レンズ付きガラス部材94によって集光されて受信側のファイバ91に到達する。
マルチモードが用いられる場合には、コア90の径が50um〜62.5um程度であるのが一般的である。そのため、マルチモードが用いられる場合には、送信側のファイバから出射されたコリメート光L11を、受信側のファイバへ集光することは比較的容易である。
図2は、シングルモードのファイバとレンズ付きガラス部材とを用いてコリメート光を実現する例を示す図である。図2を参照すると、シングルモードのファイバ93の内側にコア92が存在している。シングルモードが用いられる場合には、コア92の径が8um〜10umであるのが一般的である。すなわち、シングルモードが用いられる場合のコア92の径は、マルチモードが用いられる場合のコア90の径の1/8〜1/5程度であるのが一般的である。そのため、特にシングルモードが用いられる場合には、マルチモードが用いられる場合と比較して、通信品質の低下を抑制するために、ファイバの光軸を高精度に位置合わせする必要性が生じる。
一般的に、ファイバの光軸を高精度に位置合わせするためには、高精度に位置合わせできるように加工し易い部材または熱や外部要因による歪みが小さい部材を使う必要性が生じる。したがって、シングルモードが用いられる場合には、マルチモードが用いられる場合と比較して、コストが増加しやすくなってしまう。そこで、特にシングルモードが用いられる場合には、コストの増加を抑えつつ、ファイバの光軸を高精度に位置合わせする技術が提供されることが要求される。
以上、本開示の実施形態の概要について説明した。
<1.第1の実施形態>
以下、本開示の第1の実施形態について説明する。
以下、本開示の第1の実施形態について説明する。
[1.1.光通信用コネクタの構成例]
まず、本開示の第1の実施形態に係る光通信用コネクタの構成例について説明する。図3は、本開示の第1の実施形態に係る光通信用コネクタの概要を説明するための図である。図3に示されるように、本開示の第1の実施形態に係る光通信用コネクタ10は、光透過部材110と、ファイバ23とを有している。ファイバ23の内側には、コア22が存在している。光透過部材110は、ガラスを含んで構成されてもよいし、樹脂を含んで構成されてもよい。なお、ファイバは、光ファイバとも称される。
まず、本開示の第1の実施形態に係る光通信用コネクタの構成例について説明する。図3は、本開示の第1の実施形態に係る光通信用コネクタの概要を説明するための図である。図3に示されるように、本開示の第1の実施形態に係る光通信用コネクタ10は、光透過部材110と、ファイバ23とを有している。ファイバ23の内側には、コア22が存在している。光透過部材110は、ガラスを含んで構成されてもよいし、樹脂を含んで構成されてもよい。なお、ファイバは、光ファイバとも称される。
本開示の第1の実施形態に係る光通信用コネクタ10は、ファイバ23の位置を物理的に変動させることによってファイバ23の軸(以下、「光軸」とも言う。)の位置を制御する。あるいは、本開示の第1の実施形態に係る光通信用コネクタ10は、光透過部材110の位置を物理的に変動させることによって光透過部材110による集光ポイントを調整する。これによって、ファイバ23の光軸と光透過部材110による集光ポイントとの位置関係が制御され、通信品質の低下が抑制される。
なお、本開示の第1の実施形態では、光通信用コネクタ10が、光透過部材110を用いてコリメート光L11を生成する例を主に説明する。しかし、後にも説明するように、本開示の実施形態に係る光通信用コネクタ10は、光透過部材110を用いてコリメート光L11を生成する例に限定されない。例えば、本開示の実施形態に係る光通信用コネクタ10は、ファイバ同士がコネクタ内で突き合わされるPC(Physical Contact)タイプにも適用され得る。以下では、図3に示された光通信用コネクタ10のさらに詳細な実現例について説明する。
図4は、本開示の第1の実施形態に係る光通信用コネクタの構成例を示す図である。図4に示されるように、本開示の第1の実施形態に係る光通信用コネクタ11は、互いに独立したレンズ付き光透過部材160とフェルール170とを有する。レンズ付き光透過部材160は、光透過部材110の例であり、レンズ162を有している。なお、レンズ付き光透過部材160は、ガラスを含んで構成されてもよいし、樹脂を含んで構成されてもよい。フェルール170は、ファイバ23を固定する部材である。
図4に示されたように、レンズ付き光透過部材160とフェルール170との間には、光透過材30が設けられるとよい。レンズ付き光透過部材160とフェルール170との間に光透過材30が設けられることによって、界面での光の反射を防ぐことが可能となる。例えば、光透過材30は、樹脂を含んで構成されてよい。なお、レンズ付き光透過部材160とフェルール170との間に光透過材30が設けられる代わりに、レンズ付き光透過部材160およびフェルール170の各端面に、AR(Anti Reflection)コートが付されてもよい。
フェルール170には、ファイバ固定剤172を注入される穴171が設けられているとよい。例えば、ファイバ固定剤172は接着剤を含んで構成されてよく、接着剤は光透過樹脂を含んで構成されてよい。穴171からファイバ固定剤172が注入され、ファイバ固定剤172によってファイバ23がフェルール170に固定されることによって、ファイバ23がフェルール170に安定的に固定され得る。
図4を参照すると、フェルール170には8つの形状変化部材21(紙面の手前側の形状変化部材21−1〜21−4と紙面の奥側の形状変化部材21−5〜21−8)が接続されている。ただし、形状変化部材21の数は限定されない。図4に示された例では、フェルール170に各形状変化部材21が直接的に接続されている。しかし、後にも説明するように、各形状変化部材21は、フェルール170に他の部材を介して間接的に接続されていてもよい。また、後にも説明するように、各形状変化部材21が設けられる位置も限定されない。例えば、レンズ付き光透過部材160に各形状変化部材21が(直接的または間接的に)接続されてもよい。
以下では、各形状変化部材21がピエゾ(Piezo)素子を含む場合を主に想定する。かかる場合には、ピエゾ素子に印加される電圧が変化されることによって各形状変化部材21の形状が変化され得る。しかし、各形状変化部材21の具体的な構成は限定されない。各形状変化部材21の形状が変化されることによって、各形状変化部材21に直接的または間接的に接続されたフェルール170の位置が物理的に移動され、フェルール170とレンズ付き光透過部材160との位置関係が制御され、コア22の位置が望ましい位置へと合わせられ得る。
図5は、パワーモニタおよび制御部を有する光通信用コネクタの構成例を示す図である。図5に示されるように、光通信用コネクタ11は、パワーモニタ41および制御部42を有してよい。なお、光通信用コネクタ11は、必ずしも制御部42を有していなくてもよい。すなわち、制御部42は、光通信用コネクタ11の外側(例えば、光通信用コネクタ11から離れた位置)に存在してもよい。レンズ162によって集光された光の一部または全部は、ファイバ23の一端に入射し、ファイバ23の他端から出射され、パワーモニタ41によって検出される。
パワーモニタ41は、ファイバ23の一端に入射した光(ファイバ23の他端から出射された光)のパワーの絶対値を検出し、検出した光のパワーの絶対値を制御部42に通知する。光のパワーの絶対値の検出方式は限定されない。例えば、光のパワーの絶対値の検出方式としては、フォトダイオードなどによって光を電気信号に変換し、変換後の電気信号に基づいてパワーの絶対値を検出する光電変換方式が用いられてもよい。あるいは、光のパワーの絶対値の検出方式としては、光エネルギーを受光体に吸収させて熱エネルギーを測定する熱電変換方式が用いられてもよい。
制御部42は、フェルール170とレンズ付き光透過部材160との位置合わせ(すなわち、フェルール170とレンズ162との位置合わせ)を制御する。具体的に、制御部42は、レンズ162を通ってファイバ23に入射した光の通信品質に基づいて各形状変化部材21の形状を変化させることによって、フェルール170とレンズ付き光透過部材160との位置合わせを制御する。
例えば、上記したように、各形状変化部材21は、ピエゾ素子を含み、制御部42は、ピエゾ素子に印加される電圧を変化させることによって各形状変化部材21の形状を変化させてよい。後にも説明するように、各形状変化部材21は、ピエゾ素子を含むことによって迅速に形状が切り替えられ得る。
ここでは、通信品質の例として、ファイバ23に入射した光のパワーの絶対値を利用する場合を主に想定する。光のパワーの絶対値が大きいほど、通信品質が高くなる。しかし、通信品質はかかる例に限定されない。例えば、通信品質は、ファイバ23に入射した光に生じたエラーの回数であってもよい。エラーの回数が大きいほど、通信品質は低くなる。エラーの回数には、誤り訂正符号を用いて検出された誤り率が含まれてもよい。あるいは、エラーの回数には、後段の回路によるBER(Bit Error Rate)が含まれてもよい。
具体的な位置合わせの手法は限定されない。制御部42は、フェルール170とレンズ付き光透過部材160との複数の位置関係それぞれに対応する通信品質をパワーモニタ41から取得する。そして、制御部42は、フェルール170とレンズ付き光透過部材160との複数の位置関係それぞれに対応する通信品質のうち最大通信品質を判定し、最大通信品質に対応する位置関係に従って、フェルール170とレンズ付き光透過部材160との位置合わせを制御してもよい。
あるいは、制御部42は、段階的に最大通信品質を判定してもよい。これによって、最大通信品質の探索速度が高められ得る。すなわち、フェルール170とレンズ付き光透過部材160との複数の位置関係が幾つかの区分から構成されている場合、各区分に属する通信品質の代表値に基づいて代表値が最大の区分を判定し、代表値が最大の区分に属する通信品質から最大通信品質を求めてもよい。そして、制御部42は、最大通信品質に対応する位置関係に従って、フェルール170とレンズ付き光透過部材160との位置合わせを制御してもよい。
あるいは、制御部42は、フェルール170とレンズ付き光透過部材160との幾つかの位置関係それぞれに対応する通信品質を取得し、かかる幾つかの位置関係に対応する通信品質から、最大通信品質に対応する位置関係(すなわち、フェルール170とレンズ付き光透過部材160との位置関係をどの程度変えれば最大通信品質が得られるか)を予測してもよい。そして、制御部42は、予測した位置関係に従って、フェルール170とレンズ付き光透過部材160との位置合わせを制御してもよい。
ここでは、各形状変化部材21がフェルール170に接続されているため、制御部42が各形状変化部材21の形状を変化させることによってフェルール170の位置を制御し、フェルール170とレンズ付き光透過部材160との位置関係を制御する場合を想定する。しかし、後に説明するように、各形状変化部材21がレンズ付き光透過部材160に接続されている場合には、制御部42は、各形状変化部材21の形状を変化させることによってレンズ付き光透過部材160の位置を制御し、フェルール170とレンズ付き光透過部材160との位置関係を制御してもよい。
制御部42は、フェルール170の位置をいずれの方向に移動または回転可能であってもよい。そして、制御部42は、各形状変化部材21の形状を同時に同じ形状となるように制御してもよい。しかし、制御部42は、各形状変化部材21の形状を独立して制御可能であるのが望ましい。制御部42は、各形状変化部材21の形状を独立して制御することによって、異なる複数の方向への位置合わせを行うことが可能となる。
以下では説明の便宜上、図5に示されたように、ファイバ23の軸方向に垂直な方向のうち、フェルール170の上下方向を「X軸方向」と表現し、フェルール170の左右方向を「Y軸方向」と表現する。また、ファイバ23の軸方向に平行な方向を「Z軸方向」と表現する。
例えば、各形状変化部材21が、フェルール170におけるファイバ23の軸方向に平行な面に接続されている場合、制御部42は、各形状変化部材21の形状を変化させることによって、ファイバ23の軸方向に垂直な方向へのフェルール170の位置合わせを制御し得る。
具体的に、図5に示されるように、各形状変化部材21が、フェルール170におけるファイバ23の軸方向に平行な上下面に接続されている場合、制御部42は、形状変化部材21の形状を変化させることによって(例えば、フェルール170の上面の形状変化部材21−1、21−2、21−5、21−6の形状を変化させ、または、フェルール170の下面の形状変化部材21−3、21−4、21−7、21−8の形状を変化させることによって)X軸方向へのフェルール170の位置合わせを制御し得る。
また、制御部42は、形状変化部材21の形状を変化させることによって(例えば、フェルール170の上面のレンズ付き光透過部材160から遠い側の形状変化部材21−1、21−5およびフェルール170の下面のレンズ付き光透過部材160から近い側の形状変化部材21−4、21−8の形状を変化させ、または、フェルール170の上面のレンズ付き光透過部材160から近い側の形状変化部材21−2、21−6およびフェルール170の下面のレンズ付き光透過部材160から遠い側の形状変化部材21−3、21−7の形状を変化させることによって)Y軸の回転方向へのフェルール170の位置合わせを制御し得る。
さらに、制御部42は、形状変化部材21の形状を変化させることによって(例えば、フェルール170の上面の紙面手前側の形状変化部材21−1、21−2およびフェルール170の下面の紙面奥側の形状変化部材21−7、21−8の形状を変化させ、または、フェルール170の上面の紙面奥側の形状変化部材21−5、21−6およびフェルール170の下面の紙面手前側の形状変化部材21−3、21−4の形状を変化させることによって)、Z軸の回転方向へのフェルール170の位置合わせを制御し得る。
図5に示された例では、制御部42は、X軸方向、Y軸の回転方向およびZ軸の回転方向それぞれへのフェルール170の位置合わせを行うことが可能である。しかし、後に説明するように、制御部42は、各形状変化部材21が設けられる位置によっては、Z軸方向、Y軸方向およびX軸の回転方向それぞれへのフェルール170の位置合わせを行うことも可能である。すなわち、制御部42は、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向、X軸の回転方向、Y軸の回転方向およびZ軸の回転方向それぞれへのフェルール170の位置合わせを行うことが可能である。
フェルール170とレンズ付き光透過部材160との位置合わせが行われるタイミングは限定されない。例えば、制御部42は、所定の周期ごとに位置合わせを制御してもよい。あるいは、制御部42は、所定のセンサから得られるデータ(センサデータ)が所定の条件を満たすか否かを判定し、センサデータが所定の条件を満たした場合に、位置合わせを制御してもよい。例えば、所定の条件は、センサ値が閾値を上回ったという条件であってもよい。また、センサの種類は限定されない。例えば、センサは、加速度センサを含んでもよいし、ジャイロセンサを含んでもよい。
センサが設けられる位置は限定されない。例えば、光通信用コネクタ11が設けられる移動体(例えば、車両など)と同じ移動体に設けられてもよい。移動体の振動による光軸ずれに追従して位置合わせを制御して、通信品質の低下を抑制することが可能である。位置合わせの方向は、一律的に決められていてもよいが、センサデータに応じて制御されるのが望ましい。すなわち、制御部42は、センサデータが所定の条件を満たすか否かを複数の方向それぞれについて判定し、所定の条件を満たした方向に対応する方向への位置合わせを制御してもよい。
ここで、複数の方向は、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向、X軸の回転方向、Y軸の回転方向およびZ軸の回転方向の一部または全部であってよい。特に変動の速い動き(例えば、車両の振動など)に追従して位置合わせを制御可能にするために、各形状変化部材21は、印加される電圧を迅速に切り替えることによってフェルール170とレンズ付き光透過部材160との位置関係の変動量を制御可能な素子(ピエゾ素子など)を含むのが望ましい。
図6は、二つの光通信用コネクタ11の間で通信が行われる例を示す図である。図6を参照すると、二つの光通信用コネクタ11が向かい合っており、二つの光通信用コネクタ11の間でコリメート光L11が通信されている例が示されている。二つの光通信用コネクタ11それぞれにおいて、上記したフェルール170とレンズ付き光透過部材160との位置合わせが行われれば、二つの光通信用コネクタ11の間で行われる通信の品質の低下が抑制される。
[1.2.多チャネルファイバの利用例]
上記では、1本のファイバ23が通信に利用される例(単チャネルのファイバが利用される例)を説明した。しかし、複数のファイバ23が通信に利用されてもよい(多チャネルのファイバが利用されてもよい)。図7は、多チャネルのファイバが利用される例を示す図である。図7を参照すると、フェルール170には、多チャネル(複数のファイバ23)が固定されている。また、レンズ付き光透過部材160は、多チャネル(複数のファイバ23)それぞれに対応するレンズ162(レンズアレイ)を有している。そして、制御部42は、フェルール170とレンズ付き光透過部材160との位置合わせを制御する。
上記では、1本のファイバ23が通信に利用される例(単チャネルのファイバが利用される例)を説明した。しかし、複数のファイバ23が通信に利用されてもよい(多チャネルのファイバが利用されてもよい)。図7は、多チャネルのファイバが利用される例を示す図である。図7を参照すると、フェルール170には、多チャネル(複数のファイバ23)が固定されている。また、レンズ付き光透過部材160は、多チャネル(複数のファイバ23)それぞれに対応するレンズ162(レンズアレイ)を有している。そして、制御部42は、フェルール170とレンズ付き光透過部材160との位置合わせを制御する。
このとき、制御部42は、レンズアレイを通って多チャネル(複数のファイバ23)に入射した光の通信品質に基づいて各形状変化部材21の形状を変化させることによって位置合わせを制御してよい。これによって、制御部42は、多チャネル(複数のファイバ23)の位置を個別に制御する必要がなく、多チャネル(複数のファイバ23)の位置を一括で制御することが可能となる。
制御部42は、多チャネルのファイバが利用される場合も、単チャネルのファイバが利用される場合と同様に、フェルール170の位置をいずれの方向に移動または回転可能であってもよい。特に、制御部42は、上記したZ軸の回転方向に対する位置合わせと同様に、形状変化部材21の形状を変化させることによって、多チャネル(複数のファイバ23)の中心軸(図7では、Z1軸)の回転方向に対するフェルール170の位置合わせを制御することが可能である。
なお、図7を参照すると、一方の光通信用コネクタ11のレンズ付き光透過部材160には、二つの凹部163−1が設けられており、他方の光通信用コネクタ11のレンズ付き光透過部材160には、二つの凸部163−2が設けられている。そして、二つの凹部163−1それぞれが対向する凸部163−2に嵌合することによって、二つの光通信用コネクタ11が接続される。しかし、二つの光通信用コネクタ11が接続される手法は、かかる例に限定されない。例えば、二つの光通信用コネクタ11は、ピンを用いて接続されてもよいし、他の手法によって接続されてもよい。
[1.3.フローティング構造]
ここで、上記のようにフェルール170の位置を制御可能にするため、(フェルール170を光通信用コネクタ11の外側部材に対して固定せずに)フェルール170をフローティング構造にする手法が考えられる。
ここで、上記のようにフェルール170の位置を制御可能にするため、(フェルール170を光通信用コネクタ11の外側部材に対して固定せずに)フェルール170をフローティング構造にする手法が考えられる。
図8は、フェルール170をフローティング構造にした例を示す図である。図8に示された光通信用コネクタ11は、図4に示された光通信用コネクタ11を上方から見た図である。そして、図8には、フェルール170とレンズ付き光透過部材160とを覆うようにコネクタ外側部材50(ユーザが手で触れるコネクタの外側にあたる部品)が示されている。外側部材付き光通信用コネクタ1は、光通信用コネクタ11とコネクタ外側部材50と8つの形状変化部材21(フェルール170の上面と下面にそれぞれ4つずつ設けられた形状変化部材21)と4つの弾性体51とを含む。
また、図8を参照すると、コネクタ外側部材50とフェルール170とが二つの弾性体51(図8では、バネ)で接続されている。これによって、コネクタ外側部材50に対してフェルール170が移動可能になる。なお、フェルール170の位置を制御する必要がない場合には、フェルール170は、コネクタ外側部材50に固定されてもよい。弾性体51の数および位置は限定されない。また、各弾性体51は、図8に示されるようにコネクタ外側部材50とフェルール170とに対して直接的に接続されていてもよいし、他の部材を介して間接的に接続されていてもよい。
さらに、図8を参照すると、コネクタ外側部材50とレンズ付き光透過部材160とが二つの弾性体51(図8では、バネ)で接続されている。これによって、コネクタ外側部材50に対してレンズ付き光透過部材160が移動可能になる。なお、レンズ付き光透過部材160の位置を制御する必要がない場合には、レンズ付き光透過部材160は、コネクタ外側部材50に固定されてもよい。弾性体51の数および位置は限定されない。また、各弾性体51は、図9に示されるようにコネクタ外側部材50とレンズ付き光透過部材160とに対して直接的に接続されていてもよいし、他の部材を介して間接的に接続されていてもよい。
図9は、フェルール170をフローティング構造にした他の例を示す図である。外側部材付き光通信用コネクタ2は、光通信用コネクタ11とコネクタ外側部材50と8つの形状変化部材21(フェルール170の上面と下面にそれぞれ4つずつ設けられた形状変化部材21)と6つの弾性体51とを含む。外側部材付き光通信用コネクタ2は、図8に示された外側部材付き光通信用コネクタ1と異なり、フェルール170の左右面に4つの弾性体51が接続されている。
[1.4.形状変化部材の取り付けのバリエーション]
各形状変化部材21の取り付けには、様々なバリエーションが想定される。図10〜図12は、各形状変化部材21の取り付けのバリエーションを示す図である。これらのバリエーションでは、コネクタ外側部材50に対して内部部品(フェルール170)の位置が制御される。
各形状変化部材21の取り付けには、様々なバリエーションが想定される。図10〜図12は、各形状変化部材21の取り付けのバリエーションを示す図である。これらのバリエーションでは、コネクタ外側部材50に対して内部部品(フェルール170)の位置が制御される。
図10を参照すると、外側部材付き光通信用コネクタ3は、光通信用コネクタ11とコネクタ外側部材50と8つの形状変化部材21(紙面の手前側と奥側にそれぞれ4つずつ設けられた形状変化部材21)と2つの弾性体51とを含んでいる。この例では、コネクタ外側部材50とフェルール170とが各形状変化部材21に対して直接的に接続されている。かかる例では、フェルール170は、コネクタ外側部材50の精度やコネクタ外側部材50の振動の影響などを受けてしまう可能性がある。一方、レンズ付き光透過部材160は、コネクタ外側部材50と弾性体51によって接続されているため、コネクタ外側部材50の精度やコネクタ外側部材50の振動の影響を受けずに、ファイバの軸がずれて通信品質が低下してしまう可能性がある。
図11を参照すると、外側部材付き光通信用コネクタ4は、図10に示された外側部材付き光通信用コネクタ3と異なり、8つの台座52(紙面の手前側と奥側にそれぞれ4つずつ設けられた台座52)をさらに含んでいる。各台座52は、形状変化部材21とフェルール170との間に挟まれている。かかる構成によれば、形状変化部材21のサイズが限定されていた場合などであっても、コネクタ外側部材50と形状変化部材21との間のスペース調整が可能となる。形状変化部材21と台座52とは必ずしも同数でなくてもよい。例えば、複数の形状変化部材21に対して1つの台座52が設けられてもよい。
各台座52の材質は限定されない。例えば、各台座52は、金属または樹脂といった単なる部材を含んで構成されてもよいし、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)のような特定の機能を持つものを含んで構成されてもよい。各台座52がMEMSを含む場合、各台座52は、形状変化部材21と組み合わされることによって、より精度の高い位置合わせが可能となる。
図12を参照すると、外側部材付き光通信用コネクタ5は、図10に示された外側部材付き光通信用コネクタ3と異なり、コネクタ外側部材50と各形状変化部材21との間に弾性体51が挟まれている。かかる構成によれば、図10に示された外側部材付き光通信用コネクタ3、および、図11に示された外側部材付き光通信用コネクタ4に比べて、フェルール170のフローティングの強度がより高まるため、コネクタ外側部材50の振動の影響などに対するフェルール170の耐性を強くすることが可能となる。
[1.5.形状変化部材の取り付け位置のバリエーション]
各形状変化部材21の取り付け位置には、様々なバリエーションが想定される。図13〜図23は、各形状変化部材21の取り付け位置のバリエーションを示す図である。図13および図14を参照すると、外側部材付き光通信用コネクタ6は、図12に示された外側部材付き光通信用コネクタ5と異なり、形状変化部材21−9〜21−12が、ファイバの軸方向に垂直な面(図13では、フェルール170におけるレンズ付き光透過部材160とは反対側の面)に接続されている。なお、図10に示された例と同様に、コネクタ外側部材50とフェルール170とは、各形状変化部材21に対して直接的に接続されていてもよいし、台座52を介して間接的に接続されていてもよい。
各形状変化部材21の取り付け位置には、様々なバリエーションが想定される。図13〜図23は、各形状変化部材21の取り付け位置のバリエーションを示す図である。図13および図14を参照すると、外側部材付き光通信用コネクタ6は、図12に示された外側部材付き光通信用コネクタ5と異なり、形状変化部材21−9〜21−12が、ファイバの軸方向に垂直な面(図13では、フェルール170におけるレンズ付き光透過部材160とは反対側の面)に接続されている。なお、図10に示された例と同様に、コネクタ外側部材50とフェルール170とは、各形状変化部材21に対して直接的に接続されていてもよいし、台座52を介して間接的に接続されていてもよい。
制御部42は、形状変化部材21−9〜21−12の形状を変化させることによって、Z軸方向(ファイバの軸方向)へのフェルール170の位置合わせを制御し得る。また、制御部42は、形状変化部材21の形状を変化させることによって(例えば、形状変化部材21−9、21−11の形状を変化させ、または、形状変化部材21−10、21−12の形状を変化させることによって)、X軸の回転方向へのフェルール170の位置合わせを制御し得る。さらに、制御部42は、形状変化部材21の形状を変化させることによって(例えば、形状変化部材21−9、21−10の形状を変化させ、または、形状変化部材21−11、21−12の形状を変化させることによって)、Y軸の回転方向へのフェルール170の位置合わせを制御し得る。
図15を参照すると、外側部材付き光通信用コネクタ7は、形状変化部材21−13〜21−20(紙面の手前側の形状変化部材21−13〜21−16と紙面の奥側の形状変化部材21−17〜21−20)が、ファイバの軸方向に平行な面(図15では、フェルール170における左右面)に接続されている。なお、図10に示された例と同様に、コネクタ外側部材50とフェルール170とは、各形状変化部材21に対して直接的に接続されていてもよいし、台座52を介して間接的に接続されていてもよい。
制御部42は、形状変化部材21の形状を変化させることによって(例えば、形状変化部材21−13、21−14、21−17、21−18の形状を変化させ、または、形状変化部材21−15、21−16、21−19、21−20の形状を変化させることによって)、Y軸方向へのフェルール170の位置合わせを制御し得る。
また、制御部42は、形状変化部材21の形状を変化させることによって(例えば、形状変化部材21−14、21−15、21−18、21−19の形状を変化させ、または、形状変化部材21−13、21−16、21−17、21−20の形状を変化させることによって)、X軸の回転方向へのフェルール170の位置合わせを制御し得る。さらに、制御部42は、形状変化部材21の形状を変化させることによって(例えば、形状変化部材21−13、21−14、21−19、21−20の形状を変化させ、または、形状変化部材21−15〜21−18の形状を変化させることによって)、Z軸の回転方向へのフェルール170の位置合わせを制御し得る。
図16を参照すると、各形状変化部材21が、ファイバの軸方向に平行な4つの面(フェルール170における左右面および上下面)に接続されている。すなわち、図16に示された外側部材付き光通信用コネクタ8は、図8に示された外側部材付き光通信用コネクタ1と、図15に示された外側部材付き光通信用コネクタ7とが統合された例である。これによって、制御部42は、図8および図15に示された例と同様に、フェルール170の位置を各方向に制御することが可能となる。
図17〜図19を参照すると、各形状変化部材21が、フェルール170の代わりにレンズ付き光透過部材160に接続されている。すなわち、制御部42は、形状変化部材21の形状を変化させることによって、レンズ付き光透過部材160の位置を制御する。各形状変化部材21がレンズ付き光透過部材160に接続される場合においても、各形状変化部材21がフェルール170に接続される場合と同様に、形状変化部材21の数および位置は限定されないし、各形状変化部材21は、レンズ付き光透過部材160に直接的または他の部材を介して間接的に接続されてもよい。
レンズ付き光透過部材160の位置は、フェルール170の位置と同様な手法によって制御され得る。ただし、各形状変化部材21がレンズ付き光透過部材160に接続される場合、二つの光通信用コネクタ11同士の位置決めのときに、二つのレンズ付き光透過部材160を(例えば、図7を参照しながら説明したように、凹部163−1と凸部163−2、または、ピンなどによって)直接固定してしまうと、一方のレンズ付き光透過部材160が他方のレンズ付き光透過部材160に対して移動できなくなってしまう。
そこで、図18に示されるように、レンズ付き光透過部材160同士は嵌合されず、二つの光通信用コネクタ11は、二つのレンズ付き光透過部材160の間にスペースが生じるように位置決めされる必要がある。このとき、図示しないがコネクタ外側部品側に二つの光通信用コネクタ11の位置決め機構が設けられてよい。また、図17〜図19に示された例では、レンズ付き光透過部材160にのみ形状変化部材21が接続されている。しかし、フェルール170にも形状変化部材21が接続され、形状変化部材21を用いてレンズ付き光透過部材160およびフェルール170の双方の位置が制御されてもよい。
図20を参照すると、光通信用コネクタ12は、各形状変化部材21が、ファイバの軸方向に垂直な面(図20では、フェルール170におけるレンズ付き光透過部材160側の面)に接続されている。より具体的には、各形状変化部材21は、フェルール170とレンズ付き光透過部材160との間に挿入されている。なお、フェルール170とレンズ付き光透過部材160とは、各形状変化部材21に対して直接的に接続されていてもよいし、他の部材を介して間接的に接続されていてもよい。
図21を参照すると、フェルール170とレンズ付き光透過部材160との接続部周辺の領域A11の拡大図が示されている。この例では、フェルール170とレンズ付き光透過部材160とが、各形状変化部材21に対して直接的に接続されている。あるいは、図22に示されるように、フェルール170とレンズ付き光透過部材160とが、各形状変化部材21に対して弾性体51(図22では、バネ)を介して間接的に接続されていてもよい。弾性体51が設けられることによって、形状変化部材21の形状に制限がある場合などであっても、かかる制限によって課される構造的な条件が緩和され得る。
図23を参照すると、フェルール170とレンズ付き光透過部材160とが、各形状変化部材21に対して板バネ53を介して間接的に接続されていてもよい。板バネ53を上から(または下から)押すことによって、フェルール170とレンズ付き光透過部材160との間の距離を長くしたり短くしたりすることが可能となる。このとき、板バネ53は、形状変化部材21によって直接押されてもよいし、図23に示されるように台座52を介して間接的に押されてもよい。上記したように、台座52の材質は限定されないが、MEMSのような特定の機能を持つものを含んで構成されれば、板バネ53の長さがより高精度に調整され得る。
[1.6.光透過形状変化材の利用]
続いて、光透過形状変化材を利用する例について説明する。図24および図25は、光透過形状変化材を利用する例を示す図である。
続いて、光透過形状変化材を利用する例について説明する。図24および図25は、光透過形状変化材を利用する例を示す図である。
図24を参照すると、光通信用コネクタ13は、フェルール170とレンズ付き光透過部材160とを有しており、フェルール170とレンズ付き光透過部材160との間に光透過形状変化材31が挟まれている。光透過形状変化材31の材質は限定されないが、光透過形状変化材31は、ガラス膜によって構成されてもよいし、液体レンズによって構成されてもよい。そして、光透過形状変化材31に対して各形状変化部材21が接続されている。
光透過形状変化材31は、外部から加えられた圧力に応じて形状が変化する。したがって、図25に示されたように、制御部42が各形状変化部材21の形状を変化させると、各形状変化部材21から光透過形状変化材31に対して圧力が加えられるため、光透過形状変化材31の形状も変化する。図25に示されたように、光透過形状変化材31とフェルール170との間に光透過材30が挿入されており、光透過形状変化材31とレンズ付き光透過部材160との間が空間とされていることによって、光透過形状変化材31とレンズ付き光透過部材160との間に凸レンズが形成される。
すなわち、制御部42は、(各形状変化部材21および光透過形状変化材31の形状を変化させて)この凸レンズの形状を変化させる(制御する)ことによって光の経路(光路)を変化させる(制御する)ことができる。これによって、制御部42は、集光ポイントの位置を制御して(位置合わせを制御して)、ファイバ23のコア22への集光率を上げることが可能となる。図24を参照すると、ファイバ23のコア22への集光率が低くなっているが、図25を参照すると、光路が変化した結果、ファイバ23のコア22への集光率が上がっている。
上記では、受光側(受信側)のファイバのコアへの集光率を上げるために光透過形状変化材(凸レンズ形状)を制御する例について説明した。しかし、発光側(送信側)において光透過形状変化材(凸レンズ形状)を制御することによって所望のコリメート光を生成することも可能である。図26および図27は、光透過形状変化材を利用する例を示す図である。
図26を参照すると、(他の光通信用コネクタへの)非嵌合時の光通信用コネクタ13が示されている。光通信用コネクタ13の非嵌合時には、形状変化部材21および光透過形状変化材31の形状変化前であるため、凸レンズは形成されておらず、ファイバ23から出射された光は拡散されている。このとき、光通信用コネクタ13から出射される光のパワー量は、Eye Safety規格を満たす光パワー量まで減衰されるのが望ましい。
図27を参照すると、互いに嵌合された二つの光通信用コネクタ13が示されている。制御部42は、光通信用コネクタ13の嵌合時には、形状変化部材21および光透過形状変化材31の形状を変化させ、凸レンズを形成する。これによって、光の経路(光路)が変化されるため、ファイバ23から出射された光は凸レンズを通って(例えば、コリメート光L11として)送信される。これによって、通信可能な光のパワー量を担保することが可能となる。なお、ファイバ23から出射された光は、凸レンズによってコリメート光L11にされなくてもよく、所定の形状の光(例えば、非嵌合時よりも指向角が小さい光)に成形されればよい。
また、制御部42は、光通信用コネクタ13の嵌合状態(嵌合時であるか非嵌合時であるか)をどのように検出してもよい。例えば、コネクタ外側部材50に電極が設けられている場合には、制御部42は、その電極が導通したか否かによって嵌合時であるか非嵌合時であるかを検出することができる。
図28および図29は、光透過形状変化材を利用する例を示す図である。より詳細には、図24および図25に示した光透過形状変化材を利用する例の変形例に相当する。図28を参照すると、図24に示された例と同様に、光通信用コネクタ14は、フェルール170とレンズ付き光透過部材160とを有しており、フェルール170とレンズ付き光透過部材160との間に光透過形状変化材31が挟まれている。そして、光透過形状変化材31に対して各形状変化部材21が接続されている。図28に示された例では、図24に示された例と比較して、各形状変化部材21の位置が異なっている。
図29を参照すると、形状変化部材21および光透過形状変化材31の形状が変化している。図29に示された例では、図25に示された例と比較して、形状変化後の各形状変化部材21の形状が異なっている。また、図29に示された例では、図25に示された例と比較して、形状変化後の光透過形状変化材31の形状が異なっている。
[1.7.ミラーの利用]
続いて、ミラーを利用する例について説明する。図30は、ミラーを利用する例を示す図である。
続いて、ミラーを利用する例について説明する。図30は、ミラーを利用する例を示す図である。
図30を参照すると、光通信用コネクタ18は、フェルール173とレンズ付き光透過部材160とを有しており、フェルール173の内部にミラー174が設けられている。ファイバ23から出射された光は、ミラー174によって方向が変化されてレンズ162に入射される。一方、レンズ162から出射された光は、ミラー174によって方向が変化されてファイバ23に入射される。これによって、ファイバ23の位置を適宜に変更できるため、設計の自由度を高めることが可能となる。
以上、本開示の第1の実施形態について説明した。
<2.第2の実施形態>
以下、本開示の第2の実施形態について説明する。
以下、本開示の第2の実施形態について説明する。
[2.1.光通信用コネクタの構成例]
続いて、本開示の第2の実施形態に係る光通信用コネクタの構成例について説明する。本開示の第1の実施形態では、ファイバ23とレンズ162との位置合わせが制御される例を主に説明した。本開示の第2の実施形態では、ファイバ23の代わりに光素子が用いられる場合について主に説明する。他の構成については、本開示の第1の実施形態と本開示の第2の実施形態とで同様である。すなわち、ファイバ23とレンズ162との位置合わせと同様の手法によって、光素子とレンズ162との位置合わせも制御され得る。
続いて、本開示の第2の実施形態に係る光通信用コネクタの構成例について説明する。本開示の第1の実施形態では、ファイバ23とレンズ162との位置合わせが制御される例を主に説明した。本開示の第2の実施形態では、ファイバ23の代わりに光素子が用いられる場合について主に説明する。他の構成については、本開示の第1の実施形態と本開示の第2の実施形態とで同様である。すなわち、ファイバ23とレンズ162との位置合わせと同様の手法によって、光素子とレンズ162との位置合わせも制御され得る。
光素子の具体的な構成は限定されない。例えば、光素子は、VCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting Laser)またはPD(Photo−Diode)であってもよい。
図31〜図33は、本開示の第2の実施形態に係る光通信用コネクタの構成例を示す図である。図31を参照すると、本開示の第2の実施形態に係る光通信用コネクタ15においては、ファイバ23の代わりに光素子24が用いられている。本開示の第1の実施形態と同様に、本開示の第2の実施形態に係る制御部は、レンズ162を通って光素子24に到達した光の通信品質に基づいて各形状変化部材21の形状を変化させることによって、光素子24とレンズ162との位置合わせを制御する。
また、図32を参照すると、光通信用コネクタ16においては、フェルール173の内部にミラー174が設けられている。これによって、光素子24の位置を適宜に変更できるため、設計の自由度を高めることが可能となる。例えば、図32に示されたように、光素子24は基板25の上に設けられ得る。また、図33に示されたように、基板25に各形状変化部材21を接続することも可能である。
以上、本開示の第2の実施形態について説明した。
<3.第3の実施形態>
以下、本開示の第3の実施形態について説明する。
以下、本開示の第3の実施形態について説明する。
[3.1.光通信用コネクタの構成例]
続いて、本開示の第3の実施形態に係る光通信用コネクタの構成例について説明する。本開示の第1の実施形態では、ファイバ23とレンズ162との位置合わせが制御される例を主に説明した。本開示の第3の実施形態では、光通信用コネクタがPCタイプのコネクタ(例えば、MT(Mechanically Transferable)コネクタなど)にも適用される場合について主に説明する。他の構成については、本開示の第1の実施形態と本開示の第3の実施形態とで同様である。すなわち、ファイバ23とレンズ162との位置合わせと同様の手法によって、ファイバ23同士の位置合わせも制御され得る。
続いて、本開示の第3の実施形態に係る光通信用コネクタの構成例について説明する。本開示の第1の実施形態では、ファイバ23とレンズ162との位置合わせが制御される例を主に説明した。本開示の第3の実施形態では、光通信用コネクタがPCタイプのコネクタ(例えば、MT(Mechanically Transferable)コネクタなど)にも適用される場合について主に説明する。他の構成については、本開示の第1の実施形態と本開示の第3の実施形態とで同様である。すなわち、ファイバ23とレンズ162との位置合わせと同様の手法によって、ファイバ23同士の位置合わせも制御され得る。
図34は、本開示の第3の実施形態に係る光通信用コネクタの構成例を示す図である。図34を参照すると、本開示の第3の実施形態においては、一方の光通信用コネクタ19は、フェルール170(第1のフェルール)を有しており、フェルール170(第1のフェルール)には、ファイバ23(第1のファイバ)が固定されている。他方の光通信用コネクタ19は、フェルール170(第2のフェルール)を有しており、フェルール170(第2のフェルール)には、ファイバ23(第2のファイバ)が固定されている。
本開示の第1の実施形態と同様に、本開示の第3の実施形態に係る制御部は、一方のファイバ23(第2のファイバ)を通って他方のファイバ23(第1のファイバ)に入射した光の通信品質に基づいて、(当該他方のファイバ23側の)各形状変化部材21の形状を変化させることによって、フェルール170(第2のフェルール)とフェルール170(第2のフェルール)との位置合わせを制御する。
以上、本開示の第3の実施形態について説明した。
<4.変形例>
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記では、フェルール170とレンズ162とを有する光通信用コネクタについて主に説明した。そして、制御部42によって、フェルール170とレンズ162との位置合わせが制御される例について主に説明した。しかし、本開示の各実施形態に係る位置合わせの技術は、光通信用コネクタ以外にも適用され得る。本開示の各実施形態に係る位置合わせの技術は、光通信装置にも適用され得る。すなわち、制御部42は、レンズ162を通ってファイバ23に入射した光の通信品質に基づいて形状変化部材21の形状を変化させることによって位置合わせを制御する、光通信装置も提供され得る。
また、フェルール170は、光を透過する部材(例えば、樹脂またはガラスなど)を含んで構成されてよい。あるいは、Siliconを透過する波長の光が利用される場合には、フェルール170は、MEMSのようなSilicon材を含んで構成されてもよい。同様に、ガラス付き光透過部材160も、光を透過する部材を含んで構成されてよいし、Siliconを透過する波長の光が利用される場合には、MEMSのようなSilicon材を含んで構成されてもよい。
上記したように、本開示の実施形態に係る技術は、特にシングルモードに好適である。しかし、本開示の実施形態に係る技術は、シングルモードに限定されず、マルチモードにも適用され得る。また、ファイバの開口数(NA:Numerical Aperture)は、ファイバによって異なる場合があるが、本開示の実施形態に係る技術は、特定の開口数のファイバに限定されず、あらゆる開口数のファイバに適用され得る。
また、ファイバから出力される(又は光素子から出力される)光のパワー分布は、ガウシアン分布であることが一般に想定されるが、本開示の実施形態に係る技術は、ガウシアン分布に限定されず、パワー強度分布が不均一な光源にも適用され得る。
また、本開示の実施形態に係る技術を用いることによって、例えば、光通信用コネクタ同士が嵌合時または規定時間ごとにファイバを振動させることによって、ごみや埃をファイバの光軸から落とし、通信品質を上げることも可能となる。
以上、変形例について説明した。
<5.むすび>
以上説明したように、本開示の実施形態によれば、ファイバを固定するフェルールとレンズとの位置合わせを制御する制御部を備え、前記制御部は、前記レンズを通って前記ファイバに入射した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御する、光通信用コネクタが提供される。かかる構成によれば、ファイバを用いた通信品質の低下を抑制することが可能となる。
以上説明したように、本開示の実施形態によれば、ファイバを固定するフェルールとレンズとの位置合わせを制御する制御部を備え、前記制御部は、前記レンズを通って前記ファイバに入射した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御する、光通信用コネクタが提供される。かかる構成によれば、ファイバを用いた通信品質の低下を抑制することが可能となる。
例えば、上記したように、シングルモードが用いられる場合には、マルチモードが用いられる場合と比較して、コストが増加しやすくなってしまう。そこで、特にシングルモードが用いられる場合には、コストの増加を抑えつつ、ファイバの光軸を高精度に位置合わせする技術が提供されることが要求される。本開示の実施形態によれば、コストの増加を抑えつつ、ファイバの光軸を高精度に位置合わせを行うことが可能である。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏し得る。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
ファイバを固定するフェルールとレンズとの位置合わせを制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記レンズを通って前記ファイバに入射した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御する、
光通信用コネクタ。
(2)
前記形状変化部材は、ピエゾ素子を含み、
前記制御部は、前記ピエゾ素子に印加される電圧を変化させることによって前記形状変化部材の形状を変化させる、
前記(1)に記載の光通信用コネクタ。
(3)
前記制御部は、センサデータが所定の条件を満たすか否かを判定し、前記センサデータが前記所定の条件を満たした場合に、前記位置合わせを制御する、
前記(1)または(2)に記載の光通信用コネクタ。
(4)
前記制御部は、前記センサデータが所定の条件を満たすか否かを複数の方向それぞれについて判定し、前記所定の条件を満たした方向に対応する方向への前記位置合わせを制御する、
前記(3)に記載の光通信用コネクタ。
(5)
前記通信品質は、前記ファイバに入射した光のパワーの絶対値および前記光に生じたエラーの回数の少なくともいずれか一方を含む、
前記(1)〜(4)のいずれか一項に記載の光通信用コネクタ。
(6)
前記制御部は、前記フェルールと前記レンズとの複数の位置関係それぞれに対応する通信品質のうち最大通信品質を判定し、前記最大通信品質に対応する位置関係に従って前記位置合わせを制御する、
前記(1)〜(5)のいずれか一項に記載の光通信用コネクタ。
(7)
前記形状変化部材は、前記フェルールにおける前記ファイバの軸方向に平行な面に接続され、
前記制御部は、前記形状変化部材の形状を変化させることによって、前記ファイバの軸方向に垂直な方向への前記フェルールの位置合わせを制御する、
前記(1)〜(6)のいずれか一項に記載の光通信用コネクタ。
(8)
前記形状変化部材は、前記フェルールにおける前記ファイバの軸方向に垂直な面に接続され、
前記制御部は、前記形状変化部材の形状を変化させることによって、前記ファイバの軸方向への前記フェルールの位置合わせを制御する、
前記(1)〜(7)のいずれか一項に記載の光通信用コネクタ。
(9)
前記形状変化部材は、前記フェルールにおける前記ファイバの軸方向に平行な面に接続され、
前記制御部は、前記形状変化部材の形状を変化させることによって、前記ファイバの軸の回転方向または前記ファイバの軸と垂直な方向の回転方向への前記フェルールの位置合わせを制御する、
前記(1)〜(8)のいずれか一項に記載の光通信用コネクタ。
(10)
前記制御部は、複数のファイバを固定するフェルールと前記複数のファイバそれぞれに対応するレンズを有するレンズアレイとの前記位置合わせを制御し、
前記制御部は、前記レンズアレイを通って前記複数のファイバに入射した光の通信品質に基づいて前記形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御する、
前記(1)〜(9)のいずれか一項に記載の光通信用コネクタ。
(11)
前記形状変化部材は、前記フェルールにおける前記複数のファイバの軸方向に平行な面に接続され、
前記制御部は、前記形状変化部材の形状を変化させることによって、前記複数のファイバの中心軸の回転方向に対する前記フェルールの位置合わせを制御する、
前記(10)に記載の光通信用コネクタ。
(12)
前記フェルールおよび前記レンズの少なくともいずれか一方には弾性体が接続されている、
前記(1)〜(11)のいずれか一項に記載の光通信用コネクタ。
(13)
前記レンズと前記ファイバとの間に、前記形状変化部材に接続された光透過形状変化材が設けられており、
前記制御部は、前記形状変化部材の形状および前記光透過形状変化材の形状を変化させることによって光の経路を変化させて前記位置合わせを制御する、
前記(1)〜(12)のいずれか一項に記載の光通信用コネクタ。
(14)
前記レンズと前記ファイバとの間に、前記形状変化部材に接続された光透過形状変化材が設けられており、
前記制御部は、前記光通信用コネクタが他のコネクタと嵌合していない場合には、前記ファイバからの光を拡散させ、前記光通信用コネクタが他のコネクタと嵌合している場合には、前記形状変化部材の形状および前記光透過形状変化材の形状を変化させることによって光の経路を変化させて、前記ファイバからの光を成形する、
前記(1)〜(12)のいずれか一項に記載の光通信用コネクタ。
(15)
プロセッサが、ファイバを固定するフェルールとレンズとの位置合わせを制御することを含み、
前記プロセッサが、前記レンズを通って前記ファイバに入射した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御することを含む、
制御方法。
(16)
光素子とレンズとの位置合わせを制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記レンズを通って前記光素子に到達した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御する、
光通信用コネクタ。
(17)
プロセッサが、光素子とレンズとの位置合わせを制御することを含み、
前記プロセッサが、前記レンズを通って前記光素子に到達した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御することを含む、
制御方法。
(18)
第1のファイバを固定する第1のフェルールと第2のファイバを固定する第2のフェルールとの位置合わせを制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記第2のファイバを通って前記第1のファイバに入射した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御する、
光通信用コネクタ。
(19)
プロセッサが、第1のファイバを固定する第1のフェルールと第2のファイバを固定する第2のフェルールとの位置合わせを制御することを含み、
前記プロセッサが、前記第2のファイバを通って前記第1のファイバに入射した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御することを含む、
制御方法。
(20)
ファイバを固定するフェルールとレンズとの位置合わせを制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記レンズを通って前記ファイバに入射した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御する、
光通信装置。
(1)
ファイバを固定するフェルールとレンズとの位置合わせを制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記レンズを通って前記ファイバに入射した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御する、
光通信用コネクタ。
(2)
前記形状変化部材は、ピエゾ素子を含み、
前記制御部は、前記ピエゾ素子に印加される電圧を変化させることによって前記形状変化部材の形状を変化させる、
前記(1)に記載の光通信用コネクタ。
(3)
前記制御部は、センサデータが所定の条件を満たすか否かを判定し、前記センサデータが前記所定の条件を満たした場合に、前記位置合わせを制御する、
前記(1)または(2)に記載の光通信用コネクタ。
(4)
前記制御部は、前記センサデータが所定の条件を満たすか否かを複数の方向それぞれについて判定し、前記所定の条件を満たした方向に対応する方向への前記位置合わせを制御する、
前記(3)に記載の光通信用コネクタ。
(5)
前記通信品質は、前記ファイバに入射した光のパワーの絶対値および前記光に生じたエラーの回数の少なくともいずれか一方を含む、
前記(1)〜(4)のいずれか一項に記載の光通信用コネクタ。
(6)
前記制御部は、前記フェルールと前記レンズとの複数の位置関係それぞれに対応する通信品質のうち最大通信品質を判定し、前記最大通信品質に対応する位置関係に従って前記位置合わせを制御する、
前記(1)〜(5)のいずれか一項に記載の光通信用コネクタ。
(7)
前記形状変化部材は、前記フェルールにおける前記ファイバの軸方向に平行な面に接続され、
前記制御部は、前記形状変化部材の形状を変化させることによって、前記ファイバの軸方向に垂直な方向への前記フェルールの位置合わせを制御する、
前記(1)〜(6)のいずれか一項に記載の光通信用コネクタ。
(8)
前記形状変化部材は、前記フェルールにおける前記ファイバの軸方向に垂直な面に接続され、
前記制御部は、前記形状変化部材の形状を変化させることによって、前記ファイバの軸方向への前記フェルールの位置合わせを制御する、
前記(1)〜(7)のいずれか一項に記載の光通信用コネクタ。
(9)
前記形状変化部材は、前記フェルールにおける前記ファイバの軸方向に平行な面に接続され、
前記制御部は、前記形状変化部材の形状を変化させることによって、前記ファイバの軸の回転方向または前記ファイバの軸と垂直な方向の回転方向への前記フェルールの位置合わせを制御する、
前記(1)〜(8)のいずれか一項に記載の光通信用コネクタ。
(10)
前記制御部は、複数のファイバを固定するフェルールと前記複数のファイバそれぞれに対応するレンズを有するレンズアレイとの前記位置合わせを制御し、
前記制御部は、前記レンズアレイを通って前記複数のファイバに入射した光の通信品質に基づいて前記形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御する、
前記(1)〜(9)のいずれか一項に記載の光通信用コネクタ。
(11)
前記形状変化部材は、前記フェルールにおける前記複数のファイバの軸方向に平行な面に接続され、
前記制御部は、前記形状変化部材の形状を変化させることによって、前記複数のファイバの中心軸の回転方向に対する前記フェルールの位置合わせを制御する、
前記(10)に記載の光通信用コネクタ。
(12)
前記フェルールおよび前記レンズの少なくともいずれか一方には弾性体が接続されている、
前記(1)〜(11)のいずれか一項に記載の光通信用コネクタ。
(13)
前記レンズと前記ファイバとの間に、前記形状変化部材に接続された光透過形状変化材が設けられており、
前記制御部は、前記形状変化部材の形状および前記光透過形状変化材の形状を変化させることによって光の経路を変化させて前記位置合わせを制御する、
前記(1)〜(12)のいずれか一項に記載の光通信用コネクタ。
(14)
前記レンズと前記ファイバとの間に、前記形状変化部材に接続された光透過形状変化材が設けられており、
前記制御部は、前記光通信用コネクタが他のコネクタと嵌合していない場合には、前記ファイバからの光を拡散させ、前記光通信用コネクタが他のコネクタと嵌合している場合には、前記形状変化部材の形状および前記光透過形状変化材の形状を変化させることによって光の経路を変化させて、前記ファイバからの光を成形する、
前記(1)〜(12)のいずれか一項に記載の光通信用コネクタ。
(15)
プロセッサが、ファイバを固定するフェルールとレンズとの位置合わせを制御することを含み、
前記プロセッサが、前記レンズを通って前記ファイバに入射した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御することを含む、
制御方法。
(16)
光素子とレンズとの位置合わせを制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記レンズを通って前記光素子に到達した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御する、
光通信用コネクタ。
(17)
プロセッサが、光素子とレンズとの位置合わせを制御することを含み、
前記プロセッサが、前記レンズを通って前記光素子に到達した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御することを含む、
制御方法。
(18)
第1のファイバを固定する第1のフェルールと第2のファイバを固定する第2のフェルールとの位置合わせを制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記第2のファイバを通って前記第1のファイバに入射した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御する、
光通信用コネクタ。
(19)
プロセッサが、第1のファイバを固定する第1のフェルールと第2のファイバを固定する第2のフェルールとの位置合わせを制御することを含み、
前記プロセッサが、前記第2のファイバを通って前記第1のファイバに入射した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御することを含む、
制御方法。
(20)
ファイバを固定するフェルールとレンズとの位置合わせを制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記レンズを通って前記ファイバに入射した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御する、
光通信装置。
1〜8、10〜16、18、19 光通信用コネクタ
21 形状変化部材
22 コア
23 ファイバ
24 光素子
25 基板
30 光透過材
31 光透過形状変化材
41 パワーモニタ
42 制御部
50 コネクタ外側部材
51 弾性体
52 台座
53 板バネ
110 光透過部材
160 光透過部材
162 レンズ
163−1 凹部
163−2 凸部
170 フェルール
171 穴
172 ファイバ固定剤
173 フェルール
174 ミラー
21 形状変化部材
22 コア
23 ファイバ
24 光素子
25 基板
30 光透過材
31 光透過形状変化材
41 パワーモニタ
42 制御部
50 コネクタ外側部材
51 弾性体
52 台座
53 板バネ
110 光透過部材
160 光透過部材
162 レンズ
163−1 凹部
163−2 凸部
170 フェルール
171 穴
172 ファイバ固定剤
173 フェルール
174 ミラー
Claims (20)
- ファイバを固定するフェルールとレンズとの位置合わせを制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記レンズを通って前記ファイバに入射した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御する、
光通信用コネクタ。 - 前記形状変化部材は、ピエゾ素子を含み、
前記制御部は、前記ピエゾ素子に印加される電圧を変化させることによって前記形状変化部材の形状を変化させる、
請求項1に記載の光通信用コネクタ。 - 前記制御部は、センサデータが所定の条件を満たすか否かを判定し、前記センサデータが前記所定の条件を満たした場合に、前記位置合わせを制御する、
請求項1に記載の光通信用コネクタ。 - 前記制御部は、前記センサデータが所定の条件を満たすか否かを複数の方向それぞれについて判定し、前記所定の条件を満たした方向に対応する方向への前記位置合わせを制御する、
請求項3に記載の光通信用コネクタ。 - 前記通信品質は、前記ファイバに入射した光のパワーの絶対値および前記光に生じたエラーの回数の少なくともいずれか一方を含む、
請求項1に記載の光通信用コネクタ。 - 前記制御部は、前記フェルールと前記レンズとの複数の位置関係それぞれに対応する通信品質のうち最大通信品質を判定し、前記最大通信品質に対応する位置関係に従って前記位置合わせを制御する、
請求項1に記載の光通信用コネクタ。 - 前記形状変化部材は、前記フェルールにおける前記ファイバの軸方向に平行な面に接続され、
前記制御部は、前記形状変化部材の形状を変化させることによって、前記ファイバの軸方向に垂直な方向への前記フェルールの位置合わせを制御する、
請求項1に記載の光通信用コネクタ。 - 前記形状変化部材は、前記フェルールにおける前記ファイバの軸方向に垂直な面に接続され、
前記制御部は、前記形状変化部材の形状を変化させることによって、前記ファイバの軸方向への前記フェルールの位置合わせを制御する、
請求項1に記載の光通信用コネクタ。 - 前記形状変化部材は、前記フェルールにおける前記ファイバの軸方向に平行な面に接続され、
前記制御部は、前記形状変化部材の形状を変化させることによって、前記ファイバの軸の回転方向または前記ファイバの軸と垂直な方向の回転方向への前記フェルールの位置合わせを制御する、
請求項1に記載の光通信用コネクタ。 - 前記制御部は、複数のファイバを固定するフェルールと前記複数のファイバそれぞれに対応するレンズを有するレンズアレイとの前記位置合わせを制御し、
前記制御部は、前記レンズアレイを通って前記複数のファイバに入射した光の通信品質に基づいて前記形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御する、
請求項1に記載の光通信用コネクタ。 - 前記形状変化部材は、前記フェルールにおける前記複数のファイバの軸方向に平行な面に接続され、
前記制御部は、前記形状変化部材の形状を変化させることによって、前記複数のファイバの中心軸の回転方向に対する前記フェルールの位置合わせを制御する、
請求項10に記載の光通信用コネクタ。 - 前記フェルールおよび前記レンズの少なくともいずれか一方には弾性体が接続されている、
請求項1に記載の光通信用コネクタ。 - 前記レンズと前記ファイバとの間に、前記形状変化部材に接続された光透過形状変化材が設けられており、
前記制御部は、前記形状変化部材の形状および前記光透過形状変化材の形状を変化させることによって光の経路を変化させて前記位置合わせを制御する、
請求項1に記載の光通信用コネクタ。 - 前記レンズと前記ファイバとの間に、前記形状変化部材に接続された光透過形状変化材が設けられており、
前記制御部は、前記光通信用コネクタが他のコネクタと嵌合していない場合には、前記ファイバからの光を拡散させ、前記光通信用コネクタが他のコネクタと嵌合している場合には、前記形状変化部材の形状および前記光透過形状変化材の形状を変化させることによって光の経路を変化させて、前記ファイバからの光を成形する、
請求項1に記載の光通信用コネクタ。 - プロセッサが、ファイバを固定するフェルールとレンズとの位置合わせを制御することを含み、
前記プロセッサが、前記レンズを通って前記ファイバに入射した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御することを含む、
制御方法。 - 光素子とレンズとの位置合わせを制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記レンズを通って前記光素子に到達した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御する、
光通信用コネクタ。 - プロセッサが、光素子とレンズとの位置合わせを制御することを含み、
前記プロセッサが、前記レンズを通って前記光素子に到達した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御することを含む、
制御方法。 - 第1のファイバを固定する第1のフェルールと第2のファイバを固定する第2のフェルールとの位置合わせを制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記第2のファイバを通って前記第1のファイバに入射した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御する、
光通信用コネクタ。 - プロセッサが、第1のファイバを固定する第1のフェルールと第2のファイバを固定する第2のフェルールとの位置合わせを制御することを含み、
前記プロセッサが、前記第2のファイバを通って前記第1のファイバに入射した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御することを含む、
制御方法。 - ファイバを固定するフェルールとレンズとの位置合わせを制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記レンズを通って前記ファイバに入射した光の通信品質に基づいて形状変化部材の形状を変化させることによって前記位置合わせを制御する、
光通信装置。
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